JPH11105309A - 記録ヘッドおよびそれを用いたインク記録装置 - Google Patents

記録ヘッドおよびそれを用いたインク記録装置

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JPH11105309A
JPH11105309A JP26955997A JP26955997A JPH11105309A JP H11105309 A JPH11105309 A JP H11105309A JP 26955997 A JP26955997 A JP 26955997A JP 26955997 A JP26955997 A JP 26955997A JP H11105309 A JPH11105309 A JP H11105309A
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JP
Japan
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recording
ink
nozzle holes
recording head
carriage
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JP26955997A
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English (en)
Inventor
Yuzo Kawano
裕三 川野
Kohei Suyama
宏平 須山
Tadashi Shimotoso
忠 下唐湊
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互に異なる色のインクを吐出する複数の記
録ヘッド間の調整を容易に行うことができるようにす
る。 【解決手段】 キャリッジ3に搭載され、このキャリッ
ジ3の走査により相互に異なる色のインクをノズル孔C
1〜C64、K1〜K64、M1〜M64、Y1〜Y6
4から吐出して記録媒体に画像を形成するカラーヘッド
ブロック22内の複数の記録ヘッド1a〜1dにおい
て、それぞれの記録ヘッド1a〜1dの相互に対応した
ノズル孔C1〜C64、K1〜K64、M1〜M64、
Y1〜Y64を略一直線上に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置、複写機、ファクシミリ等の記録ヘッドおよびそ
れを用いたインク記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクを用いて用紙などの記
録媒体に画像を形成する画像形成装置は、ファクシミリ
やコンピュータ等の出力機器として用いられている。こ
の画像形成装置は、特に最近では、高速化に対する要求
が高まりつつある。
【0003】インク記録装置には、記録ヘッドと、この
記録ヘッドへインクを供給するインクタンクとが搭載さ
れたキャリッジが備えられており、キャリッジの走査に
より記録ヘッドからインクが吐出されて用紙上に絵や文
字が形成される。
【0004】図7に示すように、キャリッジ3には、用
紙送り方向に向かって64個のノズル孔K1〜K64を
有するブラック記録ヘッド1a、64個のノズル孔C1
〜C64を有するシアン記録ヘッド1b、64個のノズ
ル孔M1〜M64を有するマゼンタ記録ヘッド1c、6
4個のノズル孔Y1〜Y64を有するイエロー記録ヘッ
ド1dを備えたカラーヘッドブロック22を備えてい
る。各記録ヘッド1a、1b、1c、1d間はそれぞれ
3ドット間隔を保ち、相互の色の滲みを防止している。
また、カラーヘッドブロック22に隣接して、192個
のノズル孔K65〜K256を有するブラック専用記録
ヘッド1eを備えたブラックヘッドブロック23が配置
されている。
【0005】そして、調整レバー24aによりキャリッ
ジガイドシャフト4とカラーヘッドブロック22との平
行度を調整した後、キャリッジ3の側壁面に固定する。
【0006】ここで、各色記録ヘッド1a、1b、1
c、1d、1e間の位置調整方法について説明する。
【0007】まず、カラーヘッドブロック上の色記録ヘ
ッド1a、1b、1c、1dを同時に用紙11に印字
し、各色記録ヘッド基準ノズル孔の間隔を測定し、ずれ
量を前述のようにして調整レバー24aによって補正す
る。
【0008】また、ブラックヘッドブロック23上の記
録ヘッド1eのキャリッジガイドシャフト4との垂直度
調整は、記録ヘッド1eにより用紙11に印字後測定
し、ずれ量を調整レバー24cにより補正する。
【0009】さらに、ブラックヘッドブロック23上の
記録ヘッド1eとカラーヘッドブロック22上の記録ヘ
ッド1aを同時に用紙11に印字し、記録ヘッド基準ノ
ズル孔の間隔を測定し、ずれ量を調整レバー24bによ
ってブラックヘッドブロック23をカラーヘッドブロッ
ク22と平行移動して補正が完了する。
【0010】なお、図8において、カラーヘッドブロッ
ク30には、記録ヘッド1a、1b、1c、1dに加え
て、64個のノズル孔SC1〜SC64を有する小径シ
アン記録ヘッド1fと、64個のノズル孔SM1〜SM
64を有する小径マゼンタ記録ヘッド1gとが備えられ
ている。図8においても、各色の記録ヘッド調整は前述
したカラーヘッドブロック22の調整と同様の手順で行
われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のカラ
ーヘッドブロックにおける記録ヘッドの配置では、各色
の記録ヘッド毎に基準ノズル間距離を測定していかなけ
ればならないので、傾きの調整に多大な時間を要する。
【0012】また、同色でノズル径が違う印字ヘッドは
それぞれ違う記録ヘッドとして存在して相互に離れて配
置されているため、ヘッドの傾きが発生した場合にはず
れ量が大きくなるという問題がある。
【0013】そこで、本発明は、相互に異なる色のイン
クを吐出する複数の記録ヘッド間の調整を容易に行うこ
とのできる技術を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の記録ヘッドは、キャリッジに搭載され、こ
のキャリッジの走査により相互に異なる色のインクをノ
ズル孔から吐出して記録媒体に画像を形成するカラーヘ
ッドブロック内の複数の記録ヘッドであり、それぞれの
記録ヘッドの相互に対応したノズル孔が略一直線上に配
置されているものである。
【0015】これにより、二色間の記録ヘッドの傾き補
正を行うことで、全色の記録ヘッドの傾き補正を行うこ
とが可能になり、複数の記録ヘッド間の調整を容易に行
うことができる。
【0016】また、本発明の記録ヘッドは、キャリッジ
に搭載され、このキャリッジの走査により相互に異なる
色のインクをノズル孔から吐出して記録媒体に画像を形
成するカラーヘッドブロック内の複数の記録ヘッドであ
り、それぞれの記録ヘッドの相互に対応したノズル孔が
略一直線上に配置されるとともに、同色のインクを吐出
する径の異なるノズル孔が同一の記録ヘッドに設けられ
ているものである。
【0017】これにより、同色のインクを吐出する径の
異なるノズル孔のずれ量を減少させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、キャリッジに搭載され、このキャリッジの走査によ
り相互に異なる色のインクをノズル孔から吐出して記録
媒体に画像を形成するカラーヘッドブロック内の複数の
記録ヘッドであって、それぞれの記録ヘッドの相互に対
応したノズル孔が略一直線上に配置されたものであり、
二色間の記録ヘッドの傾き補正を行うことで、全色の記
録ヘッドの傾き補正を行うことが可能になり、複数の記
録ヘッド間の調整を容易に行うことができるという作用
を有する。
【0019】本発明の請求項2に記載の発明は、キャリ
ッジに搭載され、このキャリッジの走査により相互に異
なる色のインクをノズル孔から吐出して記録媒体に画像
を形成するカラーヘッドブロック内の複数の記録ヘッド
であって、それぞれの記録ヘッドの相互に対応したノズ
ル孔が略一直線上に配置されるとともに、同色のインク
を吐出する径の異なるノズル孔が同一の記録ヘッドに設
けられたものであり、同色のインクを吐出する径の異な
るノズル孔のずれ量を減少させることができるという作
用を有する。
【0020】本発明の請求項3に記載の発明は、キャリ
ッジに搭載され、このキャリッジの走査により相互に異
なる色のインクをノズル孔から吐出して記録媒体に画像
を形成するカラーヘッドブロック内の複数の記録ヘッド
であって、それぞれの記録ヘッドの相互に対応したノズ
ル孔は、淡色のインクを吐出するノズル孔を除き、略一
直線上に配置されたものであり、キャリッジの大きさを
コンパクトにすることができるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1、2または3記載の記録ヘッドが用いられているイン
ク記録装置であり、記録ヘッド間の調整をコストアップ
を伴うことなく容易に行うことができるという作用を有
する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0023】図1は本発明の一実施の形態によるインク
記録装置を示す概略斜視図、図2は図1のインク記録装
置におけるインク保持容器を示す分解斜視図、図3は図
1のインク記録装置のキャリッジに取り付けられたヘッ
ドブロックを示す平面図、図4は図1のインク記録装置
のキャリッジに取り付けられた径の異なるノズルが配置
されたヘッドブロックを示す平面図、図5は図1のイン
ク記録装置のキャリッジに取り付けられた変形例として
のヘッドブロックを示す平面図、図6は図4、図5およ
び図6のヘッドブロックに用いられた調整レバーを示す
斜視図である。
【0024】図1に示すように、記録ヘッド1と、この
記録ヘッド1へインクを供給するインクタンク2とが搭
載されたキャリッジ3は、記録媒体である用紙11の印
字面に対し平行に配置されたキャリッジガイドシャフト
4及びキャリッジガイド5により支持されており、側板
6に回転自在に支持されたプーリ7とドライブプーリ8
とに掛け渡されたタイミングベルト9に係合されてい
る。タイミングベルト9はドライブプーリ8を介して駆
動モータ10により駆動され、駆動モータ10の正逆回
転に連動して回転駆動制御される。これにより、キャリ
ッジ3はタイミングベルト9により左右方向(矢印A)
に往復移動される。
【0025】用紙11はピックアップローラ12により
キャリッジ3の移動方向と直交する方向(矢印B方向)
へ給紙され、フィードローラ13により矢印B方向に押
圧されて固定される。
【0026】駆動モータ10の近傍にはフォトカプラ1
4が設置されている。このフォトカプラ14はキャリッ
ジ3のホームポジション検出手段であり、フォトカプラ
14近辺の任意の位置でキャリッジ3が検知されて駆動
モータ10の回転方向の切り替え等が行われる。そし
て、画像記録信号は記録ヘッド1を搭載するキャリッジ
3の移動に対してタイミングを計って記録ヘッド1へ送
られ、用紙11上の所定の位置でインク滴を吐出させて
用紙11上に記録が行われる。また、次ラインの記録時
は、用紙11がフィードローラ13により所定量矢印B
方向へ送られた後に適宜行われる。
【0027】キャリッジ3に搭載された記録ヘッド1の
一方の移動端にはキャップ部材15が配置されている。
このキャップ部材15は、キャップ内に形成された開口
を介して記録ヘッド1の吸引回復を行い、記録ヘッド1
のインク吐出部の乾燥したインクによる目詰まりを防止
し、インクタンク2内のインクをインク吐出部まで供給
する。キャップ部材15の近傍にはクリーニングブレー
ド16が配置されている。このクリーニングブレード1
6は記録ヘッド1に対して離接可能に移動するようにな
っており、記録ヘッド1がキャップ部材15で吸引され
た際や印字後の記録ヘッド1の表面に余分なインクが付
着した際に、この余分なインクが取り除かれる。
【0028】この吸引回復、クリーニング動作等を所定
の位置で実施するためにキャップ部材15およびクリー
ニングブレード16に駆動力を伝達するカム(図示せ
ず)が設けられており、駆動モータ10とは別に本体支
持板に支持されたクリーニング用モータ(図示せず)の
回転動作に連動して回転動作される。また吸引回復、ブ
レード動作等のタイミングは、キャリッジ3がホームポ
ジション側領域に来たときにフォトカプラ14によりホ
ームポジション検出信号を検知し、所望の処理によって
所定のタイミングでモータの回転動作を制御して行われ
るよう構成されている。
【0029】次に記録ヘッド1及びインクタンク2等か
ら構成されるインク保持構成の一例とその作用につい
て、図2を参照しながら説明する。
【0030】インク保持容器17は、用紙11上に印字
を行う記録ヘッド1と、インクが含浸されたインク吸収
体18と、インク吸収体18から記録ヘッド1に向かう
インクを濾過するフィルタ19と、インク吸収体18が
収容されたインク保持容器17内に大気を導入するため
に開口された大気連通口20と、インク保持容器17と
記録ヘッド1との間に形成されたインク供給口21とか
ら構成される。
【0031】インク吸収体18はインクを毛細管力によ
り吸収保持するものであり、ポリエーテルポリオールと
トルエンジイソシアネート、シリコン、第3級アミン等
を混合発泡させ、発泡後に爆発法により除膜処理を施し
た、連通状のエーテル系の発泡ウレタンである。このイ
ンク吸収体18は、任意の体積分だけ圧縮加工されてイ
ンク保持容器17内にほぼ隙間のない状態で挿入保持さ
れている。また、記録ヘッド1は、印字信号に対応して
インクを選択的に用紙11へ吐出し、用紙11上にドッ
トのマトリクスで構成した絵や文字を形成する。
【0032】ここで、インクの吐出方法としては、イン
クの流路中に配設されたヒータの加熱によりインク中に
所望のサイズの気泡を形成し、その圧力によりインク液
滴を用紙へ吐出する方法や、ピエゾ素子等を用いてピエ
ゾ素子の変動による体積変化でインクを吐出させる方法
がよく知られている。
【0033】フィルタ19は、インク保持容器17と記
録ヘッド1との連結部であるインク供給口21の直上部
に配置されており、インク供給口21に超音波溶着等で
取り付けられている。インク吸収体18は、このフィル
タ19付近で局部圧縮されて毛細間力が他の部分より強
い状態が作られ、保持されているインクがフィルタ19
近傍に集められるように構成されている。フィルタ19
は、インク吸収体18に保持されたインクを記録ヘッド
1へ供給する際、インク中のゴミや、インク吸収体18
内のインク充填時に残留した気泡、及びインク保持容器
17とインク吸収体18との隙間から侵入した塵埃など
を濾過して、これらによって引き起こされる記録ヘッド
1の目詰まりを防止している。
【0034】大気連通口20は、インク保持容器17内
と大気を連通させるためにインク保持容器17の上部に
設けられいる。記録ヘッド1から用紙11へインクが吐
出され続けるとインク保持容器17内の圧力はインク容
積の減少分だけ低下するが、大気連通口20が形成され
ていることにより適宜インク保持容器17内へ大気が導
入されるので、インク保持容器17内の急激な圧力変化
が防止される。
【0035】次に各色の記録ヘッドから構成される本実
施の形態におけるヘッドブロックの構成とこれら記録ヘ
ッド間の位置調整について図3、図4、図5および図6
を用いて説明する。
【0036】図3に示すように、キャリッジ3には、用
紙送り方向に向かって64個のノズル孔K1〜K64を
有するブラック記録ヘッド1a、同じく64個のノズル
孔C1〜C64を有するシアン記録ヘッド1b、同じく
64個のノズル孔M1〜M64を有するマゼンタ記録ヘ
ッド1c、同じく64個のノズル孔Y1〜Y64を有す
るイエロー記録ヘッド1dを備えたカラーヘッドブロッ
ク22を備えている。そして各記録ヘッド1a、1b、
1c、1d間はそれぞれ3ドット間隔を保ち、相互の色
の滲みを防止している。
【0037】そして、各記録ヘッド1a、1b、1c、
1dの相互に対応したノズル孔K1〜K64、C1〜C
64、M1〜M64、Y1〜Y64は略一直線上に配置
されている。つまり、ブラック記録ヘッド1aのノズル
孔K1、シアン記録ヘッド1bのノズル孔C1、マゼン
タ記録ヘッド1cのノズル孔M1、イエロー記録ヘッド
1dのノズル孔Y1が略一直線上に配置されており、順
次、ノズル孔K64、ノズル孔C64、ノズル孔M6
4、ノズル孔Y64までが略一直線上に配置されてい
る。
【0038】また、カラーヘッドブロック22に隣接し
て、192個のノズル孔K65〜K256を有するブラ
ック専用記録ヘッド1eを備えたブラックヘッドブロッ
ク23が配置されている。
【0039】ここで、カラーヘッドブロック22および
ブラックヘッドブロック23の位置調整を行う調整レバ
ー24a、24b、24cは、図6に示すように、レバ
ー本体24fと、このレバー本体24fの一方端に形成
されて回転支点をなす支点突起24dと、支点突起24
dとレバー本体24fとの間に形成された偏芯カム24
eと、レバー本体24fの他方端に形成されて固定作用
をなす固定突起24gとから構成されている。
【0040】このような記録ヘッド1a、1b、1c、
1d、1eにおける位置調整は、次のようにして行われ
る。
【0041】まず、カラーヘッドブロック22上のブラ
ック記録ヘッド1aのノズル孔K1により1cm印字を
実施する。次に、フィードローラ13により用紙11を
B方向へ搬送する。そして、マゼンタ記録ヘッド1cの
ノズル孔M1により用紙11に印字してノズルK1との
印字色の間隔を測定し、ブラック記録ヘッド1aのノズ
ル孔K1とマゼンタ記録ヘッド1cのノズル孔M1との
ずれ量を調整レバー24aによって補正する。この時、
カラーヘッドブロック22はキャリッジ支点26を中心
に偏芯カム24eとカラーヘッドブロック作用点25と
の接点により回転されて調整が完了する。
【0042】また、ブラックヘッドブロック23上の記
録ヘッド1eのキャリッジガイドシャフト4との垂直度
調整は、記録ヘッド1eにより用紙11に印字後測定
し、ずれ量を調整レバー24cにより補正する。この
時、ブラックヘッドブロック23のキャリッジ支点27
を中心に偏芯カム24eとブラックヘッドブロック作用
点29との接点により回転されて調整が完了する。
【0043】さらに、ブラックヘッドブロック23上の
記録ヘッド1eとカラーヘッドブロック22上の記録ヘ
ッド1aを同時に用紙11に印字し、記録ヘッド基準ノ
ズル孔の間隔を測定し、ずれ量を調整レバー24bによ
ってブラックヘッドブロック23をカラーヘッドブロッ
ク22と平行移動して補正が完了する。
【0044】ここで、図4に示すカラーヘッドブロック
30には、記録ヘッド1b、1cに代えて、64個の小
径のノズル孔SC1〜SC64及び64個の大径のノズ
ル孔C1〜C64を有するシアン記録ヘッド1hと、6
4個の小径のノズル孔SM1〜SM64及び64個の大
径のノズル孔M1〜M64を有するマゼンタ記録ヘッド
1iが設けられている。なお、図4においても、各色の
記録ヘッド調整は前述したカラーヘッドブロック22の
調整と同様の手順で行われる。
【0045】この場合、小径のノズル孔SC1〜SC6
4、SM1〜SM64と大径のノズル孔C1〜C64、
M1〜M64とがそれぞれ同一の記録ヘッド1h、1i
上に配置されているので、小径のノズル孔SC1〜SC
64と大径のノズル孔C1〜C64、小径のノズル孔S
M1〜SM64と大径のノズル孔M1〜M64との間隔
が短縮され、カラーヘッドブロック30の傾きによる小
径のノズル孔SC1〜SC64と大径のノズル孔C1〜
C64とのずれ量、および小径のノズル孔SM1〜SM
64と大径のノズル孔M1〜M64とのずれ量が減少す
る。
【0046】また、図5においては、図3に示す場合と
異なり、64個のノズル孔Y1〜Y64を有する黄色の
記録ヘッド1dが略一直線上のノズル列から外された位
置に配置されている。これは、黄色という淡色は色重ね
上目立ちにくい為、略一直線上ノズル配置より外したも
のである。そして、これによって、カラーヘッドブロッ
ク30の幅を小さくし、キャリッジ3の大きさを低減す
ることができる。
【0047】このように、本実施の形態のインク記録装
置によれば、各記録ヘッド1a、1b、1c、1dの相
互に対応したノズル孔K1〜K64、C1〜C64、M
1〜M64、Y1〜Y64が略一直線上に配置されてい
るので、二色間の記録ヘッド1a、1b、1c、1dの
傾き補正を行うことで、カラーヘッドブロック22にお
ける全色の記録ヘッド1a、1b、1c、1dの傾き補
正を行うことが可能になる。
【0048】また、異なるノズル孔径を有するカラーヘ
ッドブロック30においては、小径のノズル孔SC1〜
SC64、SM1〜SM64と大径のノズル孔C1〜C
64、M1〜M64とをそれぞれ同一色の記録ヘッド1
h、1iに配置しているので、カラーヘッドブロック3
0の傾きによる小径のノズル孔SC1〜SC64、SM
1〜SM64と大径のノズル孔C1〜C64、M1〜M
64とのずれ量を減少させることができる。
【0049】さらに、黄色という淡色のインクを吐出す
る記録ヘッド1dを略一直線上のノズル列から外した位
置に配置することにより、カラーヘッドブロック30の
幅が小さくなり、キャリッジ3の大きさをコンパクトに
することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、それぞれの記録ヘッドの
相互に対応したノズル孔が略一直線上に配置された記録
ヘッドによれば、二色間の記録ヘッドの傾き補正を行う
ことで全色の記録ヘッドの傾き補正を行うことが可能に
なるので、複数の記録ヘッド間の調整を容易に行うこと
ができるという有効な効果が得られる。
【0051】また、それぞれの記録ヘッドの相互に対応
したノズル孔が略一直線上に配置されるとともに、同色
のインクを吐出する径の異なるノズル孔が同一の記録ヘ
ッドに設けられた記録ヘッドによれば、同色のインクを
吐出する径の異なるノズル孔のずれ量を減少させること
ができるという有効な効果が得られる。
【0052】さらに、それぞれの記録ヘッドの相互に対
応したノズル孔が、淡色のインクを吐出するノズル孔を
除き、略一直線上に配置された記録ヘッドによれば、キ
ャリッジの大きさをコンパクトにすることができるとい
う有効な効果が得られる。
【0053】そして、このような記録ヘッドが用いられ
たインク記録装置によれば、記録ヘッド間の調整をコス
トアップを伴うことなく容易に行うことができるという
有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるインク記録装置を
示す概略斜視図
【図2】図1のインク記録装置におけるインク保持容器
を示す分解斜視図
【図3】図1のインク記録装置のキャリッジに取り付け
られたヘッドブロックを示す平面図
【図4】図1のインク記録装置のキャリッジに取り付け
られた径の異なるノズルが配置されたヘッドブロックを
示す平面図
【図5】図1のインク記録装置のキャリッジに取り付け
られた変形例としてのヘッドブロックを示す平面図
【図6】図4、図5および図6のヘッドブロックに用い
られた調整レバーを示す斜視図
【図7】従来のヘッドブロックを示す平面図
【図8】径の異なるノズルが配置された従来のヘッドブ
ロックを示す平面図
【符号の説明】
1a〜1i 記録ヘッド 3 キャリッジ 11 用紙(記録媒体) C1〜C64 ノズル孔 K1〜K64 ノズル孔 M1〜M64 ノズル孔 SC1〜SC64 ノズル孔 SM1〜SM64 ノズル孔 Y1〜Y64 ノズル孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリッジに搭載され、前記キャリッジの
    走査により相互に異なる色のインクをノズル孔から吐出
    して記録媒体に画像を形成するカラーヘッドブロック内
    の複数の記録ヘッドであって、 それぞれの前記記録ヘッドの相互に対応した前記ノズル
    孔が略一直線上に配置されていることを特徴とする記録
    ヘッド。
  2. 【請求項2】キャリッジに搭載され、前記キャリッジの
    走査により相互に異なる色のインクをノズル孔から吐出
    して記録媒体に画像を形成するカラーヘッドブロック内
    の複数の記録ヘッドであって、 それぞれの前記記録ヘッドの相互に対応した前記ノズル
    孔が略一直線上に配置されるとともに、同色のインクを
    吐出する径の異なる前記ノズル孔が同一の記録ヘッドに
    設けられていることを特徴とする記録ヘッド。
  3. 【請求項3】キャリッジに搭載され、前記キャリッジの
    走査により相互に異なる色のインクをノズル孔から吐出
    して記録媒体に画像を形成するカラーヘッドブロック内
    の複数の記録ヘッドであって、 それぞれの前記記録ヘッドの相互に対応した前記ノズル
    孔は、淡色のインクを吐出する前記ノズル孔を除き、略
    一直線上に配置されていることを特徴とする記録ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の記録ヘッドが
    用いられていることを特徴とするインク記録装置。
JP26955997A 1997-10-02 1997-10-02 記録ヘッドおよびそれを用いたインク記録装置 Withdrawn JPH11105309A (ja)

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JP (1) JPH11105309A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005297554A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置及び記録ヘッド位置調整方法
JP2011201322A (ja) * 2004-03-19 2011-10-13 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置及び記録ヘッド位置調整方法

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