JP2007223210A - 画像形成装置及び画像形成装置の組み付け方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の組み付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キャリッジを案内保持するガイドロッドの用紙搬送面に対する高さ位置を容易に高精度に位置決めすることが難しい。
【解決手段】メイン側板21A、21Bには、ガイドロッド31、32を上方からはめ込むことが可能な切り欠き部121a、121bをそれぞれ形成し、メイン側板21A、21Bの外側面には、ガイドロッド31、32の高さ位置を規定するための左右の調整板25A、25Bを固定して取り付け、調整板25A、25Bにはガイドロッド31、32を上方からはめ込むことが可能な切り欠き部125a、125bを形成した。
【選択図】図12

Description

本発明は画像形成装置及び画像形成装置の組み付け方法に関し、キャリッジを移動可能に支持するガイドロッドを備える画像形成装置及び画像形成装置の組み付け方法に関する。
一般に、プリンタ/ファックス/コピア或いはこれらの機能を複合した画像形成装置としては、例えば、記録液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを用いて、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、液体が付着するもの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、転写材なども同義で使用する。)を搬送しながら、記録液の液滴(以下、インク滴ともいう。)を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行なう液体吐出方式の画像形成手段を搭載したものが知られている。
このような液体吐出方式の画像形成装置においては、液滴を吐出する記録ヘッドと用紙との間の距離(ギャップ)が変動すると液滴着弾位置にばらつきが生じるため、記録ヘッドと用紙のギャップを高精度に一定に保たなければならない。
従来、特許文献1には、立体的対象物に高精度かつ高品質のインクジェット印刷を行うために、ワーク(立体的被印刷体)に応じた固定治具をベルトコンベアに装着し、ワークを固定冶具に固定してベルトコンベアで搬送しつつ、UV硬化型インクによるインクジェット印刷及びUV露光装置による露光を行い、固定治具とベルトコンベアに施された位置調整機構により、インクジェットヘッドと印刷面とのギャップdが一定距離を維持するようにした装置が記載されている。
特開2005−088390号公報
また、特許文献2には、定位置に固定されたプリンタヘッドと、プリンタヘッドのヘッド面に沿ってプリント用紙を搬送するプリント用紙搬送ユニットと、プリント用紙搬送ユニットをプリンタヘッドのヘッド面に対して昇降する搬送ユニット昇降機構と、プリンタヘッドのヘッド面に対するプリント用紙搬送ユニットのギャップを調整するギャップ調整機構とを備えたラインプリンタが記載されている。
特開2003−094744号公報
特許文献3には、ヘッドと用紙との間の距離(ギャップ)を一定に保つための手段を設けること、ヘッドを搭載したキャリッジを支持するガイドロッドを偏心回転できるようにして、キャリッジを変位させることで、ヘッドと用紙とのギャップを調整できるようにすることなどが記載されている。
特開平11−348373号公報
上述したように記録ヘッドと媒体とのギャップを高精度に位置決めするためには、例えば、記録ヘッドを搭載したキャリッジをガイドロッドで主走査方向に移動可能に支持し、用紙を間歇的に送りながら画像を形成するシリアルスキャン型の画像形成装置にあっては、キャリッジを案内保持するガイドロッドの用紙搬送面に対する高さ位置及び用紙搬送方向の位置を高精度と位置決めして配置しなければならない。
そして、キャリッジを装置本体から取り外して、交換、修理する場合などには、キャリッジを案内保持するガイドロッドも一旦装置本体から取り外す必要があり、再度の組付けを行う場合に容易に位置精度を再現できるようにしなければならない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、キャリッジを案内保持するガイドロッドを高精度に組み付け可能にするとともに、メンテナンス時などでも容易に位置精度を再現可能にする画像形成装置、及びこの画像形成装置の組み付け方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、ガイドロッドを支持するためのフレーム部材を有し、このフレーム部材にはガイドロッドを上方からはめ込むことが可能な切り欠き部が形成されている構成とした。
ここで、フレーム部材にはガイドロッドの位置を調整する調整板が取り付けられていることが好ましい。この場合、調整板にはガイドロッドを上方からはめ込むことが可能な切り欠き部が形成されていることが好ましい。また、媒体を搬送する搬送ベルトを含む搬送手段を備え、この搬送手段の搬送ベルトを保持しているプラテン部材にはガイドロッドの高さ位置の基準となる面が設けられていることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置の組み付け方法は、調整板を有する本発明に係る画像形成装置におけるガイドロッドをフレーム部材に組み付ける組み付け方法であって、媒体を搬送する搬送手段を基準として調整板の高さ位置を調整して調整板をフレーム部材に取り付けた後、ガイドロッドを調整板に保持させる構成とした。
ここで、媒体を搬送する搬送手段を構成する搬送ローラの軸を基準として調整板の媒体送り方向の位置を調整して調整板をフレーム部材に取り付けることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、ガイドロッドを支持するためのフレーム部材を有し、このフレーム部材にはガイドロッドを上方からはめ込むことが可能な切り欠き部が形成されている構成としたので、ガイドロッドを受ける側の位置調整が高精度に行われていることで容易にガイドロッドを高精度に組み付けできるとともに、ガイドロッドを取り外し、組み付けが容易で、精度の再現も容易になる。
本発明に係る画像形成装置の組み付け方法は、媒体を搬送する搬送手段を基準として調整板の高さ位置を調整して調整板をフレーム部材に取り付けた後、ガイドロッドを調整板に保持させる構成としたので、調整板の高さ位置を高精度に組み付けることができ、ガイドロッドの高さ位置を高精度に位置決めできる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置を前方側から見た斜視説明図である。
このインクジェット記録装置は、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、第1液体収容手段であるインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
このカートリッジ装填部4には、色の異なる色材である記録液(インク)、例えば黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数の第1の液体収容手段としての記録液カートリッジであるインクカートリッジ(メインタンク)10k、10c、10m、10y(色を区別しないときは「インクカートリッジ10」という。)を、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能とし、このカートリッジ装填部4の前面側には、インクカートリッジ10を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)6を開閉可能に設けている。また、インクカートリッジ10k、10c、10m、10yは縦置き状態で横方向に並べて装填する構成としている。
また、操作/表示部5には、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの装着位置(配置位置)に対応する配置位置で、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの残量がニアーエンド及びエンドになったことを表示するための各色の残量表示部11k、11c、11m、11yを配置している。さらに、この操作/表示部5には、電源ボタン12、用紙送り/印刷再開ボタン13、キャンセルボタン14も配置している。
次に、このインクジェット記録装置の機構部について図2ないし図5を参照して説明する。なお、図2は同機構部の概要を示す側面模式的説明図、図3は同じく要部平面説明図である。
フレーム20を構成する左右のメイン側板21A、21Bに横架した主ガイドロッド31と従ガイドロッド32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ37によってタイミングベルト38を介して図3及び図4で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、前述したようにイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド34を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向(用紙送り方向)に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ33には、各記録ヘッド34に各色のインクを供給するための第2液体収容手段である各色のヘッドタンク35を搭載している。この各色のヘッドタンク35には各色の可撓性を有する供給チューブ36を介して、前述したように、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。このカートリッジ装填4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための送液手段である供給ポンプユニット24が設けられている。なお、供給チューブ36は前ステー29上に保持部材37にて途中部分が保持されている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。さらに、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してプラテン部となるガイド部材57を配置している。これらの搬送ベルト51、各ローラ52、53、ガイド部材57などの用紙を搬送する部分は搬送ユニット50としてユニット化し、左右のサブ側板22A、22B(後述する。)で保持している。
この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図3のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。
この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a〜82d(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ82に排出されたインク、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナ85で除去されたインク、空吐出受け94に空吐出されたインクは図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド37で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御部のACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
次に、この画像形成装置におけるキャリッジ33を摺動可能に保持しているガイドロッドの保持構造について図4ないし図6をも参照して説明する。なお、図4は同画像形成装置の機構部の概略斜視説明図、図5は同じくフレーム構成の説明に供する分解斜視説明図、図6は右側板側の側面説明図である。
先ず、フレーム20の構成について図5を参照して説明すると、フレーム20は、ベース23上に、ガイドロッド31、32を保持するための左右のメイン側板21A、21Bと、搬送ユニット50を保持するための左右のサブ側板22A、22Bと、後ステー24とで構成し、また前側には前述した図3に示すように前ステー29が取付けられる。
メイン側板21A、21Bには、ガイドロッド31、32を上方からはめ込むことが可能な切り欠き部121a、121bをそれぞれ形成している。また、メイン側板21A、21Bの外側面には、ガイドロッド31、32の高さ位置を規定するための左右の調整板25A、25Bを固定して取り付けている。この左右の調整板25A、25Bにはガイドロッド31、32を上方からはめ込むことが可能な切り欠き部125a、125bを形成している。
さらに、調整板25A、25Bの切り欠き部125a、125bにはガイドロッド31、32の高さ位置を変位させて記録ヘッド34と用紙とのギャップを変化させるギャップ調整用の調整用軸受(ロッドカム)26を回転可能に装着している。この調整用軸受26にガイドロッド31、32の端部を偏心させた位置で保持することにより、図示しないギャップ調整機構によって調整用軸受26を回転させることによってギャップ調整を行えるようにしている。
ここで、メイン側板21A、21Bの切り欠き部121a、121bは調整板25A、25Bの切り欠き部125a、125bよりも大きく形成している。これにより、ガイドロッド31、32の高さ及び用紙送り方向の位置は調整板25A、25Bの切り欠き部125a、125bによって規定することができる。なお、メイン側板21A、21Bの切り欠き部121a、121b、調整板25A、25Bの切り欠き部125a、125bはいずれも直上からガイドロッド31、32をはめ込む形状に形成しているが、上方から斜めにはめ込む形状に形成することもできる。
したがって、位置調整された状態でメイン側板21A、21Bに固定された調整板25A、25Bの切り欠き部121a、121b、125a、125bに、上方からガイドロッド31、32を介してはめ込んで、調整用軸受26をガイドロッド31、32の端部31a、32にはめ込み、調整板25A、25Bでガイドロッド31、32を保持することで、キャリッジ33と用紙搬送面とのギャップが予め規定された状態で組み付けられることになる。
そこで、ガイドロッドを組み付けるための調整板の組み付けについて図7以降を参照して説明する。
まず、ガイドロッドを組み付けるための調整板の組み付けで用いる冶具について図7ないし図10を参照して説明する。なお、図7は同治具の斜視説明図、図8は同じく正面説明図、図9は同じく平面説明図、図10は同じく右側面説明図である。
この冶具400は、平板状の治具本体401の両端部に調整板用の位置決めピン402を左右(主走査方向に沿う方向)にそれぞれ2つ有し、治具本体401の下面側に搬送ベルト51を基準としてガイドロッド31、32の高さ位置を決める位置決めガイド402を左右にそれぞれ2つ有し、更に治具本体401の下面側に搬送ローラ52の軸52a(図3参照)を基準としてガイドロッド31、32の用紙送り方向に沿う方向の位置を決める位置決め用挟み込み部材404を左右に有している。
なお、挟み込み部材404は、図11に拡大して示すように、治具本体401の固定部材401aに向って図示しない弾性部材で付勢され、搬送ローラ52の軸52aを固定部材401aとの間で挟み込む構成としている。
この治具400を用いて調整板25A、25Bを組み付ける手順について図12及び図13をも参照して説明する。なお、図12は同手順の説明に供する斜視説明図、図12に同手順のメイン側板組付けまでの斜視説明図である。
先ず、図13にも示すように、ベース23にメイン側板21A、21B、サブ側板22A、22Bを取り付け、サブ側板22A、22Bに搬送ユニット50を取付ける。一方、図12において、調整板25A、25Bの切り欠き部125a、125bにそれぞれ調整用軸受26を取付ける。
そして、治具400を上方からメイン側板21A、21Bの切り欠き部121a、121bに位置決め用ピン402を合わせてはめ込む。このとき、治具401の位置決め用ガイド403は、搬送ユニット50を構成するプラテン部501に形成した基準面502に当接する。この基準面502は搬送ベルト51と同じ高さ位置になるように側部を彫り込んで相対的に凸部とし、位置決め時に作業者が容易に識別できるように形成している。したがって、治具400の位置決め用ピン402の位置(後述するようにガイドロッド31、32の位置となる。)は、搬送ユニット50の基準面502から所要の高さ位置に位置決めされる。
このように搬送手段のプラテン部を基準としてガイドロッドの高さ位置を決めることによって、ガイドロッドと用紙搬送面との間のギャップを高精度に調整することができる。
また、挟み込み部材404と治具本体401の固定部材401aとの間に搬送ユニット50の搬送ローラ52の軸52aが挟み込まれる。したがって、治具400の位置決め用ピン402は、搬送ユニット50の搬送ローラ52の軸52aに対して用紙搬送方向で所要の位置に位置決めされる。このように、搬送手段の搬送ローラの軸を基準にして媒体送り方向(用紙搬送方向)におけるガイドロッドの位置を調整することにより、用紙送り方向に対するキャリッジの走査方向を高精度に調整することができる。
そこで、調整板25A、25Bの調整用軸受26を治具本体401の位置決め用ピン402にはめ込み、この位置で調整板25A、25Bをそれぞれメイン側板21A、21Bにねじ止めなどで取り付けて固定する。その後、調整板25A、25Bから調整用軸受26を外して治具400の位置決め用ピン402から調整用軸受26を抜き、治具400を上方に持ち上げて外す。
これによって、調整板25A、25Bは、ガイドロッド31、32の端部31a、32bをそれぞれ調整用軸受26を介して保持したときに、ガイドロッド31、32を、搬送ユニット50の基準面502から所要の高さ位置であって、搬送ローラ52の軸52aに対して所要の前後方向位置に位置決めできる状態でメイン側板21A、21Bに位置決め固定される。
そこで、ガイドロッド32を調整板25A、25Bの切り欠き部125bにメイン側板21A、21Bの切り欠き部121bを介してはめ込み、ガイドロッド32の両端部32aに調整用軸受26を装着しながら調整用軸受26を調整板25A、25Bの切り欠き部125bにはめ込む。
次いで、ガイドロッド31をキャリッジ33に挿通した状態にし、このキャリッジ33を装着した状態でガイドロッド31を調整板25A、25Bの切り欠き部125aにメイン側板21A、21Bの切り欠き部121aを介してはめ込み、ガイドロッド31の両端部31aに調整用軸受26を装着しながら調整用軸受26を調整板25A、25Bの切り欠き部125aにはめ込む。これによって、ガイドロッド31は用紙搬送面に対する高さ位置、及び、用紙搬送方向での搬送ローラ52の軸部52aに対する位置が位置決めされて保持される。
キャリッジ33を交換するときなどには、上述したと逆の手順で、調整用軸受26をガイドロッド31の両端部31aから抜き取ることで、調整板25A、25B及びメイン側板21A、21Bには切り欠き部125a、125b、及び121a、121bを形成しているので、そのままガイドロッド31ごとキャリッジ33を取り外すことができる。そして、所要の作業(例えばキャリッジ交換など)を行った後、上述したように、キャリッジ33にガイドロッド31を挿通した状態にして、調整板25A、25Bの切り欠き部125a、125bにガイドロット31をはめ込み調整用軸受26を装着することによって、ガイドロッド31は用紙搬送面に対する高さ位置、及び、用紙搬送方向での搬送ローラ52の軸部52aに対する位置が位置決めされた状態に復元できる。
このように、この画像形成装置にあっては、ガイドロッドを支持するためのフレーム部材を有し、このフレーム部材にはガイドロッドを上方からはめ込むことが可能な切り欠き部が形成されているので、ガイドロッドを受ける側の位置調整が高精度に行われていることで容易にガイドロッドを高精度に組み付けできるとともに、ガイドロッドを取り外し、組み付けが容易で、精度の再現も容易になる。
この場合、フレーム部材にガイドロッドの位置を調整する(規定する)調整板が取り付けられていることで、この調整板の位置を高精度に調整(規定)してフレーム部材に固定することによって、ガイドロッドを高精度に位置決め保持することができる。この場合、調整板にはガイドロッドを上方からはめ込むことが可能な切り欠き部が形成されていることによって、ガイドロットの組み付けや調整板の位置決め作業が容易になる。
次に、キャリッジの高さ調整機構の一例について図14及び図15を参照して説明する。なお、図14及び図15は同機構の異なる状態を説明する説明図である。
このキャリッジ高さ調整機構(ギャップ調整機構)は、前述したガイドロッド31、32の端部31a、32bが偏心させて装着され、調整板25Bに回転可能に保持した調整用軸受26、26と、これらの調整用軸受26、26間に直接連結するリンク部材261と、このキャリッジ高さ調整機構を操作する操作レバー262と、操作レバー262とガイドロッド32側の調整用軸受26とを連結するリンク部材263と、操作後の状態を保持するためのスプリング264とを備えている。
リンク部材261は2つの調整用軸受26、26間に支軸271、271によって回転可能に軸支されている。操作レバー262は支軸273でメイン側板21Bに揺動可能に軸支されている。リンク部材263はガイドロッド32側の調整用軸受26に支軸271で、操作レバー262に支軸274でそれぞれ回転可能に軸支され、このリンク部材263は軸受26及び操作レバー262の支軸271、274に対しては着脱可能に装着されている。
スプリング264は、ガイドロッド32側の調整用軸受26に取り付けたレバー265とメイン側板21B(固定部)との間に介装している。
このキャリッジ高さ調整機構において、操作レバー262を図14の矢示方向に揺動させることによってリンク部材263を介して一方の調整用軸受26が回動し、リンク部材261を介して他方の調整用軸受26も回動することで、図15に示すように、調整用軸受26に偏心させて取り付けたガイドロッド31、32の高さが変化し、キャリッジ33の高さが変化し、ギャップを調整することができる。
なお、ガイドロッド31側の軸受26には突起281、282を設け、メイン側板21B側に突起281、281が係合可能な係合部材283を設けて、キャリッジ33を下降させた位置では突起282が係合部材283に係合してそれ以上の回動が阻止され、キャリッジ33を上昇させた位置では突起281が係合部材283に係合してそれ以上の回動が阻止されることで、軸受26の回動が規制されることによってキャリッジ33の高さ位置が規制される。
そして、このキャリッジ高さ調整機構では、メイン側板21Bに揺動可能に軸支する操作レバー262と調整用軸受26とをつなぐ連結部材(リンク部材)263は、少なくとも操作レバー262に対して着脱可能に設けているので、キャリッジ33を取り外すときにはリンク部材263を取り外すことによって、調整用軸受26を容易にガイドロッド31、32から外すことができるようになる。
つまり、操作レバーをメイン側板側に保持して調整用軸受と一体的に連結したり、あるいは、調整用軸受に直接操作レバーを設けた構成にすると、キャリッジを取り外すときに分解しなければならなくなり、キャリッジの取り外し作業が面倒になるが、上記のように操作レバーと調整用軸受とを分離して、着脱可能なリンク部材でつなぐことによって、容易に分解でき、キャリッジの取り外し作業が容易になる。
なお、本発明に係る画像形成装置は、プリンタ単機能構成のものに限らず、プリンタ/ファクシミリ/複写などの複合機能を有する画像形成装置であっても良い。また、液体はインクに限るものではない。また、上記実施形態では2本のガイドロッドを有する構成で説明しているが、少なくとも1本のガイドロッドを有する構成であれば、同様に本発明を適用することができる。
本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の前方側から見た斜視説明図である。 同装置の機構部の全体構成を説明する側面概略構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同機構部の概略斜視説明図である。 同機構部のフレーム構成の説明に供する斜視説明図である。 同じく右側のメイン側板の正面説明図である。 ガイドロッドを保持する調整板の組み付けに用いる治具の説明に供する斜視説明図である。 同じく治具の正面説明図である。 同じく治具の底面説明図である。 同じく図9の右側面説明図である。 同じく治具の要部拡大説明図である。 ガイドロッドを保持する調整板の組み付け手順の説明に供する分解斜視説明図である。 同じくフレーム組立て状態までの斜視説明図である。 キャリッジ高さ調整機構の説明に供する説明図である。 同キャリッジ高さ調整機構の異なる状態の説明に供する説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…給紙トレイ
3…排紙トレイ
4…カートリッジ装填部
10k、10c、10m、10y…インクカートリッジ
20…フレーム部材
21A、21B…メイン側板
22A、22B…サブ側板
23…ベース
25A、25B…調整板
26…調整用軸受
31…ガイドロッド
32…ガイドロッド
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
35…ヘッドタンク
50…搬送ユニット
51…搬送ベルト
52…搬送ローラ
121a、121b…切り欠き部
125a、125b…切り欠き部

Claims (6)

  1. 媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載したキャリッジを移動可能に支持する1又は複数のガイドロッドを備える画像形成装置において、前記ガイドロッドを支持するためのフレーム部材を有し、このフレーム部材には前記ガイドロッドを上方からはめ込むことが可能な切り欠き部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記フレーム部材には前記ガイドロッドの位置を調整する調整板が取り付けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記調整板には前記ガイドロッドを上方からはめ込むことが可能な切り欠き部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかの画像形成装置において、前記媒体を搬送する搬送ベルトを含む搬送手段を備え、この搬送手段の前記搬送ベルトを保持しているプラテン部材には前記ガイドロッドの高さ位置の基準となる面が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は4に記載の画像形成装置におけるガイドロッドをフレーム部材に組み付ける組み付け方法であって、前記媒体を搬送する搬送手段を基準として前記調整板の高さ位置を調整して前記調整板をフレーム部材に取り付けた後、前記ガイドロッドを前記調整板に保持させることを特徴とする画像形成装置の組み付け方法。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置の組み付け方法において、前記媒体を搬送する搬送手段を構成する搬送ローラの軸を基準として前記調整板の媒体送り方向の位置を調整して前記調整板を前記フレーム部材に取り付けることを特徴とする画像形成装置の調整方法。
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