JP3670428B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ、複写機やプリンタ等に適用されるインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、記録ヘッドに配列形成された複数のノズルからインク滴を吐出して用紙に印字を行うインクジェット記録装置が実用化されている。この装置は、微小ノズルに連通する加圧室にインクを充填しておき、印字時に加圧室内を加圧駆動することでインク滴を外方に吐出するものである。従って、ノズル内のインクは外気に晒された状態にあるため、インク吐出動作が行われないノズルにおいては、インクの乾燥によってノズルの目詰まりを生じる可能性がある。そこで、従来のインクジェット記録装置では、印字動作中、一定時間毎に印字ヘッドの全ノズルからインクを吐出させる空吐出を行うことによって、インクの乾燥によるノズルの目詰りを防止するようにしている。
【0003】
一方、従来、シアン、マゼンタ、イエローのインク吐出を行うカラー印字ヘッドと、黒のインク吐出を行うブラック印字ヘッドとを備えたカラーの印字出力が可能なインクジェット記録装置が実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のカラーの印字出力が可能なインクジェット記録装置を用いる場合であっても、実使用においては文書を出力することが多いため、ブラック印字ヘッドのみを用いる頻度が高い。
【0005】
しかしながら、ブラック印字ヘッドから黒のインク吐出が行われるときでも、インクの乾燥によるノズルの目詰りを防止するためにカラー印字ヘッドにおいて空吐出が行われるので、シアン、マゼンタ、イエローのインクが消費されること となる。
【0006】
しかも、多数のノズルが一方向に配列形成されてなる長尺のラインヘッドからなる印字ヘッド、例えば長さがA4短辺と同一寸法で、解像度が600dpiの印字ヘッドの場合には、約5100ノズルを備えているので、1回の空吐出で多量のインクを消費してしまうため、印字に使用されずに無駄に消費されるインクの量が多くなってしまう。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するもので、ブラック印字ヘッドから黒のみのインクを吐出して印字を行う場合であっても、カラーのインクを無駄に消費することなく、カラー印字ヘッドのノズルの目詰りを防止するようにしたインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、記録用紙に対向する面に形成されたノズルから黒インクを吐出するブラック印字ヘッドと、
記録用紙に対向する面に形成されたノズルから黒以外のカラーインクを吐出するカラー印字ヘッドと、
上記ブラック印字ヘッドのノズルを閉塞するためのブラック印字ヘッド用キャップと、
このブラック印字ヘッド用キャップと別体で形成され、上記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞するためのカラー印字ヘッド用キャップと、
上記ブラック印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該ノズルを開放する退避位置との間で上記ブラック印字ヘッド用キャップを移動させるブラックキャップ移動手段と、
上記カラー印字ヘッド用キャップが取り付けられた移動ベルトと、この移動ベルトが張架され、当該移動ベルトを無端回転させる複数の搬送プーリと、当該搬送プーリを回転駆動するモータとを有し、このモータにより上記搬送プーリを回転させて上記移動ベルトを無端回転させることによって、上記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該ノズルを開放する退避位置との間で上記カラー印字ヘッド用キャップを移動させるカラーキャップ移動手段とを備え、
上記ブラック印字ヘッド用キャップが配設されるキャップ板には、上記カラー印字ヘッドの吐出回復を行う吐出回復用キャップと、ブラック印字ヘッド及びカラー印字ヘッドのノズル面を清掃するワイパとが設けられ、上記ブラックキャップ移動手段は、上記キャップ板を移動させることによって、上記ブラック印字ヘッド用キャップをブラック印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該ノズルを開放する退避位置の間における移動と、上記吐出回復用キャップのカラー印字ヘッドと対面する位置への移動とを行うインクジェット記録装置である(請求項1)。
【0009】
また、請求項1記載のインクジェット記録装置において、上記カラー印字ヘッドは、ノズル形成面が互いに等しい大きさの各色用ノズルからなり、これら各色用ノズルのノズル形成面はブラック印字ヘッドのノズル形成面よりも小さい異なる大きさとされ、
上記吐出回復用キャップは上記各色用ノズルの1つのノズル形成面を覆うことができる大きさの開口を有し、上記ブラック印字ヘッド用キャップはブラック印字ヘッドのノズル形成面を覆うことができる大きさの開口と、ブラック印字ヘッドの吐出回復を行う吐出回復機構とを有するものである(請求項2)。
【0010】
これらの構成によれば、ブラック印字ヘッド用キャップとカラー印字ヘッド用キャップとは別体で形成され、それぞれ個別に対応するノズルの閉塞位置と退避位置との間で移動されることにより、カラー印字ヘッド用キャップによりカラー印字 ヘッドのノズルが閉塞された状態で、ブラック印字ヘッドを用いて記録用紙に印字可能になる。従って、黒インクを吐出して印字を行う間におけるカラー印字ヘッドのノズル内のインクの乾燥が防止され、これによってカラー印字ヘッドのノズルの目詰りが防止されることとなる。
【0011】
また、請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置において、上記ブラック印字ヘッド用キャップのみに連結された吐出回復手段を備え、上記ブラックキャップ移動手段は、上記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置に上記ブラック印字ヘッド用キャップを移動させるものである(請求項3)。
【0012】
この構成によれば、吐出回復手段はブラック印字ヘッド用キャップのみに連結されており、ブラック印字ヘッド用キャップによりブラック印字ヘッドのノズルが閉塞された状態で当該ノズルの吐出回復が行われ、ブラック印字ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルが閉塞された状態で当該ノズルの吐出回復が行われることにより、ブラック印字ヘッド及びカラー印字ヘッドの双方のノズルの吐出回復が単一のキャップ及び単一の吐出回復手段によって行われることとなり、装置の構成が簡素化される。
【0013】
なお、吐出回復手段は、ブラック印字ヘッド用キャップに連結されたチューブや、このチューブに介設された吸引ポンプなどで構成し、ブラック印字ヘッド用キャップにより各印字ヘッドが閉塞された状態で吸引ポンプを駆動することによってノズル面を吸引すればよい。
【0014】
また、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、上記ブラック印字ヘッド及び上記カラー印字ヘッドは、それぞれ多数のノズルが、用紙幅方向にA4用紙短辺寸法に亘って一方向に配列形成されている長尺の印字ヘッドであるものである(請求項4)。
【0015】
この構成によれば、ブラック印字ヘッド及びカラー印字ヘッドは、それぞれ多数のノズルが一方向に配列形成されてなる長尺の印字ヘッドであることにより、 黒インクのみを吐出して印字を行う間におけるカラー印字ヘッドのノズル内のインクの乾燥を防止すべく空吐出を行うとなるとインクを多量に消費することとなるが、その間はカラー印字ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルが閉塞されているので、空吐出を行うことなくカラー印字ヘッドのノズル内の乾燥が防止され、空吐出によるインクの消費が抑制される。
【0016】
また、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、上記カラー印字ヘッドは、イエロー色のインクを吐出するイエロー印字ヘッドと、マゼンタ色のインクを吐出するマゼンタ印字ヘッドと、シアン色のインクを吐出するシアン印字ヘッドとを含み、
上記カラー印字ヘッド用キャップは、上記各色の印字ヘッドに対してそれぞれ別個に設けられて上記カラーキャップ移動手段の上記移動ベルトに取り付けられており、この移動ベルトの無端回転により、上記各色の印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該各色の印字ヘッドのノズルを開放する退避位置との間で移動されるものである(請求項5)。
【0017】
この構成によれば、カラー印字ヘッドは、イエロー色のインクを吐出するイエロー印字ヘッドと、マゼンタ色のインクを吐出するマゼンタ印字ヘッドと、シアン色のインクを吐出するシアン印字ヘッドとを含むことにより、黒インクのみを吐出して印字を行う間におけるカラー印字ヘッドのノズル内のインクの乾燥を防止すべく空吐出を行うとなると各色のインクを消費することとなるが、その間はカラー印字ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルが閉塞されているので、空吐出を行うことなくカラー印字ヘッドのノズル内の乾燥が防止され、空吐出による各色のインクの消費が抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の一実施形態の内部構成の概略を示す正面図である。
【0019】
このインクジェット記録装置は、下部に配設された用紙収納部11と、この用紙収納部11の上方に並設された廃インクタンク12及びインクタンク13と、このタンク12,13の上方に配設された搬送ベルト14と、上記用紙収納部11の右端と搬送ベルト14の右端間に配設された用紙搬送路15と、搬送ベルト14の上方に配設された第1のキャップ部16、第2のキャップ部17と、このキャップ部16,17の上方に配設された印字ヘッド部18とを備えている。
【0020】
用紙収納部11は、印字を行うための記録用紙を収納するもので、この用紙収納部11には、それぞれ異なるサイズの用紙(本実施形態ではA4サイズ、B5サイズ)を収納する2個の図略の給紙カセットが内部に配設されるとともに、給紙を行うための給紙ローラ対21が右端に配設されている。
【0021】
インクタンク13は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのインクを貯留するインクタンク13Y,13M,13C,13Bを備えている。なお、ブラックインクの使用頻度が最も高いので、インクタンク13Bは、他のタンクに比べて大きい容積のものが用いられている。
【0022】
用紙搬送路15は、用紙収納部11から給紙された用紙を搬送ベルト14に導くガイド板と、給紙された用紙を搬送する搬送ローラ対22と、2次給紙を行うレジストローラ対23とを備えている。
【0023】
搬送ベルト14は、無端ベルトで構成され、左右両端に配設された一対の搬送ローラ24,25の間に張設されるとともに、その他のテンションローラに張設され、用紙収納部11から搬送されてきた用紙を静電気力やエア吸引力等により吸着して搬送するもので、搬送ベルト14上の記録用紙に対して印字が行われるようになっている。
【0024】
搬送ローラ25は、図略の駆動力伝達機構を介して搬送ベルトモータ103(図13)のモータ軸に連結されており、搬送ベルトモータ103(図13)の回転駆動によって搬送ローラ25が回転し、搬送ベルト14が回転するようになっている。
【0025】
廃インクタンク12の上方には、ゴムなどで形成された薄板状の清掃ブレード12aが配設されている。清掃ブレード12aは、先端が搬送ベルト14の表面に対して幅方向に亘って所要の圧力で押圧するように配置され、搬送ベルト14 に付着したインクを拭き取るものである。
【0026】
廃インクタンク12は、内部にインク吸収体を備え、清掃ブレード12aによって拭き取られた搬送ベルト14表面に付着していたインクや、後述する吐出回復動作によって生じた廃インクを貯留しておくものである。
【0027】
搬送ベルト14の左方には、記録用紙を導くガイド板を備えた用紙搬送路26が設けられ、この用紙搬送路26の左方には、記録用紙を装置外に排出する排出ローラ対27が配設されている。
【0028】
印字ヘッド部18は、右側に配設されたブラックヘッド部181と、左側に配設されたカラーヘッド部182とを備えており、それぞれ後述する機構によって昇降可能に構成されている。
【0029】
ブラックヘッド部181は、ヘッドユニット181Bを備え、カラーヘッド部182は、用紙搬送方向に並設されたヘッドユニット182Y,182M,182Cを備え、各ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cは、図略のインク供給チューブによってインクタンク13B,13Y,13M,13Cに連通している。
【0030】
各ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cは、ほぼ直方体形状で、搬送ベルト14に対向する下面に、インクを吐出するための多数の微小ノズルが用紙幅方向(紙面奥行き方向)にA4短辺寸法に亘って配列形成されている。これらの各ノズルは、それぞれヘッドユニット内の図略の加圧室に連通し、各加圧室は更に図略のインク液室に連通している。なお、ヘッドユニット182Y,182M,182Cは、ノズル形成面が互いに等しい大きさで、一体的に昇降するようになっている。
【0031】
このように、ヘッドユニット182Y,182M,182Cを備えることによ って、カラー印字を行うことができる。
【0032】
第1のキャップ部16は、ブラックヘッド用キャップ161を備え、このブラックヘッド用キャップ161は、後述するように、図1に示す閉塞位置と、この閉塞位置により右方に設定された退避位置との間を往復移動可能に配設され、吸引ポンプPが介設された廃インクチューブ28aを介して廃インクタンク12に連通しており、ヘッドユニット181Bのノズル面を閉塞するとともに、ヘッドユニット181Bのノズルの吐出回復を行うものである。
【0033】
第2のキャップ部17は、カラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cを備え、このキャップ171Y,171M,171Cは、後述するように、図1に示す閉塞位置と、この閉塞位置より左方に設定された退避位置との間を往復移動可能に配設され、それぞれヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル面を閉塞するものである。
【0034】
次に、図2〜図7を用いて印字ヘッド部18の構成について説明する。
【0035】
図2は印字ヘッド部18の構成を示す正面図、図3は同平面図、図4は同左側面図で、図2〜図4は、各ヘッドユニットが印字位置に配置された状態を示している。図5は印字ヘッド部18の構成を示す正面図、図6は同平面図、図7は同左側面図で、図5〜図7は、各ヘッドユニットが退避位置に配置された状態を示している。なお、図6、図7では、説明の便宜上、各ヘッドユニットを図略している。
【0036】
カラーヘッド部182は、図3に示すように、ヘッド支持板31と、左右一対の第1リンク32a,32bと、左右一対の第2リンク33a,33bと、支持枠34と、移動板35と、移動ステー36と、カラーヘッド昇降用モータ37とを備えている。
【0037】
ヘッド支持板31は、ヘッドユニット182Y,182M,182Cを支持す るもので、図3、図2に示すように、ヘッドユニット182Y,182M,182Cは、それぞれピン41Y,41M,41Cによってヘッド支持板31に固定されている。
【0038】
なお、ヘッド支持板31とヘッドユニット182Y,182M,182Cとの間には、図略のコイルばねが配設されており、ヘッドユニット182Y,182M,182Cの下端がキャップなど他の部材に当接すると、このコイルばねが緩衝部材の機能を果たすようになっている。
【0039】
第1リンク32a,32bの一端は、図3に示すように、それぞれ移動板35にピン42a,42bによって回動自在に連結され、他端はヘッド支持板31にピン43a,43bによって回動自在に連結されている。
【0040】
第2リンク33a,33bの一端は、それぞれピン44a,44bによって支持枠34に回動自在に連結され、他端はピン45a,45bによってヘッド支持板31に回動自在に連結されている。
【0041】
また、第1リンク32aと第2リンク33aとは、ピン46aによって中央で互いに回動自在に連結され、第1リンク32bと第2リンク33bとは、ピン46bによって中央で互いに回動自在に連結されている。
【0042】
支持枠34は、装置本体に固定されたフレーム51,52に取り付けられており、カラーヘッド部182全体を支持するものである。また、支持枠34の孔に移動ステー36を通すことによって、移動ステー36の先端側(図4中、右側)が支持されている。
【0043】
移動板35は、図2に示すように、中央に穿設された軸受孔351を備えており、この軸受孔351に移動ステー36が嵌合している。移動ステー36は、図3に示すように、ギア列からなる駆動力伝達機構361によってカラーヘッド昇 降用モータ37のモータ軸に連結されている。カラーヘッド昇降用モータ37は、装置本体に固定されたフレーム371に取り付けられて支持されている。
【0044】
移動ステー36の図4中、右端側の所定領域360には雄ねじが、一方、軸受孔351の内周には雌ねじが螺設され、両者は螺合されており、カラーヘッド昇降用モータ37が駆動されると、移動ステー36の正、逆回転によって、移動板35が移動ステー36の所定領域360の範囲内を往復移動するようになっている。
【0045】
ブラックヘッド部181は、カラーヘッド部182とほぼ同様に構成されている。すなわち、ブラックヘッド部181は、ヘッドユニット181Bを支持するヘッド支持板61と、左右一対の第1リンク62a,62bと、左右一対の第2リンク63a,63bと、装置本体に固定されたフレーム53に取り付けられた支持枠64と、第1リンク62a,62bの一端に取り付けられた移動板65と、この移動板65の軸受孔651に螺合された移動ステー66と、この移動ステー66を回転させる昇降用駆動モータ67とを備えている。
【0046】
次に、図2、図3、図8を用いて、各ヘッドユニットの印字位置における位置決め方法について説明する。図8はブラックヘッド部181とカラーヘッド部182の境界部分の構成を示す拡大正面図である。
【0047】
ブラックヘッド部181は、図3に示すように、カラーヘッド部182に近い側であって搬送ベルト14の幅方向の両外側に配設された位置決め用ピン71,71を備えている。この位置決め用ピン71は、所要の寸法を有し、図8に示すように、ヘッドユニット181Bから延びる平板状の延設部72に垂直方向に貫通して固定されている。
【0048】
また、装置本体には、図8に示すように、搬送ベルト14のベルト面に対して所定の高さ位置であって位置決め用ピン71の直下に位置決め部材73が固定さ れており、この位置決め部材73には、位置決め用ピン71の径より多少大きい径の孔731が穿設されている。そして、ヘッドユニット181Bが下降すると位置決め用ピン71の下半部が孔731に嵌合し、延設部72が位置決め部材73の上端に当接した位置で停止する。
【0049】
位置決め部材73の高さ位置は、この停止位置において、ヘッドユニット181Bのノズル面が搬送ベルト14のベルト面から0.5mm〜1.0mmの一定距離に設定される印字位置に位置決めされるように、設定されている。
【0050】
一方、カラーヘッド部182は、図8に示すように、ヘッドユニット182Cから延びて上記延設部72に対向する範囲に形成された薄板部74を備え、この薄板部74は、位置決め用ピン71の径より多少大きい径の貫通孔741を備えている。そして、ヘッドユニット181Bが印字位置に配置されているときに、ヘッドユニット182Y,182M,182Cが下降すると、位置決め用ピン71の上端部が孔741に嵌合し、薄板部74が延設部72に当接した位置で停止する。
【0051】
薄板部74の厚さ寸法は、この停止位置において、ヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル面が、ヘッドユニット181Bのノズル面に等しい高さ位置になるように設定されている。
【0052】
このような構成により、ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cを精度よく印字位置に配置することができる。また、ヘッドユニット182Y,182M,182Cが退避位置に配置された状態のままで、ヘッドユニット181Bのみを印字位置まで下降させることができる。
【0053】
従って、ブラックインクのみを用いて文字原稿などの印字を行うときは、キャップ171Y,171M,171Cによりヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル面を閉塞しておくことができる。
【0054】
これによって、ブラックインクのみを用いての印字中にヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル内のインクの乾燥を防止するために空吐出を行うことが不要になり、イエロー、マゼンタ、シアンのインクの消費量を低減することができる。
【0055】
次に、図9、図10を用いて第1のキャップ部16について説明する。図9は第1のキャップ部16の構成を示す正面図、図10は同平面図で、図9、図10はブラックヘッド用キャップ161が退避位置に配置された状態を示している。なお、図9、図10では、説明の便宜上、第2のキャップ部17及び印字ヘッド部18を図略している。
【0056】
第1のキャップ部16は、図10に示すように、ブラックヘッド用キャップ161及び吐出回復用キャップ162が配設されたキャップ板163と、このキャップ板163を支持する一対の支持板164,164と、支持板164,164の上方に配設された一対の移動ベルト165と、図10中、上部に配設されたブラックキャップ移動用モータ166と、図9中、右上部に配設されたクリーニング部167とを備えている。
【0057】
支持板164,164は、図10に示すように、搬送ベルト14の幅方向両外側に配設され、記録用紙の搬送方向に延びる長尺形状で、装置本体に固定されている。
【0058】
キャップ板163は、硬質合成樹脂などの剛性を有する材質で形成された薄板形状で、下部に取り付けられたローラ81,…を備え、このローラ81,…によって支持板164,164上を図10中、左右方向に滑らかに往復移動可能になされている。
【0059】
一対の移動ベルト165,165は、無端ベルトで構成され、図9に示すよう に、それぞれ支持板164の上方の左右両端に配設された一対の搬送プーリ82,82及び搬送プーリ83,83に張設されており、それぞれキャップ板163の所定位置に固定されている。
【0060】
搬送プーリ83,83は、断面D字形状の駆動軸84により連結され、この駆動軸84は、ギア列からなる駆動力伝達機構85によってブラックキャップ移動用モータ166のモータ軸に連結されている。
【0061】
これによって、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動されると、搬送プーリ83,83が回転し、この搬送プーリ83,83の回転によって移動ベルト165,165が回転して、キャップ板163が左右方向に往復移動するようになっている。
【0062】
ブラックヘッド用キャップ161は、キャップ板163上に配設され、ゴムなどの軟質材からなり、図10に示すように、ヘッドユニット181Bのノズル面を覆うことができる程度の大きさの長方形の開口を有する浅い箱状に形成されている。
【0063】
吐出回復用キャップ162は、キャップ板163上のブラックヘッド用キャップ161の左方に配設され、ゴムなどの軟質材からなり、ヘッドユニット182Yのノズル面を覆うことができる程度の大きさの長方形の開口を有する箱状に形成されている。
【0064】
各キャップ161,162は、各側面に廃インクチューブ28a,28bの一端が取り付けられており、それぞれほぼ中央に小径の孔161a,162aが穿設され、この孔161a,162aは、それぞれ廃インクチューブ28a,28bを介して、廃インクタンク12に連通している。また、廃インクチューブ28bには、廃インクチューブ28aと同様に、吸引ポンプQ(図13)が介設されている。
【0065】
廃インクチューブ28a,28bは、それぞれ、キャップ板163側と装置本体側とに長手方向に摺動可能に取り付けられるとともに、この両取付点の間において軸86の回りに引き回されている。この軸86は、キャップ板163の移動に連動して、図10中、左下方向に移動可能に配設されている。
【0066】
これによって、キャップ板163が左方に移動すると、廃インクチューブ28a,28bは、それぞれ移動する軸86を支点として、吐出回復用キャップ162がヘッドユニット182Yの対向位置に移動するまで左方に引き込まれるようになっている。
【0067】
また、キャップ板163には、吐出回復用キャップ162の右側に、吐出回復用キャップ162の長手方向に沿ってワイパー87が配設されるとともに、このワイパー87を昇降させる図略の昇降機構が配設されている。
【0068】
ワイパー87は、ゴムなどで形成され、図9、図10に示すように、長尺の薄板形状で、キャップ板163の表面に対して立直して配設されている。そして、例えば空吐出直後に各ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cのノズル面に当接しながらキャップ板163が移動することにより、余分のインクが拭き取られてノズル面が清掃される。
【0069】
クリーニング部167は、図9に示すように、搬送ローラ167a,167b,167cと、この搬送ローラ167a,167b,167cに張設されたクリーニングベルト168と、搬送ローラ167aを回転させる図略のモータとから構成されている。クリーニングベルト168は、フェルトなどからなり、ワイパー87に付着したインクを拭き取るものである。
【0070】
次に、図1、図11、図12を用いて、第2のキャップ部17について説明する。図11は第2のキャップ部17の構成を示す正面図、図12は同平面図で、 図11、図12では、説明の便宜上、第1のキャップ部16及び印字ヘッド部18を図略している。
【0071】
第2のキャップ部17は、図11に示すように、カラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cと、これらのキャップ171Y,171M,171Cを連結する一対の移動ベルト172,172と、キャップ171Y,171M,171Cを支持する一対の支持板173,173と、図12中、上部に配設されたカラーキャップ移動用モータ174とを備えている。
【0072】
支持板173,173は、図1に示すように、カラーヘッド部182と搬送ベルト14との間であって、図12に示すように、搬送ベルト14の幅方向両外側に配設され、用紙搬送方向に延びる長尺形状で、装置本体に固定されている。
【0073】
カラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cは、それぞれ硬質合成樹脂などの剛性を有する材質で形成された薄板状の基板91と、この基板91に固定され、ゴム等の軟質材からなるキャップ部92とから構成されている。このカラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cは、各基板91の幅方向両端がヘッドユニット182Y,182M,182Cと同一間隔で移動ベルト172,172にそれぞれ固定されることによって、互いに連結されている。
【0074】
このキャップ部92は、図12に破線で示すように、それぞれヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル面を覆うことができる程度の大きさの長方形の開口を有する浅い箱状に形成されている。
【0075】
各移動ベルト172は、変形自在に形成され、それぞれ支持板173の上方に配設された搬送プーリ93〜97に張設されている。なお、各移動ベルト172は、搬送プーリ93に数周巻き付けられており、搬送プーリ94,94は、図11に示すように、比較的大きい径を有している。
【0076】
搬送プーリ93,93は、断面D字形状の駆動軸93aにより連結され、この駆動軸93aは、ギア列からなる駆動力伝達機構174aによってカラーキャップ移動用モータ174のモータ軸に連結されている。
【0077】
カラーキャップ移動用モータ174は、搬送プーリ93,93を回転させるもので、搬送プーリ93,93の回転によって移動ベルト172,172が回転する。これによって、キャップ171Y,171M,171Cが図11中、実線で示す退避位置と破線で示す閉塞位置との間を往復移動するようになっている。
【0078】
このように、カラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cを変形自在の移動ベルト172によって互いに連結し、移動ベルト172を搬送プーリ93〜97に張設して、キャップ171Y,171M,171Cを退避位置において比較的大きい径を有する搬送プーリ94の周囲に配置することにより、キャップ171Y,171M,171Cの退避位置における占有スペースを低減することができる。
【0079】
なお、カラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cは、それぞれ移動ベルト172,172と一体的に形成しても、別体で形成した後で移動ベルト172,172に接着などにより固定するようにしてもよい。
【0080】
図13は本実施形態の制御構成を示すブロック図である。
【0081】
このインクジェット記録装置は、ブラックヘッドユニット181B、カラーヘッドユニット182Y,182M,182C、駆動回路100、操作部110、表示部120及び制御部130等を備え、パソコンや画像読取装置等の外部装置から入力される印字データを用紙上に印字させるようになっている。
【0082】
各ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cは、上記加圧室を加圧する圧電素子201と、各圧電素子201を駆動する駆動回路202とを備 えている。
【0083】
圧電素子201は、例えばPZTからなり、それぞれ各ノズルに対応する加圧室の一側壁に配設され、それぞれ一対の電極が配設されており、電極間に電圧信号が印加されて変形することにより加圧室を加圧するものである。
【0084】
駆動回路202は、電源や各種の回路素子等からなり、各圧電素子201の電極間に電圧信号を印加して圧電素子201を変形させるものである。また、駆動回路202は、各ヘッドユニット181B,182Y,182M,182C内適所に配設され、ラッチ部を有し、入力される例えば用紙1ライン分のシリアルの多値の印字データを一旦ラッチし、パラレル信号に変換して出力する。
【0085】
給紙系101は給紙ローラ対21、搬送ローラ対22及びレジストローラ対23を回転駆動するものであり、排紙系102は排出ローラ対27を回転駆動するものである。なお、給紙系101、排紙系102及び各モータ103,37,67,166,174には、パルスモータが用いられている。
【0086】
吸引ポンプP,Qは、ヘッドユニットのノズル面をキャップにより閉塞した状態で吸引力を発生することにより各ヘッドユニットのノズル先端に形成されたメニスカスを正常な位置に復帰させたり、ノズル内の気泡や異物をインクとともに取り除くなどの吐出回復動作を行うものである。吸引ポンプP,Qにより吸引されたインクなどは、廃インクチューブ28a,28bを介して廃インクタンク12内部のインク吸収体に吸収される。
【0087】
駆動回路100は、電源やトランジスタ等からなり、各モータ103,37,67,166,174、給紙系101、排紙系102及び吸引ポンプP,Qに駆動電流を供給するもので、駆動及び停止は制御部120によって制御される。
【0088】
操作部110は、印字動作を指示するスタートキー、印字枚数を設定するため の枚数設定キーや吐出回復動作を行わせるための吐出回復キー等からなる。表示部120は、LEDやLCDなどで構成され、設定された印字枚数や印字されている用紙のサイズ等を表示するものである。
【0089】
制御部130は、CPU131と、記憶部132と、インタフェース(I/F)部133とを備え、後述する動作の制御を行うものである。CPU131は、記録制御部141と、機構制御部142と、表示制御部143とを備え、記録制御部141及び機構制御部142は、互いに同期して制御動作を行うようになっている。表示制御部143は、表示部120の表示内容を制御するものである。
【0090】
記憶部132は、制御プログラムや予め設定されたデータを記憶するROM及びデータ等を一時的に保管するRAMから構成される。I/F部133は、外部装置から入力される信号を受信するもので、印字データを記録制御部141に、用紙サイズ等の操作データを機構制御部142に出力するようになっている。
【0091】
記録制御部141は、印字データを各ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cの駆動回路202にシリアル送信するとともに、駆動回路202で変換されたパラレル信号を対応する圧電素子201にパルス駆動信号として出力し、インク滴の吐出タイミングを制御するものである。
【0092】
また、記録制御部141は、印字動作中に所定印字枚数又は所定時間毎に全圧素子201にパルス駆動信号を出力して空吐出を行わせるものである。
【0093】
機構制御部142は、入力された操作データに基づき、各モータ103,37,67,166,174、給紙系101、排紙系102及び吸引ポンプP,Qの駆動を制御するものである。
【0094】
このとき、記録制御部141によるインク滴の吐出タイミングに同期して給紙系101の駆動を制御してレジストローラ対23の回転を制御するとともに、記 録制御部141による1ライン分のインク滴吐出時間に応じて搬送ベルトモータ103の駆動を制御して搬送ベルト14の回転速度、すなわち用紙搬送速度を制御する。
【0095】
また、機構制御部142は、ヘッド昇降用モータ37,67に供給する駆動パルス数をカウントしてヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cの高さ位置を判別する。これによって、各ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが印字位置、退避位置及び閉塞位置に移動したことを検出することができる。
【0096】
また、機構制御部142は、ブラックキャップ移動用モータ166に供給する駆動パルス数をカウントしてブラックヘッド用キャップ161及び吐出回復用キャップ162の位置を判別する。これによって、ブラックヘッド用キャップ161がヘッドユニット181Bの対向位置に移動したこと、吐出回復用キャップ162がヘッドユニット182Y,182M,182Cの各対向位置に移動したことを検出することができる。
【0097】
また、機構制御部142は、電源が投入されたときや操作部110の吐出回復キーが押されたとき等に、後述する動作手順に従って、ブラックヘッド用キャップ161によりヘッドユニット181Bのノズル面を閉塞した状態で吸引ポンプPを動作させ、又は吐出回復用キャップ162によりヘッドユニット182Y,182M,182Cを順次閉塞した状態で吸引ポンプQを動作させることによって吐出回復動作を行わせる。
【0098】
次に、本記録装置の動作について説明する。
【0099】
印字が行われていない休止期間中は、図1に示すように、ヘッドユニット181Bのノズル面はブラックヘッド用キャップ161によって、ヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル面はカラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cによって、それぞれ閉塞されている。
【0100】
まず、カラー印字の場合について説明する。
【0101】
印字動作が開始されると、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが、図5に示すように退避位置まで上昇してキャップによる閉塞が解除される。
【0102】
次いで、カラーキャップ移動用モータ174が駆動されて、図11に示すように、カラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cが破線で示す閉塞位置から実線で示す退避位置に移動するとともに、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動されて、図9に示すように、ブラックヘッド用キャップ161が退避位置に移動する。カラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cは、図11に示すように、退避位置ではプーリ94の周囲に配置されている。
【0103】
続いて、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが、図2に示すように、印字位置まで下降する。
【0104】
次いで、用紙収納部11から給紙が行われ、レジストローラ対23によってインク吐出タイミングに同期して2次給紙が行われて、搬送ベルト14で用紙が搬送されつつ各ヘッドユニットのノズルからインク滴が吐出されて印字が行われ、用紙が排出されて、印字が終了するまで給紙、印字、排出動作が繰り返される。
【0105】
そして、一定枚数の印字毎に空吐出が行われる。すなわち、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが印字位置から所定寸法だけ上昇する。次いで、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動され、移動ベルト165が回転して、ブラックヘッド用キャップ161がヘッドユニット181Bのノズル面に対向する位置に移動したときに、ヘッドユニット181Bの空吐出が行われ、更に、吐出回復用キャップ162がヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル面に対向する各位置 に移動したときに、各ヘッドユニット毎に空吐出が行われる。
【0106】
ヘッドユニット182Cの空吐出が終了すると、ブラックキャップ移動用モータ166が逆方向に駆動され、移動ベルト165が反転して、ブラックヘッド用キャップ161及び吐出回復用キャップ162が退避位置に戻る。次いで、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが印字位置に戻って、印字が継続される。
【0107】
なお、ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが印字位置から上昇する上記所定寸法は、ワイパー87が上昇したときに、その先端が上記ノズル面に好適に当接するような値に設定されている。これによって、ワイパー87が各ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cのノズル面に当接しながらブラックヘッド用キャップ161及び吐出回復用キャップ162が退避位置に向けて移動することにより、余分のインクが拭き取られてノズル面が清掃される。
【0108】
そして、印字が終了すると、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが、図5に示すように退避位置まで上昇する。
【0109】
次いで、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動され、移動ベルト165が回転して、ブラックヘッド用キャップ161がヘッドユニット181Bのノズル面に対向する位置に移動するとともに、カラーキャップ移動用モータ174が駆動されて、カラーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cがヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル面に対向する位置に移動する。
【0110】
次いで、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが下降して、図1に示すように、キャップ161,171Y,171M,171Cによって閉塞される。
【0111】
次に、ブラック印字の場合について説明する。
【0112】
印字動作が開始されると、ヘッド昇降用モータ67が駆動され、ヘッドユニット181Bが所定寸法だけ上昇してブラックヘッド用キャップ161による閉塞が解除される。なお、ヘッドユニット181Bを上昇させる上記所定寸法は、ブラックヘッド用キャップ161の移動に支障がない値に設定されている。
【0113】
次いで、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動されてブラックヘッド用キャップ161が退避位置に移動し、続いて、ヘッド昇降用モータ67が駆動され、ヘッドユニット181Bが印字位置まで下降して、カラー印字の場合と同様に、給紙、印字、排出動作が繰り返される。また、ヘッドユニット181Bの空吐出のみがカラー印字の場合と同様に行われる。
【0114】
そして、印字が終了すると、ヘッド昇降用モータ67が駆動され、ヘッドユニット181Bが退避位置まで上昇し、次いで、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動され、移動ベルト165が回転して、ブラックヘッド用キャップ161がヘッドユニット181Bのノズル面に対向する位置に移動する。
【0115】
次いで、ヘッド昇降用モータ67が駆動され、ヘッドユニット181Bが下降して、ブラックヘッド用キャップ161によって閉塞される。
【0116】
次に、吐出回復動作について説明する。
【0117】
例えば、カラー印字中に吐出回復動作を行うときは、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが印字位置から所定寸法だけ上昇する。次いで、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動され、移動ベルト165が回転して、ブラックヘッド用キャップ161がヘッドユニット181Bのノズル面に対向する位置に移動したときに、ヘッド昇降用モータ67が駆動され、ヘッドユニット181Bが下降して、ブラックヘッド用キャップ161により閉塞された状態でポンプPが駆動し、ヘッドユ ニット181Bの吐出回復が行われる。そして、ヘッド昇降用モータ67が駆動されて、ヘッドユニット181Bが元の位置まで上昇する。
【0118】
次いで、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動され、移動ベルト165が回転して、吐出回復用キャップ162がヘッドユニット182Cのノズル面に対向する位置に移動したときに、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが下降し、ヘッドユニット182Cが吐出回復用キャップ162により閉塞された状態でポンプQが駆動し、ヘッドユニット181Cの吐出回復が行われる。そして、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動されて、ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが元の位置まで上昇する。
【0119】
次いで、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動され、移動ベルト165が回転して、吐出回復用キャップ162がヘッドユニット182Mのノズル面に対向する位置に移動したときに、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが下降し、ヘッドユニット182Mが吐出回復用キャップ162により閉塞された状態でポンプQが駆動し、ヘッドユニット181Mの吐出回復が行われる。そして、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動されて、ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが元の位置まで上昇する。
【0120】
次いで、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動され、移動ベルト165が回転して、吐出回復用キャップ162がヘッドユニット182Yのノズル面に対向する位置に移動したときに、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが下降し、ヘッドユニット182Yが吐出回復用キャップ162により閉塞された状態でポンプQが駆動し、ヘッドユニット181Yの吐出回復が行われる。そして、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動されて、ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが元の位置まで上昇する。
【0121】
次いで、ブラックキャップ移動用モータ166が逆方向に駆動され、移動ベルト165が反転して、ブラックヘッド用キャップ161及び吐出回復用キャップ162が退避位置に移動する。
【0122】
そして、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cが印字位置まで下降して、中断された印字が継続される。
【0123】
なお、本発明は、上記実施形態に限られず、以下の変形形態(1)、(2)を採用することができる。
【0124】
(1)ヘッドユニット181Bのノズル面の大きさを、ヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル面の大きさに一致させる。
【0125】
この形態によれば、ブラックヘッド用キャップ161によりヘッドユニット182Y,182M,182Cの各ノズル面を閉塞した状態でポンプPを駆動することによって、各ヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズルの吐出回復を行うことができる。
【0126】
従って、吐出回復用キャップ162、ポンプQ及び廃インクチューブ28bが不要になり、これによって、部品点数を削減し、装置構成を簡素化することができる。
【0127】
なお、この場合には、ブラックヘッド用キャップ161によりヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズルを閉塞させる閉塞手段は、移動ベルト165やブラックキャップ移動用モータ166などによって構成される。
【0128】
(2)ブラックヘッド用キャップ161や吐出回復用キャップ162が、ヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cに対向する各位置に移動し たことを検出するセンサを配設してもよい。これによって、キャップ移動用モータ166,174に供給する駆動パルス数に誤差やずれ等が生じた場合でも、キャップ161,162がヘッドユニット181B,182Y,182M,182Cに対向する各位置に移動したことを確実に検出することができる。
【0129】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ブラック印字ヘッド用キャップとカラー印字ヘッド用キャップとを別体で形成し、それぞれ個別に対応するノズルの閉塞位置と退避位置との間で移動するようにしたので、カラー印字ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルが閉塞された状態で、ブラック印字ヘッドを用いて記録用紙に印字することができる。従って、黒インクを吐出して印字を行う間におけるカラー印字ヘッドのノズル内のインクの乾燥を防止でき、これによってカラー印字ヘッドのノズルの目詰りを防止することができる。
【0130】
また、ブラック印字ヘッド用キャップによりブラック印字ヘッドのノズルが閉塞された状態で当該ノズルの吐出回復をブラック印字ヘッド用キャップのみに連結された吐出回復手段によって行い、ブラック印字ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルが閉塞された状態で当該ノズルの吐出回復をブラック印字ヘッド用キャップのみに連結された吐出回復手段によって行うことにより、ブラック印字ヘッド及びカラー印字ヘッドの双方のノズルの吐出回復を単一のキャップ及び単一の吐出回復手段によって行うことができ、部品点数を削減して装置構成を簡素化することができる。
【0131】
また、ブラック印字ヘッド及びカラー印字ヘッドとして、それぞれ多数のノズルが一方向に配列形成されてなる長尺の印字ヘッドを用いた場合でも、黒インクのみを吐出して印字を行う間はカラー印字ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルを閉塞することにより、空吐出を行うことなくカラー印字ヘッドのノズル内の乾燥を防止することができ、これによって空吐出によるインクの消費を抑制することができる。
【0132】
また、カラー印字ヘッドとして、イエロー色のインクを吐出するイエロー印字ヘッドと、マゼンタ色のインクを吐出するマゼンタ印字ヘッドと、シアン色のインクを吐出するシアン印字ヘッドとを含む場合でも、黒インクのみを吐出して印字を行う間はカラー印字ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルを閉塞することにより、空吐出を行うことなくカラー印字ヘッドのノズル内の乾燥を防止することができ、これによって、空吐出による各色のインクの消費を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインクジェット記録装置の一実施形態の内部構成の概略を示す正面図である。
【図2】 印字ヘッド部の構成を示す正面図で、各ヘッドユニットが印字位置に配置された状態を示している。
【図3】 印字ヘッド部の構成を示す平面図で、各ヘッドユニットが印字位置に配置された状態を示している。
【図4】 印字ヘッド部の構成を示す左側面図で、各ヘッドユニットが印字位置に配置された状態を示している。
【図5】 印字ヘッド部の構成を示す正面図で、各ヘッドユニットが退避位置に配置された状態を示している。
【図6】 印字ヘッド部の構成を示す平面図で、各ヘッドユニットが退避位置に配置された状態を示している。
【図7】 印字ヘッド部の構成を示す左側面図で、各ヘッドユニットが退避位置に配置さ れた状
態を示している。
【図8】 ブラックヘッド部とカラーヘッド部の境界部分を示す拡大正面図である。
【図9】 第1のキャップ部の構成を示す正面図で、ブラックヘッド用キャップが退避位置に配置された状態を示している。
【図10】 第1のキャップ部の構成を示す平面図で、ブラックヘッド用キャップが退避位置に配置された状態を示している。
【図11】 第2のキャップ部の構成を示す正面図である。
【図12】 第2のキャップ部の構成を示す平面図である。
【図13】 本実施形態の制御構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
28a 廃インクチューブ(吐出回復手段)
161 ブラックヘッド用キャップ
162 吐出回復用キャップ(吐出回復手段)
165 移動ベルト(ブラックキャップ移動手段)
166 ブラックキャップ移動用モータ(ブラックキャップ移動手段)
171Y,171M,171C カラーヘッド用キャップ
172 移動ベルト(カラーキャップ移動手段)
174 カラーキャップ移動用モータ(カラーキャップ移動手段)
181B ヘッドユニット(ブラック印字ヘッド)
182Y,182M,182C ヘッドユニット(カラー印字ヘッド)
P ポンプ(吐出回復手段)

Claims (5)

  1. 記録用紙に対向する面に形成されたノズルから黒インクを吐出するブラック印字ヘッドと、
    記録用紙に対向する面に形成されたノズルから黒以外のカラーインクを吐出するカラー印字ヘッドと、
    上記ブラック印字ヘッドのノズルを閉塞するためのブラック印字ヘッド用キャップと、
    このブラック印字ヘッド用キャップと別体で形成され、上記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞するためのカラー印字ヘッド用キャップと、
    上記ブラック印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該ノズルを開放する退避位置との間で上記ブラック印字ヘッド用キャップを移動させるブラックキャップ移動手段と、
    上記カラー印字ヘッド用キャップが取り付けられた移動ベルトと、この移動ベルトが張架され、当該移動ベルトを無端回転させる複数の搬送プーリと、当該搬送プーリを回転駆動するモータとを有し、このモータにより上記搬送プーリを回転させて上記移動ベルトを無端回転させることによって、上記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該ノズルを開放する退避位置との間で上記カラー印字ヘッド用キャップを移動させるカラーキャップ移動手段とを備え、
    上記ブラック印字ヘッド用キャップが配設されるキャップ板には、上記カラー印字ヘッドの吐出回復を行う吐出回復用キャップと、ブラック印字ヘッド及びカラー印字ヘッドのノズル面を清掃するワイパとが設けられ、上記ブラックキャップ移動手段は、上記キャップ板を移動させることによって、上記ブラック印字ヘッド用キャップをブラック印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該ノズルを開放する退避位置の間における移動と、上記吐出回復用キャップのカラー印字ヘッドと対面する位置への移動とを行うインクジェット記録装置。
  2. 請求項1記載のインクジェット記録装置において、上記カラー印字ヘッドは、ノズル形成面が互いに等しい大きさの各色用ノズルからなり、これら各色用ノズルのノズル形成面はブラック印字ヘッドのノズル形成面よりも小さい異なる大きさとされ、
    上記吐出回復用キャップは上記各色用ノズルの1つのノズル形成面を覆うことができる大きさの開口を有し、上記ブラック印字ヘッド用キャップはブラック印字ヘッドのノズル形成面を覆うことができる大きさの開口と、ブラック印字ヘッドの吐出回復を行う吐出回復機構とを有するインクジェット記録装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置において、上記ブラック印字ヘッド用キャップのみに連結された吐出回復手段を備え、上記ブラックキャップ移動手段は、上記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置に上記ブラック印字ヘッド用キャップを移動させるものであるインクジェット記録装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、上記ブラック印字ヘッド及び上記カラー印字ヘッドは、それぞれ多数のノズルが、用紙幅方向にA4用紙短辺寸法に亘って一方向に配列形成されている長尺の印字ヘッドであるインクジェット記録装置。
  5. 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、上記カラー印字ヘッドは、イエロー色のインクを吐出するイエロー印字ヘッドと、マゼンタ色のインクを吐出するマゼンタ印字ヘッドと、シアン色のインクを吐出するシアン印字ヘッドとを含み、
    上記カラー印字ヘッド用キャップは、上記各色の印字ヘッドに対してそれぞれ別個に設けられて上記カラーキャップ移動手段の上記移動ベルトに取り付けられており、この移動 ベルトの無端回転により、上記各色の印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該各色の印字ヘッドのノズルを開放する退避位置との間で移動されるインクジェット記録装置。
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