JP5327448B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。
ここで、搬送される用紙の全幅に相当するノズル列を配置したライン型ヘッドを備えるライン型画像形成装置においては、ライン型記録ヘッドとして、1つのヘッドで搬送される用紙の全幅に相当するノズル列を配置したフルライン型記録ヘッド、あるいは、液滴を吐出するノズルを並べたノズル列を有する短尺のヘッドを複数個、ノズル配列方向に沿って配置したヘッド列を配置した記録ヘッド(これを「ヘッドモジュール」と称する。マルチアレイヘッド、マルチヘッドユニットなどとも称される。)が用いられている。
ところで、カラー画像を形成する画像形成装置にあっては、複数の記録ヘッドを並べて配置することから、各記録ヘッド相互間でノズル位置を高精度に配置しなければ画像品質が低下することになる。そのため、複数の記録ヘッドを配置するベース部材に対して記録ヘッドの位置を微調整する位置調整機構(手段)を備えるようにしている。
例えば、特許文献1に開示されているように、ノズルを有するヘッドチップが取り付けられたベースプレートの当接面であってベースプレートの略端部の位置のキャレッジフレーム上に円柱状の凸部を突設し、ベースプレートの端部の位置に凸部と係合可能な半円状の切り欠きを形成し、組み立て時に凸部に切り欠きを係合させるとともに、キャレッジフレームとベースプレートとの間にベースプレートの位置の調整機構を設け、ベースプレートを凸部側に押圧しながら回動させてベースプレートの位置調節をすることが知られている。
特開2004−216816号公報
上述したような記録ヘッドをベース部材に対して位置調整可能に配置する構成としては、例えば、記録ヘッドのノズル配列方向と直交する方向では記録ヘッドを位置決め部材に突き当てて位置決めし、ノズル配列方向では一端部を付勢して他端部側からの押圧量を調整する位置調整機構を設けて、ノズル配列方向位置を調整可能とすることが考えられる。この場合、記録ヘッドのノズル配列方向と直交する方向で記録ヘッドを位置決め部材に突き当てるために記録ヘッドを付勢する加圧手段を備える必要がある。
このような構成を採用した場合、記録ヘッドのノズル配列方向の位置調整を行うときに、記録ヘッドが加圧手段で位置決め部材に突き当てられているため、位置調整時に記録ヘッド及び位置決め部材の当接面が摩耗、座屈するおそれがあるという課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、記録ヘッドをベース部材に対して高精度の位置決めできるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する1又は複数のヘッドで構成される記録ヘッドがベース部材に位置調整可能に取り付けられ、
前記記録ヘッドの位置を調整する位置調整手段と、
前記ベース部材に対して前記記録ヘッドを前記位置調整手段による調整方向と異なる方向に加圧する加圧手段と、
前記位置調整手段による調整方向に前記記録ヘッドの位置調整を行うときに、前記加圧手段による加圧力を低下させる減圧手段と、を備え
前記位置調整手段と前記減圧手段とが連動する
構成とした。
本発明によれば、加圧手段による加圧力を低下させて位置調整手段で記録ヘッドの位置を調整することができ、位置調整時に記録ヘッド及び位置決め部材の当接面が摩耗、座屈するおそれが低減する。
本発明に係る画像形成装置の一例の全体構成を説明する側面概略説明図である。 同じく要部平面説明図である。 ヘッドモジュールの斜視説明図である。 同ヘッドモジュールの側面説明図である。 同ヘッドモジュールの1つのヘッドの底面説明図である。 ヘッドモジュールの共通ベース部材に対する取り付け構造の説明に供する1つのヘッドモジュールを取り付けた状態の平面説明図である。 同ヘッドモジュール一端部側の平面説明図である。 ヘッドモジュール他端部側の正面説明図である。 同じく斜視説明図である。 同じく分解斜視説明図である。 ヘッド位置調整機構の説明に供する正面説明図である。 同じく異なる状態を説明する側面説明図である。 本発明の他の実施形態におけるヘッド位置調整機構の平面説明図である。 同じく側面説明図である。 本発明の更に他の実施形態におけるヘッド位置調整機構の平面説明図である。 同じく正面説明図である。 同じく側面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図、図2は同装置の模式的平面説明図である。
この画像形成装置はライン型画像形成装置であり、装置本体1と、用紙Pを積載し給紙する給紙トレイ2と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙トレイ3と、用紙Pを給紙トレイ2から排紙トレイ3まで搬送する搬送ユニット4と、搬送ユニット4によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し印字する記録ヘッドとしてのヘッドモジュール51を含む画像形成ユニット5と、印刷終了後又は所要のタイミングで画像形成ユニット5の各記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構であるクリーニング装置6と、クリーニング装置6を開閉する搬送ガイド部7と、画像形成ユニット5のヘッドモジュール51にインクを供給するインクタンクユニット8と、インクタンクユニット8にインクを供給するメインタンクユニット9とを備えている。
装置本体1は、図示しない前後側板及びステーなどで構成されており、給紙トレイ2上に積載されている用紙Pは、分離ローラ21及び給紙ローラ22によって1枚ずつ搬送ユニット4に給紙される。
搬送ユニット4は、搬送駆動ローラ41aと搬送従動ローラ41bと、これらのローラ41a、41b間に掛け回された無端状の搬送ベルト43とを備えている。この搬送ベルト43の表面には複数の図示しない穴が形成されており、搬送ベルト43の下部には用紙Pを吸引する吸引ファン44が配置されている。また、搬送駆動ローラ41a、搬送従動ローラ41b上部には、それぞれ搬送ガイドローラ42a、42bが図示しないガイドに保持されて、自重にて搬送ベルト43に当接している。
搬送ベルト43は、搬送駆動ローラ41aが図示しないモータにより回転されることで周回移動し、用紙Pは搬送ベルト43上に吸引ファン44により吸い付けられ、搬送ベルト43の周回移動によって搬送される。なお、搬送従動ローラ41b、搬送ガイドローラ42a、42bは搬送ベルト43に従動して回転する。
搬送ユニット4の上部には用紙Pに印字する液滴を吐出する複数のヘッドモジュール51で構成される画像形成ユニット5が矢示A方向(及び逆方向)に移動可能に配置されている。この画像形成ユニット5は、維持回復動作時(クリーニング時)にはクリーニング装置6上方まで移動され、画像形成時には図1の位置に戻される。
画像形成ユニット5は、液滴を吐出する複数のノズルを配列したノズル列を二列有する複数のヘッドを一列に配列した本発明における記録ヘッドとしてのヘッドモジュール51a、51b、51c、51dが、用紙搬送方向に沿って並べて本発明におけるベース部材であるラインベース部材52に交換可能に取付けられて配置されているもヘッドモジュールアレイ(記録ヘッドユニット)50を備えている。
ここでは、ヘッドモジュール51a、51bの2つのノズル列の一方でイエロー(Y)の液滴を、他方でマゼンタ(M)の液滴を吐出し、また、ヘッドモジュール51c、51dの2つのノズル列の一方でシアン(C)の液滴を、他方でブラック(K)の液滴を吐出する。つまり、この画像形成ユニット5は、同じ色の液滴を吐出する2つのヘッドモジュール51が用紙搬送方向に並べて配置され、2つのヘッドモジュール51で用紙幅相当の1列分のノズル列が構成されている構成としているが、これに限るものではない。
この画像形成ユニット5の上流側にはインクタンクユニット8のインクタンク81(図示の都合上1つのインクタンクのみ符号を付している。)が配置され、供給チューブ82を介して各ヘッドモジュール51に供給され、インクタンク81とヘッドモジュール51との水頭差によりヘッドモジュール51の各ヘッドに対する負圧が形成される。このインクタンクユニット8は画像形成ユニット5とともに矢示A方向に移動可能に配置されている。なお、インクタンク81からヘッドモジュール51に対する供給チューブ82は分かり易くするためヘッドモジュール51の上方から接続して状態で図示しているが、後述するように、ヘッドモジュール51の長手方向(用紙搬送方向と直交する方向)の端部に接続される。
さらに、インクタンク81の上流側にはメインタンクユニット9が配置され、メインタンク91から供給チューブ92を介してインクがインクタンク81に供給される。
搬送ユニット4の下流側には用紙Pを排紙トレイ3に排紙する搬送ガイド部7が設けられている。搬送ガイド部7にて案内されて搬送される用紙Pは排紙トレイ3に排紙される。排紙トレイ3は、用紙Pの幅方向を規制する対のサイドフェンス31と用紙Pの先端を規制するエンドフェンス32を備えている。
維持回復機構(クリーニング装置)6は、画像形成ユニット5の各ヘッドモジュール51に対応して、4列分のクリーニング手段61a〜61dが配置され、1つのクリーニング手段61はヘッドモジュール51の各ヘッドに対応するキャップ部材62及び図示しないがワイパ部材などで構成されている。なお、各クリーニング手段61のキャップ部材62は各列毎に独立して上下動させることができる構成としている。さらに、クリーニング手段61の下方には、キャップ部材62でヘッドモジュール51のノズル面をキャッピングした状態でノズルからインクを吸引するための吸引ポンプ63a〜63dが配置されている。
また、この画像形成装置においては、印刷終了後、液滴を吐出するヘッドモジュール51の各ヘッドのノズル面をクリーニング手段61でキャッピングした状態でノズルからインクを吸引する場合、あるいは、ヘッドモジュール51の各ヘッドのノズル面に付着したインクをワイピング部材で清掃する場合は、図1にも示すように、印刷停止後、搬送ユニット4全体が搬送従動ローラ41bを支点に矢印B方向に回動し、画像形成ユニット5との間の空間を画像形成時よりも大きくすることで、画像形成ユニット5の移動スペースを確保するようにしている。このとき、クリーニング装置6上部に配置されている搬送ガイド部7も支点71にて矢印C方向上方に回動され、クリーニング装置6の上方が開放される。
そして、搬送ユニット4と搬送ガイド部7がそれぞれ解放(解除)された後に、画像形成ユニット5が用紙通紙方向(矢示A方向)に移動し、クリーニング装置6上方で停止され、クリーニング手段61が上昇して各ヘッドモジュール51のクリーニング動作(維持回復動作)に移行する。
次に、ヘッドモジュールの詳細について図3ないし図5を参照して説明する。なお、図3は同ヘッドモジュールの斜視説明図、図4は同ヘッドモジュールの側面概略模式的説明図、図5は同ヘッドモジュールの1つのヘッドの底面説明図である。
1つのヘッドモジュール51は、液滴を吐出する複数(ここでは5個の例で示している。)のヘッド101を一列に略L字形状のベース部材102上に並べて配置し、これら複数のヘッド101上にヘッド配列方向に沿って複数のヘッド101にインクを分配して供給する共通流路を形成するインク供給部材である分岐部材(共通流路部材)104が配置され、分岐部材104とベース部材102との間に架けた板バネ部材103によってヘッド101が分岐部材104側に付勢されて一体化されている。分岐部材104にはインク供給口105Aと空気抜き穴105Bが設けられている。
ヘッド101は、例えば図5に示すように、液滴を吐出する複数のノズル201を配列したノズル列201A、201Bを有するノズル面204を有している。ヘッド101は、これに限るものではなく、3列以上のノズル列を有するものを用いることもできる。
また、分岐部材104の両端に取付けた支持部材106、106にて分岐部材104の上方に中継基板108を保持している。この中継基板108と各ヘッド101とはコネクタ110及びケーブル111を介して電気的に接続され、図示しないメイン制御ボードとケーブル501を介して接続されている。
次に、この画像形成装置におけるヘッドモジュールの共通ベース部材に対する取り付け構造について図6ないし図10を参照して説明する。なお、図6は1つのヘッドモジュールを取り付けた状態の平面説明図、図7は同ヘッドモジュール一端部側の平面説明図、図8はヘッドモジュール他端部側の正面説明図、図9は同じく斜視説明図、図10は同じく分解斜視説明図である。図9及び図10では後述する減圧手段の図示は省略している。
まず、ベース部材である共通ベース部材(ラインベース部材)52には前述したように複数のヘッドモジュール51が用紙搬送方向(ノズル配列方向と直交する方向)に高精度に位置決めされて配置される。
このヘッドモジュール51の用紙搬送方向に対する位置決めは、共通ベース部材52に設けた位置決め部材301a、302bによって行っている。すなわち、ヘッドモジュール51の一端部側(ノズル配列方向の)は、図7に示すように、共通ベース部材52に設けられた板ばね部材302による加圧力でベース部材102の端部102aを位置決め部材301aに反対方向から付勢して突き当てている。また、ヘッドモジュール51の他端部側(ノズル配列方向の)は、図8ないし図10にも示すように、後述する位置調整手段320に設けられる加圧手段である板ばね303による加圧力でベース部材102の端部102bを位置決め部材301bに反対方向から付勢して突き当てている。これにより、ヘッドモジュール51の用紙搬送方向に対する位置決め精度を出している。
また、ヘッドモジュール51は板ばね304によってベース部材102の端部102aが共通ベース部材52に押し付けられて高さ方向が位置決めされている。
一方、ヘッドモジュール51のノズル配列方向に対する位置決め及び位置調整を行うため、ヘッドモジュール51の一端部側には、図7にも示すように、ベース部材102の端部102aの端面側から付勢する板ばね310を共通ベース部材52に設けている。また、ヘッドモジュール51の他端部側は、ベース部材102に固定したブラケット110にノズル配列方向に突き出した突起部111が設けられ、この突起部111に当接して、反対側の板ばね310による付勢力と相俟ってノズル配列方向の位置を微調整する位置調整手段320を設けている。
ここで、位置調整手段320を含むヘッド位置調整機構について図11及び図12をも参照して説明する。なお、図11はヘッド位置調整機構の正面説明図、図12は同じく同機構の異なる状態を説明する側面説明図である。
まず、位置調整手段320は、共通ベース部材52に固定される調整ベース部材321にガイド部材322が立設され、このガイド部材322には調整ベース部材321との間にコイルスプリング323を介して調整プレート324が回転不能で上下動可能に保持されている。この調整プレート324を挿通して調整ベース321に螺着される調整ねじ325が設けられ、この調整ねじ325を回動することで、調整プレート324が上下動するようにしている。そして、調整プレート324には、ヘッドモジュール51の突起部111に当接するノズル配列方向に傾いた傾斜面324aが形成されている。
これにより、調整ねじ325を回動して調整プレート324を上下動させて高さ位置を変化させることにより、調整プレート324の傾斜面324aに突起部111が当接しているヘッドモジュール52が図8の矢示方向(ノズル配列方向)に移動するので、ヘッドモジュール52のノズル配列方向の位置を決めるとともに、位置の微調整を行うことができる。
ここで、位置調整手段320の調整プレート324には、位置調整手段320による位置調整方向であるノズル配列方向と異なる方向(ここでは直交する方向)である用紙搬送方向にヘッドモジュール51を加圧する加圧手段としての板ばね303を取り付け、図12(a)に示すように、所要の加圧力F1でヘッドモジュール51のベース部材102の端部102bを押圧して位置決め部材301b当接させている。
この板ばね303による加圧力F1でヘッドモジュール51を用紙搬送方向の位置決め部材301bに加圧して当接させた状態で、調整プレート324を上下動させてヘッドモジュール51のノズル配列方向の位置調整を行うと、ヘッドモジュール51のベース部材102の端部102bや位置決め部材301bが磨耗、座屈するおそれがある。
そこで、この位置調整手段320によるヘッド位置調整時に板バネ303による加圧力を低下させる減圧手段330を備えている。
この減圧手段330は、減圧プレート331に設けたガイド332、332を調整プレート324に対して上下動可能に保持して、ガイド332の周囲に配設したコイルスプリング333にて減圧プレート331を上昇位置に付勢している。そして、減圧プレート331には下降時に板バネ303に接触して押圧する押圧部335を設けている。
また、減圧プレート335には下降位置で下端部が位置調整手段320の調整ねじ325の頂部325aに係合する操作ねじ336を設けている。これにより、操作ねじ336を調整ねじ325に係合させて回動することで、減圧プレート331を下降させた状態のまま調整ねじ325を回動させて調整プレート324を上下動させることができる。
このように構成したので、ヘッドモジュール51のノズル配列方向に位置調整を行うときには、図12(a)に示す状態から図12(b)に示すように、減圧プレート331を下降させて押圧部335によって板ばね303を押し下げることにより、板ばね303の復元位置が規制されて、ヘッドモジュール51のベース部材102の端部102bを押圧する加圧力が加圧力F1よりも小さい加圧力F2に減少することになる。
このとき、減圧手段330の操作ねじ336が調整ねじ325に係合するので、操作ねじ336を回動して調整プレート324の高さ位置を調整し、前述したようにヘッドモジュール51のノズル配列方向の位置を調整する。
これにより、板ばね303による加圧力でヘッドモジュール51を用紙搬送方向の位置決め部材301bに加圧して当接させた状態で、調整プレート324を上下動させてヘッドモジュール51のノズル配列方向の位置調整を行っても、ヘッドモジュール51のベース部材102の端部102bや位置決め部材301bが磨耗、座屈するおそれがなくなる。ここでF2は0としてもよいが、ベース部材102の端部102bが位置決め部材301bに突き当てられた状態で位置調整を行う方が、再度加圧した際の位置ずれの発生を抑制できるため加圧力を残した状態で位置調整することが好ましい。
また、位置調整を終了し操作ねじ336への加重をやめると、減圧プレート331はガイド332の周囲に配設したコイルスプリング333により押し上げられ、板バネ303のベース部材102の端部102bを押圧する加圧力がF1に戻る。すなわち、特別な操作を行うことなく、通常の位置調整と同じ作業を行うだけで、位置調整時の減圧動作と位置調整後の加圧動作を行うことができる。
次に、本発明の他の実施形態について図13及び図14を参照して説明する。なお、図13は同実施形態におけるヘッド位置調整機構の側面説明図、図14は同じく側面説明図である。
この実施形態は、ヘッドモジュール51の位置調整を行うときに、高さ方向への減圧及び解除手段を備えるものである。つまり、高さ方向の加圧手段350として、ベース351上に支軸352を支点として加圧アーム353が揺動可能に支持され、加圧アーム353は他端部とベース351との間に介装されたコイルスプリング354によって一端部がベース部材102の端部102bを上方から前述した共通ベース部材52上に押圧(加圧)している。位置調整手段320には前述した減圧手段330と同様な構成の減圧手段360が設けられ、この減圧手段360は加圧手段350の加圧アーム352の他端部を押し下げる押圧部365を備えている(他の構成は減圧手段330と同様であるので、同じ符号を付している。)。
これにより、位置調整手段320の調整ねじ325を回動してヘッドモジュール51のノズル配列方向の位置調整を行うとき、図16に示すように、減圧手段360の減圧プレート331を下降させて、その押圧部365で加圧アーム352の他端部を下降させることによって、加圧手段350によるベース部材102の端部102aの高さ方向の加圧を解除することができ、位置調整時の負荷を低減できる。
次に、本発明の更に他の実施形態について図15ないし図17を参照して説明する。なお、図15は同実施形態におけるヘッド位置調整機構の平面説明図、図16は同じく正面説明図、図17は同じく側面説明図である。
この実施形態は、位置調整手段320の調整ねじ325にクラッチ340を介して加圧手段である板ばね303を取り付けている。このクラッチ340は両方向の回転に対して一定加重までは追随し、一定以上の加重になると空回りをする構造となっている。なお、板バネ303がヘッド側と反対側に回転したときの回転を阻止するストッパ部材341を設け、調整ねじ325に追従して板バネ303が一定以上回転しないようにしている。
これにより、調整ねじ325を締めるために例えば図15で右回転したときには、クラッチ340が連れ回りをして加圧手段である板ばね303も右回りし、ベース部材102の端部102bを加圧して位置決め部材301bに突き当て一定加重で加圧し続ける。一方、調整ねじ325を左回転し緩めると、クラッチ340も左回転し、板ばね303はベース部材から離れ、ストッパ部材に突き当たった状態で空回りする。
すなわち、本構成では位置調整動作のうち、調整ねじを緩める(左回転する)場合にのみ、加圧力を減圧する構成となっている。位置決め部材の当接面が摩耗、座屈するという課題に対しては、確かに減圧する構成が望ましいが、加圧力を減圧した状態ではどうしても通常の加圧状態との間に位置変動を生じてしまう。本実施形態ではこのような課題を解決するために一方向への調整時にのみ減圧動作を行う構成としたものである。
つまり、減圧状態で移動できる方向に大きく移動し、その後加圧状態で逆方向に微調整を行うことで通常の加圧状態と同じ状態での位置調整を可能とすることができる。
ここで、減圧状態で移動する方向はどちらの方向でもよいが、望ましくは調整プレート324が突起部111を加圧しない方向への移動を減圧することが望ましい。なぜならば、突起部111を加圧する方向に移動する場合には調整プレート324の位置によって突起部111の位置は確実に決まるのに対して、逆方向への移動は調整プレート324が突起部111から逃げていく方向に移動するため、突起部111の位置は調整プレートの位置だけでは決まらず、逆方向から付勢する板バネ310の力によって変動する。
つまり、板バネ310が十分な力を持っていれば、突起部111は調整プレート324に追随するが、力が足りない場合は正確な位置を取らなくなってしまう。したがって、こちらの方向への移動の際にはできるだけ負荷を低減することが好ましく、減圧によってベース部材102と位置決め部材301bや共通ベース部材52との摩擦力を低減することで、より板バネ310への負荷を減らすことができ、部品コストの低下、位置調整精度の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態では複数のヘッドを配列した記録ヘッド(ヘッドモジュール)を備える例で説明しているが、1つのヘッドでフルラインを構成するフルライン型記録ヘッドを備える画像形成装置、複数のヘッドをキャリッジに搭載するシリアル型画像形成装置にも同様に適用することができる。
1…装置本体
4…搬送ユニット(搬送部)
5…画像形成ユニット
6…クリーニング装置(維持回復機構)
7…搬送ガイド部
8…インクタンクユニット
9…メインタンクユニット
51…ヘッドモジュール(記録ヘッド)
52…共通ベース部材(ラインベース部材)
101…ヘッド
102…ベース部材
301a、301b…位置決め部材
303…板ばね(加圧手段)
320…位置調整手段
324…調整プレート
330、360…減圧手段

Claims (3)

  1. 液滴を吐出する1又は複数のヘッドで構成される記録ヘッドがベース部材に位置調整可能に取り付けられ、
    前記記録ヘッドの位置を調整する位置調整手段と、
    前記ベース部材に対して前記記録ヘッドを前記位置調整手段による調整方向と異なる方向に加圧する加圧手段と、
    前記位置調整手段による調整方向に前記記録ヘッドの位置調整を行うときに、前記加圧手段による加圧力を低下させる減圧手段と、を備え
    前記位置調整手段と前記減圧手段とが連動する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記減圧手段は、前記位置調整手段による位置調整動作の開始に連動して前記加圧手段の加圧手段の加圧力を低下させ、位置調整動作の終了に連動して前記加圧手段の加圧力を回復させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記減圧手段は、前記位置調整手段による調整方向のうち一方への調整時にのみ加圧手段の加圧力を低下させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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