JPH11104586A - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JPH11104586A
JPH11104586A JP27539597A JP27539597A JPH11104586A JP H11104586 A JPH11104586 A JP H11104586A JP 27539597 A JP27539597 A JP 27539597A JP 27539597 A JP27539597 A JP 27539597A JP H11104586 A JPH11104586 A JP H11104586A
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JP
Japan
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dust
work
suction
air
nozzle
Prior art date
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JP27539597A
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English (en)
Inventor
Tomoo Muto
知雄 武藤
Moritoshi Sugano
盛利 菅野
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HUEGLE ELECTRONICS KK
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HUEGLE ELECTRONICS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エア源の負荷増大やワークの吸着・損傷、騒
音を防止し、更にワーク表面や周囲を再汚染することな
く高効率な除塵を可能にした除塵装置を提供する。 【解決手段】 ワーク表面にエアを吐出してワーク表面
に存在する塵芥を吸引除去する除塵装置に関する。ワー
クの相対的な移動方向に沿って、エアを吸引する第1の
吸引ノズル32Aと、エアを吐出する吐出ノズル31A
と、エアを吸引する第2の吸引ノズル33Aとを順次配
置する。また、各吸引ノズル32A,33Aの軸線を吐
出ノズル31A側へ傾斜させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク表面の塵芥
を吸引除去する除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の除塵装置として、登録実用新案
第3009694号公報や特開平7−60211号公報
に記載されたものがある。これらの公報に記載された除
塵装置は、超音波発生器を備えた第1、第2の噴出ノズ
ルと、これらの間に配置された一つの吸引ノズルとを備
え、第1、第2の噴出ノズルからワーク表面に超音波エ
アを噴出させて中央の吸引ノズルから塵芥を吸引するも
のである。
【0003】また、他の従来技術として、実開平5−8
0573号公報に記載されたパネル体の除塵装置があ
る。この除塵装置は、超音波発生器を備えた一つの噴出
ノズルと、パネル体移動方向の後方に配置された一つの
吸引ノズルとを備え、噴出ノズルからパネル表面に超音
波エアを噴出させて後方の吸引ノズルから塵芥を吸引す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】登録実用新案第300
9694号公報や特開平7−60211号公報に記載さ
れた除塵装置では、吸引力を十分に大きくしないと所望
の除塵効果が得られず、吸引力を増加させるには吸引エ
ア源の負荷が大きくなる。また、吸引力を大きくし過ぎ
ると、移動中のワークが吸引ノズルに吸着される不都合
があり、これを防止するには強固なワーク保持機構が必
要とされる。逆に、限られた吸引力のもとで除塵効果を
上げるには、噴出ノズルや吸引ノズルが設けられた除塵
ヘッドとワーク表面との間隔を非常に狭くしなくてはな
らないため、ワークに厳密な平坦性が要求されたり、時
には除塵ヘッドによりワークに傷を付けてしまう不都合
があった。また、中央の吸引ノズルの下方では不規則な
空気の乱流と塵芥の挙動が発生し、第1、第2ノズルか
らの超音波エアの噴出と塵芥を含んだエアの吸引とを均
衡させることが非常に困難であった。更に、第1、第2
の噴出ノズルから発生する騒音(高周波ノイズ)が著し
く、作業者にとっての精神的、肉体的苦痛が大きかっ
た。
【0005】実開平5−80573号公報に記載された
パネル体の除塵装置では、噴出ノズルの下流側に塵を含
んだエアが漏れやすく、パネル体表面やその周囲を再汚
染するおそれがあった。
【0006】そこで本発明は、エア源の負荷増大やワー
クの吸着・損傷、騒音を防止し、更にワーク表面や周囲
を再汚染することなく高効率な除塵を可能にした除塵装
置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、ワーク表面にエアを吐出し
てワーク表面に存在する塵芥を吸引除去する除塵装置に
おいて、ワークの相対的な移動方向に沿って、エアを吸
引する第1の吸引ノズルと、エアを吐出する吐出ノズル
と、エアを吸引する第2の吸引ノズルとを順次配置した
ものである。
【0008】また、請求項2に記載するように、請求項
1記載の除塵装置において、第1及び第2の吸引ノズル
の何れか一方または双方の軸線を吐出ノズル側へ傾斜さ
せれば、吐出エアによる塵芥の拡散範囲を狭くして、浮
遊した塵芥を効率よく吸引することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1はこの実施形態の平面図、図2は側
面図である。これらの図において、10は底板部であ
り、その上面には、外チャンバ21及び内チャンバ22
からなる二重構造のチャンバ20が立設されている。こ
のチャンバ20の上面には吐出ダクト25及び吸引ダク
ト26が立設されており、吐出ダクト25は内チャンバ
22に、吸引ダクト26は外チャンバ21にそれぞれ連
通している。なお、図において、23は外チャンバ21
のケーシング、24は内チャンバ22のケーシングであ
る。また、吐出ダクト25及び吸引ダクト26に連結さ
れたエアの吐出系及び吸引系には、エア圧力や流量を調
節するバルブ等の調節手段が設けられているが、便宜
上、これらの図示は省略してある。
【0010】図3は、図2のA−A拡大断面図であり、
チャンバ20の下端部に設けられた除塵ヘッド30と外
チャンバ21、内チャンバ22の関係を示している。な
お、図1、図2から明らかなように、図3に示された吐
出ダクト25の背後には、外チャンバ21に連通する吸
引ダクト26が存在している。
【0011】除塵ヘッド30は、図3の紙面表裏方向
(図1、図2の左右方向)に長尺である溝状のヘッド本
体35を取付板34に固定して構成されている。すなわ
ち、ヘッド本体35は、上方が開口されて内チャンバ2
2に連通する吐出ヘッド31と、上方が開口されて外チ
ャンバ21に連通する第1、第2の吸引ヘッド32,3
3とを有する。ここで、吐出ヘッド31の底部には吐出
ノズル31Aが形成され、吸引ヘッド32,33の底部
には、吐出ノズル31A方向に軸線が傾斜した吸引ノズ
ル32A,33Aが形成されている。これらの吸引ノズ
ル32A,33Aの垂線に対する傾斜角は20°であ
る。
【0012】次に、この実施形態の動作を説明すると、
除塵ヘッド30の直下に、適宜な間隔(例えば3.5m
m以下)を置いて除塵するべきワークを配置し、これを
定速で図3の左右方向に移動させる。そして、エア源か
ら清浄なエアを所定の圧力、流量で吐出ダクト25及び
内チャンバ22を介し吐出ヘッド31に供給する。これ
により、吐出ノズル31Aからほぼ超音波振動数を持つ
エアが吐出され、ワーク表面の塵芥を除塵ヘッド30と
の間の空間に浮遊させる。同時に、吸引ダクト26及び
外チャンバ21を介し所定の圧力、流量でエアを吸引す
ると、浮遊している塵芥が吐出ノズル31Aの前後の吸
引ノズル32A,33Aから吸引され、除去されるもの
である。なお、図3において、「P」は吐出エアの流れ
を、「V」は吸引エアの流れを示す。
【0013】その際、図3に示す如く吸引ノズル32
A,33Aの軸線を吐出ノズル31A側に傾斜させて構
成すれば、ワーク表面から舞い上がった塵芥が前後方向
に拡散する範囲を狭くして塵芥の飛散を防止し、塵芥を
効率よく吸引・除去することができる。図示されていな
いが、吸引ノズル32A,33Aの何れか一方の軸線を
吐出ノズル31A側に傾斜させても良い。
【0014】このように、本実施形態では吐出ノズル3
1Aの前後に第1、第2の吸引ノズル32A,33Aが
配置されているので、吐出エアが除塵ヘッド30の前後
方向に漏れることがなく、ワーク表面や周囲環境を再汚
染するおそれがない。また、二つの吸引ヘッド32,3
3を設けて吸引力を強めることでワークとの間の間隔を
広く設定でき、ワークの吸着や損傷のおそれをなくすと
共に、ワーク保持機構の簡略化も可能になる。同時にワ
ークに厳密な平坦性が要求されることもない。更に、単
一の吐出ノズル31Aや二つの吸引ノズル32A,33
Aからはそれほどの騒音(高周波ノイズ)が発生せず、
作業者にとっての不快感や苦痛もほとんどない。
【0015】なお、上記実施形態において、ワークを固
定しておいて除塵装置を図3の左右方向に移動させても
良いのは勿論である。
【0016】(実施例)次いで、本発明の実施例を説明
する。登録実用新案第3009694号公報や特開平7
−60211号公報に記載された除塵装置のように、第
1、第2の噴出ノズルと、これらの間に配置された一つ
の吸引ノズルとを有するタイプの除塵装置(以下、PV
P配列という)と、本発明のように、第1、第2の吸引
ノズルと、これらの間に配置された一つの吐出ノズルと
を有するタイプの除塵装置(以下、VPV配列という)
とを対象として、除塵性能の比較実験を行った。
【0017】この実験の諸条件及び手順等は以下のとお
りである。 (1)除塵ヘッドの有効幅:650mm (2)被除塵体:Cr膜付きLCDガラス(320mm
×300mm×1.1mm t) (3)塵芥:標準粒子PSL(ポリスチレンラテック
ス)5μ (4)パーティクルカウンタ(ガラス表面にあるダスト
をレーザ散乱法により計測する装置):PIP−70ガ
ラス表面検査装置(ヒューグルエレクトロニクス株式会
社製) (5)動作条件 1)ガラスと除塵ヘッドとの間隔:1.5mm 2)清浄空気の吐出圧:1100,1300,150
0,1700及び1900mmAqの5種類 (6)実験手順 1)ガラスを洗浄し、パーティクルカウンタによりガラ
ス表面に残留しているダストの個数Cをバックグラウン
ドとして計測。 2)ガラス表面に標準粒子PSL5μを乾式散布。 3)パーティクルカウンタにより、ガラス表面上に存在
する標準粒子PSLの個数Aを測定。 4)VPV配列の除塵装置(本発明)により除塵。 5)除塵後のガラス表面に残留した標準粒子PSLの個
数Bを測定。 6)除塵率を以下の式により算出。 {(A−C)−(B−C)}×100〔%〕/(A−
C) 7)同様の手順で、PVP配列の除塵装置(従来技術)
についても計測。
【0018】上記実験の結果、VPV配列(本発明)、
PVP配列(従来技術)の各除塵装置につき得られた除
塵率を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】この表1からも明らかなように、本発明で
は、エアの吐出圧に関わらず、100%に近いほぼ一定
の除塵率を得ることができた。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の除塵装置は、吐出
エアが除塵ヘッドの前後方向に漏れにくい構造であるた
め、ワーク表面や周囲環境を再汚染するおそれがない。
また、二つの吸引ノズルにより吸引力を強めることでワ
ークとの間の間隔を広く設定でき、ワークの吸着や損傷
のおそれをなくすと共に、ワーク保持機構を簡略化する
ことができる。同時にワークに厳密な平坦性が要求され
ることもないから、対象物を選ばない汎用性に富んだ除
塵装置を得ることができる。更に、二つの吐出ノズルを
有するPVP配列の除塵装置に比べ、騒音を大幅に低減
して作業者の精神的、肉体的苦痛を和らげることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す側面図である。
【図3】図2のA−A拡大断面図である。
【符号の説明】
10 底板部 20 チャンバ 21 外チャンバ 22 内チャンバ 23,24 ケーシング 25 吐出ダクト 26 吸引ダクト 30 除塵ヘッド 31 吐出ヘッド 31A 吐出ノズル 32,33 吸引ヘッド 32A,33A 吸引ノズル 34 取付板 35 ヘッド本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク表面にエアを吐出してワーク表面
    に存在する塵芥を吸引除去する除塵装置において、 ワークの相対的な移動方向に沿って、エアを吸引する第
    1の吸引ノズルと、エアを吐出する吐出ノズルと、エア
    を吸引する第2の吸引ノズルとを順次配置したことを特
    徴とする除塵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の除塵装置において、 第1及び第2の吸引ノズルの何れか一方または双方の軸
    線を、吐出ノズル側へ傾斜させたことを特徴とする除塵
    装置。
JP27539597A 1997-10-08 1997-10-08 除塵装置 Pending JPH11104586A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005051260A (ja) * 2000-06-09 2005-02-24 Harmotec Corp 非接触搬送装置
KR100566032B1 (ko) * 1999-11-11 2006-03-30 휴글엘렉트로닉스가부시키가이샤 제진장치
JPWO2007007407A1 (ja) * 2005-07-07 2009-01-29 ヒューグルエレクトロニクス株式会社 スポットクリーナ

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