JP2000317670A - 集塵装置、集塵方法、レーザ加工装置、およびレーザ加工方法 - Google Patents

集塵装置、集塵方法、レーザ加工装置、およびレーザ加工方法

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JP2000317670A
JP2000317670A JP11127847A JP12784799A JP2000317670A JP 2000317670 A JP2000317670 A JP 2000317670A JP 11127847 A JP11127847 A JP 11127847A JP 12784799 A JP12784799 A JP 12784799A JP 2000317670 A JP2000317670 A JP 2000317670A
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JP
Japan
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work
gas
flow rate
dust
port
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JP11127847A
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English (en)
Inventor
Fumio Shinano
文男 科野
Hidetaka Tsutsumi
英貴 堤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工対象部位を囲んで配置される囲いの内部
で空気をスムーズに流すことができ、それによりワーク
への塵の残留を防止できるようにする。 【解決手段】 囲いとしての筒体9に形成する噴き出し
口11を、吸い込み口13の縮径部13aに対向する主
噴き出し口11a,11bと、これらの上方および下方
の副噴き出し口11c,11dとで構成する。これによ
り、筒体9の内部で気体のスムーズな流れを形成するこ
とができ、その流れで煙や塵を確実に吸い込み口13に
案内できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集塵装置、集塵方
法、レーザ加工装置、およびレーザ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工の際には、たとえば図4に示
すように、レーザ発振器41とワーク42との間に集塵
装置43を配置している。この集塵装置43は、レーザ
発振器41側のワーク42の一定領域を囲む囲い44を
有していて、レーザ発振器41からf−θレンズ45を
経由してワーク42にレーザ光が当てられワーク42が
加工されるに伴って生じる煙や塵を、囲い44の内部に
閉じ込め、噴き出し口46,47から噴き出す空気など
の気体とともに、吸い込み口48,49に吸い込むこと
で集塵するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の集塵装置43では、集塵用の噴き出し口46と吸い
込み口48とが囲い44の一側面と対向面とに開口し、
これらの上方にエアカーテン用の噴き出し口47と吸い
込み口49とが開口しているため、ワーク42上に塵が
残留するという問題点を有していた。この問題点を解決
するために、囲い44の内部で空気を乱すことなくスム
ーズに流すことが課題となっていた。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、加工
対象部位を囲んで配置される囲いの内部で空気をスムー
ズに流すことができ、それによりワークへの塵の残留を
防止できるようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、気体の噴き出し口を、吸い込み口内におけ
る排気系との連通部位に対向する少なくとも1つの主噴
き出し口と、主噴き出し口の上方と下方とに位置する副
噴き出し口とで構成するとともに、副噴き出し口で主噴
き出し口よりも弱く噴き出すようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の請求項1記載
の集塵装置は、シート状ワークの表面の一定領域を囲ん
で配置する筒体に、給気系に連通する噴き出し口と、排
気系に連通する吸い込み口とを対向して形成してなる集
塵装置において、前記噴き出し口は、吸い込み口内にお
ける排気系との連通部位に対向して設けられ、所定流量
の気体を噴き出す少なくとも1つの主噴き出し口と、前
記主噴き出し口の上方および下方にそれぞれ少なくとも
1つ設けられ、主噴き出し口より低流量の気体を噴き出
す副噴き出し口とからなる構成としたものであり、これ
により、筒体の内部で気体のスムーズな流れを形成して
煙や塵をともに吸い込むことが可能であり、ワークの表
面などへの塵の残留を防止できる。
【0007】請求項2記載の集塵方法は、給気系に連通
する複数の噴き出し口と排気系に連通する吸い込み口と
を相対向する側面に有した筒体を、シート状ワークの表
面の一定領域を囲んで配置し、前記吸い込み口内におけ
る排気系との連通部位に対向して形成した主噴き出し口
を通じて所定流量の気体を噴き出し、主噴き出し口の上
方および下方にそれぞれ少なくとも1つ形成した副噴き
出し口を通じて主噴き出し口より低流量の気体を噴き出
すとともに、噴き出し量に相応する一定流量の気体を吸
い込み口を通じて吸い込み、その気体流により、ワーク
の加工に伴ってワーク表面で発生した塵を吸い込み口に
案内するようにしたものであり、これにより、主噴き出
し口から吸い込み口へ向かう真っ直ぐな流れによって、
その上方および下方の流れを巻き込んで吸い込み口へ案
内することができ、筒体内の上部および下部の塵、煙を
確実に吸い込むことができる。
【0008】請求項3記載のレーザ加工装置は、レーザ
発振器とワーク支持位置との間に、請求項1記載の集塵
装置を配置した構成としたものである。請求項4記載の
レーザ加工方法は、ワーク支持位置にシート状ワークを
支持し、請求項1記載の集塵装置を、筒体がワーク表面
の加工対象領域を囲むように配置した状態において、レ
ーザ発振器によりワークにレーザ光を照射してワークを
レーザ加工しつつ、集塵装置の主噴き出し口を通じて所
定流量の気体を噴き出し、それより低流量の気体を副噴
き出し口を通じて噴き出すとともに、噴き出し量に相応
する一定流量の気体を吸い込み口を通じて吸い込み、そ
の気体流により、ワークのレーザ加工に伴ってワーク表
面で発生した塵を吸い込み口に案内するようにしたもの
である。
【0009】請求項3のレーザ加工装置および請求項4
のレーザ加工方法では、集塵装置によって、ワーク表面
や光学部品への塵などの付着を確実に防止できる。以
下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら具体的に
説明する。図1〜図3において、シート状に形成された
ワークをレーザ加工するレーザ加工装置1には、ワーク
供給部2と加工部3とワーク収納部4とが設けられてお
り、加工部3の内部(図3ではAで示した部分)に、レ
ーザ発振器5とf−θレンズ6と集塵装置7とが装備さ
れている。加工部3では、レーザ光が当たる適当なワー
ク支持位置にシート状ワーク8が供給されるようになっ
ており、上記集塵装置7は、f−θレンズ6の下方であ
ってワーク8の上方に位置するように設置される。
【0010】集塵装置7は、ワーク表面の加工対象領域
を囲んで配置される角筒体9の対向する側面9a,9b
に、給気系10に連通する噴き出し口11と、排気系1
2に連通する吸い込み口13とを形成したものである。
吸い込み口13は、角筒体9の側面9bほぼ全体にわた
って開口し外方へ向かって縮径していて、その縮径部1
3aにおいて上記排気系12に連通している。
【0011】噴き出し口11は、吸い込み口13の縮径
部13aに対向する2つの主噴き出し口11a,11b
と、これらの上方と下方にそれぞれ1つずつ形成された
副噴き出し口11c,11dとからなる。以下、上記し
た構成における作用を説明する。ワーク供給部2から加
工部3へワーク8が供給されるとともに、このワーク8
の表面の加工対象領域を囲んで角筒体9が配置される。
そして、レーザ発振器5のレーザ出射口5aからf−θ
レンズ6を経由してワーク8にレーザ光が当てられて穴
が開けられ、加工が終了したワーク8はワーク収納部4
に収納される。
【0012】このとき、レーザ加工に伴ってワーク8表
面で煙および微細な塵が発生するので、主噴き出し口1
1a,11bを通じて所定流量の空気が噴き出され、そ
れより低流量の空気が副噴き出し口11c,11dを通
じて噴き出されるとともに、吸い込み口13より一定流
量で空気が吸い込まれる。その結果、主噴き出し口11
a,11bから吸い込み口13へ向かう真っ直ぐな流れ
が生じ、この流れに副噴き出し口11c,11cからの
弱い流れが巻き込まれて吸い込み口13へ案内されるた
め、角筒体9の内部の煙や塵は確実に吸い込み口13へ
吸い込まれる。したがって、ワーク8の表面やf−θレ
ンズ6に塵が付着することは防止される。
【0013】なお、この集塵装置7では、吸い込み口1
3の縮径部13aに対向して2つの主噴き出し口11
a,11bを設けているが、縮径部13aに対向して1
つの主噴き出し口を設けても、同様の効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、集塵装置
の筒体に形成する噴き出し口を、吸い込み口内における
排気系との連通部位に対向する少なくとも1つの主噴き
出し口と、前記主噴き出し口の上方と下方とに位置する
副噴き出し口とで構成したため、主噴き出し口を通じて
所定流量の気体を噴き出し、それより低流量の気体を副
噴き出し口を通じて噴き出すことで、筒体の内部で気体
のスムーズな流れを形成して煙や塵を確実に吸い込むこ
とができる。
【0015】また、上記したような集塵装置をレーザ加
工装置、およびレーザ加工方法に組み込んだため、ワー
ク表面や光学部品への塵の付着残留を防止できる。よっ
て、製品歩留まりの向上、設備メンテナンス回数の削減
等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における集塵装置の概略構
成を示す斜視図
【図2】図1の集塵装置における集塵方法を模式的に示
した平面図
【図3】図1の集塵装置を装備したレーザ加工装置の全
体構成を示す斜視図
【図4】従来の集塵装置を示す斜視図
【符号の説明】
5 レーザ発振器 7 集塵装置 8 ワーク 9 筒体 10 給気系 11 噴き出し口 11a,11b 主噴き出し口 11c,11d 副噴き出し口 12 排気系 13 吸い込み口 13a 縮径部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状ワークの表面の一定領域を囲ん
    で配置する筒体に、給気系に連通する噴き出し口と、排
    気系に連通する吸い込み口とを対向して形成してなる集
    塵装置において、前記噴き出し口は、吸い込み口内にお
    ける排気系との連通部位に対向して設けられ、所定流量
    の気体を噴き出す少なくとも1つの主噴き出し口と、前
    記主噴き出し口の上方および下方にそれぞれ少なくとも
    1つ設けられ、主噴き出し口より低流量の気体を噴き出
    す副噴き出し口とからなることを特徴とする集塵装置。
  2. 【請求項2】 給気系に連通する複数の噴き出し口と排
    気系に連通する吸い込み口とを相対向する側面に有した
    筒体を、シート状ワークの表面の一定領域を囲んで配置
    し、前記吸い込み口内における排気系との連通部位に対
    向して形成した主噴き出し口を通じて所定流量の気体を
    噴き出し、主噴き出し口の上方および下方にそれぞれ少
    なくとも1つ形成した副噴き出し口を通じて主噴き出し
    口より低流量の気体を噴き出すとともに、噴き出し量に
    相応する一定流量の気体を吸い込み口を通じて吸い込
    み、その気体流により、ワークの加工に伴ってワーク表
    面で発生した塵を吸い込み口に案内することを特徴とす
    る集塵方法。
  3. 【請求項3】 レーザ発振器とワーク支持位置との間
    に、請求項1記載の集塵装置を配置したことを特徴とす
    るレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 ワーク支持位置にシート状ワークを支持
    し、請求項1記載の集塵装置を、筒体がワーク表面の加
    工対象領域を囲むように配置した状態において、レーザ
    発振器によりワークにレーザ光を照射してワークをレー
    ザ加工しつつ、集塵装置の主噴き出し口を通じて所定流
    量の気体を噴き出し、それより低流量の気体を副噴き出
    し口を通じて噴き出すとともに、噴き出し量に相応する
    一定流量の気体を吸い込み口を通じて吸い込み、その気
    体流により、ワークのレーザ加工に伴ってワーク表面で
    発生した塵を吸い込み口に案内することを特徴とするレ
    ーザ加工方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100936922B1 (ko) 2007-09-21 2010-01-18 한미반도체 주식회사 레이저 컷팅 장비의 석션후드
US8288681B2 (en) 2005-09-08 2012-10-16 Sony Corporation Laser processing apparatus and laser processing method as well as debris extraction mechanism and debris extraction method
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KR101861392B1 (ko) * 2013-11-29 2018-05-28 주식회사 엘지화학 레이저 노칭 배기 후드 및 레이저 노칭 시 이물 제거 방법
CN112404811A (zh) * 2020-11-07 2021-02-26 王静静 一种自动焊接防止误伤的铝合金板材用焊接机
US20210362270A1 (en) * 2020-05-20 2021-11-25 G.C. Laser Systems, Inc. Laser Ablation and Laser Processing Fume and Contaminant Capture System

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