JPH11103532A - バッテリ充電放電制御回路 - Google Patents

バッテリ充電放電制御回路

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JPH11103532A
JPH11103532A JP9263442A JP26344297A JPH11103532A JP H11103532 A JPH11103532 A JP H11103532A JP 9263442 A JP9263442 A JP 9263442A JP 26344297 A JP26344297 A JP 26344297A JP H11103532 A JPH11103532 A JP H11103532A
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JP
Japan
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battery
built
additional
control circuit
charge
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Application number
JP9263442A
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English (en)
Inventor
Takafumi Harada
尚文 原田
Hirotaka Shimizu
弘隆 清水
Kaoru Kawada
薫 河田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0013Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially
    • H02J7/0024Parallel/serial switching of connection of batteries to charge or load circuit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵バッテリ10と増設バッテリ12とを有
する電子機器において、両バッテリの放電が同時に行わ
れバッテリの充電量が0になった場合に電子機器の運用
ができなくなることを防止する。 【解決手段】 バッテリに充電を行う場合には、制御回
路50は内蔵バッテリ10が満充電でないことを確認し
た後、制御信号によってFET30bを導通状態にし、
FET30dを非導通状態とする。その結果、内蔵バッ
テリが満充電でない限り内蔵バッテリ10から充電が行
われる。内蔵バッテリ10が充電完了した後、制御回路
50は制御信号によってFET30bを非導通状態に
し、FET30dを導通状態とし、今度は増設バッテリ
12が充電される。これによって、駆動時間が短くても
良い場合には、内蔵バッテリ10を迅速に充電すること
ができ、短時間の充電で電子機器の本体だけで運用でき
る状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリの充電放
電の制御回路に関する。特に、電子機器に内蔵されてい
るバッテリと、この内蔵バッテリとは別に設けられる増
設バッテリとに対しそれらの充電又は放電を制御する回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や、携帯型コンピュータなどバ
ッテリを用いて駆動される電子機器は多い。このような
電子機器においては機器の中に内蔵されている内蔵バッ
テリの他に、長い駆動時間等の目的のために増設バッテ
リが取り付けることができるように構成されていること
が多い。
【0003】このように、電子機器の中に内蔵されてい
る内蔵バッテリと、増設バッテリに対する充電及び放電
の回路が例えば図3に示されている。図3に示されてい
る回路においては、内蔵バッテリ10と増設バッテリ1
2とが基本的に並列に取り扱われている。換言すれば、
この内蔵バッテリ10及び増設バッテリ12に対する充
電・放電は基本的に同時に行われているのである。
【0004】この内蔵バッテリ10と増設バッテリ12
の充電及び放電は制御回路14により制御されている。
制御回路14は内蔵バッテリ10及び増設バッテリ12
の端子電圧を電圧センサ16a、16bで監視してお
り、この端子電圧に基づいて内蔵バッテリ10及び増設
バッテリ12の充電量を把握しているのである。
【0005】内蔵バッテリ10や増設バッテリ12が十
分に充電されていると判断される場合には、制御回路1
4はFET18a(図3参照)を導通状態にする。この
FET18aを導通状態にするために、制御回路14
は、このFET18aのゲートに所定の制御信号を印加
する。このFET18aが導通状態になると、内蔵バッ
テリ10及び増設バッテリ12から、ダイオード20a
・20bを介して電気回路22に対して放電が行われ
る。この電気回路22は、例えば携帯電話の回路であっ
たり、ノート型コンピュータのCPUなどを含む電気回
路であり、電力を供給すべき部分である。
【0006】このように、放電が行われる際には、内蔵
バッテリ10と増設バッテリ12とが並列に接続され、
両者から同時に放電が行われる。
【0007】一方、バッテリを充電する際には制御回路
14はFET18aを非導通状態にするとともに、FE
T18bを導通状態とする。このFET18bを導通状
態とするために、制御回路14はこのFET18bのゲ
ートに所定の制御信号を印加する。FET18bが導通
状態になると、電源回路24から電力がダイオード20
c及び20dを介して内蔵バッテリ10及び増設バッテ
リ12のそれぞれに対して供給される。このように、電
源回路24から内蔵バッテリ10及び増設バッテリ12
に対する充電を行う際も、これらの内蔵バッテリ10な
どは基本的に並列に接続されており、両者に同時に充電
が行われているのである。
【0008】このように、従来のバッテリの充電及び放
電の手法によれば、内蔵バッテリ10及び増設バッテリ
12がダイオードによって互いに並列に接続されてい
る。そのため、充電時・放電時共に、両バッテリの充電
量の残量が同一になるように電流が流れるのである。
【0009】より具体的には、バッテリの放電が行われ
る際には、バッテリの充電量が多い方のバッテリ端子電
圧が高くなるため端子電圧の高い方から電流が流れ出
す。これは、ダイオード20aと20bにより端子電圧
の高い方のバッテリからのみ電流が流されるからであ
る。
【0010】一方、バッテリが充電される場合には、充
電残量の小さなバッテリの方が充電の際の内部抵抗が低
くなる。従って、ダイオード20c及び20dによって
内蔵バッテリ10及び増設バッテリ12が並列に接続さ
れた結果、内部抵抗の小さい、すなわち充電の残量が少
ない方により多くの充電電流が流れることになる。この
結果、内蔵バッテリ10及び増設バッテリ12の充電量
が均等となるように充電が行われるのである。尚、特開
平6−217464号公報には、複数の補助バッテリを
有し、バッテリの取り外しを容易にするために、内蔵バ
ッテリから近い側のバッテリから充電し、コンピュータ
から遠い外のバッテリから放電している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、内蔵バッ
テリ10と増設バッテリ12とを備える電子機器におい
ては充電及び放電動作が、内蔵バッテリ10と増設バッ
テリ12とに対し同時に(並列に)なされていた。従っ
て両バッテリの充電量も、その電子機器の使用に伴って
同時になくなってしまう。
【0012】しかし、電子機器の運用の面から見れば、
増設バッテリ12の充電量が0になった場合において
も、内蔵バッテリ10の充電量が残存していることが望
ましい。充電残量がある場合には、その電力を用いて電
子機器を使用し、この使用している間に増設バッテリ1
2を取り外して充電しておくことが望ましい。このよう
な運用ができればその電子機器がより使い易くなるから
である。これに対して、上記図3に示されている従来の
技術によれば、内蔵バッテリ10と増設バッテリ12と
が同時にその充電量が0となってしまうため、電子機器
の使用を一旦中止しなければならないという問題があ
る。
【0013】増設バッテリの容量が空になっても(従
来、この時内蔵バッテリが空)、内蔵バッテリの容量を
空にしないようにすることにより、システムを終了させ
ることなく続行させることができる。
【0014】本発明は、従来の技術のこれらの課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、内蔵バッテリより
先に増設バッテリ12から放電を行わせることにより、
増設バッテリの容量が0となった場合においても内蔵バ
ッテリ10を用いて電子機器を運用することができるバ
ッテリの充電・放電回路を提供することである。
【0015】一方バッテリの充電時においても、内蔵バ
ッテリ10と増設バッテリ12とが同時に充電されてし
まうため、例えば1時間だけその電子機器を使いたい場
合には、内蔵バッテリ10を30分間分充電し、また、
増設バッテリ12も30分間分充電しなければならな
い。しかし、もし内蔵バッテリ10が本来1時間分の充
電容量を有するバッテリであれば、内蔵バッテリ10の
みを充電させ、内蔵バッテリ10のみで使用する方が便
利である。その理由は、重い増設バッテリ12をその電
子機器に取り付ける必要はなくなるため、その電子機器
の持運びが容易となるためである。
【0016】従来、これを解決するためには、増設バッ
テリを一つ取り外して、内蔵バッテリを満了になるまで
充電すればよいが、取り外す手間がかかってしまう。ま
た、増設バッテリが必要になると、再度増設バッテリを
取り付け、更に充電しなければならない等、手間がかか
り面倒だった。
【0017】また、本発明の他の目的は、増設バッテリ
より先に内蔵バッテリのみを充電する手法を提供するこ
とにより、増設バッテリが必要ない場合にはその電子機
器本体だけで持運びかつ使用ができるようにすることで
ある。
【0018】両バッテリが空になった時、増設バッテリ
よりも先に内蔵バッテリを充電することにより、本体だ
け持って行きたい時に対応することができる。
【0019】すなわち、持ち運びたくない重い増設バッ
テリを持ち運ぶ必要がなくなる。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の電子機
器に内蔵されている内蔵バッテリと、前記内蔵バッテリ
とは別個に設けられている増設バッテリと、の充電を制
御するバッテリ充電制御回路において、前記内蔵バッテ
リに充電電力を供給する内蔵充電スイッチ回路と、前記
増設バッテリに充電電力を供給する増設充電スイッチ回
路と、前記内蔵充電スイッチ回路と、前記増設充電スイ
ッチ回路と、を制御する制御回路と、を備え、前記制御
回路は、前記内蔵バッテリが満充電状態でない場合に
は、前記内蔵充電スイッチ回路のみを導通状態に設定
し、前記内蔵バッテリを充電することを特徴とするもの
である。
【0021】本発明は、前記制御回路は、前記内蔵バッ
テリの充電が完了した後、前記内蔵充電スイッチ回路を
非導通状態に設定し、前記増設充電スイッチ回路のみを
導通状態に設定し、前記増設バッテリを充電することを
特徴とするものである。
【0022】本発明は、前記増設バッテリを放電させる
増設放電スイッチ回路、を備え、前記制御回路は、前記
内蔵充電スイッチ回路が導通状態に設定され、前記内蔵
バッテリの充電が行われている場合においても、前記増
設放電スイッチ回路を導通状態に設定して前記増設バッ
テリが放電しうる状態にしておくことを特徴とするもの
である。
【0023】本発明は、前記内蔵バッテリを放電させる
内蔵放電スイッチ回路、を備え、前記制御回路は、前記
増設充電スイッチ回路が導通状態に設定され、前記増設
バッテリの充電が行われている場合においても、前記内
蔵放電スイッチ回路を導通状態に設定し前記内蔵バッテ
リが放電しうる状態にしておくことを特徴とするもので
ある。
【0024】本発明は、所定の電子機器に内蔵されてい
る内蔵バッテリと、前記内蔵バッテリとは別個に設けら
れている複数の小増設バッテリと、の充電を制御するバ
ッテリ充電制御回路において、前記内蔵バッテリに充電
電力を供給する内蔵充電スイッチ回路と、前記複数の小
増設バッテリのそれぞれに対応して設けられている複数
の増設充電スイッチ回路であって、前記複数の小増設バ
ッテリのうち、対応する前記小増設バッテリに充電電力
を供給する複数の小増設充電スイッチ回路と、前記内蔵
充電スイッチ回路と、前記複数の小増設充電スイッチ回
路と、を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路
は、前記内蔵バッテリが満充電状態でない場合には、前
記内蔵充電スイッチ回路のみを導通状態に設定し、前記
内蔵バッテリを充電することを特徴とするものである。
【0025】本発明は、前記制御回路は、前記内蔵バッ
テリの充電が完了した後、前記内蔵充電スイッチ回路を
非導通状態に設定し、前記複数の増設充電スイッチ回路
を順番に導通状態に設定し、前記小増設バッテリを順番
に充電することを特徴とするものである。
【0026】本発明は、前記複数の小増設バッテリのそ
れぞれに対応して設けられている小増設放電スイッチ回
路であって、それぞれ対応する前記小増設バッテリを放
電させる複数の小増設放電スイッチ回路、を備え、前記
制御回路は、前記内蔵充電スイッチ回路が導通状態に設
定され、前記内蔵バッテリの充電が行われている場合に
おいても、前記複数の小増設放電スイッチ回路のいずれ
か1つを導通状態に設定し、前記小増設バッテリのいず
れかを放電しうる状態にしておくことを特徴とするもの
である。
【0027】本発明は、前記内蔵バッテリを放電させる
内蔵放電スイッチ回路、を備え、前記制御回路は、前記
複数の増設充電スイッチ回路が導通状態に設定され、前
記複数の小増設バッテリのうちいずれかの充電が行われ
ている場合においても、前記内蔵放電スイッチ回路を導
通状態に設定し、前記内蔵バッテリが放電しうる状態に
しておくことを特徴とするものである。
【0028】本発明は、所定の電子機器に内蔵されてい
る内蔵バッテリと、前記内蔵バッテリとは別個に設けら
れている増設バッテリと、の放電を制御するバッテリ放
電制御回路において、前記内蔵バッテリと所定の電気回
路とを接続し、前記内蔵バッテリに放電を行わせる内蔵
放電スイッチ回路と、前記増設バッテリと所定の電気回
路とを接続し、前記増設バッテリに放電を行わせる増設
放電スイッチ回路と、前記内蔵放電スイッチ回路と、前
記増設放電スイッチ回路と、を制御する制御回路と、を
備え、前記制御回路は、前記増設バッテリに充電残量が
存在する場合には、前記増設放電スイッチ回路のみを導
通状態に設定し、前記増設バッテリに放電を行わせるこ
とを特徴とするものである。
【0029】本発明は、前記制御回路は、前記増設バッ
テリの放電が完了した後、前記増設放電スイッチ回路を
非導通状態に設定し、前記内蔵放電スイッチ回路のみを
導通状態に設定し、前記内蔵バッテリに放電を行わせる
ことを特徴とするものである。
【0030】本発明は、所定の電子機器に内蔵されてい
る内蔵バッテリと、前記内蔵バッテリとは別個に設けら
れている複数の小増設バッテリと、の放電を制御するバ
ッテリ放電制御回路において、前記内蔵バッテリに放電
を行わせる内蔵放電スイッチ回路と、前記複数の小増設
バッテリ毎に設けられている小増設放電スイッチ回路で
あって、それぞれ対応する前記小増設バッテリを放電さ
せる複数の小増設放電スイッチ回路と、前記内蔵放電ス
イッチ回路と、前記複数の小増設放電スイッチ回路と、
を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記
複数の小増設バッテリのいずれかに充電残量が存在する
場合には、前記複数の小増設放電スイッチ回路を順番に
1個ずつ導通状態に設定し、対応する複数の前記小増設
バッテリを順番に放電を行わせることを特徴とするもの
である。
【0031】本発明は、前記制御回路は、前記複数の小
増設バッテリの放電が全て完了した後、前記複数の小増
設放電スイッチ回路を非導通状態に設定し、前記内蔵放
電スイッチ回路のみを導通状態に設定し、前記内蔵バッ
テリに放電を行わせることを特徴とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0033】実施の形態1.図1には、内蔵バッテリ1
0と増設バッテリ12とを含む電子機器において、これ
らの両バッテリに対する充電及び放電を制御する制御回
路を示す回路図が示されている。
【0034】本実施の形態において特徴的なことは、バ
ッテリに対する充電は内蔵バッテリ10から先に行い、
放電は増設バッテリ12から先に行ったことである。こ
のように本実施の形態においては、従来の技術と異な
り、内蔵バッテリ10と増設バッテリ12とを並列に取
扱わず、いずれか一方から先に充電又は放電を行ってい
るのである。
【0035】図1に示されているように、内蔵バッテリ
10はFET30aと接続されている。そして、このF
ET30aには並列にダイオード40aが接続されてい
る。このFET30aには直列にFET30bが接続さ
れている。このFET30bは、第1のEFT30aと
電源回路24との間に接続されている。そして、FET
30aとFET30bとの接続点は、電力を供給すべき
電気回路22と、ダイオード40bを介して接続されて
いる。
【0036】従って、FET30aが導通状態の場合に
は、内蔵バッテリ10からこのFET30a及びダイオ
ード40bを介して電気回路22に対し放電が行われ
る。
【0037】一方、FET30bが導通状態である場合
には、電源回路24から、このFET30b及び第1の
ダイオード40aを介して内蔵バッテリ10に対する充
電が行われる。
【0038】これらのFET30aやFET30bの導
通・非導通状態の制御はそれぞれのFET30a、30
bのゲートに供給されている制御信号によって制御され
ている。この制御信号は従来の技術と同様に制御回路5
0によって出力されている。この制御回路50は、従来
の技術と同様に内蔵バッテリ10の端子電圧等を電圧セ
ンサ52a等を用いて監視しており、各バッテリ10や
増設バッテリ12の充電状態に応じて上記制御信号を出
力する。
【0039】一方、増設バッテリ12に対しても、内蔵
バッテリ10と同様の充電や放電のための回路が構成さ
れている。すなわち、図1に示すように、増設バッテリ
12にはFET30cが接続されており、FET30c
には直列にFET30dが接続されている。すなわち、
増設バッテリ12と、FET30dとの間にはFET3
0cが接続されている。また、内蔵バッテリ10の場合
と同様にFET30cと、電源回路24との間にFET
30dが接続されているのである。なお、FET30c
には、上述したFET30aと同様に並列にダイオード
40dが接続されている。また、FET30cとFET
30dとの接続点は、電気回路22とダイオード40d
を介して接続されている。
【0040】このような構成により、上記内蔵バッテリ
10の場合と同様に、FET30cが導通状態の場合に
は、このFET30c及びダイオード40dを介して増
設バッテリ12から電気回路22に対して放電が行われ
る。
【0041】一方、FET30dが導通状態である場合
にはこのFET30d及びダイオード40cを介して、
電源回路24から増設バッテリ12に対し充電が行われ
る。
【0042】これらFET30cやFET30dの導通
状態の制御は、両FETのゲートに印加されている制御
信号を制御回路50が調節することにより行われる。
【0043】以上のように、回路を構成することによ
り、バッテリの充放電の動作は以下のように行われる。
【0044】まず、充電を行う場合には内蔵バッテリ1
0が満充電でない限り、常に内蔵バッテリ10を先に充
電する。具体的にはFET30bが導通状態であり、F
ET30dが非導通状態になるように制御信号が調整さ
れるのである。
【0045】尚、FET30bは、本発明の内蔵充電ス
イッチ回路に相当する。本実施の形態においてはFET
を使用したが、サイリスタやその他のスイッチング素子
であればどのようなものでも使用することができる。
【0046】この結果、電源回路24からはFET30
b及び第1のダイオード40aを介して内蔵バッテリ1
0に対する充電が行われる。なお、この電源回路24と
しては例えばACアダプタやその電子機器に内蔵されて
いる電源回路など種々の電源回路が利用される。
【0047】尚、この充電動作は、本発明の内蔵バッテ
リ充電ステップに相当する。
【0048】内蔵バッテリ10が満充電であるか否か
は、制御回路50が電圧センサ52aを監視することに
より行う。満充電であるか否かを検査することは、本発
明の検査ステップに相当する。また、満充電でない場合
にのみ充電を行うことは、本発明の第1充電ステップに
相当する。
【0049】この端子電圧を見ることによって満充電で
あるか否かを判断することは、従来から良く知られた技
術である。
【0050】内蔵バッテリ10の充電が完了した後は、
次に増設バッテリ12の充電が行われる。増設バッテリ
12の充電のためには、FET30bを導通状態から非
導通状態にする。これによって、内蔵バッテリ10に対
する充電電流が停止される。次に、FET30dが導通
状態に設定される。
【0051】尚、FET30dは、本発明の増設充電ス
イッチ回路に相当する。本実施の形態においてはFET
を使用したが、サイリスタやその他のスイッチング素子
であればどのようなものでも使用することができる。
【0052】これによって、今度は電源回路24からの
充電電流がFET30d及びダイオード40cを介して
増設バッテリ12に対し供給されるようになる。これに
よって、増設バッテリ12に対する充電が開始されるの
である。
【0053】尚、この充電動作は、本発明の増設バッテ
リ充電ステップに相当する。
【0054】このようなFET30bやFET30dの
導通状態及び非導通状態の制御は制御回路50からの制
御信号により行われる。
【0055】本実施の形態において特徴的なことは、バ
ッテリの充電をする際に、まず内蔵バッテリ10から充
電を開始したことである。内蔵バッテリ10から充電を
開始することにより、電子機器の利用する時間が短い場
合には内蔵バッテリ10のみの充電で電子機器を運用す
ることができ、増設バッテリ12を取り外すこともでき
る。そのため、短い時間の充電によって、電子機器の本
体だけで持運び、使用できる状態となる効果が得られ
る。
【0056】尚、制御回路50は、本発明の制御回路に
相当する。
【0057】次に、バッテリから放電を行う場合、すな
わちそのバッテリを用いて電気回路22を駆動する場合
について説明を行う。
【0058】放電の場合には、上で述べた充電の場合と
逆に増設バッテリ12に充電残量がある限り増設バッテ
リ12から放電を行い、増設バッテリ12の充電量が0
になった後、内蔵バッテリ10から放電を開始するので
ある。
【0059】まず、増設バッテリ12に充電量の残りが
ある場合には、FET30aを非導通状態に設定し、一
方、FET30cは導通状態に設定する。これによっ
て、増設バッテリ12から、FET30cとダイオード
40dを介して電気回路22に対する放電が行われる。
【0060】尚、FET30cは、本発明の増設放電ス
イッチ回路に相当する。
【0061】なお、増設バッテリ12に充電量の残りが
あるか否かは、制御回路50が電圧センサ52bを監視
することにより行う。この監視による充電量の検査は、
本発明の検査ステップに相当する。
【0062】尚、増設バッテリ12からの放電は、本発
明の増設バッテリ放電ステップに相当する。特に、充電
量の残りがあると判断される場合にのみ放電を行わせる
ことは、本発明の第1放電ステップに相当する。
【0063】増設バッテリ12からの放電が完了し、増
設バッテリ12の充電量が0となった場合には、引き続
いて内蔵バッテリ10から電気回路22に対する放電が
行われる。内蔵バッテリ10から放電を行うためには、
増設バッテリ12から放電した場合と逆にFET30a
を導通状態とする。そして、FET30cを非導通状態
とすることによって、内蔵バッテリ10からFET30
a及びダイオード40bを介して電気回路22に対する
放電が行われるのである。この場合、FET30cは非
導通状態であるため、増設バッテリ12からの放電は行
われない。
【0064】尚、FET30aは、本発明の内蔵放電ス
イッチ回路に相当する。
【0065】尚、内蔵バッテリ10からの放電は、本発
明の内蔵バッテリ放電ステップに相当する。
【0066】本実施の形態において特徴的なことは、バ
ッテリから放電を行わせる場合に、増設バッテリ12か
ら放電を行い、増設バッテリ12の充電量が0になった
後、引き続いて内蔵バッテリ10の放電を開始したこと
である。このように、バッテリの放電を増設バッテリ1
2から行ったため、増設バッテリ12の充電容量が0と
なった後も、内蔵バッテリ10を用いて引き続き電子機
器の利用を行うことができる。そのため、内蔵バッテリ
10を利用して電子機器を駆動している最中に、増設バ
ッテリ12を取り外しこの増設バッテリ12に対する充
電を行うことができる。その結果、内蔵バッテリ10
を、増設バッテリ12の交換の際のいわゆるブリッジバ
ッテリとして用いることができる。
【0067】本実施の形態においては、従来の技術と異
なり、内蔵バッテリ10と増設バッテリ12とがその充
電量が同時に0になってしまうことがないため、増設バ
ッテリ12の充電量が0になった場合においても、内蔵
バッテリ10を用いて電子機器を利用を続行することが
できるのである。
【0068】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、内蔵バッテリ10及び増設バッテリ12の充電量を
制御回路50が電圧センサ52a、52bを用いて監視
し、それぞれの充電量に基づきFETの導通・非導通状
態を調整していた。そして、基本的にはバッテリの充電
動作をするか、またはバッテリの放電動作をするかのい
ずれか一方の動作のみを行っている。
【0069】しかし、ACアダプタ等の電源回路24に
対して供給される商用電力が瞬断したり、電源回路24
が商用電力の供給口(例えば、コンセント)から外れる
場合が考えられる。このような場合に対応するために
は、内蔵バッテリ10の充電中においても増設バッテリ
12から放電できるような接続としておくことが望まし
い。即ち、内蔵バッテリ10の充電中には、電源回路2
4からの電力が直接電気回路22に供給される。ここ
で、例えば商用電力が瞬断して電源回路24に電力が供
給されなくなると、電源回路24から電気回路22への
電力の供給が止まってしまう。このような場合にも、増
設バッテリ12が放電できる状態であれば、電力の供給
元が電源回路24から増設バッテリ12に切り替わり、
増設バッテリ12からの電力が電気回路22に供給され
る。このため、電気回路22には、常に安定した電力が
供給されることとなる。同様に、増設バッテリ12の充
電中においても内蔵バッテリ10から放電できるような
接続としておけば、たとえ電源回路24の電力供給が止
まった場合でも、内蔵バッテリ10からの電力が電気回
路22に供給される。
【0070】このような接続を実現するためには、以下
のようにFETの導通・非導通状態を制御すればよい。
【0071】まず、電源回路24から内蔵バッテリ10
に対し充電を行うために、FET30bを導通状態に設
定し、FET30dを非導通状態に設定する。この状態
において増設バッテリ12から放電を行うことができる
ようにするために、FET30cを導通状態に設定して
おくのである。このFET30cを導通状態としても、
一般には電源回路24からの充電電圧の方が増設バッテ
リ12の電圧より高いため、ダイオード40bとダイオ
ード40dとの働きにより増設バッテリ12から放電が
行われることは一般にはない。
【0072】しかし、一旦電源回路24がダウンするこ
とにより電気回路22に供給される電圧が低下した場合
にはダイオード40dを介して増設バッテリ12から電
気回路22に放電が即座に行われる。このように、内蔵
バッテリ10を充電している際にもFET30cを導通
状態にしておくことにより、電源の瞬断などに対応する
ことができるのである。
【0073】以上、内蔵バッテリ10を充電している最
中においても増設バッテリ12から放電が行われるよう
な構成について説明したが、逆に増設バッテリ12を充
電している際に内蔵バッテリ10から放電し得るような
構成とすることも好ましい。増設バッテリ12を充電す
るためには、FET30bを非導通状態に設定し、FE
T30dを導通状態に設定する。このような状態の場合
には、電源回路24からFET30dを介して増設バッ
テリ12に対する充電が行われる。この状態において、
内蔵バッテリ10からの放電を行いうるようにしておく
ため、更にFET30aを導通状態に設定しておくので
ある。このように設定しておくことにより、電源回路2
4がダウンした場合においても、即座に内蔵バッテリ1
0から放電を行わせることができるのである。
【0074】このように、本実施の形態においては、内
蔵バッテリ10(または増設バッテリ12)を充電して
いる間でも、増設バッテリ12(又は内蔵バッテリ1
0)を放電に得るように接続したので、電源の瞬断等が
生じても電子機器の運用を円滑に続行することができ
る。
【0075】実施の形態3.上記実施の形態1及び2に
おいては内蔵バッテリ10に対し1個の増設バッテリ1
2が存在する場合のバッテリの充電及び放電の動作につ
いて説明した。
【0076】しかし、電子機器によっては内蔵バッテリ
10に対し複数の増設バッテリ12a、12bが設けら
れる場合もある。このように、複数の増設バッテリ12
a、12bが設けられた場合においても、上記実施の形
態と同様に内蔵バッテリ10から充電を行い、逆に放電
を行う場合には増設バッテリ12a、12bから行うと
いうバッテリの充電及び放電方法を採用することができ
る。このような手法を採用したバッテリの充電及び放電
制御回路が図2に示されている。
【0077】尚、増設バッテリ12a、12bは、本発
明の小増設バッテリに相当する。
【0078】図2に示されているように、内蔵バッテリ
10に対し、複数の増設バッテリ12a、12bが設け
られる場合にも基本的な回路構成は図1と同様である。
【0079】すなわち、内蔵バッテリ10にはFET6
0aが接続され、さらにFET60bがこのFET60
aに接続されている。FET60aは内蔵バッテリ10
とFET60bとの間に接続されており、FET60b
はFET60aと電源回路24との間に接続されている
のである。また、FET60aには並列にダイオード7
0aが接続されている。具体的にはFET60aのソー
ス・ドレイン端子間にダイオード70aが接続されてい
る。
【0080】増設バッテリ12a及び12bについても
ほぼ同様の回路構成が形成されており、電源回路24と
接続されている。また、内蔵バッテリ10におけるFE
T60aと60bとの間の接続点と、電力を供給すべき
電気回路22との間にはダイオード70dが設けられて
いる。増設バッテリ12aや増設バッテリ12bに対応
して設けられている回路においても同様にダイオード7
0eや70fが設けられており、電気回路22との接続
がなされている。これらダイオード70d、70e、7
0fを介して電気回路22に対する放電が行われるので
ある。
【0081】本実施の形態3においては制御回路65は
基本的に上記実施の形態1や2における制御回路50と
同様の動作を行う。但し、複数の増設バッテリ12a、
12bが設けられているため、制御回路65にも3個以
上の電圧センサ67a、67b、67cが設けられ、こ
れらの電圧センサを介して内蔵バッテリ10や増設バッ
テリ12a、12bの端子電圧が監視されている。ま
た、図2に示すように全てのFETのゲートには制御回
路65から制御信号が印加され、その導通・非導通状態
が制御されている。
【0082】本実施の形態3(図2参照)における回路
の動作は、上記実施の形態1や2とほぼ同様である。
【0083】すなわち、バッテリに対し充電が行われる
場合にはまず内蔵バッテリが満充電でない場合には最初
に内蔵バッテリ10を充電する。そして、増設バッテリ
12a、増設バッテリ12bの順番でバッテリが充電さ
れていくのである。
【0084】尚、この順番に充電が行われていく動作
は、本発明の第2充電ステップに相当する。
【0085】このように、本実施の形態においてはFE
T60b、60d、60fのうちいずれか1個のFET
が導通状態となり、その導通状態となったFETに接続
されるバッテリが充電されるのである。本実施の形態に
おいては、内蔵バッテリ10が満充電でない限り、まず
内蔵バッテリ10の充電が行われる。すなわち、FET
60bがまず導通状態に設定され、内蔵バッテリ10が
充電されるのである。そして、内蔵バッテリ10が充電
された後、次にFET60dが導通状態となり、今まで
導通状態であったFET60bは非導通状態に設定され
るのである。これによって、今度は増設バッテリ12a
が充電されることになる。そして、最後にFET60f
が導通状態となり増設バッテリ12bの充電が行われ
る。このように、内蔵バッテリ10から順に各バッテリ
の充電を行ったため、全てのバッテリが並列に充電され
るのに対し、必要な駆動時間に応じた増設バッテリ12
aや12bのみを充電することができる。
【0086】尚、FET60d、FET60fは、本発
明の小増設充電スイッチ回路に相当する。
【0087】例えば、駆動時間が短い場合には、上記実
施の形態において述べたのと同様に内蔵バッテリ10の
みで電子機器の利用ができ、内蔵バッテリ10を充電す
るだけで、すぐに電子機器の利用を図ることができる。
この場合、増設バッテリ12a、12bをその電子機器
の本体に取り付けずに利用することができる。また、や
や長い駆動時間画筆用である場合には内蔵バッテリ10
と増設バッテリ12aとを充電して電子機器を使用する
ことができる。さらに、より長い駆動時間が必要である
場合には、内蔵バッテリ10の他に増設バッテリ12
a、12bも充電することにより長い駆動時間が得られ
る。このように、本実施の形態によれば、その電子機器
に必要な駆動時間に応じて充電時間を柔軟に設定するこ
とができる。
【0088】次に、本実施の形態において放電が行われ
る場合について説明する。
【0089】放電が行われる場合には、増設バッテリ1
2a、12bに充電残量がある限り、増設バッテリ12
a、12bのいずれかから順番に放電が行われる。
【0090】尚、この順番に行われる放電動作は、本発
明の第2放電ステップに相当する。
【0091】そして、全ての増設バッテリ12a、12
bの充電量が0になった場合には、その後内蔵バッテリ
10から放電が行われる。
【0092】すなわち、本実施の形態3においてはFE
T60a、60c、60eのうちいずれか1つ(大きな
電流量が特に必要な場合には1つ以上でもかまわない)
のFETが導通状態となり、対応するバッテリから放電
が行われるのである。
【0093】具体的には、本実施の形態においては、そ
の充電残量がある限り増設バッテリ12bから放電を行
い、増設バッテリ12bの充電量が0になった後増設バ
ッテリ12aの放電を開始する。そして、増設バッテリ
12aの充電量が0になった後に、内蔵バッテリ10の
放電を開始するのである。
【0094】増設バッテリ12bからの放電のためには
FET60eが導通状態となる。また、増設バッテリ1
2aからの放電のためにはFET60cが導通状態とな
る。尚、このFET60e、FET60cは、本発明の
小増設放電スイッチ回路に相当する。
【0095】このように、本実施の形態3においては全
ての増設バッテリ12a、12bの充電量が0となって
からその後内蔵バッテリ10から放電を行っている。従
って、増設バッテリ12a、12bの交換の際にも電子
機器を内蔵バッテリ10で駆動することができ利便性の
高い電子機器を構成することができる。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、内
蔵バッテリが満充電でない限り内蔵バッテリから充電を
行うため、短い時間の充電で、電子機器の本体だけで持
運び、使用できる状態とすることができるバッテリ充電
放電制御回路が得られる。より具体的には、本発明によ
れば、システムを終了することなく続行できる。又、本
体だけ持って行きたい時にも対応することができる。
又、手間がかからなくなるという効果を奏する。
【0097】また、本発明によれば、内蔵バッテリの充
電が完了した後、増設バッテリを充電するため、内蔵バ
ッテリの充電量を多く維持したまま、増設バッテリの充
電を行うことができるバッテリ充電放電制御回路が得ら
れる。
【0098】また、本発明によれば、内蔵バッテリの充
電を行っている場合においても、増設バッテリが放電し
得る状態にしておかれるため、電源の瞬断・切替などが
生じても電子機器の運用を続行することができるバッテ
リ充電放電制御回路が得られる。
【0099】また、本発明によれば、逆に増設バッテリ
の充電が行われている場合であっても、内蔵バッテリが
放電し得る状態におかれるため、電源の瞬断・切替など
に対応できるバッテリ充電放電制御回路が得られる。
【0100】また、本発明によれば、複数の小増設バッ
テリが備えられている場合においても、内蔵バッテリか
ら充電を開始したため、短い時間の充電で、本体だけで
持運び、使用できる状態にすることができるバッテリ充
電放電制御回路が得られる。
【0101】また、本発明によれば、内蔵バッテリの充
電が完了した後複数の小増設バッテリを順番に充電する
ため、電子機器の運用時間に応じて、必要な個数の小増
設バッテリのみを充電し、短い時間で電子機器の運用が
できるバッテリ充電放電制御回路が得られる。
【0102】また、本発明によれば、内蔵バッテリの充
電が行われている場合においても、複数の小増設バッテ
リのいずれかが放電し得る状態におかれているため電源
の瞬断や切替などに対応することができるバッテリ充電
放電制御回路が得られる。
【0103】また、本発明によれば、複数の小増設バッ
テリのいずれかの充電が行われた場合においても内蔵バ
ッテリが放電し得る状態におかれているため、電源の瞬
断等に対応することができるバッテリ充電放電制御回路
が得られる。
【0104】また、本発明によれば、増設バッテリに充
電残量が存在する限り、増設バッテリから放電を行わせ
るため、増設バッテリの充電量が0になった場合におい
ても内蔵バッテリの充電量を多く維持することができ
る。そのため、電子機器の運用を続けたまま増設バッテ
リの交換や充電を行うことができる。その結果、内蔵バ
ッテリを、増設バッテリの交換の際のいわゆるブリッジ
バッテリとして用いることができる。
【0105】また、本発明によれば、増設バッテリの放
電が完了した後、内蔵バッテリに放電を行わせるため、
より電子機器の運用時間を長くすることができるバッテ
リ充電放電制御回路が得られる。
【0106】また、本発明によれば、複数の小増設バッ
テリのいずれかに充電残量が存在する場合その小増設バ
ッテリを1つずつ放電させたため、いずれかの小増設バ
ッテリの充電量が0になった場合においても残りのその
他の小増設バッテリの充電量を残すことができ、充電量
が0になった増設バッテリの交換や充電を行いつつ、電
子機器の運用を続行することができる。
【0107】また、本発明によれば、複数の小増設バッ
テリの放電が全て完了した後に内蔵バッテリに放電を行
わせる。そのため、内蔵バッテリで電子機器の運用を行
いつつ、小増設バッテリを取り外し充電や交換を行うこ
とができるバッテリ充電放電制御回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施の形態に係るバッテリ
充放電制御回路の構成を表す回路ブロック図である。
【図2】 増設バッテリが複数個存在する場合のバッテ
リ充放電制御回路の回路ブロック図である。
【図3】 従来のバッテリ充放電制御回路の回路ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 内蔵バッテリ、12 増設バッテリ、14 制御
回路、16a、16b電圧センサ、20a、20b、2
0c、20d ダイオード、18a、18bFET、2
2 電気回路、24 電源回路、30a、30b、30
c、30dFET、40a、40b、40c、40d
ダイオード、50 制御回路、52a、52b 電圧セ
ンサ、60a、60b、60c、60d、60e、60
fFET、70a、70b、70c、70d、70e、
70f ダイオード、67a、67b、67c 電圧セ
ンサ、65 制御回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電子機器に内蔵されている内蔵バ
    ッテリと、前記内蔵バッテリとは別個に設けられている
    増設バッテリと、の充電又は放電を制御するバッテリ充
    電放電制御回路において、 前記内蔵バッテリに充電電力を供給する内蔵充電スイッ
    チ回路と、 前記増設バッテリに充電電力を供給する増設充電スイッ
    チ回路と、 前記内蔵充電スイッチ回路と、前記増設充電スイッチ回
    路と、を制御する制御回路と、 を備え、 前記制御回路は、前記内蔵バッテリが満充電状態でない
    場合には、前記内蔵充電スイッチ回路のみを導通状態に
    設定し、前記内蔵バッテリを充電することを特徴とする
    バッテリ充電放電制御回路。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記内蔵バッテリの充
    電が完了した後、前記内蔵充電スイッチ回路を非導通状
    態に設定し、前記増設充電スイッチ回路のみを導通状態
    に設定し、前記増設バッテリを充電することを特徴とす
    る請求項1記載のバッテリ充電放電制御回路。
  3. 【請求項3】 前記増設バッテリを放電させる増設放電
    スイッチ回路、 を備え、 前記制御回路は、前記内蔵充電スイッチ回路が導通状態
    に設定され、前記内蔵バッテリの充電が行われている場
    合においても、前記増設放電スイッチ回路を導通状態に
    設定して前記増設バッテリが放電しうる状態にしておく
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のバッテリ充電放
    電制御回路。
  4. 【請求項4】 前記内蔵バッテリを放電させる内蔵放電
    スイッチ回路、 を備え、 前記制御回路は、前記増設充電スイッチ回路が導通状態
    に設定され、前記増設バッテリの充電が行われている場
    合においても、前記内蔵放電スイッチ回路を導通状態に
    設定し前記内蔵バッテリが放電しうる状態にしておくこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載のバッテリ充電
    放電制御回路。
  5. 【請求項5】 所定の電子機器に内蔵されている内蔵バ
    ッテリと、前記内蔵バッテリとは別個に設けられている
    複数の小増設バッテリと、の充電を制御するバッテリ充
    電制御回路において、 前記内蔵バッテリに充電電力を供給する内蔵充電スイッ
    チ回路と、 前記複数の小増設バッテリのそれぞれに対応して設けら
    れている複数の増設充電スイッチ回路であって、前記複
    数の小増設バッテリのうち、対応する前記小増設バッテ
    リに充電電力を供給する複数の小増設充電スイッチ回路
    と、 前記内蔵充電スイッチ回路と、前記複数の小増設充電ス
    イッチ回路と、を制御する制御回路と、 を備え、 前記制御回路は、前記内蔵バッテリが満充電状態でない
    場合には、前記内蔵充電スイッチ回路のみを導通状態に
    設定し、前記内蔵バッテリを充電することを特徴とする
    バッテリ充電放電制御回路。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、前記内蔵バッテリの充
    電が完了した後、前記内蔵充電スイッチ回路を非導通状
    態に設定し、前記複数の増設充電スイッチ回路を順番に
    導通状態に設定し、前記小増設バッテリを順番に充電す
    ることを特徴とする請求項1乃至5記載のバッテリ充電
    放電制御回路。
  7. 【請求項7】 前記複数の小増設バッテリのそれぞれに
    対応して設けられている小増設放電スイッチ回路であっ
    て、それぞれ対応する前記小増設バッテリを放電させる
    複数の小増設放電スイッチ回路、 を備え、 前記制御回路は、前記内蔵充電スイッチ回路が導通状態
    に設定され、前記内蔵バッテリの充電が行われている場
    合においても、前記複数の小増設放電スイッチ回路のい
    ずれか1つを導通状態に設定し、前記小増設バッテリの
    いずれかを放電しうる状態にしておくことを特徴とする
    請求項1乃至5記載のバッテリ充電放電制御回路。
  8. 【請求項8】 前記内蔵バッテリを放電させる内蔵放電
    スイッチ回路、 を備え、 前記制御回路は、前記複数の増設充電スイッチ回路が導
    通状態に設定され、前記複数の小増設バッテリのうちい
    ずれかの充電が行われている場合においても、前記内蔵
    放電スイッチ回路を導通状態に設定し、前記内蔵バッテ
    リが放電しうる状態にしておくことを特徴とする請求項
    1乃至5記載のバッテリ充電放電制御回路。
  9. 【請求項9】 前記内蔵バッテリと所定の電気回路とを
    接続し、前記内蔵バッテリに放電を行わせる内蔵放電ス
    イッチ回路と、 前記増設バッテリと所定の電気回路とを接続し、前記増
    設バッテリに放電を行わせる増設放電スイッチ回路と、 前記内蔵放電スイッチ回路と、前記増設放電スイッチ回
    路と、を制御する制御回路と、 を備え、 前記制御回路は、前記増設バッテリに充電残量が存在す
    る場合には、前記増設放電スイッチ回路のみを導通状態
    に設定し、前記増設バッテリに放電を行わせることを特
    徴とする請求項1乃至5記載のバッテリ充電放電制御回
    路。
  10. 【請求項10】 前記制御回路は、前記増設バッテリの
    放電が完了した後、前記増設放電スイッチ回路を非導通
    状態に設定し、前記内蔵放電スイッチ回路のみを導通状
    態に設定し、前記内蔵バッテリに放電を行わせることを
    特徴とする請求項1乃至5記載のバッテリ充電放電制御
    回路。
  11. 【請求項11】 前記内蔵バッテリに放電を行わせる内
    蔵放電スイッチ回路と、 前記複数の小増設バッテリ毎に設けられている小増設放
    電スイッチ回路であって、それぞれ対応する前記小増設
    バッテリを放電させる複数の小増設放電スイッチ回路
    と、 前記内蔵放電スイッチ回路と、前記複数の小増設放電ス
    イッチ回路と、を制御する制御回路と、 を備え、 前記制御回路は、前記複数の小増設バッテリのいずれか
    に充電残量が存在する場合には、前記複数の小増設放電
    スイッチ回路を順番に1個ずつ導通状態に設定し、対応
    する複数の前記小増設バッテリを順番に放電を行わせる
    ことを特徴とする請求項1乃至5記載のバッテリ充電放
    電制御回路。
  12. 【請求項12】 前記制御回路は、前記複数の小増設バ
    ッテリの放電が全て完了した後、前記複数の小増設放電
    スイッチ回路を非導通状態に設定し、前記内蔵放電スイ
    ッチ回路のみを導通状態に設定し、前記内蔵バッテリに
    放電を行わせることを特徴とする請求項1乃至5記載の
    バッテリ充電放電制御回路。
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