JPH11101667A - 立体目盛表示装置 - Google Patents

立体目盛表示装置

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JPH11101667A
JPH11101667A JP9261964A JP26196497A JPH11101667A JP H11101667 A JPH11101667 A JP H11101667A JP 9261964 A JP9261964 A JP 9261964A JP 26196497 A JP26196497 A JP 26196497A JP H11101667 A JPH11101667 A JP H11101667A
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dial
light guide
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light
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JP9261964A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Konagaya
哲夫 小長谷
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字板の目盛を立体的に配置させることで、
前記表示に立体感を持たせ、それにより、文字板の目盛
の視認性を向上させることができる立体目盛表示装置を
提供する。 【解決手段】 文字板10に配置された各目盛11に個
別に対応するように配置された導光体31と、該導光体
31を介して前記文字板10の目盛11に個別に対応す
るように配置された光源41とで形成し、前記各導光体
31を前記文字板10に立体的に構成することにより、
前記目盛11の表示に立体感を持たせることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体目盛表示装置
に関し、より詳細には、計器、指示器等の立体目盛表示
装置に関し、特に、車両等の移動体の計器のように車
速、エンジン回転数などの計測量の値を表示する表示装
置に好適な立体目盛表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両等の移動体の速度計、
回転計などの計器においては、図5のように計器の文字
板1の中心に指針4が設けられ、指針4先端が軌道する
円上付近に目盛2と、目盛2に対応するように数字、文
字または記号等の指標3が配置され、計測量に応じて指
針4を移動させ、文字板1に付した目盛2及び指標3と
協働して計測量を表示している。また、図示はしていな
いが、指針4は、車速あるいはエンジンの回転数等に応
じた計測量だけムーブメントにより回転される。表示装
置は、文字板1及びムーブメントを固定し収納するケー
スと、文字板1を覆う見返しと、文字板1上の指針4を
保護する表ガラスとで構成されている。
【0003】計器の表示装置には、文字板1上の目盛2
及び指標3の部分は透光性、それ以外の部分を非透光性
で構成し、夜間、文字板1の背面側から入射した光を文
字板1上の透光性の目盛2及び指標3の部分で、目盛2
及び指標3などを視認することができるようにした計
器、文字板1の前面側から照明することで視認すること
ができるようにした計器、照明光源からの光を反射させ
ることにより指針4自体に光を導光することで視認性を
向上させた計器などの表示装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
表示装置において、図示はしていないが、立体文字板と
呼ばれるものが存在している。例えば、凸凹文字板のよ
うに、文字板に目盛及び数字、記号等の指標を印刷した
後に、文字板を曲げ加工することにより文字板自体に立
体感を持たせたものがある。さらに、平面の文字板の目
盛及び数字、記号等の指標を印刷の厚塗りにより立体感
を表したもの等も知られている。
【0005】これらの表示装置においては、目盛が印刷
されているために、目盛自体を光輝させるということが
困難なため、外部からの照射に依存していた。そのた
め、表示装置を観測する角度によっては、目盛を視認し
にくいという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、計測量に応じて指針を移動させ、文字板に付
した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協導して
計測量を表示する表示装置において、文字板の目盛を立
体的に配置させることで、前記表示に立体感を持たせる
ことができ、それにより、文字板の目盛の視認性を向上
させることができる立体目盛表示装置を提供することを
課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、計測量に応じて指針を移動
させ、文字板に付した目盛及び文字、記号等の指標と協
働して計測量を表示する表示装置において、該文字板に
配置された各目盛に個別に対応するように配置された導
光体と、該導光体を介して前記文字板の目盛に個別に対
応するように配置された光源とで形成し、前記各導光体
を前記文字板に立体的に構成することにより、前記目盛
の表示に立体感を持たせることを特徴とする。
【0008】また、請求項1記載の発明の前記導光体
は、前記各目盛に対して個別の導光体を用いることもで
きるが、請求項2記載の発明のように、複数の前記導光
体を、前記文字板の目盛に個別に対応する箇所が凸状と
なるように、一体的な導光板で形成することもできる。
このような形状にすると、組立時の装着を簡単化するこ
とができる。
【0009】請求項2記載の発明において、さらに、請
求項3記載の発明のように、前記目盛が貫通孔によって
形成された前記文字板と、前記導光板とがケースにより
位置決めされ、固定されることで、前記文字板に立体的
に配置されるというような構造を付加すると、良好な立
体感を実現するための位置調整をなくすことができ、組
立時の装着をより簡単化することができる。
【0010】請求項1、2または3記載の発明の光源
を、請求項4記載の発明のように、前記文字板の前記目
盛に個別に対応する前記導光体に対して、個別に対応す
るように配置されるというような構造にすることで、目
盛毎の表示に変化を持たせることができる。
【0011】請求項1、2、3または4記載の発明にお
いて、さらに、請求項5記載の発明のように、指針の中
心と光源と該光源に対応する目盛とを通る平面による前
記導光体の断面が、円弧状となるというように構成する
と、光源に対する入射面を、平面となっているものより
広く確保することができるため、目盛に光を効率良く集
光させることができるので、目盛により立体感を与え
て、その視認性を向上させることができる。
【0012】請求項1、2、3、4または5記載の発明
の特徴的な点は、前記導光体が前記文字板から均一に突
出して配置されていることにあり、請求項6記載の発明
のように、前記各目盛に個別に対応する前記導光体が、
前記指標に対応して前記文字板表面からの高さが異なる
ように配置される構成にすると、文字板の表示により立
体感を与えて、視認性を向上させることができる。
【0013】請求項1、2、3、4、5または6記載の
発明において、さらに、請求項7記載の発明のように、
計測値を基準値とし、該基準値以下の所定の範囲の光源
を点灯させることにより、計測量に応じた所定の範囲の
目盛を光輝させることで、前記文字板に前記所定の範囲
の表示を行うように構成すると、文字板の目盛の視認性
をより向上させ、指針の移動をより明確に認識できるよ
うになる。
【0014】請求項1、2、3、4、5、6または7記
載の発明において、さらに、請求項8記載の発明のよう
に、前記所定の範囲の表示が、前記計測量の大きさに応
じた色彩の変化により表示することで、運転者に計測結
果を伝達するだけではなく、安全面での警告的な意味も
伝達することができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る立体目盛表
示装置の実施形態の一例を、移動体に用いられる速度計
の表示装置について、図面を参照して説明する。まず、
本実施形態の構成について説明すると、図1は本発明に
よる立体目盛表示装置を採用した計器の斜視図であり、
図2は図1のA−Aを通る矢印方向の断面図であり、図
3は図1のB−Bを通る矢印方向の断面図を示した図で
あり、図4は図1の実施形態の一例を示した図である。
【0016】図1の立体目盛表示装置において、文字板
10は、指針20、目盛11及び指標12により構成さ
れる。文字板10には、計測量に応じて移動される指針
20が中心に配置され、該指針20と協導して計測量に
応じた結果を表示するために必要な目盛11と、該目盛
11に対応する数字、文字または記号等の指標12が文
字板10の縁に沿うように配置されている。図1の実施
形態において、文字板10上の目盛11は、0〜180
km/hの範囲を5km/hの間隔で刻む構成である。
ここで、図示はしていないが、例えば、0〜180km
/hの範囲を1km/hの間隔で刻む構成としても差し
支えなく、範囲及び間隔は、目的に応じた種々異なる構
成とすることができる。
【0017】また、目盛11の形状については、目盛1
1が指標12に対応するか否かで、目盛11の形状が異
なる。本実施形態では、指標12に対応する目盛11
が、指標12に対応しない目盛11よりも大きな形状と
なっている。これは、目盛11の形状に変化を持たせた
方が視認しやすいからであり、目盛11の形状をすべて
等しい形状にしても差し支えない。
【0018】なお、本実施形態において、目盛11は文
字板10の指針20の先端が移動時に描く円軌道に沿う
ように配置され、目盛11の文字板10の中心部よりに
指標12が配置されている。これは、指針20先端に目
盛が表示された方が視認することが容易であるためであ
り、目盛11の外側に指標12が配置されるというよう
に、目盛11と指標12との位置を逆にしても差し支え
ない。
【0019】図2において、導光板30は、複数の立体
型の導光体31と、文字板10の目盛11に対応するよ
うに各導光体31を一括保持する導光基板部32とを、
プリズムにより一体的に形成した構成としてある。この
ような構成にすることで、組立時の装着を簡単化するこ
とができる。また、本実施形態では、導光板30にプリ
ズムを用いているが、光を導くことのできる部材であれ
ば、プリズムに限定するものではない。
【0020】導光体凸設部33は、導光体31の導光基
板部32の文字板10に対峙する方向に突出する部分の
ことであり、該導光体凸設部33が文字板10の目盛1
1ということになり、文字板10の表面から該導光体凸
設部33を突出させることにより、文字板10の目盛1
1が立体的に配置されるような構成となっている。よっ
て、該導光体凸設部33は、文字板10の厚みより厚く
なるように設計しなくてはならない。また、図示はして
いないが、目的に応じて種々異なる目盛11を構成する
ことができる。例えば、指標12に対応する導光体凸設
部33は高くし、指標12に対応しない導光体凸設部3
3は低くするというように、導光体凸設部33の高さを
任意に異なるように構成することで、目盛11の立体感
に変化を持たせることができる。
【0021】図3から理解できるように、指針20の中
心とLED41と該LED41に対応する目盛11とを
通る平面による断面において導光体入射面34が、表示
回路40に配置されたLED41に対して円弧状となる
ように配置されている。このように配置することで、導
光体入射面34が平面となっているものより、光の入射
面積を多く確保することができる。従って、目盛11に
光を効率良く集光させることができるので、目盛11に
より立体感を与えて、その視認性を向上させることがで
きる。また、本実施形態では、導光体入射面34が表示
回路40まで達していないが、表示回路40に導光体入
射面34が達するような構造であっても差し支えはな
い。また、図示はしていないが、表示回路40には、各
LED41の点灯を制御するために、各LED41に信
号を送るための配線パターンが形成されている。
【0022】ここで、本実施形態においては、光源とし
てLED41を用いた場合について説明したが、これは
LED41の単価が安価であるからであり、半導体など
の他の発光体物質を用いることも可能である。
【0023】本立体目盛表示装置は、導光板30をケー
ス凸設部51に挿嵌することで位置決めされ、該導光板
30の上部に文字板10が、導光体凸設部33及びケー
ス凸設部51に挿嵌することで位置決めされ、固定され
る。このような構造にすることで、各導光体31と文字
板10の目盛11との位置決めを容易に行うことができ
るため、本立体目盛表示装置の組立を簡単化することが
できる。
【0024】前記ケース凸設部51は、文字板10と導
光板30を位置決めし固定するためのものであるから、
少なくとも2ヶ所設けられていればよいが、目盛11に
沿うように任意の一定間隔に設けても差し支えはない。
【0025】図3において、文字板10は、導光体凸設
部33とケース凸設部51に該当する箇所が貫通孔とな
るように、黒色非透光層13で形成される。このような
構成にすることにより、黒色の非透光層13上の、導光
体凸設部33からなる目盛11のみが光輝され、目盛1
1以外の部分から不要な光が透光しないようになる。な
お、該目盛11は、LED41の発光する色彩に依存し
光輝するものであるが、導光板30自体を有色にするこ
とにより、導光板30の色彩に依存する構成とすること
もできる。また、指標12については、文字板10に印
刷されていることを前提としているが、指標12も透光
性をもたせて光源からの光の入射により表示させるとい
うように、他の構成を用いることができる。
【0026】なお、図3においては、ケース凸設部51
が文字板10の表面まで達しているが、これはケース凸
設部51が隠されることを前提としているからであり、
隠されない構造の場合は、文字板10の貫通する孔とな
っている部分を凹設に変更することで、文字板10の表
面にケース凸設部51が達しないようにすることができ
る。
【0027】また、本実施形態においては、導光板30
にプリズムを利用しているため、文字板10の目盛11
を正面から覗いた場合、透過により目盛11の直下に配
置されたLED41が見えてしまうという中見えの問題
が生じる。この問題は、導光板30の表面を加飾するこ
とで解決することができる。加飾方法としては、金型面
に砂を圧縮空気で吹き付けるサンドプラストによる方
法、または、化学的に金型面を腐食させて所望の表面状
態を得る化学エッチング法等のしぼ加工が知られてい
る。なお、導光板30の加飾処理については、導光板3
0表面全体を加飾、若しくは、導光板30の導光体凸設
部33の表面のみを加飾するというように、文字板10
の表面に露出する箇所に装飾が施されていれば、いずれ
の処理を用いてもよい。
【0028】以上の実施形態の構造を用いて単色による
表示を実現させようとした場合、文字板10の目盛11
に対応する光源として単色のLED41を配置し、常時
すべてのLED41を点灯させておくことで、文字板1
0上のすべての目盛11を光輝させることができる。ま
た、夜間は周囲が暗いために目盛11を光輝させるのは
有効だが、日中は周囲が明るいために文字板10の目盛
11を光輝させても表示効果を有効にさせることが困難
であるが、目盛11が立体的に配置されていることか
ら、目盛11を光輝させなくても従来の表示装置より視
認することが容易なため、あえて日中はすべての目盛1
1を光輝させなくてもよい。
【0029】次に、色彩の変化により表示を実現させよ
うとした場合、文字板10の目盛11に対応する光源に
よって色彩を任意に決定し、配置することで実現するこ
とができる。例えば、1〜99km/hまでの範囲は安
全という意味から緑色で表示する。一方、100km/
hを越えた場合は危険という意味から赤色で表示する。
このような表示に警告信号のような効果をもたせた場合
の表示装置の実施形態においては、前記文字板10の構
成はそのまま使用し、目盛11に個別に対応するLED
41の配置を、0〜99km/hの範囲に該当する目盛
11には緑色のLED41を配置し、100km/h以
上の範囲に該当する目盛11には赤色のLED41を配
置し点灯させることで、色彩の変化により表示をするこ
とができる。このような表示を行うことにより、運転者
に安全面での注意を効果的に促すことができる。
【0030】さらに、明暗による表示を実現させる場
合、光度調整が可能なLED41を、文字板10の目盛
11に対応するように配置することで実現することがで
きる。例えば、指標12に対応する目盛11は高階調に
より光輝させ、指標12に対応しない目盛11は低階調
により光輝させることで、明暗による表示を実現するこ
とができる。このような明暗による表示を行うことによ
り、文字板10の目盛11の立体感を向上することが可
能となり、視認性も向上させることができる。
【0031】以上説明した構造は、文字板10の目盛1
1と光源が1対1に配置されていたが、複数の目盛11
に対して光源が1つというような構造としても差し支え
はない。例えば、図示はしていないが、文字板10と導
光板30の構造は変更せずに、LED41の代わりに冷
陰極管等の光源体を、文字板10の目盛11に沿うよう
に、表示回路40に配置する構造が挙げられる。このよ
うな構造を用いると、組立を簡単化することができる
が、目盛11の色彩の変化等の個別の表示が困難になる
という不都合がある。従って、目盛11と光源の関係
は、1対1にすることが好ましい。
【0032】次に、文字板10の目盛11と光源を1対
1に配置した構造を生かした実施形態を説明する。本立
体目盛表示装置において、表示形状を変化させ単色によ
る表示を実現させる場合、文字板10の目盛11に対応
する光源として単色のLED41を配置し、計測値に応
じて指針20を移動させるとともに、計測値を基準値と
し、該基準値から指標12の0に対応する所定の範囲の
目盛11に対応するLED41を点灯させることで、計
測量に応じた所定の範囲を表示させることができる。こ
のように、文字板10の各目盛11に1対1に対応する
ようにLED41を配置することで、図4に示すように
単色による表示を行うことができる。
【0033】図4について説明すると、速度が50km
/hにおける実施形態であるから、指針20を指標12
の50km/hに対応する目盛11まで移動させるとと
もに、目盛11の0から50km/hの範囲のLED4
1を点灯させることで、所定の範囲の表示を実現する。
このように、計測量に応じた所定の範囲の表示を行うこ
とで、指針20の位置、及び指針20の移動状態変化、
並びに移動体の運動状態変化をより明確に表示すること
ができるようになる。
【0034】次に、複数の色彩による立体目盛表示装置
を使用した2色による表示の実施形態について説明す
る。この場合、0km/hの時は、すべての目盛11が
緑色で表示され、60km/hの時は、0〜60km/
hに該当する目盛11を赤色表示に変色させ、60km
/hを越える値に該当する目盛11については、緑色表
示のまま変化させないという表示が行われる。このよう
な表示は、文字板10の目盛11全体を予め緑色により
表示させておき、計測値に応じて指針20を移動させる
とともに、計測量に応じた所定の範囲の目盛11を赤色
により表示させることで実現することができる。すなわ
ち、文字板10の各目盛11に1対2となるように2個
のLED41を配置することで実現することができる。
従って、複数の色彩の表示を行う場合は、文字板10の
各目盛11に対して複数のLED41を配置することで
対処することができる。なお、複数色の発光が可能なL
ED41のような光源を用いることが可能であれば、複
数の光源を用いる必要はない。
【0035】また、前記実施形態では、1〜99km/
hまでの範囲は安全という意味から緑色で表示し、10
0km/hを越えた部分は危険という意味から赤色で表
示させているが、表示形状の変化はなかった。ここで、
表示効果を向上させるために表示形状の変化を行う構成
にした場合について説明する。例えば、計測量に応じた
範囲の表示を、1〜99km/hまでの範囲は緑色、1
00km/hを越えた場合は、表示全体を赤色の表示形
状の変化により表示を行う。そのように表示すること
で、指針20の位置、及び指針20の移動状態変化、並
びに移動体の運動状態変化をより明確に表示するだけで
はなく、表示の色彩の変化により運転者に安全面での注
意をより効果的に促すことができる。このような表示を
行う場合は、文字板10の目盛11に対する光源とし
て、2色の点灯が可能なLED41を1対1になるよう
に配置する。若しくは、緑色・赤色2個のLED41を
1対2となるように配置することで実現することができ
る。
【0036】さらに、0km/hの場合は、すべての目
盛11が緑色で表示され、60km/hの場合は、0〜
60km/hの範囲に該当する緑色と赤色双方のLED
41を点灯させることにより、計測量に応じた所定の範
囲の目盛11をアンバー色で表示させ、60km/hを
越える範囲の値に該当する目盛11については、緑色表
示のまま変化しないというような表示を行う。さらに、
1〜49km/hの範囲の目盛11は緑色、50〜99
km/hの範囲の目盛11は黄色、100km/hを越
える範囲については赤色というように、表示の色彩を段
階的に変化させることで、複数色による表示を行うとい
うように、目的に応じて種々異なる表示を行うことがで
きる。
【0037】また、計測量に応じた所定の範囲として、
計測値を基準値とし、基準値から指標12の0に対応す
る目盛11の範囲である場合について説明したが、基準
値に対応する目盛11から任意の一定範囲で表示させて
もよい。
【0038】次に、本立体目盛表示装置における他の実
施形態として、明暗による表示形状の変化が挙げられ
る。例えば、計測値に応じて指針20を移動させるとと
もに、計測値を基準値とし、該基準値から指針20より
小さい指標12に対応する任意の一定範囲の各目盛11
に対応するLED41の光度を順次減衰させて光輝させ
るように制御することで、明暗による表示を実現するこ
とができ、指針20の残像のような効果を表現させるこ
とができる。
【0039】なお、本立体目盛表示装置については、こ
れまで文字板10の表面から目盛11が突出したものに
ついて説明したが、目盛11が文字板10の表面から陥
没したものについても適応できるものである。例えば、
導光板30の文字板10の接触面から導光体凸設部33
を排除するというように、構造を変化させることで対応
することができ、上述した表示を行うことができる。
【0040】以上、速度計の場合の実施形態について説
明したが、本立体目盛表示装置は、その他にも車両等の
移動体に用いられている回転計等の計器にも適用できる
ものである。
【0041】また、実施形態は円軌道を描くようにして
表示する立体目盛表示装置について説明したが、本発明
は、目盛11が円弧状に配置された立体目盛表示装置に
ついても適用される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、計
測量に応じて指針を移動させ、文字板に付した目盛及び
数字、文字または記号等の指標と協導して計測量を表示
する表示装置において、文字板の目盛を立体的に配置さ
せることで、前記表示に立体感を持たせることができ、
そのことにより、文字板の目盛の視認性を向上させるこ
とができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立体目盛表示装置を採用した計器
の斜視図である。
【図2】図1のA−Aを通る矢印方向の断面図である。
【図3】図1のB−Bを通る矢印方向の断面図である。
【図4】図1の実施形態の一例を示した図である。
【図5】従来計器の表示装置の図である。
【符号の説明】
10 文字板 11 目盛 12 指標 20 指針 30 導光板 31 導光体 41 LED(光源) 50 ケース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測量に応じて指針を移動させ、文字板
    に付した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協働
    して計測量を表示する表示装置において、該文字板に配
    置された各目盛に個別に対応するように配置された導光
    体と、該導光体を介して前記文字板の目盛に個別に対応
    するように配置された光源とで形成し、前記各導光体を
    前記文字板に立体的に構成することにより、前記目盛の
    表示に立体感を持たせることを特徴とする立体目盛表示
    装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記導光体を、前記文字板の目盛
    に個別に対応する箇所が凸状となるように、一体的な導
    光板で形成したことを特徴とする請求項1記載の立体目
    盛表示装置。
  3. 【請求項3】 前記目盛が、貫通孔によって形成された
    前記文字板と、前記導光板とがケースにより位置決めさ
    れ、固定されることで、前記文字板に立体的に配置され
    ることを特徴とする請求項2記載の立体目盛表示装置。
  4. 【請求項4】 前記光源が、前記文字板の前記目盛に個
    別に対応する前記導光体に対して、個別に対応するよう
    に配置されたことを特徴とする請求項1、2または3記
    載の立体目盛表示装置。
  5. 【請求項5】 指針の中心と光源と該光源に対応する目
    盛とを通る平面による前記導光体の断面が、円弧状とな
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の立
    体目盛表示装置。
  6. 【請求項6】 前記各目盛に個別に対応する前記導光体
    が、前記指標に対応して前記文字板表面からの高さが異
    なるように配置されることを特徴とする請求項1、2、
    3、4または5記載の立体目盛表示装置。
  7. 【請求項7】 計測値を基準値とし、該基準値以下の所
    定の範囲の光源を点灯させることにより、計測量に応じ
    た所定の範囲の目盛を光輝させることで、前記文字板に
    前記所定の範囲の表示を行うことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5または6記載の立体目盛表示装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の範囲の表示が、色彩の変化に
    より表示されることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6または7記載の立体目盛表示装置。
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