JPH11101361A - ソレノイド制御弁 - Google Patents

ソレノイド制御弁

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JPH11101361A
JPH11101361A JP28312897A JP28312897A JPH11101361A JP H11101361 A JPH11101361 A JP H11101361A JP 28312897 A JP28312897 A JP 28312897A JP 28312897 A JP28312897 A JP 28312897A JP H11101361 A JPH11101361 A JP H11101361A
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valve
oil
damping force
passage
pressure
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JP28312897A
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Inventor
Hiroshi Sakai
博史 酒井
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器の減衰力調整弁であ
るソレノイド制御弁の可動鉄心の固着による異常を容易
に検知する。 【解決手段】 通電によりコイル26を励磁して、可動鉄
心24に推力を発生させ、作動ロッド27を介してスプール
14を移動させて、入口ポート16と出口ポート17との間の
流路面積を変化させて減衰力を調整する。可動鉄心24に
よって画成された油室23a ,23b 間を絞り通路31によっ
て連通させる。油室23b に圧力スイッチ32を設ける。コ
イル26の励磁によって可動鉄心24が移動すると、油室23
a ,23b 間で絞り通路31を介してを介して油液が移動
し、このとき、絞り通路の流通抵抗によって油室23a ,
23b の圧力が過渡的に変化する。この圧力変化を圧力ス
イッチによって検出し、その結果に基づいて可動鉄心24
の正常作動および固着による異常を容易に判定すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、車両の懸架装置に装着される減
衰力調整式油圧緩衝器等に用いられるソレノイド制御弁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の懸架装置に装着される
油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心
地や操縦安定性をよくするために減衰力を適宜調整でき
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
【0003】減衰力調整式油圧緩衝器は、一般に、油液
が封入されたシリンダ内にピストンロッドが連結された
ピストンを摺動可能に嵌装し、ピストンロッドの伸縮に
ともなうピストンの移動によって生じる油液の流動をオ
リフィス、ディスクバルブ等によって制御して減衰力を
発生させ、減衰力調整弁によって油液の流路面積を変化
させることにより、減衰力を調整するようになってい
る。また、減衰力調整式油圧緩衝器には、減衰力調整弁
をソレノイド制御弁として、その弁体をソレノイドアク
チュエータによって移動させることにより、コイルへの
通電電流に応じて減衰力特性を切り換えられるようにし
たものがある。
【0004】そして、このような減衰力調整式油圧緩衝
器を車両の懸架装置に装着し、例えば、通常走行時に
は、小さな減衰力を発生させるソフト側の特性を選択す
ることにより、路面の凹凸による振動を吸収して乗り心
地を向上させることができ、また、旋回時、加速時、制
動時および高速走行時には、大きな減衰力を発生させる
ハード側の減衰力特性を選択することにより、車体の姿
勢変化を抑えて操縦安定性を向上させることができる。
さらに、旋回、加減速等の車両状態を検出する各種セン
サおよびコントローラ等を用いて、ソレノイド制御弁の
コイルへの通電電流を制御して、車両状況および走行状
況等に応じてリアルタイムに減衰力を自動的に切換える
ことにより、乗り心地および操縦安定性を向上させるよ
うにしたサスペンション制御装置がある。
【0005】ところで、上記のようなソレノイド制御弁
によって減衰力調整弁を切り換えるようにした減衰力調
整式油圧緩衝器では、油液中の混入した異物がソレノイ
ド制御弁のスプール等の弁体またはソレノイドアクチュ
エータの可動鉄心に詰まる等のフェイルの発生により、
万一、弁体または可動鉄心が固着して減衰力の切換が不
能となった場合には、それを運転者に知らせて適切な処
置を促し、また、これとともに減衰力特性をハード側に
固定して車両の操縦安定性を確保することが望まれてい
る。
【0006】そこで、従来、例えば、サスペンション制
御装置のコントローラに、減衰力調整式油圧緩衝器のソ
レノイド制御弁のコイルの通電電流の波形を監視するフ
ェイル検出回路を設け、図6に示すように、ソレノイド
制御弁のコイルにおける可動鉄心の正常作動時と固着時
との電気的特性の違いを利用して、ステップ入力の通電
開始時t1からの検出電流波形を正常時の電流波形と比較
することにより、ソレノイド制御弁の作動不良を検出す
るようにしていた。すなわち、コイルの検出電流波形
は、ステップ入力に対して、正常作動時には2段階に上
昇するが(図6中の実線参照)、可動鉄心の固着時には
1次遅れで上昇する(図6中の破線参照)ことから、正
常および異常を判定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフェイル検出回路によってコイルの通電電流波形を
監視するものでは、オン−オフのみの作動を行うソレノ
イド制御弁に対しては、正常時と異常時とでコイルの検
出電流波形の変化が大きいので、比較的容易に判定を行
うことができるが、通電電流に推力が比例する領域のみ
で使用される比例ソレノイド制御弁に対しては、その特
性上、電流によって磁束密度が大きく変化しないので、
正常時と異常時とで検出電流波形の変化が小さく、その
判定が困難である。このため、比例ソレノイド弁に対し
ては、フェイル検出回路の検出精度を高める必要があ
り、コストが高くなるという問題がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、弁体および可動鉄心の固着を容易に検知するこ
とができるソレノイド制御弁を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、通電電流に応じてコイルを励磁させる
ことによって可動鉄心に推力を発生させて、該可動鉄心
に連結された弁体を駆動するようにしたソレノイド制御
弁において、油液が充填された油室内に前記可動鉄心を
嵌装して前記油室を2つの油室に画成し、該2つの油室
を絞り通路によって互いに連通させ、前記2つの油室の
少なくとも一方に圧力検出手段を設けたことを特徴とす
る。
【0010】このように構成したことにより、コイルの
励磁によって可動鉄心が移動すると、可動鉄心によって
画成された2つの油室間で絞り通路を介し油液が移動
し、このとき、絞り通路の流通抵抗によって2つの油室
の圧力が過渡的に変化するので、この圧力変化が圧力検
出手段によって検出される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0012】本発明の第1実施形態について図1ないし
図3を参照して説明する。図1に示すように、第1実施
形態に係る減衰力調整式油圧緩衝器1は、油液が封入さ
れたシリンダ2内にピストン3が摺動可能に嵌装されて
おり、このピストン3によってシリンダ2内がシリンダ
上室2aとシリンダ下室2bの2室に画成されている。ピス
トン3には、ピストンロッド4の一端が連結されてお
り、ピストンロッド4は、シリンダ上室2aを通ってその
他端側がシリンダ2の外部へ延出されている。シリンダ
下室2bには、シリンダ2の底部に設けられたベースバル
ブ5を介して油液およびガスが封入されたリザーバ6が
接続されている。
【0013】ピストン3には、シリンダ上下室2a,2b間
を連通させる油路7およびこの油路7のシリンダ下室2b
側からシリンダ上室2a側への油液の流通のみを許容する
逆止弁8が設けられている。また、ベースバルブ5に
は、シリンダ下室2bとリザーバ6とを連通させる油路9
およびこの油路9のリザーバ6側からシリンダ下室2b側
への油液の流通のみを許容する逆止弁10が設けられてい
る。シリンダ上室2aは、シリンダの外部に設けられた油
液通路11によってリザーバ6に連通されており、油液通
路11には、減衰力発生機構12(ソレノイド制御弁)が設
けられている。
【0014】減衰力発生機構12は、電磁式比例流量制御
弁であって、有底円筒状のスリーブ13内に、スプール14
(弁体)が摺動可能に嵌装され、スリーブ13の開口部に
比例ソレノイドアクチュエータ15(以下、アクチュエー
タ15という)が取付けられている。スリーブ13の側壁に
は、油液通路11を介してシリンダ上室2aに連通する入口
ポート16およびリザーバ6に連通する出口ポート17が設
けられている。そして、アクチュエータ15によって、ス
プール14とスリーブ13の底部との間に介装された戻しば
ね18(圧縮ばね)のばね力に抗してスプール14を移動さ
せることにより、入力ポート16と出力ポート17との間の
流路面積を調整するようになっている。
【0015】スプール13には、スリーブ13内のスプール
14の両端側に形成された油室13a ,13b を互いに連通さ
せてスプール14の移動を円滑にするための油路19が設け
られている。また、油路19には、この油路19の油液の流
通を絞ってスプール14の移動に減衰力を作用させるオリ
フィス20が設けられている。
【0016】アクチュエータ15は、ケーシングを兼ねる
固定鉄心21,22内に円筒状のスペーサ23が収容され、ス
ペーサ23内に可動鉄心24が挿入されて軸受25により摺動
可能に案内されている。スペーサ23の内部は、可動鉄心
24により2つの油室23a,23bに画成されている。固定鉄
心21,22内には、スペーサ23の周囲にコイル26が配置さ
れている。可動鉄心24には、作動ロッド27が連結されて
おり、作動ロッド27の先端部は固定鉄心21に挿通され、
スリーブ13の油室13b 内に突出されている。そして、可
動鉄心24と固定鉄心22との間に介装された圧縮ばね28の
ばね力によって作動ロッド27の先端部がスプール14の一
端部に当接されている。固定鉄心21には、可動鉄心24に
当接してその移動を規制するストッパ29が取付けられて
いる。
【0017】固定鉄心21には、スペーサ23内の油室23a
とスリーブ13内の油室13b とを連通させる絞り通路30が
設けられている。可動鉄心24には、スペーサ23の油室23
a ,23b 間を連通させる絞り通路31が設けられている。
また、固定鉄心22には、スペーサ23内の油室23b の油液
の圧力によって作動する圧力スイッチ32(圧力検出手
段)が取付けられている。
【0018】圧力スイッチ32は、例えば、通常はオフ状
態で、油室23b の圧力Pが所定の作動圧力P1に達すると
オン状態となるもの、または、油室23b の圧力Pに応じ
た出力信号を出力する公知の圧力センサとすることがで
きる。
【0019】アクチュエータ15のばね28のばね力は、ス
プール14の戻しばね18のばね力よりも充分小さく設定さ
れており、コイル26の非通電時には、スプール14および
可動鉄心24は、図1に示す原位置にあり、通電によって
コイル26を励磁させて、可動鉄心24に電流に比例した推
力を発生させ、スプール14を戻しばね18のばね力に抗し
て移動させて、入口ポート16と出口ポート17との間の流
路面積を調整するようになっている。
【0020】以上のように構成した第1実施形態に係る
減衰力調整式油圧緩衝器1の作用について次に説明す
る。
【0021】ピストンロッド4の伸び行程時には、ピス
トン3の移動にともないピストン3の逆止弁8が閉じて
シリンダ上室2a側の油液が加圧され、油液通路11を通っ
てリザーバ6へ流れる。また、縮み行程時には、ピスト
ン3の移動にともない、ピストン3の逆止弁8が開いて
シリンダ上下室2a,2bがほぼ同圧力となり、ベースバル
ブ5の逆止弁10が閉じてピストンロッド4がシリンダ2
内に侵入した分の油液が加圧されて、シリンダ上室2aか
ら油液通路11を通ってリザーバ6へ流れる。
【0022】したがって、伸びおよび縮み行程時共に、
減衰力発生機構12の入口ポート16と出口ポート17との間
の流路面積に応じて減衰力が発生する。そして、通電に
よってコイル26を励磁させ、可動鉄心24に通電電流に応
じて推力を発生させ、作動ロッド27を介してスプール14
を戻しばね18のばね力に抗して移動させて、入口ポート
16と出口ポート17との間の流路面積を変化させることに
より、減衰力を調整することができる。
【0023】また、アクチュエータ15の可動鉄心24がコ
イル26の励磁によって移動すると、スペーサ23内の油室
23a ,23b の容積変化にともなって、油室23a ,23b 間
で可動鉄心24の絞り通路31を介して油液の流れが生じ
る。このとき、油室23a ,23b間の油液の流れは、絞り
通路31によって絞られるため、油室23a ,23b 内の油液
の圧力に過渡的な変化が生じる。この際の油室23b 内の
圧力変化を圧力スイッチ32によって監視することによ
り、可動鉄心24の移動を検知することができる。したが
って、コイル26への通電電流に対する圧力スイッチ32の
検知信号に基づいて、スプール14および可動鉄心24の正
常作動および固着による異常を判定することができる。
【0024】なお、可動鉄心24の移動にともなう作動ロ
ッド27の侵入、退出による油室23a,23b の容積変化に
対しては、絞り通路30によって油室13b との間で油液を
授受し、最終的にはリザーバ6のガスを圧縮または膨張
させることによって補償することができる。このとき、
ピストンロッド4のストロークにともなうシリンダ上下
室2a,2bの周期的な圧力変動が油室13b から絞り通路30
を介して油室23a へ伝達されるが、この圧力変動は、絞
り通路30によって充分減衰されるので、圧力スイッチ32
の検出に影響することがない。
【0025】そして、例えば、スプール14および可動鉄
心24が正常の場合、図2に示すように、アクチュエータ
15のコイル26の指令電流Iを最大電流I1として固定鉄心
24を図1中左方へ最大変位させてストッパ29に当接させ
た後、時間T1において最低電流I0とすると(図2(A) 参
照)、可動鉄心24は、コイル24の励磁による推力を失っ
て、戻しばね18のばね力によってスプール14と共に図中
右方へ移動して原位置に戻る。
【0026】このとき、絞り通路31の流通抵抗のため、
油室23b が加圧されてその圧力Pが最低圧力P0から過渡
的に上昇する(図2(B) 参照)。そして、油室23b の圧
力Pが時間T2において圧力スイッチ32の作動圧力P1に達
すると、圧力スイッチ32の出力がオンとなり、時間T3
おいて作動圧力P1を下回ると、圧力スイッチ32の出力が
オフとなる(図2(C) 参照)。
【0027】このように、指令電流Iによる可動鉄心24
の移動によって生じる油室23b 内の油液の圧力変化を圧
力スイッチ32のオン信号の出力によって検知することに
より、スプール14および可動鉄心24の正常作動を判定す
ることができる。
【0028】一方、スプール14または可動鉄心24が固着
した場合には、図3に示すように、コイル26への指令電
流Iを最大電流I1とした後、時間T1において最低電流I0
とすると(図3(A) 参照)、可動鉄心24が固着して移動
しないので、油室23b の圧力は、最低圧力P0のままとな
り(図3(B) 参照)、このため、圧力スイッチ32の出力
もオフのままとなる(図3(C) 参照)。
【0029】このように、指令電流Iに対して、圧力ス
イッチ32の出力がオフのままであることを検知すること
により、スプール14または可動鉄心24の固着による異常
を判定することができる。
【0030】次に、本発明の第2実施形態について図4
および図5を参照して説明する。なお、第2実施形態に
係る減衰力調整式油圧緩衝器のシリンダ部は、図1に示
す第1実施形態のものと概して同様の構成であるから、
この部分については、図1のものと同一の符号を付して
異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0031】図4に示すように、第2実施形態に係る減
衰力調整式油圧緩衝器33では、シリンダ上室2aは、シリ
ンダ2の外部に設けられた伸び側主通路34および縮み側
主通路35によってリザーバ6に連通されている。伸び側
主通路34と縮み側主通路35との接続部36は、伸縮側通路
37によってシリンダ下室2bに連通されている。そして、
伸び側主通路34には、伸び側主減衰弁38が設けられ、そ
の上流側に伸び側副減衰弁39が設けられている。また、
縮み側主通路35には、縮み側主減衰弁40が設けられ、そ
の上流側に縮み側副減衰弁41が設けられている。
【0032】伸び側主通路34には、伸び側主減衰弁38を
バイパスしてその上流側(シリンダ上室2a側)と下流側
の接続部36とを連通させる伸び側副通路42が接続されて
いる。また、縮み側主通路35には、縮み側主減衰弁40を
バイパスしてその上流側と下流側(リザーバ6側)とを
連通させる縮み側副通路43が接続されている。伸び側副
通路42および縮み側副通路43には、それぞれ固定オリフ
ィス44,45が設けられており、固定オリフィス44,45の
下流側に減衰力調整弁46(ソレノイド制御弁)が設けら
れている。
【0033】伸び側主減衰弁38および縮み側主減衰弁40
は、パイロット形圧力制御弁であり、パイロット管路4
7,48がそれぞれ伸び側副通路42および縮み側副通路43
の固定オリフィス44,45と減衰力調整弁46との間に接続
されている。そして、伸び側主減衰弁38および縮み側主
減衰弁40は、それらの上流側の油液の圧力を受けて開弁
してその開度に応じて減衰力を発生させ、また、パイロ
ット管路47,48から導入したパイロット圧の上昇にとも
なって開弁圧力が高くなるようになっている。
【0034】減衰力調整弁46は、ソレノイド制御比例流
量制御弁であり、ソレノイドアクチュエータ49(以下、
アクチュエータ49という)への通電電流応じてスプール
等の弁体を移動させることによって伸び側副通路42およ
び縮み側副通路43の流路面積を調整できるようになって
いる。このとき、伸び側副通路42および縮み側副通路43
の一方の流通抵抗(流路面積)を小とすると他方が大と
なり、一方の流路面積を大とすると他方が小となるよう
になっている。また、アクチュエータ49は、上記第1実
施形態に係る減衰力調整式油圧緩衝器1のアクチュエー
タ15と概して同様の構造であり、可動鉄心(図示せず)
によって画成される油室内の油液の圧力によって作動す
る圧力スイッチ50(圧力検出手段)が設けられている。
【0035】伸び側副減衰弁39および縮み側副減衰弁41
は、それぞれディスクバルブ等の圧力制御弁39a ,41a
およびオリフィス39b ,41b からなり、圧力制御弁39a
,41a の開弁圧力は伸び側主減衰弁38および縮み側主
減衰弁40よりも低く設定されており、ピストン速度の低
速域において、減衰力の過度の低下および上昇を抑制し
て適度な減衰力が得られるようになっている。
【0036】伸縮側通路37には、開閉弁51が設けられて
いる。開閉弁51は、常閉の電磁式開閉弁であり、通常は
伸縮側通路37を閉じており、ソレノイドへの通電によっ
て伸縮側通路37を開くようになっている。減衰力調整弁
46および開閉弁51は、コントローラ52に電気的に接続さ
れている。そして、通常は、コントローラ52によって、
開閉弁51のソレノイドを通電状態として開閉弁51を開く
とともに、路面状況、車両走行状況等に応じてリアルタ
イムで減衰力調整弁46を自動的に切換えて乗り心地およ
び操縦安定性を向上させるように減衰力調整式油圧緩衝
器33の減衰力特性の自動制御を行うようになっている。
【0037】また、コントローラ52は、上記第1実施形
態の場合と同様にして、減衰力調整弁46のアクチュエー
タ49のコイルへの通電電流に対する圧力スイッチ50の出
力信号に基づいて、減衰力調整46の可動鉄心の正常作動
および固着による異常を判定し、減衰力調整弁46の異常
を判定したとき、閉閉弁51のソレノイドへの通電を停止
して開閉弁51を閉じるようになっている。
【0038】以上のように構成した第2実施形態に係る
減衰力調整式油圧緩衝器33の作用について次に説明す
る。
【0039】正常時には、コントローラ52によって、開
閉弁51のソレノイドが通電状態となっており、開閉弁51
が開いている。この状態では、ピストンロッド4の伸び
行程時には、ピストン3の移動にともないピストン3の
逆止弁8が閉じてシリンダ上室2a側の油液が加圧され、
伸び側主通路34、伸び側副通路42および伸縮側通路37を
通ってシリンダ下室2bへ流れる。このとき。シリンダ上
室2a側の圧力が伸び側主減衰弁38の開弁圧力に達する
と、伸び側主減衰弁38が開いて油液が伸び側副減衰弁39
からシリンダ下室2bへ直接流れる。また、ピストンロッ
ド4がシリンダ2内から退出した分の油液がリザーバ6
からベースバルブ5の逆止弁10を開いてシリンダ下室2b
へ流れる。
【0040】ピストン速度が小さく伸び側主減衰弁38の
開弁前では、減衰力調整弁46による縮み副通路42の流通
抵抗(流路面積)に応じてオリフィス特性(減衰力がピ
ストン速度の2乗にほぼ比例する)の減衰力が発生す
る。このとき、伸び側副減衰弁39によって、オリフィス
39b のオリフィス特性に加えて圧力制御弁39a のバルブ
特性(減衰力がピストン速度にほぼ比例する)の減衰力
を発生させることにより、ピストン速度の低速域におい
て適度な減衰力を得ることができる。ピストン速度が大
きくなり、シリンダ上室2a側の圧力が上昇して伸び側主
減衰弁38が開くと、その開度に応じてバルブ特性の減衰
力が発生する。
【0041】そして、コントローラ52によってソレノイ
ドへの通電電流を調整して減衰力調整弁46による伸び側
副通路42の流通抵抗(流路面積)を変化させることによ
り、オリフィス特性を直接調整するとともに、これによ
ってパイロット管路47から導入されるパイロット圧力を
変化させて伸び側主減衰弁38の開弁圧力を調整すること
ができる。
【0042】また、ピストンロッドの縮み行程時には、
ピストン3の移動にともない、ピストン3の逆止弁8が
開いてシリンダ上下室2a,2bがほぼ同圧力となり、ベー
スバルブ5の逆止弁10が閉じてピストンロッド4がシリ
ンダ2内に侵入した分の油液が加圧されて、シリンダ下
室2bから伸縮側通路37、縮み側主通路35および縮み側副
通路43を通ってリザーバ6へ流れる。このとき。シリン
ダ2内の圧力が縮み側主減衰弁40の開弁圧力に達する
と、縮み側主減衰弁40が開いて油液が縮み側副減衰弁41
からリザーバ6へ直接流れる。なお、シリンダ上下室2
a,2bがほぼ同圧力となるため、伸び側主通路34および
伸び側副通路42には油液の流れが生じない。
【0043】ピストン速度が小さく縮み側主減衰弁の開
弁前では、減衰力調整弁46による縮み側副通路43の流通
抵抗(流路面積)に応じてオリフィス特性の減衰力が発
生する。このとき、縮み側副減衰弁41によって、オリフ
ィス41b のオリフィス特性に加えて圧力制御弁41a のバ
ルブ特性の減衰力を発生させることにより、ピストン速
度の低速域において適度な減衰力を得ることができる。
ピストン速度が大きくなり、シリンダ2内の圧力が上昇
して縮み側主減衰弁40が開くと、その開度に応じてバル
ブ特性の減衰力が発生する。
【0044】そして、コントローラ52によってソレノイ
ドへの通電電流を調整して減衰力調整弁46による縮み側
通路20の流通抵抗(流路面積)を変化させることによ
り、オリフィス特性を直接調整するとともに、これによ
ってパイロット管路48から導入されるパイロット圧力を
変化させて縮み側主減衰弁40の開弁圧力を調整すること
ができる。
【0045】このとき、減衰力調整弁46は、伸び側副通
路42および縮み側副通路43の一方の流通抵抗(流路面
積)を小とすると他方が大となり、また、一方の流通抵
抗(流路面積)を大とすると他方が小となるようになっ
ているので、伸び側と縮み側とで大小異なる種類の減衰
力特性の組合せを設定することができ、図5に示すよう
な減衰力特性を得ることができる。
【0046】また、作動油中に混入したゴミ、鉄粉等の
異物が弁体の摺動部に詰まるなどのフェイルによって減
衰力調整弁46に作動不良が発生した場合、コントローラ
52が減衰力調整弁46の圧力スイッチ50の出力信号に基づ
いて異常を検知し、開閉弁51のソレノイドへの通電を停
止することにより、開閉弁51を閉じて伸縮側通路37を閉
鎖するとともに、警告灯等の警告手段を作動させて運転
者に異常を知らせる。
【0047】この状態では、ピストンロッド4の伸び行
程時には、伸び側主通路34を流れた油液は、さらに、縮
み側主通路35および縮み側通路20を通ってリザーバ6へ
流れる。これにより、伸び側副減衰弁39、伸び側主減衰
弁38および伸び側副通路42の減衰力調整弁46での絞りに
よる正常時の減衰力に加えて、縮み側副減衰弁41、縮み
側主減衰弁40および縮み側副通路43の減衰力調整弁46で
の絞りによる減衰力が発生するので、減衰力調整弁46の
弁体の固定位置にかかわらず充分大きな減衰力を発生さ
せることができる。
【0048】また、縮み行程時には、シリンダ2内の油
液は、シリンダ上室2aから伸び側主通路34、伸び側副通
路42、縮み側主通路35および縮み側副通路43を通ってリ
ザーバ6へ流れる。これにより、縮み側副減衰弁41、縮
み側主減衰弁40および縮み側副通路43の減衰力調整弁46
での絞りによる正常時の減衰力に加えて、伸び側副減衰
弁39、伸び側主減衰弁38および伸び側副通路42の減衰力
調整弁46での絞りによる減衰力が発生するので、減衰力
調整弁46の弁体の固定位置にかかわらず充分大きな減衰
力を発生させることができる。
【0049】このようにして、減衰力調整弁46の万一の
作動不良発生時にも、ピストンロッド4の伸縮行程時と
もに充分大きな減衰力を発生させることができ、車両の
操縦安定性を確保してフェイルセーフを達成することが
できる。また、断線等によりコントローラ52が作動不能
となった場合にも、ソレノイドへの通電が停止して開閉
弁51が閉じるので、同様に充分な減衰力を確保すること
ができる。
【0050】なお、上記第1および第2実施形態では、
本発明のソレノイド制御弁を減衰力調整式油圧緩衝器の
減衰力調整弁(流量制御弁)に適用した場合について説
明したが、本発明はこれに限らず、圧力制御弁、パイロ
ット型制御弁等の、その他のソレノイド制御弁にも同様
に適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のソレノイ
ド制御弁によれば、油液が充填された油室を可動鉄心に
よって2つの油室に画成し、これら2つの油室を絞り通
路によって互いに連通させ、2つの油室の少なくとも一
方に圧力検出手段を設けたことにより、コイルの励磁に
よって可動鉄心が移動すると、2つの油室間で絞り通路
を介し油液が移動し、このとき、絞り通路の流通抵抗に
よって2つの油室の圧力が過渡的に変化するので、この
圧力変化を圧力検出手段によって検出し、その結果に基
づいて、可動鉄心および弁体の正常作動および固着によ
る異常を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るソレノイド制御弁
を用いた減衰力調整式油圧緩衝器の概略図である。
【図2】図1の減衰力調整式油圧緩衝器のソレノイド制
御弁の正常作動時の指令電流に対する油室圧力および圧
力スイッチの出力を示す図である。
【図3】図1の減衰力調整式油圧緩衝器のソレノイド制
御弁の可動鉄心固着時の指令電流に対する油室圧力およ
び圧力スイッチの出力を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るソレノイド制御弁
を用いた減衰力調整式油圧緩衝器の回路図である。
【図5】図4の減衰力調整式油圧緩衝器の減衰力特性を
示す図である。
【図6】ソレノイド制御弁のステップ入力に対する電気
的特性を示す図である。
【符号の説明】
12 減衰力調整弁(ソレノイド制御弁) 14 スプール(弁体) 23a,23b 油室 24 可動鉄心 26 コイル 31 絞り通路 32 圧力スイッチ(圧力検出手段) 33 減衰力調整式油圧緩衝器 46 減衰力調整弁(ソレノイド制御弁) 50 圧力スイッチ(圧力検出手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電電流に応じてコイルを励磁させるこ
    とによって可動鉄心に推力を発生させて、該可動鉄心に
    連結された弁体を駆動するようにしたソレノイド制御弁
    において、 油液が充填された油室内に前記可動鉄心を嵌装して前記
    油室を2つの油室に画成し、該2つの油室を絞り通路に
    よって互いに連通させ、前記2つの油室の少なくとも一
    方に圧力検出手段を設けたことを特徴とするソレノイド
    制御弁。
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