JPH10953A - 左右駆動力配分装置 - Google Patents

左右駆動力配分装置

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Publication number
JPH10953A
JPH10953A JP15561196A JP15561196A JPH10953A JP H10953 A JPH10953 A JP H10953A JP 15561196 A JP15561196 A JP 15561196A JP 15561196 A JP15561196 A JP 15561196A JP H10953 A JPH10953 A JP H10953A
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JP
Japan
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gear
transmission shaft
engine
driving force
speed
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Withdrawn
Application number
JP15561196A
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English (en)
Inventor
Kaoru Sawase
薫 澤瀬
Takaaki Sakuyama
隆昭 作山
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10953A publication Critical patent/JPH10953A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、エンジンのフライホイールハウジン
グの干渉を避けつつ、エンジンルームの据付部位に対応
したコンパクト化が図れる、横置きエンジンを有する二
輪駆動車に適した左右駆動力配分装置を提供する。 【解決手段】本発明は、デフ装置5から分配された動力
を伝達軸20の周囲に配置した増減速ギヤ41で受け、
増・減速した回転を伝達軸20上を回転する増・減速用
の回転部材52,53を介しクラッチ装置60に導いて
なる左右駆動力配分装置11において、上記増・減速ギ
ヤ41を上記伝達軸20を挟んでエンジン1とは反対側
に設けて、左右駆動力配分装置11のコンパクト化を図
りつつ、エンジン2から張り出すフライホイールハウジ
ング1aが干渉しないようにし、左右駆動力配分装置1
1をデフ装置5と組合わせて二輪駆動車の制約されたエ
ンジンルームに収められるようにしたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスミッショ
ンを介して左右の二輪へ伝わるエンジンから駆動力を配
分を調整可能とした左右駆動力配分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、前・後二輪へ走行に必要な動力を
伝える自動車、いわゆる四輪駆動車では、運動性能を高
めるために、特開平5−345535号公報でも示され
るようにリヤの左右輪へ伝わるトルク(駆動力)の配分
を調整可能とした左右駆動力配分装置を採用することが
行われている。
【0003】このような四輪駆動車の左右駆動力配分装
置は、前・後輪へ駆動力を配分するセンタデフ装置とつ
ながるリヤデフ装置(後左・右輪へ駆動力を配分デフ装
置)に設けられている。
【0004】こうした左右駆動力配分装置は、リアデフ
装置に設けた増減速機構を用いて、リアデフ装置の入
力、あるいは片方の車輪に向かう出力の回転速度より増
加あるいは減少した回転速度を作り出し、この回転速度
の出力を同じくリアデフ装置に設けたクラッチ装置を用
いてリアデフ装置から車輪へ延びている他方の伝達軸
(車軸)へ伝えることにより、リアデフ装置の差動機能
を利用して、左右輪に配分されるトルクが調整されるよ
うにしてある。
【0005】具体的には、図8に示されるようにリアデ
フ装置を構成するリアデフ機構aには、同機構aから左
右輪の一方に延びる伝達軸bの外周部に、リアデフ機構
aの入力回転またはもう片側の伝達軸cを出力する伝達
軸dが回転自在に嵌挿された構造が用いられる。そし
て、この伝達軸dの周囲には、該伝達軸dを囲むよう
に、伝達軸dと噛合する入力ギヤe,同入力ギヤeより
歯数が多い増速ギヤf,同入力ギヤeより歯数が少ない
減速ギヤgが一体に形成された複数個の増減速ギヤhが
配設され、伝達軸dから入力される回転速度を増速ギヤ
fにて増速し、減速ギヤgにて減速する。この得られる
増・減速した回転を、伝達軸bの外周面に回転自在に設
けた、増速ギヤf,減速ギヤgと噛合する増・減速用の
回転部材i,jを通じて、隣接したクラッチ装置kへ出
力させる。そして、同クラッチ装置kで、伝達軸bと2
つの回転部材i,jとから出力される回転を選択的に係
合させることにより、「トルクは速度の速い側から遅い
側へ伝達される」という原理にしたがい伝達軸bおよび
伝達軸cのトルクを増減させて、リアデフ機構aで均等
に配分された左右輪のトルクの配分率を変えるようにし
てある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、横置きのエン
ジンをトランスミッションと共に搭載した二輪駆動車、
特に前二輪駆動車(FF車)にも、左右駆動力配分装置
を設けて、このような二輪駆動車の運動性能を高めるこ
とが考えられている。
【0007】このためには、例えば前二輪駆動車のフロ
ントデフ装置(差動装置)に、同様に左右駆動力配分装
置を設けて、フロントデフ装置の差動機能を利用するこ
とが求められる。
【0008】ところが、前二輪駆動車の動力ユニットに
は、狭いエンジンルームに動力ユニット全体が効率よく
収まるよう、特有のレイアウトが採用されているので、
フロントデフ装置には簡単には適用できない。
【0009】すなわち、前二輪駆動車の動力ユニット
は、エンジンが一端にトランスミッションが付いたまま
横置きに配置され、フロントデフ装置がトランスミッシ
ョンと前後方向に隣接した部位に配置されるレイアウト
が採用されて、エンジンルームの全体を占めるようにし
てある。
【0010】そして、この動力ユニットの周囲のエンジ
ンルーム部分を利用して、エンジンから延びる排気管、
ハンドルにつながるステアリングシャフト、さらに左右
輪を操舵するための機器などが挿通されたり配設したり
してある。
【0011】このようなエンジンルームの制約のため、
左右駆動力配分装置は、限られた小さなスペース、特に
エンジンと接近した小さな空間部分に収めることが求め
られる。
【0012】しかも、この部分はエンジンの影響、すな
わちエンジンから張り出るフライホイールハウジングが
干渉しやすい部位でもあるので、それに対応可能である
ことも求められる。
【0013】ところが、左右駆動力配分装置は、伝達軸
を囲むように増減速ギヤが配設される構造であるので、
エンジンルームで確保される小さなスペースを満たせに
くい上、増減速ギアによって左右駆動力配分装置がエン
ジンのフライホイール側に大きく張り出ることが避けら
れない。
【0014】このため、簡単には増減速ギヤを用いた左
右駆動力配分装置を前二輪駆動車のフロントデフ装置に
組合わせることができない事情があった。本発明は上記
事情に着目してなされたもので、その目的とするところ
は、エンジンのフライホイールハウジングの干渉を避け
つつ、エンジンルームの据付部位に対応したコンパクト
化が図れる、横置きエンジンを有する二輪駆動車に適し
た左右駆動力配分装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した発明は、横置きエンジンの一端に
連設されたトランスミッションの前後方向に隣接して設
けられ、入力要素に入力されたトランスミッションから
の動力を2つの出力要素に分配する差動装置と、一方の
出力要素に分配された動力をエンジン側の駆動輪に伝達
する第1伝達軸と、他方の出力要素に分配された動力を
トランスミッション側の駆動輪に伝達する第2伝達軸
と、入力要素または他方の出力要素と噛合する入力ギヤ
と、該入力ギヤより歯数が多い増速ギヤとが一体に形成
された増速機構と、入力要素または他方の出力要素と噛
合する入力ギヤと、該入力ギヤより歯数が少ない減速ギ
ヤとが一体に形成された減速機構と、増速ギヤと噛合し
第1伝達軸の軸心回りを回転する増速部材と、減速ギヤ
と噛合し第1伝達軸の軸心回りを回転する減速部材と、
第1伝達軸と増速部材または減速部材とを係合可能なク
ラッチ手段とを有し、増速機構および減速機構が第1伝
達軸を挟んでエンジンの反対側に設けられた左右駆動力
配分装置を採用したことにある。
【0016】請求項1の左右駆動力配分装置によると、
差動装置で分配された駆動力を受けるエンジン側伝達軸
の周囲の増速機構および減速機構がエンジンとは反対側
の部位にだけ設けられるので、周囲に張り出る部分が抑
制され、装置全体はコンパクトになる。
【0017】しかも、この増速機構および減速機構の配
置により、左右駆動力配分装置のエンジンと隣接する側
には、二輪駆動車の特有の制約となるエンジンのフライ
ホイールハウジングとの干渉を避ける逃げスペースも確
保されるようになる。
【0018】それ故、左右駆動力配分装置は、制約の多
い二輪駆動車、特に前二輪駆動車のエンジンルームの限
られた小さなスペースに対応したコンパクトな外形にな
り、二輪駆動車に好適な構造となる。
【0019】さらに増速機構と減速機構とを一体、つま
り入力ギヤ、増速ギヤ、減速ギヤとを一体に形成して増
減速ギヤとすることによりコンパクト化が図れる。特に
このコンパクト化のためには、エンジン側と反対側に設
けられる増減速ギヤは1つが望ましい。
【0020】請求項2に記載の発明は、一層、装置全体
のコンパクト化を図るために、請求項1に記載の増速機
構と減速機構とを、差動装置とクラッチ手段との間に配
置され、該間に収まるよう、第1伝達軸に近接して設け
たことにある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図7に
示す一実施形態にもとづいて説明する。図1は、前二輪
駆動車(FF車)の動力推進装置の平断面を示してい
て、図1中1は同前二輪駆動車のエンジンルーム(図示
しない)に横置きに搭載されるエンジンである。
【0022】このエンジン端に形成された周囲に張り出
るフライホイールハウジング1aには、例えばトルクコ
ンバータ2(T/C)を介して自動変速用のトランスミ
ッション3(T/M)が連設されている。
【0023】トランスミッション3の出力部は、カウン
タシャフト4およびカウンタギヤ4aを介して、トルク
コンバー2と隣接して前後方向に配置されたフロントデ
フ装置5(差動装置)に接続されている。そして、フロ
ントデフ装置5は、トランスミッション3のミッション
ケース3aから延びて形成されたデフハウジング6内に
収容してある。
【0024】デフハウジング6は、図3にも示されるよ
うに例えばトルクコンバータ2の取付面2aと隣接する
該取付面2aを延長した線上(同一面)まで延びてい
る。この取付面2aと同一な面を形成する壁部6aに
は、中央にインロー形の通孔8aを有する略円形な取付
面8が形成してある。
【0025】このエンジン1からデフハウジング6まで
のレイアウトは、四輪駆動車で用いられる動力ユニット
をそのまま流用してある。具体的には、四輪駆動車の動
力ユニットは、図4(a)に示されるように前二輪駆動
車と同じレイアウトで、横置きのエンジン1、エンジン
端と連設するトルクコンバータ2、トランスミッション
3、フロント・リヤ側へ駆動力を分配するセンタデフ装
置9を設け、このセンタデフ装置9を収容しているデフ
ハウジング6に形成された側方の取付面8に、センタデ
フ装置9によりフロント側に分配された駆動力を前二輪
(左右輪)に分配するフロントデフ装置10のハウジン
グ10aを取り付けて、四輪駆動を成立させている。な
お、10bはフロントデフ装置10を含むトランファ装
置(図示しないリアデフ装置へ駆動力を導くもの)を示
す。
【0026】前二輪駆動車の動力ユニットは、この四輪
駆動車の動力ユニットのうち、センタデフ装置9の代わ
りにフロントデフ装置5をデフハウジング6内に収容
(置換)させている。
【0027】そして、デフハウジング6の取付面8に
は、図4(b)および図7に示されるように同取付面
8、さらには通孔8a、通孔8aの周りにある複数の固
定用ねじ孔8b(図7に図示)をそのまま共用して、ト
ランスファ装置10a(フロントデフ装置10を含む)
の代わりに左右駆動力配分装置11が取り付けられ、図
3および図4(c)に示されるような駆動力調整機能が
付いた前二輪駆動車用の動力ユニットのレイアウトを成
立させている。
【0028】詳しくは、センタデフ装置9に置き代わる
フロントデフ装置5には、軸心をエンジン前後方向に向
けてデフハウジング6内に配設した遊星歯車構造が用い
られている。
【0029】具体的には、図1および図2に示されるよ
うにフロントデフ装置5は、デフハウジング6内にサン
ギヤ13(出力要素を構成)と内周面にリングギヤ14
(入力要素を構成)が形成された筒形のデフケース15
とを同心円状に配設し、これらサンギヤ13とリングギ
ヤ14との間に複数のプラネタリピニオン17a,17
bを噛み合わせて構成される。
【0030】そして、左前輪(トランスミッション側の
駆動輪)につながる伝達軸18(第2伝達軸)は、デフ
ハウジング6の左壁部を通じて、プラネタリピニオン1
7a,17aを枢支しているプラネタリキャリア19
(出力要素を構成)に接続(スプライン嵌合)される。
また右前輪(エンジン側の駆動輪)につながる伝達軸2
0(第1伝達軸)は、通孔8aを貫通してサンギヤ13
に接続(スプライン嵌合)される。
【0031】デフケース15には、カウンタギヤ4aと
噛み合う大径なファイナルギヤ15a(最終減速機を構
成)が設けられていて、トランスミッション3からの出
力でリングギヤ14が回転するようにしてある。そし
て、この回転をプラネタリピニオン17a,17bに
て、両伝達軸18,20に分配しつつその回転差を許容
するようにしている。すなわち、リングギヤ14が回転
すると、プラネタリピニオン17a,17bが自転しな
がらサンギヤ13の周りを公転して伝達軸18へ駆動力
を伝えるとともに、このプラネタリピニオン17a,1
7bの公転と自転との釣り合いにしたがい伝達軸20へ
駆動力を伝えるようにしてある。
【0032】サンギヤ13から通孔8aへ至る伝達軸2
0の外周部には、プラネタリキャリア19につながる筒
状の伝達軸21が回転自在に外嵌されている。なお、伝
達軸21の先端部外周にはスプライン21aが形成して
ある。
【0033】一方、デフハウジング6の取付面8に据え
付けられる左右駆動力配分装置11には、図1および図
2に示されるような構造が採用されている。この左右駆
動力配分装置11を説明すると、25は同装置11を構
成する本体ケースである。
【0034】この本体ケース25は、図6にも示される
ように壁状部26の両側に、同壁状部26を挟むように
略椀状の前・後ケース27,28を組合わせて構成され
る。このうち前ケース27は、デフハウジング6の取付
面8の外形と対応した端板部で構成される取付座29を
有している。この取付座29の中央には、取付面8の通
孔8a内に差込み可能な筒形の差込部30が形成してあ
る。また取付座29の周縁部には、デフハウジング6の
取付面8をそのまま流用して固定ができるよう、当該取
付面8に形成してあるねじ孔8b、さらにはピン8c
(図1、図2にだけに図示)などと対応して、図6およ
び図7に示されように通孔31が形成してある。
【0035】取付座29の外周部からは、差込部30と
は反対側に向かって延びる筒状のハウジング部32が形
成されている。なお、32bはハウジング端に形成され
た結合用のフランジ部を示す。
【0036】また後ケース28は、端壁部28aの中央
に貫通孔33aを形成してなる有底筒状のハウジング部
33から構成される。なお、34はハウジング端に形成
された結合用のフランジ部を示す。
【0037】壁状部26は、中央に貫通孔26aを有
し、両側面にフランジ部32b,34(前・後ケース2
7,28)と重合可能な重合面35a,35bを有する
円板状部材から構成される。
【0038】そして、壁状部26の重合面35a,35
bに、前ケース27、後ケース28のフランジ部32
b,34を重ね合わせて、壁状部26とフランジ部34
同士、壁状部26とフランジ部32b同士を固定、例え
ばボルト36で結合することにより、短全長の本体ケー
ス25を構成してある。
【0039】また本体ケース25は、デフハウジング6
の通孔8aに前ケース27の差込部30を差し込み、前
ケース27の取付座29をデフハウジング6の取付面8
に突き合わせて、図3および図7に示されるように取付
面8と取付座29同士をボルト37で結合することによ
り、デフハウジング6に固定してある。
【0040】ここで、トルクコンバータ2の取付面2a
とデフハウジング6の取付面8とは、同一面上で近接し
て配置されているから、本体ケース25がエンジン1側
から張り出ているフライホイールハウジング1aと干渉
するおそれがある。
【0041】そこで、これを避けるために前ケース27
のハウジング部32には、図3および図7に示されるよ
うに張り出たフライホイールハウジング部分を逃がすよ
う、一部、凹陥した凹陥部32aが形成してある。
【0042】そして、このケース構造を利用して、本体
ケース25内の空間部分、詳しくは前ケース27と壁状
部26とで囲まれる空間にギヤ室38を構成し、壁状部
26と後ケース28とで囲まれる空間にクラッチ室39
を構成している。
【0043】またデフハウジング6から延びる伝達軸2
0が、本体ケース25の各貫通孔、すなわち差込部30
の内腔、貫通孔26a、貫通孔33aを貫通して、右前
輪側へ突き出ている。
【0044】そして、図1〜図3、図6、図7に示され
るようにギヤ室38には増減速機構40が配設され、ま
たクラッチ室39にはクラッチ装置60(クラッチ手
段)が配設され、左右輪へのトルク配分を調整する駆動
力配分機構11aを構成している。
【0045】ここで、増減速機構40を説明すれば、図
中41はギヤ室38内のうち、伝達軸20を挟むエンジ
ン1と反対側のエンジン1から離れた部位に配設された
増減速ギヤ(1つ)である。
【0046】増減速ギヤ41は、前ケース27の取付座
裏面部とこれに向き合う壁状部材26の側面に形成され
た軸受部42によって両端が支持された軸部43に回転
自在に支持されている。軸部43は、伝達軸20の軸線
と略平行に設けられている。また増減速ギヤ41は、フ
ロントデフ装置5側から順に、入力ギヤ44、この入力
ギヤ44より歯数が多い増速ギヤ45、入力ギヤ44よ
り歯数が少ない減速ギヤ46が一体に設けられている。
【0047】そして、入力ギヤ44が、伝達軸20の外
周部に回転自在に外挿された中継軸47に噛み合ってい
る。具体的には、中継軸47は、取付座29に設けた軸
受48によって、伝達軸20と同軸なすように回転自在
に支持してある。そして、クラッチ室39側の端部には
入力ギヤ44と噛み合うカウンタギヤ49が一体に設け
てある。
【0048】またフロントデフ装置5側の端部には、フ
ロントデフ装置5から突き出ている伝達軸21のスプラ
イン21aと挿脱自在なスプライン部47aが形成され
ている。このスプライン部47aの先端部は、差込部3
0の先端近くまで配置されていて、本体ケース25の差
込部30をデフハウジング6の通孔8aに差し込むと、
通孔8aに臨んでいる伝達軸21のスプライン21aに
噛み合うようにしてある。
【0049】このつながる伝達軸21、中継軸47を通
じて、左前輪へ伝達される駆動力を増減速ギヤ41へ入
力させるようにしてある。また増速ギヤ45は、カウン
タギヤ49と隣接して伝達軸20の外周部に回転自在に
設けた増速用のギヤ部50と噛み合っている。さらに減
速ギヤ46は、ギヤ部50と隣接して伝達軸20の外周
部に回転自在に設けた減速用のギヤ部51と噛み合って
いる。
【0050】このうち増速用のギヤ部50は、伝達軸2
0の外周部に回転自在に嵌挿された筒形の回転部材52
(増速部材)に設けられている。減速用のギヤ部51
は、この回転部材52の外周部に回転自在に嵌挿された
筒形の回転部材53(増速部材)に設けられている。
【0051】これら回転部材52,53は、壁状部26
の貫通孔26aを貫通して、右前輪側に有るクラッチ室
39へ延びていて、噛み合う各ギヤの組合わせにしたが
い増速あるいは減速された回転をクラッチ装置60へ出
力させるようにしてある。
【0052】左右駆動力配分装置11は、伝達軸20を
挟んでこのエンジン1の反対側に増減速ギヤ41を設け
て構成される増減速機構40により、先のエンジン1と
の干渉を避ける凹陥部32aを形成する部位を確保し
て、エンジン1の前後方向への張り出しを抑制してい
る。
【0053】クラッチ装置60には、例えば油圧駆動の
多板式の二連形のクラッチ装置が用いられている。クラ
ッチ装置60について説明すれば、図中61は、伝達軸
20と同心でクラッチ室39の外周側に配置された、例
えばクラッチ室39の円形断面より若干小さい外径に定
められた円筒状のハウジング部、62は後ケース28の
端壁部を貫通する伝達軸部分にスプライン嵌合されたボ
ス部である。そして、ハウジング部61の右前輪側の端
部は、同部分から延びる端壁部63aを介し、ボス部6
2に一体に連結してある。なお、ハウジング部61の増
減速機構11側の端部にも端壁部63bが設けてある。
【0054】またボス部62は、後ケース28の端壁部
28aに設けた軸受64により、伝達軸20と共に回転
自在に支持されていて、伝達軸20からの駆動力をハウ
ジング部61に伝えるようにしてある。
【0055】ハウジング部61の内周面には、幅方向両
側に位置して、例えば複数枚のリング状の摩擦板65を
軸方向に移動可能に支持してなる二組の摩擦板ユニット
656a,65bが設けられている。
【0056】このうち摩擦板ユニット65aの摩擦板間
には、回転部材53の延出端に支持(スプライン嵌合に
よる)されたディスク支持体66aに設けてあるリング
状の複数のクラッチディスク67aが介在されていて、
端壁部63aに設けた油圧ピストン68aで摩擦板群に
押圧力を与えて摩擦板65とクラッチディスク67aと
を係合させると、「速度の速い側から遅い側へトルクが
伝達される」という原理で、フロントデフ装置5の差動
機能を利用して、右前輪へ配分されたトルクを左前輪へ
移動させるようにしてある。
【0057】また摩擦板ユニット65bの摩擦板間に
は、回転部材52の延出端に支持(スプライン嵌合によ
る)されたディスク支持体66bに設けてあるリング状
の複数のクラッチディスク67bが介在されていて、端
壁部63bに設けた油圧ピストン68bで摩擦板群に押
圧力を与えて摩擦板65とクラッチディスク67bとを
係合させると、同じで原理で、フロントデフ装置5の差
動機能を利用して、左前輪へ配分されたトルクを右前輪
へ移動させるようにしてある。
【0058】さらに述べれば、油圧ピストン68a,6
8bと対向する壁状部26の側面部分と、後ケース28
の端壁部28aの裏面部分には、油圧を受け入れる例え
ばリング状の油圧室69a,69b、同油圧室69a,
69bに加わる油圧にて油圧ピストン68a,68bを
押圧するアクチュエータ70a,70bが設けられてい
て、油圧室69aあるいは油圧室69bに導入される油
圧により、先のトルク移動の調整に必要な制御が行われ
るようにしてある。
【0059】なお、二組のクラッチ要素(クラッチ装置
60)、同クラッチ要素とフロントデフ装置5との間に
配置された増減速機構40の各ギヤは、いずれも取付座
29側(フロントデフ装置5側)にできる限り寄せて配
置してある。
【0060】一方、ギヤ室38の内底部には、図3およ
び図7に示されるように例えば増減速ギヤ41を浸漬す
るように潤滑油72を貯溜する油溜め部73が形成され
ている。またこの油溜め部73は、例えば壁状部26の
下部を厚み方向に沿って貫通する戻り通路74(図2に
図示)を通じて、クラッチ室39の内底部と連通してい
て、図7に示されるようにクラッチ室39の下側にも潤
滑油72を溜めて、図3中の二点鎖線でも示されるよう
に摩擦板65a,65b、クラッチディスク67a,6
7bの一部を浸漬させている。
【0061】これら油溜め部73およびクラッチ室39
の下部に形成される油溜め部75に溜まる潤滑油72
で、増減速ギヤ41の噛合部等の潤滑、クラッチ装置6
0の冷却等を行えるようにしている。
【0062】また減速用の回転部材53の外周部には、
クラッチ装置60の回転を利用した油給送ポンプ76が
設けられている。油給送ポンプ76は、壁状部26の貫
通孔26aを貫通している減速用の回転部材53の外周
部に、端壁部63bと一体な筒形のボス部77を回転自
在に設け、このボス部71の内周面に軸方向に連続して
延びる螺旋状の油給送溝78を形成してなる。
【0063】螺旋状の油給送溝78は、ハウジング部6
1の回転を受けて、回転部材53の回りを回転し、回転
部材53との間に相対回転が生じると、ギヤ室38の油
溜め部73の潤滑油72がディスク支持体66a,66
bに送出され、ディスク支持体66a,66bに設けら
れた半径方向に延びる孔(図示しない)を通り、摩擦板
65a,65b、クラッチディスク67a,67bに給
送される機能を有している。
【0064】この油給送により、クラッチ装置60を効
率よく冷却させるとともに、油溜め部73内,油溜め部
75内の潤滑油72を流動させるようにしてある。また
ボス部77と貫通孔26aの内面との間には、軸受79
が介装されていて、給送機能をもつボス部77を利用し
て、ハウジング部61の残る片側を回転自在に支持させ
ている。
【0065】つぎに、このように構成された前二輪駆動
車の動力推進装置の作用について説明する。エンジン1
(E/G)から出力された回転は、トルクコンバータ2
(T/C)、トランスミッション3(T/M)を通じ、
カウンタシャフト4へ出力される。
【0066】この回転は、カウンタギヤ4aからファイ
ナルギヤ15aを経て、フロントデフ装置5の入力要素
となるリングギヤ14へ入力される。そして、このリン
グギヤ14の回転が、フロントデフ装置5の一方の出力
要素となる自転・公転運動をなすプラネタリピニオン1
7a,17b、プラネタリキャリア19を経て、伝達軸
18から左前輪へ出力される。
【0067】またリンクギヤ14の回転は、プラネタリ
ピニオン17a,17bを通じて、フロントデフ装置5
の他方の出力要素となるサンギヤ13を経て、伝達軸1
8から右前輪へ出力される。
【0068】こうしたフロントデフ装置5の動きによ
り、均等、具体的には50:50の割合で、左右輪に均
等なトルクを伝達しつつ(左右輪分配)、左右輪の回転
(速度)差をプラネタリピニオン17a,17bの挙動
で許容する。
【0069】そして、このときのプラネタリキャリア1
9から出力される回転とサンギヤ13から出力される回
転が、デフハウジング6の通孔8aを介して、エンジン
1と隣接して設置してある駆動力調整装置11へ伝わ
る。
【0070】詳しくは、プラネタリキャリア19の回転
は、伝達軸21、中継軸47、カウンタギヤ49を経
て、増減速ギヤ41の入力ギヤ44へ伝達される。この
回転は、噛み合う増速ギヤ45と増速用のギヤ部50と
によって構成される増速機構で増速されて、回転部材5
2、ディスク支持体66bを経て、クラッチディスク6
7bへ出力される。と同時にプラネタリキャリア19の
回転は、噛み合う減速ギヤ46と減速用のギヤ部51と
によって構成される減速機構で減速されて、回転部材5
3、ディスク支持体66aを経て、クラッチディスク6
7aへ出力される。
【0071】またサンギア13の回転は、伝達軸20、
端壁部63a、ハウジング部61を経て、2組の摩擦板
ユニット66a,66bの摩擦板65に一度に伝達され
る。このとき、摩擦板ユニット66a,66bがオフ状
態(摩擦板65とクラッチディスク67a,67bとが
非係合)であれば、通常にフロントデフ装置5の差動機
能が発揮され、操舵される左・右輪を均等なトルクで駆
動する。
【0072】ここで、油圧室69bに油圧を供給し、油
圧ピストン68bを押動させて、摩擦板ユニット66b
をオン状態にすれば、右輪に伝わるトルクが増加するよ
うトルク配分が調整される。
【0073】すなわち、油圧ピストン68bが押動する
と、摩擦板ユニット66bの摩擦板65とクラッチディ
スク67bとの相互の摩擦面が密接していく。このと
き、クラッチディスク67bは、増速機構によって増速
されているから、摩擦板65との間でスリップが起き
る。
【0074】ここで、トルクは速度の速い側から遅い側
へ伝達されるから、クラッチディスク67bから摩擦板
ユニット65bへトルクは移る。これにより、伝達軸2
0のトルクは増加する。
【0075】またこのトルクの増加分、リングギヤ14
からプラネタリキャリア19を介して伝達軸18に分配
されるトルクは減少する。これにより、右輪に伝わるト
ルクが「増」、左輪に伝わるトルクが「減」となるトル
クの配分率に調整される。
【0076】また油圧室69aに油圧を供給し、油圧ピ
ストン68aを押動させて、摩擦板ユニット66aをオ
ン状態にすれば、逆に左輪に伝わるトルクが増加するよ
う配分される。
【0077】すなわち、油圧ピストン68aが押動する
と、今度は摩擦板ユニット66aの摩擦板65とクラッ
チディスク67aとの摩擦面が密接していく。このと
き、クラッチディスク67aは、減速機構によって減速
されているから、摩擦板ユニット65aとの間でスリッ
プが起きる。
【0078】そして、このとき「トルクは速度の速い側
から遅い側へ伝達される」という原理から、伝達軸20
のトルクは、回転の遅いクラッチディスク67a、増減
速ギヤ41、中継軸47、第2の伝達軸21を通じて、
フロントデフ装置5のプラネタリキャリア19から伝達
軸18に伝達されていく。
【0079】これにより、左輪に伝わるトルクが
「増」、右輪に伝わるトルクが「減」となるトルクの配
分率に調整される。こうしたトルク配分の調整を行う左
右駆動力配分装置11は、増減速機構40を構成する増
減速ギヤ41が伝達軸21を挟んでエンジン1と反対側
にだけあるので、伝達軸20上に増減速回転を伝える回
転部材52,53を設けた構造を活用して、周囲に張り
出る外形部分を抑制させることができ、装置全体がコン
パクトになる。特にコンパクト化のためには増減速ギヤ
41は1つであることが望ましい。
【0080】しかも、この増減速ギヤ41の配置によっ
て左右駆動力配分装置11は、エンジン1と隣接する側
に、前二輪駆動車の特有の制約となるエンジン1のフラ
イホイールハウジング1aとの干渉を避ける逃げスペー
スを確保することができ、本実施形態ように例えば凹陥
部32aを用いて、エンジン1の干渉を避けることがで
きる。
【0081】この結果、フロントデフ装置5に装着され
た左右駆動力配分装置11の全体を、前二輪駆動車の特
有となる、エンジンルーム内のエンジン1と接近した小
さなスペース据付部位に、エンジンから延びる排気管、
ハンドルにつながるステアリングシャフト、さらには左
右輪を操舵するための機器などと干渉せずに収めること
ができるようになる。
【0082】特に図2および図3に示されるように増減
速ギヤ41を差動装置とクラッチ要素、すなわちフロン
トデフ装置5とクラッチ装置60との間に収まる(配
置)されるよう、できる限り伝達軸20に近い位置に設
けると、一層、左右駆動力配分装置11全体のコンパク
ト化が図れ、種々の前二輪駆動車の特有の制約にも対応
できる。
【0083】しかも、このレイアウトと軸方向に並ぶ二
組のクラッチ要素とを組合せると、装置全体の外径が抑
制されるので、一層、前二輪駆動車の特有の制約に対応
しやすくなる。
【0084】なお、一実施形態では入力ギヤ、増速ギ
ヤ、減速ギヤを一体に形成した増減速ギヤを用いた例を
挙げたが、増速ギヤと減速ギヤとを別個に設けた、入力
ギヤと増速ギヤとからなる増速機構と、入力ギヤと減速
ギヤとから成る減速機構とを用いた構造でも良い。
【0085】また、一実施形態では遊星歯車式のフロン
トデフ装置を用いた例を挙げたが、これに限らず、ベベ
ルギヤ式のフロントデフ装置を用いてもよい。むろん、
入力要素から増減速機構へ回転を入力させてトルクを調
整するようにしてもよい。
【0086】また一実施形態ではトルクコンバータを用
いた自動変速装置を採用した例を挙げたが、他の自動変
速方式の変速装置を用いた構造でも、手動変速方式の変
速装置を用いてもよい。
【0087】また位置実施形態では前二輪駆動車(FF
車)における例を挙げたが、横置きエンジンを有する後
二輪駆動車(MR車,RR車)に本構造を採用してもよ
く、同様の効果があらわれることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、左右駆動力配分装置は、増減速ギヤの配置
により、周囲に張り出る部分が抑制されて、装置全体を
コンパクトにすることができる。と同時にエンジンと隣
接する側に、横置きエンジンを有する二輪駆動車、特に
前二輪駆動車の特有の制約となる、エンジンの影響、す
なわちエンジンのフライホイールハウジングとの干渉を
避ける逃げスペースを確保することができる。
【0089】このことは、左右駆動力配分装置は、制約
の多い横置きエンジンを有する二輪駆動車のエンジンル
ームの小さなスペースの据付部位に対応したコンパクト
な外形にすることができる。
【0090】それ故、横置きエンジンを有する二輪駆動
車の差動機構に組合わせて、横置きエンジン、トランス
ミッションと共に、エンジンルームに収めることができ
る。請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に
加え、一層、左右駆動力配分装置の全体のコンパクト化
を図ることができ、種々の横置きエンジンを有する二輪
駆動車の制約に対応できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の左右駆動力配分装置を、
それを装着した前二輪駆動車の動力ユニットと共に示す
一部断面した平面図。
【図2】同左右駆動力配分装置を拡大して示す平断面
図。
【図3】図2中のA−A線に沿う左右駆動力配分装置の
断面図。
【図4】四輪駆動車の動力ユニットをベースとして、左
右駆動力配分装置が付いた前二輪駆動車が製作されるま
でを説明するための図。
【図5】フロントデフ装置から分解された左右駆動力配
分装置を示す断面図。
【図6】同左右駆動力配分装置を分解した断面図。
【図7】左右駆動力配分装置の取付け構造を説明するた
めの図。
【図8】従来の四輪駆動車のリアデフ装置に組込まれた
左右駆動力配分装置の増減速機構を説明するための斜視
図。
【符号の説明】
1…エンジン 3…トランスミッション 4…シリンダ 5…フロントデフ装置(差動装置) 6…デフハウジング 8…取付面 11…左右駆動力配分装置 18…伝達軸(第2伝達軸) 20…伝達軸(第1伝達軸) 40…増減速機構 41…増減速ギヤ 44…入力ギヤ 45…増速ギヤ 46…減速ギヤ 52…増速用の回転部材(増速部材) 53…減速用の回転部材(増速部材) 60…クラッチ装置(クラッチ手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横置きエンジンの一端に連設されたトラ
    ンスミッションの前後方向に隣接して設けられ、入力要
    素に入力されたトランスミッションからの動力を2つの
    出力要素に分配する差動装置と、 前記一方の出力要素に分配された動力をエンジン側の駆
    動輪に伝達する第1伝達軸と、 前記他方の出力要素に分配された動力をトランスミッシ
    ョン側の駆動輪に伝達する第2伝達軸と、 前記入力要素または前記他方の出力要素と噛合する入力
    ギヤと、該入力ギヤより歯数が多い増速ギヤとが一体に
    形成された増速機構と、 前記入力要素または前記他方の出力要素と噛合する入力
    ギヤと、該入力ギヤより歯数が少ない減速ギヤとが一体
    に形成された減速機構と、 前記増速ギヤと噛合し前記第1伝達軸の軸心回りを回転
    する増速部材と、 前記減速ギヤと噛合し前記第1伝達軸の軸心回りを回転
    する減速部材と、 前記第1伝達軸と前記増速部材または前記減速部材とを
    係合可能なクラッチ手段と、 を有し、 前記増速機構および減速機構が前記第1伝達軸を挟んで
    前記エンジンの反対側に設けられていることを特徴とす
    る左右駆動力配分装置。
  2. 【請求項2】 前記増速機構および減速機構は、前記差
    動装置と前記クラッチ手段との間に配置され、該間に収
    まるよう、前記第1伝達軸に近接していることを特徴と
    する請求項1に記載の左右駆動力配分装置。
JP15561196A 1996-06-17 1996-06-17 左右駆動力配分装置 Withdrawn JPH10953A (ja)

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JP15561196A JPH10953A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 左右駆動力配分装置

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JP (1) JPH10953A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019510940A (ja) * 2016-03-18 2019-04-18 ジー・ケー・エヌ オートモーティヴ リミテッドGKN Automotive Limited 電気駆動装置
JP2019122206A (ja) * 2018-01-11 2019-07-22 日本電産サンキョー株式会社 ギアードモータおよび排水弁駆動装置

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JP2019510940A (ja) * 2016-03-18 2019-04-18 ジー・ケー・エヌ オートモーティヴ リミテッドGKN Automotive Limited 電気駆動装置
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