JPH1077757A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

車両用ドアロック装置

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JPH1077757A
JPH1077757A JP23329996A JP23329996A JPH1077757A JP H1077757 A JPH1077757 A JP H1077757A JP 23329996 A JP23329996 A JP 23329996A JP 23329996 A JP23329996 A JP 23329996A JP H1077757 A JPH1077757 A JP H1077757A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアロック装置のドア上下方向における上部
の厚みを薄くし且つキーレス機構を持つ車両用ドアロッ
ク装置を簡単な構造で提供すること。 【解決手段】 ドア側のラッチ33に対するボデー側の
ストライカ34の進入線Aよりドア上下方向における下
方に配置され且つベース2に回動自在に支持されラッチ
33と係脱するドア側のポール32を作動させるリフト
レバー41と連係するオープンレバー42と、進入線A
よりドア上下方向における下方に配置され且つベース2
にその回動中心線がオープンレバー42の回動中心線と
略平行となるように回動自在に支持されリフトレバー4
1とオープンレバー42との連係を係脱するロッキング
レバー43と、ロッキングレバー43に回動自在に支持
され且つオープンレバー42に連結されリフトレバー4
1と係脱するキャンセルレバー44とを有した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアロック
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用ドアロック装置と
しては、実公平6ー3116号公報に示されるものが知
られている。
【0003】これは、ドア側のラッチに対するボデー側
のストライカの進入線よりドア上下方向における上方に
ラッチと係脱するポールを作動させるリフトレバーと連
係するオープンレバーを、下方にリフトレバーとオープ
ンレバーとの連係を係脱するロッキングレバーを夫々ベ
ースに回動自在に支持して配置したもので、オープンレ
バーとロッキングレバーの回動中心線は、略平行するな
形となっている。
【0004】又、この従来装置においては、このドアの
閉操作時におけるオープンレバーの操作状態に基づいて
ロッキングレバーの操作による施錠状態を解除したり維
持したりするいわるゆるキーレスエントリー機構を備え
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、オープンレバーとロッキングレバーとが
ラッチに対するストライカの進入線を挟んでドア上下方
向における上下に配置されているので、ロッキングレバ
ーの操作による施錠状態及び解錠状態を作り出すために
オープンレバーとリフトレバーとの連係を係脱するオー
プンリフトレバーが必要であって、このオープンリフト
レバーの存在により、このオープンレバーとリフトレバ
ーとの連係関係を作り出すことで前述したキーレスエン
トリー機構を配置し得るが、オープンレバーがラッチに
対するストライカの進入線よりドア上下方向における上
方に配置されることで、ドアロック装置の上部の厚みが
大きくなる。このため、ドアに設けられた昇降自在なウ
インドガラスと干渉する恐れがあり、この干渉を避ける
ためには、ウインドガラスの配置を変更する等しなけれ
ばならず、結果、その分だけドアが大型化する恐れがあ
った。
【0006】故に、本発明は、ドアロック装置のドア上
下方向における上部の厚みを薄くし且つキーレス機構を
持つ車両用ドアロック装置を簡単な構造で提供すること
を、その技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ドア側の
ラッチに対するボデー側のストライカの進入線よりドア
上下方向における下方に配置され且つベースに回動自在
に支持され前記ラッチと係脱するドア側のポールを作動
させるリフトレバーと連係するオープンレバーと、前記
進入線よりドア上下方向における下方に配置され且つ前
記ベースにその回動中心線が前記オープンレバーの回動
中心線と略平行となるように回動自在に支持され前記リ
フトレバーと前記オープンレバーとの連係を係脱するロ
ッキングレバーと、該ロッキングレバーに回動自在に支
持され且つ前記オープンレバーに連結され前記リフトレ
バーと係脱するキャンセルレバーとを有した、ことであ
る。
【0008】この技術的手段によれば、オープンレバー
及びロッキングレバーをラッチに対するストライカの進
入線よりドア上下方向における下方に配置したので、進
入線より上方には、何らレバーが存在しない。よって、
ドアロック装置の上部の厚みを小さくし得る。又、オー
プンレバーの回動によりキャンセルレバーがリフトレバ
ーに対して係脱するので、オープンレバーの操作状態に
基づいてロッキングレバーの操作による施錠状態を解除
したり維持したりし得る。よって、キャンセルレバーを
付加する簡単な構造でキーレスエントリー機構を持ち得
る。
【0009】より好ましくは、前記進入線よりドア上下
方向における下方に配置され前記ポール、前記リフトレ
バー及び前記オープンレバーを回動自在に支持する第1
のピンと、前記進入線よりドア上下方向における下方に
前記第1のピンと略平行に配置され前記ロッキングレバ
ーを回動自在に支持する第2のピンと、前記進入線より
ドア上下方向における上方に前記第1のピン及び前記第
2のピンと略平行に配置され前記ラッチを回動自在に支
持する第3のピンとを有する、と良い。
【0010】より好ましくは、前記ロッキングレバーと
同軸上で回動自在に支持され前記ロッキングレバーに連
係されたキーレバーを有する、と良い。
【0011】
【発明の実施の形態】ドアロック装置1は、図1に示さ
れるように、ドア8内にドア上下方向(図1示上下方
向))における略中央部位で且つドア前後方向(図1示
左右方向)におけるドア後方(図1示左方)に昇降自在
なウインドガラス7の昇降軌跡上を避けてウインドガラ
ス7と干渉しないように配置されている。このドアロッ
ク装置1は、図2及び図3に示されるように、ベースプ
レート2,ラッチ機構3,レバー機構4及びアクチュエ
ータ5を有して構成されている。
【0012】ベースプレート2は、L字状を呈するもの
であって、ベース部21及び立壁部22を備えている。
【0013】図7に示されるように、ラッチ機構3は、
ボディ31,ポール32,ラッチ33及びストライカ3
4よりなるものである。ボディ31は、ベースプレート
2のベース部21に固定され、ポール32及びラッチ3
3を収容する。又、このボディ31には、ドア8の開閉
動作に応じてストライカ34が出入するための挿通溝3
1aが形成されている。ポール32及びラッチ33は、
夫々、ピン32a,33aによりボディ31に回転自在
に支持されている。ピン32aは、ポール32と共にス
トライカ34の挿通溝31aへの進入線Aよりドア上下
方向における下方(図1示下方)に配置され、ピン33
aは、ラッチ33と共に進入線Aよりドア上下方向にお
ける上方(図1示上方)にピン33aと略平行に配置さ
れている。ストライカ34は、ドア8の閉状態において
ドア8のパネル6aと対向する車両のボディ(図示せ
ず)に固定されている。又、ラッチ33の外周面には、
ボディ31の挿通溝31aに進入したストライカ34を
受け入れるU字溝33b及びポール32と係脱可能な係
合爪33cが形成されている。ポール32は、その回転
動作によりラッチ33の係合爪33cと係合するように
なっている。このように構成されたポール32及びラッ
チ33において、ストライカ34がラッチ33のU字溝
33b内に受け入れられた状態でポール32とラッチ3
3の係合爪33cが係合してラッチ33の回転動作がポ
ール32によって規制されることでドア8を閉状態で保
持する。又、ポール32を回転動作してラッチ33の係
合爪33cとの係合を解除することでドア8が開可能状
態となる。
【0014】図2ないし図6に示されるように、レバー
機構4は、リフトレバー41,オープンレバー42,ロ
ッキングレバー43,キャンセルレバー44,スライド
ブッシュ45及びキーレバー47からなるものである。
【0015】リフトレバー41は、ベースプレート2の
ベース部21上に配置され、ラッチ機構3のポール32
を支持するピン32aに回転自在に支持されている。こ
のリフトレバー41は、その一方の腕部分に形成された
嵌合フランジ部41aによりポール32に嵌合してポー
ル32と一体に回転動作する。又、リフトレバー41の
一方及び他方の腕部分には、夫々、係合フランジ41
b,41cが形成されている。更に、リフトレバー41
には、他方の腕部分と対向して脚部分41dが延在形成
されており、この脚部分41dでドア8の室内側に設け
られたインサイドハンドル(図示せず)にリンク(図示
せず)及びインサイドレバー46を介して連結されてい
る。尚、インサイドレバー46は、ベースプレート2の
立壁部22にピン46aにより回動自在に支持されてい
る。
【0016】オープンレバー42は、リフトレバー41
と同様にベース部21上に配置されピン32aに回動自
在に支持されている。このオープンレバー42は、その
一方の腕部分でドア8の室外側に設けられたアウトサイ
ドハンドル(図示せず)にリンク(図示せず)を介して
連結されている。又、オープンレバー42には、ピン部
42aが形成されている。尚、このオープンレバー42
は、ピン32a回りに配設され一端がオープンレバー4
2に係止され且つ他端がベースプレート2に係止された
スプリング48により初期位置に復帰すべく図2示時計
方向に常時回動付勢されている。
【0017】ロッキングレバー43は、ベース部21上
に配置され、ピン43aによりベース部21に回動自在
に支持されている。ピン43aは、ロッキングレバー4
3と共に進入線Aよりドア上下方向における下方(図1
示下方)にピン32a,33aと略平行に配置されてお
り、ベース部21に設けられたフランジ部21aに支持
されている。このロッキングレバー43は、後述するア
クチュエータ5の出力レバー52、ノブレバー54及び
リンク(図示せず)を介して介してドアの室内側に設け
られたロックノブ(図示せず)に連結されると共に後述
するキーレバー47を介してドア8の室外側に設けられ
たキーシリンダ機構(図示せず)に連結されている。
尚、ノブレバー54は、インサイドレバー46は、アク
チュエータ5を支持する後述するブラケット23にピン
54aにより回動自在に支持されている。又、ロッキン
グレバー43の他方の腕部分には、ピン32aを中心と
した円弧状の長穴43bが形成されている。
【0018】スライドブッシュ45は、オープンレバー
42の他方の腕部分にスライド自在に支持されている。
このスライドブッシュ45には、ピン部45aが形成さ
れており、ロッキングレバー43の長穴43aに摺動自
在に挿通されている。又、スライドブッシュ45には、
オープンレバー42の回動動作でリフトレバー41の係
合フランジ41cと係脱自在な係合突起45bが形成さ
れている。このように構成されたスライドブッシュ45
は、ロッキングレバー43の回動動作で長穴43bとピ
ン部45aとの挿通を介してオープンレバー42の他方
の腕部分に対してスライド動作させられ、これにより、
係合突起45bは、リフトレバー41の係合フランジ4
1cとの係合軌跡上に位置したり係合軌跡上からはずれ
たりする。結果、ドア8の施錠状態及び解錠状態を作り
出す。尚、ロッキングレバー43は、この施錠状態及び
解錠状態を維持すべくロッキングレバー43とベースプ
レート2との間に配設されたターンオーバースプリング
49により付勢されている。
【0019】キャンセルレバー44は、ロッキングレバ
ー43にキャンセルレバー44に一体成形されたスナッ
プピン44aにより揺動自在に嵌合支持されている。こ
のキャンセルレバー44の自由端部分には、長穴44b
が形成されており、オープンレバー42のピン42aが
摺動自在に挿通されている。又、キャンセルレバー43
の自由端部分にはリフトレバー41のポール32と一体
の回転動作でリフトレバー41の係合フランジ41bと
係脱自在な係合突起44cが長穴44bと並列して形成
されている。このように構成されたキャンセルレバー4
4は、オープンレバー42の回動動作でロッキングレバ
ー43に対して揺動させられ、これにより、係合突起4
4cは、リフトレバー41の係合フランジ41bとの係
合軌跡上に位置したり係合軌跡上からはずれたりする。
結果、オープンレバー42の回動動作に応じた施錠動作
いわゆるキーレスエントリー動作及び施錠動作のキャン
セリングが行われる。つまり、ドアロック装置1は、キ
ャンセルレバー44により構成されたキーレスエントリ
ー機構を持つ。
【0020】キーレバー47は、ベース部21上に配置
され、ピン43aによりベース部21に回動自在に支持
されている。このキーレバー47には、係合突起47a
が形成されており、この係合突起47aは、ロッキング
レバー43に形成された切り欠き43cに受けられてい
る。これにより、キーレバー47の回動動作により切り
欠き43cの壁部と係合突起47aとの当接によりキー
レバー47の回動動作がロッキングレバー43に伝達さ
れることとなる。
【0021】図3に示されるように、アクチュエータ5
は、ハウジング51内に収容されたモータ57を含むも
のであって、ベースプレート2の立壁部22のドア上下
方向における下方にブラケット23を介して支持されて
いる。このアクチュエータ5の出力軸53は、ハウジン
グ51を貫通して外部に延在しており、この延在部位に
は、出力レバー52が一体回転するように固定されてい
る。尚、出力軸53は、中立位置復帰機能を持つウォー
ムホイールギヤ55及びウォームギヤ56及び出力軸5
3と一体でウォームホイールギヤ55に連係されたレバ
ー58を介してモータ57に連結されている。この出力
レバー52は、ロッキングレバー43に連結されている
と共にノブレバー54に連結されている。このようなア
クチュエータ5の構成において、モータ57を作動させ
て出力軸53を回転させることにより、出力レバー52
が出力軸53と一体回転させられる。これにより、ロッ
キングレバー43が回動動作させられる。
【0022】図3及び図13に示されるように、アクチ
ュエータ5のハウジング51内には、キーレバー47の
回動動作による施錠状態及び解錠状態を検知するスイッ
チ機構6が内蔵されている。このスイッチ機構6は、ケ
ース51に出力軸53と併設された入力軸61を備えて
いる。この入力軸61は、ケース51を貫通して外方に
延在しており、この延在部位には、歯部61aが形成さ
れている。又、出力軸53には、キーレバー47に連結
された入力レバー62が回動自在に支持されており、こ
の入力レバー62には、歯部61aと噛合する歯部62
aが形成されている。これにより、入力軸61と入力レ
バー62とは歯部61aを介してその回動動作を伝達す
るように連結される。この構成において、キーレバー4
7が回動動作すると、入力レバー62を介して入力軸6
1が回動する。これにより、スイッチ機構61が作動し
てキーレバー47の回動動作による施錠状態及び解錠状
態の検知が成される。このように、スイッチ機構6をハ
ウジング51内に内蔵したので、スイッチ機構61の水
密性を確保することができる。又、スイッチ機構6の入
力軸61は、アクチュエータ5の出力軸53とは別体の
二軸構成となっているので、出力軸53の回動動作で入
力軸61がつれ回りするようなことはなく、スイッチ機
構6の誤動作が防止される。尚、入力レバー62と出力
軸53との間においては、その間にシール部材等を配設
する必要がないので、入力レバー62と出力軸53との
間でのつれ回りはない。その上、入力レバー62を出力
軸53に回動自在に支持して入力レバー62の回動中心
と出力レバー53の回動中心を同軸としたので、入力軸
と出力軸の二軸構成であるにも係わらずハウジング51
を出力軸53を中心として回転させることができる。こ
れにより、ブラケット23の大きさを変更することでど
のような形状のベースプレート2にもハウジング51を
取付けることができ、アクチュエータ5の共通化を為し
得る。
【0023】このように、ドアロック装置1において
は、オープンレバー42及びロッキングレバー43を含
む全てのレバーが進入線Aより下方に配置されているの
で、ドア上下方向における上部の厚みが薄く、その分だ
けウインドガラス7との干渉を避けながらドア7内にお
いてドア上下方向における上方に配置することができ
る。これにより、ドア上下方向における保持強度を考慮
した理想的な位置でドア7をボデーに対して保持するこ
とができる。
【0024】次に作動について説明する。
【0025】図8は、ドア8の解錠状態を示す。この状
態において、インサイドハンドル又はアウトサイドハン
ドルを操作してオープンレバー42をスプリング48の
付勢力に抗して回動動作させると、図9に示されるよう
に、スライドブッシュ45の係合突起45bがリフトレ
バー41の係合フランジ41cと係合してリフトレバー
41がオープンレバー42と同方向に回動する。これに
より、ポール32が回動して閉状態にあるドア8が開可
能状態となる。
【0026】図8において、ロックノブ、キーシリンダ
機構又はアクチュエータ5を操作してロッキングレバー
43を回動動作させると、図10に示されるように、ス
ライドブッシュ45がオープンレバー42に対してスラ
イドさせられる。これにより、スライドブッシュ45の
係合突起45bがリフトレバー41の係合フランジ41
cとのオープンレバー42を回動動作させた際の係合軌
跡上から外れ、オープンレバー42とリフトレバー41
とは空振りする状態となる。結果、解錠状態にあるドア
8が施錠状態となる。
【0027】図8において、乗員が車両から離れる際に
ドアを施錠する場合において、ロックノブを操作してド
ア8を施錠状態とした場合、アウトサイドハンドルを操
作せずにドア8を閉めると、図11に示されるように、
キャンセルレバー44の係合突起44cがリフトレバー
41の係合フランジ41bと係合してロッキングレバー
がドア8を解錠状態とするように回動させられる。これ
により、ドア8の施錠状態がキャンセリングされる。
【0028】図8において、乗員が車両から離れる際に
ドアを施錠する場合において、ロックノブを操作してド
ア8を施錠状態とした場合、アウトサイドハンドルを操
作しながらドア8を閉めると、図12に示されるよう
に、キャンセルレバー44がアウトサイドハンドルを操
作していることによるオープンレバー42の回動動作で
ロッキングレバー43に対して揺動させられる。これに
より、キャンセルレバー44の係合突起44cがリフト
レバー41の係合フランジ41bとの係合軌跡上から外
れ、キャンセルレバー44がリフトレバー41に対して
空振りする。結果、ロッキングレバ−43の解錠状態へ
の回動動作はなく、施錠状態が維持される。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、オープンレバー及びロ
ッキングレバーをラッチに対するストライカの進入線よ
りドア上下方向における下方に配置したので、進入線よ
り上方には、何らレバーが存在しない。よって、ドアロ
ック装置の上部の厚みを小さくすることができ、ドアに
設けられた昇降自在なウインドガラスと干渉する恐れを
無くすことができる。又、ロッキングレバーとオープン
レバーとの間にキャンセルレバーを設け、オープンレバ
ーの回動によりキャンセルレバーがリフトレバーに対し
て係脱するようにしたので、オープンレバーの操作状態
に基づいてロッキングレバーの操作による施錠状態を解
除したり維持したりすることができる。これにより、キ
ャンセルレバーを付加する簡単な構造でキーレスエント
リー機構を持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ドアロック装置を搭載した
車両用ドアの平面図である。
【図2】本発明に係る車両用ドアロック装置の平面図で
ある。
【図3】本発明に係る車両用ドアロック装置の側面図で
ある。
【図4】本発明に係る車両用ドアロック装置の第1のピ
ンを通る横断面図である。
【図5】本発明に係る車両用ドアロック装置の第2のピ
ンを通る横断面図である。
【図6】本発明に係る車両用ドアロック装置のレバー機
構の分解斜視図である。
【図7】本発明に係る車両用ドアロック装置のラッチ機
構を示す平面図である。
【図8】本発明に係る車両用ドアロック装置におけるド
アの解錠状態を示す図である。
【図9】本発明に係る車両用ドアロック装置におけるド
アの施錠状態を示す図である。
【図10】本発明に係る車両用ドアロック装置における
ドアの施錠状態でのドア開動作を示す図である。
【図11】本発明に係る車両用ドアロック装置における
ドアの閉動作での施錠状態のキャンセリングを示す図で
ある。
【図12】本発明に係る車両用ドアロック装置における
ドアの閉動作でのドアの施錠状態の維持を示す図であ
る。
【図13】本発明に係る車両用ドアロック装置のスイッ
チ機構を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ベースプレート(ベース) 7 ドア A 進入線 32 ポール 33 ラッチ 34 ストライカ 41 リフトレバー 42 オープンレバー 43 ロッキングレバー 44 キャンセルレバー 47 キーレバー 32a ピン(第1のピン) 33a ピン(第3のピン) 43a ピン(第2のピン)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア側のラッチに対するボデー側のスト
    ライカの進入線よりドア上下方向における下方に配置さ
    れ且つベースに回動自在に支持され前記ラッチと係脱す
    るドア側のポールを作動させるリフトレバーと連係する
    オープンレバーと、前記進入線よりドア上下方向におけ
    る下方に配置され且つ前記ベースにその回動中心線が前
    記オープンレバーの回動中心線と略平行となるように回
    動自在に支持され前記リフトレバーと前記オープンレバ
    ーとの連係を係脱するロッキングレバーと、該ロッキン
    グレバーに回動自在に支持され且つ前記オープンレバー
    に連結され前記リフトレバーと係脱するキャンセルレバ
    ーとを有するドアロック装置。
  2. 【請求項2】 前記進入線よりドア上下方向における下
    方に配置され前記ポール、前記リフトレバー及び前記オ
    ープンレバーを回動自在に支持する第1のピンと、前記
    進入線よりドア上下方向における下方に前記第1のピン
    と略平行に配置され前記ロッキングレバーを回動自在に
    支持する第2のピンと、前記進入線よりドア上下方向に
    おける上方に前記第1のピン及び前記第2のピンと略平
    行に配置され前記ラッチを回動自在に支持する第3のピ
    ンとを有する、請求項1記載の車両用ドアロック装置。
  3. 【請求項3】前記ロッキングレバーと同軸上で回動自在
    に支持され前記ロッキングレバーに連係されたキーレバ
    ーを有する、請求項1又は2記載のドアロック装置。
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