JPH1077347A - 重合したシラボロカルボアザン、その製造法およびその利用 - Google Patents

重合したシラボロカルボアザン、その製造法およびその利用

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JPH1077347A
JPH1077347A JP9203958A JP20395897A JPH1077347A JP H1077347 A JPH1077347 A JP H1077347A JP 9203958 A JP9203958 A JP 9203958A JP 20395897 A JP20395897 A JP 20395897A JP H1077347 A JPH1077347 A JP H1077347A
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    • C08G77/60Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単且つ高収率で製造でき、またさらにそれ
からセラミックスの成形品、フィルム等を高収率で製造
することができる新規種類の重合したシラボロカルボア
ザンの提供。 【解決手段】 下記構造式 【化1】 の重合したシラボロカルボアザン。ここで各Si原子に
は2個のRと1個のLが配位し、各B原子には1個のR
と1個のLが配位し、他方SiとBとは1個のNRを介
して連結されている。ここでL=Cxyzであり、x
≧1、y≧1、z≧0であり、Rは互いに独立にC1
6−アルキル、ビニルまたはフェニル基又はLであ
り、nは5より大きな値である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は重合した新規シラボロカルボアザ
ン、その製造法およびその利用に関する。
【0002】分子的に単一成分の前駆体から多元素から
成る非酸化物性のセラミックスを製造する方法は極めて
重要になっている。この方法を用いると伝統的な固体反
応を経由しては得られない窒化物および炭窒化物(carbo
nitridic)材料システムを得ることが可能である。生成
物は純度が高く、元素の分布が均一で、しかも均一な粒
径をもっていることを特徴としている。
【0003】Si、BおよびN、および可能の場合には
Cから成る材料は熱的安定性および酸化耐性に関して特
殊な性質を示す。これらの材料は塊状の材料として使用
できるが、また被覆用の材料また繊維材料として用いる
ことができる。硼素を含んだ材料は結晶化を遅延させる
性質が増加し、他方炭素を含んだセラミックスは炭素を
含まないセラミックスに比べ高い分解点をもっている。
【0004】米国特許5 233 066号に従えば、
無定形のセラミックスSi337およびSiBN3Cを
前駆体であるトリクロロシリルアミノジクロロボラン
(TADB)から合成する反応は、アンモニアおよびア
ミンと交叉結合させ、次いで気流中で熱分解することに
より進行する。製造される硼炭化窒化珪素は優れたセラ
ミックスの性質により特徴付けられている。
【0005】この方法においては、生成物の組成は一方
では単一成分の前駆体により、他方では交叉結合の種類
により予め決定される。Si:Bの比は前駆体により
1:1に設定されるが、N:C比は交叉結合剤としてメ
チルアミンを選ぶこと、および熱分解の挙動に依存して
いる。
【0006】炭素はアミン中の有機側鎖を介してセラミ
ックス中に導入される。しかしこの反応は、現時点では
同定できない反応により調節不可能な方法で進行する。
この方法の欠点は炭素の濃度が僅かではあるが変動する
可能性があることである。何故なら側鎖を長くしても必
ずしもセラミックス中に炭素を高い割合で導入すること
にはならないからであり、材料中にグラファイトが沈積
し、これが性質に悪影響を及ぼす。さらに側鎖は揮発性
のアルカン、アルケン等の形で除去されるから、熱分解
の際に大部分の炭素が失われる。
【0007】本発明の目的は、簡単且つ高収率で製造で
き、またさらにそれからセラミックスの成形品、フィル
ム等を高収率で製造することができる新規種類の重合し
たシラボロカルボアザンを提供することである。Si、
B、NおよびCだけから成り、且つ上記の欠点をもたな
い炭窒化物のセラミックスは、これらの重合したシラボ
ロカルボアザンを熱分解することによって製造される。
【0008】これらの要求は本発明の目的である下記の
重合体によって達成される。この重合体は一般構造式
【0009】
【化3】
【0010】の重合したシラボロカルボアザンである。
ここで各Si原子には2個のRと1個のLが配位し、各
B原子には1個のRと1個のLが配位し、他方SiとB
とは1個のNRを介して連結されている。ここでL=C
xyzであり、x≧1、y≧1、z≧0であり、Rは
互いに独立にC1〜C6−アルキル、ビニルまたはフェニ
ル基又はLであり、nは5より大きな値である。
【0011】本発明の好適な具体化例においては、重し
たシラボロカルボアザンのSiR2(NR)BR単位は
少なくとも1個のL架橋残基の助けにより連鎖または環
をつくっている。
【0012】好適な具体化例においては、本発明の重合
体シラボロカルボアザンの中で元素は均一に分布してい
る。特に好適な具体化例においては、元素の分布は少な
くとも0.5μmの程度の分解能まで均一である。
【0013】また本発明によれば、式
【0014】
【化4】
【0015】のボロシラザン前駆体を、遊離のNH−お
よび/またはCH−官能基を含み、x≧1、y≧1、z
≧0であるCxyz分子と反応させることにより本発
明の重合したシラボロカルボアザンを製造する方法が提
供される。上記式においてR1は互いに独立にH、ハロ
ゲン、C1〜C6−アルキル、ビニル、フェニルおよび/
または−NR2 2基を表し、ここでR2はH、C1〜C6
アルキル、ビニルまたはフェニル基である。(Me
2N)3Si−NH−B(NMe22(TABB)を好適
な前駆体として使用することが好ましい。 遊離のNH−および/またはCH−官能基を含むCxy
z分子としては次のものが好適である:フォルムアミ
ジン、グアニジン、アミノグアニジン、ジアミノグアニ
ジン、ヒドラジン、メチルヒドラジン、ジメチルヒドラ
ジン、ジシアンアミド、トリアゾール、メラミン、アミ
ノアセトニトリル、アミノトリアゾール、シアノグアニ
ジン、ジアミノトリアゾール、アセトアミジン、メチル
グアニジン、エチレンジアミン、ジニトリロアミノマロ
ネート、アミノトリアジン、アセチレンおよび/または
プロパルギルアミン。シアンアミド、グアニジン、フォ
ルムアミジン、および/またはメラミンを使用すること
がことが好ましい。 好適具体化例においては、反応は温度−80〜200
℃、好ましくは20℃において、そのままの状態、また
は非プロトン性の有機溶媒、例えばC5〜C8−アルカ
ン、非環式または環式エーテル、アルキル芳香族化合
物、例えばトルエンまたはピリジン、DMFまたはDM
SOの中で行われる。反応を非プロトン性の有機溶媒中
で行うことがことが好ましい。 使用する混合物中のN−C−H化合物の数および割合
は、元素CおよびNに関する所望の化学量論的な関係が
生成物に対して設定出来るような任意の値を得るように
選ばれる。ボロシラザン前駆体対Cxyz分子の比は
好ましくは1:2.5〜1:10、特に1:5である。
【0016】本発明に従えば、N−C−H化合物を介し
て交叉結合度および分子量を調節することができる。低
濃度においては粘稠な油が得られ、高濃度では固体が得
られる。
【0017】粉末を製造するためには、過剰の交叉結合
剤を用いて溶媒を除去し、減圧で重合体を乾燥する。他
の通常使用される乾燥法も適している。
【0018】また本発明によれば、本発明の重合したシ
ラボロカルボアザンを使用し、これを400〜2000
℃、好ましくは1500℃において窒素または希ガスを
含む不活性雰囲気中で熱分解することによりセラミック
ス材料を製造する方法が提供される。
【0019】好適具体化例においては、この重合体を1
00〜600℃の温度に加熱し、数時間この温度に保っ
てセラミックス粉末を合成する。次いで窒素またはアル
ゴン雰囲気中で1200〜1500℃の温度でカ焼して
水素を除去する。
【0020】また本発明によれば、本発明の重合したシ
ラボロカルボアザンを使用し、これを400〜2000
℃において希ガス、窒素、アンモニアまたは1級アミン
を含む不活性雰囲気中で熱分解することによりセラミッ
クスの成形品、フィルム、繊維、または被膜を製造する
方法が提供される。
【0021】Cxyz化合物の選択によって重合体の
シラボロカルボアザンの性質を調節することができる。
N−C−H化合物に依存して不溶性の熱硬化された材料
または可溶性の熱可塑性材料が得られ、溶液中でまたは
熔融物として種々の成形法、例えば注型、繊維への紡
糸、熱加工によるフィルムの製造、浸漬被覆または回転
被覆のような種々の被覆法による被膜の製造を行うこと
ができる。
【0022】下記実施例により本発明を例示する。これ
らの実施例は本発明を限定するものではない。
【0023】
【実施例】
実施例 1 シアンアミドを使用するポリボロシラザンの製造 反応式: 実験法:THF100ml中にシアンアミド2.1g
(0.05モル)を含む溶液を沸点に加熱する。これに
THF10mlに溶解したTABB2.7g(0.01
モル)を滴下する。さらに1時間沸騰を続ける。重合体
が白色固体として沈澱する。過剰のシアンアミドととも
にTHFを除去し、沈澱を減圧下で5時間160℃にお
いて乾燥する。
【0024】重合体に対する分析データ: 赤外分光法[cm-1] 3340(s,b) νN−H 2193(m),2151(m) νasN=C=N 1639(s),1556(s) δN−H 1498(w),1436(w) νsN=C=N 1323(w) νB−N 1067(m,b) νSi−N 553(m,b) 粉末回折法: 無定形 エネルギー分散X線解析: 均一な重合体 この重合体1.028gを窒素気流中で毎分5Kの割合
で200℃まで加熱し、この温度で4時間保持した後5
K/分の速度で1500℃に加熱し、この温度に24時
間保持して熱分解した。0.218gのビロード状の黒
色無定形粉末を得た。これはセラミックスの収率21%
に相当する。
【0025】重合体に対する分析データ: 赤外分光法[cm-1] 3443(w,vb) OH−(水から) 1398(m,vb) νB−N 896(m,b) νSi−N 788(w),753(w) δB−N 500(w) 418(w) δSi−N 粉末回折法: 無定形 エネルギー分散X線解析: 少なくとも0.5μmの分
解能限界まで元素は均一に分布。
【0026】熱分解生成物は直径が0.5〜2μmの球
状粒子の形をしていた。
【0027】元素分析[重量%]: Si 26.3;
B 10.9;N 29.8;C 29.0;O 2.
7 実施例 2 シアノグアニジンを使用するポリボロシラザンの製造 反応式: 実験法:10mlのジメチルエチレングリコールエーテ
ル中にTABB2g(0.0073モル)を含む溶液
を、400mlのジメチルエチレングリコールエーテル
中に3.9g(0.0041モル)のシアノグアニジン
を含む溶液に撹拌しながら室温において滴下する。白色
重合体が生じ、これを瀘別し、減圧下で乾燥する。
【0028】重合体に対する分析データ: 赤外分光法[cm-1] 3430(s,b) νN−H 2195(m),2161(m) νCN 1641(m) νC=N 1560(m)、1498(w) δN−H 1321(w) 1258(w) νC−N 1022(w,b) νSi−N 929(w) νSi−N 556(w) 465(w,b) δSi−N 粉末回折法: 無定形 エネルギー分散X線解析: 均一な重合体 この重合体234mgを窒素気流中において5K/分の
速度で300℃に加熱し、この温度に4時間保持した後
5K/分の速度で1500℃に加熱する。50.6mg
の灰色の熱分解生成物が得られた。これはセラミックス
の収率21.6%に相当する。
【0029】実施例 3 フォルムアミジンを使用するポリボロシラザンの製造 反応式: 実験法:250mlのジメチルスルフォキシドおよび5
mlのクロロフォルム中にフォルムアミジン塩酸塩6.
7g(0.083モル)を溶解する。TABB2.7g
(0.01モル)をこれに迅速に滴下する。次いで加温
する間、最初は白色の、後になって淡い褐色の沈澱が生
じる。これを瀘別し、真空中で200℃において乾燥す
る。
【0030】重合体に対する分析データ: 赤外分光法[cm-1] 3038(s,b) νNH 1710(s) νC=N 1645(m) δNH 1422(m) 1358(m) νC−N 1151(w) νB−N 1064(w) νSi−N 731(w,b) 610(w) 粉末回折法: 無定形 エネルギー分散X線解析: 均一な重合体 この重合体512mgを窒素気流中において5K/分の
速度で300℃に加熱し、この温度に4時間保持した後
5K/分の速度で1500℃に加熱する。113mgの
灰色の熱分解生成物が得られた。これはセラミックスの
収率22%に相当する。
【0031】元素分析[重量%]: Si 26.2;
B 13.4;N 33.3;C 21.6;O 6.
0 実施例 4 メラミンを使用するポリボロシラザンの製造 反応式: 実験法:250mlのジメチルスルフォキシドおよび2
5mlのジクロロメタン中にメラミン5.3g(0.0
42モル)を溶解する。TABB2.7g(0.01モ
ル)をこの溶液に加える。最初は透明であった溶液は加
熱すると曇り、褐色の沈澱が生じる。これを瀘別し、真
空中で200℃において乾燥する。
【0032】重合体に対する分析データ: 赤外分光法[cm-1] 3420(m) νN−H 1568(s,b) δN−H 1345(s,b) νC−N 812(m) νC−N 467(w,b) νSi−N 粉末回折法: 無定形 エネルギー分散X線解析: 均一な重合体 この重合体832mgを窒素気流中において5K/分の
速度で300℃に加熱し、この温度に4時間保持した後
5K/分の速度で1500℃に加熱する。258mgの
灰色の熱分解生成物が得られた。これはセラミックスの
収率31%に相当する。
【0033】元素分析[重量%]: Si 40.5;
B 5.5;N 26.6;C 11.7;O 7.3 実施例 5 グアニジンを使用するポリボロシラザンの製造 反応式: 実験法:ピリジン10ml中に2.7gのTABBを含
む溶液を、300mlのピリジン中に4.8g(0.0
5モル)のグアニジン塩酸塩を含む溶液に沸点において
1時間に亙って加える。さらに3時間反応混合物を加熱
還流させる。樹脂状の固体が生じる。濾過してこれを溶
媒から分離する。これを真空下において乾燥した。
【0034】重合体に対する分析データ: 赤外分光法[cm-1] 3295(s,b) νN−H 2771(m),2440(w) δNH2 + 1648(s) νC=N 1439(m) 1068(m) νSi−N 粉末回折法: 無定形 エネルギー分散X線解析: 均一な重合体 この重合体223mgを窒素気流中において5K/分の
速度で300℃に加熱し、この温度に4時間保持した後
5K/分の速度で1500℃に加熱する。46.3mg
の黒色の熱分解生成物が得られた。これはセラミックス
の収率20.8%に相当する。
【0035】元素分析[重量%]: Si 27.9;
B 11.1;N 35.0;C 23.1;O 2.
3 本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。 1.一般構造式
【0036】
【化5】
【0037】但し式中各Si原子には2個のRと1個の
Lが配位し、各B原子には1個のRと1個のLが配位
し、他方SiとBとは1個のNRを介して連結されお
り、L=Cxyzであり、ここでx≧1、y≧1、z
≧0であり、Rは互いに独立にC1〜C6−アルキル、ビ
ニルまたはフェニル基又はLを表し、nは5より大きい
値を有している、の重合したシラボロカルボアザン。
【0038】2.元素が均一に分布している上記第1項
記載の重合したシラボロカルボアザン。
【0039】3.0.5μmno分解能まで元素が均一
に分布している上記第1または2項記載の重合したシラ
ボロカルボアザン。
【0040】4.式
【0041】
【化6】
【0042】但し式中R1は互いに独立にH、ハロゲ
ン、C1〜C6−アルキル、ビニル、フェニルおよび/ま
たは−NR2 2基を表し、ここでR2はH、C1〜C6−ア
ルキル、ビニルまたはフェニル基である、のボロシラザ
ン前駆体を、遊離のNH−および/またはCH−官能基
を含み、x≧1、y≧1、z≧0であるCxyz分子
と反応させる上記1〜3項記載の重合したシラボロカル
ボアザンの製造法。
【0043】5.(Me2N)3Si−NH−B(NMe
22をボロシラザン前駆体として使用する上記第4項記
載の方法。
【0044】6.遊離のNH−および/またはCH−官
能基を含むCxyz分子としてシアンアミド、グアニ
ジン、フォルムアミジン、および/またはメラミンを使
用する上記第4項記載の方法。
【0045】7.上記第1項記載の重合したシラボロカ
ルボアザンからつくられたセラミックス。
【0046】8.重合したシラボロカルボアザンを窒素
または希ガスを含む不活性雰囲気中において400〜2
000℃の温度で熱分解させてつくられた上記第7項記
載のセラミックス。
【0047】9.上記第7項記載のセラミックスからつ
くられた成形品、フィルム、繊維または被膜。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に従って製造された熱分解生成物の電
子顕微鏡写真である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般構造式 【化1】 但し式中各Si原子には2個のRと1個のLが配位し、
    各B原子には1個のRと1個のLが配位し、他方Siと
    Bとは1個のNRを介して連結されおり、L=Cxy
    zであり、ここでx≧1、y≧1、z≧0であり、Rは
    互いに独立にC1〜C6−アルキル、ビニルまたはフェニ
    ル基又はLを表し、nは5より大きい値を有している、
    の重合したシラボロカルボアザン。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 但し式中R1は互いに独立にH、ハロゲン、C1〜C6
    アルキル、ビニル、フェニルおよび/または−NR2 2
    を表し、ここでR2はH、C1〜C6−アルキル、ビニル
    またはフェニル基である、のボロシラザン前駆体を、遊
    離のNH−および/またはCH−官能基を含み、x≧
    1、y≧1、z≧0であるCxyz分子と反応させる
    ことを特徴とする請求項1記載の重合したシラボロカル
    ボアザンの製造法。
  3. 【請求項3】 (Me2N)3Si−NH−B(NM
    22をボロシラザン前駆体として使用することを特徴
    とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 遊離のNH−および/またはCH−官能
    基を含むCxyz分子としてシアンアミド、グアニジ
    ン、フォルムアミジン、および/またはメラミンを使用
    することを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の重合したシラボロカルボ
    アザンからつくられたセラミックス。
  6. 【請求項6】 重合したシラボロカルボアザンを窒素ま
    たは希ガスを含む不活性雰囲気中において400〜20
    00℃の温度で熱分解させてつくられた請求項5記載の
    セラミックス。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のセラミックスからつくら
    れた成形品、フィルム、繊維または被膜。
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