JPH107540A - 美白化粧料 - Google Patents

美白化粧料

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JPH107540A
JPH107540A JP15527296A JP15527296A JPH107540A JP H107540 A JPH107540 A JP H107540A JP 15527296 A JP15527296 A JP 15527296A JP 15527296 A JP15527296 A JP 15527296A JP H107540 A JPH107540 A JP H107540A
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JP
Japan
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naphthyl
alanine
group
methylvaleryl
skin
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Application number
JP15527296A
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English (en)
Inventor
Yasuto Suzuki
康人 鈴木
Yukihiro Ohashi
幸浩 大橋
Yoshinori Nishizawa
義則 西澤
Naoko Tsuji
尚子 辻
Makoto Miyagishi
真 宮岸
Genji Imokawa
玄爾 芋川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Publication of JPH107540A publication Critical patent/JPH107540A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮への異常なメラニン色素の沈着を予防あ
るいは改善する等の美白効果に優れ、副作用が殆どなく
皮膚に対する安全性に優れ、しかも着色のない美白化粧
料を提供すること。 【解決手段】 本発明の美白化粧料は、下記〔化1〕の
一般式(1)若しくは(2)で表される置換アミノ酸誘
導体又はそれらの塩の1種又は2種以上を有効成分とし
て含有するものである。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全で且つ色素沈
着予防効果及び改善効果に優れ、しかも着色のない美白
化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】しみ・
そばかす及び日焼け後の肌への色素沈着は、加齢に伴い
発生、増加、或いは消失しにくくなり、中高年齢層にと
って悩みとなっている。これらの色素沈着症の発症機構
は未だ解明されていないが、太陽光線、特に紫外線やメ
ラノサイト刺激ホルモン等の作用により表皮メラノサイ
トのメラニン合成機構が亢進するためであると考えられ
ている。
【0003】また、表皮角化細胞(ケラチノサイト)の
加齢に伴う角化遅延もメラニンの表皮外への***速度を
遅延させ、メラニン合成能の亢進と合わせて、表皮内の
メラニン顆粒密度の増加、即ち臨床的に色素沈着が増加
する症状を発現させるものと考えられている。更にそれ
らの色素沈着部は局部的に存在し、周囲の正常皮膚色と
明らかな差異を生ずることもある。
【0004】このため上記の後天的な色素沈着部を正常
な皮膚色にまで回復させる薬剤や、色素沈着を予防する
薬剤が強く望まれており、これまでにも多くの薬剤が開
発され商品化されている。
【0005】例えば、近年、優れた還元能を有するビタ
ミンC(L−アスコルビン酸)誘導体を用いた化粧料が
提案されているが、ビタミンC誘導体は安定性に難があ
るとともに、外用では殆ど効果が認められていない。
【0006】また、欧米において、ハイドロキノンがし
みの治療や黒人皮膚を白くする等の用途の薬剤として用
いられているが、ハイドロキノンは、それ自体の安全性
(刺激性、アレルギー性)に問題があり、また、白斑を
生じさせるケースもある等の点から一般用薬剤に配合す
るには問題がある。
【0007】これらの他にもメラニン抑制剤としてイン
ビトロ(in vitro)のチロシナーゼ活性阻害試験で効力
を示す種々の物質が報告されている。しかしながら、こ
れらの公知のメラニン抑制剤でも、未だ十分な美白効果
が得られず、更には、皮膚刺激等の安全性も十分とはい
えない。
【0008】色素沈着改善(美白)効果及び皮膚に対す
る安全性の両面を満足するものとして、特開平8−53
332号公報に、置換トリプトファン誘導体又はその塩
を有効成分とする美白化粧料が提案されている。しかし
ながら、該公報に記載の上記有効成分は何れもインドー
ル骨格を有しているので溶液中で強く着色するため美白
化粧料として使用するには困難が伴う。
【0009】従って、本発明の目的は、表皮への異常な
メラニン色素の沈着を予防あるいは改善する等の美白効
果に優れ、副作用が殆どなく皮膚に対する安全性に優
れ、しかも着色のない美白化粧料を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、メラニン
生成機構の研究を通じて色素沈着を予防、減少あるいは
消失させることができる美白化粧料について鋭意検討し
た結果、特定の化合物を含有する美白化粧料が、上記目
的を達成し得ることを知見した。
【0011】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、下記〔化2〕(前記〔化1〕と同じ)の一般式
(1)若しくは(2)で表される置換アミノ酸誘導体又
はそれらの塩の1種又は2種以上を有効成分として含有
する美白化粧料を提供するものである。
【0012】
【化2】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の美白化粧料につい
て詳述する。
【0014】本発明の美白化粧料は、上記一般式(1)
若しくは(2)で表される置換アミノ酸誘導体〔以下、
「上記一般式(1)で表される置換アミノ酸誘導体」を
「置換アミノ酸(1)」といい、「上記一般式(2)で
表される置換アミノ酸誘導体」を「置換アミノ酸
(2)」という〕又はそれらの塩の1種又は2種以上を
有効成分として含有することを特徴とし、表皮への異常
なメラニン色素沈着予防効果等の美白効果に優れ、しか
も、副作用の殆どない皮膚に対する安全性に優れたもの
である。尚、本発明の美白化粧料において、有効成分と
して用いられる上記置換アミノ酸誘導体(1)若しくは
(2)又はそれらの塩は、NK1 レセプター阻害剤の合
成中間体等〔MacLeodら、J.Med.Che
m,37,1269−74(1994)〕として報告さ
れている公知の化合物であるが、美白作用については全
く知られていない。また、上記有効成分は、本発明の美
白化粧料に配合する際、上述した特開平8−53332
号公報に記載の置換トリプトファン誘導体又はその塩と
異なり、着色は全く起こらない。
【0015】上記置換アミノ酸誘導体(1)及び(2)
において、一般式(1)及び(2)中、R1 は、置換基
を有していてもよいアシル基を示す。R1 で示される置
換基を有していてもよいアシル基としては、ホルミル
基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブ
チリル基、バレリル基、イソバレリル基、2−メチルバ
レリル基、3−メチルバレリル基、4−メチルバレリル
基、t−ブチルアセチル基、ピバロイル基、カプロイル
基、2−エチルヘキサノイル基、2−メチルヘキサノイ
ル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、2−プロピル
ペンタノイル基、ノナノイル基、デカノイル基、ウンデ
カノイル基、ドデカノイル基、トリデカノイル基、テト
ラデカノイル基、ペンタデカノイル基、ヘキサデカノイ
ル基、ヘプタデカノイル基、オクタデカノイル基、ノナ
デカノイル基、イコサノイル基、アクロイル基、クロト
ニロイル基、メタクリロイル基、ビニルアセチル基、シ
クロプロパノイル基、2−ペンテノイル基、4−ペンテ
ノイル基、2−ヘキセノイル基、3−ヘキセノイル基、
2−メチル−3−ペンテノイル基、シクロヘキセノイル
基、10−ウンデセノイル基、リノレイル基、ヒドロキ
シアセチル基、6−ヒドロキシカプロイル基、8−ヒド
ロキシオクタノイル基、9−ヒドロキシノナノイル基、
10−ヒドロキシデカノイル基、11−ヒドロキシウン
デカノイル基、12−ヒドロキシドデカノイル基、ベン
ゾイル基、2−ヒドロキシベンゾイル基、3−ヒドロキ
シベンゾイル基、4−ヒドロキシベンゾイル基、o−ト
ルイル基、m−トルイル基、p−トルイル基、1−ナフ
トイル基、2−ナフトイル基、2−カルボキシベンゾイ
ル基、3−カルボキシベンゾイル基、4−カルボキシベ
ンゾイル基、2−ピコリロイル基、3−ピコリロイル
基、4−ピコリロイル基等が挙げられる。
【0016】R1 としては、上記に示す基のいずれも好
ましいが、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、
イソバレリル基、2−メチルバレリル基、3−メチルバ
レリル基、4−メチルバレリル基、t−ブチルアセチル
基、ピバロイル基、カプロイル基、2−エチルヘキサノ
イル基、2−メチルヘキサノイル基、ベンゾイル基、o
−トルイル基、m−トルイル基、p−トルイル基、1−
ナフトイル基、2−ナフトイル基が特に好ましく、とり
わけ炭素数4〜10のアシル基が好ましい。
【0017】また、R2 は、ヒドロキシル基、アミノ基
又は低級アルコキシ基を示す。R2で示される低級アル
コキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソプロポキシ
基、イソブトキシ基、t−ブトキシ基等が挙げられる。
2 としては、上記に示す基のいずれも好ましいが、ヒ
ドロキシル基が特に好ましい。
【0018】また、式(1)及び(2)中、−CO−R
2 が結合する炭素の絶対配置は、L体、D体、DL体の
いずれでも良いが、L体又はDL体が特に好ましい。
【0019】上記置換アミノ酸誘導体(1)の具体例と
しては、DL−N−ホルミル−3−(1−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−アセチル−3−(1−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−プロピオニル−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−ブチリル−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−イソブチリル−3−(1−ナ
フチル)アラニン、DL−N−バレリル−3−(1−ナ
フチル)アラニン、DL−N−イソバレリル−3−(1
−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−メチルバレリ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(3
−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニン、
DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−t−ブチルアセチル−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−ピバロイル−3
−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−カプロイル−
3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−エチ
ルヘキサノイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、D
L−N−(2−メチルヘキサノイル)−3−(1−ナフ
チル)アラニン、DL−N−ヘプタノイル−3−(1−
ナフチル)アラニン、DL−N−オクタノイル−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−プロピル
ペンタノイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL
−N−ノナノイル−3−(1−ナフチル)アラニン、D
L−N−デカノイル−3−(1−ナフチル)アラニン、
DL−N−ウンデカノイル−3−(1−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−ドデカノイル−3−(1−ナフチル)
アラニン、DL−N−トリデカノイル−3−(1−ナフ
チル)アラニン、DL−N−テトラデカノイル−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−ペンタデカノイ
ル−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−ヘキサ
デカノイル−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N
−ヘプタデカノイル−3−(1−ナフチル)アラニン、
DL−N−オクタデカノイル−3−(1−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−ノナデカノイル−DL−3−(1−
ナフチル)アラニン、DL−N−イコサノイル−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−アクロイル−3
−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−クロトニロイ
ル−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−メタク
リロイル−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−
ビニルアセチル−3−(1−ナフチル)アラニン、DL
−N−シクロプロパノイル−3−(1−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−(2−ペンテノイル)−3−(1−ナ
フチル)アラニン、DL−N−(4−ペンテノイル)−
3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−ヘキ
セノイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N
−(3−ヘキセノイル)−3−(1−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−(2−メチル−3−ペンテノイル)−3
−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−シイクロヘキ
セノイル−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−
(10−ウンデセノイル)−3−(1−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−リノレイル−3−(1−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−ヒドロキシアセチル−3−(1−ナ
フチル)アラニン、DL−N−(6−ヒドロキシカプロ
イル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−
(8−ヒドロキシオクタノイル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−(9−ヒドロキシノナノイ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(1
0−ヒドロキシデカノイル)−3−(1−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−(11−ヒドロキシウンデカノイ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(1
2−ヒドロキシデカノイル)−3−(1−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−ベンゾイル−3−(1−ナフチル)
アラニン、DL−N−(2−ヒドロキシベンゾイル)−
3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(3−ヒド
ロキシベンゾイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、
DL−N−(4−ヒドロキシベンゾイル)−3−(1−
ナフチル)アラニン、DL−N−(o−トルイル)−3
−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(m−トルイ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(p
−トルイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−
N−(1−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−(2−ナフトイル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−(2−カルボキシベンゾイ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(3
−カルボキシベンゾイル)−3−(1−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−(4−カルボキシベンゾイル)−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−ピコリロ
イル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−
(3−ピコリロイル)−3−(1−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−(4−ピコリロイル)−3−(1−ナフ
チル)アラニン、DL−N−フェニルアセチル−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−フェニル
プロパノイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL
−N−(3−フェニルブチリル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−(4−メチルバレリル)−3
−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−バレリル−3
−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(4−メチル
バレリル)−3−(1−ナフチル)アラニンアミド、D
L−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニンメチルエステル、DL−N−(4−メチル
バレリル)−3−(1−ナフチル)アラニンエチルエス
テル、DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−
ナフチル)アラニンプロピルエステル、DL−N−(4
−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニン−
n−ブチルエステル、DL−N−(4−メチルバレリ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニンペンチルエステ
ル、DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナ
フチル)アラニンイソプロピルエステル、DL−N−
(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニ
ンイソブチルエステル、DL−N−(4−メチルバレリ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニン−t−ブチルエス
テル等が挙げられる。
【0020】また、上記置換アミノ酸誘導体(1)の具
体例の中でも、上記のR1 、R2 及び−CO−R2 が結
合する炭素の絶対配置の好ましい例として挙げた置換基
及び絶対配置とを組み合わせた化合物が更に好ましく、
具体的には、DL−N−ブチル−3−(1−ナフチル)
アラニン、DL−N−イソブチリル−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−バレリル−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−イソバレリル−3−(1−ナ
フチル)アラニン、DL−N−(2−メチルバレリル)
−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(3−メ
チルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL
−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)
アラニン、DL−N−t−ブチルアセチル−3−(1−
ナフチル)アラニン、DL−N−ピバロイル−3−(1
−ナフチル)アラニン、DL−N−カプロイル−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−エチルヘ
キサノイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−
N−(2−メチルヘキサノイル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−ベンゾイル−3−(1−ナフ
チル)アラニン、DL−N−(2−ヒドロキシベンゾイ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(3
−ヒドロキシベンゾイル)−3−(1−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−(4−ヒドロキシベンゾイル)−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(o−トルイ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(m
−トルイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−
N−(p−トルイル)−3−(1−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−(2−カルボキシベンゾイル)−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(3−カルボキ
シベンゾイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL
−N−(4−カルボキシベンゾイル)−3−(1−ナフ
チル)アラニン、DL−N−フェニルアセチル−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−フェニル
プロパノイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL
−N−(1−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−(2−ナフトイル)−3−(1−ナフ
チル)アラニン等が挙げられる。
【0021】上記置換アミノ酸誘導体(2)の具体例と
しては、DL−N−ホルミル−3−(2−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−アセチル−3−(2−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−プロピオニル−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−ブチリル−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−イソブチリル−3−(2−ナ
フチル)アラニン、DL−N−バレリル−3−(2−ナ
フチル)アラニン、DL−N−イソバレリル−3−(2
−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−メチルバレリ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(3
−メチルバレリル)−3−(2−ナフチル)アラニン、
DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−t−ブチルアセチル−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−ピバロイル−3
−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−カプロイル−
3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−エチ
ルヘキサノイル)−3−(2−ナフチル)アラニン、D
L−N−(2−メチルヘキサノイル)−3−(2−ナフ
チル)アラニン、DL−N−ヘプタノイル−3−(2−
ナフチル)アラニン、DL−N−オクタノイル−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−プロピル
ペンタノイル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL
−N−ノナノイル−3−(2−ナフチル)アラニン、D
L−N−デカノイル−3−(2−ナフチル)アラニン、
DL−N−ウンデカノイル−3−(2−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−ドデカノイル−(2−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−トリデカノイル−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−テトラデカノイル−3−(2
−ナフチル)アラニン、DL−N−ペンタデカノイル−
3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−ヘキサデカ
ノイル−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−ヘ
プタデカノイル−3−(2−ナフチル)アラニン、DL
−N−オクタデカノイル−3−(2−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−ノナデカノイル−DL−3−(2−ナフ
チル)アラニン、DL−N−イコサノイル−3−(2−
ナフチル)アラニン、DL−N−アクロイル−3−(2
−ナフチル)アラニン、DL−N−クロトニロイル−3
−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−メタクリロイ
ル−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−ビニル
アセチル−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−
シクロプロパノイル−3−(2−ナフチル)アラニン、
DL−N−(2−ペンテノイル)−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−(4−ペンテノイル)−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−ヘキセノ
イル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−
(3−ヘキセノイル)−3−(2−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−(2−メチル−3−ペンテノイル)−3
−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−シイクロヘキ
セノイル−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−
(10−ウンデセノイル)−3−(2−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−リノレイル−3−(2−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−ヒドロキシアセチル−3−(2−ナ
フチル)アラニン、DL−N−(6−ヒドロキシカプロ
イル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−
(8−ヒドロキシオクタノイル)−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−(9−ヒドロキシノナノイ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(1
0−ヒドロキシデカノイル)−3−(2−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−(11−ヒドロキシウンデカノイ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(1
2−ヒドロキシデカノイル)−3−(2−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−ベンゾイル−3−(2−ナフチル)
アラニン、DL−N−(2−ヒドロキシベンゾイル)−
3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(3−ヒド
ロキシベンゾイル)−3−(2−ナフチル)アラニン、
DL−N−(4−ヒドロキシベンゾイル)−3−(2−
ナフチル)アラニン、DL−N−(o−トルイル)−3
−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(m−トルイ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(p
−トルイル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−
N−(1−ナフトイル)−3−(2−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−(2−ナフトイル)−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−(2−カルボキシベンゾイ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(3
−カルボキシベンゾイル)−3−(2−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−(4−カルボキシベンゾイル)−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−ピコリロ
イル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−
(3−ピコリロイル)−3−(2−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−(4−ピコリロイル)−3−(2−ナフ
チル)アラニン、DL−N−フェニルアセチル−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−フェニル
プロパノイル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL
−N−(3−フェニルブチリル)−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−(4−メチルバレリル)−3
−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−バレリル−3
−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(4−メチル
バレリル)−3−(2−ナフチル)アラニンアミド、D
L−N−(4−メチルバレリル)−3−(2−ナフチ
ル)アラニンメチルエステル、DL−N−(4−メチル
バレリル)−3−(2−ナフチル)アラニンエチルエス
テル、DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(2−
ナフチル)アラニンプロピルエステル、DL−N−(4
−メチルバレリル)−3−(2−ナフチル)アラニン−
n−ブチルエステル、DL−N−(4−メチルバレリ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニンペンチルエステ
ル、DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(2−ナ
フチル)アラニンイソプロピルエステル、DL−N−
(4−メチルバレリル)−3−(2−ナフチル)アラニ
ンイソブチルエステル、DL−N−(4−メチルバレリ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニン−t−ブチルエス
テル等が挙げられる。
【0022】また、上記置換アミノ酸誘導体(2)の具
体例の中でも、上記のR1 、R2 及び−CO−R2 が結
合する炭素の絶対配置の好ましい例として挙げた置換基
及び絶対配置とを組み合わせた化合物が更に好ましく、
具体的には、DL−N−ブチル−3−(2−ナフチル)
アラニン、DL−N−イソブチリル−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−バレリル−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−イソバレリル−3−(2−ナ
フチル)アラニン、DL−N−(2−メチルバレリル)
−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(3−メ
チルバレリル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL
−N−(4−メチルバレリル)−3−(2−ナフチル)
アラニン、DL−N−t−ブチルアセチル−3−(2−
ナフチル)アラニン、DL−N−ピバロイル−3−(2
−ナフチル)アラニン、DL−N−カプロイル−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−エチルヘ
キサノイル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−
N−(2−メチルヘキサノイル)−3−(2−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−ベンゾイル−3−(2−ナフ
チル)アラニン、DL−N−(2−ヒドロキシベンゾイ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(3
−ヒドロキシベンゾイル)−3−(2−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−(4−ヒドロキシベンゾイル)−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(o−トルイ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(m
−トルイル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−
N−(p−トルイル)−3−(2−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−(2−カルボキシベンゾイル)−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(3−カルボキ
シベンゾイル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL
−N−(4−カルボキシベンゾイル)−3−(2−ナフ
チル)アラニン、DL−N−フェニルアセチル−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−フェニル
プロパノイル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL
−N−(1−ナフトイル)−3−(2−ナフチル)アラ
ニン、DL−N−(2−ナフトイル)−3−(2−ナフ
チル)アラニン等が挙げられる。
【0023】特に、上記置換アミノ酸誘導体(1)若し
くは(2)において、上記一般式(1)若しくは(2)
中、上記R1 が炭素数4〜10のアシル基であり、R2
がヒドロキシル基である化合物が、より優れた美白作用
を有し、安全性にも優れているので、とりわけ好ましく
用いられる。
【0024】上記炭素数4〜10のアシル基としては、
ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリ
ル基、2−メチルバレリル基、3−メチルバレリル基、
4−メチルバレリル基、t−ブチルアセチル基、ピバロ
イル基、カプロイル基、2−エチルヘキサノイル基、2
−メチルヘキサノイル基、ヘプタノイル基、オクタノイ
ル基、2−プロピルペンタノイル基、ノナノイル基、デ
カノイル基等が挙げられる。
【0025】また、上記R2 がヒドロキシル基であると
きの−COOHが結合する炭素の絶対配置は、L体、D
体、DL体のいずれでも良いが、DL体が特に好まし
い。
【0026】従って、上記置換アミノ酸誘導体(1)若
しくは(2)の中でも、特に好ましい化合物の具体例と
しては、DL−N−ブチリル−3−(1−ナフチル)ア
ラニン、DL−N−イソブチリル−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−バレリル−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−イソバレリル−3−(1−ナ
フチル)アラニン、DL−N−(2−メチルバレリル)
−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(3−メ
チルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL
−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)
アラニン、DL−N−t−ブチルアセチル−3−(1−
ナフチル)アラニン、DL−N−ピバロイル−3−(1
−ナフチル)アラニン、DL−N−カプロイル−3−
(1−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−エチルヘ
キサノイル)−3−(1−ナフチル)アラニン、DL−
N−(2−メチルヘキサノイル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニン、DL−N−ベンゾイル−3−(1−ナフ
チル)アラニン、DL−N−ブチリル−3−(2−ナフ
チル)アラニン、DL−N−イソブチリル−3−(2−
ナフチル)アラニン、DL−N−バレリル−3−(2−
ナフチル)アラニン、DL−N−イソバレリル−3−
(2−ナフチル)アラニン、DL−N−(2−メチルバ
レリル)−3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−
(3−メチルバレリル)−3−(2−ナフチル)アラニ
ン、DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(2−ナ
フチル)アラニン、DL−N−t−ブチルアセチル−3
−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−ピバロイル−
3−(2−ナフチル)アラニン、DL−N−カプロイル
−3−(2−ナフチル)アラニル、DL−N−(2−エ
チルヘキサノイル)−3−(2−ナフチル)アラニル、
DL−N−(2−メチルヘキサノイル)−3−(2−ナ
フチル)アラニル、DL−N−ベンゾイル−3−(2−
ナフチル)アラニン等が挙げられる。
【0027】上述した置換アミノ酸誘導体(1)及び
(2)は、市販品を用いることもできる。
【0028】本発明において、上記置換アミノ酸誘導体
(1)を製造するには、例えば、以下に示す製造法等に
より容易に得ることができるが、これに限定されるもの
ではない。
【0029】製造法 置換アミノ酸誘導体(1)は、下記〔化3〕に示す反応
式(A)に従って、アミノ酸誘導体(3)と化合物
(4)又は化合物(5)とを、塩基の存在下又は非存在
下で反応させることで得ることができる。
【0030】上記の反応は、1モルのアミノ酸誘導体
(3)に対して、0.5〜3.0モルの化合物(4)を
用い、−50〜200℃、特に−20〜100℃の温度
で数時間攪拌することにより行うのが好ましい。上記塩
基としては、反応に悪影響を及ぼさなければいかなるも
のでも用いうるが、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナ
トリウム、ピリジン、トリエチルアミン等が好適に用い
られる。また、上記の反応は、無溶媒あるいは反応に不
活性な溶媒中で行うことができ、該溶媒としては、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テ
トラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、クロロホル
ム、ジクロロメタン、水、水−テトラヒドロフラン混合
溶媒、水−1,4−ジオキサン混合溶媒等が好適に用い
られる。
【0031】上記反応終了後、溶媒を用いた場合は該溶
媒を留去し、クロマトグラフィー、再結晶、蒸留等の手
段で精製することにより、本発明に用いられる置換アミ
ノ酸誘導体(1)を単離することができる。
【0032】
【化3】
【0033】また、上記置換アミノ酸誘導体(2)も、
上記置換アミノ酸誘導体(1)の製造法において、原料
のアミノ酸誘導体を1−ナフチル体から2−ナフチル体
に変えることにより同様にして容易に得ることができる
が、これに限定されるものではない。
【0034】本発明の美白化粧料に用いられる前記の置
換アミノ酸誘導体(1)若しくは(2)の塩は、上述し
た置換アミノ酸誘導体(1)若しくは(2)の有機塩基
による塩及び無機塩基による塩が広く挙げられる。具体
的には、上記置換アミノ酸誘導体(1)若しくは(2)
のアミノ酸塩、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、
アンモニウム塩等が挙げられ、特に好ましくは、ナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属の塩が挙げられる。こ
れらの塩の置換位置としては、上記置換アミノ酸誘導体
(1)若しくは(2)におけるR1 がカルボキシル基を
有するアシル基であるときのカルボキシル基の水素原子
の位置、R2 がヒドロキシル基であるときの水素原子の
位置等が好ましく挙げられる。
【0035】上記の置換アミノ酸誘導体(1)の塩とし
ては、前記置換アミノ酸誘導体(1)として例示した化
合物の塩等が好ましく挙げられ、具体的には、DL−N
−ブチリル−3−(1−ナフチル)アラニンカリウム
塩、DL−N−イソブチリル−3−(1−ナフチル)ア
ラニンカリウム塩、DL−N−バレリル−3−(1−ナ
フチル)アラニンナトリウム塩、DL−N−イソバレリ
ル−3−(1−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL
−N−イソバレリル−3−(1−ナフチル)アラニンリ
ジン塩、DL−N−(2−メチルバレリル)−3−(1
−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL−N−(3−
メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニンアル
ギニン塩、DL−N−(4−メチルバレリル)−3−
(1−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL−N−t
−ブチルアセチル−3−(1−ナフチル)アラニンアン
モニウム塩、DL−N−ピバロイル−3−(1−ナフチ
ル)アラニンアルギニン塩、DL−N−カプロイル−3
−(1−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL−N−
(2−エチルヘキサノイル)−3−(1−ナフチル)ア
ラニンカリウム塩、DL−N−(2−メチルヘキサノイ
ル)−3−(1−ナフチル)アラニンアルギニン塩、D
L−N−ベンゾイル−3−(1−ナフチル)アラニンカ
リウム塩、DL−N−(2−ヒドロキシベンゾイル)−
3−(1−ナフチル)アラニンリジン塩、DL−N−
(3−ヒドロキシベンゾイル)−3−(1−ナフチル)
アラニンナトリウム塩、DL−N−(4−ヒドロキシベ
ンゾイル)−3−(1−ナフチル)アラニンカリウム
塩、DL−N−o−トルイル−3−(1−ナフチル)ア
ラニンナトリウム塩、DL−N−m−トルイル−3−
(1−ナフチル)アラニンカリウム塩、DL−N−p−
トルイル−3−(1−ナフチル)アラニンナトリウム
塩、DL−N−(2−カルボキシベンゾイル)−3−
(1−ナフチル)アラニンカルシウム塩、DL−N−フ
ェニルアセチル−3−(1−ナフチル)アラニンナトリ
ウム塩、DL−N−(2−フェニルプロパノイル)−3
−(1−ナフチル)アラニンナトリウム塩等が挙げられ
る。
【0036】また、上記の置換アミノ酸誘導体(1)の
塩のうち、特に好ましい化合物の具体例としては、DL
−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)
アラニンナトリウム塩、DL−N−ブチリル−(1−ナ
フチル)アラニンカリウム塩、DL−N−イソバレリル
−3−(1−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL−
N−(3−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)ア
ラニンアルギニン塩、DL−N−p−トルイル−3−
(1−ナフチル)アラニンナトリウム塩等が挙げられ
る。
【0037】上記の置換アミノ酸誘導体(2)の塩とし
ては、前記置換アミノ酸誘導体(2)として例示した化
合物の塩等が好ましく挙げられ、具体的には、DL−N
−ブチリル−3−(2−ナフチル)アラニンカリウム
塩、DL−N−イソブチリル−3−(2−ナフチル)ア
ラニンカリウム塩、DL−N−バレリル−3−(2−ナ
フチル)アラニンナトリウム塩、DL−N−イソバレリ
ル−3−(2−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL
−N−イソバレリル−3−(2−ナフチル)アラニンリ
ジン塩、DL−N−(2−メチルバレリル)−3−(2
−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL−N−(3−
メチルバレリル)−3−(2−ナフチル)アラニンアル
ギニン塩、DL−N−(4−メチルバレリル)−3−
(2−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL−N−t
−ブチルアセチル−3−(2−ナフチル)アラニンアン
モニウム塩、DL−N−ピバロイル−3−(2−ナフチ
ル)アラニンアルギニン塩、DL−N−カプロイル−3
−(2−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL−N−
(2−エチルヘキサノイル)−3−(2−ナフチル)ア
ラニンカリウム塩、DL−N−(2−メチルヘキサノイ
ル)−3−(2−ナフチル)アラニンアルギニン塩、D
L−N−ベンゾイル−3−(2−ナフチル)アラニンカ
リウム塩、DL−N−(2−ヒドロキシベンゾイル)−
3−(2−ナフチル)アラニンリジン塩、DL−N−
(3−ヒドロキシベンゾイル)−3−(2−ナフチル)
アラニンナトリウム塩、DL−N−(4−ヒドロキシベ
ンゾイル)−3−(2−ナフチル)アラニンカリウム
塩、DL−N−o−トルイル−3−(2−ナフチル)ア
ラニンナトリウム塩、DL−N−m−トルイル−3−
(2−ナフチル)アラニンカリウム塩、DL−N−p−
トルイル−3−(2−ナフチル)アラニンナトリウム
塩、DL−N−(2−カルボキシベンゾイル)−3−
(2−ナフチル)アラニンカルシウム塩、DL−N−フ
ェニルアセチル−3−(2−ナフチル)アラニンナトリ
ウム塩、DL−N−(2−フェニルプロパノイル)−3
−(2−ナフチル)アラニンナトリウム塩等が挙げられ
る。
【0038】また、上記の置換アミノ酸誘導体(2)の
塩のうち、特に好ましい化合物の具体例としては、DL
−N−(4−メチルバレリル)−3−(2−ナフチル)
アラニンナトリウム塩、DL−N−ブチリル−(2−ナ
フチル)アラニンカリウム塩、DL−N−イソバレリル
−3−(2−ナフチル)アラニンナトリウム塩、DL−
N−(3−メチルバレリル)−3−(2−ナフチル)ア
ラニンアルギニン塩、DL−N−p−トルイル−3−
(2−ナフチル)アラニンナトリウム塩等が挙げられ
る。
【0039】上記の置換アミノ酸誘導体(1)若しくは
(2)の塩を調製するには、例えば、前記置換アミノ酸
誘導体(1)若しくは(2)を、上記有機塩基又は無機
塩基と公知の方法により反応をさせる等して、容易に得
ることができる。
【0040】本発明の美白化粧料において、上記有効成
分として用いられる置換アミノ酸誘導体(1)若しくは
(2)又はそれらの塩は、それぞれ単独で又はぞれぞれ
の任意の2種以上を混合して用いられる。
【0041】また、本発明の美白化粧料における上記有
効成分の含有量は、美白化粧料全体に対し、好ましくは
0.0001〜50重量%、更に好ましくは0.01〜
20重量%である。
【0042】また、本発明の美白化粧料は、上記有効成
分に、更に、美白剤、紫外線吸収剤及び角化改善剤から
なる群から選ばれた1種又は2種以上を配合することに
より、美白効果が更に向上し、また、メラニン抑制効果
の向上のみならず、日焼けの予防効果を有する美白化粧
料として用いられるものである。
【0043】上記美白剤としては、アラントイン、ビタ
ミンE誘導体、グリチルリチン、アスコルビン酸リン酸
エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸誘導体、コ
ージ酸、アルブチン、パンテチン酸誘導体、プラセンタ
エキス、抗炎症剤、ヨクイニン、緑茶、葛根、桑白皮、
甘草、オウゴン、アロエ、橙皮、カミツレ、霊芝等の各
種生薬・植物抽出物等の公知の美白剤が挙げられる。上
記美白剤の配合量は、美白化粧料全体に対し、好ましく
は0.0001〜40重量%、更に好ましくは0.01
〜20重量%である。
【0044】また、上記紫外線吸収剤としては、ジベン
ゾイルメタン誘導体、ケイ皮酸エステル誘導体、ベンゾ
フェノン誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体等の有機系
紫外線吸収剤、及び亜鉛華、雲母、雲母チタン、酸化チ
タン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム等の無機系
紫外線吸収剤等が挙げられる。上記紫外線吸収剤の配合
量は、美白化粧料全体に対し、好ましくは0.1〜20
重量%、更に好ましくは0.5〜10重量%である。
【0045】また、上記角化改善剤としては、スフィン
ゴシン誘導体や特開平5−194185号公報に記載の
下記〔化4〕の一般式で表されるアミン誘導体等が挙げ
られる。上記角化改善剤の配合量は、美白化粧料全体に
対し、好ましくは0.0001〜40重量%、更に好ま
しくは0.01〜20重量%である。
【0046】
【化4】
【0047】また、本発明の美白化粧料には、上記有効
成分、上記の公知の美白剤、上記紫外線吸収剤、上記角
化改善剤以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、任
意の成分を配合することができる。上記の任意の成分
は、美白化粧料の剤型に応じて、公知の皮膚外用剤や顔
面化粧用化粧料に通常配合される成分、例えば、精製
水、エタノール、油状成分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、
乳化剤、薬効成分、粉体、香料、乳化安定剤、pH調整
剤等が用いられる。
【0048】具体的には、上記油状成分としては、流動
パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラ
ン、ミツロウ、カルナバロウ、オリーブ油、ラノリン、
高級アルコール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸の合
成エステル油、シリコーン油、フッ素系油剤等が挙げら
れる。
【0049】また、上記保湿剤としては、ソルビトー
ル、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロピ
レングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−
ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウ
ム、ポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、ポリエチレ
ングリコール等が挙げられる。
【0050】また、上記増粘剤としては、カルボキシビ
ニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、カラギーナン、ゼラチン等の水溶性高分
子、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の電解質等が挙げ
られる。
【0051】また、上記防腐剤としては、尿素、メチル
パラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチル
パラベン、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
【0052】また、上記乳化剤としては、レシチン、水
素添加レシチン、α−モノアルキルグリセリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、シリ
コーン乳化剤等が挙げられる。
【0053】また、上記粉体としては、タルク、セリサ
イト、マイカ、カオリン、シリカ、ベントナイト、バー
ミキュライト、硫酸バリウム、ベンガラ、酸化鉄、群青
等が挙げられる。
【0054】また、上記pH調整剤としては、乳酸−乳
酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝
剤が挙げられる。
【0055】本発明の美白化粧料は、常法により種々の
形態にすることができ、その形態には特に制限されない
が、一般には、ローション状、乳液状、クリーム状、軟
膏状、スティック状、有機溶媒や精製水などによる溶液
状、パック状、ゲル状等とするのが好ましい。即ち、本
発明の美白化粧料は、ローション、オイルエッセンス、
O/W型又はW/O型のクリーム、乳化型化粧料、パッ
ク、軟膏、美白ファンデーション等の美白化粧料や、化
粧乳液、化粧水、油性化粧料、口紅、ファンデーショ
ン、皮膚洗浄剤、ヘアトニック、整髪剤、養毛剤、育毛
剤、浴用剤、シャンプー、リンス等の皮膚外用剤として
使用される。
【0056】本発明の美白化粧料は、紫外線による皮膚
の炎症、しみ、そばかす、日焼け後の色素沈着部等の患
部に局所的に適用することにより、該部位を治療・改善
し正常な皮膚色に戻すことができるものであり、また、
予め局所的に適用した場合には、上記症状を予防するこ
とができるものである。
【0057】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明の美白化粧料を
更に詳細に説明すが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。尚、実施例1〜8は、本発明の美白化粧料に
用いられる置換アミノ酸誘導体又はその塩の合成例あ
り、実施例9及び10は、本発明の美白化粧料に用いら
れる置換アミノ酸誘導体又はその塩の試験例であり、実
施例11〜30は、本発明の美白化粧料の実施例であ
る。
【0058】実施例1 DL−N−(m−トルイル)−3−(1−ナフチル)ア
ラニン〔化合物1〕の合成 DL−3−(1−ナフチル)アラニン2.0g(8.6
1mmol)と水酸化ナトリウム1.1g(28.41
mmol)とを蒸留水100ml及びテトラヒドロフラ
ン30ml混合溶媒中に溶解して得た溶液を、5〜10
℃で良く攪拌しながら、これに、m−塩化トルイル1.
3g(8.61mmol)をテトラヒドロフラン30m
lに溶解した溶液と水酸化ナトリウム1.1g(28.
41mmol)を蒸留水30mlに溶解した溶液とを交
互に加えた。この後、室温で3時間攪拌して反応を終了
し、反応液を得た。上記反応液をジエチルエーテル20
0mlで洗浄した後、水層に5重量%塩酸50mlを加
え、更にこれに酢酸エチル500mlを加えて3回に分
けて抽出を行った。得られた抽出液を、水及び飽和食塩
水でそれぞれ洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、濾過した。次いで、得られた濾液から溶媒を留去し
て得た残留物を酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶し
て、生成物1.9gを得た。得られた生成物の分析結果
は、下記の通りであり、該生成物が下記〔化5〕に示す
DL−N−(m−トルイル)−3−(1−ナフチル)ア
ラニン〔化合物1〕であることを確認した(白色結晶、
収率63%)。
【0059】1H−NMR(DMSO−d6 ,δ,pp
m) 2.32(s,3H)、3.48(dd,1H,J=1
1,14Hz)、3.76(dd,1H,J=4,14
Hz)、4.86〜4.72(m,1H)、7.29〜
8.35(m,11H)、8.76(d,1H,J=8
Hz)、12.70(br.s,1H) IR(KBr,cm-1) 3260,1638,1726,1538,1428,
806,692
【0060】
【化5】
【0061】実施例2 DL−N−(p−トルイル)−3−(1−ナフチル)ア
ラニン〔化合物2〕の合成 m−塩化トルイル1.3gをp−塩化トルイル1.3g
に変えた他は、実施例1と同様な方法により、生成物
2.2gを得た。得られた生成物の分析結果は、下記の
通りであり、該生成物が下記〔化6〕に示すDL−N−
(p−トルイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化
合物2〕であることを確認した(白色結晶、収率72
%)。
【0062】1H−NMR(DMSO−d6 ,δ,pp
m) 2.32(s,3H)、3.45(dd,1H,J=1
1,14Hz)、3.77(dd,1H,J=4,14
Hz)、4.57〜4.82(m,1H)、7.19〜
8.35(m,11H)、8.73(d,1H,J=8
Hz)、12.50(br.s,1H) IR(KBr,cm-1) 3360,1730,1616,1538,1226,
776
【0063】
【化6】
【0064】実施例3 DL−N−ベンゾイル−3−(1−ナフチル)アラニン
〔化合物3〕の合成 m−塩化トルイル1.3gを塩化ベンゾイル1.2gに
変えた他は、実施例1と同様な方法により、生成物2.
1gを得た。得られた生成物の分析結果は、下記の通り
であり、該生成物が下記〔化7〕に示すDL−N−ベン
ゾイル−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物3〕で
あることを確認した(白色結晶、収率72%)。
【0065】1H−NMR(DMSO−d6 ,δ,pp
m) 3.47(dd,1H,J=11,12Hz)、3.7
7(dd,1H,J=4,12Hz)、4.21〜4.
83(m,1H)、7.22〜8.36(m,12
H)、8.83(d,1H,J=8Hz)、12.50
(br.s,1H) IR(KBr,cm-1) 3288,1728,1642,1540,776
【0066】
【化7】
【0067】実施例4 DL−N−(1−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)
アラニン〔化合物4〕の合成 m−塩化トルイル1.3gを1−塩化ナフトイル1.3
gに変えた他は、実施例1と同様な方法により、生成物
2.2gを得た。得られた生成物の分析結果は、下記の
通りであり、該生成物が下記〔化8〕に示すDL−N−
(1−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)アラニン
〔化合物4〕であることを確認した(白色結晶、収率7
2%)。
【0068】1H−NMR(DMSO−d6 ,δ,pp
m) 3.40(dd,1H,J=10,14Hz)、3.8
1(dd,1H,J=4,14Hz)、4.81〜4.
92(m,1H)、7.37〜7.98(m,13
H)、8.22(d,1H,J=8Hz)、8.98
(d,1H,J=8Hz)、12.70(br.s,1
H) IR(KBr,cm-1) 3288,1728,1642,1534,776
【0069】
【化8】
【0070】実施例5 DL−N−(2−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)
アラニン〔化合物5〕の合成 m−塩化トルイル1.3gを2−塩化ナフトイル1.3
gに変えた他は、実施例1と同様な方法により、生成物
2.2gを得た。得られた生成物の分析結果は、下記の
通りであり、該生成物が下記〔化9〕に示すDL−N−
(2−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)アラニン
〔化合物5〕であることを確認した(白色結晶、収率7
2%)。
【0071】1H−NMR(DMSO−d6 ,δ,pp
m) 3.54(dd,1H,J=11,14Hz)、3.8
0(dd,1H,J=4,14Hz)、4.79〜4.
92(m,1H)、7.36〜7.96(m,12
H)、8.23(d,1H,J=8Hz)、8.39
(s,1H)、9.00(d,1H,J=8Hz)、1
3.00(br.s,1H) IR(KBr,cm-1) 3248,1726,1642,1540,778
【0072】
【化9】
【0073】実施例6 DL−N−バレリル−3−(1−ナフチル)アラニン
〔化合物6〕の合成 m−塩化トルイル1.3gを塩化バレリル1.3gに変
えた他は、実施例1と同様な方法により、生成物2.2
gを得た。得られた生成物の分析結果は、下記の通りで
あり、該生成物が下記〔化10〕に示すDL−N−バレ
リル−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物6〕であ
ることを確認した(白色結晶、収率72%)。
【0074】1H−NMR(DMSO−d6 ,δ,pp
m) 0.76(t,3H,J=7Hz)、1.15〜0.9
8(m,2H)、1.41〜1.28(m,2H)、
2.00(t,2H,J=7Hz)、3.21(dd,
1H,J=10,14Hz)、3.59(dd,1H,
J=4,14Hz)、4.52〜4.63(m,1
H)、7.37〜7.75(m,5H)、7.80
(t,3H,J=5Hz)、8.11(d,1H,J=
8Hz)、8.74(d,1H,J=8Hz)、12.
60(br.s,1H) IR(KBr,cm-1) 3280,1724,1646,1540,778
【0075】
【化10】
【0076】実施例7 DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニン〔化合物7〕の合成 m−塩化トルイル1.3gを塩化4−メチルバレリル
1.3gに変えた他は、実施例1と同様な方法により、
生成物2.2gを得た。得られた生成物の分析結果は、
下記の通りであり、該生成物が下記〔化11〕に示すD
L−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニン〔化合物7〕であることを確認した(白色
結晶、収率72%)。
【0077】1H−NMR(DMSO−d6 ,δ,pp
m) 0.76(d,3H,J=6Hz)、0.77(d,3
H,J=6Hz)、1.17〜1.34(m,3H)、
2.01(t,2H,J=7Hz)、3.21(dd,
1H,J=10,14Hz)、3.59(dd,1H,
J=4,14Hz)、4.50〜4.61(m,1
H)、7.37〜7.69(m,5H)、7.76
(t,3H,J=5Hz)、7.90(d,1H,J=
6Hz)、8.11(d,1H,J=8Hz)、8.7
4(d,1H,J=8Hz)、12.60(br.s,
1H) IR(KBr,cm-1) 3316,1714,1622,1556,778
【0078】
【化11】
【0079】実施例8 DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチ
ル)アラニンナトリウム塩〔化合物8〕の合成 実施例7で得られたDL−N−(4−メチルバレリル)
−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物7〕2.0g
(6.38mmol)をエタノール50mlに溶解し、
該化合物7のエタノール溶液を得、これを0℃に冷却し
た。この溶液を良く攪拌しながら、これに水酸化ナトリ
ウム0.26gを蒸留水20mlに溶解せしめたものを
加え、20分間そのまま攪拌し反応を終了した。反応液
を減圧濃縮して溶媒を留去した後、得られた残留物をエ
タノール及びジエチルエーテルの混合溶媒で再結晶し生
成物1.31gを得た。得られた生成物の分析結果は下
記の通りであり、該生成物が下記〔化12〕に示すDL
−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)
アラニンナトリウム塩〔化合物8〕であることを確認し
た(白色結晶、収率61%)。
【0080】1H−NMR(D2O,δ,ppm) 0.62(d,3H,J=6Hz)、0.64(d,3
H,J=6Hz)、0.94〜1.16(m,3H)、
1.99(t,2H,J=7Hz)、3.12(dd,
1H,J=8,15Hz)、3.37(dd,1H,J
=5,15Hz)、4.56〜4.63(m,1H)、
6.70〜7.15(m,5H)、7.34(d,1
H,J=8Hz)、7.60(d,1H,J=8Hz) IR(KBr,cm-1) 3420,1632,1600,1526,1406,
734
【0081】
【化12】
【0082】実施例9 <美白効果〔増感剤を利用したUV−A誘導色素斑(P
UVA)に対する効果〕試験>下記〔表2〕に示す置換
アミノ酸誘導体又はその塩の試料(80重量%エタノー
ル溶液)を調製し、その連続塗布による美白効果試験を
下記の試験方法に従って行った。尚、ブランクテストと
して、エタノールのみの試料についても同様に美白効果
試験を行なった。また、美白効果の評価は、下記の評価
基準に従って評価した。その結果を下記〔表2〕に示
す。
【0083】〔試験方法〕有色モルモット(5〜7匹)
に光増感剤(8−メトキシソラレン)を腹腔内投与し、
その30分後にUVA(1mJ/cm2)を照射し、2週間
かけて上記有色モルモットに色素斑を形成させた。その
後、調製した上記試料を1日2回、3週間にわたって連
続塗布することにより、色素斑の消退効果を調べ、これ
を美白効果として評価した。上記美白効果の評価は、色
差計(日本電色社製、OFC−1001DP)により7
日毎に色素斑のマンセル値を測定し、該マンセル値から
ΔL値(経時変化)を算出し、試料塗布部分のΔL値か
ら、試料未塗布部のΔL値を差し引いた値(ΔΔL)に
より行った。尚、ΔΔL値は、下記〔数1〕の式にて表
される。
【0084】
【数1】
【0085】〔評価基準〕各被験モルモットについて下
記〔表1〕に示す基準により評価点をつけ、その平均点
をもって評価した。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】実施例10 <着色試験>下記〔表3〕に示す置換アミノ酸誘導体又
はその塩の試料(80重量%エタノール溶液)を調製
し、その日光暴露による着色試験を下記の試験方法に従
って行なった。また、対照の化合物として、N−(4−
メチルバレリル)−L−トリプトファン〔特開平8−5
3332号公報に記載の化合物〕(80重量%エタノー
ル溶液)についても同様に着色試験を行なった。その結
果を下記〔表3〕に示す。 (試験方法)試料を各30mlづつ透明のサンプル瓶に
入れ、窒素置換した後、密封した。これを3日間屋外で
日光暴露した後、その色調を目視により判定した。
【0089】
【表3】
【0090】以下、実施例11〜30の美白化粧料を各
々の方法により調製した。得られた美白化粧料は、何れ
も美白効果に優れ、副作用が殆どなく皮膚に対する安全
性に優れ、しかも着色がないものであった。
【0091】 実施例11〔色素沈着改善用ローション〕 ・DL−N−(m−トルイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物1〕 0.5(重量%) ・グリセリン 4.0 ・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5 ・エタノール 10.0 ・ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2.0 ・香料 微量 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0092】 実施例12〔色素沈着改善用ローション〕 ・DL−3N−バレリル−(1−ナフチル)アラニン〔化合物6〕 0.5(重量%) ・グリセリン 4.0 ・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5 ・エタノール 10.0 ・ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2.0 ・香料 微量 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0093】 実施例13〔色素沈着改善用オイルエッセンス〕 ・DL−N−(p−トルイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物2〕 1.0(重量%) ・ミンク油 59.0 ・小麦胚芽油 40.0 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0094】 実施例14〔色素沈着改善用オイルエッセンス〕 ・DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物 7〕 1.0(重量%) ・ミンク油 59.0 ・小麦胚芽油 40.0 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0095】 実施例15〔色素沈着改善用W/O型クリーム〕 ・DL−N−ベンゾイル−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物3〕 0.1(重量%) ・ワセリン 6.0 ・コレステロール 0.6 ・セタノール 0.5 ・ソルビタンセスキオレート 2.0 ・液状ラノリン 4.0 ・イソプロピルパルミテート 8.0 ・スクワレン 10.0 ・固型パラフィン 4.0 ・ブチルパラベン 0.1 ・メチルパラベン 0.1 ・グリセリン 3.0 ・香料 0.2 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0096】 実施例16〔色素沈着改善用W/O型クリーム〕 ・DL−N−バレリル−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物6〕 0.1(重量%) ・ワセリン 6.0 ・コレステロール 0.6 ・セタノール 0.5 ・ソルビタンセスキオレート 2.0 ・液状ラノリン 4.0 ・イソプロピルパルミテート 8.0 ・スクワレン 10.0 ・固型パラフィン 4.0 ・ブチルパラベン 0.1 ・メチルパラベン 0.1 ・グリセリン 3.0 ・香料 0.2 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0097】 実施例17〔色素沈着改善用O/W型クリーム〕 ・DL−N−(1−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物4〕 0.2(重量%) ・ステアリン酸 2.0 ・セタノール 4.0 ・ワセリン 5.0 ・スクワレン 8.0 ・硬化パーム油 4.0 ・ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(20E.O.) 1.4 ・親油型モノステアリン酸グリセリン 2.4 ・ブチルパラベン 0.1 ・メチルパラベン 0.1 ・グリセリン 3.0 ・L−アルギニン10.0重量%水酸化カリウム 0.2 ・香料 微量 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0098】 実施例18〔色素沈着改善用O/W型クリーム〕 ・DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物 7〕 0.2(重量%) ・ステアリン酸 2.0 ・セタノール 4.0 ・ワセリン 5.0 ・スクワレン 8.0 ・硬化パーム油 4.0 ・ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(20E.O.) 1.4 ・親油型モノステアリン酸グリセリン 2.4 ・ブチルパラベン 0.1 ・メチルパラベン 0.1 ・グリセリン 3.0 ・L−アルギニン10.0重量%水酸化カリウム 0.2 ・香料 微量 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0099】 実施例19〔色素沈着改善用乳化型化粧料〕 ・DL−N−(2−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物5〕 1.0(重量%) ・ステアリン酸 1.0 ・セタノール 2.0 ・ワセリン 2.5 ・スクワレン 4.0 ・硬化パーム油 2.0 ・ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(20E.O.) 1.4 ・親油型モノステアリン酸グリセリン 1.2 ・ブチルパラベン 0.1 ・メチルパラベン 0.1 ・グリセリン 3.0 ・ジプロピレングリコール 3.0 ・水酸化カリウム 0.2 ・カルボキシビニルポリマー 0.2 ・香料 0.2 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0100】 実施例20〔色素沈着改善用乳化型化粧料〕 ・DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物 7〕 1.0(重量%) ・ステアリン酸 1.0 ・セタノール 2.0 ・ワセリン 2.5 ・スクワレン 4.0 ・硬化パーム油 2.0 ・ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(20E.O.) 1.4 ・親油型モノステアリン酸グリセリン 1.2 ・ブチルパラベン 0.1 ・メチルパラベン 0.1 ・グリセリン 3.0 ・ジプロピレングリコール 3.0 ・水酸化カリウム 0.2 ・カルボキシビニルポリマー 0.2 ・香料 0.2 ・精製水 残量 ───────────────────────────── 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0101】 実施例21〔色素沈着改善用パック〕 ・DL−N−(m−トルイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物1〕 0.2(重量%) ・ポリビニルアルコール 12.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.0 ・ジプロピレングリコール 2.0 ・グリセリン 2.0 ・エタノール 5.0 ・オリーブ油 3.0 ・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5 ・酸化チタン 8.0 ・カオリン 6.0 ・香料 0.1 ・メチルパラベン 0.1 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0102】 実施例22〔色素沈着改善用パック〕 ・DL−N−バレリル−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物6〕 0.2(重量%) ・ポリビニルアルコール 12.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.0 ・ジプロピレングリコール 2.0 ・グリセリン 2.0 ・エタノール 5.0 ・オリーブ油 3.0 ・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5 ・酸化チタン 8.0 ・カオリン 6.0 ・香料 0.1 ・メチルパラベン 0.1 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0103】 実施例23〔色素沈着改善用軟膏〕 ・DL−N−(p−トルイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物2〕 2.0(重量%) ・白色ワセリン 98.0 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0104】 実施例24〔色素沈着改善用軟膏〕 ・DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物 7〕 2.0(重量%) ・白色ワセリン 98.0 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0105】 実施例25〔色素沈着改善用軟膏〕 ・DL−N−(1−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物4〕 2.0(重量%) ・アルブチン 5.0 ・ステアリルアルコール 18.0 ・ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 0.25 ・ミツロウ 20.0 ・グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 ・白色ワセリン 40.0 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0106】 実施例26〔色素沈着改善用軟膏〕 ・DL−N−バレリル−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物6〕 2.0(重量%) ・アルブチン 5.0 ・ステアリルアルコール 18.0 ・ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 0.25 ・ミツロウ 20.0 ・グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 ・白色ワセリン 40.0 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0107】 実施例27〔色素沈着改善用軟膏〕 ・DL−N−(2−ナフトイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物5〕 2.0(重量%) ・アルブチン 5.0 ・スフィンゴシン 5.0 ・ステアリルアルコール 18.0 ・ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 0.25 ・ミツロウ 20.0 ・グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 ・白色ワセリン 40.0 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0108】 実施例28〔色素沈着改善用軟膏〕 ・DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物 7〕 2.0(重量%) ・アルブチン 5.0 ・スフィンゴシン 5.0 ・ステアリルアルコール 18.0 ・ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 0.25 ・ミツロウ 20.0 ・グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 ・白色ワセリン 40.0 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0109】 実施例29〔美白ファンデーション〕 ・DL−N−(m−トルイル)−3−(1−ナフチル)アラニン〔化合物1〕 2.0(重量%) ・ステアリン酸 2.4 ・モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 ・ステアリルアルコール 0.2 ・液状ラノリン 2.0 ・流動パラフィン 3.0 ・パーソルMCX 3.0 ・ミリスチン酸イソプロピル 8.5 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 ・ベントナイト 0.5 ・プロピレングリコール 4.0 ・トリエタノールアミン 1.1 ・酸化亜鉛 8.0 ・タルク 4.0 ・香料 0.1 ・防腐剤 0.1 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0110】 実施例30〔美白ファンデーション〕 ・DL−N−(4−メチルバレリル)−3−(1−ナフチル)アラニンナトリウ ム塩〔化合物8〕 2.0(重量%) ・ステアリン酸 2.4 ・モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 ・ステアリルアルコール 0.2 ・液状ラノリン 2.0 ・流動パラフィン 3.0 ・パーソルMCX 3.0 ・ミリスチン酸イソプロピル 8.5 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 ・ベントナイト 0.5 ・プロピレングリコール 4.0 ・トリエタノールアミン 1.1 ・酸化亜鉛 8.0 ・タルク 4.0 ・香料 0.1 ・防腐剤 0.1 ・精製水 残量 ───────────────────────────── ・合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0111】
【発明の効果】本発明の美白化粧料は、表皮への異常な
メラニン色素の沈着を予防あるいは改善する等の美白効
果に優れ、副作用が殆どなく皮膚に対する安全性に優
れ、しかも着色がないものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 尚子 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 宮岸 真 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 芋川 玄爾 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記〔化1〕の一般式(1)若しくは
    (2)で表される置換アミノ酸誘導体又はそれらの塩の
    1種又は2種以上を有効成分として含有する美白化粧
    料。 【化1】
  2. 【請求項2】 上記一般式(1)若しくは(2)におい
    て、上記R1 が炭素数4〜10のアシル基であり、上記
    2 がヒドロキシル基である請求項1記載の美白化粧
    料。
  3. 【請求項3】 更に、美白剤、紫外線吸収剤及び角化改
    善剤からなる群から選ばれた1種又は2種以上を含有す
    る請求項1又は2記載の美白化粧料。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370962A (ja) * 2001-06-13 2002-12-24 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 美白用化粧料および皮膚老化防止・改善用化粧料
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