JP3071990B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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Description
化合物を含有する皮膚外用剤に関する。
素沈着は、加齢に伴い発生、増加すると共に消失しにく
くなり、中高年齢層にとって悩みとなっている。これら
の色素沈着症の発症機構は未だ明確にはされていない
が、太陽光線、特に紫外線や、メラノサイト刺激ホルモ
ンなどの作用により、表皮メラノサイトでのメラニン合
成機能が亢進したためと考えられる。
加齢に伴う角化遅延も、表皮内のメラニン顆粒密度の増
加、即ち臨床的に色素沈着が増加する症状を発現させる
ものと考えられる。これらの色素沈着部は局部的に存在
し、周囲の正常皮膚色と明らかな差異を生ぜしめること
もある。
ン)沈着部を正常皮膚色にまで回復可能な薬剤の開発が
強く望まれており、これまでに多くの薬剤が商品化され
てきている。
ンC(L−アスコルビン酸)誘導体を配合した化粧料も
用いられてきた。しかしながら、これも安定性に難があ
るとともに、外用では効果がほとんど認められない。一
方欧米において、ハイドロキノンがしみの治療や黒人皮
膚を白くする等の薬剤として用いられているが、これも
物質自体の安全性(刺激性、アレルギー性)に問題があ
り、また白斑を生じさせるケースもあるなどの点から薬
剤として配合することには問題がある。その他にも種々
の皮膚外用剤、例えば、イソフラボン誘導体(特開昭5
8−225004号公報)や、桂皮酸誘導体としてのp
−ヒドロキシ桂皮酸誘導体(特開昭59−196813
号公報)等が知られている。
を有し、化粧品基剤への配合性が優れた物質はいまだ知
られていないのが現状である。このような実情におい
て、本発明者はクロモン誘導体が安全で、かつ優れた色
素沈着改善効果を有することを見出し、先に特許出願し
た(特開平5−301813号)。
者は、更に研究を重ねた結果、上記明細書中に開示され
ているクロモン誘導体のほとんどは、光に対する安定性
が劣ることを知見した。従って、本発明は、安全性及び
色素沈着改善効果に優れ、かつ光に対する安定性のよい
化合物を提供せんとするものである。
上記課題を解決せんと種々研究を行った結果、上記明細
書中に具体的に開示されていない後記一般式(1)で表
わされる特定のクロモン誘導体が上記条件を具備するこ
とを見出し、本発明を完成した。
分岐鎖のアルキル基を、R2 はメトキシ基を示す)で表
わされるクロモン誘導体、これを有効成分とする皮膚外
用剤、並びにメラニン抑制剤を提供するものである。
導体の具体例としては、例えば2−ブチルクロモン、2
−ペンチルクロモン、2−ヘプチルクロモン、2−ノニ
ルクロモン、2−ヘキサデシルクロモン、2−(1−エ
チルペンチル)クロモン、2−ブチル−7−メトキシク
ロモン、2−ペンチル−7−メトキシクロモン、2−ヘ
プチル−7−メトキシクロモン、2−ノニル−7−メト
キシクロモン、2−ペンタデシル−7−メトキシクロモ
ン、2−(1−エチルペンチル)−7−メトキシクロモ
ン、7−ヒドロキシ−2−メチルクロモン、7−ヒドロ
キシ−2−ブチルクロモン、7−ヒドロキシ−2−ペン
チルクロモン、7−ヒドロキシ−2−ヘプチルクロモ
ン、7−ヒドロキシ−2−ノニルクロモン、7−ヒドロ
キシ−2−ペンタデシルクロモン、7−ヒドロキシ−2
−(1−エチルペンチル)クロモン等が好ましいものと
して挙げられる。特に好適な化合物としては、R1 が炭
素数4〜9の直鎖又は分岐鎖のアルキル基で、R2 が水
素原子、ヒドロキシ基、又はメトキシ基の化合物であ
り、例えば2−ブチルクロモン、2−ペンチルクロモ
ン、2−ヘプチルクロモン、2−ノニルクロモン、2−
(1−エチルペンチル)クロモン、2−ブチル−7−メ
トキシクロモン、2−ペンチル−7−メトキシクロモ
ン、2−ヘプチル−7−メトキシクロモン、2−ノニル
−7−メトキシクロモン、2−(1−エチルペンチル)
−7−メトキシクロモン、7−ヒドロキシ−2−ブチル
クロモン、7−ヒドロキシ−2−ペンチルクロモン、7
−ヒドロキシ−2−ヘプチルクロモン、7−ヒドロキシ
−2−ノニルクロモン、7−ヒドロキシ−2−(1−エ
チルペンチル)クロモン等を挙げることができる。
次に示す方法に従って合成することができる。
り、R3 はメチル基又はエチル基を示す) すなわち、化合物(2)と化合物(3)を水素化ナトリ
ウム等の塩基の存在下で環化させ、得られる化合物を塩
酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸の存在下で加
熱して脱水させる方法等によって容易に得ることができ
る(例えば、Lindeman et al:304,456(1927)、V.V.,irk
ar et la:Indian.Acad.Sci.,30A,57(1949) 、J.H.Richa
rds et al:1610(1948))。
誘導体(1)を、単独又は二種類以上組み合わせて用い
ることができ、皮膚外用剤全量中に0.01〜50重量
%(以下、単に%と表わす)好ましくは0.1〜20
%、更に好ましくは0.1〜5%配合することにより製
造される。
り種々の形態に調製することができるが、一般にはロー
ション状、乳液状、クリーム状、軟膏状、スティック
状、有機溶媒による溶液状、パック状、ゲル状とするの
が好ましい。
ねない範囲でクロモン誘導体(1)以外の任意の成分を
配合することができ、その剤型に応じて化粧料に通常配
合して使用されている成分、例えば精製水、エタノー
ル、油性物質、保湿剤、増粘剤、防腐剤、乳化剤、薬効
成分、粉体、香料、乳化安定剤、pH調整剤等を使用する
ことができる。
ィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミ
ツロウ、カルナバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級ア
ルコール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸の合成エス
テル油、シリコーン油等が;保湿剤としてはソルビトー
ル、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4
−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン酸エステ
ル、乳酸、乳酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン脂肪
酸エステル、ポリエチレングリコール等が;増粘剤とし
てはカルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセル
ロース、ポリビニルアルコール、カラギーナン、ゼラチ
ン等の水溶性高分子、塩化ナトリウム、塩化カリウム等
の電解質などが;防腐剤としては尿素、メチルパラベ
ン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベ
ン、安息香酸ナトリウム等が;乳化剤としてはポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエ
チレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活
性剤が;粉体としてはタルク、セリサイト、マイカ、カ
オリン、シリカ、ベントナイト、バーミキュライト、亜
鉛華、雲母、雲母チタン、酸化チタン、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、酸化
鉄、群青等が;pH調整剤としては乳酸−乳酸ナトリウ
ム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤などが挙
げられる。
ン、ビタミンE誘導体、グリチルリチン、アスコルビン
酸誘導体、コージ酸、アルブチン、パンテティン酸誘導
体、プラセンタエキス、抗炎症剤、ヨクイニン、各種植
物抽出物などを添加することにより、メラニン抑制効果
の一層の向上をはかることができる。更に、種々の紫外
線吸収物質を添加することにより、日焼けの予防と治療
効果を兼ね備えた皮膚外用剤とすることができる。
剤は、皮膚のしみ、そばかす、日焼け後の色素沈着部な
どの患部に局所的に適用され、その用量は、クリーム、
軟膏状製剤の場合は皮膚面1cm2 当たり1〜20mg、液
状製剤の場合は同じく1〜10mgとするのが好ましい。
た色素斑中のメラニン生成を抑制し、副作用を殆ど示す
ことなく、優れたメラニン沈着防止効果を奏すると共
に、光に対し極めて安定である。
より具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
素化ナトリウム17.7g(0.46mol )と乾燥TH
Fを350ml加えた。室温で乾燥後にTHF50mlに2
−ヒドロキシアセトフェノン26.1g(192mmol)
を溶解したものを加え、60℃で30分間攪拌した。こ
の後に吉草酸エチル25.0g(192mmol)を滴下
し、約2時間還流した。反応後、室温に戻し、濃塩酸2
00g(167mmol)を加え、これを30分間還流した
後に室温で水150mlに注いだ。この反応液を酢酸エチ
ルで抽出後、飽和食塩水で洗浄して乾燥硫酸ナトリウム
で乾燥し、濃縮した。残渣を蒸留することで2−ブチル
クロモンを32.4g(83.3%)得た。
H),2.63(t,2H,J=7.7Hz),6.18(s,1H),7.33-7.45(m,2H),
7.64(ddd,1H,J=7.8,7.8,1.6Hz),8.18(dd,1H,J=7.8,1.6H
z). IR(KBr):2956, 1644, 1574, 1464, 1380cm-1.
えることで、下記の2−アルキルクロモンを得た。得ら
れた2−アルキルクロモンの収率及びその物性を下記に
示す。
%)
H),2.62(t,2H,J=7.8Hz),6.18(s,1H),7.34-7.45(m,2H),
7.64(ddd,1H,J=7.8,7.8,1.7Hz),8.19(dd,1H,J=7.8,1.7H
z). IR(KBr):2960, 1662, 1614, 1468, 1386cm-1.
%) 精製はシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて行
った。溶媒:ヘキサン/酢酸エチル(15/1)。
H),2.62(t,2H,J=7.8Hz),6.18(s,1H),7.30-7.50(m,2H),
7.60-7.80(m,1H),8.19(dd,1H,J=6.2,1.8Hz). IR(KBr):2932, 1660, 1614, 1576, 1468, 1384cm-1.
2H),2.62(t,2H,J=7.8Hz),6.18(s,1H),7.33-7.44(m,2H),
7.64(ddd,1H,J=7.7,7.0,1.6Hz),8.18(dd,1H,J=7.9,1.6H
z). IR(KBr):2932, 1662, 1468, 1384cm-1.
6%)
2H),2.62(t,2H,J=7.8Hz),6.18(s,1H),7.30-7.45(m,2H),
7.60-7.80(m,1H),8.19(dd,1H,J=6.3,1.6Hz). IR(KBr):2916, 1640, 1466, 1380cm-1.
(収率38.6%)
mmHg1 H-NMR(CDCl3:δppm) 0.83(m,6H),1.18-1.46(br,4H),1.54-1.83(br,4H),2.37-
2.52(m,1H),6.18(s,1H),7.35-7.44(m,2H),7.65(ddd,1H,
J=7.3,7.9,1.5Hz),8.20(dd,1H,J=7.9,1.5Hz). IR(NaCl):2964, 1658, 1468, 1386cm-1.
成 窒素雰囲気下、500mlの三口フラスコに、60%水素
化ナトリウム14.2g(354mmol)と乾燥THFを
250ml加えた。室温で乾燥THF50mlに2−ヒドロ
キシ−4−メトキシアセトフェノン25.5g(154
mmol)を溶解したものを加え、60℃で30分間攪拌し
た。この後に吉草酸エチル20.0g(154mmol)を
滴下し、約2時間還流した。反応後、室温に戻し、濃塩
酸100g(83.3mmol)を加え、これを30分間還
流した後に室温で水150mlに注いだ。この反応液を酢
酸エチルで抽出後、飽和食塩水で洗浄して乾燥硫酸ナト
リウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーを用い、展開液にヘキサン/酢酸エチ
ル(8/1)を使用し、2−ブチル−7−メトキシクロ
モンを29.1g(81.3%)得た。
H),2.59(t,2H,J=7.6Hz),3.90(s,3H),6.11(s,1H),6.93
(d,1H,J=2.3Hz),6.94(dd,1H,J=8.9,2.3Hz),8.08(d,1H,J
=8.9Hz). IR(KBr):2952, 1624, 1554, 1456, 1334cm-1.
カルボン酸エステルを変えることにより、下記の2−ア
ルキル−7−メトキシクロモン又はその誘導体を得た。
得られた2−アルキル−7−メトキシクロモンの収率及
び物性を下記に示す。
(収率45.3%)
H),2.59(t,2H,J=7.8Hz),3.90(s,3H),6.11(s,1H),6.83
(d,1H,J=2.4Hz),6.94(dd,1H,J=8.8,2.4Hz),8.18(d,1H,J
=8.8Hz). IR(KBr):2936, 1654, 1616, 1440, 1382cm-1.
(収率75.2%)
1.1,7.5Hz),2.58(t,2H,J=7.5Hz),3.90(s,3H),6.11(s,1
H),6.82(d,1H,J=2.4Hz),6.93(dd,1H,J=8.9,2.4Hz),8.08
(d,1H,J=8.9Hz). IR(KBr):2920, 1602, 1434, 1386, 1334cm-1.
率47.8%)
2H),2.58(t,2H,J=7.8Hz),3.90(s,3H),6.10(s,1H),6.82
(d,1H,J=2.4Hz),6.94(dd,1H,J=8.9,2.4Hz),8.08(d,1H,J
=8.9Hz). IR(KBr):2928, 1648, 1610, 1434, 1390cm-1.
ン(収率97.7%)
2.58(t,2H,J=7.4Hz),3.90(s,3H),6.11(s,1H),6.82(d,1
H,J=2.4Hz),6.94(dd,1H,J=8.8,2.4Hz),8.19(d,1H,J=8.8
Hz). IR(KBr):2920, 2848, 1606, 1436, 1352cm-1.
キシクロモン(収率71.2%)
2.34-2.48(m,1H),3.91(s,3H),6.11(s,1H),6.83(d,1H,J=
2.4Hz),6.95(dd,1H,J=8.9,2.4Hz),8.09(d,1H,J=8.9Hz). IR(KBr):2964, 2940, 1642, 1608, 1442, 1384cm-1.
合成 2−ブチル−7−メトキシクロモン12.6g(54.
2mmol)に47%臭化水素酸40mlを加え、48時間還
流した。反応後、これを水150mlに注ぎ、酢酸エチル
で抽出後、飽和食塩水で洗浄し、濃縮することで結晶が
得られた。これに酢酸エチル50mlとヘキサン10mlを
加え、2度繰り返し洗浄して2−ブチル−7−ヒドロキ
シクロモンを10.8g(2−ブチル−7−メトキシク
ロモンからの収率91.3%)を得た。
H),2.61(t,2H,J=7.8Hz),6.17(s,1H),6.94(d,1H,J=2.0H
z),6.96(dd,1H,J=8.2,2.0Hz),8.06(d,1H,J=8.8Hz),10.5
(s,1H). IR(KBr):2951, 1624, 1554, 1456, 1334cm-1.
ル化を行った。その収率及び物性を下記に示す。
(2−ペンチル−7−メトキシクロモンからの収率9
5.7%)
H),2.58(t,2H,J=7.5Hz),6.04(s,1H),6.81(d,1H,J=2.2H
z),6.88(dd,1H,J=8.7,2.2Hz),7.96(d,1H,J=8.7Hz),10.1
(s,1H). IR(KBr):3092, 2964, 1632, 1570, 1460, 1334cm-1.
(2−ヘプチル−7−メトキシクロモンからの収率8
9.3%)
H),2.58(t,2H,J=7.7Hz),6.04(s,1H),6.82(d,1H,J=2.2H
z),6.89(dd,1H,J=8.7,2.2Hz),7.95(d,1H,J=8.7Hz). IR(KBr):3094, 2926, 1566, 1452, 1302cm-1.
(2−ノニル−7−メトキシクロモンからの収率75.
9%)
8(t,2H,J=7.7Hz),6.03(s,1H),6.81(d,1H,J=2.2Hz),6.88
(dd,1H,J=8.7,2.2Hz),7.95(d,1H,J=8.7Hz),8.62(s,1H). IR(KBr):3140, 2928, 1638, 1458, 1336cm-1.
モン(2−ペンタデシル−7−メトキシクロモンからの
収率23.2%)
2.53-2.61(m,2H),6.02(s,1H),6.80(d,1H,J=2.2Hz),6.87
(dd,1H,J=8.7,2.2Hz),7.93(d,1H,J=8.7Hz),8.59(s,1H). IR(KBr):3472, 2920, 1575, 1455, 1395cm-1.
ロキシクロモン(2−(1−エチルペンチル)−7−メ
トキシクロモンからの収率87.1%)
2.35-2.49(m,1H),6.15(s,1H),6.95(d,1H,J=2.2Hz),7.01
(dd,1H,J=8.7,2.2Hz),8.08(d,1H,J=8.7Hz),8.99(s,1H). IR(KBr):3100, 2936, 1640, 1554, 1390cm-1.
試験をソーラーシュミレーターにより行った。すなわ
ち、1%エタノール溶液とした試験サンプルを石英セル
に入れ、ソーラーシュミレーター(Heraeus社製 SUNSET
CPS)内で2時間照射することで光安定性を試験した。
評価基準としては光照射2時間後の溶液中の試験サンプ
ルを液体クロマトグラフィーにより定量し、次のように
して表わした。
以下に示すようなUVB誘導色素斑に対する改善効果に
より行った。
10名の上腕内側部に、UVB領域の紫外線を最小紅斑
量(MED)の2倍量を1日1回2日間にわたり照射
し、誘導した色素斑に1日2回、1ケ月間被験部位に試
料を連続塗布することによる色素斑消退量を調べた。評
価は、色差計により測定を行い、得られたマンセル値か
らL*値を算出し、サンプル塗布部のΔL*(経時変化)
からサンプル未塗布部のΔL'*(経時変化)を差し引い
た値(ΔΔL*)により行った。ΔΔL*は以下の式にて
表わされる。
した。
し、その連続塗布による美白効果について上記基準によ
り評価を行った。その結果を表22に併記した。 (製法)油相成分(1)〜(6)を80℃で加熱混合
し、攪拌下で80℃に加熱した水相成分(7)〜(1
0)を加えて乳化した後、(11)を加え次いで攪拌し
ながら室温まで冷却する。
連続塗布による美白効果を評価し、その結果を併記し
た。
その連続塗布による美白効果について実施例1と同様の
基準により評価した。 (製法)油相成分(1)〜(7)を80℃で加熱混合
し、攪拌下で80℃に加熱した水相成分(8)〜(1
2)を加えて乳化した後、(13)を加え次いで攪拌し
ながら室温まで冷却する。
製し、その連続塗布による美白効果について実施例1と
同様の基準により評価した。 (製法)(1)〜(3)、(6)の成分を攪拌分散させ
た後、これに精製水60%を加えてAとする。一方
(4)、(5)、(8)、(9)の成分を攪拌溶解した
後、これに残量の精製水を加えBとし、Aを攪拌しなが
らBを加え攪拌する。
に従って調製し、その連続塗布による美白効果について
実施例1と同様の基準により評価した。 (製法)(1)〜(5)、(8)の成分を攪拌分散させ
た後、これに精製水65%を加えてAとする。一方
(6)、(7)、(10)、(11)の成分を攪拌溶解
した後、これに残量の精製水を加えBとし、Aを攪拌し
ながらBを加え攪拌する。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数4〜15の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基を、R2 はメトキシ基を示す)で表わされるクロ
モン誘導体を有効成分とする皮膚外用剤。 - 【請求項2】 次の一般式(1) 【化2】 (式中、R1 は炭素数4〜15の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基を、R2 はメトキシ基を示す)で表わされるクロ
モン誘導体を有効成分とするメラニン抑制剤。 - 【請求項3】 次の一般式(1) 【化3】 (式中、R1 は炭素数4〜15の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基を、R2 はメトキシ基を示す)で表わされるクロ
モン誘導体。
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