JPH1074543A - 速結端子装置 - Google Patents

速結端子装置

Info

Publication number
JPH1074543A
JPH1074543A JP23088696A JP23088696A JPH1074543A JP H1074543 A JPH1074543 A JP H1074543A JP 23088696 A JP23088696 A JP 23088696A JP 23088696 A JP23088696 A JP 23088696A JP H1074543 A JPH1074543 A JP H1074543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion hole
electric wire
terminal plate
piece
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23088696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuo Mizuno
初男 水野
Yukihiro Matsuoka
幸弘 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP23088696A priority Critical patent/JPH1074543A/ja
Publication of JPH1074543A publication Critical patent/JPH1074543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子板が原因で挿通孔への電線の差し込みが
困難となってしまうことがない。 【解決手段】 器体1に設けられた挿通孔10から器体
内に差し込まれる電線を端子板20の接触片21との間
で挟持固定する鎖錠ばね3を備えている速結端子装置で
ある。上記端子板20の接触片21が、挿通孔10近傍
に配される屈曲部22から挿通孔10の軸線方向に延び
る片として設けられている。挿通孔10の近傍には端子
板20における屈曲部22が位置しているために、端子
板20の位置ずれなどがあっても端子板20の端縁や側
縁などが挿通孔10にかかることがない。屈曲部22が
挿通孔10にかかっても電線の差し込みに支障を来すよ
うなことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線が接続される端
子装置、殊に電線を差し込むだけで電気的及び機械的接
続がなされる速結端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配線器具やブレーカ等における端子装置
として、電線を差し込むだけで電気的及び機械的接続が
なされる速結端子装置が多く用いられている。図11に
ブレーカ用の一例を示す。器体1には電線9の差し込み
のための挿通孔10が明けられており、器体1内には端
子板2と鎖錠ばね3とが納められている。端子板2は上
記挿通孔10の軸線に沿った接触片21を備え、鎖錠ば
ね3は先端を接触片21側に向けた鎖錠片30,31を
備えたもので、端子板2に抱かれる形で端子板2に保持
される鎖錠ばね3は、挿通孔10から被覆が剥がれた電
線9が器体1内に差し込まれる時、電線9に押されて撓
むと同時に電線9を接触片21に押し付ける。
【0003】一旦差し込まれた電線9は、その軸線に対
して鎖錠片30先端が斜めに交叉する方向を向いている
ために、引き抜こうとした時には鎖錠片30が電線9に
食い込むことになって電線9の動きを阻止する。電線9
を挿通孔10から差し込むだけで端子板2との間の電気
的及び機械的接続がなされるわけである。電線9と端子
板2との接続解除は解除レバー4を操作することで行
う。図示例における解除レバー4は、器体1に軸42に
よって回転自在に取り付けられており、この解除レバー
4を起こせば、図12に示すようにそのカム部40がス
ライド片41を介して鎖錠ばね3の鎖錠片30を押し込
んで撓ませることで電線9から鎖錠片30を離すため
に、電線9を引き抜くことができる状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、上記従
来例においては端子板2の接触片21が先端を挿通孔1
0に向けて延びるものとして形成されて、挿通孔10の
近傍に端縁を位置させるものとなっていることから、端
子板2の反りなどで接触片21の端縁が挿通孔10にか
かってしまい、挿通孔10に電線9を差し込む時、電線
9の先端が接触片21の端縁に当たって電線9を差し込
むことができなかったり差し込みにくかったりすること
がある。
【0005】また、従来の端子板2は、器体1の底面に
沿うように配設されており、器体1の背面は分電盤への
装着面となっていることもあって、端子板に電流が流れ
ることで生じる熱を逃がしにくく、放熱の点で問題があ
った。本発明はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは挿通孔への電線の差し込み
が困難となってしまうことがない速結端子装置を提供す
るにあり、他の目的とするところは放熱性が良好な速結
端子装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、器体
に設けられた挿通孔から器体内に差し込まれる電線を端
子板の接触片との間で挟持固定する鎖錠ばねを備えてい
る速結端子装置において、上記端子板の接触片が、挿通
孔近傍に配される屈曲部から挿通孔の軸線方向に延びる
片として設けられていることに特徴を有している。挿通
孔の近傍には端子板における屈曲部が位置しているため
に、端子板の位置ずれなどがあっても端子板の端縁や側
縁などが挿通孔にかかることがなく、そして屈曲部が挿
通孔にかかっても電線の差し込みに支障を来すようなこ
とがないものである。
【0007】そして端子板の一端の上記接触片と他端の
他の電気部品との接続部とを除く部分が器体の正面側の
内面に沿って配設されていると、良好な放熱性を得るこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図示例は単極ブレーカに組み込ん
だものを示しており、一端にねじ型の端子装置7を、他
端に速結端子装置を組み込んだ左右2つ割りの器体1内
には、ねじ型の端子装置7に接続された固定接点60
と、この固定接点60に接触する可動接点61を備えた
可動接触子62、可動接触子62を駆動するリンク機構
63及びばね64、熱動型引外し装置65などが組み込
まれており、上記リンク機構63に連結されたハンドル
66が器体1正面に露出している。図中67は可動接触
子62と熱動型引外し装置65との間を接続している編
組線である。
【0009】速結端子装置は、図4にも示すように、熱
動型の引外し装置65が一端に接続された端子板20
と、コ字形に形成された第2端子板25、鎖錠ばね3、
そして解除レバー4によって構成されている。上記端子
板20はその他端の接触片21が第2端子板25の一片
の内面に添う形で器体1内に納められ、鎖錠ばね3は第
2端子板25で囲まれる空間に第2端子板25で抱かれ
るように、且つ先端の鎖錠片30を端子板20の接触片
21に向けた状態で配設される。
【0010】器体1に設けた挿通孔10から電線9の被
覆を剥いだ先端部を差し込めば、図5に示すように電線
9は鎖錠ばね3の鎖錠片30と端子板20の接触片21
との間に入り込み、電気的及び機械的接続がなされる。
そして電線9を引き抜く力が加えられても、鎖錠片30
先端縁が電線9に係止した状態にあるために、上記接続
状態が維持される。
【0011】ここにおいて、端子板20は鎖錠ばね3を
囲む役目を第2端子板25に行わせることによって、両
端部を除く部分を器体1の正面側の内面に添って配設さ
れるものとして、電流が流れる際の熱の放熱について有
利なものとしてある。また鎖錠ばね3と対向して電線9
の挟持を行う上記接触片21は、挿通孔10の近傍に位
置する屈曲部22から挿通孔10の軸線に沿う方向に延
びるものとして設けてある。挿通孔10の内方に端子板
20の端縁ではなく、屈曲部22の外面側が位置してい
るために、挿通孔10と端子板20との位置関係が少々
ずれるようなことがあっても、電線9を挿通孔10を通
じて差し込む時、電線9の先端が端子板20の縁に引っ
掛かって差し込み接続が困難となるようなことはなく、
逆に屈曲部22が電線9の挿入に際してのガイドとして
機能するために、電線9の差し込みが容易なものであ
る。
【0012】接続の解除は解除レバー4を操作すること
で行う。軸42によって器体1に回動自在に取り付けら
れる解除レバー4は、器体1外に突出する操作片43
と、鎖錠ばね3の鎖錠片30を押圧するための駆動片4
4と、差し込まれた電線9の先端によって押される被駆
動片45とからなるもので、操作片43と駆動片44と
被駆動片45は軸42の軸方向にずれた位置に設けられ
ている。
【0013】そして、解除レバー4は、図1に示すよう
に、被駆動片45が挿通孔10の軸線の延長線上に位置
する状態で組み込まれ、この状態が解除レバー4と一体
のばね部もしくは別部材としてのばねによる付勢で保た
れる。電線9を差し込んで接続した時には、図5に示す
ように、電線9の先端で被駆動片45が押されることで
解除レバー4が少し回動し、それまで器体1外面に接す
ることで隠されていた操作片43の片面の接続完了サイ
ン46を露出させる。なお、接続完了サイン46は色を
施すことで形成されている。
【0014】接続の解除は、操作片43を操作して解除
レバー4を回転させることで行う。この時、駆動片44
が図8に示すように、鎖錠ばね3の鎖錠片30を押圧し
て撓ませることで電線9から離すために、電線9の引き
抜きが可能となるものである。器体1にはその奥方に端
子板20が位置するところに、絶縁抵抗測定用のピンを
差し込むための測定用孔15を設けているのであるが、
上記解除レバー4は、電線9が差し込まれていない時に
測定用孔15を内側から遮蔽する遮蔽片47を備えてい
る。この遮蔽片47は、電線9が差し込まれた時の前述
の解除レバー4の回動で、測定用孔15と端子板20と
の間の位置から退去して測定用孔15を開放し、上記ピ
ンの差し込みを可能とする。速結端子装置付近に測定用
孔15を設けた場合、該測定用孔15を挿通孔10と間
違えて電線9を差し込むことがあるが、このものでは電
線9を接続しようとするものにおいては遮蔽用片47に
よって測定用孔15が遮蔽されているために、上記間違
いを招くことがないものであり、挿通孔10を通じて電
線9を差し込んで接続した時には、測定用孔15が開放
されているために測定用孔15を通じて絶縁抵抗測定を
行うことができるものである。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明においては、端子板
における鎖錠ばねとの間で電線を挟持する接触片を、電
線が差し込まれる挿通孔近傍に配される屈曲部から挿通
孔の軸線方向に延びる片として設けているために、端子
板の位置ずれなどがあっても端子板の端縁や側縁などが
挿通孔にかかることがなく、そして屈曲部が挿通孔にか
かっても電線の差し込みに支障を来すようなことがな
く、したがって電線の差し込み接続作業を常に容易に行
うことができるものである。
【0016】そして端子板の一端の上記接触片と他端の
他の電気部品との接続部とを除く部分が器体の正面側の
内面に沿って配設されていると、良好な放熱性を得るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例における片側の器体
を外した状態を示す側面図である。
【図2】同上の同じ状態を示す正面図である。
【図3】同上の同じ状態を示す底面図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】同上の電線接続時を示す側面図である。
【図6】同上の電線接続時を示す正面図である。
【図7】同上の電線接続時を示す底面図である。
【図8】同上の解除レバー操作時を示す側面図である。
【図9】同上の解除レバー操作時を示す正面図である。
【図10】同上の解除レバー操作時を示す底面図であ
る。
【図11】従来例の断面図である。
【図12】従来例の解除レバー操作時の断面図である。
【符号の説明】
1 器体 3 鎖錠ばね 10 挿通孔 20 端子板 21 接触片 22 屈曲部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体に設けられた挿通孔から器体内に差
    し込まれる電線を端子板の接触片との間で挟持固定する
    鎖錠ばねを備えている速結端子装置において、上記端子
    板の接触片は、挿通孔近傍に配される屈曲部から挿通孔
    の軸線方向に延びる片として設けられていることを特徴
    とする速結端子装置。
  2. 【請求項2】 端子板は一端の上記接触片と他端の他の
    電気部品との接続部とを除く部分が器体の正面側の内面
    に沿って配設されたものであることを特徴とする請求項
    1記載の速結端子装置。
JP23088696A 1996-08-30 1996-08-30 速結端子装置 Pending JPH1074543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23088696A JPH1074543A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 速結端子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23088696A JPH1074543A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 速結端子装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1074543A true JPH1074543A (ja) 1998-03-17

Family

ID=16914854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23088696A Pending JPH1074543A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 速結端子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1074543A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006049772A1 (de) * 2006-10-21 2008-04-30 Abb Ag Installationsschaltgerät
DE102006047254B3 (de) * 2006-10-06 2008-05-21 Abb Ag Installationsschaltgerät

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006047254B3 (de) * 2006-10-06 2008-05-21 Abb Ag Installationsschaltgerät
DE102007044069A1 (de) * 2006-10-06 2009-04-09 Abb Ag Installationsschaltgerät mit einem schraubenlosen Klemmanschluss
US7896685B2 (en) 2006-10-06 2011-03-01 Abb Ag Installation switching device
DE102006049772A1 (de) * 2006-10-21 2008-04-30 Abb Ag Installationsschaltgerät
DE102006049772B4 (de) * 2006-10-21 2008-09-04 Abb Ag Installationsschaltgerät

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10490955B2 (en) Poke-in electrical connector
JP3911142B2 (ja) レバー嵌合式コネクタ
JP3368661B2 (ja) フラットケーブル用コネクタの嵌合治具
JP3442661B2 (ja) レバー嵌合式コネクタ
JP2009206097A (ja) フレキシブル基板用コネクタ
JP3412562B2 (ja) レバー式コネクタ
JPH1074543A (ja) 速結端子装置
JPH06349533A (ja) センサ用信号処理器
KR100701540B1 (ko) 활주 작동식 결합 수단을 가진 케이블 커넥터
JPH10162896A (ja) コネクタ
JP3709961B2 (ja) メータケースへのfpc用コネクタの組み付け構造
JP4830556B2 (ja) 速結端子装置並びに配線器具
JP3046883B2 (ja) 速結端子装置
JP3263320B2 (ja) 速結端子装置
JP3263321B2 (ja) 速結端子装置
JP3777853B2 (ja) 回路遮断器の端子装置
US4354722A (en) Terminal connector device for electrical conducting wires
US2647187A (en) Calibration of automatic circuit breakers
JPH1074544A (ja) 速結端子装置
JPH08167448A (ja) コネクタ
JP3246564B2 (ja) 回路遮断器及びその組立方法
JP3263313B2 (ja) 速結端子装置
JP7511463B2 (ja) 回路遮断器
JP2005310436A (ja) コネクタ
JP3030858B2 (ja) 端子装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020205