JP3263313B2 - 速結端子装置 - Google Patents

速結端子装置

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JP3263313B2
JP3263313B2 JP13912596A JP13912596A JP3263313B2 JP 3263313 B2 JP3263313 B2 JP 3263313B2 JP 13912596 A JP13912596 A JP 13912596A JP 13912596 A JP13912596 A JP 13912596A JP 3263313 B2 JP3263313 B2 JP 3263313B2
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初男 水野
秀夫 久本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線器具やブレー
カ等に用いる速結端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、配線器具やブレーカ等への結
線を容易にするなどの目的で、ねじによらずに結線が可
能な所謂速結端子装置が用いられている。このような速
結端子装置としては、例えば板ばねよりなる鎖錠ばねの
ばね力を利用して電線を端子部材との間に挟持するよう
にし、電線と端子部材との接続を解除するためにばね力
に抗して鎖錠ばねを撓ませる操作部材を備えた周知の構
造を有するものがある。ここで、操作部材は電線を端子
部材に接続していない待機状態の位置でケース等に係止
され、電線を端子部材に接続したときに待機状態の位置
から接続状態の位置に移動するとともに、電線と端子部
材との接続を解除する際に解除位置まで移動させられ、
解除後に再び待機状態の位置でケース等に係止されるよ
うになっている(特開平6−36813号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、どのような径の電線を接続した場合でも操
作部材は常に同じ接続状態の位置に移動するだけである
から、接続した電線の径を操作部材の移動量(移動位
置)によって容易に判別することはできなかった。この
ため、例えばブレーカに用いられた場合に、ブレーカの
許容電流に耐え得るのに充分でない細い径の電線を誤っ
て接続してしまう虞がある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、接続された電線の径を容易に判別することが
できる速結端子装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、電線を内部へ導入する電線挿入
孔並びに電線挿入孔と連通する収納部を有するケース
と、収納部内に納装されて電線挿入孔から挿入される電
線と接触導通する端子片を具備する端子部材と、収納部
内に納装され挿入された電線によって撓められて端子片
との間で電線を挟持する鎖錠ばねと、ケースに回動自在
に軸支される主片及びこの主片の一方側からケースの外
側に突出する形に延設された表示片並びに主片の他方側
から表示片と同方向に延設して鎖錠ばねを撓ませる方向
で鎖錠ばねに係止される脚片を有し、ケースに対して
自在に設けるとともに鎖錠ばねを撓ませる方向に付勢
され操作部材とを備えたものであり、電線挿入孔に電
線を挿入すれば、電線によって鎖錠ばねが撓み、これに
よって脚片が鎖錠ばねに追従して軸支点を中心に回動
し、ケースの外側に突出した表示片が軸支点を中心に回
転するため、この表示片の移動量は鎖錠ばねの撓み量に
比例することになる。すなわち、電線を接続した場合に
表示片の移動量によって接続した電線の径を表示し判別
することができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、端子部材と電線の非接続時に端子部材に設けた係止
部に係止される被係止部を操作部材に設けるとともに、
電線挿入孔から挿入された電線の先端部に押圧されて被
係止部との係合が外れる位置に係止部を配設して成るも
のであり、電線挿入孔に挿入された電線の先端が端子部
材に設けた係止部に当接する所定位置に達したときに、
電線の押圧によって係止部と被係止部との係合が外れる
ことになるから、電線を所定位置まで挿入しなければ操
作部材が移動せず、電線と端子部材との接続が確実に行
えるようになる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、速結端子装置の絶縁性能を測定するための測
定ピンを導入し、端子部材と所定の径以上の電線との非
接続時に外部に露出せず且つ端子部材と所定の径以上の
電線との接続時に露出する測定孔を備えたものであり、
電線の非接続時あるいは所定径以下の電線の接続時には
測定孔が外部に露出しないから、電線を挿入すべき電線
挿入孔が判別しやすくなり、また電線を接続する際に誤
って測定孔に挿入することも防げる。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、測定ピンと当接する絶縁性能測定用の測定用端子を
端子部材より測定孔内に突設して成るものであり、測定
ピンを測定孔に挿入することで端子部材と容易に接触導
通させることができ、しかも測定孔は端子部材の近傍で
あれば任意の場所に配設することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13を参照して本
発明をブレーカに適用した実施形態について説明する。
但し、本発明の適用対象はブレーカに限定されるもので
ないことはいうまでもない。図2に示すように、ブレー
カBは合成樹脂のような絶縁材料により略函形に形成さ
れたボディ2の両側面に第1及び第2のカバー31 ,3
2 をそれぞれ結合してなるケース1を備え、ケース1の
内部には従来周知の構造を有する接点開閉ユニットCな
どが納装されている。そして、ケース1の長手方向にお
ける両端部の一方にはねじ式の端子から成る入力側接続
端子601 ,602 が設けられ、他方に本発明の速結端
子装置から成る出力側接続端子部Aが設けられている。
なお、本発明に係る出力側接続端子部Aを除いたブレー
カBの構造及び動作は従来周知であって且つ本発明の要
旨ではないので詳しい説明及び図示は省略する。
【0010】図1は本実施形態、すなわちブレーカBの
出力側接続端子部Aを示す分解斜視図である。第1のカ
バー31 が結合される側のボディ2の側面(以下、「左
側面」と呼ぶ。)には操作部材20が収納される操作部
材収納凹所4と、この操作部材収納凹所4に連通して第
1の端子部材30及び鎖錠ばね501 が収納される収納
部たる第1の端子部材収納凹所5とが設けてある。ま
た、この第1の端子部材収納凹所5に連通し外部に開口
する電線挿入孔71 ならびに測定孔81 がボディ2の左
側面並びに第1のカバー31 の結合面に設けてある。
【0011】一方、第2のカバー32 のボディ2との結
合面には第2の端子部材40及び鎖錠ばね502 が収納
される収納部たる第2の端子部材収納凹所6が設けら
れ、この第2の端子部材収納凹所6に連通し外部に開口
する電線挿入孔72 ならびに測定孔82 が第2のカバー
2 の結合面並びにボディ2の第2のカバー32 との結
合面(以下、「右側面」と呼ぶ。)に設けてある。
【0012】第1の端子部材30及び第2の端子部材4
0には端子片31,41が設けられ、この端子片31,
41には鎖錠ばね501 ,502 に設けた鎖錠片5
1 ,512 及び接触片521 ,522 が対向する。鎖
錠片511 ,512 及び接触片521 ,522 は、弾性
を有する導電材料の帯板の両端部を曲成して中央片53
1,532 の両端部に形成されている。鎖錠片511
512 は中央片531 ,532 との連結部位から先端縁
に向かって第1及び第2の端子部材30,40に設けた
端子片31,41に近づく向きに傾斜し、接触片5
1 ,522 は略S字形に曲成されている。また、中央
片531 ,532 は平板状に形成されていて第1及び第
2の端子部材30,40の当接片32,42に当接す
る。
【0013】第1の端子部材30には接続片33が突設
されており、この接続片33に接点開閉ユニットCから
の編組線61が接続されており、編組線61及び接点開
閉ユニットCを介して第1の端子部材30が一方の入力
側接続端子601 に接続されている(図2参照)。な
お、第2の端子部材40は図示しないスイッチ機構を介
して他方の入力側接続端子602 に接続されている。
【0014】また、第1及び第2の接続端子30,40
の端子片31,41の端部からは測定端子片34,43
がそれぞれ突設されており、各測定端子片34,43は
測定孔81 ,82 内に挿入されている。この測定端子片
34,43は速結端子装置における絶縁性能を測定する
ために測定孔81 ,82 に挿入される測定ピン(図示せ
ず)と接触導通させるためのものである。すなわち、本
実施形態では測定ピンと接触導通する測定端子片34,
43を測定孔81 ,82 に挿入するようにしたため、測
定ピンを第1及び第2の端子部材30,40と容易に接
触導通させることができ、しかも測定孔81 ,82 は第
1及び第2の端子部材30,40の近傍であればケース
1の任意の場所に配設することができるという利点があ
る。
【0015】操作部材20は合成樹脂のような絶縁材料
からなり、図1に示すように弧状の表示片22と、表示
片22から延設される一対の主片21,21と、ボディ
2の操作部材収納凹所4に立設された回動軸4aが挿通
される軸受孔23aを備えて主片21,21の端部に設
けられる軸受部23と、軸受部23の一端部より主片2
1,21に対して表示片22と同じ側に突設された脚片
24と、表示片22より一対の主片21,21の間に垂
設された弾性片25とを備え、軸受部23の軸受孔23
aにボディ2の回動軸4aが挿通されることにより、ケ
ース1に対して回動軸4aを支点として回動自在に取り
付けられる。ここで、操作部材20の弾性片25は先端
部25aが表示片22と反対側の軸受部23から離れる
外側向きに曲成されており、操作部材収納凹所4の接点
開閉ユニットCとの間の側壁に当接して撓んでいる。つ
まり、操作部材20は弾性を有する弾性片25の復元力
によって図2における時計回りに弾性付勢されている。
【0016】また、軸受部23より突設されている脚片
24は、第1の端子部材30及び鎖錠ばね501 が収納
される第1の端子部材収納凹所5に進出している。脚片
24の先端両側面には円柱状の突起24a,24aが突
設されており、一方の突起24aは第1の端子部材収納
凹所5からボディ2の右側面に貫通する長孔(図示せ
ず)を通して第2の端子部材収納凹所6内に進出してい
る。さらに、これらの突起24a,24aはそれぞれ第
1及び第2の端子部材収納凹所5,6内に収納されてい
る鎖錠ばね501 ,502 の鎖錠片511 ,512 にそ
れぞれ当接し、操作部材20は鎖錠ばね501 ,502
に係止されている。すなわち、操作部材20を図2にお
ける時計回りに回動させれば、各突起24a,24aが
それぞれ鎖錠ばね501 ,502 の鎖錠片511 ,51
2 を第1及び第2の端子部材30,40の端子片31,
41から離す向きに撓ませることができるようになって
いる。
【0017】ところで、電線62が接続されていない状
態では、図2に示すように操作部材20の軸受部23に
設けた突起状の被係止部26が、第1の端子部材30の
当接片32から一体に曲成して電線挿通孔71 に対向さ
せた係止片35の先端の係止溝35aに係止されるよう
になっている。この係止状態では、操作部材20の各突
起24a,24aは鎖錠ばね501 ,502 の鎖錠片5
1 ,512 を撓ませないようになっている。
【0018】一方、操作部材20の表示片22は弧状に
湾曲形成されており、その先端部には一方の測定孔81
を開閉自在に露出させる略楕円形の露出窓27が設けて
あり、さらに先端部側面より他方の測定孔82 を開閉自
在に塞ぐ突片28が突設してある。また、この突片28
の先端部には測定孔82 の開口周縁に沿った半円形の切
欠28aが形成してある。なお、これらの露出窓27及
び突片28を含む表示片22の一部が、操作部材収納凹
所4に連通させてボディ2に設けた開口窓9から外部へ
突出しており、操作部材20の回動に伴って開口窓9か
ら進退するとともに、表示片22及び突片28が開口窓
9に隣接する一対の測定孔81 ,82 を開閉自在に閉塞
するようになっている。
【0019】上述のような構造を有する本実施形態にお
いて電線62の接続作業は次のように行う。まず、電線
62が接続される前の状態(以下、この状態を「待機状
態」と呼ぶ。)においては、図2に示すように第1の端
子部材30の係止片35の先端の係止溝35aに被係止
部26が係止されて操作部材20が所定の位置(以下、
この位置を「待機位置」と呼ぶ。)に保持されている。
この待機位置では、図3及び図4に示すように、操作部
材20の表示片22及び突片28によって測定孔81
2 の開口が覆われ、露出窓27及び切欠28aから僅
かに臨む程度に隠されている。すなわち、電線62が接
続されていない待機状態では測定孔81 ,82の一部し
か外部から見ることができなくなり、作業者が誤って測
定孔81 ,82に電線62を挿入することが防止でき
る。
【0020】次に電線62を接続する場合には、図5に
示すようにケース1の電線挿入孔7 1 ,72 へ電線62
を挿入すれば、鎖錠ばね501 ,502 の鎖錠片5
1 ,512 および接触片521 ,522 と第1及び第
2の端子部材30,40の端子片31,41との間に電
線62が挟持され、鎖錠片511 ,512 の先端縁が電
線62に食い込むことによって、電線62の脱落が防止
されるようになっている。したがって、電線挿入孔
1 ,72 に電線62を挿入するだけで、電線62が保
持されるとともに、第1及び第2の端子部材30,40
への電気的接続がなされるのである。
【0021】ところで、電線挿入孔71 に挿入された電
線62の先端は第1の端子部材30の係止片35に当接
し、係止片35を電線62の挿入方向へ撓ませる。而し
て、電線62が所定位置まで押し込まれると係止片35
の撓みが大きくなり、ついには係止片35の係止溝35
aと操作部材20の被係止部26との係合が外れる。そ
の結果、弾性片25の復元力によって操作部材20は図
5における時計回りに回動し、先端縁が電線62に食い
込んだ鎖錠片511 ,512 に脚片24の突起24a,
24aが当接して係止する位置で保持される(以下、こ
の状態及び位置をそれぞれ「接続状態」及び「接続位
置」と呼ぶ。)。
【0022】すなわち、表示片22がケース1の開口部
9より進出して接続位置に移動することにより、各電線
挿入孔71 ,72 に挿入された電線62が双方とも確実
に第1及び第2の端子部材30,40に電気的に接続さ
れたことが表示され、作業者はその表示によって電線6
2が確実な接続状態にあることを知り得るのである。こ
のとき、待機位置から接続位置への操作部材20の移動
量は、鎖錠ばね501,502 の鎖錠片511 ,512
の撓み量、すなわち接続された電線62の径に応じた量
となる。例えば、図5に示すような比較的に細い径
(例:φ1.6mm)の電線62が接続された場合であ
れば、操作部材20の移動量も比較的に小さくなる。な
お、操作部材20の接続位置への移動に伴って露出窓2
7及び突片28の位置も移動するので、図6及び図7に
示すように待機状態では外部に完全に露出していなかっ
た測定孔81 ,82 が露出窓27及び突片28の切欠2
8aを通して露出し、測定ピンの挿入が可能となる。
【0023】一方、比較的に太い径(例:φ2.6m
m)の電線62’を接続した場合には、図8〜図10に
示すように鎖錠片511 ,512 の撓み量が細い径の電
線62の場合よりも増加して操作部材20の移動量も増
える。そのため、接続状態における操作部材20の位置
(接続位置)もケース1の外側へ移動することになる。
なお、このような操作部材20の移動量の違いは、表示
片22の露出窓27あるいは突片28の切欠28aを通
して見える測定孔81 ,82 の見え具合によって判別す
ることができる。
【0024】次に接続されている電線62’を外す場合
について説明する。作業者が操作部材20を電線62’
の方へ移動させると、図11〜図13に示すように操作
部材20が回動軸4aを支点として時計回りに回動し、
脚片24の突起24a,24aがそれぞれ鎖錠片5
1 ,512 の先端縁を端子片31,41から引き離す
向きに鎖錠片511 ,512 を撓ませ、鎖錠片511
512 が電線62’から離れて電線62’を容易に引き
抜くことができる。そして、電線62’が引き抜かれる
と電線62’の先端に押されていた係止片35,44が
元の状態に復帰するとともに、操作部材20から作業者
が手を離せば、鎖錠ばね501 ,502 の復元力によっ
て操作部材20が鎖錠片511 ,512 に押圧されて反
時計回りに回動し、操作部材20の被係止部26が再び
係止片35の係止溝35aに係止されて待機位置に復帰
し保持されることになる。
【0025】本実施形態によれば、電線挿入孔71 ,7
2 に挿入されて第1及び第2の端子部材30,40に接
続される電線62,62’の径に応じて操作部材20の
移動量が異なるから、その移動量によって接続された電
線62,62’の径を判別することができる。また、適
用されるブレーカBの許容電流に応じて、その許容電流
に耐え得る最小の径の電線が接続された場合の操作部材
20の接続位置に対して、表示片22に印を設けるなど
の方法で判別可能にすることにより、許容電流に耐え得
ないような細い径の電線が誤って接続されることが防止
できるという利点がある。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、電線を内部へ導入す
る電線挿入孔並びに電線挿入孔と連通する収納部を有す
るケースと、収納部内に納装されて電線挿入孔から挿入
される電線と接触導通する端子片を具備する端子部材
と、収納部内に納装され挿入された電線によって撓めら
れて端子片との間で電線を挟持する鎖錠ばねと、ケース
に回動自在に軸支される主片及びこの主片の一方側から
ケースの外側に突出する形に延設された表示片並びに主
片の他方側から表示片と同方向に延設して鎖錠ばねを撓
ませる方向で鎖錠ばねに係止される脚片を有し、ケース
に対して回動自在に設けるとともに鎖錠ばねを撓ませる
方向に付勢され操作部材とを備えたので、電線を接続
した場合、電線によって鎖錠ばねが撓み、これによって
脚片が鎖錠ばねに追従して軸支点を中心に回転し、ケー
スの外側に突出した表示片が軸支点を中心に回転するか
ら、この表示片の移動量によって、接続した電線の径を
表示させることができ、どのような径の電線を接続した
かが容易に判別可能となるという効果がある。
【0027】請求項2の発明は、端子部材と電線の非接
続時に端子部材に設けた係止部に係止される被係止部を
操作部材に設けるとともに、電線挿入孔から挿入された
電線の先端部に押圧されて被係止部との係合が外れる位
置に係止部を配設して成るので、電線挿入孔に挿入され
た電線の先端が端子部材に設けた係止部に当接する所定
位置に達したときに、電線の押圧によって係止部と被係
止部との係合が外れることになるから、電線を所定位置
まで挿入しなければ操作部材が移動せず、電線と端子部
材との接続が確実に行えるという効果がある。
【0028】請求項3の発明は、速結端子装置の絶縁性
能を測定するための測定ピンを導入し、端子部材と所定
の径以上の電線との非接続時に外部に露出せず且つ端子
部材と所定の径以上の電線との接続時に露出する測定孔
を備えたので、電線の非接続時あるいは所定径以下の電
線の接続時には測定孔が外部に露出しないから、電線を
挿入すべき電線挿入孔が判別しやすくなり、また電線を
接続する際に誤って測定孔に挿入することも防げるとい
う効果がある。
【0029】請求項4の発明は、測定ピンと当接する絶
縁性能測定用の測定用端子を端子部材より測定孔内に突
設して成るので、測定ピンを測定孔に挿入することで端
子部材と容易に接触導通させることができ、しかも測定
孔は端子部材の近傍であれば任意の場所に配設すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す要部の分解斜視図であ
る。
【図2】同上における第1のカバーを外したときの電線
が接続されていない状態を示す一部破断した側面図であ
る。
【図3】同上における第1のカバーを外したときの電線
が接続されていない状態を示す側面平面図である。
【図4】同上における第1のカバーを外したときの電線
が接続されていない状態を示す上面平面図である。
【図5】同上における第1のカバーを外したときの細い
径の電線が接続された状態を示す一部破断した側面図で
ある。
【図6】同上における第1のカバーを外したときの細い
径の電線が接続された状態を示す側面平面図である。
【図7】同上における第1のカバーを外したときの細い
径の電線が接続された状態を示す上面平面図である。
【図8】同上における第1のカバーを外したときの太い
径の電線が接続された状態を示す一部破断した側面図で
ある。
【図9】同上における第1のカバーを外したときの太い
径の電線が接続された状態を示す側面平面図である。
【図10】同上における第1のカバーを外したときの太
い径の電線が接続された状態を示す上面平面図である。
【図11】同上における第1のカバーを外したときの太
い径の電線を外す途中の状態を示す一部破断した側面図
である。
【図12】同上における第1のカバーを外したときの太
い径の電線を外す途中の状態を示す側面平面図である。
【図13】同上における第1のカバーを外したときの太
い径の電線を外す途中の状態を示す上面平面図である。
【符号の説明】
1 ケース 5 第1操作部材収納凹所 71 ,72 電線挿入孔 20 操作部材 22 表示片 24 脚片 24a 突起 25 弾性片 26 被係止部 30 第1の端子部材 31 端子片 35 係止片 35a 係止溝 501 ,502 鎖錠ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−100294(JP,A) 特開 平5−343111(JP,A) 特開 平4−36969(JP,A) 特開 平5−82183(JP,A) 特開 平5−135809(JP,A) 特開 平6−36813(JP,A) 実開 昭58−13675(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を内部へ導入する電線挿入孔並びに
    電線挿入孔と連通する収納部を有するケースと、収納部
    内に納装されて電線挿入孔から挿入される電線と接触導
    通する端子片を具備する端子部材と、収納部内に納装さ
    れ挿入された電線によって撓められて端子片との間で電
    線を挟持する鎖錠ばねと、ケースに回動自在に軸支され
    る主片及びこの主片の一方側からケースの外側に突出す
    る形に延設された表示片並びに主片の他方側から表示片
    と同方向に延設して鎖錠ばねを撓ませる方向で鎖錠ばね
    に係止される脚片を有し、ケースに対して回動自在に設
    けるとともに鎖錠ばねを撓ませる方向に付勢され操作
    部材とを備えたことを特徴とする速結端子装置。
  2. 【請求項2】 端子部材と電線の非接続時に端子部材
    設けた係止部に係止される被係止部を操作部材に設ける
    とともに、電線挿入孔から挿入された電線の先端部に押
    圧されて被係止部との係合が外れる位置に係止部を配設
    して成ることを特徴とする請求項1記載の速結端子装
    置。
  3. 【請求項3】 速結端子装置の絶縁性能を測定するため
    の測定ピンを導入し、端子部材と所定の径以上の電線と
    の非接続時に外部に露出せず且つ端子部材と所定の径以
    上の電線との接続時に露出する測定孔を備えたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の速結端子装置。
  4. 【請求項4】 測定ピンと当接する絶縁性能測定用の測
    定用端子を端子部材より測定孔内に突設して成ることを
    特徴とする請求項3記載の速結端子装置。
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