JPH1071867A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

車両用駆動力制御装置

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JPH1071867A
JPH1071867A JP23231096A JP23231096A JPH1071867A JP H1071867 A JPH1071867 A JP H1071867A JP 23231096 A JP23231096 A JP 23231096A JP 23231096 A JP23231096 A JP 23231096A JP H1071867 A JPH1071867 A JP H1071867A
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JP
Japan
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driving force
vehicle
differential
wheels
front wheel
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Application number
JP23231096A
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English (en)
Inventor
Shiyuusuke Inagaki
秋介 稲垣
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両用駆動力制御装置に関し、小
型,軽量で大きな駆動力伝達を行なえるようにする。 【解決手段】 車両のエンジンからの駆動力が入力され
る入力軸8と左右の車輪を駆動する出力軸2,3との間
に介在し、一方向への駆動力伝達のみを許容しうる駆動
力伝達手段6,7と、駆動力伝達手段6,7と並列に介
在し、入力軸8と出力軸2,3との間の差動を制限しう
る差動制限手段10,11とをそなえるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用駆動力制御
装置に関し、特に、4輪駆動車に用いて好適の、車両用
駆動力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の駆動輪の左右間の差
動を制限して、左右輪間で駆動トルクを移動できるよう
にしたものとしては、図11に示すような機械式リミテ
ッドスリップデフ(機械式LSD)60や、図12に示
すような電磁クラッチ式リミテッドスリップデフ70等
種々の差動制限機構が開発,実用化されている。
【0003】ここで、図11に示す機械式LSD60で
は、ディファレンシャルケース61とサイドギア62と
の間に、多板クラッチ63が設けられており、車輪のス
リップ等によりディファレンシャルケース61とサイド
ギア62との間に回転速度差が生じると、多板クラッチ
の板間摩擦力によりサイドギア62の回転速度とディフ
ァレンシャルケース61の回転速度とを近づけるように
作動が行なわれ、スリップが制御される。
【0004】また、図12に示す電磁クラッチ式リミテ
ッドスリップデフ70では、プラネタリギアを用いたデ
ィファレンシャルギア71にメインクラッチ72及びパ
イロットクラッチ72aからなる電磁クラッチを併設す
るとともに、パイロットクラッチ72aを作動させるた
めの電磁コイル73が設けられており、電磁コイル73
に流れる電流に応じて差動制限力を調整できるようにし
たものである。
【0005】すなわち、電磁コイル73に通電が行なわ
れると、パイロットクラッチ72aが圧着してカム機構
78が作動し、カム機構78の回転速度がディファレン
シャルケース71aの回転速度に近づく。これによりカ
ム機構78とピニオンキャリア77との間に相対回転速
度差が生じ、カム機構78によってピニオンキャリア7
7が移動してメインクラッチ72を圧着させて差動制限
を行なうのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造では、ディファレンシャルギアとリミテ
ッドスリップデフとを併設するため、装置の小型化,軽
量化が困難であるという課題がある。また、旋回加速時
の外輪へのトルク移動量がクラッチの容量で決定される
ため、小さなスペースで大きなトルク移動を行なうのが
困難であるという課題がある。
【0007】そこで、このような差動制限機構におい
て、ディファレンシャルギアの代わりにワンウェイクラ
ッチを設けることで、差動機構と差動制限機構とをそな
えた駆動力伝達機構を小型,軽量に構成することが考え
られる。これに対して、実公平5−42897号公報に
は、前後輪の駆動系の途中に前進用と後進用の2種類の
ワンウェイクラッチを設けた4輪駆動車が開示されてい
るが、この技術では、センタディファレンシャルを不要
とすることができるものの、前輪側駆動力伝達系や後輪
側駆動力伝達系には、差動機構(フロントディファレン
シャル及びリアディファレンシャル)が必要となり、駆
動力伝達系の軽量化や小型化のメリットがほとんどない
という課題がある。また、構造自体も複雑なものとなり
コストも増大するという課題がある。
【0008】なお、特開昭60−15226号公報,実
開平1−136021号公報,特開平2−283529
号公報,実開平4−22326号公報等にも関連する技
術が開示されているが、これらの技術は上述のような課
題を解決するようなものではなかった。本発明は、この
ような課題に鑑み創案されたもので、小型,軽量で大き
な駆動力伝達を行なえるようにするとともに、容易に製
造できるようにした、車両用駆動力制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車両用駆動力制御装置は、車両のエンジンか
らの駆動力が入力される入力軸と左右の車輪を駆動する
出力軸との間に介在し一方向への駆動力伝達のみを許容
しうる駆動力伝達手段と、該駆動力伝達手段と並列に介
在し該入力軸と該出力軸との間の差動を制限しうる差動
制限手段とをそなえていることを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の本発明の車両用駆動
力制御装置は、請求項1記載の構成に加えて、該差動制
限手段が電磁クラッチとして構成され、該車両の走行状
態に応じて該電磁クラッチの作動を制御する制御手段が
設けられていることを特徴としている。また、請求項3
記載の本発明の車両用駆動力制御装置は、車両のエンジ
ンの駆動力が入力される前輪側入力軸と左右の前側車輪
を駆動する前輪側出力軸との間に介在し一方向への駆動
力伝達のみを許容しうる前輪側駆動力伝達手段と、該前
輪側駆動力伝達手段と並列に介在し該前輪側入力軸と該
前輪側出力軸との間の差動を制限しうる前輪側差動制限
機構と、該エンジンの駆動力が入力される後輪側入力軸
と左右の後側車輪を駆動する後輪側出力軸との間に介在
し該前輪側駆動力伝達手段と同一方向への駆動力伝達の
みを許容しうる後輪側駆動力伝達手段と、該後輪側駆動
力伝達手段と並列に介在し該後輪側入力軸と該後輪側出
力軸との間の差動を制限しうる後輪側差動制限機構と、
該車両の走行状態に応じて該前輪側差動制限機構及び該
後輪側差動制限機構の作動を制御する制御手段とをそな
えていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の一実
施形態としての車両用駆動力制御装置について説明する
と、図1,図2はいずれもその全体構成を模式的に示す
図であって、図1は本装置を前輪側の駆動力伝達系に適
用した場合の構成を示す模式図、図2は本装置を後輪側
の駆動力伝達系に適用した場合の構成を示す模式図、図
3はその全体構成の一例を詳細に示す模式的な断面図、
図4は本装置の適用される車両の駆動力伝達系を簡略化
して示す模式図、図5はその制御系の構成示す模式的な
ブロック図、図6はその駆動力伝達手段の構成を示す模
式図、図7〜図10はいずれもその作動を説明するため
の図である。
【0012】まず、本装置を用いた車両の駆動力伝達系
について、図4を用いて簡単に説明すると、図4に示す
車両100は4輪駆動車であって、車両100には、エ
ンジン(図示省略)からの駆動力を前輪50,51に伝
達する前輪側駆動力伝達系110と、エンジンからの駆
動力を後輪52,53に伝達する後輪側駆動力伝達系1
20とが設けられており、前輪側駆動力伝達系110と
後輪側駆動力伝達系120とは、プロペラシャフト13
0により接続されている。
【0013】そして、本実施形態では、この4輪駆動車
100の前輪側駆動力伝達系110及び後輪側駆動力伝
達系120のそれぞれに車両用駆動力制御装置200,
300が設けられており、このような車両用駆動力制御
装置200,300を設けることで、センタディファレ
ンシャルを設けることなく、前後輪50〜53に駆動力
を配分するように構成されている。
【0014】ここで、前輪側駆動力伝達系110に設け
られた車両用駆動力制御装置200について説明する
と、図1,図3に示すように、この前輪側駆動力伝達系
110には、エンジンからの回転駆動力により駆動され
るピニオンギア1が設けられるとともに、このピニオン
ギア1に噛合するフロントドライブギア4が設けられて
いる。また、フロントドライブギア4には、アウタスリ
ーブ5が嵌合されており、このアウタスリーブ5とフロ
ントドライブギア4とが一体に回転するように構成され
ている。そして、これらのフロントドライブギア4及び
アウタスリーブ5により、前輪側入力軸8が構成されて
いる。
【0015】また、アウタスリーブ5内には、左右の前
輪50,51(図4参照)を駆動する前輪側出力軸(ド
ライブシャフト)2,3がそれぞれ配設され、各ドライ
ブシャフト2,3とアウタスリーブ5との間には、前輪
側駆動力伝達手段としてのワンウェイクラッチ6,7が
設けられている。なお、図3中、2a,3aはそれぞれ
左右のドライブシャフト2,3のドライブフランジであ
る。
【0016】このワンウェイクラッチ6,7は、一方向
への駆動力伝達のみを許容しうるものであって、基本的
には車両100の前進方向に駆動力を伝達し、後進方向
には駆動力を伝達しないように構成されたものである。
ここで、上述のワンウェイクラッチ6,7の構成につい
て、図6を用いて説明すると、ワンウェイクラッチ6,
7は、主に、アウタレース12とインナレース13とス
プラグカム14とから構成されており、例えばアウタレ
ース12が前進方向(図中矢印で示す方向、即ち反時計
回り)に回転すると、スプラグカム14が図中反時計回
りに自転して、アウタレース12とインナレース13と
の間の差動を制限するように構成されている。
【0017】また、例えばアウタレース12が後進方向
(図中時計回り)に回転すると、スプラグカム14が倒
れて、アウタレース12とインナレース13との間の相
対回転を許容するようになっているのである。なお、ア
ウタレース12からインナレース13に駆動力が伝達さ
れるのは、アウタレース12の前進方向の回転の方がイ
ンナレース13の前進方向の回転よりも相対的に速くな
ったときであり、たとえ前進時であってもインナレース
13の回転数の方がアウタレース12の回転数よりも大
きくなると、駆動力は伝達されなくなる。
【0018】また、本実施形態の場合は、アウタスリー
ブ5がアウタレース12を兼用しており、ドライブシャ
フト2,3の端部がインナレース13として機能するよ
うに構成されている。したがって、このようなワンウェ
イクラッチ6,7により、直進時には左右の前輪50,
51は、エンジンからの回転駆動力により駆動されるこ
とになる。これに対して、旋回時には、各車輪が描く旋
回軌跡の差の分だけ外輪の方が内輪よりも速く回転する
ので、外輪には駆動力が伝達されず、内輪にのみ駆動力
が伝達されることになる。そして、このような動作によ
り、旋回時の前輪の回転差が吸収されるので、従来の差
動機構(フロントディファレンシャルギア)を不要とす
ることができるのである。
【0019】これに対して、例えば急な下り坂や等にお
いて、各ドライブシャフト2,3の前進方向への回転速
度の方がアウタスリーブ5の前進方向の回転速度よりも
速くなった場合には、ワンウェイクラッチ6,7の作用
により、車輪50,51はエンジンの回転状態に関係な
く路面からの入力により回転してしまい、エンジンブレ
ーキが作用しなくなる。また、後退時にはワンウェイク
ラッチ6,7の作用により、エンジンの回転駆動力が車
輪50、51に伝達されなくなる。
【0020】そこで、下り坂や後進時等においても各車
輪50,51に駆動力を伝達すべく、入力軸8とドライ
ブシャフト2,3との間の差動を制限しうる前輪側差動
制限手段10,11が上記ワンウェイクラッチ6,7と
並列的に設けられている。この差動制限手段10,11
は、ここでは電磁クラッチとして構成されており、後述
する制御手段(コントローラ又はECU)15からの制
御信号に基づいて、クラッチの圧着力がフリーの状態か
らロックの状態までの間で調整されるようになってい
る。
【0021】ここで、電磁クラッチ10,11について
簡単に説明すると、このような電磁クラッチ10,11
は、従来より用いられているものと同様の構成であり、
図3において、10a,11aはそれぞれパイロットク
ラッチ、10b,11bはそれぞれ電磁コイル、10
c,11cはそれぞれカム機構、10d,11dはそれ
ぞれメインクラッチである。
【0022】そして、電磁コイル10b,11bに通電
が行なわれると、パイロットクラッチ10a,11aが
圧着してカム機構10c,11cが作動し、カム機構1
0c,11cの回転速度がドライブシャフト2,3の回
転速度に近づくようになっている。これによりドライブ
シャフト2,3とアウタスリーブ5との間に相対回転速
度差があると、カム機構10c,11cのボールによっ
てメインクラッチ10d,11dを圧着させる力が働き
差動制限が行なわれるようになっているのである。な
お、このような電磁クラッチ10,11は、従来より用
いられているものと同様のものであるため、より詳細な
説明は省略する。
【0023】次に、図2を用いて、車両100の後輪側
駆動力伝達系120について説明すると、この後輪側駆
動力伝達系120では、エンジンからの回転駆動力はプ
ロペラシャフト130を介してリアドライブギア24に
入力されるようになっており、これ以外は、上述の前輪
側駆動力伝達系110と略同様に構成されている。すな
わち、この後輪側駆動力伝達系120のリアドライブギ
ア24には、アウタスリーブ25が嵌合されており、こ
のアウタスリーブ25とリアドライブギア24とが一体
に回転するように構成されている。そして、アウタスリ
ーブ25とリアドライブギア24とにより後輪側入力軸
28が構成されている。
【0024】また、アウタスリーブ25内には、左右の
後輪を駆動する後輪側出力軸(ドライブシャフト)2
2,23がそれぞれ配設され、各ドライブシャフト2
2,23とアウタスリーブ25との間には、後輪側駆動
力伝達手段としてのワンウェイクラッチ26,27が設
けられている。このワンウェイクラッチ26,27は、
前輪側の駆動力伝達系110に設けられたワンウェイク
ラッチ6,7と同様に作用するものであり、基本的には
左右の後輪52,53の前進方向に駆動力を伝達し、後
進方向には駆動力を伝達しないように構成されている。
【0025】また、後輪側駆動力伝達系120には、入
力軸28とドライブシャフト22,23との間の差動を
制限しうる電磁クラッチ(後輪側差動制限手段)30,
31がワンウェイクラッチ26,27と並列的に設けら
れており、コントローラ15からの制御信号に基づい
て、クラッチ30,31の圧着力がフリーの状態からロ
ックの状態までの間で調整されるようになっている。
【0026】ここで、制御手段としてのコントローラ1
5について説明すると、このコントローラ15には、図
5に示すように、車両100のスロットル開度又はアク
セル開度を検出するスロットル開度センサ40、エンジ
ンの吸気圧力を検出する吸気圧センサ41、車両100
の速度を検出する車速センサ42、車両100の操舵角
を検出するハンドル角センサ43、ブレーキの液圧を検
出するブレーキ液圧センサ44、シフトレバーの位置か
ら変速段を検出するシフト位置センサ45、駐車ブレー
キ(パーキングブレーキ)がオンかオフかを検出する駐
車ブレーキスイッチ46等が接続されており、コントロ
ーラ15では、上述の各センサ類40〜46からの検出
信号に基づいて、各電磁クラッチ10,11,30,3
1の作動を制御するようになっている。
【0027】そして、このような各センサ類40〜46
からの検出情報に基づいて、各電磁10,11,30,
31の作動をフリー(圧着力最小)の状態からロック
(圧着力最大)の状態までの間の状態にそれぞれ制御す
ることで、車両100の走行状態に応じた駆動力配分を
行なうようになっているのである。本発明の一実施形態
としての車両用駆動力制御装置は、上述のように構成さ
れているので、4輪駆動車においてセンタディファレン
シャル,フロントディファレンシャル及びリアディファ
レンシャルを用いることなく、各車輪50〜53の差動
を吸収しながら各車輪50〜53にの駆動力を伝達する
ことができるようになる。
【0028】すなわち、エンジンから前進方向への駆動
力が入力されたときは、入力軸8,28と出力軸として
のドライブシャフト2,3,22,23との間に設けら
れたワンウェイクラッチ6,7,26,27を介して各
車輪50〜53に回転駆動力が伝達される。このとき、
ワンウェイクラッチ6,7,26,27の作用により、
各車輪50〜53のうち、最も回転速度の遅い車輪にト
ルクが伝達されることになるが、車両100が直進状態
であれば、各車輪50〜53は同じ速度で回転するの
で、各車輪50〜53に均等に駆動力が伝達されること
になる。
【0029】次に、車両旋回時における本装置の作動に
ついて、図7〜図9を用いて説明する。なお、図7〜図
9では、車両100が右旋回している場合について示し
ているが、車両100が左旋回する場合は、以下の説明
において車輪の左右が逆転することになる。まず、車両
100が極低速で旋回していて、各車輪50〜53に生
じる横スリップ角が極めて小さい場合について説明する
と、この場合は、各車輪50〜53の描く軌跡は図7に
示すようになり、右後輪53(即ち、旋回内輪側の後
輪)の描く軌跡が一番短くなる。したがって、右後輪5
3の回転速度が一番遅くなるので、エンジンからの駆動
トルクは右後輪53にのみ伝達され、車両は右後輪53
に伝達された回転駆動力により走行する。
【0030】また、車速が高まってくると、次第に各車
輪50〜53に横スリップ角が生じてくる。このように
各車輪50〜53に横スリップ角が生じた場合であっ
て、車両重心にはスリップ角が生じていない場合には、
図8に示すような状態となる。すなわち、この場合は、
左前輪50及び左後輪52が描く軌跡が一致するととも
に、右前輪51及び右後輪53が描く軌跡が一致してお
り、右前輪51及び右後輪53の旋回軌跡(内輪側の旋
回軌跡)の方が短くなるのである。
【0031】このような場合は、右前輪51及び右後輪
53の回転速度が一致しているので、エンジンからの駆
動トルクは、旋回内輪側の前後輪、即ち、右前輪51及
び右後輪53に伝達され、車両100は、旋回内輪側の
車輪により駆動されることになる。一方、さらに車速が
高まると、各車輪50〜53のスリップ角が増大すると
ともに車両の重心にもスリップ角が生じて、図9に示す
ような状態となる。
【0032】この場合は、車両100がオーバステア状
態であってスピン傾向となっているが、エンジンの駆動
力は、車輪の描く軌跡が一番短い右前輪51に伝達され
ることになり、車両のスピンを防止することができるよ
うになる。ところで、車両100の旋回時において、電
磁クラッチ10,11,30,31の作動を積極的に制
御することで、各車輪50〜53の駆動力を最適に配分
して車両100の旋回時の走行安定性を向上させること
も考えられる。
【0033】すなわち、図10に示すように、コーナ手
前まで車両100が直進してきた場合は、左右の電磁ク
ラッチ10,11,30,31の圧着力が最大になるよ
うに制御して、各車輪50〜53とエンジンとを直結化
して最大の制動力が得られるようにする。すなわち、こ
のようにコーナ手前で電磁クラッチ10,11,30,
31をロック状態にして各車輪50〜53をエンジンと
直結化することで、コーナ手前で十分なエンジンブレー
キ力を得ることができるのである。
【0034】また、コーナ進入時には、回頭性の向上を
図るべく、各電磁クラッチ10,11,30,31をフ
リーにして車輪50〜53の拘束を減少させる。このと
き、各車輪50〜53に横滑りが生じていなければ、上
述で図7を用いて説明したように、内輪側の後輪(ここ
では右後輪53)にエンジンの駆動力が伝達され、他の
車輪は路面からの入力により回転する。
【0035】その後、後輪に横滑りが生じると、左右輪
の荷重移動に比例して左右輪の駆動力を調整する。すな
わち、コントローラ15では、各センサ類40〜46か
らの情報に基づいて左右輪の荷重移動に比例して外輪側
の電磁クラッチ10,30の圧着力が強くなるように各
電磁クラッチ10,30を制御して、外輪側にもエンジ
ン駆動力を伝達し、車両の姿勢を安定させるのである。
【0036】そして、コーナの出口付近で車両が直進状
態となったときは、左右の電磁クラッチ10,11,3
0,31の圧着力が最大となるように制御して、各車輪
50〜53をエンジンと直結化して最大の駆動力と車両
の安定性とが得られるようにするのである。なお、この
ように4輪を直結化することで、各車輪に均等にエンジ
ントルクが伝達されるようになり、外乱作用時の直進安
定性を向上させるのである。
【0037】このような通常走行時(直進時や旋回時)
に対して、エンジンブレーキが必要な場合、すなわち、
路面からの減速トルクの入力が必要な場合や、車両後退
時には、コントローラ15では、以下〜の条件に基
づいて各電磁クラッチ10,11,30,31の圧着力
を調整して、ドライブシャフト2,3,22,23と入
力軸8,28との間の差動を制限する。 車両の速度に比例して電磁クラッチの圧着力を増大さ
せる。
【0038】車速が高い時ほどアクセルオフ時に大きな
エンジンブレーキ力が必要となるので、コントローラ1
5では、車速センサ42からの検出情報に基づいて車速
に比例して圧着力が大きくなるように各電磁クラッチ1
0,11,30,31の作動を制御する。 ステアリング操作量及びスロットル開度に反比例して
電磁クラッチの圧着力を増大させる。
【0039】ステアリング操作量及びスロットル開度が
大きいときは、ドライバはエンジンブレーキによる制動
力を期待しているとは考えられないので、ステアリング
操作量及びスロットル開度に応じて電磁クラッチ10,
11の圧着力を弱める。すなわち、この場合は、ハンド
ル角センサ43及びスロットル開度センサ40からの検
出情報に基づいて、基本的には、ステアリング操作量及
びスロットル開度に反比例した圧着力となるように各電
磁クラッチ10,11,30,31の制御を行なう。 ブレーキペダル踏力に比例して電磁クラッチの圧着力
を増大させる。
【0040】コントローラ15では、ブレーキ液圧セン
サ44からの検出情報に基づいてブレーキ液圧に比例し
て(即ち、ブレーキペダルの踏み込み力に比例して)、
電磁クラッチ10,11,30,31の圧着力が大きく
なるように制御を行なう。これは、ブレーキ液圧が高い
ほど、ドライバは大きな制動力を要求しているからであ
り、このときに電磁クラッチ10,11,30,31の
圧着力を大きくすることで、十分なエンジンブレーキ力
が得られるようにするのである。 駐車ブレーキ作動時は電磁クラッチの制御を中止し
て、各電磁クラッチをフリーとする。また、エンジンの
イグニッションをオフにすると、その後は電磁クラッチ
10,11,30,31に通電が行なわれないため、各
電磁クラッチ10,11,30,31をオフにする。 車両後退時は電磁クラッチ10,11,30,31の
圧着力を最大にする。
【0041】ワンウェイクラッチ6,7,26,27で
は、後退が不可能なので、シフト位置センサ45からの
検出情報に基づいて車両のシフトレバーが後退位置にあ
ると判定されると、コントローラ15では、各電磁クラ
ッチ10,11,30,31の圧着力を最大にして、ド
ライブシャフトと入力軸との間の差動を禁止して、車両
の後退を可能にするのである。
【0042】そして、上述した〜の状態を総合的に
判定して、コントローラ15では、各電磁クラッチ1
0,11,30,31の圧着力を制御するのである。こ
のように、前輪駆動力伝達系110及び後輪駆動力伝達
系120の各入力軸8,28と出力軸(ドライブシャフ
ト)2,3,22,23との間にワンウェイクラッチ
6,7,26,27を設けるとともに各ワンウェイクラ
ッチ6,7,26,27と並列的にコントローラ15に
より制御される電磁クラッチ10,11,30,31を
設け、ドライバの操作状態に応じて電磁クラッチ10,
11,30,31の作動を制御するように構成すること
で、車両100の前進時には前後左右輪50〜53のそ
れぞれに対して無限大のトルク移動を行なうことがで
き、車両の走行性能を大幅に向上させることができる。
【0043】また、センタディファレンシャル,フロン
トディファレンシャル及びリアディファレンシャルを用
いることなく、各車輪50〜53の差動を吸収しながら
各車輪50〜53に積極的に駆動力を配分することがで
きるようになる。したがって、各ディファレンシャルが
不要となり、コスト及び重量を大幅に低減することがで
きるのである。また、本装置自体の構成も簡素であり、
比較的簡単に本装置を製造することができるので、やは
りコスト及び重量を大幅に低減することができるという
利点がある。
【0044】さらに、制動時に車輪から入力される制動
トルクが前後左右輪で連成されないため、制動安定性が
高く、アンチロックブレーキシステムを併設する場合に
も何ら弊害がないという利点もある。ところで、上述で
は、4輪駆動車100の前輪側駆動力伝達系110及び
後輪側駆動力伝達系120のそれぞれに本装置を適用し
た場合について説明したが、本装置は、このような構成
に限定されるものではなく、2輪駆動の車両にも勿論適
用することができる。
【0045】すなわち、前輪駆動車の場合は、図1に示
すように、前輪側駆動力伝達系110にのみ車両用駆動
力制御装置200を設け、各電磁クラッチ10,11を
上述と同様に制御すればよい。このような構成によれ
ば、従来のフロントディファレンシャルを用いることな
く、左右の前輪50,51の差動を吸収しながら各車輪
50,51に積極的に駆動力を配分することができるよ
うになる。
【0046】また、後輪駆動車の場合には、図2に示す
ように、後輪側駆動力伝達系120にのみ車両用駆動力
制御装置300を設け、各電磁クラッチ30,31を上
述と同様に制御すればよいのである。このような構成に
よれば、リアディファレンシャルを用いることなく、左
右の後輪52,53の差動を吸収しながら各車輪52,
53に積極的に駆動力を配分することができるようにな
る。
【0047】また、このような2輪駆動車に本装置を適
用した場合は、コントローラ15による各電磁クラッチ
10,11(又は電磁クラッチ20,31)の制御も比
較的容易なものとすることができる。なお、駆動力伝達
手段手段としては上述のようなワンウェイクラッチに限
定されるものではなく、一方向への駆動力伝達のみを許
容しうるものであれば、他の手段でもよい。
【0048】同様に、差動制限手段としては、上述のよ
うな電磁クラッチに限定されるものではなく、入力軸と
出力軸との間の差動を制限しうるものであれば他の手
段、例えば油圧クラッチ機構でもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1又は2記
載の本発明の車両用駆動力制御装置によれば、一方向へ
の駆動力伝達のみを許容しうる駆動力伝達手段と、上記
駆動力伝達手段と並列に介在し、入力軸と出力軸との間
の差動を制限しうる差動制限手段とをそなえるという簡
素な構成により、小型,軽量で大きな駆動力伝達を行な
うことができるようになるという利点がある。また、こ
れにより、車両の走行性能を大幅に向上させることがで
きるという利点がある。
【0050】また、比較的簡単に本装置を製造すること
ができ、コスト及び重量を大幅に低減することができる
という利点がある。また、フロントディファレンシャル
又はリアディファレンシャルを用いることなく、各車輪
の差動を吸収しながら各車輪に積極的に駆動力を配分す
ることができるようになるので、フロントディファレン
シャル又はリアディファレンシャルが不要となり、コス
ト及び重量を大幅に低減することができるという利点が
ある。
【0051】さらに、制動時に車輪から入力される制動
トルクが左右輪で連成されないため、制動安定性が高
く、アンチロックブレーキシステムを併設する場合にも
何ら弊害がないという利点もある。また、請求項3記載
の本発明の車両用駆動力制御装置によれば、一方向への
駆動力伝達のみを許容しうる駆動力伝達手段と、上記駆
動力伝達手段と並列に介在し、入力軸と出力軸との間の
差動を制限しうる差動制限手段とをそなえるという簡素
な構成により、小型,軽量で大きな駆動力伝達を行なう
ことができるようになるという利点がある。また、これ
により、車両の走行性能を大幅に向上させることができ
るという利点がある。
【0052】また、比較的簡単に本装置を製造すること
ができ、コスト及び重量を大幅に低減することができる
という利点がある。また、センタディファレンシャル,
フロントディファレンシャル及びリアディファレンシャ
ルを用いることなく、各車輪の差動を吸収しながら各車
輪に積極的に駆動力を配分することができるようになる
ので、各ディファレンシャルが不要となり、コスト及び
重量を大幅に低減することができるという利点がある。
【0053】さらに、制動時に車輪から入力される制動
トルクが前後左右輪で連成されないため、制動安定性が
高く、アンチロックブレーキシステムを併設する場合に
も何ら弊害がないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制御
装置の全体構成を模式的に示す図であって、本装置を前
輪側の駆動力伝達系に適用した場合の構成を示す模式図
である。
【図2】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制御
装置の全体構成を模式的に示す図であって、本装置を後
輪側の駆動力伝達系に適用した場合の構成を示す模式図
である。
【図3】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制御
装置の全体構成の一例を詳細に示す模式的な断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制御
装置の適用される車両の駆動力伝達系を簡略化して示す
模式図である。
【図5】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制御
装置における制御系の構成示す模式的なブロック図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制御
装置における駆動力伝達手段の構成を示す模式図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制御
装置の動作を説明するための図である。
【図8】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制御
装置の動作を説明するための図である。
【図9】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制御
装置の動作を説明するための図である。
【図10】本発明の一実施形態としての車両用駆動力制
御装置の動作を説明するための図である。
【図11】機械式リミテッドスリップデフの構成の一例
を示す模式図である。
【図12】電磁クラッチ式リミテッドスリップデフの構
成の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ピニオンギア 2,3 前輪側出力軸(ドライブシャフト) 2a,3a ドライブフランジ 4 フロントドライブギア 5 アウタスリーブ 6,7 前輪側駆動力伝達手段(ワンウェイクラッチ) 8 前輪側入力軸 10,11 前輪側差動制限手段(電磁クラッチ) 10a,11a パイロットクラッチ 10b,11b 電磁コイル 10c,11c カム機構 10d,11d メインクラッチ 12 アウタレース 13 インナレース 14 スプラグカム 15 制御手段(コントローラ) 22,23 後輪側出力軸(ドライブシャフト) 24 リアドライブギア 25 アウタスリーブ 26,27 後輪側駆動力伝達手段(ワンウェイクラッ
チ) 28 後輪側入力軸 30,31 後輪側差動制限手段(電磁クラッチ) 40 スロットル開度センサ 41 吸気圧センサ 42 車速センサ 43 ハンドル角センサ 44 ブレーキ液圧センサ 45 シフト位置センサ 46 駐車ブレーキスイッチ 50 左前輪 51 右前輪 52 左後輪 53 右後輪 60 機械式リミテッドスリップデフ(機械式LSD) 70 電磁クラッチ式リミテッドスリップデフ 100 車両(4輪駆動車) 110 前輪側駆動力伝達系 120 後輪側駆動力伝達系 130 プロペラシャフト 200,300 車両用駆動力制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンからの駆動力が入力され
    る入力軸と左右の車輪を駆動する出力軸との間に介在し
    一方向への駆動力伝達のみを許容しうる駆動力伝達手段
    と、 該駆動力伝達手段と並列に介在し該入力軸と該出力軸と
    の間の差動を制限しうる差動制限手段と、をそなえてい
    ることを特徴とする、車両用駆動力制御装置。
  2. 【請求項2】 該差動制限手段が電磁クラッチとして構
    成され、 該車両の走行状態に応じて該電磁クラッチの作動を制御
    する制御手段が設けられていることを特徴とする、請求
    項1記載の車両用駆動力制御装置。
  3. 【請求項3】 車両のエンジンの駆動力が入力される前
    輪側入力軸と左右の前側車輪を駆動する前輪側出力軸と
    の間に介在し一方向への駆動力伝達のみを許容しうる前
    輪側駆動力伝達手段と、 該前輪側駆動力伝達手段と並列に介在し該前輪側入力軸
    と該前輪側出力軸との間の差動を制限しうる前輪側差動
    制限機構と、 該エンジンの駆動力が入力される後輪側入力軸と左右の
    後側車輪を駆動する後輪側出力軸との間に介在し該前輪
    側駆動力伝達手段と同一方向への駆動力伝達のみを許容
    しうる後輪側駆動力伝達手段と、 該後輪側駆動力伝達手段と並列に介在し該後輪側入力軸
    と該後輪側出力軸との間の差動を制限しうる後輪側差動
    制限機構と、 該車両の走行状態に応じて該前輪側差動制限機構及び該
    後輪側差動制限機構の作動を制御する制御手段と、をそ
    なえていることを特徴とする、車両用駆動力制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015085696A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 富士重工業株式会社 駆動力配分制御装置
CN107504152A (zh) * 2017-08-16 2017-12-22 重庆电子工程职业学院 一种汽车后桥差速器装置
CN110145585A (zh) * 2019-05-16 2019-08-20 浙江长铃川豹摩托车有限公司 一种带有新型差速器的三轮摩托车

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