JPH0342335A - 4輪駆動車の差動制限装置 - Google Patents

4輪駆動車の差動制限装置

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JPH0342335A
JPH0342335A JP17828489A JP17828489A JPH0342335A JP H0342335 A JPH0342335 A JP H0342335A JP 17828489 A JP17828489 A JP 17828489A JP 17828489 A JP17828489 A JP 17828489A JP H0342335 A JPH0342335 A JP H0342335A
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JP
Japan
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differential
input member
wheel input
rear wheel
cam
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Pending
Application number
JP17828489A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Kawamoto
睦 川本
Masao Ando
正夫 安藤
Hirotsugu Ishigaki
石垣 裕嗣
Hiroshige Fukatsu
深津 裕成
Takahiro Iwami
隆広 岩見
Seiji Sakakibara
聖治 榊原
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EKUOSU RES KK
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
EKUOSU RES KK
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、4輪駆動車におけるセンターデフ差
動制限用クラッチ或いは2輪・4輪切換用クラッチに適
用できる動力伝達装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車走行においては、前輪駆動の方が後輪駆
動に比して直進安定性が良いが、コーナリング時には、
戻ろうとするタイヤにハンドルで力を加えなければなら
ないので、前輪駆動の場合曲がりにくい傾向がある。そ
の点、後輪駆動の方が曲がり易いが、駆動力が強すぎる
と、回り過ぎてしまう欠点がある。そこで、前輪と後輪
率々位の力で駆動するのが自動車走行上理想的であり、
その点、4輪駆動車は極めて優れている。
ところで、自動車の左右の車輪は、コーナリングの際に
旋回半径が異なるので、この影響を吸収し、スムーズに
コーナリングを行うために、旋回半径の差に応じて左右
の車輪の回転数差を吸収する機構、すなわちデフ機構(
フロントデフ、リアデフ)を備えている。この旋回半径
の差は、前輪と後輪との間にも生じるので、4輪駆動車
においては、旋回半径の差に応して前輪と後輪の回転数
差を吸収する機構、すなわちセンターデフ機構を備えた
ものが提案されている。
しかしながら、このセンターデフ機構は、前輪と後輪の
トルクを均等な比率に分配する機能を有するため、駆動
力伝達限界は、前輪あるいは後輪のうちの駆動力の低い
方の値にバランスすることとなる0例えば、前輪の一方
が空転すると、駆動エネルギーはそこに逃げてしまい、
後輪の駆動力は極めて小さくなってしまう。このため、
センターデフ付4輪駆動車は、センターデフなし4輪駆
動車に比べて、路面摩擦係数が低い時などに伝達駆動力
が劣ることがある。このことは、例えば加速時のように
大きな駆動力を発生させた時に、駆動力を充分に路面に
伝達できず、前輪或いは後輪のスリップ(空転)などの
現象として現れる。
このような悪影響を防止するために、従来、前輪と後輪
間の差動制限をセンターデフを介することなく直結させ
るロック機構を設け、加速持戒いは悪路走行時のような
大きな駆動力を必要とする時は、センターデフ機構をロ
ックさせ、大きな駆動力を必要としない通常走行時には
、ロックを解除していた。
第1+図はエンジンをフロント側に載置したセツタ−デ
フ付フルタイム式4輪駆動車の駆動力値l: 速機構を説明するための図である。この駆動力伝達機構
では、エンジンからの動力が自動変速機80内に配置さ
れたトルクコンバータ81、主変速機82、及び副変速
a83に伝達され、その出力が駆動歯車84、センター
デフ入力軸85を介してセンターデフ機構86に伝達さ
れる。センターデフ機構86は、ハイポイドギヤ87を
介して後輪駆動用プロペラシャフト88に回転を伝達さ
せると共に、前輪入力軸89を介してフロントデフ機構
90に回転を伝達させ、センターデフ機構86において
前後輪の間の差動を吸収している。また、フロントデフ
機構90は左右の前輪駆動軸91.92間の差動を吸収
している。
一方、センターデフ入力軸85と前輪入力軸89との間
には、センターデフ差動制限用クラッチ93が配置され
、該クラッチ93が係合された場合には、センターデフ
機構86が一体回転し前後輪の差動を制限する。そして
、油圧回路の調圧ソレノイド94によって該クラッチ9
3の結合状態を制御することによって、センターデフ機
構86の制限度が制御される。
一般に、4輪駆動車としては、上記フルタイム4輪駆動
車に対してパートタイム4輪駆動車がある。これは、セ
ンターデフがなく通常は前輪又は後輪のどちらかを駆動
し、雪道等の駆動力が必要な場合に適宜残りの車輪を駆
動軸にクラッチ等を介して直結させて2輪駆動と4輪駆
動との切換えを断続的に行うものである。
また、上記したセンターデフ差動制限用クラッチ或いは
2輪・4輪切換用クラッチを油圧で制御する方式の他に
、ビスコスカップリングを前輪駆動軸と後輪駆動軸との
間に配設して、主に前輪を駆動しスリップにより前後輪
の差動が発生した時にビスコスカップリング内の粘性オ
イルの剪断力で動力を後輪に分配するという方式も知ら
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記した4輪駆動車において車輪を回転させ
るトルクは、エンジンにより発生したトルクに対して幾
段にも減速がなされ、回転数は低いもののトルクは非常
に高くなっているため、差動制限に必要なトルクが大で
あるという特徴がある。
これに対して上記したセンターデフ差動制限用クラッチ
或いは2輪・4輪切換用クラッチを油圧で制御する方式
は、積極的にクラッチの係合度を制御することができる
が、油圧の立ち上がりが遅いために差動制限の必要のな
い時でも若干の差動制限をかけるため燃費を悪化させて
いた。また、クラッチの係をトルクは、数段階(ソレノ
イドバルブのオンオフの組み合わせ数による)でしか制
御できないため、必要以上の制限トルクをかけることが
多かった。さらに、クラッチ装置の小型化が困難であり
ると共に、オートトランス”F7シヨンと組み合わせる
等、油圧源を確保しなければならず、マニュアルトラン
スミッションに採用するには問題がある。
そのため、マニュアルトランスミッションに電磁クラッ
チを組み合わせることが考えられるが、前述のように差
動制限に必要なトルクが大であるため、電磁クラッチの
重量、サイズおよび消費電力が大になるという問題を有
している。
また、上記の如きビスコスカップリングを用いる方式に
おいては、油圧方式のように積極的に係合度を制御する
ことはできず、また、粘性オイルの剪断力によりトルク
を伝達するものであるため、トルク容量が小さかったり
、レスポンスにタイムラグが発生したり、また、差動制
限が連続すると高温になり性能が劣化する等の問題があ
る。
本発明の目的は、上記の問題点を解決するものであって
、4輪駆動車の差動制限装置を電(荘クラ7チとして、
差動制限トルクを電流に比例して制御可能にすることに
より、発進性能、旋回時の安定性、制動時の安定性、お
よび低燃費走行等の向上を図り、4輪駆動車の可能性を
最大限に生かすことである。
本発明の他の目的は、クラッチ装置の小型化を可能にす
ると共に、マニュアルトランス3 +7シヨンにも適用
可能にすることである。
〔課題を解決するための手段〕
そのために、請求項1に記載された発明は、駆動源から
の動力を差動装置(B)を介して伝達する前輪入力部材
(15)および後輪入力部材(16,19a、19b)
と、カム面(37)が形成された第1および第2のカム
部材(30,32) と、該カム面に挟着されるボール
部材(33)と、前記後輪入力部材(19b) と第2
のカム部材(32)間に配設され電磁ソレノイド(41
)により制御される電磁クラッチ装置(F) と、前記
前輪入力部材(15)、後輪入力部材(19a)および
第1のカム部材(30)間に配設される遊星歯車機構(
D)とを有し、前記電磁ソレノイドの制御により前記前
輪入力部材(15)および後輪入力部材り16)間の差
動を制限することを特徴とする 請求項2に記載された発明は、遊星歯車機構(D)は、
前輪入力部材(15)に連結されるキャリヤ(29)と
、後輪入力部材(16)に形成されるリングギヤ(27
)と、第2のカム部材(32)に連結されるサンギヤ〈
25)とからなることを特徴とする請求項3に記載され
た発明は、第1および第2のカム部材(30,32)間
にボール部材(33)を押圧するスプリング(35)を
設けることを特徴とする請求項4に記載された発明は、
電磁クラ・ッチ装置(F)が多板クラッチ(39)を有
し、該多板クラッチ(39)の摩擦板のうち、第2のカ
ム部材(32)側の摩擦板数枚を後輪入力部材(19b
)側とスプライン嵌合させ、このうち最も外側のPi!
擦板(39a)の内側に残りの摩擦板をスプライン嵌合
させると共に、前記最も外側の摩擦板(39a)と後輪
入力部材(19b)との間に皿バネ(43)を介在させ
たことを特徴とする 請求項5に記載された発明は、遊星歯車機構(D)が共
通のサンギヤ(51)、共通のりングギャ(55)およ
び2個のピニオン(52,53)を有する遊星歯車機構
であり、共通のサンギヤ(51)が第1のカム部材(3
0)に一体に形成され、一方のピニオン(53)が後輪
入力部材(19a)に連結され、また、他方のピニオン
(52)を支持するキャリヤ(29)は、前輪入力部材
(15)に連結されることを特徴とする請求項6に記載
された発明は、駆動源からの動力を差動装置(B)を介
して伝達する前輪入力部材(15)および後輪入力部材
(16,19a 、19b) と、かム面(37)が形
成された第■および第2のカム部材(30,32) と
、該カム面に挟着されるボール部材(33)と、前記後
輪入力部材(19b)と第2のカム部材(32)間に配
設され電磁ソレノイド(41)により制御される電磁ク
ラッチ装置(F)と、前記前輪入力部材(15)と後輪
入力部材(19a)の間に配設される多板クラッチ(4
6)とを有し、前記1iftソレノイドの制御により第
1のカム部材(30)が多板クラッチ(46)を押圧し
前記前輪入力部材(15)および後輪入力部材(16)
間の差動を制限することを特徴とする請求項7に記載さ
れた発明は、スロットル開度θ、前輪回転数、後輪回転
数、およびコーナリングフォースCFを検出する検出手
段と、スロットル開度θと車速Vに応じて差動制限トル
クT、を設定した制御用マツプであり該制御用マツプが
路面の摩擦係数の高低により複数個(fl(θ、■)、
rz(θ、V)、fs(θ、V))記憶される記憶手段
(107)と、前記検出手段で検出された信号を前記制
御用マツプに基づいて演算処理し前記電磁ソレノイド(
41)に信号を出力する電子制御装置とを有し、該電子
制御装置がコーナリングフォース、前後輪回転数差、切
換時間およびブレーキの各切換条件の少なくとも1つの
切換条件により前記複数の制御用マツプを切換ることを
特徴とする 請求項8に記載された発明は、コーナリングフォースc
rが小、前後輪回転数差ΔNが小、切換時間tおよびブ
レーキオンのとき、制御用マツプを高FJ擦係数路面用
マツプ側に切換え、コーナリングフォースC1が大、前
後輪回転数差ΔNが大、スロットル開度変化率dθ/d
tが大のとき、制御用マツプを低摩擦係数路面用マツプ
側に切換えることを特徴とする特 請求項9に記載された発明は、前後輪回転数差ΔNによ
り所定時間内のスリップ回数を演算し、該回数が所定値
を越えた場合に前記切換時間tを変更することを特徴と
する。
〔作用および発明の効果〕
本発明においては、例えば第1図および第2図に示すよ
うに、凍結路、砂道、凹凸路等で大きな駆動力を必要と
する場合、また車輪がスリ、ブを生じる虞れがある場合
には、電磁ソレノイド(41)の電流値を制御し多板ク
ラッチ(39)の係合度を比例制御する。多板クラッチ
(39)の係合度に応して第2のカム部材(32〉が第
1のカム部材(30)方向に押付けられ両者の相対回転
により、ボール部材(33)が第3図に示すカム面(3
7)を移動するため、第2のカム部材(32)がスプリ
ング(35)を圧縮して多板クラッチ(39)に反力を
与え、多板クラッチ(39)に所定の係合力を与える。
この時、差動回転数を増速機構りにより増速し、その分
だけ差動制限に必要なトルクを低減するため、電磁クラ
ッチ装置Fのトルク容量の小容量化を図ることができる
また、脱輪時等の緊急時には、電磁ソレノイド(41)
への電流値を最大値にすると多板クラッチ(39)が1
1流に比例した押圧力F1で押圧されると共に、ボール
部材(33)がカム面(37)を更に移動するため、第
2のカム部材(32)がスプリング(35)を更に圧縮
して多板クラッチ(39)を押圧し、多板クラッチ(3
9)をマウントケース(19b)に押付ける結果、その
反力Fzが倍加されて多板クラッチ(39)を完全に係
合させることができる。
さらに、本発明の制御方式においては、例えば第12図
に示すように、路面の摩擦係数の高低により、低μ路用
マツプr+(θ、V)IIL中μ路用マツプrt(θ、
V) 112および高μ路用マツプrz(θ、V)11
3を用意し、夫々スロットル開度θと車速Vに応して、
がっ、低μ路側にいくに従い差動制限トルクT、を高く
するように差動制限トルクTcを設定している。そして
、コーナリングフォースCFが小、前後輪回転数差ΔN
が小、所定の切換時間tおよびブレーキオンのとき、高
μ路用マツプ側に切換えて燃費向上並びに制動安定性を
図り、一方、コーナリングフォースC4が大、前後輪回
転数差ΔNが大、スロットル開度変化率dθ/dtが大
のとき、低μ路用マツプ側に切換えて旋回安定性並びに
加速性向上を図るようにしている。
従って、本発明によれば下記の効果が奏される。
(イ)差動制限を倍力機構を介して行うため、その分だ
け差動制限に必要なトルクを低減するため、小型、小容
量のクラッチ装置の搭載が可能となる。
(ロ)油圧を介さず電流制御を行うだけでクラッチ容量
を比例制御できるので、燃費向上、制動安定性、旋回安
定性並びに加速性向上のための極め細かい制御が可能と
なる。
(ハ)差動回転数を増速機構により増速する場合には、
その分だけ差動制限に必要なトルクを低減するため、小
型、小容量のクラッチ装置の搭載が可能となる。
(ニ)電磁クラッチを採用することにより、油圧源を必
要としないため、オート或いはマニュアルトランスミッ
ションの区別なく適用できる。
(ホ)消費電力が小さいため車両の電力容量に対する影
響が少ない。
なお、上記構成に付加した番号は図面と対比させるため
のものであり、これにより本発明の構成が何ら限定され
るものではない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の差動制限装置をセンターデフ付4輪駆
動車に適用したl実施例を示す断面図、第2図は差動制
限装置の拡大断面図、第3図はカム部材の平面図および
断面図、第4図は差動制限装置の作用を説明するための
図である。
第1図において、フロントデフ装置Aおよびセンターデ
フ装置Bは、変速機構の出力ギヤ(図示せず)に噛合す
るリングギヤ2を固定しかつトランスアクスルケース3
a、3bに円錐コロ軸受4を介して支持されるマウント
ケース5内に配置されている。
フロントデフ装置Aは、該マウントケース5内に回転自
在に支持されるフロントデフキャリヤ6を有している。
該デフキャリヤ6にはピニオン7を支持するピニオン軸
7aが縦方向に延びて回転自在に支持されると共に、左
右のサイドギヤ8.9が回転自在に支持され、各サイド
ギヤ8.9には夫々左右の前輪駆動軸10.11が動力
伝達可能に連結されている。
また、前記フロントデフ直重へに隣接してセンターデフ
装置Bが配置され、該センターデフ装置Bは、マウント
ケース5に回転自在に支持されるピニオン軸12aを有
し、該ピニオン軸7aに装着されたデフビニオン12が
左右サイドギヤ13.14に夫々噛合している。そして
、これら両サイドギヤ13.14内をデフキャリヤ6に
一体に形成された前輪入力軸15並びに前輪駆動軸11
が貫通し、左方のサイドギヤ13は、デフキャリヤ6に
スプライン結合され、右方のサイドギヤ14は後輪入力
軸16にスプライン結合されている。
さらに、前記トランスアクスルケース3bにはトランス
ファケース17が組付けられていて、該トランスファケ
ース17内に左右2分割のマウントケース19a、19
bが、一対の円錐コロ軸受21を介して回転自在に支持
されている。一方のマウントケース19aは、後輪駆動
用のハイポイドギヤ20を固定してなり、前記後輪入力
軸16にスプライン結合されている。そして、後輪駆動
用のハイポイドギヤ20には、ドライブピニオンシャフ
ト23のハイポイドギヤ24が噛合しており、該ドライ
ブピニオンシャフト23は、公知のプロペラシャフトお
よびリヤデフ装置を介してリヤアクスルに動力伝達可能
に連結されている。
マウントケース19a、19b内には、本発明に係わる
差動制限装置Cが配設されている。該差動制限装置Cは
、増速機構D、倍力機構Eおよび電磁クラッチ装置Fか
らなる。
第2図に詳しく示すように、畑違機構りは、サンギヤ2
5、ピニオン26、リングギヤ27およびキャリヤ29
からなる遊星7歯車機構であり、サンギヤ25は、後述
する第1のカム部材30に一体に形成され、リングギヤ
27は、一方のマウントケース19aの内周面に形成さ
れ、さらに、キャリヤ29は、前輪入力軸15にスプラ
イン結合されると共に、マウントケース19aの内周面
にヘアリング31を介して回転自在に支持されている。
倍力機構Eは、第1および第2のカム部材30.32と
、両カム部材31.32間に挟着される6個のボール部
材33とからなり、第1のカム部材30に形成されたフ
ランジ30aに第2のカム部材32が嵌合され、該フラ
ンジ30aと第2のカム部材32の背面の間にはスプリ
ング35が配設されている。また、第1のカム部材30
は、ベアリング34を介してマウントケース19aに回
転自在に支持され、第2のカム部材32の背面側にはク
ラッチハブ36が一体に形成されている。両カム部材3
1.32は、第3図(A)、(B)に示すように内面に
6つのカム面37が形成されている。
電磁クラッチ装置Fは、マウントケース19bと第2の
カム部材32に形成されたクラッチハブ36とを係合、
半クラッチ、解放状態にさせるための多板クラッチ39
、前輪駆動軸11の外周に配置される円筒形の磁性体4
0、該磁性体40内に配置される7R,Taソレノイド
41、ピストン42を有し、電磁ソレノイド41の通電
によって発生する磁力線によりピストン42を吸引し、
多板クラッチ39を押圧して第2のカム部材32に差動
制限トルク・を発生させることを可能にしている。
次いで上記構成からなる本発明の差動制限装置の作用に
ついて説明する。
エンジンの回転は、変速機構(図示せず)を介して適宜
変速され、リングギヤ2を介してマウントケース5に伝
達される。そして、低燃費走行を主体とした通常の走行
時においては、第2図に示すように、1iftソレノイ
ド41がオフで多板クラッチ39は解放状態にあり、こ
の状態ではマウントケース5の回転は、センターデフ機
構Bのデフビニオン12から左右のサイドギヤ13.1
4に伝達される。そして、左サイドギヤ13の回転はフ
ロントデフ機構Aのデフキャリヤ6に伝達され、更にデ
フピニオン7から左右のサイドギヤ8.9に伝達されて
それぞれ左右の前輪駆動軸1O111に伝達される。一
方、センターデフ機構Bの右サイドギヤ14の回転は該
ギヤと結合している後輪入力軸16に伝達され、更に、
マウントケース19aS後輪駆動用のハイポイドギヤ2
0,24を介してドライブピニオンシャフト23に伝達
される。そして、センターデフ機構Bにおいて前輪と後
輪の差動を図っている。
このとき、第2図に示すように、増速機構りにおいては
、後輪入力軸16によるリングギヤ27の回転と、前輪
入力軸15によるピニオン26の自転および公転とによ
り、サンギヤ25と一体の第1のカム部材30、さらに
、これとボール部材33を介してスプリング35により
押付けられる第2のカム部材32がフリー回転している
また、凍結路、砂道、凹凸路等で大きな駆動力を必要と
する場合、また車輪がスリップを生じる虞れがある場合
には、iuiソレノイド41の電流値を制御し多板クラ
ッチ39の係合度を比例制御する。今、多板クラッチ3
9が完全に係合した状態を考えると、第1図においてマ
ウントケース5の回転は、センターデフ機構Bの左右の
サイドギヤ13.14に伝達されるが、多板クラッチ3
9の保合によりサンギヤ25が固定されるため、前輪入
力軸15と後輪入力軸16とが一体となって回転するた
め、左右のサイドギヤ13.14は差動運動することな
く一体に回転する。これにより、マウントケース5と同
速度の回転が前輪および後輪に伝達される。多板クラッ
チ39の係合度を比例制御する場合には、その係合度に
応して左右のサイドギヤ13.14の差動が制限される
第4図(A)は、多板クラッチ39の係合度を比例制御
している状態を示している。前述したように、増速機構
りにおいては、後輪入力軸16によるリングギヤ27の
回転と、前輪入力軸15によるピニオン26の自転およ
び公転とにより、サンギヤ25が増速回転し第1および
第2のカム部材30.32が増速回転している。本実施
例における増速比は、サンギヤ25の歯数をZI、リン
グギヤ27の歯数をZ2とすると次式で与えられる。
増速比=サンギヤ回転数/荊輸入力軸回転数=1+ (
Zt /Z、) この状態で電磁ソレノイド41の電流制御を行うと、ピ
ストン42が吸引され多板クラッチ39を電流に比例し
た押圧力F、で押圧する。すると、多板クラッチ39の
係合度に応じて第2のカム部材32が第1のカム部材3
0方向に押付けられ両者の相対回転により、ボール部材
33が第3図に示すカム面37を移動するため、第2の
カム部材32がスプリング35を圧縮して多板クラッチ
39に反力を与え、多板クラッチ39に所定の係合力を
与える。
この時、差動回転数を増速機構りにより増速し、その分
だけ差動制限に必要なトルクを低減するため、電磁フラ
ンチ装?IFのトルク容量の小容量化を図ることができ
る。
第4図(B)は、脱輪時等の緊急時に、多板クラッチ3
9を完全に係合した状態を示している。
電磁ソレノイド41への電流値を最大値にすると多板ク
ラッチ39が電流に比例した押圧力F、で押圧されると
共に、ボール部材33がカム面37を更に移動するため
、第2のカム部材32がスプリング35を更に圧縮して
多板クラッチ39を押圧し、多板クラッチ39をマウン
トケース19bに押付ける結果、その反力F2が倍加さ
れて多板クラッチ39を完全に係合させることができる
第5図は増速比3.48の遊星歯車機構を採用したとき
の差動制限トルクと多板クラッチ押付力との関係を示し
、図中、Xの範囲で電磁ソレノイド41により電流制御
を行い多板クラッチの係合度を比例制御し、Yの範囲で
多板クラッチを完全に係合し倍力機構Eにより差動制限
トルクを増大させている。
次に第6図および第7図により本発明に係わる差動制限
装置の他の実施例について説明する。なお、以下の他の
実施例の記載については、前記実施例と同一の構成につ
いては同一番号を付して説明を省略する。
本実施例においては、多板クラッチ39のI’j: I
察板N1枚のうち、第2のカム部材32側の摩擦板N2
枚をマウントケース19b側とスプライン嵌合させ、こ
のうち最もピストン42側の摩擦板39aの内側に残り
の摩擦板N+−Nz枚をスプライン嵌合させている。そ
して、摩擦板39aとマウントケース19bとの間に皿
バネ43を介在させている。
その作用について説明する。電磁ソレノイド41の電流
制御を行いピストン42が吸引されると、多板クラッチ
39を電流に比例した押圧力で押圧する。すると、多板
クラッチ39の係合度に応じて第2のカム部材32が第
1のカム部材30方向に押付けられ両者の相対回転によ
り、ボール部材33が第3図に示すカム面37を移動す
るため、第2のカム部材32が皿ばね35を圧縮しなが
ら摩擦板39aを押圧し、皿ばね43により第2のカム
部材32側の摩擦板Nt枚が反力をうけ、所定の係合力
で係合される。脱輪時等の緊急時には、電磁ソレノイド
41への電流値を最大値にすると多板クラッチ39が更
に押圧され、ボール部材33がカム面37を更に移動す
るため、第2のカム部材32が皿バネ35.43を更に
圧縮して摩擦板39aを押圧し、多板クラッチ39をマ
ウントケース19bに押付ける結果、その反力が倍加さ
れて多板クラッチ39を完全に係合させることができる
0本実施例においては、第7図に示すように差動制限ト
ルクが多板クラッチ押付力に対して全域でリニアに制御
されるると共に、ロック時には差動制限トルクを増大さ
せることができる。
次に第8図および第9図により本発明に係わる差動制限
装置の他の実施例について説明する。
本実施例においては、前記各実施例に設けた増速機構り
をなくし、前輪入力軸15にクラッチハブ45をスプラ
イン結合すると共に、該クラッチハブ45とマウントケ
ース19aとの間に多板クラッチ46を配設している。
また、第1および第2のカム部材30.32間に弱い皿
バネ47を配設すると共に、第2のカム部材32をマウ
ントケース19bの内周面にベアリング49を介して回
転自在に支持している。
その作用について説明する。電磁ソレノイド41の電流
制御を行いピストン42が吸引されると、多板クラッチ
39を電流に比例した押圧力で押圧する。すると、多板
クラッチ39の係合度に応じて第2のカム部材32が回
転し、ボール部材33が第3図に示すカム面37を移動
するため、第1のカム部材30が多板クラッチ46を押
圧し、前輪入力軸15に連結されるクラッチハブ45と
後輪入力軸16に連結されるマウントケース19aとが
所定の係合度で係合され、両者の差動が制限される0本
実施例においては、第9図に示すように差動制限トルク
が多板クラッチ押付力に対して全域でリニアに制御され
る。
次に第10図により本発明に係わる差動制限装置の他の
実施例について説明する。
本実施例が、第2図の実施例と比較して相違する点は、
増速機構りとして2段の遊星歯車機構を採用した点であ
る。そのために、増速機構りは、共通のサンギヤ51.
2つのピニオン52.53、共通のりングギャ55およ
びキャリヤ29からなる遊星歯車機構であり、サンギヤ
51は、第1のカム部材30に一体に形成され、一方の
ピニオン53は、マウントケース19aの内周面に形成
された隔壁56に連結され、また、他方のピニオン52
を支持するキャリヤ29は、前輪入力軸15にスプライ
ン結合される。作用については第2図の実施例と同様で
あるので省略するが、本実施例によれば増速比を4〜2
5に設定することができ、その分だけ差動制限に必要な
トルクを低減するため、電磁クラッチ装置Fのトルク容
量の小容量化を図ることができる。
次に第11図ないし第13図により上記差動制限装置を
採用した本発明の制御方式について説明する。
第11図は上記電磁ソレノイド41を制御するための電
子制御装置101の構成を示し、入力信号としてスロッ
トル開度センサ102、前輪回転数センサ103、後輪
回転数センサ104、横Gセンサ105、アンチスキッ
ドブレーキ(ABS)作動信号106があり、その化シ
フトポジションセンサがある。
電子制御装置101は、演算、制御プログラムを記憶す
るRAM、ROM等のメモリを内蔵するcpu <演算
処理装置)を有し、前記各センサーの信号を読み込んで
車両の走行状態を判定する。
すなわち、スロットル開度センサ102からスロットル
開度変化率dθ/dtを演算し車両の加速状態を判定し
、前輪回転数センサ103、後輪回転数センサ104か
ら前後輪回転数差ΔNを演算し、車両のスリップ状態を
判定し、横Gセンサ105において車両旋回時における
コーナリングフォースCFを判定する。そして、前記判
定にもとすいてメモリに記憶した制御用マツプ107を
参照しながらその時の走行状態に最適の差動制限を行う
ために、電磁クラッチ装置の係合度を設定して電磁ソレ
ノイド41を制御する。
第12図は本発明に係わる制御方式の原理図を示してい
る。前記制御用マツプ107は、路面の摩擦係数の高低
により、低μ路用マツプr+(θ、VNll、中μ路用
マツプrz(θ、V) 112および高μ路用マツプr
s(θ、V)113からなり、夫々スロットル開度θと
車速Vに応じて、かつ、低μ路側にいくに従い差動制限
トルクT、を高くするように差動制限トルクT、を設定
している。そして、コーナリングフォースC7が小、前
後輪回転数差ΔNが小、所定の切換時間tおよびブレー
キオンのとき、高μ路用マツプ側に切換えて燃費向上並
びに制動安定性を図り、一方、コーナリングフォースC
2が大、前後輪回転数差ΔNが大、スロットル開度変化
率dθ/dtが大のとき、低μ路用マツプ側に切換えて
旋回安定性並びに加速性向上を図るようにしている。
第13図により上記制御方式を具体的に説明する。図は
、前記切換時間tを1秒とし、点Pにおいて制御マツプ
を切換える様子を示している。
先ず、発進時には、低μ路用マツプr+(θ、V)に従
って差動制限トルクT、を制御する。その後、1秒間に
スロットル開度変化率dθ/dt、前後輪回転数差ΔN
、コーナリングフォースCFの値が所定範囲内にあれば
、1秒毎に制御用マツプを中μ路用マツプrz(θ、V
) 112および高μ路用マツプticθ、VH13の
順に切換えて差動制限トルクTcを下げるように移行す
る。1秒間に上記多値が所定範囲外となれば、差動制限
トルクT、を上げるマツプに切り換えると同時に1秒間
を数え直す。
また、所定時間内に前後輪回転数差ΔNが所定範囲外を
越える回数をカウントし、すなわち車両が所定時間内に
何回スリップしたかを判定し、ある回数で前記切換時間
tを例えば1秒から5秒に変更して学習制御する。これ
により路面の摩擦係数が短時間に変わる道路での走行安
定性が向上する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種
々の変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、4輪駆動車におけるセ
ンターデフ差動制限用クラッチに適用しているが、2輪
・4輪切換用クラッチに適用してもよいし、その他の回
転差を制限するための動力伝達装置用クラッチに適用し
てもよい。
また、上記実施例においては、センターデフ差動制限用
クラッチを前輪入力軸15と後輪入力軸16の間に配設
しているが、第14図で示すように、センターデフ入力
軸85と後輪駆動軸95の間に配設してもよいし、第1
5図で示すようにセンターデフ入力軸85と前輪入力軸
89の間に配設してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の差動制限装置をセンターデフ付4輪駆
動車に適用した1実施例を示す断面図、第2図は差動制
限装置の拡大断面図、第3図はカム部材の平面図および
断面図、第4図は差動制限装置の作用を説明するための
図、第5図はクラッチ押付力と差動制限トルクとの関係
を示す図、第6図、第8図および第10図は本発明の他
の実施例である差動制限装置の拡大断面図、第7図およ
び第9図はクラッチ押付力と差動制限トルクとの関係を
示す図、第11図は本発明の制御方式に係わる電子制御
装置の構成図、第12図は本発明に係わる制御方式を説
明するための原理図、第13図は本発明に係わる制御方
式の処理を説明するための図、第14図はセンタデフ制
限機構の他の配置例を示す図、第15図は従来のセンタ
ーデフ付フルタイム式4輪駆動車の駆動力伝達機構を説
明するための図である。 B・・・差動装置、D・・・遊星歯車機構、F・・・電
磁クラッチ装置、15・・・前輪入力部材、16.19
a。 19b・・・後輪入力部材、25・・・サンギヤ、27
・・・リングギヤ、29・・・キャリヤ、30,32・
・・カム部材、33・・・ボール部材、35・・・スプ
リング、37・・・カム面、39・・・多板クラッチ、
39a・・・摩擦ヰ反、41・・・電磁ソレノイド、4
3・・・皿バネ、46・・・多板クラッチ、51・・・
共通のサンギヤ、55・・・共通のリングギヤ、52.
53・・・ピニオン。 第2図 亮3図(A) 第4図 第5図 第6図 第7図 クラッチn圧力 第8図 4 第9図 グラー/千千甲イ寸力 莞10図 5 第11図 〈−ト 東14図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)駆動源からの動力を差動装置を介して伝達する前
    輪入力部材および後輪入力部材と、カム面が形成された
    第1および第2のカム部材と、該カム面に挟着されるボ
    ール部材と、前記後輪入力部材と第2のカム部材間に配
    設され電磁ソレノイドにより制御される電磁クラッチ装
    置と、前記前輪入力部材、後輪入力部材および第1のカ
    ム部材間に配設される遊星歯車機構とを有し、前記電磁
    ソレノイドの制御により前記前輪入力部材および後輪入
    力部材間の差動を制限することを特徴とする4輪駆動車
    の差動制限装置。
  2. (2)前記遊星歯車機構は、前輪入力部材に連結される
    キャリヤと、後輪入力部材に形成されるリングギヤと、
    第2のカム部材に連結されるサンギヤとからなることを
    特徴とする請求項1に記載の4輪駆動車の差動制限装置
  3. (3)前記第1および第2のカム部材間にボール部材を
    押圧するスプリングを設けることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の4輪駆動車の差動制限装置。
  4. (4)前記電磁クラッチ装置が多板クラッチを有し、該
    多板クラッチの摩擦板のうち、第2のカム部材側の摩擦
    板数枚を後輪入力部材側とスプライン嵌合させ、このう
    ち最も外側の摩擦板の内側に残りの摩擦板をスプライン
    嵌合させると共に、前記最も外側の摩擦板と後輪入力部
    材との間に皿バネを介在させたことを特徴とする請求項
    1ないし請求項3にいずれか記載の4輪駆動車の差動制
    限装置。
  5. (5)前記遊星歯車機構が共通のサンギヤ、共通のリン
    グギヤおよび2個のピニオンを有する遊星歯車機構であ
    り、共通のサンギヤが第1のカム部材に一体に形成され
    、一方のピニオンが後輪入力部材に連結され、また、他
    方のピニオンを支持するキャリヤは、前輪入力部材に連
    結されることを特徴とする請求項1ないし請求項4にい
    ずれか記載の4輪駆動車の差動制限装置。
  6. (6)駆動源からの動力を差動装置を介して伝達する前
    輪入力部材および後輪入力部材と、カム面が形成された
    第1および第2のカム部材と、該カム面に挟着されるボ
    ール部材と、前記後輪入力部材と第2のカム部材間に配
    設され電磁ソレノイドにより制御される電磁クラッチ装
    置と、前記前輪入力部材と後輪入力部材の間に配設され
    る多板クラッチとを有し、前記電磁ソレノイドの制御に
    より第1のカム部材が多板クラッチを押圧し前記前輪入
    力部材および後輪入力部材間の差動を制限することを特
    徴とする4輪駆動車の差動制限装置。
  7. (7)スロットル開度、前輪回転数、後輪回転数、およ
    びコーナリングフォースを検出する検出手段と、スロッ
    トル開度と車速に応じて差動制限トルクを設定した制御
    用マップであり該制御用マップが路面の摩擦係数の高低
    により複数個記憶される記憶手段と、前記検出手段で検
    出された信号を前記制御用マップに基づいて演算処理し
    前記電磁ソレノイドに信号を出力する電子制御装置とを
    有し、該電子制御装置がコーナリングフォース、前後輪
    回転数差、切換時間およびブレーキの各切換条件の少な
    くとも1つの切換条件により前記複数の制御用マップを
    切換ることを特徴とする請求項1ないし請求項6にいず
    れか記載の4輪駆動車の差動制限装置。
  8. (8)前記コーナリングフォースが小、前後輪回転数差
    が小、切換時間およびブレーキオンのとき、制御用マッ
    プを高摩擦係数路面用マップ側に切換え、コーナリング
    フォースが大、前後輪回転数差が大、スロットル開度変
    化率が大のとき、制御用マップを低摩擦係数路面用マッ
    プ側に切換えることを特徴とする請求項7に記載の4輪
    駆動車の差動制限装置。
  9. (9)前記前後輪回転数差により所定時間内のスリップ
    回数を演算し、該回数が所定値を越えた場合に前記切換
    時間を変更することを特徴とする請求項7または請求項
    8に記載の4輪駆動車の差動制限装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255708A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Gkn Driveline Internatl Gmbh ダブルディファレンシャル装置
JP2009150482A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Fuji Heavy Ind Ltd 差動制限装置
JP2016150594A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 マツダ株式会社 車両の駆動装置

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