JPH1069420A - 情報記録装置、情報記録再生装置、情報記録方法および情報再生方法 - Google Patents

情報記録装置、情報記録再生装置、情報記録方法および情報再生方法

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JPH1069420A
JPH1069420A JP8228966A JP22896696A JPH1069420A JP H1069420 A JPH1069420 A JP H1069420A JP 8228966 A JP8228966 A JP 8228966A JP 22896696 A JP22896696 A JP 22896696A JP H1069420 A JPH1069420 A JP H1069420A
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JP8228966A
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Naoya Haneda
直也 羽田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消去単位が書き込み単位よりも大きい記録媒
体を備えた情報記録再生装置において、簡易かつ高速な
メモリ制御と、簡単かつ柔軟なメモリ管理を提供する。 【解決手段】 記録媒体3は、フラッシュメモリ等の消
去単位が書き込み単位よりも大きい記録媒体である。記
録媒体制御部2は、転送制御部5を介して転送されたフ
ァイルのデータを記録媒体3に記録する際に、消去単位
の先頭位置からデータを記録する。また、同一の消去単
位内には、1つのファイルデータのみを記録し、他のフ
ァイルのデータを混在しないようにする。そのため、フ
ァイルのデータを書き換える場合に既存のファイルを外
部バッファ等に待避させず一括消去でき、ファイルデー
タの読み出し等のメモリ管理が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録方法等に
関し、特に消去単位が書き込み単位よりも大なる記録媒
体を備えた情報記録再生装置等における情報記録装置、
情報記録再生装置、情報記録方法および情報再生方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平6−131371号
公報、ならびに、特開平6−301601号公報で、情
報提供装置(情報転送装置)から半導体メモリ等を内蔵
した記録装置または記録再生装置に音声、画像、文字、
プログラム等の情報を転送することで、各種の情報を提
供できるようにした装置を提案している。
【0003】図11は、上述の公報で提案した従来の第
1の情報記録再生装置の外観図である。情報記録再生装
置200Aは、結合端子201と、表示部202と、機
能選択部203と、装置の内部に図示しない記録媒体と
を備えている。
【0004】情報記録再生装置200Aは、図示しない
情報提供装置から提供される情報を、結合端子201を
介して記録媒体に記録をする。情報提供装置から提供さ
れる情報の内容は、テキスト情報、音声情報、映像情報
及びコンピュータプログラム等を含み、特に限定される
ものではない。また、記録媒体の種類に関しても特に限
定はないが、高速にコピーが可能であり、且つランダム
・アクセスが容易で携帯性にも優れた半導体メモリを使
用すると便利である。
【0005】情報記録再生装置200Aは、記録媒体内
に記録された情報の内容を表示器202に表示する。機
能選択部203は、押しボタンスイッチ等からなる。使
用者は、記録媒体に記録された情報を機能選択部203
を用いて選択し、所望の情報を再生する。
【0006】記録媒体に記録されている情報がコンピュ
ータプログラムである場合は、情報の再生は、そのプロ
グラムを実行することを意味する。この場合、使用者
は、実行時に必要に応じて情報を入力してもよい。ま
た、記録媒体に記録されている情報が、テキスト情報や
映像信号である場合には、例えば液晶表示装置等で構成
された表示器202上に表示する。さらに、音声情報の
場合には、イアホン204に出力する。なお、イアホン
204に替えて、またはイアホン204に加えてスピー
カを装備してもよいし、情報記録再生装置200Aに再
生信号の出力端子を設けて外部のディスプレイ装置やス
ピーカ等へ接続するようにしてもよい。
【0007】図12は、上述の公報で提案した従来の第
2の情報記録再生装置の外観図である。情報記録再生装
置200Bは、情報記録装置210と、情報再生装置2
20とからなる。情報記録再生装置200Bは、図11
に示した第1の情報記録再生装置200Aの情報を記録
する機能と、記録した情報を再生する機能とを分離した
装置である。
【0008】情報記録再生装置200Bは、情報記録装
置210を情報再生装置220の挿入排出口221に挿
入することで、情報記録装置210に記録された情報を
情報再生装置220で再生する。情報再生装置220
が、情報記録装置210に記録された情報を再生するた
めには、情報記録装置210と情報再生装置220との
間でデータ及び制御信号の送受信が必要になる。情報記
録装置210は、情報再生装置220との結合端子21
2を設けるとともに、情報再生装置220には、この結
合端子212に対応する図示しない結合端子を設け、情
報記録装置210が情報再生装置220に装着された状
態で両結合端子が結合するよう構成されている。また、
情報記録装置210は、後述する情報提供装置との結合
端子211と情報再生装置220との結合端子212と
の2つの結合端子を備えているが、1つの端子を切り替
えて使用する構成でもよい。
【0009】情報記録装置210は、記録媒体のみで構
成することも可能である。記録媒体のみで構成すること
によって、より小型且つ軽量な携帯型情報記録装置とな
る。この場合、記録媒体からの読み出し、または記録媒
体への書き込み等の制御は、情報再生装置220または
情報提供装置側で行うことになる。
【0010】図13は上述の公報で提案した従来の第1
の情報提供装置の外観図である。情報提供装置230
は、提供する情報の内容や価格等を表示する表示器23
1と、利用者が所望する情報を選択するための出力選択
部232と、利用者が情報を記録するために情報記録再
生装置に挿入する挿入排出口233とを備える。また、
情報提供装置230は、装置内部に提供する情報を格納
した記録媒体と、情報記録再生装置に情報に情報を書き
込むための情報コピー制御部とを備える。
【0011】利用者は、例えば図11に示した情報記録
再生装置200Aの結合端子201を情報提供装置23
0に設けられている図示しない結合端子に接続する。ま
た、図12に示す情報記録装置210を、情報提供装置
230の挿入排出口233へ挿入する。利用者は、表示
器231に表示する情報の内容や価格に基づき、出力選
択部232により提供を受けようと所望する情報を選択
する。情報提供装置230の情報コピー制御部は、選択
された情報を提供する情報を情報記録再生装置200A
または情報記録装置210に書き込む。
【0012】なお、情報提供装置230は、提供する情
報を装置内部に格納した記録媒体を備えず、替わりに図
示しない情報提供センター等との間を、有線または無線
による通信手段を介して接続し、この通信手段を介して
利用者が所望する情報を提供する構成としてもよい。ま
た、情報提供装置230内に記録媒体を設ける場合で
も、記録媒体に格納する情報を通信手段を介して更新す
ることで、通信コストを抑えながら最新の情報を提供す
ることが可能となる。
【0013】図14は上述の公報で提案した従来の第2
の情報提供装置の外観図である。情報提供装置240
は、図12で示した情報記録装置210に情報を提供す
るための装置で、情報記録装置210の挿入口241と
排出口242とを距離を隔てて配置している。この情報
提供装置240は、挿入口241から挿入された情報記
録装置210を搬送する図示しない移動手段を備える。
情報提供装置240は、挿入口241に挿入された情報
記録装置210を、提供すべき情報をコピーした後に、
排出口242から排出する。情報入手希望者Hは、図中
矢印A方向に歩きながら情報のコピーを受ける。この情
報提供装置240は、多くの人に迅速に情報を提供する
ことができる。
【0014】次に、情報提供装置から情報記録再生装置
に情報を書き込む場合において、情報記録再生装置に備
える記録媒体がフラッシュメモリのようなデータの消去
範囲が書き込み単位より大きい記録媒体である場合の、
従来の書き込み方法について説明する。
【0015】フラッシュメモリに見られるようなデータ
の書き込み操作を実行する前に消去操作を必要とする記
録媒体は、一般に消去単位(以下、消去単位をブロック
と記す。)が書き込み単位(以下、書き込み単位をペー
ジと記す。)よりも大きい。したがって、データの書き
込み操作をする前に記録されているデータを消去する場
合、ブロック内に消去をするデータと消去をしないデー
タとが混在する場合がある。係る場合には、消去操作を
行うブロック内に含まれる消去をしないデータを予め当
該記録媒体の外部に設けたバッファ等へ一時退避させて
おき、ブロック内すべての消去操作後に再び書き込み操
作を行う必要がある。そのため、書き込みの効率が悪
い。また、このような方法では、1ブロック分のデータ
を格納できる外部バッファが必要となる。
【0016】具体的に記録媒体であるフラッシュメモリ
に記録されているデータを書き換える方法について図1
5のメモリマップ図を用いて説明する。記録媒体103
は、物理アドレスの表示方法として、C(Chip)、
B(Block)、P(Page)の3つの単位を使用
する。Cは記録媒体片(メモリ・チップ)の番号c、B
は消去の最小単位であるブロックの番号b、Pは書き込
みの最小単位であるページの番号pである。記録媒体1
03の物理アドレスは、それぞれCBPに対応させて、
CBP[c:b:p]として表現する。ページの容量
は、FAT(File Allocation Tab
le)ファイルシステム等に対応させて512バイトと
している。
【0017】また、記録媒体103に記録されているデ
ータの識別方法として、F(File)、S(Sect
or)の2つの単位を使用する。Fはファイルの番号
f、Sはファイルを構成するセクタの番号sであり、デ
ータの識別方法は、それぞれfsに対応させて、FS
[f:s]として表現する。但し、記録媒体103内に
図示するFSは、実際に記録されているセクタ・データ
に対応する識別番号であり、ファイル管理部104内に
図示するFSは、識別番号そのものが記録されている。
【0018】記録媒体103は、1個の記録媒体片で構
成されており、この記録媒体片C[0]は、ブロックB
[0]からB[3]の4つのブロックで構成されてい
る。また、各ブロックは、ページP[0]からP[3]
で構成されいる。
【0019】また、記録媒体103に記録されている全
てのデータは、ファイル管理部104において管理され
ている。ファイル管理部104は、各ファイルにおける
先頭物理アドレスCBP[c:b:p]および最終セク
タ番号FS[f:s]が記録されている。ファイル管理
部104は、ファイル管理情報として論理アドレスM
[0]からM[m−1]に記録する。ここで、mはファ
イル管理部104で管理できる最大ファイル数である。
【0020】ファイル管理部104に管理される記録媒
体103は、図15に示すように次ような内容が記録さ
れている。記録媒体103は、2個ファイルが記録され
ており、その論理的な順序はF[1]、F[0]であ
る。ファイルF[1]はアドレスCBP[0:0:3]
から6セクタ分の容量で、ファイルF[0]はアドレス
CBP[0:0:0]から3セクタ分の容量で記録され
ており、3ブロックに亘ってファイルF[0]とファイ
ルF[1]とが記録されている。但し、この例では、記
録媒体片C[0]は1個のみであるため、物理アドレス
およびファイル管理情報としてのC[0]は省略しても
よい。
【0021】ここで、上述したファイルF[0]とファ
イルF[1]が記録されている記録媒体103のファイ
ルF[0]を書き換える場合について説明する。ブロッ
クB[0]内にはファイルF[1]のデータFS[1:
0]が含まれているため、先ず、ブロックB[0]に含
まれている消去すべきでないデータFS[1:0]を外
部バッファに退避する。その後当該ブロックB[0]の
消去操作を行う。次に、新たなファイルF[0]を退避
したデータFS[1:0]とともにブロックB[0]に
書き込む。
【0022】従って、実際の書き込み以外の操作とし
て、必要なデータの退避、ブロック消去、退避したデー
タの再書き込み等が必要となる。これらの操作は、書き
込み操作におけるオーバーヘッドであり、書き込み操作
の効率が低下する。
【0023】また、このような書き込み効率が低下する
ことを防ぐ方法として、バックグランド消去操作が知ら
れている。このバックグランド消去操作は、ファイルの
書き換え操作において、古いファイルを消去して新たな
ファイルを同じアドレスに書き込む代わりに、すでに消
去されている別領域のアドレスに新たなファイルを書き
込む。この新たなファイルの書き込み終了後、システム
の空き時間を利用して古いファイルの消去操作を実行す
るものである。これにより、見かけ上、高速な書き込み
操作を実行することができる。
【0024】このバックグランド消去操作で、上述した
図15に示すファイルF[0]とファイルF[1]が記
録されている記録媒体103のファイルF[1]をファ
イルF[2]に書き換える場合について説明する。
【0025】ファイルF[1]を書き換える場合、先
ず、新たなファイルF[2]をアドレスCBP[0:
2:1]から6セクタ分のすでに消去されている領域に
書き込む。それとともに、ファイル管理部104におい
てファイル管理情報の変更を行う。その後、記録媒体1
03に対する書き込みや読み出し操作が行われていない
間に、古いファイルF[1]を構成していたブロックB
[1]の消去操作を実行する。
【0026】図16は、図15に示す記録媒体103の
ファイルF[1]をバックグランド消去をしてファイル
F[2]に書き換えた結果のメモリマップ図である。バ
ックグランド消去操作により消去できるデータは1ブロ
ックを構成するデータFS[1:1]からFS[1:
4]の4セクタのみである。このため、ブロックB
[0]内にはファイルF[1]のデータFS[1:0]
が、ブロックB[2]内にはファイルF[1]のデータ
FS[1:5]が消去されることなく残っている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録媒体1
03内に新たなファイルを記録するための充分な空き領
域がない場合、バックグラウンド消去操作を用いて高速
な書き込みを行うことは困難である。
【0028】図17の状態の記録媒体103は、3個の
ファイルが記録されており、その論理的な順序はF
[1]、F[2]、F[0]である。ファイルF[1]
はアドレスCBP[0:0:3]から6セクタ分の容量
で、ファイルF[2]はアドレスCBP[0:2:1]
から4セクタ分の容量で、ファイルF[0]はアドレス
CBP[0:0:0]から3セクタ分の容量で記録され
ており、4ブロックに亘ってファイルF[0]とファイ
ルF[1]とファイルF[2]が記録されている。
【0029】この図17に示す例において上述のバック
グランド消去操作によって6セクタ分のファイルF
[1]を書き換えることは不可能である。このような書
き換えの場合、先ず、古いファイルの消去操作を行う必
要がある。ファイルF[1]はブロックB[0]からB
[2]にまたがって記録されているため、先ずこれらの
ブロックを消去する必要がある。しかし、この領域には
別のファイルF[0]およびF[2]の一部も記録され
ている。そのため、消去操作前にファイルF[0]およ
びF[2]の一部を一時的に外部バッファなどに退避し
ておき、消去操作後に再度ファイルF[0]およびF
[2]の一部を記録媒体に書き込むという手順が必要に
なる。
【0030】つまり、消去ブロック内のデータは必要な
データ(消去してはいけないデータ)と不要なデータ
(消去してよいデータ)とが混在するために、外部バッ
ファを設けたデータの退避操作を行う必要がある。
【0031】従って、データのオーバーライト(重ね書
き)が可能な記録媒体と比較すると、書き込み時に非常
に大きなオーバーヘッドが発生するため、書き込み時間
の合計が増加してしまうという不都合がある。
【0032】また、このような不都合は、記録媒体が複
数の記録媒体片で構成され、消去すべきファイルが複数
の記録媒体片に亘って縦断的に記録されている場合に
は、更に複雑になる。つまり、縦断的な記録では、ファ
イルを構成するセクタ・データが複数の記録媒体片に分
散して記録されるため、ファイルを構成するすべてのブ
ロック内に、別のファイルの一部が混在していないかど
うかを確認する必要があり、もし混在している場合に
は、上述のような退避操作や再書き込み操作が必要にな
る。
【0033】このような状況は、例えば、音楽を10分
間記録できる記録媒体に、1曲約3分間の音楽を3曲記
録してあり、その内の1曲を別の新たな曲に書き換えた
いというような場合、つまり、記録媒体の容量に対し
て、ファイル1個の占める割合が非常に大きい場合に頻
繁に生ずる。
【0034】一方、ファイルの読み出し操作において
も、多様な用途に対応するためには、高速な読み出し性
能を有していることが望ましい。しかしながら、高速動
作により消費電力が増加することになるため、携帯機器
のような応用では不都合となってしまうという問題点も
生じる。
【0035】本発明は、上述したような実情に鑑みてな
されたもので、消去単位が書き込み単位よりも大きい記
録媒体を備えた情報記録再生装置において、簡易かつ高
速なメモリ制御と、簡単かつ柔軟なメモリ管理を可能し
た情報記録装置、情報記録再生装置および情報記録方法
を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
に本発明に係る情報記録装置は、情報の書き込み単位よ
りも情報の消去単位が大きい記録媒体と、前記記録媒体
に記録されたファイルを管理するためのファイル管理情
報を管理するファイル管理手段と、前記ファイル管理情
報に基づいて前記記録媒体に対するデータの書き込みな
らびにデータの消去を行う記録媒体制御手段とを有し、
前記記録媒体制御手段は、前記記録媒体の消去単位の先
頭位置からファイルを書き込むとともに、ファイルの書
き込みに対応するファイル管理情報を前記ファイル管理
手段に記録するよう構成したことを特徴とする。
【0037】記録媒体の消去単位の先頭位置からファイ
ルを書き込むことで、同一の消去単位内には1のファイ
ルのみを記録し、他のファイルを書き込まない。
【0038】また、本発明に係る情報記録装置は、情報
の書き込み単位よりも情報の消去単位が大きい記録媒体
片を複数個用いそれら複数の記録媒体片を順序付けて形
成した記録媒体と、前記複数の記録媒体片からなる記録
媒体に記録されたファイルを管理するためのファイル管
理情報を管理するファイル管理手段と、前記ファイル管
理情報に基づいて前記複数の記録媒体片からなる記録媒
体に対するデータの書き込みならびにデータの消去を行
う記録媒体制御手段とを有し、前記記録媒体制御手段
は、前記複数の記録媒体片の先頭の記録媒体片から順次
且つ並列的にファイルを書き込むとともに、ファイルの
書き込みに対応するファイル管理情報を前記ファイル管
理手段に記録するよう構成したことを特徴とする。
【0039】記録媒体片群の先頭の記録媒体片から順次
且つ並列的にファイルを書き込むことで、ファイルを論
理的に先頭の記録媒体片から規則的に且つ縦断的に記録
する。ファイルの管理は論理的に先頭の記録媒体片に対
して行う。
【0040】また、本発明に係る情報記録再生装置は、
情報の書き込み単位よりも情報の消去単位が大きい記録
媒体片を順序付けて複数個設けた記録媒体と、前記複数
の記録媒体片からなる記録媒体に記録されたファイルを
管理するためのファイル管理情報を管理するファイル管
理手段と、前記ファイル管理情報に基づいて前記複数の
記録媒体片に対するデータの書き込み、読み出しならび
にデータの消去を行う記録媒体制御手段と、複数個設け
た記録媒体片に対して並列的にアクセスして複数の記録
媒体片から並列的にファイルを読み出す高速読み出し
と、個々の記録媒体片に個別にアクセスして順次ファイ
ルを読み出す低速低消費電力読み出しとの2つの読み出
しのいずれかを設定する設定手段とを有し、前記記録媒
体制御手段は、前記設定手段により高速読み出しが設定
された場合は、前記複数の記録媒体片から並列的にファ
イルを読み出し、ならびに、前記設定手段により低速低
消費電力読み出しが設定された場合は、前記複数の記録
媒体片から順次にファイルを読み出すことを特徴とす
る。
【0041】複数の記録媒体片から並列的にファイルを
読み出し、或いは、複数の記録媒体片から順次にファイ
ルを読み出し再生をする。
【0042】また、本発明に係る情報記録方法は、情報
の書き込み単位よりも情報の消去単位が大きい記録媒体
に対してファイルのデータを記録する際に、前記消去単
位の先頭位置からファイルのデータを書き込むことを特
徴とする。
【0043】記録媒体の消去単位の先頭位置からファイ
ルを書き込むことで、同一の消去単位内には1のファイ
ルのみを記録し、他のファイルを書き込まない。
【0044】また、本発明に係る情報記録方法は、情報
の書き込み単位よりも情報の消去単位が大きい記録媒体
に対してファイルのデータを記録する際に、記録すべき
ファイルの容量が前記消去単位に記録できる容量よりも
大きい場合、記録すべきファイルを分割し、分割したフ
ァイルのそれぞれを前記消去単位の先頭位置から書き込
むことを特徴とする。
【0045】記録するデータが消去単位に記録できる容
量よりも大きい場合、記録するデータを分割し記録す
る。分割したファイルはファイル管理手段により管理す
る。
【0046】また、本発明に係る情報記録方法は、情報
の書き込み単位よりも情報の消去単位が大きい記録媒体
片を複数個用いるとともに複数の記録媒体片を順序付け
て記録媒体片群を形成し、記録すべきファイルのデータ
を前記書き込み単位毎に分割し、分割した順序と前記記
録媒体片の順序とを対応付けて各分割データを前記複数
の記録媒体片に並列的に順次書き込むことを特徴とす
る。
【0047】記録媒体片群の先頭の記録媒体片から順次
且つ並列的にファイルを書き込むことで、ファイルを論
理的に先頭の記録媒体片から規則的に且つ縦断的に記録
する。ファイルの管理は論理的に先頭の記録媒体片に対
して行う。
【0048】また、本発明に係る情報再生方法は、複数
の記録媒体片からなる記録媒体からファイルを読み出す
際に、高速読み出しまたは低速低消費電力読み出しのい
ずれかを設定し、高速読み出しを設定した場合は、複数
の記録媒体片に対して並列的にアクセスして複数の記録
媒体片から並列的にファイルを読み出し、低速低消費電
力を設定した場合は、個々の記録媒体片に個別にアクセ
スして順次ファイルを読み出すことを特徴とする。
【0049】複数の記録媒体片から並列的にファイルを
読み出し、或いは、複数の記録媒体片から順次にファイ
ルを読み出し再生をする。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面に基づいて説明する。
【0051】図1は、本発明に係る情報記録再生装置を
示すブロック構成図である。この情報記録再生装置1
は、図示しない情報提供装置から供給されるテキスト情
報、音声情報、映像情報、及びコンピュータプログラム
等の情報を記録し、記録した情報を再生、または他の情
報記録再生装置等に転送する装置である。
【0052】情報記録再生装置1は、この情報記録再生
装置1の使用者が記録または再生などの所望の機能を選
択して入力する機能選択部7と、1個以上の記録媒体片
から構成される記録媒体3と、この記録媒体3に記録さ
れているファイルを管理するファイル管理部4と、この
ファイル管理部4を併用して記録媒体3に対してファイ
ルの読み出し、書き込みおよび消去操作を制御する記録
媒体制御部2と、転送入出力端子11を介してこの情報
記録再生装置1へのデータの入力およびこの情報記録再
生装置1からのデータの出力を制御する転送制御部5
と、記録媒体3に記録されたファイルを再生して再生出
力端子12へ出力する再生制御部6とから構成される。
【0053】ここで、本発明に係る情報記録再生装置1
に備える記録媒体3は、データの書き込み操作を実行す
る前に既に記録されているデータの消去操作を必要とす
るものであって、消去単位(ブロック)は書き込み単位
(ページ)よりも大きい記録媒体である。なお、記録媒
体3に、ランダム・アクセス可能な半導体メモリやディ
スク媒体を用いることで、より高速な情報転送が可能と
なる。また、不揮発性メモリを用いることで、情報保持
のための電源が不要となり、情報記録再生装置1のより
一層の小型化が可能になる。特に本実施の形態において
は、記録媒体3は、1個以上の記録媒体片からなり、そ
の記録媒体片は、NAND型フラッシュメモリで構成さ
れている場合について説明する。
【0054】次に、情報記録再生装置1のデータの記録
方法、データの消去方法、データ転送方法、データ再生
方法についてそれぞれ分けて以下に説明する。
【0055】情報記録再生装置1のデータの記録は、図
示しない情報提供装置の出力端子と転送入出力端子11
とを接続し、使用者が機能選択部7にデータ記録を設定
することにより開始する。
【0056】情報提供装置から供給されたデータは、転
送入出力端子11を介し転送制御部5に供給される。転
送制御部5は、後述する下位転送プロトコルを実行して
入力データを取り込み記録媒体制御部2に供給する。記
録媒体制御部2は、転送制御部5から供給されたデータ
を後述する上位転送プロトコルを実行し、記録媒体3に
ファイルとして記録する。その際、記録媒体制御部2
は、ファイル管理部4を参照することにより、記録媒体
3内におけるファイルの記録状態を把握するとともに、
記録したファイルに対応するファイル管理情報をファイ
ル管理部4に記録する。
【0057】ここで、下位転送プロトコルは、例えば、
SCSI(Small Computer Syste
m Interface)と呼ばれるANSI X3.
131−1986規格や、IEEE1394規格や、P
CMCIA(Personal Computer M
emory Card InternationalA
ssociation)のPC−Card規格などであ
る。このような標準化されているインタフェースを採用
することによって、情報記録再生装置1は、より拡張性
のある応用を実現することができる。
【0058】また、上位転送プロトコルは、転送制御部
5の下位転送プロトコルのデータ転送能力を損なうこと
がない能力であることが望ましい。これは、情報記録再
生装置1全体としてのデータ転送能力は、転送制御部5
の下位転送プロトコルのデータ転送能力または記録媒体
制御部2の上位転送プロトコルの記録媒体制御能力のい
ずれか低い方に影響されてしまうからである。したがっ
て、効率の良い転送制御部5の上位転送プロトコルなら
びに記録媒体制御部2の下位転送プロトコルが必須とな
る。このため、本発明に係る情報記録再生装置1の上位
転送プロトコルは、記録媒体制御部2が記録媒体3を構
成する複数の記録媒体片に対して並列的にデータを書き
込むことで、ファイルの記録動作の高速化を図ってい
る。
【0059】記録媒体制御部2が記録媒体3を構成する
複数の記録媒体片に対してデータを書き込む場合の上位
転送プロトコルの手順は、次のようになる。
【0060】記録媒体制御部2は、データを記録する記
録媒体片に対してチップ・セレクト信号を供給し、続い
てデータ入力操作を示すコマンドを供給する。次に、記
録媒体制御部2は、データを書き込む記録媒体片に対し
てアドレスを供給し、転送制御部5から供給されたデー
タを、1ページ分(512バイト)記録媒体片の内部レ
ジスタへ転送する。記録媒体制御部2は、1ページ分
(512バイト)のデータを転送した後、記録媒体片に
対して書き込み操作を示すコマンドを供給する。
【0061】記録媒体片は、書き込み操作を示すコマン
ドが供給されると、記録媒体片の内部レジスタに一時記
憶してある1ページ分(512バイト)のデータを、先
に指定された書き込みアドレスに基づいてメモリ・セル
に順次書き込む。ここで、内部レジスタに一時記憶して
ある1ページ分(512バイト)のデータを全てメモリ
・セルに書き込みするのに所定の内部書き込み時間を要
する。
【0062】記録媒体制御部2は、記録媒体片が内部レ
ジスタのデータをメモリ・セルに書き込みするのに要す
る所定の内部書き込み時間を待つことなく、別の記録媒
体片に対して上述した書き込み動作に必要なコマンド、
アドレスおよびデータの入力を順次に実行する。
【0063】最後に、記録媒体制御部2は、1つのファ
イルを構成する全てのデータの書き込みが完了すると、
ファイル管理部4内に記録されているファイル管理情報
を更新する。
【0064】また、以上の記録媒体制御部2のデータを
書き込む場合の上位転送プロトコルの手順は、書き込み
を行うアドレスのデータが事前に消去されていることを
前提としているが、データが事前に消去されていない場
合には、書き込みを行う前に以下に示すファイルの消去
操作を実行するものとする。
【0065】記録媒体制御部2は、データを消去する記
録媒体片に対してチップ・セレクト信号を供給し、続い
てブロック消去操作をする第1のコマンドを供給する。
次に、記録媒体制御部2は、データ消去する記録媒体片
に対してデータを書き込みをするブロックのアドレスを
供給し、最後にブロック消去操作を示す第2のコマンド
を供給することにより所定時間経過後消去操作が完了す
る。
【0066】なお、ここで、記録媒体制御部2は、上記
所定時間を待つことなく別の記録媒体片に対しても消去
コマンドおよびアドレスの供給を順次実行することがで
きる。この場合は、ブロックの並列的な消去をすること
ができ消去動作の高速化が図れる。
【0067】一方、情報記録再生装置1のデータ転送動
作は、図示しない他の情報記録再生装置の入力端子と転
送入出力端子11とを接続し、使用者が機能選択部7に
データの転送を設定することにより開始する。
【0068】使用者が機能選択部7を操作して指定する
ファイル名を入力すると、記録媒体制御部2は、ファイ
ル管理部4を参照して該当するファイルを認識し、後述
する上位転送プロトコルを実行して記録媒体3に記録さ
れている上記ファイルを構成するデータを読み出す。続
いて記録媒体制御部2は、上記データを転送制御部5に
供給する。転送制御部5は、上述した下位転送プロトコ
ルを実行して上記データを転送入出力端子11から図示
しない他の情報記録再生装置に出力する。
【0069】また、データの転送の場合も上述したデー
タの記録の場合と同様に、記録媒体制御部2が実行する
上位転送プロトコルは、下位転送プロトコルのデータ転
送能力を損なわないように記録媒体3からのデータ読み
出しを制御できることが望ましい。そこで、読み出し時
の上位転送プロトコルも、上述する書き込み操作と同様
に複数の記録媒体片から並列的にデータを読み出すよう
にしている。
【0070】記録媒体制御部2が記録媒体3を構成する
複数の記録媒体片に対してデータを読み出す場合の上位
転送プロトコルの手順は、次のようになる。
【0071】記録媒体制御部2は、データを読み出す記
録媒体片に対してチップ・セレクト信号を供給し、続い
て読み出し操作を示すコマンドを供給する。次に、記録
媒体制御部2は、データを読み出す記録媒体片に対して
データの読み出しアドレスを供給する。
【0072】上記コマンド及び上記アドレスの供給を受
けた記録媒体片は、指定された読み出しアドレスのメモ
リ・セルから1ページ分(512バイト)のデータを記
録媒体片内の内部レジスタへ読み出した後に、内部レジ
スタに格納したデータを出力する。ここで、メモリ・セ
ルからデータを読み出して内部レジスタへ転送するのに
所定の内部読み出し時間が必要である。
【0073】記録媒体制御部2は、先に指定した記録媒
体片の内部読み出し動作が完了した後に、内部レジスタ
に格納されている読み出しデータを取り出して、その読
み出しデータを転送制御部5へ供給することで、1ペー
ジ分(512バイト)の読み出し操作を行う。
【0074】記録媒体制御部2は、記録媒体片がメモリ
・セルのデータを内部レジスタに読み出すのに要する所
定の内部読み出し時間を待つことなく、別の記録媒体片
に対して上述した読み出し動作と同様の必要なコマンド
およびアドレスの入力を順次に実行する。
【0075】一方、情報記録再生装置1のデータの再生
動作は、再生出力端子12に図示しない出力端末装置、
例えば出力データが音声データであればイヤホンやスピ
ーカまたは出力データが画像データであればモニタ等を
接続し、使用者が機能選択部7にデータの再生を設定す
ることにより開始する。
【0076】使用者が機能選択部7を操作して指定する
ファイル名を入力すると、記録媒体制御部2は、ファイ
ル管理部4を参照して該当するファイルを認識し、上位
転送プロトコルを実行して記録媒体3に記録されている
上記ファイルを構成するデータを読み出す。ここで、再
生動作における記録媒体制御部2が実行する上位転送プ
ロトコルは、上述した読み出し動作における上位転送プ
ロトコルと同様である。続いて、記録媒体制御部2は、
上記データを再生制御部6に供給する。再生制御部6
は、上記データに再生処理を施し再生出力端子12を介
し図示しない出力端末に供給する。
【0077】ここで、再生制御部6が行う再生処理内容
は、記録媒体3に記録されているデータの内容に依存す
る。つまり、記録媒体3に記録されているデータが何ら
かの符号化処理を施されたものであれば、再生制御部6
は、それに対応する復号化処理を実行する。例えば、記
録媒体3に記録されているデータが映像信号であり、M
PEG(Moving Picture Expert
s Group)アルゴリズムで符号化処理が施されて
いれば、再生制御部6はMPEGアルゴリズムで復号化
処理を施す。
【0078】また、再生制御部6からの出力は、例え
ば、映像信号や音声信号であればその出力速度は一定速
度に規定される。従って、記録媒体制御部2は、再生制
御部6のデータ再生速度に合わせて記録媒体3からデー
タを読み出せばよい。また、記録媒体3に記録されたデ
ータが圧縮されたものであれば、再生動作時に実行され
る上位転送プロトコルは、上述した書き込み動作ならび
に転送動作の場合ほど高速性を要求されないため、読み
出し速度は比較的低速ですむ。
【0079】なお、情報記録再生装置1は、機能選択部
7の操作によって、転送入力データを記録媒体3に記録
することなく、転送入力データを直接再生して再生出力
を得るよう設定することも可能である。このような直接
再生が設定された場合、転送入出力端子11から転送制
御部5へ入力されたデータは、記録媒体制御部2を介し
て再生制御部6へ供給され、再生制御部6で再生処理さ
れた後に再生出力端子12から出力される。これによ
り、外部の汎用記録媒体を利用することもできるため、
柔軟なシステム構成が可能となる。
【0080】次に、図2〜図5を参照して本発明に係る
情報記録再生装置1の記録媒体3に、ファイルを書き込
むファイル書き込み方法について説明する。
【0081】ここで、ファイルを書き込む記録媒体3の
基本規則は以下のとおりである。
【0082】記録媒体3は、物理アドレスの表示方法と
して、C(Chip)、B(Block)、P(Pag
e)の3つの単位を使用する。Cは記録媒体片の番号
c、Bは消去の最小単位であるブロックの番号b、Pは
書き込みの最小単位であるページの番号pである。記録
媒体3の物理アドレスは、それぞれCBPに対応させ
て、CBP[c:b:p]として表現する。ページの容
量は、FAT(FileAllocation Tab
le)ファイルシステム等に対応させて512バイトと
している。
【0083】また、記録媒体3に記録されているデータ
の識別方法として、F(File)、S(Secto
r)の2つの単位を使用する。Fはファイルの番号f、
Sはファイルを構成するセクタの番号sであり、データ
の識別方法は、それぞれfsに対応させて、FS[f:
s]として表現する。但し、記録媒体3内に図示するF
Sは、実際に記録されているセクタ・データに対応する
識別番号であり、ファイル管理部4内に図示するFS
は、識別番号そのものが記録されている。
【0084】記録媒体3は、1個以上の記録媒体片で構
成されており、この記録媒体片C[0]は、ブロックB
[0]からB[3]の4つのブロックで構成されてい
る。また、各ブロックは、ページP[0]からP[3]
で構成されいる。
【0085】また、記録媒体3に記録されている全ての
データは、ファイル管理部4において管理されている。
ファイル管理部4は、各ファイルにおける先頭ブロック
B[c:b:p]および最終セクタ番号FS[f:s]
が記録されている。ファイル管理部4は、ファイル管理
情報として論理アドレスM[0]からM[m−1]に記
録する。ここで、mはファイル管理部4で管理できる最
大ファイル数である。
【0086】図2は、本発明に係る情報記録方法により
ファイルを書き込んだ記録媒体3のメモリマップ図であ
る。ここで図2の例においては、記録媒体3は、1個の
記録媒体片で構成される場合を示す。
【0087】本発明に係るデータ記録方法は、分割され
たファイルも含めたすべてのファイルを記録媒体3のデ
ータの消去単位であるブロックの先頭アドレスから記録
する。具体的にはファイル管理部4に記録されるファイ
ル管理情報から、記録媒体3は、次のようなファイルが
記録されていることがわかる。図2に示す記録媒体3に
3個のファイルが記録されており、その論理的な順序
は、F[1]、F[2]、F[0]である。ファイルF
[1]はブロックB[1]の先頭アドレスCBP[0:
1:0]から6セクタ分、ファイル[2]はブロックB
[3]の先頭アドレスCBP[0:3:0]から4セク
タ分、ファイルF[0]はブロック0の先頭アドレスC
BP[0:0:0]から3セクタ分の容量で記録されて
いる。
【0088】図2に示す記録媒体3に記録されているフ
ァイルF[1]を書き換える場合は以下のようになる。
記録媒体3内は、充分な空き領域がないため、ファイル
の書き換え操作として新たなファイルを直接空き領域に
書き込むことはできない。そのため、既に記録媒体3に
記録されている古いファイルを一旦消去しなければなら
ない。しかしながら、図2に示す記録媒体3では、同一
ブロック内に他のファイルのデータは記録されていない
ため、他のファイルのデータを退避する必要はなく、単
にブロックB[1]およびB[2]のデータを消去する
ことで、ファイルF[1]の消去操作を完了する。
【0089】従って、記録媒体3が複数の記録媒体片で
構成される場合、ファイルの管理は論理的に先頭の記録
媒体片のみに対して行えばよい。そのため、簡易なファ
イル管理が実現され、特に、オーディオや画像データの
ようにシーケンシャルアクセス性の高いファイル管理に
おいて有効である。
【0090】一方、新しく記録するファイルが、書き換
え前の古いファイルよりも容量が大きい場合の書き換え
操作を図3を用いて説明する。ここで図3の例において
は、記録媒体3は、1個の記録媒体片で構成される場合
を示す。
【0091】図3に示すように、ファイル管理部4に管
理される記録媒体3は、次のような内容が記録されてい
る。図3に示す記録媒体3は、3個のファイルが記録さ
れており、その論理的な順序はF[1]、F[2]、F
[0]である。ファイルF[1]はブロックB[1]の
先頭アドレスCBP[0:1:0]から2セクタ分、フ
ァイルF[2]はブロックB[2]の先頭アドレスCB
P[0:2:0]から4セクタ分、ファイルF[0]は
ブロックB[0]の先頭アドレスCBP[0:0:0]
から3セクタ分の容量をそれぞれ有している。
【0092】図3に示す、2セクタ容量のファイルF
[1]を6セクタ容量の新しいファイルに書き換える場
合、古いファイルF[1]が書き込まれているブロック
B[1]の4セクタ分だけでは容量不足である。さら
に、ブロックB[1]に連続するブロックB[3]に
は、別のファイルF[2]が既に書き込まれているため
にこのブロックB[3]を使用することができない。
【0093】このような場合、記録媒体制御部2は、新
たなファイルを物理的に分割して記録媒体3に記録す
る。もちろん、分割された各ファイルはいずれも上述の
ようにブロックの先頭アドレスから記録する。そして、
記録媒体制御部2は、分割して記録したファイルを論理
的に連続させるためのファイル管理情報をファイル管理
部4に記録する。
【0094】その結果、図4に示すように、新しいファ
イルF[1]は、記録媒体3のブロックB[1]および
ブロックB[3]に分割して書き込まれることになる。
分割されたファイルは、ブロックB[1]の先頭アドレ
スCBP[0:1:0]から4セクタ、ブロックB
[3]の先頭アドレスCBP[0:3:0]から2セク
タで構成される。
【0095】また、ファイル管理部4は、論理アドレス
M[0]にファイル管理情報B[1],FS[1:3]
を、論理アドレスM[1]にファイル管理情報B
[3],FS[1:5]を、論理アドレスM[2]にフ
ァイル管理情報B[2],FS[2:3]を、論理アド
レスM[3]にファイル管理情報B[0],FS[0:
2]を記録する。論理アドレスM[0]にFS[1:
3]が、論理アドレスM[0]に続く論理アドレスM
[1]にFS[1:5]があることで、2つのブロック
に分割された記録されたファイルF[1]が論理的に連
続していることを示し、かつ、論理的に連続しているフ
ァイルF[1]のセクタ番号0からセクタ番号3までが
ブロックB[1]に記録されており、ブロックB[3]
にはセクタ番号4と最終セクタとなるセクタ番号5が記
録されていることが分るようにしている。そのため、分
割されて2つのブロックB[1]およびB[3]に記録
されたファイルが、論理的に連続していることがファイ
ル管理部4に記録されたファイル管理情報から認識でき
る。
【0096】従って、本発明に係る情報記録再生装置1
の記録媒体3へのデータ記録方法は、同一ブロック内に
複数のファイルが混在しないようにすることによって、
ブロック消去操作において、別のファイルを同時に消去
してしまうこともなく、また、必要なファイル(消去し
てはいけないファイル)を別領域に退避させることもな
くなる。その結果、空き領域を確保するためのバッファ
や複雑な操作を不要にすることができ、書き換え操作に
おけるオーバーヘッドを非常に小さくできるため高速な
書き換えをすることができる。
【0097】図5は、本発明に係る情報記録方法により
ファイルを書き込んだ記録媒体3が、複数の記録媒体片
で構成されている場合のメモリマップ図である。
【0098】ここで図5に示す記録媒体3は、4個の記
録媒体片3a,3b,3c,3dで構成されている例を
示している。なお、複数の記録媒体片3a,3b,3
c,3dに対して、予め順序付けを行っている。記録媒
体片3aを先頭に、記録媒体片3b、記録媒体片3c、
記録媒体片3dの順に順序付けを行っている。
【0099】本発明に係る情報記録方法は、ファイルの
セクタ・データ(書き込み単位毎に分割したファイルの
データ)を、記録媒体片3a、記録媒体片3b、記録媒
体片3c、記録媒体片3dの順に、かつ、同一ブロック
内の先頭アドレスから順次並列的に書き込こむを特徴と
する。また、ファイルの管理は、論理的に先頭の記録媒
体片3aに対してのみ行う構成としている。
【0100】具体的に図5において、ファイル管理部4
に記録されたファイル管理情報は、次のことを示してい
る。4個の記録媒体片3a〜3dからなる記録媒体3内
には、3個のファイルが記録されており、その論理的な
順序はF[1],F[2],F[0]である。ファイル
F[1]はブロックB[1]の先頭アドレスCBP
[0:1:0]から23セクタ分、ファイルF[2]は
ブロックB[3]の先頭アドレスCBP[0:3:0]
から13セクタ分、ファイルF[0]はブロックB
[0]の先頭アドレスCBP[0:0:0]から12セ
クタ分の容量をそれぞれ有している。
【0101】図5に示す記録媒体3のファイルF[1]
を書き換える場合は以下のようになる。当該ファイルF
[1]は、4個の記録媒体片3a〜3dに亘って8ブロ
ックで構成されている。記録媒体制御部2は、当該ファ
イルF[1]の消去操作として、CB[0:1]、CB
[1:1]、CB[2:1]、CB[3;1]、CB
[0:2]、CB[1:2]、CB[2:2]、CB
[3:2]の順序で並列的にブロック消去を実行するこ
とになる。ここで、各記録媒体片に記録されたデータを
消去する場合は所定の消去時間がかかる。
【0102】記録媒体制御部2は、ファイルF[1]の
消去操作が終了すると、新たなファイルの書き込みを開
始する。この場合、最初に書き込みを行う記録媒体片以
外の記録媒体片が、消去操作における消去時間内であっ
ても書き込み操作を開始することができる。図5に示し
た例では、FS[1:0]、FS[1:1]、FS
[1:2]、FS[1:3]、FS[1:4]………と
いう順序でFS[1:22]までのセクタ・データを各
記録媒体片3a〜3dに縦断的に記録する。
【0103】また、記録媒体3が複数記録媒体片により
構成される場合は、上述した書き込み方法と同様に、読
み出し操作を並列的に行うことも可能である。その際の
セクタ・データの読み出し順序は、書き込み操作時と全
く同じである。例えば、ファイルF[1]を読み出す場
合、記録媒体制御部2は、当該ファイルF[1]がブロ
ックB[1]の先頭アドレスCBP[0:1:0]から
23セクタ分の容量を有していることをファイル管理部
4に記録されているファイル管理情報に基づいて認識す
る。記録媒体制御部2は、当該ファイルF[1]の読み
出し操作として、図示するFS[1:0]、FS[1:
1]、FS[1:2]、FS[1:3]、FS[1:
4]………という順序でFS[1:22]までのセクタ
・データを4個の記録媒体片3a〜3dから縦断的に読
み出す。
【0104】なお、読み出し操作を並列的に行う場合に
おいては、使用者が選択的に設定できるようにしても良
いし、また、読み出されるデータの内容により自動的に
設定できるようにしても良い。
【0105】従って、本発明に係るデータ記録方法によ
って、ファイルを構成するブロックも複数の記録媒体片
に亘って縦断的に連続しているため、消去操作ならびに
書き込み操作が並列的に実行でき、高速な書き換え操作
が可能である。また、ファイル管理部4は、記録媒体片
の個数に依存しないため、記録媒体3の容量の変更にも
柔軟に対応できる。
【0106】次に、本発明に係る情報記録再生装置1に
備える記録媒体制御部2のデータの書き込み方法、デー
タの消去方法、データの読み出し方法をフローチャート
を用いて説明する。
【0107】図6は、本発明に係る情報記録再生装置1
に備える記録媒体制御部2のデータの書き込み方法を示
すフローチャートである。
【0108】先ず、ステップS101において記録媒体
制御部2は、使用者が転送制御部5から伝送されるデー
タを記録媒体3に対して書き込む操作を要求する操作指
定が機能選択部7から入力されたことを認識する。次の
ステップS102において記録媒体制御部2は、使用者
が機能選択部7を用いて入力した書き込むファイルに関
する情報、例えば、ファイル名や容量等を認識する。
【0109】次のステップS103において記録媒体制
御部2は、ファイル管理部4に記録されているファイル
管理情報に基づいて記録媒体3の空き領域を検索し、続
くステップS104において空き領域がある(YES)
と判断すると、次のステップS105から記録媒体3へ
のファイルの書き込み処理を開始する。記録媒体制御部
2は、ステップS104において空き領域がない(N
O)と判断すると、後述する図7に示すAより始まるス
テップS204からブロック消去操作を実行して空き領
域を確保する。
【0110】このステップS104で空き領域ファイル
の有無を判断することは、管理部4に記録してあるファ
イル管理情報に基づいてファイルの総容量を算出できる
ため、容易である。ここで、空き領域を確保するために
消去するファイルは、時間的または論理的に最も古いフ
ァイルが自動的に選択されるようにしてもよいし、この
情報記録再生装置1の使用者が機能選択部7を用いて消
去するファイルを選択指定できるようにしてもよい。
【0111】次に、ステップS105において記録媒体
制御部2は、書き込みを行うべき記録媒体片に対してチ
ップ・セレクト信号を供給する。ここで、ファイルの先
頭に相当するセクタを書き込む場合は、上述したよう
に、必ず論理的に先頭の記録媒体片を選択し、それ以外
は規則的な順序で選択する。次のステップS106にお
いて記録媒体制御部2は、前のステップS105で選択
した記録媒体片のステータス情報としてレディ/ビジィ
状態を検査し、レディ状態(Ready)となるまで当
該ステップS106で待機する。ファイルの書き込み操
作を開始してから初めて選択される記録媒体片は、レデ
ィ状態(Ready)となっているのが通常であるが、
ステップS104において消去操作に分岐した場合(N
O)は、消去中のためにレディ状態となっていない場合
(Busy)がある。
【0112】ステップS106において、記録媒体制御
部2は、記録媒体片がレディ状態(Ready)である
と判断すると、次のステップS107で、詳細を上述し
た書き込み手順でセクタ・データの書き込みを実行す
る。その際は、必ずブロックの先頭アドレスから書き込
みを開始する。これは分割されたファイルであっても同
様である。もちろん、記録媒体片の内部レジスタからメ
モリ・セルへの書き込み時間中は、これが終了するのを
待つことなく、次のステップに進むことが可能である。
【0113】次のステップS108において記録媒体制
御部2は、ファイルを構成する全てのセクタの書き込み
が完了したか否かを判断し、完了していなければ(N
O)ステップS105から別の記録媒体片に対して同様
な処理を繰り返す。記録媒体制御部2は、ファイルの書
き込みが完了した(YES)ことを判断すると、次のス
テップS109で、書き込んだファイルの管理情報をフ
ァイル管理部4に更新記録してファイルの転送入力操作
を終了する。
【0114】図7は、本発明に係る情報記録再生装置1
に備える記録媒体制御部2のデータの消去方法を示すフ
ローチャートである。
【0115】先ず、ステップS201において記録媒体
制御部2は、使用者が記録媒体3に対して消去操作を要
求する操作指定が機能選択部7から入力されたことを認
識する。次のステップS202において記録媒体制御部
2は、使用者が機能選択部7を用いて入力した消去する
ファイルに関する情報、例えばファイル名等を認識す
る。
【0116】次のステップS203において記録媒体制
御部2は、ファイル管理部4に記録されているファイル
管理情報に基づいて指定されたファイルを検索する。
【0117】次に、ステップS204において記録媒体
制御部2は、ブロック消去を行うべき記録媒体片に対し
てチップ・セレクト信号を供給する。ここで、ファイル
の先頭に相当するセクタを含むブロックは、必ず論理的
に先頭の記録媒体片に記録されているため、消去操作の
最初は論理的に先頭の記録媒体片を選択することにな
り、その後は規則的な順序でブロック消去を行う記録媒
体片を選択する。また、図6に示した書き込み操作にお
けるステップS104で、ファイルを書き込むための空
き領域がない(NO)と判定された場合は、当該ステッ
プS204へ移行して消去操作が実行される。
【0118】次のステップS205で記録媒体制御部2
は、前のステップS204で選択した記録媒体片のステ
ータス情報としてレディ/ビジィ状態を検査し、レディ
状態(Ready)となるまで当該ステップS204で
待機する。但し、ファイルの消去操作を開始してから初
めて選択される記録媒体片は、通常レディ状態(Rea
dy)となっている。
【0119】ステップS205において記録媒体制御部
2は、記録媒体片がレディ状態(Ready)であると
判断すると、次のステップS206で、詳細を上述した
ブロック消去手順でブロック消去を実行する。もちろ
ん、ブロックの消去時間中は、これが終了するのを待つ
ことなく次のステップへ進むことが可能である。
【0120】次のステップS207において記録媒体制
御部2は、ファイルを構成する全てのブロックの消去が
完了したか否かを判断し、完了していなければ(N
O)、上記ステップS204から別の記録媒体片に対し
て同様の処理を繰り返す。
【0121】ファイルの消去が完了した(YES)と判
断されると、次のステップS208において記録媒体制
御部2は、消去操作を行なったファイルの管理情報をフ
ァイル管理部4から削除して、ファイルの消去操作を終
了する。但し、上述の書き込み操作中に、ステップS2
04へ分岐している場合には、ステップS208の処理
をすることなく、図6に示したBの書き込み操作におけ
るステップS105へ戻ることになる。
【0122】図8〜図10は、本発明に係る情報記録再
生装置1に備える記録媒体制御部2のデータの読み出し
方法を示すフローチャートである。ファイルの読み出し
処理は、転送出力の場合と再生出力の場合とで処理が異
なる。
【0123】先ず、ステップS301において記録媒体
制御部2は、使用者が記録媒体3に対して転送出力また
は再生出力の操作を要求する操作指定が機能選択部7か
ら入力されたことを認識する。次のステップS302に
おいて記録媒体制御部2は、使用者が機能選択部7を用
いて入力した読み出すファイルに関する情報、例えばフ
ァイル名等を認識する。
【0124】次のステップS303で、記録媒体制御部
2は、指定されたファイルの管理情報、例えば記録媒体
3におけるアドレスや容量等をファイル管理部4から検
索し、当該ファイル管理情報に基づいてステップS30
4以降でファイルの読み出し処理を実行する。
【0125】次にステップS304において、記録媒体
制御部2は、機能選択部7によって転送出力が指定され
ている場合は、図9に示すCから進むステップS401
へ処理を分岐し、機能選択部7によって再生出力が指定
されている場合は、図10に示すDから進むステップS
501へ処理を分岐する。
【0126】後述する図9に示す転送出力が指定されて
いる場合の読み出し操作または図10に示す再生出力が
指定されている場合の読み出し操作が終了した後、ステ
ップS305において、記録媒体制御部2は、ファイル
を構成する各セクタに対する読み出し処理を、全てのセ
クタに対して完了したか否かを判断し、完了していなけ
れば(NO)、ステップS304へ戻って別の記録媒体
片に対して同様な処理を繰り返す。ステップS305で
ファイルの読み出しを完了した(YES)と判断される
と、以上のファイルの読み出し操作を終了する。
【0127】転送出力のための読み出し操作の場合は、
図8に示すステップS304から図9に示すステップS
401へ処理が移行する。
【0128】図9に示すステップS401において記録
媒体制御部2は、図8に示すステップS303で検索し
たファイル管理情報に基づいて、読み出しを行うべき記
録媒体片に対してチップ・セレクト信号を供給する。こ
こで、ファイルの先頭にあたるセクタを読み出す場合
は、必ず論理的に先頭の記録媒体片を選択することにな
る。
【0129】続くステップS402およびS403にお
いて記録媒体制御部2は、ページ読み出しコマンドおよ
び読み出しを行うアドレスを、前のステップS401で
選択した記録媒体片に順次入力する。次のステップS4
04において記録媒体制御部2は、ファイルが縦断的に
記録されている全ての記録媒体片に対してコマンドおよ
びアドレスの入力を完了していなければ(NO)、ステ
ップS401に戻って、全ての記録媒体片に対するコマ
ンドおよびアドレスの入力を完了(YES)するまで繰
り返す。
【0130】なお、ステップS401からステップS4
04までの処理を繰り返すことによって、所定の内部読
み出し時間後には、読み出すべきファイルが縦断的に記
録されている全ての記録媒体片の内部レジスタには、メ
モリ・セルから読み出されたセクタ・データが保持され
る。そのため、続くステップS405以降では、ファイ
ルを構成するセクタ・データを内部レジスタから連続し
て読み出すことができる。この方法により、各記録媒体
片におけるメモリ・セルから内部レジスタにセクタ・デ
ータが読み出されるまでの待ち時間を有効活用すること
ができ、オーバーヘッドの小さい読み出し操作が可能と
なる。
【0131】次に、ステップS405において記録媒体
制御部2は、ステップS401で最初に選択した記録媒
体片を再び選択し、次のステップS406で、選択した
記録媒体片のステータス情報としてレディ/ビジィ状態
を検査する。記録媒体制御部2は、記録媒体片がビジィ
状態(Busy)中は当該ステップで待機し、記録媒体
片がレディ状態(Ready)であると判断すると、次
のステップS407で、記録媒体片の内部レジスタに保
持されているセクタ・データを読み出し、読み出したデ
ータを転送制御部5へ供給する。
【0132】記録媒体制御部2は、ステップS405か
らステップS407までの処理を、ステップS401か
らステップS403までの処理を行なった全ての記録媒
体片に対して、ステップS401からステップS403
までの処理で選択した記録媒体片の順序と同一の記録媒
体片の順序で繰り返し実行する。この処理を記録媒体制
御部2は、次のステップS408で制御を行う。
【0133】ステップS408において記録媒体制御部
2は、各記録媒体片の内部レジスタに保持されたセクタ
・データの転送出力が完了したか否かを判断し、転送出
力を完了していない場合(NO)は、ステップS405
からステップS407までの処理をセクタ・データの読
み出しがなされていない記録媒体片に対して順次繰り返
す。
【0134】そして、転送出力が完了すると(YE
S)、記録媒体制御部2は、図8に示すEから始まるス
テップS305へ処理を移行する。
【0135】従って、ステップS405からステップS
407までの処理を、ステップS401で選択した記録
媒体片と同じ順序で繰り返すことによって、ファイルを
構成するセクタ・データを大量且つ高速に転送出力する
ことができる。
【0136】再生出力のための読み出し操作の場合は、
図8に示すステップS304から図10に示すステップ
S501へ処理が移行する。
【0137】ステップS501において記録媒体制御部
2は、図8に示すステップS303で検索したファイル
管理情報に基づいて、読み出しを行うべき記録媒体片に
対してチップ・セレクト信号を供給する。ここで、ファ
イルの先頭のあたるセクタを読み出した場合は、必ず論
理的に先頭の記録媒体片を選択することになる。
【0138】続くステップS502およびステップS5
03において記録媒体制御部2は、ページ読み出しコマ
ンドおよび読み出しを行うアドレスを、ステップS50
1で選択した記録媒体片に順次入力する。次のステップ
S504において記録媒体制御部2は、既に選択してい
る記録媒体片のステータス情報としてレディ/ビジィ状
態を検査し、記録媒体片がビジィ状態(Busy)中の
場合は当該ステップS504で待機し、記録媒体片がレ
ディ状態(Ready)であると判断すると、次にステ
ップS505で、記録媒体片の内部レジスタに保持され
ているセクタ・データを読み出し、読み出したデータを
再生制御部6へ供給する。
【0139】そして、データの再生出力が完了すると、
記録媒体制御部2は、図8に示すFから始まるステップ
S305へ処理を移行する。
【0140】再生出力における処理は、コマンドおよび
アドレスの入力とデータの出力を別々に実行する転送出
力の処理と比較すると、ステップS501からステップ
S505までの処理を記録媒体片ごとに実行するために
合計の読み出し時間が長くなる。しかし、複数の記録媒
体片を同時に動作させないため、音声などを実時間再生
するような場合は、消費電力を低く抑えることができる
ため都合が良い。
【0141】もちろん、図10には示していないが、転
送出力時における図9に示したステップS401〜ステ
ップS408までの処理を再生出力時に適用することも
可能であり、同様に、再生出力時における図10に示し
たステップS501〜ステップS505までの処理を転
送出力時に適用することも可能である。
【0142】図8〜図10に示した記録媒体制御部2に
おける処理手順は、記録媒体3の仕様に依存する部分も
あるが、高速な読み出し操作はチップに対して並列的に
実行する。また、比較的低速であるが消費電力を抑える
読み出し操作は、チップ毎に実行するため、記録媒体の
種類には無関係に実現することができる。
【0143】従って、本発明に係る情報記録再生装置1
は、複数の記録媒体片からの読み出し操作において、高
速性を必要とする場合には、複数の記録媒体片に対して
並列的に制御し、一方、高速性を必要としない場合、ま
たは低消費電力性が必要となる場合には、各記録媒体片
に対して順次制御することができる。これにより、高速
性を利用して他の装置へ高速データ転送を実行したり、
低消費電力性を利用してオーディオ等の長時間再生を実
行したり、用途に応じた読み出し操作の選択が可能とな
る。
【0144】
【発明の効果】本発明に係る情報記録装置は、記録媒体
の消去単位の先頭位置からファイルを書き込む。また、
同一の消去単位内には1のファイルのみを記録し、他の
ファイルが書き込まれない。このことにより、同一消去
単位内に他のファイルが混在することがなくなり、ファ
イルの消去に際して、他のファイルを退避する必要がな
く、ファイルの消去を簡易かつ高速に行うことができ
る。
【0145】また、本発明に係る情報記録装置は、記録
媒体片群の先頭の記録媒体片から順次且つ並列的にファ
イルを書き込み、ファイルを論理的に先頭の記録媒体片
から規則的に且つ縦断的に記録する。また、ファイルの
管理は論理的に先頭の記録媒体片に対して行う。このこ
とにより、柔軟なファイル管理を実現することができ、
特にシーケンシャルアクセス性の高いファイル管理にお
いては有効である。
【0146】また、本発明に係る情報記録再生装置は、
複数の記録媒体片から並列的にファイルを読み出し、あ
るいは、複数の記録媒体片から順次にファイルを読み出
し再生をする。複数の記録媒体片から並列的にファイル
を読み出すことで、高速の読み出しができる。また、高
速読み出しでは、複数の記録媒体片を並列に動作させた
め消費電力が増加するので、読み出し速度が低くてもよ
い場合は、個々の記録媒体片から順次にファイルを読み
出すことで、消費電力を低減させることができる。
【0147】また、本発明に係る情報記録方法は、記録
媒体の消去単位の先頭位置からファイルを書き込む。ま
た、同一の消去単位内には1のファイルのみを記録し、
他のファイルが書き込まない。このことにより、同一消
去単位内に他のファイルが混在することがなくなり、フ
ァイルの消去に際して、他のファイルを退避する必要が
なく、ファイルの消去を簡易かつ高速に行うことができ
る。
【0148】また、本発明に係る情報記録方法は、記録
するデータが記録媒体の消去単位に記録できる容量より
も大きい場合、記録するデータを分割し記録する。分割
したファイルはファイル管理手段により管理する。この
ことにより、消去単位より大きいデータであっても、同
一消去単位内に他のファイルが混在することがなくな
り、ファイルの消去に際して、他のファイルを退避する
必要がなく、ファイルの消去を簡易かつ高速に行うこと
ができる。
【0149】また、本発明に係る情報記録方法は、記録
媒体片群の先頭の記録媒体片から順次且つ並列的にファ
イルを書き込み、ファイルを論理的に先頭の記録媒体片
から規則的に且つ縦断的に記録する。また、ファイルの
管理は論理的に先頭の記録媒体片に対して行う。このこ
とにより、柔軟なファイル管理を実現することができ、
特にシーケンシャルアクセス性の高いファイル管理にお
いては有効である。
【0150】また、本発明に係る情報再生方法は、複数
の記録媒体片に対して並列的にアクセスして複数の記録
媒体片から並列的にファイルを読み出す高速読み出し
と、個々の記録媒体片に個別にアクセスして順次ファイ
ルを読み出す低速低消費電力読み出しとの2つの読み出
し方法を用途によって選択できる。このことにより、消
費電力は大きいが読み出し速度の早い高速読み出しと、
読み出し速度は低いが消費電力の小さい低速低消費電力
読み出しとを、用途によって使い分けることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録再生装置を示すブロック
構成図である。
【図2】本発明に係る情報記録方法によりファイルを書
き込んだ記録媒体のメモリマップ図である。
【図3】本発明に係る情報記録方法によりファイルを書
き込んだ記録媒体のメモリマップ図である。
【図4】本発明に係る情報記録方法によりファイルを書
き込んだ記録媒体のメモリマップ図である。
【図5】本発明に係る情報記録方法によりファイルを書
き込んだ、複数の記録媒体片で構成されている記録媒体
のメモリマップ図である。
【図6】本発明に係る情報記録再生装置に備える記録媒
体制御部のデータの書き込み方法を示すフローチャート
である。
【図7】本発明に係る情報記録再生装置に備える記録媒
体制御部のデータの消去方法を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明に係る情報記録再生装置に備える記録媒
体制御部のデータの読み出し方法を示すフローチャート
である。
【図9】本発明に係る情報記録再生装置に備える記録媒
体制御部のデータの転送をする場合の読み出し方法を示
すフローチャートである。
【図10】本発明に係る情報記録再生装置に備える記録
媒体制御部のデータの再生をする場合の読み出し方法を
示すフローチャートである。
【図11】従来の第1の情報記録再生装置の外観図であ
る。
【図12】従来の第2の情報記録再生装置の外観図であ
る。
【図13】従来の第1の情報提供装置の外観図である。
【図14】従来の第2の情報転送装置の外観図である。
【図15】従来の情報記録方法によりファイルを書き込
んだ記録媒体のメモリマップ図である。
【図16】従来の情報記録方法によりファイルを書き込
んだ記録媒体のメモリマップ図である。
【図17】従来の情報記録方法によりファイルを書き込
んだ記録媒体のメモリマップ図である。
【符号の説明】
1 情報記録再生装置、11 転送入出力端子、12
再生出力端子、7 機能選択部、2 記録媒体制御部、
3 記録媒体、3a〜3d 記録媒体片、4ファイル管
理部、5 転送制御部、6 再生制御部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の書き込み単位よりも情報の消去単
    位が大きい記録媒体と、 前記記録媒体に記録されたファイルを管理するためのフ
    ァイル管理情報を管理するファイル管理手段と、 前記ファイル管理情報に基づいて前記記録媒体に対する
    データの書き込みならびにデータの消去を行う記録媒体
    制御手段とを有し、 前記記録媒体制御手段は、前記記録媒体の消去単位の先
    頭位置からファイルを書き込むとともに、ファイルの書
    き込みに対応するファイル管理情報を前記ファイル管理
    手段に記録するよう構成したことを特徴とする情報記録
    装置。
  2. 【請求項2】 情報提供装置と電気的に接続して情報を
    転送するための転送入力端子と、前記転送入力端子から
    入力されるファイルを前記記録媒体制御手段に転送する
    転送制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体制御手段は、前記転送入力
    端子から入力されたファイルの容量が、前記記録媒体の
    物理的に連続した空き領域よりも大なる場合、当該ファ
    イルを複数に分割して前記記録媒体に記録するよう構成
    したことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体制御手段は、前記ファイル
    を複数に分割して記録する場合、前記記録媒体の消去単
    位の先頭位置から分割した各ファイルを書き込むととも
    に、分割して書き込んだ各ファイルが論理的には連続で
    あることを示すファイル管理情報を前記ファイル管理手
    段に記録するよう構成したことを特徴とする請求項1に
    記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】前記ファイル管理情報は、ファイル名、ア
    ドレスおよび容量に関する情報を含み、前記アドレスは
    消去単位のアドレスであることを特徴とする請求項1に
    記載の情報記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体としてフラッシュメモリを
    用いることを特徴とする請求項1に記載の情報記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体として光磁気ディスクを用
    いることを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  8. 【請求項8】 情報の書き込み単位よりも情報の消去単
    位が大きい記録媒体片を複数個用いそれら複数の記録媒
    体片を順序付けて形成した記録媒体と、 前記複数の記録媒体片からなる記録媒体に記録されたフ
    ァイルを管理するためのファイル管理情報を管理するフ
    ァイル管理手段と、 前記ファイル管理情報に基づいて前記複数の記録媒体片
    からなる記録媒体に対するデータの書き込みならびにデ
    ータの消去を行う記録媒体制御手段とを有し、 前記記録媒体制御手段は、前記複数の記録媒体片の先頭
    の記録媒体片から順次且つ並列的にファイルを書き込む
    とともに、ファイルの書き込みに対応するファイル管理
    情報を前記ファイル管理手段に記録するよう構成したこ
    とを特徴とする情報記録装置。
  9. 【請求項9】 情報提供装置と電気的に接続して情報を
    転送するための転送入力端子と、前記転送入力端子から
    入力されるファイルを前記記録媒体制御手段に転送する
    転送制御手段とを備えたことを特徴とする請求項8に記
    載の情報記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体制御手段は、前記転送入
    力端子から入力されたファイルの容量が、前記複数の記
    録媒体片からなる記録媒体の連続した空き領域よりも大
    なる場合、当該ファイルを複数に分割して記録するよう
    構成したことを特徴とする請求項8に記載の情報記録装
    置。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体制御手段は、前記ファイ
    ルを複数に分割して記録する場合、前記順序付けられた
    複数の記録媒体片の中で先頭の記録媒体片から分割され
    た各ファイルを書き込むとともに、分割されたファイル
    が論理的に連続であることを示すファイル管理情報を前
    記ファイル管理手段に記録するよう構成したことを特徴
    とする請求項8に記載の情報記録装置。
  12. 【請求項12】 前記ファイル管理情報は、ファイル
    名、アドレスおよび容量に関する情報を含み、前記アド
    レスは複数の記録媒体片の中で先頭の記録媒体片におけ
    るアドレスであることを特徴とする請求項8に記載の情
    報記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体制御手段は、前記複数の
    記録媒体片に対して並列的にファイルを消去し、この消
    去に対応するファイル管理情報を前記ファイル管理手段
    に記録するよう構成したことを特徴とする請求項8に記
    載の情報記録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体片としてフラッシュメモ
    リを用いることを特徴とする請求項8に記載の情報記録
    装置。
  15. 【請求項15】 前記記録媒体片として光磁気ディスク
    を用いることを特徴とする請求項8に記載の情報記録装
    置。
  16. 【請求項16】 情報の書き込み単位よりも情報の消去
    単位が大きい記録媒体片を順序付けて複数個設けた記録
    媒体と、 前記複数の記録媒体片からなる記録媒体に記録されたフ
    ァイルを管理するためのファイル管理情報を管理するフ
    ァイル管理手段と、 前記ファイル管理情報に基づいて前記複数の記録媒体片
    に対するデータの書き込み、読み出しならびにデータの
    消去を行う記録媒体制御手段と、 複数個設けた記録媒体片に対して並列的にアクセスして
    複数の記録媒体片から並列的にファイルを読み出す高速
    読み出しと、個々の記録媒体片に個別にアクセスして順
    次ファイルを読み出す低速低消費電力読み出しとの2つ
    の読み出しのいずれかを設定する設定手段とを有し前記
    記録媒体制御手段は、前記設定手段により高速読み出し
    が設定された場合は、前記複数の記録媒体片から並列的
    にファイルを読み出し、ならびに、前記設定手段により
    低速低消費電力読み出しが設定された場合は、前記複数
    の記録媒体片から順次にファイルを読み出すことを特徴
    とする情報記録再生装置。
  17. 【請求項17】 前記複数の記録媒体片から読み出され
    たファイルを再生する再生制御手段と、この再生制御手
    段によって再生された再生データを外部へ出力するため
    の再生出力端子とを備えたことを特徴とする請求項16
    に記載の情報記録再生装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の記録媒体片から読み出され
    たファイルのデータを外部へ転送するため転送制御を行
    う転送制御手段と、転送するデータを外部へ出力するた
    めの転送出力端子とを備えたことを特徴とする請求項1
    6に記載の情報記録再生装置。
  19. 【請求項19】 前記ファイル管理情報は、ファイル
    名、アドレスおよび容量に関する情報を含み、前記アド
    レスは前記複数の記録媒体片の中で先頭の記録媒体片に
    おけるアドレスであることを特徴とする請求項16に記
    載の情報記録再生装置。
  20. 【請求項20】 前記記録媒体片としてフラッシュメモ
    リを用いることを特徴とする請求項16に記載の情報記
    録再生装置。
  21. 【請求項21】 前記記録媒体片として光磁気ディスク
    を用いることを特徴とする請求項16に記載の情報記録
    再生装置。
  22. 【請求項22】 情報の書き込み単位よりも情報の消去
    単位が大きい記録媒体に対してファイルのデータを記録
    する際に、前記消去単位の先頭位置からファイルのデー
    タを書き込むことを特徴とする情報記録方法。
  23. 【請求項23】 情報の書き込み単位よりも情報の消去
    単位が大きい記録媒体に対してファイルのデータを記録
    する際に、記録すべきファイルの容量が前記消去単位に
    記録できる容量よりも大きい場合、記録すべきファイル
    を分割し、分割したファイルのそれぞれを前記消去単位
    の先頭位置から書き込むことを特徴とする情報記録方
    法。
  24. 【請求項24】 情報の書き込み単位よりも情報の消去
    単位が大きい記録媒体片を複数個用いるとともに複数の
    記録媒体片を順序付けて記録媒体片群を形成し、記録す
    べきファイルのデータを前記書き込み単位毎に分割し、
    分割した順序と前記記録媒体片の順序とを対応付けて各
    分割データを前記複数の記録媒体片に並列的に順次書き
    込むことを特徴とする情報記録方法。
  25. 【請求項25】 複数の記録媒体片からなる記録媒体か
    らファイルを読み出す際に、高速読み出しまたは低速低
    消費電力読み出しのいずれかを設定し、 高速読み出しを設定した場合は、複数の記録媒体片に対
    して並列的にアクセスして複数の記録媒体片から並列的
    にファイルを読み出し、低速低消費電力を設定した場合
    は、個々の記録媒体片に個別にアクセスして順次ファイ
    ルを読み出すことを特徴とする情報再生方法。
JP8228966A 1996-08-29 1996-08-29 情報記録装置、情報記録再生装置、情報記録方法および情報再生方法 Pending JPH1069420A (ja)

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