JPH1067005A - 連続的に作業するプレス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持間隔を狭くし、力の密度を高め、プレス
加熱板への、ひいてはプレスベッドおよびプレスラムへ
の、より良好な液圧弾性的な力の導入を達成し、上側プ
レス加熱板には、より大きい縦横の変形を、下側プレス
加熱板には、横方向変形を可能にする。 【解決手段】 プレスラム３に結合された連結片１３の
開口２５の大きさを、長手側ごとにそれぞれ１つ以上の
連結片１３が、２個のウエブ板１５，１６と横リブと共
にモジュール式プレスコラムを形成しつつ、プランジャ
ピストン２７を有するプレスシリンダ２６を包括的に受
容し、しかも開口２５の上側の開口面２８が、プランジ
ャピストン２７の支持部を形成するように、構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パーティクルボー
ド、繊維板、その他類似の木質板およびプラスチック板
を製造する連続的に作業するプレスであって、プレス圧
を伝達し、かつ被プレス物をプレスに導通させるフレキ
シブルなエンドレス鋼製ベルトを備え、これらの鋼製ベ
ルトが、駆動ドラムと変向ドラムとを介してプレスベッ
ドまたはプレスラムの周囲を案内され、かつ、プレスシ
リンダピストンユニットにより、調節可能なプレスギャ
ップを隔てて、プレス加熱板に対し、ベルト走行方向に
対し横方向に延びる軸線を備えた共に回転する転動支持
部材を介して、プレスベッドおよびプレスラムの対応受
けに支えられ、プレスベッドおよびプレスラムが、個別
横桁から成り、これらの個別横桁が、プレス平面の方向
で弾性的に連結され、しかも、個別横桁のプレスコラム
に対し、目穴付きの掛け外し可能な連結片が備えられ、
これらの連結片が、プレスベッドおよびプレスラムのク
ロスヘッドにボルトを介して取付け可能である形式のも
のに関する。

【０００２】

【従来の技術】本発明が前提とするこの形式の連続的に
作業するプレスは、ドイツ連邦共和国特許第４０１７７
９１号明細書により公知である。この公知プレスの課題
は、連続的に作業するプレスの作動中に、縦中心軸線Ｉ
−Ｉに対し鋼製ベルトの片側だけが過剰に伸びることな
しに、鋼製ベルトの調整を実現する方法およびプレスを
提供することであった。このプレスの対象は、また、個
別横桁を相互に垂直方向に弾性的に連結して、プレス加
熱板に対する不均整な圧力分布を調整し、ひいてはその
変形を可能にすることにあった。こうした課題に対する
解決策は、実際に効果があることが立証されている。し
かし、この連続的に作業するプレスの欠点として挙げら
れるのは、特に繊維板（ＭＤＦ）の場合に必要な変形、
すなわちプレスの減圧部分と圧縮部分でのプレス加熱板
の横方向と、特に縦方向の曲げ変形が、十分には調整で
きない点である。その理由は、張り枠（Zugrahmen）・
プレスコラム内で、ピンとボルトとにより連結片を上側
クロスヘッドに結合する場合、主プレスシリンダの外部
に、これらの連結片を配置するほかはないためである。
このため、プレスラムとプレスベッドの、力を伝達する
ウエブ板の、弾性変形可能な上側および下側プレス加熱
板に対する支持間隔が比較的大きくなる。更に、別の欠
点は、短行程シリンダが、下側のプレス加熱板の下に、
縦中心軸線Ｉ−Ｉに対し横方向に、一列に、張り枠・プ
レスコラム内に配置されているため、上側プレスラム
の、力を伝達するウエブ板が、プレスベッド内の液圧式
短行程シリンダにより、これらウエブ板の間の支持間隔
の中間でしか鋼製ベルト上に支持されない点である。こ
のような支持と、上側の連結片結合とに起因して支持間
隔が比較的広くなることから、上側および下側のプレス
加熱板の曲げ支持のために、比較的厚い板厚が、必要と
なる。その結果、プレス加熱板の比較的大きいフレキブ
ルな変形は、横方向にも縦方向にも制限されることにな
る。言い換えると、公知技術のプレスでは、構成部材の
損傷なしには、縦横の変形勾配は、縦横２ｍｍ／ｍしか
可能ではない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ドイ
ツ連邦共和国特許第４０１７７９１号明細書による連続
的に作業するプレスを改良して、支持間隔を狭くし、力
の密度を高め、プレス加熱板への、ひいてはプレスベッ
ドおよびプレスラムへの、より良好な液圧弾性的な力の
導入を達成し、上側プレス加熱板には、より大きい縦方
向変形を、下側プレス加熱板には、横方向変形を可能に
することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、プレスラムに結合された連結片の開口の大きさ
を、長手側ごとにそれぞれ１つ以上の連結片が、２個の
ウエブ板と横リブと共にモジュール式プレスコラムを形
成し、プランジャピストンを有するプレスシリンダを包
括的に受容し、しかも開口の上側の開口面が、プランジ
ャピストンの支持部を形成するように、構成することに
よって解決された。

【０００５】

【発明の効果】

本発明により、次の利点が得られる：主プレスシリンダ
の新しい密な配置によって、上側および下側のプレス加
熱板の、力の支持が、より狭い支持間隔で可能になっ
た。新しい連結片結合形式により、プレスシリンダが、
直接に並置できるようになり、それによって、力の密度
が高くなり、そのために力の導入が幾何的により良好に
なり、上側、下側いずれのプレス加熱板の変形もより大
となる。本発明により、支持間隔が著しく縮小されたこ
とにより、上側プレス加熱板の縦方向変形と下側プレス
加熱板の横方向変形との機能的な分離を通じて、変形勾
配が、上側は縦方向に、下側は横方向にそれぞれ約１０
０％増大し、４ｍｍ／ｍとなる。技術的には、それによ
って、新しい用途が可能になる。この変形勾配の増大に
よって、例えば、嵩密度≦５００ｋｇ／ｍ3で、軽量繊
維板を物理的に要求の多い使用強度で、例えば横方向の
引張り強さを高めて製造する場合、板厚を種々変更して
も、嵩密度約６５０ｋｇ／ｍ3のパーティクルボード製
造の場合に比較して、経済的に製造できる。木材資源の
節約は、環境保護や経済性の点で大きな利点となろう。
下側プレス加熱板の横変形のためには、張り枠・プレス
コラム内の下側短行程シリンダを、プレスベッドの下側
ウエブ板上に次のように配置する。すなわち、液力が、
横方向に少なくとも４つの力点に分配され、プレスラム
の上側ウエブ板の支持間隔に対するのと完全に等しく作
用するようにする。これによって、下側プレス加熱板の
寸法付けが、上側のそれと等しい寸法付け基準によって
行われることになり、この液力弾性的な多点支持によ
り、特に薄板製造時の分散エラー（Streufehler）によ
るプレス品密度分配の差異が、弾性的に取り除かれ、こ
れによって、転動支持されている鋼製ベルトが保護さ
れ、鋼製ベルトの、高くつく摩耗が低減され、その結果
寿命が長くなる。原則として、上方の連結片開口内への
主シリンダの新しい配置によって、支持間隔を狭め、か
つ多数の張り枠・プレスコラムを一様な上側ウエブ板間
隔で、プレス区間に配置することが可能になった。プレ
スラムのところには、主プレスシリンダが、どの側も新
形式の連結片により抱き囲まれ、プランジャピストンへ
のほぼ中心へ力が導入され、この結果、プランジャピス
トンは、液力的にフレキシブルに上側プレス加熱板の変
形に追従でき、上側プレス加熱板の約４ｍｍ／ｍの縦変
形が、既に第１張り枠・プレスコラムの始めのところで
可能となる。ドイツ連邦共和国特許公開第４３０１５９
４号明細書による走入装置では、上側の走入角度がリン
ク装置を介して調整され、調整液力が横曲げ力なしに縦
方向に受け取られるが、この走入装置と組み合わせるこ
とにより、下側での横変形調整が自由に可能になる。し
たがって、完成プレス品の横方向引張り強さを最適化す
るには、既に最初の個別フレーム、すなわちプレスコラ
ムのところから、短行程シリンダ列を利用できるので、
走入装置の直後から下側プレス加熱板の横変形が可能で
ある。

【０００６】本発明により、プレス品に対する短行程シ
リンダの作用がよりフレキシブルになったことで、有利
には、プレス区間の前部区間での熱エネルギー供給、ひ
いては蒸気圧形成に好影響与えることができ、それによ
り製造速度を高めることができる。それぞれプレスラム
とプレスベッドのウエブ板内に連結片を配置することに
よって、ウエブ板の間隔を、プレスシリンダ体に配属さ
せて、均等の間隔に構成できる。言い換えると、プレス
面に対して必要な力密度に基づき、上側のプレスシリン
ダを密に配置することにより、プレス面に対する支持間
隔が、これらのシリンダの中心から中心までの間隔で形
成され、この支持間隔は、シリンダ間隔の半分に過ぎ
ず、したがって上側および下側のプレス加熱板へのプレ
ス力の導入時に、比較的狭い間隔でプレス力が支持され
ることになる。この配属により、４００ｍｍ〜５００ｍ
ｍでのプレス力導入に応じて、支持間隔に対する寸法付
け基準が得られ、かつ７５ｍｍ〜９０ｍｍの可能なプレ
ス加熱板厚の構成が可能になる。下側での多点液力支持
のためには、約１０ｍｍの操作行程を有する短行程シリ
ンダを使用する。その場合、上側ウエブ板の支持間隔と
完全に等しい、力の支持のため、２つの実施形式が利用
できる。プレスベッドの下側ウエブ板上に短行程プラン
ジャピストンを支持することにより、短行程シリンダ
は、下側プレス加熱板に当て付けることができる。無液
圧の状態では、プレスコラムごとに配置された戻しばね
によって、下側プレス加熱板は、約−２ｍｍだけ凹状に
下方へ引張られる。液圧が作用する状態では、プレス加
熱板は、最大＋８ｍｍだけ上方へ凸状に湾曲し得る結
果、鋼製ベルト速度に応じて、厚板又は薄板製造時の前
部高圧域での技術的要求や、後部３分の１のプレス区間
での精確なサイジングが調整できる。

【０００７】一実施例では短行程シリンダの加圧面が長
方形に構成されている結果、その長方形側面が搬送方向
に対し横方向に互いに間隔をおいて次のように配置でき
る。すなわち、各４個の支持台により縁部のところを高
くすることで、支持間隔を、プレスラムの上側ウエブ板
の支持間隔と等しくすることができる。この支持台によ
る下側プレス加熱板の、搬送方向に対し横方向での支持
は、絶縁ストリップを介して行う。このため、液圧短行
程シリンダに対する、加熱された下側プレス加熱板の断
熱が可能になる。各プレスコラムに２個から４個の短行
程シリンダを配属し、プレスベッドのウエブ板上で短行
程プランジャピストンを直接支持し、短行程シリンダご
とに短行程シリンダ面を４つの支持台に分割すること
で、何倍ものシリンダ数で無ければ得られない効果が得
られる。約１００ｍｍの操作行程を有する上側主プレス
シリンダも、約１０ｍｍの操作工程を有する下側短行程
シリンダも、シールシステムを備えており、このため、
プランジャピストンの約０．４°の傾動が可能であり、
その結果、上側および下側のプレス加熱板の変形がシリ
ンダおよびプランジャピストンの付加的な自在支持なし
で可能になる。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明のその他の特徴及び利点
は、図示の実施例についての以下の説明により明らかに
なろう。

【０００９】図１および図２に、鋼製ベルト５，６およ
びロールバー１２を除去して示した本発明の連続的に作
業するプレスは、図１〜図８に示したように、その主要
部分が、プレスベッド２と、上下動するプレスラム３
と、これら双方を形状接続式に連結する連結片１３とか
ら成っている。連結片１３は、ボルト２４を外すこと
で、プレスベッド２から迅速に取外し可能である。プレ
スベッド２とプレスラム３との端側には、走入部横材２
１が配置され、駆動ドラム７，８と、変向ドラム９，１
０と、ロールバー１２の走入装置（図示せず）との固定
部および支承部として役立っている。プレスベッド２と
プレスラム３とは、ウエブ板１５，１６と、これらを連
結する横リブ１８とから成っている。２個の上側ウエブ
板１６と、２個の下側ウエブ板１５とは、連結片１３と
共に、プレスコラム、すなわち個別フレーム２２を形成
している。これらプレスコラム２２は、互いに並置さ
れ、プレス加熱板３３，３４に取付けられることによっ
て、連続的に作業するプレス１のプレス区間Ｌを形成し
ている。

【００１０】連結片１３は、ボルト２４によりプレスベ
ッド２に取付けられ、ボルト２４は、連結片１３と下側
ウエブ板１５との目穴２３内に嵌止されている。下側の
プレスベッド２は、複数の固定的な個別横桁１９（ベッ
ドモジュール）から成り、プレスラム３は、複数の個別
横桁２０（プレスラムモジュール）から成っている。ウ
エブ板１６から左右に突出している延長部または突出部
は、プレスラム３の昇降時の対応受けとして機能し、連
結片１３の開口２５内には、プレスシリンダピストン・
ユニット２６／２７が配置されている。更に、図１から
分かるように、変向ドラム９，１０は、走入ギャップ１
１を形成し、鋼製ベルト５，６と共にプレスベッド２と
プレスラム３の周囲を案内されるロールバー１２は、プ
レス加熱板３３，３４に支えられている。言い換える
と、例えば転動支持のための回転ロールバー１２は、プ
レス加熱板３３，３４と鋼製ベルト５，６との間に、共
に回転するように備えられている。プレス品４は、駆動
ドラム７，８により駆動される鋼製ベルト５，６により
プレスギャップ１４内を導通され、プレスされ、板材に
される。液圧短行程シリンダ２９は、短行程プランジャ
ピストン３０と共に、プレス加熱板３３の下に配置さ
れ、下側ウエブ板１５の内の２個に支えられている。図
２〜図５に示した本発明の解決策によれば、プレスラム
３のところに結合されている連結片１３の開口２５の大
きさが、次のように構成されている。すなわち、長手側
ごとにそれぞれ１つ以上の連結片１３が、モジュール式
のプレスコラム２２、すなわち個別フレーム２２を、２
個のウエブ板１５，１６および横リブ１８と共に形成し
つつ、プレスシリンダ２６およびプランジャピストン２
７を包括して受容し、しかも、開口２５の上側開口面２
８が、プレスギャップ１４のための、またはプレスギャ
ップ調整のための、プランジャピストン２７の支持部を
形成するように、構成されている。連結片１３は、その
場合、有利には、プレスベッド２とプレスコラム３との
２個のウエブ板１５，１６内に配置する。連続的に作業
するプレス１の構成部材の有利な寸法付け基準として
は、プレス加熱板３３，３４の厚さは７５ｍｍ〜９０ｍ
ｍに構成し、ウエブ板１５，１６は４００ｍｍ〜５００
ｍｍの支持間隔ｅで配置するよう定めておく。

【００１１】連続的に作業するプレス１の別の有利な構
成では、短行程シリンダ２９の面にそれぞれ４つの４角
形の支持台３１を備えるようにし、しかも、これらの支
持台３１は、縦軸中心線Ｉ−Ｉに対し横方向に２つの支
持線上で、下側プレス加熱板３３に対し作用し、ウエブ
板１５，１６の端面と整列配置されているため、ウエブ
板１６が上側プレス加熱板３４に対して有している支持
間隔と等しい支持間隔ｅを、下側プレス加熱板３３に対
して有している。短行程シリンダ２９の断熱と保護との
ため、プレス加熱板３３に対する支持台３１の押圧面
は、断熱ストリップ３２を備えている。

【００１２】図３から、更に分かることは、戻しばね１
７によって下側プレス加熱板３３が凹状変形するように
されていることである。無液圧状態では、この戻しばね
１７により、下側プレス加熱板３３は、下方へ約−２ｍ
ｍ湾曲し、液圧が加わると、逆に上方へ＋８ｍｍ凸状に
湾曲する。戻しばね１７は、有利には、プレスコラム２
２、つまり個別フレーム２２の２つの下側ウエブ板１５
の間に配置され、プレス加熱板３３内に固定されてい
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による連続的に作業するプレスの斜視図
である。

【図２】図１のプレスの前部を、変向ドラムと鋼製ベル
トとを除去して示した拡大図である。

【図３】図２のプレスの前面図である。

【図４】図２のＥ−Ｅ線に沿って切断した側断面図で、
プレスコラムの構成を示した図である。

【図５】連結片の上部の構成を示した図である。

【図６】下側プレス加熱板に対する短行程シリンダの配
置を示す断面図である。

【図７】図６の配置の平面図である。

【図８】図６の配置の側面図である。

【符号の説明】

１ 連続的に作業するプレス、 ２ プレスベッド、
３ プレスラム、 ４プレス品、 ５ 上側鋼製ベル
ト、 ６ 下側鋼製ベルト、 ７ 下側駆動ドラム、
８ 上側駆動ドラム、９ 下側変向ドラム、 １０ 上
側変向ドラム、１１ 走入ギャップ、 １２ ロールバ
ー、 １３ 連結片、 １４ プレスギャップ、 １５
下側ウエブ板、 １６ 上側ウエブ板、 １７ 戻し
ばね、１８ 横リブ、 １９ 下側個別横桁、 ２０
上側個別横桁、 ２１ 走入部横材、 ２２ プレスコ
ラム、 ２３ 目穴、 ２４ ボルト、 ２５ 開口、
２６ プレスシリンダ、 ２７ プランジャピストン、
２９ 短行程シリンダ、 ３０ 短行程プランジャピ
ストン、 ３１ 支持台、 ３２ 絶縁ストリップ、
３３ 下側プレス加熱板、 ３４ 上側プレス加熱板、
ｅ 短行程シリンダ内のウエブ板の支持間隔、 Ｉ−
Ｉ 縦中心軸線、 Ｌ プレス区間

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パーティクルボード、繊維板、その他類
   似の木質板およびプラスチック板を製造する連続的に作
   業するプレスであって、プレス圧を伝達し、かつ被プレ
   ス物をプレスに導通させるフレキシブルなエンドレス鋼
   製ベルトを備え、これらの鋼製ベルトが、駆動ドラムと
   変向ドラムとを介してプレスベッドまたはプレスラムの
   周囲を案内され、かつプレスシリンダピストン・ユニッ
   トにより、調節可能なプレスギャップを隔てて、プレス
   加熱板に対し、ベルト走行方向に対し横方向に延びる軸
   線を備えた共に回転する転動支持部材を介して、プレス
   ベッドおよびプレスラムの対応受けに支えられ、プレス
   ベッドおよびプレスラムが、個別横桁から成り、これら
   の個別横桁が、プレス平面の方向で弾性的に連結され、
   しかも、個別横桁のプレスコラム用には、目穴付きの掛
   け外し可能な連結片が備えられ、これらの連結片が、プ
   レスベッドおよびプレスラムのクロスヘッドにボルトを
   介して取付け可能である形式のものにおいて、 プレスラム（３）に結合された連結片（１３）の開口
   （２５）の大きさを、長手側ごとにそれぞれ１つ以上の
   連結片（１３）が、２個のウエブ板（１５，１６）と横
   リブ（１８）とを有するモジュール式プレス個別フレー
   ムを形成しつつ、プランジャピストン（２７）を有する
   プレスシリンダ（２６）を包括的に受容し、しかも開口
   （２５）の上側の開口面（２８）が、プランジャピスト
   ン（２７）の支持部を形成するように、構成することを
   特徴とする、連続的に作業するプレス。
2. 【請求項２】 連結片（１３）が、それぞれ、プレスベ
   ッド（２）またはプレスラム（３）の２個のウエブ板
   （１５，１６）内に配置されている、請求項１記載の連
   続的に作業するプレス。
3. 【請求項３】 構成部材の寸法付けおよび連続的に作業
   するプレス（１）の寸法の基準にしたがって、プレス加
   熱板（３３，３４）の厚さが、７５ｍｍ〜９０ｍｍであ
   り、ウエブ板（１５，１６）の支持間隔（ｅ）が４００
   ｍｍ〜５００ｍｍである、請求項１または２記載の連続
   的に作業するプレス。
4. 【請求項４】 短行程シリンダ（２９）の短行程プラン
   ジャピストン（３０）が、下側ウエブ板（１５）の端面
   上に支えられ、下側プレス加熱板（３３）の凹状または
   凸状の横方向変形を、戻し引張ばねとの組合わせによっ
   て、約−２ｍｍ〜＋８ｍｍに調節可能である、請求項１
   から３までのいずれか１項記載の連続的作業するプレ
   ス。
5. 【請求項５】 短行程プランジャピストン（３０）の各
   面が、下側ウエブ板（１５）の端面上に支えられ、短行
   程シリンダ（２９）が、方形に構成され、縦中心軸線
   （Ｉ−Ｉ）に対し横方向に、かつまた上側ウエブ板（１
   ６）の端面と整列するように配置され、それよって、上
   側プレス加熱板（３４）に対するプレスラムウエブ板
   （１６）の支持間隔と等しい支持間隔（ｅ）を、下側プ
   レス加熱板（３３）に対して有している、請求項１から
   ４までのいずれか１項記載の連続的に作業するプレス。
6. 【請求項６】 短行程シリンダ（２９）の４角形の支持
   台（３１）が、下側のプレス加熱板（３３）に対して、
   断熱ストリップ（３２）を中間層として備えている、請
   求項１から５までのいずれか１項記載の連続的に作業す
   るプレス。
7. 【請求項７】 プレスギャップ（１４）の水平平面から
   の正／負の偏差による上側プレス加熱板（３４）の縦方
   向変形が、プレスギャップ（１４）の平らな平面に対す
   る正／負の偏差による下側プレス加熱板（３３）の横方
   向変形とは無関係に、上側のプレスシリンダ（２６）と
   戻し引張りばね（１７）を有する下側の短行程シリンダ
   （２９）とにより液圧制御可能である、請求項１から６
   までのいずれか１項記載の連続的に作業するプレス。
8. 【請求項８】 各短行程シリンダ（２９）当たり少なく
   とも４つの力点と、短行程プランジャピストン（３０）
   とにより下側ウエブ板（１５）上に支えられた、張り枠
   ・プレスコラム（２２）内の下側プレス加熱板（３３）
   の横方向変形が、上側ウエブ板（１６）の支持間隔
   （ｅ）と完全に合致する、請求項１から７までのいずれ
   か１項記載の連続的に作業するプレス。
9. 【請求項９】 上側プレス加熱板（３４）の縦方向変形
   に対して、プレスシリンダ（２６）の、約１００ｍｍの
   操作行程を有するプランジャピストン（２７）が、ほぼ
   中心への力の導入と、シール装置内での０．４°の可能
   な傾動とによって、液圧式にフレキシブルに上側プレス
   加熱板（３４）に対して作用する、請求項１から８まで
   のいずれか１項記載の連続的に作業するプレス。
10. 【請求項１０】 下側プレス加熱板（３３）の横方向変
    形に対し、約１０ｍｍの操作行程を有する短行程プラン
    ジャピストン（３０）が、シール装置内で０．４°の傾
    動により液圧式にフレキシブルに下側のプレス加熱板
    （３３）に対し作用する、請求項１から９までのいずれ
    か１項記載の連続的に作業するプレス。
11. 【請求項１１】 上側プレス加熱板（３４）の縦方向変
    形と下側のプレス加熱板（３３）の横方向変形とが、全
    プレス区間（Ｌ）に沿って、それぞれ最大４ｍｍ／ｍだ
    け、任意に制御可能である、請求項１から１０までのい
    ずれか１項記載の連続的に作業するプレス。
12. 【請求項１２】 プレス区間（Ｌ）に沿って、プレスシ
    リンダ（２６）が、密に並置されている、請求項１から
    １１までのいずれか１項記載の連続的に作業するプレ
    ス。