JPH1065605A - 受信方法、タイミング検出装置及び受信装置 - Google Patents

受信方法、タイミング検出装置及び受信装置

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JPH1065605A
JPH1065605A JP8222932A JP22293296A JPH1065605A JP H1065605 A JPH1065605 A JP H1065605A JP 8222932 A JP8222932 A JP 8222932A JP 22293296 A JP22293296 A JP 22293296A JP H1065605 A JPH1065605 A JP H1065605A
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signal
data
timing
section
transmission
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JP8222932A
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Mitsuhiro Suzuki
三博 鈴木
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチキャリア方式の通信方式を適用した場
合に、タイミングオフセットなどを簡単に除去できるよ
うにする。 【解決手段】 1変調単位からなるデータ本体部とこの
データ本体部に付随するガードタイムとで定められる特
定の時間波形を復調し、復調された受信信号の1変調単
位に相当する時間だけ離れた箇所との相関値を検出し、
その相関値を区間積分し、その区間積分された値を、区
間積分された値の1変調単位に相当する時間遅れた信号
と加算して累積させて、その累積値からピークを検出し
て、検出した位置を基準として処理を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバーストデ
ータ化されたマルチキャリア信号を受信する場合に適用
して好適な受信方法及び受信装置と、これらの受信に適
用されるタイミング検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線電話システムが各種実用化されてい
る。従来の無線電話システムに適用される通信方式とし
ては、基本的には固定局間で通信を行う通信方式と同じ
であった。
【0003】ところが、自動車電話,携帯電話などの移
動通信端末が受ける受信信号は、マルチパスフェージン
グの影響で歪みやすい不都合があった。即ち、マルチパ
スフェージングが生じて各パス間の伝搬遅延が大きくな
り、符号間干渉が生じて前後の符号が重なって、伝送特
性が悪化してしまう。
【0004】このような伝送特性の悪化があった場合で
も良好に受信できるようにするためには、アダプティブ
イコライザやPLL回路による複雑な構成の同期検波回
路を適用する必要があり、受信機の構成が複雑で高価に
なってしまう。
【0005】この問題点を解決するために、本出願人は
先に、複数のキャリアを同時伝送するいわゆるマルチキ
ャリア方式において、各キャリア間の位相差により情報
を伝送するようにした通信方式を提案した(特願平6−
216311号など)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
マルチキャリア方式の通信方式においては、正確なタイ
ミング処理を行うのが困難である不都合があった。即
ち、受信波の復調タイミングを、伝送される信号の1変
調単位時間毎に正確に同期させるのが困難で、復調タイ
ミングにオフセットが生じやすい不都合があった。この
復調タイミングにオフセットが生じると、復調した位相
情報にキャリア周波数に依存した誤差が生じ、判定誤り
率が増加してしまう。その復調タイミングをとるため
に、伝送データに同期データを付加すると、それだけ伝
送できる情報量が少なくなり、伝送効率が低下してしま
う。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、マルチキャリア
方式の通信方式を適用した場合に、タイミングオフセッ
トなどを簡単に除去できる処理を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに本発明は、1変調単位からなるデータ本体部とこの
データ本体部に付随するガードタイムとで定められる特
定の時間波形を復調し、復調された受信信号のほぼ1変
調単位に相当する時間だけ離れた箇所との相関値を検出
し、その相関値を区間積分し、その区間積分された値
を、区間積分された値の1変調単位に相当する時間遅れ
た信号と加算して累積させて、その累積値からピークを
検出して、検出した位置を基準として処理を行うように
したものである。
【0009】かかる処理を行うことによって、ピーク位
置を容易に検出できるようになり、マルチキャリア信号
の基準となるタイミングを簡単かつ正確に検出できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図13を参照して説明する。
【0011】まず、本例が適用される通信方式の構成に
ついて説明する。本例の通信方式の構成は、予め割当て
られた帯域(Band)内に複数のサブキャリアを連続的に
配置し、この1帯域内の複数のサブキャリアを1つの伝
送路(パス)で同時に使用するいわゆるマルチキャリア
方式としてあり、さらに1帯域内の複数のサブキャリア
を一括して時間で分割(Division)して変調するもの
で、ここでは帯域分割多元接続(BDMA:Band Divis
ion Multiple Access )と称する。
【0012】以下、その構成について説明すると、図1
0は、本例の伝送信号のスロット構成を示す図で、縦軸
を周波数を、横軸を時間としたものである。本例の場合
には、周波数軸と時間軸とを格子状に分割した直交基底
を与えるものである。即ち、1つの伝送帯域(1バンド
スロット)が150KHzとされ、この150KHzの
1伝送帯域内に、24本のサブキャリアを配置する。こ
の24本のサブキャリアは、6.25kHz間隔で等間
隔に連続的に配置され、1キャリア毎に0から23まで
のサブキャリア番号が付与される。但し、実際に存在す
るサブキャリアは、サブキャリア番号1から22までの
22本としてあり、1バンドスロット内の両端部のサブ
キャリア番号0及び23についてはサブキャリアを立て
ないガードバンドとしてあり、電力を0としてある。そ
して、例えば22本のサブキャリアの各キャリア毎の位
相差などでデータを伝送するようにしてある。
【0013】時間軸でみると、200μ秒間隔で1タイ
ムスロットが規定され、1タイムスロット毎に22本の
サブキャリアにバースト信号が変調されて伝送される。
そして、25タイムスロット(即ち5m秒)配置された
状態が、1フレームと定義される。この1フレーム内の
各タイムスロットには、0から24までのタイムスロッ
ト番号が付与される。図10中にハッチングを付与して
示す範囲は、1バンドスロットの1タイムスロット区間
を示すものである。なお、ここではスロット番号24の
タイムスロットは、データが伝送されない期間とされ
る。
【0014】この周波数軸と時間軸とを格子状に分割し
た直交基底を使用して、基地局が複数の移動局(端末装
置)と同時期に通信を行う多元接続を行うものである。
ここで、各移動局との接続状態としては、図11に示す
構成で行われる。図11は、1バンドスロット(実際に
は後述する周波数ホッピングにより使用するバンドスロ
ットは切換わる)を使用して、基地局に接続される6つ
の移動局(ユーザー)U0,U1,U2‥‥U5のタイ
ムスロットの使用状態を示す図で、Rとして示すタイム
スロットは受信スロットで、Tとして示すタイムスロッ
トは送信スロットであり、基地局で規定されるフレーム
タイミングは図11のAに示すように24タイムスロッ
ト周期(25タイムスロット用意された内の最後のスロ
ットであるスロット番号24は使用されない)で設定さ
れる。なお、ここでは送信スロットと受信スロットとは
別の帯域を使用して伝送されるものとしてある。
【0015】例えば図11のBに示す移動局U0は、受
信スロットとして1フレーム内のタイムスロット番号
0,6,12,18が使用され、送信スロットとしてタ
イムスロット番号3,9,15,21が使用され、それ
ぞれのタイムスロットでバースト信号の受信又は送信を
行う。また、図11のCに示す移動局U1は、受信スロ
ットとして1フレーム内のタイムスロット番号1,7,
13,19が使用され、送信スロットとしてタイムスロ
ット番号4,10,16,22が使用される。また、図
11のDに示す移動局U2は、受信スロットとして1フ
レーム内のタイムスロット番号2,8,14,20が使
用され、送信スロットとしてタイムスロット番号5,1
1,17,23が使用される。また、図11のEに示す
移動局U3は、受信スロットとして1フレーム内のタイ
ムスロット番号3,9,15,21が使用され、送信ス
ロットとしてタイムスロット番号0,6,12,18が
使用される。また、図11のFに示す移動局U4は、受
信スロットとして1フレーム内のタイムスロット番号
4,10,16,22が使用され、送信スロットとして
タイムスロット番号1,7,13,22が使用される。
さらに、図11のGに示す移動局U5は、受信スロット
として1フレーム内のタイムスロット番号5,11,1
6,22が使用され、送信スロットとしてタイムスロッ
ト番号2,8,14,20が使用される。
【0016】このように1バントスロットに6つの移動
局が接続される6TDMA(時分割多元接続)が行われ
るが、各移動局側から見ると、1タイムスロット期間の
受信及び送信を行った後に、次の送信又は受信が行われ
るまで2タイムスロット期間(即ち400μ秒)の余裕
があり、この余裕を使用して、タイミング処理と周波数
ホッピングと称される処理を行う。即ち、各送信スロッ
トTの前の約200μ秒間には、送信タイミングを基地
局側からの信号のタイミングに合わせるタイミング処理
TAを行う。そして、各送信スロットTが終了した約2
00μ秒後には、送信及び受信を行うバンドスロットを
別のバンドスロットに切換える周波数ホッピングを行
う。この周波数ホッピングにより、例えば1つの基地局
に用意された複数のバンドスロットを各移動局で均等に
使用する。
【0017】即ち、1つの基地局には複数のバンドスロ
ットを割当てる。例えば1つの基地局で1つのセルが構
成されるセルラ方式のシステムである場合で、1つのセ
ルに1.2MHzの帯域が割当てられている場合には、
8バンドスロットを1つのセルに配置することができ
る。同様に、1つのセルに2.4MHzの帯域が割当て
られている場合には、16バンドスロットを1つのセル
に配置することができ、1つのセルに4.8MHzの帯
域が割当てられている場合には、32バンドスロットを
1つのセルに配置することができ、1つのセルに9.6
MHzの帯域が割当てられている場合には、64バンド
スロットを1つのセルに配置することがでる。そして、
この1つのセルに割当てられた複数のバンドスロットを
均等に使用するように、周波数ホッピングと称される周
波数切換え処理を行う。なお、本例の場合には1つのセ
ルに連続した帯域の複数のバンドスロットを配置する。
【0018】図12は、セルの理想的な配置例を示し、
このような状態でセルが配置されている場合には、第1
の帯域を使用するグループGaのセルと、第2の帯域を
使用するグループGbのセルと、第3の帯域を使用する
グループGcのセルとの3つの周波数割当てを行えば良
い。即ち、1セルで8バンドスロット使用する場合に
は、図13のA及びBに示すように、連続した8バンド
スロットでグループGaの帯域を用意すると共に、次の
連続した8バンドスロットでグループGbの帯域を用意
し、更に次の連続した8バンドスロットでグループGc
の帯域を用意する。この場合、図13のCに示すよう
に、各バンドスロット内には22本のサブキャリアが立
てられ、この複数のサブキャリアを同時に使用したマル
チキャリアでの伝送が行われるが、図11に示すよう
に、このマルチキャリアで伝送するバンドスロットを切
換える周波数ホッピングを行いながら、セル内の移動局
との通信を行う。
【0019】このように通信を行う状態を設定すること
で、各移動局と基地局との間で伝送される信号は、他の
信号に対して直交性が保たれた状態となり、他の信号の
干渉を受けることなく、該当する信号だけを良好に取り
出すことができる。そして、周波数ホッピングにより伝
送するバンドスロットを随時切換えるので、各基地局に
用意された伝送帯域が有効に活用され、効率の良い伝送
ができる。この場合、上述したように1つの基地局(セ
ル)に割当てる周波数帯域を、自由に割当てることがで
きるので、使用される状況に応じた自由なシステム設定
が可能になる。
【0020】次に、以上説明したシステム構成にて基地
局と通信が行われる端末装置(移動局)の構成について
説明する。ここでは、基地局から端末装置への下り回線
として2.0GHz帯を使用し、端末装置から基地局へ
の上り回線として2.2GHz帯を使用するものとして
説明する。
【0021】図1は、端末装置の構成を示す図で、まず
受信系について説明すると、送受信兼用のアンテナ11
はアンテナ共用器12に接続してあり、このアンテナ共
用器12の受信信号出力側には、バンドパスフィルタ1
3,受信アンプ14,混合器15が直列に接続してあ
る。ここで、バンドパスフィルタ13は、2.0GHz
帯を抽出する。そして、混合器15で周波数シンセサイ
ザ31が出力する1.9GHzの周波数信号を混合し、
受信信号を100MHz帯の中間周波信号に変換する。
なお、周波数シンセサイザ31は、PLL回路(フェー
ズ・ロックド・ループ回路)で構成され、温度補償型基
準発振器(TCXO)32が出力する19.2MHz
を、1/128分周器33で分周して生成させた150
kHzを基準として、1.9GHz帯の150kHz間
隔の信号(即ち1バンドスロット間隔)を生成させるシ
ンセサイザである。この端末装置で使用される後述する
他の周波数シンセサイザについても、同様にPLL回路
で構成される。
【0022】そして、混合器15が出力する中間周波信
号を、バンドパスフィルタ16と可変利得アンプ17を
介して復調用の2個の混合器18I,18Qに供給す
る。また、周波数シンセサイザ34が出力する100M
Hzの周波数信号を、移相器35で90度位相がずれた
2系統の信号とし、この2系統の周波数信号の一方を混
合器18Iに供給し、他方を混合器18Qに供給し、そ
れぞれ中間周波信号に混合させ、受信したデータに含ま
れるI成分及びQ成分を抽出する。なお、周波数シンセ
サイザ34は、1/128分周器33で分周して生成さ
せた150kHzを基準として、100MHz帯の信号
を生成させるシンセサイザである。
【0023】そして、抽出したI成分をローパスフィル
タ19Iを介してアナログ/デジタル変換器20Iに供
給し、デジタルIデータに変換する。また、抽出したQ
成分をローパスフィルタ19Qを介してアナログ/デジ
タル変換器20Qに供給し、デジタルIデータに変換す
る。ここで、各アナログ/デジタル変換器20I,20
Qは、TCXO32が出力する19.2MHzを、1/
96分周器36で分周して生成させた200kHzを変
換用のクロックとして使用するものである。
【0024】そして、アナログ/デジタル変換器20
I,20Qが出力するデジタルIデータ及びデジタルQ
データを、復調及びデコーダ21に供給し、復号された
受信データを端子22に得る。なお、復調及びデコーダ
21には、TCXO32が出力する19.2MHzがク
ロックとしてそのまま供給されると共に、1/96分周
器36が出力する200kHzを1/40分周器37で
分周して生成させた5kHzがクロックとして供給され
る。この5kHzのクロックは、スロットタイミングデ
ータを生成させるのに使用される。即ち、本例の場合に
は上述したように1タイムスロットが200μ秒である
が、周波数が5kHzの信号は1周期が200μ秒であ
り、この5kHzの信号に同期してスロットタイミング
データを生成させる。
【0025】次に、端末装置の送信系の構成を説明する
と、端子41に得られる送信データを、変調及びエンコ
ーダ42に供給し、送信用の符号化及び変調処理を行
い、送信用のデジタルIデータ及びデジタルQデータを
生成させる。ここで、この変調及びエンコーダ42に
は、TCXO32が出力する19.2MHzがクロック
としてそのまま供給されると共に、1/40分周器37
で分周して生成させた5kHzがスロットタイミング生
成用のデータとして供給される。そして、変調及びエン
コーダ42が出力するデジタルIデータ及びデジタルQ
データをデジタル/アナログ変換器43I及び43Qに
供給し、アナログI信号及びアナログQ信号に変換し、
この変換されたI信号及びQ信号をローパスフィルタ4
4I及び44Qを介して混合器45I及び45Qに供給
する。また、周波数シンセサイザ38が出力する300
MHzの周波数信号を、移相器39で90度位相がずれ
た2系統の信号とし、この2系統の周波数信号の一方を
混合器45Iに供給し、他方を混合器45Qに供給し、
それぞれI信号及びQ信号と混合して、300MHz帯
の信号とし、加算器46で1系統の信号とする直交変調
を行う。なお、周波数シンセサイザ38は、1/128
分周器33で分周して生成させた150kHzを基準と
して、300MHz帯の信号を生成させるシンセサイザ
である。
【0026】そして、加算器46が出力する300MH
z帯に変調された信号を、送信アンプ47,バンドパス
フィルタ48を介して混合器49に供給し、周波数シン
セサイザ31が出力する1.9GHz帯の周波数信号を
混合し、2.2GHz帯の送信周波数に変換する。そし
て、この送信周波数に周波数変換された送信信号を、送
信アンプ(可変利得アンプ)50及びバンドパスフィル
タ51を介してアンテナ共用器12に供給し、このアン
テナ共用器12に接続されたアンテナ11から無線送信
させる。なお、送信アンプ50の利得を制御することに
より、送信出力が調整される。この送信出力の制御は、
例えば基地局側から受信した出力制御データに基づいて
行われる。
【0027】また、TCXO32が出力する19.2M
Hzの信号は、1/2400分周器40に供給されて、
8kHzの信号とされ、この8kHzの信号を音声処理
系の回路(図示せず)に供給する。即ち、本例の端末装
置では、基地局との間で伝送する音声信号は、8kHz
でサンプリング(又はその倍数の周波数でオーバーサン
プリング)するようにしてあり、音声信号のアナログ/
デジタル変換器やデジタル/アナログ変換器、或いは音
声データ圧縮・伸長処理用のデジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)などの音声データ処理回路で必要なクロッ
クを、1/2400分周器40から得るようにしてあ
る。
【0028】次に、この構成の端末装置の送信系のエン
コーダ及びその周辺の詳細な構成を、図2を参照して説
明する。送信データは、畳み込み符号化器101に供給
して、畳み込み符号化を行う。ここでの畳み込み符号化
としては、例えば拘束長k=7,符号化率R=1/3の
符号化を行う。図3は、この拘束長k=7,符号化率R
=1/3の畳み込み符号化器の構成を示す図で、入力デ
ータを6個直列に接続された遅延回路101a,101
b,‥‥101fに供給し、連続した7ビットのデータ
のタイミングを一致させ、Ex-ORゲート101g,1
01h,101iでこの7ビットの内の所定のデータの
排他的論理和をとり、各Ex-ORゲート101g,10
1h,101iの出力をシリアル/パラレル変換回路1
01jでパラレルデータに変換して畳み込み符号化され
たデータを得る。
【0029】図2の説明に戻ると、この畳み込み符号化
器101の出力を、4フレームインターリーブバッファ
102に供給し、4フレーム(20m秒)に跨がったデ
ータのインターリーブを行う。そして、このインターリ
ーブバッファ102の出力を、DQPSKエンコーダ1
10に供給し、DQPSK変調を行う。即ち、供給され
るデータに基づいて、DQPSKシンボル生成回路11
1で対応したシンボルを生成させ、このシンボルを乗算
器112の一方の入力に供給し、この乗算器112の乗
算出力を遅延回路113で1シンボル遅延させて他方の
入力に戻して、DQPSK変調を行う。そして、このD
QPSK変調されたデータを、乗算器103に供給し
て、ランダム位相シフトデータ発生回路104が出力す
るランダム位相シフトデータを、変調データに乗算する
処理を行い、データの位相を見かけ上ランダムに変化さ
せる。
【0030】そして、乗算器103の出力を、FFT回
路(高速フーリエ変換回路)105に供給し、高速フー
リエ変換による演算で時間軸上のデータの周波数変換処
理を行い、6.25kHz間隔の22本のサブキャリア
に変調されたいわゆるマルチキャリアデータとする。な
お、高速フーリエ変換を行うFFT回路は、2の巾乗倍
のサブキャリアを生成させる構成が比較的簡単に構成で
き、本例のFFT回路105では、25 である32本の
サブキャリアを生成させる能力のあるものを使用し、そ
の内の連続した22本のサブキャリアに変調されたデー
タを出力する。そして、本例のFFT回路105で扱う
送信データの変調レートは200kHzとしてあり、こ
の200kHzの変調レートの信号から32本のマルチ
キャリアに変換する処理を行うことで、200kHz÷
32=6.25kHzとなり、6.25kHz間隔のマ
ルチキャリア信号が得られる。
【0031】そして、この高速フーリエ変換でマルチキ
ャリアとされたデータを乗算器107に供給し、窓がけ
データ発生回路106が出力する時間波形を乗算する処
理を行う。この時間波形としては、例えば図4のAに示
すように、送信側では1つの波形の長さTU が約200
μ秒(即ち1タイムスロット期間)の波形とされる。但
し、その両端部TTR(約15μ秒間)は、なだらかに波
形のレベルが変化するようにしてあり、図4のBに示す
ように、時間波形を乗算させる際には、隣接する時間波
形と一部が重なるようにしてある。
【0032】なお、図4のAに示す本例の窓がけデータ
は、1タイムスロット期間の1単位の長さTU の内の最
後の所定区間TG はガードタイムとされ、この区間には
情報が伝送されない。また、1単位の長さTU の内の先
頭の所定区間TG ′についても、ガードタイム区間TG
と同じ波形となっている。受信時には、この区間TG
びTG ′を除いた中央部分TM を取り出して復調処理を
行う。
【0033】再び図2の説明に戻ると、乗算器107で
時間波形が乗算された信号を、バーストバッファ108
を介して加算器109に供給し、この加算器109で制
御データセレクタ121が出力する制御データを所定位
置に加算する。ここで加算する制御データとしては、送
信出力の制御を指示する制御データであり、受信信号の
状態を判断した結果を端子122から得て、セレクタ1
21でこの制御データを設定する。
【0034】ここで、セレクタ121には、3つの制御
データメモリ123,124,125(実際には1つの
メモリのエリアを分割して構成させても良い)が接続さ
れ、送信出力を小さくする制御データ(−1データ)が
メモリ123に、送信出力を変化させない制御データ
(±0データ)がメモリ124に、送信出力を大きくす
る制御データ(+1データ)がメモリ125に、それぞ
れ記憶させてある。この場合に記憶される制御データと
しては、該当する制御データを乗算器107までのエン
コーダで送信用に変調処理した場合のデータに相当する
データとしてある。
【0035】具体的には、送信データは直交するI軸と
Q軸で形成される平面上で変化する位相変調されたデー
タであり、図5に示す平面上の円に沿って変化するデー
タである。そして、データ(I,Q)が(0,0)の位
置を±0データとしてあり、この位置から90度遅れた
位置(1,0)を−1データとしてあり、±0データの
位置から90度進んだ位置(0,1)を+1データとし
てある。そして、(1,1)の位置については、送信出
力の制御データとしては未定義としてあり、受信側でこ
の位置のデータを判別したときには±0データと見なし
て送信出力を変化させない。但し、この図5に示す信号
位相は、マルチキャリア信号に変調される前の位相であ
り、実際にはこの信号位相のデータをマルチキャリア信
号に変調すると共に、時間波形を乗算することで生成さ
れるデータが、各メモリ123,124,125に記憶
させてある。
【0036】そして、加算器109でこの制御データが
加算された送信データを、デジタル/アナログ変換器4
3(図1のデジタル/アナログ変換器43I,43Qに
相当)に供給し、変換用のクロックとして200kHz
を使用してアナログ信号とする。
【0037】次に、本例の端末装置の受信系のデコーダ
及びその周辺の詳細な構成を、図6を参照して説明す
る。200kHzのクロックを使用してアナログ/デジ
タル変換器20(図1のアナログ/デジタル変換器20
I,20Qに相当)で変換されたデジタルデータを、バ
ーストバッファ133を介して乗算器131に供給し、
逆窓がけデータ発生回路133が出力する時間波形を乗
算する。この受信時に乗算する時間波形は、図4のAに
示す形状の時間波形であるが、その長さTM を160μ
秒として送信時よりも短い時間波形としてある。
【0038】そして、この時間波形が乗算された受信デ
ータを、FFT回路134に供給し、高速フーリエ変換
処理により周波数軸と時間軸との変換処理を行い、6.
25kHz間隔の22本のサブキャリアに変調されて伝
送されたデータを時間軸が連続した1系統のデータとす
る。ここでの変換処理では、送信系でのFFT回路での
変換処理と同様に、25 である32本のサブキャリアを
処理させる能力のあるものを使用し、その内の連続した
22本のサブキャリアに変調されたデータを変換して出
力する。そして、本例のFFT回路134で扱う送信デ
ータの変調レートは200kHzとしてあり、32本の
マルチキャリアを処理できることで、200kHz÷3
2=6.25kHzとなり、6.25kHz間隔のマル
チキャリア信号の変換処理ができる。
【0039】そして、FFT回路134で高速フーリエ
変換されて1系統とされた受信データを、乗算器135
に供給し、逆ランダム位相シフトデータ発生回路136
が出力する逆ランダム位相シフトデータ(このデータは
送信側のランダム位相シフトデータと同期して変化する
データ)を乗算し、元の位相のデータに戻す。
【0040】そして、元の位相に戻されたデータを、差
動復調回路137に供給し、差動復調させ、この差動復
調されたデータを4フレームデインターリーブバッファ
138に供給し、送信時に4フレームにわたってインタ
ーリーブされたデータを元のデータ配列とし、このデイ
ンターリーブされたデータをビタビ復号化器139に供
給し、ビタビ復号を行う。そして、ビタビ復号されたデ
ータをデコーダされた受信データとして後段の受信デー
タ処理回路(図示せず)に供給する。
【0041】次に、端末装置での受信信号に同期したタ
イミングを検出する処理構成を、図7を参照して説明す
る。受信系のアナログ/デジタル変換器20(図1のア
ナログ/デジタル変換器20I,20Qに相当する)で
サンプリングされたデータを、遅延回路171に供給す
る。この遅延回路171は、1スロット期間中のガード
タイムを除いた区間TM (図4参照)に相当する時間
(即ち160μ秒)遅延させる回路で、遅延回路171
により遅延された信号と、遅延されてない信号とを乗算
器172に供給して、相関値の検出処理をさせる。
【0042】そして、乗算器172が相関検出データ
を、移動平均算出回路173に供給して、移動平均の算
出を行い、その算出された平均値を、2乗回路174に
供給して、2乗された値とすると共にその値を絶対値化
する。そして、2乗回路174が出力する値を、加算器
175の一方の加算入力に供給する。この加算器175
は、その加算出力が遅延回路176を介して他方の加算
入力に供給される。ここで遅延回路176は、1スロッ
ト期間の時間波形Tu に相当する200μ秒遅延させる
回路で、この1スロット期間遅延された出力との加算に
より、スロット周期で累積した信号が得られる。そし
て、この加算器175の出力をピーク位置判定回路17
7に供給し、そのピーク位置を判定させる。
【0043】この図7に示す回路の動作状態を、図8の
波形図を参照して説明すると、受信信号波形は、図8の
Aに示すように、連続的な信号であり、そのままではタ
イミング検出を行うことは困難である。ここで、乗算器
172で相関検出を行うことで、1タイムスロット区間
の最後のガードタイム区間TG は、1タイムスロット区
間の先頭のガードタイム区間TG ′と相関が高いので、
図8のBに示すように、ガードタイム区間TG で高い相
関が検出されてレベルが若干高くなる。この状態では、
ガードタイム区間TG のおよその位置を判断することは
できるが、複素数によるデータであるので信号位相が不
確定であり、まだ正確な位置を判定のは困難である。
【0044】次に、移動平均算出回路173で移動平均
を求めることで、ガードタイム区間TG が区間積分され
た状態となり、図8のCに示す状態となり、1タイムス
ロットの境界部がピークを持つ波形となるが、そのピー
クが非常に不明確である。この状態でも、複素数による
データであるので信号位相が不確定であり、まだ正確な
位置を判定のは困難である。そして、この移動平均値
を、2乗回路174で絶対値の2乗化演算を行うこと
で、図8のDに示すような波形となり、複素数でなくな
り位相が確定するが、この状態でも依然として雑音レベ
ルが大きく、ピーク位置は不明確である。
【0045】そして本例においては、この2乗平均され
た値を、加算器175と遅延回路176とによる累積回
路で、1タイムスロット周期で累積することで、図8の
Eに示すように、ピーク値P1 ,P2 ,P3 ,P4 ‥‥
が累積された徐々に高くなり、そのピーク位置が非常に
明確になる。従って、ピーク位置判定回路177でのピ
ーク位置の判別が、非常に容易にできるようになる。そ
して、このピーク位置判定回路177で判別されたピー
ク位置を、タイムスロットの同期データとして使用し、
受信データのサンプリングタイミングなどを決定させ
る。
【0046】なお、図7の回路で累積される値は、累積
を続けることで徐々に高くなるが、例えば所定周期(例
えば1フレーム周期)でリセットするようにして、累積
を繰り返し行うようにしても良い。
【0047】また、相関検出用の遅延回路171では、
ガードタイムを除いた区間TM だけ遅延させて、前後の
ガードタイム区間TG とTG ′との相関を検出するよう
にしたが、1スロット期間遅延させて、1スロット期間
前の同じガードタイム区間T G の相関を検出するように
しても良い。
【0048】次に、ここまで説明した端末装置での処理
のタイミングを、図9に示す。まず、受信系ではタイミ
ングR11で1タイムスロットのデータを受信し、受信
と同時にアナログ/デジタル変換器20でデジタルデー
タに変換され、バーストバッファ131に記憶される。
そして、この記憶された受信データが次のタイミングR
12で時間波形の乗算,高速フーリエ変換,逆ランダム
位相シフトデータの乗算,差動復調,ビタビ復号などの
復調処理が行われた後、次のタイミングR13でデータ
処理によるデコードが行われる。
【0049】そして、タイミングR11から6タイムス
ロット後のタイミングR21からタイミングR23で、
タイミングR11〜R13と同じ処理が行われ、以後繰
り返し処理される。
【0050】そして送信系では、受信と3タイムスロッ
トずれたタイミングで送信が行われる。即ち、所定のタ
イミングT11で送信データのエンコードが行われ、こ
のエンコードされたデータが、次のタイミングT12で
1バースト分の送信データとする変調処理が行われ、送
信系のバーストバッファ108に一旦記憶される。そし
て、受信タイミングR11から3タイムスロット遅れた
タイミングT13で、バーストバッファ108に記憶さ
れた送信データをデジタル/アナログ変換器43で変換
した後、送信処理してアンテナ11から送信させる。そ
して、タイミングT11から6タイムスロット後のタイ
ミングT21からタイミングT23で、タイミングT1
1〜T13と同じ処理が行われ、以後繰り返し処理され
る。
【0051】このようにして受信と送信とが時分割で間
欠的に行われるのであるが、本例の場合には、送信デー
タに付加する送信出力の制御データ(コントロールビッ
ト)を、図2で説明したように送信時に送信出力の制御
データを、送信用のエンコード処理が終了した最後に、
加算器109で加算するようにしたことで、受信データ
の状態を送信する制御データに迅速に反映させることが
できる。即ち、例えばタイミングR11で受信したバー
スト信号の受信状態は、タイミングR12での復調の途
中で検出され、通信を行う相手(基地局)に知らせる送
信出力の制御状態の判断が行われる(図9にコントロー
ルビット算出と示すタイミングでの処理)。そして、こ
のコントロールビットが算出されると、この算出された
結果を端子122からセレクタ121に送り、バースト
バッファ108に記憶された送信データに該当する制御
データを付与させる処理を行い、タイミングT13で送
信するバースト信号に、直前に受信した状態に基づいた
送信出力の制御データを付与する。
【0052】そして、通信を行う相手側(基地局)で
は、このタイミングT13で伝送される制御データを判
断することで、次のタイミングR21のスロットで基地
局からバースト信号を送信する際に、その送信出力の制
御を該当する状態に制御することで、1周期前に送信さ
れたバースト信号の受信状態に基づいて、次に送出され
るバースト信号の送信出力の制御が行われることにな
る。従って、バースト信号が伝送される1周期毎に、送
信出力が的確に制御されることになり、1台の基地局と
の間で同時期に行われる複数のパスの伝送信号の送信出
力を一定にほぼ揃えることが可能になる。
【0053】もし、本例のように送信出力の制御データ
をメモリに予め用意して加算する処理を行わない場合に
は、例えば図9の例の場合では、タイミングR11で受
信した結果が、タイミングR12での復調で判断された
後、その受信結果に基づいた制御データのタイミングT
21でのエンコード及びタイミングT22での変調が行
われて、タイミングT23で送出されるバースト信号
で、タイミングR11での受信結果に基づいた制御デー
タが送出されることになり、1周期毎に送信出力の制御
を行うことは不可能である。なお、ここでは端末装置側
で基地局からの送信出力を制御するデータの生成処理に
ついて説明したが、基地局側でも同様に端末装置からの
送信出力を制御するデータを生成させるようにしても良
いことは勿論である。
【0054】なお、上述実施例では示した周波数、時
間、符号化率などの数値は一例を示したもので、上述実
施例に限定されるものではない。また、変調方式につい
てもDQPSK変調以外の変調処理にも適用できること
は勿論である。
【0055】また、上述実施例で説明した受信データの
同期タイミング検出処理は、上述例では端末装置に適用
したが、基地局側で端末装置からの信号に同期させる場
合の処理にも適用できることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】本発明によると、伝送されるマルチキャ
リア信号のガードタイム区間を、ピーク位置から容易に
検出できるようになり、マルチキャリア信号の基準とな
るタイミングを簡単な処理で正確に検出できる。従っ
て、この検出した基準となるタイミングに基づいて、正
確なタイミングで受信処理ができるようになる。この場
合、伝送される信号のカードタイム区間を検出するだけ
の処理であり、同期ビットなどを検出する処理は必要な
く、タイミング検出用の同期ビットなどを付加して伝送
する必要がなく、それだけ伝送効率の良い伝送ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による端末装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】一実施例の端末装置のエンコーダの構成を示す
ブロック図である。
【図3】一実施例の端末装置の畳み込み符号化器の構成
例を示すブロック図である。
【図4】一実施例による窓がけデータの例を示す波形図
である。
【図5】一実施例による伝送データ例を示す位相特性図
である。
【図6】一実施例の端末装置のデコーダの構成を示すブ
ロック図である。
【図7】一実施例の端末装置のタイミング検出処理構成
を示すブロック図である。
【図8】一実施例のタイミング検出処理状態成を示す波
形図である。
【図9】一実施例による処理タイミングを示すタイミン
グ図である。
【図10】一実施例の伝送信号のスロット構成を示す説
明図である。
【図11】一実施例のフレーム内の伝送状態を示す説明
図である。
【図12】一実施例によるセルの配置例を示す説明図で
ある。
【図13】一実施例によるバンドスロットの配置例を示
す説明図である。
【符号の説明】
32 温度補償型基準発振器(TCXO)、101 畳
み込み符号化器、102 4フレームインターリーブバ
ッファ、104 ランダム位相シフトデータ発生回路、
105 FFT回路(高速フーリエ変換回路)、106
窓がけデータ発生回路、110 DQPSKエンコー
ダ、121 制御データセレクタ、123,124,1
25 制御データメモリ、133 逆窓がけデータ発生
回路、134 FFT回路、136 逆ランダム位相シ
フトデータ発生回路、137 差動復調回路、138
4フレームデインターリーブバッファ、139 ビタビ
復号化器、171 遅延回路、172 乗算器、173
移動平均算出回路、174 2乗回路、175 加算
器、176 遅延回路、177 ピーク位置判定回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数間隔で配置された複数のキャ
    リアによるマルチキャリア信号を受信する受信方法にお
    いて、 1変調単位からなるデータ本体部と、このデータ本体部
    に付随するガードタイムとで定められる特定の時間波形
    を復調し、 復調された受信信号のほぼ1変調単位に相当する時間だ
    け離れた箇所との相関値を検出し、 その相関値を区間積分し、 その区間積分された値を、区間積分された値の1変調単
    位に相当する時間遅れた信号と加算して累積させて、 その累積値からピークを検出するようにした受信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受信方法において、 検出したピーク位置を基準として、受信信号の処理タイ
    ミングを決めるようにした受信方法。
  3. 【請求項3】 1変調単位からなるデータ本体部と、こ
    のデータ本体部に付随するガードタイムとで定められる
    特定の時間波形の伝送タイミングを検出するタイミング
    検出装置において、 上記時間波形のほぼ1変調単位に相当する時間だけ離れ
    た箇所との相関値を検出する相関値検出回路と、 該相関値検出回路で検出された相関値を区間積分する積
    分手段と、 該積分手段で区間積分された値を、区間積分された値の
    1変調単位に相当する時間遅れた信号と加算して累積さ
    せる累積手段と、 該累積手段の出力のピーク位置を検出する検出手段とを
    備えたタイミング検出装置。
  4. 【請求項4】 所定周波数間隔で配置された複数のキャ
    リアによるマルチキャリア信号を受信する受信装置にお
    いて、 1変調単位からなるデータ本体部と、このデータ本体部
    に付随するガードタイムとで定められる特定の時間波形
    を復調する復調手段と、 該復調手段で復調された受信信号のほぼ1変調単位に相
    当する時間だけ離れた箇所との相関値を検出する相関値
    検出回路と、 該相関値検出回路で検出された相関値を区間積分する積
    分手段と、 該積分手段で区間積分された値を、区間積分された値の
    1変調単位に相当する時間遅れた信号と加算して累積さ
    せる累積手段と、 該累積手段の出力のピーク位置を検出する検出手段とを
    備えた受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の受信装置において、 ピーク位置検出手段で検出したピーク位置を基準とし
    て、受信信号の処理タイミングを決めるようにした受信
    装置。
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