JPH1063278A - カラオケシステム - Google Patents

カラオケシステム

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JPH1063278A
JPH1063278A JP21577596A JP21577596A JPH1063278A JP H1063278 A JPH1063278 A JP H1063278A JP 21577596 A JP21577596 A JP 21577596A JP 21577596 A JP21577596 A JP 21577596A JP H1063278 A JPH1063278 A JP H1063278A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歌唱力を審査するのが容易なカラオケシステ
ムを提供する。 【解決手段】 パネル14を介してカラオケ選手権大会
参加モードを選択し、歌唱者IDを入力すると、CPU
15は、採点装置24に録音開始指示、ビデオカメラ2
5及び映像データ作成装置26には録画開始指示を出
す。そして、カラオケ演奏制御及び採点制御をした後
に、歌唱音声情報と映像データをHDD13の転送テー
ブルに記憶させる。そして、モデム部16を制御し、ホ
ストコンピュータ30と接続し、転送テーブル内の該デ
ータを送信し、HDD37内へデータベース化して記憶
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指定したカラオケ
曲の楽音情報を再生して楽音を出力する演奏機能に加
え、マイクロフォン等より入力された利用者の歌唱音声
情報を含む歌唱データをセンタ装置へ送信する機能も備
えたカラオケシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、従来のカラオケ選手権大会の一例として、第一次審
査をテープ審査とするやり方がある。これは、参加希望
者は自分の歌唱音声(あるいはそれに映像を加えたも
の)を音楽テープ(あるいはビデオテープ)に記録し、
それを大会の開催委員会まで送るやり方である。全ての
参加者が審査員の前で歌うようにすると、参加人数が多
い場合に不都合が多いため、まずテープ審査で所定数、
つまり審査員が審査できる人数まで絞るのである。
【0003】そして、開催委員会では審査員がそのテー
プを聴き(あるいは視聴し)、第1次予選通過者を選
ぶ。続いてその第1予選通過者を集めて実際に審査員の
前で歌わせて優勝者などを決めるようにしていた。な
お、第2次予選までテープ審査とし、最終審査だけを審
査員の前で実際に歌ったり、第2次予選も審査員の前で
歌うというように適宜予選方法は考えられる。さらに、
このような方法で地方予選の優勝者を決定し、その地方
予選の優勝者を集めて全国大会を開催し、ここで新たに
審査員の前で歌わせて全国大会の優勝者を選ぶというよ
うなものもある。
【0004】そして、このようにテープ審査あるいは審
査員の前で実際に歌うことを通じて優勝者はもちろん、
それまでに落選した中にも有望な新人が発掘されること
もある。しかしながら、このような方法では、参加者は
第1次予選用のテープを自分で作成しなくてはならなく
なり、例えばカラオケボックス等に出向いて、自分のカ
セットレコーダやビデオレコーダ等で録音・録画する必
要があるため、面倒である。また、審査する側として
も、個々の参加者から無差別に送られて来るテープを保
管し、審査する段になって1本ずつプレーヤ等にセット
して再生させなくてはならないため、非常に面倒であ
る。さらには、例えば有望な新人を発掘するため、男性
だけ女性だけというように特定の参加者に限定して審査
したい場合などには、男性参加者からのテープと女性参
加者からのテープを分類する作業が必要となり、そこで
もやはり面倒な点が多い。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、例えばカラオケ選手権大会や有
望な新人歌手発掘のために歌唱力などを審査するのが容
易にできるようにしたカラオケシステムを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】この目的
を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、複
数のカラオケ曲の中から所望のカラオケ曲を指定するた
めの指定手段と、その指定されたカラオケ曲に対応した
楽音情報を再生して楽音を出力する楽音出力手段と、利
用者の歌唱音声を入力するための音声入力手段とを有す
るカラオケ端末及び、該カラオケ端末とデータ伝送手段
によって接続されたセンタ装置を備えるカラオケシステ
ムであって、カラオケ端末は、音声入力手段を介して入
力された歌唱音声情報を少なくとも曲識別情報及び歌唱
者の識別情報と対応付けた歌唱データとして記憶してお
く記憶手段と、該記憶手段に記憶された歌唱データをセ
ンタ装置へ送信する送信手段とを備えており、一方、セ
ンタ装置は、カラオケ端末から送信された歌唱データを
受信する受信手段と、該受信手段のよって受信した歌唱
データを、所定の情報に基づいてデータベース化した状
態で記憶しておくデータベース手段と、該データベース
手段から読み出した歌唱データ中の歌唱音声情報を再生
出力する歌唱音声再生出力手段とを備えていることを特
徴とする。
【0007】本カラオケシステムによれば、カラオケ端
末において、複数のカラオケ曲の中から所望のカラオケ
曲を指定すると、対応する楽音情報を再生して楽音を出
力するため、利用者はその再生楽音を伴奏として歌唱
し、いわゆるカラオケを楽しむことができる。そして、
利用者の歌唱音声は音声入力手段を介して入力される
が、この入力された歌唱音声情報は、少なくとも曲識別
情報及び歌唱者の識別情報と対応付けた歌唱データとし
て記憶手段に記憶させておくことができる。
【0008】さらに、その記憶された歌唱データはセン
タ装置へ送信することができ、センタ装置では、その送
信された歌唱データを受信し、所定の情報に基づいてデ
ータベース化した状態でデータベース手段に記憶してお
くことができる。そして、このデータベース手段から読
み出した歌唱データ中の歌唱音声情報は、歌唱音声再生
出力手段によって再生出力することができる。
【0009】これにより、例えばカラオケ選手権大会や
有望な新人歌手発掘のために参加者の歌唱力などを審査
するのが容易にできるようになる。つまり、カラオケ選
手権大会に参加したい人はカラオケ端末で歌えばよく、
その歌唱音声はセンタ装置のデータベース手段に記憶さ
れるので、審査する人はそのデータベース手段から読み
出し歌唱音声再生出力手段によって再生出力させた歌唱
音声に基づいて審査を行なうことができる。したがっ
て、従来方法のように参加希望者が自分の歌唱音声を音
楽テープ等に記録して大会開催委員会まで送るといった
面倒はなく、単にカラオケ端末を利用して歌うだけでよ
い。この参加用テープを自分で作成する場合も例えばカ
ラオケボックス等に出向いて自分のカセットレコーダ等
で録音するといったこともなされていたが、それらをカ
ラオケ端末が自動的に行ってくれるので非常に便利であ
る。
【0010】また、審査する側としても、従来方法では
個々の参加者から無差別に送られて来るテープを保管
し、審査する段になって1本ずつプレーヤ等にセットし
て再生させなくてはならないため、非常に面倒であった
が、本発明の場合には、データベース手段中に全ての歌
唱データが蓄積されているので、所望のデータを読み出
して歌唱音声再生出力手段によって再生出力させればよ
く、非常に利便が向上する。
【0011】また、歌唱者の識別情報に関しては、カラ
オケ端末を利用する際に入力してもらうか、あるいは予
め識別情報を登録しておいてもらうようにすることなど
が考えられる。そして請求項2に示すように、歌唱者の
識別情報には性別情報を含めておくことが好ましい。ま
た、請求項3に示すように、センタ装置のデータベース
手段は、カラオケ端末から送信された歌唱データを、少
なくとも曲識別情報あるいは性別情報のいずれかに基づ
いてデータベース化した状態で記憶しておくようにする
と好ましい。
【0012】性別情報を含める点については、センタ装
置において例えば女性(あるいは男性)に限って審査し
たい場合などに有効である。例えばカラオケ選手権大会
であれば女性(あるいは男性)の最優秀賞を決めたり、
有望な新人歌手発掘のためであれば女性(あるいは男
性)の新人を探しているような場合には、必要なデータ
だけを再生させるのが好ましいが、予め性別でデータベ
ース化されていれば非常に便利である。また、従来のよ
うに歌唱データ個々に対応する「記録テープ」が存在し
なくなり、データベース手段に全てが蓄積されているの
で、検索等も簡単にできることとなる。そして、例えば
曲毎に審査したい場合などには曲識別情報に基づいてデ
ータベース化されていると便利である。なお、同様の理
由で、年齢情報も含めておくことも考えられる。
【0013】一方、請求項4に示すように、カラオケ端
末は、さらに音声入力手段を介して入力された歌唱音声
情報を所定の採点用情報と比較して採点する採点手段を
備えており、その採点手段による採点結果に基づいて選
択した所定の歌唱データのみセンタ装置へ送信するよう
にしてもよい。
【0014】これは、カラオケ端末で歌われた全ての歌
唱音声情報をセンタ装置へ送るのではなく、カラオケ端
末において第1次予選的なことを行なって選抜すること
を目的としている。これによってセンタ装置のデータベ
ース手段に記憶される歌唱データの総数が減り、審査が
楽になる。この場合は、採点手段による採点結果に基づ
いて選択するのであるが、例えば所定の合格点以上であ
れば全て送信するようにしてもよいし、あるいは1日あ
るいは1週間といった所定の期間内における上位所定数
の歌唱データのみを送信するようにしてもよい。
【0015】さらに、請求項5に示すように、カラオケ
端末は、歌唱データを記憶手段に記憶させる所定のモー
ドに設定するかどうかを端末の利用者が自ら指示するた
めの指示手段を備えており、その指示手段によって所定
のモードに設定されている場合に限って、歌唱データを
記憶手段に記憶させる処理を実行するよう構成してもよ
い。
【0016】これは、歌唱者がカラオケ選手権大会に参
加を希望しない場合もあるので、自ら希望した場合にの
み歌唱データを記憶手段に記憶させるようにしたのであ
る。なお、有望な新人歌手発掘のためだけを考慮した場
合には、全ての歌唱者の歌唱音声情報を無条件に審査対
象とするというやり方も考えられる。
【0017】また、請求項6に示すように、カラオケ端
末は、歌唱者の歌唱している姿を映像として記録するた
めの映像記録手段を備えており、上述した曲識別情報等
に加えてその映像記録手段による記録映像も対応付けた
歌唱データを記憶するようにしてもよい。カラオケ選手
権大会における審査項目としては歌唱力の重要度が高い
のが一般的であるが、歌唱している最中の表情等も審査
項目として入れることもよくあり、また、有望な新人歌
手発掘のためであればルックスは大きな評価要素となる
ので、記録映像も含ませることも好ましい。
【0018】なお、映像記録手段としてはビデオカメラ
等が考えられる。現在でも、カラオケボックス等におい
てはビデオカメラによって歌唱者の姿を捉えてモニタ等
に表示させることがなされている。したがって、この映
像を記録しておけばよい。また、歌唱音声情報に比べて
映像情報はデータ量が非常に大きいので、センタ装置へ
送信することを考慮すると、例えば所定のインターバル
をおいて記録した断続的な静止映像として記録しておく
ことも有効である。また、デジタルカメラなどを用いて
写真撮影し、そのデータを送るようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明のカラオケシステム
の一実施形態を図面を参照して説明する。まず、図1を
参照して、実施形態としてのカラオケシステム及び利用
する電話事業者側設備の構成を説明する。図1におい
て、「センタ装置」としてのホストコンピュータ30と
「カラオケ端末」としてのカラオケ端末10とが本実施
形態のカラオケシステムであり、「データ伝送手段」と
しての公衆回線網50が電話事業者側設備である。図1
に示すカラオケシステムは、1台のカラオケ端末10と
1台のホストコンピュータ30から構成された最小の構
成例である。実際には、上記各装置はそれぞれ複数台存
在する場合もあり、1台のホストコンピュータ30に対
して、複数台のカラオケ端末10が存在するのが一般的
である。
【0020】カラオケ端末10は、ホストコンピュータ
30から通信によって配信される字幕情報及びMIDI
データからなる演奏データをデータ圧縮して記憶してい
る。ホストコンピュータ30との通信は、電話事業者側
設備である公衆回線網50を使用して両装置を接続し、
演奏データを、送信側であるホストコンピュータ30は
モデム部36によって変調して出力し、受信側であるカ
ラオケ端末10はモデム部16によって信号を復調して
受信することで行っている。利用者からの曲の演奏指定
に対して前記圧縮処理された演奏データを読み出して、
演奏開始前に復元処理し、演奏中に字幕情報をディスプ
レイで表示するための映像信号に、またMIDI(Musi
cal Instrument Digital Interface)データを音声信号
にそれぞれ変換して、字幕の色変えに同期して音声信号
を再生することでカラオケ演奏を行う。また、カラオケ
演奏を伴奏として利用者が歌ったその歌唱音声情報を含
む歌唱データは、ホストコンピュータ30に送信され
る。
【0021】ホストコンピュータ30は、新しく作成さ
れた演奏データを全国各地に分散設置されたカラオケ端
末10への配信する処理と、各カラオケ端末10から送
られてくる歌唱データの受信及びデータベース化等を行
う。そして、そのデータベースを利用して、カラオケ選
手権大会や有望な新人歌手発掘のための審査を行なうこ
とができる。
【0022】続いて、各装置の具体的な構成を説明す
る。まず、カラオケ端末10の構成を図1を参照して説
明する。カラオケ端末10は、ROM11と、RAM1
2と、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」と略
記する。)13と、パネル14と、CPU15と、モデ
ム部16と、MIDI再生部17と、映像制御部18
と、ディスプレイ19と、マイク20と、アンプ21
と、スピーカ22と、カレンダクロック23と、採点装
置24と、ビデオカメラ25と、映像データ作成装置2
6とを備えている。
【0023】前記CPU15は、装置全体の制御を司る
制御手段である。また、ROM11はCPU15の動作
プログラムを格納しており、RAM12はCPU15の
ワークエリアである。HDD13は「記憶手段」に相当
し、ホストコンピュータ30から送られてくる演奏デー
タを蓄積記憶すると共に、カラオケ端末10自体で作成
した歌唱データを記憶しておく。
【0024】ここで、パネル14について説明する。図
2にその概略外形を示すように、パネル14には、電源
スイッチ60と、選曲中の番号を表示するための4桁分
の7セグメントLEDからなる表示部64と、カラオケ
演奏機能を指定するカラオケキー62と、カラオケ演奏
機能の解除を指定するスタンバイキー63と、演奏した
い曲の番号を入力するためにも用いられ、「曲指定手
段」及び「モード指示手段」としても機能するテンキー
及び選曲キー61とが設けられている。
【0025】前記モデム部16は「送信手段」としての
機能も果たし、電話回線の接続及び切断、送信データの
音声帯域信号への変調、音声帯域信号で受信したデータ
の復調を行う。また、MIDI再生部17は演奏データ
中のMIDIデータをアナログ音声信号に変換する。映
像制御部18は、演奏データ中の字幕データをMIDI
再生部17での演奏処理に同期してディスプレイ19に
て表示可能な映像信号に変換する処理を行う。ディスプ
レイ19は映像制御部18で生成された映像信号を表示
する。アンプ21は、MIDI再生部17で生成された
音声信号と、「音声入力手段」としてのマイク20で生
成された音声信号をミキシングして増幅し、スピーカ2
2へ出力する。本実施形態においては、MIDI再生部
17、アンプ21及びスピーカ22が「楽音出力手段」
に相当する。カレンダクロック23は、現在日付、現在
時刻を常にカウントしていて、CPU15に通知する。
【0026】なお、マイク20から入力された音声信号
は、「採点手段」としての採点装置24にも入力されて
おり、この採点装置24において採点が実行される。具
体的には、カラオケ演奏時にCPU4から後述するボー
カル情報(これが「採点用情報」に相当する。)が転送
され、このボーカル情報とマイク15から入力された音
声信号とに基づいて歌唱力を採点する。
【0027】この採点方法としては、例えば音程の変化
・リズム等を採点要素として歌唱音声をボーカル情報と
比較し、歌唱音声がどの程度ボーカル情報に近いかによ
って採点することが考えられる。音程要素であれば、例
えば所定時間毎に両者の一致具合い(あるいは不一致の
具合い)をカウントし、そのカウント数に基づいて得点
を決定したりする。最初の持ち点を100点として、そ
れから減点していく方法も考えられる。なお、現実的に
は、音程の一致具合いで採点する場合には所定数の比較
対象について判定する必要があるので、スローテンポの
曲とアップテンポの曲とでは採点する間隔を変えてもよ
い。具体的には、所定の小節毎に採点するようにしてお
けば、テンポの違いがあっても、ある程度信頼性のある
採点結果となる。このように、所定の採点タイミングで
採点された歌唱得点は、採点装置24内のメモリ(図示
せず)に更新されながら記憶される。
【0028】なお、CPU15から録音指示が出された
場合、採点装置24はマイク15から入力された音声信
号を所定の歌唱音声情報として記録しておくことができ
るようにされている。一方、ビデオカメラ25は、歌唱
者の姿を撮影するためのものであり、ビデオカメラ25
で撮影した映像は映像データ作成装置26において所定
の映像データ化されてCPU15に送られることとな
る。なお、ビデオカメラ25での撮影はCPU15から
の指示によって開始・停止等ができる。また、ビデオカ
メラ25及び映像データ作成装置26が「映像記録手
段」に相当する。
【0029】次に、ホストコンピュータ30の構成を図
1を基にして説明する。ホストコンピュータ30は、R
OM31と、RAM32と、カレンダクロック33と、
キーボード34と、CPU35と、モデム部36と、H
DD37と、映像再生部38と、ディスプレイ39と、
音声再生部40と、アンプとスピーカ42とを備えてい
る。
【0030】前記CPU35は、装置全体の制御を司
り、ROM31はCPU35の動作プログラムを格納し
ており、RAM32はCPU35のワークエリアであ
る。カレンダクロック33は、現在日付、現在時刻を常
にカウントしていて、CPU35に通知する。モデム部
36は「受信手段」としての機能も果たし、電話事業者
側設備である公衆回線網50を通してカラオケ端末10
とデータ通信を行うために、デジタルデータの音声帯域
への変調、及び受信した音声帯域信号のデジタルデータ
への復調を行う。HDD37は「データベース手段」に
相当し、カラオケ端末10から送られてくる歌唱データ
を所定の情報に基づいてデータベース化した状態で記憶
しておくためのものである。
【0031】また、HDD37にデータベース化した状
態で記憶された歌唱データの内の歌唱音声データは、キ
ーボード34によって所定の指示が入力されるとそれに
応じて読み出され、音声再生部40に送られる。そし
て、音声再生部40で生成された音声信号はアンプ41
を介してスピーカ42へ出力される。本実施形態におい
ては、音声再生部40、アンプ41及びスピーカ42が
「歌唱音声再生出力手段」に相当する。
【0032】なお、歌唱データの内の映像データは、映
像再生部38へ送られ、ディスプレイ39にて表示され
る。続いて、カラオケ端末10での動作について、図4
のフローチャートを参照して説明する。
【0033】電源投入後、最初のステップS1では、R
AM12の初期化、モデム部16、MIDI再生部1
7、映像制御部18、映像データ作成装置26の初期化
など装置全体の初期化を行う。続くS2では、パネル1
4上のカラオケキー62が押下されて、カラオケ演奏動
作モードの指定がなされているかチェックする。同キー
62の押下を検出していればS3へ移行し、そうでなけ
ればS4へ移行する。
【0034】S3では、利用者から指定された曲を演奏
処理するカラオケ動作を行うために、サブルーチンSU
B1をコールする。サブルーチンSUB1の処理内容を
図5のフローチャートを基に説明する。図5の最初のス
テップS10では、映像制御部18を制御することで、
ディスプレイ19に「選曲してください」という選曲を
促すメッセージを出力する。同メッセージ出力後、S1
1へ移行する。
【0035】S11では、パネル14上のスタンバイキ
ー63が押下されているかをチェックする。同キー押下
を検出したら(S11:YES)、カラオケ動作モード
の終了を指定されたことになり、サブルーチンSUB1
をリターンして、図4のS4へ移行する。そうでなけれ
ば(S11:NO)、S12へ移行する。
【0036】S12では、パネル14上のテンキーと選
曲キー61による曲番号を指定したリクエストがなされ
たかをチェックする。リクエストがあれば(S12:Y
ES)、S13へ移行し、そうでなければ(S12:N
O)、S11の処理へ戻る。S13では、映像制御部1
8を制御することで、ディスプレイ19に「モード選択
をして下さい」という選択を促すメッセージを表示す
る。これは、カラオケ選手権大会への参加や有望な新人
歌手発掘のために自分が歌った歌唱音声などを歌唱デー
タとして記憶しておき、それをホストコンピュータ30
へ送信してデータベース化しておくための所定の参加モ
ードを希望するかどうかを利用者側に選択させるための
ものである。具体的には、上述の内容を説明した文を表
示すると共に、例えばその参加モードを希望するのであ
れば「1」を入力し、希望しないのであれば「2」を入
力するよう促す表示をする。
【0037】そして、続くS140では、テンキーによ
って「1」あるいは「2」が入力されることによりモー
ド選択がされたかどうかを判断しており、モード選択さ
れた場合には、S15へ移行する。S15では、参加モ
ードであるかどうかを判断しており、参加モードが選択
されている場合には(S15:YES)、S16へ移行
して、歌唱者IDの入力を促す表示がディスプレイ11
に出される。本実施形態では、人物ID、性別I
D、年齢ID等を入力する領域がディスプレイ11に
表示されており、例えばカーソルが存在する位置へテン
キー等を使用して順次データを入力していくことで行わ
れる。
【0038】ここで、性別IDについては、例えば女
性であれば「1」、男性であれば「2」をそれぞれ入力
させるようにすればよい。また、年齢IDについては
直接テンキーで実際の年齢を入力させたり、あるいは2
0歳以下であれば「1」、20歳台であれば「2」、3
0歳台であれば「3」というように所定の選択枝から選
択させるようにしてもよい。一方、人物IDについて
は、例えば氏名や住所等が該当するのあるが、これらを
その都度入力するのは面倒であるので、例えば予め利用
者IDを受付時に登録しておき、それを入力するように
してもよい。もちろん、予め登録された利用者IDに性
別や年齢まで含まれているのであれば、この利用者ID
を入力するだけでよくなる。
【0039】こうして歌唱者IDの入力が完了すると
(S17:YES)、S18へ移行し、サブルーチンS
UB3をコールして演奏・採点制御処理を実行する。こ
のサブルーチンSUB3の演奏・採点制御処理について
図6のフローチャートを基に説明する。
【0040】最初のステップS200では、参加モード
であるかどうかを判断し、参加モードであれば(S20
0:YES)、S210へ移行して、採点装置24には
録音開始指示、ビデオカメラ25及び映像データ作成装
置26には録画開始指示を出す。これによって、採点装
置24ではマイク15から入力された音声信号を所定の
歌唱音声情報として記録することができ、また、ビデオ
カメラ25で撮影した映像が映像データ作成装置26に
おいて所定の映像データ化されることとなる。
【0041】S210の処理後はS220へ移行する、
尚、S200で否定判断、すなわち参加モードでない場
合はS210の処理を実行しないでS220へ移行す
る。S220でカラオケ演奏を開始させた後、S230
では採点準備を行なう。S220でのカラオケ演奏のた
めに伴奏用のMIDIデータがMIDI再生部17に出
力されるが、この採点準備処理においてはボーカル情報
が採点装置24に転送される。S230で採点準備がで
きたら、S240へ移行する。
【0042】S240では、歌部分か開始したかどうか
を判断する。これは、ディスプレイ11への歌詞テロッ
プの表示が開始されたかどうかで判断すればよい。もし
歌部分がまだ開始されていない場合には(S240:N
O)、歌部分が開始されるまで待ち、開始したら(S2
40:YES)、S250へ移行する。
【0043】S250では採点を開始するよう採点装置
24に指示する。上述したように、この採点は、カラオ
ケ演奏時にボーカル情報とマイク20から入力された音
声信号とに基づいて歌唱力を採点する。例えば音程の変
化・リズム等を採点要素として歌唱音声をボーカル情報
と比較し、歌唱音声がどの程度ボーカル情報に近いかに
よって採点する。
【0044】そして、S260では歌部分が終了したか
どうかを判断しており、歌部分が終了するまで採点は随
時行われて採点装置の内部メモリ(図示せず)に更新さ
れながら記憶される。こうして歌部分が終了すると(S
260:YES)、S270へ移行する。
【0045】S270では採点装置24から採点結果を
取得し、点数をディスプレイ19に表示する。このS2
60及び270の処理は歌部分が終了すると実行される
が、通常は歌部分が終了してもいわゆる後奏があるた
め、S280では曲全体の演奏が終了したかどうかを判
断している。そして、演奏が終了すれば(S280:Y
ES)、S290へ移行する。
【0046】S290では、参加モードであるかどうか
を判断し、参加モードであれば(S290:YES)、
S300へ移行して、採点装置24には録音停止指示、
ビデオカメラ25及び映像データ作成装置26には録画
停止指示を出す。S300の処理後はS310へ移行
し、S270で表示した点数が所定の合格点以上かどう
かを判断する。合格していれば(S310:YES)、
S320へ移行し、採点装置24に記憶されている歌唱
音声情報と映像データ作成装置26にて作成された映像
データを、図5のS16,S17の処理を経ることで入
力された歌唱者IDデータとセットにして歌唱データと
し、HDD13の転送テーブルに記憶させる。
【0047】HDD13の転送テーブルに記憶させられ
た歌唱データ70のデータ構成を図3に示す。データセ
ットID71は歌唱データ毎に設定される識別情報であ
り、カラオケ端末IDは、カラオケ端末10の装置番号
等である。また、歌唱者ID73は、上述したように人
物ID73aや性別ID73bや年齢ID73c等を含
むものである。そして審査データ74は上述したように
音声データ74a及び映像データ74bから構成されて
いる。そして点数データ75及び曲識別情報としての曲
番号76も付加される。
【0048】S320の処理後は、本サブルーチンSU
B3を終了し、その結果図5のサブルーチンSUB1を
終了して図4のS4へ移行する。なお、図6のS290
で否定判断、すなわち参加モードでない場合と、S31
0で否定判断、すなわち点数が合格点以上でない場合に
は、それぞれそのままサブルーチンSUB3を終了して
図4のS4へ移行する。
【0049】図4のS4では、内蔵するカレンダクロッ
ク23を参照し、前回のS4の処理した時から日付が更
新されたかどうかをチェックする。日付が更新されてい
なければ(S4:NO)、S2へ移行し、更新されてい
れば(S4:YES)、S5へ移行する。
【0050】S5では、ホストコンピュータ30との通
信処理を行うためにサブルーチンSUB2をコールす
る。サブルーチンSUB2の処理内容を図7のフローチ
ャートを基に説明する。S30では、モデム部16を制
御し電話回線をオフフックする。
【0051】続くS31では、ホストコンピュータ30
の電話番号をダイヤリングする。ダイヤリング終了後、
S32へ移行する。S32では、一定時間、電話回線が
接続しホストコンピュータ30との接続が確認できるの
を待つ。具体的には、一定時間待っても呼出し音が鳴り
続けたままで、回線が接続しない場合、あるいは回線接
続しても相手がホストコンピュータ30であることを確
認できない場合は(S32:NO)、S36へ移行す
る。ホストコンピュータ30であることを確認できれば
(S32:YES)、S34へ移行する。回線接続後の
確認処理は、予め決められた伝文を相互に交換すること
で、相手がホストコンピュータ30であることを確認す
る。
【0052】S34では、歌唱データを接続中のホスト
コンピュータ30へ送信する。歌唱データの送信処理が
終了したら、S35へ移行する。S35では、S34で
抽出し、歌唱データが記憶されていた転送テーブルをリ
セットする。同処理終了後、S36へ移行する。
【0053】S36では、電話回線をオンフックしてホ
ストコンピュータ30と接続中の電話回線を切断する。
同処理終了後、サブルーチンSUB2をリターンする。
以上がサブルーチンSUB2の歌唱データ送信処理であ
り、同処理終了後、図4のS2へ移行し、先に説明した
カラオケモード指定の検出処理に戻る。
【0054】以上がカラオケ端末10の処理内容であっ
たが、次に、ホストコンピュータ30での動作を、図8
のフローチャートを基に説明する。電源投入後、まず最
初のステップS100から実行する。S100では、R
AM32の初期化、モデム部36、映像再生部38、音
声再生部40の初期化など装置全体の初期化を行う。
【0055】続くS101では、モデム部36において
電話回線からの呼出し音の検出を行う。呼出し音を検出
したらS102へ移行し、そうでなければS103へ移
行する。S102では、カラオケ端末10との通信処理
を行うためにサブルーチンSUB4をコールする。サブ
ルーチンSUB4の処理内容を図9のフローチャートを
基に説明する。
【0056】S110では、モデム部36を制御して呼
出し音鳴動中の電話回線をオフフックし、呼出し元との
回線接続を行う。同処理終了後、S111へ移行する。
S111では、呼出し元がカラオケ端末10であること
を確認する。この確認処理は、予め決められた伝文を相
互に交換することで、相手がカラオケ端末10であるこ
とを確認する。カラオケ端末10と回線接続しているこ
とを検出したら(S111:YES)、S112へ移行
し、そうでなければ(S111:NO)、S115へ移
行する。
【0057】S112では、カラオケ端末10から伝送
されてくる歌唱データ(図3参照)を受信する。同歌唱
データの受信処理終了後、S113へ移行する。S11
3では、電話回線をオンフックしてカラオケ端末10と
接続中の電話回線を切断する。同処理終了後、S114
へ移行する。
【0058】S114では、S112で受信した歌唱デ
ータのデータベース化処理を行う。これは、受信した歌
唱データを所定の情報に基づいてデータベース化した状
態でHDD37内に記憶させるのである。例えば、図3
に示した性別ID73bに基づいて男性・女性というよ
うに分類したり、曲番号76に基づいて分類したり、や
受信した日付けに基づいて○月の第△週分というように
分類したり、あるいはカラオケ端末ID72に基づいて
所定の地域毎に分類したりするといったことである。同
処理終了後、サブルーチンSUB4を終了してリターン
する。
【0059】またS111でカラオケ端末10以外と回
線接続していることを検出したら(S111:NO)、
S115へ移行するが、S115では間違い電話と判断
し接続中の電話回線をオンフックし、さらにサブルーチ
ンSUB4の処理を終了してリターンする。
【0060】サブルーチンSUB4をリターンしたら、
図8のS103へ移行する。S103では、審査モード
かどうかを判断する。これは、キーボード34によって
審査モードを指示する所定の操作がされたかどうかで判
断する。審査モードとされていたら(S103:YE
S)、S104へ移行し、そうでなければ(S103:
NO)、S101へ戻る。
【0061】S104では、審査モードにおける所定の
処理を行うためにサブルーチンSUB5をコールする。
サブルーチンSUB5の処理内容を図10のフローチャ
ートを基に説明する。S121では、まずソートするか
どうかを判断し、もしソートするのであれば(S12
1:YES)、S122でソート条件の入力を待つ。こ
れらはいずれもキーボード34によって対応する所定の
指示がされたかどうかで判断する。S121に関して
は、ソートするかどうかを選択させるためのメッセージ
などをディスプレイ39に表示させてもよいし、またS
122に関しても同様に、ソート条件として設定可能な
項目をディスプレイ39に表示させるようにしてもよ
い。ソート条件としては、例えば性別、年齢、地域ある
いは曲番号などが考えられる。さらに、これらは複数指
定した場合に、それらの重複したものを検索するのか、
いずれか一つでも該当しているものを検索するのかもソ
ート条件として入力してもよい。
【0062】S122でのソート条件の入力が終了する
と、続く123にて、ソートが実行される。ソートが終
了するとS124へ移行する。なお、S120で否定判
断、すなわちソートしない場合にはS122,S123
を処理を実行しないでS124へ移行する。
【0063】S124では、再生開始するかどうかを判
断する。これもキーボード34によって対応する所定の
指示がされたかどうかで判断するのであるが、上述のS
121の場合と同様に、再生開始するかどうかを選択さ
せるためのメッセージなどをディスプレイ39に表示さ
せてもよい。そして、再生開始する場合には(S12
4:YES)、S125へ移行する。
【0064】S125では、S123でソートされた歌
唱データ群あるいはS121で否定判断であった場合に
はソートしていない歌唱データ群より、最初の歌唱デー
タを読み出す。そして、続くS126にて再生出力す
る。詳しくは、図3に示す審査データ74の内の音声デ
ータ74aは音声再生部40に送られ、音声再生部40
で生成された音声信号はアンプ41を介してスピーカ4
2へ出力される。一方、審査データ70の内の映像デー
タ74cは映像再生部38へ送られ、映像再生部38で
再生された映像はディスプレイ39にて表示される。
【0065】S127では歌唱データの再生が終了した
かどうかをチェックしており、終了した場合には(S1
27:YES)、S128へ移行して、評価入力・記憶
処理を実行する。この評価入力は、審査員が評価した結
果をキーボード34によって入力するのであるが、例え
ばA〜Eまでの5段階評価や評価コメントなどを直接入
力するようにしてもよいし、あるいは予め設定されてい
る評価コメントをディスプレイ39に表示させ、その中
から選択入力するようにしてもよい。評価を入力し終え
た場合には、入力終了のための所定の操作をし、それに
よって評価がさらに付加されたデータとしてHDD37
に更新記憶させられることとなる。
【0066】続くS129では、次のデータがあるかど
うかを判断し、次データがなければ(S129:N
O)、そのまま本サブルーチンSUB5を終了するが、
次データがあれば(S129:YES)、S130にて
審査続行かどうかを判断する。S129の判断はCPU
35での処理によって自動的になされるのであるが、こ
のS130は、審査員などがキーボード34によって入
力した結果に基づいてなされる。この場合、例えば残り
のデータ数を表示すると共に、「審査を続行する場合は
「1」を押して下さい。中断する場合は「2」を押して
下さい。」といったメッセージをディスプレイ39に表
示するようにしてもよい。残りのデータ数を表示すれ
ば、その数に応じてこのまま続行するか中断するかを判
断するのに都合がよいからである。
【0067】審査を続行しない場合には(S130:N
O)、そのまま本サブルーチンSUB5を終了するが、
審査を続行するのであれば(S130:YES)、S1
31へ移行する。S130では次の歌唱データを読み出
し、S126へ移行して再生出力を実行し、さらにS1
27以降の処理を実行する。
【0068】以上がホストコンピュータ30の処理内容
であり、カラオケ端末10から送信された歌唱データを
データベース化してHDD37に記憶しておき、審査モ
ードが指示されると、ソートした歌唱データあるいはソ
ートしない歌唱データを順次読み出して再生出力させ、
各歌唱データについて評価を入力した上で再度記憶させ
ることができる。
【0069】このように、本カラオケシステムによれ
ば、カラオケ端末10において通常のカラオケを楽しむ
こともできるが、さらに参加モードを選択すれば、自分
の歌った歌唱音声情報及び自分の姿を映した映像データ
が歌唱者IDなどと対応付けられた歌唱データとしてH
DD13に記憶させておくことができる。さらに、その
記憶された歌唱データはホストコンピュータ30へ送信
することができ、ホストコンピュータ30では、その送
信された歌唱データを受信しHDD37内へデータベー
ス化して記憶しておくことができる。そして、審査モー
ドを指示すれば、HDD37から読み出した歌唱データ
中を再生出力させることができる。
【0070】これにより、例えばカラオケ選手権大会や
有望な新人歌手発掘のために参加者の歌唱力などを審査
するのが容易にできるようになる。つまり、カラオケ選
手権大会に参加したい人はカラオケ端末10で歌えばよ
く、その歌唱音声はホストコンピュータ30のHDD3
7に記憶されるので、審査する人はそのHDD37内か
ら読み出して再生出力させれば、それに基づいて審査を
行なうことができる。したがって、従来方法のように参
加希望者が自分の歌唱音声を音楽テープ等に記録して大
会開催委員会まで送るといった面倒はなく、単にカラオ
ケ端末を利用して歌うだけでよい。この参加用テープを
自分で作成する場合も例えばカラオケボックス等に出向
いて自分のカセットレコーダ等で録音するといったこと
もなされていたが、それらをカラオケ端末10が自動的
に行ってくれるので非常に便利である。
【0071】また、審査する側としても、従来方法では
個々の参加者から無差別に送られて来るテープを保管
し、審査する段になって1本ずつプレーヤ等にセットし
て再生させなくてはならないため、非常に面倒であった
が、本カラオケシステムではホストコンピュータ30の
HDD37に全ての歌唱データが蓄積されているので、
所望のデータを読み出して再生出力させればよく、非常
に利便が向上する。
【0072】また、図3に示すように、審査データ74
に対応して歌唱者ID73が付加されており、これには
性別ID73bや年齢ID73c等が含まれているの
で、例えば女性(あるいは男性)に限って審査したい場
合、あるいは所定の年代に限って審査した場合などに有
効である。例えばカラオケ選手権大会であれば女性(あ
るいは男性)の最優秀賞を決めたり、有望な新人歌手発
掘のためであれば女性(あるいは男性)の新人を探して
いるような場合には、必要なデータだけを再生させるの
が好ましいが、予め性別でデータベース化されていれば
非常に便利である。また、従来のように歌唱データ個々
に対応する「記録テープ」が存在しなくなり、データベ
ース手段に全てが蓄積されているので、検索等も簡単に
できることとなる。そして、例えば曲毎に審査したい場
合などには図3に示す曲番号76に基づいてデータベー
ス化されていると便利である。
【0073】さらに、本実施形態では、カラオケ端末1
0にて、採点装置24による点数が所定に合格点以上の
場合に限って、歌唱データをホストコンピュータ30へ
送信するようにしている。これは、カラオケ端末10で
歌われた全ての歌唱音声情報をホストコンピュータ30
へ送るのではなく、カラオケ端末10において第1次予
選的なことを行なって選抜することを目的としている。
これによってホストコンピュータ30のHDD37に記
憶される歌唱データの総数が減り、審査が楽になる。
【0074】また、本実施形態では所定の合格点以上で
あれば全て送信するようにしていたが、例えば、そのカ
ラオケ端末10における1日あるいは1週間といった所
定の期間内における上位所定数の歌唱データのみを送信
するようにしてもよい。さらに、本実施形態では参加モ
ードに設定するかどうかを歌唱者が自ら指示するように
していた。これは、歌唱者が例えばカラオケ選手権大会
などへの参加を希望しない場合もあるので、自ら希望し
た場合にのみ実行するようにしたものであるが、例えば
有望な新人歌手発掘のためだけを考慮した場合には、全
ての歌唱者の歌唱音声情報を無条件に審査対象とすると
いうやり方も考えられる。
【0075】そして、本実施形態では、図3に示すよう
に、音声データ74aだけでなく歌唱者の姿を撮影した
映像データ74bも審査データ74として記憶させるよ
うにしている。カラオケ選手権大会における審査項目と
しては歌唱力の重要度が高いのが一般的であるが、歌唱
している最中の表情等も審査項目として入れることもよ
くあり、また、有望な新人歌手発掘のためであればルッ
クスは大きな評価要素となるので、記録映像も含ませる
ことも好ましい。
【0076】以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施形
態では、歌唱者の姿をビデオカメラ25で撮影するよう
にしたが、デジタルカメラなどを用いて写真撮影し、そ
のデータを用いても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のカラオケシステムの概略構成を示
すブロック図である。
【図2】 カラオケ端末におけるパネルの外形を示す概
略説明図である。
【図3】 歌唱データを含む送信データの構成図であ
る。
【図4】 カラオケ端末において実行されるメイン処理
を示すフローチャートである。
【図5】 端末メイン処理中で実行されるSUB1処理
を示すフローチャートである。
【図6】 SUB1処理中で実行されるSUB3処理
(演奏・採点制御処理)をを示すフローチャートであ
る。
【図7】 端末メイン処理中で実行されるSUB2処理
を示すフローチャートである。
【図8】 ホストコンピュータにおいて実行されるメイ
ン処理を示すフローチャートである。
【図9】 ホストメイン処理中で実行されるSUB4処
理を示すフローチャートである。
【図10】 ホストメイン処理中で実行されるSUB5
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…カラオケ端末 13…ハードディス
ク(HDD) 14…パネル 15…CPU 16…モデム部 17…MIDI再生
部 18…映像制御部 19…ディスプレイ 20…マイク 21…アンプ 22…スピーカ 23…カレンダクロ
ック 24…採点装置 25…ビデオカメラ 26…映像データ作成装置 30…ホストコンピュータ 33…カレンダクロ
ック 34…キーボード 35…CPU 36…モデム部 37…ハードディス
ク(HDD) 38…映像制御部 39…ディスプレイ 40…音声再生部 41…アンプ 42…スピーカ 50…公衆回線網

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカラオケ曲の中から所望のカラオ
    ケ曲を指定するための曲指定手段と、その指定されたカ
    ラオケ曲に対応した楽音情報を再生して楽音を出力する
    楽音出力手段と、利用者の歌唱音声を入力するための音
    声入力手段とを有するカラオケ端末及び、該カラオケ端
    末とデータ伝送手段によって接続されたセンタ装置を備
    えるカラオケシステムであって、 前記カラオケ端末は、前記音声入力手段を介して入力さ
    れた歌唱音声情報を少なくとも曲識別情報及び歌唱者の
    識別情報と対応付けた歌唱データとして記憶しておく記
    憶手段と、 該記憶手段に記憶された歌唱データを前記センタ装置へ
    送信する送信手段とを備えており、 一方、前記センタ装置は、前記カラオケ端末から送信さ
    れた歌唱データを受信する受信手段と、 該受信手段のよって受信した歌唱データを、所定の情報
    に基づいてデータベース化した状態で記憶しておくデー
    タベース手段と、 該データベース手段から読み出した歌唱データ中の歌唱
    音声情報を再生出力する歌唱音声再生出力手段とを備え
    ていることを特徴とするカラオケシステム。
  2. 【請求項2】 前記歌唱者の識別情報には性別情報が含
    まれていることを特徴とする請求項1に記載のカラオケ
    システム。
  3. 【請求項3】 前記センタ装置のデータベース手段は、
    前記カラオケ端末から送信された歌唱データを、少なく
    とも前記曲識別情報あるいは前記性別情報のいずれかに
    基づいてデータベース化した状態で記憶しておくよう構
    成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    カラオケシステム。
  4. 【請求項4】 前記カラオケ端末は、 前記音声入力手段を介して入力された歌唱音声情報を所
    定の採点用情報と比較して採点する採点手段を備えてお
    り、 該採点手段による採点結果に基づいて選択した所定の歌
    唱データのみを前記センタ装置へ送信するよう構成され
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のカラオケシステム。
  5. 【請求項5】 前記カラオケ端末は、 前記歌唱データを前記記憶手段に記憶させる所定のモー
    ドに設定するかどうかを端末の利用者が自ら指示するた
    めの指示手段を備えており、 該指示手段によって前記所定のモードに設定されている
    場合に限って、前記歌唱データを前記記憶手段に記憶さ
    せる処理を実行するよう構成されていることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のカラオケシステム。
  6. 【請求項6】 前記カラオケ端末は、 前記歌唱者の歌唱している姿を映像として記録するため
    の映像記録手段を備えており、 前記記憶手段には、該映像記録手段による記録映像も対
    応付けた歌唱データが記憶されていることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載のカラオケシステム。
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