JP3892513B2 - 通信式カラオケシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケ演奏のためのカラオケ曲情報を情報センタからカラオケ端末に配信し得るようにされている通信式カラオケシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラオケシステムとしては、例えばいわゆるレーザディスク・カラオケやCDカラオケ等のように、カラオケ装置内にカラオケ曲の情報を記憶させた媒体をセットし、そのカラオケ曲情報を用いてカラオケ演奏を行なうスタンドアロンタイプのものがあった。この場合は、カラオケ曲情報を記憶した媒体を、例えばカラオケ装置の設置事業者が自ら買いに出かけたり、あるいは曲情報を提供する事業者がその設置事業者のところまで媒体を届けたりしていた。
【0003】
その後、カラオケ曲情報のデジタル信号を使用し、通信を利用したいわゆる「通信カラオケ」と呼ばれるオンラインタイプのカラオケシステムが生まれた。この場合には、情報センタから各カラオケ端末に対して電話回線等を介してカラオケ曲情報を送信するものであり、上述のような、カラオケ曲情報を記憶した媒体をカラオケ装置の設置事業者が自ら買いに出かけたり、あるいはカラオケ曲情報を提供する事業者がその設置事業者のところまで媒体を届けたりする手間は省ける。
【0004】
また、この方法であると、カラオケ曲情報を記憶媒体にプレスする工程や流通などの時間を省くことができ、ある程度の数のカラオケ曲情報が制作され終わった段階でないと記憶媒体にプレスできない従来の方法と異なり、制作され終わったカラオケ曲情報から順に個別に登録してゆくことが可能であることから、従来と比べ著しく早く新曲が登録できるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような通信カラオケシステムにも以下のような問題点がある。新曲として登録される曲は、CM曲やアルバムからシングルカットされた曲など、一般的に知名度が高いと思われる曲がその対象となることが多いが、近年では、このようなメジャーな曲が早く歌えるのは当たり前で、むしろ、シングルカットされていない隠れた名曲を歌いたいという要望も強くなってきている。これに対応するためには、例えば、存在する全ての曲のカラオケ演奏用情報を準備しておけばよいが、その数は膨大であり、またそれらの全てに対して利用者が歌いたいと考えるかどうかは疑問であるため、このような手法は非現実的である。したがって、やはり、配信側にて何等かの選択が必要である。
【0006】
ところが、選択の基準となる利用者の要望を得るには、TV、ラジオ、書籍などからの間接的な情報ソースに頼らざるを得ず、利用者が歌いたいカラオケ曲を供給側が完全に把握しづらいのである。利用者のニーズが、従来のような新曲のみならず、マイナー曲にも広がってきている昨今の現状では、利用者の歌いたい曲あるいは曲の種類を正確に把握し、早く歌えるようにすることが、現在の通信カラオケシステムの命題となっている。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、各カラオケ端末、利用者の要望を入力するための入力端末としての機能を持たせ、新規に配信を受けたい曲あるいは曲の種類が何であるかを情報センタ側にて適切に把握することができる通信カラオケシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
この目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、情報センタと、該情報センタから情報通信網を介して配信されたカラオケ曲情報を記憶しておき、そのカラオケ曲情報に基づいて所定のカラオケ演奏処理を行うカラオケ端末とを備える通信式カラオケシステムであって、前記カラオケ端末は、前記情報センタと情報通信網を介して接続する情報通信網接続手段と、前記情報センタから配信を受けたカラオケ曲情報を記憶しておく情報記憶手段と、該情報記憶手段に記憶されたカラオケ曲情報に基づいて所定のカラオケ演奏処理を行うカラオケ演奏手段と、少なくとも新規に配信が可能となった曲あるいは曲の種類を特定するための質問から構成されるアンケート内容データを記憶する端末側アンケート内容データ記憶手段と、前記情報センタから配信を受けた新たなアンケート内容データを示す情報に基づき、前記端末側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データを更新する端末側アンケート内容データ更新手段と、前記端末側アンケート内容データ更新手段によって前記端末側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データが更新された場合にはその更新されたアンケート内容データを読み出し、その読み出したアンケート内容データを表示するアンケート内容データ表示手段と、前記アンケート内容データ表示手段によって表示されたアンケート内容データに対応して、少なくとも新規に配信を受けたい曲あるいは曲の種類を特定するための情報を入力可能な特定情報入力手段と、該特定情報入力手段によって入力された特定情報を、前記アンケート内容データ表示手段によって表示されたアンケート内容データに対するアンケート回答情報として、前記情報センタに通知する通知手段とを備え一方、前記情報センタは、カラオケ曲情報を記憶するカラオケ曲情報記憶手段と、前記カラオケ曲情報記憶手段が記憶するカラオケ曲情報を読み出し、その読み出したカラオケ曲情報を前記カラオケ端末に対して配信するカラオケ曲情報配信手段と、少なくとも新規に配信が可能となった曲あるいは曲の種類を特定するための質問から構成されるアンケート内容データを記憶するセンタ側アンケート内容データ記憶手段と、前記センタ側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データを更新するセンタ側アンケート内容データ更新手段と、前記センタ側アンケート内容データ更新手段によって前記センタ側アンケート記憶手段が記憶するアンケートが更新された場合にはその更新されたアンケート内容データを読み出し、その読み出したアンケート内容データを前記カラオケ端末に対して送信するアンケート内容データ送信手段と、前記カラオケ端末側の通知手段によって通知された特定情報を記憶しておく特定情報記憶手段と、前記カラオケ端末側の通知手段によって新たに特定情報が通知され た場合に、その新たな特定情報に基づいて前記特定情報記憶手段の記憶内容を更新する特定情報更新手段と、前記特定情報記憶手段の記憶内容が更新されているか否かを判断する特定情報更新判断手段と、を備え、前記カラオケ曲情報配信手段は、前記特定情報更新判断手段によって前記特定情報記憶手段の記憶内容が更新されていると判断された場合には、前記特定情報記憶手段が記憶する特定情報に基づき、前記カラオケ曲情報記憶手段が記憶するカラオケ曲情報から前記カラオケ端末に配信するカラオケ曲情報を選択し、その選択されたカラオケ曲情報を前記カラオケ曲情報記憶手段から読み出し、その読み出したカラオケ曲情報を前記カラオケ端末に対して配信することを特徴とする通信式カラオケシステムである。
【0009】
本カラオケ端末によれば、カラオケ演奏に用いるカラオケ曲情報を蓄積している情報センタから配信を受けたカラオケ曲情報を記憶しておき、その記憶されたカラオケ曲情報に基づいて所定のカラオケ演奏処理を行う。このような基本的なカラオケ演奏機能に加えて、本発明のカラオケ端末では、特定情報入力手段によって、少なくとも新規に配信を受けたい曲あるいは曲の種類を特定するための情報を入力でき、通知手段はその入力された特定情報を情報センタに通知する。
【0010】
このように、カラオケ端末に未だ配信されておらず現時点では演奏ができないカラオケ曲があった場合、端末利用者自らが新規に配信を受けたい曲として特定情報を入力すれば、その入力結果を情報センタ側へ通知することができる。したがって、情報センタ側で端末利用者のニーズ(この場合は新規に配信を受けたい曲が何か)を容易にかつ迅速に把握できる。また、曲そのものに限らず、例えばジャンルなどの曲の種類を特定するための情報であってもよく、この場合には利用者の要望する曲ジャンルが把握できることとなる。なお、曲の種類とは、ジャンルだけでなく、例えばどの歌手の曲であるかといったことも含まれる。したがって、特定情報としては曲ジャンルや歌手名であってもよい。
【0011】
例えば、このカラオケ端末を含むシステムとしては、次のような構成が考えられる。すなわち、情報センタと、その情報センタから情報通信網を介して配信されたカラオケ曲情報を記憶しておき、そのカラオケ曲情報に基づいて所定のカラオケ演奏処理を行うカラオケ端末とを備える通信式カラオケシステムである
このうちカラオケ端末では、情報通信網接続手段が、情報センタと情報通信網を介して接続しており、情報記憶手段が、情報センタから配信を受けたカラオケ曲情報を記憶している。また、カラオケ演奏手段が、情報記憶手段に記憶されたカラオケ曲情報に基づいて所定のカラオケ演奏処理を行う。さらに、端末側アンケート内容データ記憶手段が、少なくとも新規に配信が可能となった曲あるいは曲の種類を特定するための質問から構成されるアンケート内容データを記憶しており、端末側アンケート内容データ更新手段が、情報センタから配信を受けた新たなアンケート内容データを示す情報に基づき、端末側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データを更新する。そして、端末側アンケート内容データ更新手段によって端末側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データが更新された場合には、アンケート内容データ表示手段が、その更新されたアンケート内容データを読み出し、その読み出したアンケート内容データを表示する。また、特定情報入力手段が、アンケート内容データ表示手段によって表示されたアンケート内容データに対応して、少なくとも新規に配信を受けたい曲あるいは曲の種類を特定するための情報を入力可能であり、通知手段が、特定情報入力手段によって入力された特定情報を、アンケート内容データ表示手段によって表示されたアンケート内容データに対するアンケート回答情報として、情報センタに通知する。
一方、情報センタでは、カラオケ曲情報配信手段が、カラオケ曲情報記憶手段が記憶するカラオケ曲情報を読み出し、その読み出したカラオケ曲情報をカラオケ端末に対して配信する。また、センタ側アンケート内容データ記憶手段が、少なくとも新規に配信が可能となった曲あるいは曲の種類を特定するための質問から構成されるアンケート内容データ を記憶しており、センタ側アンケート内容データ更新手段が、センタ側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データを更新する。そして、センタ側アンケート内容データ更新手段によってセンタ側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データが更新された場合には、アンケート内容データ送信手段が、その更新されたアンケート内容データを読み出し、その読み出したアンケート内容データをカラオケ端末に対して送信する。さらに、特定情報記憶手段が、カラオケ端末側の通知手段によって通知された特定情報を記憶しており、特定情報更新手段が、カラオケ端末側の通知手段によって新たに特定情報が通知された場合に、その新たな特定情報に基づいて特定情報記憶手段の記憶内容を更新する。そして、特定情報更新判断手段が、特定情報記憶手段の記憶内容が更新されているか否かを判断し、特定情報更新判断手段によって特定情報記憶手段の記憶内容が更新されていると判断された場合には、カラオケ曲情報配信手段が、特定情報記憶手段が記憶する特定情報に基づき、カラオケ曲情報記憶手段が記憶するカラオケ曲情報からカラオケ端末に配信するカラオケ曲情報を選択し、その選択されたカラオケ曲情報をカラオケ曲情報記憶手段から読み出し、その読み出したカラオケ曲情報をカラオケ端末に対して配信する。
【0012】
このようにアンケート内容データに対する利用者による回答であるアンケート回答情報としての特定情報を見れば、端末利用者が新規配信を希望している曲あるいは曲の種類が何かが判り、情報センタ側にて、その曲あるいは曲の種類のカラオケ演奏に用いるカラオケ曲情報を新規に作成してカラオケ端末に配信することができる
【0013】
なお、上述したカラオケ端末における特定情報入力手段としては、例えば請求項2に示すように、表示された選択候補の曲名若しくは曲ジャンル若しくは歌手名中から任意のものを選択することによって曲あるいは曲の種類を特定する構成でもよい。そして、この場合には、さらに請求項3に示すように、アンケート内容データ表示手段が、表示された選択候補の歌手名中より任意のものが指定されることによって、その指定された歌手に応じた選択候補の少なくとも曲名若しくはアルバム名が表示され、選択候補のアルバム名が表示された場合には更にその中から指定されたアルバムを構成する複数の曲名が選択候補の曲名として表示されるよう構成してもよい。
【0014】
つまり、上述したように、これまで新曲として登録されていた曲は、CM曲やアルバムからシングルカットされた曲などの一般的に知名度が高いと思われる曲が中心であった。しかし、近年では、このようなメジャーな曲が早く歌えるのは当たり前で、むしろ、シングルカットされていない隠れた名曲を歌いたいという要望も強くなってきている。したがって、これに対応するために、まず利用者は選択候補の歌手名中より自分が希望する歌手名を指定する。すると、その指定された歌手に応じた選択候補の曲名若しくはアルバム名が表示される。次に、アルバム名が表示された場合には、その中より希望するアルバム名を指定すれば、その指定されたアルバムを構成する複数の曲名が選択候補の曲名として表示される。したがって、この中から希望する曲を選択すればよい。
【0015】
なお、このような選択方法に限らず、例えばキーボードなどを利用して端末利用者が曲名などを直接入力するような構成でもよい。歌手名やアルバム名そして曲名を正確に知っている場合には、このように直接入力する方式でもよいが、それらを正確には知っていない場合には、上述したように歌手名→アルバム名→曲名という具合いに選択候補を順次絞り込んでいく方式の方が利用者の便宜上は好ましい。もちろん、これらの両方の方式を兼ね備えるようにし、利用者の使い勝手のよい方式にて特定情報を入力できるようにしてもよい。
【0016】
また、請求項4に示すように、アンケート内容データ更新手段が、選択対象として表示する少なくとも選択候補曲、あるいは選択候補歌手名及び選択候補アルバム名を、情報センタから配信された更新用情報に基づいてアンケート内容データ記憶手段の記憶内容を更新するようにしてもよい。これらを更新できれば、例えば将来リリースされるアルバムなどについても、それらの中のシングルカット曲だけは無条件でカラオケ曲情報として作成して配信し、それ以外については、カラオケ端末から通知された特定情報に基づいて新規作成・配信をするかどうかを決定することができるなど、より適切な対応が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、実施形態としての通信カラオケシステム及び利用する電話事業者側設備の構成を説明する。図1において、「情報センタ」としてのホストコンピュータ30と「カラオケ端末」としてのカラオケ端末10とが本実施形態の通信式カラオケシステムであり、情報通信網としての公衆回線網50は電話事業者側設備である。
【0018】
図1に示す通信式カラオケシステムは、1台のカラオケ端末10と1台のホストコンピュータ30から構成された最小の構成例である。実際には、上記各装置はそれぞれ複数台存在する場合もあり、1台のホストコンピュータ30に対して、複数台のカラオケ端末10が存在するのが一般的である。
【0019】
カラオケ端末10は、ホストコンピュータ30から通信によって配信される字幕情報及びMIDIデータからなる演奏データをデータ圧縮して記憶している。そして、ホストコンピュータ30との通信は、電話事業者側設備である公衆回線網50を使用して両装置を接続し、演奏データを、送信側であるホストコンピュータ30はモデム部36によって変調して出力し、受信側であるカラオケ端末10はモデム部16によって信号を復調して受信することで行っている。利用者からの曲の演奏指定に対して圧縮処理された演奏データを読み出して、演奏開始前に復元処理し、演奏中に字幕情報をディスプレイで表示するための映像信号に、またMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データを音声信号にそれぞれ変換して、字幕の色変えに同期して音声信号を再生することでカラオケ演奏を行う。
【0020】
一方、ホストコンピュータ30は、新しく作成された演奏データを全国各地に分散設置されたカラオケ端末10へ配信する処理と、各カラオケ端末10から送られてくる「特定情報」としてのアンケート回答情報の受信及びその集計等を行う。そして、その集計結果を利用して、どのような曲の演奏データを新規に作成するかなどを判断することができる。
【0021】
続いて、各装置の具体的な構成を説明する。まず、カラオケ端末10の構成を図1を参照して説明する。カラオケ端末10は、ROM11と、RAM12と、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」と略記する。)13と、パネル14と、CPU15と、モデム部16と、MIDI再生部17と、映像制御部18と、ディスプレイ19と、マイク20と、アンプ21と、スピーカ22と、カレンダクロック23とを備えている。
【0022】
CPU15は、装置全体の制御を司る制御手段である。また、ROM11はCPU15の動作プログラムを格納しており、RAM12はCPU15のワークエリアである。HDD13は「情報記憶手段」に相当し、ホストコンピュータ30から送られてくる演奏データを記憶すると共に、後述するアンケート内容データを記憶している。
【0023】
ここで、パネル14について説明する。図2にその概略外形を示すように、パネル14には、電源スイッチ60と、カラオケ演奏機能を指定するカラオケキー61と、カラオケ演奏機能の解除を指定するスタンバイキー62と、アンケートモードを指定するアンケートキー63と、演奏したい曲の番号を入力するために用いられるテンキー64及び選曲キー65と、選曲中の番号を表示するための4桁分の7セグメントLEDからなる表示部66、ディスプレイ19に表示されたカーソルを上下左右に移動させるためのカーソル移動キー67と、ディスプレイ19の表示画面を前の頁に移動させる前頁キー68及び次の頁に移動させる次頁キー69と、カーソルによって指示している表示内容を確定させるための確定キー70とが設けられている。なお、本実施形態においては、カーソル移動キー67と、前頁キー68、次頁キー69及び確定キー70などが「特定情報入力手段」に相当する。
【0024】
図1に戻って、前記モデム部16は「通知手段」としての機能も果たし、電話回線の接続及び切断、あるいは送信データの音声帯域信号への変調、音声帯域信号で受信したデータの復調を行う。また、MIDI再生部17は演奏データ中のMIDIデータをアナログ音声信号に変換する。映像制御部18は、演奏データ中の字幕データをMIDI再生部17での演奏処理に同期してディスプレイ19にて表示可能な映像信号に変換する処理を行う。ディスプレイ19は映像制御部18で生成された映像信号を表示する。アンプ21は、MIDI再生部17で生成された音声信号と、「音声入力手段」としてのマイク20で生成された音声信号をミキシングして増幅し、スピーカ22へ出力する。カレンダクロック23は、現在日付、現在時刻を常にカウントしていて、CPU15に通知する。
【0025】
次に、ホストコンピュータ30の構成を図1を基にして説明する。ホストコンピュータ30は、ROM31と、RAM32と、カレンダクロック33と、キーボード34と、CPU35と、モデム部36と、HDD37と、映像再生部38と、ディスプレイ39と、プリンタ40とを備えている。
【0026】
前記CPU35は、装置全体の制御を司り、ROM31はCPU35の動作プログラムを格納しており、RAM32はCPU35のワークエリアである。カレンダクロック33は、現在日付、現在時刻を常にカウントしていて、CPU35に通知する。モデム部36は電話事業者側設備である公衆回線網50を通してカラオケ端末10とデータ通信を行うために、デジタルデータの音声帯域への変調、及び受信した音声帯域信号のデジタルデータへの復調を行う。HDD37は「特定情報記憶手段」に相当し、カラオケ端末10から送られてくるアンケート回答情報をデータベース化した状態で記憶しておくためのものである。
【0027】
また、HDD37にデータベース化した状態で記憶されたアンケート回答情報は、キーボード34によって所定の指示が入力されると、その指示に応じた所定の処理を施され、ディスプレイ39に表示あるいはプリンタ40にて印刷される。本実施形態においては、ディスプレイ39、プリンタ40が「出力手段」に相当する。
【0028】
続いて、カラオケ端末10での動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。電源投入後、最初のステップS1では、RAM12の初期化、モデム部16、MIDI再生部17、映像制御部18の初期化など装置全体の初期化を行う。
【0029】
続くS2では、パネル14上のカラオケキー61(図2参照)が押下されて、カラオケ演奏動作モードの指定がなされているかチェックする。同キー61の押下を検出していればS3へ移行し、そうでなければS4へ移行する。S3では、利用者から指定された曲を演奏処理するカラオケ動作を行うために、サブルーチンSUB1をコールする。サブルーチンSUB1の処理内容を図4のフローチャートを基に説明する。
【0030】
図4の最初のステップS10では、映像制御部18を制御することで、ディスプレイ19に「選曲してください」という選曲を促すメッセージを出力する。同メッセージ出力後、S11へ移行する。S11では、パネル14上のスタンバイキー62が押下されているかをチェックする。同キー押下を検出したら(S11:YES)、カラオケ動作モードの終了を指定されたことになり、サブルーチンSUB1をリターンして、図3のS4へ移行する。そうでなければ(S11:NO)、S12へ移行する。
【0031】
S12では、パネル14上のテンキー64による番号入力と選曲キー65による確定指示によって曲番号を指定したリクエストがなされたかをチェックする。リクエストがあれば(S12:YES)、S13へ移行し、リクエストされた曲番号のカラオケ曲についての演奏処理を実行する。リクエストがなければ(S12:NO)、S11の処理へ戻る。
【0032】
S13の処理後は、サブルーチンSUB1をリターンして図3のS4へ移行する。図3のS4では、パネル14上のアンケートキー63が押下されて、アンケート動作モードの指定がなされているかチェックする。同キー63の押下を検出していればS5へ移行し、そうでなければS6へ移行する。
【0033】
S5では、管理者側が新規に登録する曲をユーザーの希望に基づいて決めるためのアンケート動作を行うために、サブルーチンSUB2をコールする。サブルーチンSUB2の処理内容を図5のフローチャートを基に説明する。S20では、あらかじめHDD13に用意されたアンケート内容データを読み出し、続くS21にて、1番目の設問内容及び選択項目をディスプレイ19に表示する。図9(A)はこの1番目の設問内容及び選択項目を表示した状態を示している。選択項目は先頭に1,2,3…という番号が付されており、例えば図9(A)で言えば、番号「1」の表示部分にカーソル(図9中ではKで示す。)が位置している。ユーザーは、このディスプレイ19に表示された内容を見て選択項目をパネル14を用いて選択する。具体的には、図2に示すカーソル移動キー67にてカーソルKを所望の位置に移動させ、確定キー70によって選択確定する。なお、この際、前頁キー68や次頁キー69によって前の画面や次の画面を表示させることもできる。
【0034】
図5に戻り、S22にてユーザーから入力された回答を受け付けたら、S23では、その選択番号をRAM11に記憶する。そして、続くS24ではアンケートが終了したかどうかを判断する。これは、次の設問内容があるかどうかで判断できる。もしも、次の設問内容がある場合には(S24:NO)、S21へ戻り、その設問内容を読み出してディスプレイ19に表示し、上述したS22,S23の処理を繰り返す。本実施形態では、第1の設問内容として、図9(A)に示すようにアーティスト名を表示させてその中から選択させるようにしているので、第2の設問内容として、図9(B)に示すように選択されたアーティストに係るアルバムタイトルを表示させる。そして、その中からアルバムタイトルが選択された場合には、第3の設問内容として、図9(C)に示すように選択されたアルバム中の曲タイトルを表示して選択させるようにしている。なお、曲タイトルが選択されるとそれでアンケート終了なので、図9(D)に示すように、その旨を示す表示をディスプレイ19に表示させる。したがって、S21〜S24の処理を実行することで、アーティスト、アルバムタイトルそして曲タイトルの3つの選択番号が決まり、RAM11に記憶されていることになる。
【0035】
S25では、その内容を編集して、所定の形式のアンケート回答情報とし、モデム部16を介してホストコンピュータ30にアップロードする。アップロードするデータは、図10に示すように、のアンケート回答情報73の前にデータセットID71及びカラオケ端末ID72が付加されたもので、アンケート回答情報73は、アーティスト選択番号73a、アルバムタイトル選択番号73b及び曲タイトル選択番号73cからなる。
【0036】
なお、このホストコンピュータ30へのアップロードについては、当然ながら、モデム部16を制御し電話回線をオフフックし、ホストコンピュータ30の電話番号をダイヤリングして接続し、接続相手がホストコンピュータ30であることが確認できてからアンケート回答情報をデータを送信することとなる。
【0037】
S25でのホストコンピュータ30へのアップロード処理が終了した後は、S26にて、今度はホストコンピュータ30からのデータ送信があるかどうかを判断する。この場合は、カラオケ端末10からホストコンピュータ30側へアクセスを開始したので、上記アンケート回答情報をアップロード処理した後の所定時間内に限って、ホストコンピュータ30からデータ送信があるかどうかを判断すればよい。
【0038】
そして、データ送信がなければ(S26:NO)、S31へ移行する。一方、ホストコンピュータ30からのデータ送信があれば(S26:YES)、S27へ移行して、新しいアンケート内容データの送信であるかどうかを判断する。新しいアンケート内容データでなければ(S27:NO)、S29へ移行するが、もしも新しいアンケート内容データであれば(S27:YES)、S28に移行して、そのアンケート内容データを受信し、HDD13に記憶されているアンケート内容データを更新してからS29へ移行する。
【0039】
S29では、新規登録曲データの送信であるかどうかを判断する。新規登録曲データでなければ(S29:NO)、S31へ移行するが、もしも新規登録曲データであれば(S29:YES)、S30に移行して、その新規登録曲データを受信し、HDD13に新規登録してからS31へ移行する。
【0040】
上述のS26で否定判断の場合、S29で否定判断の場合、そしてS30の処理の後に実行されるS31では、回線を切断する。その処理後、本サブルーチンSUB2をリターンし、図3のS6へ移行する。S6では、ホストコンピュータ30から接続要求があるかどうかを判断する。接続要求があればS7へ移行して新規登録曲データの受信を行なうが、接続要求がなければ、S2のステップへ移行し、電源オフとされるまでの間、S2以下の処理を繰り返し実行する。
【0041】
なお、図5のサブルーチンSUB2内のS30においてホストコンピュータ30から送信された新規登録曲データを受信し、また図3のS7においても同様に新規登録曲データを受信を行なうようになっている。これは、S6においては、ホストコンピュータ30が主導で定期・不定期に新規登録曲データを送信する処理が前提となっているが、図5のサブルーチンSUB2は、カラオケ端末10の利用者がそのモードにしない限り実行されない。したがって、図5のS30においてホストコンピュータ30から受信する動作は、せっかくホストコンピュータ30と接続したのであるから、その機会を利用してもしも送信すべき新規登録曲データがあるならば送信しようという思想である。
【0042】
以上がカラオケ端末10での処理内容であったが、次に、ホストコンピュータ30での動作を図6〜8のフローチャートを基に説明する。電源投入後、まず最初のステップS100から実行する。S100では、RAM32の初期化、モデム部36、映像再生部38の初期化など装置全体の初期化を行う。
【0043】
続くS101では、モデム部36において電話回線からの呼出し音の検出を行う。呼出し音を検出したらS102へ移行し、そうでなければS103へ移行する。S102では、カラオケ端末10との通信処理を行うためにサブルーチンSUB3をコールする。サブルーチンSUB3の処理内容を図7のフローチャートを基に説明する。
【0044】
図7の最初のステップS121では、モデム部36を制御して呼出し音鳴動中の電話回線をオフフックし、呼出し元との回線接続を行う。同処理終了後、S122へ移行する。S122では、呼出し元がカラオケ端末10であることを確認する。この確認処理は、予め決められた伝文を相互に交換することで行なう。カラオケ端末10と回線接続していれば(S122:YES)、S123へ移行し、そうでなければ(S122:NO)、S132へ移行する。
【0045】
S123では、カラオケ端末10から伝送されてくるデータを受信する。S124では、S123で受信したデータがアンケート回答情報(図9参照)であるかどうかを判断し、そうであればS125へ移行し、それでなければS128へ移行する。
【0046】
S125〜S127では受信したアンケート回答情報の集計処理を行う。具体的には、S125にて、図10に示すアンケート回答情報73に含まれている3つの選択番号、すなわちアーティスト選択番号73a、アルバムタイトル選択番号73b及び曲タイトル選択番号73cを読み出し、S126にて、その選択番号の組み合わせからどの曲の登録を希望しているのかを特定する。これは、図11に示すような全ての選択番号の組み合わせに対する参照テーブルを用いることにより特定を行う。この参照テーブルには、選択回数を示すカウンタ情報が各レコードに存在し、S127においては、S126で特定された曲に対応するレコードのカウンタ値をカウントアップする。
【0047】
S125〜S127でのアンケート回答情報の集計処理が終了すると、次にS128に移行して、更新するアンケート内容データがあるかどうかを判断し、なければS130へ移行するが、もしも更新用のアンケート内容データがあればS129に移行して、その新しいアンケート内容データを送信する。これは、カラオケ端末10においては、上述したようにHDD13に用意されたアンケート内容データを読み出してディスプレイ19に表示し、ユーザーからの回答を得るようにしていたが、例えば新人アーティストが登場したり、新しいアルバムや新曲がリリースされた場合には、その内容を加える必要があるので、その更新を行うためのデータを送信するのである。
【0048】
S130では、新規に登録する曲データがあるかどうかを判断し、なければS132へ移行するが、もしも新規登録曲データがあればS131に移行して、その新規登録曲データをカラオケ端末10へ送信する。S132では、回線を切断する。同処理終了後、サブルーチンSUB3を終了してリターンする。
【0049】
サブルーチンSUB3をリターンしたら、図6のS103へ移行する。S103では、判断モードかどうかを、キーボード34によって判断モードを指示する所定の操作がされたかどうかで判断する。この判断モードは、例えばカラオケ曲の配信管理者が新規に登録する曲を決定するためユーザーからのアンケート回答結果を分析したい場合などに選択するものである。
【0050】
判断モードとされていたら(S103:YES)、S104へ移行し、そうでなければ(S103:NO)、S105へ移行する。S104では、判断モードにおける所定の処理を行うためにサブルーチンSUB4をコールする。サブルーチンSUB4の処理内容を図8のフローチャートを基に説明する。
【0051】
S141では、まずソートするかどうかを判断する。このソート対象は図11に示す参照テーブルに記憶されているデータである。もしソートするのであれば(S141:YES)、S142でソート条件の入力を待つ。これらはいずれもキーボード34によって対応する所定の指示がされたかどうかで判断する。S141に関しては、ソートするかどうかを選択させるためのメッセージなどをディスプレイ39に表示させてもよいし、またS142に関しても同様に、ソート条件として設定可能な項目をディスプレイ39に表示させるようにしてもよい。そしてS142でのソート条件の入力が終了すると、続く143にて、ソートが実行される。
【0052】
なお、S142でのソート条件としては、例えば参照テーブル内の各レコードをそのカウンタ値の大きい順番にソートさせるといった条件などが考えられる。また、全てのレコードではなく、予めアーティストを1人あるいは2人以上指定しておいて、その中でのソートを実行させることも考えられる。各レコードは、アーティスト選択番号、アルバムタイトル選択番号及び曲タイトル選択番号の組み合わせで識別するようにしているため、この内のアーティスト選択番号に基づいて絞り込みを行った上で、上述したカウンタ値の大きい順番にソートさせるといったことも容易に実行できる。なお、男性アーティストと女性アーティストの区別ができるように選択番号を設定しておけば、例えば女性アーティストという条件をの絞り込みも可能である。
【0053】
S143にてソートが実行された後は、その結果を表示するかどうかを判断する。これは、キーボード34によって結果表示を指示する所定の操作がされたかどうかで判断する。例えば、ディスプレイ39にソート結果表示を実行するかどうかを問い合わせる文章を表示し、実行する場合には「1」、実行しないのであれば「2」を入力させるような方法などが考えられる。
【0054】
そして、結果を表示する場合には(S144:YES)、S145へ移行して、ディスプレイ39への表示を実行し、さらに、S146にて評価入力・記憶処理を実行する。この評価入力は、管理者などがディスプレイ39へ表示されたソート結果を見て評価した結果をキーボード34によって入力するのであるが、例えばA〜Eまでの5段階評価や評価コメントなどを直接入力するようにしてもよいし、あるいは予め設定されている評価コメントをディスプレイ39に表示させ、その中から選択入力するようにしてもよい。評価を入力し終えた場合には、入力終了のための所定の操作をし、それによって評価がさらに付加されたデータとしてHDD37に更新記憶されることとなる。S146の処理後はS149へ移行する。
【0055】
一方、S144にて否定判断された場合にはS147へ移行し、ソート結果を印刷するかどうかを判断する。これもキーボード34によって結果表示を指示する所定の操作がされたかどうかで判断すればよい。そして、ソート結果を印刷する場合には(S147:YES)、S148へ移行して、プリンタ40による印刷を実行する。
【0056】
この場合には、上述した結果表示の場合のように評価入力などの処理(S146)はしないので、そのままS149へ移行する。もちろん、S147にて否定判断の場合もS149へ移行する。S149では、この判断処理を続行するかどうかを判断する。S149の判断は、キーボード34によって入力した結果に基づいてなされる。判断処理を続行するのであれば(S149:YES)、S141へ移行するが、判断処理を続行しない場合には(S149:NO)、そのまま本サブルーチンSUB4をリターンし、図6のS105へ移行する。
【0057】
S105では、新曲登録曲データの配信時期がどうかを判断する。例えば1日に1回あるいは3日に1回といった具体に定期的に配信する場合には、その設定されている配信時刻になったかどうかを判断する。そして、配信時期であれば、新曲登録曲データを配信する。なお、各カラオケ端末10に同じ新曲登録曲データを配信してもよいし、カラオケ端末10毎に変更してもよい。例えば所定のジャンルの曲しか配信を希望しないような場合には、その選択された曲データとなる。また、上述の図5のサブルーチンSUB2のS30において既に一部の曲データを受信している場合には、そのカラオケ端末10については、残りの曲データだけを送信すればよい。
【0058】
S106の処理後は、S101へ戻る。以上がホストコンピュータ30の処理内容であり、カラオケ端末10から送信されたアンケート回答情報を集計してHDD37に記憶しておき、判断モードが指示されると、必要に応じてソートされた集計結果がディスプレイ39に表示、あるいはプリンタ40にて印刷されることとなる。
【0059】
このように、ホストコンピュータ30からカラオケ端末10に未だ配信されておらず現時点では演奏ができないカラオケ曲があった場合、端末利用者自らが新規に配信を受けてカラオケ端末10に登録したい曲として指定したアンケート回答情報をホストコンピュータ30側へ通知することができる。そして、そのアンケート回答情報はホストコンピュータ30のディスプレイ39にて表示、あるいはプリンタ40にて印刷することができる。したがって、それを見れば、ホストコンピュータ30側で端末利用者のニーズ(この場合は新規に配信を受けたい曲が何か)を容易にかつ迅速に把握でき、例えばニーズの高い曲のカラオケ曲情報を新規に作成してカラオケ端末10に配信するといったことなどができる。
【0060】
つまり、これまで新曲として登録されていた曲は、CM曲やアルバムからシングルカットされた曲などの一般的に知名度が高いと思われる曲が中心であった。しかし、近年では、このようなメジャーな曲が早く歌えるのは当たり前で、むしろ、シングルカットされていない隠れた名曲を歌いたいという要望も強くなってきている。したがって、本実施形態のようにすれば、シングルカットされていない曲を指定する場合などに有効である。
【0061】
なお、本実施形態においては、アーティスト→アルバムタイトル→曲タイトルという順番で指定するようにしている。もちろん、このような選択方法に限らず、例えば端末利用者が曲名などを直接入力するような構成でもよい。アーティスト名やアルバム名そして曲名を正確に知っている場合には、このように直接入力する方式でもよいが、それらを正確には知っていない場合には、本実施形態のように選択候補を順次絞り込んでいく方式の方が利用者の便宜上は好ましい。もちろん、これらの両方の方式を兼ね備えるようにし、利用者の使い勝手のよい方式にて特定情報を入力できるようにしてもよい。また、1つのアルバムしかないアーティストの場合には、選択候補のアルバムタイトルが1つしかないので、そのような場合は、すぐに曲タイトルの選択に移行してもよい。
【0062】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施形態ではアンケート内容は曲を特定するための情報であったが、曲そのものに限らず、例えばジャンルなどの曲の種類を特定するための情報であってもよく、この場合には利用者の要望する曲ジャンルが把握できることとなる。なお、曲の種類とは、ジャンルだけでなく、例えばどの歌手の曲であるかといったことも含まれる。したがって、特定情報としては曲ジャンルや歌手名であってもよい。また、年代、性別、職業なども設問項目とし、利用者層を把握することも考えられる。これらが判れば、それにあった登録曲がどんなものが良いかを知る判断材料になるからでる。
【0063】
また、上記実施形態においては、カラオケ端末10が単体でアンケートを受け付け、さらにそのアンケート回答情報をホストコンピュータ30側に通知する構成であったが、アンケートを受け付ける装置は複数備え、その複数の装置にて受け付けたアンケート回答情報を1台の管理装置がまとめてホストコンピュータ30側に通知するような構成にも適用できる。これは、カラオケ演奏データを1台の管理装置が格納しておき、必要に応じてこの管理装置から配信されるカラオケ演奏データに基づいて複数の出力装置がカラオケ演奏を実行するいわゆる集中管理型のシステムである。
【0064】
この集中管理型のシステムによれば、各出力装置は当座のカラオケ演奏に使用する以外のカラオケ演奏データを保持する必要がなく、カラオケ演奏データのメンテナンスも管理装置だけで済む等の利点があり、例えば1棟の建物の各室にカラオケ装置を配置したカラオケ店、あるいは各室でカラオケを楽しめるようにしたホテル等において利用されている。
【0065】
このような場合にでも、アンケート自体は各出力装置にて受け付けて管理装置が吸い上げ、その管理装置がホストコンピュータ側にアップロードすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の通信式カラオケシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 カラオケ端末におけるパネルの外形を示す概略説明図である。
【図3】 カラオケ端末において実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
【図4】 端末メイン処理中で実行されるSUB1処理を示すフローチャートである。
【図5】 端末メイン処理中で実行されるSUB2処理を示すフローチャートである。
【図6】 ホストコンピュータにおいて実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
【図7】 ホストメイン処理中で実行されるSUB3処理を示すフローチャートである。
【図8】 ホストメイン処理中で実行されるSUB4処理を示すフローチャートである。
【図9】 アンケートの設問内容及び選択項目をディスプレイに表示した状態を示す説明図である。
【図10】 アンケート回答情報を含む送信データの構成図である。
【図11】 ホストコンピュータ側のHDDに記憶されている参照テーブルの説明図である。
【符号の説明】
10…カラオケ端末 12…RAM
13…ハードディスク(HDD) 14…パネル
15…CPU 16…モデム部
17…MIDI再生部 18…映像制御部
19…ディスプレイ
30…ホストコンピュータ 34…キーボード
35…CPU 36…モデム部
37…ハードディスク(HDD) 38…映像制御部
39…ディスプレイ 40…プリンタ
50…公衆回線網
60…電源スイッチ 61…カラオケキー
63…アンケートキー 64…テンキー
65…選曲キー 66…表示部
67…カーソル移動キー 68…前頁キー
69…次頁キー 70…確定キー

Claims (4)

  1. 情報センタと、
    該情報センタから情報通信網を介して配信されたカラオケ曲情報を記憶しておき、そのカラオケ曲情報に基づいて所定のカラオケ演奏処理を行うカラオケ端末と
    を備える通信式カラオケシステムであって、
    前記カラオケ端末は、
    前記情報センタと情報通信網を介して接続する情報通信網接続手段と、
    前記情報センタから配信を受けたカラオケ曲情報を記憶しておく情報記憶手段と、
    該情報記憶手段に記憶されたカラオケ曲情報に基づいて所定のカラオケ演奏処理を行うカラオケ演奏手段と、
    少なくとも新規に配信が可能となった曲あるいは曲の種類を特定するための質問から構成されるアンケート内容データを記憶する端末側アンケート内容データ記憶手段と、
    前記情報センタから配信を受けた新たなアンケート内容データを示す情報に基づき、前記端末側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データを更新する端末側アンケート内容データ更新手段と、
    前記端末側アンケート内容データ更新手段によって前記端末側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データが更新された場合にはその更新されたアンケート内容データを読み出し、その読み出したアンケート内容データを表示するアンケート内容データ表示手段と、
    前記アンケート内容データ表示手段によって表示されたアンケート内容データに対応して、少なくとも新規に配信を受けたい曲あるいは曲の種類を特定するための情報を入力可能な特定情報入力手段と、
    該特定情報入力手段によって入力された特定情報を、前記アンケート内容データ表示手段によって表示されたアンケート内容データに対するアンケート回答情報として、前記情報センタに通知する通知手段と
    を備え、
    一方、前記情報センタは、
    カラオケ曲情報を記憶するカラオケ曲情報記憶手段と、
    前記カラオケ曲情報記憶手段が記憶するカラオケ曲情報を読み出し、その読み出したカラオケ曲情報を前記カラオケ端末に対して配信するカラオケ曲情報配信手段と、
    少なくとも新規に配信が可能となった曲あるいは曲の種類を特定するための質問から構成されるアンケート内容データを記憶するセンタ側アンケート内容データ記憶手段と、
    前記センタ側アンケート内容データ記憶手段が記憶するアンケート内容データを更新するセンタ側アンケート内容データ更新手段と、
    前記センタ側アンケート内容データ更新手段によって前記センタ側アンケート記憶手段が記憶するアンケートが更新された場合にはその更新されたアンケート内容データを読み出し、その読み出したアンケート内容データを前記カラオケ端末に対して送信するアンケート内容データ送信手段と、
    前記カラオケ端末側の通知手段によって通知された特定情報を記憶しておく特定情報記憶手段と、
    前記カラオケ端末側の通知手段によって新たに特定情報が通知された場合に、その新たな特定情報に基づいて前記特定情報記憶手段の記憶内容を更新する特定情報更新手段と、
    前記特定情報記憶手段の記憶内容が更新されているか否かを判断する特定情報更新判断手段と、
    を備え、
    前記カラオケ曲情報配信手段は、前記特定情報更新判断手段によって前記特定情報記憶手段の記憶内容が更新されていると判断された場合には、前記特定情報記憶手段が記憶す る特定情報に基づき、前記カラオケ曲情報記憶手段が記憶するカラオケ曲情報から前記カラオケ端末に配信するカラオケ曲情報を選択し、その選択されたカラオケ曲情報を前記カラオケ曲情報記憶手段から読み出し、その読み出したカラオケ曲情報を前記カラオケ端末に対して配信すること
    を備えることを特徴とする通信式カラオケシステム。
  2. 前記特定情報入力手段は、表示された選択候補の曲名若しくは曲ジャンル若しくは歌手名中から任意のものを選択することによって、少なくとも新規に配信を受けたい曲あるいは曲の種類を特定するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の通信式カラオケシステム
  3. 前記アンケート内容データ表示手段は、表示された選択候補の歌手名中より任意のものが指定されることによって、その指定された歌手に応じた選択候補の少なくとも曲名若しくはアルバム名が表示され、選択候補のアルバム名が表示された場合には更にその中から指定されたアルバムを構成する複数の曲名が前記選択候補の曲名として表示されるよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載の通信式カラオケシステム
  4. 前記アンケート内容データ更新手段は、前記選択対象として表示する少なくとも選択候補曲名、あるいは選択候補歌手名及び選択候補アルバム名を、前記情報センタから配信された更新用情報に基づいて前記アンケート内容データ記憶手段の記憶内容を更新することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信式カラオケシステム
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