JPH1051475A - 車両データ伝送システム - Google Patents

車両データ伝送システム

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JPH1051475A
JPH1051475A JP8199088A JP19908896A JPH1051475A JP H1051475 A JPH1051475 A JP H1051475A JP 8199088 A JP8199088 A JP 8199088A JP 19908896 A JP19908896 A JP 19908896A JP H1051475 A JPH1051475 A JP H1051475A
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JP
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delegation
destination node
transmission right
bus
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JP8199088A
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Inventor
Kunihiko Miura
邦彦 三浦
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上の各ノードのバスへの接続状
態を容易に管理できるトークンパッシング方式を採用し
た車両データ伝送システムを提供する。 【解決手段】 バス3に接続された各ノード1a〜1c
において、委譲先設定部23a〜23cは送信権の委譲
先ノードを設定し、送受信部21a〜23cはデータの
送受信を行うと共に設定された委譲先ノードに送信権の
委譲メッセージを送出し、検知部28a〜28cは委譲
メッセージを受信した委譲先ノードから送られてくる受
信応答メッセージを検知し、前記委譲先設定部は、予め
定められた所定時間内に委譲先ノードから受信応答メッ
セージが検出されない場合に次の委譲先ノードを設定
し、各委譲先ノードからの受信応答メッセージに基づき
各委譲先ノードのバスへの接続状態を示す接続情報をメ
モリ25aに記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
複数のノードがバスに接続され、各ノード間に送信権を
予め定められた順番で循環させ、送信権を獲得したノー
ドが前記バスにデータを送出する車両データ伝送システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両には、複数の電子制御
ノードが共通のバスに接続され、各ノード間でデータの
送受信を行なっている。この場合、各ノード間におい
て、送信権を予め定められた順番で循環させ、送信権を
獲得したノードがバスにデータを送出するトークンパッ
シング方式がある。
【0003】この種のトークンパッシング方式を採用し
た車両用データ伝送システムの技術として、例えば特開
平6−269048に記載されたものがある。
【0004】特開平6−269048に記載されたもの
は、図6に示すように、委譲先ノードのアドレスを自ノ
ードのアドレスに値1を加算した値とし、委譲先ノード
へ送信権の委譲メッセージを送出する(ステップS11
1)。
【0005】そして、委譲先ノードから送信権の委譲メ
ッセージの受信応答メッセージがあったかどうかを判定
し(ステップS113)、受信応答メッセージがあれ
ば、ネットワークを正常と判断し(ステップS11
5)、処理を終了する。
【0006】しかし、受信応答メッセージがない場合に
は、次の委譲先ノードのアドレスをセットし(ステップ
S117)、さらに、セットされたアドレスが自ノード
のアドレスと等しいかどうかを判定する(ステップS1
19)。
【0007】セットされたアドレスが自ノードのアドレ
スと異なる場合には、ステップS111に戻り、次の送
信先のノードのアドレスに基づき次の委譲先ノードに送
信権の委譲メッセージを送出し、ステップ113からス
テップS119までの処理を行う。
【0008】そして、セットされたアドレスが自ノード
のアドレスと等しくなった場合には、ネットワークを異
常と判断していた。
【0009】このような処理によれば、トークン委譲処
理を行いながらシステムの異常判定を行うことができる
ので、他の処理を中止させることなく、システムの伝送
効率を低下することなく、ネットワークの異常を検出す
ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トークンパッシング方式では、自ノードが委譲先ノード
から受信した受信応答メッセージをネットワーク上の管
理情報として有効に使用していなかった。
【0011】このため、ある委譲先ノードがネットワー
ク上のバスに未接続である場合に、ネットワークが異常
であることを検出できても、どの委譲先ノードがバスに
未接続であるのかを判断することができなかった。
【0012】本発明は、ネットワーク上の各ノードのバ
スへの接続状態を容易に管理することのできる車両デー
タ伝送システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の手段を採用した。請求項1の発明
は、複数のノードがバスに接続され、各ノード間に送信
権を予め定められた順番で循環させ、送信権を獲得した
ノードが前記バスにデータを送出する車両データ伝送シ
ステムにおいて、前記各々のノードは、前記送信権の委
譲先ノードを設定する委譲先設定手段と、データの送受
信を行うと共に、前記委譲先設定手段により設定された
前記送信権の委譲先ノードに送信権の委譲メッセージを
送出する送受信手段と、前記送信権の委譲メッセージを
受信した前記送信権の委譲先ノードから送られてくる受
信応答メッセージを検知する検知手段と、情報を記憶す
る記憶手段とを備え、前記委譲先設定手段は、予め定め
られた所定時間内に前記送信権の委譲先ノードから受信
応答メッセージが検出されない場合に次の委譲先ノード
を設定し、各委譲先ノードからの受信応答メッセージに
基づき各委譲先ノードの前記バスへの接続状態を示す接
続情報を前記記憶手段に記憶させることを要旨とする。
【0014】この発明によれば、委譲先設定手段が、送
信権の委譲先ノードを設定し、送受信手段が、データの
送受信を行うと共に、委譲先設定手段により設定された
送信権の委譲先ノードに送信権の委譲メッセージを送出
し、検知手段が、送信権の委譲メッセージを受信した送
信権の委譲先ノードから送られてくる受信応答メッセー
ジを検知する。
【0015】そして、前記委譲先設定手段が、予め定め
られた所定時間内に送信権の委譲先ノードから受信応答
メッセージが検出されない場合に次の委譲先ノードを設
定し、各委譲先ノードからの受信応答メッセージに基づ
き各委譲先ノードのバスへの接続状態を示す接続情報を
記憶手段に記憶させる。
【0016】従って、ネットワーク上の各ノードのバス
への接続状態を容易に管理することができる。
【0017】請求項2の発明において、前記委譲先設定
手段は、前記送信権の委譲先ノードから受信応答メッセ
ージが検出されない場合にその委譲先ノードが前記バス
に未接続であるとして未接続の委譲先ノードのアドレス
を前記記憶手段に記憶させることを要旨とする。
【0018】この発明によれば、委譲先設定手段は、送
信権の委譲先ノードから受信応答メッセージが検出され
ない場合にその委譲先ノードがバスに未接続であるとし
て未接続の委譲先ノードのアドレスを記憶手段に記憶さ
せるので、バスに未接続なノードが容易にわかる。
【0019】請求項3の発明において、前記委譲先設定
手段は、前記委譲先ノードのアドレスをインクリメント
することにより前記次の委譲先ノードを設定することを
要旨とする。
【0020】この発明によれば、委譲先設定手段は、委
譲先ノードのアドレスをインクリメントすることにより
順番に次の委譲先ノードを設定するので、どの委譲先ノ
ードがバスに未接続であるかがわかる。
【0021】請求項4の発明によれば、前記委譲先設定
手段は、設定された委譲先ノードのアドレスが、自ノー
ドのアドレスになったとき、前記送信権が所定の送信権
の委譲先ノードを一巡したとして、前記自ノードのアド
レスを前記記憶手段に記憶させることを要旨とする。
【0022】この発明によれば、委譲先設定手段は、設
定された委譲先ノードのアドレスが、自ノードのアドレ
スになったとき、送信権が所定の送信権の委譲先ノード
を一巡したとして、自ノードのアドレスを記憶手段に記
憶させるので、自ノード以外のノードがバスに未接続で
あることがわかる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両データ伝送シ
ステムの実施の形態を図面を参照して説明する。
【0024】図1に本発明の車両データ伝送システムの
実施の形態の構成図を示す。図1に示す車両伝送システ
ムにおいて、バス3にはエンジン制御ノード1a、ミッ
ション制御ノード1b、ブレーキ制御ノード1cが接続
され、トークンパッシング方式によりノード相互間で必
要なデータの送受信が行われる。
【0025】すなわち、各ノード1a〜1c相互間に送
信権を予め定められた順番で循環させ、送信権を獲得し
たノードが前記バス3にデータを送出する。
【0026】エンジン制御ノード1aは、運転者のアク
セルペダルの操作等に応じてエンジンの作動を制御す
る。ミッション制御ノード1bは、車両の運転状態に応
じて自動変速機の制御を行う。ブレーキ制御ノード1c
は、車輪のロック状態を検出することによりブレーキ制
御を行う。
【0027】エンジン制御ノード1aは、CPU(中央
処理装置)11a、送受信部21a、委譲先設定部23
a、メモリ25a、検知部28a、カウンタ30aを備
えている。
【0028】エンジン制御ノード1aには、車両の各部
に設けられ走行状態を検出するセンサ31a、アクチュ
エータ41aが接続される。
【0029】なお、図1において、センサ31aを1個
しか示していないが、実際には、センサ31aは、複数
個設けられているものとする。CPU11aは、センサ
31aからの検知信号に基づきアクチュエータ41aを
駆動する。
【0030】ミッション制御ノード1b及びブレーキ制
御ノード1cも、前記エンジン制御ノード1aの構成と
同一構成である。すなわち、ミッション制御ノード1b
は、CPU11b、送受信部21b、委譲先設定部23
b、メモリ25b、検知部28b、カウンタ30bを備
えている。
【0031】ブレーキ制御ノード1cは、CPU11
c、送受信部21c、委譲先設定部23c、メモリ25
c、検知部28c、カウンタ30cを備えている。
【0032】委譲先設定部23a〜23cは、前記送信
権の委譲先ノードを委譲先ノードのアドレスにより設定
するもので、前記委譲先ノードのアドレスをインクリメ
ントすることにより次の委譲先ノードを設定する。
【0033】委譲先設定部23a〜23cは、図示しな
いアドレス管理テーブルを有し、例えば、先行ノード、
自ノード、次ノードの各アドレスを管理している。
【0034】送受信部21a〜21cは、データの送受
信を行うと共に、前記委譲先設定部23a〜23cによ
り設定された前記送信権の委譲先ノードに送信権の委譲
メッセージを送出する。
【0035】検知部28a〜28cは、前記送信権の委
譲メッセージを受信した前記送信権の委譲先ノードから
送られてくる受信応答メッセージを検知する。メモリ2
5a〜25cは、各種の情報を記憶する。
【0036】カウンタ30a〜30cは、委譲先設定部
23a〜23cが送信権の委譲先ノードを設定した時か
ら、予め定められたタイムアウト時間まで時間をカウン
トし、タイムアウト時間経過時にタイムアウト信号を委
譲先設定部23a〜23cに出力する。
【0037】前記委譲先設定部23a〜23cは、カウ
ンタ30a〜30cでカウントされたタイムアウト時間
内に、前記送信権の委譲先ノードから受信応答メッセー
ジが検出されない場合に、次の委譲先ノードを設定し、
各委譲先ノードからの受信応答メッセージに基づき各委
譲先ノードのバス3への接続状態を示す接続情報を前記
メモリ25a〜25cに記憶させる。
【0038】前記委譲先設定部23a〜23cは、前記
送信権の委譲先ノードから受信応答メッセージが検出さ
れない場合に、その委譲先ノードがバス3に未接続であ
るとして未接続の委譲先ノードのアドレスをメモリ25
a〜25cに記憶させる。
【0039】前記委譲先設定部23a〜23cは、設定
された委譲先ノードのアドレスが、自ノードのアドレス
になったとき、前記送信権が所定の送信権の委譲先ノー
ドを一巡したとして、自ノードのアドレスをメモリ25
a〜25cに記憶させる。
【0040】図2に実施の形態のデータフレームのフォ
ーマットを示す。図2にデータフレームは、メッセージ
の開始を示すSOM、送信権の委譲先ノードのアドレス
を示す委譲先アドレス、送信元アドレス、データ、誤り
検出用文字列CRC、受信確認応答情報、メッセージの
終了を示すEOMからなる。
【0041】なお、委譲先アドレスは、例えば、前記各
制御ノードに対応して値0〜2を設定しても良い。
【0042】前記データは、データのバイト長、データ
の識別子、伝送すべき情報からなる。前記受信確認応答
情報は、データを正常に受信したノードによる受信確認
応答情報と送信権を正常に受信したノードによる受信確
認応答情報とからなる。
【0043】次に、このように構成された実施の形態の
車両データ伝送システムの動作を図3に示すフローチャ
ートに従って説明する。
【0044】ここでは、例えば、エンジン制御ノード1
a、ミッション制御ノード1b、ブレーキ制御ノード1
cの順に送信権が循環するものとし、ミッション制御ノ
ード1bが、バス3に接続されていない場合について説
明する。
【0045】まず、エンジン制御ノード1aの送受信部
21aは、ブレーキ制御ノード1cから、委譲先アドレ
ス”1a”、発信元アドレス”1e”を受信し、送信権
を得る。
【0046】そして、エンジン制御ノード1a内の委譲
先設定部23aは、委譲先アドレスを、次の委譲先アド
レス”1b(ミッション制御ノードのアドレス)”に設
定する。
【0047】エンジン制御ノード1aの送受信部21a
は、委譲先ノードであるミッション制御ノード1bへ送
信権の委譲メッセージを送出する(ステップS11)。
【0048】次に、カウンタ30aは、委譲先設定部2
3aが送信権の委譲先ノードを設定した時から、予め定
められたタイムアウト時間まで時間をカウントしていく
(ステップS13)。
【0049】そして、カウンタ30aは、カウント時間
がタイムアウト時間に達すると、タイムアウト信号を委
譲先設定部23aに出力する。
【0050】次に、エンジン制御ノード1aの検知部2
8aは、前記送信権の委譲メッセージを受信した前記送
信権の委譲先ノードであるミッション制御ノード1bが
受信応答メッセージ(図2に示す受信確認応答情報)を
エンジン制御ノード1aに送出した場合には、送受信部
21aを介して、受信応答メッセージを検知する。
【0051】委譲先設定部23aは、カウンタ30aか
らのタイムアウト信号と検知部28aからの検知信号と
に基づき、前記タイムアウト時間内に、受信応答メッセ
ージを受信したかどうかを判定する(ステップS1
5)。
【0052】ここで、前記タイムアウト時間を例えば、
140msとする。正常時、すなわち、バス3に各制御
ノード1a〜1cが接続されている時には、図4に示す
ように、エンジン制御ノード1aが時刻t1 において、
委譲メッセージP1aをミッション制御ノード1bに送出
する。
【0053】図4では、エンジン制御ノード1aからミ
ッション制御ノード1bへの委譲メッセージP1aの送出
を、1a→1bで示している。
【0054】そして、時刻t1 から100msだけ経過
した時刻t2 において、ミッション制御ノード1bがブ
レーキ制御ノード1cに送信権の委譲メッセージP1b
送出している。図4では、ミッション制御ノード1bか
らブレーキ制御ノード1cへの委譲メッセージP1bの送
出を、1b→1cで示している。
【0055】すなわち、ミッション制御ノード1bはタ
イムアウト時間内に受信応答メッセージをエンジン制御
ノード1aに送出している。
【0056】また、時刻t2 から100msだけ経過し
た時刻t3 において、ブレーキ制御ノード1cが、エン
ジン制御ノード1aに送信権の委譲メッセージP1cを送
出している。図4では、ブレーキ制御ノード1cからエ
ンジン制御ノード1aへの委譲メッセージP1cの送出
を、1c→1aで示している。
【0057】すなわち、ブレーキ制御ノード1cはタイ
ムアウト時間内に受信応答メッセージをミッション制御
ノード1bに送出している。
【0058】一方、異常時、すなわち、バス3にミッシ
ョン制御ノード1bが接続されていない時には、図5に
示すように、タイムアウト時間(時刻t1 から時刻t4
までの時間)内に、エンジン制御ノード1aが、送信権
の委譲先ノードであるミッション制御ノード1bから受
信応答メッセージを受信しない。
【0059】また、ミッション制御ノード1bが、送信
権の委譲メッセージをブレーキ制御ノード1cに送出し
ない。図5では、時刻t2 において、ミッション制御ノ
ード1bから送信権の委譲メッセージがブレーキ制御ノ
ード1cに送出されていないことを点線部分のパルスに
よって示した。
【0060】このため、エンジン制御ノード1aの委譲
先設定部23aは、タイムアウト時に、ミッション制御
ノード1bの次の委譲先ノードであるブレーキ制御ノー
ド1cのアドレスをセットする(ステップS17)。
【0061】さらに、委譲先設定部23aは、セットさ
れたアドレスが自アドレスであるかどうかを判定する
(ステップS19)。
【0062】セットされたアドレスが自アドレスでない
場合には、委譲先設定部23aは、未接続ノードである
ミッション制御ノード1bのアドレス値”1b”をメモ
リ25aに記憶する(ステップS21)。
【0063】そして、ステップS11の処理に戻り、タ
イムアウト時である時刻t4 において、エンジン制御ノ
ード1aは、送信権の委譲メッセージP2aをブレーキ制
御ノード1cに送出する。図5では、エンジン制御ノー
ド1aからブレーキ制御ノード1cへの委譲メッセージ
2aの送出を、1a→1cで示している。
【0064】次に、ブレーキ制御ノード1cは、時刻t
4 から100msだけ経過した時刻t5 において、エン
ジン制御ノード1aに送信権の委譲メッセージP1cを送
出している。図5では、ブレーキ制御ノード1cからエ
ンジン制御ノード1aへの委譲メッセージP1cの送出
を、1c→1aで示している。
【0065】すなわち、ブレーキ制御ノード1cは、タ
イムアウト時間内に受信応答メッセージをミッション制
御ノード1bに送出している。
【0066】一方、ステップ19において、セットされ
たアドレスが自アドレスである場合、すなわち、自ノー
ド以外の制御ノードがバス3に接続されていない場合に
は、委譲先設定部23aは、自アドレス”1a”をメモ
リ25aに記憶する(ステップS23)。そして、通信
デバイスをリセットする(ステップS25)。
【0067】また、ステップ15において、自ノードが
委譲先ノードから受信応答メッセージを受信した場合に
は、処理を終了する。
【0068】このように、トークンパッシング方式を採
用する車両データ伝送システムにおいて、委譲先ノード
に送信権の委譲メッセージを送信し、タイムアウト時間
内に、委譲先ノードからの受信応答メッセージまたは送
信権の委譲メッセージが送出されない場合には、その委
譲先ノードがバス3に未接続であるとし、その委譲先ノ
ード以外の制御ノードがバス3に接続されているとす
る。
【0069】そして、これらの制御ノードの接続情報を
メモリ23aに記憶したので、ネットワーク上の各制御
ノードの接続状態を容易に管理することができる。
【0070】メモリ23aに記憶された接続情報を読み
出すことで、例えば、ミッション制御ノード1bが、バ
ス3に未接続であり、エンジン制御ノード1a及びブレ
ーキ制御ノード1cがバス3に接続されていることが容
易にわかる。
【0071】なお、実施の形態では、エンジン制御ノー
ド1aにおいて、委譲先設定部23aがメモリ25aに
バス3への未接続ノード情報を記憶する例を説明した
が、例えば、ブレーキ制御ノード1cにおいて、委譲先
設定部23cがメモリ25cにバス3への未接続ノード
情報を記憶しても良い。
【0072】また、実施の形態では、ノード数を3つと
したが、ノード数は、これに限定されるものではなく、
4つ以上であっても良い。
【0073】例えば、出力トルク制御ノード、サスペン
ション制御ノードなどを、さらに、バス3に接続するよ
うにして、車両データ伝送システムを構成するようにし
ても良い。
【0074】前記出力トルク制御ノードは、車両の駆動
輪のスリップ状態を検出し、エンジンの出力トルクの制
御を行なうものである。前記サスペンション制御ノード
は、車両の運転状態に応じてサスペンションの制御を行
なうものである。
【0075】さらに、実施の形態では、ミッション制御
ノード1bをバス3に未接続としたが、例えば、エンジ
ン制御ノード1aまたはブレーキ制御ノード1cがバス
3に未接続であってもよい。
【0076】また、実施の形態では、タイムアウト時間
を140msとしたが、このタイムアウト時間は、この
時間数値に限定されることなく、その他の時間数値であ
ってもよい。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、委譲先設定手段が、送
信権の委譲先ノードを設定し、送受信手段が、データの
送受信を行うと共に、委譲先設定手段により設定された
送信権の委譲先ノードに送信権の委譲メッセージを送出
し、検知手段が、送信権の委譲メッセージを受信した送
信権の委譲先ノードから送られてくる受信応答メッセー
ジを検知する。
【0078】そして、前記委譲先設定手段が、予め定め
られた所定時間内に送信権の委譲先ノードから受信応答
メッセージが検出されない場合に次の委譲先ノードを設
定し、各委譲先ノードからの受信応答メッセージに基づ
き各委譲先ノードのバスへの接続状態を示す接続情報を
記憶手段に記憶させる。
【0079】従って、ネットワーク上の各ノードのバス
への接続状態を容易に管理することができる。
【0080】また、委譲先設定手段は、送信権の委譲先
ノードから受信応答メッセージが検出されない場合にそ
の委譲先ノードがバスに未接続であるとして未接続の委
譲先ノードのアドレスを記憶手段に記憶させるので、バ
スに未接続なノードが容易にわかる。
【0081】また、委譲先設定手段は、委譲先ノードの
アドレスをインクリメントすることにより順番に次の委
譲先ノードを設定するので、どの委譲先ノードがバスに
未接続であるかがわかる。
【0082】また、委譲先設定手段は、設定された委譲
先ノードのアドレスが、自ノードのアドレスになったと
き、送信権が所定の送信権の委譲先ノードを一巡したと
して、自ノードのアドレスを記憶手段に記憶させるの
で、自ノード以外のノードがバスに未接続であることが
わかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両データ伝送システムの実施の形態
を示す構成図である。
【図2】実施の形態のデータフレームのフォーマットを
示す図である。
【図3】本発明の車両データ伝送システムの動作を説明
するフローチャートである。
【図4】各制御ノードがバスに接続されている時の各制
御ノードの送信権の委譲メッセージの送出を示す図であ
る。
【図5】ミッション制御ノードがバスに未接続時の各制
御ノードの送信権の委譲メッセージの送出を示す図であ
る。
【図6】従来の車両データ伝送システムの動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1a エンジン制御ノード 1b ミッション制御ノード 1c ブレーキ制御ノード 11a〜11c CPU 21a〜21c 送受信部 23a〜23c 委譲先設定部 25a〜25c メモリ 28a〜28c 検知部 30a〜30c カウンタ 31a〜31c センサ 41a〜41c アクチュエータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードがバスに接続され、各ノー
    ド間に送信権を予め定められた順番で循環させ、送信権
    を獲得したノードが前記バスにデータを送出する車両デ
    ータ伝送システムにおいて、 前記各ノードは、前記送信権の委譲先ノードを設定する
    委譲先設定手段と、 データの送受信を行うと共に、前記委譲先設定手段によ
    り設定された前記送信権の委譲先ノードに送信権の委譲
    メッセージを送出する送受信手段と、 前記送信権の委譲メッセージを受信した前記送信権の委
    譲先ノードから送られてくる受信応答メッセージを検知
    する検知手段と、 情報を記憶する記憶手段とを備え、 前記委譲先設定手段は、予め定められた所定時間内に前
    記送信権の委譲先ノードから受信応答メッセージが検出
    されない場合に次の委譲先ノードを設定し、各委譲先ノ
    ードからの受信応答メッセージに基づき各委譲先ノード
    の前記バスへの接続状態を示す接続情報を前記記憶手段
    に記憶させることを特徴とする車両データ伝送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記委譲先設定手段は、前記送信権の委
    譲先ノードから受信応答メッセージが検出されない場合
    にその委譲先ノードが前記バスに未接続であるとして未
    接続の委譲先ノードのアドレスを前記記憶手段に記憶さ
    せることを特徴とする請求項1記載の車両データ伝送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記委譲先設定手段は、前記委譲先ノー
    ドのアドレスをインクリメントすることにより前記次の
    委譲先ノードを設定することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の車両データ伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記委譲先設定手段は、設定された委譲
    先ノードのアドレスが、自ノードのアドレスになったと
    き、前記送信権が所定の送信権の委譲先ノードを一巡し
    たとして、前記自ノードのアドレスを前記記憶手段に記
    憶させることを特徴とする請求項3記載の車両データ伝
    送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007099145A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Denso Corp 車載ネットワークの診断システム及び車載制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007099145A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Denso Corp 車載ネットワークの診断システム及び車載制御装置
US7912597B2 (en) 2005-10-06 2011-03-22 Denso Corporation On-vehicle network diagnosis system and on-vehicle control apparatus thereof

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