JPH10512341A - 電気作動の窓遮蔽装置用端部停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電気作動の窓遮蔽装置において、遮蔽位置と非遮蔽位置に各々対応する二つの端位置間の窓の運動のうち一方向への運動が、窓主枠又はサッシ部材（７）の水平部分に設けられた少なくとも１つの巻き取りドラム（５、６）上の引っ張りコード又は紐（３、４）によってなされ、巻き取りドラムは電気駆動モータに接続されたモータ軸（８）上に設けられている。反対方向への動作は、前記引っ張りコード又は紐（３、４）を同時に巻きほどく際の一定力により行われる。端部停止装置は、前記反対方向への動作の最中にセンサ（１７）の駆動によりモータ電流を中断する接点（１１）を有している。モータ軸（８）はモータ（９）との結合部またはその付近で、回転軸に対して制限された傾斜運動ができるように軸承され、センサは前記センサ（１１）に属する接点部材（１７）を備えると共に軸部材（８）に隣接し且つモータ（９）から最も遠い位置に設けられ、軸（８）は引っ張りコード又は紐（３、４）による負荷の方向の反対方向にばねバイアスされている。

Description

【発明の詳細な説明】 電気作動の窓遮蔽装置用端部停止装置 技術分野 本発明は、遮蔽位置と非遮蔽位置に各々対応する二つの端位置間の窓の運動の うち一方向への運動が、窓主枠又はサッシ部材に対して平行に取り付けられた少 なくとも一つの巻き取りドラムを介して遮蔽装置に接続された引っ張りコード又 は紐を巻き取ることにより行われ、前記ドラムが電気駆動モータと接続されるモ ータ軸上にあり、それに対して反対方向への運動が、巻き取りドラムから前記引 っ張りコードまたは紐を同時に巻きほどく一定の力によつて行われ、その端部停 止装置がセンサの作動により前記反対方向の運動の間にモータ電流を中断する接 点を有しており、駆動モータと前記接点及びセンサが前記窓主枠またはサツシ部 材内にまたはその近くに位置決めされる型の電気作動の窓遮蔽装置用端部停止装 置に関する。 従来技術 デンマーク特許公告第１５８０５４Ｂ号は、電気駆動モータが窓サツシの水平 頂部上かまたはその中に組み込まれるベネチアンブラインド用電気駆動機構を開 示している。ベネチアンブラインドを巻き上げるときのモータ電流を検出し、ベ ネチアンブラインドの底部レールが最上位置に到達すると、検出電力が予め決め てあるしきい値を越え、そのときリセット回路が駆動されてモータ電流は遮断さ れる。 ベネチアンブラインドを下降するときの端部停止を得るために、この公知の方 法によると、底部レールが最下位置に到達するとき、サッシュ底部に設けられた リード接点がベネチアンブラインドの底部レールに取り付けられた磁石による影 響を受けることで、モータへの電力供給の遮断が行われる。 電気ワイヤ接続が、サツシ底部に又はその中にあるリード接点とサツシの頂部 部分のモータ装置との間に確立されねばならいという実際の不都合に加えて、公 知の駆動機構では底部レールが障害物、例えば鉢植えに出くわす場合に下降の中 間位置においてベネチアンブラインドを自動的に停止させることができない。 そのうえ、公知の駆動機構は、例えば、巻きほどく運動がモータで駆動され、 一方巻き取る運動が一定のばね力によって行われるローラブラインドのような他 の形状の遮蔽装置には適さない。 デンマーク特許公告第１４４８９４Ｂ号から、ベネチアンブラインド用の電気 作動装置が知られており、そこでは、上向および下向両運動において駆動モータ を停止するためのリミツト接点が、ベネチアンブラインドの頂部リストに設けら れたモータケーシング内に取り付けられ、接点用作動装置がモータケーシングに 軸承かつ案内され、モータケーシングを通って突出しかつ頂部位置においてベネ チアンブラインドの底部レール用の受け台として作用するピンを有し、前記ピン に突出センサレバーが固定され、前記レバーがベネチアンブラインドの引っ張り コードまたは紐によつて影響を及ぼされ、かつコードまたは紐が底部位置におい て底部レールの停止において緩められるとき接点を駆動する。 この実施例は装置に関して簡単化を示すが、比較的複雑な接点装置を必要とし かつモータケーシングから突出する作動部材により審美的に魅力が少ない。 発明の開示 本発明の目的は、駆動モータおよび端部停止装置の全ての部品が、突出する作 動部材を除いて、窓主枠またはサツシの全く同一の水平部分に組み込まれること ができる、前記した従来のものより簡単化された端部停止装置を提供することに あり、かつ、ベネチアンブラインド、プリーツの付いたブラインド、ローラシヤ ツタ、ローラブラインド、虫除けスクリーン等のようなあらゆる種類の窓遮蔽装 置に適する端部停止装置を提供することにある。 このために、本発明による端部停止装置は、モータ軸が前記運動方向と実質上 平行な平面に軸承され、巻きほどき運動と巻き取り運動の最中の作動位置と非作 動位置との間で前記モータ軸が、モータとの結合部又はその付近において回転軸 に対して制限範囲内で傾斜することができ、センサが接点に属する接点部材を有 すると共に軸部に隣接しており且つモータから距離をおいて設けられ、軸は前記 引っ張りコード又は紐によって軸に作用される外力の方向の反対方向である前記 非作動位置に向かってばねバイアスされていることを特徴とする。 本発明による装置において、接点は、例えばモータ制御回路へのリセット命令 によりモータ電流を遮断するように作動され、そしてばねバイアスされた接点部 材は、遮蔽装置が当該端部位置を取るかまたはその運動の間中何らかの障害に出 くわすとき、引っ張りコードまたは紐を緩めることによりモータ軸を非作動位置 へ傾斜させる。 本発明による装置は、使用される遮蔽装置の形状に依存する窓主枠またはサッ シの頂部部分または底部部分に隠れた状態で設けられ得る少ない単一部材からな り、外観的にシンプルな構成を有することにより特徴づけられる。 図面の簡単な説明 第１図ないし第４図は、下向きの力、例えば重力によつて作動される、プリー ツ付き層またはベネチアンブラインドのごとき遮蔽装置に使用される本発明によ る端部停止装置の実施例を示す図、 第５図はローラブラインドのごときばねバイアスされた遮蔽装置に使用される 端部停止装置の実施例を示す図である。 発明を実施するための最良の形態 第１図ないし第４図に示される実施例は、例えば、ベネチアンブラインドまた はプリーツ付きブラインド等の形状の窓遮蔽装置を適用したもので、図３には、 底部レール１が遮蔽装置の下端部に降ろされて窓が遮蔽され、完全に窓主枠また はサッシ部材の下端に当接した状態が略示されている。底部レール１は、一端を 底部レールに、他端を窓主枠かサッシの上端にそれらに対して平行に壁７に設け られた巻き取りドラム５、６に固定された、引っ張りコード又は紐３、４によっ てつり下げられている。 巻き取りドラム５、６は、やはり窓主枠又はサッシ７に設けられた駆動モータ ９に駆動接続されたモータ軸８に設けられている。 図示実施例において、遮蔽装置の下降は、コード３、４をドラム５、６から巻 きほどくときに生じる、第１図に矢印１０で示される方向の、ばね力や他の力の 影響により補強され得る下向きの力、特に重力によってなされ、これに対して遮 蔽装置の上昇は前記力に抗してモータ９によつて単に実施される。 底部レール１が窓主枠またはサツシ部材７と当接する完全に上昇された位置に おけるモータ電流の遮断は、代表的には前述したデンマーク特許公告第１５８０ ５４Ｂ号に記載されているように、モータ電流を検出し、予め定めた値を超える ときリセツト回路を駆動してモータ電流の遮断を行うことができる一方、図３に 示されるように遮蔽装置を端位置に下降させて、底部レール１が窓枠部又はサッ シ部材２の底部に当接するとき、例えば、ケーブル接続１３によって電力を供給 されるモータ９のための図示されないモータ制御回路にケーブル接続１２され得 るマイクロスイッチなどのコンタクト１１を有する端部停止装置によってモータ 電流は中断される。 第３図に示されるように、遮蔽装置を下降させていく間、底部レール１が窓主 枠またはサツシ部材２の下部に当接するか、又は、例えば鉢植えのような他の障 害物に接触するとき、以下の例に示すように接点１１はセンサによって作動され 、それによってモータ電流は遮断される。 巻き取りドラム５および６およびモータ軸８は図示実施例において第３図およ び第４図に示されるごとくモータ軸８用のスロツト１６を備える支持ブラケツト １４および１５に軸承される。 モータ軸８は本発明によれば、遮蔽装置の下降および上昇の可動方向と実質上 平行な平面、すなわち、図に示される平面に軸承され、駆動モータ９との接続部 またはその付近で、回転軸線に対して角度ｖをもたらす、スロット１６の外延に よって制限された傾斜運動をすることができる。 モータ軸８はかくして引っ張りコード３及び４の巻き戻しおよび巻き取り動作 中の第１図に示される作動位置から、第３図に示される非作動位置に移動され得 る。傾斜運動は本発明によれば、モータ９から一定の距離に、例えばモータ９か ら最も遠くに位置決めされる支持ブラケツト１４に位置決めされた軸８の１部分 に当接している接点部材１７を備えている接点１１によつて作動される。図示実 施例において、実際の接点部材１７は引っ張りコード３および４による外力の反 対方向に軸８上にばね力を発生するようにばねバイアスされる。このばね力は、 しかしながら、やはり軸８の下に位置決めされる別個の、調整可能なばねによつ て発生され得る。 遮蔽装置の下降の間、底部レール１が窓主枠またはサツシ部材２の下部に当接 するかまたはまたは他の障害物に接触して停止するとき、コード３、４は緩めら れ、モータ軸８上の負荷は減少するか取り除かれ、それによってモータ軸８は図 ３に示されるようにばねバイアスされた接触部材１７により傾斜される。 第５図に示されるように、本発明はまた例えば、ローラブラインド布やローラ シャッタのスラットのように柔軟な遮蔽布をばねバイアスされたローラー２０の 一定のばね力によって巻き取るローラブラインドやローラシャッタなどの型の遮 蔽装置１８との結合に適用される。 巻きほどきは窓主枠またはサツシ部材２２の下方に位置決めされた電気駆動装 置によつてなされその装置は原則として第１図ないし第４図に示されるものと同 一方法において設計され、コード２３、２４を巻き取るための二つの巻き取りド ラム２５、２６を有し、図示される実施例のように、１本のコードが底部レール の中を通り、平行四辺形を確保する。ドラム２５、２６は駆動モータ２９に接続 されたモータ軸２８上に設けられている。図示実施例のように、ドラム２５、２ ６及びモータ軸２８は、モータ軸に働くコードの力と平行な方向の図示されない スロットを備えた共通の支持ブラケット内に軸承されている。上記された方法と 同様にモータ軸は、端部停止接点３１中のばねバイアスされた接点部材３２又は 軸の下に位置決めされた調整可能なばねによって傾斜されるように設計してもよ いが、この場合はコード２３、２４を引き締めることによって行われる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＵＡ(ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ )，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ， ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，Ｋ Ｇ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．遮蔽位置と非遮蔽位置に各々対応する二つの端位置間の窓の運動のうち一 方向への運動が、窓主枠又はサッシ部材（７、２２）に対して平行に取り付けら れた少なくとも一つの巻き取りドラム（５、６；２５、２６）を介して遮蔽装置 に接続された引っ張りコード又は紐（３、４；２３、３４）を巻き取ることによ り行われ、前記ドラムが電気駆動モータ（９、２９）と接続されるモータ軸（８ 、２８）上にあり、それに対して反対方向への運動が、巻き取りドラム（５、６ ；２５、２６）から前記引っ張りコードまたは紐（３、４；２３、２４）を同時 に巻きほどく一定の力によつて行われ、その端部停止装置がセンサ（１７、３２ ）の作動により前記反対方向の運動の間にモータ電流を中断する接点（１１、３ １）を有しており、駆動モータ（９、２９）と前記接点及びセンサが前記窓主枠 またはサツシ部材（７、２２）内にまたはその近くに位置決めされる型の電気作 動の窓遮蔽装置用端部停止装置において、モータ軸（８、２８）が前記運動方向 と実質上平行な平面に軸承され、巻きほどき運動と巻き取り運動の最中の作動位 置と非作動位置との間で前記モータ軸が、モータ（９、２９）との結合部または その付近において回転軸に対して制限範囲内で傾斜することができ、センサが接 点（１１、３１）に属する接点部材（１７、３２）を有すると共に軸部（８、２ ８）に隣接しており且つモータから距離をおいて設けられ、軸（８、２８）は前 記引っ張りコード又は紐（３、４；２３、２４）によって軸に作用される外力の 方向の反対方向である前記非作動位置に向かってばねバイアスされていることを 特徴とする端部停止装置。 ２．前記接点部材（１７、３２）が、モータ軸に作用する前記ばね力を得るた めにばねバイアスされていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の端部停 止装置。 ３．窓を遮蔽する方向への巻きほどく動作が、下向きの力、特に重力によって なされる遮蔽装置、特にプリーツ付きブラインド、ベネチアンブラインドまたは 同様な装置において、巻き取りドラム（５、６）、モータ軸（８）を備えた駆動 モータ（９）、および接点部材（１７）を備えた前記接点（１１）が窓主枠また はサツシ部材（７）の上部に位置決めされることを特徴とする請求の範囲第１項 または第２項に記載の端部停止装置。 ４．窓を非遮蔽の方向へ巻き取る動作が、ばね力によってなされるローラブラ インドまたは同様な形状の遮蔽装置において、巻き取りドラム（２５、２６）、 モータ軸（２８）を備えた駆動モータ（２９）、および接点部材（３２）を備え た接点（３１）が窓主枠またはサツシ部材（２２）の下部に位置決めされること を特徴とする請求の範囲第１項または第２項に記載の端部停止装置。