JPH1051133A - リフロー方法及び装置 - Google Patents

リフロー方法及び装置

Info

Publication number
JPH1051133A
JPH1051133A JP20673696A JP20673696A JPH1051133A JP H1051133 A JPH1051133 A JP H1051133A JP 20673696 A JP20673696 A JP 20673696A JP 20673696 A JP20673696 A JP 20673696A JP H1051133 A JPH1051133 A JP H1051133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed circuit
circuit board
hot air
cold air
reflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20673696A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yamazaki
攻 山崎
Masahiro Taniguchi
昌弘 谷口
Kazumi Ishimoto
一美 石本
Koichi Nagai
耕一 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP20673696A priority Critical patent/JPH1051133A/ja
Publication of JPH1051133A publication Critical patent/JPH1051133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3415Surface mounted components on both sides of the substrate or combined with lead-in-hole components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3494Heating methods for reflowing of solder

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント回路基板の全面に搭載された電子部
品を熱損傷を与えずかつ高い信頼性をもって一括半田付
けする。 【解決手段】 電子部品が搭載されかつ接合箇所にクリ
ーム半田が付与されたプリント回路基板1の一方の面の
接合箇所に向けて熱風ヘッド22から熱風ノズル28を
通して局部的に略垂直に熱風を吹き付けてリフロー半田
付けすると同時にプリント回路基板の一方の面の所要箇
所に向けて冷風ヘッド23から冷風ノズル29を通して
局部的に略垂直に冷風を吹き付けるようにし、接合箇所
の半田を確実に再溶融して半田付けするとともに熱に弱
い部分を冷却して熱損傷を防止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品が搭載さ
れかつ接合箇所にクリーム半田が付与されたプリント回
路基板を加熱し、半田を再溶融させて電子部品を半田付
けするリフロー方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板に電子部品を実装する
リフロー半田付け技術には様々な方式がある。例えば、
表面実装部品をリフローで一括して半田付けする方式、
表面実装部品をリフローで一括半田付けした後挿入実装
部品を局所的に半田付けする方式、及び表面実装部品と
挿入実装部品とを局所的にリフローして半田付けする方
式などである。
【0003】表面実装部品をリフローで一括して半田付
けする従来の一般的なリフロー装置は、所定の温度に加
熱した熱風やパネルヒータの輻射熱によって、プリント
回路基板全体を均一に加熱することにより半田を再溶融
させて電子部品を半田付けするように構成されている。
【0004】また、表面実装部品と挿入実装部品とを局
所的に加熱してリフローするリフロー装置としては、図
6に示すようなリフロー装置が知られている。図6にお
いて、リフロー装置40は、プリント回路基板51の搬
送経路41の下部にクリーム半田を溶融する温度に熱せ
られた気体を溜める熱風箱42を配設するとともに、こ
の熱風箱42の搬送経路41に臨む開口部43に、プリ
ント回路基板51の必要な部分に対してだけ選択的に熱
風46を吹き付けられるように複数の熱風吹き出し穴4
5が形成された上面板44を配置して成り、このリフロ
ー装置40に対してプリント回路基板51を供給、排出
する搬送手段47が配設されている。
【0005】このリフロー装置40では局所的に加熱す
るようにしているので、部分的な半田付け、熱に弱い部
品の半田付け、リード先端が基板の下方に突出している
リード部品52とチップ部品53との同時半田付けが可
能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の一般的なリフロー装置の構成では、プリント回路基
板に弱耐熱電子部品が混在して搭載されている場合に
は、そのプリント回路基板をリフロー装置に通して一括
リフローして半田付けすることはできず、弱耐熱電子部
品については別途に半田付けする必要があるため実装工
程の生産性が低くなるという問題がある。
【0007】一方、図6に示したリフロー装置では、上
記のようなプリント回路基板でも、原理的には熱風を局
所的に吹き付けて半田付けするため一括半田付けするこ
とができるように考えられるが、実際にはプリント回路
基板の全面に搭載された電子部品を一括半田付けするこ
とはできないという問題があった。というのは、リフロ
ー装置でリード部品52やチップ部品53などの電子部
品のリフロー半田付けを行うには、20〜30秒間で2
30℃近辺の温度にまで上昇させる必要があるが、その
ための必要な熱量を確保するためにはおおよそ350℃
以上の温度の熱風が必要となる。その結果、半田付け箇
所でもプリント回路基板の温度が上昇し易い所はこの熱
風温度に近付いてしまい、耐熱部品(例えばQFPの耐
熱温度は250℃である)といえどもその耐熱温度を越
えてしまい、それを回避するために熱風温度を耐熱温度
の250℃まで下げると、プリント回路基板の温度が上
昇し難い所が所定の時間内に半田付けに必要な温度まで
加熱されず、信頼性の高い半田付けができない恐れがあ
るという問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、プリ
ント回路基板の全面に搭載された電子部品を熱損傷を与
えずかつ高い信頼性をもって一括半田付けすることがで
きるリフロー方法及び装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のリフロー方法
は、電子部品が搭載されかつ接合箇所にクリーム半田が
付与されたプリント回路基板の一方の面の接合箇所に向
けて局部的に略垂直に熱風を吹き付けてリフロー半田付
けすると同時にプリント回路基板の一方の面の所要箇所
に向けて局部的に略垂直に冷風を吹き付けるものであ
り、接合箇所に熱風を吹き付けることにより半田を確実
に再溶融して半田付けし、同時に接合箇所以外の熱に弱
い部分に向けて冷風を吹き付けることによりその熱損傷
を防止するようにしている。
【0010】また、プリント回路基板の他方の面の所要
箇所に冷風を吹き付けるようにすると、特に熱に弱い弱
耐熱電子部品を搭載した面を他方の面とし、その電子部
品に対して冷風を吹き付けることにより、弱耐熱電子部
品を搭載した状態のプリント回路基板についても一括半
田付けを行うことができる。また、プリント回路基板の
両面に表面実装電子部品を搭載している場合でも、リフ
ロー時に下面側になる電子部品の接合箇所を冷却するこ
とによりその接合半田が溶融する恐れがなく、下面側に
なる電子部品を接着剤で固着していなくても落下する恐
れがなく、従って表面実装電子部品の搭載時の接着剤塗
布工程を無くすことも可能となる。
【0011】また、本発明のリフロー装置は、プリント
回路基板を搬送する搬送手段と、搬送手段による搬送経
路の所定位置でプリント回路基板の一方の面を加熱する
加熱部を配設したリフロー装置において、加熱部にプリ
ント回路基板に対向するように熱風ヘッダと冷風ヘッダ
を重層的に配設し、熱風ヘッダからプリント回路基板の
一方の面の接合箇所に向けて局部的に略垂直に熱風を吹
き付ける熱風ノズルと、冷風ヘッダからプリント回路基
板の一方の面の所要箇所に向けて局部的に略垂直に冷風
を吹き付ける冷風ノズルとを設けたものであり、熱風ヘ
ッダと冷風ヘッダにそれぞれ熱風と冷風を供給すること
により熱風ノズル及び冷風ノズルからプリント回路基板
の所要箇所に熱風や冷風を適切に吹き付けて上記リフロ
ー方法を実施することができる。
【0012】また、加熱部でプリント回路基板を所定の
加熱位置に持ち上げる基板昇降手段を設けて、プリント
回路基板を加熱位置に持ち上げることにより搬送手段と
干渉することなく速やかに精度良く加熱することがで
き、また熱風ノズル及び冷風ノズルの長さをプリント回
路基板上の電子部品の形状及び高さに応じて異ならせる
ことにより、熱風や冷風を所要箇所に的確に吹き付ける
ことができ、精度良く加熱又は冷却することができる。
【0013】また、熱風ヘッダ及び冷風ヘッダのプリン
ト回路基板に対向する面を多数の開口部を形成したプレ
ートにて形成し、所要箇所の開口部に熱風ノズル又は冷
風ノズルを貫通配置し、残りの開口部を盲栓で閉じるよ
うにすると、プレートの所要の開口部に各ノズルを配置
することによりプリント回路基板の種類の変更に容易に
対応することができる。
【0014】また、熱風ヘッダ及び冷風ヘッダに対する
熱風及び冷風の供給通路に開閉弁を配設することによ
り、この開閉弁の開閉によって熱風及び冷風の吹き出し
をコントロールして適切に加熱・冷却を行うことがで
き、さらに開閉弁の開度をプログラマブルに制御する開
閉制御手段を設けることにより、所望の温度プロファイ
ルを得ることもできる。
【0015】また、プリント回路基板の他方の面の所要
箇所に冷風を吹き付ける冷風冷却手段を設けることによ
り、上記他方の面の所要箇所に対する冷風吹き付けによ
る作用を奏することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリフロー方法及び
装置の一実施形態を図1〜図5を参照して説明する。
【0017】図1において、1はプリント回路基板で、
予備加熱部4で予熱された後、本加熱部5に供給されて
リフロー半田付けされた後、搬出コンベア6にて搬出さ
れる。プリント回路基板1には、図2に示すように、Q
FPなどの表面実装部品2と、アルミ電解コンデンサ3
Aやスイッチ部品3Bなどの挿入実装部品3とが混合し
て搭載されている。このプリント回路基板1は挿入実装
部品3のボディ部3aが下面側に位置する姿勢でリフロ
ー装置に供給される。
【0018】予備加熱部4及び本加熱部5にはそれぞれ
搬送手段としてのコンベア7、8が貫通して配設されて
いる。コンベア7はプリント回路基板1を所定の速度で
予備加熱部4を通過させ、コンベア8は速い速度で本加
熱部5の所定位置に送り込み、所定位置から送り出すよ
うに構成され、コンベア7、8間にはコンベア7終端部
のプリント回路基板1をコンベア8に押し込む基板押し
込み手段9が配設されている。
【0019】本加熱部5の基板搬送経路の所定位置には
プリント回路基板1を停止させる基板ストッパ10が配
設され、所定位置で停止したプリント回路基板1の下方
位置には、プリント回路基板1を所定の加熱位置に持ち
上げる基板昇降手段11が配設され、その上端部にプリ
ント回路基板1を支持するとともにその所要箇所に冷風
を吹き付けて冷却する冷風冷却手段12が配設されてい
る。13は冷風冷却手段12に冷風を送給するファンで
ある。
【0020】コンベア8の本加熱部5の下流側に出てい
る終端部には、プリント回路基板1に対して下方及び上
方から送風して冷却する冷却ファン14、15が配設さ
れている。また、予備加熱部4と本加熱部5の間及びそ
の前後には排気ダクト16が配設されている。
【0021】予備加熱部4は、図3に示すように、熱風
を生成するヒータ17と、プリント回路基板1の一側方
からその上面に沿って熱風を流してプリント回路基板1
を予備加熱しかつその熱風を循環させる熱風循環ファン
18と、熱風循環経路の途中に設けられてプリント回路
基板1の加熱中にクリーム半田などから発生した溶剤や
フラックスの気化物を燃焼浄化させる触媒19と、コン
ベア7による基板搬送経路の上部に配設されてプリント
回路基板1の上面を輻射加熱するパネルヒータ20と、
搬送経路下部に配設された排気ダクト21とから構成さ
れている。
【0022】本加熱部5は、図4に示すように、搬送経
路上で基板ストッパ10にて停止しているプリント回路
基板1の上方に対向するように熱風ヘッダ22が配設さ
れ、その上部に冷風ヘッダ23が重層的に配設されてい
る。熱風ヘッダ22のプリント回路基板1に対向する面
は多数の開口部25が形成されたプレート24にて形成
され、冷風ヘッダ23のプリント回路基板1に対向する
面、すなわち熱風ヘッダ22との仕切り壁はプレート2
4の開口部25と一致するように開口部27が形成され
たプレート26にて形成されている。上記両プレート2
4、26の開口部25、27は、複数種類のプリント回
路基板1の半田接合箇所や電子部品の熱に弱い部分に対
応するように形成されている。なお、開口部25、27
をプレート24、26の全面に分散させて形成し、どの
ような種類のプリント回路基板1にも対応できるように
してもよい。
【0023】熱風ヘッダ22からプリント回路基板1の
上面の接合箇所、図示例では表面実装部品2のリード接
合部と、挿入実装部品3のリード部に向けて局部的に略
垂直に熱風を吹き付けるように、そのプレート24の上
記接合箇所に対応する開口部25を貫通して熱風ノズル
28が装着されている。また、冷風ヘッダ23からプリ
ント回路基板1の上面の表面実装部品2の比較的熱に弱
いボディ部2aに向けて局部的に略垂直に冷風を吹き付
けるように、冷風ヘッダ23のプレート26及び熱風ヘ
ッダ22のプレート24の開口部27、25を貫通して
冷風ノズル29が装着されている。これら熱風ノズル2
8や冷風ノズル29は、接合箇所や冷却箇所に的確に局
部的に熱風や冷風を吹き付けるように、プリント回路基
板1上の電子部品の形状及び高さに応じてその長さを異
ならせている。熱風ノズル28や冷風ノズル29が貫通
されない開口部25、27には盲栓30が装着されてい
る。また、これら熱風ノズル28、冷風ノズル29及び
盲栓30はその上端部外周に抜け出し防止用の係合鍔2
8a、29a、30aが突設され、その下部にシール材
31が配設され、熱風や冷風が漏れるのを防止してい
る。
【0024】基板昇降手段11の上部に配設された冷風
冷却手段12も冷風ヘッダ32を備え、この冷風ヘッダ
32からプリント回路基板1の下面側の挿入実装部品3
のボディ部3aに向けて局部的に略垂直に冷風を吹き付
けるように冷風ノズル33が装着されている。
【0025】また、図1に示すように、プリント回路基
板1が基板昇降手段11にて持ち上げられて所定の加熱
位置に位置したときに、そのプリント回路基板1の周囲
を取り囲み、プリント回路基板1上部の加熱雰囲気と下
部の冷風冷却手段12からの冷風による冷却雰囲気とが
干渉するのを防止する遮断プレート34が配設されてい
る。
【0026】また、図5に示すように、熱風ヘッダ22
と冷風ヘッダ23に対してそれぞれ送風するファン35
a、35bが設けられるとともに、熱風ヘッダ22に供
給される空気を加熱する熱風生成ヒータ36が設けられ
ている。又、熱風供給通路及び冷風供給通路にそれぞれ
開閉弁37a、37bが配設され、さらにこれら開閉弁
37a、37bの開度をプログラマブルに制御する開閉
制御手段38が設けられている。
【0027】以上の構成のリフロー装置において、その
動作を説明する。表面実装部品2と挿入実装部品3を混
在して搭載されたプリント回路基板1はコンベア7によ
って一定の速度で予備加熱部4に搬入され、プリント回
路基板1の上面がパネルヒータ20からの放射熱とサイ
ドフローの熱風とによって全体が150℃近辺の温度に
まで加熱される。一定温度の熱風は予備加熱部4内の雰
囲気温度を一定にするとともにその熱風を循環させるこ
とでヒータ17の負荷を軽減させる。プリント回路基板
1の下面側の挿入実装部品3のボディ部3aは、プリン
ト回路基板1の上面のリード部からの熱伝導によって温
度が上がるが、プリント回路基板1の下面雰囲気を排気
ダクト21によって吸い込むことで室温雰囲気がプリン
ト回路基板1の下面側に導かれてボディ部3aの昇温が
抑制される。
【0028】予備加熱を終えたプリント回路基板1がコ
ンベア7の終端部に到達すると、その後端が基板押し込
み手段9にて押し込まれてコンベア8にスムーズに乗り
移る。このように基板押し込み手段9が設けられている
理由は、コンベア7が走る予備加熱部4はプリント回路
基板1を連続搬送しながら加熱するので、例えば0.8
m/minで動かしているが、コンベア8が走る本加熱
部5ではプリント回路基板1を基板ストッパ10にて所
定位置で停止させ、基板昇降手段11で所定の加熱位置
まで持ち上げて加熱するため、プリント回路基板1を速
やかに搬送することが必要だからである。
【0029】本加熱部5に送り込まれたプリント回路基
板1は基板ストッパ10にて所定位置で停止し、コンベ
ア8も停止する。そして、基板昇降手段11により冷風
冷却手段12が上昇し、その上端でプリント回路基板1
が支持されて所定の加熱位置まで持ち上げられる。
【0030】この状態で、熱風ヘッダ22から熱風ノズ
ル28を通してプリント回路基板1の上面の表面実装部
品2及び挿入実装部品3のリード部等の接合箇所に向け
て局部的に略垂直に熱風が吹き付けられて加熱され、半
田が確実に再溶融してリフロー半田付けされる。それと
同時にプリント回路基板1の上面の表面実装部品2のボ
ディ部2aに局部的に略垂直に冷風を吹き付けられるこ
とにより表面実装部品2が耐熱温度を越えず、熱損傷が
防止される。かくして、比較的に熱に弱い部品の熱損傷
を防止しながら信頼性の高い半田付けが確保される。
【0031】また、その際にプリント回路基板1を基板
昇降手段11にて所定の加熱位置に持ち上げているの
で、速やかに精度良く加熱することができ、さらに所定
の加熱位置に持ち上げられたプリント回路基板1の周囲
を取り囲んだ遮断プレート34にて加熱雰囲気と冷却雰
囲気を遮断しているので、冷風と熱風が干渉せず、効率
的にかつ精度良く、加熱及び冷却を行うことができる。
また、熱風ノズル28及び冷風ノズル29の長さをプリ
ント回路基板1上の電子部品の形状及び高さに応じて異
ならせているので、熱風や冷風を所要箇所に的確に吹き
付けることができ、精度良く温度制御ができる。
【0032】更に、プリント回路基板1の下面の挿入実
装部品3のボディ部3aに対しては、冷風冷却手段12
から冷却風が吹き付けられるので、弱耐熱電子部品であ
る挿入電子部品3のボディ部3aが熱損傷するようなこ
とはなく、プリント回路基板1の一括半田付けを行うこ
とができる。
【0033】所定の加熱が終了すると、プリント回路基
板1はコンベア8の位置まで降下され、冷風冷却手段1
2はさらに降下する。プリント回路基板1はコンベア8
にて本加熱部5から搬出され、冷却ファン14、15に
て冷却される。そしてコンベア8から搬出コンベア9に
乗り移ってリフロー装置の出口まで搬送される。
【0034】上記実施形態によれば、熱風ヘッダ22及
び冷風ヘッダ23のプリント回路基板1に対向する面を
多数の開口部25、27を形成したプレート24、26
にて形成し、所要箇所の開口部25、27に熱風ノズル
28又は冷風ノズル29を貫通配置し、残りの開口部2
5、27を盲栓30で閉じているので、プレート24、
25を全ての種類又は複数の種類のプリント回路基板1
に対して共用できるとともに、プリント回路基板1の種
類に応じて所要箇所の開口部25、27に熱風ノズル2
8又は冷風ノズル29を配置することによりプリント回
路基板1の種類の変更に容易に対応することができる。
【0035】また、熱風ヘッダ22及び冷風ヘッダ23
に対する熱風及び冷風の供給通路に開閉弁37a、37
bを配設しているので、これらの開閉弁37a、37b
の開閉によって熱風及び冷風の吹き出しをコントロール
して適切に加熱・冷却を行うことができる。さらに、開
閉制御手段38にて開閉弁37a、37bの開度をプロ
グラマブルに制御することにより、所望の温度プロファ
イルを得ることができ、信頼性の高いリフロー半田付け
を実現することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明のリフロー方法によれば、以上の
説明から明らかなように、プリント回路基板の一方の面
の接合箇所に向けて局部的に略垂直に熱風を吹き付けて
リフロー半田付けすると同時にプリント回路基板の一方
の面の所要箇所に向けて局部的に略垂直に冷風を吹き付
けるので、接合箇所の半田を確実に再溶融して半田付け
できるとともに、接合箇所以外の熱に弱い部分の熱損傷
を確実に防止することができる。
【0037】また、プリント回路基板の他方の面の所要
箇所に冷風を吹き付けるようにすると、特に熱に弱い弱
耐熱電子部品を搭載した面を他方の面とし、その電子部
品に対して冷風を吹き付けることにより、弱耐熱電子部
品を搭載した状態のプリント回路基板についても一括半
田付けを行うことができる。
【0038】また、本発明のリフロー装置によれば、加
熱部にプリント回路基板に対向するように熱風ヘッダと
冷風ヘッダを重層的に配設し、熱風ヘッダからプリント
回路基板の一方の面の接合箇所に向けて局部的に略垂直
に熱風を吹き付ける熱風ノズルと、冷風ヘッダからプリ
ント回路基板の一方の面の所要箇所に向けて局部的に略
垂直に冷風を吹き付ける冷風ノズルとを設けているの
で、熱風ノズル及び冷風ノズルからプリント回路基板の
所要箇所に熱風や冷風を適切に吹き付けて上記リフロー
方法を実施することができる。
【0039】また、加熱部でプリント回路基板を所定の
加熱位置に持ち上げる基板昇降手段を設けることによ
り、プリント回路基板を加熱位置に持ち上げることによ
り速やかに精度良く加熱することができる。また、熱風
ノズル及び冷風ノズルの長さをプリント回路基板上の電
子部品の形状及び高さに応じて異ならせることにより、
熱風や冷風を所要箇所に的確に吹き付けることができ、
精度良く温度制御ができる。
【0040】また、熱風ヘッダ及び冷風ヘッダのプリン
ト回路基板に対向する面を多数の開口部を形成したプレ
ートにて形成し、所要箇所の開口部に熱風ノズル又は冷
風ノズルを貫通配置し、残りの開口部を盲栓で閉じるこ
とにより、プリント回路基板の種類の変更に容易に対応
することができる。
【0041】また、熱風ヘッダ及び冷風ヘッダに対する
熱風及び冷風の供給通路に開閉弁を配設することによ
り、この開閉弁の開閉によって熱風及び冷風の吹き出し
をコントロールして適切に加熱・冷却を行うことがで
き、さらに開閉弁の開度をプログラマブルに制御する開
閉制御手段を設けることにより、所望の温度プロファイ
ルを得ることもできる。
【0042】また、プリント回路基板の他方の面の所要
箇所に冷風を吹き付ける冷風冷却手段を設けることによ
り、上記他方の面の所要箇所に対する冷風吹き付けによ
る作用を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のリフロー装置の全体概略
構成を示す縦断面図である。
【図2】同実施形態のプリント回路基板の縦断面図であ
る。
【図3】同実施形態の予備加熱部の縦断面図である。
【図4】同実施形態の本加熱部の要部の縦断面図であ
る。
【図5】同実施形態の熱風及び冷風の供給手段の概略構
成図である。
【図6】従来例のリフロー装置の概略構成を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 プリント回路基板 2 表面実装部品(電子部品) 3 挿入実装部品(電子部品) 5 本加熱部 8 コンベア(搬送手段) 11 基板昇降手段 12 冷風冷却手段 22 熱風ヘッダ 23 冷風ヘッダ 24 プレート 25 開口部 26 プレート 27 開口部 28 熱風ノズル 29 冷風ノズル 30 盲栓 37a 開閉弁 37b 開閉弁 38 開閉制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 耕一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品が搭載されかつ接合箇所にクリ
    ーム半田が付与されたプリント回路基板の一方の面の接
    合箇所に向けて局部的に略垂直に熱風を吹き付けてリフ
    ロー半田付けすると同時にプリント回路基板の一方の面
    の所要箇所に向けて局部的に略垂直に冷風を吹き付ける
    ことを特徴とするリフロー方法。
  2. 【請求項2】 プリント回路基板の他方の面の所要箇所
    に冷風を吹き付けることを特徴とする請求項1記載のリ
    フロー方法。
  3. 【請求項3】 電子部品が搭載されかつ接合箇所にクリ
    ーム半田が付与されたプリント回路基板を搬送する搬送
    手段と、搬送手段による搬送経路の所定位置でプリント
    回路基板の一方の面を加熱する加熱部を配設したリフロ
    ー装置において、加熱部にプリント回路基板に対向する
    ように熱風ヘッダと冷風ヘッダを重層的に配設し、熱風
    ヘッダからプリント回路基板の一方の面の接合箇所に向
    けて局部的に略垂直に熱風を吹き付ける熱風ノズルと、
    冷風ヘッダからプリント回路基板の一方の面の所要箇所
    に向けて局部的に略垂直に冷風を吹き付ける冷風ノズル
    とを設けたことを特徴とするリフロー装置。
  4. 【請求項4】 加熱部に、プリント回路基板を搬送経路
    から所定の加熱位置に持ち上げる基板昇降手段を設けた
    ことを特徴とする請求項3記載のリフロー装置。
  5. 【請求項5】 熱風ノズル及び冷風ノズルの長さをプリ
    ント回路基板上の電子部品の形状及び高さに応じて異な
    らせたことを特徴とする請求項3又は4記載のリフロー
    装置。
  6. 【請求項6】 熱風ヘッダ及び冷風ヘッダのプリント回
    路基板に対向する面を多数の開口部を形成したプレート
    にて形成し、所要箇所の開口部に熱風ノズル又は冷風ノ
    ズルを貫通配置し、残りの開口部を盲栓で閉じたことを
    特徴とする請求項3〜5の何れかに記載のリフロー装
    置。
  7. 【請求項7】 熱風ヘッダ及び冷風ヘッダに対する熱風
    及び冷風の供給通路に開閉弁を配設したことを特徴とす
    る請求項3〜6の何れかに記載のリフロー装置。
  8. 【請求項8】 開閉弁の開度をプログラマブルに制御す
    る開閉制御手段を設けたことを特徴とする請求項7記載
    のリフロー装置。
  9. 【請求項9】 プリント回路基板の他方の面の所要箇所
    に冷風を吹き付ける冷風冷却手段を設けたことを特徴と
    する請求項3に記載のリフロー装置。
JP20673696A 1996-08-06 1996-08-06 リフロー方法及び装置 Pending JPH1051133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20673696A JPH1051133A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 リフロー方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20673696A JPH1051133A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 リフロー方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1051133A true JPH1051133A (ja) 1998-02-20

Family

ID=16528259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20673696A Pending JPH1051133A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 リフロー方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1051133A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7357288B2 (en) 2003-07-17 2008-04-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Component connecting apparatus
JP2010225749A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュールの製造方法
JP2016134606A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 有限会社ヨコタテクニカ 電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して半田付けするリフロー炉、その熱風循環ユニット及びアタッチメント並びに基板加熱方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7357288B2 (en) 2003-07-17 2008-04-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Component connecting apparatus
JP2010225749A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュールの製造方法
JP2016134606A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 有限会社ヨコタテクニカ 電子部品を搭載した基板を熱風で加熱して半田付けするリフロー炉、その熱風循環ユニット及びアタッチメント並びに基板加熱方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6145734A (en) Reflow method and reflow device
EP0469788B1 (en) Method and apparatus for reflow-soldering of print circuit boards
JPH1051133A (ja) リフロー方法及び装置
JP2002016352A (ja) リフロー基板加熱方法とその装置
JPH05245624A (ja) ハンダリフロー装置及びハンダリフロー方法
JP2004214553A (ja) リフロー炉
JPH1051130A (ja) リフロー方法及び装置
JP2001144428A (ja) ハンダ付け装置及びハンダ付け方法
JPH09246712A (ja) リフロー半田付け方法とその装置
JP2001320163A (ja) リフロー装置およびその基板加熱方法
JP3454621B2 (ja) 不活性ガス雰囲気炉
JPH05161961A (ja) リフロー炉
JP3191398B2 (ja) リフロー装置
JPH04269895A (ja) プリント基板のリフロ−はんだ付け方法
JPH09283913A (ja) リフロー方法およびリフロー装置
JPH0216854Y2 (ja)
JPH10200253A (ja) リフロー炉
JPH0377772A (ja) 赤外線加熱式リフローハンダ付け方法および赤外線加熱式リフローハンダ付け装置
JP4041627B2 (ja) 加熱装置と加熱方法
JP2002076603A (ja) リフロー装置における加熱装置
JP2018073902A (ja) リフロー装置
JP2003133718A (ja) リフロー装置およびリフロー方法
JP2001127422A (ja) 半田付け方法及び半田付け装置
JP2502827B2 (ja) リフロ−はんだ付け装置
JP2000059020A (ja) 半田付け用片面リフロー炉の冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041026