JPH1046495A - 印刷用塗被紙及びその製造方法 - Google Patents

印刷用塗被紙及びその製造方法

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JPH1046495A
JPH1046495A JP8212174A JP21217496A JPH1046495A JP H1046495 A JPH1046495 A JP H1046495A JP 8212174 A JP8212174 A JP 8212174A JP 21217496 A JP21217496 A JP 21217496A JP H1046495 A JPH1046495 A JP H1046495A
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JP8212174A
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Yosuke Uchida
洋介 内田
Tetsuya Hirabayashi
哲也 平林
Makoto Iwasaki
誠 岩崎
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法安定性、耐ブリスター性に優れた印刷用
塗被紙を高速で製造する。 【解決手段】 未晒パルプをろ紙分解活性を有さず、キ
シラン分解活性を有する酵素で処理し、次いで多段漂白
した漂白パルプを用いて抄紙し、得られた原紙に顔料と
接着剤を主成分とする塗工層を設けて印刷用塗被紙を製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用塗被紙およ
びその製造方法に関する。更に詳しく述べれば、本発明
は寸法安定性が高く、かつ耐ブリスター性に優れた印刷
用塗被紙を高速で製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、出版、広告、宣伝等の媒体として
の印刷物の重要性が再認識され、その基体となる印刷用
塗被紙の需要が増えてきている。その一方で、印刷物の
ビジュアル化やカラー化のために印刷用塗被紙に対する
品質面での要求も年々高くなってきている。このような
状況に対応するためには、印刷用塗被紙の高速抄紙化と
高品質化の双方を実現化することが求められるが、印刷
用塗被紙の抄造においてはこの二つの要求を両立するこ
とは困難であるとされてきた。
【0003】抄紙速度の高速化に伴って、抄紙機の脱水
能力が強化され、このような抄紙機で原紙を製造した場
合には原紙中の微細繊維が表層に偏在し、原紙の層間強
度が弱くなる傾向にある。これを基紙として印刷用塗被
紙を製造した場合には、印刷時において「ブリスター」
と呼ばれる塗工層が膨れ上がる印刷不良を起こしやすく
なり、重大な欠陥製品となる場合がある。一般に、この
種の問題を解決するために、原紙の抄紙工程において紙
力増強剤、とりわけカチオン化澱粉を添加、あるいは増
添して原紙の層間強度を改善する方法が用いられる。し
かしながら、このような紙力増強剤の添加量を多くして
内添した場合には、原紙の層間強度は向上するものの、
透気性が低下するために、場合によってはブリスターが
逆に起こりやすくなるといった問題があった。
【0004】また、紙力増強剤を外添しようとした場合
には、前記のように原紙表層に微細繊維が局在化するた
めに原紙内部まで紙力増強剤が浸透せず、この方法もブ
リスターの防止には有効な手段とはならなかった。一
方、パルプの叩解度を上げてパルプの繊維間結合力を高
めることによって原紙の層間強度を向上させた場合に
は、対ブリスター性は向上するものの、原紙の寸法安定
性が悪化し、また、パルプろ水度の低下により操業性も
悪化するという問題点があった。
【0005】近年、酵素をリグノセルロース材料及びリ
グノセルロースを加工して得られる繊維に作用させてそ
れらを改質する技術が多数提案されてきている。例え
ば、特公平2−20756号公報、特開平1−9249
0号公報、特公平3−4672号公報、特開平6−16
6978号公報、特開平6−316899号公報、特開
平7−279078号公報、特開平7−331588号
公報等に開示されているような、叩解性の改良やパルプ
繊維の改質等を目的として、叩解前のパルプ繊維にセル
ラーゼを添加する方法、特開平2−6681号公報、特
開平2−229291号公報、特開平3−124891
号公報等に開示されているようなワイヤー上でのろ水性
を改善するため、叩解して薬品を添加後の紙料にセルラ
ーゼやヘミセルラーゼ等の酵素を添加する方法等があ
る。また、特開平2−264087号公報、特開平2−
293486号公報、特開平6−101185号公報、
特開平6−207390号公報等に開示されているよう
に、漂白前にパルプ繊維をセルラーゼやヘミセルラーゼ
等の酵素で処理することにより、漂白性を改善する方法
も知られている。特開平8−49187号公報には、パ
ルプを酵素処理することにより、オフセット印刷用塗工
紙の耐ブリスター性と耐折れ割れ性が改善されることが
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、耐ブリ
スター性に優れ、かつ寸法安定性に優れた印刷用塗被紙
を高速で製造する方法についてパルプの酵素処理を種々
検討を重ねたところ、パルプ処理に用いる酵素の種類に
よっては、オフセット印刷用塗工紙の寸法安定性を悪化
させるという問題があることを見出した。そこで本発明
者らはさらに詳細にパルプの酵素処理について検討した
ところ、ろ紙分解活性を有さない酵素でパルプを処理す
ることにより、原紙の寸法安定性に悪影響を及ぼすこと
なく、耐ブリスター性を改善できることを見出した。さ
らに、多段漂白前のパルプをろ紙分解活性を有さずキシ
ラン分解活性を有する酵素で処理し、次いで多段漂白す
れば、目的の白色度まで漂白するのに要する漂白薬品を
低減できるので、漂白工程でのパルプ繊維の損傷を最低
限に抑制することができ、その結果、原紙の寸法安定性
が向上することを見い出し、本発明に至った。本発明の
目的は、ろ紙分解活性を有さず、キシラン分解活性を有
する酵素で処理し、次いで多段漂白した漂白パルプを原
紙に使用することにより、耐ブリスター性に優れ、かつ
寸法安定性に優れた印刷用塗被紙を高速で製造すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、原紙に
顔料と接着剤を主成分とする塗工層を設ける印刷用塗被
紙において、原紙を構成するパルプとして、ろ紙分解活
性を有さず、キシラン分解活性を有する酵素による処理
を施し、次いで多段漂白した漂白パルプを少なくとも一
種類使用することを特徴とする印刷用塗被紙およびその
製造方法である。
【0008】本発明の第二は、原紙を構成するパルプと
して、前記漂白パルプを原紙を構成する全パルプの絶乾
重量あたり60〜100重量%含有させることを特徴と
する請求項1記載の印刷用塗被紙およびその製造方法で
ある。本発明の第三は、ギャップフォーマー抄紙機を用
いて、原紙を抄造することを特徴とする請求項1および
請求項2記載の印刷用塗被紙およびその製造方法であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に使用されるパルプの原料
としては、広葉樹材、針葉樹材、或いは非木材から選ぶ
ことができるが、印刷用塗被紙の原紙には良好な地合が
望まれるため、繊維長が短く、かつ繊維幅の小さなパル
プが得られる広葉樹材が好ましく使用される。
【0010】本発明に使用されるパルプの蒸解法として
は、クラフト蒸解、サルファイト蒸解、ポリサルファイ
ド蒸解、ソーダ蒸解等の公知の蒸解法を使用することが
できるが、パルプ品質、エネルギー効率等を考慮した場
合には、クラフト蒸解およびポリサルファイド蒸解が好
適に用いられる。蒸解液の硫化度は5〜75%、好まし
くは5〜50%であり、有効アルカリ添加率は絶乾木材
重量当たり5〜30重量%、好ましくは10〜25重量
%の範囲である。
【0011】蒸解に際して、使用する蒸解液に蒸解助剤
として、公知の環状ケト化合物、例えばベンゾキノン、
ナフトキノン、アントラキノン、アントロン、フェナン
トロキノン及び前記キノン系化合物のアルキル、アミノ
等の核置換体、或いは前記キノン系化合物の還元型であ
るアントラヒドロキノンのようなヒドロキノン系化合
物、更にはディールスアルダー法によるアントラキノン
合成法の中間体として得られる安定な化合物である9,
10−ジケトヒドロアントラセン化合物等から選ばれた
1種或いは2種以上を添加することもできる。その場合
の添加率は木材チップ絶乾重量当たり0.001〜1.
0重量%である。
【0012】公知の蒸解法により得られた未晒パルプ
は、洗浄、粗選及び精選工程を経て、多段漂白を行う前
に、ろ紙分解活性を有さずキシラン分解活性を有する酵
素で処理される。しかしながら、酵素の至適pH、至適
温度を考慮した場合には、未晒パルプを酸素脱リグニン
した後に酵素処理を行うのが好適である。本発明に使用
される酵素は、ろ紙分解活性が悪く、キシラン分解活性
を有する酵素である。ろ紙分解活性を有さず、キシラン
分解活性を有する酵素であれば、マンナン、ペクチナン
等の分解活性を有していても特に問題はない。しかしな
がら、ろ紙分解活性を有する場合には、原紙の寸法安定
性が悪化する場合があるため、適さない。
【0013】ろ紙分解活性が無く、キシラン分解活性を
有する酵素でパルプを処理した場合には、パルプの表面
或いはパルプ繊維中に遍在するキシランが選択的に分解
され、パルプはセルロース骨格を保持したまま多孔性と
なるので、このようなパルプを原紙に用いた場合には、
紙力増強剤の浸透性が改善されて原紙の層間強度が向上
すると同時に、原紙の透気性も向上するため、耐ブリス
ター性は改善されるものと思われる。一方、酵素処理に
よりパルプの主要骨格であるセルロースはほとんど作用
を受けないので、原紙の寸法安定性は維持される。
【0014】本発明に用いられる酵素は、これを生産す
る微生物、菌体、バクテリア等を培養することによって
採取される。更に、これらの変異株、或いは酵素の生産
を増大させるために遺伝子工学によって製造された菌
株、即ち組替え体菌株から採取しても良い。又、前記酵
素は培養液中に生産されたままのものでも良く、その濃
縮混合物、或いはその乾燥調製物のいずれから製造され
た物であっても良い。前記酵素は、キシラン分解活性と
して、0.1〜10U/絶乾パルプg、好ましくは0.
5〜5U/絶乾パルプgの範囲でパルプに対し添加され
る。ここに、1Uとは、酵素をキシランに作用させた場
合に、1分間に1μモルのキシロースを生成する酵素量
のことをいう。酵素の添加量がキシラン分解活性として
0.1U/絶乾パルプg未満では、パルプからのキシラ
ンの溶出が不十分なため効果が不十分であり、10U/
絶乾パルプgを超えた場合には、酵素処理工程でのパル
プの歩留まりが低下し、コスト高となるため経済的では
ない。
【0015】酵素処理は、パルプ濃度が1〜20重量
%、好ましくは2〜15重量%の範囲で行われる。パル
プ濃度が1重量%未満では、処理に大容量の設備を要す
るので適さない。パルプ濃度が20重量%を超えると、
パルプと酵素を均一に混合し難くなるので酵素処理の効
果が十分得られない。酵素と含水状態のパルプとの均一
な混合は、低濃度ミキサー、中濃度ミキサー、スタティ
ックミキサー、高濃度ミキサー等の中ら処理時のパルプ
濃度に応じて適宜選択され行われる。
【0016】パルプを酵素で処理する時の温度は30〜
80℃、好ましくは40〜60℃の範囲である。温度が
30℃未満では、酵素のキシラン分解活性が低下し処理
効果が不十分となる上、そのような低い温度を得ること
は、蒸解後、あるいは酸素脱リグニン後の高い温度のパ
ルプを冷却しなければならず、しかもその後の多段漂白
の最初の漂白段の温度にまで加熱する必要があり、エネ
ルギーを無駄にすることになり得策ではない。一方、温
度が80℃を超えて高くなると、通常の酵素の場合に
は、酵素自体が変性し、不活性になるので適さない。
【0017】処理時のパルプ液或いはパルプに含まれる
溶液のpHは3〜10、好ましくは5〜9の範囲であ
る。pHの調整が必要な場合は、任意の酸性溶液又はア
ルカリ性溶液を添加して調整する。前記のpH調整用に
用いられる溶液は、多段漂白工程で発生する活性塩素を
含まない排水を利用できることはいうまでもない。ま
た、パルプスラリーに二酸化炭素等の排ガスを吹き込む
ことによってpHを調整することもできる。処理時間は
10分間以上、好ましくは30〜180分間であるが、
時間については特に限定されない。前記酵素処理は、前
記したように、蒸解後、あるいは酸素脱リグニン工程に
次いで洗浄した後に行われる。しかしながら、この酵素
処理は、次いで行われる多段漂白の途中、或いは多段漂
白の最終段で、本発明の目的を損なわない範囲で複数回
繰り返し行っても良い。
【0018】本発明で用いられる多段漂白工程は、塩素
(C)、苛性ソーダ(E)、次亜塩素酸塩(H)、二酸
化塩素(D)、酸素(O)、過酸化水素(P)、オゾン
(Z)、有機過酸等の公知の漂白薬品を用いる公知の漂
白シーケンス、例えばC−E−H−D、C/D−Eo−
H−D、D−Eop−D、D−E−D等が適宜組み合わ
せて使用されるが、本発明の効果は多段漂白工程におけ
る漂白薬品の組み合わせには特に影響を受けないので、
特に限定するものではない。
【0019】本発明の目的を活性するためには、以上に
記載したような処理を施されたパルプが塗被紙を構成す
る全パルプの少なくとも60重量%以上を占める必要が
ある。60重量%未満の場合には、パルプ繊維としての
改質効果の発現が不十分となり、十分な効果が得られな
い。原紙を構成する他のパルプとしては、本発明に記載
の処理を施されていない晒クラフトパルプ、機械パル
プ、脱墨パルプ等が挙げられ、本発明の効果を損なわな
い範囲で適宜組み合わせて使用される。
【0020】前記酵素処理されたパルプは単独で或いは
他のパルプと混合されて、シングルディスクレフィナ
ー、ダブルディスクレフィナー、ビーター等の叩解機に
より叩解されて用いられる。印刷用塗被紙の品質、強
度、あるいは製造時の操業性を考慮した場合には、カナ
ダ標準ろ水度で示される値が550〜300mlの範囲
になるように叩解して前記酵素処理されたパルプを用い
るのが好適である。
【0021】前記酵素処理され、叩解されたパルプは公
知の抄紙機にて抄紙されるが、その抄紙条件は特に規定
されるものではない。しかしながら、高速抄紙を考慮し
た場合には、ギャップフォーマーを有する抄紙機が好適
に用いられる。また、タルク、カオリン、重質炭酸カル
シウム、軽質炭酸カルシウム等の填料の他に、一般に使
用される各種のアニオン性、ノニオン性、カチオン性あ
るいは両性の歩留まり向上剤、ろ水性向上剤、紙力増強
剤や内添サイズ剤等の抄紙用内添助剤が必要に応じて使
用される。さらに、染料、蛍光増白剤、pH調整剤、消
泡剤、ピッチコントロール剤、スライムコントロール剤
等も必要に応じて添加される。
【0022】こうして得られた原紙に、各種サイズプレ
ス或いはロールコーターで澱粉等の天然接着剤やPVA
等の合成接着剤を用いてサイズ処理を行うことは勿論可
能であるが、製造速度の高速化を考慮した場合には、フ
ィルムメタリングタイプのサイズプレス装置を用いて糊
の固形濃度を高くしてサイズプレス処理を行う方法が好
適に用いられる。また、ロールコーター、ブレードコー
ター等で予備塗工を行うことはもちろん可能である。
【0023】本発明で使用される塗被組成物の主成分の
一つである顔料としては、例えばクレー、カオリン、水
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫
酸バリウム、酸化亜鉛、サチンホワイト、硫酸カルシウ
ム、タルク、プラスチックピグメント等の通常の汎用顔
料の内の一種以上を任意に選択し配合することができ
る。
【0024】また、接着剤としては、例えばスチレン−
ブタジエン共重合体、メチルメタアクリレート−ブタジ
エン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラテックス、ア
クリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステル
の重合体または共重合体等のアクリル系重合体ラテック
ス、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体
ラテックス、あるいはこれらの各種重合体ラテックス、
カルボキシル基等の官能基含有単量体で変性したアルカ
リ部分溶解性あるいはアルカリ非溶解性の重合体ラテッ
クスを用いることができる。
【0025】また、合成接着剤と併用する水溶性接着剤
としては、例えばカチオン化澱粉、酸化澱粉、酵素変性
澱粉、熱化学変性澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱
粉、冷水可溶澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース類、
ポリビニルアルコール、オレフィン−無水マレイン酸樹
脂などの水溶性合成接着剤等、任意に選択し使用するこ
とができる。これらの顔料および接着剤には、分散剤、
耐水化剤、流動性変性化剤、着色剤、蛍光増白剤等の各
種添加剤を必要に応じて添加することができる。
【0026】塗被層の塗工は、一般の塗被紙の製造に用
いられる塗工装置、例えばブレードコーター、エアーナ
イフコーター、ロールコーター、リバースロールコータ
ー、バーコーター、カーテンコーター、ダイスロットコ
ーター、グラビアコーター、チャンブレックスコータ
ー、サイズプレスコーター等の塗工装置を設けたオンマ
シンあるいはオフマシンコーターによって、基紙上に片
面か両面に一層あるいは多層に塗工される。その際の塗
被組成物の固形濃度は、一般に40〜75重量%程度で
あるが、操業性を考慮すると45〜70重量%の範囲が
好ましい。また、カレンダー仕上げの方法は、グロスあ
るいはマットカレンダーとして、例えばスーパーカレン
ダー、グロスカレンダー、ソフトコンパクトカレンダー
等の金属またはドラムと弾性ロールよりなる各種カレン
ダーが、オンマシンまたはオフマシンで任意に選択し使
用できる。
【0027】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれらにより限定されるものでは
ない。以下の実施例及び比較例中の%は、特に断らない
限り重量%を示す。 実施例1 (パルプの製造)国内産広葉樹チップ70%、ユーカリ
材30%からなる混合広葉樹チップを原料として、クラ
フト蒸解によりカッパー価20.1、パルプ粘度41.
0cpsの未晒パルプを得た。次いで、酸素脱リグニン
を行い、カッパー価9.6、パルプ粘度:25.1cp
sの酸素脱リグニン処理パルプを得た。酸素脱リグニン
処理後のパルプをディフュージョンウォッシャー1段と
ドラムウォッシャー1段で洗浄し、洗浄後のパルプ濃度
を10%に調整した後、希硫酸を加えてpH8.0に調
整し、次いでろ紙分解活性を有さずキシラン分解活性を
有する酵素(商品名:パルプザイムHC、ノボノルディ
スク社製)を2U/絶乾パルプg添加した後、60℃で
90分処理した。更に、この酵素処理後のパルプをC−
E−H−Dの漂白シーケンスで表1に示した条件で多段
漂白を行い、洗浄し、ハンター白色度85.2%の広葉
樹晒クラフトパルプを製造して高濃度貯蔵タンクへ貯蔵
した。
【0028】
【表1】
【0029】(塗被用原紙の製造)前記広葉樹晒クラフ
トパルプ100%からなる濃度4%のパルプスラリーを
ダブルディスクリファイナーを用いてカナダ標準ろ水度
が500mlとなるように叩解した。叩解後のパルプス
ラリーに、填料としてタルクを紙灰分が9%になるよう
に添加し、更に内添サイズ剤としてロジンサイズ剤(商
品名:サイズバインE、荒川化学社製)0.7%及び硫
酸アルミニウム2%を絶乾パルプ重量当たり添加し紙料
を調成し、この紙料を用いて長網抄紙機にて速度110
0m/分で抄紙し、更に2本ロールサイズプレス装置
で、5%濃度の酸化澱粉(商品名:エースA、王子コー
ンスターチ社製)液を2g/m2 塗布、乾燥し、米坪量
55g/m2 の印刷塗被紙用原紙を製造した。
【0030】(塗被液の調製)重質炭酸カルシウム(商
品名:FMT−90/ファイマテック社製)25%とカ
オリン(商品名:アマゾン88/CADAM社製)75
%からなる顔料をコーレス分散機を用いて分散し、固形
分濃度72%の顔料スラリーを得た。このスラリーにス
チレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:SN
307、住友ダウ社製)を顔料重量当たり固形分で10
%、酸化澱粉(商品名:エースA、王子コーンスターチ
社製)を固形分で4%、その他の助剤を添加分散して固
形分濃度58%の塗被液を調製した。
【0031】(塗被紙の製造)前記の印刷塗被紙用原紙
に前記の塗被液を用いて、片面18g/m2 となるよう
にブレードコーターで両面塗被を行った。得られた塗被
紙を金属すーる6本とコットンロール6本からなるオフ
マシーンスーパーカレンダーにニップ圧200kg/c
mで通紙し、王研式平滑度が表1100秒、裏1120
秒のオフセット印刷用塗被紙を製造した。
【0032】品質評価するため、下記の試験方法を用
い、得られた酵素処理広葉樹晒クラフトパルプの単繊維
強度とオフセット印刷用塗被紙の水分伸縮率、及び耐ブ
リスター性を測定し、評価した。その結果を表4に示
す。
【0033】(1)単繊維強度の測定 TAPPI標準 T231cm−85に準拠し、パルプ
繊維のゼロスバン裂断長を測定し、単繊維強度の指標と
した。 (2)水分伸縮率の測定 相対湿度65%の条件下で幅30mmの塗被紙サンプル
をつかみ、間隔100mmで固定した後、5gの荷重下
で相対湿度を65%→20%→80%→65%に変化さ
せ、これを3回繰り返し、その時の寸法変化と水分含有
量の変化を測定し、測定値から寸法変化率と水分変化率
を算出し、下記(1)式から水分伸縮率を求めた。な
お、寸法変化は差動トランス変位計(商品名:MDE−
2、新光電子社製)を用いて0.01mmの精度で、水
分変化は電子天秤を用いて0.001gの精度で測定し
た。 水分伸縮率=寸法変化率(%)/水分変化率(%) ・・・・(1)
【0034】(3)耐ブリスター性の測定 RI印刷機(明製作所製)でオフセット輪転印刷用イン
キ1mlを展開し、塗被紙サンプルの両面に印刷する。
印刷したサンプルを加温したシリコーンオイルに漬け、
発生するブリスターの様子を目視で観察し、次の評価基
準で評価した。 評価基準 ◎・・・ブリスターの発生が殆ど見られない。 〇・・・極めて軽度のブリスターの発生が見られるが、
実用的に問題とならない。 △・・・ブリスターの発生が見られ、実用的に使用でき
ない。 ×・・・ひどいブリスターの発生が見られ、実用的に使
用できない。
【0035】実施例2 酵素の添加量をパルプグラム重量当たり0.5Uのキシ
ラン分解活性が作用するように変え、漂白条件を表2の
ように変えた以外は実施例1と同様の操作を行った。得
られた酵素処理広葉樹晒クラフトパルプの単繊維強度と
オフセット印刷用塗被紙の水分伸縮率、及び耐ブリスタ
ー性を測定した結果を表4に示す。
【0036】
【表2】
【0037】比較例1 酵素処理を行わず、漂白条件を表3のように変えた以外
は実施例1と同様の操作を行った。得られた酵素処理広
葉樹晒クラフトパルプの単繊維強度とオフセット印刷用
塗被紙の水分伸縮率、及び耐ブリスター性を測定した結
果を表4に示す。
【0038】
【表3】
【0039】比較例2 酵素をろ紙分解活性を有する酵素(商品名:セルライザ
ー、長瀬生化学社製)に変えた以外は実施例1と同様の
操作を行った。得られた酵素処理広葉樹晒クラフトパル
プの単繊維強度とオフセット印刷用塗被紙の水分伸縮
率、及び耐ブリスター性を測定した結果を表4に示す。
【0040】実施例3 ギャップフォーマーを有する抄紙機にて速度1300m
/分で抄紙した以外は実施例1と同様の操作を行った。
得られた酵素処理広葉樹晒クラフトパルプの単繊維強度
とオフセット印刷用塗被紙の水分伸縮率、及び耐ブリス
ター性を測定した結果を表4に示す。
【0041】比較例3 ギャップフォーマーを有する抄紙機にて速度1300m
/分で抄紙した以外は比較例1と同様の操作を行った。
得られた酵素処理広葉樹晒クラフトパルプの単繊維強度
とオフセット印刷用塗被紙の水分伸縮率、及び耐ブリス
ター性を測定した結果を表4に示す。
【0042】実施例4 実施例1で製造された酵素処理した広葉樹晒クラフトパ
ルプ65%と比較例1で製造された酵素未処理の広葉樹
晒クラフトパルプ35%との混合物を配合した紙料を原
紙の製造に使用したこと以外は、実施例1と同様の操作
を行った。得られたオフセット印刷用塗被紙の水分伸縮
率、及び耐ブリスター性の測定結果を表4に示す。
【0043】比較例4 実施例1で製造された酵素処理した広葉樹晒クラフトパ
ルプ45%と比較例1で製造された酵素未処理の広葉樹
晒クラフトパルプ55%との混合物を配合した紙料を原
紙の製造に使用したこと以外は、実施例1と同様の操作
を行った。得られたオフセット印刷用塗被紙の水分伸縮
率、及び耐ブリスター性の測定結果を表4に示す。
【0044】
【表4】
【0045】
【発明の効果】表4から明かなように、漂白前のパルプ
をろ紙分解活性を有せず、キシラン分解活性を有する酵
素で処理し、次いで多段漂白した漂白パルプを少なくと
も一種使用することにより、寸法安定性が高く、かつ耐
ブリスター性に優れた印刷用塗被紙を高速で製造できる
ことがわかる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本発明の目的を達成するためには、以上に
記載したような処理を施されたパルプが塗被紙を構成す
る全パルプの少なくとも60重量%以上を占める必要が
ある。60重量%未満の場合には、パルプ繊維としての
改質効果の発現が不十分となり、十分な効果が得られな
い。原紙を構成する他のパルプとしては、本発明に記載
の処理を施されていない晒クラフトパルプ、機械パル
プ、脱墨パルプ等が挙げられ、本発明の効果を損なわな
い範囲で適宜組み合わせて使用される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原紙に顔料と接着剤を主成分とする塗工
    層を設けた印刷用塗被紙において、原紙を構成するパル
    プとして、ろ紙分解活性を有さず、キシラン分解活性を
    有する酵素による処理を施し、次いで多段漂白した漂白
    パルプを少なくとも一種使用することを特徴とする印刷
    用塗被紙。
  2. 【請求項2】 原紙を構成するパルプとして、原紙を構
    成する全パルプの絶乾重量あたり前記漂白パルプを60
    〜100重量%含有させることを特徴とする請求項1記
    載の印刷用塗被紙。
  3. 【請求項3】 ギャップフォーマー抄紙機を用いて、原
    紙を抄造することを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の印刷用塗被紙の製造方法。
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