JPH1037863A - 可変容量型圧縮機 - Google Patents

可変容量型圧縮機

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JPH1037863A
JPH1037863A JP8191985A JP19198596A JPH1037863A JP H1037863 A JPH1037863 A JP H1037863A JP 8191985 A JP8191985 A JP 8191985A JP 19198596 A JP19198596 A JP 19198596A JP H1037863 A JPH1037863 A JP H1037863A
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JP
Japan
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pressure
solenoid
valve
chamber
passage
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JP8191985A
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English (en)
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Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Takeshi Mizufuji
健 水藤
Masanori Sonobe
正法 園部
Yuji Kubo
裕司 久保
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量制御弁のソレノイドに逆起電力が発生し
たとしても、それによる電流が駆動回路へ流れ込むのを
防止することが可能な可変容量型圧縮機を提供するこ
と。 【解決手段】 容量制御弁49は圧力供給通路48上に
介在されており、そのソレノイド74が励磁・消磁され
ることで圧縮機の設定吸入圧を変更する。ダイオード9
7はソレノイド74に接続されてフライホイール回路を
構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両空調
システム等に適用される可変容量型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の可変容量型圧縮機においては、
例えば、次のような構成のものが存在する。フロントハ
ウジングはシリンダブロックに接合固定されており、内
部には両者に囲まれてクランク室が形成されている。駆
動軸はクランク室内に配置されており、フロントハウジ
ング及びシリンダブロックによって回転可能に架設支持
されている。シリンダボアは前記シリンダブロックに貫
設形成され、ピストンは同シリンダボア内に収容されて
いる。カムプレートはクランク室内において駆動軸に挿
着されており、同駆動軸の回転によりその軸線方向に揺
動される。前記ピストンは同カムプレートに連結されて
おり、従って、前記駆動軸の回転により同ピストンが往
復動されて冷媒ガスの圧縮が行われる。
【0003】前記クランク室は、吸入圧領域及び/又は
吐出圧領域に通路を介して接続されている。電磁弁より
なる容量制御弁は同通路上に介在されている。そして、
冷房負荷等に基づく制御コンピュータの制御により駆動
回路が動作され、容量制御弁のソレノイドが励磁・消磁
されることで弁体が動作して通路が開閉される。従っ
て、クランク室への吐出冷媒ガスの導入量及び/又は同
クランク室からの冷媒ガスの排出量が調節され、クラン
ク室の圧力とシリンダボア内の圧力との前記ピストンを
介した差が変更される。その結果、カムプレートの傾角
が変更されて吐出容量が変更される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記容量制
御弁のソレノイドは、励磁状態からの消磁により自己イ
ンダクタンスに基づいて逆起電力を生じ(マイナス側が
昇圧され)、それによる過大な電流が駆動回路へ流れ込
んでいた。従って、同駆動回路に過大な負荷が作用して
耐久性が低下される等の問題が発生されていた。
【0005】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、容量制
御弁のソレノイドに逆起電力が発生したとしても、それ
による電流が駆動回路へ流れ込むのを防止することが可
能な可変容量型圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、制御圧室と吸入圧領域及び/又
は吐出圧領域とを連通する通路上には、同通路の開度を
調節して制御圧室の圧力の変更を行う容量制御弁が設け
られ、同容量制御弁は、前記通路を開閉する弁体と、励
磁・消磁されることで弁体を開閉動作させるソレノイド
とを有し、同ソレノイドに対してフライホイール回路を
接続した可変容量型圧縮機である。
【0007】請求項2の発明では、前記フライホイール
回路はダイオードにより構成されたものである。請求項
3の発明では、前記フライホイール回路はトランジスタ
により構成され、同トランジスタはソレノイドにダイオ
ード接続されたものである。
【0008】請求項4の発明では、前記フライホイール
回路は、容量制御弁のケース内に収容されている。請求
項5の発明では、外部冷媒回路上の冷媒循環を阻止する
冷媒循環阻止手段を備えたものである。
【0009】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
ては、容量制御弁のソレノイドを励磁・消磁することに
より弁体が動作され、制御圧室と吸入圧領域及び/又は
吐出圧領域とを連通する通路が開閉される。同通路の開
閉により制御圧室の圧力が調節され、クランク室とシリ
ンダボアとのピストンを介した差圧が変更されて、吐出
容量が変更される。
【0010】ここで、励磁状態にあるソレノイドが消磁
されると、同ソレノイドには自己インダクタンスに基づ
いて逆起電力が発生される。しかし、フライホイール回
路がソレノイドに接続されているため、逆起電力による
電流は同フライホイール回路を経由して消費される。従
って、同電流が駆動回路に流れ込むことはない。
【0011】請求項2の発明においては、ダイオードに
よりフライホイール回路が構成されている。請求項3の
発明においては、トランジスタをソレノイドにダイオー
ド接続することでフライホイール回路が構成されてい
る。
【0012】請求項4の発明においては、フライホイー
ル回路は容量制御弁のケース内に収容され、外部に露出
されない。請求項5の発明においては、例えば、冷房不
要時やフロスト発生のおそれがある場合に、冷媒循環阻
止手段によって外部冷媒回路上の冷媒循環が阻止され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をクラッチレスタイ
プの可変容量型圧縮機において具体化した一実施形態に
ついて説明する。
【0014】図1に示すように、フロントハウジング1
1はシリンダブロック12の前端に接合されている。リ
ヤハウジング13は、シリンダブロック12の後端にバ
ルブプレート14を介して接合固定されている。クラン
ク室15は、フロントハウジング11とシリンダブロッ
ク12とにより囲まれて空間形成されている。駆動軸1
6は、同クランク室15内を通るようにフロントハウジ
ング11とシリンダブロック12との間に回転可能に架
設支持されている。被動プーリ17は、フロントハウジ
ング11にアンギュラベアリング18を介して支持され
ている。同被動プーリ17は、前記駆動軸16のフロン
トハウジング11からの突出端部に連結されており、そ
の外周部に巻き掛けられたベルト19を介して外部駆動
源としての車両エンジン20に、電磁クラッチ等のクラ
ッチ機構を介することなく直結されている。
【0015】リップシール21は、駆動軸16の前端側
外周面とフロントハウジング11との間に介在され、ク
ランク室15をハウジング11〜13外部よりシールし
ている。
【0016】回転支持体22は、クランク室15内にお
いて前記駆動軸16に止着されている。カムプレートと
しての斜板23は、駆動軸16に対してその軸線L方向
へスライド可能かつ傾動可能に支持されている。支持ア
ーム24は回転支持体22に突設されており、そのガイ
ド孔24aを以て前記斜板23に設けられたガイドピン
25の球状部25aに係合されている。そして、前記斜
板23は、支持アーム24とガイドピン25との連係に
より、駆動軸16の軸線L方向へ傾動可能かつ同駆動軸
16と一体的に回転可能となっている。同斜板23の傾
動は、ガイド孔24aと球状部25aとの間のスライド
ガイド関係、駆動軸16のスライド支持作用により案内
される。斜板23の半径中心部がシリンダブロック12
側に移動されると、同斜板23の傾角が減少される。傾
角減少バネ26は、前記回転支持体22と斜板23との
間に介在されている。同傾角減少バネ26は、斜板23
を傾角の減少方向に付勢する。傾角規制突部22aは回
転支持体22の後面に形成され、斜板23の最大傾角を
規制する。
【0017】図2に示すように、収容孔27は、シリン
ダブロック12の中心部において駆動軸16の軸線L方
向に貫設されている。冷媒循環阻止手段を構成する遮断
体28は筒状をなし、収容孔27内にスライド可能に収
容されている。同遮断体28は、収容孔27の内周面に
案内される大径部28aと、同大径部28aの後部に設
けられた小径部28bとからなっている。吸入通路開放
バネ29は、収容孔27の端面と遮断体28の大径部2
8aと小径部28bとの段差部分に介在され、同遮断体
28を斜板23側へ付勢している。
【0018】前記駆動軸16は、その後端部を以て遮断
体28の内部に挿入されている。ラジアルベアリング3
0は、駆動軸16の後端部と遮断体28の大径部28a
の内周面との間に介在されている。同ラジアルベリング
30は、サークリップ31によって遮断体28からの抜
けが阻止されており、同遮断体28とともに駆動軸16
に対して軸線L方向へスライド移動可能である。このよ
うに、駆動軸16の後端部は、ラジアルベアリング30
及び遮断体28を介して収容孔27の内周面で回転可能
に支持されている。
【0019】吸入圧領域を構成する吸入通路32は、リ
ヤハウジング13及びバルブプレート14の中心部に形
成されている。同吸入通路32は前記収容孔27に連通
されており、そのバルブプレート14の前面に表れる開
口周囲には、位置決め面33が形成されている。遮断面
34は、前記遮断体28における小径部28bの先端面
に形成され、同遮断体28の移動により前記位置決め面
33に接離される。同遮断面34が位置決め面33に当
接されることにより、両者間33,34のシール作用で
吸入通路32と収容孔27の内空間との連通が遮断され
る。
【0020】スラストベアリング35は斜板23と遮断
体28との間に介在され、駆動軸16上にスライド移動
可能に支持されている。同スラストベアリング35は、
吸入通路開放バネ29に付勢されて、常には斜板23と
遮断体28の大径部28aとの間で挟持されている。
【0021】そして、前記斜板23が遮断体28側へ傾
動するのに伴い、同斜板23の傾動がスラストベアリン
グ35を介して遮断体28に伝達される。従って、同遮
断体28が吸入通路開放バネ29の付勢力に抗して位置
決め面33側に移動され、同遮断体28は遮断面34を
以て位置決め面33に当接される。同遮断面34が位置
決め面33に当接された状態にて、斜板23のそれ以上
の傾動が規制され、この規制された状態にて同斜板23
は、0°よりも僅かに大きな最小傾角となる。斜板23
の回転は、スラストベアリング35の存在によって遮断
体28への伝達を阻止される。
【0022】シリンダボア12aは前記シリンダブロッ
ク12に貫設形成され、片頭ピストン(以下、単にピス
トンとする)36は同シリンダボア12a内に収容され
ている。前記斜板23はシュー37を介してピストン3
6に係合されており、同斜板23の回転運動がピストン
36の前後往復運動に変換される。
【0023】吸入圧領域を構成する吸入室38及び吐出
圧領域を構成する吐出室39は、前記リヤハウジング1
3内にぞれぞれ区画形成されている。吸入ポート40、
同吸入ポート40を開閉する吸入弁41、吐出ポート4
2、同吐出ポート42を開閉する吐出弁43は、それぞ
れ前記バルブプレート14に形成されている。そして、
吸入室38内の冷媒ガスは、ピストン36の復動動作に
より吸入ポート40及び吸入弁41を介してシリンダボ
ア12a内に吸入される。同シリンダボア12a内に流
入された冷媒ガスは、ピストン36の往動動作により吐
出ポート42及び吐出弁43を介して吐出室39に吐出
される。なお、同吐出弁43の開度は、バルブプレート
14に形成されたリテーナ91により規定される。
【0024】スラストベアリング44は、前記回転支持
体22とフロントハウジング11との間に介在されてい
る。同スラストベアリング44は、ピストン36及び斜
板23を介して回転支持体22に作用される、冷媒圧縮
時の圧縮反力を受け止める。
【0025】前記吸入室38は通口45を介して収容孔
27に連通されている。そして、前記遮断体28がその
遮断面34を以て位置決め面33に当接されると、通口
45は吸入通路32から遮断される。
【0026】通路46は駆動軸16内に形成され、その
入口46aは駆動軸16の前端側においてリップシール
21付近で、出口46bは遮断体28の内部でそれぞれ
開口されている。放圧通口47は前記遮断体28の周面
に貫設され、同放圧通口47を介して遮断体28の内空
間と収容孔27の内空間とが連通されている。
【0027】図2に示すように、通路としての圧力供給
通路48は前記吐出室39とクランク室15とを接続
し、同通路48上には冷媒循環阻止手段を構成する容量
制御弁49が介在されている。検圧通路50は、前記吸
入通路32と容量制御弁49との間に形成されている。
【0028】前記容量制御弁49は、バルブハウジング
51とソレノイド部52とが中央付近において接合され
ている。収容凹部13aはリヤハウジング13の外壁面
に穿設されている。前記容量制御弁49は、バルブハウ
ジング51の全部及びソレノイド部52の一部が同収容
凹部13a内に没入されるようにしてリヤハウジング1
3に固定されている。ソレノイド部52はケース92を
有し、同ケース92によって収容凹部13aからの露出
部分を被包して、同部分を外部から保護している。同ケ
ース92は概略円筒状をなすケース本体92aと、同ケ
ース本体92aの下方側開口を閉塞する蓋体92bとに
より構成されている。同蓋体92bはケース本体92a
内に挿入配置されており、図2中の拡大円中に示すよう
に、同ケース本体92aの下方側の開口縁部を内側に折
り曲げることで係止されている。
【0029】弁室53は、バルブハウジング51とソレ
ノイド部52との間に区画形成されている。弁体54は
同弁室53内に収容されている。弁孔55は、前記弁室
53においてバルブハウジング51の軸線に上に形成さ
れ、弁体54と対向するように開口されている。強制開
放バネ56は、弁体54と弁室53の内壁との間に介在
され、弁孔55を開放する方向に弁体54を付勢してい
る。弁室53は、弁室ポート57及び圧力供給通路48
を介して吐出室39に連通されている。
【0030】感圧室58は、バルブハウジング51の上
部に区画形成されている。同感圧室58は、吸入圧導入
ポート59及び検圧通路50を介して吸入通路32に連
通されている。ベローズ60は前記感圧室58内に収容
されている。感圧ロッドガイド61は感圧室58と弁室
53との間に形成され、前記弁孔55に連続されてい
る。感圧ロッド62は、同感圧ロッドガイド61内に摺
動可能に挿通されている。前記弁体54とベローズ60
は、同感圧ロッド62によって作動連結されている。ま
た、同感圧ロッド62の弁体54側部分は、弁孔55内
の冷媒ガスの通路を確保するために小径となっている。
【0031】ポート63は、バルブハウジング51にお
いて弁室53と感圧室58との間に形成され、前記弁孔
55と直交されている。同ポート63は、圧力供給通路
48を介してクランク室15に連通されている。つま
り、弁室ポート57、弁室53、弁孔55及びポート6
3は、前記圧力供給通路48の一部を構成している。
【0032】収容室65は、前記ソレノイド部52にお
いてケース92に囲まれて空間形成されている。固定鉄
芯64は収容室65の上方開口部に嵌合され、同固定鉄
芯64によってソレノイド室66が区画形成されてい
る。略有蓋円筒状をなす可動鉄芯67は、同ソレノイド
室66内に往復動可能に収容されている。追従バネ68
は、可動鉄芯67と収容室65の底面(蓋体92b)と
の間に介装されている。なお、同追従バネ68は、前記
強制開放バネ56よりも弾性係数が小さいものが使用さ
れている。ソレノイドロッドガイド69は前記固定鉄芯
64に形成され、ソレノイド室66と弁室53とを連通
している。ソレノイドロッド70は前記弁体54と一体
形成されており、ソレノイドロッドガイド69内に摺動
可能に挿通されている。ソレノイドロッド70の可動鉄
芯67側端は、前記強制開放バネ56及び追従バネ68
の付勢力によって可動鉄芯67に当接される。そして、
可動鉄芯67と弁体54とは、ソレノイドロッド70を
介して作動連結されている。
【0033】前記ソレノイド室66は、固定鉄芯64の
側面に形成された連通溝71、バルブハウジング51に
形成された連通孔72、及び容量制御弁49の装着状態
においてリヤハウジング13の内壁面との間に形成され
る小室73を介して前記ポート63に連通されている。
つまり、ソレノイド室66内は、ソレノイドロッド70
及び弁体54を介して対向する弁孔55内と同じ圧力環
境下、ここではともにクランク室圧力となるように構成
されている。
【0034】円筒状をなすソレノイド74は、前記ケー
ス92内において前記固定鉄芯64及び可動鉄芯67の
外側で、両鉄芯64,67を跨ぐようにして配置されて
いる。コネクタ支持部92cは、ケース本体92aの周
壁の一部を外方に向けて膨出することで形成されてお
り、同コネクタ支持部92cの内面とそれに対応される
ソレノイド74の外面との間には収容空間93が形成さ
れている。コネクタ94を構成する一方の結合体95は
同コネクタ支持部92cに固定されており、その一対の
端子95a,95bは収容空間93内に延出されてい
る。同結合体95のプラス端子95aはソレノイド74
のプラス側に、マイナス端子95bはマイナス側にそれ
ぞれ接続されている。駆動回路83は圧縮機外部に配設
されており、前記コネクタ94を構成する他方の結合体
96を介して結合体95に着脱可能に接続されている。
同駆動回路83は、図示しない車両のバッテリ等から供
給される電力を制御してソレノイド74の励磁・消磁を
行う。なお、駆動回路83と容量制御弁49との間にコ
ネクタ94を介在させることは、圧縮機とその制御系
(81,83等)とを別個に車両に搭載する際の組み付
け性を考慮したものである。
【0035】そして、本実施形態においては、ダイオー
ド97が容量制御弁49の収容空間93内に配設されて
いる。図4に示すように、同ダイオード97のカソード
97aは結合体95のプラス端子95a側に、アノード
97bはマイナス端子95b側にそれぞれ接続されてお
り、前記ソレノイド74に対してフライホイール回路が
構成されている。
【0036】以上構成の圧縮機は、その吸入室38に冷
媒ガスを導入する通路となる吸入通路32と、吐出室3
9から冷媒ガスを排出する吐出フランジ75とが外部冷
媒回路76により接続されている。凝縮器77、膨張弁
78及び蒸発器79は、同外部冷媒回路76上に介在さ
れている。そして、図示しないが、前記圧縮機、凝縮器
77、膨張弁78及び蒸発器79は車両に搭載されて、
車両空調システムが構築されている。
【0037】蒸発器温度センサ82,車室温度センサ8
4,エアコンスイッチ87,車室温度設定器88及び前
記駆動回路83は、制御コンピュータ81に接続されて
いる。そして、制御コンピュータ81は、各センサ8
2,84による検出値、エアコンスイッチ87のオン・
オフ信号、車室温度設定器88による設定温度信号等の
入力値に基づいてデューティ比(単位時間に占めるソレ
ノイド74の励磁時間の割合)を決定し、同デューティ
比を駆動回路83に指令する。駆動回路83は指令され
たデューティ比に基づいて、ソレノイド74の励磁・消
磁を行う。同ソレノイド74は、デューティ比が大きい
程、両鉄心間64,67間の吸引力を強くする。
【0038】次に、上記構成の圧縮機の動作について説
明する。制御コンピュータ81は、エアコンスイッチ8
7がオン状態の下で、車室温度センサ84の検出値が車
室温度設定器88の設定温度以上である場合に、駆動回
路83に対してソレノイド74の励磁(デューティ比≠
0%)を指令する。そして、駆動回路によりソレノイド
74に対して電流が供給され、図2に示すように、両鉄
芯64,67間にはデューティ比に応じた吸引力が生じ
る。この吸引力は、強制開放バネ56の付勢力に抗し
て、弁開度が減少する方向の力としてソレノイドロッド
70を介して弁体54に伝達される。一方、ベローズ6
0は、吸入通路32から検圧通路50を介して感圧室5
8に導入される吸入圧の変動に応じて変位する。そし
て、同ベローズ60はソレノイド74の励磁状態におい
て吸入圧に感応し、その変位が感圧ロッド62を介して
弁体54に伝達される。容量制御弁49の弁開度は、ソ
レノイド部52からの付勢力、ベローズ60からの付勢
力及び強制開放バネ56の付勢力のバランスにより決定
される。
【0039】冷房負荷が大きい場合には、例えば車室温
度センサ84によって検出された車室温度と、車室温度
設定器88の設定温度との差が大きい。制御コンピュー
タ81は、車室温度と設定温度とに基づいて設定吸入圧
を変更するようにデューティ比を変更する。制御コンピ
ュータ81は車室温度と設定温度との差が大きいほどデ
ューティ比を大きくする。従って、固定鉄芯64と可動
鉄芯67との間の吸引力が強くなり、弁体54の弁開度
が小さくなる方向の付勢力が増大する。そして、より低
い吸入圧にて弁体54の開閉が行われる。従って、容量
制御弁49は、デューティ比が増大されることにより、
より低い吸入圧を保持するように作動される。
【0040】弁体54の弁開度が小さくなれば、吐出室
39から圧力供給通路48を経由してクランク室15へ
流入する冷媒ガス量が少なくなる。この一方で、クラン
ク室15内の冷媒ガスは、通路46及び放圧通口47を
経由して吸入室38へ流出している。このため、クラン
ク室15内の圧力が低下する。また、冷房負荷が大きい
状態では、シリンダボア12a内の吸入圧も高く、クラ
ンク室15内の圧力とシリンダボア12a内の吸入圧と
の差が小さくなる。従って、斜板23の傾角が大きくな
る。
【0041】圧力供給通路48における通過断面積が
零、つまり容量制御弁49の弁体54が弁孔55を完全
に閉止した状態になると、吐出室39からクランク室1
5への高圧冷媒ガスの供給は行われない。そして、クラ
ンク室15内の圧力は、吸入室38内の圧力と略同一に
なり、斜板23の傾角は最大となる。
【0042】逆に、冷房負荷が小さい場合には、例え
ば、車室温度と設定温度との差は小さい。制御コンピュ
ータ81は車室温度が低いほどデューティ比を小さくす
るように指令する。このため、固定鉄芯64と可動鉄芯
67との間の吸引力は弱く、弁体54の弁開度が小さく
なる方向の付勢力が減少する。そして、より高い吸入圧
にて、弁体54の開閉が行われる。従って、容量制御弁
49は、デューティ比が減少されることにより、より高
い吸入圧を保持するように作動する。
【0043】弁体54の弁開度が大きくなれば、吐出室
39からクランク室15へ流入する冷媒ガス量が多くな
り、クランク室15内の圧力が上昇する。また、この冷
房負荷が小さい状態では、シリンダボア12a内の吸入
圧が低く、クランク室15内の圧力とシリンダボア12
a内の吸入圧との差が大きくなる。従って、斜板23の
傾角が小さくなる。
【0044】冷房負荷がない状態に近づいてゆくと、蒸
発器79における温度がフロスト発生をもたらす温度に
近づいてゆく。制御コンピュータ81は、蒸発器温度が
フロスト判定温度以下になるとソレノイド74の消磁
(デューティ比=0%)を指令する。同フロスト判定温
度は、蒸発器79においてフロストが発生しそうな状況
を反映する。そして、ソレノイド74は駆動回路83か
らの電流供給の停止により消磁され、固定鉄芯64と可
動鉄芯67との吸引力が消失する。このため、図3に示
すように、弁体54は、強制開放バネ56の付勢力によ
り、可動鉄芯67及びソレノイド74を介して作用する
追従バネ68の付勢力に抗して下方に移動される。そし
て、弁体54が弁孔55を最大に開いた弁開度位置に移
行する。このため、吐出室39内の高圧冷媒ガスが多量
に圧力供給通路48を介してクランク室15へ供給さ
れ、同クランク室15内の圧力が高くなる。クランク室
15内の圧力上昇により、斜板23の傾角が最小傾角へ
移行する。
【0045】また、制御コンピュータ81は、エアコン
スイッチ87がオフ状態に切換操作されるとソレノイド
74を消磁し、それに応じて斜板23が最小傾角に傾動
される。
【0046】このように、容量制御弁49の開閉動作
は、ソレノイド74を励磁・消磁するデューティ比の大
小に応じて変化される。デューティ比が大きくなると低
い吸入圧にて開閉が実行され、デューティ比が小さくな
ると高い吸入圧にて開閉動作が行われる。圧縮機は設定
された吸入圧を維持すべく、斜板23の傾角を変更し、
その吐出容量を変更する。つまり、前記容量制御弁49
は、デューティ比に応じて設定吸入圧を変更する役割、
及び、吸入圧に関係なく最小容量運転を行う役割を担っ
ている。このような容量制御弁49を具備することによ
り、圧縮機は冷凍回路の冷凍能力を変更する役割を担っ
ている。
【0047】前述した斜板23に連動する遮断体28
は、同斜板23の最小傾角側への傾動により吸入通路3
2の通過断面積を徐々に減少していく。この緩慢な通過
断面積変化による絞り作用が、吸入通路32から吸入室
38への冷媒ガス流入量を徐々に減少させる。このた
め、吸入室38からシリンダボア12a内へ吸入される
冷媒ガス量も徐々に減少してゆき、吐出容量が徐々に減
少していく。従って、吐出圧が徐々に減少していき、圧
縮機における負荷トルクが短時間で大きく変動すること
はない。その結果、最大吐出容量から最小吐出容量に至
る間の圧縮機における負荷トルクの変動が緩慢になり、
負荷トルクの変動による衝撃が緩和される。
【0048】斜板23の傾角が最小となると、遮断体2
8はその遮断面34を以て位置決め面33に当接され、
吸入通路32が遮断される。この状態では、吸入通路3
2における通過断面積が零となり、外部冷媒回路76か
ら吸入室38への冷媒ガスの流入が阻止される。同斜板
23の最小傾角は、0°よりも僅かに大きくなるように
設定されている。この最小傾角状態は、遮断体28が吸
入通路32と収容孔27との連通を遮断する閉位置に配
置されたときにもたらされる。遮断体28は、前記閉位
置とこの位置から離間された開位置とへ斜板23に連動
して切り換え配置される。
【0049】斜板23の最小傾角は0°ではないため、
最小傾角状態においても、シリンダボア12aから吐出
室39への冷媒ガスの吐出は行われている。シリンダボ
ア12aから吐出室39へ吐出された冷媒ガスは、圧力
供給通路48を通ってクランク室15へ流入する。クラ
ンク室15内の冷媒ガスは、通路46及び放圧通口47
を通って吸入室38へ流入する。吸入室38内の冷媒ガ
スは、シリンダボア12a内へ吸入されて、再度吐出室
39へ吐出される。すなわち、最小傾角状態では、吐出
圧領域である吐出室39、圧力供給通路48、クランク
室15、通路46、放圧通口47、収容孔27、吸入圧
領域である吸入室38、シリンダボア12aを経由する
循環通路が圧縮機内に形成されている。そして、吐出室
39、クランク室15及び吸入室38の間では、圧力差
が生じている。従って、冷媒ガスが前記循環通路を循環
し、冷媒ガスとともに流動する潤滑油が圧縮機内の各摺
動部を潤滑する。
【0050】エアコンスイッチ87がオン状態にあっ
て、斜板23が最小傾角位置にある状態において、車室
温度が上昇して冷房負荷が増大すると、車室温度センサ
84によって検出された車室温度が車室温度設定器88
の設定温度を越える。制御コンピュータ81は、この車
室温度の変位に基づいてソレノイド74を励磁し、圧力
供給通路48が閉じられる。従って、クランク室15の
圧力は通路46及び放圧通口47を介した放圧に基づい
て減圧される。この減圧により、吸入通路開放バネ29
が図2の縮小状態から伸長する。そして、遮断体28の
移動により遮断面34と位置決め面33とが離間され、
斜板23の傾角が図3の最小傾角状態から増大する。遮
断体28の離間に伴い、吸入通路32における通過断面
積が緩慢に増大していき、吸入通路32から吸入室38
への冷媒ガス流入量は徐々に増えていく。従って、吸入
室38からシリンダボア12a内へ吸入される冷媒ガス
量も徐々に増大してゆき、吐出容量が徐々に増大してゆ
く。そのため、吐出圧が徐々に増大してゆき、圧縮機に
おける負荷トルクが短時間で大きく変動することはな
い。その結果、最小吐出容量から最大吐出容量に至る間
の圧縮機における負荷トルクの変動が緩慢になり、負荷
トルクの変動による衝撃が緩和される。
【0051】車両エンジン20が停止すれば、圧縮機の
運転も停止、つまり斜板23の回転も停止し、容量制御
弁49のソレノイド74への通電も停止される。このた
め、ソレノイド74が消磁されて、圧力供給通路48が
開放され、斜板23の傾角は最小となる。圧縮機の運転
停止状態が続けば、圧縮機内の圧力が均一化するが、斜
板23の傾角は傾角減少バネ26の付勢力によって小さ
い傾角に保持される。従って、車両エンジン20の起動
によって圧縮機の運転が開始されると、斜板23は、負
荷トルクの最も少ない最小傾角状態から回転を開始し、
圧縮機の起動時のショックもほとんどない。
【0052】さて、前述したように圧縮機の制御時にお
いては、容量制御弁49のデューティ制御等により、頻
繁にソレノイド74の励磁・消磁が繰り返され、特に、
励磁状態からの消磁により同ソレノイド74には自己イ
ンダクタンスに基づいて逆起電力が発生される。しか
し、同逆起電力による電流はダイオード97を経由して
消費され、駆動回路83に流れ込むことはない。
【0053】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)ダイオード97が容量制御弁49のソレノイド7
4に接続されて、フライホイール回路が構成されてい
る。従って、励磁・消磁にともないソレノイド74に逆
起電力が生じたとしても、それによる過大な電流が駆動
回路83側に流れ込むことはない。従って、ソレノイド
74における逆起電力の発生に起因して駆動回路83に
不具合が生じることはなく、同駆動回路83、ひいては
車両空調システムの耐久性・信頼性が向上される。
【0054】(2)ダイオード97は、その他にフライ
ホイール回路を構成し得る電気素子(トランジスタや抵
抗等)と比較して安価な素子であり、低コストでソレノ
イド74のフライホイール回路を構成できる。これは圧
縮機の低コスト化につながる。
【0055】(3)ダイオード97は容量制御弁49の
ケース92内に収容され、外部(車両エンジンルーム
内)に露出されていない。冷却系統及び潤滑系統が取り
回されている車両のエンジンルームは電気素子にとって
良好な環境とは言えず、同ダイオード97をエンジンル
ームの雰囲気に直接曝させないことは、フライホイール
回路の耐久性・信頼性の向上につながる。
【0056】(4)ダイオード97は、圧縮機と駆動回
路83とを接離可能なコネクタ94を境とした圧縮機
(結合体95)側に配置されている。つまり、フライホ
イール回路を空調システムに適用するのにあたり、圧縮
機以外の周辺構成を変更する必要がなく、コネクタ94
の結合体96から駆動回路83側は既存の構成そのまま
を用いることができる。従って、安価にフライホイール
回路を車両空調システムに適用することができる。
【0057】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、次のような態様でも実施でき
る。 (1)上記実施形態では、フライホイール回路をダイオ
ード97で構成したが、これに限定されるものではな
く、バイポーラトランジスタ98(図5に示す)やMO
Sトランジスタ99(図6に示す)等のトランジスタ
を、ソレノイド74に対してダイオード接続することで
フライホイール回路を構成しても良い。
【0058】(2)ダイオード97を、コネクタ94を
境として駆動回路83(結合体96)側に配設するこ
と。 (3)上記実施形態においては、クランク室15への吐
出冷媒ガスの導入量を調節することで容量制御を行う圧
縮機において具体化されていた。しかし、これに限定さ
れるものではなく、クランク室15からの冷媒ガスの排
出量を調節することで容量制御を行う圧縮機において具
体化しても良い。また、クランク室15への吐出冷媒ガ
スの導入量及び同クランク室15からの冷媒ガスの排出
量の両方を調節することで容量制御を行う圧縮機におい
て具体化しても良い (4)上記実施形態においては、クランク室15内の圧
力を調節することで容量制御を行う圧縮機において具体
化されていた。しかし、これに限定されるものではな
く、シリンダボア12a内の圧力を調節することで容量
制御を行う圧縮機において具体化しても良い。
【0059】(5)クラッチ付きの可変容量型圧縮機に
おいて具体化すること。上記実施形態から把握できる技
術的思想について記載すると、前記ソレノイド74には
それを励磁・消磁する駆動回路83がコネクタ94を介
して接続されており、フライホイール回路97は、同コ
ネクタ94を境としてソレノイド74側に配設されてい
る請求項1〜5のいずれかに記載の可変容量型圧縮機。
【0060】このようにすれば、既存の容量制御弁49
の制御系をそのまま使用することができる。
【0061】
【発明の効果】上記構成の請求項1、3及び5の発明に
よれば、ソレノイドに逆起電力が発生されたとしても、
それによる電流はフライホイール回路を経由して消費さ
れ、駆動回路に流れ込むことはない。従って、駆動回路
に不具合を生じることを防止でき、同駆動回路、ひいて
は本圧縮機が適用された空調システムの耐久性・信頼性
の向上につながる。
【0062】請求項2の発明によれば、安価にフライホ
イール回路を構成できる。請求項4の発明によれば、フ
ライホイール回路が外部に露出されず、同回路の耐久性
・信頼性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クラッチレスタイプの可変容量型圧縮機の縦
断面図。
【図2】 図1の要部拡大図。
【図3】 容量変更動作を説明する図。
【図4】 フライホイール回路を説明する回路図。
【図5】 別例のフライホイール回路を説明する回路
図。
【図6】 別例のフライホイール回路を説明する回路
図。
【符号の説明】
15…制御圧室としてのクランク室、39…吐出圧領域
としての吐出室、48…通路としての圧力供給通路、4
9…容量制御弁、54…弁体、74…ソレノイド、97
…フライホイール回路を構成するダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 裕司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内部にクランク室を形成す
    るとともに駆動軸を回転可能に支持させ、ハウジングの
    一部を構成するシリンダブロックにシリンダボアを形成
    し、そのシリンダボア内にはピストンを往復動可能に収
    容し、前記駆動軸にカムプレートを一体回転可能かつ揺
    動可能に挿着し、制御圧室の圧力を変更することでクラ
    ンク室の圧力とシリンダボア内の圧力との前記ピストン
    を介した差を変更し、その差に応じてカムプレートの傾
    角を変更することで、吐出容量を制御する構成の可変容
    量型圧縮機において、 前記制御圧室と吸入圧領域及び/又は吐出圧領域とを連
    通する通路上には、同通路の開度を調節して制御圧室の
    圧力の変更を行う容量制御弁が設けられ、同容量制御弁
    は、前記通路を開閉する弁体と、励磁・消磁されること
    で弁体を開閉動作させるソレノイドとを有し、同ソレノ
    イドに対してフライホイール回路を接続した可変容量型
    圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記フライホイール回路はダイオードに
    より構成された請求項1に記載の可変容量型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記フライホイール回路はトランジスタ
    により構成され、同トランジスタはソレノイドにダイオ
    ード接続されている請求項1に記載の可変容量型圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 前記フライホイール回路は、容量制御弁
    のケース内に収容されている請求項1〜3のいずれかに
    記載の可変容量型圧縮機。
  5. 【請求項5】 外部冷媒回路上の冷媒循環を阻止する冷
    媒循環阻止手段を備えた請求項1〜4のいずれかに記載
    の可変容量型圧縮機。
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