JPH1036566A - 運搬ベルト - Google Patents

運搬ベルト

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JPH1036566A
JPH1036566A JP18741696A JP18741696A JPH1036566A JP H1036566 A JPH1036566 A JP H1036566A JP 18741696 A JP18741696 A JP 18741696A JP 18741696 A JP18741696 A JP 18741696A JP H1036566 A JPH1036566 A JP H1036566A
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JP
Japan
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rubber
weight
average particle
belt
carbon black
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JP18741696A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tachibana
博之 橘
Katsuya Yamaguchi
勝也 山口
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】泥状物、粉粒状物、塊状物等がベルトに付着乃
至固着するのを防止した運搬ベルトを提供することにあ
る。 【解決手段】本発明による第1の運搬ベルトは、心体を
カバーゴム中に埋設してなる運搬ベルトにおいて、カバ
ーゴムがゴム分30重量%以上、反発弾性率65%以上
である加硫ゴムからなることを特徴とする。本発明によ
る表面非付着性の運搬ベルトの第2は、心体をカバーゴ
ム中に埋設してなる運搬ベルトにおいて、カバーゴムが
ゴム分50重量%以上、反発弾性率65%以上である加
硫ゴムからなり、この加硫ゴムが、ゴム100重量部に
ついて、(a) 平均粒子径55nm以上のカーボンブラッ
ク、(b) 平均粒子径30nm以上、55nm未満のカー
ボンブラック、(c) 平均粒子径30nm未満のカーボン
ブラックの少なくともいずれかを合計量にて5〜50重
量部の範囲で含有するゴム配合物を加硫してなる加硫ゴ
ムであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運搬ベルトに関し、
詳しくは、その表面に泥状物、粉状物、塊状物等が付着
し難い運搬ベルト、即ち、表面非付着性にすぐれる運搬
ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】泥状物、粉粒状物、塊状物を運搬ベルト
によって運搬するに際して、これら運搬物がベルトに付
着乃至固着して、正規のリリース(放出又は解放)位置
で全量がベルトからリリースされないことがしばしば起
こる。このようにベルトからリリースされなかった運搬
物は、ベルトに固着し、ベルトの運搬容量を低下させた
り、リターン(運搬物を搭載する位置まで戻る途中)領
域で不規則にベルトから脱落して、運搬ベルトの周辺を
汚すので、ベルトの保守管理やベルトの周辺の清掃等の
対策を必要とし、運搬費用の増大を招く。
【0003】このような運搬ベルトにおける運搬物の付
着の問題は、従来から、運搬ベルトにおける基本的な問
題であり、特に、粘稠なビチューメンを多量に含み、運
搬ベルトの表面に非常に付着しやすいオイルサンドを運
搬するためのベルトについては、表面の非粘着性を図っ
たものが種々知られている。例えば、特開昭58−19
8547号公報には、シリコーン生ゴムを配合した天然
ゴム、SBR、NBR等を硫黄加硫した加硫ゴムを表面
層とする運搬ベルトが記載されている。また、特公平3
−14062号公報等には、NBRに高級脂肪酸エステ
ルを配合したゴム材料で表面層を形成することが記載さ
れている。
【0004】しかし、このようなオイルサンド運搬用ベ
ルト以外の汎用の運搬ベルトについては、表面の非粘着
化は、従来、非常に僅かな数の提案がなされているにす
ぎない。そのような提案の一つとして、実開昭59−1
33508号公報に、表面に熱可塑性エラストマーを貼
着することによって、粘稠なケーキの付着を防止するよ
うにした運搬ベルトが記載されているが、しかし、この
ように、その非粘着性は十分ではない。また、特開昭6
1−10174号公報には、原料ゴムにグリース状乃至
オイル状のシリコーンを配合し、これを加硫成形して、
運搬ベルトとすることが記載されているが、その非粘着
性は十分ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の非付
着性の運搬ベルトにおける上述したような問題を解決す
るためになされたものであって、表面非付着性にすぐれ
る運搬ベルトを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による表面非付着
性の運搬ベルトの第1は、心体をカバーゴム中に埋設し
てなる運搬ベルトにおいて、カバーゴムがゴム分30重
量%以上、反発弾性率65%以上である加硫ゴムからな
ることを特徴とする。本発明による表面非付着性の運搬
ベルトの第2は、心体をカバーゴム中に埋設してなる運
搬ベルトにおいて、カバーゴムがゴム分50重量%以
上、反発弾性率65%以上である加硫ゴムからなり、こ
の加硫ゴムが、ゴム100重量部について、(a) 平均粒
子径55nm以上のカーボンブラック、(b) 平均粒子径
30nm以上、55nm未満のカーボンブラック、(c)
平均粒子径30nm未満のカーボンブラックの少なくと
もいずれかを合計量にて5〜50重量部の範囲で含有す
るゴム配合物を加硫してなる加硫ゴムであることを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】一般に、運搬ベルトは、図1に示
すように、上面カバーゴム1と下面カバーゴム2との間
に心体3を埋設してなり、この心体としては、図示した
ように、スチールコードが用いられるほか、帆布も用い
られる。本発明による運搬ベルトの第1は、心体をカバ
ーゴム中に埋設してなる運搬ベルトにおいて、カバーゴ
ムがゴム分30重量%以上、反発弾性率65%以上であ
る加硫ゴムからなることを特徴とする。本発明におい
て、反発弾性は、JISK6301−1995の「加硫
ゴム物理試験方法」に規定されている反発弾性試験によ
って測定される値である。
【0008】本発明によれば、このように、運搬ベルト
のカバーゴムとして、ゴム分30重量%以上、反発弾性
65%以上の加硫ゴムを用いることによって、例えば、
運搬物をシューターから運搬ベルト上に落下させて供給
した場合、ベルト表面の高い反発弾性によって、運搬物
とベルト表面との密着を防止すると共に、リリース(放
出又は解放)位置でベルトから落下させてリリースさせ
る場合に、ベルト表面の高い反発弾性によって、運搬物
をいわば弾き飛ばすことによって、泥状物、粉粒状物、
塊状物等がベルト表面に付着乃至固着するのを有効に防
止することができる。
【0009】本発明によれば、上記カバーゴムは、その
ゴムの少なくとも50重量%が天然ゴムであることが好
ましく、特に、カバーゴムは、天然ゴムからなることが
好ましい。しかし、ゴムが天然ゴムとの混合物であると
きは、他のゴムは、例えば、スチレン・ブタジエンゴム
(SBR)であることが好ましい。一般に、ゴムは、そ
れ自体では、加工性に劣るので、通常、種々の充填剤を
配合し、グリーン強度を低下させて、加工性を高めてい
るが、反面、このように、ゴムに充填剤を配合すれば、
加硫ゴムの反発弾性の低下を招き、結果として、泥状
物、粉粒状物、塊状物等の加硫ゴムへの付着性を高め
る。
【0010】しかしながら、本発明によれば、カバーゴ
ムを形成するゴムに、充填剤として炭酸カルシウムを所
定の範囲で配合することによって、得られる加硫ゴムの
反発弾性を確保しつつ、ゴムの加工性を改善して、表面
非付着性にすぐれる運搬ベルトを得ることができる。本
発明によれば、炭酸カルシウムのゴムへの配合量は、ゴ
ム100重量部について、15〜200重量部の範囲で
あり、好ましくは、30〜100重量部の範囲である。
炭酸カルシウムのゴムへの配合量が、ゴム100重量部
について、15重量部よりも少ないときは、得られる加
硫ゴムは、反発弾性にはすぐれるものの、加工性に劣
る。他方、炭酸カルシウムの天然ゴムへの配合量が、ゴ
ム100重量部について、200重量部よりも多いとき
は、得られる加硫ゴムが反発弾性に劣るのみならず、却
って加工性にも劣るようになる。
【0011】また、ゴムへの補強剤の配合も、通常、加
硫ゴムの反発弾性を低下させるが、しかし、本発明に従
って、所定の平均粒子径を有するカーボンブラックを所
定の範囲で配合することによって、得られる加硫ゴムの
強度を増しつつ、反発弾性の低下を防止して、表面非付
着性にすぐれる運搬ベルトを得ることができる。即ち、
本発明の運搬ベルトの第1によれば、カーボンブラック
の配合量は、ゴム100重量部について、(a) 平均粒子
径55nm以上のカーボンブラック、(b) 平均粒子径3
0nm以上、55nm未満のカーボンブラック、(c) 平
均粒子径30nm未満のカーボンブラックの少なくとも
いずれかを合計量にて5重量部以下の範囲である。
【0012】平均粒子径55nm以上のカーボンブラッ
クとしては、例えば、FT(平均粒子径150nm)、
SRF(平均粒子径65nm)、GPF(平均粒子径5
5nm)等を挙げることができる。上限は、通常、30
0nmである。平均粒子径30nm以上、55nm未満
のカーボンブラックとしては、例えば、HMF(平均粒
子径52nm)、FF(平均粒子径50nm)、FEF
(平均粒子径38nm)等を挙げることができる。ま
た、平均粒子径30nm未満のカーボンブラックとして
は、HAF(平均粒子径30nm)、ISAF(平均粒
子径28nm)、SAF(平均粒子径18nm)等を挙
げることができる。下限は、通常、5nmである。カー
ボンブラックの平均粒子径は、社団法人日本ゴム協会発
行「ゴム工業便覧第4版第500頁によった。
【0013】次に、本発明による運搬ベルトの第2は、
心体をカバーゴム中に埋設してなる運搬ベルトにおい
て、カバーゴムがゴム分50重量%以上、反発弾性率6
5%以上である加硫ゴムからなり、この加硫ゴムが、ゴ
ム100重量部について、(a) 平均粒子径55nm以上
のカーボンブラック、(b) 平均粒子径30nm以上、5
5nm未満のカーボンブラック、(c) 平均粒子径30n
m未満のカーボンブラックの少なくともいずれかを合計
量にて5〜50重量部の範囲で含有するゴム配合物を加
硫してなる加硫ゴムであることを特徴とする。
【0014】上記平均粒子径を有するカーボンブラック
は、先に説明したとおりである。この本発明の運搬ベル
トの第2においても、カバーゴムは、そのゴムの少なく
とも50重量%が天然ゴムであることが好ましく、特
に、カバーゴムは、天然ゴムからなることが好ましい。
更に、本発明の運搬ベルトの第2によれば、ゴム100
重量部について、上述した範囲でカーボンブラックを配
合すると共に、炭酸カルシウム15〜90重量部を配合
し、加硫して、反発弾性を65%以上とすることによっ
て、ゴム配合物は加工性にすぐれ、しかも、加硫ゴム
は、表面非付着性のみならず、耐摩耗性や強度にもすぐ
れるので、実用性にすぐれた表面非付着性の運搬ベルト
を得ることができる。
【0015】本発明によれば、上述した充填剤としての
炭酸カルシウムや補強剤としてのカーボンブラックのほ
かに、従来より知られているゴム配合剤をゴムに配合
し、これを加硫して、表面層とするこことができる。こ
のような配合剤としては、例えば、加硫剤、加硫助剤、
老化防止剤、補強剤、充填剤、可塑剤、プロセスオイ
ル、粘着付与剤等を挙げることができる。
【0016】このような配合剤としては、例えば、硫黄
のような加硫剤、例えば、タルク、無水ケイ酸、含水ケ
イ酸等の充填剤、酸化亜鉛のような促進活性剤、ステア
リン酸や鉱物油等の軟化剤又は可塑剤等を挙げることが
できる。本発明による運搬ベルトは、従来より知られて
いる通常の方法に従って、ゴムに通常の配合剤を加え、
必要に応じて、更に、炭酸カルシウムやカーボンブラッ
クを配合し、得られたゴム配合物を運搬ベルトに成形す
ることによって得ることができる。心体としては、通
常、帆布やスチールコードが用いられる。
【0017】従来、運搬ベルトの表面に運搬物を付着を
防止するために、ベルトの駆動に際して、ベルトに種々
の応力や衝撃を与えて、運搬物をベルト表面から落下さ
せ、運搬物がベルト表面に付着し、堆積するのを防止す
ることが知られている。本発明による運搬ベルトを駆動
に際してこのように種々の応力や衝撃を与えながら、運
搬に用いることによって、一層、効果的に運搬ベルトの
表面に運搬物が付着するのを防止することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1によれば、
心体をカバーゴム中に埋設してなる運搬ベルトにおい
て、カバーゴムをゴム分30重量%以上、反発弾性率6
5%以上である加硫ゴムから形成することによって、運
搬物をベルト表面に供給するに際しても、また、リリー
ス位置でベルトから放出する場合にも、ベルト表面の高
い反発弾性によって、運搬物がベルト表面に付着するの
を有効に防止することができる。
【0019】更に、本発明の第2によれば、心体をカバ
ーゴム中に埋設してなる運搬ベルトにおいて、カバーゴ
ムをカーボンブラックを含み、ゴム分50重量%以上、
反発弾性率65%以上である加硫ゴムから形成すること
によって、機械的強度にもすぐれる表面非粘着性の運搬
ベルトを得ることができる。
【0020】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0021】実施例I (本発明の第1の実施例)表1及び表2に示す配合にて
ゴム配合物を調製し、これを混練した後、150℃で1
5分間の加硫を行なって、大きさ15cm×15cm、
厚さ2mmの試験片を調製した。
【0022】硫酸カルシウム二水和物(試薬特級)を運
搬ベルトにて運搬し、ベルトへの付着量は、特公平3−
14062号公報に記載されている方法に従って測定し
た。即ち、図2に示すように、エンドレスベルト4の数
箇所に切込みを入れて試験片5をベルトの表面に据え込
んで、試験用のベルトとし、このベルトを40m/分で
走行させながら、ベルトの上方のホッパー6から硫酸カ
ルシウム二水和物7を連続して35g/分の割合でベル
ト上に落下させ、プレスロール8で硫酸カルシウム二水
和物をベルト表面に押圧する運転を30分間行なった。
この後、試験片への硫酸カルシウム二水和物の付着量を
測定した。
【0023】試験片への付着量は、天然ゴム100重量
部に対して、カーボンブラック(HAF)40重量部を
配合してなるゴム配合物を上述した方法にて加硫して得
た試験片(表1中、参考例)を用いて上記方法に従って
測定した硫酸カルシウム二水和物の付着量を100とし
たときの相対値で示す。運搬ベルトへの付着量の欄のう
ち、Aは、試験片をそのまま試験に用いた場合、Bは、
試験片の表面を研磨し、粗くした後、試験に用いた場合
を示す。運搬ベルトは、使用によって、運搬物やプーリ
によって表面が磨耗し、凹凸が著しくなって、運搬物が
付着しやすくなる。試験片の表面を研磨して粗くしたの
は、このように、運搬ベルトが磨耗した状態での硫酸カ
ルシウム二水和物の付着量を調べたものである。
【0024】また、ゴム加工性は、オープンロールにお
いて、ゴムを厚さ1.0mmのシート状に成形し、得られ
たシートの表面の平滑性、即ち、厚さの均一性から評価
した。○は、均一である、△は、やや不均一である、×
は不均一であるを示す。結果を表1及び表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】比較例1〜3及び実施例1〜10から、本
発明に従って、カバーゴムがゴム分30重量%以上、反
発弾性65%以上の加硫ゴムからなる運搬ベルトによれ
ば、運搬物の付着を著しく低減することができる。特
に、本発明に従って、ゴム100重量部に炭酸カルシウ
ム15〜200重量部を配合することによって、得られ
る加硫ゴムの反発弾性を高く保持しつつ、ゴム配合物の
加工性を改善して、カバーゴムとすることができる。炭
酸カルシウムに代えて、無水ケイ酸やタルクを充填剤と
して用いるときは、ゴムの加工性を高めることはできて
も、得られる加硫ゴムの反発弾性は60%以下であっ
て、運搬ベルトは、運搬物の付着性が大きい。
【0028】実施例II (本発明の第2の実施例)表3及び表4に示す配合にて
ゴム配合物を調製し、これを混練した後、150℃で1
5分間の加硫を行なって、大きさ15cm×15cm、
厚さ2mmの試験片を調製した。
【0029】実施例Iと同様にして、試験片への硫酸カ
ルシウム二水和物の付着量を測定した。試験片への付着
量も、実施例Iと同様に、カーボンブラック(HAF)
40重量部を配合してなるゴム配合物を上述した方法に
て加硫して得た試験片(表3中、比較例2)を用いて上
記方法に従って測定した硫酸カルシウム二水和物の付着
量を100としたときの相対値で示す。結果を表3から
表5に示す。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】比較例1〜6及び実施例1〜13から、本
発明に従って、カバーゴムがゴム分50重量%以上、反
発弾性65%以上の加硫ゴムからなる運搬ベルトによれ
ば、運搬物の付着を著しく低減することができる。特
に、本発明に従って、ゴムに所定の平均粒子径を有する
カーボンブラックを所定の範囲で配合し、加硫してカバ
ーゴムとすることによって、得られる加硫ゴムの反発弾
性を保持しつつ、機械的強度を改善して、実用的な運搬
ベルトを得ることができる。
【0034】本発明で規定するカーボンブラックを所定
の範囲で配合しないときは、加硫ゴムの反発弾性を65
%以上とすることができず、その結果として、運搬ベル
トは、運搬物の付着性が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、運搬ベルトの断面図である。
【図2】は、ベルトへの運搬物の付着性を調べるための
装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1…上面カバーゴム、2…下面カバーゴム、3…心体、
4…エンドレスベルト、5…試験片、6…ホッパー、
7…硫酸カルシウム二水和物、8…プレスロール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 7/00 C08L 7/00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】心体をカバーゴム中に埋設してなる運搬ベ
    ルトにおいて、カバーゴムがゴム分30重量%以上、反
    発弾性率65%以上である加硫ゴムからなることを特徴
    とする運搬ベルト。
  2. 【請求項2】ゴムの少なくとも50重量%が天然ゴムで
    ある請求項1に記載の運搬ベルト。
  3. 【請求項3】ゴムが天然ゴムである請求項1に記載の運
    搬ベルト。
  4. 【請求項4】カバーゴムが、ゴム100重量部につい
    て、炭酸カルシウム15〜200重量部を含有するゴム
    配合物を加硫してなる加硫ゴムからなる請求項1乃至3
    のいずれかに記載の運搬ベルト。
  5. 【請求項5】カバーゴムが、ゴム100重量部につい
    て、 (a) 平均粒子径55nm以上のカーボンブラック、 (b) 平均粒子径30nm以上、55nm未満のカーボン
    ブラック、 (c) 平均粒子径30nm未満のカーボンブラックの少な
    くともいずれかを合計量にて5重量部以下の範囲で含有
    するゴム配合物を加硫してなる加硫ゴムからなる請求項
    1乃至4のいずれかに記載の運搬ベルト。
  6. 【請求項6】心体をカバーゴム中に埋設してなる運搬ベ
    ルトにおいて、カバーゴムがゴム分50重量%以上、反
    発弾性率65%以上である加硫ゴムからなり、この加硫
    ゴムが、ゴム100重量部について、 (a) 平均粒子径55nm以上のカーボンブラック、 (b) 平均粒子径30nm以上、55nm未満のカーボン
    ブラック、 (c) 平均粒子径30nm未満のカーボンブラックの少な
    くともいずれかを合計量にて5〜50重量部の範囲で含
    有するゴム配合物を加硫してなる加硫ゴムであることを
    特徴とする運搬ベルト。
  7. 【請求項7】ゴムの少なくとも50重量%が天然ゴムで
    ある請求項6に記載の運搬ベルト。
  8. 【請求項8】ゴムが天然ゴムである請求項6に記載の運
    搬ベルト。
  9. 【請求項9】カバーゴムが、ゴム100重量部につい
    て、炭酸カルシウム15〜90重量部を含有するゴム配
    合物を加硫してなる加硫ゴムからなる請求項6乃至8の
    いずれかに記載の運搬ベルト。
JP18741696A 1996-07-17 1996-07-17 運搬ベルト Pending JPH1036566A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7292817B2 (en) 2002-09-12 2007-11-06 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus, process cartridge, and waste toner recovery device
JP2009040815A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルト用コートゴム組成物

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