JPH10339488A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH10339488A
JPH10339488A JP14763597A JP14763597A JPH10339488A JP H10339488 A JPH10339488 A JP H10339488A JP 14763597 A JP14763597 A JP 14763597A JP 14763597 A JP14763597 A JP 14763597A JP H10339488 A JPH10339488 A JP H10339488A
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益男 田口
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尚 片岡
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化で設置場所に関する制約の少ない熱交
換器を内蔵した換気装置を得る。 【解決手段】 六面体で積層構造の熱交換器2を、六面
体の箱型に構成した本体ケーシング1に対して、その両
小口5を横方向に向けて組込み、熱交換器2の両小口5
側の本体ケーシング1内にそれぞれ送風機3,4を配設
し、本体ケーシング1内に排気吸込口14を入口端と
し、熱交換器2を経て一方の送風機3から本体ケーシン
グ1に設けた排気吹出口16を出口端とする排気通路
と、給気吸込口17を入口端とし、熱交換器2を経て他
方の送風機4から本体ケーシング1に設けた給気吹出口
18を出口端とする給気通路とを全経路について互いに
独立して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱交換器を通じ
て給排気による換気を行なう換気装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記この種の換気装置は空調換気装置と
も称され、一次気流を通す複数の一次通路と二次気流を
通す複数の二次通路とが内部で独立状態のまま交差し、
一次通路の出入口端が対向する二面に開口し、二次通路
の出入口端が他の対向する二面に開口した六面体で積層
構造の熱交換器が組込まれているものが多い。例えば、
特開平3―105142号公報や実公平6―5543号
公報には、上述のような構成の熱交換器を組込んだ空調
換気装置が示されている。これらの空調換気装置は図1
1に示すような基本的構造を有するものである。即ち、
六面体の箱型に構成された本体ケーシング50の中央
に、熱交換器51が一次通路と二次通路の開口する面同
士により形成される四箇所の陵角部を上下と左右に向け
て横向き状態に組込まれている。
【0003】本体ケーシング50内には熱交換器51の
一次通路を経路の一部とする排気通路52と、熱交換器
51の二次通路を経路の一部とする給気通路53とが全
経路にわたり独立状態に画成されている。熱交換器51
の左右には排気送風機54と給気送風機55が組込ま
れ、排気送風機54により排気通路52に排気流が、給
気送風機55により給気通路53に給気流が形成され
る。排気通路52は、本体ケーシング50の一側に設け
られた排気吸込口56を入口端とし、熱交換器51の一
次通路を経て排気送風機54から本体ケーシング50の
他側面に設けられた出口端となる排気吹出口57に至る
一連の通路として形成されている。また、給気通路53
は、本体ケーシング50の一側に設けられた給気吸込口
58を入口端とし、熱交換器51の二次通路を経て給気
送風機55から本体ケーシング50の他側面に設けられ
た出口端となる給気吹出口59に至る一連の通路として
形成されている。この空調換気装置は、外気を熱交換器
51を通じて室内へ供給し、室内空気を熱交換器51を
通じて室外へ排気することができ、給排気流間での連続
的な熱交換により室内の温度等の状態量を大きく変動さ
せずに給排気による換気を行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の換
気空調装置においては、熱交換器51の一次通路と二次
通路の臨む面側の左右にそれぞれ給気通路53と排気通
路52が画成され、給気送風機55と排気送風機54と
が配置される構成であり、熱交換器51の小口間である
長手方向がほぼ本体ケーシング50の幅となり、本体ケ
ーシング50の熱交換器51の左右部分に給気送風機5
5と排気送風機54とが組込まれるため、その部分の容
積が大きくなり、装置が大型になるといった問題点があ
る。そして、その容積の大きい部分に給気通路53と排
気通路52とを画成し、給気送風機55と排気送風機5
4を組込むため、両通路を仕切る隔壁部材が複雑な形状
になり、経路も長くなって気密保持も面倒になるといっ
た問題も伴う。
【0005】一方、本体ケーシング50の一側に給気吹
出口59と排気吸込口56が、他側に排気吹出口57と
給気吸込口58が配設されているため、設置場所が天井
裏等の空間に限定され、設置場所に関する自由性が低
く、メンテナンスもし難いといった問題点もある。
【0006】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたものであって、本発明のうち請求項1及
び請求項2に記載の発明の課題とするところは、小型化
でき設置場所に関する制約の少ない熱交換器を内蔵した
換気装置を得ることであり、請求項3に記載の発明の課
題とするところは、その換気装置に通常換気機能を簡素
な構成で付与することであり、請求項4に記載の発明の
課題とするところは、その換気装置のメンテナンス性の
向上を推進することであり、請求項5に記載の発明の課
題とするところは、その換気装置のドレンの排出に関す
る配管の施工性を向上させることであり、請求項6に記
載の発明の課題とするところは、その換気装置のドレン
の処理に関する構成の簡素化を推進することであり、請
求項7に記載の発明の課題とするところは、その換気装
置の施工性の向上とともに取扱い易くすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1に係る発明は、一次気流を通す複数の一次通
路と二次気流を通す複数の二次通路とが内部で独立状態
のまま交差し、一次通路の出入口端が対向する二面に開
口し、二次通路の出入口端が他の対向する二面に開口し
た六面体で積層構造の熱交換器を、六面体の箱型に構成
した本体ケーシングに対して、その両小口を横方向に向
けて組込み、この熱交換器の両小口側の本体ケーシング
内にそれぞれ送風機を配設し、本体ケーシング内に排気
吸込口を入口端とし、熱交換器の一次通路を経て一方の
送風機から本体ケーシングに設けた排気吹出口を出口端
とする排気通路と、給気吸込口を入口端とし、熱交換器
の二次通路を経て他方の前記送風機から本体ケーシング
に設けた給気吹出口を出口端とする給気通路とを全経路
について互いに独立して形成する手段を採用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項2に係る
発明は、一次気流を通す複数の一次通路と二次気流を通
す複数の二次通路とが内部で独立状態のまま交差し、一
次通路の出入口端が対向する二面に開口し、二次通路の
出入口端が他の対向する二面に開口した六面体で積層構
造の熱交換器を、六面体の箱型に構成した本体ケーシン
グに対して、その一次通路の入口端の臨む面と、その二
次通路の入口端が臨む面とが本体ケーシングの天板部に
前後に並んで臨むように組込み、熱交換器の閉止した両
小口側の本体ケーシング内にはそれぞれ送風機を配設
し、本体ケーシング内に排気吸込口を入口端とし、熱交
換器の一次通路を経て一方の送風機から本体ケーシング
に設けた排気吹出口を出口端とする排気通路と、給気吸
込口を入口端とし、熱交換器の二次通路を経て他方の送
風機から本体ケーシングに設けた給気吹出口を出口端と
する給気通路とを全経路について互いに独立して形成
し、給気吹出口、給気吸込口、排気吹出口、排気吸込口
の全てを本体ケーシングの同一面に集合させる手段を採
用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項3に係る
発明は、請求項1又は請求項2に係る前記手段における
熱交換器の小口の臨む面と送風機の吸込口との間に、熱
交換器を迂回して送風機に連絡する開閉可能のバイパス
通路を設ける手段を採用する。
【0010】前記課題を達成するために請求項4に係る
発明は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記
手段における本体ケーシングに各送風機の点検口と、熱
交換器の点検口とを前後対称に設ける手段を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項5に係る
発明は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記
手段における本体ケーシング内の熱交換器の下方にその
熱交換器の一次通路の出口端の開口する面と二次通路の
出口端が開口する面とに第1のドレンパンを設け、この
第1のドレンパンの下方に第1のドレンパンのドレンを
一括して受容し一箇所から排出できる第2のドレンパン
を設ける手段を採用する。
【0012】前記課題を達成するために請求項6に係る
発明は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記
手段における本体ケーシング内の熱交換器の下方に、熱
交換器の一次通路の出口端の開口する面と二次通路の出
口端が開口する面とにわたるドレンパンを設け、このド
レンパンの底面の一次通路の出口端の臨む側と二次通路
の出口端の臨む側との境界部分に、熱交換器の一陵角部
の構造とにより水封機能を果たす通水連絡部を設ける手
段を採用する。
【0013】前記課題を達成するために請求項7に係る
発明は、請求項1〜請求項6までのいずれかに係る前記
手段における本体ケーシングを、二つの送風機部分と一
つの熱交換器部分とに分割して構成し、これらを着脱可
能に連結して機能態となるようにする手段を採用する。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図8はこの実施の形態1の換気装
置について示したものであり、図において矢印イは給気
流の流れを、矢印ロは排気流の流れを、矢印ハはバイパ
ス流の流れをそれぞれ示している。この換気装置は、本
体ケーシング1に積層型の熱交換器2と、遠心式の排気
送風機3と給気送風機4とが組込まれて構成されてい
る。熱交換器2は空気対空気での熱交換を行なうもの
で、一次気流(排気流)を通す複数の直線状の一次通路
と二次気流(給気流)を通す複数の直線状の二次通路と
が内部で独立状態のまま交差し、一次通路の出入口端が
対向する二面に開口し、二次通路の出入口端が他の対向
する二面に開口し、両小口5が閉止した六面体に構成さ
れていて、両小口5間が長手方向の寸法となっている。
【0015】本体ケーシング1は六面体の箱型に構成さ
れ、この本体ケーシング1内のほぼ中央に熱交換器2が
その両小口5を横方向に向け、一次通路の入口端の臨む
面6と、二次通路の入口端が臨む面7とが本体ケーシン
グ1の天板部8に前後に並んで臨むように着脱可能に組
込まれている。熱交換器2の長手方向の下部を除く三箇
所の陵角部9は、本体ケーシング1の内壁面に内接する
状態に気密状態に組付けられ、下部の陵角部9は、本体
ケーシング1の底面側に設けられた支持部材に気密状態
に取付けられている。熱交換器2の両小口5は、それぞ
れ本体ケーシング1内を縦に仕切る第1の仕切板10に
それぞれ当接しており、当該部の気密が保持されてい
る。本体ケーシング1内には各第1の仕切板10に平行
に近接してそれぞれ第2の仕切板11が設けられ、第1
の仕切板10と第2の仕切板11により熱交換器2の小
口5に隣接する給気チャンバと排気チャンバとが画成さ
れている。これら第2の仕切板11と本体ケーシング1
の左右の側板部との間は、送風機室として画成され一方
に排気送風機3が、他方に給気送風機4が組込まれてい
る。
【0016】本体ケーシング1内には熱交換器2の一次
通路を経路の一部とする排気通路12と、熱交換器2の
二次通路を経路の一部とする給気通路13とが全経路に
わたり独立して画成されている。排気通路12は、本体
ケーシング1の熱交換器2の一次通路の入口端が開口す
る面6の端に対応する天板部8に設けられた排気吸込口
14を入口端とし、熱交換器2の一次通路を経て熱交換
器2の長手方向に通じる経路から、第1の仕切板10に
開設された通風開口15を通り、排気チャンバを経て第
2の仕切板11の通風開口から排気送風機3の吸込口、
吹出口に向い本体ケーシング1の一側部寄りの天板部8
に設けられた排気吹出口16を出口端とする一連の通路
である。
【0017】給気通路13は、本体ケーシング1の熱交
換器2の二次通路の入口端が開口する面7の端に対応す
る天板部8に設けられた給気吸込口17を入口端とし、
熱交換器2の二次通路を経て熱交換器2の長手方向に通
じる経路から、第1の仕切板10に開設された通風開口
15を通り、給気チャンバを経て第2の仕切板11の通
風開口から給気送風機4の吸込口、吹出口に向い本体ケ
ーシング1の他側部寄りの天板部8に設けられた給気吹
出口18を出口端とする一連の通路である。排気吹出口
16と排気吸込口14と給気吸込口17と給気吹出口1
8とはダクトの接続を可能に構成され、千鳥状に並んで
全て本体ケーシング1の天板部8上に集合している。
【0018】本体ケーシング1の熱交換器2の一次通路
の出口端が開口する面の臨む底部側と、二次通路の出口
端が開口する面の臨む底部側にはそれぞれ支持構造に支
持された第1のドレンパン19が配設されている。これ
らの各第1のドレンパン19には受容したドレンを排出
する排出口(図示しない)が形成され、いずれも第1の
ドレンパン19の下方に設けられた第2のドレンパン2
0に排水できるように構成されている。第2のドレンパ
ン20には単一の排水口が設けられ、排水管21の接続
によりドレンを外部に排水することができる構成である
(図6参照)。
【0019】排気チャンバ側の第1の仕切板10には、
通風開口15と対角線上において対向するバイパス通路
22が開設されている(図1参照)。このバイパス通路
22と通風開口15とは第1の仕切板10の面に沿って
対角線上をスライドするシャッタ板23によりいずれか
一方が選択的に開放される。シャッタ板23は保持レー
ルにスライド可能に支持され、通常はバイパス通路22
を閉止し、通風開口15を開放する位置にばねにより付
勢されているが、駆動部24に通電することによりバイ
パス通路22を開放し、通風開口15を閉止する位置に
保持される。なお、バイパス通路22は、熱交換器2の
一次通路を迂回する排気通路を形成するものであるが、
二次通路を迂回するバイパス通路を給気チャンバ側の第
1の仕切板10にも同様に設けてもよい。
【0020】熱交換器2と排気送風機3と給気送風機4
の各点検口25は、本体ケーシング1の前面部と背面部
とに前後対称に設けられている。各点検口25にはそれ
ぞれ開閉可能な点検蓋26が装着されている。なお、排
気送風機3と給気送風機4に対する点検口25について
は図6に示すように本体ケーシング1の側板部に設ける
こともできる。電装部品27については、本体ケーシン
グ1内の天板部8側に構成された通風部分とは隔絶し、
水分等に晒されないスペース内に収納されている。
【0021】上述の換気装置は、図2,3,4に示すよ
うに排気送風機3と給気送風機4の運転により、外気を
熱交換器2を通じて給気通路13により室内へ供給し、
室内空気を熱交換器2を通じて排気通路12により室外
へ排気することができ、この種の空調換気装置と同様
に、給排気流間での連続的な熱交換により室内の温度等
の状態量を大きく変動させずに給排気による換気を行な
うことができる。そして、バイパス通路22を図5に示
すように開放することにより、熱交換を伴わない通常の
換気も行なうことができ、春秋等の中間期の換気にも応
ずることができる。
【0022】この換気装置の特徴は、横置き形態に内蔵
した熱交換器2の両小口5に面する場所に排気送風機3
と給気送風機4とを配設したことであり、これにより熱
交換器2の長手方向の寸法を延長する形の本体ケーシン
グ1でなく、熱交換器2の小口5側を延長した形の本体
ケーシング1を構成できるので装置が小型になる。そし
て、排気チャンバと送風機室、給気チャンバと送風気室
とは、排気通路12と給気通路13とが入り乱れないの
で、風路を隔絶する隔壁部材等は必要なく、従って、こ
の部分に対する風路間の気密保持も不要になる。また、
第1の仕切板10にバイパス通路22を開設するだけで
熱交換器2を迂回するバイパスが構成でき、最短距離で
構成の簡素なバイパス通路22が構成できる。さらに、
排気吹出口16と排気吸込口14と給気吸込口17と給
気吹出口18とが千鳥状に並んで、全て本体ケーシング
1の天板部8上に集合しているため、図6,7に示すよ
うに、天井裏以外の建物の壁構造28等に対して取付け
ることができ、取付場所に関する自由性が高くなるう
え、ダクト接続の作業もし易くなる。
【0023】また、排気吹出口16と排気吸込口14と
給気吸込口17と給気吹出口18の位置は、簡単に多方
向に設定することが可能である。即ち、図8に示すよう
に排気吹出口16は、排気送風機3の吹出口の方向を変
えることにより、本体ケーシング1の天板部8にも前面
部にも背面部にも底面部にも設定することができる。同
様に給気吹出口18も、給気送風機4の吹出口の方向を
変えることにより、本体ケーシング1の天板部8にも前
面部にも背面部にも底面部にも設定することができる。
排気吸込口17については天板部8と前面部との二方向
に設定でき、給気吸込口17についても、天板部8と背
面部との二方向に設定できる。これにより、設置場所に
対する適用性が高くなり、施工の自由度が増すことにな
る。
【0024】この換気装置は、図6,7に示すように前
面を前にして取付けることも、背面を前にして取付ける
こともできる。そして、いずれの取付方をしても熱交換
器2及び排気送風機3、給気送風機4の保守点検を前側
や側部側から実施することができる。そして取付方が異
なっても、熱交換器2の一次通路や二次通路に生じるド
レンは、各第1のドレンパン19を経て第2のドレンパ
ン20に一括して集められ、一箇所の排水管21により
外部に排水できるため、排水管21の施工は容易であ
る。
【0025】実施の形態2.図9はこの実施の形態2の
換気装置の構成を示したものである。この換気装置も機
能部品については基本的に実施の形態1のものと同じで
ある。従って、実施の形態1のものと同じ部分について
は実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについ
ての説明は省略する。
【0026】この換気装置は実施の形態1で示した本体
ケーシング1を、各第1の仕切板10の位置において分
割したものである。即ち、二つの送風機部分29と一つ
の熱交換器部分30とに分割構成されていて、二つの送
風機部分29で熱交換器部分30を挟むように、合わせ
面にシール部材31を挟んで着脱可能に連結して実施の
形態1のような機能態となるようにしたものである。送
風機部分29と熱交換器部分30との連結は、例えば、
フック32とクランパー33の組構成による公知の連結
具により行なえばよい。このような構成を採ることによ
り、各部がユニット化するため取付け作業等における扱
いがし易くなり、保守点検もやり易くなる。これ以外の
機能や利点は実施の形態1のものと同じである。
【0027】実施の形態3.図10に示すこの実施の形
態3は、実施の形態1,2の換気装置におけるドレンの
処理構造に対する工夫を講じたものであり、他の構成に
ついては変わらない。従って、実施の形態1,2のもの
と同じ部分については実施の形態1,2のものと同じ符
号を用い、それらについての説明は省略する。
【0028】ドレン処理に関し、実施の形態1で示した
ような第1のドレンパン19を二つ並べて設けるのは、
熱交換器2の下部の陵角部9における気密を維持し、給
排気流が混ざらないようにするためであるが、第1のド
レンパン19が二つ必要である。そこで、一個のドレン
パンで済むように、本体ケーシング1内の熱交換器2の
下方にその熱交換器2の一次通路の出口端の開口する面
と二次通路の出口端が開口する面とにわたる単一のドレ
ンパン34を設け、このドレンパン34の底面の一部の
一次通路の出口端の臨む側と二次通路の出口端の臨む側
との境界部分に、熱交換器2の下部の陵角部9が入り込
むU字状の凹部35を構成する。これにより、凹部35
と陵角部9とにより水封機能を果たす通水連絡部36が
構成され、気密を図りつつドレンの連絡が可能になり、
単一のドレンパン34でドレン排水対策が可能になる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したとおり請求項1の発明によ
れば、小型化でき設置場所に関する制約の少ない熱交換
器を内蔵した換気装置が得られる。
【0030】請求項2の発明によれば、小型化でき設置
場所に関する制約の少ない熱交換器を内蔵した換気装置
が得られる。
【0031】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明にかかる前記効果とともに、通常換気機能
を簡素な構成で付与することができる。
【0032】請求項4の発明によれば、請求項1〜請求
項3までのいずれかにかかる前記効果とともに、換気装
置のメンテナンス性が向上する。
【0033】請求項5の発明によれば、請求項1〜請求
項4までのいずれかにかかる前記効果とともに、換気装
置のドレンの排出に関する配管の施工性が向上する。
【0034】請求項6の発明によれば、請求項1〜請求
項4までのいずれかにかかる前記効果とともに、換気装
置のドレンの処理に関する構成の簡素化が推進できる。
【0035】請求項7の発明によれば、請求項1〜請求
項6までのいずれかにかかる前記効果とともに、換気装
置の施工性が向上し取扱いもし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の換気装置を示す分解斜視図で
ある。
【図2】 実施の形態1の換気装置の機能を示す平面機
能説明図である。
【図3】 実施の形態1の換気装置の機能を示す正面機
能説明図である。
【図4】 実施の形態1のバイパス通路におけるシャッ
タ板の機能を示す説明図である。
【図5】 実施の形態1のバイパス通路におけるシャッ
タ板の機能を示す説明図である。
【図6】 実施の形態1の換気装置の取付状態の一例を
示す側面図である。
【図7】 実施の形態1の換気装置の取付状態の一例を
示す正面図である。
【図8】 実施の形態1の換気装置の各吸込口と各吹出
口の設定可能位置を示す説明図である。
【図9】 実施の形態2の換気装置を示す分解斜視図で
ある。
【図10】 実施の形態3の換気装置の通水連絡部の構
成を示す部分断面図である。
【図11】 従来の空調換気装置の構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 本体ケーシング、 2 熱交換器、 3 排気送風
機、 4 給気送風機、 5 小口、 6 面、 7
面、 8 天板部、 12 排気通路、 13給気通
路、 14 排気吸込口、 16 排気吹出口、 17
給気吸込口、18 給気吹出口、 19 第1のドレ
ンパン、 20 第2のドレンパン、22 バイパス通
路、 25 点検口、 29 送風機部分、 30 熱
交換器部分、 32 フック、 33 クランパー、
34 ドレンパン、 36通水連絡部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次気流を通す複数の一次通路と二次気
    流を通す複数の二次通路とが内部で独立状態のまま交差
    し、前記一次通路の出入口端が対向する二面に開口し、
    前記二次通路の出入口端が他の対向する二面に開口した
    六面体で積層構造の熱交換器を、六面体の箱型に構成し
    た本体ケーシングに対して、その両小口を横方向に向け
    て組込み、この熱交換器の両小口側の前記本体ケーシン
    グ内にそれぞれ送風機を配設し、前記本体ケーシング内
    に排気吸込口を入口端とし、前記熱交換器の前記一次通
    路を経て一方の前記送風機から前記本体ケーシングに設
    けた排気吹出口を出口端とする排気通路と、給気吸込口
    を入口端とし、前記熱交換器の前記二次通路を経て他方
    の前記送風機から前記本体ケーシングに設けた給気吹出
    口を出口端とする給気通路とを全経路について互いに独
    立して形成した換気装置。
  2. 【請求項2】 一次気流を通す複数の一次通路と二次気
    流を通す複数の二次通路とが内部で独立状態のまま交差
    し、前記一次通路の出入口端が対向する二面に開口し、
    前記二次通路の出入口端が他の対向する二面に開口した
    六面体で積層構造の熱交換器を、六面体の箱型に構成し
    た本体ケーシングに対して、その一次通路の入口端の臨
    む面と、その二次通路の入口端が臨む面とが前記本体ケ
    ーシングの天板部に前後に並んで臨むように組込み、前
    記熱交換器の閉止した両小口側の前記本体ケーシング内
    にはそれぞれ送風機を配設し、前記本体ケーシング内に
    排気吸込口を入口端とし、前記熱交換器の前記一次通路
    を経て一方の前記送風機から前記本体ケーシングに設け
    た排気吹出口を出口端とする排気通路と、給気吸込口を
    入口端とし、前記熱交換器の前記二次通路を経て他方の
    前記送風機から前記本体ケーシングに設けた給気吹出口
    を出口端とする給気通路とを全経路について互いに独立
    して形成するとともに、前記給気吹出口、給気吸込口、
    排気吹出口、排気吸込口の全てを本体ケーシングの同一
    面に集合させた換気装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の換気装置
    であって、熱交換器の小口の臨む面と送風機の吸込口と
    の間に、熱交換器を迂回して送風機に連絡する開閉可能
    のバイパス通路を設けた換気装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3までのいずれかに記
    載の換気装置であって、本体ケーシングに各送風機の点
    検口と、熱交換器の点検口とを前後対称に設けた換気装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4までのいずれかに記
    載の換気装置であって、本体ケーシング内の熱交換器の
    下方にその熱交換器の一次通路の出口端の開口する面と
    二次通路の出口端が開口する面とに第1のドレンパンを
    設け、この第1のドレンパンの下方にはこの第1のドレ
    ンパンのドレンを一括して受容し一箇所から排出できる
    第2のドレンパンを設けた換気装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項4までのいずれかに記
    載の換気装置であって、本体ケーシング内の熱交換器の
    下方にその熱交換器の一次通路の出口端の開口する面と
    二次通路の出口端が開口する面とにわたるドレンパンを
    設け、このドレンパンの底面の前記一次通路の出口端の
    臨む側と前記二次通路の出口端の臨む側との境界部分
    に、前記熱交換器の一陵角部の構造とにより水封機能を
    果たす通水連絡部を設けた換気装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6までのいずれかに記
    載の換気装置であって、本体ケーシングを、二つの送風
    機部分と一つの熱交換器部分とに分割して構成し、これ
    らを着脱可能に連結して機能態となるようにした換気装
    置。
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