JPH10334305A - 硬貨入出金機 - Google Patents

硬貨入出金機

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Publication number
JPH10334305A
JPH10334305A JP9142826A JP14282697A JPH10334305A JP H10334305 A JPH10334305 A JP H10334305A JP 9142826 A JP9142826 A JP 9142826A JP 14282697 A JP14282697 A JP 14282697A JP H10334305 A JPH10334305 A JP H10334305A
Authority
JP
Japan
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coin
shutter
upper shutter
coins
control unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9142826A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Takasaki
衛 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Laurel Bank Machine Co Ltd filed Critical Laurel Bank Machine Co Ltd
Priority to JP9142826A priority Critical patent/JPH10334305A/ja
Publication of JPH10334305A publication Critical patent/JPH10334305A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客からの硬貨の受け取りおよび受け渡しを
可能としつつ、顧客から硬貨を受け取る場合における硬
貨以外の異物、ゴミ等の混入の機会を低減することがで
きる硬貨入出金機を提供する。 【解決手段】 制御部が、硬貨の受け入れおよび受け渡
し時以外においては上部シャッタ25および下部シャッ
タ26を共に取引口12を閉塞させる閉塞位置に位置さ
せて、取引口12への異物等の投入を防止する一方、硬
貨の受け渡し時には上部シャッタ25および下部シャッ
タ26を共に取引口12を開放させる開放位置に位置さ
せて、取引口12からの硬貨の一括取り出しを可能と
し、さらに、硬貨の受け入れ時には上部シャッタ25の
みを開放位置に位置させて閉塞位置に位置する下部シャ
ッタ26の硬貨投入孔36を出現させて、該硬貨投入孔
36からのみ硬貨の投入を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等の金融機関
に設置されて硬貨の入出金処理を行う硬貨入出金機に関
する。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関においては、顧客との
取り引きを自動的に行うATM等が設置されており、こ
のATMには、紙幣あるいは硬貨の入出金処理を行うた
めの紙幣入出金機あるいは硬貨入出金機が設けられてい
る。このようなATMに設けられる硬貨入出金機として
は、例えば、特開平5−101253号公報に示される
ものがある。この硬貨入出金機は、顧客との取り引きに
おいて顧客が預け入れるための硬貨を受け入れたり、機
体内から払い出された硬貨を顧客に受け渡すため、これ
ら受入れおよび受け渡しに共有して取引口を一つ有して
いる。また、その取引口には、機体内と機体外とを遮断
・開放する開閉自在なシャッタが設けられており、この
シャッタは顧客との取引内容に応じて自動的に取引口を
開閉し、硬貨の受け入れおよび硬貨の受け渡しの可・不
可状態を切り換えるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなATM等で
使用される硬貨入出金機では、シャッタが取引口を自動
的に全開にすることで、顧客による取引口への多数の硬
貨の一度の投入が可能となっている。しかしながら、こ
のように取引口が多数の硬貨の一度の投入が可能となっ
ていることから、顧客の中には、内容を確認せずに多数
の硬貨を取引口へ投入してしまうことが少なからずあ
り、投入された内容物には硬貨とともに硬貨以外の異物
やゴミ等が混入されてしまうことが多々ある。このよう
な異物あるいはゴミ等が機体内に入り込んでしまうと、
硬貨入出金機の動作不良あるいは故障の原因となってし
まうという問題があった。したがって、本発明の目的
は、顧客からの硬貨の受け取りおよび受け渡しを可能と
しつつ、顧客から硬貨を受け入れる場合における硬貨以
外の異物、ゴミ等の混入の機会を低減することができる
硬貨入出金機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の硬貨入出金機は、硬貨の受
け入れおよび受け渡しを行う取引口と、該取引口を開閉
可能な位置に上下二重に設けられた上部シャッタおよび
下部シャッタとを有し、前記下部シャッタに硬貨投入孔
を形成するとともに、硬貨の受け入れおよび受け渡し時
以外においては前記上部シャッタおよび前記下部シャッ
タを共に前記取引口を閉塞させる閉塞位置に位置させる
一方、硬貨の受け渡し時には前記上部シャッタおよび前
記下部シャッタを共に前記取引口を開放させる開放位置
に位置させ、さらに、硬貨の受け入れ時には前記上部シ
ャッタのみを前記開放位置に位置させて前記閉塞位置に
位置する前記下部シャッタの前記硬貨投入孔を出現させ
る制御部を具備することを特徴としている。これによ
り、制御部が、硬貨の受け入れおよび受け渡し時以外に
おいては上部シャッタおよび下部シャッタを共に取引口
を閉塞させる閉塞位置に位置させて、取引口への異物等
の投入を防止する一方、硬貨の受け渡し時には上部シャ
ッタおよび下部シャッタを共に取引口を開放させる開放
位置に位置させて、取引口からの硬貨の一括取り出しを
可能とし、さらに、硬貨の受け入れ時には上部シャッタ
のみを開放位置に位置させて閉塞位置に位置する下部シ
ャッタの硬貨投入孔を出現させて、該硬貨投入孔からの
み硬貨の投入を可能とする。
【0005】本発明の請求項2記載の硬貨入出金機は、
請求項1記載のものに関し、前記上部シャッタにはこれ
を前記閉塞位置でロックする上部シャッタロック手段が
設けられ、該上部シャッタロック手段とは別に前記下部
シャッタにはこれを前記閉塞位置でロックする下部シャ
ッタロック手段が設けられていることを特徴としてい
る。これにより、硬貨の受け入れおよび受け渡し時以外
においては上部シャッタロック手段で閉塞位置に位置す
る上部シャッタをロックすることで取引口が開放されて
しまうことが防止され、硬貨の受け入れ時においては下
部シャッタロック手段で閉塞位置に位置する下部シャッ
タをロックすることで取引口が開放されてしまうことが
防止される。
【0006】本発明の請求項3記載の硬貨入出金機は、
請求項1または2記載のものに関し、前記硬貨投入孔に
おける硬貨を検知する硬貨検知センサと、硬貨受け入れ
時において前記取引口への硬貨投入完了後に投入完了操
作がなされる操作部とを有し、前記制御部は、前記操作
部で投入完了操作がなされた以後に前記硬貨検知センサ
が前記硬貨投入孔における硬貨を検知していると、異常
ありと判定することを特徴としている。これにより、制
御部は、操作部で投入完了操作がなされた以後に硬貨検
知センサが硬貨投入孔における硬貨を検知していると、
該硬貨投入孔に硬貨が詰っていることになるため、異常
ありと判定する。
【0007】本発明の請求項4記載の硬貨入出金機は、
請求項1乃至3のいずれか一項記載のものに関し、前記
硬貨投入孔における硬貨を検知する硬貨検知センサと、
前記上部シャッタが前記閉塞位置に位置することを検知
する上部シャッタ閉位置検知センサとを有し、前記制御
部は、硬貨受け入れ後、前記上部シャッタ閉位置検知セ
ンサで前記上部シャッタが前記閉塞位置に位置すること
が検知された以後に、前記硬貨検知センサが前記硬貨投
入孔における硬貨を検知していると、異常ありと判定す
ることを特徴としている。これにより、制御部は、硬貨
受け入れ後に、上部シャッタ閉位置検知センサで上部シ
ャッタが閉塞位置に位置することが検知された以後に、
硬貨検知センサが硬貨投入孔における硬貨を検知してい
ると、硬貨投入孔に硬貨が詰っていることになるため、
異常ありと判定する。
【0008】本発明の請求項5記載の硬貨入出金機は、
請求項1乃至4のいずれか一項記載のものに関し、前記
上部シャッタが前記閉塞位置に位置することを検知する
上部シャッタ閉位置検知センサを有し、前記制御部は、
硬貨受け入れ後、前記上部シャッタが前記閉塞位置に位
置するべきタイミングで、前記上部シャッタ閉位置検知
センサで前記上部シャッタが前記閉塞位置に位置するこ
とが検知されない場合に、異常ありと判定することを特
徴としている。これにより、制御部は、硬貨受け入れ後
に、上部シャッタが閉塞位置に位置するべきタイミング
で、上部シャッタ閉位置検知センサで上部シャッタが閉
塞位置に位置することが検知されない場合は、硬貨投入
孔に硬貨が詰っているか、あるいは下部シャッタ上に硬
貨が残留しているかであるため、異常ありと判定する。
【0009】本発明の請求項6記載の硬貨入出金機は、
請求項3乃至5のいずれか一項記載のものに関し、前記
制御部は、異常ありと判定した場合に、前記上部シャッ
タを前記開放位置に向け移動させるとともに、報知手段
により報知させることを特徴としている。これにより、
制御部は、異常ありと判定した場合に、上部シャッタを
開放位置に位置させて異常を排除しやすくするととも
に、報知手段により報知させてその排除を促すことにな
る。
【0010】本発明の請求項7記載の硬貨入出金機は、
請求項3乃至5のいずれか一項記載のものに関し、前記
制御部は、異常ありと判定した場合に、前記上部シャッ
タを前記開放位置に向け移動させた後に、前記下部シャ
ッタを前記開放位置に向け移動させることを特徴として
いる。これにより、制御部は、異常ありと判定した場合
に、上部シャッタを開放位置に向け移動させた後に、下
部シャッタを開放位置に向け移動させることで、下部シ
ャッタの硬貨投入孔に詰った硬貨を移動による振動や取
引口の壁面に当接させることで取引口に落下させること
になるとともに、下部シャッタ上の残留硬貨を上部シャ
ッタで押し出して取引口に落下させる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態による硬
貨入出金機を図1〜図9を参照して以下に説明する。な
お、以下における前後左右は機体におけるものである
(図1に示す矢印Xの方向が前)。図1は、硬貨入出金
機の全体構成を示すもので、機体11の上部前方側に
は、入金硬貨の受け入れ(以下「硬貨の入金」とする)
および出金硬貨の受け渡し(以下「硬貨の出金」とす
る)を行うための取引口12が配設されている。この取
引口12の内側には、その底部を構成するように、入金
硬貨または出金硬貨を収容する取引皿13が左右方向に
沿う水平軸回りに回動自在に設けられている。この取引
皿13の下方には、水平状態で鉛直軸回りに回転駆動さ
れる回転円盤14が設けられており、取引皿13の回動
により落下させられた硬貨を受け入れるようになってい
る。
【0012】回転円盤14の後方には、該回転円盤14
の遠心力で該回転円盤14から図示せぬガイド部材で一
枚ずつに分離されて繰り出される硬貨を搬送する搬送部
15が設けられており、該搬送部15にはその搬送中に
硬貨の直径および材質に基づきその真偽および金種を判
別するとともに計数を行う図示せぬ入金判別計数部が設
けられている。
【0013】ここで、該入金判別計数部で受け入れ可能
と判別された硬貨は下方の一時貯留部17に一時貯留さ
せる一方、受け入れ不能とされた硬貨は該一時貯留部1
7の前側に設けられたリジェクト通路18に落下させ
る。これら一時貯留部17およびリジェクト通路18か
らの硬貨は、出金コンベア19により搬送され、機体1
1の上部後方側に設けられた、水平状態で鉛直軸回りに
回転駆動される回転円盤21に投入される。
【0014】この回転円盤21の側方には、該回転円盤
21の遠心力で該回転円盤21から図示せぬガイド部材
で一枚ずつに分離されて繰り出される硬貨を搬送すると
ともに必要に応じて振り分ける振分搬送部22が設けら
れており、該振分搬送部22にはその搬送中に硬貨の直
径および材質に基づきその金種を判別するとともに計数
を行う図示せぬ出金判別計数部が設けられている。
【0015】そして、一時貯留部17から出金コンベア
19および回転円盤21を介して送られた硬貨は、該出
金判別計数部の判定で金種別に図示せぬ出金筒へ振り分
け収納させられる。他方、リジェクト通路18から出金
コンベア19および回転円盤21を介して送られた硬貨
は、振分搬送部22を介して取引皿13へ返却させるよ
うになっている。さらに、出金筒から繰り出された出金
硬貨も、出金コンベア19から回転円盤21を介して出
金判別計数部に送られ、金種判別および計数が行われた
後に振分搬送部22を介して取引皿13に払い出される
ようになっている。
【0016】取引口12には、その上部開口を開閉可能
な位置に上下二重に上部シャッタ25および下部シャッ
タ26が設けられており、以下にこれらが設けられた取
引口装置10について説明する。図2〜図4に示すよう
に、取引口12の上側の左右方向における一側には、前
後方向に水平延在して摺動軸27が、前後方向に沿って
鉛直立設された機体フレーム28に固定された状態で設
けられている。該摺動軸27には、摺動ブロック30が
摺動自在に支持されており、該摺動ブロック30には、
下部シャッタ26の左右方向における一側の側面が固定
されている。
【0017】取引口12の上側の左右方向における他側
には、前後方向に水平延在して断面コ字状のガイドレー
ル32が、前後方向に沿って鉛直立設された機体フレー
ム33に固定された状態で設けられている。下部シャッ
タ26の左右方向における他側の側面には、左右方向に
軸線を水平配置した状態でガイドローラ34が前後に複
数回転自在に支持されており、該ガイドローラ34は、
ガイドレール32内に配置されその下板部32aに支持
された状態で設けられている。
【0018】そして、下部シャッタ26の中間所定位置
には、少数枚(1〜2枚)の硬貨のみを同時通過させる
ことが可能な大きさの硬貨投入孔36が上下に貫通形成
されている。ここで、硬貨投入孔36は、下部シャッタ
26の面方向に沿う断面が全深さにわたって同じ、前後
に長い略長方形状をなす孔部36aと、該孔部36aの
上側に設けられ、下部シャッタ26の面方向に沿う断面
が上端側となるほど幅広となるよう拡大する略錐形状の
案内部36bとを有している。
【0019】摺動軸27には、摺動ブロック30とは別
にその後側に摺動ブロック38が摺動自在に支持されて
おり、該摺動ブロック38には、下部シャッタ26の上
側に重なり合うよう配置された上部シャッタ25がその
左右方向における一側の下面において固定されている。
該上部シャッタ25の左右方向における他側の端縁部に
は、他の部分より板厚の薄い挿入部39が前後方向に延
在形成されており、該挿入部39が下部シャッタ26の
ガイドローラ34とガイドレール32の上板部32bと
の間に挿入支持されている。
【0020】以上により、摺動ブロック30が摺動軸2
7に、ガイドローラ34がガイドレール32の下板部3
2aおよび上部シャッタ25の挿入部39にそれぞれ案
内されることで下部シャッタ26は前後方向に水平移動
して取引口12を開閉可能とされており、また、摺動ブ
ロック38が摺動軸27に、挿入部39がガイドローラ
34およびガイドレール32の上板部32bにそれぞれ
案内されることで上部シャッタ25は前後方向に水平移
動して取引口12を開閉可能とされている。
【0021】下部シャッタ26の下面には前後方向に延
在してラックギア41が水平に固定されており、また、
上部シャッタ25の摺動ブロック38の下面にも前記ラ
ックギア41の右側にこれと平行してラックギア42が
固定されている。そして、これらラックギア41,42
の下側には機体フレーム28および機体11側に固定さ
れた支持部材44に両側が回転自在に支持されて駆動伝
達軸45が左右方向に水平配置されており、該駆動伝達
軸45には個別のトルクリミッタ46,47が取り付け
られている。左側のトルクリミッタ46にはピニオンギ
ア48が、右側のトルクリミッタ47にはピニオンギア
49がそれぞれ固定されており、ピニオンギア48はラ
ックギア41に、ピニオンギア49はラックギア42に
それぞれ噛み合わされている。
【0022】駆動伝達軸45の支持部材44側には傘歯
車51が固定されており、該傘歯車51には、前後方向
に配置されたモータ52の駆動軸53に固定された傘歯
車54が噛み合わされている。これにより、モータ52
の駆動力で傘歯車54,51を介して駆動伝達軸45が
回転させられ、トルクリミッタ46を介してピニオンギ
ア48が回転することでラック41すなわち下部シャッ
タ26が前後方向に移動し、トルクリミッタ47を介し
てピニオンギア49が回転することでラック42すなわ
ち上部シャッタ25が前後移動する。なお、トルクリミ
ッタ46,47は、それぞれ、駆動伝達軸45とピニオ
ンギア48,49の対応するものとの間のトルクが所定
値を越えるとこれらの間に滑りを生じさせるようになっ
ている。
【0023】ここで、図5に示すように、上部シャッタ
25の後部には、下方に突出する規制部材56が固定さ
れており、この規制部材56で下部シャッタ26は上部
シャッタ25を越えての後方への移動が規制されるよう
になっている。また、上部シャッタ25および下部シャ
ッタ26は取引口12の前ガイド板58に当接すること
で前方への移動限界位置が決められ、後方に設けられた
図示せぬストッパに当接することで後方への移動限界位
置が決められる。なお、上部シャッタ25および下部シ
ャッタ26は、それぞれ前方の移動限界位置に位置する
と取引口12の前ガイド板58に当接し取引口12を閉
塞する位置に位置するため、以下それぞれのこの位置を
閉塞位置と称し、また、それぞれ後方の移動限界位置に
位置すると取引口12の後ガイド板59の位置まで前端
部が移動し取引口12を完全に開放する位置に位置する
ため、以下それぞれのこの位置を開放位置と称する。
【0024】図2に示すように、下部シャッタ26の後
方側には、その前後移動時に他の部材に干渉しない位置
に検知片60が後方に突出するように固定されており、
上部シャッタ25の後方側にも、その前後移動時に他の
部材に干渉しない位置に検知片61が後方に突出するよ
うに固定されている。
【0025】そして、機体11側には、下部シャッタ2
6が開放位置にあるときに検知片60を検出し、該開放
位置より前方にあるときに検知片60を検出することが
ない位置に下部シャッタ開位置検知センサ63が設けら
れており、また上部シャッタ25が開放位置にあるとき
に検知片61を検出し、該開放位置より前方にあるとき
に検知片61を検出することがない位置に上部シャッタ
開位置検知センサ64が設けられていて、さらに上部シ
ャッタ25が閉塞位置にあるときに前記検知片61を検
出し、該閉塞位置より後方にあるときに検知片61を検
出することがない位置に上部シャッタ閉位置検知センサ
65が設けられている。
【0026】ここで、上部シャッタ25および下部シャ
ッタ26が共に閉塞位置にあるとき、下部シャッタ26
の硬貨投入孔36は上部シャッタ25で覆われ外部から
の硬貨投入は不可とされる。また、上部シャッタ25が
開放位置にあり、下部シャッタ26が閉塞位置にあると
き、下部シャッタ26の硬貨投入孔36が出現し外部か
らの硬貨投入が可能とされる。
【0027】図2および図5に示すように、共に閉塞位
置にある上部シャッタ25および下部シャッタ26の後
方には、これらを閉状態に維持する上部シャッタロック
機構(上部シャッタロック手段)67および下部シャッ
タロック機構(下部シャッタロック手段)68が設けら
れている。
【0028】下部シャッタロック機構68は、プランジ
ャ70を前後方向に移動するよう配置させた状態で機体
11側の支持部材71に固定されたソレノイド72と、
該ソレノイド72のプランジャ70の先端の回動軸72
に左右方向の水平軸回りに回動自在に支持されるととも
に、該回動軸72の上側において左右方向に水平延在す
るよう支持部材71に固定された固定軸73に左右方向
の水平軸回りに回動自在に支持された回動部材74と、
該回動部材74の前端に左右方向の水平軸回りに回転自
在となるよう支持された規制ローラ75と、回動部材7
4を規制ローラ75を上側に位置させるよう付勢するバ
ネ材76とを有している。
【0029】そして、ソレノイド72が非駆動状態とさ
れることで、バネ材76の付勢力により規制ローラ75
が上側のロック位置に位置し、このとき閉塞位置に位置
する下部シャッタ26の後面に当接して、該下部シャッ
タ26の後方すなわち開放位置方向の移動を規制する。
他方、ソレノイド72が駆動状態とされることで、プラ
ンジャ70が引き込まれ、バネ材76の付勢力に抗して
回動部材74が規制ローラ75を下側に位置させるよう
固定軸73を中心に回動し、規制ローラ75を下部シャ
ッタ26の移動範囲から退避したロック解除位置に位置
させて、該下部シャッタ26の後方すなわち開放位置方
向の移動を許容する。なお、規制ローラ75は規制部材
56とは左右方向の位置を異ならせて配置されている。
【0030】上部シャッタロック機構67は、プランジ
ャ78を前後方向に移動するよう配置させた状態で機体
11側の支持部材79に前記ソレノイド72と並列する
よう固定されたソレノイド80と、該ソレノイド80の
プランジャ78の先端の回動軸81に左右方向の水平軸
回りに回動自在に支持されるとともに該回動軸81の上
側の前記固定軸73に左右方向の水平軸回りに回動自在
に支持された回動部材82と、該回動部材82の前端に
左右方向の水平軸回りに回転自在となるよう支持された
規制ローラ83と、回動部材82を規制ローラ83を上
側に位置させるよう図5における時計回り方向に付勢す
るバネ材84とを有している。
【0031】そして、ソレノイド80が非駆動状態とさ
れることで、バネ材84の付勢力により規制ローラ83
が上側のロック位置に位置し、このとき閉塞位置に位置
する上部シャッタ25の規制部材56の後面に当接し
て、該上部シャッタ25の後方すなわち開放位置方向の
移動を規制する。他方、ソレノイド80が駆動状態とさ
れることで、プランジャ78が引き込まれ、バネ材84
の付勢力に抗して回動部材82が規制ローラ83を下側
に位置させるよう固定軸73を中心に回動し、規制ロー
ラ83を上部シャッタ25の移動範囲から退避したロッ
ク解除位置に位置させて、該上部シャッタ25の後方す
なわち開放位置方向の移動を許容する。なお、上部シャ
ッタ25の開放位置方向の移動が規制された状態におい
ては、規制部材56により下側シャッタ26の開放位置
方向の移動も規制された状態となる。
【0032】なお、下部シャッタ26用の回動部材74
の上面には、上部シャッタ25用の回動部材82の方向
に延出して該回動部材82の上面に当接可能な延出片8
6が固定されている。この延出片86は、ソレノイド7
2が駆動状態とされかつソレノイド80が非駆動状態と
された状態においても、回動部材74がソレノイド72
の駆動力で規制ローラ75をロック解除位置に位置する
よう回動させられることで、回動部材82を連れ回りさ
せて規制ローラ83をロック解除位置に位置するよう回
動させる。また、この状態からソレノイド72が非駆動
状態とされると、回動部材74がバネ材76の付勢力で
規制ローラ75をロック位置に位置するよう回動させら
れることで、回動部材82をバネ材84の付勢力で連れ
回りさせて規制ローラ83をロック位置に位置するよう
回動させる。
【0033】上部シャッタ25用の回動部材82の下側
には、規制ローラ83をロック解除位置に位置させた状
態の回動部材82を検出し、規制ローラ83をロック位
置に位置させた状態の回動部材82を検出しない位置に
回動部材位置検知センサ87が設けられている。加え
て、閉塞位置に位置する下部シャッタ26の硬貨投入孔
36の下側には、該硬貨投入孔36に詰った硬貨の有
無、および該硬貨投入孔36を通過する硬貨を検出可能
な硬貨検知センサ88が設けられている。
【0034】そして、図8に示すように、上記した下部
シャッタ開位置検知センサ63、上部シャッタ開位置検
知センサ64、上部シャッタ閉位置検知センサ65、回
動部材位置検知センサ87および硬貨検知センサ88
は、シャッタ駆動制御部90に接続されており、該シャ
ッタ駆動制御部90は、これらセンサ63〜65,8
7,88からの信号および硬貨入出金機の全体を制御す
る全体制御部91からの開閉指令信号に基づいて、ソレ
ノイド72,80およびモータ52の駆動を制御する。
【0035】次に、以上のような構成の硬貨入出金機の
シャッタ駆動制御部90による取引口の開閉作動につい
て各状態別に説明する。 「待機時」顧客との取引において、顧客によって投入さ
れる硬貨の入金および顧客への硬貨の出金のいずれも実
行されていない待機時においては、シャッタ駆動制御部
90は、モータ52およびソレノイド72,80を駆動
せず、下部シャッタ26および上部シャッタ25を共に
閉塞位置に位置させ、下部シャッタロック機構68の規
制ローラ75と上部シャッタロック機構67の規制ロー
ラ83とをバネ材76,84の付勢力で共に上側のロッ
ク位置に位置させて下部シャッタ26および上部シャッ
タ25を閉塞位置にロックし、その開放位置方向への移
動を規制する(図5に示す状態)。
【0036】「硬貨の出金時」機体11の内部(取引皿
13を含まないこれより内側、以下同)からの出金処理
において、取引皿13へ硬貨の払い出しが完了すると全
体制御部91から出金開指令信号が出力され、これを受
けるとシャッタ駆動制御部90は、下部シャッタロック
機構68のソレノイド72のみを駆動し、回動部材74
を回動させるとともに、延出片86により上部シャッタ
ロック機構67の回動部材82をも回動させる。これに
より、両規制ローラ75,83を共にロック解除位置に
位置させる。
【0037】そして、これら規制ローラ75,83が共
にロック解除位置に位置したことを回動部材82の回動
部材位置検知センサ87による検出で確認すると、シャ
ッタ駆動制御部90は、モータ52を正回転方向に駆動
して、傘歯車54,51、駆動伝達軸45、トルクリミ
ッタ46,47およびピニオンギア48,49を介して
ラックギア41,42すなわち下部シャッタ26および
上部シャッタ25を一体に開放位置方向に移動させる。
そして、これら下部シャッタ26および上部シャッタ2
5が開放位置に至ったことを、両検知片60,61が共
に下部シャッタ開位置検知センサ63および上部シャッ
タ開位置検知センサ64で検知されることで判定する
と、シャッタ駆動制御部90は、ソレノイド72は駆動
状態のままモータ52の駆動を停止させる(図6に示す
状態)。なお、このとき、下部シャッタ26および上部
シャッタ25は一体に移動するため、検知片60,61
のいずれか一方の開位置検知センサ63,64の対応す
る一方による検出でモータ52の駆動を停止させてもよ
い。
【0038】このようにして上部シャッタ25および下
部シャッタ26が開放位置に位置した状態で、完全に開
放された取引口12の取引皿13から硬貨の取り出しが
可能となる。そして、開放された取引口12の取引皿1
3から硬貨が取り出されたことを、取引皿13に設けら
れた図示せぬセンサによる検出、あるいは顧客による図
示せぬ操作部を介しての取り出し確認操作の実行により
判断すると、全体制御部91は出金閉指令信号を出力
し、これを受けるとシャッタ駆動制御部90は、ソレノ
イド72は駆動状態のままモータ52を逆回転方向に駆
動して、下部シャッタ26および上部シャッタ25を一
体に閉塞位置方向に移動させる。そして、これら下部シ
ャッタ26および上部シャッタ25が閉塞位置に至った
ことを、検知片61が上部シャッタ閉位置検知センサ6
5で検知されることで判定すると、モータ52の駆動を
停止させるとともに、ソレノイド72の駆動も停止させ
て、下部シャッタ26および上部シャッタ25を閉塞位
置にロックさせる。
【0039】「硬貨の入金時」硬貨の入金時は、図9に
示すフローチャートに基づいて制御が行われるため、以
下、このフローチャートを参照して説明する。入金等の
処理において、機体11の内部の入金処理が可能な状態
になって全体制御部91から入金開指令信号が出力さ
れ、これを受けるとシャッタ駆動制御部90は、上部シ
ャッタロック機構67のソレノイド80のみを駆動し、
回動部材82を回動させる。これにより、規制ローラ8
3のみをロック解除位置に位置させる。
【0040】そして、この規制ローラ83のみがロック
解除位置に位置したことをその後の回動部材82の回動
部材位置検知センサ87による検出で確認すると、モー
タ52を正回転方向に駆動して、傘歯車54,51、駆
動伝達軸45、トルクリミッタ46,47およびピニオ
ンギア48,49を介してラックギア41,42すなわ
ち下部シャッタ26および上部シャッタ25を一体に開
放位置方向に移動させるよう駆動する。
【0041】このとき、下部シャッタ26は、下部シャ
ッタロック機構68の規制ローラ75がロック位置にあ
るため移動できず、よって、規制ローラ83がロック解
除位置に位置している上部シャッタ25のみが、開放位
置方向に移動する。ここで、移動できない下部シャッタ
26側においては、トルクリミッタ46が駆動伝達軸4
5とピニオンギア48との間に滑りを生じさせることで
駆動系にかかる負荷を吸収してその損傷を防止する。
【0042】そして、上部シャッタ25が開放位置に至
ったことを、検知片61が上部シャッタ開位置検知セン
サ64で検知されることで判定すると、ソレノイド80
は駆動状態のままモータ52の駆動を停止させる(以
上、ステップSP1)。このようにして上部シャッタ2
5のみが開放位置に位置した図7に示す状態となると、
硬貨投入孔36が出現し、この硬貨投入孔36からの硬
貨Cの投入が可能となる。
【0043】顧客が硬貨投入孔36から硬貨の投入を終
えて、投入完了操作を図示せぬ操作部を介して実行する
と、全体制御部91は入金閉指令信号を出力し、これを
受けるとシャッタ駆動制御部90は、投入が完了したと
判定して(ステップSP2)、ソレノイド80は駆動状
態のままモータ52を逆回転方向に駆動して、上部シャ
ッタ25を閉塞位置方向へ移動させる(ステップSP
3)。なお、全体制御部91の入金閉指令信号の出力
は、顧客が投入完了操作を行うことで出力させるのでは
なく、取引皿13に設けられた図示せぬセンサが硬貨を
検出してから予め設定された所定時間の経過後に出力さ
せたり、あるいはこれらを組み合わせていずれか早い方
で出力させることも可能である。
【0044】その後、シャッタ駆動制御部90は、例え
ば全体制御部91の入金閉指令信号を受けてから、上部
シャッタ25が閉塞位置に至るに十分な設定時間の経過
後に、検知片61が上部シャッタ閉位置検知センサ65
で検知されたか否かを判定する(ステップSP4)。
【0045】そして、この時点で検知片61が上部シャ
ッタ閉位置検知センサ65で検知されていない場合、硬
貨投入孔36で硬貨詰りの異常が発生して上部シャッタ
25の移動が該硬貨により途中で停止されているか、あ
るいは下部シャッタ26上に残留硬貨ありの異常が生じ
て上部シャッタ25の移動が該残留硬貨により途中で停
止されていると判定して、モータ52を正回転方向に駆
動して、上部シャッタ25を開放位置方向へ移動させ
る。そして、上部シャッタ25が開放位置に至ったこと
を、検知片61が上部シャッタ開位置検知センサ64で
検知されることで判定すると、ソレノイド80は駆動状
態のままモータ52の駆動を停止させる(ステップSP
5)。
【0046】次に、一旦上部シャッタロック機構67の
ソレノイド80の駆動を停止した後に、下部シャッタロ
ック機構68のソレノイド72のみを駆動し、回動部材
74を回動させるとともに延出片86により上部シャッ
タロック機構67の回動部材82をも回動させる。これ
により、両規制ローラ75,83を共にロック解除位置
に位置させる。
【0047】これら規制ローラ75,83が共にロック
解除位置に位置したことをその後の回動部材82の回動
部材位置検知センサ87による検出で確認すると、モー
タ52を正回転方向に駆動して、下部シャッタ26を開
放位置方向に移動させる。そして、該下部シャッタ26
が開放位置に至ったことを、検知片60が下部シャッタ
開位置検知センサ63で検知されることで判定すると、
ソレノイド72は駆動状態のままモータ52の駆動を停
止させる(ステップSP6)。
【0048】硬貨投入孔36に硬貨詰りの異常があった
場合に、この下部シャッタ26の開放位置方向への移動
で、その振動により詰った硬貨が落下し、あるいは移動
時に取引口12の後ガイド板59上を硬貨投入孔36が
前後に通過することで、詰った硬貨がこの後ガイド板5
9に接触して硬貨投入孔36から外れて落下し、このよ
うにして硬貨詰りが解消されるとともに、詰った硬貨が
取引口12に落下して既に取引口12に投入されていた
硬貨と一緒になってその後の処理が行われる。
【0049】また、下部シャッタ26の上に残留硬貨が
あるという異常が生じた場合にも、この下部シャッタ2
6の開放位置方向への移動で、下部シャッタ26上の残
留硬貨が上部シャッタ25に押し出されて下部シャッタ
26の前端部から取引口12内に落下し、このようにし
て残留硬貨が既に取引口12に投入されていた硬貨と一
緒になってその後の処理が行われる。
【0050】なお、上記においては、後ガイド板59の
位置を開放状態にある上部シャッタ25の前端部の位置
と一致させているが、後ガイド板59を開放位置にある
上部シャッタ25の前端部より前方に配置することも可
能である。この場合、移動時に後ガイド板59の上を硬
貨投入孔36が前後に通過する際に、詰った硬貨を硬貨
投入孔36から後ガイド板59により下部シャッタ26
の上に押し出させ、このようにして下部シャッタ26の
上に出された硬貨を、その後の下部シャッタ26の移動
で上部シャッタ25で下部シャッタ26の前端部から押
し出させて取引口12内に落下させ、既に取引口12に
投入されていた硬貨と一緒にしてその後の処理を行わせ
ることになる。このように構成すれば、硬貨詰りをより
高い確率で解消させることができる。
【0051】ステップSP6の後、シャッタ駆動制御部
90は、ソレノイド72は駆動状態のままモータ52を
逆回転方向に駆動して、上部シャッタ25および下部シ
ャッタ26を共に閉塞位置方向へ移動させる。そして、
これら下部シャッタ26および上部シャッタ25が閉塞
位置に至ったことを、検知片61が上部シャッタ閉位置
検知センサ65で検知されることで判定すると、モータ
52の駆動を停止させるとともに、ソレノイド72の駆
動も停止させて、下部シャッタ26および上部シャッタ
25を閉塞位置にロックさせる(ステップSP7)。
【0052】他方、ステップSP2,SP3の後、上部
シャッタ25が閉塞位置に至るに十分な設定時間に経過
後に、ステップS4で検知片61が上部シャッタ閉位置
検知センサ65で検知されたと判定した場合、それ以後
に、シャッタ駆動制御部90は、硬貨検知センサ88に
より硬貨が検出されているか否かを判定する(ステップ
SP8)。硬貨検知センサ88により硬貨が検出されて
いる場合、上部シャッタ25は閉塞位置に位置できたも
のの硬貨投入孔36に硬貨詰りの異常が生じているた
め、ステップSP5に進んで、上記と同様にして硬貨詰
りを解消させる。他方、硬貨検知センサ88により硬貨
が検出されていない場合、正常に硬貨が投入されたとし
て、全体制御部91にその旨の信号を出力する。この信
号を受けて全体制御部91では取引皿13から硬貨の機
体11の内部への取込を開始させ、機体11の内部にお
ける入金処理を行う。なお、硬貨投入孔36の硬貨詰り
および下部シャッタ26上の硬貨残留の異常がない場合
には、当然のことながら、上記ステップSP1〜SP3
による上部シャッタ25の閉塞位置〜開放位置〜閉塞位
置の一往復動のみが実行される。
【0053】上記実施の形態においては、硬貨投入孔3
6の硬貨詰りあるいは下部シャッタ26上の硬貨残留の
異常がある場合に、自動的に下部シャッタ26を開放方
向への移動させこれらの異常を解消させて硬貨を回収す
る場合を例にとり説明したが、これらの異常がある場合
に該異常を顧客に知らせるようにしてもよい。
【0054】すなわち、ステップSP2において硬貨の
投入が完了して図示せぬ操作部で投入完了操作が顧客に
よりなされた以後、具体的には操作部で投入完了操作が
顧客によりなされた時点で硬貨検知センサ88が硬貨を
検知している場合、ステップSP4の判断がNOとなっ
た場合およびステップSP8の判断がYESとなった場
合に、全体制御部91に向け硬貨詰りあるいは硬貨残留
の異常がある旨を示す信号を出力させ、該全体制御部9
1により図示せぬ報知手段で警報発生あるいはアラーム
表示等を行い顧客に知らせる。なお、この場合には、後
の作業のため上部シャッタ25を一旦開放位置に移動さ
せて待機させる。そして、顧客が手作業により硬貨詰り
あるいは硬貨残留を解消させた後、再び投入完了操作を
図示せぬ操作部を介して実行すると、シャッタ駆動制御
部90はステップSP3を実行させてモータ52の逆回
転駆動により上部シャッタ25を閉塞位置に戻させる。
このような制御を行う場合、ステップSP5〜SP7は
不要となる。
【0055】また、上記実施の形態においては、ステッ
プSP6を実行しても硬貨詰りあるいは硬貨残留が解消
されず、下部シャッタ26が開放位置まで移動せず途中
で停止してしまう場合も考えられるため、ステップSP
6で下部シャッタ26の開放位置方向への移動開始後、
開放位置に至るのに十分な時間(予め設定される)が経
過した後に、検知片60が下部シャッタ開位置検知セン
サ63で検知されず下部シャッタ26が開放位置に至っ
たと判定されない場合に、モータ52の駆動を停止させ
るとともに全体制御部91に向け硬貨詰りあるいは硬貨
残留の異常がある旨を示す信号を出力させ、該全体制御
部91により図示せぬ報知手段で警報発生あるいはアラ
ーム表示等を行い顧客に知らせることもできる。
【0056】さらに、上記実施の形態においては、ステ
ップSP4〜SP7により、上部シャッタ25が1回で
閉塞位置に位置しないと、直ちに下部シャッタ26を開
放位置方向に移動させるようにしているが、下部シャッ
タ26を開放位置方向に移動させる前に上部シャッタ2
5の開閉動作を複数回繰り返すようにしてもよい。な
お、以上において述べた全体制御部91は、硬貨入出金
機が単体で使用される場合には該硬貨入出金機全体を制
御するものであり、ATM等のように複数の異なる機器
が複合されたものは、これらを統括して制御するもので
ある。
【0057】以上のように、上記硬貨入出金機の取引口
装置10によれば、シャッタ駆動制御部90が、硬貨の
入金および出金時以外においては上部シャッタ25およ
び下部シャッタ26を共に閉塞位置に位置させて、取引
口12への異物等の投入を防止する一方、硬貨の出金時
には上部シャッタ25および下部シャッタ26を共に開
放位置に位置させて、取引口12からの硬貨の一括取り
出しを可能とし、さらに、硬貨の入金時には上部シャッ
タ25のみを開放位置に位置させて閉塞位置に位置する
下部シャッタ26の硬貨投入孔36を外に出現させて、
該硬貨投入孔36からのみ硬貨の投入を可能とする。
【0058】したがって、硬貨の入金時に、顧客は、下
部シャッタ26の硬貨投入孔36から硬貨を投入させる
ことになるため、多数の硬貨を取引口12へ投入する場
合にも硬貨投入孔36へ投入可能な数枚ずつに分けて繰
り返し投入することになり、このような多量の硬貨から
の数枚ずつへの持ち替えの際に硬貨以外の異物やゴミを
認識することになる。よって、このような硬貨以外の異
物、ゴミ等を別途投棄させることができ、その混入の機
会を低減することができる。
【0059】また、硬貨の出金および入金時以外におい
ては上部シャッタロック機構67で閉塞位置に位置する
上部シャッタ25(および下部シャッタ26)をロック
することで取引口12が開放されてしまうことを防止
し、硬貨の受け入れ時においては下部シャッタロック機
構68で閉塞位置に位置する下部シャッタ26をロック
することで取引口12が開放されてしまうことを防止す
る。したがって、硬貨の出金および入金時以外と硬貨の
入金時の状況下において取引口12が無理に開放されて
しまうことがないため、これらの状況下において無理に
取引口12が開けられて多数の硬貨が異物等とともに一
度に投入されてしまうことを防止できる。
【0060】また、シャッタ駆動制御部90は、硬貨の
取引口12への投入後に、上部シャッタ閉位置検知セン
サ65で上部シャッタ25が閉塞位置に位置することが
検知された以後に、硬貨検知センサ88が硬貨投入孔3
6における硬貨を検知していると、硬貨投入孔36に硬
貨が詰っていることになるため、異常ありと判定する。
したがって、硬貨投入孔36に硬貨が詰ったまま、すな
わち投入された硬貨が不足した状態で機体11の内部に
残りの硬貨のみ取り込んでしまうことを防止することが
できる。
【0061】加えて、シャッタ駆動制御部90は、硬貨
の取引口12への投入後に、上部シャッタ25が閉塞位
置に位置するべきタイミングで、上部シャッタ閉位置検
知センサ65で上部シャッタ25が閉塞位置に位置する
ことが検知されない場合は、硬貨投入孔36に硬貨が詰
っているか、あるいは下部シャッタ26上に硬貨が残留
しているかであるため、異常ありと判定する。したがっ
て、硬貨投入孔36に硬貨が詰ったままあるいは下部シ
ャッタ26上に硬貨が残留したまま、すなわち投入され
た硬貨が不足した状態で機体11の内部に残りの硬貨の
み取り込んでしまうことを防止することができる。
【0062】加えて、シャッタ駆動制御部90は、異常
ありと判定した場合に、上部シャッタ25を開放位置に
向け移動させた後に、下部シャッタ26を開放位置に向
け移動させることで、下部シャッタ26の硬貨投入孔3
6に詰った硬貨を移動による振動や取引口12の後ガイ
ド板59に当接させることで取引口12に落下させるこ
とになるとともに、下部シャッタ26上の残留硬貨を上
部シャッタ25で押し出して取引口12に落下させる。
したがって、自動的に異常を排除することができる。
【0063】さらに、モータ52から上部シャッタ25
および下部シャッタ26への駆動力の伝達系にトルクリ
ミッタ46,47を設けているため、モータ52の駆動
中に硬貨詰り等で上部シャッタ25あるいは下部シャッ
タ26が移動しない状態が生じても、負荷を吸収するこ
とができ、よって駆動系を損傷してしまうことを防止す
ることができる。
【0064】なお、上述したように、シャッタ駆動制御
部90は、ステップSP2において図示せぬ操作部で投
入完了操作がなされた以後のタイミングで硬貨検知セン
サ88が硬貨投入孔36における硬貨を検知している
と、該硬貨投入孔36に硬貨が詰っていることになるた
め、異常ありと判定するようにしてもよい。このように
構成しても、硬貨投入孔36に硬貨が詰ったまま、すな
わち投入された硬貨が不足した状態で機体11の内部に
残りの硬貨のみ取り込んでしまうことを防止することが
できる。
【0065】また、シャッタ駆動制御部90は、異常あ
りと判定した場合に、上記のように上部シャッタ25を
開放位置に移動させた後に下部シャッタを開放位置に向
け移動させるのではなく、上部シャッタ25を開放位置
に位置させて異常を排除しやすくするとともに、警報発
生あるいはアラーム表示等の報知手段により報知させて
その排除を促すようにしてもよい。この場合、自動では
なく顧客による手動で異常を排除させることになるが、
報知によりその排除を即座に行わせることができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の硬貨入出金機によれば、制御部が、硬貨の受け入
れおよび受け渡し時以外においては上部シャッタおよび
下部シャッタを共に取引口を閉塞させる閉塞位置に位置
させて、取引口への異物等の投入を防止する一方、硬貨
の受け渡し時には上部シャッタおよび下部シャッタを共
に取引口を開放させる開放位置に位置させて、取引口か
らの硬貨の一括取り出しを可能とし、さらに、硬貨の受
け入れ時には上部シャッタのみを開放位置に位置させて
閉塞位置に位置する下部シャッタの硬貨投入孔を出現さ
せて、該硬貨投入孔からのみ硬貨の投入を可能とする。
したがって、硬貨の受け入れ時に、顧客は、下部シャッ
タの硬貨投入孔から硬貨を投入させることになるため、
多数の硬貨を取引口へ投入する場合にも硬貨投入孔へ投
入可能な数枚ずつに分けて繰り返し投入することにな
り、このような多量の硬貨からの数枚ずつへの持ち替え
の際に硬貨以外の異物やゴミを認識することになる。よ
って、このような硬貨以外の異物、ゴミ等を別途投棄さ
せることができ、その混入の機会を低減することができ
る。
【0067】本発明の請求項2記載の硬貨入出金機によ
れば、硬貨の受け入れおよび受け渡し時以外においては
上部シャッタロック手段で閉塞位置に位置する上部シャ
ッタをロックすることで取引口が開放されてしまうこと
が防止され、硬貨の受け入れ時においては下部シャッタ
ロック手段で閉塞位置に位置する下部シャッタをロック
することで取引口が開放されてしまうことが防止され
る。したがって、硬貨の受け入れおよび受け渡し時以外
と硬貨の受け入れ時の状況下においても取引口が開放さ
れてしまうことがないため、これらの状況下において無
理に取引口が開けられて多数の硬貨が一度に異物と共に
投入されてしまうことを防止できる。
【0068】本発明の請求項3記載の硬貨入出金機によ
れば、制御部は、操作部で投入完了操作がなされた以後
に硬貨検知センサが硬貨投入孔における硬貨を検知して
いると、該硬貨投入孔に硬貨が詰っていることになるた
め、異常ありと判定する。したがって、硬貨投入孔に硬
貨が詰ったまま、すなわち投入された硬貨が不足した状
態で機体内に残りの硬貨のみ取り込んでしまうことを防
止することができる。
【0069】本発明の請求項4記載の硬貨入出金機によ
れば、制御部は、硬貨受け入れ後に、上部シャッタ閉位
置検知センサで上部シャッタが閉塞位置に位置すること
が検知された状態で、硬貨検知センサが硬貨投入孔にお
ける硬貨を検知していると、硬貨投入孔に硬貨が詰って
いることになるため、異常ありと判定する。したがっ
て、硬貨投入孔に硬貨が詰ったまま、すなわち投入され
た硬貨が不足した状態で機体内に残りの硬貨のみ取り込
んでしまうことを防止することができる。
【0070】本発明の請求項5記載の硬貨入出金機によ
れば、制御部は、硬貨受け入れ後に、上部シャッタが閉
塞位置に位置するべきタイミングで、上部シャッタ閉位
置検知センサで上部シャッタが閉塞位置に位置すること
が検知されない場合は、硬貨投入孔に硬貨が詰っている
か、あるいは下部シャッタ上に硬貨が残留しているかで
あるため、異常ありと判定する。したがって、硬貨投入
孔に硬貨が詰ったままあるいは下部シャッタ上に硬貨が
残留したまま、すなわち投入された硬貨が不足した状態
で機体内に残りの硬貨のみ取り込んでしまうことを防止
することができる。
【0071】本発明の請求項6記載の硬貨入出金機によ
れば、制御部は、異常ありと判定した場合に、上部シャ
ッタを開放位置に位置させて異常を排除しやすくすると
ともに、報知手段により報知させてその排除を促すこと
になる。したがって、即座に例えば顧客により異常を排
除させることができる。
【0072】本発明の請求項7記載の硬貨入出金機によ
れば、制御部は、異常ありと判定した場合に、上部シャ
ッタを開放位置に向け移動させた後に、下部シャッタを
開放位置に向け移動させることで、下部シャッタの硬貨
投入孔に詰った硬貨を移動による振動や取引口の壁面に
当接させることで取引口に落下させることになるととも
に、下部シャッタ上の残留硬貨を上部シャッタで押し出
して取引口に落下させる。したがって、自動的に異常を
排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態による硬貨入出金機
の全体構成を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一の実施の形態による硬貨入出金機
の取引口装置を示す平面図である。
【図3】 図2におけるA−A線に沿う断面矢視図であ
る。
【図4】 図2におけるB−B線に沿う断面矢視図であ
る。
【図5】 図2におけるC−C線に沿う断面矢視図であ
って、上部シャッタおよび下部シャッタが共に閉塞位置
に位置する状態を示すものである。
【図6】 図2におけるC−C線に沿う断面矢視図であ
って、上部シャッタおよび下部シャッタが共に開放位置
に位置する状態を示すものである。
【図7】 図2におけるC−C線に沿う断面矢視図であ
って、上部シャッタが開放位置に位置し下部シャッタが
閉塞位置に位置する状態を示すものである。
【図8】 本発明の一の実施の形態による硬貨入出金機
の制御系のブロック図である。
【図9】 本発明の一の実施の形態による硬貨入出金機
のシャッタ駆動制御部の硬貨受け入れ時の制御内容を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
12 取引口 25 上部シャッタ 26 下部シャッタ 36 硬貨投入孔 65 上部シャッタ閉位置検知センサ 67 上部シャッタロック機構 68 下部シャッタロック機構 88 硬貨検知センサ 90 シャッタ駆動制御部(制御部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨の受け入れおよび受け渡しを行う取
    引口と、 該取引口を開閉可能な位置に上下二重に設けられた上部
    シャッタおよび下部シャッタとを有し、 前記下部シャッタに硬貨投入孔を形成するとともに、 硬貨の受け入れおよび受け渡し時以外においては前記上
    部シャッタおよび前記下部シャッタを共に前記取引口を
    閉塞させる閉塞位置に位置させる一方、硬貨の受け渡し
    時には前記上部シャッタおよび前記下部シャッタを共に
    前記取引口を開放させる開放位置に位置させ、さらに、
    硬貨の受け入れ時には前記上部シャッタのみを前記開放
    位置に位置させて前記閉塞位置に位置する前記下部シャ
    ッタの前記硬貨投入孔を出現させる制御部を具備するこ
    とを特徴とする硬貨入出金機。
  2. 【請求項2】 前記上部シャッタにはこれを前記閉塞位
    置でロックする上部シャッタロック手段が設けられ、該
    上部シャッタロック手段とは別に前記下部シャッタには
    これを前記閉塞位置でロックする下部シャッタロック手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の硬
    貨入出金機。
  3. 【請求項3】 前記硬貨投入孔における硬貨を検知する
    硬貨検知センサと、 硬貨受け入れ時において前記取引口への硬貨投入完了後
    に投入完了操作がなされる操作部とを有し、 前記制御部は、前記操作部で投入完了操作がなされた以
    後に前記硬貨検知センサが前記硬貨投入孔における硬貨
    を検知していると、異常ありと判定することを特徴とす
    る請求項1または2記載の硬貨入出金機。
  4. 【請求項4】 前記硬貨投入孔における硬貨を検知する
    硬貨検知センサと、 前記上部シャッタが前記閉塞位置に位置することを検知
    する上部シャッタ閉位置検知センサとを有し、 前記制御部は、硬貨受け入れ後、前記上部シャッタ閉位
    置検知センサで前記上部シャッタが前記閉塞位置に位置
    することが検知された以後に、前記硬貨検知センサが前
    記硬貨投入孔における硬貨を検知していると、異常あり
    と判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    一項記載の硬貨入出金機。
  5. 【請求項5】 前記上部シャッタが前記閉塞位置に位置
    することを検知する上部シャッタ閉位置検知センサを有
    し、 前記制御部は、硬貨受け入れ後、前記上部シャッタが前
    記閉塞位置に位置するべきタイミングで、前記上部シャ
    ッタ閉位置検知センサで前記上部シャッタが前記閉塞位
    置に位置することが検知されない場合に、異常ありと判
    定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項
    記載の硬貨入出金機。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、異常ありと判定した場合
    に、前記上部シャッタを前記開放位置に向け移動させる
    とともに、報知手段により報知させることを特徴とする
    請求項3乃至5のいずれか一項記載の硬貨入出金機。
  7. 【請求項7】 前記制御部は、異常ありと判定した場合
    に、前記上部シャッタを前記開放位置に向け移動させた
    後に、前記下部シャッタを前記開放位置に向け移動させ
    ることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項記載
    の硬貨入出金機。
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