JP2010072796A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入金取引時に入金口シャッタを開いてから一定時間内に入金口から顧客により硬貨が投入されない場合、入金口シャッタを閉じると共に、出金口シャッタを一度開いて閉じた後、制御部7が出金口内の硬貨の存在を検知するセンサの出力に基づいて出金口内に硬貨があると判断した場合、その硬貨を硬貨入出金部6に取込み、金種鑑別、計数を行って入金処理する。
【選択図】図1
Description
この装置は入金硬貨及び出金硬貨を集積するホッパの入出金口にシャッタを設け、このシャッタに所定枚数の硬貨の通過が可能なスリットを設けて、入金取引時にシャッタを閉じたままスリットから硬貨をホッパ内に投入させるようにしている。
図において1は金融機関の営業店等に設置されたATMで、カード処理部2、音声案内部3、通帳処理部4、紙幣入出金部5、硬貨入出金部6、操作表示部8、メモリ部(記憶部)9、インターフェース10、図示しない監視用のタイマ及びこれらを制御する制御部7を備えている。
これらカード挿入受取り口2a、通帳挿入受取口4a、紙幣入出金口5a、硬貨入出金口6aは、カード処理部2、通帳処理部4、紙幣入出金部5、硬貨入出金部6と対応して配置されており、カード処理部2はカード挿入受取り口2aから挿入される顧客のカードに対してデータの読取及び書込みを行い、通帳処理部4は通帳挿入受取口4aから挿入される顧客の通帳の印字欄に取引内容や未記帳データ等の印字を行うものとなっている。
操作表示部8は顧客の操作を誘導するメッセージを配した画面や各種の入力キーを表示し、その入力キーをタッチパネル上から指で押下することにより、入力キーに定義された情報を入力できるものとなっていて、入力された情報の表示等も行うようになっている。
制御部7は、メモリ部9に格納されている制御プログラムに基づいてカード処理部2、音声案内部3、通帳処理部4、紙幣入出金部5、硬貨入出金部6、操作表示部8等を制御すると共に、メモリ部9に格納されている画面を随時操作表示部8に表示して各種の取引を遂行する機能を有しており、その遂行に当たっては、インターフェース10を介して上位装置である図示しないホストコンピュータと通信を行い、必要な情報の授受を行うものとなっている。
図4及び図5はシャッタの動作を示す斜視図で、図4はシャッタ13、14、15を閉じた状態、図5は出金口シャッタ14と入出金口シャッタ15を開いた状態を示している。
図7は上述した構成を有する実施例の作用を示すフローチャートで、この図にSで示したステップに従って作用を説明する。
尚、以下に説明する各部の動作は、図示しないメモリ部9に格納されたプログラムに基づいて制御部7により制御されるものとし、制御部7による動作については特に必要な場合を除いて説明を省略する。
顧客がカード挿入受取口2aまたは通帳挿入受取口4aにキャッシュカードまたは通帳を挿入すると、そのキャッシュカードまたは通帳をカード処理部2または通帳処理部4が取込んで、キャッシュカードまたは通帳の磁気ストライプ等から顧客の口座情報を読取り、制御部7はその口座情報をメモリ9に記憶すると共に、ホストコンピュータに送って口座の確認を依頼する。
また硬貨については、硬貨入金口11の入金口シャッタ13を開いて(S6)、硬貨投入待ちになる(S7)
紙幣は一括投入が可能であり、顧客が入金紙幣を紙幣入出金口5aに投入すると、紙幣入出金口5aのシャッタを閉じ(S8)、紙幣入出金部5で紙幣を1枚ずつ分離し、順次金種鑑別、計数を行って金種毎に一時集積部に集積する(S9)。
一方、硬貨は硬貨入金口11の大きさから投入枚数が制限されるので、入金硬貨の枚数が多い場合は、複数回に分けての投入になる。
顧客が硬貨入金口11から硬貨を投入すると、投入された硬貨を硬貨処理部6で1枚ずつ分離し、順次金種鑑別、計数を行って金種毎に一時集積部に集積する(S10)。
「投入終了」ボタンが押下されない場合、制御部7は硬貨の投入が終了していないと判断して、再び硬貨投入待ちとなり(S12)、顧客が硬貨入金口11から硬貨を投入すると、投入された硬貨を硬貨処理部6で1枚ずつ分離し、順次金種鑑別、計数を行なって(S13)、金種毎に一時集積部に集積し、その際も操作表示部8に計数中である旨の案内画面を表示する。
一方、前記S7で硬貨の投入が行われていないと判断すると、制御部7は紙幣処理が入金処理に移行済みかどうかを判断し(S15)、移行済みでない場合はS7に戻り、S7からの処理を繰返す。
監視タイマが起動済みの場合、制御部7はタイムアウトか動かを判断して(S18)、タイムアウトでない場合はS7に戻り、S7からの処理を繰返す。
硬貨が硬貨入金口11に投入されないまま予め設定した所定時間が経過してタイムアウトになった場合、入金口シャッタ13を閉じ(S19)、次に出金口シャッタ14を一度開き(S20)、それから出金口シャッタ14閉じる(S21)。
また、硬貨がないと判断した場合は、そのまま入金処理(S25)に移行する。
入金処理(S25)では、紙幣及び硬貨の計数結果を操作表示部8に画面表示して入金金額の確認を顧客に促し、表示画面中の「確認」ボタンを顧客が押下すると、紙幣入出金部5の一時集積部に集積した紙幣を金種別に紙幣収納部に収納すると共に硬貨入出金部6一時集積部に集積した硬貨を金種別に硬貨収納部に収納し、図示しないレシート印字部により取引内容に印字したりあるいは通帳処理部4により通帳に取引内容を印字して、カード挿入受取口2aまたは通帳挿入受取口4aからキャッシュカードとレシートまたは通帳を放出して顧客に受取らせる。
また、上述した実施例は硬貨の入金を対象にしたものであるが、紙幣の入金についても適用可能である。
図において16はATMで、このATM16の正面には紙幣入金口17と紙幣出金口18が上下(または左右)に並べて配置されている。
紙幣入金口17は入金取引時に紙幣間にスーパーマーケットのレシート等の異物が挟まっていることでジャム等の障害が発生することを予防するために1枚ずつ挿入する大きさに形成され、紙幣出金口18は出金取引時に出金する紙幣がATM16に設定された出金限度枚数であってもそれを一括して排出できる大きさに形成されている。
そして、紙幣入金口17への紙幣Bの挿入がないまま所定時間が経過してタイムアウトになると紙幣出金口18の紙幣Bを紙幣入出金部に取込んで、1枚ずつ分離し、金種鑑別と計数を行って一時集積部に集積した後、前記実施例と同様に入金処理を行う。
2 カード処理部
4 通帳処理部
5 紙幣入出金部
5a 紙幣入出金口
6 硬貨入出金部
6a 硬貨入出金口
7 制御部
8 操作表示部
9 メモリ部(記憶部)
11 硬貨入金口
12 硬貨出金口
13 入金口シャッタ
14 出金口シャッタ
15 入出金口シャッタ
16 ATM
17 紙幣入金口
18 紙幣出金口
Claims (2)
- 現金を投入する入金口と、現金を出金する出金口と、前記入金口に設けられた入金口シャッタと、前記出金口に設けられた出金口シャッタと、出金取引時に前記出金口に出金した現金を顧客が取忘れた場合にその取り忘れ現金を取込んで金種鑑別、計数を行う機能を有する入出金部を備え、
入金取引時に前記入金口シャッタを開いてから一定時間内に入金口から現金が投入されない場合、前記入金口シャッタを閉じると共に、前記出金口シャッタを一度開いて閉じた後、前記出金口内に現金が存在することが確認された場合、その現金を前記入出金部に取込み、金種鑑別、計数を行って入金処理することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1記載の自動取引装置において、
前記入金口は1枚ないし数枚の現金の投入が可能な大きさとし、前記出金口は予め定められた出金限度枚数の現金を一括して出金できる大きさとしたことを特徴とする自動取引装置。
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