JPH10323349A - 超音波断層装置 - Google Patents

超音波断層装置

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JPH10323349A
JPH10323349A JP9135011A JP13501197A JPH10323349A JP H10323349 A JPH10323349 A JP H10323349A JP 9135011 A JP9135011 A JP 9135011A JP 13501197 A JP13501197 A JP 13501197A JP H10323349 A JPH10323349 A JP H10323349A
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doppler
ultrasonic
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島 雅 原
Masaru Suemune
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波断層装置において、画像表示された超
音波断層像の血流部に対しドプラサンプル点を指定する
のが自動的に行える。 【解決手段】 被検体12の診断部位の超音波断層像上
の任意の点における血流速を観察できるドプラ機能を実
現すると共に、診断部位の血流動態及び血流方向を超音
波断層像上に重ねて観察できるカラーフローマッピング
機能を実現する超音波断層装置において、制御回路部
(7)の制御により表示部3から超音波断層像を読み出
しその画像上でカラー血流情報を検出する血流検出手段
(8)と、この血流検出手段(8)からの出力を元に血
流速を検出する血流速検出手段(9)とを設け、この血
流速検出手段(9)からの出力によりドプラサンプル点
指定部4にてドプラサンプル点の位置を移動させるよう
にしたものである。これにより、画像表示された超音波
断層像の血流部に対しドプラサンプル点を指定するのが
自動的に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体内に超音波
を送受信して診断部位の超音波断層像を得て画像表示す
ると共にドプラ機能及びカラーフローマッピング機能を
実現する超音波断層装置に関し、特に、画像表示された
超音波断層像の血流部に対しドプラサンプル点を指定す
るのが自動的に行うことができる超音波断層装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の超音波断層装置は、被検
体内に超音波を送受信する探触子と、この探触子を駆動
して被検体内の診断部位に超音波を打ち出させると共に
上記探触子で受信した反射エコー信号を入力して処理す
る超音波送受信部と、この超音波送受信部からの受信信
号を入力して診断部位の超音波断層像を表示する表示部
と、この表示部に表示された超音波断層像の血流部に対
しドプラサンプル点を指定して表示部に表示するドプラ
サンプル点指定部と、このドプラサンプル点指定部で指
定されたドプラサンプル点について血流の速度情報を得
るドプラ演算手段と、上記各構成要素の動作を制御する
制御回路部とを有し、上記診断部位の超音波断層像上の
任意の点における血流速を観察できるドプラ機能を実現
すると共に、診断部位の血流動態及び血流方向を超音波
断層像上に重ねて観察できるカラーフローマッピング機
能を実現するようになっていた。
【0003】そして、上記従来の超音波断層装置におい
て、表示部に表示された超音波断層像の血流部に対しド
プラサンプル点を指定するのは、上記超音波断層像上に
重畳して表示されているカラー血流情報を基に、関心領
域上で血流の存在する位置に例えばトラックボール等の
移動手段を用いて総て手動で移動することにより設定さ
れていた。この場合の設定及び診断手順は、次のように
なる。
【0004】(1)超音波断層像上を観察する。 (2)超音波断層像上にカラー血流情報を重ねて血流動
態を観察する。 (3)ドプラ像を表示したい血管上にドプラサンプル点
を合わせ、表示されたドプラ像を観察する。
【0005】このとき、上記(3)の手順において観察
モードの切り換えがなされてドプラ像観察モードになる
が、ドプラサンプル点設定用マークの表示位置は、初期
状態では超音波断層像上の中央位置であり、それ以外で
は前回表示されていた位置である。その後、操作者が超
音波断層像及びカラー血流像を基にドプラ像の関心領域
を決め、トラックボール等の移動手段によりドプラサン
プル点の位置が移動されていた。また、上記関心領域に
ドプラサンプル点を移動した場合でも、その関心領域内
におけるドプラ情報の観察に適した位置は、操作者が超
音波断層像及びカラー血流像並びにドプラ像の表示状態
を見ながらドプラ像が良好に表示できる位置にドプラサ
ンプル点を手動により移動していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の超音波断層装置においては、表示部に表示された超
音波断層像の血流部に対しドプラサンプル点を指定する
のは、上記超音波断層像上に重畳して表示されているカ
ラー血流情報を基に、関心領域上で血流の存在する位置
に例えばトラックボール等の移動手段を用いて総て手動
で移動することにより設定していたので、表示画像上で
関心領域までの移動に時間を要したり、その関心領域内
においてドプラ情報を良好に観察できる位置に設定する
のに時間を要するものであった。
【0007】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、画像表示された超音波断層像の血流部に対しドプ
ラサンプル点を指定するのが自動的に行うことができる
超音波断層装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第一の発明による超音波断層装置は、被検体内に超
音波を送受信する探触子と、この探触子を駆動して被検
体内の診断部位に超音波を打ち出させると共に上記探触
子で受信した反射エコー信号を入力して処理する超音波
送受信部と、この超音波送受信部からの受信信号を入力
して診断部位の超音波断層像を表示する表示部と、この
表示部に表示された超音波断層像の血流部に対しドプラ
サンプル点を指定して表示部に表示するドプラサンプル
点指定部と、このドプラサンプル点指定部で指定された
ドプラサンプル点について血流の速度情報を得るドプラ
演算手段と、上記各構成要素の動作を制御する制御回路
部とを有し、上記診断部位の超音波断層像上の任意の点
における血流速を観察できるドプラ機能を実現すると共
に、診断部位の血流動態及び血流方向を超音波断層像上
に重ねて観察できるカラーフローマッピング機能を実現
する超音波断層装置において、上記制御回路部の制御に
より表示部から超音波断層像を読み出しその画像上でカ
ラー血流情報を検出する血流検出手段と、この血流検出
手段からの出力を元に血流速を検出する血流速検出手段
とを設け、この血流速検出手段からの出力により上記ド
プラサンプル点指定部にてドプラサンプル点の位置を移
動させるようにしたものである。
【0009】また、第二の発明による超音波断層装置
は、被検体内に超音波を送受信する探触子と、この探触
子を駆動して被検体内の診断部位に超音波を打ち出させ
ると共に上記探触子で受信した反射エコー信号を入力し
て処理する超音波送受信部と、この超音波送受信部から
の受信信号を入力して診断部位の超音波断層像を表示す
る表示部と、この表示部に表示された超音波断層像の血
流部に対しドプラサンプル点を指定して表示部に表示す
るドプラサンプル点指定部と、このドプラサンプル点指
定部で指定されたドプラサンプル点について血流の速度
情報を得るドプラ演算手段と、上記各構成要素の動作を
制御する制御回路部とを有し、上記診断部位の超音波断
層像上の任意の点における血流速を観察できるドプラ機
能を実現すると共に、診断部位の血流動態及び血流方向
を超音波断層像上に重ねて観察できるカラーフローマッ
ピング機能を実現する超音波断層装置において、上記制
御回路部の制御により表示部から超音波断層像を読み出
しその画像上でカラー血流情報を検出する血流検出手段
と、上記ドプラサンプル点指定部にてドプラサンプル点
を指定するためにそのドプラサンプル点の移動が開始さ
れた際にその移動方向を感知しこの移動方向上のカラー
血流情報の有無を検出する移動方向血流検出手段と、上
記血流検出手段及び移動方向血流検出手段からの出力を
元に血流速を検出する血流速検出手段とを設け、この血
流速検出手段からの出力により上記ドプラサンプル点指
定部にてドプラサンプル点の位置を移動させるようにし
たものである。
【0010】さらに、第三の発明による超音波断層装置
は、被検体内に超音波を送受信する探触子と、この探触
子を駆動して被検体内の診断部位に超音波を打ち出させ
ると共に上記探触子で受信した反射エコー信号を入力し
て処理する超音波送受信部と、この超音波送受信部から
の受信信号を入力して診断部位の超音波断層像を表示す
る表示部と、この表示部に表示された超音波断層像の血
流部に対しドプラサンプル点を指定して表示部に表示す
るドプラサンプル点指定部と、このドプラサンプル点指
定部で指定されたドプラサンプル点について血流の速度
情報を得るドプラ演算手段と、上記各構成要素の動作を
制御する制御回路部とを有し、上記診断部位の超音波断
層像上の任意の点における血流速を観察できるドプラ機
能を実現すると共に、診断部位の血流動態及び血流方向
を超音波断層像上に重ねて観察できるカラーフローマッ
ピング機能を実現する超音波断層装置において、上記制
御回路部の制御により表示部から超音波断層像を読み出
しその画像上でカラー血流情報を検出する血流検出手段
と、上記ドプラサンプル点指定部にてドプラサンプル点
を指定するためにそのドプラサンプル点の移動が開始さ
れた際にその移動方向を感知しこの移動方向上のカラー
血流情報の有無を検出する移動方向血流検出手段と、上
記ドプラサンプル点が移動される毎にその位置のドプラ
サンプル点上のカラー血流情報の有無を検出する位置指
定血流検出手段と、上記血流検出手段及び移動方向血流
検出手段並びに位置指定血流検出手段からの出力を元に
血流速を検出する血流速検出手段とを設け、この血流速
検出手段からの出力により上記ドプラサンプル点指定部
にてドプラサンプル点の位置を移動させるようにしたも
のである。
【0011】そして、第一〜第三の発明において、上記
制御回路部は、血流検出手段でカラー血流情報を検出す
る検出領域を任意の範囲に限定した領域内に設定するも
のとされている。
【0012】また、第一〜第三の発明において、上記血
流検出手段は、表示部から超音波断層像の画像情報を読
み出しその画像上でカラー血流情報の有無を検出し、連
続性のあるカラー血流情報を一つの群として検出すると
共に、この検出された複数のカラー血流情報群の中から
指定された一つのカラー血流情報群を検出するものとさ
れている。
【0013】さらに、第一〜第三の発明において、上記
血流速検出手段は、血流検出手段により検出され指定さ
れた一つのカラー血流情報群の中から最高流速点を検出
するものとされている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は第一の発明によ
る超音波断層装置の実施の形態を示すブロック図であ
る。この超音波断層装置は、被検体内に超音波を送受信
して診断部位の超音波断層像を得て画像表示すると共に
ドプラ機能及びカラーフローマッピング機能を実現する
もので、図1に示すように、探触子1と、超音波送受信
部2と、表示部3と、ドプラサンプル点指定部4と、ド
プラ演算部5と、カラードプラ演算部6と、メインコン
トローラ7とを有し、さらに広断面血管検出部8と、最
速点検出部9とを備えて成る。
【0015】上記探触子1は、被検体12内の診断部位
に超音波を送信すると共に内部からの反射エコーを受信
するもので、図示省略したがその内部には超音波の発生
源であると共に反射エコーを受信する振動子が内蔵され
ている。超音波送受信部2は、上記探触子1を駆動して
被検体12内の診断部位に超音波を打ち出させると共に
上記探触子1で受信した反射エコー信号を入力して処理
するもので、図示省略したがその内部にはパルス発生器
及び受信増幅器並びに検波回路等を有している。表示部
3は、上記超音波送受信部2から出力される受信信号を
入力して診断部位の超音波断層像を表示するもので、例
えばアナログビデオ信号をディジタル信号に変換するA
/D変換器と、ディジタルの画像信号を記録する画像メ
モリと、ディジタルの画像信号をアナログビデオ信号に
変換するD/A変換器と、アナログビデオ信号を画像表
示するCRTとを有して成る。なお、図1の例では、上
記表示部3に表示される超音波断層像は、血流像を含む
画像となっている。
【0016】ドプラサンプル点指定部4は、上記表示部
3に表示された超音波断層像の血流部に対しドプラサン
プル点を指定して表示部3に表示するもので、操作者の
手動操作によってドプラサンプル点の位置を指定できる
ようになっている。すなわち、血管を含む超音波断層像
が表示部3に表示されており、メインコントローラ7に
接続されたキーボード13を用いた操作、例えばトラッ
クボールによってドプラサンプル点を関心領域となる血
流部に移動し、上記表示部3にその位置を表示すると同
時に、後述のドプラ演算部5にその位置を演算を行う位
置として指令するようになっている。
【0017】また、ドプラ演算部5は、上記ドプラサン
プル点指定部4で指定されたドプラサンプル点について
血流の速度情報を得る演算手段となるもので、上記表示
部3に表示された超音波断層像の特定ビーム方向の一点
或いは数点について指定されたドプラサンプル点の速度
分布を求めるようになっており、該表示部3にはその画
面上に数秒間の速度分布がドプラ像として表示されるよ
うになっている。さらに、カラードプラ演算部6は、上
記超音波断層像の各ビーム方向における全点の速度情報
をその速度の大きさに対応させて擬似カラー化して、カ
ラードプラ像を構成している。このとき、通常は、この
カラードプラ像を上記表示部3において上記超音波断層
像と重ねて表示させるようになっている。
【0018】そして、メインコントローラ7は、上記各
構成要素の動作を制御する制御回路部となるもので、例
えばCPU(中央処理装置)を備えている。なお、この
メインコントローラ7には、各種指令等を入力するため
のキーボード13が接続されている。また、被検体12
の心時相に同期してドプラサンプル点を求める場合は、
その被検体12の心電信号の波形を検出するための心電
検出回路14が設けられ、この心電検出回路14で得ら
れた心電波形から基準となるR波信号を検出してそのR
波トリガ信号を上記メインコントローラ7に入力するよ
うになっている。
【0019】ここで、第一の発明においては、上記メイ
ンコントローラ7に広断面血管検出部8が接続されると
共に、この広断面血管検出部8に最速点検出部9が接続
されている。上記広断面血管検出部8は、上記メインコ
ントローラ7の制御により表示部3から超音波断層像を
読み出しその画像上でカラー血流情報を検出する血流検
出手段となるもので、上記カラー血流情報の有無を検出
すると共にそのカラー血流情報の連続性を調べ連続性の
あるカラーフローマッピング像(以下「カラー像」と略
称する)を一つの塊として画像全部について検出し且つ
そのうち画素数が最大のカラー像を求めるものである。
また、最速点検出部9は、上記広断面血管検出部8から
の出力を元に血流速を検出する血流速検出手段となるも
ので、上記広断面血管検出部8に対し該広断面血管検出
部8によって求められた位置のカラー像の中から最高流
速点を検出するものである。
【0020】次に、このように構成された超音波断層装
置の全体的な動作について、図2〜図6を参照して説明
する。まず、図1に示す表示部3内の画像メモリから画
像情報を読み出し、CRT画面に表示されている画像上
でカラー血流情報の有無を検出し、隣合わせた画素点と
のつながり状態からカラー像の塊がどの位置にどのよう
な大きさで表示されているかを分析する。また、上記画
像メモリに格納されている各画素ごとのカラー像の血流
速情報から、各カラー像の塊毎の平均流速や最高血流速
点を求める。そして、ドプラモード表示の初期状態で
は、上記の各情報を基にドプラサンプル点の初期表示位
置を割り出す。
【0021】上記ドプラサンプル点の初期表示位置を割
り出す条件は、その観察部位によって異なる。例えば図
2に示すように、頸動脈縦断面での血流速測定時には、
同図(a)に示す頸部横断面画像上に複数表示された血
管の断面から頸動脈にドプラサンプル点を合わせること
になるが、この血管断面は一般的に他の血管と比較する
とその断面が大きいので、画面上に表示されているカラ
ー像の塊の中からその断面積が一番大きい塊を検索す
る。そして、検出した血管上で最高流速をとるカラー像
を表示している位置に、同図(b)に示すようにドプラ
サンプル点の初期表示位置を設定すればよい。
【0022】他の例として、図3に示すように、心臓に
おける僧帽弁部上の血流速測定時には、同図(a)に示
すように心臓の左室長軸断面上の僧帽弁部にドプラサン
プル点を合わせることになるが、この位置は一般的に拡
張期における長軸断層像上の全体の中で、心室や心房内
の血流速と比べると狭い流路を通るためその血流速は速
くなるので、カラー像の解析を同図(c)に示す心電図
と併用して上記拡張期の間観察しつづけ、その結果から
同図(b)に示すように最高流速点にドプラサンプル点
を自動的に設定すればよい。また、同様に上記心電図と
併用することにより、他の心臓内弁部や心臓内弁部逆流
速の測定をして、ドプラサンプル点を自動的に設定する
こともできる。なお、上記カラー像の解析は、ドプラモ
ード開始時以前から常時行うことにより、ドプラモード
開始時にドプラサンプル点の表示位置の割り出しを瞬時
に可能とすることができる。このとき、面積優先として
割り出すか、或いは速度優先として割り出すか、又はあ
る時相間で検索するかは、予めプリセットしておけばよ
い。
【0023】図2及び図3の例は、ドプラサンプル点を
装置により自動的に指定するものであるが、操作者によ
る手動操作にてドプラサンプル点を移動するのを基準と
して、それに従ってドプラサンプル点を指定することも
できる。例えば、図4(a)において、ドプラモード開
始時のドプラサンプル点の初期表示位置をD0とし、そ
の後図1に示すキーボード13に付設されたトラックボ
ールなどにより手動操作にてドプラサンプル点を位置D
1に移動したとすると、装置は上記の位置D0からD1
移動された方向を検知しその後のサンプル点検索方向を
割り出し、上記サンプル点検索方向上に存在する血管の
最高流速点にサンプル点をスキップさせ、同図(b)に
示すように位置D2にドプラサンプル点を自動移動する
ようにしてもよい。
【0024】また、操作者による手動操作にてドプラサ
ンプル点がカラー像上の任意の位置D3(図5(b)参
照)に移動されたら、図5(a)に示す血管におけるカ
ラー表示の分布例からそのカラー像の塊の中から最高流
速点を検索し、同図(b)に示すように上記最高流速点
の位置D4に自動的に移動するようにしてもよい。その
他、画像上に描出されている超音波断層像内の血管であ
ればどの血管でもよいような部位の血流状態を観察する
ような場合は、ドプラサンプル点の検索キー、例えばサ
ーチキーが押される毎に順次カラー像表示部にドプラサ
ンプル点を移動するようにすることもできる。これらの
手法は、観察部位やその目的により使い分けるようにす
ればよい。
【0025】さらに、ドプラサンプル点を自動的に指定
する領域をある任意の範囲に限定可能とするために、図
6(a)に示すように所望の範囲にドプラサンプル点検
出領域指定用枠R1を設定し、その領域内の血管に標準
を合わせたり、不要なノイズ成分を検出しないようにし
て、同図(b)に示すように上記指定用枠R1内の位置
5にドプラサンプル点を自動的に指定することもでき
る。
【0026】次に、本発明で付加した広断面血管検出部
8と最速点検出部9の具体的な動作について、図7〜図
10を参照して説明する。まず、表示部3の画面には、
図8(a)に示すように例えば頸部横断面の超音波断層
像と血管のカラー像が表示されている。この状態で、広
断面血管検出部8は、図1に示すメインコントローラ7
の制御により表示部3から画像情報を読み出し、その画
像上の総てのカラー像の輪郭を抽出する(図7のステッ
プS1)。すなわち、上記表示部3内の画像メモリの画
像情報を端から読み出し、カラー像の表示ありならその
点に隣接するカラー像の表示なしと表示ありとの境界点
を検索する。そして、この検索を繰り返し始点と同じに
なったら、一つのカラー像の輪郭の抽出を終了する。そ
の後、次のカラー像の表示ありの点を検索し、上記と同
様にカラー像の輪郭を抽出する。このような処理を表示
画像の全面について繰り返し、図8(b)に示すように
総てのカラー像の輪郭を抽出する。
【0027】次に、上記のように抽出したカラー像の輪
郭で囲まれている領域内の画素数をそれぞれ数える(図
7のステップS2)。このとき、図8(c)に示すよう
に、各カラー像の輪郭で囲まれている領域内の画素数が
例えば5,7,25,であったとする。そして、上記数
えた画素数の中で一番大きい画素数の輪郭を選択する
(図7のステップS3)。すなわち、図8(d)に示す
ように、画素数が「25」であるカラー像の輪郭を選択
する。
【0028】次に、この状態で、図1に示す最速点検出
部9は、上記広断面血管検出部8で抽出したカラー像の
データを入力し、図10(a)に示すように対象となる
カラー像の領域内の1点のアドレスをパラメータとす
る。そして、上記パラメータのアドレスを含むカラー像
の輪郭(図10(b)参照)を抽出する(図9のステッ
プS1)。次に、上記カラー像の輪郭で囲まれている領
域内のカラー流速情報を読み出し、その内の一番高い流
速点を図10(c)に示すように検索する(図9のステ
ップS2)。その後、上記検索された一番高い流速点の
アドレスをドプラサンプル点の表示位置とする(図9の
ステップS3)。このように検出されたドプラサンプル
点の表示位置の信号は、図1に示すドプラサンプル点指
定部4へ送られる。これにより、ドプラサンプル点指定
部4は、上記入力した表示位置をドプラサンプル点とし
てその表示信号を表示部3へ送り、図10(d)に示す
ように位置D6にドプラサンプル点が表示される。これ
と同時に、上記ドプラサンプル点指定部4からは、前記
ドプラ演算部5にドプラサンプル点の位置信号がドプラ
演算を行う位置として指令される。
【0029】なお、被検体12の心時相を検出し指定し
た心時相間でドプラサンプル点を検出する場合は、図1
に示す心電検出回路14で被検体12について検出した
心電波形の例えばR波トリガ信号をトリガとして、メイ
ンコントローラ7が上述と同様にして各フレーム毎のド
プラサンプル点表示アドレスを検出し、その平均から結
果的に表示すべきドプラサンプル点のアドレスを算出す
るようにすればよい。
【0030】図11は、検出領域を限定してドプラサン
プル点を検出させる場合の手順を示すフローチャートで
あり、図6に示す検出領域指定用枠R1の設定の細部を
示すものである。この場合は、図12(c)に示す検出
領域指定用枠R1を図1に示すキーボード13により指
定する(図11のステップS1)。すなわち、図12
(a)に示すように、上記キーボード13に付設された
例えばトラックボールにて領域指定用キャリパ1を移動
し、SETキーにて固定する。次に、図12(b)に示
すように、同じくトラックボールにて領域指定用キャリ
パ2を移動し、破線で示すように領域枠サイズを設定す
る。そして、図12(c)に示すように、SETキーを
操作して検出領域指定用枠R1を指定する。その後、上
記検出領域指定用枠R1の範囲内でカラー血流情報を検
出するよう、前述と同様に、最速点検出部9とドプラサ
ンプル点指定部4とにより、ドプラサンプル点を自動的
に指定すればよい。
【0031】図13は第二の発明による超音波断層装置
の実施の形態を示すブロック図である。この実施形態の
超音波断層装置は、図1に示す第一の発明による超音波
断層装置における最速点検出部9に範囲限定カラー情報
検索部10を接続したものである。この範囲限定カラー
情報検索部10は、前記ドプラサンプル点指定部4にて
ドプラサンプル点を指定するためにそのドプラサンプル
点の移動が開始された際にその移動方向を感知しこの移
動方向上のカラー血流情報の有無を検出する移動方向血
流検出手段となるもので、メインコントローラ7に接続
されたキーボード13上の例えばトラックボールの移動
方向上のサンプル点を検出する場合に用いられる。
【0032】この場合、メインコントローラ7で上記ト
ラックボールの移動方向を認識させ、範囲限定カラー情
報検索部10に範囲を指定し、図15(a)に示すよう
に指定された位置D7から指定された方向P上にカラー
血流情報があるか否かを順次判定する(図14のステッ
プS1)。カラー血流情報があった場合は、処理を終了
する。一方、画像端まで検索してカラー血流情報がなか
った場合は、ステップS2へ進む。そして、ステップS
2では、図15(b)に示すように次の位置D 8から符
号Qのように検索範囲を順次広げて、上記ステップS1
の処理を繰り返し行う。その後、前述と同様に、最速点
検出部9とドプラサンプル点指定部4とにより、ドプラ
サンプル点を自動的に指定すればよい。この場合は、ド
プラサンプル点を指定するためにそのドプラサンプル点
の移動が開始された際に、その移動方向を感知しその方
向上のカラー血流情報部にドプラサンプル点を自動的に
設定することができる。
【0033】図16は第三の発明による超音波断層装置
の実施の形態を示すブロック図である。この実施形態の
超音波断層装置は、図13に示す第二の発明による超音
波断層装置における範囲限定カラー情報検索部10に位
置指定カラー情報有無判定部11を接続したものであ
る。この位置指定カラー情報有無判定部11は、上記ド
プラサンプル点が移動される毎にその位置のドプラサン
プル点上のカラー血流情報の有無を検出する位置指定血
流検出手段となるもので、ドプラサンプル点は手動操作
で移動し、カラー血流情報部に当たったときだけ最高流
速部にドプラサンプル点を自動移動する場合に用いられ
る。
【0034】この場合、位置指定カラー情報有無判定部
11は、ドプラサンプル点が手動操作で移動される毎
に、その移動されたドプラサンプル点上にカラー血流情
報が存在するか否かを判定する(図17のステップS
1)。すなわち、図18に示すように、ドプラサンプル
点を位置D9,D10,…のように移動する毎に、その位
置D9,D10,…にカラー血流情報が存在するか否かを
判定する。そして、その位置にカラー血流情報が存在し
た場合は、前述と同様に、最速点検出部9とドプラサン
プル点指定部4とにより、ドプラサンプル点を自動的に
指定すればよい。この場合は、ドプラサンプル点が手動
操作で移動されカラー血流情報部に当たった場合に、そ
のカラー血流情報部内における最高流速部にドプラサン
プル点を自動的に指定することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
第一の発明によれば、制御回路部の制御により表示部か
ら超音波断層像を読み出しその画像上でカラー血流情報
を検出する血流検出手段と、この血流検出手段からの出
力を元に血流速を検出する血流速検出手段とを設け、こ
の血流速検出手段からの出力により上記ドプラサンプル
点指定部にてドプラサンプル点の位置を移動させるよう
にしたことにより、画像表示された超音波断層像の血流
部に対しドプラサンプル点を指定するのが自動的に且つ
短時間に行うことができる。従って、ドプラサンプル点
の設定時間を短縮することができ、被検体についての診
断の効率を向上することができる。また、ドプラ像の描
出に最も適した位置にドプラサンプル点を設定すること
ができるため、ドプラ像の描出精度を向上することがで
きる。
【0036】また、第二の発明によれば、制御回路部の
制御により表示部から超音波断層像を読み出しその画像
上でカラー血流情報を検出する血流検出手段と、ドプラ
サンプル点指定部にてドプラサンプル点を指定するため
にそのドプラサンプル点の移動が開始された際にその移
動方向を感知しこの移動方向上のカラー血流情報の有無
を検出する移動方向血流検出手段と、上記血流検出手段
及び移動方向血流検出手段からの出力を元に血流速を検
出する血流速検出手段とを設け、この血流速検出手段か
らの出力により上記ドプラサンプル点指定部にてドプラ
サンプル点の位置を移動させるようにしたことにより、
ドプラサンプル点を指定するためにそのドプラサンプル
点の移動が開始された際にその移動方向を感知しその方
向上のカラー血流情報部にドプラサンプル点を自動的に
設定することができる。
【0037】さらに、第三の発明によれば、制御回路部
の制御により表示部から超音波断層像を読み出しその画
像上でカラー血流情報を検出する血流検出手段と、ドプ
ラサンプル点指定部にてドプラサンプル点を指定するた
めにそのドプラサンプル点の移動が開始された際にその
移動方向を感知しこの移動方向上のカラー血流情報の有
無を検出する移動方向血流検出手段と、上記ドプラサン
プル点が移動される毎にその位置のドプラサンプル点上
のカラー血流情報の有無を検出する位置指定血流検出手
段と、上記血流検出手段及び移動方向血流検出手段並び
に位置指定血流検出手段からの出力を元に血流速を検出
する血流速検出手段とを設け、この血流速検出手段から
の出力により上記ドプラサンプル点指定部にてドプラサ
ンプル点の位置を移動させるようにしたことにより、ド
プラサンプル点が手動操作で移動されカラー血流情報部
に当たった場合にそのカラー血流情報部内における最高
流速部にドプラサンプル点を自動的に指定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波断層装置の実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】例えば頸動脈の縦断面での血流速測定時におけ
るドプラサンプル点の指定動作を示す説明図である。
【図3】例えば心臓の僧帽弁部上の血流速測定時におけ
るドプラサンプル点の指定動作を示す説明図である。
【図4】操作者による手動操作にてドプラサンプル点を
移動するのを基準としてそれに従ってドプラサンプル点
を指定する動作を示す説明図である。
【図5】操作者による手動操作にてドプラサンプル点が
カラー像上の任意の位置に移動された場合にそのカラー
表示の分布例からそのカラー像の最高流速点を検索し、
その位置にドプラサンプル点を指定する動作を示す説明
図である。
【図6】ドプラサンプル点を自動的に指定する領域をあ
る任意の範囲に限定可能としてその内部でドプラサンプ
ル点を設定する状態を示す説明図である。
【図7】広断面血管検出部の動作を示すフローチャート
である。
【図8】上記広断面血管検出部の動作による画像表示の
内容を示す説明図である。
【図9】最速点検出部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】上記最速点検出部の動作内容を示す説明図で
ある。
【図11】検出領域を限定してドプラサンプル点を検出
させる場合の手順を示すフローチャートでる。
【図12】上記検出領域を限定してドプラサンプル点を
検出させる場合の動作内容を示す説明図である。
【図13】第二の発明による超音波断層装置の実施の形
態を示すブロック図である。
【図14】範囲限定カラー情報検索部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図15】上記範囲限定カラー情報検索部の動作内容を
示す説明図である。
【図16】第三の発明による超音波断層装置の実施の形
態を示すブロック図である。
【図17】位置指定カラー情報有無判定部の動作を示す
フローチャートである。
【図18】上記位置指定カラー情報有無判定部の動作内
容を示す説明図である。
【符号の説明】
1…探触子 2…超音波送受信部 3…表示部 4…ドプラサンプル点指定部 5…ドプラ演算部 6…カラードプラ演算部 7…メインコントローラ 8…広断面血管検出部 9…最速点検出部 10…範囲限定カラー情報検索部 11…位置指定カラー情報有無判定部 12…被検体 13…キーボード 14…心電検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体内に超音波を送受信する探触子
    と、この探触子を駆動して被検体内の診断部位に超音波
    を打ち出させると共に上記探触子で受信した反射エコー
    信号を入力して処理する超音波送受信部と、この超音波
    送受信部からの受信信号を入力して診断部位の超音波断
    層像を表示する表示部と、この表示部に表示された超音
    波断層像の血流部に対しドプラサンプル点を指定して表
    示部に表示するドプラサンプル点指定部と、このドプラ
    サンプル点指定部で指定されたドプラサンプル点につい
    て血流の速度情報を得るドプラ演算手段と、上記各構成
    要素の動作を制御する制御回路部とを有し、上記診断部
    位の超音波断層像上の任意の点における血流速を観察で
    きるドプラ機能を実現すると共に、診断部位の血流動態
    及び血流方向を超音波断層像上に重ねて観察できるカラ
    ーフローマッピング機能を実現する超音波断層装置にお
    いて、上記制御回路部の制御により表示部から超音波断
    層像を読み出しその画像上でカラー血流情報を検出する
    血流検出手段と、この血流検出手段からの出力を元に血
    流速を検出する血流速検出手段とを設け、この血流速検
    出手段からの出力により上記ドプラサンプル点指定部に
    てドプラサンプル点の位置を移動させるようにしたこと
    を特徴とする超音波断層装置。
  2. 【請求項2】 被検体内に超音波を送受信する探触子
    と、この探触子を駆動して被検体内の診断部位に超音波
    を打ち出させると共に上記探触子で受信した反射エコー
    信号を入力して処理する超音波送受信部と、この超音波
    送受信部からの受信信号を入力して診断部位の超音波断
    層像を表示する表示部と、この表示部に表示された超音
    波断層像の血流部に対しドプラサンプル点を指定して表
    示部に表示するドプラサンプル点指定部と、このドプラ
    サンプル点指定部で指定されたドプラサンプル点につい
    て血流の速度情報を得るドプラ演算手段と、上記各構成
    要素の動作を制御する制御回路部とを有し、上記診断部
    位の超音波断層像上の任意の点における血流速を観察で
    きるドプラ機能を実現すると共に、診断部位の血流動態
    及び血流方向を超音波断層像上に重ねて観察できるカラ
    ーフローマッピング機能を実現する超音波断層装置にお
    いて、上記制御回路部の制御により表示部から超音波断
    層像を読み出しその画像上でカラー血流情報を検出する
    血流検出手段と、上記ドプラサンプル点指定部にてドプ
    ラサンプル点を指定するためにそのドプラサンプル点の
    移動が開始された際にその移動方向を感知しこの移動方
    向上のカラー血流情報の有無を検出する移動方向血流検
    出手段と、上記血流検出手段及び移動方向血流検出手段
    からの出力を元に血流速を検出する血流速検出手段とを
    設け、この血流速検出手段からの出力により上記ドプラ
    サンプル点指定部にてドプラサンプル点の位置を移動さ
    せるようにしたことを特徴とする超音波断層装置。
  3. 【請求項3】 被検体内に超音波を送受信する探触子
    と、この探触子を駆動して被検体内の診断部位に超音波
    を打ち出させると共に上記探触子で受信した反射エコー
    信号を入力して処理する超音波送受信部と、この超音波
    送受信部からの受信信号を入力して診断部位の超音波断
    層像を表示する表示部と、この表示部に表示された超音
    波断層像の血流部に対しドプラサンプル点を指定して表
    示部に表示するドプラサンプル点指定部と、このドプラ
    サンプル点指定部で指定されたドプラサンプル点につい
    て血流の速度情報を得るドプラ演算手段と、上記各構成
    要素の動作を制御する制御回路部とを有し、上記診断部
    位の超音波断層像上の任意の点における血流速を観察で
    きるドプラ機能を実現すると共に、診断部位の血流動態
    及び血流方向を超音波断層像上に重ねて観察できるカラ
    ーフローマッピング機能を実現する超音波断層装置にお
    いて、上記制御回路部の制御により表示部から超音波断
    層像を読み出しその画像上でカラー血流情報を検出する
    血流検出手段と、上記ドプラサンプル点指定部にてドプ
    ラサンプル点を指定するためにそのドプラサンプル点の
    移動が開始された際にその移動方向を感知しこの移動方
    向上のカラー血流情報の有無を検出する移動方向血流検
    出手段と、上記ドプラサンプル点が移動される毎にその
    位置のドプラサンプル点上のカラー血流情報の有無を検
    出する位置指定血流検出手段と、上記血流検出手段及び
    移動方向血流検出手段並びに位置指定血流検出手段から
    の出力を元に血流速を検出する血流速検出手段とを設
    け、この血流速検出手段からの出力により上記ドプラサ
    ンプル点指定部にてドプラサンプル点の位置を移動させ
    るようにしたことを特徴とする超音波断層装置。
  4. 【請求項4】 上記制御回路部は、血流検出手段でカラ
    ー血流情報を検出する検出領域を任意の範囲に限定した
    領域内に設定するものであることを特徴とする請求項
    1,2又は3に記載の超音波断層装置。
  5. 【請求項5】 上記血流検出手段は、表示部から超音波
    断層像の画像情報を読み出しその画像上でカラー血流情
    報の有無を検出し、連続性のあるカラー血流情報を一つ
    の群として検出すると共に、この検出された複数のカラ
    ー血流情報群の中から指定された一つのカラー血流情報
    群を検出するものであることを特徴とする請求項1,
    2,3又は4に記載の超音波断層装置。
  6. 【請求項6】 上記血流速検出手段は、血流検出手段に
    より検出され指定された一つのカラー血流情報群の中か
    ら最高流速点を検出するものであることを特徴とする請
    求項1,2,3,4又は5に記載の超音波断層装置。
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