JPH10322862A - 線材束の保持具 - Google Patents

線材束の保持具

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Publication number
JPH10322862A
JPH10322862A JP9127737A JP12773797A JPH10322862A JP H10322862 A JPH10322862 A JP H10322862A JP 9127737 A JP9127737 A JP 9127737A JP 12773797 A JP12773797 A JP 12773797A JP H10322862 A JPH10322862 A JP H10322862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide base
wire bundle
wire harness
wire
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9127737A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Goma
秀一 郷間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP9127737A priority Critical patent/JPH10322862A/ja
Publication of JPH10322862A publication Critical patent/JPH10322862A/ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、線材束を捩ることなしに相手側部
材に取付けることができるようにして、線材束の取付作
業の作業性を向上させることができるとともに品質を向
上させることができる線材束の保持具を提供するもので
ある。 【解決手段】 保持具13が、ワイヤハーネス11の外周部
に沿って延在するとともに、延在方向に亘って歯17が形
成されたスライドベース14と、このスライドベース14に
ベース14の延在方向に亘って移動自在に取付けられると
ともに歯17に係合する歯20が形成され、パネル21の開口
部21aに嵌合されるクリップ部15とを有し、クリップ部
15をスライドベース14に沿って移動させるとともに、ク
リップ部15が所定位置に位置したときに歯17、20を係合
させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材束の保持具に
関し、詳しくは、所定の分岐位置から分岐された分岐線
材束を有する線材束を保持して車体や電気機器のパネル
に取付けるに際し、前記分岐位置にテープ等によって固
定される線材束の保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体や電気機器等のパネルの所
定位置にワイヤハーネス等の線材束を取付けるために、
結束バンド等を使用することが知られている。ところ
で、ワイヤハーネスは、直線状のものに限らず、所定の
分岐位置から分岐ハーネスが分岐されたものがあり、こ
のようなワイヤハーネスの分岐位置に結束バンドを取付
けることができないことから、通常、図6に示すような
保持具を用いている。
【0003】図6において、1はワイヤハーネスであ
り、このワイヤハーネス1は幹線ハーネス1aと分岐位
置Aで分岐された分岐ハーネス1bから構成されてい
る。このワイヤハーネス1の分岐位置には保持具2がテ
ープ3によって取付けられており、この保持具2は分岐
位置Aに当接可能な板状のベース4およびこの板状のベ
ースから立設されたクリップ部5からなり、クリップ部
5を図示しない車体や電気機器のパネルの開口部に嵌合
することにより、ワイヤハーネス1をパネルに装着する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな保持具2にあっては、ベース4に立設されるクリッ
プ部5がベース4に固定されていたため、保持具2をパ
ネルに装着する際に、クリップ部5とパネルの開口穴と
の位置がずれた場合には、ワイヤハーネス1を捩ること
によりクリップ部5と開口部の位置を合わせた後にクリ
ップ部5を開口部に嵌合させなければならず、ワイヤハ
ーネス1の装着作業の作業性が非常に面倒である上に捩
りが発生する分だけワイヤハーネス1の品質が低下して
しまうという問題があった。
【0005】すなわち、ワイヤハーネス1の分岐位置A
に保持具2を取付ける際には、通常、図7に示すワイヤ
ハーネス組立基板6を用い、この基板6上で図示しない
装着治具を用いて保持具2をワイヤハーネス1に取付け
る。この際、クリップ部5はワイヤハーネス1に対して
任意の角度で指定される所定の位置に取り付ける必要が
あるのだが、ワイヤハーネス1はその形状が定まりにく
いため、上下左右方向の90゜間隔の所定位置にクリップ
部5を取付けることしかできず、ワイヤハーネス1をパ
ネルに実装する際に、このワイヤハーネス1に取付けら
れた他の保持具との関係から保持具2とパネルの開口部
との位置が合致しないと、上述したようにワイヤハーネ
ス1を捩る必要があったのである。
【0006】そこで本発明は、線材束を捩ることなしに
相手側部材に取付けることができるようにして、線材束
の取付作業の作業性を向上させることができるとともに
品質を向上させることができる線材束の保持具を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、所定の分岐位置から分岐さ
れた分岐線材束を有する線材束を保持して相手側部材に
取付ける線材束の保持具であって、前記分岐位置に固定
手段によって固定される線材束の保持具において、線材
束の外周部に沿って延在するとともに、延在方向に亘っ
て第1係合部が形成されたスライドベースと、該スライ
ドベースに該ベースの延在方向に亘って移動自在に取付
けられるとともに前記第1係合部に係合する第2係合部
が形成され、相手側部材の開口部に嵌合されるクリップ
部と、前記スライドベースの延在方向に対して略直交す
る方向に延在するようにして該スライドベースに固定さ
れ、前記固定手段によって分岐位置に固定される固定用
ベースと、を備え、前記クリップ部をスライドベースに
沿って移動させるとともに、所定位置で第1係合部を第
2係合部に係合させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0008】その場合、線材束を相手側部材に取付ける
際、クリップ部をスライドベースに沿って移動させるこ
とにより、クリップ部を相手側部材の開口部に一致させ
ることができるため、線材束を捩ることなしに、相手側
部材に装着することができる。また、スライドベースに
設けられた第1係合部材にクリップ部に設けられた第2
係合部材を係合するようにしたため、クリップ部をスラ
イドベースに固定することができ、クリップ部がスライ
ドベースに対して不用意に移動するのを防止してクリッ
プ部を開口部に確実に嵌合させることができる。
【0009】この結果、線材束の取付作業の作業性を向
上させることができるとともに品質を向上させることが
できる。請求項2記載の発明は、上記課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明おいて、前記固定用ベースが
前記スライドベースの延在方向両端部に設けられること
を特徴としている。
【0010】その場合、スライドベースの両端部が固定
手段によって線材束に固定されるため、スライドベース
を線材束に強固に固定することができ、線材束を相手側
部材に装着した後に取付け状態を長期に亘って安定させ
ることができる。また、スライドベースの両端部を固定
手段によって線材束に固定することによってスライドベ
ースを線材束に強固に固定することができるため、スラ
イドベースを長くすることができ、クリップ部の移動範
囲を広げることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜3は本発明に係る線材束の保
持具の第1実施形態を示す図である。まず、構成を説明
する。図1〜3において、11は線材束としてのワイヤハ
ーネスであり、このワイヤハーネス11は幹線ハーネス11
aと分岐位置Bで分岐された分岐ハーネス(分岐線材
束)11bから構成され、このワイヤハーネス11の分岐位
置Bには保持具12がテープ(固定手段)13によって取付
けられている。
【0012】保持具12はスライドベース14、クリップ部
15、および固定用ベース16から構成されている。スライ
ドベース14はワイヤハーネス11の外周部に沿って延在し
ており、上部に係合片14a、14bが形成され、この係合
片14a、14bが所定間隔離隔することにより、上面が開
口している。また、係合片14a、14bにはそれぞれ歯
(第1係合部材)17が形成されており、この歯17はスラ
イドベース14の延在方向に亘って延在している。
【0013】また、クリップ部15は車体や電気機器のパ
ネルの開口部に嵌合可能な逆止係止片18と該逆止係止片
18と一体的に設けられ、スライドベース14の一端側から
このベース14内に挿通されるスライド部19を有してい
る。このスライド部19は係合片14a、14bに当接するこ
とによりスライドベース14から抜け出ないようになって
おり、スライドベース14に沿って移動自在になってい
る。
【0014】また、歯17に対向するスライド部19の面に
は歯(第2係合部材)20が形成されており、この歯20は
歯17に係合している。また、この歯17および歯20はスラ
イド部19をスライドベース14に沿って移動させるとき
に、互いに強固に係合せずに、スライド部19の移動を許
容し、スライド部19がスライドベース14の所定箇所に停
止したときにはある程度の係合力で係合するように形成
されている。
【0015】また、固定用ベース16はスライドベース14
の延在方向に略中央部にこのベース14の延在方向に対し
て略直交する方向に延在するようにしてスライドベース
14に固定されており、両端部がテープ13によってワイヤ
ハーネス11に固定されるようになっている。次に、作用
を説明する。
【0016】保持具13をワイヤハーネス11の分岐位置B
に取付けるには、スライドベース14を分岐位置Bに沿っ
て取付けた後、固定用ベース16にテープ13を巻き付ける
ことにより、保持具13をワイヤハーネス11に固定する。
次いで、ワイヤハーネス11をパネルに取付けるには、図
3に示すように、ワイヤハーネス11をパネル21に沿わせ
る。この際、クリップ部15とパネル21の開口部21が位置
ずれしていた場合には、クリップ部15をスライドベース
14に沿って移動させることにより、クリップ部15を開口
部21に合致させる。このとき、歯17および歯20が係合し
てクリップ部15が移動することが規制されるため、クリ
ップ部15の逆止係止体18を開口部21aに嵌合させること
により、ワイヤハーネス11をパネル21に装着する。
【0017】このように本実施形態では、クリップ部15
をスライドベース14に沿って移動させるとともに、クリ
ップ部15が所定位置に位置したときに歯17、20を係合さ
せるようにしたため、ワイヤハーネス11をパネル21に取
付ける際、クリップ部15をスライドベース14に沿って移
動させることにより、クリップ部15をパネル21の開口部
21aに一致させることができる。このため、従来のよう
にワイヤハーネス11を捩ることなしに、パネル21に装着
することができる。
【0018】また、スライドベース14に設けられた歯17
にクリップ部15に設けられた歯20を係合するようにした
ため、クリップ部15をスライドベース14に固定すること
ができ、クリップ部15がスライドベース14に対して不用
意に移動するのを防止してクリップ部15を開口部21aに
確実に嵌合させることができる。この結果、ワイヤハー
ネス11の取付作業の作業性を向上させることができると
ともに品質を向上させることができる。
【0019】図4は本発明に係る線材束の保持具の第2
実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1
実施形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略
する。本実施形態では、図4において、保持具30のスラ
イドベース14の延在方向両端部には固定用ベース31、32
がベース14と一体的に設けられており、この固定用ベー
ス14に固定手段としてのテープ33を取付けることによ
り、保持具30がワイヤハーネス11に取付けられる。
【0020】このため、スライドベース14をワイヤハー
ネス11に強固に固定することができ、ワイヤハーネス11
をパネルに装着した後に取付け状態を長期に亘って安定
させることができる。また、スライドベース14の両端部
をテープ33によってワイヤハーネス11に固定することに
よってスライドベース14をワイヤハーネス11に強固に固
定することができるため、スライドベース14を長くする
ことができ、クリップ部15の移動範囲を広げることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、線材束を
相手側部材に取付ける際、クリップ部をスライドベース
に沿って移動させることにより、クリップ部を相手側部
材の開口部に一致させることができるため、線材束を捩
ることなしに、相手側部材に装着することができる。ま
た、スライドベースに設けられた第1係合部材にクリッ
プ部に設けられた第2係合部材を係合するようにしたた
め、クリップ部をスライドベースに固定することがで
き、クリップ部がスライドベースに対して不用意に移動
するのを防止してクリップ部を開口部に確実に嵌合させ
ることができる。
【0022】この結果、線材束の取付作業の作業性を向
上させることができるとともに品質を向上させることが
できる。請求項2記載の発明によれば、スライドベース
の両端部が固定手段によって線材束に固定されるため、
スライドベースを線材束に強固に固定することができ、
線材束を相手側部材に装着した後に取付け状態を長期に
亘って安定させることができる。
【0023】また、スライドベースの両端部を固定手段
によって線材束に固定することによってスライドベース
を線材束に強固に固定することができるため、スライド
ベースを長くすることができ、クリップ部の移動範囲を
広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線材束の保持具の第1実施形態を
示すその構成図である。
【図2】(a)は第1実施形態のスライドベースの要部
構成図、(b)はクリップ部の構成図である。
【図3】第1実施形態の保持具をワイヤハーネスに取付
けた状態を示す図である。
【図4】本発明に係る線材束の保持具の第2実施形態を
示すその構成図である。
【図5】第2実施形態の保持具をワイヤハーネスに取付
けた状態を示す図である。
【図6】従来の保持具をワイヤハーネスに取付けた状態
を示す図である。
【図7】ワイヤハーネスとワイヤハーネス組立基板の関
係を示す図である。
【符号の説明】
11 ワイヤハーネス(線材束) 11b 分岐ハーネス(分岐線材束) 12、30 保持具 13、33 テープ(固定手段) 14 スライドベース 15 クリップ部 16、31、32 固定用ベース 17 歯(第1係合部材) 20 歯(第2係合部材) 21 パネル(相手側部材) 21a 開口部 B 分岐位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の分岐位置から分岐された分岐線材束
    を有する線材束を保持して相手側部材に取付ける線材束
    の保持具であって、前記分岐位置に固定手段によって固
    定される線材束の保持具において、 線材束の外周部に沿って延在するとともに、延在方向に
    亘って第1係合部が形成されたスライドベースと、 該スライドベースに該ベースの延在方向に亘って移動自
    在に取付けられるとともに前記第1係合部に係合する第
    2係合部が形成され、相手側部材の開口部に嵌合される
    クリップ部と、 前記スライドベースの延在方向に対して略直交する方向
    に延在するようにして該スライドベースに固定され、前
    記固定手段によって分岐位置に固定される固定用ベース
    と、を備え、 前記クリップ部をスライドベースに沿って移動させると
    ともに、所定位置で第1係合部を第2係合部に係合させ
    るようにしたことを特徴とする線材束の保持具。
  2. 【請求項2】前記固定用ベースが前記スライドベースの
    延在方向両端部に設けられることを特徴とする請求項1
    記載の線材束の保持具。
JP9127737A 1997-05-19 1997-05-19 線材束の保持具 Pending JPH10322862A (ja)

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JP9127737A JPH10322862A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 線材束の保持具

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JP9127737A JPH10322862A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 線材束の保持具

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ID=14967442

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JP9127737A Pending JPH10322862A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 線材束の保持具

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JP (1) JPH10322862A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7533853B2 (en) * 2004-04-28 2009-05-19 Yazaki Corporation Clip structure and wire-like member fixing method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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