JPH10316391A - 産業車両のティルトシリンダ制御装置 - Google Patents

産業車両のティルトシリンダ制御装置

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Publication number
JPH10316391A
JPH10316391A JP12987297A JP12987297A JPH10316391A JP H10316391 A JPH10316391 A JP H10316391A JP 12987297 A JP12987297 A JP 12987297A JP 12987297 A JP12987297 A JP 12987297A JP H10316391 A JPH10316391 A JP H10316391A
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JP
Japan
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mast
tilt
tilt cylinder
industrial vehicle
angle
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Application number
JP12987297A
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English (en)
Inventor
Kunio Maki
国夫 牧
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中にマストを傾動操作させても、荷崩れ
やフォークリフトの車輪の浮き上がり(即ち車両の前後
方向の不安定状態)が発生しない産業車両のティルトシ
リンダ制御装置を提供すること。 【解決手段】 ティルトレバーが前傾操作されると、駆
動制御装置49は車速センサSより検出した車速V及び
圧力センサ17より検出した荷重wに基づいてマスト3
の最大許容前傾角度を求める。駆動制御装置49はポテ
ンショメータ15により検出したマスト3の傾動角度が
求めた最大許容前傾角度に到達した時、比例ソレノイド
弁43を制御してティルトシリンダ9への作動油の供給
を止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は荷役用アタッチメン
トを昇降移動させるマストが傾動可能に装備され、その
マストがティルトシリンダの作動により傾動される産業
車両のティルトシリンダ制御装置に係り、詳しくはマス
トの傾動角度を制御する制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の産業車両であるフォークリフト
においては、車両の前部に設けられたアウタマスト及び
インナマストを備えたマストによりリフトブラケットと
ともにフォークを昇降させる。マストはリフトレバーを
操作してリフトシリンダを作動させることにより伸縮す
る。そして、マストの伸縮に伴ってフォークは昇降す
る。また、荷役作業を容易にするため及びフォークリフ
トの走行中の安定性を良くするため、マストはティルト
レバーを操作してティルトシリンダを作動させることに
より垂直の基準位置に対して前傾あるいは後傾するよう
になっている。
【0003】フォークリフトはフォークに荷を積載した
状態では重心が前側に移動し、フォークの揚高を高くす
るとマストに作用するモーメントが大きくなる。そし
て、荷を積載した状態でマストを前傾させると重心がよ
り前に移動してフォークリフトの前後方向の安定性が悪
くなる。また、荷の荷重が大きな状態で後傾角度を過度
に大きくすると重心が後側に寄り過ぎて前輪が浮き気味
になりスリップが発生する虞がある。そこで、従来はマ
ストの前傾角度及び後傾角度は予め所定の値(最大許容
傾動角度)に設定されていた。一般に、前傾角度が6
度、後傾角度が12度に設定されているが、マストが高
い特別仕様のフォークリフトでは、前傾角度が3度で後
傾角度が6度に設定されているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォークリ
フトが走行しているとき、マストにはその走行方向及び
走行速度に応じた慣性が生じる。そして、走行中はその
走行速度が変化する時又は車両が段差等を乗越える時な
どに慣性力が働く。この慣性力は車両の走行速度が速い
ほど大きい。
【0005】従って、従来のフォークリフトでは、走行
中にマストの前傾角度を予め設定された固定の前側の最
大許容傾動角度である最も傾いた状態に傾動操作する
と、車両の重心位置が最も前側に移動するとともに、走
行速度に応じた慣性力が前側に大きく働くため、フォー
クリフトの前後方向の安定性が悪くなるという問題があ
る。又、マストのフォークに積載された荷も同様に安定
性が悪くなるため、走行中にマストの前傾角度を最も傾
いた状態に傾動操作すると、荷が落下してしまう虞があ
る。逆に、後方への走行中にマストの後傾角度を予め設
定された固定の後側の最大許容傾動角度である最も傾い
た状態に傾動操作すると、車両の重心位置が最も後側に
移動するとともに、走行速度に応じた慣性力が後側に大
きく働くため、前輪が浮き気味になりスリップが発生す
る虞がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は走行中にマストを傾動操
作させても、荷崩れやフォークリフトの車輪の浮き上が
り(即ち車両の前後方向の不安定状態)が発生しない産
業車両のティルトシリンダ制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、荷役用アタッチメントを昇降移動させるマストが傾
動可能に装備され、ティルトシリンダの作動によりマス
トが傾動される産業車両において、前記マストの最大許
容傾動角度を前記産業車両の走行速度に対応して変更す
るように前記ティルトシリンダへの作動油の供給を制御
する演算駆動制御手段を備えたことを要旨としている。
【0008】請求項2に記載の発明では、前記演算駆動
制御手段は前記最大許容傾動角度を前記産業車両の走行
速度に加え重心位置に対応して変更することを要旨とし
ている。
【0009】請求項3に記載の発明では、前記演算駆動
制御手段は前記最大許容傾動角度を前記産業車両の走行
速度に加え前記荷役用アタッチメントの積載荷重に対応
して変更することを要旨としている。
【0010】請求項4に記載の発明では、前記演算駆動
制御手段は前記最大許容傾動角度を前記産業車両の走行
速度に加え前記荷役用アタッチメントの揚高に対応して
変更することを要旨としている。
【0011】請求項5に記載の発明では、前記演算駆動
制御手段は前記最大許容傾動角度を前記産業車両の走行
速度に加え前記荷役用アタッチメントの揚高及び前記荷
役用アタッチメントの積載荷重に対応して変更すること
を要旨としている。
【0012】請求項6に記載の発明では、荷役用アタッ
チメントを昇降移動させるマストが傾動可能に装備さ
れ、ティルトシリンダの作動によりマストが傾動される
産業車両において、前記産業車両の走行速度を検出する
車速検出手段と、前記産業車両の重心位置を検出する重
心位置検出手段と、前記マストの基準位置からの傾動角
度を検出するマスト角度検出手段と、走行速度及び重心
位置に対する最大許容傾動角度を導くためのデータを記
憶した記憶手段と、前記車速検出手段により検出された
走行速度及び前記重心位置検出手段により検出された重
心位置に基づいてその時のマストの最大許容傾動角度を
演算する演算手段と、前記マストを傾動させる際の前記
ティルトシリンダの作動時に、前記マスト角度検出手段
により検出された傾動角度が前記演算手段が演算した最
大許容傾動角度に達したらマストの傾動動作を停止させ
るようにティルトシリンダへの作動油の供給を制御する
駆動制御手段とを備えたことを要旨としている。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の産業車両のティルトシリンダ制御装置において、前
記重心位置検出手段は前記荷役用アタッチメントの積載
荷重を検出する積載荷重検出手段であることを要旨とし
ている。
【0014】請求項8に記載の発明では、請求項6に記
載の産業車両のティルトシリンダ制御装置において、前
記重心位置検出手段は前記荷役用アタッチメントの揚高
を検出する揚高検出手段であることを要旨としている。
【0015】請求項9に記載の発明では、請求項6に記
載の産業車両のティルトシリンダ制御装置において、前
記重心位置検出手段は前記荷役用アタッチメントの積載
荷重を検出する積載荷重検出手段及び前記荷役用アタッ
チメントの揚高を検出する揚高検出手段からなることを
要旨としている。
【0016】請求項10に記載の発明では、前記ティル
トシリンダへの作動油の供給を制御する駆動制御手段
は、ティルトシリンダへの作動油の供給、排出を切換え
制御する手動操作方向切換弁と、該手動操作方向切換弁
とティルトシリンダとを接続する管路の途中に設けられ
た電磁弁と、前記マストを傾動させる際の前記ティルト
シリンダの作動時に、マスト角度が所定の角度になった
とき前記電磁弁を管路の遮断状態に制御する駆動制御装
置とを備えたことを要旨としている。
【0017】従って、請求項1に記載の発明によれば、
マストの傾動動作の際に産業車両の走行速度に対応して
マストの最大許容傾動角度が演算駆動制御手段により変
更される。従って、走行中に傾動操作を行っても、従来
装置のように荷崩れや車輪の浮き上がりが生じる虞がな
い。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、マストの
傾動動作の際に産業車両の走行速度、及び重心位置に対
応してマストの最大許容傾動角度が演算駆動制御手段に
より変更される。従って、走行中に傾動操作を行って
も、その時の重心位置が考慮され、従来装置のように荷
崩れや車輪の浮き上がりが生じる虞がない。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、マストの
傾動動作の際に産業車両の走行速度及び荷役用アタッチ
メントの積載荷重に対応してマストの最大許容傾動角度
が演算駆動制御手段により変更される。従って、高荷重
時の走行中に傾動操作を行っても、従来装置のように荷
崩れや車輪の浮き上がりが生じる虞がない。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、マストの
傾動動作の際に産業車両の走行速度及び荷役用アタッチ
メントの揚高に対応してマストの最大許容傾動角度が演
算駆動制御手段により変更される。従って、高揚高時の
走行中に傾動操作を行っても、従来装置のように荷崩れ
や車輪の浮き上がりが生じる虞がない。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、マストの
傾動動作の際に産業車両の走行速度、荷役用アタッチメ
ントの荷重及び揚高に対応してマストの最大許容傾動角
度が演算駆動制御手段により変更される。従って、高荷
重及び高揚高時の走行中に傾動操作を行っても、従来装
置のように荷崩れや車輪の浮き上がりが生じる虞がな
い。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、車速検出
手段により産業車両の走行速度が検出される。重心位置
検出手段により産業車両のその時の重心位置が検出され
る。マスト角度検出手段によりマストの基準位置からの
傾動角度が検出される。前記重心位置検出手段により検
出されたその時の重心位置と、前記車速検出手段により
検出された走行速度とに基づいてマストの最大許容傾動
角度が演算手段により演算される。マストを傾動させる
際のティルトシリンダの作動時に、前記マスト角度検出
手段により検出されたマストの傾動角度が前記最大許容
傾動角度に達すると、ティルトシリンダへの作動油の供
給が駆動制御手段により停止され、マストの傾動動作が
停止される。即ち、マストの傾動動作時に、マストが走
行速度及び重心位置に対応した適正な角度より大きくな
るまで傾動することが確実に防止される。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、積載荷重
検出手段により荷役用アタッチメントの積載荷重が検出
される。そして、前記積載荷重検出手段により検出され
た積載荷重と、前記車速検出手段により検出された走行
速度とに基づいてマストの最大許容傾動角度が演算手段
により演算される。よって、マストの傾動動作時に、マ
ストの傾動角度が走行速度及び積載荷重に対応して求め
られた最大許容傾動角度より大きくなることが確実に防
止される。
【0024】請求項8に記載の発明によれば、揚高検出
手段により荷役用アタッチメントの揚高が検出される。
そして、前記揚高検出手段により検出された揚高と、前
記車速検出手段により検出された走行速度とに基づいて
マストの最大許容傾動角度が演算手段により演算され
る。よって、マストの傾動動作時に、マストの傾動角度
が走行速度及び揚高に対応して求められた最大許容傾動
角度より大きくなることが確実に防止される。
【0025】請求項9に記載の発明によれば、積載荷重
検出手段により検出された積載荷重、揚高検出手段によ
り検出された揚高、及び、車速検出手段により検出され
た走行速度とに基づいてマストの最大許容傾動角度が演
算手段により演算される。よって、マストの傾動動作時
に、マストの傾動角度が積載荷重、揚高及び走行速度に
対応して求められた最大許容傾動角度より大きくなるこ
とが確実に防止される。
【0026】請求項10に記載の発明によれば、請求項
6〜請求項9のいずれか1項に記載の発明において、前
記ティルトシリンダへの作動油の供給、排出は、手動操
作方向切換弁と電磁弁とによって制御される。電磁弁は
手動操作方向切換弁とティルトシリンダとを接続する管
路内の作動油の流れを制御する。手動操作方向切換弁が
マストを傾動させる操作位置に切り換えられて、ティル
トシリンダがマストを傾動させるように作動されている
状態で、マスト角度が最大許容傾動角度になると、駆動
制御装置により電磁弁は管路遮断状態に制御される。従
って、手動操作方向切換弁がマストを傾動させる操作位
置に保持されてもティルトシリンダの作動は停止され、
マストは最大許容傾動角度に保持される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を荷役用アタッチメ
ントとしてフォークが取付けられた産業車両としてのフ
ォークリフトに具体化した一実施形態を図1〜図6に従
って説明する。
【0028】図3に示すように、フォークリフト1の車
体フレーム2にはその前部にマスト3が設けられてい
る。マスト3は車体フレーム2に対して傾動可能に支持
された左右一対のアウタマスト3aと、その内側に昇降
可能に装備されたインナマスト3bとからなる。両アウ
タマスト3aの後側にはリフトシリンダ4がアウタマス
ト3aと平行に固定され、そのピストンロッド4aの先
端がインナマスト3bの上部に連結されている。インナ
マスト3bの内側にはリフトブラケット5がインナマス
ト3bに沿って昇降可能に装備され、リフトブラケット
5にフォーク6が取り付けられている。インナマスト3
bの上部にはチェーンホイール7が支承され、チェーン
ホイール7には第1端部がリフトシリンダ4の上部に、
第2端部がリフトブラケット5にそれぞれ連結されたチ
ェーン8が掛装されている。そして、リフトシリンダ4
の伸縮によりチェーン8を介してフォーク6がリフトブ
ラケット5とともに昇降動される。
【0029】車体フレーム2の左右両側にはティルトシ
リンダ9の基端が回動可能に支持され、そのピストンロ
ッド9aの先端がアウタマスト3aに回動可能に連結さ
れている。そして、ティルトシリンダ9のピストンロッ
ド9aの伸縮によりマスト3が傾動される。
【0030】運転室10の前部にはステアリング11、
リフトレバー12及びティルトレバー13がそれぞれ設
けられている。図3においては両レバー12,13が重
なった状態で示されている。リフトレバー12の操作に
よりリフトシリンダ4が伸縮され、ティルトレバー13
の傾動操作によりティルトシリンダ9が伸縮されるよう
になっている。
【0031】図2に示すように、アウタマスト3aには
重心位置検出手段及び揚高検出手段としての揚高センサ
14が所定高さ位置に取付けられている。揚高センサ1
4は近接スイッチからなり、インナマスト3b側に固定
された被検出部(図示せず)を検出することにより、高
揚高か低揚高かを検出する。つまり、フォーク6の揚高
が設定値H0 以上でオン信号を出力し、設定値H0 未満
でオフ信号を出力するようになっている。この実施の形
態では設定値H0 が最大揚高Hmax のほぼ2分の1の高
さに設定されている。
【0032】車体フレーム2にはマスト角度検出手段と
しての回転式のポテンショメータ15が設けられてい
る。ポテンショメータ15はティルトシリンダ9の基端
を回動可能に支持する支持部に設けられ、ティルトシリ
ンダ9に突設されたピン9dを挟持する回動片15aを
備えている。そして、ピストンロッド9aの伸縮に伴っ
てティルトシリンダ9とともに回動片15aが回動し
て、マスト3が垂直となる基準位置からの傾動角度(テ
ィルト角)θに対応する検出信号をポテンショメータ1
5が出力するようになっている。
【0033】リフトシリンダ4にはフォーク6の積載荷
重(荷重)wを検出する重心位置検出手段及び積載荷重
検出手段としての圧力センサ17が設けられている。圧
力センサ17はリフトシリンダ4の内部の油圧を検出
し、フォーク6の荷重wに対応した検出信号を出力す
る。
【0034】前輪16の図示しないデフリングギヤには
車速検出手段としての車速センサSが設けられている。
車速センサSはデフリングギヤの回転を検出し、フォー
クリフト1の走行速度(車速)Vに対応する検出信号を
出力する。
【0035】図4に示すように、ティルトレバー13の
近傍には前傾検出スイッチ18及び後傾検出スイッチ1
9が設けられている。両検出スイッチ18,19はマイ
クロスイッチからなり、前傾検出スイッチ18はティル
トレバー13が前傾位置にあるときにオン信号を出力
し、後傾検出スイッチ19はティルトレバー13が後傾
位置にあるときにオン信号を出力する。
【0036】次にリフトシリンダ4及びティルトシリン
ダ9を駆動するための油圧回路を図1に従って説明す
る。図1に示すように、リフトシリンダ4は管路20を
介してリフト用制御弁22に接続されている。管路20
の途中にはボトム室4b側からリフト用制御弁22へ向
かう作動油の流れを規制するパイロット操作逆止弁21
が設けられている。リフト用制御弁22には直動式のス
プール弁が使用されている。リフト用制御弁22には手
動操作の7ポート3位置切換弁が使用され、フォーク6
の昇降及び停止を指示するリフトレバー12の上昇、中
立及び下降操作位置に対応して、a位置,b位置,c位
置の3つの状態に切換可能となっている。手動操作方向
切換弁としてのティルト用制御弁23には手動操作の6
ポート3位置切換弁が使用され、フォーク6の傾動及び
停止を指示するティルトレバー13の前傾、中立及び後
傾操作位置に対応して、a位置,b位置,c位置の3つ
の状態に切換可能となっている。
【0037】各シリンダ4,9にオイルタンク24内の
作動油を供給する油圧ポンプ25はエンジンEにより駆
動される。油圧ポンプ25は作動油供給用管路26を介
してリフト用制御弁22のポートP1 に接続されてい
る。作動油供給用管路26には油圧ポンプ25から供給
される作動油を荷役装置側(リフトシリンダ4及びティ
ルトシリンダ9)と、パワーステアリング用バルブ27
側とに分流するフローデバイダ28が設けられている。
作動油供給用管路26はフローデバイダ28より下流側
において分岐された分岐管路26a,26bを介してポ
ートP2 ,ポートP3 にそれぞれ接続されている。分岐
管路26aには逆止弁29が設けられている。また、作
動油供給用管路26はリリーフ弁30が設けられた管路
31aを介して戻り管路32に接続されている。リフト
用制御弁22はポートT1 において戻り管路32に、ポ
ートA1 において管路20に、ポートA2 において管路
31bに、ポートA3 において管路34にそれぞれ接続
されている。管路31bは戻り管路32に接続されると
ともに、途中にリリーフ弁33が設けられている。リリ
ーフ弁33の設定圧力はリリーフ弁30の設定圧力より
小さな値に設定されている。
【0038】リフト用制御弁22はリフトレバー12の
上昇操作に基づいてa位置に配置され、a位置において
分岐管路26aと管路20とを連通させてリフトシリン
ダ4を伸長させる。リフト用制御弁22はリフトレバー
12の下降操作に基づいてc位置に配置され、c位置に
おいて管路20と戻り管路32とを、作動油供給用管路
26と管路34とを、分岐管路26bと管路31bとを
それぞれ連通させてリフトシリンダ4を収縮させる。
【0039】また、リフト用制御弁22はリフトレバー
12の中立操作に基づいてb位置に配置され、b位置に
おいて作動油供給用管路26と管路34とを、分岐管路
26bと管路31bとをそれぞれ連通させる。そして、
管路20と分岐管路26a及び戻り管路32との連通を
遮断し、リフトシリンダ4内の作動油の移動を阻止する
状態に保持するようになっている。
【0040】油圧ポンプ25は作動油供給用管路26か
ら分岐した作動油供給用管路35を介してティルト用制
御弁23のポートP11に接続されている。作動油供給用
管路35には逆止弁36が設けられている。ティルト用
制御弁23のポートP12には管路34が接続されてい
る。ティルト用制御弁23はポートT11において戻り管
路32aに、ポートT12において戻り管路32bにそれ
ぞれ接続されている。ティルト用制御弁23はポートA
11において管路37aに、ポートA12において管路37
bにそれぞれ接続されている。管路37aはティルトシ
リンダ9のロッド室9bに、管路37bはボトム室9c
にそれぞれ接続されている。
【0041】ティルト用制御弁23は、ティルトレバー
13の後傾操作に基づいてa位置に配置され、a位置に
おいて作動油供給用管路35と管路37aとを、戻り管
路32aと管路37bとをそれぞれ連通させる状態に配
置されてティルトシリンダ9を収縮可能とする。ティル
ト用制御弁23はティルトレバー13の前傾操作に基づ
いてc位置に配置される。c位置においては、作動油供
給用管路35と管路37bとが連通されるとともに、管
路37aを戻り管路32aと連通させる状態に配置され
てティルトシリンダ9を伸長可能とする。また、ティル
ト用制御弁23はティルトレバー13の中立操作に基づ
いて図1のb位置に配置され、両管路37a,37bと
作動油供給用管路35及び戻り管路32aとの連通を遮
断して、ティルトシリンダ9内の作動油の移動を阻止す
る状態に保持する。
【0042】管路37aの途中には制御弁38及びパイ
ロット操作逆止弁39が設けられている。パイロット操
作逆止弁39は制御弁38とロッド室9bとの間に、ロ
ッド室9b側から制御弁38側への作動油の流れを規制
する。制御弁38は1方弁であって、管路37aを開閉
する直動式のスプールを備えている。制御弁38は常時
閉弁型の制御弁であって、パイロット油圧により作動す
る2ポート2位置の弁が使用され、バネ40のバネ力に
より管路37aを閉鎖するa位置と、管路37aを連通
するb位置との2つの位置に切換可能となっている。前
記スプールにはb位置に配置されたときに、管路37a
を連通させる通路41が形成され、同通路41にはオリ
フィス42を備えている。制御弁38及びパイロット操
作逆止弁39へのパイロット圧は比例ソレノイド弁43
により供給される。制御弁38及び比例ソレノイド弁4
3により、ティルトシリンダ9とティルト用制御弁23
とを接続する管路37aの開閉を行う電磁弁が構成され
ている。
【0043】前記パイロット操作逆止弁21,39及び
比例ソレノイド弁43にパイロット圧を供給するパイロ
ット圧供給手段は、作動油供給用管路26のフローデバ
イダ28より上流側において作動油供給用管路26から
分岐された管路44により構成されている。管路44の
途中には減圧弁45及びフィルタ46が設けられてい
る。
【0044】比例ソレノイド弁43は、そのタンクポー
トT2が戻り管路32aに接続され、Aポートが管路4
4に接続されている。また、比例ソレノイド弁43のB
ポートは制御弁38のスプールの一端に設けられた圧力
室(図示しない)に連通されている。なお、前記制御弁
38において、スプールの他端側の圧力室(図示しな
い)は、戻り管路32に連通されている。
【0045】比例ソレノイド弁43は、常時閉鎖型のソ
レノイド弁であって、そのソレノイドが消磁されている
ときには、バネ47によりにBポートとタンクポートT
2とが連通されている。また、比例ソレノイド弁43は
スプールの作動量が励磁のために供給される電流にほぼ
比例するように構成されている。比例ソレノイド弁43
は、ソレノイドが励磁されたときにはスプールが作動し
てAポートとBポートとが連通し、同スプールの作動位
置にて設定されるパイロット圧を制御弁38のスプール
に供給する。このパイロット圧により、制御弁38のス
プールがバネ40のバネ力に抗して移動されるようにな
っている。
【0046】なお、リフト用制御弁22、ティルト用制
御弁23、パイロット操作逆止弁21,39、逆止弁2
9,36、リリーフ弁30,33、制御弁38、比例ソ
レノイド弁43及び減圧弁45は1個のハウジング内に
形成されて、全体として1個のコントロールバルブ48
を構成している。
【0047】次に、この油圧回路を制御する電気的構成
を説明する。図2に示すように、制御弁38の開度、即
ち比例ソレノイド弁43の出力パイロット圧を制御する
駆動制御装置49は、マイクロコンピュータ50、アナ
ログデジタル変換回路(A/D変換回路)51及びソレ
ノイド駆動回路52を備えている。マイクロコンピュー
タ50は、演算手段としての中央処理装置(以下、CP
Uという)53と、読出し専用メモリ(ROM)54a
と、記憶手段としてのEEPROM(Electrical Era
sable Programmable ROM)54bと、読出し及び書
替え可能なメモリ(RAM)55と、入力インタフェー
ス56と、出力インタフェース57とを備えている。こ
の実施の形態では、ティルト用制御弁23、制御弁3
8、比例ソレノイド弁43及び駆動制御装置49によ
り、ティルトシリンダ9への作動油の供給を制御する駆
動制御手段が構成されている。また、この制御手段とC
PU53により、演算駆動制御手段が構成されている。
【0048】ROM54aには図5にフローチャートで
示す前傾角度規制制御処理のプログラムをはじめとする
各種制御プログラム及びプログラムを実行する際に必要
なデータが記憶(格納)されている。
【0049】EEPROM54bには前傾角度規制制御
処理のプログラムを実行するのに必要なデータとして、
フォークリフトの車速Vが大きい高速走行か否かを判断
するための設定値V1 、及び、図6に示す設定値V1 以
上の高速走行中における荷重wと最大許容傾動角度とし
ての最大許容前傾角度θxとの関係を表すマップが記憶
されている。本実施の形態では、最大許容前傾角度θx
は荷重wに応じて最大前傾角度θmax から最小前傾角度
θmin の間の値となり、その値は6°(θmax),5
°,4°,3°,2°(θmin )の5種類の値が設定さ
れている。
【0050】CPU53はA/D変換回路51及び入力
インタフェース56を介してポテンショメータ15、圧
力センサ17及び車速センサSにそれぞれ接続されてい
る。CPU53は入力インタフェース56を介して揚高
センサ14、前傾検出スイッチ18及び後傾検出スイッ
チ19にそれぞれ接続されている。CPU53は出力イ
ンタフェース57を介してソレノイド駆動回路52に接
続されている。
【0051】CPU53は前記各センサ14,15,1
7,S及び両スイッチ18,19の出力信号を入力する
とともに、ROM54aに記憶された各種制御プログラ
ムに従って動作し、ティルトシリンダ9の作動時に、出
力インタフェース57及びソレノイド駆動回路52を介
して比例ソレノイド弁43への制御指令信号を出力す
る。
【0052】次に、前記のように構成された装置の作用
を説明する。エンジンEが作動されて油圧ポンプ25が
駆動されると、オイルタンク24内の作動油が作動油供
給用管路26へ吐出される。従って、パイロット圧を供
給する管路44は、油圧ポンプ25が駆動されるとすぐ
にパイロット圧が供給可能な状態となり、管路20に設
けられたパイロット操作逆止弁21はボトム室4b側か
らリフト用制御弁22側への作動油の流れも許容する状
態に保持される。
【0053】そして、リフトレバー12を中立位置から
上昇操作すると、リフト用制御弁22のスプールがa位
置に配置され、作動油供給用管路26が管路20と連通
状態になる。そして、油圧ポンプ25から吐出される作
動油が作動油供給用管路26、リフト用制御弁22及び
管路20を介してリフトシリンダ4のボトム室4bに供
給され、リフトシリンダ4が伸長してフォーク6が上昇
する。
【0054】リフトレバー12を下降操作すると、リフ
ト用制御弁22のスプールがc位置に配置され、管路2
0が戻り管路32に連通されてボトム室4bの作動油が
オイルタンク24へと戻される。そして、リフトシリン
ダ4が収縮してフォーク6が下降する。リフトレバー1
2の中立操作に基づいてリフト用スプールがb位置に配
置され、管路20は作動油供給用管路26及び戻り管路
32のいずれに対しても連通が遮断される。その結果、
リフトシリンダ4内の作動油の移動が阻止され、フォー
ク6が所望の位置に保持される。
【0055】ティルトレバー13が中立位置にある状態
では、スプールは図1のb位置に保持され、両管路37
a,37bは作動油供給用管路35及び戻り管路32a
のいずれに対しても連通が遮断された状態に保持され
る。そして、ティルトシリンダ9の作動油の移動が阻止
され、マスト3は所望の傾動角度の状態に保持される。
【0056】ティルトレバー13の前傾操作によりスプ
ールがc位置に配置されると、作動油供給用管路35と
管路37bとが連通され、管路37aと戻り管路32a
とが連通される状態になる。一方、ティルトレバー13
が前傾操作されると、CPU53に前傾検出スイッチ1
8のオン信号が入力される。前傾検出スイッチ18から
オン信号が入力されると、CPU53は後述する前傾角
度規制制御処理を行う。前記処理では、車速V、荷重w
及び傾動角度(ティルト角)θに応じてソレノイド駆動
回路52に励磁指令信号を出力する。ソレノイド駆動回
路52に前記励磁指令信号が入力されると、ソレノイド
駆動回路52からは比例ソレノイド弁43に開弁用電流
が出力され、比例ソレノイド弁43がその開弁用電流に
応じて開弁する。すると、管路37aの制御弁38及び
パイロット操作逆止弁39にパイロット圧が供給され、
作動油が管路37aを流れることが可能な状態となる。
そして、作動油供給用管路35及び管路37bを介して
作動油がボトム室9cに供給され、ロッド室9b内の作
動油が管路37a及び戻り管路32aを介してオイルタ
ンク24に排出されるため、ティルトシリンダ9が伸長
され、マスト3が前側に向かって回動される。マスト3
が垂直状態(0°)より前側へ回動(傾動)されればマ
スト3即ちフォーク6は前傾される。
【0057】また、ティルトレバー13の後傾操作によ
りスプールがa位置に配置されると、作動油供給用管路
35と管路37aとが連通され、管路37bと戻り管路
32aとが連通される状態になる。一方、ティルトレバ
ー13が後傾操作されると、CPU53に後傾検出スイ
ッチ19のオン信号が入力される。後傾検出スイッチ1
9からオン信号が入力されると、CPU53はソレノイ
ド駆動回路52に励磁指令信号を出力する。ソレノイド
駆動回路52に前記励磁指令信号が入力されると、ソレ
ノイド駆動回路52からは比例ソレノイド弁43に開弁
用電流が出力され、比例ソレノイド弁43がその開弁用
電流に応じて開弁する。すると、管路37aの制御弁3
8及びパイロット操作逆止弁39にパイロット圧が供給
され、作動油が管路37aを流れることが可能な状態と
なる。そして、作動油供給用管路35及び管路37aを
介して作動油がロッド室9bに供給され、ボトム室9c
内の作動油が管路37b及び戻り管路32aを介してオ
イルタンク24に排出されるため、ティルトシリンダ9
が収縮され、マスト3が後側に向かって回動される。マ
スト3が垂直状態より後側へ回動(傾動)されればマス
ト3即ちフォーク6は後傾される。
【0058】また、CPU53は両検出スイッチ18,
19のいずれからもオン信号が出力されない場合は、ソ
レノイド駆動回路52に励磁指令信号を出力しない。従
って、ソレノイド駆動回路52から比例ソレノイド弁4
3に電流が出力されず、制御弁38及びパイロット操作
逆止弁39にパイロット圧が供給されないため、ロッド
室9b側からティルト用制御弁23側への作動油の流れ
が阻止された状態に保持される。
【0059】次に、前傾角度規制制御処理を図5に示す
フローチャートに従って説明する。まず、ティルトレバ
ー13が前傾操作されて前傾検出スイッチ18がオンす
ると、CPU53はステップ1において、車速V、荷重
w及び傾動角度(ティルト角)θの値を読み込みステッ
プ2に移る。ステップ2では、EEPROM54bに記
憶された設定値V1 を読み出し、その設定値V1 と車速
Vを比較する。CPU53は、ステップ2において、検
出した車速Vが設定値V1 未満と判断すると、ステップ
3に移りソレノイド駆動回路52に励磁指令信号を出力
する。一方、ステップ2において、検出した車速Vが設
定値V1 以上と判断すると、ステップ4に移る。ステッ
プ4では、EEPROM54bに記憶された図6に示す
マップを用いて荷重wから最大許容前傾角度θxを求め
る。この最大許容前傾角度θxは、荷重wがw1未満の
とき6°(θmax )、荷重wがw1以上、w2未満のと
き5°、荷重wがw2以上、w3未満のとき4°、荷重
wがw3以上、w4未満のとき3°、荷重wがw4以上
のとき、2°(θmin )となる。尚、前記w1〜w4
は、w1<w2<w3<w4の関係にある。
【0060】次のステップ5では、検出した傾動角度θ
とステップ4にて求めた最大許容前傾角度θxとを比較
する。CPU53は、ステップ5において、傾動角度θ
が最大許容前傾角度θx未満と判断すると、ステップ3
に移りソレノイド駆動回路52に励磁指令信号を出力す
る。又、ステップ5において、傾動角度θが最大許容前
傾角度θx以上と判断すると、ステップ6に移りソレノ
イド駆動回路52に励磁指令信号を出力しないようにす
る。従って、制御弁38にパイロット圧が加わらなくな
り、同制御弁38は閉じる。その結果、ティルトシリン
ダ9は停止する。そして、前記ステップ3又は前記ステ
ップ6が終了すると前記ステップ1に移り、前記前傾角
度規制制御処理を繰り返し行う。尚、この前傾角度規制
制御処理は、CPU53に前傾検出スイッチ18のオン
信号が入力されなくなると、つまり、ティルトレバー1
3の前傾操作が終了したときに終了する。
【0061】即ち、この処理では車速Vが設定値V1 以
上でかつ荷重wがw1以上のときその荷重wに応じて最
大許容前傾角度θxが求められ、その時の傾動角度θが
その最大許容前傾角度θx以上のときには、マスト3が
それ以上傾動しないようにする。
【0062】以上詳述した実施の形態によれば、以下の
効果が得られる。 (1)上記実施の形態では、フォークリフト1の走行速
度(車速)V及びフォークリフト1の重心位置を変化さ
せるフォーク6(荷役用アタッチメント)の荷重wに対
応してマスト3の最大許容前傾角度を変更し、マスト3
が最大許容前傾角度に到達した時、ティルトシリンダ9
への作動油の供給を制御する制御手段を備えたので、マ
スト3が車速V及び荷重wに対応した適正な前傾角度θ
xを超えてさらに前傾することが防止される。従って、
走行中において高荷重での前傾操作時に、誤操作でティ
ルトレバー13を最前傾位置に傾動操作しても、マスト
3は前傾しないため、つまりさらに重心位置が前側に移
動しないため、車両の前後方向の安定性を悪化させるこ
とがない。その結果、フォークリフト1の後輪の浮き上
がりは防止され、荷崩れが発生しない。
【0063】(2)ティルトシリンダ9への作動油の供
給を制御する制御手段が、ティルトシリンダ9への作動
油の供給、排出を切換え制御するティルト用制御弁23
(手動操作方向切換弁)と、ティルト用制御弁23とテ
ィルトシリンダ9とを接続する管路37aの途中に設け
られた制御装置49からの指令信号により制御される制
御弁38とを備えている。従って、作業者が従来の手動
操作弁と同様な操作でティルト動作を実施できるととも
に、マスト3の前傾動作時に傾動角度θが最大許容傾動
角度としての最大許容前傾角度θxに達すると、制御装
置49からの指令により制御弁38が管路37aの遮断
状態に制御されてマスト3の前傾が規制される。
【0064】(3)上記実施の形態では、設定値V1 及
び荷重wと最大許容前傾角度θxとの関係を表すマップ
がEEPROM54bに記憶されているため、機種によ
って異なるマップが必要な場合でも、EEPROM54
bの記憶内容の一部を修正したり追加することにより、
同じ制御装置で簡単に対応できる。
【0065】なお、実施の形態は前記両実施の形態に限
定されるものではなく、例えば、次のように変更して実
施してもよい。 ○上記実施の形態では、車速VがV1 未満の低速走行の
ときは荷重wに関係なくソレノイド駆動回路52に励磁
指令信号を出力してマスト3を傾動可能としたが、車速
VがV1 未満のときも荷重wに応じて最大許容前傾角度
θxを求め、その時の傾動角度θがその最大許容前傾角
度θx以上のときには、マスト3が傾動しないようにし
てもよい。この場合、EEPROM54bに記憶させて
おく低速走行時における荷重wと最大許容前傾角度θx
との関係を表すマップは、図6に示す高速走行時におけ
るマップに対して、例えば荷重wがw3未満のとき6
°、荷重wがw3以上、w4未満のとき5°、荷重wが
w4以上のとき、4°となるようなマップにしておく。
このようにすると、最大許容前傾角度θxを車速V及び
荷重wに対応してより細かく設定でき、フォークリフト
1の後輪の浮き上がりや荷崩れをより確実に防止でき
る。又、車速Vを3段階以上の複数段階で又は連続的に
判断し、その車速Vが大きくなるほど複数段階で又は連
続的に最大許容前傾角度θxを小さくするようにしても
よい。
【0066】○上記実施の形態では、車速V及び荷重w
に応じて最大許容前傾角度θxを求めたが、車速V及び
フォーク6の揚高Hに応じて最大許容前傾角度θxを求
めるようにしてもよい。詳述すると、上記実施の形態の
揚高センサ14を使用して、又は揚高Hを連続的に検出
可能なリール式の揚高センサ等を使用して揚高Hを検出
し、設定値V1 以上の高速走行中において、揚高Hが高
くなるほど最大許容前傾角度θxが小さくなるようにす
る。この場合、EEPROM54bには、揚高Hと最大
許容前傾角度θxとの関係を表すマップを記憶させてお
く必要がある。このようにすると、マスト3が車速V及
び揚高Hに対応した適正な前傾角度を超えて前傾するこ
とが防止される。
【0067】○又、車速V、荷重w及びフォーク6の揚
高Hに応じて最大許容前傾角度θxを求めるようにして
もよい。この前傾角度規制制御処理は詳述すると例えば
以下のように実施する。まず、例えば図7に示すような
3次元マップを使用し、検出した荷重w及び揚高Hよ
り、その時の比例係数Kを求める。尚、この比例係数K
は図6に示すように荷重wが大きくなるほど小さくな
り、また揚高Hが高くなるほど小さくなり、その値は2
〜6の値となるように設定されている。次に、例えば車
速Vを3段階で判別し、その時の係数Lを求める。詳述
すると例えば、車速VがVa未満のとき係数Lは1.
0、車速VがVa以上、Vb未満のとき係数Lは0.
8、車速VがVb以上のとき係数Lは0.6となるよう
に設定されている。尚、Va〜VcはVa>Vb>Vc
の関係にある。そして、このように求めた係数Lと前記
荷重w及び揚高Hより求めた比例係数Kとを掛け合わせ
て最大許容前傾角度θx(=L*K)を求める。そし
て、この求めた最大許容前傾角度θxと検出した傾動角
度θを比較し、傾動角度θが最大許容前傾角度θx未満
と判断すると、ソレノイド駆動回路52に励磁指令信号
を出力する。又、傾動角度θが最大許容前傾角度θx以
上と判断すると、ソレノイド駆動回路52に励磁指令信
号を出力しないようにする。
【0068】例えば、車速Vが小さく係数Lが1.0
で、低荷重及び低揚高で比例係数Kが6のとき、マスト
3は最大の6°までの範囲が傾動可能となる。又、車速
Vが大きく係数Lが0.6で、高荷重及び高揚高で比例
係数Kが2のとき、マスト3は最小の1.2°までの範
囲が傾動可能となる。尚、勿論この場合には、EEPR
OM54bにVa〜Vc、各車速に対する係数K、及
び、図7に示すマップ等を記憶させておく。
【0069】このようにすると、マスト3が車速V、荷
重w及び揚高Hに対応した適正な前傾角度を超えて前傾
することが防止される。また、各検出値V,w,Hにつ
いて複数段階で判別し最大許容前傾角度θxを求めるた
め、車速V、荷重w及び揚高Hに対応してより細かく傾
動動作が制御され、ティルト作業時の作業性が向上す
る。尚、各検出値V,w,Hについて連続的に判別し最
大許容前傾角度θxを連続的に求めてもよい。
【0070】○上記実施の形態の構成において、管路3
7aにパイロット圧により開度調整可能な制御弁38に
代えて管路37aの開閉のみを行うソレノイド弁(オン
・オフソレノイド弁)を設ける。詳述すると、制御弁3
8、パイロット操作逆止弁39及び比例ソレノイド弁4
3を省略して、管路37aの開閉のみを行うソレノイド
弁を管路37aに設ける。そして、ティルトシリンダ9
の作動が必要なときに該ソレノイド弁を開放状態に保持
し、ティルトシリンダ9の作動が不要なときに閉鎖状態
に保持する構成とする。そして、ティルトシリンダ9の
前傾作動時に、マスト3の前傾角度θが最大許容前傾角
度θxに達すると、制御装置49からの指令により前記
ソレノイド弁を開放状態から閉鎖状態に切り換える。こ
の構成では、パイロット圧で操作される制御弁38及び
比例ソレノイド弁43に代えて、構成が簡単なオン・オ
フソレノイド弁で前傾角規制を行うことができる。
【0071】○マスト角度検出手段はマスト3の基準位
置からの傾動角度θを検出可能なものであればよく、テ
ィルトシリンダ9の回動角を検出する回転式のポテンシ
ョメータ15に限らず、例えば、ティルトシリンダ9の
伸縮量、即ちピストンロッド9aの突出量を検出するリ
ニアポテンショメータを使用してもよい。また、マスト
3とともに回動する軸の回動角度をポテンショメータや
ロータリエンコーダで検出する構成としてもよい。尚、
本実施の形態では前記基準位置はマスト3が垂直となる
位置にしたが、EEPROM54bに記憶させておくデ
ータ等を対応させれば、どこを基準位置としてもよい。
【0072】○上記実施の形態の前傾角度規制制御プロ
グラムを実行するのに必要なデータとしての荷重wと最
大許容前傾角度θxとの関係を表すマップに代えて、荷
重wと最大許容前傾角度θxとの関係を表す式をEEP
ROM54bに記憶させてもよい。又、EEPROM5
4bに記憶させておくデータはROM54aに記憶させ
ておいてもよい。この場合、EEPROM54bを省略
できる。さらに、EEPROM54bに記憶させておく
データはバックアップ用の電源を備えたRAMやフラッ
シュメモリに記憶させておいてもよい。この場合、マッ
プ又は関係式の補正が容易になる。
【0073】○上記実施の形態では、最大許容前傾角度
θxは基準位置を0°として、6°〜2°の値となると
したが、必要に応じて変更してもよい。 ○荷役用アタッチメントとしてフォーク6以外のアタッ
チメント、例えばロール紙の運搬に使用するロールクラ
ンプ、ブロックの運搬や高積み作業に使用するブロック
クランプ、コイル状に巻かれたワイヤ及びケーブル等コ
イル状あるいは円筒状の荷の運搬に使用するラム等を装
備した産業車両に適用してもよい。
【0074】○エンジンを駆動源とする産業車両に限ら
ず、バッテリを駆動源とする産業車両に適用してもよ
い。 ○上記実施の形態では、前傾操作時の傾動動作について
規制をするようにしたが後傾操作時の傾動操作について
も同様に規制するようにしてもよい。この場合、後方へ
の高速後進走行中に後傾操作を行ってもマストはその時
の最大許容後傾角度を超えて後傾することがないため、
つまり更に重心位置が後方に移動することがないため、
走行速度に応じた慣性力が後方に働いても前輪16が浮
き気味になりスリップが発生することが防止される。
【0075】又、マストが高い特別仕様のフォークリフ
トでは、高揚高時の安定性を考慮して後傾角度を通常の
ものより小さくしている。しかし、低揚高での荷の搬送
走行時には通常のフォークリフトと同様な後傾角度まで
傾動した方が安定性は増す。従って、そのような場合
は、後傾角度の規制機能を設け高揚高時に後傾角度を規
制して、低揚高時の後傾角度を大きくできるようにして
もよい。
【0076】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の技術思想(発明)について、以下にその効果とと
もに記載する。 ○請求項1乃至6のいずれか1項に記載の産業車両のテ
ィルトシリンダ制御装置において、前記最大許容傾動角
度はマストを前側に向かって傾動させる際の最大許容前
傾角度である産業車両のティルトシリンダ制御装置。
【0077】このようにすると、フォークリフト1の後
輪の浮き上がりや荷崩れが発生しない。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、走行中に傾動操作を行っても、荷崩れや車
輪の浮き上がりが生じる虞がない。
【0079】請求項2に記載の発明によれば、走行中に
傾動操作を行っても、その時の重心位置が考慮され、荷
崩れや車輪の浮き上がりが生じる虞がない。請求項3に
記載の発明によれば、高荷重時の走行中に傾動操作を行
っても、荷崩れや車輪の浮き上がりが生じる虞がない。
【0080】請求項4に記載の発明によれば、高揚高時
の走行中に傾動操作を行っても、荷崩れや車輪の浮き上
がりが生じる虞がない。請求項5に記載の発明によれ
ば、高荷重及び高揚高時の走行中に傾動操作を行って
も、荷崩れや車輪の浮き上がりが生じる虞がない。
【0081】請求項6に記載の発明によれば、マストの
傾動動作時に、マストが走行速度及び重心位置の変化に
対応した最大許容傾動角度より大きく傾動することが確
実に防止される。
【0082】請求項7に記載の発明によれば、マストの
傾動動作時に、マストが走行速度及び積載荷重に対応し
た最大許容傾動角度より大きく傾動することが確実に防
止される。
【0083】請求項8に記載の発明によれば、マストの
傾動動作時に、マストが走行速度及び揚高に対応した最
大許容傾動角度より大きく傾動することが確実に防止さ
れる。
【0084】請求項9に記載の発明によれば、マストが
積載荷重、揚高及び走行速度に対応した最大許容傾動角
度より大きく傾動することが確実に防止される。請求項
10に記載の発明によれば、手動操作方向切換弁がマス
トを傾動させる操作位置に切り換えられて、ティルトシ
リンダがマストを傾動させるように作動されている状態
で、マスト角度が最大許容傾動角度になると、制御手段
により電磁弁は管路遮断状態に制御される。従って、手
動操作方向切換弁がマストを傾動させる操作位置に保持
されてもティルトシリンダの作動は停止され、マストは
所定の最大許容傾動角度に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における油圧回路図。
【図2】制御装置の電気的構成を示すブロック図。
【図3】フォークリフトの側面図。
【図4】ティルト操作レバーの側面図。
【図5】本実施の形態における前傾角度規制制御処理の
フローチャート。
【図6】本実施の形態における前傾角度規制制御処理の
ためのマップ図。
【図7】別例における前傾角度規制制御処理のためのマ
ップ図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、3…マスト、6
…荷役用アタッチメントとしてのフォーク、9…ティル
トシリンダ、14…重心位置検出手段及び揚高検出手段
としての揚高センサ、15…マスト角度検出手段として
のポテンショメータ、17…重心位置検出手段及び積載
荷重検出手段としての圧力センサ、23…演算駆動制御
手段及び駆動制御手段を構成する手動操作方向切換弁と
してのティルト用制御弁、37a…管路、38…演算駆
動制御手段、駆動制御手段及び電磁弁を構成する制御
弁、43…演算駆動制御手段、駆動制御手段及び電磁弁
を構成する比例ソレノイド弁、49…演算駆動制御手段
及び駆動制御手段を構成する駆動制御装置、53…演算
駆動制御手段を構成する演算手段としての中央処理装置
(CPU)、54b…記憶手段としてのEEPROM、
S…車速検出手段としての車速センサ、V…走行速度
(車速)、θ…傾動角度、w…積載荷重(荷重)、H…
揚高、θx…最大許容傾動角度としての最大許容前傾角
度。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役用アタッチメントを昇降移動させる
    マストが傾動可能に装備され、ティルトシリンダの作動
    によりマストが傾動される産業車両において、 前記マストの最大許容傾動角度を前記産業車両の走行速
    度に対応して変更するように前記ティルトシリンダへの
    作動油の供給を制御する演算駆動制御手段を備えた産業
    車両のティルトシリンダ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記演算駆動制御手段は前記最大許容傾
    動角度を前記産業車両の走行速度に加え重心位置に対応
    して変更することを特徴とする請求項1に記載の産業車
    両のティルトシリンダ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記演算駆動制御手段は前記最大許容傾
    動角度を前記産業車両の走行速度に加え前記荷役用アタ
    ッチメントの積載荷重に対応して変更することを特徴と
    する請求項1に記載の産業車両のティルトシリンダ制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記演算駆動制御手段は前記最大許容傾
    動角度を前記産業車両の走行速度に加え前記荷役用アタ
    ッチメントの揚高に対応して変更することを特徴とする
    請求項1に記載の産業車両のティルトシリンダ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記演算駆動制御手段は前記最大許容傾
    動角度を前記産業車両の走行速度に加え前記荷役用アタ
    ッチメントの揚高及び前記荷役用アタッチメントの積載
    荷重に対応して変更することを特徴とする請求項1に記
    載の産業車両のティルトシリンダ制御装置。
  6. 【請求項6】 荷役用アタッチメントを昇降移動させる
    マストが傾動可能に装備され、ティルトシリンダの作動
    によりマストが傾動される産業車両において、 前記産業車両の走行速度を検出する車速検出手段と、 前記産業車両の重心位置を検出する重心位置検出手段
    と、 前記マストの基準位置からの傾動角度を検出するマスト
    角度検出手段と、 走行速度及び重心位置に対する最大許容傾動角度を導く
    ためのデータを記憶した記憶手段と、 前記車速検出手段により検出された走行速度及び前記重
    心位置検出手段により検出された重心位置に基づいてそ
    の時のマストの最大許容傾動角度を演算する演算手段
    と、 前記マストを傾動させる際の前記ティルトシリンダの作
    動時に、前記マスト角度検出手段により検出された傾動
    角度が前記演算手段が演算した最大許容傾動角度に達し
    たらマストの傾動動作を停止させるようにティルトシリ
    ンダへの作動油の供給を制御する駆動制御手段とを備え
    た産業車両のティルトシリンダ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の産業車両のティルトシ
    リンダ制御装置において、 前記重心位置検出手段は前記荷役用アタッチメントの積
    載荷重を検出する積載荷重検出手段であることを特徴と
    した産業車両のティルトシリンダ制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の産業車両のティルトシ
    リンダ制御装置において、 前記重心位置検出手段は前記荷役用アタッチメントの揚
    高を検出する揚高検出手段であることを特徴とした産業
    車両のティルトシリンダ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の産業車両のティルトシ
    リンダ制御装置において、 前記重心位置検出手段は前記荷役用アタッチメントの積
    載荷重を検出する積載荷重検出手段及び前記荷役用アタ
    ッチメントの揚高を検出する揚高検出手段からなること
    を特徴とした産業車両のティルトシリンダ制御装置。
  10. 【請求項10】 前記ティルトシリンダへの作動油の供
    給を制御する駆動制御手段は、ティルトシリンダへの作
    動油の供給、排出を切換え制御する手動操作方向切換弁
    と、該手動操作方向切換弁とティルトシリンダとを接続
    する管路の途中に設けられた電磁弁と、前記マストを傾
    動させる際の前記ティルトシリンダの作動時に、マスト
    角度が所定の角度になったとき前記電磁弁を管路の遮断
    状態に制御する駆動制御装置とを備えた請求項6〜請求
    項9のいずれか1項に記載の産業車両のティルトシリン
    ダ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105873849A (zh) * 2013-12-30 2016-08-17 株式会社斗山 叉车的控制装置及控制方法

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