JPH10313507A - 電気機器収納箱用窓 - Google Patents

電気機器収納箱用窓

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JPH10313507A
JPH10313507A JP9116977A JP11697797A JPH10313507A JP H10313507 A JPH10313507 A JP H10313507A JP 9116977 A JP9116977 A JP 9116977A JP 11697797 A JP11697797 A JP 11697797A JP H10313507 A JPH10313507 A JP H10313507A
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Tadayoshi Nakamura
忠芳 中村
Naoyoshi Kinumura
直由 絹村
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Nitto Kogyo Co Ltd
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Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窓ガラス板と面板材の取付けにおいて、簡単な
パッキン形状にもかかわらず所要の耐衝撃性を維持し、
作業性を向上させたもの。 【解決手段】面板材11に設けられた窓開口12の周縁
部13に、枠部材4を介して窓ガラス板2を取り付ける
構造において、前記枠部材4の裏面側の複数箇所には、
その外周側の縁辺である外周辺41から内周側の内周辺
42まで掛け渡し可能な長さの取付用板材5が埋込ナッ
ト61にねじ込まれた取付ボルト6によって取り付けら
れていて、その取付用板材5の外周側51と前記外周辺
41との間で前記面板材11の周縁部13を挟持すると
ともに、前記内周辺42と前記取付用板材5の内周側5
2との間で前記窓ガラス板2を挟持するとともに、枠部
材の外周辺から内周辺の前記面板材とガラス板との当接
面にゆらぎ可能なパッキンを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電盤などの電気
機器収納箱の内部のメータ類を外から見ることのできる
電気機器収納箱用窓の改良された構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、窓ガラス板などの透明板材を組み
込んだ枠部材14を、配電盤または計器類などを収納す
る電気機器収納箱の扉面あるいは蓋面などの面板材11
の窓開口12に取り付ける場合には、図3に例示するよ
うに、予め枠部材14の裏面に設けた適宜本数のインサ
ートボルト15を取付ボルト孔16に通してナットで固
定するのが一般的である。図4は、この電気機器収納箱
用窓の取付ボルト15の周辺部分を含む断面図であり、
枠部材14は、頭部が埋め込まれたインサートボルト1
5を、パッキン3、ボルト孔16に通して、面板材11
の窓開口の周縁部13にナット17でもって締め付ける
ことにより固定されている。また、窓ガラス板2は、パ
ッキン3の凹部に嵌め込まれた状態で、枠部材14によ
って枠取りされている。
【0003】このような電気機器収納箱用窓は窓ガラス
2の全周に渡って枠部材14と窓開口の周縁部13で挟
持しており、衝撃によって窓ガラス2が破損しないよう
に、窓ガラス2の周縁部を覆うように断面略コ字状のパ
ッキン3が必要で、パッキン形状が複雑であった。ま
た、組立作業に際しては、パッキン3の略コ字の部分に
窓ガラス2の周縁部全体を嵌め合わせた後に取り付けな
ければならず、作業性が悪かった。
【0004】また、パッキン3は、合成ゴム質のような
軟質弾性体で作られているので剛性に乏しく、枠部材1
4から分離し易く、そこで分離しないように手で押さえ
ながら作業するか、または枠部材14とパッキン3を接
着剤によって接着して、分離しないような処置が必要で
あった。このため接着のための準備工数がかかり、作業
性がよくないという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、単純な形状で
成形性もよいパッキンを使用しつつ、耐衝撃性もよく、
また組立性にも優れている電気機器収納箱用窓を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、電気機器
収納箱の面板材に設けられた窓開口の周縁部に、枠部材
を介して窓ガラス板を取り付けた電気機器収納箱用窓で
あって、前記枠部材の裏面側の複数箇所には、その外周
辺から内周辺まで掛け渡し可能な取付用板材が取り付け
られ、その取付用板材と前記外周辺との間で前記面板材
を挟持し、前記内周辺と前記取付用板材との間で前記窓
ガラス板を挟持するとともに、枠部材の外周辺と内周辺
の前記面板材および窓ガラス板との当接面にゆらぎ可能
なパッキンを設けることを特徴とする電気機器収納箱用
窓、により解決することができる。
【0007】また、本発明の電気機器収納箱用窓は、前
記枠部材が合成樹脂製であって、その外周辺と内周辺の
前記面板材および窓ガラス板との当接面に2色成形によ
り凸条形状に形成したパッキンを配設した形態に具体化
することができる。さらに、前記パッキンの少なくとも
先端部分が柔軟質な中空状、スポンジ状、ギザギザ状、
または先細形状に形成されている形態に好適に具体化す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の電気機器収納箱用
窓に係る実施形態を示す図1、2を参照しながら説明す
る。本発明では、電気機器収納箱の面板材11に設けら
れた窓開口12の周縁部13に、枠部材4を介して窓ガ
ラス板2を取り付けるという基本構造において従来と変
わるものではないが、本発明の特徴は、前記枠部材4の
裏面側の複数箇所には、その外周側の縁辺である外周辺
41から内周側の内周辺42まで掛け渡し可能な長さの
取付用板材5が埋込ナット61にねじ込まれた取付ボル
ト6によって取り付けられていて、その取付用板材5の
外周側51と前記外周辺41との間で前記面板材11の
周縁部13を挟持し、前記内周辺42と前記取付用板材
5の内周側52との間で前記窓ガラス板2を挟持すると
ともに、枠部材の外周辺41と内周辺42の前記面板材
11および窓ガラス板2との当接面にゆらぎ可能なパッ
キン41a、42aを設けているところにある。
【0009】このゆらぎ可能なパッキンとは、これらの
パッキン41a、42aの少なくとも先端部分が柔軟質
な中空状、スポンジ状、ギザギザ状、または先細形状に
形成されていて、前記面板材11および窓ガラス板2に
対して柔軟に接触するように構成してある。
【0010】また、本発明では、前記枠部材4が、AE
S樹脂などの合成樹脂を射出成形したものとし、その外
周辺41および内周辺42には、前記面板材11または
窓ガラス板2との密閉性を保持するためのパッキン41
a、42aを、2色成形により凸条形状に形成、配設し
たところにも特徴がある。
【0011】ここで、2色成形とは、例えば、合成樹脂
の射出成形において、材質の異なる2種類の合成樹脂を
別々に接触させた状態に成形し、一体化させる方法であ
って、本発明では、例えば、AES樹脂の枠部材4の本
体にエラストマ樹脂のパッキン41a、42aを一体に
形成できるのである。
【0012】このような剛性枠部材4とパッキン41
a、42aを用いて電気機器収納箱用窓を組み立てるに
は、先ず、枠部材4を窓ガラス板2に仮組立てする。つ
いでこれを電気機器収納箱の面板材11に設けられた窓
開口12に嵌め込んで、その周縁部13と枠部材4の外
周辺41とを一致させる。ついで、取付ボルト6を埋込
ナット61にねじ込んで取付用板材5を固定すればよ
い。かくして、取付用板材5の外周側51と前記外周辺
41との間でゆらぎ可能なパッキン41aを介して前記
面板材11の周縁部13を挟持するとともに、前記内周
辺42と前記取付用板材5の内周側52との間でゆらぎ
可能なパッキン42aを介して前記窓ガラス板2を挟持
することができる。
【0013】このように本発明では、枠部材4の裏面側
の複数箇所に取り付けられた取付用板材5で、窓ガラス
板2と面板材11とを部分的に挟持し、かつ、枠部材4
の外周辺と内周辺の、面板材11と窓ガラス板2との当
接面に揺らぎ可能なパッキン3を設けたことによって、
窓ガラス板2が機械的衝撃を受けたときの振動または揺
れに対して、僅かに窓ガラス板2が動くことができ、窓
ガラス板2に無理な力が加わらないので、耐衝撃性がよ
く、また、作業性が大幅に改善されるものである。しか
も、従来のような複雑な形状のパッキンを不要にしつ
つ、十分な密閉性を維持している。
【0014】また、取付ボルト6は、図1の示すよう
に、締めきったときに取付用板材5が取付ボルト6の挿
入口上端部62により規制されるため、面板材11と窓
ガラス板2との双方に適度な押圧力がかかる。従って、
その締めきり深さを設定しておけば、各箇所の押圧の違
いや作業者の個人差によるばらつきがなく、常に同程度
の押圧力で面板材11と窓ガラス板2とを取り付けるこ
とができ、安定した密閉性が得られるようになる。
【0015】なお、取付用板材5の両端側で面板材11
と窓ガラス板2との取り付けが同時に行うことができ、
1箇所の取付け作業は、1個の取付ボルト6によって完
成できるとともに、従来のように取付用のボルト孔の孔
あけ作業が不要となるから、取付け時の作業性もよい。
【0016】本発明の前記取付用板材5としては、その
平面形状は、所要外径の円形ワッシャーの他、楕円、長
円形、長四角形でもよく、また断面形状は、平板状の
他、先端部屈曲させてスプリングのように弾性力を付与
した形状でもよい。さらにバネ用金属製とすれば、耐衝
撃性を改善することができるので好ましい。
【0017】また、前記したようにパッキン41a、4
2aは、2色成形によって一体成形されるから、従来の
ような組立て時の接着作業が全く不要となり、作業時間
も短縮でき、作業性が改善される。
【0018】なお、本発明では、取付用板材5を固定す
るための取付ボルト6をネジ止めする複数の埋込ナット
61は、枠部材4の外周辺41と内周辺42に挟まれた
部分に所定の間隔に予め埋め込まれているが、これら埋
込ナット61の相互の間の枠部材の部分は、図2の断面
図が示すように、逆U字溝状の一対の溝壁43、44に
形成しておくことができる。
【0019】このような一対の溝壁43、44は、その
厚さを調節して適度な柔軟性を持たせることができるか
ら、窓ガラス2の端部との衝突を緩和し衝撃を吸収でき
るので、窓ガラス板2の端部を好適に保護することがで
きる。また、この一対の溝壁43、44に対して、面板
材11の周縁部13および窓ガラス板2は、あらかじめ
適度なクリアランンスを持った控え寸法に製作しておく
のがよい。特に窓ガラス板2は、耐衝撃性のためのクリ
アランスが必要である。
【0020】
【発明の効果】本発明の電気機器収納箱用窓は、以上に
説明したように構成されているので、窓ガラス板2が機
械的衝撃を受けたときの振動または揺れに対して、僅か
に窓ガラス板2が動くことができ窓ガラス板2に無理な
力が加わらないので、耐衝撃性がよく、作業性が大幅に
改善されるものである。しかも、従来のような複雑な形
状のパッキンを不要にしつつ、十分な密閉性を維持して
いる。また、パッキンを一体成形したときには、窓の取
り付け固定作業が容易となるうえ、接着作業も不要とな
るので、作業時間も短縮でき、作業性が向上するという
優れた効果がある。よって本発明は従来の問題点を解消
した電気機器収納箱用窓として、その実用的価値は極め
て大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための要部断面
図。
【図2】本発明の実施形態を説明するための要部断面
図。
【図3】従来の枠部材取付斜視図。
【図4】従来の枠部材取付要部を示す断面図。
【符号の説明】
11 面板材、12 窓開口、13周縁部、16 ボル
ト孔、17 ナット、2窓ガラス板、3 パッキン、4
枠部材、41 外周辺、42 内周辺、43溝壁、4
4 溝壁、5 取付用板材、51 外周側、52 内周
側、6 取付ボルト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器収納箱の面板材に設けられた窓
    開口の周縁部に、枠部材を介して窓ガラス板を取り付け
    た電気機器収納箱用窓であって、前記枠部材の裏面側の
    複数箇所には、その外周辺から内周辺まで掛け渡し可能
    な取付用板材が取り付けられ、その取付用板材と前記外
    周辺との間で前記面板材を挟持し、前記内周辺と前記取
    付用板材との間で前記窓ガラス板を挟持するとともに、
    枠部材の外周辺と内周辺の前記面板材と窓ガラス板との
    当接面にゆらぎ可能なパッキンを設けることを特徴とす
    る電気機器収納箱用窓。
  2. 【請求項2】前記枠部材が合成樹脂製であって、その外
    周辺から内周辺の前記面板材と窓ガラス板との当接面に
    2色成形により凸条形状に形成したパッキンを配設した
    請求項1に記載の電気機器収納箱用窓。
  3. 【請求項3】前記パッキンの少なくとも先端部分が柔軟
    質な中空状、スポンジ状、ギザギザ状、または先細形状
    に形成されている請求項1まはた2に記載の電気機器収
    納箱用窓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007037245A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Terasaki Electric Co Ltd 配電盤
JP2019114646A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 作業装置

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