JPH08251769A - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
- Publication number
- JPH08251769A JPH08251769A JP7054358A JP5435895A JPH08251769A JP H08251769 A JPH08251769 A JP H08251769A JP 7054358 A JP7054358 A JP 7054358A JP 5435895 A JP5435895 A JP 5435895A JP H08251769 A JPH08251769 A JP H08251769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- divided
- grommet
- split
- cylindrical
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 二分割型のグロメットの防水性の向上。
【構成】 一対の樹脂製分割体を備え、これらの樹脂製
分割体を一体に結合する二分割型のグロメットであっ
て、一対の樹脂製分割体の対向する一対の分割面（２５
ａ，２５ｂ）のうち、一方の分割面にのみ弾性材料から
なるシール部材（２６，２７）を取付ける。分割面（２
６，２７）の断面形状が、相互に嵌まり合う折れ曲がり
形状である。
分割体を一体に結合する二分割型のグロメットであっ
て、一対の樹脂製分割体の対向する一対の分割面（２５
ａ，２５ｂ）のうち、一方の分割面にのみ弾性材料から
なるシール部材（２６，２７）を取付ける。分割面（２
６，２７）の断面形状が、相互に嵌まり合う折れ曲がり
形状である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体パネル等
に設けた孔にワイヤハーネスを挿通するために使用する
グロメットに関するものであり、特に、二分割構造とし
たグロメットの防水性向上に関するものである。
に設けた孔にワイヤハーネスを挿通するために使用する
グロメットに関するものであり、特に、二分割構造とし
たグロメットの防水性向上に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、例えば、エンジンルームから
車室内にワイヤハーネスを配索するために、車体に穿設
された孔に装着されるグロメットが提案されている。こ
の種のグロメットには、例えば、実開平１−１５０４１
８号公報に開示されているもののように、ゴム等の弾性
材料からなり貫通孔を設けた一体型のグロメットがあ
る。また、図５に示す本出願人に係る特願平６−１８７
９３７号に開示のグロメットのように、剛性材料からな
る一対の円筒分割１ａ，１ｂ、同じく剛性材料からなる
一対の環分割体２ａ，２ａと、各円筒分割体１ａ，１ａ
と環分割体２ａ，２ｂとを連結する弾性材料からなる一
対の弾性分割体３ａ，３ｂとを備えた二分割型のグロメ
ットがある。
車室内にワイヤハーネスを配索するために、車体に穿設
された孔に装着されるグロメットが提案されている。こ
の種のグロメットには、例えば、実開平１−１５０４１
８号公報に開示されているもののように、ゴム等の弾性
材料からなり貫通孔を設けた一体型のグロメットがあ
る。また、図５に示す本出願人に係る特願平６−１８７
９３７号に開示のグロメットのように、剛性材料からな
る一対の円筒分割１ａ，１ｂ、同じく剛性材料からなる
一対の環分割体２ａ，２ａと、各円筒分割体１ａ，１ａ
と環分割体２ａ，２ｂとを連結する弾性材料からなる一
対の弾性分割体３ａ，３ｂとを備えた二分割型のグロメ
ットがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平１−１
５０４１８号公報等に開示されたような上記一体型のグ
ロメットは、ワイヤハーネスに装着する際に上記貫通孔
を治具により弾性的に拡径する作業が必要であり、この
点で取付作業の作業性が良好でない。
５０４１８号公報等に開示されたような上記一体型のグ
ロメットは、ワイヤハーネスに装着する際に上記貫通孔
を治具により弾性的に拡径する作業が必要であり、この
点で取付作業の作業性が良好でない。
【０００４】一方、上記図５に示す二分割型のグロメッ
トは、矢印Ｘで示すように、円筒分割体１ａ，１ｂと環
分割体２ａ，２ｂとを一体に結合することによりワイヤ
ハーネスＷ／Ｈに容易に装着することができるが、ワイ
ヤハーネスＷ／Ｈが配置されているグロメットの内部Ａ
と外部Ｂとの間の防水性に問題がある。すなわち、この
グロメットでは、図６に詳細に示すように、円筒分割体
１ａ，１ｂの分割面４ａ，４ｂに取付けた軟質な弾性材
料からなる突状シール体６を上記円筒分割体１ａ，１ｂ
の結合時に押し潰すことにより、内部Ａと外部Ｂをシー
ルして防水性を確保する構成としているが、実際には分
割面４ａ，４ｂの面圧では突状シール体６がうまく潰れ
ず、防水性を確保することが困難であった。
トは、矢印Ｘで示すように、円筒分割体１ａ，１ｂと環
分割体２ａ，２ｂとを一体に結合することによりワイヤ
ハーネスＷ／Ｈに容易に装着することができるが、ワイ
ヤハーネスＷ／Ｈが配置されているグロメットの内部Ａ
と外部Ｂとの間の防水性に問題がある。すなわち、この
グロメットでは、図６に詳細に示すように、円筒分割体
１ａ，１ｂの分割面４ａ，４ｂに取付けた軟質な弾性材
料からなる突状シール体６を上記円筒分割体１ａ，１ｂ
の結合時に押し潰すことにより、内部Ａと外部Ｂをシー
ルして防水性を確保する構成としているが、実際には分
割面４ａ，４ｂの面圧では突状シール体６がうまく潰れ
ず、防水性を確保することが困難であった。
【０００５】本発明は、上記従来のグロメットにおける
問題に鑑みてなされたものであり、二分割グロメットの
防水性の向上を図ることを目的としてなされたものであ
る。
問題に鑑みてなされたものであり、二分割グロメットの
防水性の向上を図ることを目的としてなされたものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】従って、請求項１は、一
対の樹脂製分割体を備え、これらの樹脂製分割体を一体
に結合する二分割型のグロメットであって、上記一対の
樹脂製分割体の対向する一対の分割面のうち、一方の分
割面にのみ弾性材料からなるシール部材を取付けたこと
を特徴とするグロメットを提供するものである。
対の樹脂製分割体を備え、これらの樹脂製分割体を一体
に結合する二分割型のグロメットであって、上記一対の
樹脂製分割体の対向する一対の分割面のうち、一方の分
割面にのみ弾性材料からなるシール部材を取付けたこと
を特徴とするグロメットを提供するものである。
【０００７】また、請求項２は、請求項１において、上
記樹脂製分割体の結合時に対向する一対の分割面の断面
形状が、相互に嵌まり合う折れ曲がり形状であることを
特徴とグロメットを提供するものである。
記樹脂製分割体の結合時に対向する一対の分割面の断面
形状が、相互に嵌まり合う折れ曲がり形状であることを
特徴とグロメットを提供するものである。
【０００８】
【作用】請求項１のグロメットでは、対向する一対の分
割面のうち、一方の分割面にのみ弾性材料からなるシー
ル部材を取付けているため、一対の樹脂製分割体を一体
に結合する時に、シール部材は樹脂面と当接して確実に
押し潰される。
割面のうち、一方の分割面にのみ弾性材料からなるシー
ル部材を取付けているため、一対の樹脂製分割体を一体
に結合する時に、シール部材は樹脂面と当接して確実に
押し潰される。
【０００９】請求項２では、分割面の断面形状が、相互
に嵌まり合う折れ曲がり形状としているため、グロメッ
トの内部に外部から水分が侵入しにくい。
に嵌まり合う折れ曲がり形状としているため、グロメッ
トの内部に外部から水分が侵入しにくい。
【００１０】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づいて、本発明
について詳細に説明する。図１に示す本発明の第１実施
例に係るグロメット１０は、二分割グロメットである。
図中１１ａ，１１ｂは軸を通る面で二分割された一対の
円筒分割体、１２ａ，１２ｂは同じく軸を通る面で二分
割された一対の環分割体、１３ａ，１３ｂは円筒分割体
１１ａ，１１ｂと環分割体１２ａ，１２ｂを連結一体化
する一対の弾性分割体である。上記円筒分割体１１ａ，
１１ｂと環分割体１２ａ，１２ｂは、ポリプロピレン等
の剛性を有す樹脂材料からなり、一方、弾性分割体１３
ａ，１３ｂはゴム、プラスチックエラストマー等の軟質
な弾性材料からなる。
について詳細に説明する。図１に示す本発明の第１実施
例に係るグロメット１０は、二分割グロメットである。
図中１１ａ，１１ｂは軸を通る面で二分割された一対の
円筒分割体、１２ａ，１２ｂは同じく軸を通る面で二分
割された一対の環分割体、１３ａ，１３ｂは円筒分割体
１１ａ，１１ｂと環分割体１２ａ，１２ｂを連結一体化
する一対の弾性分割体である。上記円筒分割体１１ａ，
１１ｂと環分割体１２ａ，１２ｂは、ポリプロピレン等
の剛性を有す樹脂材料からなり、一方、弾性分割体１３
ａ，１３ｂはゴム、プラスチックエラストマー等の軟質
な弾性材料からなる。
【００１１】円筒分割体１１ａ，１１ｂには、ロック爪
１５とロック孔１６からなるロック機構を設けており、
図１矢印Ａで示すようにワイヤハーネスＷ／Ｈを配置し
た状態で円筒分割体１１ａ，１１ｂを衝合させることに
より、円筒分割体１１ａ，１１ｂ、環分割体１２ａ，１
２ｂ及び弾性分割体１３ａ，１３ｂを一体に結合できる
ようにしている。また、環分割体１２ａ，１２ｂの分割
面１８ａ，１８ｂには、ガイド突起２０と、このガイド
突起２０が挿入されるガイド孔２１を設けて上記衝合時
に環分割体１２ａ，１２ｂ及び円筒分割体１１ａ，１１
ｂの位置のずれを防止している。さらに、弾性分割体１
３ａ，１３ｂには、自動車の車体等に設けた貫通孔の縁
部に係止するための環状溝２２ａ，２２ｂを設けてい
る。
１５とロック孔１６からなるロック機構を設けており、
図１矢印Ａで示すようにワイヤハーネスＷ／Ｈを配置し
た状態で円筒分割体１１ａ，１１ｂを衝合させることに
より、円筒分割体１１ａ，１１ｂ、環分割体１２ａ，１
２ｂ及び弾性分割体１３ａ，１３ｂを一体に結合できる
ようにしている。また、環分割体１２ａ，１２ｂの分割
面１８ａ，１８ｂには、ガイド突起２０と、このガイド
突起２０が挿入されるガイド孔２１を設けて上記衝合時
に環分割体１２ａ，１２ｂ及び円筒分割体１１ａ，１１
ｂの位置のずれを防止している。さらに、弾性分割体１
３ａ，１３ｂには、自動車の車体等に設けた貫通孔の縁
部に係止するための環状溝２２ａ，２２ｂを設けてい
る。
【００１２】図２（Ａ），（Ｂ）に詳細に示すように、
円筒分割体１１ａ，１１ｂの分割面２５ａ，２５ｂを段
付き形状とし、かつシール部材２６，２７を取付けてい
る。一方の円筒分割体１１ａの分割面２５ａは、ワイヤ
ハーネスＷ／Ｈが配索される内部Ａ側の平坦面２９と、
この平坦面２９より図中上方に位置する外部Ｂ側の平坦
面３０とを傾斜面３１とで接続した構成としており、内
部Ａ側の平坦面２９と傾斜面３１とにシール部材２６を
取付けている。他方の円筒分割体１１ｂの分割面２５ｂ
は、ワイヤハーネスＷ／Ｈが配索される内部Ａ側の平坦
面３５と、この平坦面３５より図中下方側に位置する外
部Ｂ側の平坦面３６とを傾斜面３７とで接続した構成と
しており、外部Ｂ側の平坦面３６にシール部材２７を取
付けている。このように、本実施例では、両円筒分割体
１１ａ，１１ｂの分割面２５ａ，２５ｂの形状を、凹凸
が相互に嵌まり合う形状である。また、本実施例では、
各円筒分割体１１ａ，１１ｂに取付けたシール部材２
６，２７が他方側の円筒分割体１１ａ，１１ｂの分割面
２５ａ，２５ｂと対向し、シール部材２６，２７どうし
が対向しないようにしている。
円筒分割体１１ａ，１１ｂの分割面２５ａ，２５ｂを段
付き形状とし、かつシール部材２６，２７を取付けてい
る。一方の円筒分割体１１ａの分割面２５ａは、ワイヤ
ハーネスＷ／Ｈが配索される内部Ａ側の平坦面２９と、
この平坦面２９より図中上方に位置する外部Ｂ側の平坦
面３０とを傾斜面３１とで接続した構成としており、内
部Ａ側の平坦面２９と傾斜面３１とにシール部材２６を
取付けている。他方の円筒分割体１１ｂの分割面２５ｂ
は、ワイヤハーネスＷ／Ｈが配索される内部Ａ側の平坦
面３５と、この平坦面３５より図中下方側に位置する外
部Ｂ側の平坦面３６とを傾斜面３７とで接続した構成と
しており、外部Ｂ側の平坦面３６にシール部材２７を取
付けている。このように、本実施例では、両円筒分割体
１１ａ，１１ｂの分割面２５ａ，２５ｂの形状を、凹凸
が相互に嵌まり合う形状である。また、本実施例では、
各円筒分割体１１ａ，１１ｂに取付けたシール部材２
６，２７が他方側の円筒分割体１１ａ，１１ｂの分割面
２５ａ，２５ｂと対向し、シール部材２６，２７どうし
が対向しないようにしている。
【００１３】上記シール部材２６，２７は、オレフィン
系エラストマー、スチレン系エラストマー等の各種のプ
ラスチックエラストマー等の軟質な弾性材料からなり、
その硬度はＪＩＳＡ硬度３０〜６０の範囲、好ましくは
４０に設定している。
系エラストマー、スチレン系エラストマー等の各種のプ
ラスチックエラストマー等の軟質な弾性材料からなり、
その硬度はＪＩＳＡ硬度３０〜６０の範囲、好ましくは
４０に設定している。
【００１４】この第１実施例では、図中矢印Ａで示すよ
うに、ワイヤハーネスＷ／Ｈを配置した状態で、円筒分
割体１１ａ，１１ｂ、環分割体１２ａ，１２ｂ及び弾性
分割体１３ａ，１３ｂを衝合し、上記したロック機構に
よりこれらを一体に結合したとすると、円筒分割体１１
ａ，１１ｂの分割面２５ａ，２５ｂに配置されたシール
部材２６，２７が押し潰され、内部Ａと外部Ｂの間がシ
ールされる。この際、一方の円筒分割体１１ａに取付け
たシール部材２６は、他方の円筒分割体１１ｂの分割面
２５ｂの平坦面３５及び傾斜面３６に押し潰され、他方
の円筒分割体１１ｂに取付けたシール部材２７は一方の
円筒分割体１１ａの分割面２５ａの平坦面３０により押
し潰され、シール部材２６，２７どうしが当接しないた
め、各シール部材２６，２７を確実に押し潰し、内部Ａ
の防水性を確保することができる。
うに、ワイヤハーネスＷ／Ｈを配置した状態で、円筒分
割体１１ａ，１１ｂ、環分割体１２ａ，１２ｂ及び弾性
分割体１３ａ，１３ｂを衝合し、上記したロック機構に
よりこれらを一体に結合したとすると、円筒分割体１１
ａ，１１ｂの分割面２５ａ，２５ｂに配置されたシール
部材２６，２７が押し潰され、内部Ａと外部Ｂの間がシ
ールされる。この際、一方の円筒分割体１１ａに取付け
たシール部材２６は、他方の円筒分割体１１ｂの分割面
２５ｂの平坦面３５及び傾斜面３６に押し潰され、他方
の円筒分割体１１ｂに取付けたシール部材２７は一方の
円筒分割体１１ａの分割面２５ａの平坦面３０により押
し潰され、シール部材２６，２７どうしが当接しないた
め、各シール部材２６，２７を確実に押し潰し、内部Ａ
の防水性を確保することができる。
【００１５】また、第１実施例では、分割面２５ａ，２
５ｂの形状を上記のような形状としているため、外部Ｂ
から内部Ａに侵入しようとする水分の経路は図中点線Ｙ
で示すように、折れ曲がり形状となる。よった、外部Ｂ
から内部Ａへの水分の侵入を確実に防止し、防水性が一
層向上する。
５ｂの形状を上記のような形状としているため、外部Ｂ
から内部Ａに侵入しようとする水分の経路は図中点線Ｙ
で示すように、折れ曲がり形状となる。よった、外部Ｂ
から内部Ａへの水分の侵入を確実に防止し、防水性が一
層向上する。
【００１６】図３（Ａ），（Ｂ）に示す本発明の第２実
施例は、上記第１実施例において、円筒分割体１１ａ，
１１ｂの分割面２５ａ，２５ｂの形状を異ならせた実施
例であり、その他の構造は第１実施例と同一である。こ
の第２実施例では、一方の円筒分割体１１ａの分割面２
５ａの形状を平坦面４０、垂直面４１、平坦面４２、垂
直面４３及び平坦面４４を連続した矩形凸形状とする一
方、他方の円筒分割体１１ｂの分割面２５ｂの形状を平
坦面４５、垂直面４６、平坦面４７、垂直面４８及び平
坦面４９を連続した矩形凹形状としている。また、上記
他方の円筒分割体１１ｂの分割面２５ｂの垂直面４１、
平坦面４２及び垂直面４３を覆うように、樋形形状のシ
ール部材５１を取付けている。この第２実施例では、矢
印Ｘで示すように円筒分割体１１ａ，１１ｂを一体に結
合すると、シール部材５１が対向する分割面２５ａに押
し潰されるため、シール部材５１が確実に潰れ、内部Ａ
の防水性を確保することができる。
施例は、上記第１実施例において、円筒分割体１１ａ，
１１ｂの分割面２５ａ，２５ｂの形状を異ならせた実施
例であり、その他の構造は第１実施例と同一である。こ
の第２実施例では、一方の円筒分割体１１ａの分割面２
５ａの形状を平坦面４０、垂直面４１、平坦面４２、垂
直面４３及び平坦面４４を連続した矩形凸形状とする一
方、他方の円筒分割体１１ｂの分割面２５ｂの形状を平
坦面４５、垂直面４６、平坦面４７、垂直面４８及び平
坦面４９を連続した矩形凹形状としている。また、上記
他方の円筒分割体１１ｂの分割面２５ｂの垂直面４１、
平坦面４２及び垂直面４３を覆うように、樋形形状のシ
ール部材５１を取付けている。この第２実施例では、矢
印Ｘで示すように円筒分割体１１ａ，１１ｂを一体に結
合すると、シール部材５１が対向する分割面２５ａに押
し潰されるため、シール部材５１が確実に潰れ、内部Ａ
の防水性を確保することができる。
【００１７】また、第２実施例では、分割面２５ａ，２
５ｂの形状を上記のように一方を凸形状、他方を凹形状
としているため、外部Ｂから内部Ａに侵入しようとする
水分の経路は図中点線Ｙで示すように、折れ曲がり形状
となるため、一層確実に水分の侵入が防止される。
５ｂの形状を上記のように一方を凸形状、他方を凹形状
としているため、外部Ｂから内部Ａに侵入しようとする
水分の経路は図中点線Ｙで示すように、折れ曲がり形状
となるため、一層確実に水分の侵入が防止される。
【００１８】図４（Ａ），（Ｂ）に示す本発明の第３実
施例では、一方の円筒分割体１１ａの分割面２５ａの形
状を平坦面５５、傾斜面５６、傾斜面５７及び平坦面５
８を連続した三角状の凸形状とする一方、他方の円筒分
割体１１ｂの分割面２５ｂの形状を平坦面５９、傾斜面
６０、傾斜面６１及び平坦面６２を連続した三角状の凹
形状としている。また、上記他方の円筒分割体１１ｂの
分割面２５ｂの傾斜面６０，６１を覆うように、シール
部材６４を取付けている。この第３実施例でも、シール
部材６４が対向する分割面２５ａに押し潰されるため、
シール部材６４が確実に潰れ、内部Ｂの防水性を確保す
ることができると共に、水分の経路は図中点線Ｙで示す
ように、折れ曲がり形状となるため、一層確実に水分の
侵入を防止することができる。
施例では、一方の円筒分割体１１ａの分割面２５ａの形
状を平坦面５５、傾斜面５６、傾斜面５７及び平坦面５
８を連続した三角状の凸形状とする一方、他方の円筒分
割体１１ｂの分割面２５ｂの形状を平坦面５９、傾斜面
６０、傾斜面６１及び平坦面６２を連続した三角状の凹
形状としている。また、上記他方の円筒分割体１１ｂの
分割面２５ｂの傾斜面６０，６１を覆うように、シール
部材６４を取付けている。この第３実施例でも、シール
部材６４が対向する分割面２５ａに押し潰されるため、
シール部材６４が確実に潰れ、内部Ｂの防水性を確保す
ることができると共に、水分の経路は図中点線Ｙで示す
ように、折れ曲がり形状となるため、一層確実に水分の
侵入を防止することができる。
【００１９】
【発明の効果】請求項１のグロメットでは、対向する一
対の分割面のうち、一方の分割面にのみ弾性材料からな
るシール部材を取付けているため、一対の樹脂製分割体
を一体に結合する時に、シール部材は樹脂面と当接して
確実に押し潰される。よって、請求項１のグロメットで
は、グロメットの外部から内部への水分の侵入を確実に
防止し、グロメットの防水性を向上することができる。
対の分割面のうち、一方の分割面にのみ弾性材料からな
るシール部材を取付けているため、一対の樹脂製分割体
を一体に結合する時に、シール部材は樹脂面と当接して
確実に押し潰される。よって、請求項１のグロメットで
は、グロメットの外部から内部への水分の侵入を確実に
防止し、グロメットの防水性を向上することができる。
【００２０】請求項２では、分割面の断面形状が、相互
に嵌まり合う折れ曲がり形状としているため、グロメッ
トの内部に外部から水分が侵入しにくく、防水性が一層
向上することができる。
に嵌まり合う折れ曲がり形状としているため、グロメッ
トの内部に外部から水分が侵入しにくく、防水性が一層
向上することができる。
【図１】 本発明の第１実施例に係るグロメットを示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図２】 （Ａ），（Ｂ）は第１実施例の要部概略断面
図である。
図である。
【図３】 （Ａ），（Ｂ）は第２実施例の要部概略断面
図である。
図である。
【図４】 （Ａ），（Ｂ）は第３実施例の要部概略断面
図である。
図である。
【図５】 従来のグロメットの一例を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図６】 図５の要部概略断面図である。
１１ａ，１１ｂ 円筒分割体 １２ａ，１２ｂ 環分割体 １３ａ，１３ｂ 弾性分割体 ２５ａ，２５ｂ 分割面 ２６，２７，５１，６４ シール部材
Claims (2)
- 【請求項１】 一対の樹脂製分割体を備え、これらの樹
脂製分割体を一体に結合する二分割型のグロメットであ
って、 上記一対の樹脂製分割体の対向する一対の分割面のう
ち、一方の分割面にのみ弾性材料からなるシール部材を
取付けたことを特徴とするグロメット。 - 【請求項２】 上記樹脂製分割体の結合時に対向する一
対の分割面の断面形状が、相互に嵌まり合う折れ曲がり
形状であることを特徴とする請求項１に記載のグロメッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7054358A JPH08251769A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7054358A JPH08251769A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | グロメット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08251769A true JPH08251769A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12968421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7054358A Pending JPH08251769A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | グロメット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08251769A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6977340B2 (en) | 2002-12-09 | 2005-12-20 | Yazaki Corporation | Grommet and grommet-mounting structure |
| US7102080B2 (en) | 2002-12-09 | 2006-09-05 | Yazaki Corporation | Grommet, water-stop structure of wire harness and method of producing wire harness |
| US8033408B2 (en) | 2006-05-15 | 2011-10-11 | Ensto Finland Oy | Enclosure with a lead-through and a grommet |
| JP2014027787A (ja) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Yazaki Corp | 合体型グロメット |
| EP4299385A1 (en) | 2022-06-30 | 2024-01-03 | Yazaki Corporation | Grommet |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP7054358A patent/JPH08251769A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6977340B2 (en) | 2002-12-09 | 2005-12-20 | Yazaki Corporation | Grommet and grommet-mounting structure |
| US7102080B2 (en) | 2002-12-09 | 2006-09-05 | Yazaki Corporation | Grommet, water-stop structure of wire harness and method of producing wire harness |
| US8033408B2 (en) | 2006-05-15 | 2011-10-11 | Ensto Finland Oy | Enclosure with a lead-through and a grommet |
| JP2014027787A (ja) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Yazaki Corp | 合体型グロメット |
| EP4299385A1 (en) | 2022-06-30 | 2024-01-03 | Yazaki Corporation | Grommet |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3427949B2 (ja) | グロメット | |
| EP0912368B1 (en) | Sound insulating layer with integral boot | |
| US20060199653A1 (en) | Steering shaft boot | |
| JPH0461452B2 (ja) | ||
| US20200284890A1 (en) | Ultrasonic sensor and retainer | |
| US7017305B2 (en) | Weather strip | |
| JPH08251769A (ja) | グロメット | |
| JP7024662B2 (ja) | リテーナ部材 | |
| JP2005529811A (ja) | 閉鎖蓋 | |
| JP2006224916A (ja) | グラスラン型成形部構造 | |
| US20030132646A1 (en) | Rear window structure for vehicle | |
| JP4178959B2 (ja) | ステアリングシャフトカバーのシール構造 | |
| CN112009571A (zh) | 前围上板构造 | |
| JPH10324161A (ja) | ウェザーストリップの位置決め構造 | |
| KR200216628Y1 (ko) | 자동차의 센터필러부 웨더스트립 장착구조 | |
| JPH0840155A (ja) | 車両用ドアハーネス配索構造 | |
| JPH0617050U (ja) | グロメット | |
| JP2005125949A (ja) | フューエルアダプタ構造 | |
| JP3092895B2 (ja) | 内装材取付構造 | |
| JP3396558B2 (ja) | スピーカグリルの裏蓋装置 | |
| JPH10211853A (ja) | カウルトップカバーのシール構造 | |
| JPH0441013Y2 (ja) | ||
| JP2654061B2 (ja) | コーナーピースグラスランとドアウェザーストリップの接合構造 | |
| JPH0429779Y2 (ja) | ||
| JP2601832Y2 (ja) | 自動車用ドアのウエザストリップ取付構造 |