JPH057739Y2 - - Google Patents

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JPH057739Y2
JPH057739Y2 JP16839688U JP16839688U JPH057739Y2 JP H057739 Y2 JPH057739 Y2 JP H057739Y2 JP 16839688 U JP16839688 U JP 16839688U JP 16839688 U JP16839688 U JP 16839688U JP H057739 Y2 JPH057739 Y2 JP H057739Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車のエンジン等内燃機関の配
電器に装着して浸水や塩害等からケーブルの接続
端子を保護する防滴カバーに関する。
[従来の技術] 一般に防滴カバーには配電器の上から被せるよ
うに嵌め付け全体を包み込むキヤツプ型のもの
と、キヤツプ型のものを2つに分割して開閉自在
に蝶着し、配電器に装着する場合には2つのカバ
ー部分を開いて嵌め付け包み込むものとが知られ
ており、前者キヤツプ型のものは全体をゴム等弾
性素材で成形したものが多く古くから実用化され
ている。そして後者の分割型カバーはキヤツプ型
の装着脱の不便を解消するため考案されたもので
例えば実公昭59−30500号公報等によつて提案さ
れている。この分割型のカバーは一般に合成樹脂
を素材に両カバー部分を成形し、一側縁同志をヒ
ンジ手段によつて開閉自在に連絡して配電器に装
着脱するときには開放した状態で嵌め付け、使用
時には他側縁部に備える閉塞手段、例えば係止爪
等を使つて閉じ合せるようにしている。
この様に大別して単一のものと、分割されて開
放が自由になつているものとが知られているが、
本考案はこれら防滴カバーにおいて合成樹脂を素
材にして成形されるカバーの改良に関するもので
ある。
[考案が解決しようとする問題点] 合成樹脂製の防滴カバーは配電器との空隙を出
来るだけ小さくして狭いエンジンルームの空間を
占領するのを避けると共に空隙を通しての水滴の
侵入を防止すべく考慮されているが、成形品であ
ること、量産品であることから全ての場合におい
て配電器に密着して装着されるカバーを得ること
は極めて困難である。このため通常は配電器とカ
バーの間に多少の空隙が出来るものとなつてお
り、これがためエンジンの震動を受けて騒音の発
生源となることがしばしばあつた。
また、従来の合成樹脂製カバーの場合、ケーブ
ルコードを引き出す挿通孔をケーブルの実質直径
より大きなものとして挿通の作業性を考慮してあ
るが、ここに出来る空隙のためケーブルがエンジ
ンの震動を受けて振れカバーに当つて騒音を発し
たり、摩擦によりケーブルの外皮が損傷する等の
問題があつた。
本考案はこの様な量産される成形品の防滴カバ
ーと配電器或はケーブルとの間に出来る空隙から
生ずる騒音若しくは摩擦を解消するため考案され
たものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上述課題を解消するため合成樹脂によ
つて成形されるカバー、更に詳しくはキヤツプ型
をなすカバー本体を構成する2つに分割されたカ
バー部分のそれぞれ内壁面に弾性素材製の防震部
材を備えて該カバー本体を配電器に装着する際こ
の防震部材を介して密着させたことにある。そし
て、この防震部材はカバー本体とは別体に成形
し、カバー部分を成形する際併せて形成する係止
手段を介して各カバー部分の内壁面に固着し組付
けるようにしてなる配電器の防滴カバーを提供す
ることにある。
また一方、本考案はケーブルを挿通するため各
カバー部分に設けられる開口部に断面U字形をな
すケーブル挟持手段を備えてこの開口部を通して
引き出されるケーブルの長さの途中を該挟持手段
に挟着保持せしめ、これによつて開口部を通るケ
ーブルの震動を阻止するようにしたことにある。
そして、同時に本考案は上記挟持手段をカバー部
分とは別体に成形し、カバー部分の成形に併せて
開口部にこの挟持手段を装着する止め手段を予か
じめ設けておき、この止め手段を介して上記挟持
手段を組付けるようにした配電器の防滴カバーを
提供することにある。
[作用] 本考案防滴カバーは上述の構成から配電器に装
着したとき、これの外壁面に対して防震部材が当
接し密着することから両者間に空隙があつても、
この間隙が震動幅となつてカバー本体が震動する
ことがなく、従つて騒音の発生が抑えられること
になり、また開口部を通して配電器から引き出さ
れるケーブルは挟持部材によつてその震動が防止
されることからケーブルとカバー本体との衝突が
回避される。
また、防震部材の装着によつてカバーと配電器
の密着が得られると同時に、この防震部材が弾性
素材であることによつて伸縮性があることからカ
バー本体の成形誤差を吸収することができ、常に
安定した装着状態が得られることになる。
また、本考案防滴カバーはカバー本体を構成す
る2つのカバー部分と、防震部材、挟持手段をそ
れぞれ別体に成形する一方、カバー部分の適所に
これら部材の装着のための手段を備えることによ
つて組立が容易なものとなつている。
以下に本考案の特徴とするところを実施例につ
いて更に詳述することにする。
[実施例] 第1図は本考案に係る防滴カバーを示す開放し
た状態の斜視図で、第2図は同じく開放した状態
の正面図、第3図は平面図、第4図は一部断面と
した底面図、第5図は装着時における閉塞した状
態の正面図であり、第6図は同じく横断平面図で
ある。
実質的にキヤツプ型に構成されるカバー本体1
は略中央部で、2分割して2つのカバー部分1
a,1bを有し、両カバー部分の衝き合う一側縁
同志を一方の軸2と他方に設ける軸受3の嵌め合
せによつて蝶着し、開閉自由となるよう連絡して
ある。そして、このカバー部分1a,1bの自由
端側の縁部上部にはケーブル4を引き出すための
挿通孔を形成する断面U字形の開口部5a,5b
を向い合せに設け、更に高さの略中央部には両カ
バー部分を閉塞状態に拘束する手段としての弾性
係止片6aと、これを掛け合せる係止部6bを向
い合せに設けてある。
カバー本体1は閉じ合せた状態において装着す
る配電器7の外径に適合する形状並びに大きさに
形成されることは勿論であるが、ここに形成され
るカバー本体は配電器の外形より僅かに大型に形
成して両者の間に空隙を設けられるようにしてあ
る。そして、この空隙を埋める如く両カバー部分
1a,1bの内壁面にはちようど配電器の胴部に
対応する位置にそれぞれ2個の防震部材8が設け
てある。
防震部材8は上記空隙を埋めカバー部分を配電
器に密着させて震動によるカバーの接触を防止す
ること、更には予じめ容易される空隙の大小の差
を吸収するためのもので、弾性素材例えばゴム等
を素材に成形される。
この実施例では第7図に示した如く各カバー部
材の内壁面に間隔をおいて2つの棒状突起9を植
設し、この突起を介して台形状に形成したゴム性
防震部材8を突き刺し係止させてある。
上記突起9は2個を1組に各カバー部分1a,
1bに2組づつ設けてキヤツプ型に閉じ合せたと
き円筒形の内壁面の4ケ所に配置されるようにし
てあり、且つこれら突起に各係止させた防震部材
8の頂部を結ぶ仮想円aが第6図に示した様に配
電器7の胴部の外径に一致して当接するようにし
てある。
一方、断面U字形をなす開口部5a,5bには
それぞれ対向面に止め手段10を向い合せに設
け、この止め手段を介してケーブルの挟持部材1
1を装着するようにしてある。止め手段10は壁
面から台部分12を介して浮き上り状に係止板1
3を備え、この係止板の中央部に開口側から長手
方向に沿つてスリツト14を設けてある。他方挟
持部材11はU字形に形成した2つの挟持部15
を連設し、この挟持部の両側に係入片16,16
を並行状に備えてなり、この係入片を第8図に示
した様に前記止め手段10に向けてその係止板1
3の間に差し入れる如く突き入れて係止されるよ
うにしてある。
浮き上つた係止板13の下に係入片16を差し
込むことでこの挟持部材11は充分止め付けられ
るが、係入片の一面に溝17を形成し、差し込ん
だとき開口部の壁面に隆設する突部18をこの溝
17に係合させるようにすると止め付けを確実な
ものにすることができる。尚、この挟持部材11
は両カバー部材を閉じ合せたとき他方の開口部に
止められる挟持部材の係入片と端部を衝き合せる
ことから(第5図参照)、配電器に装着した状態
では外れることはない。
ところで、図示の実施例では1つの挟持部材に
2つの挟持部15を連設しているが、その数は必
要に応じて選択されることは言うまでもない。ま
た挟持部15の口径は挿通するケーブルの径によ
つて定まることは言うまでもないが、これ自体に
弾性をもたせ挟持するケーブルを弾力的に挟持す
るようにすると安定した挟持状態が得られる。
本考案の防滴カバーは上述実施例について説明
した如く構成されるもので、製造はカバー部分1
a,1b毎に個別に成形し、その後軸2と軸受3
の嵌合せによつて一体に且つ開閉自由に蝶着連結
する。そして、配電器7に対しては開放した状態
で側方から臨ませ両カバー部分で挟み込むように
して包み込み、閉塞手段たる弾性係止片6aを門
形の係止部6bに突き入れ、その突起に係合させ
て装着し、挿通孔を通して引き出されるケーブル
4をそれぞれの挟持部15に嵌め込んで装着作業
を完了する。
[考案の効果] 以上の様にして装着され使用される本考案防滴
カバーは配電器7に対して内壁面に備えた防震部
材8が当接して密着するため一体となり、配電器
自体がエンジン等の震動を受けて震動してもカバ
ーと衝突して騒音を発することがなく、また上記
防震部材は弾性素材によることから配電器に密着
すると共に、伸縮性によつて配電器とカバー本体
との間隙に多少のバラ付きがあつてもその差を吸
収し一定の密着状態を確保することが出来ること
から一定の製造誤差が見込め量産的製造の面で有
利である。
ところで、実施例ではカバー部分の内壁面に装
備する防震部材と開口部に装備する挟持部材をカ
バー部分とは別体にして成形し、組付けることに
したが、この製造手段によつて合成樹脂によるカ
バー本体の成形が容易となり精度の高い製品を提
供することができ、またこれら部品類の選択によ
つて配電器の形状の変化にも対応できるの凡用性
を確保することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は防滴カバーの開放した状態の斜視図、第2図
は開放状態の正面図、第3図は平面図、第4図は
一部断面とした底面図、第5図は装着時における
一部欠截した正面図、第6図は上図の横断平面
図、第7図は防震部材の取付けを説明する斜視
図、第8図は挟持部材の取付けを説明する斜視図
である。 1……カバー本体、1a,1b……カバー部
分、4……ケーブル、5a,5b……開口部、8
……防震部材、9……突起、10……止め手段、
11……挟持部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) キヤツプ型のカバー本体を構成する2分割さ
    れた2つのカバー部分の相対向する一側縁部を
    開閉自由に蝶着し、他方の各側縁部に衝き合せ
    ることによつて一つのケーブル挿通孔を形成す
    る開口部を設けると共に相互に係止してカバー
    部分の開放を阻止する閉塞手段を備えてなる配
    電器の防滴カバーにおいて、上記両カバー部分
    の内壁面にゴム等弾性素材製の防震部材を備え
    たことを特徴とする防滴カバー。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の配電
    器の防滴カバーにおいて、カバー部分の内壁面
    には予じめ係止手段を備え、該係止手段を介し
    て防震部材を止着することを特徴とした防滴カ
    バー。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の配電
    器の防滴カバーにおいて、両カバー部分の開口
    部に断面U字形をなすケーブル挟持手段を備え
    てなる防滴カバー。 (4) 実用新案登録請求の範囲第3項に記載の配電
    器の防滴カバーにおいて、開口部には予じめ止
    め手段を形成し、これとは別体に断面U字形の
    挟持部を備えた挟持部材を形成して該挟持部材
    を前記止め手段を介して開口部に止着すること
    を特徴とした防滴カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2582750Y2 (ja) * 1992-10-06 1998-10-08 住友電装株式会社 コネクタ用カバー
JP3374622B2 (ja) * 1995-10-03 2003-02-10 住友電装株式会社 電線カバー付きコネクタ
JP6723778B2 (ja) * 2016-01-07 2020-07-15 株式会社リンテック21 モジュラープラグ保持具

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