JPH10303170A - 基板洗浄装置および基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄装置および基板洗浄方法

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JPH10303170A
JPH10303170A JP11286397A JP11286397A JPH10303170A JP H10303170 A JPH10303170 A JP H10303170A JP 11286397 A JP11286397 A JP 11286397A JP 11286397 A JP11286397 A JP 11286397A JP H10303170 A JPH10303170 A JP H10303170A
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JP
Japan
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substrate
cleaning
wafer
holding
drying
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JP11286397A
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English (en)
Inventor
Kaoru Niihara
薫 新原
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の表面の洗浄を良好に行うことができる基
板洗浄装置および基板洗浄方法を提供する。 【解決手段】水中ローダ31のカセット33から、ロー
ダ搬送ロボット41によって、未洗浄のウエハが1枚ず
つ順次取り出され、両面ブラシ洗浄部50に搬入され
る。両面ブラシ洗浄部50によるブラシ洗浄によって、
表面および裏面に付着した大粒子径の付着物が除去され
たウエハは、表面ブラシ洗浄部60に搬入される。この
表面ブラシ洗浄部60は、粒子径の小さな付着物を精密
に除去する。その後、ウエハは、水洗・乾燥処理部70
に搬入されて、水洗処理および乾燥処理を受ける。こう
して一連の処理を経たウエハは、アンローダ搬送ロボッ
ト42によって、アンローダ32のカセット37に収容
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP用ガラス基板など
の各種被処理基板に対して洗浄処理を施すための基板洗
浄装置および基板洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程においては、半導
体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に形
成された膜の表面を研磨剤(スラリー)を用いて化学的
および物理的に研磨するCMP処理が行われる場合があ
る。このCMP処理後のウエハの表面には、スラリーが
残留しているから、その後の半導体製造工程を良好に行
うためには、ウエハの表面からスラリーを除去するため
の洗浄工程が必須である。
【0003】CMP処理後のウエハを洗浄するための洗
浄装置の構成例は、たとえば特開平6−326067号
公報に記載されている。この公開公報に記載された洗浄
装置は、洗浄処理前のウエハを水中に浸漬しておき、処
理時にウエハを1枚ずつ取り出すように構成された水中
ローダと、この水中ローダから供給されるウエハの裏面
を洗浄する裏面洗浄部と、裏面洗浄後のウエハの表面を
洗浄する表面洗浄部と、表面洗浄処理後のウエハを高速
回転させることにより水切り乾燥させるスピン乾燥部
と、スピン乾燥部による処理後のウエハをカセットに収
容するためのアンローダ部とを備えている。水中ローダ
からアンローダ部に至る各処理部は、一直線に配列され
ており、装置の一端から未洗浄のウエハを搬入し、装置
の他端から洗浄処理済みのウエハを搬出する構成となっ
ている。
【0004】裏面洗浄部は、ウエハを端面において水平
に保持し、かつ、水平面に沿ってウエハを揺動させるこ
とができる一対のハンドと、ウエハの裏面をスクラブ洗
浄する裏面ブラシと、ウエハの裏面に向けて洗浄用の薬
液を吐出する薬液ノズルとを有している。この裏面ブラ
シの回転とハンドによるウエハの揺動との組み合わせに
よって、ウエハの裏面のほぼ全域を洗浄することができ
る。
【0005】表面洗浄部は、ウエハの端面に当接する複
数の保持ピンを有するスピンチャック機構と、このスピ
ンチャック機構によって保持されて回転されるウエハの
表面をスクラブ洗浄するスキャンブラシと、ウエハの表
面および裏面に薬液や純水を供給するノズルとを備えて
いる。スキャンブラシは、小径のディスクブラシと、こ
のディスクブラシをウエハの半径方向に沿って揺動させ
る揺動アームとを有している。この構成により、ディス
クブラシは、ウエハの中心から周縁部に向かって移動す
る過程で、ウエハと接触した状態で自転する。このディ
スクブラシによるウエハ半径方向へのスキャンと、スピ
ンチャックによるウエハの回転との組み合わせによっ
て、ウエハの表面のほぼ全域がディスクブラシによるス
クラブ洗浄を受けることになる。
【0006】スピン乾燥部は、ウエハを水平に保持した
状態で回転させることができるスピンチャックと、下方
からウエハの裏面に向けて純水を供給する純水ノズルと
を有している。この構成により、ウエハの裏面をリンス
し、その後に、ウエハの表面および裏面の水分を遠心力
によって振り切り、ウエハを乾燥させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の洗浄装置におい
ては、半導体素子が形成されるべきウエハの表面の洗浄
は、専ら、表面洗浄部におけるスキャンブラシによって
行われるのみである。そのため、ウエハの表面の不要物
を必ずしも十分に除去できない場合があった。また、裏
面洗浄部におけるウエハの保持は、一対の保持ハンドに
よって行われるが、この保持ハンドとウエハとの当接位
置は、裏面洗浄部における洗浄処理期間中終始一定であ
る。したがって、その当接位置の近傍では、ハンドとウ
エハとの間にまでブラシを入り込ませることができず、
その部分の不要物の除去が不十分になりやすいという問
題もあった。
【0008】さらには、スピン乾燥部における乾燥処理
時間が長く、しかも、長時間の乾燥処理のためにウォー
ターマークが発生する場合もあった。そこで、本発明の
目的は、上述の技術的課題を解決し、基板の表面の洗浄
を良好に行うことができる基板洗浄装置および基板洗浄
方法を提供することである。本発明の他の目的は、基板
の全面を隈無く良好に洗浄することができる基板洗浄装
置および基板洗浄方法を提供することである。
【0009】本発明のさらに他の目的は、乾燥処理時間
を短縮できる基板洗浄装置および基板洗浄方法を提供す
ることである。本発明のさらなる目的は、乾燥処理を良
好に行うことができる基板洗浄装置および基板洗浄方法
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板を保
持する第1基板保持手段と、この第1基板保持手段に保
持された基板の表面および裏面を洗浄する両面洗浄手段
とを有する両面洗浄部と、基板を保持する第2基板保持
手段と、上記両面洗浄手段によって洗浄された後にこの
第2基板保持手段に保持された基板の表面を洗浄する表
面洗浄手段とを有する表面洗浄部と、基板を保持する第
3基板保持手段と、上記表面洗浄手段によって洗浄され
た後にこの第3基板保持手段に保持された基板を乾燥さ
せる基板乾燥手段を有する乾燥部とを含む処理部群を備
えていることを特徴とする基板洗浄装置である。
【0011】上記の構成によれば、両面洗浄手段によっ
て基板の両面の付着物のうち粒子径の大きなものを除去
し、その後に、表面洗浄手段によって基板表面(処理
面)に残留している粒子径の小さな付着物を精密に除去
することができる。そして、その後に、基板を乾燥させ
ることができる。これにより、基板表面の付着物を効率
的に除去することができるから、高品質な基板を提供で
きる。
【0012】請求項2記載の発明は、上記第1基板保持
手段は、基板の端面に当接して基板を保持しつつ回転す
ることができ、回転駆動源によって駆動される駆動ロー
ラを少なくとも1つ含む複数の保持ローラを含むもので
あり、上記両面洗浄手段は、上記第1基板保持手段に保
持された基板の表面および裏面に第1洗浄液を供給する
第1洗浄液供給機構と、上記保持ローラにより回転され
る基板の両面をスクラブして洗浄する両面スクラブ洗浄
機構とを含むものであることを特徴する請求項1記載の
基板洗浄装置である。
【0013】この構成によれば、保持ローラが回転され
ることによって、基板を回転させることができる。そこ
で、基板に第1洗浄液を供給しつつ、基板の両面をスク
ラブすれば、基板の両面の全域を周縁部に至る領域まで
隈無く洗浄できるので、基板両面の付着物を効率よく除
去することができる。これにより、さらに高品質な基板
を提供することが可能となる。
【0014】なお、保持ローラは、少なくとも1つが駆
動ローラであれば、残りの保持ローラが基板の回転に従
動して回転される従動ローラであってもよい。また、す
べての保持ローラが駆動ローラであってもよい。また、
両面スクラブ洗浄機構は、基板の面に平行な軸線まわり
に回動して基板の面に接触するロールブラシを有するも
のであってもよく、また、基板の面に垂直な軸線まわり
に回動しつつ基板の面に接触するディスクブラシを有す
るものであってもよい。
【0015】請求項3記載の発明は、上記第2基板保持
手段は、基板を保持して回転するスピンチャックを含
み、上記表面洗浄手段は、上記第2基板保持手段に保持
された基板の表面に第2洗浄液を供給する第2洗浄液供
給機構と、基板の表面に対してほぼ垂直な方向に沿った
回転軸を有する表面スクラブ洗浄機構とを含むことを特
徴とする請求項1または2記載の基板洗浄装置である。
【0016】この構成によれば、スピンチャックが回転
して基板を高速に回転させ、その一方で、基板の表面を
ディスク状のブラシでスクラブできる。これにより、基
板の表面を隈無く洗浄できるうえ、ロールブラシを使用
する場合に比較して、ブラシを何度も繰り返し基板の表
面にこすりつけることができるので、基板の表面を精密
に洗浄することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、上記表面洗浄手段
は、上記第2基板保持手段に保持された基板の表面に、
超音波が付与された純水を供給する超音波洗浄機構を含
むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
の基板洗浄装置である。この構成によれば、基板の全域
を周縁部に至るまで、超音波洗浄することができるの
で、基板の表面の全域において、粒子径の微少な付着物
を精密に除去できる。これにより、さらに高品質な基板
を提供できる。
【0018】請求項5記載の発明は、上記第3基板保持
手段は、基板を保持して回転するスピンチャックを含
み、上記基板乾燥手段は、このスピンチャックによって
回転される基板に不活性ガスを供給する不活性ガス供給
機構を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
かに記載の基板洗浄装置である。この構成によれば、基
板に不活性ガスを供給しつつ基板を回転させることによ
って、効率よく、かつ、迅速に基板全体を乾燥させるこ
とができる。したがって、短時間で、高品質な基板を提
供できる。
【0019】また、基板の周囲の雰囲気を不活性ガス雰
囲気にすることにより、ウォーターマークの発生を防止
できるので、基板処理のさらなる高品質化を図ることが
できる。請求項6記載の発明は、基板を複数枚収容可能
なロードカセットが載置され、このロードカセットに収
容された基板に対して純水を供給する純水供給手段を有
するローダ部と、上記カセットに収容された基板を取り
出して保持し、上記両面洗浄部へ受け渡すロード基板搬
送手段と、このロード基板搬送手段によって保持された
基板に対して純水を吐出する純水吐出手段とをさらに備
えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
に記載の基板洗浄装置である。
【0020】この構成によれば、ローダ部においては、
基板を湿らせた状態で収容しておくことができ、しか
も、ロード基板搬送手段によって保持された基板にも純
水が供給されるので、基板を湿らせた状態で両面洗浄部
まで搬送できる。これにより、基板の付着物が乾燥して
固化することなく洗浄工程を開始させることができるか
ら、基板上の付着物をさらに効果的に除去できる。その
結果、さらに高品質な基板を提供できる。
【0021】なお、上記のようなローダは、基板を水中
に浸漬させて待機させておき、必要に応じて水上に処理
対象の基板を浮上させる水中ローダであってもよい。ま
た、上記ローダは、処理前の基板をシャワー槽内に保持
し、この保持された基板に純水をスプレーする構成のシ
ャワーローダであってもよい。請求項7記載の発明は、
上記乾燥部で乾燥された基板を複数枚収容可能なアンロ
ーダカセットが載置されたアンローダ部と、上記乾燥部
から基板を取り出して保持し、当該基板を上記アンロー
ドカセットへ収容するアンロード基板搬送手段とをさら
に備えていることを特徴とする請求項6に記載の基板洗
浄装置である。
【0022】この構成によれば、洗浄処理前の基板と洗
浄処理後の基板とでは、基板が収容されるカセット、お
よび基板搬送手段にそれぞれ別のものが用いられるの
で、洗浄処理後の基板が再汚染されることがない。した
がって、高品質な基板を得ることができる。請求項8記
載の発明は、上記処理部群は、基板に対して化学的およ
び物理的に研磨処理を施すCMP処理装置で研磨処理さ
れた基板に対して洗浄処理を施すものであることを特徴
とする請求項1ないし7のいずれかに記載の基板処理装
置である。
【0023】この発明では、基板の表面を2回にわたっ
て洗浄する構成を採用しているので、CMP処理装置に
おける研磨処理に用いられる研磨剤(スラリー)を基板
の表面から効果的に除去することができ、高品質な基板
を提供することができる。請求項9記載の発明は、第1
表面洗浄手段により基板の表面を洗浄する第1表面洗浄
工程と、上記第1表面洗浄手段とは別の第2表面洗浄手
段により、上記第1表面洗浄工程で洗浄された基板の表
面を洗浄する第2表面洗浄工程とを含むことを特徴とす
る基板洗浄方法である。
【0024】この構成によれば、精密な洗浄が必要とさ
れる基板の表面に対しては、少なくとも2つの表面洗浄
工程による洗浄処理が施される。そのため、基板表面の
付着物の種類および状態等に応じた最適な洗浄方法でそ
れぞれの付着物が除去される。これにより、基板の表面
を精密に洗浄した高品質な基板を提供できる。請求項1
0記載の発明は、上記第2表面洗浄工程が行われるまで
に、裏面洗浄手段により基板の裏面を洗浄する裏面洗浄
工程をさらに含むことを特徴とする請求項9記載の基板
洗浄方法である。
【0025】基板の裏面については、表面ほど精密な洗
浄は不要である。そこで、少なくとも1ステップの洗浄
工程で十分であり、また、第2表面洗浄工程に至るまで
に、裏面を洗浄しておけば、その後に基板の裏面に当接
して基板を保持し、その状態で基板を高速回転させるス
ピンチャックを用いることができる。これにより、第2
表面洗浄工程における洗浄効果を一層高めることができ
る。
【0026】請求項11記載の発明は、基板の表面およ
び裏面を洗浄する両面洗浄工程と、この両面洗浄工程に
よって洗浄された基板の表面を洗浄する表面洗浄工程
と、この表面洗浄工程によって洗浄された基板を乾燥さ
せる乾燥工程とを含むことを特徴とする基板洗浄方法で
ある。この方法により、請求項1記載の発明と同様な効
果が得られる。
【0027】請求項12記載の発明は、上記両面洗浄工
程は、基板の端面に当接して保持する保持ローラが回転
することにより基板を回転させつつ、基板の表面および
裏面に第1洗浄液を供給しつつスクラブして洗浄する両
面スクラブ洗浄工程を含むことを特徴とする請求項11
記載の基板洗浄方法である。この方法により、請求項2
記載の発明と同様な効果が得られる。
【0028】請求項13記載の発明は、上記表面洗浄工
程は、基板を保持するスピンチャックが回転することに
より基板を回転させつつ、基板の表面に第2洗浄液を供
給しつつスクラブ洗浄する表面スクラブ洗浄工程を含む
ことを特徴とする請求項11または12記載の基板洗浄
方法である。この方法により、請求項3記載の発明と同
様な効果が得られる。
【0029】請求項14の記載の発明は、上記表面洗浄
工程は、基板の表面に超音波が付与された純水を供給し
て洗浄する超音波洗浄工程を含むことを特徴とする請求
項11ないし13のいずれかに記載の基板洗浄方法であ
る。この方法により、請求項4記載の発明と同様な効果
が得られる。請求項15記載の発明は、上記乾燥工程
は、基板を保持するスピンチャックが回転することによ
り基板を回転させつつ、基板に不活性ガスを供給して乾
燥させるスピン乾燥工程を含むことを特徴とする請求項
11ないし14のいずれかに記載の基板洗浄方法であ
る。
【0030】この方法により、請求項5記載の発明と同
様な効果が得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施形態を、
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施形態に係る基板洗浄装置20の設置状態を示す
簡略化した斜視図である。この装置20は、主として、
ウエハ表面を研磨剤(スラリー)を用いて化学的および
物理的に研磨するCMP(Chemical Mechanical Polish
ing )処理の後にウエハに付着しているスラリーを除去
するための洗浄装置である。
【0032】この洗浄装置20は、隔壁1によって仕切
られた一対の空間11,12の境界部に配置されてい
る。すなわち、装置20の主要部は空間11側に配置さ
れており、隔壁1に形成された矩形の開口2において、
洗浄装置の前面21が空間12に露出している。空間1
1は、空間12よりも清浄度が低い空間であり、ウエハ
に対して、CMP処理およびその後の洗浄処理をはじめ
とする各種の処理を施すための処理空間である。空間1
2は、主として、洗浄処理後のウエハを搬送したりする
ための清浄空間である。
【0033】洗浄装置20は、大略的に直方体形状の外
形を有しており、清浄空間12に臨む前面21には、未
洗浄のウエハを導入するためのウエハ導入口22と、洗
浄処理済みのウエハを搬出するためのウエハ搬出口23
とが形成されている。ウエハ導入口22に関連して、こ
のウエハ導入口22を開閉するための一対のドア22
a,22bが備えられている。また、ウエハ搬出口23
に関連して、このウエハ搬出口23を開閉するためのド
ア24が取り付けられている。ウエハ導入口22の上方
には、洗浄装置20に動作指令を与えるための入力装置
と、警報メッセージなどを表示するための表示装置とを
備えた操作パネル25が配置されている。
【0034】ウエハ搬入口22とウエハ搬出口23とは
左右に隣り合って形成されており、また、操作パネル2
5はウエハ搬入口22の上方に隣接して配置されてい
る。したがって、清浄空間12においては、前面21の
付近の小面積の領域を確保しておけば、ウエハの搬入お
よび搬出ならびに洗浄装置20の操作を行える。洗浄装
置20において、処理空間11内に位置する側壁16の
所定位置には、処理空間11内において、CMP処理装
置(図示せず)とインライン接続するための接続用開口
27が形成されている。
【0035】図2は、洗浄装置20の内部の全体の構成
を簡略化して示す平面図である。洗浄装置20の前面2
1のウエハ導入口22の背後に相当する位置には、処理
前のウエハが複数枚収容されるカセット33(ロードカ
セットに対応)を水槽34に貯留された水中に浸漬させ
ておくことができる水中ローダ31(ローダ部に対応)
が備えられており、同じく前面21のウエハ搬出口23
の背後に相当する位置には、洗浄処理済みのウエハが収
容されるカセット37(アンロードカセットに対応)が
載置されるアンローダ32(アンローダ部に対応)が備
えられている。
【0036】洗浄処理装置20によって処理されるウエ
ハは、水中ローダ31からアンローダ32に至る平面視
においてU字状の経路40を通って搬送され、その過程
で、洗浄処理および乾燥処理が行われるようになってい
る。すなわち、この経路40に沿って、水中ローダ31
側から順に、両面ブラシ洗浄部50(両面洗浄部および
第1表面洗浄手段に対応)、表面ブラシ洗浄部60(表
面洗浄部および第2表面洗浄手段に対応)、水洗・乾燥
処理部70(乾燥部に対応)が配置されている。
【0037】さらに、経路40上には、水中ローダ31
と両面ブラシ洗浄部50との間に、ローダ搬送ロボット
41(ロード基板搬送手段に対応)が配置され、両面ブ
ラシ洗浄部50と表面ブラシ洗浄部60との間に、第1
中間搬送ロボット81が配置され、表面ブラシ洗浄部6
0と水洗・乾燥処理部70との間に、第2中間搬送ロボ
ット82が配置され、水洗・乾燥処理部70とアンロー
ダ32との間に、アンローダ搬送ロボット42(アンロ
ード基板搬送手段に対応)が配置されている。すなわ
ち、これらの搬送ロボット41,81,82,42によ
って、水中ローダ31からアンローダ32に至る処理部
間でのウエハの移送が行われることにより、ウエハはU
字状の経路40を搬送されつつ、両面ブラシ洗浄、表面
洗浄および水洗・乾燥処理などの処理を受けて、アンロ
ーダ32に配置されたカセット37に収容される。
【0038】水中ローダ31は、ウエハをカセット33
に収容した状態で純水中に浸漬しておくための水槽34
(純水供給手段に対応)と、カセット33が載置される
ステージ35と、このステージ35を昇降するための昇
降機構36とを有している。これにより、洗浄処理のた
めにウエハを取り出すときにのみ、ステージ35を必要
な高さまで上昇させ、処理対象のウエハを水面上に浮上
させることができる。
【0039】一方、アンローダ32は、カセット37が
載置されるカセット載置部38と、このカセット載置部
38に載置されたカセット37内の各ウエハ収容棚にお
けるウエハの有無を検知するための光学式のセンサ39
とを有している。カセット37内には、上下方向に複数
段のウエハ収容棚が配列されており、各ウエハ収容棚に
は各1枚のウエハを収容することができる。センサ39
は、たとえば、発光素子と受光素子との対からなり、こ
の発光素子−受光素子対を上下動させることにより、各
ウエハ収容棚におけるウエハの有無を検知する構成とな
っている。
【0040】水中ローダ31に隣接して配置されたロー
ダ搬送ロボット41は、水中ローダ31において水上に
浮上させられた1枚のウエハを受け取り、両面ブラシ洗
浄部50に受け渡す。このローダ搬送ロボット41は、
水平面に沿って回動自在な下アームLAと、この下アー
ムLAの先端において水平面に沿う回動が自在であるよ
うに設けられた上アームUAとを有するスカラー式ロボ
ットによって構成されている。すなわち、下アームLA
が回動すると、上アームUAは、下アームLAの回動方
向とは反対方向に、下アームLAの回動角度の2倍の角
度だけ回動するように構成されている。これにより、下
アームLAと上アームUAとは、両アームが上下に重な
りあった収縮状態と、両アームが経路40に沿って、水
中ローダ31側または両面ブラシ洗浄部50に向かって
展開された伸長状態とをとることができる。その結果、
収縮状態において下アームLAの回動中心のほぼ上方に
位置する上アームUAの先端は、経路40に沿って直線
移動することができる。
【0041】上アームUAの基端部寄りの位置には、ウ
エハの外周縁に沿う円弧形状のガイド面を有するガイド
部材Gが取り付けられている。一方、上アームUAの先
端には、ウエハの下面を真空吸着して保持するための吸
着孔Hが形成されている。したがって、ローダ搬送ロボ
ット41は、水中ローダ31から受け取ったウエハの下
面を真空吸着して保持し、そのウエハを両面ブラシ洗浄
部50に向けて直線搬送することができる。
【0042】ウエハの搬送中におけるウエハの表面およ
び裏面の乾燥を防止するために、ローダ搬送ロボット4
1に関連して、このローダ搬送ロボット41によって保
持されて搬送されている途中のウエハの上面に純水を吐
出するための純水吐出手段としてのスプレーノズルSN
が配置されている。第1中間搬送ロボット81および第
2中間ロボット82は、ローダ搬送ロボット41と同様
に構成されているので、これらのロボット81,82の
各部には、ローダ搬送ロボット41の対応部分の参照符
号を付して表すこととし、説明を省略する。搬送中のウ
エハの乾燥を防止するためにスプレーノズルSNが第1
および第2中間搬送ロボット81,82に関連して設け
られている点も、ローダ搬送ロボット41の場合と同様
である。
【0043】アンローダ搬送ロボット42は、上下一対
のアーム43,44で構成されたスカラー式ロボット
と、このスカラー式ロボットを経路40に沿って往復直
線移動させるための直線搬送機構(図示せず)と、さら
に、スカラー式ロボットを昇降させるための昇降機構
(図示せず)とを組み合わせて構成されている。すなわ
ち、スカラー式ロボットの下アーム44は、水平面に沿
って回動自在とされており、上アーム43は、下アーム
44の先端において、水平面に沿う回動が自在であるよ
うに取り付けられている。そして、下アーム44が回動
すると、上アーム43は、下アーム44の回動方向とは
反対方向に、下アーム44の回動角度の2倍だけ回動す
るように構成されている。このスカラー式ロボット全体
が、上記昇降機構に保持されており、この昇降機構が、
上記直線搬送機構のキャリッジ(図示せず)に支持され
ている。直線搬送機構は、たとえば、ボールねじ機構で
あってもよい。
【0044】上アーム43は、板状のビームで構成され
ており、その先端部および基端部には、それぞれ、ウエ
ハの周縁に沿う円弧形状に形成されたガイド面46a,
47aを有するガイド部材46,47が設けられてい
る。ガイド面46a,47aは、ウエハの下面の周縁部
のみに接触するウエハ保持面と、このウエハ保持面から
立ち上がり、ウエハ保持面に向けてウエハを案内するた
めに上方に向かうに従って外側に拡開した形状のテーパ
ー面(逆円錐面)とを有している。この構成により、上
アーム43は、洗浄処理後のウエハの裏面の中央付近に
接触することなくウエハを保持することができる。
【0045】水洗・乾燥処理部70での処理が終了した
ウエハを搬出する際には、上アーム43および下アーム
44からなるスカラー式ロボットを参照符号42Aで示
す状態に展開した後、上記直線搬送機構によって、さら
に、上アーム43および下アーム44を水洗・乾燥処理
部70に向かって直線移動させ、上記昇降機構によっ
て、上昇させる。これにより、上アーム43が水洗・乾
燥処理部70に入り込み、処理後のウエハを受け取るこ
とができる。
【0046】その後、上記直線搬送機構は、上記スカラ
ー式ロボットを原点(水洗・乾燥処理部70とアンロー
ダ32との間のほぼ中間位置)にまで直線移動させる。
その後、スカラー式ロボットは、上アーム43および下
アーム44を、収縮状態を経て、反対側に伸長させ、参
照符号42Bで示すように、アンローダ32に向けて展
開させる。この状態から、上記直線搬送機構が上記スカ
ラー式ロボットをアンローダ32に載置されたカセット
37に向かって移動させ、上記昇降機構によって、下降
させることにより、このカセット37内に洗浄処理後の
ウエハが収容される。
【0047】カセット37内に多段に設けられた任意の
ウエハ収容棚にウエハを収容することができるように、
上記昇降機構がスカラー式ロボットを昇降させる。その
際、ウエハの収容位置は、センサ39の出力に基づいて
決定される。ウエハは、たとえば、カセット37の上の
ウエハ収容棚から順に収容されてもよいし、下のウエハ
収容棚から順に収容されてもよい。ただし、上アーム4
3などからのパーティクルの落下の可能性を考慮すれ
ば、上のウエハ収容棚から順に洗浄済みのウエハを収容
するのが好ましい。
【0048】図3は、両面ブラシ洗浄部50の構成を簡
略化して示す斜視図である。両面ブラシ洗浄部50は、
ローダ搬送ロボット41によって搬入されたウエハWを
水平に保持し、かつ、水平面内で回転させるための複数
本(この実施例では6本)の保持ローラ51a,51
b,51c;52a,52b,52cを有しており、こ
れらは、すべて駆動力が与えられる駆動ローラであっ
て、第1基板保持手段に相当している。保持ローラ51
a,51b,51c;52a,52b,52cによって
水平に保持されたウエハWを上下から挟むように、上デ
ィスクブラシ53Uおよび下ディスクブラシ53Lが設
けられており、これらは、ウエハWの両面をスクラブ洗
浄する両面スクラブ洗浄機構53を構成している。
【0049】6本の保持ローラのうちの3本の保持ロー
ラ51a,51b,51cの組と、残る3本の保持ロー
ラ52a,52b,52cの組とは、ウエハWを挟んで
ほぼ対向して配置されている。各保持ローラ51a,5
1b,51c;52a,52b,52cは、鉛直方向に
沿って立設されており、かつ、それぞれウエハWの端面
に当接している。
【0050】一方の組を構成する3本の保持ローラ51
a,51b,51cのうちの中央の保持ローラ51bに
は、モータM1からの回転力がベルトB1を介して伝達
されている。そして、保持ローラ51bの回転が、ベル
トB2およびB3を介して、保持ローラ51aおよび5
1cにそれぞれ伝達されるようになっている。他方の組
を構成する3本の保持ローラ52a,52b,52cに
ついても同様であり、中央の保持ローラ52bにモータ
M2からの回転力がベルトB4を介して伝達され、保持
ローラ52bの回転が、ベルトB5およびB6を介して
他の2本の保持ローラ52aおよび52cに伝達される
ようになっている。
【0051】一方の組を構成する3本の保持ローラ51
a,51b,51cと、他方の組を構成する3本の保持
ローラ52a,52b,52cとは、それぞれ図2に示
す保持機構51,52に保持されており、互いに近接し
たり離反したりすることができるようになっている。こ
れにより、ウエハWを保持した状態と、ウエハWの保持
を開放した状態とをとることができる。
【0052】両面スクラブ洗浄機構53の上ディスクブ
ラシ53Uおよび下ディスクブラシ53Lは、ウエハW
の中心から周縁までの領域をスクラブできる様に円板状
に形成されている。上ディスクブラシ53Uは、鉛直方
向に沿って配設された回転軸55の下端に固定されてお
り、この回転軸55には、モータM3からの回転力がベ
ルトB7を介して伝達されている。同様に、下ディスク
ブラシ53Lは、鉛直方向に沿って配設された回転軸5
6の上端に固定されており、モータM4からの回転力が
ベルトB8を介して与えられることによって、鉛直軸線
まわりに回転駆動されるようになっている。さらに、上
ディスクブラシ53Uおよび下ディスクブラシ53L
が、ウエハWの表面および裏面に対して近接/離反する
ことができるように、上ディスクブラシ53Uおよび下
ディスクブラシ53Lを昇降するための昇降機構10
1,102がそれぞれ備えられている。
【0053】回転軸55,56は、いずれも中空の軸で
構成されており、その内部には、ディスクブラシ53
U,53Lの表面の近傍にまで至る処理液供給管57
U,57Lが挿通している。この処理液供給管57U,
57Lには、それぞれ、薬液供給弁58を介する薬液
や、純水供給弁59を介する純水を、選択的に供給する
ことができるようになっており、これらが、第1洗浄液
供給機構を構成している。薬液供給弁58を介して供給
される薬液には、たとえば、フッ酸、塩酸、硫酸、燐
酸、アンモニア、およびこれらの過酸化水素水溶液など
がある。
【0054】モータM3,M4を付勢して上下のディス
クブラシ53U,53Lを回転し、この回転状態のディ
スクブラシ53U,53LをウエハWの表面および裏面
にそれぞれ接触させると、ウエハWの表面および裏面を
スクラブ洗浄することができる。その際、保持ローラ5
1a,51b,51c;52a,52b,52cにより
ウエハWが低速回転されるため、保持ローラ51a,5
1b,51c;52a,52b,52cとウエハWとが
当接する位置は刻々と変化し、また、スクラブ洗浄され
る位置も刻々と変化する。これにより、ウエハWの中心
から周縁までの領域をカバーするように設けられたディ
スクブラシ53U,53Lは、ウエハWの表面および裏
面の全域を隈無くスクラブすることができる。
【0055】スクラブ洗浄を行う際、処理液供給管57
U,57Lには、薬液または純水が供給され、これらの
処理液を供給しながら、ウエハWの表面および裏面をス
クラブすることによって、CMP処理後のウエハWの表
面のスラリーのうち、比較的粒子径の大きなものを除去
することができる。図4は、表面ブラシ洗浄部60の概
念的な構成を示す図解図である。この表面ブラシ洗浄部
60は、両面ブラシ洗浄部50での処理によって、比較
的大きな粒径の異物が除去された後のウエハWの表面に
残る小粒径の異物を除去するためのものである。
【0056】この表面ブラシ洗浄部60は、たとえば6
本の保持ピン61でウエハWの裏面の周縁部付近を支持
する構成のスピンチャック62を備えており、このスピ
ンチャック62が第2基板保持手段に相当する。6本の
保持ピンのうち、1本おきに配設された3本の保持ピン
61は、鉛直軸線周りに回動することができるようにな
っており、ウエハWの端面に対して、保持面を選択的に
当接させることができるように構成されている。これに
より、ウエハWは、結果として、6本の保持ピン61に
よって強固に握持される。
【0057】スピンチャック62は、この6本の保持ピ
ン61によって水平保持されたウエハWを、鉛直軸線ま
わりに回転させるために、保持ピン61を保持する保持
部材65と、この保持部材65の中央の下面に鉛直方向
に沿って固定された回転軸66と、この回転軸66を回
転駆動するための回転駆動機構67とを備えている。ス
ピンチャック62に保持されたウエハWの上方には、表
面スクラブ洗浄機構としてのスキャンブラシ63が備え
られている。スキャンブラシ63は、ウエハWの表面に
対してほぼ垂直な方向に沿う回転軸まわりに回転駆動さ
れるディスク型ブラシである自転ブラシ63aと、この
自転ブラシ63aを先端において下方に向けて支持する
揺動腕63bと、この揺動腕63bを、スピンチャック
62に保持されたウエハWよりも外側に設定された鉛直
軸線まわりに揺動させる揺動駆動機構63cとを備えて
いる。
【0058】この構成により、揺動腕63bを揺動させ
ることにより、ウエハWの半径方向に沿って、その中心
位置から周縁部までの範囲で、自転ブラシ63aを繰り
返し往復させることができる。自転ブラシ63aが、ウ
エハWの中心から周縁部に向かう際には、自転ブラシ6
3aは下方位置にあって、ウエハWの表面をスクラブ洗
浄する。その際、スピンチャック62によってウエハW
が回転されているので、ウエハWの表面のほぼ全域をス
クラブすることができる。自転ブラシ63aがウエハW
の周縁部から中心位置に戻されるときには、自転ブラシ
63aは、上方位置とされ、ウエハWから離間した状態
とされる。これを数回繰り返すことにより、ウエハWの
表面の小粒径の異物を、スクラブすることによって浮き
出させ、さらにその異物をウエハWの外側に向かって掃
き出すことができる。
【0059】スピンチャック62に関連して、薬液をウ
エハWの表面に供給するための薬液供給ノズルCN、純
水をウエハWの表面に供給するための純水ノズルDN、
および超音波振動が付与された純水をウエハWの表面に
供給するための超音波洗浄ノズルDSNが備えられてい
る。上記薬液供給ノズルCNおよび純水ノズルDNは、
第2洗浄液供給機構に相当し、超音波洗浄ノズルDSN
は、超音波洗浄機構に相当する。薬液供給ノズルCNか
らウエハWの表面に供給される薬液には、たとえば、フ
ッ酸、塩酸、硫酸、燐酸、アンモニア、およびこれらの
過酸化水素水溶液、などがある。
【0060】この構成により、スキャンブラシ63によ
るウエハWの表面のスクラブ洗浄の際に、薬液、純水お
よび超音波振動が付与された純水を、それぞれ単独で、
または組み合わせて供給することにより、ウエハWの表
面の異物を効果的に除去することができる。とくに、超
音波振動の付与された純水をウエハの表面に供給するこ
とによって、微小粒径の付着物を効果的に除去でき、さ
らに、超音波振動が付与された純水と薬液とを同時に使
用すれば、薬液による洗浄効果と超音波振動による洗浄
効果との相乗効果を期待することもできる。しかも、ス
キャンブラシ63によるスクラブ洗浄は、保持ピン61
と自転ブラシ63aとの干渉を避ける必要性から、ウエ
ハWの周縁部に対してまでは施すことができないのであ
るが、超音波振動が付与された純水は、ウエハWの表面
の全域が達するから、ウエハWの表面の全域において、
微小粒径の付着物の除去を効果的に行うことができる。
【0061】なお、スピンチャック62に保持されたウ
エハWの裏面側にも、薬液ノズルCN10からの薬液お
よび純水ノズルDN10からの純水を供給することがで
き、これにより、ウエハWの裏面の清浄をも行うことが
できる。図5は、水洗・乾燥処理部70の概念的な構成
を示す図解図である。水洗・乾燥処理部70は、ウエハ
Wを水平に保持して回転させる第3基板保持手段として
のスピンチャック71と、このスピンチャック71の上
方に設けられた不活性ガス供給機構72とを有してい
る。不活性ガス供給機構72に関連して、スピンチャッ
ク71に保持されたウエハWの表面に純水を供給するた
めの純水供給ノズルDN1が設けられており、この純水
供給ノズルDN1には、純水供給源73から純水が供給
されるようになっている。また、スピンチャック71の
下方には、ウエハWの裏面に純水を供給するための純水
ノズルDN2,DN3が配置されている。
【0062】スピンチャック71は、図4に示された表
面ブラシ洗浄部60のスピンチャック62と同様の構成
を有しており、6本の保持ピン84によって、ウエハW
の裏面の周縁部を支持し、かつ、端面を握持するように
なっている。このスピンチャック71も、スピンチャッ
ク62と同様に、保持ピン84を保持する保持部材85
と、この保持部材85の下面に鉛直方向に沿って固定さ
れた回転軸86と、この回転軸86を回転駆動するため
の回転駆動機構87とを備えている。
【0063】不活性ガス供給機構72は、遮蔽円板75
と、この遮蔽円板75を支持する支持部材76と、この
遮蔽円板75の中央付近に設けられた不活性ガス供給ノ
ズル77と、この不活性ガス供給ノズル77に不活性ガ
スとしての加熱されたN2 (窒素)ガスを供給する不活
性ガス供給源78とを有している。上記の純水供給ノズ
ルDN1も、遮蔽円板75の中央付近に設けられてい
る。
【0064】支持部材76は、昇降駆動機構79によっ
て昇降されるようになっている。この昇降駆動機構79
は、ウエハWの表面および裏面を水洗するときには、遮
蔽円板75をウエハWから所定距離だけ上方に離間した
上位置に位置させ、ウエハWの表面および裏面を乾燥さ
せるときには、遮蔽円板75を上記上位置よりもウエハ
Wの表面に近接した下位置に位置させるように、支持部
材76を昇降する。
【0065】水洗・乾燥処理部70の動作を概説すれば
次のとおりである。まず、第2中間搬送ロボット82
(図2参照)によって搬入されるウエハWは、スピンチ
ャック71によって保持される。その後、スピンチャッ
ク62は、回転駆動機構87によって、低速回転され、
この低速回転されているスピンチャック62に保持され
ているウエハWの表面および裏面には、純水供給ノズル
DN1,DN2,DN3からの純水が供給される。これ
により、前工程において使用された薬液や、ウエハWの
表面および裏面に残留している付着物を洗い流すための
リンス処理が行われる。このリンス処理期間中、遮蔽円
板75は上位置にあり、不活性ガス供給ノズル77から
は、不活性ガスは供給されない。
【0066】このリンス処理の後には、回転駆動機構8
7は、スピンチャック62を高速回転させる。その一方
で、遮蔽円板75が下位置に導かれ、不活性ガス供給ノ
ズル77からは、ウエハWの表面に向けて、加熱された
2 ガスが供給される。これにより、遠心力によって、
ウエハWの表面および裏面の水分が振り切られる一方
で、加熱されたN2 ガスによって、ウエハWの表面が速
やかに乾燥させられる。こうして、ウエハの全域を効率
よく乾燥させることができるので、ウエハWに対して高
品位の処理を施すことができる。しかも、ウエハWの周
囲を不活性ガス雰囲気で充満させることができるから、
ウォータマークの発生が防止される。このことにより、
ウエハWに対する処理のさらなる高品位化が図られてい
る。
【0067】以上のようにこの実施例の洗浄装置におい
ては、両面ブラシ洗浄部50により、ウエハの両面の付
着物のうち粒子径の大きなものを除去し、その後に、表
面ブラシ洗浄部60により、ウエハの表面の比較的粒子
径の小さな付着物を除去するようにしている。これによ
り、ウエハの表面の付着物を効率的に除去することがで
きるので、高品位な洗浄処理を行うことができる。しか
も、表面ブラシ洗浄部60においては、超音波が付与さ
れた純水による洗浄を併用しているので、ウエハ表面の
周縁部に付着している微小粒子をも除去できる。これに
より、さらに、高品位な洗浄処理が可能となる。
【0068】また、両面ブラシ洗浄部50は、保持ロー
ラ51a,51b,51c;52a,52b,52cに
よって、ウエハWの端面を保持しつつ回転させ、その一
方で、ウエハWの表面および裏面をディスクブラシでス
クラブ洗浄する構成を採用しているので、ウエハWの表
面および裏面の全域を隈無く良好に洗浄することができ
る。
【0069】さらに、水洗・乾燥処理部70において
は、ウエハを高速回転させて水切り乾燥を行うだけでな
く、ウエハの表面に加熱された不活性ガス(N2 ガス)
を供給して、速やかにウエハを乾燥し、かつ、ウエハの
周囲を不活性ガス雰囲気で充満させるようにしている。
そのため、乾燥処理時間に要する時間が短縮されるう
え、ウォータマークの発生も防止できる。
【0070】この発明の一実施形態について説明した
が、この発明は上記の実施形態以外にも種々の形態で実
施することが可能である。たとえば、上記の実施形態に
おいては、両面スクラブ洗浄機構53は、ディスクブラ
シ53U,53Lによってウエハの表面および裏面をス
クラブしているが、ウエハの表面および裏面のうちの少
なくともいずれか一方をロールブラシによってスクラブ
洗浄するようにしても差し支えない。同様に、表面ブラ
シ洗浄部60においても、ディスク型ブラシからなる自
転ブラシ63aに代えて、ロールブラシが適用されても
よい。ただし、粒子径の小さな付着物の除去のために
は、ディスク型ブラシの方が適している。
【0071】また、上記の実施形態においては、両面ブ
ラシ洗浄部50の保持ローラ51a,51b,51c;
52a,52b,52cは、すべて駆動ローラである
が、たとえば、一方の組を構成する保持ローラ51a,
51b,51cを駆動ローラとし、他方の組を構成する
保持ローラ52a,52b,52cは、ウエハWの回転
に従動して回転する従動ローラとしてもよい。ただし、
すべての保持ローラを駆動ローラとする方が、ウエハW
に働く偏心力を少なくすることができるので、回転を安
定させることができる。
【0072】さらに、保持ローラの数は、6本である必
要はなく、少なくとも2本の保持ローラで、ウエハWを
回転可能に保持すればよい。ただし、ウエハWを安定に
保持し、かつその回転を安定に行うためには、少なくと
も3本の保持ローラが備えられていることが好ましい。
また、上記の実施形態においては、ウエハWの両面を洗
浄した後に、ウエハWの表面を洗浄するようにしている
が、ウエハWの表面をまず洗浄し、その後に、ウエハW
の両面を洗浄するようにしてもよい。このようにして
も、異なる洗浄方法でウエハWの表面を2回に渡って洗
浄することができるから、ウエハWの表面を良好に洗浄
することができる。ただし、ウエハWの両面を最初に洗
浄しておけば、その後の工程においては、ウエハWの裏
面をスピンチャックで保持することができるという利点
がある。
【0073】さらにまた、上記の実施形態においては、
洗浄処理前のウエハを待機させておくために、ウエハを
水槽中に浸漬させておく水中ローダ31が適用されてい
るが、たとえば、内壁面に純水を噴霧するスプレーノズ
ルが配置されたシャワー槽内に、ウエハを収容したカセ
ットを配置しておくようにしたシャワーローダが適用さ
れてもよい。
【0074】さらに、上記の実施形態においては、不活
性ガス供給機構は、加熱されたN2ガスを供給するもの
としたが、たとえば、常温のN2 ガス、ヘリウムガス、
アルゴンガスなどの他の不活性ガスが適用されてもよい
ことは言うまでもない。また、上記の実施形態では、表
面ブラシ洗浄部60および水洗・乾燥処理部70におい
ては、ウエハWの端面を機械的に保持する構成のスピン
チャック62,71が用いられているが、ウエハWの裏
面を真空吸着して保持するバキューム型スピンチャック
が適用されてもよい。
【0075】さらに、上記の実施形態においては、清浄
空間12から、ドア22a,22bを開けて、水中ロー
ダ31にウエハが供給される構成について説明したが、
CMP処理装置と洗浄装置20とを接続用開口27にお
いてインライン接続し、この接続用開口27から、洗浄
処理されるべきウエハを水中ローダ31に供給するよう
にしてもよい。この場合には、処理空間11側にCMP
処理装置および洗浄装置20を配置することができるの
で、CMP処理後の汚染されたウエハが清浄空間12に
持ち込まれることがなく、清浄空間20内の空気の汚染
を抑制できる。
【0076】また、上記の実施形態では、ウエハを洗浄
する装置を例にとったが、この発明は、液晶表示装置用
ガラス基板やPDP表示装置用ガラス基板などのような
他の種類の被処理基板の洗浄のためにも適用することが
できる。その他、特許請求の範囲に記載された技術的事
項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る基板洗浄装置の設
置状態を示す簡略化した斜視図である。
【図2】上記基板洗浄装置の内部の全体の構成を簡略化
して示す平面図である。
【図3】両面ブラシ洗浄部の構成を簡略化して示す斜視
図である。
【図4】表面ブラシ洗浄部の概念的な構成を示す図解図
である。
【図5】水洗・乾燥処理部の概念的な構成を示す図解図
である。
【符号の説明】
20 洗浄装置 31 水中ローダ 32 アンローダ 33,37 カセット 41 ローダ搬送ロボット 42 アンローダ搬送ロボット 50 両面ブラシ洗浄部 60 表面ブラシ洗浄部 70 水洗・乾燥処理部 51a,51b,51c,52a,52b,52c
保持ローラ 53 両面スクラブ洗浄機構 57U,57L 処理液供給管 62 スピンチャック 63 スキャンブラシ DN 純水ノズル CN 薬液ノズル DSN 超音波洗浄ノズル 71 スピンチャック 72 不活性ガス供給機構

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を保持する第1基板保持手段と、この
    第1基板保持手段に保持された基板の表面および裏面を
    洗浄する両面洗浄手段とを有する両面洗浄部と、 基板を保持する第2基板保持手段と、上記両面洗浄手段
    によって洗浄された後にこの第2基板保持手段に保持さ
    れた基板の表面を洗浄する表面洗浄手段とを有する表面
    洗浄部と、 基板を保持する第3基板保持手段と、上記表面洗浄手段
    によって洗浄された後にこの第3基板保持手段に保持さ
    れた基板を乾燥させる基板乾燥手段を有する乾燥部とを
    含む処理部群を備えていることを特徴とする基板洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】上記第1基板保持手段は、基板の端面に当
    接して基板を保持しつつ回転することができ、回転駆動
    源によって駆動される駆動ローラを少なくとも1つ含む
    複数の保持ローラを含むものであり、 上記両面洗浄手段は、上記第1基板保持手段に保持され
    た基板の表面および裏面に第1洗浄液を供給する第1洗
    浄液供給機構と、上記保持ローラにより回転される基板
    の両面をスクラブして洗浄する両面スクラブ洗浄機構と
    を含むものであることを特徴する請求項1記載の基板洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】上記第2基板保持手段は、基板を保持して
    回転するスピンチャックを含み、 上記表面洗浄手段は、上記第2基板保持手段に保持され
    た基板の表面に第2洗浄液を供給する第2洗浄液供給機
    構と、基板の表面に対してほぼ垂直な方向に沿った回転
    軸を有する表面スクラブ洗浄機構とを含むことを特徴と
    する請求項1または2記載の基板洗浄装置。
  4. 【請求項4】上記表面洗浄手段は、上記第2基板保持手
    段に保持された基板の表面に、超音波が付与された純水
    を供給する超音波洗浄機構を含むことを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の基板洗浄装置。
  5. 【請求項5】上記第3基板保持手段は、基板を保持して
    回転するスピンチャックを含み、 上記基板乾燥手段は、このスピンチャックによって回転
    される基板に不活性ガスを供給する不活性ガス供給機構
    を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載の基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】基板を複数枚収容可能なロードカセットが
    載置され、このロードカセットに収容された基板に対し
    て純水を供給する純水供給手段を有するローダ部と、 上記カセットに収容された基板を取り出して保持し、上
    記両面洗浄部へ受け渡すロード基板搬送手段と、 このロード基板搬送手段によって保持された基板に対し
    て純水を吐出する純水吐出手段とをさらに備えているこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の基
    板洗浄装置。
  7. 【請求項7】上記乾燥部で乾燥された基板を複数枚収容
    可能なアンローダカセットが載置されたアンローダ部
    と、上記乾燥部から基板を取り出して保持し、当該基板
    を上記アンロードカセットへ収容するアンロード基板搬
    送手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項6
    に記載の基板洗浄装置。
  8. 【請求項8】上記処理部群は、基板に対して化学的およ
    び物理的に研磨処理を施すCMP処理装置で研磨処理さ
    れた基板に対して洗浄処理を施すものであることを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれかに記載の基板処理装
    置。
  9. 【請求項9】第1表面洗浄手段により基板の表面を洗浄
    する第1表面洗浄工程と、 上記第1表面洗浄手段とは別の第2表面洗浄手段によ
    り、上記第1表面洗浄工程で洗浄された基板の表面を洗
    浄する第2表面洗浄工程とを含むことを特徴とする基板
    洗浄方法。
  10. 【請求項10】上記第2表面洗浄工程が行われるまで
    に、裏面洗浄手段により基板の裏面を洗浄する裏面洗浄
    工程をさらに含むことを特徴とする請求項9記載の基板
    洗浄方法。
  11. 【請求項11】基板の表面および裏面を洗浄する両面洗
    浄工程と、 この両面洗浄工程によって洗浄された基板の表面を洗浄
    する表面洗浄工程と、 この表面洗浄工程によって洗浄された基板を乾燥させる
    乾燥工程とを含むことを特徴とする基板洗浄方法。
  12. 【請求項12】上記両面洗浄工程は、基板の端面に当接
    して保持する保持ローラが回転することにより基板を回
    転させつつ、基板の表面および裏面に第1洗浄液を供給
    しつつスクラブして洗浄する両面スクラブ洗浄工程を含
    むことを特徴とする請求項11記載の基板洗浄方法。
  13. 【請求項13】上記表面洗浄工程は、基板を保持するス
    ピンチャックが回転することにより基板を回転させつ
    つ、基板の表面に第2洗浄液を供給しつつスクラブ洗浄
    する表面スクラブ洗浄工程を含むことを特徴とする請求
    項11または12記載の基板洗浄方法。
  14. 【請求項14】上記表面洗浄工程は、基板の表面に超音
    波が付与された純水を供給して洗浄する超音波洗浄工程
    を含むことを特徴とする請求項11ないし13のいずれ
    かに記載の基板洗浄方法。
  15. 【請求項15】上記乾燥工程は、基板を保持するスピン
    チャックが回転することにより基板を回転させつつ、基
    板に不活性ガスを供給して乾燥させるスピン乾燥工程を
    含むことを特徴とする請求項11ないし14のいずれか
    に記載の基板洗浄方法。
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