JPH10302431A - 磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスクドライブ装置 - Google Patents

磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスクドライブ装置

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JPH10302431A
JPH10302431A JP10714797A JP10714797A JPH10302431A JP H10302431 A JPH10302431 A JP H10302431A JP 10714797 A JP10714797 A JP 10714797A JP 10714797 A JP10714797 A JP 10714797A JP H10302431 A JPH10302431 A JP H10302431A
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JP
Japan
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magnetic disk
case
capacity
disk cartridge
reference holes
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JP10714797A
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Kengo Oishi
健吾 大石
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースのサイズを大きくして磁気ディスクメ
ディアの外径増大による記録容量を拡大するについて、
保持位置精度を確保すると共に磁気ディスクドライブ装
置の簡素化、コスト抑制を図りつつ下位互換の機能を確
保する。 【解決手段】 大容量磁気ディスクメディア4をケース
2内に収容すると共に、磁気ディスクドライブ装置への
挿入方向Xに対する左右両側に一対の基準孔6,7 を設
け、このケース2は小容量磁気ディスクカートリッジの
ケースと略相似形であり、外形寸法は少なくとも平面寸
法を大きく形成し、磁気ディスクメディア4の外径を大
きく形成してなり、さらに、前記ケース2には磁気ディ
スクドライブ装置への挿入方向Xに対する左右両側の略
対称位置にドライブ装置内での基準ピント係合可能な2
対の基準孔6,7,16,17 を設け、内側一対の基準孔6,7
は、その基準孔間寸法Aが小容量磁気ディスクカートリ
ッジの一対の基準孔の基準孔間寸法と同一に設定してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量磁気ディス
クメディアをケース内に収容してなり、この磁気ディス
クメディアを回転させて磁気記録再生に利用する磁気デ
ィスクカートリッジに関するものであり、特に詳細に
は、他の小容量タイプの磁気ディスクカートリッジとの
下位互換機能を確保するようにした磁気ディスクカート
リッジおよびその磁気ディスクドライブ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フレキシブルなポリエステル
シート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層が形
成され、回転されながら磁気ヘッドにより上記磁性体層
に磁気記録がなされる磁気ディスク(いわゆるフロッピ
ー・ディスク)が提供され、その取扱いの容易性、低コ
ストといった利点から、主としてコンピュータ用の記録
媒体として用いられている。
【0003】近時、この種の磁気ディスクは、いわゆる
3.5インチタイプのもので代表されるように、小型の
ハードケース内に回転可能に収容されて、磁気ディスク
カートリッジとして使用されることが多くなっている。
本願においては、これらの従来磁気ディスクカートリッ
ジを小容量磁気ディスクカートリッジと称する。
【0004】このハードケースを用いるタイプの磁気デ
ィスクカートリッジにおいては、ケースに磁気ヘッド挿
入用の開口が設けられると共に、磁気ディスクドライブ
装置への挿入方向に対する左右両側に該ドライブ装置内
での位置基準となる一対の基準孔が設けられ、磁気ディ
スクドライブ装置においては上記基準孔と係合する基準
ピンが設けられている。近年、このような磁気ディスク
カートリッジに対しては大容量化が求められている。
【0005】このように、記録容量が従来品よりも高め
られた磁気ディスクカートリッジが提供されると、その
大容量タイプの磁気ディスクカートリッジを駆動するた
めの磁気ディスクドライブ装置が新たに提供される。こ
の新たな磁気ディスクドライブ装置は、新規の大容量タ
イプの磁気ディスクカートリッジを駆動できることは勿
論、多くの場合は、ユーザーの便宜を図っていわゆる
「下位互換」の機能、つまり記録容量の点で下位となる
従来の磁気ディスクカートリッジも駆動できる機能を備
えるように形成されることが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の磁気
ディスクメディアの記録容量を増大するために、その記
録線密度やトラック密度の向上が図られているが、その
記録容量の実効的な向上には磁気ディスクメディアの記
録面積の増大も有効な手段の一つである。
【0007】つまり、円板形状の磁気ディスクメディア
で外径を増大することは、記録面積を増大して記録容量
を増加させることについて効果的である。特に、磁気デ
ィスクメディアの内周側の記録領域の増大は、半径の増
大の割には記録面積の増大は少なく、また磁気ディスク
メディアの中心側部分にはセンターコア部材などが設け
られ、設計寸法的にも増大は困難である。
【0008】しかして、上記のように磁気ディスクメデ
ィアの外径を増大することは、この磁気ディスクメディ
アを内蔵するケースの寸法もそれに伴って増大させる必
要がある。一方、前述のように「下位互換」の機能を確
保して、過去のデータを活用することが必要不可欠であ
るが、前記磁気ディスクメディアの外径増加に伴うケー
ス寸法の増大は、大容量タイプの磁気ディスクドライブ
装置において下位互換機能を得るための機構の複雑化を
招く問題を有している。
【0009】つまり、上記磁気ディスクドライブ装置
は、パソコンに搭載するための寸法制約、コスト制約な
どを大きく受け、下位互換機能のための機構の簡素化、
低コスト化が重要な要件となる。
【0010】そして、上記のように大容量タイプの磁気
ディスクドライブ装置において下位互換機能を確保する
ためには、小容量磁気ディスクカートリッジにおける既
設の基準孔と係合する基準ピンを設置する必要があり、
また、大容量磁気ディスクカートリッジについては別途
に基準孔を設置したものでは、これに対応した位置に基
準ピンを設置する必要が生じる。
【0011】そして、磁気ディスクドライブ装置におい
て磁気ディスクカートリッジの基準位置決めを正確に行
うことが記録精度の品質を高める上で重要であり、上記
のように複数の基準ピンを設置する場合に、磁気ディス
クドライブ装置に設置する基準ピンを出没可能に設け
て、サイズの異なる磁気ディスクカートリッジが挿入さ
れた際には没入して対応するように設けることが考えら
れるが、基準ピンを移動可能に設けることはこの基準ピ
ンによる位置決め精度を確保する点では不利となる。
【0012】そこで本発明は上記点に鑑みてなされたも
のであり、ケースのサイズを大きくして磁気ディスクメ
ディアの外径増大による記録容量を拡大するについて、
磁気ディスクドライブ装置の簡素化、信頼性確保、コス
ト抑制を図りつつ下位互換の機能が確保できるようにし
た磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスクドライ
ブ装置を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明による磁気ディスクカートリッジは、円盤状の大容量
磁気ディスクメディアをケース内に回転可能に収容する
と共に、このケースに磁気ヘッド挿入用開口を設け、前
記ケースは小容量磁気ディスクカートリッジのケースと
略相似形であり、該ケースの外形寸法は少なくとも平面
寸法を前記小容量磁気ディスクカートリッジのケースよ
り大きく形成すると共に、前記大容量磁気ディスクメデ
ィアは外径を小容量磁気ディスクメディアより大きく形
成し、前記ケースには磁気ディスクドライブ装置への挿
入方向に対する左右両側の略対称位置に該磁気ディスク
ドライブ装置内での基準位置となる2対の基準孔を設
け、内側一対の基準孔は、その基準孔間寸法が小容量磁
気ディスクカートリッジのケースに形成された一対の基
準孔の基準孔間寸法と同一であり、外側一対の基準孔
は、その基準孔間寸法が小容量磁気ディスクカートリッ
ジのケースに形成された一対の基準孔の基準孔間寸法よ
り大きく形成したことを特徴とするものである。
【0014】また、前記外側一対の基準孔は、小容量磁
気ディスクカートリッジのケースの側辺より外側の位置
に配置するのが望ましい。
【0015】一方、本発明の磁気ディスクドライブ装置
は、前述の大容量タイプの磁気ディスクカートリッジが
正規に装填可能であって、この磁気ディスクカートリッ
ジのケースにおける2対の基準孔に対応する2対の基準
ピンを具備することを特徴とするものである。
【0016】前記のような本発明の磁気ディスクカート
リッジを大容量タイプの磁気ディスクドライブ装置に対
して挿入すると、その少なくとの外側一対の基準孔にそ
れぞれ基準ピンが係合してケースが位置決めされ(内側
一対の基準孔に係合する基準ピンによっては位置決めさ
れなくてよい)、磁気ディスクメディアの中心位置に対
応してスピンドルが接合して駆動し、磁気ヘッド挿入用
開口から磁気ヘッドが磁気ディスクメディアに対して近
接し、磁気記録再生を行うものであり、この磁気ディス
クメディアの外径の増大に伴って記録容量が増加でき
る。
【0017】上記大容量タイプの磁気ディスクドライブ
装置に対して小容量タイプの磁気ディスクカートリッジ
が挿入されると、その左右一対の基準孔には該ドライブ
装置内の内側の基準ピンが係合してケースの位置決めが
行われ、同様に磁気ディスクメディアの回転、磁気記録
再生が行え、下位互換機能が得られる。
【0018】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、磁気ディ
スクメディアの外径の増大によって記録容量を増加させ
るについて、そのケースは小容量磁気ディスクカートリ
ッジのケースと略相似形であると共に外形寸法は少なく
とも平面寸法を小容量磁気ディスクカートリッジのケー
スより大きく形成し、さらに前記ケースには磁気ディス
クドライブ装置への挿入方向に対する左右両側の略対称
位置に2対の基準孔を設け、内側一対の基準孔の基準孔
間寸法を小容量磁気ディスクカートリッジのケースに形
成された一対の基準孔の基準孔間寸法と同一に設定した
ことにより、磁気ディスクドライブ装置には、それぞれ
の基準孔に係合可能な基準ピンを設けることで、上記の
ような大容量タイプの磁気ディスクカートリッジの挿入
に対する位置決めおよび小容量タイプの磁気ディスクカ
ートリッジに対する位置決めが同様に行え、その際、特
に、ケースの保持を磁気ディスクメディアの中心位置が
同一位置となるように設定した際には、同一のスピンド
ル機構でその回転駆動が行えると共に、磁気ヘッドによ
る記録再生についての磁気ヘッド機構の共通化も図れ、
下位互換機能を簡易な構造で低コストに高い信頼性と共
に確保することができる。
【0019】前記大容量タイプの磁気ディスクカートリ
ッジにおける2対の基準孔において、外側一対の基準孔
は前述のようにドライブ装置内で大容量タイプ磁気ディ
スクカートリッジ用の外側基準ピンが係合して所定位置
に保持され、その際、内側一対の基準孔に対しては小容
量タイプ磁気ディスクカートリッジ用の内側基準ピンが
挿入されるが、これは内側基準ピンとの干渉を避けるた
めの係合であって、前述のような下位互換機能を確保す
ると共に、内側基準ピンを移動可能に設ける必要がなく
その位置決め精度が確保できる。
【0020】また、上記した外側一対の基準孔を小容量
タイプ磁気ディスクカートリッジのケース側辺より外側
に配置したものでは、外側基準ピンはこの小容量タイプ
磁気ディスクカートリッジが挿入された際にそのケース
と干渉することがなく、外側基準ピンを移動可能に設け
る必要がなくその位置決め精度が確保できると同時に、
挿入された磁気ディスクカートリッジに対しては内側一
対の基準ピンのみが係合することで、2対の基準ピンに
よるカートリッジチャッキングの支障が発生しない。
【0021】一方、本発明の磁気ディスクドライブ装置
では、2対の基準ピンを有することで、サイズの異なる
磁気ディスクカートリッジをそれぞれ基準位置に保持す
ることができ、下位互換の機能を確保することができ、
その機構が簡素化される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は一例の大容量タ
イプの磁気ディスクカートリッジのシャッター部材を取
り外した状態の底面図である。
【0023】磁気ディスクカートリッジ1は、例えばア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体のよう
な合成樹脂から形成されたケース2(ハードケース)内
に、中央部がセンターコア部材3に取り付けられて保持
された円盤状の磁気ディスクメディア4が回転自在に収
容されている。上記センターコア部材3は、磁気ディス
クドライブ装置(図示せず)の回転スピンドルと磁気的
に係合し回転力を磁気ディスクメディア4に伝える。こ
の磁気ディスクメディア4は、フレキシブルなポリエス
テルシート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層
が形成されたものである。
【0024】前記ケース2は上下2つのシェルハーフが
蓋合わせ状に固着されてなり、その下面および上面には
前端から中心部に矩形状に延びる磁気ヘッド挿入用開口
5が設けられる。なお、図1の場合には、前端面部の磁
気ヘッド挿入用開口5は上下方向に全部開口されて、上
下面の開口が連通形成されている。そして、上記磁気ヘ
ッド挿入用開口5を開閉するために、図中左右方向に滑
動自在とされた図示しないシャッター部材が組み付けら
れ、その摺動範囲のケース2の表面には浅い摺動溝2d
が形成される。
【0025】また、前記ケース2の下面には、磁気ディ
スクドライブ装置への挿入方向Xに対する左右両側の略
対称位置に、内側一対の基準孔6,7および外側一対の
基準孔16,17とによる2対の基準孔が設けられてい
る。内側一対の基準孔6,7は、その基準孔間寸法Aが
後述の小容量磁気ディスクカートリッジ50(図2参
照)のケース52に形成された一対の基準孔56,57
の基準孔間寸法aと同一であり、外側一対の基準孔1
6,17は前記内側基準孔6,7を結ぶ線分L1の延長
上に位置し、その基準孔間寸法は前記内側の基準孔間寸
法Aより大きく形成されると共に、この外側一対の基準
孔16,17は小容量磁気ディスクカートリッジ50の
ケース52の側辺(図1に鎖線で示す)より外側の位置
に配置されている。この2対の基準孔6,7には磁気デ
ィスクドライブ装置内で、図示しない内側および外側2
対の固定された基準ピンが挿入されて位置基準となる。
【0026】さらに、ケース2の下面中心部には、前記
センターコア部材3が露出するスピンドル孔2cが円形
状に開口されている。
【0027】前記ケース2の前端部の一方(図1で左
側)のコーナー部に、斜めに除去されてなる誤挿入防止
用の切欠き部8が設けられている。また、ケース2の挿
入後方の両側には、一方に誤消去防止表示部10が、他
方には記録容量の識別を行うためにの識別孔11が設け
られている。
【0028】一方、図2には小容量磁気ディスクカート
リッジ50(汎用されている記録容量が1〜2MBの
3.5インチ磁気ディスクカートリッジ)のシャッター
部材を取り外した状態の底面図を示す。
【0029】この小容量磁気ディスクカートリッジ50
も、ケース52内に中央部がセンターコア部材3に取り
付けられた円盤状の磁気ディスクメディア54が回転自
在に収容され、そのケース52の下面および上面には前
端部から中心部に矩形状に延びる磁気ヘッド挿入用開口
55が設けられている。この磁気ヘッド挿入用開口55
を開閉する図示しないシャッター部材が組み付けられ、
その摺動範囲のケース52の表面には浅い摺動溝52d
が形成される。
【0030】また、前記ケース52の下面には、磁気デ
ィスクドライブ装置への挿入方向Xに対する左右両側に
一対の基準孔56,57が設けられ、下面中心部にはス
ピンドル孔52cが円形状に開口されている。さらに、
前記ケース2の前端部の一方のコーナー部には斜めに誤
挿入防止用の切欠き部58が設けられ、挿入後方の両側
には同様に一方に誤消去防止表示部10が、他方には記
録容量の識別を行うためにの識別孔11が設けられてい
る。
【0031】そして、前記大容量磁気ディスクカートリ
ッジ1のケース2の平面的外形形状は、小容量磁気ディ
スクカートリッジ50と略相似な形状であり、該ケース
2の外形寸法は少なくとも平面寸法が前記小容量磁気デ
ィスクカートリッジ50のケース52より大きく形成さ
れている。これに伴い、前記大容量磁気ディスクメディ
ア4は外径Dが小容量磁気ディスクメディア54の外径
dより大きく形成され(D>d)、その記録面積の増加
により記録容量が増大されている。
【0032】また、前述のように、前記ケース2に形成
された内側一対の基準孔6,7における基準孔間寸法A
が小容量磁気ディスクカートリッジ50のケース52に
形成された一対の基準孔56,57の基準孔間寸法aと
同一に形成される(A=a)と共に、両側の基準孔5,
6および15,16を結んだ線分L1と前記大容量磁気
ディスクメディア4の回転中心Sとの距離Bが、小容量
磁気ディスクカートリッジ50のケース52における当
該距離bと同一に形成されている(B=b)。つまり、
各基準孔に対して両磁気ディスクメディア中心が同一位
置に配設され、同一位置のスピンドル軸によって駆動可
能であると共に、磁気ヘッドについても同一線上を移動
することで記録再生が可能である。
【0033】前記ケース2の両側の基準孔16,17を
結んだ線分L1とケース2の挿入前端面2aとの距離E
が、小容量磁気ディスクカートリッジ50のケース52
における当該距離eと略一致して形成されている(E≒
e)。一方、ケース2の挿入方向Xに対する左右方向の
幅Fは、小容量磁気ディスクカートリッジ50のケース
52における幅fより大きく形成され(F>f)、同様
に、ケース2の両側の基準孔6,7を結んだ線分L1と
挿入後端面2bとの距離Gが、小容量磁気ディスクカー
トリッジ50のケース52における当該距離gより大き
く形成され(G>g)、この大きくなった部分に外側一
対の基準孔16,17が形成されている。このケース2
の寸法拡大により、外径Dの大きい磁気ディスクメディ
ア4が収納可能である。
【0034】さらに、前記ケース2のコーナー部に形成
された誤挿入防止用の切欠き部8は、大容量磁気ディス
クメディア4の中心Sを前後方向に通る中心線L2か
ら、ケース前端面2aにおける上記切欠き部8の開始位
置までの距離Hが、小容量磁気ディスクカートリッジ5
0のケース52における切欠き部58についての同様の
距離hと略同一に形成されている(H≒h)。これによ
り、上記大容量磁気ディスクカートリッジ1における切
欠き部8に当接する誤挿入防止部材が、小容量磁気ディ
スクカートリッジ50の切欠き部58にも当接するもの
である。
【0035】前記ケース2の誤消去防止手段10は前記
基準孔6,7に対して、小容量磁気ディスクカートリッ
ジ50における誤消去防止手段10と同一位置に同一寸
法に設けられ、同一位置の検出手段によって検出され
る。
【0036】なお、大容量磁気ディスクカートリッジ1
のケース2の厚みは、前記小容量磁気ディスクカートリ
ッジ50のケース52の厚みより大きく形成してもよ
い。
【0037】前記大容量タイプの磁気ディスクカートリ
ッジ1および小容量タイプの磁気ディスクカートリッジ
50が正規の位置に装填可能な磁気ディスクドライブ装
置は、具体的に図示していないが、前記ケース2に形成
された2対の基準孔6,7,16,17に対応する位置
に、これに係合可能な固定された内外2対の基準ピンを
備えると共に、シャッター開閉機構、スピンドル機構、
磁気ヘッド等を具備している。
【0038】上記のような大容量タイプの磁気ディスク
カートリッジ1は、いわゆる「下位互換」の機能を有す
る磁気ディスクドライブ装置(図示せず)によって駆動
される。この磁気ディスクドライブ装置は、磁気ディス
クカートリッジ1の挿入に対応してシャッター部材を開
放する機構を有すると共に、さらに挿入された状態で外
側基準孔16,17にドライブ装置の外側基準ピンを係
合して規定位置に保持し、磁気ヘッドを磁気ヘッド挿入
用開口5から磁気ディスクメディア4に接近させ、さら
に、センターコア部材3に回転スピンドルが磁気的に係
合し磁気ディスクメディア4を所定の回転数で回転駆動
しつつ、磁気ヘッドによって磁気記録再生を行うもので
ある。その際、内側基準孔5,6に対してドライブ装置
の内側基準ピンが挿入される。
【0039】この磁気ディスクドライブ装置に小容量磁
気ディスクカートリッジ50を挿入すると、その基準孔
56,57にドライブ装置の内側基準ピンが係合して磁
気ディスクメディア54の回転中心が同一位置にセット
され、同一スピンドル軸が接合されて駆動され、その磁
気ディスクメディア54に磁気ヘッドによって磁気記録
再生が可能である。
【0040】なお、前記大容量タイプの磁気ディスクド
ライブ装置においては、幅の異なる磁気ディスクカート
リッジを中心位置を合わせて挿入案内してバケット部に
保持するために、挿入された磁気ディスクカートリッジ
1,50をその側辺を両側より中心側に押圧する押圧ガ
イド手段を具備することが望ましい。
【0041】また、上記実施の形態においては、外側一
対の基準孔16,17は内側一対の基準孔6,7に対し
て同一軸L1上に設けたが、本願はこれに限定されず、
前記一対の基準孔6,7を結ぶ線分に対してオフセット
して設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態による磁気ディスク
カートリッジのシャッター部材を取り外した状態の底面
【図2】小容量タイプの磁気ディスクカートリッジのシ
ャッター部材を取り外した状態の底面図
【符号の説明】
1 大容量磁気ディスクカートリッジ 50 小容量磁気ディスクカートリッジ 2,52 ケース 2a,52a 前端面 2b,52b 後端面 3,53 センターコア部材 4,54 磁気ディスクメディア 5,55 磁気ヘッド挿入用開口 6,7,16,17,56,57 基準孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の大容量磁気ディスクメディアを
    ケース内に回転可能に収容すると共に、このケースに磁
    気ヘッド挿入用開口が設けられてなる磁気ディスクカー
    トリッジにおいて、 前記ケースは小容量磁気ディスクカートリッジのケース
    と略相似形であり、該ケースの外形寸法は少なくとも平
    面寸法が前記小容量磁気ディスクカートリッジのケース
    より大きく形成されると共に、前記大容量磁気ディスク
    メディアは外径が小容量磁気ディスクメディアより大き
    く形成され、 前記ケースには、ドライブ装置への挿入方向に対する左
    右両側の略対称位置に該ドライブ装置内での基準位置と
    なる2対の基準孔が設けられ、 内側一対の基準孔は、その基準孔間寸法が小容量磁気デ
    ィスクカートリッジのケースに形成された一対の基準孔
    の基準孔間寸法と同一に形成され、 外側一対の基準孔は、その基準孔間寸法が小容量磁気デ
    ィスクカートリッジのケースに形成された一対の基準孔
    の基準孔間寸法より大きく形成されたことを特徴とする
    磁気ディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスクカートリ
    ッジが正規に装填可能な磁気ディスクドライブ装置であ
    って、 前記磁気ディスクカートリッジのケースにおける2対の
    基準孔に対応する2対の基準ピンを具備することを特徴
    とする磁気ディスクドライブ装置。
JP10714797A 1997-04-24 1997-04-24 磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスクドライブ装置 Withdrawn JPH10302431A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001037281A1 (fr) * 1999-11-12 2001-05-25 Sony Corporation Dispositif a cartouches de disque et cartouche de disque
US7007292B2 (en) * 1999-11-12 2006-02-28 Sony Corporation Disk cartridge device operative with disk cartridges of different sizes and height

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