JPH10296110A - 生ごみ減容化処理装置 - Google Patents

生ごみ減容化処理装置

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JPH10296110A
JPH10296110A JP12294397A JP12294397A JPH10296110A JP H10296110 A JPH10296110 A JP H10296110A JP 12294397 A JP12294397 A JP 12294397A JP 12294397 A JP12294397 A JP 12294397A JP H10296110 A JPH10296110 A JP H10296110A
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JP
Japan
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garbage
opening
crude refuse
rotating body
container
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Application number
JP12294397A
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English (en)
Inventor
Akio Takahashi
昭夫 高橋
Muneaki Hashimoto
宗明 橋本
Masaaki Ichikawa
雅章 市川
Yasuhisa Fujita
康久 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
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Publication date
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Priority to JP12294397A priority Critical patent/JPH10296110A/ja
Publication of JPH10296110A publication Critical patent/JPH10296110A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/10Waste collection, transportation, transfer or storage, e.g. segregated refuse collecting, electric or hybrid propulsion

Landscapes

  • Refuse Receptacles (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】生ごみを台所のシンク, 或いは壁, 出窓から屋
外へ投棄でき,屋外で粉砕, 脱水, 乾燥化処理を行うこ
とにより大幅に軽量化と減容化をはかり,かつ乾燥した
生ごみを包装することにより直接, 手に触れることなく
生ごみを廃棄処分でき,かつ都市ごみ焼却炉への負荷を
大幅に軽減する。 【解決手段】シンク1, 或いは壁, 出窓から屋外へ投棄
された生ごみを一時的に収容する重量計と開閉板を設け
た仮置容器4と,生ごみが一定重量に達すると開閉板が
開閉し,落下した生ごを粉砕する粉砕機構7と,生ごみ
中の水分を圧縮除去する脱水減容化機構15と,水分と
固形分とを分離する固液分離機構と,前記脱水機構の下
方にある乾燥機構21と,乾燥機構の下方に設けた包装
機構25と,ラッピングされた生ごみを収容する容器
と,脱水機構で脱水,分離された水分を排水口に流通さ
せる排水管とを設けた生ごみ処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は台所などから排出される
家庭生ごみを直接,シンクの排水口に投棄し,室外で粉
砕,脱水,乾燥化処理することにより軽量化と減容化を
はかり,かつ生ごみをラッピングし生ごみの運搬性と水
分の再吸収を防止し,生ごみに直接,手を触れることな
く投棄処理ができ,かつ都市ごみ焼却炉への負荷が大幅
に軽減された生ごみ減容化処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】毎日の暮らしの中から発生する生ごみの
処理は,年々増加し市町村による生ごみの回収,搬送,
焼却に多大の処理費用を要し,市町村の財政を圧迫する
大きな社会問題となっており,生ごみの減量化をはかる
ためごみ回収の有料化をはかる自治体が増加する傾向に
ある。このため各家庭内で生ごみを処理する方法が考案
され実用化されている。嫌気性の微生物菌を使用し生ご
みをコンポストに投入し微生物分解しかつ処理液を肥料
として用いる方法や,シンクの下方にディスポ−ザを設
け回転体に刃を取付け生ごみを細かく破砕し,直接,下
水道へ流す方法が一般的に使用されている。
【0003】しかしながら前者のコンポスト処理法は、
生ごみを庭に設置したコンポストまで運搬する必要があ
り,また生ごみの分解処理に数日を要し悪臭を伴うため
広い庭を有する家庭での使用に限定されている。また後
者のディスポ−ザ処理は破砕された生ごみを直接,下水
道に流すため、下水道の詰まり,悪臭の発生などを誘発
し社会的な問題となり市町村によってはディスポ−ザの
使用を規制している。
【0004】近年,家庭生ごみを効果的に分解消滅処理
する装置が各種開発され使用されている。例えば,好気
性の微生物菌を使用し家庭内で発生する生ごみを数時間
ないし十数時間で分解処理する微生物分解消滅処理装置
が開発され市販されている。また生ごみの減容化として
生ごみを粉砕した後,電気ヒ−タ,マイクロ波などで加
熱,乾燥し水分を積極的に蒸発させ減量化する生ごみ処
理装置が開発され市販されている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら,微生
物分解処理方法では一般に屋外に設置して使用する別置
き型であるため,生ごみをいちいち屋外の分解処理装置
まで運ぶ必要があり,運搬に際して生ごみの汚液が人体
や衣服に付着し処理者に不快感を与えるなどの問題を有
する。
【0006】また,微生物分解処理方法では生きた微生
物を使用するため微生物が快適に増殖するための温度条
件,湿度条件の管理が必要であり,さらに定期的に生ご
みを供給する必要があり長期に家を空けると微生物は死
滅したり,また微生物分解処理方法では微生物担体を2
−3ケ月毎に交換する必要があり,さらに来客などで生
ごみの発生量が増加した場合など急に処理量を増やすこ
とが不可能であり,さらに悪臭が発生するため脱臭機構
が必要となるなどの問題点を有し,かつ後者の加熱,乾
燥タイプの処理装置は加熱,乾燥に多くの電力エネルギ
−を要し,かつ乾燥により有害ガスが発生するなどの問
題点を有するものである。
【0007】さらに最近,面倒な生ごみの運搬を省くた
め生ごみ微生物分解処理装置をシンクの排水口に直結し
たタイプの処理装置が開発されつつあるが,微生物を付
着した担体を2−3ケ月毎に交換するのに大変な手間を
要し,かつ完全に悪臭の発生を抑制するのが困難であ
り、折角の食事の雰囲気を台無しにする危険を有するも
のである。このように従来技術では生ごみの運搬,悪
臭,設置場所,エネルギ−の消費などの問題を有してい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の生ごみ処理装置
は,台所などで発生する野菜,魚,肉類,貝殻などの生
ごみを台所から室外に運搬することなく,直接シンクの
生ごみ投入口から廃棄でき,生ごみを屋外へ搬送して粉
砕,脱水,乾燥,包装処理し,生ごみに手を触れること
なく廃棄処分でき,かつ市町村などのごみ焼却炉への負
荷を大幅に軽減し得る生ごみ減容化処理装置である。
【0009】各家庭から排出される生ごみは野菜屑,玉
蜀黍の芯,果物の皮,芯,魚の骨,鶏の骨,卵の殻,さ
らに異物として爪楊枝,箸,ビニ−ル袋などと多種多様
であり,これら生ごみを細かく粉砕するには強力な破砕
能力を有する粉砕機構が必要となる。また誤ってシンク
の生ごみ投入口にナイフ,フォ−クなどの金属製食器が
投入される場合もおうおうにして考えられる。
【0010】また生ごみの概略の成分は80%が水分,
17%が可燃物,3%が灰分で,大半が水分であり粉
砕,脱水,乾燥により容積,重量を20%程度に減容化
することが可能である。
【0011】本発明はこのような態様からなる家庭内で
発生する廃棄物である生ごみをシンク投入口に投入し生
ごみに,直接手を触れることなく減容化し得る最適な手
段について検討した結果,到達したものである。すなわ
ち,本発明の装置は生ごみを調理中に直接廃棄を可能と
するため,シンクの底部に排水と生ごみを投入し得る投
入口を備え,生ごみの粉砕,脱水,乾燥,包装処理を台
所内で処理すると処理装置の場所と処理時に若干の騒音
を発するため生ごみを重力で室外へ移送する接続管を設
け,生ごみ処理を効果的に行うため接続管の先端に生ご
み重量計と底部が開閉可能な開閉板を備えた仮置用の容
器を設け,硬い生ごみでも細かく粉砕でき,かつ効果的
に粉砕し生ごみの大量処理と省電力化を図るため筒状回
転体に複数の強靱刃を突設した回転体と,該回転体に対
向して設けた固定刃と前記仮置容器の底部に設けた開閉
板の開閉と連動して回転し粉砕刃を突設した筒状回転体
を駆動させる電動機を備えた粉砕機構を設け,生ごみ投
入に際して誤ってナイフ,フォ−ク等の金属製器具を生
ごみ投入口に投入した場合に粉砕刃を突設した筒状回転
体を回転させる電動機の過負荷状態を検知し回転を停止
させるセンサと電源遮断するためのスイッチとからなる
異物混入検知機構を設け,細かく粉砕された生ごみ中の
水分を圧縮除去し生ごみの減容化と重量の軽減を図るた
め一定の間隙を有して平行に設け,一方のロ−ラの表面
部を硬質ゴムで構成し,他方のロ−ラを金属製のロ−ラ
で構成した該ロ−ラ内に電熱加熱機構とから構成される
脱水減容化機構を設け,必要に応じて該脱水減容化機構
の下方に該脱水機構で減容化された生ごみの水分をさら
に攪拌しながら蒸発除去し、かつ悪臭の発生と生ごみの
軽量化を図るため開閉可能な開口部を有すると共に脱水
された生ごみを収容する間欠的に駆動される回転ドラム
と湿度計を備えた乾燥機構を設け,脱水,乾燥され減容
化と軽量化された生ごみの運搬性と生ごみが再度水分を
吸収するのを防止するため生ごみをラッピングする円筒
状の上下端が開口した連続したビニ−ル袋と該ビニ−ル
袋の下上端を加熱圧着する部材からなる包装機構を設
け,ビニ−ル袋でラッピングされた生ごみ1週間程度分
を収容可能な容器を設け,脱水減容化機構で分離除去さ
れた水分を排水口に流通させる排水管から構成されるも
のである。
【0012】
【作用】本発明の生ごみ減容化処理装置はシンクの投入
口から直接生ごみを投入でき,生ごみを屋外まで運搬す
る必要がなく,かつ野菜屑,果物の皮,卵の殻などの比
較的柔らかい生ごみおよび,果物の芯,玉蜀黍の芯,魚
の骨,貝殻,鶏の骨など比較的硬い生ごみも破砕が可能
なように電動機で回転する回転体に突設した粉砕刃には
強靱な高耐食高摩耗性鋼を使用し,複数の粉砕刃で削り
ながら粉砕するものであり,さらに生ごみの粉砕,脱
水,乾燥,包装処理を効果的に行うため,シンクの投入
口から投入された生ごみを接続管を介して屋外に設置し
た仮置容器まで移送し,生ごみが一定の重量に達した時
点で仮置容器の開閉板を開閉し,底板の開閉と同時に粉
砕刃を突設した回転体を駆動する電動機を回転させ,何
時も一定量毎に,かつ仮置容器で生ごみの自重で圧縮さ
れた生ごみを粉砕処理を行うものであり効率的で消費電
力量の削減が可能であり,また1日当たりの生ごみ発生
量が急に増加した場合にも粉砕〜包装処置装置の処理時
間の延長により容易に処理が可能なもであり,微生物処
理のように1日当たりの生ごみ処理量が決まっており急
に生ごみが増加した場合にも生ごみ処理に困ることがな
いものである。
【0013】また本発明の処理装置は,生ごみの処理を
一定量毎に行うため粉砕処理と脱水,乾燥,包装処理を
連続し粉砕処理の開始と同時に,脱水減容化処理も開始
し粉砕された生ごみ分ずつ脱水ロ−ラで圧縮し水分を除
去し,圧縮と脱水で減容化と軽量化された生ごみは下方
に設けた上部に開口部を有する乾燥機構の容器に一時収
容され前工程の粉砕と脱水処理が終了した時点で生ごみ
を乾燥処理するものであり極めて効率的に処理が可能な
ものである。
【0014】さらに,本発明では生ごみ投入に際して誤
ってナイフ,フォ−ク等の金属片を生ごみ投入口に投入
した場合にも,粉砕刃を駆動させる電動機の過負荷状態
を検知し回転を停止させ粉砕機構の破損を事前に防止で
き,生ごみ乾燥に際しても脱水ロ−ラ内に電熱加熱機器
の内設と回転ドラムと湿度計からなる乾燥機構を設けた
ことにより効果的にかつ充分な乾燥ができ,また生ごみ
からの悪臭の発生を完全に防止し得るものである。
【0015】さらに本発明では乾燥した生ごみを折り畳
み圧縮し連続したビニ−ル袋で包装することにより,生
ごみを直接手に触れることなく搬送可能とし,かつ水分
の再吸収を防止し得るものである。
【0016】このように本願発明は,生ごみを効果的に
粉砕,脱水,圧縮,乾燥,包装することにより生ごみを
減容化と軽量化でき,かつ市町村の生ごみ焼却炉への負
荷を大幅に軽減し得るものである。
【0017】
【実施例】次に本発明の一実施例を図1,2に基づいて
説明する。図1は本願発明の生ごみ処理装置の縦断面図
であり,1は調理される野菜,果物,魚などを水洗,加
工処理するためのシンクで,該シンク1の底部には水洗
水を流すとともに調理により発生した生ごみAを廃棄す
るための排水兼生ごみ投入口2を備え,3は前記生ごみ
投入口2に投棄された生ごみを室外に重力で搬送する接
続管で,4は該接続管の先端部に設けられた投入された
生ごみを一時的に収容する重量計5と該重量計5と連動
して底部に開閉可能な開閉板6を設けた仮置容器で,7
は該仮置容器4の下方に設置し生ごみを細かく粉砕する
複数の回転刃8を突設した筒状回転体9と,該筒状回転
体9に突設した回転刃8に対向して設けた固定刃10と
前記仮置容器4内の生ごみ重量計5で計測した生ごみ重
量が一定重量に達した時に,仮置容器4の開閉板6が開
閉すると回転する電動機11から構成される粉砕機構7
で,該粉砕機構7の筒状回転体9に複数突設した回転刃
8と固定刃10は硬い生ごみについても粉砕が可能なよ
うに高耐食高摩耗性ステンレス鋼を用いる。
【0018】12は該生ごみ投入口2から誤って金属製
のスプ−ン,ナイフなどが投入された場合,該粉砕機構
7を駆動する電動機11へ供給される電流値を検出し,
一定量以上の高電流が流れると過負荷が生じたことを検
知し電動機11の回転を停止させるためのセンサ13と
電源遮断スイッチ14から構成される異物検知機構であ
る。
【0019】15は前記粉砕機構7の下方に一体的に位
置し,細かく粉砕された生ごみ中の水分を圧縮除去する
と共に生ごみを減容化する脱水減容化機構で,該脱水減
容化機構15は該電動機11により駆動され,粉砕され
た生ごみ中の水分を圧縮除去するのに必要な間隙を有し
て平行に配設され表面部にロ−ラ軸と平行な微細な溝を
形成した硬質ゴムで構成された駆動ロ−ラ16と金属製
のロ−ラ17の一対のロ−ラから構成され,さらにロ−
ラ17内にはさらに水分を除去するための電熱加熱部材
18を内設したものである。
【0020】19は前記脱水減容化機構15で生ごみか
ら脱水除去された水分と固形分を分離し,排水中に生ご
み固形物が混入するのを防止するフイルタ20からなる
固液分離機構である。
【0021】21は前記脱水減容化機構15の下方に設
け圧縮脱水された生ごみ中の水分をさらに攪拌しながら
蒸発除去するための乾燥機構で,該乾燥機構21は該脱
水減容化機構15で圧縮脱水し減容化された生ごみを収
容し,かつ乾燥された生ごみを排出する上部に開閉可能
な開口部22を有する回転ドラム23と,乾燥された生
ごみ中の水分を検知し最適な乾燥時間を管理する湿度計
24から構成される。
【0022】25は該乾燥機構21で乾燥された生ごみ
の運搬性と水分の再吸収を防止するため生ごみをラッピ
ングする包装機構で,該包装機構25は筒状体に折り畳
まれ嵌合され連続したビニ−ル袋26と該ビニ−ル袋2
6の下端と上端を加熱圧着する部材から構成された加熱
圧着機構27で構成される。
【0023】28は該包装機構25でビニ−ル袋26に
包装された生ごみ1週間分を収容する樹脂製の容器で,
上部に落下した生ごみの重量で開閉される開閉蓋29を
有する。30は該脱水機構15で分離された生ごみ中の
水分と該シンク1の生ごみ投入口2から排水された排水
とを開口部22へ流させる排水管である。
【0024】本発明は上述の構成からなり,調理により
発生した野菜屑,果物の皮,卵の殻などの比較的柔かい
生ごみ,あるいは果物の芯,玉蜀黍の芯,魚の骨,貝
殻,鶏の骨などの比較的硬い生ごみをシンク1の生ごみ
投入口2から投入する,投入された生ごみAは接続管3
を介して屋外に設置した仮置容器4内に収容される。生
ごみが一定重量に達すると所定重量に設定した重量計5
が検知し仮置容器4の底部の開閉板6を開閉する。開閉
板6を滑り落ちた生ごみは下方に設置した粉砕機構7の
複数の回転刃8を突設した筒状回転体9と該筒状回転体
9に対向して設けた固定刃10上に落下し,粉砕機構7
に投入された生ごみAは,仮置容器4の底部に設けた開
閉板6の開閉と連動して回転する電動機11に駆動さ
れ,筒状回転体9に複数突設した回転刃8と固定刃10
との間で削り取られ細かく粉砕される。たとえ果物の
芯,玉蜀黍の芯,魚の骨,貝殻などの硬い生ごみでも回
転刃8と固定刃10は高耐食高摩耗性のステンレス鋼か
ら構成されており,これらも細かく粉砕することが可能
であり,また回転刃8と固定刃10も殆ど摩耗すること
はない。また誤って金属製のスプ−ン,ナイフが投入さ
れた場合は,回転刃8を突設した筒状回転体9を駆動す
る電動機11の過負荷をセンサ13で検知し,電動機1
1へ流れる電流を電源遮断スイツチ14で遮断すること
が可能であり粉砕機構7の破損を防止することができ
る。
【0025】ついで細かく粉砕された生ごみAは粉砕機
構7の下方に設けた脱水減容化機構15に削り取られた
分ずつ落下し,生ごみA中の水分を圧縮除去するため電
動機11で駆動される一対の平行に設けた駆動ロ−ラ1
6とローラ17間で生ごみは脱水されると同時に,20
%程度に減容化し重量も30%程度に減少する。ついで
脱水された水分と細かな固形物は固液分離機構19で分
離され排水中へ固形物が混入するのを防止することがで
きる。
【0026】脱水,減容化された生ごみAは落下し,下
方に設けた乾燥機構21の開口部22から回転ドラム2
3内に収容され間欠的に回転する回転ドラム23で攪拌
されながら乾燥され、湿度計24で生ごみ中の水分が計
測され,所定の値に達した時点で回転ドラム23の開口
部22が下方に位置した時に回転を停止し,開口部22
を空け水分が蒸発除去され重量が15%程度に減少し乾
燥された生ごみを落下させる。本発明の生ごみ処理装置
はこのように水分を充分に除去することにより保管中に
悪臭の発生を完全に防止するものである。
【0027】ついで減容化と乾燥された生ごみは乾燥機
構21の下方に設けた包装機構25の円筒状に膨らみ下
端を加熱圧着機構27で封印したビニ−ル袋26内に落
下し,生ごみが一定重量に達するとビニ−ル袋26の上
端を加熱圧着機構27で封印し,生ごみの運搬処理性と
生ごみが再度水分を吸収するのを防止する。ついでビニ
−ル袋26内に密閉された生ごみAは,下方の生ごみ収
容容器中に落下し生ごみの重量で蓋を開閉して収容さ
れ,地方自治体の生ごみ回収日まで収容され,回収日に
2日ないし1週間分排出される。このようにして本発明
の生ごみ処置装置では20%程度に減容化と重量の軽減
がはかられる。
【0028】
【発明の効果】上述の如く本発明はシンクの排水口から
直接生ごみを投入でき,かつ生ごみを屋外で処理するも
ので,また果物の芯,玉蜀黍の芯,鶏の骨など比較的硬
い生ごみも破砕が可能とする強靱な複数の刃を突設し削
りながら粉砕するもので,さらに破砕された生ごみ中の
水分を搾りだすと共に圧縮して20%程度に減容化で
き,さらに重量の減少と生ごみからの悪臭の発生を防止
するため充分に乾燥し,乾燥された生ごみをビニ−ル袋
で包装することにより生ごみの運搬処理性と生ごみが再
度水分を吸収するのを防止でき,直接,生ごみに触れる
ことなく処理が可能で,さらに本発明では粉砕,脱水,
乾燥,包装を一定量毎に処理するため効率的な処理を行
い消費電力の低減が可能であり,かつ市町村などの生ご
み焼却炉への負荷を大幅に軽減し得るもので極めて高い
実用性を有するものである。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ごみ減容化処理装置の一実施例の構
成を示す図である
【図2】本発明の生ごみ処理装置の粉砕機構の平面図で
ある。
【図3】本発明の生ごみ処理装置の脱水機構の平面図で
ある。
【図4】本発明の生ごみ処理装置の乾燥機構の縦断面図
である。
【図5】本発明の生ごみ処理装置の包装機構と収容容器
の縦断面図である
【符号の説明】
1:シンク 2:生ごみ投入口 3:接続管 4:仮置
容器 5:重量計 6:開閉板 7:粉砕機構 8:回転刃 9:筒状回転
体 10:固定刃 11:電動機 15:脱水減容化機構 16:駆動ロ−
ラ 17:ロ−ラ 19:固液分離機構 20:フイルタ 21:乾燥機構
22:開口部 23:回転ドラム 24:湿度計 25:包装機構 2
6:ビニ−ル袋 27:加熱圧着機構 28:収納容器
A:生ごみ B:乾燥ごみ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 康久 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 愛知製 鋼株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に生ごみ投入口を備えたシンクと,
    該生ごみ投入口の下方に投入された生ごみを一時的に収
    容する重量計と底部に該重量計と連動して開閉可能な開
    閉板を設けた仮置容器と,該シンク生ごみ投入口と前記
    仮置容器とを連結し生ごみを室外に重力で移送する接続
    管と,前記仮置容器内の生ごみが一定重量に達すると該
    容器底部に設けた開閉板が開閉し,落下した生ごみを粉
    砕する複数の刃を突設した回転体と該回転体と対向して
    設けた固定刃と該仮置容器の開閉板の開閉と連動して回
    転し該回転体を駆動させる電動機とからなる粉砕機構
    と,前記粉砕機構の下方に細かく粉砕された生ごみ中の
    水分を圧縮除去すると共に生ごみを減容化する一定の間
    隙を有して設けた一対の駆動ロ−ラから構成される脱水
    減容化機構と,前記脱水機構により生ごみから除去され
    た水分と固形分とを分離する固液分離機構と,該脱水機
    構の下方に設け脱水された生ごみの運搬処理性と水分の
    吸収を防止するため生ごみをラッピングする連続した筒
    状のビニ−ル袋と該ビニ−ル袋の端部を加熱圧着する加
    熱部材からなる包装機構と,前記ラッピングされた生ご
    みを収容する容器と,前記脱水機構で脱水,分離された
    水分を排水口に流通させる排水管とを設けたことを特徴
    とする生ごみ減容化処理装置。
  2. 【請求項2】 底部に生ごみ投入口を備えたシンクと,
    該生ごみ投入口の下方に投入された生ごみを一時的に収
    容する重量計と底部に該重量計と連動して開閉可能な開
    閉板を設けた仮置容器と,該シンク生ごみ投入口と前記
    仮置容器とを連結し生ごみを室外に重力で移送する接続
    管と,前記仮置容器内の生ごみが一定重量に達すると該
    容器底部に設けた開閉板が開閉し,落下した生ごみを粉
    砕する複数の刃を突設した回転体と該回転体と対向して
    設けた固定刃と該仮置容器の開閉板の開閉と連動して回
    転し該回転体を駆動させる電動機とからなる粉砕機構
    と,前記粉砕機構の下方に細かく粉砕された生ごみ中の
    水分を圧縮除去すると共に生ごみを減容化する一定の間
    隙を有して設けた一対の駆動ロ−ラから構成される脱水
    減容化機構と,前記脱水機構により生ごみから除去され
    た水分と固形分とを分離する固液分離機構と,前記脱水
    機構の下方に開閉可能な開口部を有すと共に脱水された
    生ごみを収容し,生ごみ中の水分を攪拌しながら蒸発除
    去する間欠的に駆動される回転ドラムと湿度計からなる
    乾燥機構と,前記乾燥機構の下方に設けた生ごみの運搬
    処理性と水分の再吸収を防止するため生ごみをラッピン
    グする円筒状の連続したビニ−ル袋と該ビニ−ル袋の端
    部を加熱圧着する加熱部材からなる包装機構と,前記ラ
    ッピングされた生ごみを収容する容器と,前記脱水機構
    で脱水,分離された水分を排水口に流通させる排水管と
    を設けたことを特徴とする生ごみ減容化処理装置。
  3. 【請求項3】 生ごみを粉砕する複数の刃を突設した回
    転体と該回転体と対向して設けた固定刃と該仮置容器の
    開閉板の開閉と連動して回転し該回転体を駆動させる電
    動機とからなる粉砕機構は,前記電動機に過負荷を生じ
    一定量以上の高電流が流れたことを検知するセンサと該
    電動機への電力の供給を遮断するスイッチとを設けたこ
    とからなる請求項1,2の生ごみ減容化処理装置。
  4. 【請求項4】 粉砕された生ごみ中の水分を圧縮除去す
    ると共に生ごみを減容化する一定の間隙を有して設けた
    一対の駆動ロ−ラからなる脱水減容化機構は,少なくと
    も一方のロ−ラ内に電熱加熱機構を設け積極的に蒸発脱
    水させることからなる請求項1,2の生ごみ減容化処理
    装置。
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