JPH10277207A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JPH10277207A
JPH10277207A JP9092138A JP9213897A JPH10277207A JP H10277207 A JPH10277207 A JP H10277207A JP 9092138 A JP9092138 A JP 9092138A JP 9213897 A JP9213897 A JP 9213897A JP H10277207 A JPH10277207 A JP H10277207A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2個の遊技領域を有する遊技盤を備えたパチン
コ遊技機であって、各遊技領域で成立した遊技状態を関
連付けた総合的な遊技を遊技者が楽しむことを可能とす
るパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】本発明のパチンコ遊技機においては、特定
入賞部52L,52Rにパチンコ玉が入賞すると、対応
する絵柄表示部60L,60Rが動作を行ない、該動作
によって予め定められた特別の遊技状態が成立した場合
に、対応する変動入賞部53L,53Rがパチンコ玉が
入賞することが可能な入賞可能状態に変化するような、
2個の遊技領域100L,100Rを、遊技盤10が有
するようにしている。そして、一方の遊技領域で特別の
遊技状態が成立した場合に、もう一方の遊技領域で特別
の遊技状態が成立しやくなるようにしたり、一方の遊技
領域で特別の遊技状態が成立した場合に、もう一方の遊
技領域の変動入賞部が入賞可能状態に変化する回数が多
くなるようにしたりしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2個の遊技領域を
有する遊技盤を備えたパチンコ遊技機に係り、特に、各
遊技領域で成立した遊技状態を関連付け、総合的な遊技
を遊技者が楽しむことを可能とするパチンコ遊技機に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、各種タイプのパチンコ遊技機を設
置したパチンコ店が繁盛している。
【0003】以下、現在主流となっているタイプのパチ
ンコ遊技機の例について説明する。
【0004】図2は従来のパチンコ遊技機の正面図であ
る。
【0005】図2に示すように、従来のパチンコ遊技機
は、外見上は、遊技盤10と、遊技盤10を一定間隔を
保って覆うガラス板(図示せず。)と、遊技盤10とガ
ラス板とで仕切られる空間内にパチンコ玉を発射するた
めの発射装置20と、パチンコ玉を貯溜するための貯溜
部30とを有しており、遊技盤10が、鉛直方向に実質
的に平行となるように、設置されている。
【0006】発射装置20は、遊技者がパチンコ玉を打
ち出す操作を行なうための発射ハンドル21と、玉弾き
機構(図示せず。)とから構成されている。この発射装
置20は、遊技者が発射ハンドル21を所望の角度だけ
回転させると、その回転角度に応じた強さで、貯溜部3
0に貯溜されているパチンコ玉を、1個ずつ、自動的に
発射してゆくものである。
【0007】また、図2に示すように、遊技盤10に
は、下側から左上にかけて、ガイドレール40が設けら
れている。ガイドレール40は、発射装置20によって
発射されたパチンコ玉を、これに沿って案内し、遊技盤
10の鉛直方向の上方に送り出すものである。ガイドレ
ール40よりも右側の領域が、パチンコ玉による遊技が
実質的に行なわれる部分である「遊技領域」となってい
る。
【0008】また、図2に示すように、遊技領域の各所
には、パチンコ玉が入る入賞孔を備え、パチンコ玉が入
賞孔に入って遊技盤10の裏面に排出されると入賞とな
る入賞部50〜51,特定入賞部52,変動入賞部53
が設けられている。遊技盤10の上方から落下してきた
パチンコ玉が、入賞部50〜51,特定入賞部52,変
動入賞部53のいずれかに入賞すると、各々について予
め定められた個数のパチンコ玉が、貯溜部30に支払わ
れる。なお、遊技盤10の裏面には、これらの入賞孔の
各々と連通し、各入賞孔に入ったパチンコ玉を回収する
ための入賞玉回収機構が設けられている。
【0009】入賞部50〜51は、複数個設けられてい
るのが一般的であり、図2の例では、パチンコ玉の入賞
のしやすさが変化しない入賞部50と、通称「チューリ
ップ」と呼ばれ、パチンコ玉が入賞しやすい状態と入賞
しにくい状態との2種類の状態に変化する入賞部51と
を用意している。
【0010】また、特定入賞部52は、通称「チャッカ
ー」と呼ばれ、後述する絵柄表示部60の始動スイッチ
としての機能を備えており、特定入賞部52にパチンコ
玉が入賞すると、これを契機として絵柄表示部60が始
動する。特定入賞部52は、入賞部50のように、パチ
ンコ玉の入賞のしやすさが変化しないようにしても、入
賞部51のように、パチンコ玉が入賞しやすい状態と入
賞しにくい状態との2種類の状態に変化するようにして
もよい。
【0011】また、変動入賞部53は、後述するよう
に、絵柄表示部60の動作によって特別の遊技状態が成
立した場合に、パチンコ玉がそこに入ることが可能な入
賞可能状態に変化するものである。詳しくは、変動入賞
部53は、入賞部50〜51,特定入賞部52より非常
に大きい入賞孔を備えており、この入賞孔を塞ぐための
開閉可能な蓋を備えている。この蓋は、通常時は、遊技
盤10と一体化するようにして入賞孔を塞いだ閉鎖状態
となっているが、特別の遊技状態が成立した場合には、
開放状態となって入賞孔にパチンコ玉が入る空間を確保
することにより、入賞可能状態に変化することができ
る。
【0012】また、図2に示すように、遊技領域の各所
には、上方から落下するパチンコ玉の動きを干渉するた
めの複数の障害釘70や風車71が配置されている。パ
チンコ店は、これらの障害釘70の傾き具合を微妙に調
整することにより、パチンコ玉の入賞のしやすさを調整
することができる。
【0013】また、図2に示すように、遊技領域には、
入賞部50〜51,特定入賞部52,変動入賞部53の
いずれかにも入賞しなかったパチンコ玉が最終的に集ま
って、遊技盤10の裏面に排出されるアウト玉排出部8
0が設けられている。なお、アウト玉排出部80に入っ
たパチンコ玉も、上述した入賞玉回収機構と同様に、図
示していないアウト玉回収機構によって回収される。
【0014】さらに、図2に示すように、遊技領域に
は、特定入賞部52にパチンコ玉が入賞すると、複数
(図2の例では、3個)の表示位置に、複数の絵柄を、
3個の表示位置の各々に表示される絵柄が順次動的に変
化するよう表示する絵柄表示部60が設けられている。
なお、これら3個の表示位置における絵柄の動的変化表
示は、3個の表示位置の各々で時間的なズレが生じるよ
うにして終了するようになっている。
【0015】以下の説明では、絵柄表示部60が行なう
動的変化表示が終了した時点で、3個の表示位置に表示
されている絵柄を「表示絵柄」と称す。
【0016】そして、3個の表示位置の表示絵柄の組み
合わせが、予め定められた特別の組み合わせ(以下、
「アタリ組み合わせ」と称す。)となった場合には、
「アタリ」という遊技状態が成立したこととなり、アタ
リ組み合わせ以外の組み合わせ(以下、「ハズレ組み合
わせ」と称す。)となった場合には、「ハズレ」という
遊技状態が成立したこととなる。
【0017】変動入賞部53は、アタリが成立した場合
に、上述したようにして、入賞可能状態に変化する。な
お、変動入賞部53は、通常、1回のアタリに対して、
予め定められた回数だけ、入賞可能状態に変化するよう
になっている。また、変動入賞部53は、1回の入賞可
能状態において、予め定められた個数のパチンコ玉が入
賞するかまたは予め定められた時間が経過すると、蓋を
閉鎖して入賞可能状態を解除するようになっている。
【0018】また、絵柄表示部60が絵柄を動的変化表
示している間に特定入賞部52にパチンコ玉が入賞する
ことを考慮して、特定入賞部52に入賞したパチンコ玉
の個数を最大4個まで入賞個数表示部90に表示し、絵
柄表示部60が行なう動的変化表示を保証することがで
きるようになっている。
【0019】なお、3個の表示位置は、プラズマディス
プレイや液晶ディスプレイ等の表示装置からなるように
することができる。
【0020】次に、従来のパチンコ遊技機の動作および
遊技者の遊技の様子について説明する。
【0021】遊技者は、遊技開始時に、現金に応じた個
数のパチンコ玉を借り受け、貯溜部30に該パチンコ玉
を投入する。
【0022】なお、貯溜部30は、図2に示すように、
賞品玉排出口31,発射玉受皿32,賞品玉排出口3
3,予備玉受皿34からなっている。発射玉受皿32
は、発射装置20に供給するパチンコ玉を貯溜しておく
ものであり、遊技者は、借り受けたパチンコ玉を、発射
玉受皿32に投入する。通常、入賞に対して支払われた
パチンコ玉は、賞品玉排出口31から発射玉受皿32に
排出されるが、発射玉受皿32に貯溜されたパチンコ玉
が多く、発射玉受皿32が一杯になったときには、賞品
玉排出口33から予備玉受皿34に排出されるようにな
っている。
【0023】そして、遊技者は、発射ハンドル21を所
望の角度だけ回転させると、発射玉受皿32に貯溜され
ているパチンコ玉は、玉弾き機構によって、該回転角度
に応じた強さで、1個ずつ、自動的に発射されていく。
発射されたパチンコ玉は、ガイドレール40に案内され
ながら遊技盤10の上方に導かれる。遊技盤10におい
ては、パチンコ玉は、自由落下を始め、この落下途中で
障害釘70等にぶつかって、進路を不規則に変えてい
く。
【0024】ここで、入賞部50〜51にパチンコ玉が
入賞すると、予め定められた個数(例えば、10個)の
パチンコ玉が、貯溜部30の発射玉受皿32または予備
玉受皿34に支払われる。
【0025】また、特定入賞部52にパチンコ玉が入賞
すると、予め定められた個数(例えば、10個)のパチ
ンコ玉が、貯溜部30の発射玉受皿32または予備玉受
皿34に支払われると共に、絵柄表示部60が、3個の
表示位置の各々について、複数の絵柄の動的変化表示を
行なう。その後、これら3個の表示位置における動的変
化表示は、3個の表示位置の各々で時間的なズレが生じ
るようにして終了する。
【0026】ここでは、絵柄表示部60が3個の表示位
置の各々に「A」〜「P」の16個のアルファベットを
描いた絵柄の動的変化表示を行なう場合を考える。ま
た、1個目の表示位置,2個目の表示位置,3個目の表
示位置という順序で、3個の表示位置における動的変化
表示が終了していくものとする。また、アタリ組み合わ
せは、3個の表示絵柄が全て一致している組み合わせ、
すなわち、「A,A,A」〜「P,P,P」である場合
の16通りであるものとする。
【0027】2個目の表示位置における動的変化表示が
終了したときに、1個目の表示位置の表示絵柄と2個目
の表示位置の表示絵柄とが一致した場合は、3個の表示
位置の表示絵柄が全て一致する可能性があることから、
「リーチがかかる」と称する状態となる。
【0028】リーチがかかった状態となり、さらに、3
個目の表示位置における動的変化表示が終了し、3個の
表示位置の表示絵柄が全て一致した場合は、アタリが成
立するので、変動入賞部53は、蓋を開放して入賞可能
状態に変化し、予め定められた個数(例えば、10個)
のパチンコ玉が入賞するかまたは予め定められた時間
(例えば、30秒)が経過すると、蓋を閉鎖して入賞可
能状態を解除する。変動入賞部53が1回蓋を開放して
閉鎖するまでの間を「ラウンド」と称し、1回のラウン
ド中に変動入賞部53に入賞したパチンコ玉の各々につ
いて、予め定められた個数(例えば、15個)のパチン
コ玉が、貯溜部30の発射玉受皿32または予備玉受皿
34に支払われる。なお、1回のアタリに対して、予め
定められた回数(例えば、16回)のラウンドが用意さ
れている。
【0029】一方、入賞部50〜51,特定入賞部5
2,変動入賞部53のいずれにも入賞しなかったパチン
コ玉は、アウト玉排出部80に入り、アウト玉回収機構
によって回収される。
【0030】なお、パチンコ遊技機には、様々な装飾ラ
ンプが設けられており、絵柄表示部60が動的変化表示
を行なっている間や、リーチがかかった状態となってい
る間や、アタリが成立したときや、変動入賞部53が入
賞可能状態に変化している間等に作動し、遊技の雰囲気
を盛り上げる。
【0031】また、通常、絵柄表示部60が動的変化表
示を行なっている間には、遊技者の気分を高揚させるた
めに、パチンコ遊技機から効果音が流され、リーチがか
かった状態となっている間には、遊技者の期待を増加さ
せるために、別の効果音が流される。また、アタリが成
立して変動入賞部53が入賞可能状態に変化している間
には、遊技者の喜びを増加させるために、さらに別の効
果音が流される。
【0032】さらに、パチンコ店には、店全体規模での
パチンコ玉管理システムが設けられており、上述したア
ウト玉回収機構や入賞玉回収機構によって回収されたパ
チンコ玉は、一旦、パチンコ玉管理システムに戻され、
その後、再び、貯溜部30への支払いや、遊技者への貸
し出しに用いられる。
【0033】遊技者は、遊技終了時に、手元に残ったパ
チンコ玉を、その個数に応じて、各種景品に交換するこ
とができる。これらの景品のうちの一部は、パチンコ店
の外部にある景品交換所において、さらに、現金と交換
可能なものもある。
【0034】ところで、上述したパチンコ遊技機の動作
は、実際には、パチンコ遊技機の内部に設けられた制御
装置の制御によって実現されるものである。
【0035】具体的には、制御装置は、特定入賞部52
にパチンコ玉が入賞したことを検知すると、絵柄表示部
60を始動させると共に、予め定められた確率に従っ
て、アタリを成立させるか否かを決定する。そして、ア
タリを成立させると決定した場合には、いずれかのアタ
リ組み合わせを決定し、決定したアタリ組み合わせを構
成する絵柄が表示絵柄となるよう、絵柄表示部60を制
御する。また、アタリを成立させないと決定した場合に
は、いずれかのハズレ組み合わせを決定し、決定したハ
ズレ組み合わせを構成する絵柄が表示絵柄となるよう、
絵柄表示部60を制御する。
【0036】また、制御装置は、アタリを成立させると
決定した場合には、さらに、絵柄表示部60が動作を終
了した後、予め定められた回数だけ、変動入賞部53が
上述した動作、すなわち、入賞可能状態への変化および
その解除を行なうよう制御する。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパチ
ンコ遊技機においては、遊技者の興味を引き付けるため
に、絵柄表示部60が動的変化表示を行なう絵柄を工夫
している。例えば、ナンバーやアルファベット以外に、
人気キャラクター等を描いた絵柄を用いたものや、マー
ジャンパイやカードを描いた絵柄を用いたものがある。
【0038】しかしながら、いずれの絵柄を用いたパチ
ンコ遊技機においても、複数の表示位置の表示絵柄がア
タリ組み合わせである場合にアタリが成立することには
変わりはなく、基本的は遊技方法は同じである。
【0039】一方、遊技者は、遊技時には、アタリが成
立して多くのパチンコ玉を獲得することができるように
するために、絵柄表示部60にパチンコ玉を入賞させる
よう、発射ハンドル21の回転角度を調整する。詳しく
は、遊技者は、遊技領域の中心部からやや左側を落下し
たパチンコ玉が絵柄表示部60近辺に到達することが経
験的に分かっているので、絵柄表示部60にパチンコ玉
が入賞するようにするためには、遊技領域の中心部から
やや左側を落下するような強さでパチンコ玉が発射され
るよう、発射ハンドル21の回転角度を調整するのが一
般的である。
【0040】このように、従来のパチンコ遊技機におい
ては、図2に示したように、障害釘70等が左右対称と
なるように配置されているにも関わらず、遊技領域の右
半分が活用されていないという問題点がある。
【0041】そこで、本明細書では、遊技盤の左右の各
々に、独立した2個の遊技領域を有するようにすること
で、遊技盤の全面が活用されるようにしたパチンコ遊技
機を提案している。そして、単に、1台のパチンコ遊技
機で2台分の遊技を可能とするだけではなく、遊技者の
興味を引き付けるために、さらに、各遊技領域で成立し
た遊技状態を関連付けるようにしたパチンコ遊技機を提
案している。
【0042】すなわち、本発明の目的は、2個の遊技領
域を有する遊技盤を備えたパチンコ遊技機であって、各
遊技領域で成立した遊技状態を関連付けた総合的な遊技
を遊技者が楽しむことを可能とするパチンコ遊技機を提
供することにある。
【0043】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の態様として、パチンコ玉の入賞が
可能な特定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用
意された複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示
部と、パチンコ玉の入賞が可能な入賞可能状態に変化す
る変動入賞部とが、各々配置された2個の遊技領域を有
する遊技盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入
賞すると、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵
柄表示部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によっ
て成立した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態
(具体的には、上述した「アタリ」である。)である場
合に、該絵柄表示部が配置されている遊技領域に予め対
応付けられた変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制
御装置とを備え、上記制御装置は、一方の遊技領域でア
タリが成立した場合に、もう一方の遊技領域でアタリが
成立しやすくなるよう、上記絵柄表示部の動作を制御す
ることを特徴とするパチンコ遊技機を提供している。
【0044】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第2の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特定
入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複
数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各
々配置された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞
が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2
個の遊技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤
と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、
該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の
動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した
遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体的に
は、上述した「アタリ」である。)である場合に、上記
変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置をさら
に備え、上記制御装置は、一方の遊技領域でアタリが成
立した場合に、もう一方の遊技領域でアタリが成立しや
すくなるよう、上記絵柄表示部の動作を制御することを
特徴とするパチンコ遊技機を提供している。
【0045】なお、上述した第1の態様および第2の態
様のいずれにおいても、上記制御装置は、最後にアタリ
が成立した遊技領域を示す情報を記憶するアタリ遊技領
域記憶手段と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入
賞すると、該特定入賞部が配置されている遊技領域が、
上記アタリ遊技領域記憶手段が記憶している情報が示す
遊技領域と同じである場合には、予め定められた第1の
確率に従って、アタリを成立させるか否かを決定し、そ
うでない場合には、上記第1の確率よりもアタリが成立
しやすくなる、予め定められた第2の確率に従って、ア
タリを成立させるか否かを決定するアタリ決定手段と、
上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(具
体的には、上述した「アタリ組み合わせ」である。)を
決定し、そうでない場合に、上記アタリ組み合わせ以外
の絵柄の組み合わせ(具体的には、上述した「ハズレ組
み合わせ」である。)を選択する絵柄組み合わせ決定手
段と、上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わ
せの絵柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置され
ている絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、
上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置され
ている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に
変化させると共に、1回の入賞可能状態について、予め
定められた個数のパチンコ玉が入賞するか、または、予
め定められた時間が経過すると、該入賞可能状態を解除
させる変動入賞部制御手段とを有するようにすることが
できる。
【0046】上記目的を達成するために、本発明は、第
3の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉
の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部と
が、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、
いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体的には、
上述した「アタリ」である。)である場合に、該絵柄表
示部が配置されている遊技領域に予め対応付けられた変
動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置とを備
え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでアタリが成
立していく度に、段階的に、該遊技領域でアタリが成立
しにくくなるよう、上記絵柄表示部の動作を制御するこ
とを特徴とするパチンコ遊技機を提供している。
【0047】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第4の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特定
入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複
数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各
々配置された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞
が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2
個の遊技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤
と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、
該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の
動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した
遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体的に
は、上述した「アタリ」である。)である場合に、上記
変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置をさら
に備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでアタリ
が成立していく度に、段階的に、該遊技領域でアタリが
成立しにくくなるよう、上記絵柄表示部の動作を制御す
ることを特徴とするパチンコ遊技機を提供している。
【0048】なお、上述した第3の態様および第4の態
様のいずれにおいても、上記制御装置は、上記遊技領域
の各々について、もう一方の遊技領域で最後にアタリが
成立してから、該遊技領域でアタリが成立した回数(以
下、「アタリ回数」と称す。)を記憶するアタリ回数記
憶手段と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞す
ると、予め定められた複数種類の確率のうちから、該特
定入賞部が配置されている遊技領域について上記アタリ
回数記憶手段が記憶しているアタリ回数が多いほど、ア
タリが成立しにくくなる確率を選択し、選択した確率に
従って、アタリを成立させるか否かを決定するアタリ決
定手段と、上記アタリ決定手段がアタリを成立させると
決定した場合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み
合わせ(具体的には、上述した「アタリ組み合わせ」で
ある。)を決定し、そうでない場合に、上記アタリ組み
合わせ以外の絵柄の組み合わせ(具体的には、上述した
「ハズレ組み合わせ」である。)を選択する絵柄組み合
わせ決定手段と、上記絵柄組み合わせ決定手段が決定し
た組み合わせの絵柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域
に配置されている絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制
御手段と、上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を
表示した後に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部
が配置されている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞
可能状態に変化させると共に、1回の入賞可能状態につ
いて、予め定められた個数のパチンコ玉が入賞するか、
または、予め定められた時間が経過すると、該入賞可能
状態を解除させる変動入賞部制御手段とを有するように
することができる。
【0049】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第5の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特定
入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複
数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチ
ンコ玉の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞
部とが、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤
と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、
該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の
動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した
遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体的に
は、上述した「アタリ」である。)である場合に、該絵
柄表示部が配置されている遊技領域に予め対応付けられ
た変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置とを
備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでアタリが
成立していく度に、段階的に、もう一方の遊技領域でア
タリが成立しやすくなるよう、上記絵柄表示部の動作を
制御することを特徴とするパチンコ遊技機を提供してい
る。
【0050】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第6の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特定
入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複
数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各
々配置された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞
が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2
個の遊技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤
と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、
該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の
動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した
遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体的に
は、上述した「アタリ」である。)である場合に、上記
変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置をさら
に備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでアタリ
が成立していく度に、段階的に、もう一方の遊技領域で
アタリが成立しやすくなるよう、上記絵柄表示部の動作
を制御することを特徴とするパチンコ遊技機を提供して
いる。
【0051】なお、上述した第5の実施形態および第6
の実施形態のいずれにおいても、上記制御装置は、上記
遊技領域の各々について、もう一方の遊技領域で最後に
アタリが成立してから、該遊技領域でアタリが成立した
回数(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶するアタ
リ回数記憶手段と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉
が入賞すると、予め定められた複数種類の確率のうちか
ら、該特定入賞部が配置されている遊技領域ではない遊
技領域について上記アタリ回数記憶手段が記憶している
アタリ回数が多いほど、アタリが成立しやすくなる確率
を選択し、選択した確率に従って、アタリを成立させる
か否かを決定するアタリ決定手段と、上記アタリ決定手
段がアタリを成立させると決定した場合に、アタリが成
立した旨を示す絵柄の組み合わせ(具体的には、上述し
た「アタリ組み合わせ」である。)を決定し、そうでな
い場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合わ
せ(具体的には、上述した「ハズレ組み合わせ」であ
る。)を選択する絵柄組み合わせ決定手段と、上記絵柄
組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵柄を、上
記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている絵柄表示
部に表示させる絵柄表示部制御手段と、上記絵柄表示部
がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後に、予め定めら
れた回数だけ、該絵柄表示部が配置されている遊技領域
に対応する変動入賞部を入賞可能状態に変化させると共
に、1回の入賞可能状態について、予め定められた個数
のパチンコ玉が入賞するか、または、予め定められた時
間が経過すると、該入賞可能状態を解除させる変動入賞
部制御手段とを有するようにすることができる。
【0052】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第7の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特定
入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複
数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチ
ンコ玉の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞
部とが、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤
と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、
該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の
動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した
遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体的に
は、上述した「アタリ」である。)である場合に、該絵
柄表示部が配置されている遊技領域に予め対応付けられ
た変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置とを
備え、上記制御装置は、一方の遊技領域でアタリが成立
した場合に、もう一方の遊技領域に対応する変動入賞部
が入賞可能状態に変化する回数が多くなるよう、上記変
動入賞部の動作を制御することを特徴とするパチンコ遊
技機を提供している。
【0053】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第8の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特定
入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複
数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各
々配置された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞
が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2
個の遊技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤
と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、
該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の
動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した
遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体的に
は、上述した「アタリ」である。)である場合に、上記
変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置をさら
に備え、上記制御装置は、一方の遊技領域でアタリが成
立した場合に、前回アタリが成立した遊技領域がもう一
方の遊技領域であるならば、入賞可能状態に変化する回
数が多くなるよう、上記変動入賞部の動作を制御するこ
とを特徴とするパチンコ遊技機を提供している。
【0054】なお、上述した第7の態様および第8の態
様のいずれにおいても、上記制御装置は、最後にアタリ
が成立した遊技領域を示す情報を記憶するアタリ遊技領
域記憶手段と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入
賞すると、予め定められた確率に従って、アタリを成立
させるか否かを決定するアタリ決定手段と、上記アタリ
決定手段がアタリを成立させると決定した場合に、アタ
リが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(具体的には、
上述した「アタリ組み合わせ」である。)を決定し、そ
うでない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組
み合わせ(具体的には、上述した「ハズレ組み合わせ」
である。)を選択する絵柄組み合わせ決定手段と、上記
絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵柄
を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている絵
柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、上記絵柄
表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後に、上記
特定入賞部が配置されている遊技領域が、上記アタリ遊
技領域記憶手段が記憶している情報が示す遊技領域と同
じである場合には、予め定められた第1の回数だけ、該
絵柄表示部が配置されている遊技領域に対応する変動入
賞部を入賞可能状態に変化させ、そうでない場合には、
上記第1の回数よりも値が大きい、予め定められた第2
の回数だけ、該絵柄表示部が配置されている遊技領域に
対応する変動入賞部を入賞可能状態に変化させると共
に、1回の入賞可能状態について、予め定められた個数
のパチンコ玉が入賞するか、または、予め定められた時
間が経過すると、該入賞可能状態を解除させる変動入賞
部制御手段とを有するようにすることができる。
【0055】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第9の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特定
入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複
数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチ
ンコ玉の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞
部とが、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤
と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、
該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の
動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した
遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体的に
は、上述した「アタリ」である。)である場合に、該絵
柄表示部が配置されている遊技領域に予め対応付けられ
た変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置とを
備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでアタリが
成立していく度に、段階的に、該遊技領域に対応する変
動入賞部が入賞可能状態に変化する回数が少なくなるよ
う、上記変動入賞部の動作を制御することを特徴とする
パチンコ遊技機を提供している。
【0056】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第10の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特
定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された
複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、
各々配置された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入
賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記
2個の遊技領域に共通に対応付けられて配置された遊技
盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞する
と、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示
部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立
した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体
的には、上述した「アタリ」である。)である場合に、
上記変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置を
さらに備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでア
タリが成立していく度に、段階的に、該遊技領域でアタ
リが成立した場合に入賞可能状態に変化する回数が少な
くなるよう、上記変動入賞部の動作を制御することを特
徴とするパチンコ遊技機を提供している。
【0057】なお、上述した第9の態様および第10の
態様のいずれにおいても、上記制御装置は、上記遊技領
域の各々について、もう一方の遊技領域で最後にアタリ
が成立してから、該遊技領域でアタリが成立した回数
(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶するアタリ回
数記憶手段と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入
賞すると、予め定められた確率に従って、アタリを成立
させるか否かを決定するアタリ決定手段と、上記アタリ
決定手段がアタリを成立させると決定した場合に、アタ
リが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(具体的には、
上述した「アタリ組み合わせ」である。)を決定し、そ
うでない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組
み合わせ(具体的には、上述した「ハズレ組み合わせ」
である。)を選択する絵柄組み合わせ決定手段と、上記
絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵柄
を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている絵
柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、上記絵柄
表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後に、予め
定められた複数種類の回数のうちから、上記特定入賞部
が配置されている遊技領域について上記アタリ回数記憶
手段が記憶しているアタリ回数が多いほど、値が小さく
なる回数を選択し、選択した回数だけ、該絵柄表示部が
配置されている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可
能状態に変化させると共に、1回の入賞可能状態につい
て、予め定められた個数のパチンコ玉が入賞するか、ま
たは、予め定められた時間が経過すると、該入賞可能状
態を解除させる変動入賞部制御手段とを有するようにす
ることができる。
【0058】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第11の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特
定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された
複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パ
チンコ玉の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入
賞部とが、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技
盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞する
と、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示
部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立
した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体
的には、上述した「アタリ」である。)である場合に、
該絵柄表示部が配置されている遊技領域に予め対応付け
られた変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置
とを備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでアタ
リが成立していく度に、段階的に、もう一方の遊技領域
に対応する変動入賞部が入賞可能状態に変化する回数が
多くなるよう、上記変動入賞部の動作を制御することを
特徴とするパチンコ遊技機を提供している。
【0059】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第12の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特
定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された
複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、
各々配置された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入
賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記
2個の遊技領域に共通に対応付けられて配置された遊技
盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞する
と、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示
部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立
した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体
的には、上述した「アタリ」である。)である場合に、
上記変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置を
さらに備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでア
タリが成立していく度に、段階的に、もう一方の遊技領
域でアタリが成立した場合に入賞可能状態に変化する回
数が多くなるよう、上記変動入賞部の動作を制御するこ
とを特徴とするパチンコ遊技機を提供している。
【0060】なお、上述した第11の態様および第12
の態様のいずれにおいても、上記制御装置は、上記遊技
領域の各々について、もう一方の遊技領域で最後にアタ
リが成立してから、該遊技領域でアタリが成立した回数
(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶するアタリ回
数記憶手段と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入
賞すると、予め定められた確率に従って、アタリを成立
させるか否かを決定するアタリ決定手段と、上記アタリ
決定手段がアタリを成立させると決定した場合に、アタ
リが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(具体的には、
上述した「アタリ組み合わせ」である。)を決定し、そ
うでない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組
み合わせ(具体的には、上述した「ハズレ組み合わせ」
である。)を選択する絵柄組み合わせ決定手段と、上記
絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵柄
を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている絵
柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、上記絵柄
表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後に、予め
定められた複数種類の回数のうちから、上記特定入賞部
が配置されている遊技領域ではない遊技領域について上
記アタリ回数記憶手段が記憶しているアタリ回数が多い
ほど、値が大きくなる回数を選択し、選択した回数だ
け、該絵柄表示部が配置されている遊技領域に対応する
変動入賞部を入賞可能状態に変化させると共に、1回の
入賞可能状態について、予め定められた個数のパチンコ
玉が入賞するか、または、予め定められた時間が経過す
ると、該入賞可能状態を解除させる変動入賞部制御手段
とを有するようにすることができる。
【0061】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第13の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特
定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された
複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パ
チンコ玉の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入
賞部とが、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技
盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞する
と、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示
部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立
した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体
的には、上述した「アタリ」である。)である場合に、
該絵柄表示部が配置されている遊技領域に予め対応付け
られた変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置
とを備え、上記制御装置は、一方の遊技領域でアタリが
成立した場合に、もう一方の遊技領域に対応する変動入
賞部が入賞可能状態を解除する契機となるパチンコ玉の
入賞個数が多くなるよう、上記変動入賞部の動作を制御
することを特徴とするパチンコ遊技機を提供している。
【0062】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第14の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特
定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された
複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、
各々配置された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入
賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記
2個の遊技領域に共通に対応付けられて配置された遊技
盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞する
と、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示
部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立
した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体
的には、上述した「アタリ」である。)である場合に、
上記変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置を
さらに備え、上記制御装置は、一方の遊技領域でアタリ
が成立した場合に、前回アタリが成立した遊技領域がも
う一方の遊技領域であるならば、入賞可能状態を解除す
る契機となるパチンコ玉の入賞個数が多くなるよう、上
記変動入賞部の動作を制御することを特徴とするパチン
コ遊技機を提供している。
【0063】なお、上述した第13の態様および第14
の態様のいずれにおいても、上記制御装置は、最後にア
タリが成立した遊技領域を示す情報を記憶するアタリ遊
技領域記憶手段と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉
が入賞すると、予め定められた確率に従って、アタリを
成立させるか否かを決定するアタリ決定手段と、上記ア
タリ決定手段がアタリを成立させると決定した場合に、
アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(具体的に
は、上述した「アタリ組み合わせ」である。)を決定
し、そうでない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵
柄の組み合わせ(具体的には、上述した「ハズレ組み合
わせ」である。)を選択する絵柄組み合わせ決定手段
と、上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせ
の絵柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されて
いる絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、上
記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置され
ている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に
変化させると共に、上記特定入賞部が配置されている遊
技領域が、上記アタリ遊技領域記憶手段が記憶している
情報が示す遊技領域と同じである場合には、1回の入賞
可能状態について、予め定められた第1の個数のパチン
コ玉が入賞するか、または、予め定められた時間が経過
すると、該入賞可能状態を解除させ、そうでない場合に
は、1回の入賞可能状態について、上記第1の個数より
も値が大きい、予め定められた第2の個数のパチンコ玉
が入賞するか、または、予め定められた時間が経過する
と、該入賞可能状態を解除させる変動入賞部制御手段と
を有するようにすることができる。
【0064】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第15の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特
定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された
複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パ
チンコ玉の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入
賞部とが、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技
盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞する
と、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示
部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立
した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体
的には、上述した「アタリ」である。)である場合に、
該絵柄表示部が配置されている遊技領域に予め対応付け
られた変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置
とを備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでアタ
リが成立していく度に、段階的に、該遊技領域に対応す
る変動入賞部が入賞可能状態を解除する契機となるパチ
ンコ玉の入賞個数が少なくなるよう、上記変動入賞部の
動作を制御することを特徴とするパチンコ遊技機を提供
している。
【0065】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第16の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特
定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された
複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、
各々配置された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入
賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記
2個の遊技領域に共通に対応付けられて配置された遊技
盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞する
と、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示
部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立
した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体
的には、上述した「アタリ」である。)である場合に、
上記変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置を
さらに備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでア
タリが成立していく度に、段階的に、該遊技領域でアタ
リが成立した場合に入賞可能状態を解除する契機となる
パチンコ玉の入賞個数が少なくなるよう、上記変動入賞
部の動作を制御することを特徴とするパチンコ遊技機を
提供している。
【0066】なお、上述した第15の態様および第16
の態様のいずれにおいても、上記制御装置は、上記遊技
領域の各々について、もう一方の遊技領域で最後にアタ
リが成立してから、該遊技領域でアタリが成立した回数
(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶するアタリ回
数記憶手段と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入
賞すると、予め定められた確率に従って、アタリを成立
させるか否かを決定するアタリ決定手段と、上記アタリ
決定手段がアタリを成立させると決定した場合に、アタ
リが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(具体的には、
上述した「アタリ組み合わせ」である。)を決定し、そ
うでない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組
み合わせ(具体的には、上述した「ハズレ組み合わせ」
である。)を選択する絵柄組み合わせ決定手段と、上記
絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵柄
を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている絵
柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、上記絵柄
表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後に、予め
定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置されている遊
技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に変化させ
ると共に、予め定められた複数種類の個数のうちから、
上記特定入賞部が配置されている遊技領域について上記
アタリ回数記憶手段が記憶しているアタリ回数が多いほ
ど、値が小さくなる個数を選択し、1回の入賞可能状態
について、選択した個数のパチンコ玉が入賞するか、ま
たは、予め定められた時間が経過すると、該入賞可能状
態を解除させる変動入賞部制御手段とを有するようにす
ることができる。
【0067】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第17の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特
定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された
複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パ
チンコ玉の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入
賞部とが、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技
盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞する
と、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示
部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立
した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体
的には、上述した「アタリ」である。)である場合に、
該絵柄表示部が配置されている遊技領域に予め対応付け
られた変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置
とを備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでアタ
リが成立していく度に、段階的に、もう一方の遊技領域
に対応する変動入賞部が入賞可能状態を解除する契機と
なるパチンコ玉の入賞個数が多くなるよう、上記変動入
賞部の動作を制御することを特徴とするパチンコ遊技機
を提供している。
【0068】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第18の態様として、パチンコ玉の入賞が可能な特
定入賞部と、複数の表示位置の各々に、予め用意された
複数種類の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、
各々配置された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入
賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記
2個の遊技領域に共通に対応付けられて配置された遊技
盤と、いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞する
と、該特定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示
部の動作を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立
した遊技状態が、予め定められた特別の遊技状態(具体
的には、上述した「アタリ」である。)である場合に、
上記変動入賞部を入賞可能状態に変化させる制御装置を
さらに備え、上記制御装置は、一方の遊技領域のみでア
タリが成立していく度に、段階的に、もう一方の遊技領
域でアタリが成立した場合に入賞可能状態を解除する契
機となるパチンコ玉の入賞個数が多くなるよう、上記変
動入賞部の動作を制御することを特徴とするパチンコ遊
技機を提供している。
【0069】なお、上述した第17の態様および第18
の態様のいずれにおいても、上記制御装置は、上記遊技
領域の各々について、もう一方の遊技領域で最後にアタ
リが成立してから、該遊技領域でアタリが成立した回数
(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶するアタリ回
数記憶手段と、いずれかの特定入賞部かにパチンコ玉が
入賞すると、予め定められた確率に従って、アタリを成
立させるか否かを決定するアタリ決定手段と、上記アタ
リ決定手段がアタリを成立させると決定した場合に、ア
タリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(具体的に
は、上述した「アタリ組み合わせ」である。)を決定
し、そうでない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵
柄の組み合わせ(具体的には、上述した「ハズレ組み合
わせ」である。)を選択する絵柄組み合わせ決定手段
と、上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせ
の絵柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されて
いる絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、上
記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置され
ている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に
変化させると共に、予め定められた複数種類の個数のう
ちから、上記特定入賞部が配置されている遊技領域では
ない遊技領域について上記アタリ回数記憶手段が記憶し
ているアタリ回数が多いほど、値が大きくなる個数を選
択し、1回の入賞可能状態について、選択した個数のパ
チンコ玉が入賞するか、または、予め定められた時間が
経過すると、該入賞可能状態を解除させる変動入賞部制
御手段とを有するようにしている。
【0070】本発明のパチンコ遊技機によれば、2個の
遊技領域を有する遊技盤を備えているので、従来のパチ
ンコ遊技機で活用されていなかった遊技盤の右半分の領
域が活用され、遊技盤の全面が活用されるようになると
いう効果がある。
【0071】また、本発明のパチンコ遊技機によれば、
2個の遊技領域の各々で成立した遊技状態を関連付けて
いるので、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2
台分の遊技を行なうだけではなく、総合的な遊技を楽し
むことができるようになるという効果がある。
【0072】ところで、上述した第1の態様,第2の態
様,第7の態様,第8の態様,第13の態様,第14の
態様のいずれにおいても、上記制御装置は、いずれの遊
技領域で最後にアタリが成立したかを、遊技者に通知す
る通知手段をさらに備えるようにすることが好ましい。
【0073】また、上述した第3の態様,第4の態様,
第5の態様,第6の態様,第9の態様,第10の態様,
第11の態様,第12の態様,第15の態様,第16の
態様,第17の態様,第18の態様のいずれにおいて
も、上記制御装置は、いずれの遊技領域で最後にアタリ
が成立したか、および、該アタリが、もう一方の遊技領
域でアタリが成立してから何回目のアタリであるかを、
遊技者に通知する通知手段をさらに備えるようにするこ
とが好ましい。
【0074】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0075】まず、本発明の第1の実施形態のパチンコ
遊技機について説明する。
【0076】図1は第1の実施形態のパチンコ遊技機の
正面図である。
【0077】図1に示すように、第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機は、図2に示した従来のパチンコ遊技機1と
同様に、外見上は、遊技盤10と、遊技盤10を一定間
隔を保って覆うガラス板(図示せず。)と、遊技盤10
とガラス板とで仕切られる空間内にパチンコ玉を発射す
るための発射装置20と、パチンコ玉を貯溜するための
貯溜部30とを有しており、遊技盤10が、鉛直方向に
実質的に平行となるように、設置されている。
【0078】発射装置20は、遊技者がパチンコ玉を打
ち出す操作を行なうための発射ハンドル21と、玉弾き
機構(図示せず。)とから構成されている。この発射装
置20は、遊技者が発射ハンドル21を所望の角度だけ
回転させると、その回転角度に応じた強さで、貯溜部3
0に貯溜されているパチンコ玉を、1個ずつ、自動的に
発射してゆくものである。
【0079】なお、最近では、遊技者が不正に発射ハン
ドル21を固定しても、パチンコ玉が遊技盤10の全く
同じ位置に打ち込まれないようにするために、発射ハン
ドル21の回転角度とパチンコ玉を発射する強さとの関
係を一定にせず、適度なばらつきが生じるようにしてい
る発射装置30がある。
【0080】また、図1に示すように、遊技盤10に
は、図2に示した従来のパチンコ遊技機1と同様に、下
側から左上にかけて、ガイドレール40が設けられてい
る。ガイドレール40は、発射装置20によって発射さ
れたパチンコ玉を、これに沿って案内し、遊技盤10の
鉛直方向の上方に送り出すものである。ガイドレール4
0よりも右側の領域が、パチンコ玉による遊技が実質的
に行なわれる部分(遊技領域)であるが、第1の実施形
態のパチンコ遊技機では、2個の遊技領域100L,1
00Rを有するようにしている点が特徴である。
【0081】また、図1に示すように、遊技領域100
Lの各所には、パチンコ玉が入る入賞孔を備え、パチン
コ玉が入賞孔に入って遊技盤10の裏面に排出されると
入賞となる入賞部50〜51,特定入賞部52L,変動
入賞部53Lが設けられている。同様に、遊技領域10
0Rの各所には、パチンコ玉が入る入賞孔を備え、パチ
ンコ玉が入賞孔に入って遊技盤10の裏面に排出される
と入賞となる入賞部50〜51,特定入賞部52R,変
動入賞部53Rが設けられている。
【0082】遊技盤10の上方から落下してきたパチン
コ玉が、遊技領域100Lの入賞部50〜51,特定入
賞部52L,変動入賞部53Lのいずれか、または、遊
技領域100Rの入賞部50〜51,特定入賞部52
R,変動入賞部53Rのいずれかに入賞すると、各々に
ついて予め定められた個数のパチンコ玉が、貯溜部30
に支払われる。なお、遊技盤10の裏面には、これらの
入賞孔の各々と連通し、各入賞孔に入ったパチンコ玉を
回収するための入賞玉回収機構が設けられている。
【0083】入賞部50〜51は、各々、複数個設けら
れているのが一般的であり、図1の例では、パチンコ玉
の入賞のしやすさが変化しない入賞部50と、通称「チ
ューリップ」と呼ばれ、パチンコ玉が入賞しやすい状態
と入賞しにくい状態との2種類の状態に変化する入賞部
51とを用意している。
【0084】また、特定入賞部52L,52Rは、通称
「チャッカー」と呼ばれ、各々、後述する絵柄表示部6
0L,60Rの始動スイッチとしての機能を備えてお
り、特定入賞部52L,52Rにパチンコ玉が入賞する
と、これを契機として絵柄表示部60L,60Rが始動
する。特定入賞部52L,52Rは、入賞部50のよう
に、パチンコ玉の入賞のしやすさが変化しないようにし
ても、入賞部51のように、パチンコ玉が入賞しやすい
状態と入賞しにくい状態との2種類の状態に変化するよ
うにしてもよい。
【0085】また、変動入賞部53L,53Rは、各
々、後述するように、絵柄表示部60L,60Rの動作
によって特別の遊技状態が成立した場合に、パチンコ玉
がそこに入ることが可能な入賞可能状態に変化するもの
である。詳しくは、変動入賞部53L,53Rは、各
々、入賞部50〜51や特定入賞部52L,52Rより
非常に大きい入賞孔を備えており、この入賞孔を塞ぐた
めの開閉可能な蓋を備えている。この蓋は、通常時は、
遊技盤10と一体化するようにして入賞孔を塞いだ閉鎖
状態となっているが、特別の遊技状態が成立した場合に
は、開放状態となって入賞孔にパチンコ玉が入る空間を
確保することにより、入賞可能状態に変化することがで
きる。
【0086】また、図1に示すように、遊技領域100
Lの各所には、上方から落下するパチンコ玉の動きを干
渉するための複数の障害釘70や風車71が配置されて
いる。同様に、遊技領域100Rの各所には、上方から
落下するパチンコ玉の動きを干渉するための複数の障害
釘70や風車71が配置されている。パチンコ店は、こ
れらの障害釘70の傾き具合を微妙に調整することによ
り、パチンコ玉の入賞のしやすさを調整することができ
る。
【0087】また、図1に示すように、遊技盤10に
は、入賞部50〜51,特定入賞部52L,52R,変
動入賞部53L,53Rのいずれかにも入賞しなかった
パチンコ玉が最終的に集まって、遊技盤10の裏面に排
出されるアウト玉排出部80が設けられている。なお、
アウト玉排出部80に入ったパチンコ玉も、上述した入
賞玉回収機構と同様に、図示していないアウト玉回収機
構によって回収される。
【0088】さらに、図1に示すように、遊技領域10
0Lには、特定入賞部52Lにパチンコ玉が入賞する
と、複数(図1の例では、3個)の表示位置に、複数の
絵柄を、3個の表示位置の各々に表示される絵柄が順次
動的に変化するよう表示する絵柄表示部60Lが設けら
れている。同様に、遊技領域100Rには、特定入賞部
52Rにパチンコ玉が入賞すると、複数(図1の例で
は、3個)の表示位置に、複数の絵柄を、3個の表示位
置の各々に表示される絵柄が順次動的に変化するよう表
示する絵柄表示部60Rが設けられている。
【0089】なお、いずれの絵柄表示部60L,60R
においても、これら3個の表示位置における絵柄の動的
変化表示は、3個の表示位置の各々で時間的なズレが生
じるようにして終了するようになっている。
【0090】また、以下の説明でも、絵柄表示部60
L,60Rが各々行なう動的変化表示が終了した時点
で、3個の表示位置に表示されている絵柄を「表示絵
柄」と称す。
【0091】そして、3個の表示位置の表示絵柄の組み
合わせがアタリ組み合わせとなった場合には、「アタ
リ」という遊技状態が成立したこととなり、ハズレ組み
合わせとなった場合には、「ハズレ」という遊技状態が
成立したこととなる。
【0092】変動入賞部53L,53Rは、各々、対応
する絵柄表示部60L,60Rの動作によってアタリが
成立した場合に、上述したようにして、入賞可能状態に
変化する。なお、変動入賞部53L,53Rは、通常、
1回のアタリに対して、予め定められた回数だけ、入賞
可能状態に変化するようになっている。また、変動入賞
部53L,53Rは、1回の入賞可能状態において、予
め定められた個数のパチンコ玉が入賞するかまたは予め
定められた時間が経過すると、蓋を閉鎖して入賞可能状
態を解除するようになっている。
【0093】また、絵柄表示部60L,60Rが絵柄を
動的変化表示している間に特定入賞部52L,52Rに
パチンコ玉が入賞することを考慮して、特定入賞部52
L,52Rに各々入賞したパチンコ玉の個数を最大4個
まで入賞個数表示部90L,90Rに表示し、絵柄表示
部60L,60Rが各々行なう動的変化表示を保証する
ことができるようになっている。
【0094】なお、3個の表示位置は、プラズマディス
プレイや液晶ディスプレイ等の表示装置からなるように
することができる。
【0095】上述したように、第1の実施形態のパチン
コ遊技機によれば、遊技盤10が2個の遊技領域100
R,100Lを有するようにしており、これらの遊技領
域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60L,6
0Rの動作によってアタリが成立した場合に、変動入賞
部53L,53Rが入賞可能状態に変化するようになっ
ているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていなか
った遊技盤10の右半分の領域が活用されることとな
る。
【0096】なお、遊技領域100L,100Rは、同
一配置の構成であっても、左右対称配置の構成であって
も、全く異なる配置の構成であってもよい。また、ガイ
ドレール40の位置を変え、遊技領域100L,100
Rの大きさが異なるように構成されていてもかまわな
い。
【0097】また、図示していないが、第1の実施形態
のパチンコ遊技機には、様々な装飾ランプが設けられて
おり、絵柄表示部60L,60Rが動的変化表示を各々
行なっている間や、リーチがかかった状態となっている
間や、アタリが成立したときや、変動入賞部53L,5
3Rが入賞可能状態に変化している間等に作動し、遊技
の雰囲気を盛り上げる。
【0098】また、通常、絵柄表示部60L,60Rが
動的変化表示を各々行なっている間には、遊技者の気分
を高揚させるために、パチンコ遊技機から効果音(以
下、「第1の効果音」と称す。)が流され、リーチがか
かった状態となっている間には、遊技者の期待を増加さ
せるために、第1の効果音とは別の効果音(以下、「第
2の効果音」と称す。)が流される。また、アタリが成
立して変動入賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化
している間には、遊技者の喜びを増加させるために、第
1の効果音〜第2の効果音とは別の効果音(以下、「第
3の効果音」と称す。)が流される。
【0099】なお、第1の実施形態のパチンコ遊技機に
おいては、2個の遊技領域100L,100Rを有する
ようにしているので、同時に異なる効果音が流されると
雑音となってしまうことから、第1の効果音<第2の効
果音<第3の効果音という優先順位を考え、優先順位が
高い方の効果音を流すようにすることが好ましい。
【0100】さて、第1の実施形態のパチンコ遊技機
は、単に、1台のパチンコ遊技機で2台分の遊技を可能
とするだけではなく、遊技者の興味を引き付けるため
に、さらに、遊技領域100L,100Rの各々で成立
した遊技状態を関連付けた総合的な遊技を遊技者が楽し
むことを可能とするようにしたものである。
【0101】具体的には、第1の実施形態のパチンコ遊
技機においては、遊技領域100L,100Rのいずれ
か一方の遊技領域100でアタリが成立した場合に、も
う一方の遊技領域100でアタリが成立しやすくなるよ
うにしている。このようにすれば、大抵の遊技者が、最
後にアタリが成立した遊技領域100ではない、もう一
方の遊技領域100に配置されている絵柄表示部60に
パチンコ玉を入賞させるべく、発射ハンドル21を操作
することとなるので、必然的に、遊技盤10の全面が活
用されることとなる。
【0102】そこで、第1の実施形態のパチンコ遊技機
においては、最後にアタリが成立した遊技領域100が
遊技領域100L,100Rのいずれであるかを、遊技
者が分かるようにすることが好ましい。
【0103】これは、例えば、図3に示すように、2個
の絵柄表示部60L,60Rの周囲に装飾ランプ300
L,300Rを設け、最後にアタリが成立した方の装飾
ランプ300を点灯するようにしたり、また、例えば、
図4に示すように、最後にアタリが成立した遊技領域1
00を示す「左」/「右」を表示する表示装置400を
設けるようにしたりすることで、実現可能である。
【0104】さて、遊技者は、遊技開始時に、現金に応
じた個数のパチンコ玉を借り受け、貯溜部30に該パチ
ンコ玉を投入する。
【0105】なお、貯溜部30は、図1に示すように、
賞品玉排出口31,発射玉受皿32,賞品玉排出口3
3,予備玉受皿34からなっている。発射玉受皿32
は、発射装置20に供給するパチンコ玉を貯溜しておく
ものであり、遊技者は、借り受けたパチンコ玉を、発射
玉受皿32に投入する。通常、入賞に対して支払われた
パチンコ玉は、賞品玉排出口31から発射玉受皿32に
排出されるが、発射玉受皿32に貯溜されたパチンコ玉
が多く、発射玉受皿32が一杯になったときには、賞品
玉排出口33から予備玉受皿34に排出されるようにな
っている。
【0106】そして、遊技者は、発射ハンドル21を所
望の角度だけ回転させると、発射玉受皿32に貯溜され
ているパチンコ玉は、玉弾き機構によって、該回転角度
に応じた強さで、1個ずつ、自動的に発射されていく。
発射されたパチンコ玉は、ガイドレール40に案内され
ながら遊技盤10の上方に導かれる。遊技盤10におい
ては、パチンコ玉は、自由落下を始め、この落下途中で
障害釘70等にぶつかって、進路を不規則に変えてい
く。
【0107】ここで、入賞部50〜51にパチンコ玉が
入賞すると、予め定められた個数(例えば、10個)の
パチンコ玉が、貯溜部30の発射玉受皿32または予備
玉受皿34に支払われる。
【0108】また、特定入賞部52L,52Rにパチン
コ玉が入賞すると、予め定められた個数(例えば、10
個)のパチンコ玉が、貯溜部30の発射玉受皿32また
は予備玉受皿34に支払われると共に、対応する絵柄表
示部60L,60Rが、3個の表示位置の各々につい
て、複数の絵柄の動的変化表示を行なう。その後、これ
ら3個の表示位置における動的変化表示は、3個の表示
位置の各々で時間的なズレが生じるようにして終了す
る。
【0109】ここでは、絵柄表示部60L,60Rが、
各々、3個の表示位置の各々に「A」〜「P」の16個
のアルファベットを描いた絵柄の動的変化表示を行なう
場合を考えるが、絵柄表示部60L,60Rが動的変化
表示を行なう絵柄の種類を異なるようにしてもよい。例
えば、絵柄表示部60Lが「A」〜「P」の16個のア
ルファベットを描いた絵柄の動的変化表示を行なうよう
にし、絵柄表示部60Rが「1」〜「16」の16個の
数字を描いた絵柄の動的変化表示を行なうようにしても
よい。
【0110】また、ここでは、絵柄表示部60L,60
Rが、各々、1個目の表示位置,2個目の表示位置,3
個目の表示位置という順序で、3個の絵柄を表示してい
くものとする。また、アタリ組み合わせは、3個の表示
絵柄が全て一致している組み合わせ、すなわち、「A,
A,A」〜「P,P,P」である場合の16通りである
ものとする。
【0111】いま、特定入賞部52Lにパチンコ玉が入
賞した場合を考えると、予め定められた個数(例えば、
10個)のパチンコ玉が、貯溜部30の発射玉受皿32
または予備玉受皿34に支払われると共に、絵柄表示部
60Lが、3個の表示位置の各々について、複数の絵柄
の動的変化表示を行なう。
【0112】そして、2個目の表示位置における動的変
化表示が終了したときに、1個目の表示位置の表示絵柄
と2個目の表示位置の表示絵柄とが一致した場合は、3
個の表示位置の表示絵柄が全て一致する可能性があるこ
とから、リーチがかかった状態となる。
【0113】リーチがかかった状態となり、さらに、3
個目の表示位置における動的変化表示が終了し、3個の
表示位置の表示絵柄が全て一致した場合は、アタリとい
う遊技状態が成立するので、変動入賞部53Lは、蓋を
開放して入賞可能状態に変化する。変動入賞部53L
は、予め定められた個数(例えば、10個)のパチンコ
玉が入賞するかまたは予め定められた時間(例えば、3
0秒)が経過すると、蓋を閉鎖して入賞可能状態を解除
する。1回の入賞可能状態、すなわち、1回のラウンド
中に、変動入賞部53Lに入賞したパチンコ玉の各々に
ついて、予め定められた個数(例えば、15個)のパチ
ンコ玉が、貯溜部30の発射玉受皿32または予備玉受
皿34に支払われる。なお、1回のアタリに対して、予
め定められた回数(例えば、16回)のラウンドが用意
されている。
【0114】ところで、第1の実施形態のパチンコ遊技
機の動作は、実際には、詳細を後述するように、パチン
コ遊技機の内部に設けられた制御装置の制御によって実
現されるものである。
【0115】すなわち、絵柄表示部60Lは、特定入賞
部52Lにパチンコ玉が入賞したことを検知した制御装
置の制御によって、絵柄の動的変化表示を開始する。こ
のとき、制御装置は、初期状態では、予め定められた確
率E1に従って、アタリを成立させるか否かを決定して
おり、上述した例では、アタリを成立させると決定した
ので、さらに、いずれかのアタリ組み合わせを決定する
と共に、決定したアタリ組み合わせを構成する絵柄が表
示絵柄となるよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0116】そこで、絵柄表示部60Lは、制御装置の
制御によって、アタリ組み合わせを構成する絵柄が、各
々、3個の表示位置の表示絵柄となるよう、絵柄の動的
変化表示を終了する。
【0117】絵柄表示部60Lが絵柄の動的変化表示を
終了した後、変動入賞部53Lは、制御装置の制御によ
って、16回だけ、入賞可能状態への変化およびその解
除を行なう。
【0118】なお、制御装置は、アタリを成立させない
と決定した場合には、いずれかのハズレ組み合わせを決
定し、決定したハズレ組み合わせを構成する絵柄が表示
絵柄となるよう、絵柄表示部60Lを制御するようにす
る。
【0119】変動入賞部53Lの動作が終了すると、第
1の実施形態のパチンコ遊技機においては、遊技領域1
00Rでアタリが成立しやすくなる。
【0120】これは、制御装置が、絵柄表示部60Rに
ついて用いる確率を、確率E1よりもアタリが成立しや
すくなるような、予め定められた確率E2とすること
で、実現可能である。すなわち、制御装置は、最後にア
タリが成立した遊技領域100に対応する絵柄表示部6
0について用いる確率を、確率E1とし、最後にアタリ
が成立した遊技領域100ではない遊技領域100に対
応する絵柄表示部60について用いる確率を、確率E2
とする。
【0121】これにより、大抵の遊技者は、より多くの
パチンコ玉を獲得するために、アタリが成立しやすい遊
技領域100R、すなわち、最後にアタリが成立した遊
技領域100Lではない遊技領域100Rに配置されて
いる絵柄表示部60Rにパチンコ玉を入賞させるべく、
発射ハンドル21を操作することとなる。
【0122】なお、特定入賞部52Rにパチンコ玉が入
賞した場合の動作は、制御装置が絵柄表示部60Rにつ
いて用いる確率が確率E2である点を除けば、上述し
た、特定入賞部52Lにパチンコ玉が入賞した場合の動
作と同様である。
【0123】一方、入賞部50〜51,特定入賞部52
L,特定入賞部52R,変動入賞部53L,変動入賞部
53Rのいずれにも入賞しなかったパチンコ玉は、アウ
ト玉排出部80に入り、アウト玉回収機構によって回収
される。
【0124】なお、パチンコ店には、店全体規模でのパ
チンコ玉管理システムが設けられており、上述したアウ
ト玉回収機構や入賞玉回収機構によって回収されたパチ
ンコ玉は、一旦、パチンコ玉管理システムに戻され、そ
の後、再び、貯溜部30への支払いや、遊技者への貸し
出しに用いられる。
【0125】遊技者は、遊技終了時に、手元に残ったパ
チンコ玉を、その個数に応じて、各種景品に交換するこ
とができる。これらの景品のうちの一部は、パチンコ店
の外部にある景品交換所において、さらに、現金と交換
可能なものもある。
【0126】次に、第1の実施形態のパチンコ遊技機の
動作を実現するための制御装置について、図5〜図17
を用いて説明する。
【0127】制御装置は、パチンコ遊技機の内部に設け
られており、パチンコ遊技機の動作を実現するための制
御を行なうものである。
【0128】図5は制御装置の構成図である。
【0129】図5において、500は制御装置、501
Lは左絵柄表示部制御装置、501Rは右絵柄表示部制
御装置、502は入賞部制御装置、503Lは左特定入
賞部制御装置、503Rは右特定入賞部制御装置、50
4Lは左入賞個数表示部制御装置、504Rは右入賞個
数表示部制御装置、505Lは左変動入賞部制御装置、
505Rは右変動入賞部制御装置、506はパチンコ玉
支払装置、507は効果音出力装置である。
【0130】まず、入賞部制御装置502について、図
6を用いて説明する。
【0131】図6に示すように、入賞部制御装置502
においては、センサ601が、入賞部50〜51にパチ
ンコ玉が入賞したことを検知すると、信号出力部602
が、その旨を示す入賞信号を、予め定められた期間だ
け、パチンコ玉支払装置506に出力するようになって
いる。
【0132】次に、左特定入賞部制御装置503Lにつ
いて、図7を用いて説明する。
【0133】図7に示すように、左特定入賞部制御装置
503Lにおいては、センサ701が、特定入賞部52
Lにパチンコ玉が入賞したことを検知すると、信号出力
部702が、その旨を示す特定入賞信号を、予め定めら
れた期間だけ、左入賞個数表示部制御装置504Lおよ
びパチンコ玉支払装置506に出力するようになってい
る。
【0134】なお、右特定入賞部制御装置503Rの構
成および動作は、上述した左特定入賞部制御装置503
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0135】次に、左入賞個数表示部制御装置504L
について、図8を用いて説明する。
【0136】なお、第1の実施形態のパチンコ遊技機に
おいては、予め用意された4個のランプを点灯/消灯す
ることにより、特定入賞部52Lに入賞したパチンコ玉
の個数を最大4個まで表示する入賞個数表示部90Lを
実現するようになっている。
【0137】図8に示すように、左入賞個数表示部制御
装置504Lは、4個のランプを点灯するための点灯部
801と、少なくとも1個のランプを点灯している間
に、その旨を示す点灯信号を左絵柄表示部制御装置50
1Lに出力するための信号出力部802とを備えてい
る。
【0138】点灯部801は、左特定入賞部制御装置5
03Lから特定入賞信号が出力される度に、4個のラン
プについて、その配置順に、1個ずつ点灯していくよう
にし、また、左絵柄表示部制御装置501Lから後述す
る消灯信号が出力される度に、4個のランプについて、
点灯したときの順と逆の順に、1個ずつ消灯しているよ
うにする。なお、点灯部801は、4個のランプを全て
点灯している場合に、左特定入賞部制御装置503Lか
ら特定入賞信号が出力されても、該特定入賞信号を無視
するようにする。
【0139】また、信号出力部802は、少なくとも1
個のランプを点灯している場合は、その旨を示す点灯信
号を、常時、左絵柄表示部制御装置501Lに出力する
ようになっている。
【0140】なお、右入賞個数表示部制御装置504R
の構成および動作は、上述した左入賞個数表示部制御装
置504Lの構成および動作から容易に推察可能である
ので、説明を省略する。
【0141】次に、左絵柄表示部制御装置501Lにつ
いて、図9〜図13を用いて説明する。
【0142】図9に示すように、左絵柄表示部制御装置
501Lは、プロセッサ901とメモリ902とを備え
ており、プロセッサ901がメモリ902に格納されて
いるプログラムを実行することにより、その動作を実現
する。
【0143】図10は左絵柄表示部制御装置501Lの
メモリ902の記憶内容の一部を示す図である。
【0144】図10に示すように、メモリ902には、
絵柄表示部60Lについて用いる確率が、確率E1であ
るか確率E2であるかを示すための確率フラグ1000
が確保されている。この確率フラグ1000は、「0」
が設定されているときには、確率E1を用いる旨を示
し、「1」が設定されているときには、確率E2を用い
る旨を示すものであり、初期値としては「0」が設定さ
れるようになっている。
【0145】そこで、図9に示すように、左絵柄表示部
制御装置501Lは、さらに、アタリが成立した旨を示
すアタリ信号が、右絵柄表示部制御装置501Rから出
力されてきた場合に、確率フラグ1000に「1」を設
定する設定部903を備えている。
【0146】図11は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ901の動作の流れを示すフローチャートで
ある。
【0147】図11に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lにおいて、プロセッサ901は、まず、左入
賞個数表示部制御装置504Lから点灯信号が出力され
ている場合には(ステップ1101)、ランプを1個分
だけ消灯するための消灯信号を左入賞個数表示部制御装
置504Lに出力する(ステップ1102)。
【0148】続いて、プロセッサ901は、3個の表示
位置における絵柄の動的変化表示を開始するよう、絵柄
表示部60Lを制御すると共に(ステップ1103)、
第1の効果音の出力指示を示す第1の出力指示信号を効
果音出力装置507に出力する(ステップ1104)。
【0149】続いて、プロセッサ901は、確率フラグ
1000を参照し(ステップ1105)、確率フラグ1
000に「0」が設定されている場合には、確率E1
従って、アタリを成立させるか否かを決定し(ステップ
1106)、確率フラグ1000に「1」が設定されて
いる場合には、確率E2に従って、アタリを成立させる
か否かを決定する(ステップ1107)。
【0150】ここで、アタリを成立させるか否かを決定
する処理について説明する。
【0151】例えば、確率E1は、アタリを成立させる
と決定する確率が「250分の1」となるような確率で
あり、確率E2は、アタリを成立させると決定する確率
が「30分の1」となるような確率であるようにするこ
とができる。
【0152】そして、プロセッサ901は、確率E1
用いる場合には、「1」〜「250」の範囲で乱数計算
を行ない、計算結果が「1」であるならば、アタリを成
立させると決定し、計算結果が「2」〜「250」であ
るならば、アタリを成立させないと決定するようにする
ことができる。また、プロセッサ901は、確率E2
用いる場合には、「1」〜「30」の範囲で乱数計算を
行ない、計算結果が「1」であるならば、アタリを成立
させると決定し、計算結果が「2」〜「30」であるな
らば、アタリを成立させないと決定するようにすること
ができる。
【0153】続いて、プロセッサ901は、アタリを成
立させると決定した場合には(ステップ1108)、ア
タリ処理を行ない(ステップ1109)、アタリを成立
させないと決定した場合には(ステップ1108)、ハ
ズレ処理を行なってから(ステップ1110)、ステッ
プ1101に戻る。
【0154】図12は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ901が行なうアタリ処理の処理フローチャ
ートである。
【0155】図12に示すように、アタリ処理におい
て、プロセッサ901は、まず、いずれかのアタリ組み
合わせを決定する(ステップ1201)。
【0156】ここで、アタリ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0157】上述したように、第1の実施形態のパチン
コ遊技機では、「A,A,A」〜「P,P,P」の16
種類のアタリ組み合わせが存在するので、プロセッサ9
01は、「1」〜「16」の範囲で乱数計算を行ない、
計算結果が「1」であるならば、「A,A,A」という
アタリ組み合わせを決定し、計算結果が「2」であるな
らば、「B,B,B」というアタリ組み合わせを決定
し、同様に、計算結果が「16」であるならば、「P,
P,P」というアタリ組み合わせを決定するようにする
ことができる。
【0158】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ1201で決定したアタリ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0159】具体的には、プロセッサ901は、予め定
められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ステ
ップ1201で決定したアタリ組み合わせのうちの1個
目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ1202)。
【0160】続いて、プロセッサ901は、予め定めら
れた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステップ
1201で決定したアタリ組み合わせのうちの2個目の
絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する(ス
テップ1203)。
【0161】なお、このときは、リーチがかかった状態
となるので、プロセッサ901は、第1の効果音の停止
指示を示す停止指示信号、および、第2の効果音の出力
指示を示す第2の出力指示信号を効果音出力装置507
に出力する(ステップ1204)。
【0162】さらに、プロセッサ901は、予め定めら
れた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステップ
1201で決定したアタリ組み合わせのうちの3個目の
絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する(ス
テップ1205)。
【0163】なお、このときは、アタリが成立したこと
となるので、プロセッサ901は、確率フラグ1000
に「0」を設定すると共に(ステップ1206)、アタ
リが成立した旨を示すアタリ信号を、左変動入賞部制御
装置505Lおよび右絵柄表示部制御装置501Rに出
力する(ステップ1207)。そして、プロセッサ90
1は、第2の効果音の停止指示を示す停止指示信号、お
よび、第3の効果音の出力指示を示す第3の出力指示信
号を効果音出力装置507に出力する(ステップ120
8)。
【0164】その後、プロセッサ901は、左変動入賞
部制御装置504Lから後述する終了信号が出力される
のを待って(ステップ1209)、第3の効果音の停止
指示を示す停止指示信号を効果音出力装置507に出力
してから(ステップ1210)、アタリ処理を終了す
る。
【0165】図13は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ901が行なうハズレ処理の処理フローチャ
ートである。
【0166】図13に示すように、ハズレ処理におい
て、プロセッサ901は、まず、いずれかのハズレ組み
合わせを決定する(ステップ1301)。
【0167】ここで、ハズレ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0168】上述したように、第1の実施形態のパチン
コ遊技機では、「A,A,A」〜「P,P,P」の16
通りのアタリ組み合わせが存在するので、16×16×
16−16=4080通りのハズレ組み合わせが存在す
る。そこで、プロセッサ901は、「1」〜「408
0」の範囲で乱数計算を行ない、計算結果が「1」であ
るならば、「A,A,B」というハズレ組み合わせを決
定し、計算結果が「2」であるならば、「A,A,C」
というハズレ組み合わせを決定し、同様に、計算結果が
「4080」であるならば、「P,P,O」というハズ
レ組み合わせを決定するようにすることができる。
【0169】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ1301で決定したハズレ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0170】具体的には、プロセッサ901は、予め定
められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ステ
ップ1301で決定したハズレ組み合わせのうちの1個
目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ1302)。
【0171】続いて、プロセッサ901は、予め定めら
れた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステップ
1301で決定したハズレ組み合わせのうちの2個目の
絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する(ス
テップ1303)。
【0172】なお、このとき、1個目の絵柄と2個目の
絵柄とが一致している場合には、リーチがかかった状態
となるので、このような場合には(ステップ130
4)、プロセッサ901は、第1の効果音の停止指示を
示す停止指示信号、および、第2の効果音の出力指示を
示す第2の出力指示信号を効果音出力装置507に出力
する(ステップ1305)。
【0173】さらに、プロセッサ901は、予め定めら
れた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステップ
1301で決定したハズレ組み合わせのうちの3個目の
絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する(ス
テップ1306)。
【0174】なお、このときは、アタリが成立しないこ
ととなるので、プロセッサ901は、第1の効果音また
は第2の効果音の停止指示を示す停止指示信号を効果音
出力装置507に出力してから(ステップ1307)、
ハズレ処理を終了する。
【0175】なお、右絵柄表示部制御装置501Rの構
成および動作は、上述した左絵柄表示部制御装置501
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0176】次に、左変動入賞部制御装置505Lにつ
いて、図14〜図15を用いて説明する。
【0177】図14に示すように、左変動入賞部制御装
置505Lにおいては、センサ1401が、変動入賞部
53Lにパチンコ玉が入賞したことを検知する度に、カ
ウンタ1402が、そのカウント値を、初期値「0」か
ら「1」ずつ加算していき、また、信号出力部1403
が、変動入賞部53Lにパチンコ玉が入賞した旨を示す
変動入賞信号を、予め定められた期間だけ、パチンコ玉
支払装置506に出力するようになっている。
【0178】また、左変動入賞部制御装置505Lは、
さらに、プロセッサ1404とメモリ1405とを備え
ており、プロセッサ1404がメモリ1405に格納さ
れているプログラムを実行することにより、その動作を
実現する。
【0179】図15は左変動入賞部制御装置505Lの
プロセッサ1404の動作の流れを示すフローチャート
である。
【0180】図15に示すように、左変動入賞部制御装
置505Lにおいて、プロセッサ1404は、左絵柄表
示部制御装置501Lからアタリ信号が出力されると
(ステップ1501)、変数Nに初期値である「16」
を設定してから(ステップ1502)、蓋を開放して入
賞可能状態に変化するよう、変動入賞部53Lを制御す
る(ステップ1503)。
【0181】これにより、変動入賞部53Lは、蓋を開
放して入賞可能状態に変化し、変動入賞部53Lが蓋を
開放している間に変動入賞部53Lに入賞したパチンコ
玉の個数が、カウンタ1402によって計数されること
となる。
【0182】続いて、プロセッサ1404は、30秒が
経過するか(ステップ1504)、または、30秒が経
過する前にカウンタ1402のカウント値が「10」に
達した場合は(ステップ1505)、蓋を閉鎖して入賞
可能状態を解除するよう、変動入賞部53Lを制御する
(ステップ1506)。
【0183】これにより、変動入賞部53Lは、蓋を閉
鎖して入賞可能状態を解除する。
【0184】続いて、プロセッサ1504は、カウンタ
1402のカウント値を初期化すると共に(ステップ1
507)、変数Nから「1」を減算する(ステップ15
08)。
【0185】変数Nから「1」を減算した結果、変数N
の値が「1」となったか否かを判定し(ステップ150
9)、「1」となっていない場合は、ステップ1503
に戻り、「1」となった場合は、左絵柄表示部制御装置
501Lに、変動入賞部53Lの入賞可能状態への変化
が全て終了した旨を示す終了信号を出力する(ステップ
1510)。
【0186】なお、右変動入賞部制御装置505Rの構
成および動作は、上述した左変動入賞部制御装置505
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0187】次に、効果音出力装置507について、図
16を用いて説明する。
【0188】図16に示すように、効果音出力装置50
7は、第1の効果音を表す第1の効果音データを記憶し
ている第1の効果音記憶部1601と、第2の効果音を
表す第2の効果音データを記憶している第2の効果音記
憶部1602と、第3の効果音を表す第3の効果音デー
タを記憶している第3の効果音記憶部1603と、第1
の効果音記憶部1601に記憶されている第1の効果音
データを読み出して、第1の効果音を再生・出力する第
1の再生部1604と、第2の効果音記憶部1602に
記憶されている第2の効果音データを読み出して、第2
の効果音を再生・出力する第2の再生部1605と、第
3の効果音記憶部1603に記憶されている第3の効果
音データを読み出して、第3の効果音を再生・出力する
第3の再生部1606と、第1の再生部1604〜第3
の再生部1606の動作を制御する再生制御部1607
とを備えている。
【0189】さらに、図16に示すように、再生制御部
1607は、左絵柄表示部制御装置501Lおよび右絵
柄表示部制御装置501Rの各々について、第1の効果
音〜第3の効果音のいずれの出力が指示されているかを
示すための効果音情報領域1608〜1609を格納し
たメモリ1610を備えている。
【0190】1608は左絵柄表示部制御装置501L
から出力が指示されている効果音を示す情報を設定する
ための左効果音情報領域であり、1609は右絵柄表示
部制御装置501Rから出力が指示されている効果音を
示す情報を設定するための右効果音情報領域である。
【0191】いずれの効果音情報領域1608〜160
9も、第1の効果音の出力が指示されている場合には、
「1」が設定され、第2の効果音の出力が指示されてい
る場合には、「2」が設定され、第3の効果音の出力が
指示されている場合には、「3」が設定され、第1の効
果音〜第3の効果音のいずれの出力も指示されていない
場合には、初期値である「0」が設定されるようになっ
ている。
【0192】すなわち、再生制御部1607は、左絵柄
表示部制御装置501Lから第1の出力指示信号が出力
された場合に、左効果音情報領域1608に「1」を設
定し、左絵柄表示部制御装置501Lから第2の出力指
示信号が出力された場合に、左効果音情報領域1608
に「2」を設定し、左絵柄表示部制御装置501Lから
第3の出力指示信号が出力された場合に、左効果音情報
領域1608に「3」を設定し、左絵柄表示部制御装置
501Lから出力停止信号が出力された場合に、左効果
音情報領域1608に「0」を設定する。
【0193】また、再生制御部1607は、右絵柄表示
部制御装置501Rから第1の出力指示信号が出力され
た場合に、右効果音情報領域1609に「1」を設定
し、右絵柄表示部制御装置501Rから第2の出力指示
信号が出力された場合に、右効果音情報領域1609に
「2」を設定し、右絵柄表示部制御装置501Rから第
3の出力指示信号が出力された場合に、右効果音情報領
域1609に「3」を設定し、右絵柄表示部制御装置5
01Rから出力停止信号が出力された場合に、右効果音
情報領域1609に「0」を設定する。
【0194】そして、再生制御部1607は、以下に説
明するような規則に基づいて、第1の再生部1604〜
第3の再生部1606を制御する。
【0195】すなわち、再生制御部1607は、左効果
音情報領域1608および右効果音情報領域1609の
いずれかの設定値を変更したときに、左効果音情報領域
1608および右効果音情報領域1609の設定値を比
較し、大きい方の値に対応する再生部の動作を開始させ
る。
【0196】例えば、左効果音情報領域1608および
右効果音情報領域1609の両方に「1」が設定されて
いる場合(すなわち、絵柄表示部60L,60Rが共に
絵柄の動的変化表示を行なっている場合)を考える。な
お、この場合は、第1の再生部1604が動作を行な
い、第1の効果音を再生・出力している。
【0197】そして、絵柄表示部60Rの動作によって
リーチがかかった状態となり、右絵柄表示部制御装置5
01Rから停止指示信号および第2の出力指示信号が出
力されたとすると、再生制御部1607は、右効果音情
報領域1609に「0」を設定してから直ちに「2」を
設定することとなるが、このとき、左効果音情報領域1
608の設定値である「1」より、右効果音情報領域1
609の設定値である「2」の方が大きいことから、そ
の時点で動作中である第1の再生部1604の動作を停
止させ、第2の再生部1605の動作を始動させる。
【0198】その後は、第3の右絵柄表示部制御装置5
01Rから停止指示信号および第3の出力指示信号が出
力されてくるので、再生制御部1607は、右効果音情
報領域1609に「0」を設定してから直ちに「3」を
設定し、その時点で動作中である第2の再生部1605
の動作を停止させ、第3の再生部1606の動作を始動
させる。
【0199】また、さらにその後は、第3の右絵柄表示
部制御装置501Rから停止指示信号が出力されてくる
ので、再生制御部1607は、右効果音情報領域160
9に「0」を設定するが、このとき、右効果音情報領域
1610の設定値である「0」より、左効果音情報領域
1608の設定値である「1」の方が大きいことから、
その時点で動作中である第3の再生部1606の動作を
停止させ、第1の再生部1604の動作を始動させる。
【0200】なお、ここでは、効果音出力装置507が
出力する効果音が電子音であるように説明しているが、
予めテープに録音されているような効果音であってもよ
い。
【0201】次に、パチンコ玉支払装置506につい
て、図17を用いて説明する。
【0202】パチンコ玉支払装置506は、図17に示
すように、各パチンコ遊技機のアウト玉回収機構や入賞
玉回収機構によって回収された大量のパチンコ玉が貯溜
されているパチンコ玉貯溜装置を有するパチンコ玉管理
システムと、各パチンコ遊技機の貯溜部30との間を結
ぶパチンコ玉の供給路1701を備えており、さらに、
供給路1701を開通させたり遮断させたりすることに
よって貯溜部30にパチンコ玉を支払う支払制御部17
02を備えている。
【0203】供給路1701は、パチンコ玉の直径相当
の直径を有する筒をなしており、パチンコ玉貯溜装置か
ら支払制御部1702までの間の供給路1701には、
パチンコ玉が1個ずつ列をなして並んでいる。
【0204】支払制御部1702は、通常時は、供給路
1701を遮断するようにしておき、入賞部制御装置5
02から入賞信号が出力された場合、または、左特定入
賞部制御装置503Lや右特定入賞部制御装置503R
から特定入賞信号が出力された場合に、10個のパチン
コ玉を貯溜部30に支払うようにし、左変動入賞部制御
装置505Lや右変動入賞部制御装置505Rから変動
入賞信号が出力された場合に、15個のパチンコ玉を貯
溜部30に支払うようにする。
【0205】すなわち、支払制御部1702は、パチン
コ玉を支払う際に、供給路1701を開通するように
し、供給路1701が開通している間に通過したパチン
コ玉の個数を計数し、該当する個数分のパチンコ玉が通
過すると、再び供給路1701を遮断するように動作す
る。
【0206】以上説明したように、第1の実施形態のパ
チンコ遊技機によれば、遊技盤10が2個の遊技領域1
00R,100Lを有するようにしており、これらの遊
技領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60
L,60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変
動入賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化するよう
になっているので、従来のパチンコ遊技機で活用されて
いなかった遊技盤10の右半分の領域が活用されるとい
う効果がある。
【0207】特に、第1の実施形態のパチンコ遊技機に
よれば、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、もう一方の
遊技領域100でアタリが成立しやすくなるようにして
いるので、大抵の遊技者が、最後にアタリが成立した遊
技領域100ではない、もう一方の遊技領域100に配
置されている絵柄表示部60にパチンコ玉を入賞させる
べく、発射ハンドル21を操作することとなるので、必
然的に、遊技盤10の全面が活用されることとなる。
【0208】さらに、第1の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2
台分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域10
0L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた
総合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0209】ところで、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機においては、確率E1および確率E2を用いる
ことで、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、もう一方の
遊技領域100でアタリが成立しやすくなるようにして
いるが、一方の遊技領域100のみでアタリが成立して
いく度に、段階的に、該遊技領域100でアタリが成立
しにくくなっていくようにしてもよい。
【0210】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第2の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0211】第2の実施形態のパチンコ遊技機では、左
絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置5
01Rがアタリを成立させるか否かを決定する際に、確
率E11〜確率E15の5種類の確率を用いるようにした場
合について説明する。
【0212】これらの確率E11〜確率E15は、例えば、
確率E11>確率E12>確率E13>確率E14>確率E15
いう優先順位を有し、優先順位が高いほど、アタリが成
立しやすくなるような確率であり、確率E15は、全くア
タリが成立しないような確率であるようにすることがで
きる。
【0213】そして、第2の実施形態のパチンコ遊技機
においては、これらの確率E11〜確率E15を用いる左絵
柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置50
1Rの構成および動作が、後述するように、上述した第
1の実施形態のパチンコ遊技機とは異なるものとなる。
【0214】ただし、第2の実施形態のパチンコ遊技機
においては、最後にアタリが成立した遊技領域が遊技領
域100L,100Rのいずれであるか、および、最後
に成立したアタリが、もう一方の遊技領域100でアタ
リが成立してから何回目のアタリであるかを、遊技者が
分かるようにすることが好ましい。
【0215】これは、例えば、図18に示すように、2
個の絵柄表示部60L,60Rの周囲に装飾ランプ30
0L,300Rを設け、最後にアタリが成立した方の装
飾ランプ300を点灯するようにすると共に、もう一方
の遊技領域100でアタリが成立してから何回目のアタ
リであるかを示す回数を表示する表示装置1800L,
1800Rを設けるようにすることで、実現可能であ
る。また、例えば、図19に示すように、最後にアタリ
が成立した遊技領域100を示す「左」/「右」、およ
び、もう一方の遊技領域100でアタリが成立してから
何回目のアタリであるかを示す回数を表示する表示装置
1900を設けるようにすることで、実現可能である。
【0216】ここで、左絵柄表示部制御装置501Lに
ついて、図20〜図23を用いて説明する。
【0217】図20に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、プロセッサ2001とメモリ2002と
を備えており、プロセッサ2001がメモリ2002に
格納されているプログラムを実行することにより、その
動作を実現する。
【0218】図21は左絵柄表示部制御装置501Lの
メモリ2002の記憶内容の一部を示す図である。
【0219】図21に示すように、メモリ2002に
は、絵柄表示部60Lについて用いる確率が、確率E11
〜確率E15のいずれであるかを示すための確率情報領域
2100が確保されている。この確率情報領域2100
は、「0」が設定されているときには、確率E11を用い
る旨を示し、「1」が設定されているときには、確率E
12を用いる旨を示し、「2」が設定されているときに
は、確率E13を用いる旨を示し、「3」が設定されてい
るときには、確率E14を用いる旨を示し、「4」が設定
されているときには、確率E15を用いる旨を示すもので
あり、初期値としては「0」が設定されるようになって
いる。
【0220】なお、確率情報領域2100の値は、後述
するように、プロセッサ2001によって設定される
が、図20に示すように、左絵柄表示部制御装置501
Lは、さらに、アタリが成立した旨を示すアタリ信号
が、右絵柄表示部制御装置501Rから出力されてきた
場合に、確率情報領域2100の設定値を初期化する初
期化部2003を備えている。
【0221】図22は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ2001の動作の流れを示すフローチャート
である。
【0222】図22に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lにおいて、プロセッサ2001は、まず、左
入賞個数表示部制御装置504Lから点灯信号が出力さ
れている場合には(ステップ2201)、ランプを1個
分だけ消灯するための消灯信号を左入賞個数表示部制御
装置504Lに出力する(ステップ2202)。
【0223】続いて、プロセッサ2001は、3個の表
示位置における絵柄の動的変化表示を開始するよう、絵
柄表示部60Lを制御すると共に(ステップ220
3)、第1の効果音の出力指示を示す第1の出力指示信
号を効果音出力装置507に出力する(ステップ220
4)。
【0224】続いて、プロセッサ2001は、確率情報
領域2100の設定値に応じた確率を選択し(ステップ
2205)、選択した確率に従って、アタリを成立させ
るか否かを決定する(ステップ2206)。
【0225】すなわち、プロセッサ2001は、確率情
報領域2100に「0」が設定されているならば、確率
11に従って、アタリを成立させるか否かを決定し、確
率情報領域2100に「1」が設定されているならば、
確率E12に従って、アタリを成立させるか否かを決定
し、同様に、確率情報領域2100に「4」が設定され
ているならば、確率E15に従って、アタリを成立させる
か否かを決定する。
【0226】ここで、アタリを成立させるか否かを決定
する処理について説明する。
【0227】例えば、確率E11は、アタリを成立させる
と決定する確率が「250分の1」となるような確率で
あり、確率E12は、アタリを成立させると決定する確率
が「500分の1」となるような確率であり、確率E13
は、アタリを成立させると決定する確率が「750分の
1」となるような確率であり、確率E14は、アタリを成
立させると決定する確率が「1000分の1」となるよ
うな確率であり、確率E15は、アタリを成立させると決
定する確率が「0」となるような確率であるようにする
ことができる。
【0228】そして、プロセッサ2001は、確率E11
を用いる場合には、「1」〜「250」の範囲で乱数計
算を行ない、計算結果が「1」であるならば、アタリを
成立させると決定し、計算結果が「2」〜「250」で
あるならば、アタリを成立させないと決定するようにす
ることができる。また、プロセッサ2001は、確率E
12を用いる場合には、「1」〜「500」の範囲で乱数
計算を行ない、計算結果が「1」であるならば、アタリ
を成立させると決定し、計算結果が「2」〜「500」
であるならば、アタリを成立させないと決定するように
することができる。また、プロセッサ2001は、確率
13を用いる場合には、「1」〜「750」の範囲で乱
数計算を行ない、計算結果が「1」であるならば、アタ
リを成立させると決定し、計算結果が「2」〜「75
0」であるならば、アタリを成立させないと決定するよ
うにすることができる。また、プロセッサ2001は、
確率E14を用いる場合には、「1」〜「1000」の範
囲で乱数計算を行ない、計算結果が「1」であるなら
ば、アタリを成立させると決定し、計算結果が「2」〜
「1000」であるならば、アタリを成立させないと決
定するようにすることができる。
【0229】ただし、プロセッサ2001は、確率E15
を用いる場合には、無条件に、アタリを成立させないと
決定するようにする。
【0230】続いて、プロセッサ2001は、アタリを
成立させると決定した場合には(ステップ2207)、
アタリ処理を行ない(ステップ2208)、アタリを成
立させないと決定した場合には(ステップ2207)、
ハズレ処理を行なってから(ステップ2209)、ステ
ップ2201に戻る。
【0231】図23は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ2001が行なうアタリ処理の処理フローチ
ャートである。
【0232】図23に示すように、アタリ処理におい
て、プロセッサ2001は、まず、いずれかのアタリ組
み合わせを決定する(ステップ2301)。
【0233】ここで、アタリ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0234】第2の実施形態のパチンコ遊技機において
も、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、「A,A,A」〜「P,P,P」の16種類のアタ
リ組み合わせが存在するものとする。そこで、プロセッ
サ2001は、「1」〜「16」の範囲で乱数計算を行
ない、計算結果が「1」であるならば、「A,A,A」
というアタリ組み合わせを決定し、計算結果が「2」で
あるならば、「B,B,B」というアタリ組み合わせを
決定し、同様に、計算結果が「16」であるならば、
「P,P,P」というアタリ組み合わせを決定するよう
にすることができる。
【0235】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ2301で決定したアタリ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0236】具体的には、プロセッサ2001は、予め
定められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ス
テップ2301で決定したアタリ組み合わせのうちの1
個目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御す
る(ステップ2302)。
【0237】続いて、プロセッサ2001は、予め定め
られた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステッ
プ2301で決定したアタリ組み合わせのうちの2個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ2303)。
【0238】なお、このときは、リーチがかかった状態
となるので、プロセッサ2001は、第1の効果音の停
止指示を示す停止指示信号、および、第2の効果音の出
力指示を示す第2の出力指示信号を効果音出力装置50
7に出力する(ステップ2304)。
【0239】さらに、プロセッサ2001は、予め定め
られた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステッ
プ2301で決定したアタリ組み合わせのうちの3個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ2305)。
【0240】なお、このときは、アタリが成立したこと
となるので、プロセッサ2001は、確率情報領域21
00に「1」を加算すると共に(ステップ2306)、
アタリが成立した旨を示すアタリ信号を、左変動入賞部
制御装置505Lおよび右絵柄表示部制御装置501R
に出力する(ステップ2307)。そして、プロセッサ
2001は、第2の効果音の停止指示を示す停止指示信
号、および、第3の効果音の出力指示を示す第3の出力
指示信号を効果音出力装置507に出力する(ステップ
2308)。
【0241】その後、プロセッサ2001は、左変動入
賞部制御装置504Lから後述する終了信号が出力され
るのを待って(ステップ2309)、第3の効果音の停
止指示を示す停止指示信号を効果音出力装置507に出
力してから(ステップ2310)、アタリ処理を終了す
る。
【0242】なお、左絵柄表示部制御装置501Lのプ
ロセッサ2001が行なうハズレ処理の処理フローチャ
ートは、図13に示した処理フローチャートと同様であ
る。
【0243】また、右絵柄表示部制御装置501Rの構
成および動作は、上述した左絵柄表示部制御装置501
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0244】以上説明したように、第2の実施形態のパ
チンコ遊技機によれば、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域10
0R,100Lを有するようにしており、これらの遊技
領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60L,
60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変動入
賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化するようにな
っているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていな
かった遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効
果がある。
【0245】特に、第2の実施形態のパチンコ遊技機に
よれば、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100のみでアタリが成立していく度に、段階
的に、該遊技領域100でアタリが成立しにくくなるよ
うにしているので、大抵の遊技者が、最後にアタリが成
立した遊技領域100ではない、もう一方の遊技領域1
00に配置されている絵柄表示部60にパチンコ玉を入
賞させるべく、発射ハンドル21を操作することとなる
ので、必然的に、遊技盤10の全面が活用されることと
なる。
【0246】さらに、第2の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2台
分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域100
L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた総
合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0247】なお、第2の実施形態のパチンコ遊技機に
おいては、5種類の確率E11〜確率E15を用いるように
しているが、これに限定されるものではない。
【0248】また、第2の実施形態のパチンコ遊技機
は、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と組み合
わせて、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、もう一方の
遊技領域100でアタリが成立しやすくなるようにして
もよい。
【0249】さらに、第2の実施形態のパチンコ遊技機
においては、一方の遊技領域100のみでアタリが成立
していく度に、段階的に、該遊技領域100でアタリが
成立しにくくなっていくようにしているが、これとは逆
に、一方の遊技領域100のみでアタリが成立していく
度に、段階的に、もう一方の遊技領域100でアタリが
成立しやすくなっていくようにしてもよい。
【0250】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第3の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0251】第3の実施形態のパチンコ遊技機では、左
絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置5
01Rがアタリを成立させるか否かを決定する際に、確
率E 21〜確率E24の4種類の確率を用いるようにした場
合について説明する。
【0252】これらの確率E21〜確率E24は、例えば、
確率E21<確率E22<確率E23<確率E24という優先順
位を有し、優先順位が高いほど、アタリが成立しやすく
なるような確率であるようにすることができる。
【0253】そして、第3の実施形態のパチンコ遊技機
においては、これらの確率E21〜確率E24を用いる左絵
柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置50
1Rの構成および動作が、後述するように、上述した第
1の実施形態のパチンコ遊技機とは異なるものとなる。
【0254】ただし、第3の実施形態のパチンコ遊技機
においても、上述した第2の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、最後にアタリが成立した遊技領域が遊技領域
100L,100Rのいずれであるか、および、最後に
成立したアタリが、もう一方の遊技領域100でアタリ
が成立してから何回目のアタリであるかを、遊技者が分
かるようにすることが好ましい。
【0255】ここで、左絵柄表示部制御装置501Lに
ついて、図24〜図27を用いて説明する。
【0256】図24に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、プロセッサ2401とメモリ2402と
を備えており、プロセッサ2401がメモリ2402に
格納されているプログラムを実行することにより、その
動作を実現する。
【0257】図25は左絵柄表示部制御装置501Lの
メモリ2402の記憶内容の一部を示す図である。
【0258】図25に示すように、メモリ2402に
は、絵柄表示部60Lについて用いる確率が、確率E21
〜確率E24のいずれであるかを示すための確率情報領域
2500が確保されている。この確率情報領域2500
は、「0」が設定されているときには、確率E21を用い
る旨を示し、「1」が設定されているときには、確率E
22を用いる旨を示し、「2」が設定されているときに
は、確率E23を用いる旨を示し、「3」が設定されてい
るときには、確率E24を用いる旨を示すものであり、初
期値としては「0」が設定されるようになっている。
【0259】なお、確率情報領域2500の設定値は、
後述するように、プロセッサ2401によって初期化さ
れるが、図24に示すように、左絵柄表示部制御装置5
01Lは、さらに、アタリが成立した旨を示すアタリ信
号が、右絵柄表示部制御装置501Rから出力されてき
た場合に、確率情報領域2100の設定値を「1」加算
する加算部2403を備えている。
【0260】図26は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ2401の動作の流れを示すフローチャート
である。
【0261】図26に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lにおいて、プロセッサ2401は、まず、左
入賞個数表示部制御装置504Lから点灯信号が出力さ
れている場合には(ステップ2601)、ランプを1個
分だけ消灯するための消灯信号を左入賞個数表示部制御
装置504Lに出力する(ステップ2602)。
【0262】続いて、プロセッサ2401は、3個の表
示位置における絵柄の動的変化表示を開始するよう、絵
柄表示部60Lを制御すると共に(ステップ260
3)、第1の効果音の出力指示を示す第1の出力指示信
号を効果音出力装置507に出力する(ステップ260
4)。
【0263】続いて、プロセッサ2401は、確率情報
領域2500の設定値に応じた確率を選択し(ステップ
2605)、選択した確率に従って、アタリを成立させ
るか否かを決定する(ステップ2606)。
【0264】すなわち、プロセッサ2401は、確率情
報領域2500に「0」が設定されているならば、確率
21に従って、アタリを成立させるか否かを決定し、確
率情報領域2500に「1」が設定されているならば、
確率E22に従って、アタリを成立させるか否かを決定
し、同様に、確率情報領域2500に「3」が設定され
ているならば、確率E24に従って、アタリを成立させる
か否かを決定する。
【0265】ここで、アタリを成立させるか否かを決定
する処理について説明する。
【0266】例えば、確率E21は、アタリを成立させる
と決定する確率が「250分の1」となるような確率で
あり、確率E22は、アタリを成立させると決定する確率
が「125分の1」となるような確率であり、確率E23
は、アタリを成立させると決定する確率が「70分の
1」となるような確率であり、確率E24は、アタリを成
立させると決定する確率が「30分の1」となるような
確率であるようにすることができる。
【0267】そして、プロセッサ2401は、確率E21
を用いる場合には、「1」〜「250」の範囲で乱数計
算を行ない、計算結果が「1」であるならば、アタリを
成立させると決定し、計算結果が「2」〜「250」で
あるならば、アタリを成立させないと決定するようにす
ることができる。また、プロセッサ2401は、確率E
22を用いる場合には、「1」〜「125」の範囲で乱数
計算を行ない、計算結果が「1」であるならば、アタリ
を成立させると決定し、計算結果が「2」〜「125」
であるならば、アタリを成立させないと決定するように
することができる。また、プロセッサ2401は、確率
23を用いる場合には、「1」〜「70」の範囲で乱数
計算を行ない、計算結果が「1」であるならば、アタリ
を成立させると決定し、計算結果が「2」〜「70」で
あるならば、アタリを成立させないと決定するようにす
ることができる。また、プロセッサ2401は、確率E
24を用いる場合には、「1」〜「30」の範囲で乱数計
算を行ない、計算結果が「1」であるならば、アタリを
成立させると決定し、計算結果が「2」〜「30」であ
るならば、アタリを成立させないと決定するようにする
ことができる。
【0268】続いて、プロセッサ2401は、アタリを
成立させると決定した場合には(ステップ2607)、
アタリ処理を行ない(ステップ2608)、アタリを成
立させないと決定した場合には(ステップ2607)、
ハズレ処理を行なってから(ステップ2609)、ステ
ップ2601に戻る。
【0269】図27は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ2401が行なうアタリ処理の処理フローチ
ャートである。
【0270】図27に示すように、アタリ処理におい
て、プロセッサ2401は、まず、いずれかのアタリ組
み合わせを決定する(ステップ2701)。
【0271】ここで、アタリ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0272】第2の実施形態のパチンコ遊技機において
も、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、「A,A,A」〜「P,P,P」の16種類のアタ
リ組み合わせが存在するものとする。そこで、プロセッ
サ2401は、「1」〜「16」の範囲で乱数計算を行
ない、計算結果が「1」であるならば、「A,A,A」
というアタリ組み合わせを決定し、計算結果が「2」で
あるならば、「B,B,B」というアタリ組み合わせを
決定し、同様に、計算結果が「16」であるならば、
「P,P,P」というアタリ組み合わせを決定するよう
にすることができる。
【0273】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ2701で決定したアタリ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0274】具体的には、プロセッサ2401は、予め
定められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ス
テップ2701で決定したアタリ組み合わせのうちの1
個目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御す
る(ステップ2702)。
【0275】続いて、プロセッサ2401は、予め定め
られた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステッ
プ2701で決定したアタリ組み合わせのうちの2個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ2703)。
【0276】なお、このときは、リーチがかかった状態
となるので、プロセッサ2401は、第1の効果音の停
止指示を示す停止指示信号、および、第2の効果音の出
力指示を示す第2の出力指示信号を効果音出力装置50
7に出力する(ステップ2704)。
【0277】さらに、プロセッサ2401は、予め定め
られた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステッ
プ2701で決定したアタリ組み合わせのうちの3個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ2705)。
【0278】なお、このときは、アタリが成立したこと
となるので、プロセッサ2401は、確率情報領域25
00を「0」に初期化すると共に(ステップ270
6)、アタリが成立した旨を示すアタリ信号を、左変動
入賞部制御装置505Lおよび右絵柄表示部制御装置5
01Rに出力する(ステップ2707)。そして、プロ
セッサ2401は、第2の効果音の停止指示を示す停止
指示信号、および、第3の効果音の出力指示を示す第3
の出力指示信号を効果音出力装置507に出力する(ス
テップ2708)。
【0279】その後、プロセッサ2401は、左変動入
賞部制御装置504Lから後述する終了信号が出力され
るのを待って(ステップ2709)、第3の効果音の停
止指示を示す停止指示信号を効果音出力装置507に出
力してから(ステップ2710)、アタリ処理を終了す
る。
【0280】なお、左絵柄表示部制御装置501Lのプ
ロセッサ2401が行なうハズレ処理の処理フローチャ
ートは、図13に示した処理フローチャートと同様であ
る。
【0281】また、右絵柄表示部制御装置501Rの構
成および動作は、上述した左絵柄表示部制御装置501
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0282】以上説明したように、第3の実施形態のパ
チンコ遊技機によれば、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域10
0R,100Lを有するようにしており、これらの遊技
領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60L,
60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変動入
賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化するようにな
っているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていな
かった遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効
果がある。
【0283】特に、第3の実施形態のパチンコ遊技機に
よれば、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100のみでアタリが成立していく度に、段階
的に、もう一方の遊技領域100でアタリが成立しやす
くなるようにしているので、大抵の遊技者が、最後にア
タリが成立した遊技領域100ではない、もう一方の遊
技領域100に配置されている絵柄表示部60にパチン
コ玉を入賞させるべく、発射ハンドル21を操作するこ
ととなるので、必然的に、遊技盤10の全面が活用され
ることとなる。
【0284】さらに、第3の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2台
分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域100
L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた総
合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0285】なお、第3の実施形態のパチンコ遊技機に
おいては、4種類の確率E21〜確率E24を用いるように
しているが、これに限定されるものではない。
【0286】また、第3の実施形態のパチンコ遊技機
は、上述した第2の実施形態のパチンコ遊技機と組み合
わせて、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100のみでアタリが成立していく度に、段階
的に、該遊技領域100でアタリが成立しにくくなるよ
うにしてもよい。
【0287】なお、上述した第1の実施形態〜第3の実
施形態のパチンコ遊技機は、いずれも、アタリを成立さ
せるか否かを決定する際に用いる確率を変更するように
しているが、変動入賞部53L,53Rが入賞可能状態
に変化する回数(以下、「ラウンド数」と称す。)を変
更するようにしてもよい。
【0288】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第4の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0289】第4の実施形態のパチンコ遊技機では、遊
技領域100L,100Rのいずれか一方の遊技領域1
00でアタリが成立した場合に、次のアタリがもう一方
の遊技領域100で成立したならば、該もう一方の遊技
領域100に対応する変動入賞部53のラウンド数を大
きい値に変更するようにしている。
【0290】なお、第4の実施形態のパチンコ遊技機で
は、「16回」および「30回」という2種類のラウン
ド数を用意した例について説明する。
【0291】そして、第4の実施形態のパチンコ遊技機
においては、これらのラウンド数のいずれかを選択する
左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置
501Rの構成および動作と、選択されたラウンド数だ
け入賞可能状態に変化する左変動入賞部制御装置505
L,右変動入賞部制御装置505Rの動作とが、後述す
るように、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
は異なるものとなる。
【0292】ただし、第4の実施形態のパチンコ遊技機
においても、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、最後にアタリが成立した遊技領域が遊技領域
100L,100Rのいずれであるかを遊技者が分かる
ようにすることが好ましい。
【0293】まず、左絵柄表示部制御装置501Lにつ
いて、図28〜図31を用いて説明する。
【0294】図28に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、プロセッサ2801とメモリ2802と
を備えており、プロセッサ2801がメモリ2802に
格納されているプログラムを実行することにより、その
動作を実現する。
【0295】図29は左絵柄表示部制御装置501Lの
メモリ2802の記憶内容の一部を示す図である。
【0296】図29に示すように、メモリ2802に
は、「16回」および「30回」のいずれのラウンド数
を選択するかを示すためのラウンドフラグ2900が確
保されている。このラウンドフラグ2900は、「0」
が設定されているときには、「16回」を選択する旨を
示し、「1」が設定されているときには、「30回」を
選択する旨を示すものであり、初期値としては「0」が
設定されるようになっている。
【0297】なお、ラウンドフラグ2900の設定値
は、後述するように、プロセッサ2801によって初期
化されるが、図28に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、さらに、アタリが成立した旨を示すアタ
リ信号が、右絵柄表示部制御装置501Rから出力され
てきた場合に、ラウンドフラグ2900に「1」を設定
する設定部2803を備えている。
【0298】図30は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ2801の動作の流れを示すフローチャート
である。
【0299】図30に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lにおいて、プロセッサ2801は、まず、左
入賞個数表示部制御装置504Lから点灯信号が出力さ
れている場合には(ステップ3001)、ランプを1個
分だけ消灯するための消灯信号を左入賞個数表示部制御
装置504Lに出力する(ステップ3002)。
【0300】続いて、プロセッサ2801は、3個の表
示位置における絵柄の動的変化表示を開始するよう、絵
柄表示部60Lを制御すると共に(ステップ300
3)、第1の効果音の出力指示を示す第1の出力指示信
号を効果音出力装置507に出力する(ステップ300
4)。
【0301】続いて、プロセッサ2801は、予め定め
た確率Eに従って、アタリを成立させるか否かを決定す
る(ステップ3005)。
【0302】ここで、アタリを成立させるか否かを決定
する処理について説明する。
【0303】例えば、確率Eは、アタリを成立させると
決定する確率が「250分の1」となるような確率であ
るようにすることができる。
【0304】そして、プロセッサ2801は、「1」〜
「250」の範囲で乱数計算を行ない、計算結果が
「1」であるならば、アタリを成立させると決定し、計
算結果が「2」〜「250」であるならば、アタリを成
立させないと決定するようにすることができる。
【0305】続いて、プロセッサ2801は、アタリを
成立させると決定した場合には(ステップ3006)、
アタリ処理を行ない(ステップ3007)、アタリを成
立させないと決定した場合には(ステップ3006)、
ハズレ処理を行なってから(ステップ3008)、ステ
ップ3001に戻る。
【0306】図31は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ2801が行なうアタリ処理の処理フローチ
ャートである。
【0307】図31に示すように、アタリ処理におい
て、プロセッサ2801は、まず、いずれかのアタリ組
み合わせを決定する(ステップ3101)。
【0308】ここで、アタリ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0309】第4の実施形態のパチンコ遊技機において
も、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、「A,A,A」〜「P,P,P」の16種類のアタ
リ組み合わせが存在するものとする。そこで、プロセッ
サ2801は、「1」〜「16」の範囲で乱数計算を行
ない、計算結果が「1」であるならば、「A,A,A」
というアタリ組み合わせを決定し、計算結果が「2」で
あるならば、「B,B,B」というアタリ組み合わせを
決定し、同様に、計算結果が「16」であるならば、
「P,P,P」というアタリ組み合わせを決定するよう
にすることができる。
【0310】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ3101で決定したアタリ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0311】具体的には、プロセッサ2801は、予め
定められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ス
テップ3101で決定したアタリ組み合わせのうちの1
個目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御す
る(ステップ3102)。
【0312】続いて、プロセッサ2801は、予め定め
られた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステッ
プ3101で決定したアタリ組み合わせのうちの2個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ3103)。
【0313】なお、このときは、リーチがかかった状態
となるので、プロセッサ2801は、第1の効果音の停
止指示を示す停止指示信号、および、第2の効果音の出
力指示を示す第2の出力指示信号を効果音出力装置50
7に出力する(ステップ3104)。
【0314】さらに、プロセッサ2801は、予め定め
られた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステッ
プ3101で決定したアタリ組み合わせのうちの3個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ3105)。
【0315】なお、このときは、アタリが成立したこと
となるので、プロセッサ2801は、アタリが成立した
旨を示すアタリ信号を、右絵柄表示部制御装置501R
に出力すると共に(ステップ3106)、ラウンドフラ
グ2900の設定値に応じたラウンド数を左変動入賞部
制御装置505Lに出力する(ステップ3107)。
【0316】すなわち、プロセッサ2801は、ラウン
ドフラグ2900に「0」が設定されている場合には、
「16回」というラウンド数を左変動入賞部制御装置5
05Lに出力し、「1」が設定されている場合には、
「30回」というラウンド数を左変動入賞部制御装置5
05Lに出力する。
【0317】そして、プロセッサ2801は、ラウンド
フラグ2900を「0」に初期化すると共に(ステップ
3108)、第2の効果音の停止指示を示す停止指示信
号、および、第3の効果音の出力指示を示す第3の出力
指示信号を効果音出力装置507に出力する(ステップ
3109)。
【0318】その後、プロセッサ2801は、左変動入
賞部制御装置504Lから後述する終了信号が出力され
るのを待って(ステップ3110)、第3の効果音の停
止指示を示す停止指示信号を効果音出力装置507に出
力してから(ステップ3111)、アタリ処理を終了す
る。
【0319】なお、左絵柄表示部制御装置501Lのプ
ロセッサ2801が行なうハズレ処理の処理フローチャ
ートは、図13に示した処理フローチャートと同様であ
る。
【0320】また、右絵柄表示部制御装置501Rの構
成および動作は、上述した左絵柄表示部制御装置501
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0321】次に、左変動入賞部制御装置505Lにつ
いて、図32を用いて説明する。
【0322】なお、左変動入賞部制御装置505Lの構
成は、図14に示した構成と同様である。
【0323】図32は左変動入賞部制御装置505Lの
プロセッサ1404の動作の流れを示すフローチャート
である。
【0324】図32に示すように、左変動入賞部制御装
置505Lにおいて、プロセッサ1404は、左絵柄表
示部制御装置501Lからラウンド数が出力されると
(ステップ3201)、変数Nにラウンド数を設定して
から(ステップ3202)、蓋を開放して入賞可能状態
に変化するよう、変動入賞部53Lを制御する(ステッ
プ3203)。
【0325】これにより、変動入賞部53Lは、蓋を開
放して入賞可能状態に変化し、変動入賞部53Lが蓋を
開放している間に変動入賞部53Lに入賞したパチンコ
玉の個数が、カウンタ1402によって計数されること
となる。
【0326】続いて、プロセッサ1404は、30秒が
経過するか(ステップ3204)、または、30秒が経
過する前にカウンタ1402のカウント値が「10」に
達した場合は(ステップ3205)、蓋を閉鎖して入賞
可能状態を解除するよう、変動入賞部53Lを制御する
(ステップ3206)。
【0327】これにより、変動入賞部53Lは、蓋を閉
鎖して入賞可能状態を解除する。
【0328】続いて、プロセッサ1504は、カウンタ
1402のカウント値を初期化すると共に(ステップ3
207)、変数Nから「1」を減算する(ステップ32
08)。
【0329】変数Nから「1」を減算した結果、変数N
の値が「1」となったか否かを判定し(ステップ320
9)、「1」となっていない場合は、ステップ3203
に戻り、「1」となった場合は、左絵柄表示部制御装置
501Lに、変動入賞部53Lの入賞可能状態への変化
が全て終了した旨を示す終了信号を出力する(ステップ
3210)。
【0330】なお、右変動入賞部制御装置505Rの動
作は、上述した左変動入賞部制御装置505Lの動作か
ら容易に推察可能であるので、説明を省略する。
【0331】以上説明したように、第4の実施形態のパ
チンコ遊技機によれば、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域10
0R,100Lを有するようにしており、これらの遊技
領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60L,
60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変動入
賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化するようにな
っているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていな
かった遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効
果がある。
【0332】特に、第4の実施形態のパチンコ遊技機に
よれば、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、次のアタリ
がもう一方の遊技領域100で成立したならば、該もう
一方の遊技領域100に対応する変動入賞部53のラウ
ンド数を大きい値に変更するようにしているので、大抵
の遊技者が、最後にアタリが成立した遊技領域100で
はない、もう一方の遊技領域100に配置されている絵
柄表示部60にパチンコ玉を入賞させるべく、発射ハン
ドル21を操作することとなるので、必然的に、遊技盤
10の全面が活用されることとなる。
【0333】さらに、第4の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2台
分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域100
L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた総
合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0334】なお、第4の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rがアタリを成立させるか否かを決定する際
に用いる確率が1種類の確率Eであるようにしている
が、上述した第1の実施形態〜第3の実施形態のパチン
コ遊技機のいずれかと組み合わせて、2種類以上の確率
を用いるようにしてもよい。
【0335】ところで、上述した第4の実施形態のパチ
ンコ遊技機においては、2種類のラウンド数を用意し、
遊技領域100L,100Rのいずれか一方の遊技領域
100でアタリが成立した場合に、次のアタリがもう一
方の遊技領域100で成立したならば、該もう一方の遊
技領域100に対応する変動入賞部53のラウンド数を
大きい値に変更するようにしているが、一方の遊技領域
100のみでアタリが成立していく度に、段階的に、該
遊技領域100に対応する変動入賞部53のラウンド数
を小さい値に変更していくようにしてもよい。
【0336】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第5の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0337】第5の実施形態のパチンコ遊技機では、
「16回」,「10回」,「5回」,「1回」という4
種類のラウンド数を用意した場合について説明する。
【0338】そして、第5の実施形態のパチンコ遊技機
においては、これらのラウンド数のいずれかを選択する
左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置
501Rの構成および動作が、後述するように、上述し
た第1の実施形態のパチンコ遊技機とは異なるものとな
る。なお、選択されたラウンド数だけ入賞可能状態に変
化する左変動入賞部制御装置505L,右変動入賞部制
御装置505Rの動作は、上述した第4の実施形態のパ
チンコ遊技機と同様である。
【0339】ただし、第5の実施形態のパチンコ遊技機
においても、上述した第2の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、最後にアタリが成立した遊技領域が遊技領域
100L,100Rのいずれであるか、および、最後に
成立したアタリが、もう一方の遊技領域100でアタリ
が成立してから何回目のアタリであるかを、遊技者が分
かるようにすることが好ましい。
【0340】ここで、左絵柄表示部制御装置501Lに
ついて、図33〜図35を用いて説明する。
【0341】図33に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、プロセッサ3301とメモリ3302と
を備えており、プロセッサ3301がメモリ3302に
格納されているプログラムを実行することにより、その
動作を実現する。
【0342】図34は左絵柄表示部制御装置501Lの
メモリ3302の記憶内容の一部を示す図である。
【0343】図34に示すように、メモリ3302に
は、「16回」,「10回」,「5回」,「1回」のい
ずれのラウンド数を選択するかを示すためのラウンド情
報領域3400が確保されている。このラウンド情報領
域3400は、「0」が設定されているときには、「1
6回」を選択する旨を示し、「1」が設定されていると
きには、「10回」を選択する旨を示し、「2」が設定
されているときには、「5回」を選択する旨を示し、
「3」が設定されているときには、「1回」を選択する
旨を示すものであり、初期値としては「0」が設定され
るようになっている。
【0344】なお、ラウンド情報領域3400の値は、
後述するように、プロセッサ3301によって設定され
るが、図33に示すように、左絵柄表示部制御装置50
1Lは、さらに、アタリが成立した旨を示すアタリ信号
が、右絵柄表示部制御装置501Rから出力されてきた
場合に、ラウンド情報領域3400の設定値を初期化す
る初期化部3303を備えている。
【0345】左絵柄表示部制御装置501Lのプロセッ
サ3301の動作の流れを示すフローチャートは、図3
0に示したフローチャートと同様であるが、アタリ処理
の処理内容が異なるものとなる。
【0346】図35は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ3301が行なうアタリ処理の処理フローチ
ャートである。
【0347】図35に示すように、アタリ処理におい
て、プロセッサ3301は、まず、いずれかのアタリ組
み合わせを決定する(ステップ3501)。
【0348】ここで、アタリ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0349】第5の実施形態のパチンコ遊技機において
も、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、「A,A,A」〜「P,P,P」の16種類のアタ
リ組み合わせが存在するものとする。そこで、プロセッ
サ3301は、「1」〜「16」の範囲で乱数計算を行
ない、計算結果が「1」であるならば、「A,A,A」
というアタリ組み合わせを決定し、計算結果が「2」で
あるならば、「B,B,B」というアタリ組み合わせを
決定し、同様に、計算結果が「16」であるならば、
「P,P,P」というアタリ組み合わせを決定するよう
にすることができる。
【0350】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ3501で決定したアタリ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0351】具体的には、プロセッサ3301は、予め
定められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ス
テップ3501で決定したアタリ組み合わせのうちの1
個目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御す
る(ステップ3502)。
【0352】続いて、プロセッサ3301は、予め定め
られた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステッ
プ3501で決定したアタリ組み合わせのうちの2個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ3503)。
【0353】なお、このときは、リーチがかかった状態
となるので、プロセッサ3301は、第1の効果音の停
止指示を示す停止指示信号、および、第2の効果音の出
力指示を示す第2の出力指示信号を効果音出力装置50
7に出力する(ステップ3504)。
【0354】さらに、プロセッサ3301は、予め定め
られた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステッ
プ3501で決定したアタリ組み合わせのうちの3個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ3505)。
【0355】なお、このときは、アタリが成立したこと
となるので、プロセッサ3301は、アタリが成立した
旨を示すアタリ信号を、右絵柄表示部制御装置501R
に出力すると共に(ステップ3506)、ラウンド情報
領域3400の設定値に応じたラウンド数を左変動入賞
部制御装置505Lに出力する(ステップ3507)。
【0356】すなわち、プロセッサ3301は、ラウン
ド情報領域3400に「0」が設定されている場合に
は、「16回」というラウンド数を左変動入賞部制御装
置505Lに出力し、「1」が設定されている場合に
は、「10回」というラウンド数を左変動入賞部制御装
置505Lに出力し、「2」が設定されている場合に
は、「5回」というラウンド数を左変動入賞部制御装置
505Lに出力し、「3」が設定されている場合には、
「1回」というラウンド数を左変動入賞部制御装置50
5Lに出力する。
【0357】そして、プロセッサ3301は、ラウンド
情報領域3400に「1」を加算すると共に(ステップ
3508)、第2の効果音の停止指示を示す停止指示信
号、および、第3の効果音の出力指示を示す第3の出力
指示信号を効果音出力装置507に出力する(ステップ
3509)。
【0358】その後、プロセッサ3301は、左変動入
賞部制御装置504Lから後述する終了信号が出力され
るのを待って(ステップ3510)、第3の効果音の停
止指示を示す停止指示信号を効果音出力装置507に出
力してから(ステップ3511)、アタリ処理を終了す
る。
【0359】なお、左絵柄表示部制御装置501Lのプ
ロセッサ3301が行なうハズレ処理の処理フローチャ
ートは、図13に示した処理フローチャートと同様であ
る。
【0360】また、右絵柄表示部制御装置501Rの構
成および動作は、上述した左絵柄表示部制御装置501
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0361】以上説明したように、第5の実施形態のパ
チンコ遊技機によれば、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域10
0R,100Lを有するようにしており、これらの遊技
領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60L,
60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変動入
賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化するようにな
っているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていな
かった遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効
果がある。
【0362】特に、第5の実施形態のパチンコ遊技機に
よれば、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100のみでアタリが成立していく度に、段階
的に、該遊技領域100に対応する変動入賞部53のラ
ウンド数を小さい値に変更していくようにしているの
で、大抵の遊技者が、最後にアタリが成立した遊技領域
100ではない、もう一方の遊技領域100に配置され
ている絵柄表示部60にパチンコ玉を入賞させるべく、
発射ハンドル21を操作することとなるので、必然的
に、遊技盤10の全面が活用されることとなる。
【0363】さらに、第5の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2台
分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域100
L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた総
合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0364】なお、第5の実施形態のパチンコ遊技機に
おいては、「16回」,「10回」,「5回」,「1
回」という4種類のラウンド数を用意しているが、これ
に限定されるものではない。
【0365】また、第5の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rがアタリを成立させるか否かを決定する際
に用いる確率が1種類の確率Eであるようにしている
が、上述した第1の実施形態〜第3の実施形態のパチン
コ遊技機のいずれかと組み合わせて、2種類以上の確率
を用いるようにしてもよい。
【0366】さらに、第5の実施形態のパチンコ遊技機
は、上述した第4の実施形態のパチンコ遊技機と組み合
わせて、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、次のアタリ
がもう一方の遊技領域100で成立したならば、該もう
一方の遊技領域100に対応する変動入賞部53のラウ
ンド数を大きい値に変更するようにしてもよい。
【0367】さらに、第5の実施形態のパチンコ遊技機
においては、一方の遊技領域100のみでアタリが成立
していく度に、段階的に、該遊技領域100に対応する
変動入賞部53のラウンド数を小さい値に変更していく
ようにしているが、これとは逆に、一方の遊技領域10
0のみでアタリが成立していく度に、段階的に、もう一
方の遊技領域100に対応する変動入賞部53のラウン
ド数を大きい値に変更していくようにしてもよい。
【0368】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第6の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0369】第6の実施形態のパチンコ遊技機では、
「16回」,「20回」,「25回」という3種類のラ
ウンド数を用意した場合について説明する。
【0370】そして、第6の実施形態のパチンコ遊技機
においては、これらのラウンド数のいずれかを選択する
左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置
501Rの構成および動作が、後述するように、上述し
た第1の実施形態のパチンコ遊技機とは異なるものとな
る。なお、選択されたラウンド数だけ入賞可能状態に変
化する左変動入賞部制御装置505L,右変動入賞部制
御装置505Rの動作は、上述した第4の実施形態のパ
チンコ遊技機と同様である。
【0371】ただし、第6の実施形態のパチンコ遊技機
においても、上述した第2の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、最後にアタリが成立した遊技領域が遊技領域
100L,100Rのいずれであるか、および、最後に
成立したアタリが、もう一方の遊技領域100でアタリ
が成立してから何回目のアタリであるかを、遊技者が分
かるようにすることが好ましい。
【0372】ここで、左絵柄表示部制御装置501Lに
ついて、図36〜図38を用いて説明する。
【0373】図36に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、プロセッサ3601とメモリ3602と
を備えており、プロセッサ3601がメモリ3602に
格納されているプログラムを実行することにより、その
動作を実現する。
【0374】図37は左絵柄表示部制御装置501Lの
メモリ3602の記憶内容の一部を示す図である。
【0375】図37に示すように、メモリ3602に
は、「16回」,「20回」,「25回」のいずれのラ
ウンド数を選択するかを示すためのラウンド情報領域3
700が確保されている。このラウンド情報領域370
0は、「0」が設定されているときには、「16回」を
選択する旨を示し、「1」が設定されているときには、
「20回」を選択する旨を示し、「2」が設定されてい
るときには、「25回」を選択する旨を示すものであ
り、初期値としては「0」が設定されるようになってい
る。
【0376】なお、ラウンド情報領域3700の設定値
は、後述するように、プロセッサ3601によって初期
化されるが、図36に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、さらに、アタリが成立した旨を示すアタ
リ信号が、右絵柄表示部制御装置501Rから出力され
てきた場合に、ラウンド情報領域3700の設定値を
「1」加算する加算部3603を備えている。
【0377】左絵柄表示部制御装置501Lのプロセッ
サ3601の動作の流れを示すフローチャートは、図3
0に示したフローチャートと同様であるが、アタリ処理
の処理内容が異なるものとなる。
【0378】図38は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ3601が行なうアタリ処理の処理フローチ
ャートである。
【0379】図38に示すように、アタリ処理におい
て、プロセッサ3601は、まず、いずれかのアタリ組
み合わせを決定する(ステップ3801)。
【0380】ここで、アタリ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0381】第6の実施形態のパチンコ遊技機において
も、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、「A,A,A」〜「P,P,P」の16種類のアタ
リ組み合わせが存在するものとする。そこで、プロセッ
サ3601は、「1」〜「16」の範囲で乱数計算を行
ない、計算結果が「1」であるならば、「A,A,A」
というアタリ組み合わせを決定し、計算結果が「2」で
あるならば、「B,B,B」というアタリ組み合わせを
決定し、同様に、計算結果が「16」であるならば、
「P,P,P」というアタリ組み合わせを決定するよう
にすることができる。
【0382】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ3801で決定したアタリ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0383】具体的には、プロセッサ3601は、予め
定められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ス
テップ3801で決定したアタリ組み合わせのうちの1
個目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御す
る(ステップ3802)。
【0384】続いて、プロセッサ3601は、予め定め
られた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステッ
プ3801で決定したアタリ組み合わせのうちの2個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ3803)。
【0385】なお、このときは、リーチがかかった状態
となるので、プロセッサ3601は、第1の効果音の停
止指示を示す停止指示信号、および、第2の効果音の出
力指示を示す第2の出力指示信号を効果音出力装置50
7に出力する(ステップ3804)。
【0386】さらに、プロセッサ3601は、予め定め
られた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステッ
プ3801で決定したアタリ組み合わせのうちの3個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ3805)。
【0387】なお、このときは、アタリが成立したこと
となるので、プロセッサ3601は、アタリが成立した
旨を示すアタリ信号を、右絵柄表示部制御装置501R
に出力すると共に(ステップ3806)、ラウンド情報
領域3700の設定値に応じたラウンド数を左変動入賞
部制御装置505Lに出力する(ステップ3807)。
【0388】すなわち、プロセッサ3601は、ラウン
ド情報領域3700に「0」が設定されている場合に
は、「16回」というラウンド数を左変動入賞部制御装
置505Lに出力し、「1」が設定されている場合に
は、「20回」というラウンド数を左変動入賞部制御装
置505Lに出力し、「2」が設定されている場合に
は、「25回」というラウンド数を左変動入賞部制御装
置505Lに出力する。
【0389】そして、プロセッサ3601は、ラウンド
情報領域3700を「0」に初期化すると共に(ステッ
プ3808)、第2の効果音の停止指示を示す停止指示
信号、および、第3の効果音の出力指示を示す第3の出
力指示信号を効果音出力装置507に出力する(ステッ
プ3809)。
【0390】その後、プロセッサ3601は、左変動入
賞部制御装置504Lから後述する終了信号が出力され
るのを待って(ステップ3810)、第3の効果音の停
止指示を示す停止指示信号を効果音出力装置507に出
力してから(ステップ3811)、アタリ処理を終了す
る。
【0391】なお、左絵柄表示部制御装置501Lのプ
ロセッサ3601が行なうハズレ処理の処理フローチャ
ートは、図13に示した処理フローチャートと同様であ
る。
【0392】また、右絵柄表示部制御装置501Rの構
成および動作は、上述した左絵柄表示部制御装置501
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0393】以上説明したように、第6の実施形態のパ
チンコ遊技機によれば、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域10
0R,100Lを有するようにしており、これらの遊技
領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60L,
60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変動入
賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化するようにな
っているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていな
かった遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効
果がある。
【0394】特に、第6の実施形態のパチンコ遊技機に
よれば、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100のみでアタリが成立していく度に、段階
的に、もう一方の遊技領域100に対応する変動入賞部
53のラウンド数を大きい値に変更していくようにして
いるので、大抵の遊技者が、最後にアタリが成立した遊
技領域100ではない、もう一方の遊技領域100に配
置されている絵柄表示部60にパチンコ玉を入賞させる
べく、発射ハンドル21を操作することとなるので、必
然的に、遊技盤10の全面が活用されることとなる。
【0395】さらに、第6の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2台
分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域100
L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた総
合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0396】なお、第6の実施形態のパチンコ遊技機に
おいては、「16回」,「20回」,「25回」という
3種類のラウンド数を用意しているが、これに限定され
るものではない。
【0397】また、第6の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rがアタリを成立させるか否かを決定する際
に用いる確率が1種類の確率Eであるようにしている
が、上述した第1の実施形態〜第3の実施形態のパチン
コ遊技機のいずれかと組み合わせて、2種類以上の確率
を用いるようにしてもよい。
【0398】さらに、第6の実施形態のパチンコ遊技機
は、上述した第5の実施形態のパチンコ遊技機と組み合
わせて、一方の遊技領域100のみでアタリが成立して
いく度に、段階的に、該遊技領域100に対応する変動
入賞部53のラウンド数を小さい値に変更していくよう
にしてもよい。
【0399】なお、上述した第4の実施形態〜第6の実
施形態のパチンコ遊技機は、いずれも、変動入賞部53
L,53Rが入賞可能状態に変化する回数であるラウン
ド数を変更するようにしているが、変動入賞部53L,
53Rが入賞可能状態を解除する契機となるパチンコ玉
の個数(以下、「解除個数」と称す。)を変更するよう
にしてもよい。
【0400】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第7の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0401】第7の実施形態のパチンコ遊技機では、遊
技領域100L,100Rのいずれか一方の遊技領域1
00でアタリが成立した場合に、次のアタリがもう一方
の遊技領域100で成立したならば、該もう一方の遊技
領域100に対応する変動入賞部53の解除個数を大き
い値に変更するようにしている。
【0402】なお、第7の実施形態のパチンコ遊技機で
は、「10個」および「15個」という2種類の解除個
数を用意した例について説明する。
【0403】そして、第7の実施形態のパチンコ遊技機
においては、これらの解除個数のいずれかを選択する左
絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置5
01Rの構成および動作と、選択された解除個数だけパ
チンコ玉が入賞すると入賞可能状態を解除する左変動入
賞部制御装置505L,右変動入賞部制御装置505R
の動作とが、後述するように、上述した第1の実施形態
のパチンコ遊技機とは異なるものとなる。
【0404】ただし、第7の実施形態のパチンコ遊技機
においても、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、最後にアタリが成立した遊技領域が遊技領域
100L,100Rのいずれであるかを遊技者が分かる
ようにすることが好ましい。
【0405】まず、左絵柄表示部制御装置501Lにつ
いて、図39〜図41を用いて説明する。
【0406】図39に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、プロセッサ3901とメモリ2802と
を備えており、プロセッサ3901がメモリ3902に
格納されているプログラムを実行することにより、その
動作を実現する。
【0407】図40は左絵柄表示部制御装置501Lの
メモリ3902の記憶内容の一部を示す図である。
【0408】図40に示すように、メモリ3902に
は、「10個」および「15個」のいずれの解除個数を
選択するかを示すための解除個数フラグ4000が確保
されている。この解除個数フラグ4000は、「0」が
設定されているときには、「10個」を選択する旨を示
し、「1」が設定されているときには、「15個」を選
択する旨を示すものであり、初期値としては「0」が設
定されるようになっている。
【0409】なお、解除個数フラグ4000の設定値
は、後述するように、プロセッサ3901によって初期
化されるが、図39に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、さらに、アタリが成立した旨を示すアタ
リ信号が、右絵柄表示部制御装置501Rから出力され
てきた場合に、解除個数フラグ4000に「1」を設定
する設定部3903を備えている。
【0410】左絵柄表示部制御装置501Lのプロセッ
サ3901の動作の流れを示すフローチャートは、図3
0に示したフローチャートと同様であるが、アタリ処理
の処理内容が異なるものとなる。
【0411】図41は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ3901が行なうアタリ処理の処理フローチ
ャートである。
【0412】図41に示すように、アタリ処理におい
て、プロセッサ3901は、まず、いずれかのアタリ組
み合わせを決定する(ステップ4101)。
【0413】ここで、アタリ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0414】第7の実施形態のパチンコ遊技機において
も、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、「A,A,A」〜「P,P,P」の16種類のアタ
リ組み合わせが存在するものとする。そこで、プロセッ
サ3901は、「1」〜「16」の範囲で乱数計算を行
ない、計算結果が「1」であるならば、「A,A,A」
というアタリ組み合わせを決定し、計算結果が「2」で
あるならば、「B,B,B」というアタリ組み合わせを
決定し、同様に、計算結果が「16」であるならば、
「P,P,P」というアタリ組み合わせを決定するよう
にすることができる。
【0415】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ4101で決定したアタリ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0416】具体的には、プロセッサ3901は、予め
定められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ス
テップ4101で決定したアタリ組み合わせのうちの1
個目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御す
る(ステップ4102)。
【0417】続いて、プロセッサ3901は、予め定め
られた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステッ
プ4101で決定したアタリ組み合わせのうちの2個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ4103)。
【0418】なお、このときは、リーチがかかった状態
となるので、プロセッサ3901は、第1の効果音の停
止指示を示す停止指示信号、および、第2の効果音の出
力指示を示す第2の出力指示信号を効果音出力装置50
7に出力する(ステップ4104)。
【0419】さらに、プロセッサ3901は、予め定め
られた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステッ
プ4101で決定したアタリ組み合わせのうちの3個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ4105)。
【0420】なお、このときは、アタリが成立したこと
となるので、プロセッサ3901は、アタリが成立した
旨を示すアタリ信号を、右絵柄表示部制御装置501R
に出力すると共に(ステップ4106)、解除個数フラ
グ4000の設定値に応じた解除個数を左変動入賞部制
御装置505Lに出力する(ステップ4107)。
【0421】すなわち、プロセッサ3901は、解除個
数フラグ4000に「0」が設定されている場合には、
「10個」という解除個数を左変動入賞部制御装置50
5Lに出力し、「1」が設定されている場合には、「1
5個」という解除個数を左変動入賞部制御装置505L
に出力する。
【0422】そして、プロセッサ3901は、解除個数
フラグ4000を「0」に初期化すると共に(ステップ
4108)、第2の効果音の停止指示を示す停止指示信
号、および、第3の効果音の出力指示を示す第3の出力
指示信号を効果音出力装置507に出力する(ステップ
4109)。
【0423】その後、プロセッサ3901は、左変動入
賞部制御装置504Lから後述する終了信号が出力され
るのを待って(ステップ4110)、第3の効果音の停
止指示を示す停止指示信号を効果音出力装置507に出
力してから(ステップ4111)、アタリ処理を終了す
る。
【0424】なお、左絵柄表示部制御装置501Lのプ
ロセッサ3901が行なうハズレ処理の処理フローチャ
ートは、図13に示した処理フローチャートと同様であ
る。
【0425】また、右絵柄表示部制御装置501Rの構
成および動作は、上述した左絵柄表示部制御装置501
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0426】次に、左変動入賞部制御装置505Lにつ
いて、図42を用いて説明する。
【0427】なお、左変動入賞部制御装置505Lの構
成は、図14に示した構成と同様である。
【0428】図42は左変動入賞部制御装置505Lの
プロセッサ1404の動作の流れを示すフローチャート
である。
【0429】図42に示すように、左変動入賞部制御装
置505Lにおいて、プロセッサ1404は、左絵柄表
示部制御装置501Lから解除個数が出力されると(ス
テップ4201)、変数Nに初期値である「16」を設
定してから(ステップ4202)、蓋を開放して入賞可
能状態に変化するよう、変動入賞部53Lを制御する
(ステップ4203)。
【0430】これにより、変動入賞部53Lは、蓋を開
放して入賞可能状態に変化し、変動入賞部53Lが蓋を
開放している間に変動入賞部53Lに入賞したパチンコ
玉の個数が、カウンタ1402によって計数されること
となる。
【0431】続いて、プロセッサ1404は、30秒が
経過するか(ステップ4204)、または、30秒が経
過する前にカウンタ1402のカウント値が左絵柄表示
部制御装置501Lから出力された解除個数に達した場
合は(ステップ4205)、蓋を閉鎖して入賞可能状態
を解除するよう、変動入賞部53Lを制御する(ステッ
プ4206)。
【0432】これにより、変動入賞部53Lは、蓋を閉
鎖して入賞可能状態を解除する。
【0433】続いて、プロセッサ1504は、カウンタ
1402のカウント値を初期化すると共に(ステップ4
207)、変数Nから「1」を減算する(ステップ42
08)。
【0434】変数Nから「1」を減算した結果、変数N
の値が「1」となったか否かを判定し(ステップ420
9)、「1」となっていない場合は、ステップ3203
に戻り、「1」となった場合は、左絵柄表示部制御装置
501Lに、変動入賞部53Lの入賞可能状態への変化
が全て終了した旨を示す終了信号を出力する(ステップ
4210)。
【0435】なお、右変動入賞部制御装置505Rの動
作は、上述した左変動入賞部制御装置505Lの動作か
ら容易に推察可能であるので、説明を省略する。
【0436】以上説明したように、第7の実施形態のパ
チンコ遊技機によれば、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域10
0R,100Lを有するようにしており、これらの遊技
領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60L,
60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変動入
賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化するようにな
っているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていな
かった遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効
果がある。
【0437】特に、第7の実施形態のパチンコ遊技機に
よれば、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、次のアタリ
がもう一方の遊技領域100で成立したならば、該もう
一方の遊技領域100に対応する変動入賞部53の解除
個数を大きい値に変更するようにしているので、大抵の
遊技者が、最後にアタリが成立した遊技領域100では
ない、もう一方の遊技領域100に配置されている絵柄
表示部60にパチンコ玉を入賞させるべく、発射ハンド
ル21を操作することとなるので、必然的に、遊技盤1
0の全面が活用されることとなる。
【0438】さらに、第7の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2台
分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域100
L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた総
合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0439】なお、第7の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rがアタリを成立させるか否かを決定する際
に用いる確率が1種類の確率Eであるようにしている
が、上述した第1の実施形態〜第3の実施形態のパチン
コ遊技機のいずれかと組み合わせて、2種類以上の確率
を用いるようにしてもよい。
【0440】さらに、第7の実施形態のパチンコ遊技機
は、変動入賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化す
る回数であるラウンド数が16回であるようにしている
が、上述した第4の実施形態〜第6の実施形態のパチン
コ遊技機のいずれかと組み合わせて、ラウンド数を変更
するようにしてもよい。
【0441】ところで、上述した第7の実施形態のパチ
ンコ遊技機においては、2種類の解除個数を用意し、遊
技領域100L,100Rのいずれか一方の遊技領域1
00でアタリが成立した場合に、次のアタリがもう一方
の遊技領域100で成立したならば、該もう一方の遊技
領域100に対応する変動入賞部53の解除個数を大き
い値に変更するようにしているが、一方の遊技領域10
0のみでアタリが成立していく度に、段階的に、該遊技
領域100に対応する変動入賞部53の解除個数を小さ
い値に変更していくようにしてもよい。
【0442】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第8の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0443】第8の実施形態のパチンコ遊技機では、
「10個」,「5個」,「1個」という3種類の解除個
数を用意した場合について説明する。
【0444】そして、第8の実施形態のパチンコ遊技機
においては、これらの解除個数のいずれかを選択する左
絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置5
01Rの構成および動作が、後述するように、上述した
第1の実施形態のパチンコ遊技機とは異なるものとな
る。なお、選択された解除個数だけパチンコ玉が入賞す
ると入賞可能状態を解除する左変動入賞部制御装置50
5L,右変動入賞部制御装置505Rの動作は、上述し
た第7の実施形態のパチンコ遊技機と同様である。
【0445】ただし、第8の実施形態のパチンコ遊技機
においても、上述した第2の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、最後にアタリが成立した遊技領域が遊技領域
100L,100Rのいずれであるか、および、最後に
成立したアタリが、もう一方の遊技領域100でアタリ
が成立してから何回目のアタリであるかを、遊技者が分
かるようにすることが好ましい。
【0446】ここで、左絵柄表示部制御装置501Lに
ついて、図43〜図45を用いて説明する。
【0447】図43に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、プロセッサ4301とメモリ4302と
を備えており、プロセッサ4301がメモリ4302に
格納されているプログラムを実行することにより、その
動作を実現する。
【0448】図44は左絵柄表示部制御装置501Lの
メモリ4302の記憶内容の一部を示す図である。
【0449】図44に示すように、メモリ4302に
は、「10個」,「5個」,「1個」のいずれの解除個
数を選択するかを示すための解除個数情報領域4400
が確保されている。この解除個数情報領域4400は、
「0」が設定されているときには、「10個」を選択す
る旨を示し、「1」が設定されているときには、「5
個」を選択する旨を示し、「2」が設定されているとき
には、「1個」を選択する旨を示すものであり、初期値
としては「0」が設定されるようになっている。
【0450】なお、解除個数情報領域4400の値は、
後述するように、プロセッサ4301によって設定され
るが、図43に示すように、左絵柄表示部制御装置50
1Lは、さらに、アタリが成立した旨を示すアタリ信号
が、右絵柄表示部制御装置501Rから出力されてきた
場合に、解除個数情報領域4400の設定値を初期化す
る初期化部4303を備えている。
【0451】左絵柄表示部制御装置501Lのプロセッ
サ4301の動作の流れを示すフローチャートは、図3
0に示したフローチャートと同様であるが、アタリ処理
の処理内容が異なるものとなる。
【0452】図45は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ4301が行なうアタリ処理の処理フローチ
ャートである。
【0453】図45に示すように、アタリ処理におい
て、プロセッサ4301は、まず、いずれかのアタリ組
み合わせを決定する(ステップ4501)。
【0454】ここで、アタリ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0455】第8の実施形態のパチンコ遊技機において
も、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、「A,A,A」〜「P,P,P」の16種類のアタ
リ組み合わせが存在するものとする。そこで、プロセッ
サ4301は、「1」〜「16」の範囲で乱数計算を行
ない、計算結果が「1」であるならば、「A,A,A」
というアタリ組み合わせを決定し、計算結果が「2」で
あるならば、「B,B,B」というアタリ組み合わせを
決定し、同様に、計算結果が「16」であるならば、
「P,P,P」というアタリ組み合わせを決定するよう
にすることができる。
【0456】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ4501で決定したアタリ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0457】具体的には、プロセッサ4301は、予め
定められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ス
テップ4501で決定したアタリ組み合わせのうちの1
個目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御す
る(ステップ4502)。
【0458】続いて、プロセッサ4301は、予め定め
られた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステッ
プ4501で決定したアタリ組み合わせのうちの2個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ4503)。
【0459】なお、このときは、リーチがかかった状態
となるので、プロセッサ4301は、第1の効果音の停
止指示を示す停止指示信号、および、第2の効果音の出
力指示を示す第2の出力指示信号を効果音出力装置50
7に出力する(ステップ4504)。
【0460】さらに、プロセッサ4301は、予め定め
られた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステッ
プ4501で決定したアタリ組み合わせのうちの3個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ4505)。
【0461】なお、このときは、アタリが成立したこと
となるので、プロセッサ4301は、アタリが成立した
旨を示すアタリ信号を、右絵柄表示部制御装置501R
に出力すると共に(ステップ4506)、解除個数情報
領域4400の設定値に応じた解除個数を左変動入賞部
制御装置505Lに出力する(ステップ4507)。
【0462】すなわち、プロセッサ4301は、解除個
数情報領域4400に「0」が設定されている場合に
は、「10個」という解除個数を左変動入賞部制御装置
505Lに出力し、「1」が設定されている場合には、
「5個」という解除個数を左変動入賞部制御装置505
Lに出力し、「2」が設定されている場合には、「1
個」という解除個数を左変動入賞部制御装置505Lに
出力する。
【0463】そして、プロセッサ4301は、解除個数
情報領域4400に「1」を加算すると共に(ステップ
4508)、第2の効果音の停止指示を示す停止指示信
号、および、第3の効果音の出力指示を示す第3の出力
指示信号を効果音出力装置507に出力する(ステップ
4509)。
【0464】その後、プロセッサ4301は、左変動入
賞部制御装置504Lから後述する終了信号が出力され
るのを待って(ステップ4510)、第3の効果音の停
止指示を示す停止指示信号を効果音出力装置507に出
力してから(ステップ4511)、アタリ処理を終了す
る。
【0465】なお、左絵柄表示部制御装置501Lのプ
ロセッサ4301が行なうハズレ処理の処理フローチャ
ートは、図13に示した処理フローチャートと同様であ
る。
【0466】また、右絵柄表示部制御装置501Rの構
成および動作は、上述した左絵柄表示部制御装置501
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0467】以上説明したように、第8の実施形態のパ
チンコ遊技機によれば、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域10
0R,100Lを有するようにしており、これらの遊技
領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60L,
60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変動入
賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化するようにな
っているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていな
かった遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効
果がある。
【0468】特に、第8の実施形態のパチンコ遊技機に
よれば、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100のみでアタリが成立していく度に、段階
的に、該遊技領域100に対応する変動入賞部53の解
除個数を小さい値に変更していくようにしているので、
大抵の遊技者が、最後にアタリが成立した遊技領域10
0ではない、もう一方の遊技領域100に配置されてい
る絵柄表示部60にパチンコ玉を入賞させるべく、発射
ハンドル21を操作することとなるので、必然的に、遊
技盤10の全面が活用されることとなる。
【0469】さらに、第8の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2台
分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域100
L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた総
合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0470】なお、第8の実施形態のパチンコ遊技機に
おいては、「10個」,「5個」,「1個」という3種
類の解除個数を用意しているが、これに限定されるもの
ではない。
【0471】また、第8の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rがアタリを成立させるか否かを決定する際
に用いる確率が1種類の確率Eであるようにしている
が、上述した第1の実施形態〜第3の実施形態のパチン
コ遊技機のいずれかと組み合わせて、2種類以上の確率
を用いるようにしてもよい。
【0472】また、第8の実施形態のパチンコ遊技機
は、変動入賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化す
る回数であるラウンド数が16回であるようにしている
が、上述した第4の実施形態〜第6の実施形態のパチン
コ遊技機のいずれかと組み合わせて、ラウンド数を変更
するようにしてもよい。
【0473】さらに、第8の実施形態のパチンコ遊技機
は、上述した第7の実施形態のパチンコ遊技機と組み合
わせて、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、次のアタリ
がもう一方の遊技領域100で成立したならば、該もう
一方の遊技領域100に対応する変動入賞部53の解除
個数を大きい値に変更するようにしてもよい。
【0474】さらに、第8の実施形態のパチンコ遊技機
においては、一方の遊技領域100のみでアタリが成立
していく度に、段階的に、該遊技領域100に対応する
変動入賞部53の解除個数を小さい値に変更していくよ
うにしているが、これとは逆に、一方の遊技領域100
のみでアタリが成立していく度に、段階的に、もう一方
の遊技領域100に対応する変動入賞部53の解除個数
を大きい値に変更していくようにしてもよい。
【0475】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第9の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0476】第9の実施形態のパチンコ遊技機では、
「10個」,「15個」,「20個」という3種類の解
除個数を用意した場合について説明する。
【0477】そして、第9の実施形態のパチンコ遊技機
においては、これらの解除個数のいずれかを選択する左
絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置5
01Rの構成および動作が、後述するように、上述した
第1の実施形態のパチンコ遊技機とは異なるものとな
る。なお、選択された解除個数だけパチンコ玉が入賞す
ると入賞可能状態を解除する左変動入賞部制御装置50
5L,右変動入賞部制御装置505Rの動作は、上述し
た第7の実施形態のパチンコ遊技機と同様である。
【0478】ただし、第9の実施形態のパチンコ遊技機
においても、上述した第2の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、最後にアタリが成立した遊技領域が遊技領域
100L,100Rのいずれであるか、および、最後に
成立したアタリが、もう一方の遊技領域100でアタリ
が成立してから何回目のアタリであるかを、遊技者が分
かるようにすることが好ましい。
【0479】ここで、左絵柄表示部制御装置501Lに
ついて、図46〜図48を用いて説明する。
【0480】図46に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、プロセッサ4601とメモリ4602と
を備えており、プロセッサ4601がメモリ4602に
格納されているプログラムを実行することにより、その
動作を実現する。
【0481】図47は左絵柄表示部制御装置501Lの
メモリ4602の記憶内容の一部を示す図である。
【0482】図47に示すように、メモリ4602に
は、「10個」,「15個」,「20個」のいずれの解
除個数を選択するかを示すための解除個数情報領域47
00が確保されている。この解除個数情報領域4700
は、「0」が設定されているときには、「10個」を選
択する旨を示し、「1」が設定されているときには、
「15個」を選択する旨を示し、「2」が設定されてい
るときには、「20個」を選択する旨を示すものであ
り、初期値としては「0」が設定されるようになってい
る。
【0483】なお、解除個数情報領域4700の設定値
は、後述するように、プロセッサ4601によって初期
化されるが、図46に示すように、左絵柄表示部制御装
置501Lは、さらに、アタリが成立した旨を示すアタ
リ信号が、右絵柄表示部制御装置501Rから出力され
てきた場合に、解除個数情報領域4700の設定値を
「1」加算する加算部4603を備えている。
【0484】左絵柄表示部制御装置501Lのプロセッ
サ4601の動作の流れを示すフローチャートは、図3
0に示したフローチャートと同様であるが、アタリ処理
の処理内容が異なるものとなる。
【0485】図48は左絵柄表示部制御装置501Lの
プロセッサ4601が行なうアタリ処理の処理フローチ
ャートである。
【0486】図48に示すように、アタリ処理におい
て、プロセッサ4601は、まず、いずれかのアタリ組
み合わせを決定する(ステップ4801)。
【0487】ここで、アタリ組み合わせを決定する処理
について説明する。
【0488】第9の実施形態のパチンコ遊技機において
も、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、「A,A,A」〜「P,P,P」の16種類のアタ
リ組み合わせが存在するものとする。そこで、プロセッ
サ4601は、「1」〜「16」の範囲で乱数計算を行
ない、計算結果が「1」であるならば、「A,A,A」
というアタリ組み合わせを決定し、計算結果が「2」で
あるならば、「B,B,B」というアタリ組み合わせを
決定し、同様に、計算結果が「16」であるならば、
「P,P,P」というアタリ組み合わせを決定するよう
にすることができる。
【0489】続いて、3個の表示位置の各々に、ステッ
プ4801で決定したアタリ組み合わせを構成する3個
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する。
【0490】具体的には、プロセッサ4601は、予め
定められた時間が経過すると、1個目の表示位置に、ス
テップ4801で決定したアタリ組み合わせのうちの1
個目の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御す
る(ステップ4802)。
【0491】続いて、プロセッサ4601は、予め定め
られた時間が経過すると、2個目の表示位置に、ステッ
プ4801で決定したアタリ組み合わせのうちの2個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ4803)。
【0492】なお、このときは、リーチがかかった状態
となるので、プロセッサ4601は、第1の効果音の停
止指示を示す停止指示信号、および、第2の効果音の出
力指示を示す第2の出力指示信号を効果音出力装置50
7に出力する(ステップ4804)。
【0493】さらに、プロセッサ4601は、予め定め
られた時間が経過すると、3個目の表示位置に、ステッ
プ4801で決定したアタリ組み合わせのうちの3個目
の絵柄を表示するよう、絵柄表示部60Lを制御する
(ステップ4805)。
【0494】なお、このときは、アタリが成立したこと
となるので、プロセッサ4601は、アタリが成立した
旨を示すアタリ信号を、右絵柄表示部制御装置501R
に出力すると共に(ステップ4806)、解除個数情報
領域4700の設定値に応じた解除個数を左変動入賞部
制御装置505Lに出力する(ステップ4807)。
【0495】すなわち、プロセッサ4601は、解除個
数情報領域4700に「0」が設定されている場合に
は、「10個」という解除個数を左変動入賞部制御装置
505Lに出力し、「1」が設定されている場合には、
「15個」という解除個数を左変動入賞部制御装置50
5Lに出力し、「2」が設定されている場合には、「2
0個」という解除個数を左変動入賞部制御装置505L
に出力する。
【0496】そして、プロセッサ4601は、解除個数
情報領域4700を「0」に初期化すると共に(ステッ
プ4808)、第2の効果音の停止指示を示す停止指示
信号、および、第3の効果音の出力指示を示す第3の出
力指示信号を効果音出力装置507に出力する(ステッ
プ4809)。
【0497】その後、プロセッサ4601は、左変動入
賞部制御装置504Lから後述する終了信号が出力され
るのを待って(ステップ4810)、第3の効果音の停
止指示を示す停止指示信号を効果音出力装置507に出
力してから(ステップ4811)、アタリ処理を終了す
る。
【0498】なお、左絵柄表示部制御装置501Lのプ
ロセッサ4601が行なうハズレ処理の処理フローチャ
ートは、図13に示した処理フローチャートと同様であ
る。
【0499】また、右絵柄表示部制御装置501Rの構
成および動作は、上述した左絵柄表示部制御装置501
Lの構成および動作から容易に推察可能であるので、説
明を省略する。
【0500】以上説明したように、第9の実施形態のパ
チンコ遊技機によれば、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域10
0R,100Lを有するようにしており、これらの遊技
領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60L,
60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変動入
賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化するようにな
っているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていな
かった遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効
果がある。
【0501】特に、第9の実施形態のパチンコ遊技機に
よれば、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100のみでアタリが成立していく度に、段階
的に、もう一方の遊技領域100に対応する変動入賞部
53の解除個数を大きい値に変更していくようにしてい
るので、大抵の遊技者が、最後にアタリが成立した遊技
領域100ではない、もう一方の遊技領域100に配置
されている絵柄表示部60にパチンコ玉を入賞させるべ
く、発射ハンドル21を操作することとなるので、必然
的に、遊技盤10の全面が活用されることとなる。
【0502】さらに、第9の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2台
分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域100
L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた総
合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0503】なお、第9の実施形態のパチンコ遊技機に
おいては、「10個」,「15個」,「20個」という
3種類の解除個数を用意しているが、これに限定される
ものではない。
【0504】また、第9の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rがアタリを成立させるか否かを決定する際
に用いる確率が1種類の確率Eであるようにしている
が、上述した第1の実施形態〜第3の実施形態のパチン
コ遊技機のいずれかと組み合わせて、2種類以上の確率
を用いるようにしてもよい。
【0505】また、第9の実施形態のパチンコ遊技機
は、変動入賞部53L,53Rが入賞可能状態に変化す
る回数であるラウンド数が16回であるようにしている
が、上述した第4の実施形態〜第6の実施形態のパチン
コ遊技機のいずれかと組み合わせて、ラウンド数を変更
するようにしてもよい。
【0506】さらに、第9の実施形態のパチンコ遊技機
は、上述した第8の実施形態のパチンコ遊技機と組み合
わせて、一方の遊技領域100のみでアタリが成立して
いく度に、段階的に、該遊技領域100に対応する変動
入賞部53の解除個数を小さい値に変更していくように
してもよい。
【0507】ところで、上述した第1の実施形態〜第9
の実施形態のパチンコ遊技機は、いずれも、遊技領域1
00Lでアタリが成立した場合に、変動入賞部53Lが
入賞可能状態に変化し、遊技領域100Rでアタリが成
立した場合に、変動入賞部53Rが入賞可能状態に変化
するようにしている。すなわち、同じ遊技領域100に
配置されている特定入賞部52,絵柄表示部60,変動
入賞部53が対応付けられている。
【0508】しかしながら、変動入賞部53について
は、自身が配置されている遊技領域100ではない方の
遊技領域と対応付けるようにすることができる。すなわ
ち、遊技領域100Lでアタリが成立した場合に、変動
入賞部53Rが入賞可能状態に変化し、遊技領域100
Rでアタリが成立した場合に、変動入賞部53Lが入賞
可能状態に変化するようにすることができる。
【0509】このようにする場合は、図5に示した制御
装置の構成において、左絵柄表示部制御装置501Lと
右変動入賞部制御装置505Rとが接続されるように
し、右絵柄表示部制御装置501Rと左変動入賞部制御
装置505Lとが接続されるようにすればよい。
【0510】このようにすれば、遊技者は、一方の遊技
領域100でアタリが成立すると、もう一方の遊技領域
100に配置されている変動入賞部53にパチンコ玉を
入賞させるべく、発射ハンドル21を操作することとな
るので、必然的に、遊技盤10の全面が活用されること
となる。
【0511】さらに、上述した第1の実施形態〜第9の
実施形態のパチンコ遊技機は、図1に示したように、い
ずれも、2個の遊技領域100L,100Rに、各々、
変動入賞部53L,53Rが配置されているようになっ
ているので、2個の遊技領域100L,100Rの両方
でアタリが成立し、2個の変動入賞部53L,53Rが
入賞可能状態に変化する場合が考えられる。
【0512】このような場合には、遊技者は、2個の変
動入賞部53L,53Rの両方にパチンコ玉が入賞させ
るべく、発射ハンドル21の回転角度をこまめに調整す
るよう操作することとなる。
【0513】しかしながら、経験が浅い遊技者は、思う
ように発射ハンドル21の回転角度を調整することがで
きないので、解除個数のパチンコ玉が入賞する前に、予
め定めた時間が経過して、変動入賞部53L,53Rが
入賞可能状態を解除してしまい、満足な遊技を行なうこ
とができなくなる。
【0514】そこで、以下に説明する第10の実施形態
のパチンコ遊技機においては、2個遊技領域100L,
100Rに共通の1個の変動入賞部53を設けるように
している。
【0515】図49は第10の実施形態のパチンコ遊技
機の正面図である。
【0516】図49において、図1と同じ部分には同じ
符号を付与してある。
【0517】すなわち、図49に示すように、第10の
実施形態のパチンコ遊技機でも、上述した第1の実施形
態のパチンコ遊技機と同様に、2個の遊技領域100
L,100Rに分割されている点が特徴である。
【0518】また、図49に示すように、第10のパチ
ンコ遊技機においては、上述した第1の実施形態のパチ
ンコ遊技機と同様に、遊技領域100Lの各所には、入
賞部50〜51,特定入賞部52Lが設けられており遊
技領域100Rの各所には、入賞部50〜51,特定入
賞部52Rが設けられているが、上述した第1の実施形
態のパチンコ遊技機と異なるのは、2個の変動入賞部5
3L,53Rの代わりに、遊技領域100L,100R
に共通の1個の変動入賞部53が設けられている点であ
る。
【0519】さて、第10の実施形態のパチンコ遊技機
においても、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、遊技領域100L,100Rのいずれか一方
の遊技領域100でアタリが成立した場合に、もう一方
の遊技領域100でアタリが成立しやすくなるようにし
ている。このようにすれば、大抵の遊技者が、最後にア
タリが成立した遊技領域100ではない、もう一方の遊
技領域100に配置されている絵柄表示部60にパチン
コ玉を入賞させるべく、発射ハンドル21を操作するこ
ととなるので、必然的に、遊技盤10の全面が活用され
ることとなる。
【0520】そこで、第10の実施形態のパチンコ遊技
機においても、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技
機と同様に、最後にアタリが成立した遊技領域100が
遊技領域100L,100Rのいずれであるかを、遊技
者が分かるようにすることが好ましい。
【0521】次に、第10の実施形態のパチンコ遊技機
の動作を実現するための制御装置について、図50〜図
53を用いて説明する。
【0522】図50は制御装置の構成図である。
【0523】図50において、500は制御装置、50
1Lは左絵柄表示部制御装置、501Rは右絵柄表示部
制御装置、502は入賞部制御装置、503Lは左特定
入賞部制御装置、503Rは右特定入賞部制御装置、5
04Lは左入賞個数表示部制御装置、504Rは右入賞
個数表示部制御装置、505は変動入賞部制御装置、5
06はパチンコ玉支払装置、507は効果音出力装置で
ある。
【0524】第10の実施形態のパチンコ遊技機におい
ては、変動入賞部制御装置505の構成および動作のみ
が特徴的であるので、変動入賞部制御装置505につい
てのみ、図51〜図53を用いて説明する。
【0525】図51に示すように、変動入賞部制御装置
505においては、センサ5101が、変動入賞部53
にパチンコ玉が入賞したことを検知する度に、カウンタ
5102が、そのカウント値を、初期値「0」から
「1」ずつ加算していき、また、信号出力部5103
が、変動入賞部53にパチンコ玉が入賞した旨を示す変
動入賞信号を、予め定められた期間だけ、パチンコ玉支
払装置506に出力するようになっている。
【0526】また、変動入賞部制御装置505は、さら
に、プロセッサ5104とメモリ5105とを備えてお
り、プロセッサ5104がメモリ5105に格納されて
いるプログラムを実行することにより、その動作を実現
する。
【0527】図52は変動入賞部制御装置505のメモ
リ5105の記憶内容の一部を示す図である。
【0528】図52に示すように、メモリ5105に
は、左絵柄表示部制御装置501Lおよび右絵柄表示部
制御装置501Rの各々について、アタリ信号が出力さ
れてから終了信号を出力するまでの間である旨を示すた
めの、左変動フラグ5200および右変動フラグ520
1が確保されている。
【0529】いずれの変動フラグ5200〜5201
も、「1」が設定されているときには、アタリ信号が出
力されてから終了信号を出力するまでの間である旨を示
し、「1」が設定されているときには、そうでない旨を
示すものであり、初期値としては「0」が設定されるよ
うになっている。
【0530】なお、変動フラグ5200〜5201の設
定値は、後述するように、プロセッサ5104によって
初期化されるが、図51に示すように、変動入賞部制御
装置505は、さらに、アタリが成立した旨を示すアタ
リ信号が、左絵柄表示部制御装置501Lから出力され
てきた場合に、左変動フラグ5200に「1」を設定す
る左設定部5106と、アタリが成立した旨を示すアタ
リ信号が、右絵柄表示部制御装置501Rから出力され
てきた場合に、右変動フラグ5201に「1」を設定す
る右設定部5107とを備えている。
【0531】図53は変動入賞部制御装置505のプロ
セッサ5104の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0532】図53に示すように、変動入賞部制御装置
505において、プロセッサ5104は、左変動フラグ
5200および右変動フラグ5201のいずれかに
「1」が設定されている場合に(ステップ5301)、
該当する変動フラグを「0」に初期化する(ステップ5
302)。
【0533】そして、プロセッサ5104は、変数Nに
初期値である「16」を設定してから(ステップ530
3)、蓋を開放して入賞可能状態に変化するよう、変動
入賞部53を制御する(ステップ5304)。
【0534】これにより、変動入賞部53は、蓋を開放
して入賞可能状態に変化し、変動入賞部53が蓋を開放
している間に変動入賞部53に入賞したパチンコ玉の個
数が、カウンタ5102によって計数されることとな
る。
【0535】続いて、プロセッサ5104は、30秒が
経過するか(ステップ5305)、または、30秒が経
過する前にカウンタ5102のカウント値が「10」に
達した場合は(ステップ5306)、蓋を閉鎖して入賞
可能状態を解除するよう、変動入賞部53を制御する
(ステップ5307)。
【0536】これにより、変動入賞部53は、蓋を閉鎖
して入賞可能状態を解除する。
【0537】続いて、プロセッサ5104は、カウンタ
5102のカウント値を初期化すると共に(ステップ5
308)、変数Nから「1」を減算する(ステップ53
09)。
【0538】変数Nから「1」を減算した結果、変数N
の値が「1」となったか否かを判定し(ステップ531
0)、「1」となっていない場合は、ステップ5304
に戻り、「1」となった場合は、左絵柄表示部制御装置
501Lおよび右絵柄表示部入御装置501Rの該当す
る方に、変動入賞部53の入賞可能状態への変化が全て
終了した旨を示す終了信号を出力する(ステップ531
1)。
【0539】以上説明したように、第10の実施形態の
パチンコ遊技機によれば、遊技盤10が2個の遊技領域
100R,100Lを有するようにしており、これらの
遊技領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60
L,60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変
動入賞部53が入賞可能状態に変化するようになってい
るので、従来のパチンコ遊技機で活用されていなかった
遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効果があ
る。
【0540】特に、第10の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、もう一方の
遊技領域100でアタリが成立しやすくなるようにして
いるので、大抵の遊技者が、最後にアタリが成立した遊
技領域100ではない、もう一方の遊技領域100に配
置されている絵柄表示部60にパチンコ玉を入賞させる
べく、発射ハンドル21を操作することとなるので、必
然的に、遊技盤10の全面が活用されることとなる。
【0541】さらに、第10の実施形態のパチンコ遊技
機によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2
台分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域10
0L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた
総合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0542】なお、第10の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rの構成および動作を、上述した第2の実施
形態のパチンコ遊技機で説明した構成および動作と同様
にすることで、第2の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、一方の遊技領域100のみでアタリが成立していく
度に、段階的に、該遊技領域100でアタリが成立しに
くくなっていくようにすることができる。
【0543】また、第10の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rの構成および動作を、上述した第3の実施
形態のパチンコ遊技機で説明した構成および動作と同様
にすることで、第3の実施形態のパチンコ遊技機と同様
に、一方の遊技領域100のみでアタリが成立していく
度に、段階的に、もう一方の遊技領域100でアタリが
成立しやすくなっていくようにすることができる。
【0544】ところで、上述した第10の実施形態のパ
チンコ遊技機は、アタリを成立させるか否かを決定する
際に用いる確率を変更するようにしているが、上述した
第4の実施形態のパチンコ遊技機と同様に、変動入賞部
53が入賞可能状態に変化する回数であるラウンド数を
変更するようにしてもよい。
【0545】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第11の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0546】第11の実施形態のパチンコ遊技機では、
遊技領域100L,100Rのいずれか一方の遊技領域
100でアタリが成立した場合に、次のアタリがもう一
方の遊技領域100で成立したならば、変動入賞部53
のラウンド数を大きい値に変更するようにしている。
【0547】なお、第11の実施形態のパチンコ遊技機
では、2種類のラウンド数を用意した例について説明す
る。
【0548】そして、第11の実施形態のパチンコ遊技
機においては、これらのラウンド数のいずれかを選択す
る左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装
置501Rの構成および動作と、選択されたラウンド数
だけ入賞可能状態に変化する変動入賞部制御装置505
の構成および動作とが、後述するように、上述した第1
0の実施形態のパチンコ遊技機とは異なるものとなる。
ただし、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部
制御装置501Rの構成および動作は、上述した第4の
実施形態のパチンコ遊技機で説明した構成および動作と
同様であるので、説明を省略する。
【0549】ここで、変動入賞部制御装置505につい
て、図54〜図56を用いて説明する。
【0550】図54に示すように、変動入賞部制御装置
505においては、センサ5401が、変動入賞部53
にパチンコ玉が入賞したことを検知する度に、カウンタ
5402が、そのカウント値を、初期値「0」から
「1」ずつ加算していき、また、信号出力部5403
が、変動入賞部53にパチンコ玉が入賞した旨を示す変
動入賞信号を、予め定められた期間だけ、パチンコ玉支
払装置506に出力するようになっている。
【0551】また、変動入賞部制御装置505は、さら
に、プロセッサ5404とメモリ5405とを備えてお
り、プロセッサ5404がメモリ5405に格納されて
いるプログラムを実行することにより、その動作を実現
する。
【0552】図55は変動入賞部制御装置505のメモ
リ5405の記憶内容の一部を示す図である。
【0553】図55に示すように、メモリ5405に
は、左絵柄表示部制御装置501Lおよび右絵柄表示部
制御装置501Rの各々について、ラウンド数が出力さ
れてから終了信号を出力するまでの間に、該ラウンド数
を記憶保持しておくための、左ラウンド情報領域550
0および右ラウンド情報領域5501が確保されてい
る。
【0554】いずれのラウンド情報領域5500〜55
01も、ラウンド数が出力されてから終了信号を出力す
るまでの間には、該ラウンド数が設定され、そうでない
間には、初期値である「0」が設定されるようになって
いる。
【0555】なお、ラウンド情報領域5500〜550
1の設定値は、後述するように、プロセッサ5404に
よって初期化されるが、図54に示すように、変動入賞
部制御装置505は、さらに、左絵柄表示部制御装置5
01Lからラウンド数が出力されてきた場合に、該ラウ
ンド数を左ラウンド情報領域5500に設定する左設定
部5406と、右絵柄表示部制御装置501Rからラウ
ンド数が出力されてきた場合に、該ラウンド数を右ラウ
ンド情報領域5501に設定する右設定部5407とを
備えている。
【0556】図56は変動入賞部制御装置505のプロ
セッサ5404の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0557】図56に示すように、変動入賞部制御装置
505において、プロセッサ5404は、左ラウンド情
報領域5500および右ラウンド情報領域5501のい
ずれかに「0」以外の値が設定されている場合に(ステ
ップ5601)、変数Nに設定値(すなわち、ラウンド
数)を設定してから(ステップ5602)、該当する変
動ラウンド情報領域を「0」に初期化する(ステップ5
603)。
【0558】そして、プロセッサ5404は、蓋を開放
して入賞可能状態に変化するよう、変動入賞部53を制
御する(ステップ5604)。
【0559】これにより、変動入賞部53は、蓋を開放
して入賞可能状態に変化し、変動入賞部53が蓋を開放
している間に変動入賞部53に入賞したパチンコ玉の個
数が、カウンタ5402によって計数されることとな
る。
【0560】続いて、プロセッサ5404は、30秒が
経過するか(ステップ5605)、または、30秒が経
過する前にカウンタ5402のカウント値が「10」に
達した場合は(ステップ5606)、蓋を閉鎖して入賞
可能状態を解除するよう、変動入賞部53を制御する
(ステップ5607)。
【0561】これにより、変動入賞部53は、蓋を閉鎖
して入賞可能状態を解除する。
【0562】続いて、プロセッサ5404は、カウンタ
5402のカウント値を初期化すると共に(ステップ5
608)、変数Nから「1」を減算する(ステップ56
09)。
【0563】変数Nから「1」を減算した結果、変数N
の値が「1」となったか否かを判定し(ステップ561
0)、「1」となっていない場合は、ステップ5604
に戻り、「1」となった場合は、左絵柄表示部制御装置
501Lおよび右絵柄表示部入御装置501Rの該当す
る方に、変動入賞部53の入賞可能状態への変化が全て
終了した旨を示す終了信号を出力する(ステップ561
1)。
【0564】以上説明したように、第11の実施形態の
パチンコ遊技機によれば、上述した第10の実施形態の
パチンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域
100R,100Lを有するようにしており、これらの
遊技領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60
L,60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変
動入賞部53が入賞可能状態に変化するようになってい
るので、従来のパチンコ遊技機で活用されていなかった
遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効果があ
る。
【0565】特に、第11の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第4の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、次のアタリ
がもう一方の遊技領域100で成立したならば、変動入
賞部53のラウンド数を大きい値に変更するようにして
いるので、大抵の遊技者が、最後にアタリが成立した遊
技領域100ではない、もう一方の遊技領域100に配
置されている絵柄表示部60にパチンコ玉を入賞させる
べく、発射ダイヤル21を操作することとなるので、必
然的に、遊技盤10の全面が活用されることとなる。
【0566】さらに、第11の実施形態のパチンコ遊技
機によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2
台分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域10
0L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた
総合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0567】なお、第11の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rの構成および動作を、上述した第5の実施
形態のパチンコ遊技機で説明した構成および動作と同様
にすることで、一方の遊技領域100のみでアタリが成
立していく度に、段階的に、変動入賞部53のラウンド
数を小さい値に変更していくようにすることができる。
【0568】また、第11の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rの構成および動作を、上述した第6の実施
形態のパチンコ遊技機で説明した構成および動作と同様
にすることで、一方の遊技領域100のみでアタリが成
立していく度に、段階的に、もう一方の遊技領域100
でアタリが成立した場合の変動入賞部53のラウンド数
を大きい値に変更していくようにすることができる。
【0569】さらに、上述した第11の実施形態のパチ
ンコ遊技機は、変動入賞部53が入賞可能状態に変化す
る回数であるラウンド数を変更するようにしているが、
変動入賞部53が入賞可能状態を解除する契機となるパ
チンコ玉の個数である解除個数を変更するようにしても
よい。
【0570】以下、このようにしたパチンコ遊技機を、
第12の実施形態のパチンコ遊技機として説明する。
【0571】第12の実施形態のパチンコ遊技機では、
遊技領域100L,100Rのいずれか一方の遊技領域
100でアタリが成立した場合に、次のアタリがもう一
方の遊技領域100で成立したならば、変動入賞部53
の解除個数を大きい値に変更するようにしている。
【0572】なお、第12の実施形態のパチンコ遊技機
では、2種類の解除個数を用意した例について説明す
る。
【0573】そして、第12の実施形態のパチンコ遊技
機においては、これらの解除個数のいずれかを選択する
左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御装置
501Rの構成および動作と、選択された解除個数だけ
パチンコ玉が入賞すると入賞可能状態を解除する変動入
賞部制御装置505の構成および動作とが、後述するよ
うに、上述した第10の実施形態のパチンコ遊技機とは
異なるものとなる。ただし、左絵柄表示部制御装置50
1L,右絵柄表示部制御装置501Rの構成および動作
は、上述した第7の実施形態のパチンコ遊技機で説明し
た構成および動作と同様であるので、説明を省略する。
【0574】ここで、変動入賞部制御装置505につい
て、図57〜図59を用いて説明する。
【0575】図57に示すように、変動入賞部制御装置
505においては、センサ5701が、変動入賞部53
にパチンコ玉が入賞したことを検知する度に、カウンタ
5702が、そのカウント値を、初期値「0」から
「1」ずつ加算していき、また、信号出力部5703
が、変動入賞部53にパチンコ玉が入賞した旨を示す変
動入賞信号を、予め定められた期間だけ、パチンコ玉支
払装置506に出力するようになっている。
【0576】また、変動入賞部制御装置505は、さら
に、プロセッサ5704とメモリ5705とを備えてお
り、プロセッサ5704がメモリ5705に格納されて
いるプログラムを実行することにより、その動作を実現
する。
【0577】図58は変動入賞部制御装置505のメモ
リ5705の記憶内容の一部を示す図である。
【0578】図58に示すように、メモリ5705に
は、左絵柄表示部制御装置501Lおよび右絵柄表示部
制御装置501Rの各々について、解除個数が出力され
てから終了信号を出力するまでの間に、該解除個数を記
憶保持しておくための、左解除個数情報領域5800お
よび右解除個数情報領域5801が確保されている。
【0579】いずれの解除個数情報領域5800〜58
01も、解除個数が出力されてから終了信号を出力する
までの間には、該解除個数が設定され、そうでない間に
は、初期値である「0」が設定されるようになってい
る。
【0580】なお、解除個数情報領域5800〜580
1の設定値は、後述するように、プロセッサ5704に
よって初期化されるが、図57に示すように、変動入賞
部制御装置505は、さらに、左絵柄表示部制御装置5
01Lから解除個数が出力されてきた場合に、該解除個
数を左解除個数情報領域5800に設定する左設定部5
706と、右絵柄表示部制御装置501Rから解除個数
が出力されてきた場合に、該解除個数を右解除個数情報
領域5801に設定する右設定部5707とを備えてい
る。
【0581】図59は変動入賞部制御装置505のプロ
セッサ5704の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0582】図59に示すように、変動入賞部制御装置
505において、プロセッサ5704は、左解除個数情
報領域5800および右解除個数情報領域5801のい
ずれかに「0」以外の値が設定されている場合に(ステ
ップ5901)、変数Nに初期値である「16」を設定
してから(ステップ5902)、蓋を開放して入賞可能
状態に変化するよう、変動入賞部53を制御する(ステ
ップ5903)。
【0583】これにより、変動入賞部53は、蓋を開放
して入賞可能状態に変化し、変動入賞部53が蓋を開放
している間に変動入賞部53に入賞したパチンコ玉の個
数が、カウンタ5702によって計数されることとな
る。
【0584】続いて、プロセッサ5704は、30秒が
経過するか(ステップ5904)、または、30秒が経
過する前にカウンタ5702のカウント値が、該当する
解除個数情報領域の設定値(すなわち、解除個数)に達
した場合は(ステップ5905)、蓋を閉鎖して入賞可
能状態を解除するよう、変動入賞部53を制御する(ス
テップ5906)。
【0585】これにより、変動入賞部53は、蓋を閉鎖
して入賞可能状態を解除する。
【0586】続いて、プロセッサ5704は、カウンタ
5702のカウント値を初期化すると共に(ステップ5
907)、変数Nから「1」を減算する(ステップ59
08)。
【0587】変数Nから「1」を減算した結果、変数N
の値が「1」となったか否かを判定し(ステップ590
9)、「1」となっていない場合は、ステップ5903
に戻り、「1」となった場合は、該当する解除個数情報
領域を「0」に初期化してから(ステップ5910)、
左絵柄表示部制御装置501Lおよび右絵柄表示部入御
装置501Rの該当する方に、変動入賞部53の入賞可
能状態への変化が全て終了した旨を示す終了信号を出力
する(ステップ5911)。
【0588】以上説明したように、第12の実施形態の
パチンコ遊技機によれば、上述した第10の実施形態の
パチンコ遊技機と同様に、遊技盤10が2個の遊技領域
100R,100Lを有するようにしており、これらの
遊技領域100L,100Rは、各々、絵柄表示部60
L,60Rの動作によってアタリが成立した場合に、変
動入賞部53が入賞可能状態に変化するようになってい
るので、従来のパチンコ遊技機で活用されていなかった
遊技盤10の右半分の領域が活用されるという効果があ
る。
【0589】特に、第12の実施形態のパチンコ遊技機
によれば、上述した第7の実施形態のパチンコ遊技機と
同様に、遊技領域100L,100Rのいずれか一方の
遊技領域100でアタリが成立した場合に、次のアタリ
がもう一方の遊技領域100で成立したならば、変動入
賞部53の解除個数を大きい値に変更するようにしてい
るので、大抵の遊技者が、最後にアタリが成立した遊技
領域100ではない、もう一方の遊技領域100に配置
されている絵柄表示部60にパチンコ玉を入賞させるべ
く、発射ダイヤル21を操作することとなるので、必然
的に、遊技盤10の全面が活用されることとなる。
【0590】さらに、第12の実施形態のパチンコ遊技
機によれば、上述した第1の実施形態のパチンコ遊技機
と同様に、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2
台分の遊技を行なうだけではなく、2個の遊技領域10
0L,100Rの各々で成立した遊技状態を関連付けた
総合的な遊技を楽しむことができるという効果がある。
【0591】なお、第12の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rの構成および動作を、上述した第8の実施
形態のパチンコ遊技機で説明した構成および動作と同様
にすることで、一方の遊技領域100のみでアタリが成
立していく度に、段階的に、変動入賞部53の解除個数
を小さい値に変更していくようにすることができる。
【0592】また、第12の実施形態のパチンコ遊技機
は、左絵柄表示部制御装置501L,右絵柄表示部制御
装置501Rの構成および動作を、上述した第9の実施
形態のパチンコ遊技機で説明した構成および動作と同様
にすることで、一方の遊技領域100のみでアタリが成
立していく度に、段階的に、もう一方の遊技領域100
でアタリが成立した場合の変動入賞部53の解除個数を
大きい値に変更していくようにすることができる。
【0593】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパチンコ
遊技機によれば、2個の遊技領域を有する遊技盤を備え
ているので、従来のパチンコ遊技機で活用されていなか
った遊技盤の右半分の領域が活用され、遊技盤の全面が
活用されるようになるという効果がある。
【0594】また、本発明のパチンコ遊技機によれば、
2個の遊技領域の各々で成立した遊技状態を関連付けて
いるので、遊技者は、単に、1台のパチンコ遊技機で2
台分の遊技を行なうだけではなく、総合的な遊技を楽し
むことができるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のパチンコ遊技機の正面図。
【図2】従来のパチンコ遊技機の正面図。
【図3】第1の実施形態のパチンコ遊技機において、最
後にアタリが成立した遊技領域を遊技者に通知する例を
示す説明図。
【図4】第1の実施形態のパチンコ遊技機において、最
後にアタリが成立した遊技領域を遊技者に通知する例を
示す説明図。
【図5】第1の実施形態のパチンコ遊技機の内部に設け
られている制御装置の構成図。
【図6】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左入
賞部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図7】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左特
定入賞部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図8】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左入
賞個数表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図9】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左絵
柄表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図10】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図11】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【図12】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうアタリ処理の
処理フローチャート。
【図13】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうハズレ処理の
処理フローチャート。
【図14】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左
変動入賞部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図15】第1の実施形態のパチンコ遊技機における左
変動入賞部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【図16】第1の実施形態のパチンコ遊技機における効
果音出力装置の構成および動作を示す説明図。
【図17】第1の実施形態のパチンコ遊技機におけるパ
チンコ玉支払装置の構成および動作を示す説明図。
【図18】第2の実施形態のパチンコ遊技機において、
最後にアタリが成立した遊技領域、および、最後に成立
したアタリが、もう一方の遊技領域でアタリが成立して
から何回目のアタリであるかを遊技者に通知する例を示
す説明図。
【図19】第2の実施形態のパチンコ遊技機において、
最後にアタリが成立した遊技領域、および、最後に成立
したアタリが、もう一方の遊技領域でアタリが成立して
から何回目のアタリであるかを遊技者に通知する例を示
す説明図。
【図20】第2の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図21】第2の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図22】第2の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【図23】第2の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうアタリ処理の
処理フローチャート。
【図24】第3の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図25】第3の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図26】第3の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【図27】第3の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうアタリ処理の
処理フローチャート。
【図28】第4の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図29】第4の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図30】第4の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【図31】第4の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうアタリ処理の
処理フローチャート。
【図32】第4の実施形態のパチンコ遊技機における左
変動入賞部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【図33】第5の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図34】第5の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図35】第5の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうアタリ処理の
処理フローチャート。
【図36】第6の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図37】第6の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図38】第6の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうアタリ処理の
処理フローチャート。
【図39】第7の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図40】第7の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図41】第7の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうアタリ処理の
処理フローチャート。
【図42】第7の実施形態のパチンコ遊技機における左
変動入賞部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【図43】第8の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図44】第8の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図45】第8の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうアタリ処理の
処理フローチャート。
【図46】第9の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図47】第9の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図48】第9の実施形態のパチンコ遊技機における左
絵柄表示部制御装置のプロセッサが行なうアタリ処理の
処理フローチャート。
【図49】第10の実施形態のパチンコ遊技機の正面
図。
【図50】第10の実施形態のパチンコ遊技機の内部に
設けられている制御装置の構成図。
【図51】第10の実施形態のパチンコ遊技機における
変動入賞部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図52】第10の実施形態のパチンコ遊技機における
変動入賞部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図53】第10の実施形態のパチンコ遊技機における
変動入賞部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【図54】第11の実施形態のパチンコ遊技機における
変動入賞部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図55】第11の実施形態のパチンコ遊技機における
変動入賞部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図56】第11の実施形態のパチンコ遊技機における
変動入賞部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【図57】第12の実施形態のパチンコ遊技機における
変動入賞部制御装置の構成および動作を示す説明図。
【図58】第12の実施形態のパチンコ遊技機における
変動入賞部制御装置のメモリの記憶内容の一部を示す説
明図。
【図59】第12の実施形態のパチンコ遊技機における
変動入賞部制御装置のプロセッサの動作の流れを示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
10…遊技盤、20…発射装置、21…発射ハンドル、
30…貯溜部、31…賞品玉排出口、32…発射玉受
皿、33…賞品玉排出口、34…予備玉受皿、40…ガ
イドレール、50〜51…入賞部、52,52L,52
R…特定入賞部、53,53L,53R…変動入賞部、
60,60L,60R…絵柄表示部、70…障害釘、7
1…風車、80…アウト玉排出部、90,90L,90
R…入賞個数表示部、100L,100R…遊技領域、
300L,300R…装飾ランプ、400,1800
L,1800R,1900…表示装置、500…制御装
置、501L…左絵柄表示部制御装置、501R…右絵
柄表示部制御装置、502…入賞部制御装置、503L
…左特定入賞部制御装置、503R…右特定入賞部制御
装置、504L…左入賞個数表示部制御装置、504R
…右入賞個数表示部制御装置、505…変動入賞部制御
装置、505L…左変動入賞部制御装置、505R…右
変動入賞部制御装置、506…パチンコ玉支払装置、5
07…効果音出力装置、601,701,1401,5
101,5401,5701…センサ、602,70
2,802,1403,5103,5403,5703
…信号出力部、801…点灯部、901,1404,2
001,2401,2801,3301,3601,3
901,4301,4601,5104,5404,5
704…プロセッサ、902,1405,1610,2
002,2402,2802,3302,3602,3
902,4302,4602,5105,5405,5
705…メモリ、903,2803,3903…設定
部、1000…確率フラグ、1402,5102,54
02,5702…カウンタ、1601…第1の効果音記
憶部、1602…第2の効果音記憶部、1603…第3
の効果音記憶部、1604…第1の再生部、1605…
第2の再生部、1606…第3の再生部、1607…再
生制御部、1608…左効果音情報領域、1609…右
効果音情報領域、1701…供給路、1702…支払制
御部、2003,3303,4303…初期化部、21
00,2500…確率情報領域、2403,3603,
4603…加算部、2900…ラウンドフラグ、340
0,3700…ラウンド情報領域、4000…解除個数
フラグ、4400,4700…解除個数情報領域、51
06,5406,5706…左設定部、5107,54
07,5707…右設定部、5200…左変動フラグ、
5201…右変動フラグ、5500…左ラウンド情報領
域、5501…右ラウンド情報領域、5800…左解除
個数情報領域、5801…右解除個数情報領域。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部と、
    複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類の絵
    柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉の入
    賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部とが、各
    々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置とを備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域でアタリが成立した場合に、もう一方の
    遊技領域でアタリが成立しやすくなるよう、上記絵柄表
    示部の動作を制御することを特徴とするパチンコ遊技
    機。
  2. 【請求項2】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部と、
    複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類の絵
    柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置され
    た2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能な入
    賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊技領
    域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置をさらに備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域でアタリが成立した場合に、もう一方の
    遊技領域でアタリが成立しやすくなるよう、上記絵柄表
    示部の動作を制御することを特徴とするパチンコ遊技
    機。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のパチンコ遊技機で
    あって、 上記制御装置は、 最後にアタリが成立した遊技領域を示す情報を記憶する
    アタリ遊技領域記憶手段と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部が配置されている遊技領域が、上記アタリ遊技
    領域記憶手段が記憶している情報が示す遊技領域と同じ
    である場合には、予め定められた第1の確率に従って、
    アタリを成立させるか否かを決定し、そうでない場合に
    は、上記第1の確率よりもアタリが成立しやすくなる、
    予め定められた第2の確率に従って、アタリを成立させ
    るか否かを決定するアタリ決定手段と、 上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
    合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(以
    下、「アタリ組み合わせ」と称す。)を決定し、そうで
    ない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合
    わせを選択する絵柄組み合わせ決定手段と、 上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵
    柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている
    絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、 上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
    に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に
    変化させると共に、1回の入賞可能状態について、予め
    定められた個数のパチンコ玉が入賞するか、または、予
    め定められた時間が経過すると、該入賞可能状態を解除
    させる変動入賞部制御手段とを有することを特徴とする
    パチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部と、
    複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類の絵
    柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉の入
    賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部とが、各
    々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置とを備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、該遊技領域でアタリが成立しにくくなるよう、上
    記絵柄表示部の動作を制御することを特徴とするパチン
    コ遊技機。
  5. 【請求項5】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部と、
    複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類の絵
    柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置され
    た2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能な入
    賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊技領
    域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置をさらに備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、該遊技領域でアタリが成立しにくくなるよう、上
    記絵柄表示部の動作を制御することを特徴とするパチン
    コ遊技機。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載のパチンコ遊技機で
    あって、 上記制御装置は、 上記遊技領域の各々について、もう一方の遊技領域で最
    後にアタリが成立してから、該遊技領域でアタリが成立
    した回数(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶する
    アタリ回数記憶手段と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、予め
    定められた複数種類の確率のうちから、該特定入賞部が
    配置されている遊技領域について上記アタリ回数記憶手
    段が記憶しているアタリ回数が多いほど、アタリが成立
    しにくくなる確率を選択し、選択した確率に従って、ア
    タリを成立させるか否かを決定するアタリ決定手段と、 上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
    合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(以
    下、「アタリ組み合わせ」と称す。)を決定し、そうで
    ない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合
    わせを選択する絵柄組み合わせ決定手段と、 上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵
    柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている
    絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、 上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
    に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に
    変化させると共に、1回の入賞可能状態について、予め
    定められた個数のパチンコ玉が入賞するか、または、予
    め定められた時間が経過すると、該入賞可能状態を解除
    させる変動入賞部制御手段とを有することを特徴とする
    パチンコ遊技機。
  7. 【請求項7】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部と、
    複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類の絵
    柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉の入
    賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部とが、各
    々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置とを備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、もう一方の遊技領域でアタリが成立しやすくなる
    よう、上記絵柄表示部の動作を制御することを特徴とす
    るパチンコ遊技機。
  8. 【請求項8】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部と、
    複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類の絵
    柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置され
    た2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能な入
    賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊技領
    域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置をさらに備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、もう一方の遊技領域でアタリが成立しやすくなる
    よう、上記絵柄表示部の動作を制御することを特徴とす
    るパチンコ遊技機。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載のパチンコ遊技機で
    あって、 上記制御装置は、 上記遊技領域の各々について、もう一方の遊技領域で最
    後にアタリが成立してから、該遊技領域でアタリが成立
    した回数(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶する
    アタリ回数記憶手段と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、予め
    定められた複数種類の確率のうちから、該特定入賞部が
    配置されている遊技領域ではない遊技領域について上記
    アタリ回数記憶手段が記憶しているアタリ回数が多いほ
    ど、アタリが成立しやすくなる確率を選択し、選択した
    確率に従って、アタリを成立させるか否かを決定するア
    タリ決定手段と、 上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
    合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(以
    下、「アタリ組み合わせ」と称す。)を決定し、そうで
    ない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合
    わせを選択する絵柄組み合わせ決定手段と、 上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵
    柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている
    絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、 上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
    に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に
    変化させると共に、1回の入賞可能状態について、予め
    定められた個数のパチンコ玉が入賞するか、または、予
    め定められた時間が経過すると、該入賞可能状態を解除
    させる変動入賞部制御手段とを有することを特徴とする
    パチンコ遊技機。
  10. 【請求項10】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉
    の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部と
    が、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置とを備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域でアタリが成立した場合に、もう一方の
    遊技領域に対応する変動入賞部が入賞可能状態に変化す
    る回数が多くなるよう、上記変動入賞部の動作を制御す
    ることを特徴とするパチンコ遊技機。
  11. 【請求項11】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置
    された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能
    な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊
    技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置をさらに備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域でアタリが成立した場合に、前回アタリ
    が成立した遊技領域がもう一方の遊技領域であるなら
    ば、入賞可能状態に変化する回数が多くなるよう、上記
    変動入賞部の動作を制御することを特徴とするパチンコ
    遊技機。
  12. 【請求項12】請求項10または11記載のパチンコ遊
    技機であって、 上記制御装置は、 最後にアタリが成立した遊技領域を示す情報を記憶する
    アタリ遊技領域記憶手段と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、予め
    定められた確率に従って、アタリを成立させるか否かを
    決定するアタリ決定手段と、 上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
    合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(以
    下、「アタリ組み合わせ」と称す。)を決定し、そうで
    ない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合
    わせを選択する絵柄組み合わせ決定手段と、 上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵
    柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている
    絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、 上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
    に、上記特定入賞部が配置されている遊技領域が、上記
    アタリ遊技領域記憶手段が記憶している情報が示す遊技
    領域と同じである場合には、予め定められた第1の回数
    だけ、該絵柄表示部が配置されている遊技領域に対応す
    る変動入賞部を入賞可能状態に変化させ、そうでない場
    合には、上記第1の回数よりも値が大きい、予め定めら
    れた第2の回数だけ、該絵柄表示部が配置されている遊
    技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に変化させ
    ると共に、1回の入賞可能状態について、予め定められ
    た個数のパチンコ玉が入賞するか、または、予め定めら
    れた時間が経過すると、該入賞可能状態を解除させる変
    動入賞部制御手段とを有することを特徴とするパチンコ
    遊技機。
  13. 【請求項13】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉
    の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部と
    が、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置とを備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、該遊技領域に対応する変動入賞部が入賞可能状態
    に変化する回数が少なくなるよう、上記変動入賞部の動
    作を制御することを特徴とするパチンコ遊技機。
  14. 【請求項14】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置
    された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能
    な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊
    技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置をさらに備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、該遊技領域でアタリが成立した場合に入賞可能状
    態に変化する回数が少なくなるよう、上記変動入賞部の
    動作を制御することを特徴とするパチンコ遊技機。
  15. 【請求項15】請求項13または14記載のパチンコ遊
    技機であって、 上記制御装置は、 上記遊技領域の各々について、もう一方の遊技領域で最
    後にアタリが成立してから、該遊技領域でアタリが成立
    した回数(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶する
    アタリ回数記憶手段と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、予め
    定められた確率に従って、アタリを成立させるか否かを
    決定するアタリ決定手段と、 上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
    合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(以
    下、「アタリ組み合わせ」と称す。)を決定し、そうで
    ない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合
    わせを選択する絵柄組み合わせ決定手段と、 上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵
    柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている
    絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、 上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
    に、予め定められた複数種類の回数のうちから、上記特
    定入賞部が配置されている遊技領域について上記アタリ
    回数記憶手段が記憶しているアタリ回数が多いほど、値
    が小さくなる回数を選択し、選択した回数だけ、該絵柄
    表示部が配置されている遊技領域に対応する変動入賞部
    を入賞可能状態に変化させると共に、1回の入賞可能状
    態について、予め定められた個数のパチンコ玉が入賞す
    るか、または、予め定められた時間が経過すると、該入
    賞可能状態を解除させる変動入賞部制御手段とを有する
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  16. 【請求項16】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉
    の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部と
    が、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置とを備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、もう一方の遊技領域に対応する変動入賞部が入賞
    可能状態に変化する回数が多くなるよう、上記変動入賞
    部の動作を制御することを特徴とするパチンコ遊技機。
  17. 【請求項17】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置
    された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能
    な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊
    技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置をさらに備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、もう一方の遊技領域でアタリが成立した場合に入
    賞可能状態に変化する回数が多くなるよう、上記変動入
    賞部の動作を制御することを特徴とするパチンコ遊技
    機。
  18. 【請求項18】請求項16または17記載のパチンコ遊
    技機であって、 上記制御装置は、 上記遊技領域の各々について、もう一方の遊技領域で最
    後にアタリが成立してから、該遊技領域でアタリが成立
    した回数(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶する
    アタリ回数記憶手段と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、予め
    定められた確率に従って、アタリを成立させるか否かを
    決定するアタリ決定手段と、 上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
    合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(以
    下、「アタリ組み合わせ」と称す。)を決定し、そうで
    ない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合
    わせを選択する絵柄組み合わせ決定手段と、 上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵
    柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている
    絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、 上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
    に、予め定められた複数種類の回数のうちから、上記特
    定入賞部が配置されている遊技領域ではない遊技領域に
    ついて上記アタリ回数記憶手段が記憶しているアタリ回
    数が多いほど、値が大きくなる回数を選択し、選択した
    回数だけ、該絵柄表示部が配置されている遊技領域に対
    応する変動入賞部を入賞可能状態に変化させると共に、
    1回の入賞可能状態について、予め定められた個数のパ
    チンコ玉が入賞するか、または、予め定められた時間が
    経過すると、該入賞可能状態を解除させる変動入賞部制
    御手段とを有することを特徴とするパチンコ遊技機。
  19. 【請求項19】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉
    の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部と
    が、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置とを備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域でアタリが成立した場合に、もう一方の
    遊技領域に対応する変動入賞部が入賞可能状態を解除す
    る契機となるパチンコ玉の入賞個数が多くなるよう、上
    記変動入賞部の動作を制御することを特徴とするパチン
    コ遊技機。
  20. 【請求項20】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置
    された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能
    な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊
    技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置をさらに備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域でアタリが成立した場合に、前回アタリ
    が成立した遊技領域がもう一方の遊技領域であるなら
    ば、入賞可能状態を解除する契機となるパチンコ玉の入
    賞個数が多くなるよう、上記変動入賞部の動作を制御す
    ることを特徴とするパチンコ遊技機。
  21. 【請求項21】請求項19または20記載のパチンコ遊
    技機であって、 上記制御装置は、 最後にアタリが成立した遊技領域を示す情報を記憶する
    アタリ遊技領域記憶手段と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、予め
    定められた確率に従って、アタリを成立させるか否かを
    決定するアタリ決定手段と、 上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
    合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(以
    下、「アタリ組み合わせ」と称す。)を決定し、そうで
    ない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合
    わせを選択する絵柄組み合わせ決定手段と、 上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵
    柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている
    絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、 上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
    に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に
    変化させると共に、上記特定入賞部が配置されている遊
    技領域が、上記アタリ遊技領域記憶手段が記憶している
    情報が示す遊技領域と同じである場合には、1回の入賞
    可能状態について、予め定められた第1の個数のパチン
    コ玉が入賞するか、または、予め定められた時間が経過
    すると、該入賞可能状態を解除させ、そうでない場合に
    は、1回の入賞可能状態について、上記第1の個数より
    も値が大きい、予め定められた第2の個数のパチンコ玉
    が入賞するか、または、予め定められた時間が経過する
    と、該入賞可能状態を解除させる変動入賞部制御手段と
    を有することを特徴とするパチンコ遊技機。
  22. 【請求項22】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉
    の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部と
    が、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置とを備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、該遊技領域に対応する変動入賞部が入賞可能状態
    を解除する契機となるパチンコ玉の入賞個数が少なくな
    るよう、上記変動入賞部の動作を制御することを特徴と
    するパチンコ遊技機。
  23. 【請求項23】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置
    された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能
    な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊
    技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置をさらに備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、該遊技領域でアタリが成立した場合に入賞可能状
    態を解除する契機となるパチンコ玉の入賞個数が少なく
    なるよう、上記変動入賞部の動作を制御することを特徴
    とするパチンコ遊技機。
  24. 【請求項24】請求項22または23記載のパチンコ遊
    技機であって、 上記制御装置は、 上記遊技領域の各々について、もう一方の遊技領域で最
    後にアタリが成立してから、該遊技領域でアタリが成立
    した回数(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶する
    アタリ回数記憶手段と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、予め
    定められた確率に従って、アタリを成立させるか否かを
    決定するアタリ決定手段と、 上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
    合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(以
    下、「アタリ組み合わせ」と称す。)を決定し、そうで
    ない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合
    わせを選択する絵柄組み合わせ決定手段と、 上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵
    柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている
    絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、 上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
    に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に
    変化させると共に、予め定められた複数種類の個数のう
    ちから、上記特定入賞部が配置されている遊技領域につ
    いて上記アタリ回数記憶手段が記憶しているアタリ回数
    が多いほど、値が小さくなる個数を選択し、1回の入賞
    可能状態について、選択した個数のパチンコ玉が入賞す
    るか、または、予め定められた時間が経過すると、該入
    賞可能状態を解除させる変動入賞部制御手段とを有する
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  25. 【請求項25】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉
    の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部と
    が、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置とを備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、もう一方の遊技領域に対応する変動入賞部が入賞
    可能状態を解除する契機となるパチンコ玉の入賞個数が
    多くなるよう、上記変動入賞部の動作を制御することを
    特徴とするパチンコ遊技機。
  26. 【請求項26】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置
    された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能
    な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊
    技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置をさらに備え、 上記制御装置は、 一方の遊技領域のみでアタリが成立していく度に、段階
    的に、もう一方の遊技領域でアタリが成立した場合に入
    賞可能状態を解除する契機となるパチンコ玉の入賞個数
    が多くなるよう、上記変動入賞部の動作を制御すること
    を特徴とするパチンコ遊技機。
  27. 【請求項27】請求項25または26記載のパチンコ遊
    技機であって、 上記制御装置は、 上記遊技領域の各々について、もう一方の遊技領域で最
    後にアタリが成立してから、該遊技領域でアタリが成立
    した回数(以下、「アタリ回数」と称す。)を記憶する
    アタリ回数記憶手段と、 いずれかの特定入賞部かにパチンコ玉が入賞すると、予
    め定められた確率に従って、アタリを成立させるか否か
    を決定するアタリ決定手段と、 上記アタリ決定手段がアタリを成立させると決定した場
    合に、アタリが成立した旨を示す絵柄の組み合わせ(以
    下、「アタリ組み合わせ」と称す。)を決定し、そうで
    ない場合に、上記アタリ組み合わせ以外の絵柄の組み合
    わせを選択する絵柄組み合わせ決定手段と、 上記絵柄組み合わせ決定手段が決定した組み合わせの絵
    柄を、上記特定入賞部と同じ遊技領域に配置されている
    絵柄表示部に表示させる絵柄表示部制御手段と、 上記絵柄表示部がアタリ組み合わせの絵柄を表示した後
    に、予め定められた回数だけ、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に対応する変動入賞部を入賞可能状態に
    変化させると共に、予め定められた複数種類の個数のう
    ちから、上記特定入賞部が配置されている遊技領域では
    ない遊技領域について上記アタリ回数記憶手段が記憶し
    ているアタリ回数が多いほど、値が大きくなる個数を選
    択し、1回の入賞可能状態について、選択した個数のパ
    チンコ玉が入賞するか、または、予め定められた時間が
    経過すると、該入賞可能状態を解除させる変動入賞部制
    御手段とを有することを特徴とするパチンコ遊技機。
  28. 【請求項28】請求項1,2,3,10,11,12,
    19,20または21記載のパチンコ遊技機であって、 上記制御装置は、 いずれの遊技領域で最後にアタリが成立したかを、遊技
    者に通知する通知手段をさらに備えたことを特徴とする
    パチンコ遊技機。
  29. 【請求項29】請求項4,5,6,7,8,9,13,
    14,15,16,17,18,22,23,24,2
    5,26または27記載のパチンコ遊技機であって、 上記制御装置は、 いずれの遊技領域で最後にアタリが成立したか、およ
    び、該アタリが、もう一方の遊技領域でアタリが成立し
    てから何回目のアタリであるかを、遊技者に通知する通
    知手段をさらに備えたことを特徴とするパチンコ遊技
    機。
  30. 【請求項30】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部と、パチンコ玉
    の入賞が可能な入賞可能状態に変化する変動入賞部と
    が、各々配置された2個の遊技領域を有する遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、該絵柄表示部が配置され
    ている遊技領域に予め対応付けられた変動入賞部を入賞
    可能状態に変化させる制御装置と、 いずれの遊技領域で最後にアタリが成立したかを表示す
    る表示装置とを備えたことを特徴とするパチンコ遊技
    機。
  31. 【請求項31】パチンコ玉の入賞が可能な特定入賞部
    と、複数の表示位置の各々に、予め用意された複数種類
    の絵柄のいずれかを表示する絵柄表示部とが、各々配置
    された2個の遊技領域を有し、パチンコ玉の入賞が可能
    な入賞可能状態に変化する変動入賞部が、上記2個の遊
    技領域に共通に対応付けられて配置された遊技盤と、 いずれかの特定入賞部にパチンコ玉が入賞すると、該特
    定入賞部と同じ遊技領域に配置された絵柄表示部の動作
    を開始させ、該絵柄表示部の動作によって成立した遊技
    状態が、予め定められた特別の遊技状態(以下、「アタ
    リ」と称す。)である場合に、上記変動入賞部を入賞可
    能状態に変化させる制御装置と、 いずれの遊技領域で最後にアタリが成立したかを表示す
    る表示装置とを備えたことを特徴とするパチンコ遊技
    機。
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