JPH10274239A - 高速静圧スピンドル - Google Patents

高速静圧スピンドル

Info

Publication number
JPH10274239A
JPH10274239A JP10000542A JP54298A JPH10274239A JP H10274239 A JPH10274239 A JP H10274239A JP 10000542 A JP10000542 A JP 10000542A JP 54298 A JP54298 A JP 54298A JP H10274239 A JPH10274239 A JP H10274239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
shaft
bearing
motor
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10000542A
Other languages
English (en)
Inventor
Kugalur S Chandrasekar
エス チャンドラセカー クーガラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ingersoll Milling Machine Co
Original Assignee
Ingersoll Milling Machine Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ingersoll Milling Machine Co filed Critical Ingersoll Milling Machine Co
Publication of JPH10274239A publication Critical patent/JPH10274239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/08Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
    • B23Q11/0883Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards for spindles, e.g. for their bearings or casings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/65Means to drive tool
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T409/00Gear cutting, milling, or planing
    • Y10T409/30Milling
    • Y10T409/309352Cutter spindle or spindle support

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turning (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】機械加工ツールでワークピースを高い回転速度
で精密に切削するためのコンパクトなスピンドル及びモ
ータユニットを提供する。 【解決手段】 静圧ベアリングをスピンドルシャフトの
前端及び後端の周囲に備えたスピンドルシャフトとモー
タとを共に内蔵したハウジングを含む一体型スピンドル
・モータユニットである。前及び後ろの静圧ベアリング
パッドは、スピンドルシャフトに沿って軸方向に近づけ
て配置される。スピンドルユニットは、シーリングシス
テムと合体しており、一連の非接触シールが利用され、
ラビリンスシールと空気静圧フローティングリングシー
ルを含み、ベアリング油をスピンドル内に保つ。空気静
圧リングシールは、内部への空気リストリクタ開口を有
し、空気静圧空気フィルムを作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械加工ツールでワ
ークピースを高い回転速度で精密に切削するためのコン
パクトなスピンドル及びモータユニットに関する。
【0002】
【発明の背景】機械切削ツールの切削では、ツールが高
いスピンドル回転速度とパワー容量とを有することが一
般的に求められており、多くのアプリケーションにおい
て利用可能なパワーを増加させ切削速度を高めること
で、切削結果を改善することができ、切削ワークピース
の表面の仕上げ及び精度と素材の除去のレートと機械の
サイクルタイムの点から改善する。例えば、重い粗切削
は金属の除去のレートをミーリングやボーリングの動作
において最大に実行することができ、結果の粗い仕上げ
と寸法的なばらつきは軽い仕上げ切削で修正することが
できる。これらの動作の各々で、ツール速度や、送りレ
ート及び切削深さが注意深く選択されて、サイクルタイ
ムを最小化して生産性を改善し、機械のスピンドルの堅
さ又は剛性について、そしてスピンドルのパワーの利用
可能な馬力の制限について留意することが要求される。
【0003】典型的には、これらのスピンドルのための
モータは誘導タイプのモータで、切削ツールを運ぶスピ
ンドルのシャフトを駆動し、シャフトはベアリングによ
って回転動作できるように支持される。スピンドルシャ
フトはモータ駆動シャフトによって駆動されることがで
き、パワーはモータのベルト及び/又はギアの手段によ
り伝達され、ツールはスピンドルシャフトとモータのパ
ワートランスミッションギアトレーンとモータの駆動軸
を通して結合される。機械加工に対するパワーの要求
は、速度と切削力に比例し、ベアリング及び機械のギア
内のパワー損失は速度とともに増加する。スピンドルモ
ータの馬力定格はツールを選択したときに考察されなけ
ればならず、なぜなら、パワー消費は金属の除去のレー
トに直接に関係があり、これは生産レートに関係があ
る。要求された切削の数を最小化するには、機械加工ツ
ールのパワーの制限と除去される素材の量との中で、切
削の深さを出来る限り大きくする。切削の深さが増加す
ると、ツールヘッドでの切削力が大きくなる。従って、
相対的に深い切削が求められるところでは、大きな量の
馬力が要求される。加えて、特定のタイプの機械加工動
作とワークピースの材料はある一定のパワーを要求し、
例えば鋼のタッピングでは、スピンドルはかなりゆっく
りと運転しなければならず、しかも切削のための十分な
トルクを提供できなければならない。多くの現在の機械
加工ツールのスピンドルは、誘導モータを有し、制限さ
れたパワー容量を有するので、切削力は機械のオーバー
ロードにならない値に制限されなければならない。
【0004】一般的に多くの機械加工の動作で、パワー
の要求は素材の除去レートに直接に比例する。スピンド
ルの速度は特定のワークピース材料とツール材料の組合
わせによって最適な切削速度に制御される。"チップロ
ード(chip load)" は他の重要な要素で、ツールの寿命
に影響を与える。それはスピンドルのスピード(rp
m)と送りレートによって定められる。これゆえに、与
えられたツールのパワー利用量に対して最適なチップロ
ードと最適な切削速度を維持するために、切削の深さが
唯一の変更することができる変数である。これは直接に
機械加工タイムに影響する。従来のミーリング動作で
は、切削の深さは例えば粗切削では0.250インチの
オーダーで、仕上げでは0.025インチ又はそれ以下
である。航空機部品のようなアルミニウム合金のミーリ
ングでは、生産性を高めるために、より速くより深い切
削が共通に求められている。切削の深さは通常の数倍大
きく、半インチのオーダー又はそれ以上で、多くの従来
の切削加工ツールで与えられていたよりも大きなパワー
容量を要求する。アルミニウム合金の切削速度について
は、機械加工ツールの制限によって、またワークピース
によって定められる。一般的にアルミニウムは広い範囲
の速度で容易に切削することができる。しかしながら、
アルミニウム合金の熱膨張の係数は通常機械加工される
ほとんどの金属よりも高いので、仕上げ部分の寸法の精
密には、その部分を機械加工中に冷却する必要がある。
高い切削速度はその部分を低温に保つ助けとなる。なぜ
なら与えられた回転中にその部分に導入されたほとんど
の熱は次の回転においてチップと共に除去され、熱が内
部に拡散する時間は短いからである。加えて、高い速度
は一般的に高いレートの金属除去と最良の仕上げをもた
らす。従って、切削するアルミニウム部品が高速の切削
を受入れるならば、それは概して好ましい。しかしなが
ら、主として利用可能なスピンドル速度と馬力により負
わされた制限から、超高速の切削動作はアルミニウム部
品について一般的でない。従って、深い切削と高い速度
を生むことができるスピンドルを有する機械加工ツール
が求められ、特にアルミニウム部品の機械加工中の温度
上昇を最小化するために求められる。
【0005】スピンドルの剛性は最大速度においてチャ
ッタリングを生じないための著しい効果を持つ。チャッ
タリングは機械加工ツールのカッターがスピンドルシャ
フトの自然周波数により定められる周波数で共振して振
動する状態である。別言すれば、スピンドルはそれら固
有の特性又は限界速度を振動が非常に大きくなるところ
に有する。スピンドルはそれらの限界速度で動作させる
ことができず、さもなくば調和振動が発生する。共振又
は調和振動に起因するチャッタリングは、公差及び部品
の仕上げについて機械加工の精度に逆に影響を与える。
加えて、スピンドルシャフトの剛性は、切削力によって
生ずる偏りの量の著しい要素である。スピンドルの剛性
不足から生じるツールの偏りとチャッタリングは余分な
ツールの摩耗と破損を生じさせ、ワークピースを損傷さ
せ、寸法的な不正確と受入れられない仕上げ面となる。
【0006】現在の高速切削動作に用いられるスピンド
ルは、比較的大きく、不都合な長さと直径の比率を持
ち、スピンドルの設計とそのためのベアリングは一般的
に望まれる剛性を与えることができず、特にベアリング
の表面が摩耗し又は疲労し始め、ピッチングを表面に形
成し始めると高い速度で発生することがある高い周波数
の振動と極端な負荷条件によりできない。これらのスピ
ンドルユニットでの共振振動の発生を防ぐため、典型的
には低いスピンドル速度が採用される。しかしながら、
いくつかの実例において、高い速度で軽い送りで切削す
ることが部品の仕上げを改善するために望ましい。low-
micro-inchの仕上げを達成しなければならないときに
は、剛性のあるスピンドルが必要である。従って、剛性
のあるスピンドルを有する機械加工ツールを設計し、共
振振動の発生を防止し、チャッタリングを最小化又は高
い周波数の振動とチャッタリングから生じる問題を省略
し、生産を増加させ、生産コストを低下させることが望
まれる。剛性のあるスピンドル設計により可能となる増
加した速度は、仕上げを改善し製造レートを増加させ
る。
【0007】機械加工ツールでは、相当数の部品がベア
リングの構成要素となるため、高い程度の機械加工精度
余裕をもち、非常に満足のゆく表面状態を与えつつ、高
速スピンドルを転がり接触のベアリングで提供するのは
極めて難しい。ローラやボールベアリングのような従来
型のベアリングを用いてスピンドルシャフトから受ける
負荷を支持することは、特に高速のアプリケーションに
おいて精度の問題の原因となり、高い遠心力と極度の摩
耗と熱と高速で生じる支持力条件のもとで疲労する。加
えて、これらの接触式のベアリングの寿命は、与えられ
た負荷のもとでは、典型的にはある数の回転であり、従
って、高速はこの数の回転を比較的速いレートで使い尽
し、それに相当するものとして回転要素のベアリングの
寿命を短くする。動圧及び静圧ベアリングを組合わせて
高速のスピンドルを支持することは、米国特許 5,462,3
64号に開示されており、動圧ベアリングは高い回転速度
で効果的であり、静圧ベアリングはスピンドルの低い速
度の回転に効果的である。流体の動圧及び静圧ベアリン
グは概して従来の転がり要素のベアリングよりも実質的
に大きなパフォーマンスを実現することができ、特にこ
れらの流体ベアリングがベアリング内の表面の不完全に
対して鈍感で、それらはオーバータイムで摩耗せず、大
きな負荷容量を有し、それらは実質的に、ローラ要素の
ベアリングには窪みを作り、ベアリング表面に穴の原因
となるようなモーメントのオーバーロードの影響を受け
ない。
【0008】動圧ベアリングスピンドルでは、スピード
が変化したとき剛性は変化し、一方、典型的な静圧ベア
リングでは低圧の液圧油はより均一な剛性を提供する。
従って、固定されたベアリング部材に対するスピンドル
の位置は、静圧ベアリングにより支持されているスピン
ドルシャフトの回転の速度と独立で、ポンピング圧力と
ベアリングの形態により定められる最大の許容ベアリン
グ負荷値に到達しない限り、スピンドルシャフトと固定
されたベアリングとの間に接触は生じない。これらの有
利性に関わらず、ベアリング内で圧力を受けた油の使用
は、スピンドル内のベアリング流体のシールドの観点か
ら問題点を提出し、それは切削流体とは混合せず、特に
高速においてシールを高速で回転する部品と接触させて
使用することは摩耗を起す傾向があり、シーリング能力
を失わせる。多くの切削流体は水と油のエマルジョン
で、静圧ベアリング用の液圧油のような両立しない流体
による切削流体の汚染は、ワークピースの仕上げ又は寸
法について余分な変化を生じさせることからツール寿命
の短縮まで、問題を生じさせうる。シーリングの問題は
スピンドルが旋回装置タイプの機械加工ツールでスピン
ドルが水平に対して姿勢を変化させて使用されるときに
悪化し、重力の効果が増加してベアリング流体をスピン
ドルが傾いたときにスピンドルから引きだそうとする傾
向がある。従って、切削スピンドルとモータ装置に対し
ては、比較的一定の剛性と負荷容量を低い切削速度と高
い切削速度例えば20,000rpmまたはそれ以上で
維持することのニーズがある。そのようなスピンドルと
モータ装置にとって、スピンドルのシーリングシステム
が必要で、スピンドルの流体ベアリングからの油の著し
い漏れを防止し、機械加工領域の機械加工ツールが高い
速度で動作している切削流体へ漏れないようにし、スピ
ンドルが静止しているときも漏れないようにする。
【0009】静圧ベアリングは、円周状に間隔をあけた
ポケットとその中に圧力下の流体が供給されるように共
通に設計されている。ポケットは島又は静止領域で囲ま
れており、典型的には隣接するポケット間の静止領域に
はドレン溝が形成されている。高い回転速度で運転する
静圧流体ベアリングについて見いだされたひとつの問題
は、ポケット内の流体圧力が低下すると静圧ベアリング
の支持力が減少することである。この支持力の減少は、
油の粘性の減少に起因すると信じられ、なぜなら、ベア
リングポケット内で高い回転速度で発生する増加した乱
流と流体の摩擦はエネルギーの損失とポケット内の流体
圧力の低下をきたす。一定以上の高いrpmのスピンド
ルの回転では、いわゆる"ビスカスポンプ動作"といわれ
るベアリング流体が優勢となり、ポケット内の油は相当
多量に送り出され、補充される油の不足により、ポケッ
トの圧力は減少し、それにより、流体ベアリングの静圧
容量に劇的に影響し、これは好ましくない。
【0010】この点については、ベアリング内に一定の
最小クリアランスを維持し、その支持力を現在のスピン
ドルが運転できる高い回転速度で受ける増加した負荷に
対して十分に保つことが重要である。ベアリング流体の
ビスカスポンピングに加え、高温はスピンドルの熱膨張
をもたらし、固定されたベアリング内にあらかじめ設定
されたクリアランスは減少するかもしれず、適切な支持
力のために必要な最小限のクリアランスを下回り、スピ
ンドル要素の熱変形による機械加工エラーが生じ得る。
【0011】
【発明の概要】本発明に従うと、機械加工ツールの一体
型スピンドル・モータユニットが提供され、剛性と支持
力を満足して維持しつつ大きな切削速度範囲を有する。
一体型スピンドル・モータユニットは静圧流体ベアリン
グを含み、剛性の増加したユニットを提供し、現在のス
ピンドルユニットが運転すべく設計された全範囲のスピ
ードで切削精度が改善される。発明の好ましい形態で
は、スピンドルシャフトはハウジングフレーム内に取付
けられ、20,000rpmまで又はそれ以上の回転数
で回転し、モータの第1の部分はスピンドルシャフト上
のその両端の間に提供され、モータの第2の部分はフレ
ーム上で、モータの第1の部分と協同して、スピンドル
シャフトの回転駆動をする。好ましい実施形態は20,
000rpmの速度で動作し、一方、他のより小さな設
計では40,000rpmまでの速度で動作できる。静
圧ベアリングはシャフトの端部に近接して形成され、高
い圧力の流体を供給され、シャフトをフレーム内に回転
駆動されるように支持する。静圧ベアリングを利用する
ことにより、本スピンドルはその全体の動作範囲にわた
って実質的に均一な堅さ又は剛性と支持力を提供する。
加えて、モータがスピンドルに一体化され、その部分を
スピンドルシャフト上に有するので、動力伝達ギア又は
ベルトのような従来のスピンドルモータで生じるパワー
損失は生じない。
【0012】約20,000rpmの速度で共振振動を
生じることなく剛性を維持するため、静圧ベアリングの
間のスパンは短くなければならない。そのような短いス
パンで高いパワー例えば100hpを達成するため、一
体型スピンドル・モータユニットのモータは永久磁石モ
ータで、モータの第2の部分はフレームに固定されたス
テータで、モータの第1の部分は永久磁石を含むロータ
で、フレーム内を回転可能にスピンドルシャフト上に取
付けられる。ここで永久磁石モータは従来型の誘導モー
タで伝達ギア及び/又はベルトを利用しパワーが損失し
ていたものよりも増加したパワーを提供する。従って、
本一体型スピンドル・モータユニットは高い速度すなわ
ち20,000rpmまでの動作が可能であり、一方、
ツールヘッドにおいて増加したパワーを提供する。従っ
て、本スピンドルは高い速度で運転可能なだけでなく、
各切削で大きな量の金属を除去する重くて深い切削も増
加したパワー容量により実行可能である。
【0013】他の有利的な特徴は、特に永久磁石モータ
をスピンドル及びモータユニットに組立てたことは、す
なわち、永久磁石を含むロータはスピンドルシャフト上
に取付けられ、焼嵌め結合により堅く確実にシャフトの
高速回転中にシャフトとロータを取付ける。高い圧力の
作動流体が流体通路又は管内に供給され、それはロータ
のボディ内に形成され、ボアを拡張させ、ロータはシャ
フト上においてスピンドルフレームに取付けられたステ
ータに対して適切に配置される。ロータがシャフト上に
配置されたとき、流体圧力は除去することができ、拡張
したロータのボアがスピンドルシャフトを締付け堅く握
り、高い速度で回転する。加えて、ロータが拡張するよ
うに設計することは、高い速度の切削動作中のスピンド
ルシャフトの熱膨張より容易に適応することを有利的に
許容する。
【0014】一体型スピンドル・モータユニットは、好
ましくは、スピンドルシャフトに対して非接触で間隔を
あけられベアリング流体をスピンドル内に保ち、切削動
作中に切削ツールから隔離するシールを利用する。前述
したように、流体ベアリング内で液圧油を使用すること
は、もしそのような流体がスピンドルからツール/ワー
クピースの界面に漏れ、典型的には水ベースの溶液であ
る切削流体を汚染すると問題になり得る。さらに、高い
切削速度では従来の接触タイプのシールは摩耗する傾向
があり、漏れを許容していた。本一体型スピンドル・モ
ータユニットでは、シールは非接触タイプのシールで、
従って、従来の接触シールの高速での摩耗の問題は除去
される。好ましくは、シールはベアリングと近接してシ
ャフトの前端又は後端にラビリンスシールを含む。ラビ
リンスシールは蛇行性の通路を画定し、それを通ってベ
アリング流体は漏れ出なければならない。静圧フローテ
ィングリングシールがスピンドルシャフト上にラビリン
スシールと隣接して、又はその外側に提供され、ラビリ
ンスシールはスピンドルシャフトに沿ってフローティン
グリングシールとベアリングの間にある。フローティン
グリングシールは高い圧力の空気とともに提供され、シ
ャフトとリングシールとの間に空気バリアを形成し、ラ
ビリンスシールを通って漏れるかも知れないベアリング
流体をスピンドル内に保つ。この意味で、ここでのシー
ルはベアリング流体がスピンドルから漏れ出ないように
するのに効果的であり、スピンドルシャフトと接触する
ことを要求されることがなく、さもなくば特にスピンド
ルの高速回転においてシールを損傷し得る。従って、本
一体型スピンドル・モータユニットはシーリングシステ
ムを有し、これによりベアリング流体がスピンドルから
漏れ出るのが防止され、高い速度の切削動作中でさえ
も、またスピンドルが水平に対して様々な姿勢で傾斜し
ても切削流体へ混入しない。
【0015】フローティングリングシールは多孔性のリ
ングボディを含むことができ、スピンドルシャフトの前
側端又は後ろ側端に取付けられ、それに対して間隔をあ
けられ、高い圧力の空気と共に提供され、シャフトとリ
ングシールボディとの間に空気のバリアを形成し、リン
グボディの細孔を通して空気が浸入し、それを通るベア
リング流体の漏れを制限する。好ましい形態では、スピ
ンドルシャフトは傾いた表面をその前側及び後ろ側の端
に含み、静圧ベアリングがスピンドルシャフトの傾いた
表面に設けられ、軸方向及び放射状方向の負荷を受け
る。少なくともひとつのベアリング部材が、好ましくは
後ろ側の円錐状のベアリング部材が、シフト可能なベア
リングマウントによりスピンドルハウジング上に取付け
られ、スピンドルが運転しているとき、ベアリング部材
がシフトすることを許容して、向い合うベアリングとシ
ャフト表面の間のクリアランスを一定距離に保つこと
で、スピンドルの熱膨張の効果が最小化され、静圧ベア
リング内の適正な支持力が十分に提供される。この意味
で、スピンドル要素の金属が切削動作中に発生する高温
により膨張したとき、表面のクリアランスが受入れ可能
な公差を下回って、スピンドルに損傷を与えるかも知れ
ないようなシャフトに対する過剰な負荷はなく、機械加
工の精度は高温でのシャフトの膨張に関わらず維持され
る。好ましくは、後ろ側のベアリング部材はスプリング
負荷され、スプリング力は約3,000lbsでスピン
ドルシャフトの膨張により打勝たれ、ベアリング部材が
ローラ要素上をスライドし、クリアランスをある一定の
最小公差レベルより上に保ち、ベアリング内の適正な支
持力を維持する。
【0016】スピンドルシャフトはその内部を貫通する
軸方向のボアを含むことができ、シャフトの前端に拡大
されたツールホルダー受けソケット部分を有する。ツー
ルホルダーは拡大されたソケット部分内に取付けられ、
ツールチェンジャーがシャフトボア内に提供され、ツー
ルホルダをソケット内に取付け、スピンドル上のツール
をチェンジするにはホルダーを解放する。好ましくは、
圧力流体源が約1200psiの圧力の流体を静圧ベア
リングに提供し、ベアリングは高い支持力を提供する。
モータはわずかに加圧された空気を供給されるキャビテ
ィを有することができ、ベアリング流体がモータキャビ
ティ内に漏れないように保つのを助ける。本発明の好ま
しい実施形態に従えば、機械加工ツールの高速切削動作
のためのモータ一体化スピンドルユニットが提供され
る。スピンドルユニットは中心軸まわりに回転可能なス
ピンドルシャフトを含み、シャフトに延在して回転自在
に切削ツールが取付けられ、ワークピースを高速で切削
する。モータはスピンドルシャフトを20,000rp
mの速度で駆動する。スピンドルユニットのハウジング
はスピンドルシャフトとモータを内部に取付ける。傾い
たベアリング表面がシャフトに形成され、シャフトの回
転軸に対して傾いている。傾いた表面がハウジング内に
提供されシャフトの傾いた表面と対面し協同し、軸方向
及び放射状方向の負荷を受ける静圧ベアリングを形成す
る。油はベアリングに少なくとも1000psiの圧力
で供給され、スピンドルシャフトの回転駆動中に発生す
る負荷を支持する。ラビリンスシールがベアリングポケ
ットに近接して提供され、蛇行性の通路を画定し、ベア
リング流体がラビリンスシールの通路を通って漏れるの
を制限する。フローティングリングシールはラビリンス
シールと近接して提供され、ラビリンスシールを通って
漏れるかも知れないベアリング流体がスピンドルユニッ
トの外部に漏れ出るのを防止し、特にスピンドルの前側
からツール/ワークピースの界面に漏れるのを防止す
る。
【0017】好ましくは、モータはパワー出力容量定格
が約135馬力を有し、少なくとも100馬力が切削ツ
ールの切削のために、ベアリング内の流体の摩擦損失に
よりある。このように、モータ一体化スピンドルユニッ
トは、ワークピースに実行される極めて高速の及び重い
切削動作を許容し、ツールヘッドで十分なパワーが不足
することによるスピンドルのオーバーロードの恐れがな
い。スピンドルシャフトは、スピンドルシャフトの前側
端に近接した近接部分を有することができ、そこで切削
ツールが運ばれ、遠隔部分は、前側の近接部分から後ろ
側へ所定の距離だけ軸方向に間隔をあけられる。静圧ベ
アリングはシャフトの近接部分とシャフトの遠隔部分と
のまわりに形成される。好ましくは、モータは第1のモ
ータ部分をスピンドル上の近接及び遠隔部分の間に含
み、第2のモータ部分をハウジングに有し、第1のモー
タ部分と協同してスピンドルシャフトを20,000回
転までの速度で回転させる。スピンドルシャフトの部分
の間の所定の距離は十分に短く、スピンドルシャフトは
動剛性を有し、シャフトがスタートアップから20,0
00rpmまでに駆動される間に高速の共振シャフト振
動が始るのを防ぐのに十分である。モータは永久磁石モ
ータとすることができ、モータの第2の部分はステータ
で、モータの第1の部分はロータで、ロータに固定され
た永久磁石を含む。モータは少なくとも135馬力のパ
ワー出力容量定格を有することができ、シャフトの近接
部分とシャフトの遠隔部分とのベアリングは16インチ
以下の距離だけ間隔をあけられている。ここでのスピン
ドルユニットは比較的小型でコンパクトで、静圧ベアリ
ングは近づいて軸方向にスピンドルシャフトに沿って設
けられ、高い回転速度での精密な切削動作のための、非
常に堅く剛性のあるスピンドルを提供する。
【0018】発明の他の形態では、静圧ベアリング部材
を含むスピンドルユニットが提供され、ベアリング部材
は高圧ベアリングポケットをスピンドルシャフトのまわ
りに含み、高圧油を受けてシャフトを回転自在に支持
し、高圧ベアリングポケットの間の低圧ポケットが低い
圧力の油を受ける。低圧ポケットはスピンドルの動作中
に低圧油で満たされた状態に保たれ、ベアリングポケッ
ト内の流体のピスカスポンピング動作はスピンドルの回
転方向と逆で、ベアリングポケット内の流体圧力に逆に
影響しない。従って、低圧ポケットを含む本スピンドル
ユニットは適切なベアリング圧力で頼もしく動作し、た
とえベアリングポケット内のベアリング流体のビスカス
ポンピングに起因して静圧ベアリングの支持力が逆に影
響を受ける傾向がある高い回転速度でも動作する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1において、本発明による一体
型スピンドル・モータユニットは、模式的に示され、全
体が参照符号10で示されている。一体型スピンドル・
モータユニット10は、静止したハウジング12を含
み、その中にはスピンドルシャフト14が、回転動作す
べくモータ16で駆動され、モータ16もハウジング1
2内においてスピンドルシャフトのまわりに取付けられ
ている。スピンドルシャフト14は20,000回転/
分までの速度で駆動されることができ、全体を18にて
示し、ハウジング12内においてスピンドルシャフト1
4のまわりに形成された、静圧ベアリングによって剛的
に支持されている。より具体的には、スピンドルシャフ
ト14は、その前端14a及び後端14bの双方のまわ
りに静圧ベアリングパッド20を有する。好ましくは、
4つの等間隔のパッド20が、シャフト14の前端14
a及び後端14bの双方のまわりに形成されている。前
及び後ろのベアリングパッド20の軸方向の距離は比較
的短く、そのため、スピンドルシャフト14はハウジン
グ12内に硬く、高いレベルの動剛性をもって、モータ
16で高速に回転駆動された場合においても、取付けら
れている。更に、スピンドルシャフト14の全体の長さ
は、ベアリング18を越えて突出した部分を含み、比較
的短い。従って、前及び後ろのベアリングパッド20の
間の短い軸方向距離を有する短いスピンドル14は、ス
ピンドルが共振振動を発生させる前に駆動されなければ
ならない限界速度のスレッショルド、この例では200
00rpmを越えるあたりとなる、を増加させる。本発
明のこの図示された実施形態では、それぞれのベアリン
グ18の中心間のスパンは、約16インチでモータは1
00馬力である。明らかに、この距離と出力は例証のた
めであって限定ではない。すなわち、シャフトの前端1
4aの切削ツール22の取付けと近接したベアリングパ
ッド20は、この後でより完全に論議されるように、切
削ツール22から離れたシャフトの後端14bのベアリ
ングパッド20から16インチ軸方向に間隔をあけられ
ている。従って、比較的にコンパクトな一体型スピンド
ル・モータユニット10の、前と後ろの静圧ベアリング
パッド20の接近した軸方向の間隔の提供によって、高
い切削速度と負荷を扱うことができ、依然としてワーク
ピースの精密切削を提供しつつ、スピンドルシャフト1
4の共振振動が防止される。
【0020】モータ16は好ましくは永久磁石モータ
で、ここでモータ16は、静止したハウジング12に取
付けられたステータ部分26と、スピンドルシャフト1
4に取付けられ、これもまた永久磁石を含む、ロータ部
分24を含む。前述したように、スピンドルシャフト1
4の限界速度を増加させるため、シャフトは比較的短く
なるように設計され、これはここでの一体型デザインに
おけるシャフト14に与えることができるロータ24の
長さをも決定する。従って、モータ16は多くのパワー
を短いスパンに与えることができるものでなければなら
ず、それにより本スピンドルユニット10に、現在の誘
導モータを利用したスピンドルよりも、増加したパワー
容量を与える。ここに、100馬力のモータは軸方向の
長さが9インチで、ステータは約9インチの直径であ
る。実際のモータは、この出願の図面で描写されている
よりも、その断面図がより正方形に表れる。この永久磁
石モータ16は、従来の誘導モータの伝達ベルトやギア
の使用を省き、それに付随するパワーロスを省く。加え
て、永久磁石モータ16は、従来の誘導モータに比べ
て、短いスパンでツールヘッドへ大きなレベルの馬力を
与えることができる。永久磁石モータは、たとえ同等の
誘導モータよりコストがかかっても、好ましい。従っ
て、このコンパクトな高速スピンドルユニット10は、
より高い速度性能と改善された剛性を有するのに加え、
更にまた、増加された馬力容量を有し、より高い自由度
の様々なタイプの、例えばドリリング及びボーリング動
作における粗切削及び仕上げ切削で実行される、切削動
作を提供し、これらの異なるタイプの機械加工動作の実
行の効率を与える。
【0021】ロータ24は引き延された環状のボディ2
4aを有するのが好ましく、これは図示のようにスピン
ドルシャフトに焼嵌め結合にて提供され、他の実施形態
であるスピンドル及びモータユニット200に関しては
図5に示される。スピンドル及びモータユニット200
で使用されるロータボディ部分24aは、それらの前面
及び後面に形成された環状の凹部27を含み、前部の環
状凹部の凹部底面27aは、スピンドルシャフトに形成
された肩に寄りかかっており、ロータ部分24を軸方向
の適切な位置に配置する。軸方向の通路29は、ロータ
ボディ24aの内部に形成され、長手方向にボディ24
aの長さに沿って延在し、後部の環状凹部27の凹部底
面27bに開口している。数本の長手方向の通路29
が、ロータボディ24aのまわりに間隔をあけて円周状
に設けられ、高い圧力の作動流体を、長手方向の通路2
9から放射状に延びた短い放射状の通路31へ送る。好
ましくは、2本の軸方向に間隔をあけた放射状の通路3
1が、各長手方向の通路29に設けられる。通路31は
放射状に延在し、ロータボディの内周面33内に形成さ
れた円形の溝31aに開口し、これはシャフトのまわり
に延在し、軸方向に配置された放射状の通路31から高
い圧力の流体を受けて、高い圧力の油をシャフトの表面
とロータボア33の間に送る。このやり方では、ロータ
部分24のボディ24aは広げられることができ、スピ
ンドルシャフト上においてハウジングフレーム12に付
けられたステータ部分26に対してそれが適切に配向さ
れることが許容される。ロータボディ24aが適切に配
向すると、高い圧力の液圧が長手方向の通路29から除
去され、ロータボディ24a及び特にその内周面33が
シャフト表面を堅くしっかりと締付けることを許容し、
ロータ部分24はシャフトを握って共に回転する。拡張
可能なロータボディ24aは、スピンドルシャフトが高
速動作の最中に熱膨張したときにもまた有利であり、拡
張可能なロータ24aはスピンドルシャフトの膨張に、
モータ16に問題を生じることなく、より容易に適応す
ることができる。
【0022】スピンドルユニット10のベアリング18
は、次により具体的に説明される。スピンドルシャフト
14はメインの大直径の中央部分15を含み、その上に
モータのロータ部分24が取付けられ、シャフトの端部
14aと14bがそれの両側にある。スピンドルシャフ
トの端部14aと14bは円錐状の部分17と19を含
み、これはそれぞれ前及び後ろの小直径の環状部分30
と32へとテーパで細くなっている。前側及び後ろ側の
円錐状の部分17と19は、それぞれ外面34と36を
含み、これらはスピンドルシャフト14のシャフト回転
中心である長手方向の軸37に対して傾いている。前部
ハウジング部分12aと後部ハウジング部分12bは、
それぞれ放射状に内側に突出したベアリング部分38と
40とを含み、その上に傾いた表面38aと40aが提
供され、それぞれスピンドルシャフト14の傾いた表面
34と36と近接し対向する。スピンドルシャフト14
の傾いた表面34と36と、対応するベアリング部分3
8と40上の傾いた表面38aと40aとは、協同して
静圧ベアリングパッド20を形成し、放射状及び軸方向
の両方の負荷を受け、この負荷はシャフト14の回転と
スピンドルユニット10の機械加工動作の際に発生す
る。ベアリングパッド20は、改善された剛性と従来の
接触ローラ要素のベアリングに対する可動部品の数の低
減を提供し、これにより本スピンドルユニット10は、
従来のベアリングだけを用いたスピンドルの重大な限界
であった、振動する傾向がより少なくなる。さらに、静
圧ベアリングパッド20は、従来のベアリングとは異な
るダンピング機能を提供し、シャフト14が振動し始め
たとしても、パッド20内の流体が振動を、振動が共振
にいたる前に、放散されダンピングされるように動作す
る。静圧ベアリングを用いた、ここでのスピンドルユニ
ット10の剛性の範囲は、短いツール長さに対しては約
750,000lb/inに、長いツールに対しては約
350,000lb/inにいたることが見いだされて
いる。
【0023】図1に概略を示したように、ベアリングパ
ッド20には加圧された油が油循環システムによって送
られ、全体を42にて示すベアリング油供給手段が含ま
れている。油供給手段42は、それぞれ油送り通路42
aと42bを含み、前側及び後ろ側ハウジング部分12
aと12bに形成され、供給手段からの送られた油がハ
ウジング12の内部に入ってベアリングパッド20にい
く。好ましくは油供給手段は、少なくとも1000ps
iに加圧した油をベアリングパッド20に供給する能力
があり、スピンドルシャフト14の高速回転駆動中に発
生することのある増加した負荷を支持する。さらに好ま
しくは、ベアリングパッド20に供給される油の圧力範
囲は1200から1500psiである。前述したよう
に、静圧ベアリングを用いると、圧力が低い油はベアリ
ングにそれらの負荷搬送容量を与える。従って、高い圧
力の油を用いると、ここでのスピンドルシャフト14は
増加した負荷搬送容量を与えられ、これは回転駆動速度
がスタートアップから20,000rpmの範囲にわた
って実質的に一定で、静圧ベアリングの負荷搬送容量は
シャフト14の回転速度と独立である。最大許容ベアリ
ング負荷値に到達しない限り、シャフト14とハウジン
グベアリング部分38と40との接触は発生しない。こ
の意味で、スピンドルユニット10の負荷搬送容量と剛
性は20,000rpmまで維持される。
【0024】次に図2を参照してシーリングシステムに
ついて説明すると、全体が28にて示されており、モー
タ化されたスピンドルユニット10に取付けられてい
る。図2はシーリングシステム28だけを示しており、
これはスピンドルシャフト14の前部に提供され、これ
に対し図1を参照すると、スピンドルシャフト14の後
部も類似してシールされていることが見て取れ、そのた
め前側シーリングシステム28についての説明は、わず
かに些細な違いがあるものの、後ろ側シーリングシステ
ムについても等しく適用される。静圧ベアリングを液圧
油とともに提供する結果として、スピンドルユニット1
0からツール/ワークピースの境界に提供される切削流
体へ、いかなる漏れも無いことが重要であり、機械加工
動作に利用される切削流体又はクーラントは典型的には
水ベースの水/油エマルジョンであって、ベアリングに
用いられる液圧油とは相容れないものだからである。従
って、スピンドルユニット10からのいかなる漏れも、
油のベアリング流体によるクーラントの汚染はクーラン
トのクーリング及び削り屑の除去機能の見地から問題を
発生させる可能性があるため、避けなければならない。
ベアリング流体の漏れの問題は、ここでのスピンドルユ
ニット10が従来型のシールのときに悪化し、これはス
ピンドルシャフト14に接触し、本スピンドルシャフト
14が駆動されることのある高速において摩耗する傾向
がある。従って、ここでのシーリングシステム28は非
接触シールを利用し、それらはスピンドルシャフト14
と特に環状部分30と32に相対的に間隔をあけて提供
される。
【0025】より詳しくは、前側及び後ろ側ハウジング
部分12aと12bはそれぞれ軸方向に延在するリング
部分44,46を含む。前側及び後ろ側リング部分44
と46の軸方向の外端には、それぞれ前と後ろのキャッ
プ部材48と50が取付けられ、それに前及び後ろのシ
ーリングシステム28が取付けられる。ベアリング油を
スピンドルユニット10内にシーリングするために、ス
ピンドルの各端には3つのシールが与えられ、ひとつ目
はラビリンスシール52であって、それらの対向表面と
の間のクリアランスが非常に小さい。ラビリンスシール
52はベアリングパッド20と近接して与えられ、前及
び後ろのチャンバ54と56内に、つまり前及び後ろの
キャップ部材48及び50と、ハウジング部分12a及
び12b特にそれぞれのリング部分44及び46とベア
リング部分38及び40との間に形成された中にある。
ラビリンスシール52はスピンドルシャフト14が回転
しているときに非常に効果的なシールであるが、回転が
とまったときは少ない量のベアリング油がラビリンスシ
ール52を通過して漏れるかも知れず、シャフト14が
回転していないときには残りのシールが効果的に漏れを
防ぐ。
【0026】ラビリンスシール52はシャフトの環状部
分30と32の上に円錐部分58を含み、環状部分30
及び32と対応するシャフトの円錐部分17及び19と
の接続部分から近接して直ちに軸方向外方に設けられ
る。従って、ラビリンスシール52はベアリングパッド
20と直に隣接する。ラビリンスシールの円錐部分58
は対をなす同心状の環状リング60と62を含み、これ
はそれらの間に外側の環状凹部64を協同して形成す
る。内側の環状リング62とシャフトの先端部分30は
協同して、それらの間に内側の環状の凹部68を形成す
る。固定されたラビリンスシール部材68が、キャップ
部材48の後ろ側に開いた凹部部分70に取付けられて
おり、外側及び内側の同心状の環状リング72及び74
を含み、これが円錐部分58の対応する外側及び内側の
環状の凹部64及び66にぴったりはめ込まれ、それら
の表面の間には僅かなクリアランスがある。これらのク
リアランス表面は好ましくは0.005から0.010
インチの範囲にあり、ここで説明されている実施形態で
は0.005が使用されている。内側のリング74はシ
ャフトの先端部分30から接近して間隔をあけられ、外
側のリング72と協同して、環状の凹部76を形成し、
その中にリング62が突出する。円錐部分の外側の環状
リング60は、固定されたシール部材の外側のリング7
2から放射状外方に接近して間隔をあけられている。明
らかなように、円錐部分58の環状リング60及び62
と、固定されたシール部材68の環状リング72及び7
4との接近した相互配置により、蛇行性の通路が提供さ
れ、これがスピンドルシャフト14が回転動作中にいか
なる油の通行をも制限する。従って、油がベアリングパ
ッド20からスピンドル10の外部へ漏れるためには、
油は最初にラビリンスシール52によって形成された蛇
行性の通路を横切らなければならない。
【0027】ラビリンスシール52から漏れたいかなる
微量の油もスピンドル10から漏れないことを、特にシ
ャフト14が回転していないときに確実にするため、一
対の環状のフローティングリングシール78及び80が
提供され、各シャフト部分30と32の上のラビリンス
シール54から軸方向外方にある。リングシール78と
80はフローティングリングシールと呼ばれるが、なぜ
ならば、これらはスピンドルシャフト14と接触せず、
空気圧の層上に浮かんでおり、ここでより完全に説明す
る。ドレン溝82がキャップ部材48に形成され、リン
グシール78と80の間のシャフトの先端部分と近接し
ている。内側のリングシール78を漏れ出るかも知れな
いいかなる少量の油も、ドレン溝82とそれに適用され
る真空によって吸い出され、スピンドル10から排出さ
れる。いかなる残った油も外側のリングシール80によ
ってスピンドル10から漏れでないように遮断される。
これにより、ここでのシーリングシステム28は、ベア
リングパッド20からスピンドルユニット10の外部へ
の流体の漏れを防止し、特にツール/ワークピース境界
の切削流体への漏れを防ぐ。
【0028】リングシール78と80は、図2に模式的
に示すエアーコンプレッサ84の形態をとる空気供給手
段からの高圧空気とともに提供される。コンプレッサ8
4からの空気は、高圧の空気の層を形成し、シール78
と80とスピンドルの先端部分30との界面で、好まし
くは40から80psiの間である。フローティングリ
ングシール78と80は、フローティングリングシール
78及び80及びキャップ部材48の隣接する表面との
間で極めてぴったり近接しており、約0.0005から
0.001インチの範囲にある。高圧の空気が、フロー
ティングリング78と80のそれぞれボディ78aと8
0aの外側の円周状の表面を取囲むチャンバ内に導入さ
れる。それらは多孔性部材またはいくつかの孔81が放
射状にそのまわりにドリリングされて、空気静圧フィル
ムをスピンドルとフローティングリングとの間に形成
し、図7で他の実施形態であるスピンドル及びモータユ
ニット200について示したように、以下より完全に説
明する。Oリング83はフローティングリングの両側に
追加することができ、空気静圧シールの効率を改善す
る。細孔又は代替的な孔81は制限として動作し、フロ
ーティングリングの内側の円周表面とスピンドルの外周
の円周表面との間に静圧フィルムを形成し、油の漏れを
防止する。
【0029】前述したように、ラビリンスシール52と
静圧フローティングリングシール78及び80とは共
に、後ろのシャフト部分32にも類似した互いの相対配
置で提供されている。しかしながら、スピンドルシャフ
ト14の前の先端部分30はまた、前のラビリンスシー
ル86を含み、これがツール/ワークピースの界面の切
削流体がスピンドルユニット10の内部に浸入しないよ
うに保つ。より具体的には、キャップ部材48は前側の
開口凹部88を含み、その中に環状シール取付け部材9
0が取付けられている。シール取付け部材90を締付け
るのは、ラビリンスシール86の外側の環状固定部分9
2で、放射状に突起した歯92aを含む。ラビリンスシ
ール86のシール部分94の回転は、シャフトの先端部
分30上に提供され、放射状に外側に突起した歯94a
を含み、これが歯92aと噛合い、蛇行性の通路を作
り、切削流体がスピンドルユニット10に浸入するのを
シールするようになっている。シールカバー96はキャ
ップ部材48の前面に取付けられ、ラビリンスシール8
6を機械加工動作中に発生する切削屑から保護する。
【0030】ベアリングパッド20の他の側には、それ
ぞれハウジング部分12aと12bに、前の内側キャビ
ティ98と後ろの内側キャビティ100が形成されてい
る。キャビティ98と100の中に軸方向内側に漏れた
パッド20からの液圧ベアリング油は、これらのキャビ
ティから排出され、油供給手段42の油ポンプへ戻り、
ここで再びフィルターを通され、再びベアリングパッド
20に戻して送られ、液圧油を循環させる。ハウジング
部分12aと12bは、それぞれ内側に開いた凹部10
2と104とを含み、それぞれ固定されたシール取付け
部材106と108を取付ける。シール取付け部材10
6と108は、それらの対応する凹部102と104に
取付けられて、リングシールチャンバ110と112と
を画定し、その中にフローティングリングシール114
と116が与えられる。フローティングリングシール1
14と116は、キャビティ98と100から排出され
なかったベアリング油がモータキャビティ118に漏れ
るのを防止する。さらに、モータキャビティはわずかに
加圧された空気と共に提供することができ、例えば工場
の空気源などからの2から3psiの範囲で、さらに漏
れ出た油がモータキャビティ118に入るのを制限す
る。さらに、モータキャビティ118内には油ドレン1
20が提供され、これが油を油供給手段42の油だめに
返し、油がキャビティ118に入ってもモータ16が損
傷すること無く、油はそこから除去される。
【0031】スピンドルシャフト14もまた、内部を貫
通する軸方向のボア122と共に提供され、その中に従
来型のツールチェンジャ124が取付けられている。ツ
ールチェンジャはグリップ部材126をその前端に含
み、従来のHSKツールアダプタ128をスピンドルシ
ャフト14にグリップし締付ける。図1のスピンドルユ
ニットの前側を破断して示したように、ツールアダプタ
128は切削ツール22をその上に取付ける。軸方向の
ボア122は直径が太くなったソケット部分130をそ
の前端に含み、これにはテーパのついた壁が含まれてお
り、対応するツールアダプタ128のテーパのついたシ
ャンク部分132を受ける。ツールチェンジャ124の
グリップ部材126は、アダプタシャンク132のボア
部分134にぴったり嵌まり、ツールチェンジャ124
はアダプタシャンクをソケット130内に引張るように
操作される。後ろスプリング136はスピンドルシャフ
ト14のソケット130内に設けられたツールアダプタ
128を保持し、ともに回転する。
【0032】図3について見ると、改良されたバージョ
ンのスピンドルユニット10の後端が、スピンドルシャ
フト14の熱膨張を考慮にいれて示されている。これを
行うための方法は、全体が142で示されるシフト可能
なベアリングマウントを備えた、後ろベアリング部材1
40を提供し、これがハウジング12の後ろの様々な部
分と後ろベアリング部材140との間の相対的な移動を
許容し、シャフトが膨張したとき、向い合うベアリング
表面の間のクリアランスを一定の規定された距離内で保
ち、それ以下では後ろのベアリングパッドの支持力が逆
に作用し、これは、この例では、約0.0015インチ
のクリアランスかも知れない。よって、シャフト14の
いかなる膨張も、さもなくばクリアランスを最小クリア
ランス距離以下に落込ませるはずが、後ろベアリング部
材140をシフト可能なベアリングマウント140によ
ってシフトさせ、シャフトの膨張を追跡し、クリアラン
スを最小セット制限より上に保ち、静圧ベアリングパッ
ド20の適切な支持力を維持する。
【0033】より具体的には、シフト可能なベアリング
マウント142は好ましくは、環状のスプリング部材1
44を皿バネの形態をもって含み、その内側直径の円周
状の縁は、ベアリング支持部材146の放射状フランジ
部分146aに取付けられ、ベアリング支持部材はその
内側面に後ろベアリング部材140が取付けられてい
る。シフト可能なベアリングマウント142は更に、ロ
ーラエレメント150のためのローラ篭148を含み、
図3に示されるように、ベアリング支持146の外面と
係合している。ハウジングフレーム12は後ろハウジン
グ部分152を含むことができ、内側円周表面152a
を含み、これはシャフトの軸38と同軸で、ローラ篭1
48のベアリング支持146に対して外側に配置され、
ローラエレメント150と係合している。後ろハウジン
グ部分152は環状のカットアウト154を含み、内側
表面152aの軸方向の内側端から延びた垂直な肩面1
54aと、シャフト軸38と同軸な放射状外方への円周
面154bとで画定される。
【0034】皿バネ部材144は、その放射状外方の縁
144aを環状のカットアウト表面154aと154b
の角の結合部に配置し、その放射状内側の縁144bを
ベアリング支持フランジ146aに当接させる。バネ部
材144の放射状の内側端は、放射状の外側端から軸方
向に内側に間隔をあけており、環状のバネ部材144が
わずかに傾斜した円錐状の形になって、ベアリング支持
146をバイアスし、従ってシャフトが膨張したときに
後ろベアリング部材140が後ろハウジング部分152
に逆行する。ベアリング支持146は、カットアウトの
垂直肩154aの軸方向に内側の位置に、軸方向に延
び、円錐状のバネ部材144を、フランジ146aとカ
ットアウト154の角部との間にきつく受入れるのに十
分なクリアランスを提供する。シャフト14が高速切削
動作中に熱膨張を受けるとき、対向するスピンドルシャ
フト14の傾いた表面36と後ろベアリング部材140
の140aとの間のクリアランスはわずかに変化するこ
とができるが、しかしながら、ここでのシフト可能なベ
アリングマウント142により、クリアランスを維持す
ることが可能となり、そのため適切な支持力に対して確
立された誤差、例えば約0.0015インチのオーダー
を下回ることがない。いったんシャフト14が膨張する
と、バネのバイアス力は、これは好ましくは約3,00
0lbsであるが、打勝たれて、クリアランスは最小の
公差まで減少し、シャフトの膨張にトラッキングしてベ
アリング部材140がシフトすることにより、このクリ
アランスに維持され、関連するローラエレメント150
上のベアリング支持146はベアリング支持フランジ1
46aをバネ部材144の放射状の内周部分に当接さ
れ、これを軸方向外側に後ろハウジング部分152の垂
直表面154aに向けて押す。このやり方で、シャフト
14の熱膨張は静圧ベアリングの支持力に逆の影響を与
えることがなく、これは特に、スピンドルがここでのス
ピンドルすなわち20,000rpmまでの高い回転速
度で運転しているときに重要である。
【0035】図4から10の他の実施形態であるスピン
ドル及びモータユニット200について次に説明する。
スピンドル及びモータユニット200と前記スピンドル
及びモータユニット10との主たる相違は、静圧ベアリ
ングの形態に関し、スピンドル及びモータユニット10
は傾いた表面でベアリングパッド20を形成し、スピン
ドルシャフト14の軸方向及び放射方向の両方の荷重を
受けていたのに対して、スピンドル及びモータユニット
200は分離したラジアルベアリング201とスラスト
ベアリング203を利用している。ラジアルベアリング
201はポケット202を有し、スラストベアリング2
03は溝204を有し、それぞれ、スピンドルシャフト
206のラジアル及びスラスト負荷を受ける。ユニット
200の永久磁石モータは水冷式の135馬力モータで
ある。135馬力のモータにより、ベアリング18内の
流体の摩擦に帰される出力損失を考慮にいれて、ツール
ヘッドにおいて100馬力が可能である。スピンドル及
びモータユニット10のシーリングシステム28は実質
的にスピンドル及びモータユニット200のシーリング
システム208と同じである。主たる違いは、多孔性の
ボディを用いた静圧フローティングリングシール78と
80の構造に対して、静圧フローティングリング210
と212が、多孔性のボディの代りにボディにドリルで
あけられた放射状の通路81を含むことである。Oリン
グはリングの両側にシーリングの目的で配置される。高
圧空気が、フローティングリング78,80,210及
び212で囲まれたチャンバ内に導入され、細孔又はド
リル孔は制限的に働いて、静圧フィルムをフローティン
グリングの内側の円周表面とスピンドルの外周の円周表
面との間に形成し、油の漏れを防止する。フローティン
グリング78,80,210及び212はそれら自身の
重量だけを運び、静圧フィルムはリングを浮べ、たとえ
姿勢が変化してもそれを同心に保つ。リングシール21
0と212のボディはカーボン材料とすることができ、
これによりたとえいくらかスピンドルシャフト206と
接触しても、シャフト206に損傷はない。さらに、ス
ピンドル及びモータユニット200は、旋回装置タイプ
の機械加工ツールに使用され、姿勢を水平に対して上側
に約35゜と水平に対して下側に35゜との間のように
変化させる。従って、シーリングシステム208の効率
は、ここでの旋回装置タイプのスピンドル及びモータユ
ニット200で非常に重要となる。この観点から見いだ
されたのは、静圧フローティングリングシール210と
212の使用が特に優れて適しており、たとえ傾斜して
いても実質的にベアリング流体のスピンドル200から
の漏れを防止し、なぜなら、たとえ旋回装置が傾斜して
スピンドルが実質的に例えば30゜に傾斜しても、静圧
フィルムがフローティングリングをスピンドルシャフト
に対して同心に保つ。
【0036】上述したように、スピンドル及びモータユ
ニット200は、別個のラジアル及びスラストベアリン
グ201と203を含み、シャフト206のラジアル及
びスラスト荷重を受ける。ラジアルベアリングポケット
202とスラストベアリング溝204はユニット200
の前側端200aに提供され、これに対して、後ろ側端
200bにはラジアルベアリングポケット202だけが
提供される。この点については、スピンドルシャフト2
06は環状のスラストカラー部分214をシャフトの前
側端に近接して含み、これが実質的に一定なシャフト2
06の残りから放射状外方に延びる。スラストベアリン
グ203は、環状のスラストカラー部分214のの両側
に提供され、図5及び7に最もよく示されている。ラジ
アルベアリング201はポケット202を有し、これら
はスラストカラー部分214の軸方向前側に、スピンド
ルシャフト206の円周を取巻くように間隔をあけら
れ、スラストベアリング溝204はそのまわりに延びて
いる。
【0037】より具体的には、スピンドル及びモータユ
ニットは、ハウジングフレーム216を含み、これが前
のフランジ部分218をユニット200の前側端200
aに含み、フランジ部分218は軸方向に延びるリング
部分220を含んでいる。前のキャップ部材222がリ
ング部分220の前側端には取付けられ、前のシーリン
グシステム208がキャップ部材222の内側表面に取
付けられて、スピンドルユニット10のキャップ部材4
8とシーリングシステム28に類似している。フランジ
部分218は内側の円周状のボア表面224を含み、長
手方向に後ろ向きに延びて、垂直になり、放射状に内側
に延びた壁の表面226はステップ表面228を有し、
長手方向に後ろ側にシャフト軸と平行にステップ表面2
28は延びる。ステップ表面はボア表面224の直径よ
りも小さな直径を有し、垂直壁の表面226が延在する
距離に対応した距離だけ小さい。シャフトスラストカラ
ー部分214はハウジング部分のステップ表面228に
軸方向に配置され、それらから放射状内側に間隔をあけ
ている。
【0038】静圧ベアリング部材230は、小さな直径
の部分232と大きな直径のフランジ部分234を有
し、ハウジング部分218に取付けられ、フランジ部分
234の外側直径表面はそれらの後ろのボア表面224
に向き合い、小さな直径部分232はステップ表面22
8に向き合い、図5及び7に最良に示されている。ベア
リング部材230は軸方向の貫通ボア236を含み、そ
れを通してスピンドルシャフト206を受入れる。ラジ
アルベアリングポケット202は貫通ボア236の表面
に形成され、ひとつのスラストベアリングの円周状の溝
204は、ベアリング部材の小さな直径部分232の放
射状に内側のわずかに持上がった環状壁の部分232a
に形成されている。従って、スラストベアリング204
のDN値(ベアリングの直径のミリメートル値とベアリ
ングが支持できるスピンドルの最大回転速度の積)は高
く、スピンドルユニット200の約120mmの大きな直
径に基づいており、これに対して、ラジアルベアリング
202の直径は約85mmである。ラジアルベアリング2
02は最大のDN値の約1,700,000を有し、ス
ラストベアリング204は最大のDN値の約2,40
0,000を有するので、スピンドルユニット200か
ら出るベアリング流体中の熱の大部分は、スラストベア
リング204に由来する。
【0039】本発明のラジアルベアリング201の他の
特徴は、低圧ポケット238(図10)を高圧ラジアル
ベアリングポケット202に隣接して提供したことで、
ベアリングポケット202内の流体の圧力を、適切な支
持力に対して十分に高いレベルに保つ。これはベアリン
グポケット202内の高い圧力の油のビスカスポンピン
グの負の効果を最小化する。前に説明したように、典型
的な静圧ベアリングポケット202は、静止領域で囲ま
れており、陸地又はポケット202のまわりの貫通ボア
236の表面の静止領域240と類似しており、ポケッ
ト202の間の排出溝244と軸方向に延びて、ポケッ
ト202からのベアリング流体の強制的な排出流れ通路
を提供する。十分に高い流体圧力を、たとえここでのス
ピンドル及びモータユニット200が高速動作中でも、
ベアリングポケット202内で維持するために、低圧ポ
ケット238が供給され、作動流体又は油が低い圧力で
スピンドルユニット200の動作中に常時充満され、開
端の排出溝として形成する代りになっている。ポケット
238はポケット238の対向側に対向端壁240を含
み、端壁は小さな軸方向に延びるノッチ244を有し、
これが中心的にポケット238の端部から静止領域24
0の縁にまで延び、ポケット238から油を排出する。
フローポケット238内の低圧油は、ラジアルベアリン
グポケット202内の圧力のビスカスポンピング反対効
果を最小化することにのみ寄与する。低圧フローポケッ
ト238を、端壁242と小さなノッチ244を内部に
有して提供することで、油はフローポケット238から
静止領域240の縁に自由に流れなくなる。小さなノッ
チ244は圧力制限として寄与することがわかってお
り、液圧システムに一定量の背圧を付加し、ベアリング
ポケット202内の圧力を十分に高く保ち、スピンドル
シャフト206の高速回転での適切な支持力を、ポケッ
ト202内のベアリング流体のビスカスポンピング動作
に関わらず得る。
【0040】高い圧力の油、例えば1200から150
0psiをラジアルベアリングのラジアルベアリングポ
ケットに供給するために、ハウジングフランジ部分(図
4及び5)は放射状及び軸方向の流体供給管246と2
48を含み、放射状の管246はフランジ部分の大きな
直径の外側表面218aから放射状管248の軸方向の
内側端に延在し、長手方向に外側に延び、ハウジング部
分218の垂直な壁表面226に開口し、図5に最も良
く示される。垂直壁表面226は、ベアリングフランジ
部分234の環状表面250に接し、放射状管248の
端部は、ベアリングフランジ部分234内のベアリング
部材の軸方向の供給管252に開口して配置されてい
る。ベアリング部材の軸方向の管252は、ベアリング
部材のフランジ部分234の内側の環状の表面250の
それらの開口から延びて、放射状内側に延びて、ラジア
ルベアリングポケット202のインレットポート256
に開口する、ベアリング部材の放射状管254へと延び
る。
【0041】好ましい形態では、ベアリング部材は4つ
のラジアルベアリング201を有し、それぞれのベアリ
ングポケット202はボア236のまわりに円周状に等
しく間隔をあけられている。ベアリングポケット202
は、関連するベアリング部分218内の放射状及び軸方
向の供給管246と248を通して高圧油が供給され、
ベアリング部材230内の軸方向及び放射状の供給管2
52と254を通り、中心に配置されたインレットポー
ト256を通り、ポケット202へ出る。従って、各ベ
アリングポケット202はスピンドルユニット200内
に分離された液圧ラインシステムを有し、高い圧力のベ
アリング流体が供給され、シャフト206の負荷に耐え
る。低圧ポケット238へ低圧の油を供給するために、
ベアリングフランジ部分218は単一の放射状供給管2
58(図7)を含み、これが表面218aのフランジ部
分に開口し、放射状に内側ボア表面224へ延びてい
る。インレット開口260は円周状の溝262内に形成
され、ベアリングフランジ部分234の外部のまわり
で、放射状供給管258の排出開口がインレット開口2
60のひとつと並び、図6及び7に示すようになってい
る。放射状の供給管262は、フランジ溝262内の関
連する開口260からベアリング部材230を通り、低
圧ポケット238のインレットポート264へ延びる。
従って、低圧流体は供給管258によって溝262へ供
給される。流体は、ひとつの並べられたインレット開口
260を通り、その関連する供給管260へ、そして溝
262内の流れによってインレット開口260の残りへ
流れ、低圧流体を残りの供給管262へ入れ、ポケット
238のポート264から出す。低圧流体は、上述した
理由からポケット238を充満して保つためだけに利用
されているので、各ポケット238に供給する流体の精
密なコントロールはベアリングポケット202のように
は重要ではなく、各ポケット202は分離した管システ
ムから高圧流体が供給され、ハウジング部分218内に
形成されて、支持力の目的のため、低圧流体のための単
一の供給管258と反対に、ポケット238を充填して
保つ。
【0042】ベアリング部材の持上がった部分232a
内のスラストベアリング203に高圧油を供給するた
め、ハウジング部分218は放射状の供給管264(図
7)を含み、表面218aにて開き、放射状にハウジン
グ部分のステップ表面228に延びる。ベアリング部材
部分232の肩表面266はハウジングのステップ表面
228と接しており、放射状供給管268のためのイン
レット開口を有し、ベアリング部材232内に形成さ
れ、供給管264と並べられ、放射状に内側に軸方向の
供給管270に延びる。供給管270は軸方向に内側に
延び、ベアリング部材部分232の持上がった環状の表
面232aに開口し、ベアリング流体をシャフトスラス
トカラー214の軸方向外側の円周状のスラストベアリ
ング溝204に向ける。
【0043】スラストカラー214の軸方向内側側面の
溝204は放射状の供給管272から高圧油が供給さ
れ、ハウジング部分218内のポケット供給管258か
ら軸方向に間隔をあけ、表面218aから軸方向の供給
管274へ延び、図7に示される通りである。スラスト
ベアリング部材276はハウジング部分218の後ろ側
内側端に取付けられ、ベアリング部材230と類似した
構造を有し、小さな直径部分278と大きな直径のフラ
ンジ部分280がある。軸方向の供給管274は軸方向
の供給管282と並べられ、フランジ部分280の環状
の表面284から延びて、長手方向に内側にシャフトス
ラストカラー214から離れて、放射状の供給管286
へいく。供給管286は放射状に内側に他の軸方向の供
給管288へ延び、軸方向の管282から放射状内側に
間隔をあけ、流体を向けなおしてシャフトスラストカラ
ー214へ、ベアリング流体をスラストベアリング溝2
04内のインレット開口へ供給し、これはベアリング部
材部分278のわずかに持上げられた環状部分278a
に形成されている。従って、高い圧力のベアリング流体
はシャフトカラー部分214の両側の円周状の溝204
に供給され、シャフト206の軸方向に向けられたスラ
スト負荷を受ける。
【0044】上述したように、シャフトスラストカラー
部分214はベアリングステップ表面228から放射状
内側に間隔をあけられ、ドレン領域290を提供し、そ
こからスピンドルユニット200からの油が排出され、
冷却され、フィルターを通され、圧力をかけて送り出さ
れてベアリング201と203へ、スピンドル及びモー
タユニット200で利用された作動流体が再循環され
る。ドレン領域290はそれらの各側に接しており、ベ
アリング部材部分232及び278を向け、軸方向内側
にラジアルベアリングポケット202と低圧ポケット2
38から排出された油を受け、放射状外側にスラストベ
アリング溝204から、油は領域290から吸い出さ
れ、排出開口292を通る。スピンドルユニット10に
似て、ベアリング流体を永久磁石モータから隔離するた
め、モータキャビティ294(図7)は、わずかな加圧
空気が提供され、約5psiである。スラストベアリン
グ部材276は軸方向の貫通ボア296を有し、シャフ
ト206から表面が放射状に間隔をあけて、それらを通
って延在し、それらの間に小さなクリアランスを提供
し、キャピラリシールを形成し、ベアリング流体が軸方
向内側に、スラストベアリング部材の持上がり部分27
8aの放射状内側のキャビティ298から移動しないよ
うにする。さらに、静圧フローティングリングシール3
00がスラストベアリング部材276の軸方向内側の開
口凹部302内に配置され、流体がモータキャビティ2
94を通ってキャピラリシールを通って漏れるのを防止
する。図5を参照すると、スピンドル及びモータユニッ
ト200の後端200bは前端200aと実質的に類似
した構成を持ち、スラストベアリング204に関連する
構成が少ない。従って、シャフト206の前端部分のス
ラストカラー部分214に類似した対応するスラストカ
ラー部分はシャフト206の後端部分にはなく、しか
し、ラジアルベアリングはそれらの管システムを含んで
似ており、シーリングシステムは実質的にそれぞれ対応
しており、従ってここで詳細は説明しない。
【0045】本発明の特定の実施形態について図示し説
明したけれども、様々な変化と改良が当業者には生じる
ことは認識されるだろうし、これら全ての変化と改良
は、本発明の真の精神と範囲内に含まれ、添付されたク
レームがカバーする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハウジングフレーム内のスピンドルシャフト
とモータを示す本発明による機械加工ツールのための一
体型スピンドル・モータユニットの概略図
【図2】 シャフトのための前の静圧ベアリングと、ベ
アリング流体がスピンドルユニットから漏れ出さないよ
うに保つためのシーリングシステムとを示すスピンドル
シャフトの前端の拡大断面図
【図3】 スピンドルハウジングの後ろフランジ部分と
後ろベアリング部材との間のシフト可能なベアリングマ
ウントを示す一体型スピンドル・モータユニットの後部
の拡大図
【図4】 ラジアルベアリングポケットのためのベアリ
ング流体管を想像線で示す本発明の他の実施形態による
スピンドル・モータユニットの正面立面図
【図5】 ロータがスピンドルシャフト上に焼嵌めさ
れ、作動流体の通路を含むモータのロータを示す他の実
施形態によるスピンドル・モータユニットの図4の5−
5線による断面図
【図6】 ラジアルベアリングポケットの間の低圧ポケ
ットのためのベアリング流体管を想像線で示す図4に類
似した他の実施形態によるスピンドル・モータユニット
の正面立面図
【図7】 実質的に図2のシーリングシステムと類似し
た、回転及びスラストのためのシーリングシステムを示
す他の実施形態によるスピンドル・モータユニットの前
部分の図6の7−7線による拡大断面図
【図8】 ラジアルベアリングポケットと、ラジアルベ
アリングポケットの間の低圧ポケットとを示すベアリン
グ部材のひとつの斜視図
【図9】 ベアリング部材内のベアリング流体管を想像
線で示す図8のベアリング部材の立面図
【図10】 図8及び9のベアリング部材の図9の10
−10線による断面図

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削ツールを回転させてワークピースを
    切削する機械加工ツールの一体型スピンドル・モータユ
    ニットであって、スピンドル及びモータユニットは:ハ
    ウジングフレームと;ハウジングフレームに回転すべく
    取付けられ、後端と前端とを有し、シャフトの前端に切
    削ツールが取付けられ、ワークピースに対して切削動作
    を実行するためのスピンドルシャフトと;スピンドルシ
    ャフトの両端の間に取付けられたモータの第1部分と;
    フレームに取付けられ、モータの第1部分と協同してス
    ピンドルシャフトを回転駆動するためのモータの第2の
    部分と;シャフトの前端及び後端と隣接し、高圧ベアリ
    ング流体が供給され、フレーム内にスピンドルシャフト
    を回転すべく取付ける静圧ベアリング部材と;および、
    回転するスピンドルの周りにベアリング流体を維持し、
    スピンドルユニットから漏れないようにする非接触シー
    ルと;を備えていることを特徴とするスピンドル及びモ
    ータユニット。
  2. 【請求項2】 非接触シールは、ラビリンスと空気静圧
    フローティングリングシールとの組合わせを含むことを
    特徴とする請求項1記載のスピンドル及びモータユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 シールは、前側ベアリングにおいてラビ
    リンスシールを含み、蛇行性の通路を画定し、ベアリン
    グ流体が漏れ出る際にはその中を通らなければならない
    ようになっており、そして、 空気静圧フローティングリングシールはスピンドルシャ
    フト上でラビリンスシールと隣接し、ラビリンスシール
    はフローティングリングシールとスピンドルシャフトに
    沿ったベアリングとの間にあり、フローティングリング
    シールは高圧空気と共に提供され、シャフトとの間に空
    気静圧フィルムを形成することを特徴とする請求項1記
    載のスピンドル及びモータユニット。
  4. 【請求項4】 シールは、スピンドルシャフトの前端及
    び後端に間隔を開けて取付けられたリングボディ内に空
    気通路を含み、これらは、高圧空気と共に提供され、シ
    ャフトとリングシールとの間の空間に空気静圧フィルム
    を形成し、空気通路を通ってリングシールとシャフトと
    の間の空間へ空気を流すことを特徴とする請求項3記載
    のスピンドル及びモータユニット。
  5. 【請求項5】 静圧ベアリング部材は、シャフトの前端
    及び後端の周りに円周状に間隔を開けられた高圧ベアリ
    ングポケットを含み、切削動作中のシャフト負荷を支持
    し受入れ、そして、 高圧ベアリングポケットの間の低圧ポケットがベアリン
    グポケットよりも低い圧力の流体と共に提供され、低圧
    ポケットは低圧流体で充填されて、スピンドルシャフト
    の高速回転中にベアリングポケット内を高い流体圧力に
    維持することを特徴とする請求項1記載のスピンドル及
    びモータユニット。
  6. 【請求項6】 シャフトの前端及び後端のひとつの静圧
    ベアリング部材のための、シフト可能なベアリングマウ
    ントを含み、ワークピースの切削動作中にベアリング部
    材のシフトを許容し、シャフトが熱膨張を受けていると
    きに、ベアリング部材とシャフト表面との間のクリアラ
    ンスを維持し、高い回転速度でのシャフトの適切な支持
    力に十分であることを特徴とする請求項1記載のスピン
    ドル及びモータユニット。
  7. 【請求項7】 モータが永久磁石モータで、モータの第
    2の部分はステータで、モータの第1の部分はロータ
    で、ロータに固定された永久磁石を含み、ロータを貫通
    する軸方向のボアでスピンドルシャフト上に取付けられ
    ることを特徴とする請求項1記載のスピンドル及びモー
    タユニット。
  8. 【請求項8】 スピンドルシャフトとシャフトに取付け
    られるロータボアとの間は焼嵌めされていることを特徴
    とする請求項7記載のスピンドル及びモータユニット。
  9. 【請求項9】 液圧管がロータ内に提供され、高い圧力
    の作動流体を受けて、ロータボアを広げて、ロータをシ
    ャフト上に取付けることを特徴とする請求項8記載のス
    ピンドル及びモータユニット。
  10. 【請求項10】 スピンドルシャフトは片端に傾いた表
    面を含み、静圧ベアリングがスピンドルシャフトの傾い
    た表面に設けられ、軸方向及び放射状方向の負荷を受け
    ることを特徴とする請求項1記載のスピンドル及びモー
    タユニット。
  11. 【請求項11】 スピンドルシャフトはそれを通るよう
    に軸方向のボアを有し、大きくされたツールホルダがシ
    ャフトの前端にボアのソケット部分を受け、ツールホル
    ダはシャフトの前端の大きくされたソケット部分に取付
    けることができ、 シャフトボア内のツールグリッパは、グリッパが動作さ
    れてホルダがソケット内に取付けられ、スピンドル上の
    切削ツールを交換すべくホルダが解放されることを特徴
    とする請求項1記載のスピンドル及びモータユニット。
  12. 【請求項12】 圧力流体源が少なくとも約1000p
    siの圧力の流体を静圧ベアリングに提供し、 モータはキャビティを有し、加圧空気が供給されて、ベ
    アリング流体がモータキャビティに漏れ入るのを防止す
    ることを特徴とする請求項1記載のスピンドル及びモー
    タユニット。
  13. 【請求項13】 機械加工ツールの高速切削動作のため
    のモータが一体化されたスピンドルユニットであって、
    スピンドルユニットは、 シャフトを通る中心軸のまわりに回転可能なスピンドル
    シャフトが、それに取付けられた切削ツールを回転さ
    せ、ワークピースの高速切削を行い;スピンドルシャフ
    トを高速で駆動するモータと;スピンドルユニットのハ
    ウジングであって、その中にスピンドルシャフトとモー
    タが取付けられ;スピンドルシャフトをハウジング内に
    回転自在に取付ける静圧ベアリングが軸方向及び放射状
    方向の負荷を受け;ベアリングに加圧されたベアリング
    流体を供給して、スピンドルシャフトの回転駆動中に発
    生する負荷を支持するベアリング流体の供給手段;ベア
    リングに近接したラビリンスシールであって、通過すべ
    き蛇行性の通路を画定し、スピンドルシャフトの高速回
    転中にラビリンスシールの通路を通るベアリング流体の
    漏れを制限し;ラビリンスシールに近接する静圧フロー
    ティングリングシールであって、加圧空気を受け、スピ
    ンドルシャフトとフローティングリングシールとの間の
    空間に空気フィルムを形成し、スピンドルシャフトが回
    転していないときにラビリンスシールを通って漏れるか
    も知れないベアリング流体を、スピンドルユニットから
    漏れないようにすることを特徴とするスピンドルユニッ
    ト。
  14. 【請求項14】 フローティングリングシールは、その
    内部に制限された空気通路が形成されたリングボディを
    含み、 空気供給手段は、高い圧力の空気をリングシールに供給
    し、空気はリングボディの制限された空気通路を通っ
    て、静圧フィルムをリングシールとスピンドルシャフト
    との間の空間に形成し、リングボディを通過するベアリ
    ング流体の漏れを制限し、リングをスピンドルシャフト
    と同心に保つことを特徴とする請求項13記載のスピン
    ドルユニット。
  15. 【請求項15】 静圧ベアリングはシャフトとハウジン
    グとに円錐状の表面を含むことを特徴とする請求項13
    記載のスピンドルユニット。
  16. 【請求項16】 モータはハウジングに取付けられたス
    テータと、スピンドルシャフト上のロータを含み、ロー
    タはそれに固定された永久磁石を含むことを特徴とする
    請求項13記載のスピンドルユニット。
  17. 【請求項17】 ロータは拡張可能なボアとボアに高い
    圧力の作動流体を適用する液圧管システムとを有し、ロ
    ータをスピンドルシャフト上に取付けるために、ロータ
    ボアを管システムに高い圧力の作動流体を適用すること
    で広げ、ロータをスピンドルシャフト上にて固定された
    ステータに対して適切な位置に配向し、高い圧力の液圧
    を除去し、ロータがスピンドルシャフト上に堅くグリッ
    プし共に回転するようにしたことを特徴とする請求項1
    6記載のスピンドルユニット。
  18. 【請求項18】 モータはパワー出力容量定格が少なく
    とも100馬力であることを特徴とする請求項13記載
    のスピンドルユニット。
  19. 【請求項19】 4つの静圧ベアリングポケットがスピ
    ンドルシャフトのまわりの表面に形成されていることを
    特徴とする請求項13記載のスピンドルユニット。
  20. 【請求項20】 4つの低圧ポケットがスピンドルシャ
    フトのまわりの表面に形成され、低圧ポケットはベアリ
    ングポケットの間で、切削動作中に低圧流体で満たさ
    れ、ベアリングポケットの高い流体圧力をスピンドルシ
    ャフトが高速で回転したときに維持することを特徴とす
    る請求項19記載のスピンドルユニット。
  21. 【請求項21】 スピンドルシャフトは、切削ツールに
    隣接した近接部分と、近接部分から所定の距離だけ軸方
    向に間隔をあけられた遠隔部分とを有し、静圧ベアリン
    グはシャフトの近接部分とシャフトの遠隔部分のまわり
    に配置されていることを特徴とする請求項13記載のス
    ピンドルユニット。
  22. 【請求項22】 ベアリングのためのシフト可能なベア
    リングマウントを少なくともひとつのシャフトの近接又
    は遠隔部分に有し、ベアリングのシフトを許容し、スピ
    ンドルシャフトの高速切削動作中の熱膨張に追従するこ
    とを特徴とする請求項21記載のスピンドルユニット。
  23. 【請求項23】 モータは第1のモータ部分をスピンド
    ルシャフト上の近接及び遠隔部分の間に有し、第2のモ
    ータ部分をハウジングに有して第1のモータ部分と協同
    して、スピンドルシャフトを20,000rpmまでの
    高速で回転させ、スピンドルシャフト部分の間の所定の
    距離は十分に小さく、シャフトがスタートアップから2
    0,000rpmまでの駆動中に高速共振のシャフトの
    振動の発生を防止するようにしたことを特徴とする請求
    項21記載のスピンドルユニット。
  24. 【請求項24】 モータは永久磁石モータで、モータの
    第1の部分はロータで、モータの第2の部分はステータ
    で、永久磁石をロータに固定されていることを特徴とす
    る請求項23記載のスピンドルユニット。
  25. 【請求項25】 モータはパワー出力容量定格が切削ツ
    ールにおいて少なくとも100馬力で、シャフトの近接
    部分及びシャフトの遠隔部分の静圧ベアリングは少なく
    とも16インチの距離をあけていることを特徴とする請
    求項23記載のスピンドルユニット。
  26. 【請求項26】 機械加工ツールで高速切削動作をする
    ためのスピンドルユニットであって、スピンドルユニッ
    トは:スピンドルハウジングと;ハウジング内に回転自
    在に取付けられ、切削ツールを回転させてワークピース
    を切削するためのスピンドルシャフトと;スピンドルシ
    ャフトをハウジング内に回転自在に取付ける静圧ベアリ
    ング部材と;ベアリング部材内にスピンドルシャフトの
    まわりに形成された高圧ベアリングポケットであって、
    高い圧力のベアリング液を受け、シャフトを回転中に支
    持するものと;そして、 ベアリング部材内にスピンドルシャフトのまわりにベア
    リングポケットの間に形成された低圧ポケットであっ
    て、低い圧力のベアリング液をその中に受け、低圧ポケ
    ットは低圧ベアリング液で満たされた状態に保たれ、ベ
    アリングポケットにおいてスピンドルシャフトの高速回
    転中に高い流体圧力を維持することを特徴とするスピン
    ドルユニット。
  27. 【請求項27】 静圧ベアリング部材がスピンドルシャ
    フトを取囲むラジアルベアリングを含み、そしてさらに
    スピンドルシャフトにはスラストカラーが備えられ、 静圧スラストベアリングがスラストカラーと協同して、
    スピンドルシャフトからスラスト負荷を受けることを特
    徴とする請求項26記載のスピンドルユニット。
  28. 【請求項28】 ハウジングはモータキャビティを含
    み、ハウジングキャビティ内の一体化されたモータがス
    ピンドルシャフトを高速で駆動し、モータはハウジング
    に固定されたステータと拡張可能なボアを有するロータ
    と、ロータのボアを拡張させるための静圧管システム
    と、高い圧力の作動流体をロータの管システム内に適用
    して、ロータをシャフト上の所定の位置にステータに対
    して配向させ、高い圧力の液圧を管システムから除去す
    ることでロータをシャフト上の所定の位置に固定し、ロ
    ータが堅くスピンドルシャフトをグリップすることを許
    容することを特徴とする請求項26記載のスピンドルユ
    ニット。
  29. 【請求項29】 スピンドルシャフトに対して非接触で
    間隔をあけたシールを含み、モータキャビティのいずれ
    かの側にシールを提供し、空気の通路を有するリングボ
    ディを含み、これに加圧された空気が供給されて、リン
    グボディとスピンドルシャフトとの間に空気のバリアを
    形成し、ベアリング流体がモータキャビティ内に漏れる
    のを防止することを特徴とする請求項28記載のスピン
    ドルユニット。
  30. 【請求項30】 高い圧力のベアリングポケットはスピ
    ンドルシャフトのラジアル負荷を受け、少なくともひと
    つのベアリング部材がスラストベアリング領域を含み、
    高い圧力の油を供給されて、スピンドルシャフトの軸方
    向の負荷を受けることを特徴とする請求項26記載のス
    ピンドルユニット。
  31. 【請求項31】 スピンドルシャフトに対して非接触に
    間隔をあけたシールを含み、スピンドルユニット内にベ
    アリング流体を保ち、切削動作中に切削ツールから隔離
    させるようにしたことを特徴とする請求項26記載のス
    ピンドルユニット。
  32. 【請求項32】 ラビリンスシールをベアリングに隣接
    して含み、蛇行性の通路を形成し、それを通ってベアリ
    ング流体は漏れるように通らなければならず、ラビリン
    スシールに隣接して静圧フローティングリングシールを
    含む非接触シールが、ラビリンスシールはフローティン
    グリングシールとスピンドルシャフトに沿ったベアリン
    グの間にあり、フローティングリングシールは加圧空気
    と共に提供され、シャフトとリングシールの間に空気バ
    リアを形成し、ラビリンスシールを漏れ出たベアリング
    流体をスピンドルハウジング内に保つことを特徴とする
    請求項31記載のスピンドルユニット。
JP10000542A 1996-12-31 1998-01-05 高速静圧スピンドル Pending JPH10274239A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US3480696P 1996-12-31 1996-12-31
US60/034806 1996-12-31
US08/889739 1997-07-10
US08/889,739 US5921731A (en) 1996-12-31 1997-07-10 High speed hydrostatic spindle

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10274239A true JPH10274239A (ja) 1998-10-13

Family

ID=26711396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10000542A Pending JPH10274239A (ja) 1996-12-31 1998-01-05 高速静圧スピンドル

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5921731A (ja)
EP (1) EP0860232B1 (ja)
JP (1) JPH10274239A (ja)
CN (1) CN1091403C (ja)
DE (1) DE69722912T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012520980A (ja) * 2009-03-17 2012-09-10 エックステック インコーポレイティッド 空気圧特性を持つ油再循環システムによる圧延装置
CN103831718A (zh) * 2014-03-07 2014-06-04 佛山市南海区洪智机械厂 一种静压磨头
KR102581492B1 (ko) * 2023-02-03 2023-09-22 에이프로주식회사 유정압베어링 스핀들

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6390907B1 (en) * 1998-02-09 2002-05-21 Joel Kym Metzler Machine tool and machine tool spindle and workpiece mounting-apparatus and grinding process
US6236535B1 (en) * 1998-07-28 2001-05-22 International Business Machines Corporation Spindle motor with hydrodynamic bearing
US6695480B1 (en) * 1999-07-13 2004-02-24 A.W. Chesterton Co. Opposed flow seal/bearing assembly
US6719505B2 (en) * 1999-09-01 2004-04-13 Novator Ab Orbital hand tool apparatus for drilling
US6546781B1 (en) * 2000-10-05 2003-04-15 Ford Motor Company Method of verifying spindle bearing functionality prior to service
JP3944365B2 (ja) * 2001-06-22 2007-07-11 東芝機械株式会社 工作機械、工具および工具ホルダ
US6752750B2 (en) * 2001-10-15 2004-06-22 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Tool, tool holder, and machine tool
US6682277B2 (en) * 2001-10-16 2004-01-27 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Tool, tool holder, and machine tool
JP2003145393A (ja) * 2001-11-16 2003-05-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 主軸装置
US6664685B2 (en) 2001-11-16 2003-12-16 Seagate Technology Llc High adhesion, wear resistant coatings for spindle motors in disk drive/storage applications
US6747383B2 (en) 2002-04-09 2004-06-08 Honeywell International, Inc. Generator with hydraulically mounted stator rotor
DE50211969D1 (de) * 2002-09-13 2008-05-08 Hermle Berthold Maschf Ag Spindelkopf für eine Werkzeugmaschine
KR20040025081A (ko) * 2002-09-18 2004-03-24 한국전기초자 주식회사 스핀들 모터
WO2004087353A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Nsk Ltd. 主軸装置及び主軸装置を備えた工作機械
US20050097717A1 (en) * 2003-11-06 2005-05-12 Bret Rasmussen Machining tool
EP1755827A1 (en) * 2004-05-22 2007-02-28 Unova UK Ltd. Improved grinding wheel spindle
DE102004044372B4 (de) * 2004-09-10 2008-09-11 Hegenscheidt-Mfd Gmbh & Co. Kg Werkzeug zum Bearbeiten von Radreifenprofilen
DE102005022713A1 (de) * 2005-05-18 2006-11-23 Zf Friedrichshafen Ag Werkzeugmaschinengetriebe, insbesondere Spindelgetriebe
US20070267924A1 (en) * 2006-05-16 2007-11-22 A. O. Smith Corporation Vibration damping rotor assembly for rotating machinery
TW200810876A (en) * 2006-08-23 2008-03-01 Tsudakoma Ind Co Ltd Machining head for machine tool
EP2075085A4 (en) * 2006-08-23 2011-04-27 Tsudakoma Ind Co Ltd MACHINE HEAD FOR TOOL MACHINE
US7576465B2 (en) * 2006-10-26 2009-08-18 Deere & Company Dual rotor electromagnetic machine
DE102006056634B3 (de) * 2006-11-30 2008-03-06 Aerolas Gmbh, Aerostatische Lager- Lasertechnik Hochdrehzahlspindel
US8460763B2 (en) 2007-03-01 2013-06-11 Plasmatrix Materials Ab Method for enhancing dynamic stiffness
US7547168B1 (en) * 2008-04-17 2009-06-16 Kosmowski Wojciech B High speed spindle system and centrifugal chuck
JP5234772B2 (ja) * 2008-10-28 2013-07-10 オークマ株式会社 工作機械の振動抑制方法及び装置
US20100253005A1 (en) * 2009-04-03 2010-10-07 Liarakos Nicholas P Seal for oil-free rotary displacement compressor
US8308366B2 (en) * 2009-06-18 2012-11-13 Eaton Industrial Corporation Self-aligning journal bearing
US20130052053A1 (en) * 2011-08-29 2013-02-28 Darryl A. Colson Air cycle machine tie rod
US20140029877A1 (en) * 2012-01-09 2014-01-30 Leonid Kashchenevsky Shaft and bearing arrangement and hydrostatic spindle for high speed applications
JP5966651B2 (ja) * 2012-06-19 2016-08-10 株式会社ジェイテクト 主軸装置
CN102861927B (zh) * 2012-09-25 2014-07-02 西安交通大学 采用水润滑动静压轴承的超高速电主轴密封结构
CN104174877A (zh) * 2013-05-27 2014-12-03 北京海普瑞森科技发展有限公司 用于机床的超精密水静压主轴结构的设计
CN103394711B (zh) * 2013-07-24 2016-06-15 宝鸡忠诚机床股份有限公司 数控车床大规格精密直驱主轴结构
CN103433514B (zh) * 2013-08-23 2015-08-19 苏州江源精密机械有限公司 具有c轴分度功能的滑枕
TWI612232B (zh) 2013-10-25 2018-01-21 財團法人工業技術研究院 液靜壓主軸軸向油腔裝置
CN103846459B (zh) * 2014-02-25 2016-04-27 上海大学 一种动静压集成气体轴承支承的电主轴
JP6492502B2 (ja) * 2014-10-03 2019-04-03 株式会社ジェイテクト 工作機械の主軸装置
CH711186A1 (de) * 2015-06-15 2016-12-15 Reishauer Ag Spindeleinheit für eine Werkzeugmaschine zur Feinbearbeitung von Werkstücken mit nutförmigen Profilen.
CN105149621A (zh) * 2015-09-01 2015-12-16 上海大学 磁悬浮与人字槽动静压气体混合轴承支承的电主轴
CN105108182A (zh) * 2015-10-10 2015-12-02 湖南汉诺科技有限公司 一种高精密静压主轴
US20170107839A1 (en) * 2015-10-19 2017-04-20 United Technologies Corporation Rotor seal and rotor thrust balance control
JP6280149B2 (ja) * 2016-04-13 2018-02-14 株式会社ソディック 工作機械の主軸装置
DE102017111267A1 (de) 2017-05-23 2018-11-29 J.G. WEISSER SöHNE GMBH & CO. KG Drehbearbeitungsgerät, Verwendung eines hydrostatischen Lagers und Verfahren zur Drehbearbeitung eines Werkstücks
CN107322013A (zh) * 2017-08-29 2017-11-07 孙嘉骏 采用气动马达驱动的非接触支承旋转主轴装置
CN108687363A (zh) * 2018-08-13 2018-10-23 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 一种液体静压电主轴
CN110193611B (zh) * 2019-05-24 2024-04-16 南阳师范学院 一种混合支承自平衡机床电主轴结构及其控制方法
CN110170667B (zh) * 2019-06-06 2024-06-04 深圳市爱贝科精密工业股份有限公司 一种高精度永磁同步中心出水电主轴
CN110170910A (zh) * 2019-06-25 2019-08-27 张劲松 一种刀盘双定位的划片机气浮主轴结构
CN111927886B (zh) * 2020-07-15 2021-11-09 杭州电子科技大学 基于静压气浮轴承的aacmm高精度关节的支承方法
CN111843526A (zh) * 2020-07-22 2020-10-30 湖南中大创远数控装备有限公司 一种主轴机构及机床
CN112008482B (zh) * 2020-09-14 2024-06-04 深圳市爱贝科精密工业股份有限公司 一种立式车床主轴的前端气封机构
CN113996216B (zh) * 2021-12-31 2022-08-12 浙江汉信科技有限公司 具有气密结构的分散机
CN117283000B (zh) * 2023-09-13 2024-03-15 陕西关中工具制造有限公司 一种数控机床的高速电主轴

Family Cites Families (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE346145B (ja) * 1970-05-26 1972-06-26 Uva Ab
SE367467B (ja) * 1970-07-10 1974-05-27 Asquith Ltd William
SE353770B (ja) * 1970-12-14 1973-02-12 Lidkoepings Mekaniska Verkstad
US3698725A (en) * 1971-01-13 1972-10-17 Giddings & Lewis Hydrostatic seal for rotary machine tool spindles
SE349641B (ja) * 1971-01-25 1972-10-02 Skf Nv
US3753604A (en) * 1971-06-11 1973-08-21 Skf Co Pressure fluid distributor at an hydrostatic bearing
FR2157102A5 (ja) * 1971-10-18 1973-06-01 Peugeot & Renault
FR2173437A5 (ja) * 1972-02-24 1973-10-05 Erap Elf Entr Rech Activ Petro
US3834775A (en) * 1972-05-26 1974-09-10 Litton Systems Inc Ferrohydrodynamic low-friction bearing with improved volume compensation and fluid seal
GB1462048A (en) * 1973-04-03 1977-01-19 Wickman Mach Tool Sales Ltd Hydro-static bearings
FR2250401A5 (ja) * 1973-07-20 1975-05-30 Renault
JPS5838646B2 (ja) * 1973-10-30 1983-08-24 豊田工機株式会社 リユウタイジクウケ オヨビ ソノ セイゾウホウホウ
US3891282A (en) * 1973-12-12 1975-06-24 Litton Systems Inc Lubricated assemblies
SE394212B (sv) * 1975-10-09 1977-06-13 Lidkoepings Mekaniska Verkstad Strypningsanordning vid en lagerficka i ett hydrostatiskt lager
JPS5298848A (en) * 1976-02-17 1977-08-19 Toyoda Mach Works Ltd Fluid bearing
CH601687A5 (ja) * 1976-07-14 1978-07-14 Escher Wyss Ag
FR2390627A1 (fr) * 1977-05-13 1978-12-08 Renault Palier hydrostatique d'arbre tournant
CA1096431A (en) * 1978-07-03 1981-02-24 Kunio Shibata Fluid bearing
ZA785451B (en) * 1978-09-26 1980-05-28 E Lindegger Idler rollers
DE2931364A1 (de) * 1979-08-02 1981-02-19 Krupp Polysius Ag Hydrostatisches lager
DE2931383A1 (de) * 1979-08-02 1981-02-19 Polysius Ag Hydrodynamisches lager
JPS5659025A (en) * 1979-10-18 1981-05-22 Toyoda Mach Works Ltd Fluid bearing
US4302060A (en) * 1979-11-08 1981-11-24 Nicholas John C Fluid film pocket bearing
DD149329B1 (de) * 1980-02-29 1983-06-15 Eckart Freier Vorrichtung zur abdichtung der hydrostatischen lagerung einer vertikalen bohrspindel
US4382199A (en) * 1980-11-06 1983-05-03 Nu-Tech Industries, Inc. Hydrodynamic bearing system for a brushless DC motor
US4392642A (en) * 1980-12-22 1983-07-12 Anorad Corporation Workpiece positioning table with air bearing pads
US4571799A (en) * 1980-12-22 1986-02-25 Anorad Corporation Method for producing air bearing pads for positioning table
FR2507265A1 (fr) * 1981-06-05 1982-12-10 Technip Cie Dispositif pour faciliter le mouvement entre deux organes, tel qu'un palier ou une butee, a patins oscillants
JPS58142025A (ja) * 1982-02-13 1983-08-23 Toshiba Corp スピンドル装置
US4474483A (en) * 1982-03-29 1984-10-02 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Hydrostatic bearing apparatus with a cooling function
US4490054A (en) * 1983-03-21 1984-12-25 Cincinnati Milacron Inc. Machine tool bearing system
DE3332357C1 (de) * 1983-09-08 1985-04-04 Klein, Schanzlin & Becker Ag, 6710 Frankenthal Hydrostatisch-hydrodynamisches Hybrid-Mehrgleitflaechenradiallager
NL8500930A (nl) * 1985-03-29 1986-10-16 Philips Nv Verplaatsingsinrichting met voorgespannen contactloze lagers.
US4869626A (en) * 1986-04-18 1989-09-26 Dynamotion Corporation High speed drilling spindle
US4693642A (en) * 1986-07-02 1987-09-15 General Motors Corporation Line boring apparatus
JP2535154B2 (ja) * 1986-10-24 1996-09-18 株式会社 森精機製作所 立形マシニングセンタ
JP2535155B2 (ja) * 1986-10-24 1996-09-18 株式会社 森精機製作所 旋回型パレツトチエンジヤ付立形マシニングセンタ
US4712031A (en) * 1986-11-12 1987-12-08 Ancor Industries, Inc. Unit bearing motor with hydrodynamic lubricating system
US4919547A (en) * 1987-04-03 1990-04-24 Schwartzman Everett H Dynamically self-adjusted fluid bearing
GB2213209B (en) * 1987-12-26 1991-11-13 Honda Motor Co Ltd Bearing arrangements
DE3807102C1 (ja) * 1988-03-04 1989-04-13 Hermann 7835 Teningen De Hauser
NL8800656A (nl) * 1988-03-17 1989-10-16 Philips Nv Statisch lager.
DE8810092U1 (de) * 1988-08-08 1988-09-22 MAHO AG, 8962 Pfronten Arbeitsspindel für Fräs- und Bohrmaschinen
DE3834140A1 (de) * 1988-10-07 1990-04-12 Micro Crystal Ag Hochfrequenzspindel zur werkstueckbearbeitung
JPH02193561A (ja) * 1989-01-23 1990-07-31 Hitachi Metals Ltd リニアモータ
US4919549A (en) * 1989-01-30 1990-04-24 The Torrington Company Hydrostatic spindle
US4998033A (en) * 1989-04-12 1991-03-05 Ebara Corporation Gas dynamic bearing for spindle motor
US5014581A (en) * 1989-07-12 1991-05-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Apparatus for machining
ATE95349T1 (de) * 1989-07-24 1993-10-15 Ebara Corp Spindelmotor.
EP0412509A3 (en) * 1989-08-11 1992-02-26 Ebara Corporation Bearing structure
US5145298A (en) * 1989-09-11 1992-09-08 Optima Industries, Inc. High speed drill spindle
JP2506129Y2 (ja) * 1989-10-16 1996-08-07 キタムラ機械株式会社 スピンドルヘッド
DE69101976T2 (de) * 1990-01-08 1994-09-01 Mori Seiki Seisakusho Kk Spindel-Einheit für Werkzeugmaschine.
US5010794A (en) * 1990-02-05 1991-04-30 Klager Earl E Hydrostatic spindle device
US5104237A (en) * 1990-11-08 1992-04-14 Advanced Engineering Systems Operations & Products, Inc. (Aesop) Self-compensating hydrostatic linear motion bearing
US5106204A (en) * 1991-03-25 1992-04-21 Dunham James L High unit load gas bearing
DE4115564A1 (de) * 1991-05-13 1992-11-19 Jung Gmbh K Lagervorrichtung
FR2681373B1 (fr) * 1991-09-17 1993-10-29 Institut Francais Petrole Dispositif perfectionne de surveillance d'un gisement pour puits de production.
EP0541852B1 (en) * 1991-11-14 1997-04-23 Digital Equipment International Limited Spindle and hub assembly
CA2087798C (en) * 1992-01-22 2001-10-23 James Oliver Holtey High speed spindle unit and driver
US5244286A (en) * 1992-06-03 1993-09-14 Chang Pao Yuang Pneumatic shaft assembly of machine tool
DE4222967C2 (de) * 1992-07-13 1994-06-16 Diedesheim Gmbh Maschf NC-Drehmaschine zum Erzeugen von Unrund-/Ballig-Geometrien an Drehteilen
WO1994007045A1 (en) * 1992-09-11 1994-03-31 Hanes Charles E Stiff bearing system with minimal vibration characteristics
JP3465288B2 (ja) * 1993-03-25 2003-11-10 豊田工機株式会社 流体軸受装置
US5462364A (en) * 1993-04-02 1995-10-31 Ford Motor Company Variable speed fluid bearing and method of use
US5488771A (en) * 1994-03-09 1996-02-06 Advanced Engineering Systems, Operations & Products Inc. Method for manufacturing externally pressurized bearing assemblies
US5466071A (en) * 1994-03-10 1995-11-14 Advanced Engineering Systems, Operations & Products, Inc. High speed hydrostatic spindle design
US5484208A (en) * 1994-05-09 1996-01-16 Massachusetts Institute Of Technology Elastically supported self-compensating flow restrictors for optimizing hydrostatic bearing performance
DE4429991A1 (de) * 1994-08-24 1996-02-29 Donau Werkzeugmaschinen Gmbh Werkzeugmaschine, insbesondere Bohrmaschine, mit einer in axialer Richtung verstellbarer Pinole und vertikal angeordneter Spindel
JP3555634B2 (ja) * 1995-11-24 2004-08-18 豊田工機株式会社 主軸装置
US5714817A (en) * 1996-09-13 1998-02-03 Synektron Corporation Labyrinth seal system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012520980A (ja) * 2009-03-17 2012-09-10 エックステック インコーポレイティッド 空気圧特性を持つ油再循環システムによる圧延装置
CN103831718A (zh) * 2014-03-07 2014-06-04 佛山市南海区洪智机械厂 一种静压磨头
KR102581492B1 (ko) * 2023-02-03 2023-09-22 에이프로주식회사 유정압베어링 스핀들

Also Published As

Publication number Publication date
EP0860232A2 (en) 1998-08-26
US5921731A (en) 1999-07-13
EP0860232A3 (en) 1998-12-23
DE69722912T2 (de) 2004-05-19
CN1203138A (zh) 1998-12-30
DE69722912D1 (de) 2003-07-24
EP0860232B1 (en) 2003-06-18
CN1091403C (zh) 2002-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10274239A (ja) 高速静圧スピンドル
JP6484960B2 (ja) 主軸装置
US6270295B1 (en) Tool with selectively biased member and method of using the same
JP6492459B2 (ja) 主軸装置
JPH10202403A (ja) 高速流体スピンドル
US5540526A (en) Fluid bearing tool and a method for forming the same
JP4948943B2 (ja) 潤滑構造を備えた回転工具タレット
WO2007010926A1 (ja) 転がり軸受の潤滑装置
JP6451146B2 (ja) 主軸装置
JP6451147B2 (ja) 主軸装置
JP2010260150A (ja) 主軸冷却装置
JP2000237902A (ja) 主軸装置
JPH08118199A (ja) 工作機械の送り装置
JP6802238B2 (ja) 主軸装置
JP2000158288A (ja) 工作機械の主軸冷却装置およびスピンドル装置
JP3488084B2 (ja) 液体動圧スピンドル装置
JP6779349B1 (ja) 滑りスラスト軸受装置および滑りスラスト軸受装置を用いたロータリワークヘッド
JP7067637B2 (ja) モータビルトイン方式のスピンドル装置
JP2001218425A (ja) ロータ冷却機能を備えた電動モータ
JP4527622B2 (ja) 転がり軸受の潤滑装置
JP3791729B2 (ja) 流体軸受装置
JP2004330384A (ja) 回転主軸装置および加工装置
JP2001304260A (ja) 流体軸受装置及びこの流体軸受装置を用いた研削盤の砥石軸装置
JP2006167823A (ja) スピンドル装置
JPH1019043A (ja) 静圧軸受スピンドル