JPH10272993A - 車載用電子機器装置、電子機器組立体および電子機器の搭載方法 - Google Patents

車載用電子機器装置、電子機器組立体および電子機器の搭載方法

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JPH10272993A
JPH10272993A JP8158197A JP8158197A JPH10272993A JP H10272993 A JPH10272993 A JP H10272993A JP 8158197 A JP8158197 A JP 8158197A JP 8158197 A JP8158197 A JP 8158197A JP H10272993 A JPH10272993 A JP H10272993A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性、視認性、車室内壁面の装飾性に優れ、
異なる機能の複数制御ユニットの組合せの自由度も特に
コスト面から高められるようにする。 【解決手段】インストルメントパネル1に開口部2が形
成されている。複数ユニットU1〜U3と、これに対応
してパネル体Pが設けられる。ユニットU1〜U3はそ
れぞれ、乗員により操作されるスイッチ等の入力部や乗
員に対するディスプレイ等の出力部は何等有しない、パ
ネル体Pに、ユニットU1〜U3用のスイッチ群7、8
やディスプレイ5が設けられている。ユニットU1〜U
3とパネル体Pがあらかじめ互いに連結、接続されて電
子機器組立体とされ、この組立体のうちユニットU1〜
U3が開口部2を通してインストルメントパネル1内に
収納されると共に、パネル体Pにより開口部2が施蓋さ
れて、パネル体Pが車室内壁面の一部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用電子機器装置、
電子機器組立体および電子機器の搭載方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両、特に自動車においては、乗員の操
作に応じて作動される制御ユニット(情報処理ユニッ
ト、空間占有ユニットと称されることもある)の数(種
類)が多くなる傾向にあり、特にインストルメントパネ
ルのうち運転席と助手席との中間部分に集中して配置さ
れる傾向がある。すなわち、この部分には、空調制御
用、オ−ディオ制御用のユニットが配置されて、その前
面つまり車室内面側にはその操作用のスイッチ等の乗員
に操作される入力部や、ユニットの作動状況を表示する
ディスプレイ等の出力部が配置される。そして、最近で
は、オ−ディオ用ユニットの種類も増加して、AM/F
Mラジオの他、カセットデッキ、CDプレ−ヤ、MDプ
レ−ヤ、イコライザ等々、オ−ディオのみでも相当の数
になる。また、これに加えて、最近ではナビゲ−ション
も搭載する傾向が強くなっており、ナビゲ−ションの地
図表示用のディスプレイも必要になってくる。
【0003】従来、機能(情報処理の内容)が異なるユ
ニットは、個々独立した存在であり、個々独立したユニ
ット毎に、その前面つまり車室側に臨む面に、乗員によ
り操作される入力部や乗員に対する出力部を有してい
た。そして、出力部や多数の入力部を極力集中あるいは
兼用させるために、複数の異なる機能を有する各ユニッ
トを1つのユニットにまとめるようにすることも行われ
ている。
【0004】特開昭61−244636号公報には、互
いに機能の異なる個々独立した複数のユニットを、1つ
の枠体を利用して1セット化することが提案されてい
る。すなわち、複数のユニットを上下方向に積層した状
態で1つに連結するシャシ−部分と、車室内壁面を構成
する前面板部とを有する枠体が提案されている。しかし
ながら、各ユニットは、個々独立して出力部や入力部を
有しており、上記前面板部には、車室内から出力部を目
視できるようにするための開口や、入力部に対して車室
側から操作できるようにするための開口が形成されてい
るのみとなっている。つまり、上記枠体は、単に、複数
の個々独立したユニットを1つにセット化するための締
結体として機能しているのみである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、多くの
ユニットが狭い箇所に集中することは、出力部や多数の
入力部の配置に大きな制約を受けることになり、操作性
や視認性の上で好ましくなく、ユニットの数が多くなる
ほど、一部のユニットに対する操作性や視認性が悪くな
ってしまう。
【0006】操作性や視認性を向上させる1つの手法と
して、前述のように、互いに異なる機能をまとめて1つ
のユニットとして構成することである。しかしながら、
この場合は、同じ車種であってもグレ−ドによって搭載
するユニットの数や種類(機能の数や種類)が異なるこ
とを勘案すると、搭載するユニットの数と種類の組合せ
は相当な数となり、この多数の組合せに対応した数のも
のについてそれぞれ1セット化したものを用意すること
は、1セット化されたものの数(種類)も相当に多くな
ってしまうことになる。このことは、必然的に、1セッ
ト化するにも限界があり、しかも1セット化したもの1
種類毎の生産個数が少なくなることになって、コスト的
にも好ましくないものとなる。
【0007】とりわけ、最近の車両では、インストルメ
ントパネルの車幅方向略中間部には、空調用の操作部が
あらかじめ車両設計段階から配置されて、この空調用操
作部を除いた部分に2DIN規格分の開口部が設けられ
て、この2DINのスペ−ス内においてオ−ディオ用や
ナビゲ−ション等のユニットを設置しなければならず、
ユニットの操作部や出力部の配置に大きな制約を与える
原因ともなっている。
【0008】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その第1の目的は、操作性および視認性に
優れた車載用電子機器装置、電子機器組立体および電子
機器の搭載方法を提供することにある。本発明の第2の
目的は、車室内壁面の装飾性をも向上させることのでき
るようにした車載用電子機器装置、電子機器組立体およ
び電子機器の搭載方法を提供することにある。本発明の
第3の目的は、互いに異なる機能を有する複数の制御ユ
ニットの組合せを、特にコストの面からより容易に得ら
れるようにした車載用電子機器装置、電子機器組立体お
よび電子機器の搭載方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明における車載用電子機器装置としては、その
第1の解決手法として次のようにしてある。すなわち、
車室内壁面の一部を構成するパネル体と、前記パネル体
と別体に形成されると共に該パネル体により覆われて車
室内より目視できないように配置され、所定の情報処理
作業を行う情報処理ユニットと、を備え、前記パネル体
が、乗員に対する出力部と、乗員により操作される入力
部とを有し、前記パネル体と情報処理ユニットとが接続
された際、前記入力部に対する操作に応じて前記情報処
理ユニットが作動されて、該情報処理ユニットの処理状
況が前記出力部に出力されるよう制御する制御部を備え
る、ようにしてある。
【0010】前記目的を達成するため、本発明における
車載用電子機器装置としては、その第2の解決手法とし
て次のようにしてある。すなわち、互いに別体に形成さ
れると共に、互いに異なる情報処理作業を行う複数の情
報処理ユニットと、前記各情報処理ユニットと別体に形
成され、乗員に対する出力部および乗員により操作され
る入力部を有するパネル体と、前記各情報処理ユニット
とパネル体とが接続された際、前記入力部に対する操作
に対応して該情報処理ユニットが作動され、該各情報処
理ユニットの処理状況が前記出力部に出力されるように
制御する制御部と、を備え、前記パネル体が車室内壁面
の一部を構成していると共に、該パネル体により各情報
処理ユニットが覆われて車室内から該各情報処理ユニッ
トが目視できないように配置されている、ようにしてあ
る。
【0011】前記目的を達成するため、本発明における
車載用電子機器装置としては、その第3の解決手法とし
て次のようにしてある。すなわち、互いに別体に形成さ
れると共に、互いに異なる機能を有する複数の空間占有
ユニットと、前記各空間占有ユニットと別体に形成され
ると共に少なくとも1つの空間占有ユニットと接続さ
れ、該空間占有ユニットと乗員との間の情報伝達を行う
情報制御部を有するパネル体と、を備え、前記パネル体
が車室内壁面の一部を構成していると共に、各空間占有
ユニットが車室内から目視できないように配置されてい
る、ようにしてある。
【0012】上記第1〜第3の解決手法を前提とした好
ましい態様は、特許請求の範囲における請求項4〜請求
項28に記載のとおりである。
【0013】前記目的を達成するため、本発明における
電子機器組立体にあっては次のような解決手法としてあ
る。すなわち、互いに別体に形成されると共に互いに異
なる機能を有し、それぞれ乗員により操作される操作用
入力部を有しない複数の制御ユニットと、前記各ユニッ
トと別体に形成され、表面に、前記各ユニットのうち少
なくとも一部のユニットの作動状況を表示するための出
力部と各ユニットに対する乗員による操作用入力部とが
設けられたパネル体と、を備え、前記パネル体の背面側
に前記各ユニットが位置されてた状態で該パネル体と各
ユニットとが相互に着脱自在に連結されると共に、該パ
ネル体と各ユニットとの間で信号伝達されるように電気
的に接続されている、ようにしてある。上記解決手法を
前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請
求項30、請求項31に記載のとおりである。
【0014】前記目的を達成するため、本発明における
電子機器の搭載方法にあっては次のような解決手法とし
てある。すなわち、それぞれ入力部と出力部とを有する
と共に、所定形状の車室内壁面を構成するための複数の
パネル体の中から1つのパネル体を選択する第1ステッ
プと、それぞれ異なる機能を有する複数の制御ユニット
の中から、前記第1ステップで選択されるパネル体に対
応した1つまたは2以上の制御ユニットを選択する第2
ステップと、前記第1ステップで選択されたパネル体と
前記第2ステップで選択された制御ユニットとを接続し
て、電子機器の組立体を得る第3ステップと、を備えた
ものとしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態
様は、特許請求の範囲における請求項3以下に記載のと
おりである。
【0015】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3によれば、ユニ
ットとは別体に形成されたパネル体に、ユニットの出力
部や入力部が設けられているので、この入力部や出力部
の配置の自由度が飛躍的に向上されて、操作性や視認性
向上の上で好ましいものとなる。また、パネル体はユニ
ットとは別体に形成されているので、パネル体、特にパ
ネル体のうち車室側に臨む面を、車体内壁面として好適
なものにデザインして、装飾性向上の上で好ましいもの
となる。さらに、パネル体を交換するだけで、異なる機
能のユニットをそのまま使用することができる。つま
り、ユニットの数や種類の組合せに応じてパネル体を交
換するだけで、異なる機能を有する複数のユニットを1
つにセット化したものと同じように機能させることがで
きる。このことは、異なる機能の複数のユニットの組合
せにより柔軟に対応して、この組合せの数を容易により
多くすることが可能となり、またそのためのコストの点
でも有利となる。さらに又、ユニットの配設位置に対す
る制約が、ユニット毎にそれぞれ出力部や入力部を設け
ていた場合に比して操作性、視認性を考慮する必要がな
いためはるかに小さくなり、車室内壁面内側にある空間
の有効利用という点でも好ましいものとなる。
【0016】請求項4によれば、パネル体に沿って複数
のユニットが並列に配置されて、空間の有効利用や、各
ユニットとパネル体との間での信号伝達の点で好ましい
ものとなる。請求項5によれば、空間の有効利用をより
効果的に発揮する上で好ましいものとなり、また上下方
向に重ねて使用することを前提に作られていることが多
いユニットの外径形状を変更することなくそのまま有効
に利用する上で好ましいものとなる。請求項6によれ
ば、パネル体がユニットの蓋部材として働くこととなる
ため、車室内壁面に形成された開口部を利用して、メン
テナンス等のときにユニットに接近する上で好ましいも
のとなる。請求項7によれば、インストルメントパネル
の車幅方向略中間部においてパネル体を配置するため、
運転席からも助手席からも操作することができる。した
がって、複数の乗員の情報をユニットに受け入れること
ができ、ユニットの制御の機能性を高めることができ
る。
【0017】請求項8によれば、パネル体の利用価値を
さらに高めることができ、またパネル体の広い面積部分
を有効利用してさらに別の入力部を配置することができ
る。請求項9によれば、ユニットが情報記憶媒体を必要
とする場合、特に情報記憶媒体の交換が行われるような
場合にも対応できる。請求項10によれば、入力部のよ
り具体的な設定手法が提供される。請求項11ないし請
求項13によれば、パネル体の利用価値をより高めるこ
とができ、またパネル体の広い面積を有効利用してセン
サ、マイクあるいは受信部を配設することができる。
【0018】請求項14によれば、出力部のより具体的
なものが提供され、視覚的に情報伝達する上で好ましい
ものとなる。請求項15によれば、出力部のより具体的
なものが提供され、聴覚的に情報伝達する上で好ましい
ものとなる。請求項16によれば、パネル体の利用価値
を高めつつ、パネル体の広い面積を有効利用して、点灯
用、リッドオ−プン用、車高調整用あるいは盗難防止用
の入力部を配置することができる。
【0019】請求項17によれば、パネル体の利用価値
を高めつつ、パネル体の広い面積を有効利用して空調用
吹出し口を配置することができる。また、空調用エアの
流れを利用して、発熱体となるユニットの周囲に高熱が
滞留してしまう事態を防止する上で好ましいものとな
る。請求項18によれば、パネル体の利用価値を高めつ
つ、パネル体の広い面積を有効利用して灰皿を配置する
ことができる。請求項19によれば、パネル体の利用価
値を高めつつ、パネル体の広い面積を有効利用してシガ
−ライタを配置することができる。請求項20によれ
ば、パネル体の利用価値を高めつつ、パネル体の広い面
積を有効利用してカップホルダを配置することができ
る。
【0020】請求項21によれば、出力部が必要とされ
ると共に多くの入力部が必要なユニットに対応すること
ができる。請求項22によれば、最近の車両では設けら
れることが一般的となっている一方、車両のグレ−ドに
よって要求される機能内容等が異なって、組合せの数が
極めて多くなるオ−ディオおよび空調制御について好適
なものとなる。
【0021】請求項23によれば、視認性が強く要求さ
れる情報表示部を、視認性のもっとも優れたもっとも高
い位置に設定して、情報表示部の視認性を十分確保する
上で好ましいものとなる。また、空調用入力部よりも入
力操作の頻度が多いため操作性がより要求されるオ−デ
ィオ用入力部を、操作性の優れた極力高い位置に設定し
て、オ−ディオ用入力部の操作性の点でも好ましいもの
となる。請求項24によれば、情報表示部を、オ−ディ
オ用と空調制御用とで兼用して、スペ−スの有効利用
や、別途独立して情報表示部を個別に設ける場合に比し
てコスト的にも好ましいものとなる。請求項25によれ
ば、灰皿やカップホルダからの汚物が、入力部や出力部
に降りかかってしまう事態を防止する上で好ましいもの
となる。
【0022】請求項26によれば、空調用エアの吹出し
位置を、好ましい高さ位置に設定する上で好ましいもの
となる。請求項27によれば、パネル体の車室内壁面へ
の取付状態を保持しつつ、ユニットに接近できるように
する上で好ましいものとなる。請求項28によれば、パ
ネル体でもって複雑な信号制御を行う上で好ましいもの
となる。
【0023】請求項29によれば、車種、グレ−ドで異
なる車載装備品の組み合わせを、規定された形状のパネ
ル体と複数のユニットとの組わせを選択することにより
組立体として得ることができるため、車種、グレ−ド間
で同一機能のユニットを共通化することができ、また規
定された形状であるため車種およびグレ−ド間でパネル
体の共通化を図ることもできる。
【0024】請求項30によれば、それぞれ上下方向に
薄幅とされたボックス状のユニットを上下方向に積層し
た状態でパネル体に一体化することで、全体としてコン
パクトにする上で、また各ユニット同士を安定した状態
で車両に搭載しておく上で好ましいものとなる。請求項
31によれば、パネル体でもって複雑な信号制御を行う
上で好ましいものとなる。
【0025】請求項32によれば、請求項1ないし請求
項3に対応した効果を得るための具体的な搭載方法が提
供される。請求項33によれば、車両搭載前に、あらか
じめパネル体とユニットとが連結されているので、車両
搭載時の作業軽減の上で好ましいものとなる。請求項3
4によれば、車室内壁面を形成するパネル部材に形成さ
れた開口部を有効利用してユニットをパネル部材内に組
込みつつ、ユニットの組込み完了状態でパネル体をその
まま車室内壁面の一部として機能させることができる。
請求項35によれば、インストルメントパネルの車幅方
向略中間部に形成されることが一般的な大きな開口部を
利用して、請求項33に対応した効果を十分に発揮させ
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
[図1、図2の説明]まず、図1、図2を参照しつつ、
本発明の全体的な概要について説明する。図1、図2に
おいて、1は車室内壁面を構成するパネル部材としての
インストルメントパネルであり、その車幅方向略中間部
には、開口部2が形成されている。この開口部2は、上
下方向および左右方向共に、2DIN規格の大きさより
も大きくされている。このような開口部2は、パネル体
Pにより施蓋されて、車室内から目視できないようにさ
れている。そして、パネル体Pが、実質的にインストル
メントパネル1の一部を構成している。
【0027】パネル体Pの背面側つまり車室とは反対側
には、開口部2内つまりインストルメントパネル1内に
位置するように、3つの制御ユニット(情報処理ユニッ
ト、空間占有ユニットに対応)U1、U2、U3が配置
されている。パネル体Pと各ユニットU1、U2、U3
とは、互いに連結、一体化されると共に、信号伝達のた
めに接続されている。なお、ユニットU1はAM/FM
ラジオ用であり、ユニットU2はCDプレ−ヤ用であ
り、U3は空調制御用(ただしマニュアルエアコン用)
とされている。各ユニットU1〜U3は、それぞれほぼ
1DIN規格内の大きさに形成されて、上下方向に薄幅
のボックス状として形成されている。
【0028】各ユニットU1〜U3は、それぞれ、乗員
により操作される入力部や、作動状況等を表示する表示
部は有しないものとされ(このことは以下に説明する他
の制御ユニットについても同じ)、このユニットU1〜
U3用の出力部や入力部は全てパネル体Pに設けられて
いる。すなわち、パネル体Pには、液晶表示部から成る
視覚的な表示部としてのディスプレイ5と、ディスプレ
イ5の下方において形成されたユニットU1に対するC
Dディスクの出入れ用開口6と、当該開口6の周囲に配
置されたオ−ディオ用の操作スイッチ群7と、開口6お
よびスイッチ群7の下方において設けられた空調制御用
のスイッチ群8が設けられている。
【0029】ディスプレイ5は、各ユニットU1〜U3
用として兼用されている。スイッチ群7は、各ユニット
U1、U2用として兼用とされている。また、スイッチ
群8は、ユニットU3専用とされている。このように、
ユニットU1〜U3に対する乗員の操作は、パネル体P
に設けられた入力部としてのスイッチ群7、8を利用し
て行われ、スイッチ群7、8の操作状況に応じた各ユニ
ットU1〜U3の作動状況が、スイッチ群7、8の操作
状態(操作選択状態)をも含めてディスプレイ5に表示
されるようになっている。なお、スイッチ群7、8に含
まれるスイッチの種類や、ディスプレイ5に表示される
表示内容は、従来からあるCDプレ−ヤやAM/FMラ
ジオ用さらには空調制御用と同じである。
【0030】パネル体Pには、さらに、空調制御用スイ
ッチ群8の下方において、灰皿9とシガ−ライタ10と
が車幅方向に互いに並列に設けられている。また、パネ
ル体Pには、その左右方向端部において、空調用エアの
吹出し口11が設けられている。
【0031】前記開口部2は、左右一対の上下方向の伸
びる隔壁3と、略水平方向に伸びる1つの隔壁4とによ
って、全体として4つの小開口部分2A〜2Dに分割さ
れている。もっとも大きい小開口部分2Aに、各ユニッ
トU1〜U3が収納される。小開口部分2Aの下方に形
成される小開口部分2Bに、灰皿9およびシガ−ライタ
10が収納される。小開口部分2Aの左右に形成される
小開口部分2Cと2Dとが、パネル体Pの空調用エア吹
出し口11に整合される空調用エアの通路となり、図示
を略す空調用エアのダクトが接続されるものである。
【0032】パネル体Pと各ユニットU1〜U3とは、
車両搭載前にあらかじめ一体化された組立体とされて、
ユニットU1〜U3が前記小開口部分2Aに収納される
ように、当該ユニットU1〜U3側から開口部2に接近
されて、車両に搭載される。そして、組み付け完了状態
では、パネル体Pがインストルメントパネル1の一部を
実質的に構成することになる。なお、パネル体Pの外周
縁部は、インストルメントパネル1への組み付け完了状
態おにおいて、開口部2の開口端縁部つまりインストル
メントパネル1と略面一となるようにされる。
【0033】[図3の説明]次に、図3を参照しつつ、
パネル体Pとユニット(U1〜U3)との関係につい
て、参照しつつ詳細に説明するが、図3では、高級グレ
−ド用とされていて、パネル体Pに付加し得る機能を総
合的に含めて表示したものとなっており、図1、図2の
ものでは、図3に示す機能の一部のみが実現されたもの
となっている。
【0034】以上のことを前提として、図3一点鎖線で
囲まれた部分がパネル体Pを示す。このパネル体Pは、
マイクロコンピュ−タつまりCPUを有して、複数のI
/Oポ−ト21〜23と、A/Dポ−ト24と、SI/
SOポ−ト25とを有する。I/Oポ−ト21は、デジ
タルI/F26を介して、各種スイッチ等S1〜S11
が接続されている。なお、スイッチ等S1〜S211
は、図3では代表的に1つのみ示してあるが、実際には
複数のスイッチ等から構成される場合もある。
【0035】S1はナビゲ−ション用スイッチであり、
S2はCDプレ−ヤ用スイッチであり、S3はMD(ミ
ニディスク)プレ−ヤ用スイッチである。S4はDVD
(デジタルビデオディスク)用スイッチであり、S5は
カセットデッキ用スイッチであり、S6はAM/FMラ
ジオ用スイッチである。S7はドライバインフォメ−シ
ョンシステム用スイッチであり、現在の車両走行状態や
道路環境状態等を表示するように要求するためのもので
あり、例えば交通情報や現在の燃費、現在までの平均車
速等を表示することを要求するためのものである。
【0036】S8は車室内環境を検知するセンサであ
り、例えば車室内の温度や騒音レベル等を検知する。S
9は受信部としての受光部であり、別途設けたリモコン
スイッチからの無線信号(例えば赤外線信号等)の入力
部となる。S10はマイクであり、例えば自動車電話使
用時における乗員の発声音を検知したり、ユニットに対
して音声入力したりする。S11は空調制御用スイッチ
である。
【0037】前記A/Dポ−ト24は、アナログI/F
27を介して、スイッチ等S12〜S14からの信号が
入力される。S12は空調用エアの吹出しモ−ド選択用
スイッチである。S13は空調用エアの温度選択スイッ
チである。S14は空調用エアの吹出し量選択スイッチ
である。
【0038】パネル体Pは、モニタ/画面モジュ−ル2
8を有して、このモジュ−ル28に、表示部としてのデ
ィスプレイ5が接続されている。なお、ディスプレイ5
としては、図1、図2に示したような大型の液晶を利用
した例えば7インチディスプレイが用いることができ、
この他、1DIN規格のカラ−ディスプレイ、あるいは
1DIN規格のモノクロディスプレイ等を用いることも
できる。
【0039】パネル体Pには、パネル体Pに連結される
ユニット以外の他の制御ユニットに関連したスイッチ等
S15〜S17が設けられる。S15は、エンジンスイ
ッチであり、通常設けられているイグニッションスイッ
チの機能を果たす。S16はハザ−ドスイッチである。
S17はリアウインドガラスのくもり止め熱線用のスイ
ッチである。
【0040】パネル体Pに関連して設けられるユニット
として、図3ではナビゲ−ションユニットU4と、オ−
ディオユニットUOとが示されており、オ−ディオユニ
ットUOとしては、例えばAM/FMラジオ、カセット
テ−ププレ−ヤ、MDプレ−ヤ、DVDプレ−ヤ等の各
種オ−ディオ用ユニットが含まれる。オ−ディオユニッ
トUOには、スピ−カ29が接続される。
【0041】パネル体Pの外部には、さらにドライバ3
0と通信IC31とが設けられて、ドライバ30にはデ
フロスタ等各種の大きな駆動力(電力)を要する機器類
が接続される。また、通信IC31には、多重通信ケ−
ブルを介して、パネル体Pに設けたスイッチ類やディス
プレイに関連した機器類が接続される。
【0042】[図4〜図6の説明]次に、図4〜図6を
参照しつつ、パネル体Pと制御ユニットとの関係につい
てより具体的に説明する。図4〜図6の例は、制御ユニ
ットとして、ナビゲ−ションユニットU4(ただしCD
プレ−ヤ兼用)と、AM/FMラジオU1とを用いた場
合を示してある。すなわち、パネル体Pの背面側には、
上方位置においてナビゲ−ションユニットU4が配置さ
れる共に、該ナビゲ−ションユニットU4と上下方向に
積層状態となるようにユニットU1が配置されている。
そして、各ユニットU1とU4とパネル体Pとが互いに
一体化されて1セット化されているが、各ユニット同士
の積層状態での連結手法や、ユニットとパネル体Pとの
接続手法については後述する。なお、以下の説明におい
て、使用するスイッチ等の符号は、図1、図2あるいは
図3に示されたものを用いてその重複した説明は省略
し、また図4〜図6に特有の特徴部分のみを重点的に説
明することとする
【0043】図4に示すように、パネル体Pの表面(車
室側面)には、大型のディスプレイ5の上方位置におい
て、ナビゲ−ションユニットU4に対するディスク41
の出入れ口42が開口され、ディスク41の収納指令ス
イッチが符号43で、また取出し指令スイッチが符号4
4で示される。ディスプレイ5の直上方に、車幅方向に
並列に、ユニットU1用のスイッチ群S6が配置されて
いる。ディスプレイ5の下部には、ナビゲ−ションユニ
ットU4用のタッチパネル式とされたスイッチS1が配
置されている。ディスプレイ5の直下方には車幅方向に
並列に、F・1〜F・F6で示される機能切換用のファ
ンクションスイッチが配置されている。
【0044】上記ファンクションスイッチの下方に、車
幅方向に並列に、交通情報表示要求、時計表示要求、ナ
ビゲ−ション選択、CD選択の各スイッチが配置されて
いる。この交通情報要求スイッチ群等の左右端部に位置
させて、電源のON、OFFスイッチ45とナビゲ−シ
ョン作動時の表示スクロ−ル用スイッチ46とが配置さ
れている。このスイッチ45、46の下方において、車
幅方向並列に、空調制御用のスイッチ群8が配置されて
いる。そして、もっとも下方位置に、灰皿9とシガ−ラ
イタ10とが配置されている。
【0045】図5には、パネル体Pの背面が示されてい
る。この図5において、符号47はスイッチ基板(CP
U基板)であり、ユニットU1、U4に対する信号伝達
用のコネクタが符号48で示される。パネル体Pの背面
にはさらに、上下左右合計4個の、ユニット取付用のね
じ孔49が形成されている。上方に位置する左右2個の
ねじ孔49がユニットU4用であり、下方に位置する左
右2個のねじ孔49がユニットU1用である。
【0046】図6において、空調用エアダクトが符号5
0で示され、その分岐された分岐ダクト50Aが、ユニ
ットの左右側方を通って、パネル体Pに設けた空調用エ
ア吹出し口11に接続される。パネル体PとユニットU
1、U4以外の機器類との接続が、下方のユニットU1
を介して、当該ユニットU1に設けたコネクタ52、車
体側に固定されたコネクタ53を介して行われる。すな
わち、車体側コネクタ53が、車幅方向に伸びて剛性の
高いステアリング支持部材54に対して、ブラケット5
5を介して固定されている。そして、コネクタ54のコ
ネクタ53に対する接続側の面は開口部2に指向、つま
りインストルメントパネル1に設けた開口部2を通して
ユニットU1、U4が挿入される方向と合致するように
されている。これにより、ユニットU1、U4(とパネ
ル体Pとの組立体)を、開口部2に挿入していくとき
に、自動的にコネクタ52と53とが接続されるように
なっている。なお、パネル体Pに対する電源供給は、別
途独立した配線を利用して行うこともできるが、例えば
コネクタ52、53を介して行う等のこともできる。
【0047】[図7、図8の説明]図7、図8は、本発
明の別の例を示すもので、図4、図6に対応するもので
ある。本例では、制御ユニットとして、AM/FMラジ
オ用のユニットU1と、CD用ユニットU5と、空調制
御用ユニット(マニュアルエアコン用)U3とを用いた
場合を示してある。本例では、AM/FMラジオ用のユ
ニットU1に、CDプレ−ヤが一体に組込まれていて、
図6に示すユニットU4に相当する部分が空間58とな
っている。車体側コネクタ53に対するユニット側コネ
クタ52は、もっとも下方に位置するユニットU3に設
けられている。
【0048】なお、空間58の前方に位置部分におい
て、パネル体Pに開口を形成すると共にこの開口を盲蓋
によって施蓋するようにしてもよい。この場合、ディス
プレイ5は小型のものとされるか、あるいはディスプレ
イ5を廃止して、代わりに、情報伝達手段(出力部)と
しては聴覚的に情報伝達するスピ−カのみとしてもよ
い。この場合、スピ−カを、図7でカッコして示す符号
59で示す位置に設定する等のことができる(スピ−カ
59を設けない場合は、この位置がそのまま吹出し口1
1とされる)。
【0049】[図9、図10の説明]図9、図10は、
本発明のさらに別の例を示すもので、制御ユニットとし
て、図7、図8に示すのと同様に、AM/FMラジオ用
のユニットU1とCD用ユニットU5とを有する。ただ
し、空調制御は、オ−トエアコンとされて、その制御ユ
ニットは、パネル体Pとは離れた位置に設けられてお
り、図9、図10では示されていない(パネル体Pと空
調制御用ユニットとは、多重通信手段により接続され
る)。
【0050】[図11〜図13の説明]図11〜図13
は、本発明のさらに別の例を示すもので、制御ユニット
として、図7、図8に示すのと同様に、AM/FMラジ
オ用のユニットU1とCD用ユニットU5とを有する
他、ナビゲ−ションユニットU4を有する。ただし、空
調制御は、オ−トエアコンとされて、その制御ユニット
は、パネル体Pとは離れた位置に設けられている。
【0051】本例において特徴的なことは、大型とされ
たディスプレイ5が、パネル体Pの本体部分61に対し
て起倒可能とされていることである。すなわち、本体部
分61に、ディスプレイ5の収納部分において部分的に
凹部62が形成され、この凹部52内に位置させて、デ
ィスプレイ5が配置される。ディスプレイ5はその下端
部において、略水平方向に伸びる軸線α回りに揺動可能
とされて、図11、図12一点鎖線で示す起立位置で
は、その表示面が本体部61と面一となる使用状態(閉
位置)とされる。ここで、下端部に回動軸を設定するこ
とにより、倒伏時にヒンジ保持機構を設けなくてもよい
ため、ヒンジの構成を簡略化できる。また、図12実線
で示すように車室側へ向けて倒伏位置とされたときに、
凹部62が車室側へ大きく解放された開位置とされる。
【0052】凹部62には、ユニットU4のディスク出
入れ口に対応した開口63が形成されて、パネル体Pを
インストルメントパネル1に固定した状態のまま、ディ
スプレイ5を開位置となる倒伏位置とすることによっ
て、ユニットU4に対するディスク41の出入れを行う
ことができる。
【0053】図13には、本体部61とディスプレイ5
部分の詳細が示される。すなわち、本体部61は、表面
板64と背面板65とによって、内部に閉断面を構成す
るように全体として薄く形成されて、表面板64を部分
的に背面板65に接近するように変形させることによっ
て、凹部62が形成されている。そして、凹部62の所
定位置に、開口63が形成されている。
【0054】ディスプレイ5は、保持板66に一体的に
保持されている。そして、例えば保持板66の側面に設
けた左右一対の短い突起状の回動軸67を、凹部62の
左右側面に形成された保持孔68内に回動自在に嵌合さ
せることによって、ディスプレイ5が、保持板66と共
に、前述したように起倒自在とされる、勿論、上記回動
軸67と保持孔68とが前記揺動軸線αを構成するもの
である。なお、今迄説明したパネル体Pおよび後に説明
するパネル体Pは、図13に示すのと同様に、表面板6
4と背面板65とによって、閉断面を構成するように全
体として薄い板状に形成されているものである。
【0055】[図14の説明]図14は、本発明のさら
に別の例を示すもので、制御ユニットとして、AM/F
Mラジオ用のユニットU1のみを有する。全体として、
図7、図8に示すものと似ているが、CDプレ−ヤを有
しない関係上、図7、図8に示されるCDディスク41
に対する開口6を有するものの、この開口6が盲蓋70
によって施蓋されたものとなっている。
【0056】[図15の説明]図15は、ディスプレイ
5としてナビゲ−ション用の地図が表示できるように大
型のものを用いた場合を示し、このディスプレイ5に
は、地図表示の他に、他の情報が表示されるようになっ
ている。すなわち、符合71で示された現在の日付、符
合72で示された現在の時刻、符合73で示された外気
温度、符合74で示された選択された室内温度、符合7
5で示された空調用エアが内気循環か外気循環かを示す
表示、符合76で示された空調用エアの吹出量、符合7
7で示された現在の車速の各表示が行われるようになっ
ている。勿論、図15は、表示の一例であり、適宜の情
報をディスプレイ5に表示させることが可能であり、表
示内容(種類)をスイッチを利用して切換えるようにす
ることもできる。
【0057】[図16〜図23の説明]図16〜図23
を参照しつつ、パネル体Pと制御ユニットとの連結手法
および接続手法について説明するが、パネル体Pに連
結、接続される制御ユニットの数が3個の場合を例にし
てある、各ユニット同士を識別するときはUA、UB、
UCの符合を用いて行い、各ユニットを識別する必要の
ないときはUの符合を用いることとする。
【0058】まず、図16は、パネル体Pと各ユニット
UA、UB、UCとの接続手法の一例を示してある。す
なわち、ユニットUAとUBとがバス回路81によって
相互に接続され、ユニットUBとUCとがバス回路82
によって相互に接続され、ユニットUCとパネル体Pと
がバス回路83によって相互に接続されている。すなわ
ちパネル体Pに対して、ユニットUBはユニットUCを
介して接続され、ユニットUAはユニットUCおよびU
Bを介して接続されている。そして、車体側のコネクタ
53(図6、図8、図10、図12参照)に対する接続
用コネクタ52を、ユニットUCにまとめて設けてあ
る。
【0059】上述のような接続手法は、パネル体Pに対
して接続されるユニットの数を、1つのみというように
少なくする上で好ましいものとなる。また、ユニットU
A、UB、UCを相互に上下方向に積層状態で連結する
ときに、この連結に応じて接続関係を得るという点でも
有利となる(後述する図20〜図22の連結、接続手法
の説明をも参照)。
【0060】図17は、図16の場合に比して、パネル
体PからユニットUA、UB、UC側へ長く伸びる延長
部84を別途形成して、この延長部84の先端にコネク
タ52を設けてある。この場合は、コネクタ52を、必
ず用いられるパネル体Pに設けておくという利点があ
る。
【0061】図18は、各ユニットUA、UB、UC共
に、それぞれ個々独立してパネル体Pと接続したもので
ある。そして、コネクタ52は、もっとも下方のユニッ
トUCに設けてある。この場合は、各ユニットが確実に
パネル体に接続されるという利点があり、他のユニット
を経由してパネル体Pに接続される場合に比して、接続
の確実性という点で好ましいものとなる。
【0062】図19は、ユニットを上下方向に積層状態
で連結するときに、ユニット間にゴム等の弾性部材から
なる緩衝部材85を介在させてある。また、もっとも下
方に位置されるユニットUCは、これが載置させる開口
部2内の隔壁4との間にゴム等の弾性部材からなる緩衝
部材86を介在させてある。図19では、緩衝部材8
5、86を明確に示すために極端に肉厚として描いてあ
るが、実際には相当に薄いものとされており、後述する
ユニット間の上下方向の積層状態での連結手法を採択す
る場合にも、この緩衝部材85、86を設けることがで
きる。
【0063】図19では、さらに、もっとも下方に位置
するユニットUCを、パネル体Pと一体に形成してあ
る。換言すれば、ユニットUCは、常に所定のパネル体
Pと共に使用されることが前提とされる機能を有するユ
ニットが選択される。そして、このユニットUCに、コ
ネクタ52が設けられている。
【0064】図20〜図22は、パネル体Pとユニット
UA、UB、UCの連結手法の一例を示すものである。
すなわち、各ユニットUA、UB、UC共にそれぞれ上
下方2に薄幅とされたボックス状とされているが、その
上面には複数(実施形態では2個)の連結用凹部88が
形成される一方、その下面には複数(実施形態では2
個)の連結用凸部89が形成されて、ユニットUA、U
B、UCを上下方向に積層したときに(UA、UB、U
Cの上下方向位置の選択は図示のもに限らず任意であ
る)、凸部89が凹部88にきつく嵌合されて相互の連
結が行われるようにされている。そして、この凹部88
と凸部89とが、図16等に示すバス回路の接続用コネ
クタを兼用していて、連結と同時に接続も行われるよう
になっている。
【0065】パネル体Pの背面には、連結用凹部90が
形成される一方、例えばもっとも下方のユニットUCの
パネル体P側の取付面には連結用凸部91が設けられ
て、この凹部90と凸部91とがきつく嵌合されること
により、パネル体PとユニットUC(したがってUB、
UA)とが連結される。この凹部90、凸部91も、バ
ス回路の接続用コネクタを兼用している。そして、各ユ
ニットUA、UB、UCには、それぞれ、パネル体Pと
は反対側の面において、車体側コネクタ53に対する接
続用のコネクタ52が設けられている。
【0066】図20、図21に示すような連結、接続手
法では、パネル体Pに応じて(車種やそのグレ−ドに応
じて)、どのユニットを選択しても、容易にユニット同
士およびユニットとパネル体Pとの連結、接続を容易に
得ることができる。また、車体側コネクタ53に対する
接続も、各ユニットの上下方向位置をどのように変更し
ても容易に得ることができる。
【0067】なお、例えば車体側コネクタ53がもっと
も下方のユニットUCの高さ位置に配置される一方、も
っとも下方の位置にあるユニットUCの高さ位置にユニ
ットを設ける必要のないときは、別途ダミ−のユニット
(外形形状を構成する枠体と、連結かつ接続用の凹部、
凸部88、89、91およびコネクタ52を有するも
の)を用いて、車体側コネクタ53に対応した位置に、
コネクタ52が必ず位置するようにすればよい。また、
各ユニットUA〜UC全てに、パネル体Pとの連結、接
続用凸部91を設けることもできる。勿論、各凹部と凸
部との形成関係は、図示の場合とは逆の関係となるよう
にしてもよい。
【0068】ユニットのパネル体Pに対する連結を強固
にするため、ねじ等の固定具を別途利用することもでき
る。すなわち、図22に示すように、各ユニットのパネ
ル体P側の取付面に、例えば左右に伸びる短い取付ブラ
ケット92を突設して、このブラケット92にねじ孔9
3を開口させておき、ねじ94のねじ部を、ねじ孔93
を挿通させた後、パネル体P背面に形成されたねじ孔4
9(図5参照)に螺合させればよい。
【0069】図23は、パネル体Pの一部を部分的に開
閉自在としたものである。図23の場合、パネル体P
が、常時インストルメントパネルに固定された本体部分
95と、蓋部材96との分割構成とされて、略水平方向
に伸びる回動軸線αを中心として、蓋部材96が、車室
側へ倒伏した開位置と、起立された閉位置とを選択的に
とり得るようになっている。図11〜図13に示すもの
とは異なり、蓋部材96が図23一点鎖線で示すように
開位置とされたときは、実線で示す閉位置にある蓋部材
96で覆われていたユニット(図23ではユニットUA
とUB)とのパネル体P側の面が全体的に車室側へ開放
(露出)されることになる。この図23の場合は、ユニ
ットのメンテナンスの上で好ましく、また車室側へ大き
く露出されるユニットUAあるいはUBが、例えば情報
記憶媒体としてのCDディスク41を複数枚収納したカ
セットを収納可能とされていて、このカセットを交換す
る場合にも好適となる。
【0070】[図24〜図33の説明]図24〜図33
は、パネル体PとユニットU(UA、UB、UC)との
組立体を、インストルメントパネル1の開口部2へユニ
ットU側から挿入したときに、組立体側のコネクタ52
と車体側のコネクタ53とが自動的に接続されると共
に、組立体を車体に対してしっかり保持(支承)される
ようにした場合の複数の例を示す。
【0071】図24の例では、一部のユニットU(実施
形態では上下方向中間のユニットUB)のパネル体Pと
は反対側の面に、短い支承用突起部98が形成される一
方、ステアリング支持部材54には、ブラケット99が
固定されている。ブラケット99は、上方に伸びる第1
部分99Aと、ステアリング支持部材54の前方に位置
する第2部分99Bとを有する。第1部分99Aには、
上記突起部98ががたつきなく嵌合可能な支承用嵌合孔
100が形成されている。第2部分99Bには、車体側
コネクタ53が保持されている。嵌合孔100およびコ
ネクタ53は、開口部2へ向けて指向、つまりパネル体
PとユニットUとの組立体が開口部2への挿入される方
向とほぼ一致されている(図2対応)。
【0072】上記組立体を、ユニットUを開口部2へ向
くようにして挿入していくと、この挿入の進行に伴っ
て、突起部98が嵌合孔100に嵌合されると共に、こ
れとほぼ同時期に、組立体側のコネクタ52が車体側の
コネクタ53に接続されることになる。
【0073】図25、図26は、別の例を示すもので、
車体側コネクタ53を、ステアリング支持部材54の直
下方に位置させたものであり、その他は図24の場合と
同じである。
【0074】図27、図28は、車体側コネクタ53を
ステアリング支持部材54のやや下方で、隔壁3に設け
たブラケット101に保持させた場合を示す。
【0075】図29、図30は、ステアリング支持部材
54に固定されたブラケット99を上方へ長くのばし
て、その高い位置において嵌合孔100が形成され、低
い位置において車体側コネクタ53を保持させてある。
これに対応して、突起部98はもっとも上方のユニット
UAに設けられ、組立体側のコネクタ52は中間高さ位
置にあるユニットUBに設けられている。
【0076】図31、図32は、車体側コネクタ53
を、空調用ダクト50に固定されたブラケット102に
保持させるようにして、ステアリング支持部材54より
もかなり下方に位置させた場合を示す。
【0077】図33は、図30、図31と同様に、車体
側コネクタ53を、空調用ダクト50に固定されたブラ
ケット102に保持させてあるが、コネクタ53が、パ
ネル体Pに設けられた灰皿9の位置にも向かうようにし
てある。これにより、灰皿9を除去したときにパネル体
Pに形成される開口103を通して、ねじ104を利用
してコネクタ53と53とを強固に結合しておくことが
できる。すなわち、ねじ104の回転操作を、ドライバ
等の回転工具を開口103を通して行うことが可能とな
る。
【0078】[図34〜図43の説明}図34〜図43
は、パネル体Pの種々の設定例を示すものであり、デザ
イン的に今まで説明したものと少しずつ相違したものと
されていて、機能的にはいままで説明したものと変わり
がないので、その詳細な説明は省略する。ただし、図3
4では、カップホルダ105が設けられおり、図41〜
図43に示す例では、パネル体Pに2DIN規格に相当
する大きな開口106が形成されている。
【0079】[図44の説明]図44は、あらかじめ用
意された複数の制御ユニットおよび複数のパネル体とか
ら、車両のグレ−ドの相違に応じたユニットとパネル体
との組立体を得るための状況を概念的に示すものであ
る。図44では、制御ユニットとしてU11〜U15の
5種類用意されている。この複数のユニットU11〜U
15の中から選択されるユニットの組合せは、K1〜K
6の合計6種類とされている。そして、パネル体は、K
1〜K6の6種類に対応して、合計6種類用意されてい
る。
【0080】車両のグレ−ドに応じて、ユニットの組合
せK1〜K6の中からいずれか1つの組合せが選択され
る。同様に、グレ−ドに応じて、複数のパネル体P11
〜P16の中から1つのパネル体が選択される。そし
て、選択されたK1〜K5のいずれか1つの組合せと、
選択されたパネル体P11〜P16のいずれか1つと
が、互いに連結、接続されることにより、KP1〜KP
6のいずれか1つの組立体が得られ、この組立体が車両
に搭載される。
【0081】組立体KP1〜KP6は、あらかじめ用意
しておくことができる。すなわち、グレ−ドを基準に考
えたとき、グレ−ドに応じてユニットの組合せが選択さ
れる(K1〜K6の中から1つが選択される)と共に、
グレ−ドに応じてパネル体が選択されて(P11〜P1
6の中から1つが選択される)、選択されたユニットの
組合せと選択されたパネル体とを連結、接続して組立体
P11〜P16が得られる。
【0082】組合せK1〜K6を基準に考えたときは、
この組合せに応じて必要なパネル体が選択されて(P1
1〜P16の中から1つが選択される)、ユニットの組
合せに対応した組立体(KP11〜KP16)が得られ
る。パネル体P11〜P16を基準に考えたとき、パネ
ル体に対応したユニットの組合せが選択されて(K1〜
K5の中から1つが選択される)、パネル体に対応した
組立体KP11〜KP16が得られる。
【0083】ユニットの数(種類)に応じた組合せの数
は、ユニットの数と同じでも、ユニットの数よりも少な
くても、ユニットの数よりも多くてもよい。また、パネ
ル体は、通常は、組合せの数と同じ数(種類)だけ用意
されるが、例えば上位グレ−ドのパネル体によって下位
グレ−ドのパネル体を兼用することにより、組合せの数
よりも少ない数とすることも可能である(不用な開口は
盲蓋で施蓋したり、一部のスイッチをダミ−化する)。
勿論、ユニットの数(種類)、組合せの数(種類)、パ
ネル体の数(種類)は、図44に示す数(種類)に限ら
ず、適宜の数(種類)とすることができ、ユニットの数
や組合せの数が多くなるほど本発明の利点が大きくな
る。
【0084】以上実施の形態について説明したが、本発
明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むもの
である。パネル体PとユニットUとの組立体が取付けら
れるのは、インストルメントパネル1に限らず、例えば
車室側面を構成するパネル部材等、車室内壁面構成用の
適宜のパネル部材とすることができる。
【0085】パネル体Pに連結、接続されるユニットと
しては、図示したものに限らず、この他、車両制御ユニ
ット、エンジン制御ユニット、自動変速機の制御ユニッ
ト、ABS制御ユニット、オ−トクル−ズ制御ユニッ
ト、ステアリング制御ユニット、盗難防止制御ユニッ
ト、車高調整用制御ユニット、運転者識別用制御ユニッ
ト(例えばIDカ−ドを用いた識別)、車両のランプ類
の点灯制御ユニット等適宜のものとすることができる。
この場合、制御ユニットによっては、その出力部と入力
部との少なく一方がパネル体Pに設けられて、当該パネ
ル体Pとは離れた位置に配置されたものであってもよい
(パネル体Pに対する連結はされない)。とりわけ、乗
員により操作されるスイッチ等の入力部の数が少ない制
御ユニットに関しては、パネル体Pとの連結は行わない
ようにしておくのが好ましい。
【0086】パネル体Pには、図示の他、パネル体P
に、制御ユニットとは無関係の操作部、例えばリッドオ
−プナ等を設けることもできる。本発明の目的は、明記
されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点と
して記載された内容のものを提供することをも暗黙的に
含むものである。
【0087】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をインストルメントパネル部分に適用し
た場合の一例を示す斜視図。
【図2】図1の要部分解斜視図。
【図3】パネル体とユニット等との接続関係例を示す全
体系統図。
【図4】パネル体の一例を示す正面図。
【図5】図4の背面図。
【図6】図4の側面断面図。
【図7】パネル体の別の例を示す正面図。
【図8】図7の側面断面図。
【図9】パネル体の別の例を示す正面図。
【図10】図9の側面断面図。
【図11】パネル体の別の例を示す正面図。
【図12】図11の側面断面図。
【図13】図12の要部拡大断面図。
【図14】パネル体の別の例を示す正面図。
【図15】大型のディスプレイに表示される表示内容の
一例を示す正面図。
【図16】複数のユニットとパネル体との接続関係の一
例を示す簡略側面図。
【図17】複数のユニットとパネル体との接続関係の別
の例を示す簡略側面図。
【図18】複数のユニットとパネル体との接続関係の別
の例を示す簡略側面図。
【図19】複数のユニットとパネル体との連結関係の一
例を示す簡略側面図。
【図20】複数のユニットとパネル体との連結、接続関
係の一例を示す簡略側面図。
【図21】図20の一部断面分解側面図。
【図22】図20、図21に示されるユニットの詳細を
示す斜視図。
【図23】パネル体の一部が開閉式とされた場合の例を
示す巣簡略側面図。
【図24】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載
したときの一例を示す側面一対部断面図。
【図25】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載
したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図26】図25に示す場合の開口部の様子を示す斜視
図。
【図27】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載
したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図28】図27に示す場合の開口部の様子を示す斜視
図。
【図29】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載
したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図30】図29に示す場合の開口部の様子を示す斜視
図。
【図31】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載
したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図32】図31に示す場合の開口部の様子を示す斜視
図。
【図33】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載
したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図34】パネル体の別の例を示す正面図。
【図35】パネル体の別の例を示す正面図。
【図36】パネル体の別の例を示す正面図。
【図37】パネル体の別の例を示す正面図。
【図38】パネル体の別の例を示す正面図。
【図39】パネル体の別の例を示す正面図。
【図40】パネル体の別の例を示す正面図。
【図41】パネル体の別の例を示す正面図。
【図42】パネル体の別の例を示す正面図。
【図43】パネル体の別の例を示す正面図。
【図44】複数の制御ユニットと複数のパネル体とから
必要な組立体を得る状況を示す説明図。
【符合の説明】
1:インストルメントパネル 2:開口部 2A〜2D:小開口部分 3、4:隔壁 5:ディスプレイ 6:出入れ用開口(記憶媒体用) 7:スイッチ群(オ−ディオ用) 8:スイッチ群(空調制御用) 9:灰皿 10:シガ−ライタ 11:空調用エア吹出し口 S1〜S7、S11〜S17:スイッチ S8:センサ S9:受光部(リモコンスイッチ用) S10:マイク 29:スピ−カ 41:ディスク(記憶媒体) 42:開口(ディスク用) 47:スイッチ(CPU)基板 48:コネクタ 49:連結用ねじ孔 50:空調用エアダクト 52:コネクタ(組立体側) 53:コネクタ(車体側) 54:ステアリング支持部材 55:ブラケット 58:空間 59:スピ−カ 61:パネル体の本体部分 62:凹部 63:開口(ディスク用) 81〜83:バス回路 88:連結用凹部 89:連結用凸部 90:連結用凹部 91:連結用凸部 92:ブラケット 93:ねじ孔 94:ねじ 95:パネル体の本体部分 96:パネル体の蓋部分 105カップホルダ U1〜U5:制御ユニット(情報処理ユニット、空間占
有ユニット) UA〜UC:制御ユニット(情報処理ユニット、空間占
有ユニット) U11〜U15:制御ユニット(情報処理ユニット、空
間占有ユニット) P:パネル体 P11〜P16:パネル体 K1〜K6:ユニットの組合せ KP1〜KP6:電子機器の組立体

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内壁面の一部を構成するパネル体と、 前記パネル体と別体に形成されると共に該パネル体によ
    り覆われて車室内より目視できないように配置され、所
    定の情報処理作業を行う情報処理ユニットと、を備え、 前記パネル体が、乗員に対する出力部と、乗員により操
    作される入力部とを有し、 前記パネル体と情報処理ユニットとが接続された際、前
    記入力部に対する操作に応じて前記情報処理ユニットが
    作動されて、該情報処理ユニットの処理状況が前記出力
    部に出力されるよう制御する制御部を備える、ことを特
    徴とする車載用電子機器装置。
  2. 【請求項2】互いに別体に形成されると共に、互いに異
    なる情報処理作業を行う複数の情報処理ユニットと、 前記各情報処理ユニットと別体に形成され、乗員に対す
    る出力部および乗員により操作される入力部を有するパ
    ネル体と、 前記各情報処理ユニットとパネル体とが接続された際、
    前記入力部に対する操作に対応して該情報処理ユニット
    が作動され、該各情報処理ユニットの処理状況が前記出
    力部に出力されるように制御する制御部と、を備え、 前記パネル体が車室内壁面の一部を構成していると共
    に、該パネル体により各情報処理ユニットが覆われて車
    室内から該各情報処理ユニットが目視できないように配
    置されている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  3. 【請求項3】互いに別体に形成されると共に、互いに異
    なる機能を有する複数の空間占有ユニットと、 前記各空間占有ユニットと別体に形成されると共に少な
    くとも1つの空間占有ユニットと接続され、該空間占有
    ユニットと乗員との間の情報伝達を行う情報制御部を有
    するパネル体と、を備え、 前記パネル体が車室内壁面の一部を構成していると共
    に、各空間占有ユニットが車室内から目視できないよう
    に配置されている、ことを特徴とする車載用電子機器装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3において、 前記各ユニットが、前記パネル体に対して並列に配置さ
    れている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記各ユニットが、上下方向に積層状態で重合配置され
    ている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、 車室内壁面に部分的に所定形状の開口部が形成されて、
    該開口部が該開口部の形状に対応した前記パネル体によ
    り覆われ、 前記パネル体を挟んで車室とは反対側に前記ユニットが
    配置されて、該ユニットが該パネル体によって車室内か
    ら目視できないようにされている、ことを特徴とする車
    載用電子機器装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記開口部が、車室内壁面を構成するインストルメント
    パネルのうち運転席と助手席との間となる左右略中間部
    分に形成され、 前記ユニットが前記開口部を通して前記インストルメン
    トパネル内に配置され、 前記パネル体が、前記開口部を車室内側から施蓋してい
    て、前記インストルメントパネルの一部を構成するよう
    にされている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、 前記パネル体が、前記ユニットのいずれにも関連しない
    別の入出力部をさらに備えている、ことを特徴とする車
    載用電子機器装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、 前記パネル体に、前記ユニットに対する情報記憶媒体の
    出入れ口が形成されている、ことを特徴とする車載用電
    子機器装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記入力部として、固定スイッチまたはタッチパネルス
    イッチの少なくとも一方を備えている、ことを特徴とす
    る車載用電子機器装置。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記パネル体が入力部としてのセンサを備えている、こ
    とを特徴とする車載用電子機器装置。
  12. 【請求項12】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、、 前記パネル体が入力部としてのマイクを備えている、こ
    とを特徴とする車載用電子機器装置。
  13. 【請求項13】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記パネル体が入力部としてのリモコンスイッチからの
    無線信号を関知する受信部を有している、ことを特徴と
    する車載用電子機器装置。
  14. 【請求項14】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記出力部が、視覚的に情報伝達するディスプレ−また
    はランプの少なくとも一方により構成されている、こと
    を特徴とする車載用電子機器装置。
  15. 【請求項15】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記出力部が、聴覚的に情報伝達するスピ−カとされて
    いる、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  16. 【請求項16】請求項8において、 前記別の入力部が、点灯用、リッドオ−プン用、車高調
    整用、盗難防止用の少なくとも1つを含む、ことを特徴
    とする車載用電子機器装置。
  17. 【請求項17】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記パネル体の左右端部位置に、空調用エアの吹出し口
    が形成されている、ことを特徴とする車載用電子機器装
    置。
  18. 【請求項18】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記パネル体に灰皿が設けられている、ことを特徴とす
    る車載用電子機器装置。
  19. 【請求項19】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記パネル体にシガ−ライタが設けられている、ことを
    特徴とする車載用電子機器装置。
  20. 【請求項20】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記パネル体に、カップホルダが設けられている、こと
    を特徴とする車載用電子機器装置。
  21. 【請求項21】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記ユニットとして、オ−ディオ用ユニット、空調制御
    用ユニット、ナビゲ−ション用ユニットの少なくと1つ
    が含まれる、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  22. 【請求項22】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記ユニットとして、少なくともオ−ディオ用ユニット
    と空調制御用ユニットとが含まれ、 前記パネル体に設けられた前記出力部として、視覚的に
    情報伝達する情報表示部が設けられ、 前記パネル体に設けられた前記入力部として、オ−ディ
    オ操作用入力部と、空調操作用入力部とが含まれる、こ
    とを特徴とする車載用電子機器装置。
  23. 【請求項23】請求項22において、 前記パネル体に設けられた前記情報表示部とオ−ディオ
    操作用入力部と空調操作用入力部のうち、該情報表示部
    がもっとも上方に位置され、該空調操作用入力部がもっ
    とも下方に位置され、該オ−ディオ操作用入力部が中間
    の高さに位置されている、ことを特徴とする車載用電子
    機器装置。
  24. 【請求項24】請求項22において、 前記情報表示部に、前記オ−ディオの操作状況、および
    空調の操作状況が表示される、ことを特徴とする車載用
    電子機器装置。
  25. 【請求項25】請求項22において、 前記パネル体が、灰皿とカップホルダとの少なくとも一
    方を有し、 前記灰皿、カップホルダが、前記空調操作用入力部の下
    方に位置されている、ことを特徴とする車載用電子機器
    装置。
  26. 【請求項26】請求項22において、 前記パネル体の左右端部に、空調用エアの吹出し口が設
    けられ、 前記空調用エアの吹出し口の高さ位置が、前記情報表示
    部からオ−ディオ操作用入力部の高さ範囲に設定されて
    いる、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  27. 【請求項27】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記パネル体が、常時車室内壁面に固定された本体部分
    と、該本体部分に対して車室側へ向けて倒伏状態となっ
    た開位置と起立状態となった閉位置とをとり得るように
    された蓋部材とを有し、 前記蓋部材を開位置とすることにより、前記ユニットに
    車室側から接近可能とされている、ことを特徴とする車
    載用電子機器装置。
  28. 【請求項28】請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記パネル体が、前記出力部と入力部とユニットとに接
    続された制御部を有している、ことを特徴とする車載用
    電子機器装置。
  29. 【請求項29】互いに別体に形成されると共に互いに異
    なる機能を有し、それぞれ乗員により操作される操作用
    入力部を有しない複数の制御ユニットと、 前記各ユニットと別体に形成され、表面に、前記各ユニ
    ットのうち少なくとも一部のユニットの作動状況を表示
    するための出力部と各ユニットに対する乗員による操作
    用入力部とが設けられたパネル体と、を備え、 前記パネル体の背面側に前記各ユニットが位置されてた
    状態で該パネル体と各ユニットとが相互に着脱自在に連
    結されると共に、該パネル体と各ユニットとの間で信号
    伝達されるように電気的に接続されている、ことを特徴
    とする電子機器組立体。
  30. 【請求項30】請求項29において、 前記各ユニットが、それぞれ上下方向に薄幅とされたボ
    ックス状とされ、 前記各ユニットが、薄幅とされた上下方向において互い
    に重合するように積層された状態で、前記パネル体に連
    結されている、ことを特徴とする電子機器組立体。
  31. 【請求項31】請求項29または請求項30において、 前記パネル体が、前記操作用入力部および前記各ユニッ
    トに接続された制御部を有している、ことを特徴とする
    車載用電子機器組立体。
  32. 【請求項32】それぞれ入力部と出力部とを有すると共
    に、所定形状の車室内壁面を構成するための複数のパネ
    ル体の中から1つのパネル体を選択する第1ステップ
    と、 それぞれ異なる機能を有する複数の制御ユニットの中か
    ら、前記第1ステップで選択されるパネル体に対応した
    1つまたは2以上の制御ユニットを選択する第2ステッ
    プと、 前記第1ステップで選択されたパネル体と前記第2ステ
    ップで選択された制御ユニットとを接続して、電子機器
    の組立体を得る第3ステップと、を備えていることを特
    徴とする車載用電子機器の搭載方法。
  33. 【請求項33】請求項32において、 前記制御ユニットが前記パネル体の背面側に位置するよ
    うにして、前記第3ステップで得られた組立体を車両に
    搭載する第4ステップを備えている、ことを特徴とする
    車載用電子機器の搭載方法。
  34. 【請求項34】請求項33において、 車室内壁面に、前記パネル体に対応した開口部が形成さ
    れ、 前記第4ステップにおいて、前記組立体が、前記ユニッ
    ト側から前記開口部内へ差し込まれて、該ユニットが車
    室内壁面内に位置されると共に前記パネル体により該開
    口部が覆われる、ことを特徴とする車載用電子機器の搭
    載方法。
  35. 【請求項35】請求項34において、 前記車室内壁面がインストルメントパネルとされ、 前記開口部が、前記インストルメントパネルのうち車幅
    方向略中間部に形成されている、ことを特徴とする車載
    用電子機器の搭載方法。
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