JPH10272983A - 自動車の照明灯の消し忘れ防止装置 - Google Patents

自動車の照明灯の消し忘れ防止装置

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JPH10272983A
JPH10272983A JP8118097A JP8118097A JPH10272983A JP H10272983 A JPH10272983 A JP H10272983A JP 8118097 A JP8118097 A JP 8118097A JP 8118097 A JP8118097 A JP 8118097A JP H10272983 A JPH10272983 A JP H10272983A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車がトンネルに進入するときに点灯する
照明灯の消し忘れを防止する。 【解決手段】 ライトスイッチ10による前照灯9の点
灯/消灯の状態は、検出回路5によって検出される。処
理手段1のCPU16のプログラム動作によって、地図
記憶手段3に記憶されている地図データと、自車位置検
出手段4が検出する自車位置とに基づき、トンネル入口
の手前側で、通常運転者が点灯する位置より手前の地点
で、消灯を確認した後、トンネルの出口で通常消灯する
位置より遠方で点灯を検出すると、消し忘れと判定す
る。消し忘れ判定後の案内は、音声で運転者の聴覚に訴
えたり、表示で視覚に訴えたりして行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などがトン
ネルに進入するときに点灯した前照灯や車幅灯、あるい
はイルミネーションなどの照明灯を、トンネル通過後に
消灯するように運転者に促すことができる自動車の照明
灯の消し忘れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車がトンネル内を走行するときに
は、昼間でも前照灯などのライトを点灯することが勧め
られている。トンネル内に照明があっても、停電などで
急に消灯する可能性が無いとは言えないからである。自
動車の周囲の明るさを検出して、自動的にライトのオン
/オフを制御するライトコントローラを装備する自動車
もある。ライトコントローラを装備していない自動車や
自動二輪車では、運転者が手動でライトのオン/オフを
行わなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車の運転者が手動
でライトのオン/オフを行う場合、トンネル通過後の消
灯操作を忘れることがある。このようなライト消し忘れ
があると、歩行者や、前方を走行する車両、対向車線の
車両に迷惑をかけることになる。また、そのまま駐車場
などに停車し、エンジンを停止させたままにしている
と、自動車のバッテリが消耗するいわゆるバッテリ上が
りの原因にもなり得る。
【0004】本発明の目的は、トンネル通過後に照明灯
の消し忘れを検出すると、自動車の運転者に消し忘れ防
止案内を行って、照明灯の消し忘れを防止し、他人への
迷惑やバッテリ上がりの防止を図ることができる自動車
の照明灯の消し忘れ防止装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車の現在
位置を検出する位置検出手段と、地図データが予め記憶
される地図記憶手段と、位置検出手段が検出する自動車
の現在位置が、地図記憶手段に記憶されている地図デー
タに基づき、トンネル入口の手前であって、自動車の運
転者が通常照明灯を点灯すべき位置よりも手前側の位置
で照明灯の消灯状態を確認し、自動車の現在位置がトン
ネルの出口の先で、自動車の運転者が通常照明灯を消灯
すべき位置よりも先の位置で、照明灯の点灯状態を検出
するとき、照明灯の消し忘れとして、予め定める運転者
への消し忘れ防止案内を行う案内手段とを含むことを特
徴とする自動車の照明灯の消し忘れ防止装置である。本
発明に従えば、自動車の現在位置を位置検出手段で検出
し、現在位置が地図記憶手段に記憶されている地図デー
タを参照して、トンネルの入口の手前であって、自動車
の運転者が通常照明灯を点灯すべき位置よりも手前側の
位置となるときに、案内手段は自動車の照明灯の消灯状
態を確認する。これによって、昼間の通常の走行で消灯
していることが確認される。自動車の現在位置がトンネ
ルの出口から先で、自動車の運転者が通常照明灯を消灯
すべき位置よりも先の位置となるときに、照明灯の点灯
状態を検出すると、照明灯の消し忘れとして、運転者へ
の消し忘れ防止案内が行われる。照明灯の点灯状態は、
たとえば自動車の車内で、照明灯と連動してオン/オフ
されるインストルメントパネルのイルミネーションなど
の点灯/消灯を検出することによって検出可能である。
トンネルの入口の手前で、トンネル進入前には照明灯を
点灯する必要がないことを確認してから、トンネルの出
口から先で照明灯が点灯状態になっているときに消し忘
れ防止案内を行うので、自動車の運転者に対して注意を
促し、照明灯の消し忘れを防止することができる。
【0006】また本発明で前記案内手段は、前記消し忘
れ防止案内を、音声出力によって行うことを特徴とす
る。本発明に従えば、消し忘れ防止案内を音声出力で行
うので、自動車の運転者は聴覚で直感的に照明灯の消し
忘れを認識することができる。運転者は視線をそらす必
要がないので、安全に走行することができる。
【0007】また本発明で前記案内手段は、前記消し忘
れ防止案内を、表示によって行うことを特徴とする。本
発明に従えば、消し忘れ防止案内を表示、たとえばラン
プの点灯表示、あるいは画面での文字やアイコンによる
表示で行うので、自動車の運転者は視覚で直感的に照明
灯の消し忘れを認識することができる。
【0008】また本発明で前記案内手段は、前記消灯状
態の確認を、トンネル入口までの距離が所定距離となる
位置で行うことを特徴とする。本発明に従えば、位置検
出手段が検出する自動車の現在位置が、地図記憶手段に
記憶されている地図データに基づき、トンネル入口から
所定距離となる位置で、照明灯の消灯状態を確認する。
所定距離は、通常自動車の運転者がトンネル入口の手前
で照明灯を点灯すべき位置よりも手前側の位置であるの
で、自動車の運転者が照明灯を消灯していれば、周囲が
明るく、照明灯を点灯する必要のない状態を確認するこ
とができる。
【0009】また本発明で前記案内手段は、前記消灯状
態の確認を、トンネル入口までの到達予想時間が所定時
間となる位置で行うことを特徴とする。本発明に従え
ば、位置検出手段が検出する自動車の現在位置と地図記
憶手段に記憶されている地図データからのトンネルの入
口までの距離を、現在走行中の車速で走行するのに要す
る到達予想時間が所定時間となるときに、照明灯の消灯
状態を確認する。この確認位置は、通常自動車の運転者
がトンネルの入口側で照明灯を点灯する位置よりも手前
側の位置であるので、トンネルの進入時に点灯する前に
は照明灯を点灯する必要が無いことを確実に確認するこ
とができる。
【0010】また本発明で前記案内手段は、前記点灯状
態の検出を、トンネル出口から所定距離の位置で行うこ
とを特徴とする。本発明に従えば、トンネルの通過後に
出口から所定距離の地点で照明灯の点灯状態を検出す
る。トンネル出口からの所定距離は、通常自動車の運転
者が照明灯を消灯する位置よりも先に設定されるので、
照明灯を消し忘れて点灯状態としている場合には、確実
に消し忘れを検出することができる。
【0011】また本発明で前記案内手段は、前記点灯状
態の検出を、トンネル出口から所定時間走行した位置で
行うことを特徴とする。本発明に従えば、トンネル通過
後に出口から所定時間経過後の地点で照明灯の点灯状態
を検出し、この所定時間経過後の地点は、通常自動車の
運転者がトンネルの出口から先で照明灯を消灯する位置
よりも先の位置であるので、点灯状態であれば照明灯の
消し忘れとして確実に検出することができる。
【0012】また本発明で前記案内手段は、前記消し忘
れ防止案内を、トンネルの出口から所定距離の位置で行
うことを特徴とする。本発明に従えば、照明灯の消し忘
れを検出したとき、トンネル出口から所定距離の地点
で、消し忘れ防止のための案内を行うので、自動車の運
転者が照明灯を消し忘れた状態のまま長距離にわたって
走行を続ける事態を防止するように、確実に消し忘れ防
止案内を行うことができる。
【0013】また本発明で前記案内手段は、前記消し忘
れ防止案内を、トンネルの出口から所定時間の位置で行
うことを特徴とする。本発明に従えば、トンネル通過後
に出口から所定時間経過した地点で消し忘れ防止案内を
行うので、自動車の運転者は長時間消し忘れの状態で走
行を続ける事態を防ぐことができる。
【0014】また本発明で前記案内手段が行うトンネル
入口側での点灯状態の確認の位置と、トンネル出口側で
の点灯状態の検出の位置と、消し忘れ案内の位置と、消
し忘れ案内の方法とを、予め設定可能な設定手段を備え
ることを特徴とする。本発明に従えば、設定手段にトン
ネル入口側での照明灯の点灯状態の確認地点、トンネル
出口側での点灯状態の検出地点、消し忘れ検出時の案内
地点や方法などを設定することができるので、運転者の
必要に応じて組合わせたり選択を行ったりして、運転者
の要求に応じたモードで消し忘れ防止の案内を行うこと
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
して、自動車の照明灯の消し忘れ防止装置のハードウェ
アの概略的な電気的構成を示す。この自動車の照明灯の
消し忘れ防止装置は、処理手段1、表示出力手段2、地
図記憶手段3および自車位置検出手段4を備えるナビゲ
ーション装置を基本的に含む。検出回路5は、車室前部
に計器板として設けられるインストルメンタルパネルな
どのイルミネーションに、バッテリ電源から電力が供給
されて、点灯状態になっているか否かを検出する。消し
忘れ防止装置として、消し忘れ防止の案内出力は、音声
出力装置6や警報ランプ7を介して行われる。消し忘れ
検出のための条件、消し忘れ案内を行う位置や方法は、
リモコンキーボードなどの入力装置8から設定可能であ
る。消し忘れ防止の対象となる前照灯9は、ライトスイ
ッチ10のオン/オフによって、インストルメンタルパ
ネルなどのイルミネーションや車幅灯などとともに、点
灯/消灯が切換えられる。バッテリ電源からは、電源ス
イッチ11を介してレギュレータ12に電源電圧が与え
られ、安定化されて各部に供給される。
【0016】地図記憶手段3では、交換可能な記憶媒体
であるCD−ROMディスク13に予め記憶されている
地図データを、CD−ROMドライバ14で光学的に読
出し、CD−ROMデコーダ15で道路ネットワーク情
報として取出すことができる。道路ネットワーク情報
は、道路を、ノードとリンクとの集合として表す。ノー
ドは道路上の点であり、位置座標をデータとして有す
る。リンクはノード間の距離と種々の属性をデータとし
て有する。トンネルの有無も、リンクの属性に含まれ
る。
【0017】処理手段1は、CPU16、ROM17お
よびRAM18を含む。CPU16は、ROM17に予
め格納されているプログラムに従って、ナビゲーション
装置および照明灯消し忘れ防止装置としての動作を行
う。RAM18には、プログラム動作に従って、一時的
に記憶する必要があるデータなどが記憶される。処理手
段が、経路探索手段として、車両が走行する出発地から
目的地までの経路を探索するときは、探索された案内経
路をRAM18に記憶する。CPU16は、システムバ
ス19を介して各部と接続され、自車位置検出手段4内
のインターフェース20にも接続される。
【0018】インターフェース20には、方位センサ2
1、角速度センサ22、距離センサ23およびGPS装
置24が接続される。方位センサ21は、たとえば地磁
気を基準として、車両の走行方向を絶対的な方位として
検出する。角速度センサ22は、車両の走行方向の変化
速度に伴って作用するコリオリの力を、たとえば振動ジ
ャイロによって検出する。距離センサ23は、車両の走
行距離を検出する。GPS装置24は、複数のGPS用
人工衛星からの電波を受信して、現在の位置および時刻
を絶対的に検出する。方位センサ21または角速度セン
サ22によって検出される走行方向の変化と、距離セン
サ23によって検出される走行距離とを組合わせれば、
現在位置を車両の走行前の位置を基準として、相対的に
算出することもできる。
【0019】自車位置の検出は、方位センサ21または
角速度センサ22のうちの一方と距離センサ23との組
合せれば相対的には可能となる。また相対的に検出され
る自車位置、またはGPS装置24で検出される絶対的
な自車位置のいずれかがあれば、地図記憶手段3からの
地図データとのマップマッチングを行い、自車位置とし
ての検出精度を高めることもできる。
【0020】ナビゲーション装置としては、表示出力手
段2内に含まれる液晶表示装置(LCD)や陰極線管
(CRT)などの表示装置25の画面上に、道路地図を
表示するとともに、自車位置をリアルタイムで表示する
機能を有する。表示装置25は、表示コントローラ26
で制御され、道路などのグラフィックデータは、グラフ
ィックコントローラ27によって、グラフィックメモリ
28に対して描画処理された内容が表示される。
【0021】図2は、図1の実施形態の等価的なシステ
ム構成を示す。図1の検出回路5は前照灯9などの点灯
/消灯を検出するので、ライト状態検出手段として動作
する。音声出力装置6および警報ランプ7は、音声出力
手段およびランプ出力手段としてそれぞれ動作する。処
理手段1は、プログラムに従って、トンネル進入前通過
後ライト状態検出手段30および案内出力判定手段31
として動作する。
【0022】図3は、図1の処理手段1がプログラムに
従って行う動作を示す。電源スイッチ11を投入する
と、ステップa1から動作を開始する。ステップa2で
は、自車位置検出手段4から自車位置を示すデータを、
システムバス19を介して取得する。ステップa3で
は、自車位置がトンネル進入前、すなわちトンネル入口
の手前側の所定位置であるか否かを、自車位置を地図記
憶手段3の地図データのトンネル位置と比較して判断す
る。トンネル進入前の所定位置である条件が成立すれ
ば、ステップa4で、ライト状態検出手段としての検出
回路5によって、図1の前照灯9などのライトの状態を
検出する。検出結果は、たとえばRAM18の特定の記
憶領域に記憶しておく。ステップa5では、自車位置が
トンネル通過後の所定位置に到達しているか否かを判断
する。到達する条件が成立していれば、ステップa6
で、ライト状態検出手段としての検出回路5によって、
前照灯9などのライトの状態を検出する。ステップa4
およびステップa6の動作は、図2のトンネル進入前通
過後ライト状態検出手段30としての動作に対応する。
【0023】ステップa7では、図2の案内出力判定手
段31として、ステップa4およびステップa6で検出
されたライト状態に基づいて、ライト消し忘れの案内を
出力するか否かの判定を行う。ステップa4で検出する
トンネル進入前のライト状態が消灯(OFF)で、ステ
ップa6で検出するトンネル通過後のライト状態が点灯
(ON)である条件が成立しているとき、ライト消し忘
れと判断し、ステップa8で照明灯を消し忘れている旨
の案内出力を行う。ステップa8が終了したとき、また
はステップa3、ステップa5およびステップa7で条
件が成立しないときは、ステップa2に戻り、以下ステ
ップa9までの動作を繰返す。
【0024】図4は、ライトの状態検出を行う位置の考
え方を示す。車両40が走行する道路41の走行方向前
方にトンネル42が存在するとき、図3のステップa3
の条件は、トンネル42の入口から手前側に所定距離L
1の地点P1で成立する。この地点P1は、距離Lon
の地点よりも手前側とする。距離Lonは、ここからト
ンネル42の内部までのRonの範囲で、車両41の運
転者が昼間の走行でも通常前照灯9などを点灯する距離
とする。範囲Ronより手前側であれば、昼間の通常走
行では前照灯9を点灯することはない。したがって、地
点P1で前照灯9などの消灯状態を確認した後、トンネ
ル42の出口側で前照灯9などの点灯状態を検出すれ
ば、その間で前照灯9を点灯するために、図1のライト
スイッチ10の操作が行われたことになる。また、夜間
など、常に前照灯9などを点灯しているときには、地点
P1でも点灯状態が検出される。
【0025】トンネル42の出口側では、通常、トンネ
ル42の内部から距離Loffだけ外部までの範囲Ro
ffで、車両40の運転者による前照灯9などの消灯操
作が行われる。したがって、トンネル42の出口からの
距離がLoffより大きい所定距離L2の地点P2で前
照灯9などが点灯していることが検出されると、入口側
の地点P1では消灯していた場合には、消し忘れと判定
することができる。消し忘れの判定結果は、トンネル4
2の出口からの所定距離L3の地点P3で案内する。地
点P3は、地点P2よりもトンネル42の出口から遠ざ
かるので、L2<L3となる。
【0026】図1のROM17に格納されているプログ
ラムには、入力装置8から、表示装置25の表示画面に
従って、前述の各所定距離L1,L2,L3を、任意に
設定することを可能にする機能も含まれる。各所定距離
L1,L2,L3は、たとえば20m,20m,25m
程度に設定することができる。直接距離で設定する代り
に、時間で設定するように、機能を変更することも可能
である。地点P1については、車両40の通常の走行速
度で、所定距離L1を走行してトンネル42の入口に到
達するまでに予想される所要時間である所定予想到達所
要時間を設定することになる。地点P2,P3について
は、トンネル42の出口通過後から所定距離L2,L3
を通過するのに要すると予想される時間を所要時間とし
てそれぞれ設定することになる。たとえば、地点P1,
P2については、それぞれ5秒を設定し、地点P3につ
いてはたとえば6秒を設定する。地点P2で消し忘れを
検出した後、直ちに運転者に注意を促す案内を行う方
が、消し忘れの状態で長距離や長時間の走行を続けるこ
とを防ぐので好ましい。
【0027】図3のステップa8の案内出力では、図1
の音声出力装置6から音声によって行えば、車両の運転
者は聴覚で直感的に消し忘れを認識することができ、視
線を変える必要がないので好ましい。音声出力装置6を
備えていないときや、備えていてもオーディオ再生中で
あったり、周囲の騒音などで聞取りにくいときは、図1
の警報ランプ7の点灯による表示が、運転者の視覚に訴
えて、直感的に消し忘れを認識させることができるので
好ましい。
【0028】図5は、図1の表示装置25の表示画面5
0でアイコン51を表示して消し忘れ案内を行う状態を
示す。アイコン51の代りに、文字列でライト消し忘れ
を案内することもできる。これらの消し忘れ案内は、ナ
ビゲーション装置としての経路案内などの画像表示の一
部に表示しておき、ライトスイッチ10の消灯操作を検
出回路5が検出すると停止するようにすれば、運転者が
経路案内の画像表示を見るときに消し忘れを認識させ、
消灯操作を行うように促すこともできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動車の
現在位置と地図データとに基づいてトンネルの通過を判
断し、トンネルの手前で照明灯の消灯状態を確認し、ト
ンネル通過後に点灯状態を検出することによって消し忘
れを検出するときには、自動車の運転者に確実に消し忘
れ防止案内を行い、照明灯の消灯を促して消し忘れを防
止することができる。これによって、照明灯の消し忘れ
に伴う、歩行者や先行車両の運転者、あるいは対向車両
の運転者への迷惑や、バッテリ上がりの防止などを図る
ことができる。
【0030】また本発明によれば、消し忘れ防止案内を
音声出力によって行うことができるので、車両の運転者
は聴覚で直感的に照明灯の消し忘れを認識し、視線をそ
らすことなく照明灯の消灯操作を行い、安全に走行を続
けることができる。
【0031】また本発明によれば、照明灯消し忘れ防止
案内は表示によって行うので、自動車の運転者は視覚に
よって直感的に照明灯の消し忘れを認識し、いったん認
識すれば簡単に消灯する操作を行うことができる。
【0032】また本発明によれば、トンネルの入口側で
の照明灯の消灯状態を、入口から所定距離の地点で確実
に確認することができる。
【0033】また本発明によれば、照明灯の入口側での
照明灯の消灯状態の確認を、到達予想時間が所定時間と
なる地点で行うので、トンネル進入前に照明灯が点灯し
ていないことを確実に確認することができる。
【0034】また本発明によれば、トンネル通過後に出
口から所定距離の地点で照明灯の点灯状態を検出するの
で、消し忘れで照明灯が点灯していれば確実に検出する
ことができ、検出結果に基づいて消し忘れ防止案内で運
転者の注意を確実に促すことができる。
【0035】また本発明によれば、トンネル通過後に、
出口から所定時間経過後に照明灯の点灯状態を検出し、
検出していれば消し忘れとして防止案内を行うので、照
明灯の消し忘れを確実に検出し、自動車の運転者に注意
を促すことができる。
【0036】また本発明によれば、自動車の運転者は、
トンネル通過後に出口から所定距離の地点で消し忘れ防
止案内によって照明灯の消し忘れをただちに認識するこ
とができるので、長距離にわたって消し忘れ状態で自動
車を走行させることを防ぐことができる。
【0037】また本発明によれば、自動車の運転者はト
ンネル通過後、所定時間経過後の地点で、消し忘れ防止
の案内を受けるので、照明灯を消し忘れた状態で長時間
にわたって走行する事態を防ぐことができる。
【0038】また本発明によれば、設定手段によって、
消し忘れ防止のためのトンネル入口側での点灯状態の確
認の位置や、出口側での点灯状態の検出の位置、あるい
は消し忘れ防止案内を行う地点や方法を設定することが
できるので、自動車の運転者の必要に応じた状態で消し
忘れ防止案内を行い、確実に照明灯の消灯を行わせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的なハードウェア
の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態の処理手段のプログラム動作に
よって実現される機能を示すブロック図である。
【図3】図1の実施形態の処理手段の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】自動車の走行とトンネルとの関係を示す図であ
る。
【図5】消し忘れ防止のための画像表示の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 処理手段 2 表示手段 3 地図記憶手段 4 自車位置検出手段 5 検出回路 6 音声出力装置 7 警報ランプ 8 入力装置 9 前照灯 10 ライトスイッチ 13 CD−ROMディスク 16 CPU 17 ROM 18 RAM 21 方位センサ 22 各速度センサ 23 距離センサ 24 GPS装置 25 表示装置 30 トンネル進入前通過後ライト状態検出手段 31 案内出力判定手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の現在位置を検出する位置検出手
    段と、 地図データが予め記憶される地図記憶手段と、 位置検出手段が検出する自動車の現在位置が、地図記憶
    手段に記憶されている地図データに基づき、トンネル入
    口の手前であって、自動車の運転者が通常照明灯を点灯
    すべき位置よりも手前側の位置で照明灯の消灯状態を確
    認し、自動車の現在位置がトンネルの出口の先で、自動
    車の運転者が通常照明灯を消灯すべき位置よりも先の位
    置で、照明灯の点灯状態を検出するとき、照明灯の消し
    忘れとして、予め定める運転者への消し忘れ防止案内を
    行う案内手段とを含むことを特徴とする自動車の照明灯
    の消し忘れ防止装置。
  2. 【請求項2】 前記案内手段は、前記消し忘れ防止案内
    を、音声出力によって行うことを特徴とする請求項1記
    載の自動車の照明灯の消し忘れ防止装置。
  3. 【請求項3】 前記案内手段は、前記消し忘れ防止案内
    を、表示によって行うことを特徴とする請求項1または
    2記載の自動車の照明灯の消し忘れ防止装置。
  4. 【請求項4】 前記案内手段は、前記消灯状態の確認
    を、トンネル入口までの距離が所定距離となる位置で行
    うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自
    動車の照明灯の消し忘れ防止装置。
  5. 【請求項5】 前記案内手段は、前記消灯状態の確認
    を、トンネル入口までの到達予想時間が所定時間となる
    位置で行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の自動車の照明灯の消し忘れ防止装置。
  6. 【請求項6】 前記案内手段は、前記点灯状態の検出
    を、トンネル出口から所定距離の位置で行うことを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動車の照明灯
    の消し忘れ防止装置。
  7. 【請求項7】 前記案内手段は、前記点灯状態の検出
    を、トンネル出口から所定時間走行した位置で行うこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動車の
    照明灯の消し忘れ防止装置。
  8. 【請求項8】 前記案内手段は、前記消し忘れ防止案内
    を、トンネルの出口から所定距離の位置で行うことを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の自動車の照明
    灯の消し忘れ防止装置。
  9. 【請求項9】 前記案内手段は、前記消し忘れ防止案内
    を、トンネルの出口から所定時間の位置で行うことを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の自動車の照明
    灯の消し忘れ防止装置。
  10. 【請求項10】 前記案内手段が行うトンネル入口側で
    の消灯状態の確認の位置と、トンネル出口側での点灯状
    態の検出の位置と、消し忘れ案内の位置と、消し忘れ案
    内の方法とを、予め設定可能な設定手段を備えることを
    特徴とする請求項1記載の自動車の照明灯の消し忘れ防
    止装置。
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