JP2007057363A - 車両用運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 走行に係り報知された事象に対する注意を何時まで払い続ければ良いのかを確実に把握できるようすること。
【解決手段】 送受信機10は、車両運転者に対して報知すべき事象(渋滞、混雑、速度規制、事故発生地点など)が存在する特定エリアまたは特定ポイントの位置を示す情報を含む道路交通情報を事象データとして取得する。制御回路2は、位置検出器3からの現在位置情報及び送受信機10からの事象データに基づいて車両の現在位置と前記特定エリアまたは特定ポイントとの位置関係を把握し、車両の進行方向に事象データにより示される特定エリアまたは特定ポイントが存在する場合に、その存在及び当該事象の種類を音声出力装置7により車両運転者に向けて報知すると共に、車両が当該特定エリアまたは特定ポイントを通過したときに、所定の通過メッセージを音声出力装置7により車両運転者に向けて報知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、道路規制や道路の渋滞などの事象が存在する特定エリアまたは特定ポイントに係る情報を運転者に向けて報知する機能を備えた車両用運転支援装置に関する。
例えばカーナビゲーション装置においては、特許文献1などに見られるようなシステムのように、経路案内機能による誘導経路上での渋滞情報を、VICS(登録商標)ユニットにより取得して地図画面上に表示することが行われている。また、この種のカーナビゲーション装置においては、VICSユニット或いは他の手段(例えばG−BOOK(登録商標)のような無線ネットワーク・サービス)を通じて取得した道路規制情報(速度規制、車線規制など)、工事規制情報、交通事故発生箇所に係る情報などの事象を地図画面上で表示したり音声により報知したりすること、並びに、運転者が登録したメモリ地点に車両が差し掛かったときに、その旨を音声により報知することなども行われている。
特開2001−304882号公報
上記従来のカーナビゲーション装置においては、車両が、その運転者に対して報知すべき事象が存在する特定エリアに進入したときや、同じく報知すべき事象が存在する特定ポイントに近付いたときに、その旨を報知することが行われているが、そのような事象が解消した場合には、そのことを運転者に対して報知することが行われていない。このため、運転者側では、上述のように報知された事象に対して何時まで注意を払い続ければ良いのか判然としないという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、走行に係り報知された事象に対する注意を何時まで払えば良いのかが確実に把握できるようになる車両用運転支援装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、制御手段は、車両の現在位置と、車両の運転者に対し報知すべき事象が存在する特定エリアまたは特定ポイントとの位置関係を、位置検出手段から出力される車両の現在位置情報及び情報取得手段が取得した事象データ(上記特定エリアまたは特定ポイントの位置を示す情報を含むデータ)に基づいて把握する。また、制御手段は、車両の進行方向に上記特定エリアまたは特定ポイントが存在する場合に、その存在及び事象データに対応した事象の種類を報知手段により車両運転者に向けて報知し、その後に車両が当該特定エリアまたは特定ポイントを通過したときに、所定の事象解消メッセージを報知手段により車両運転者に向けて報知するようになる。
この結果、車両運転者側では、運転時に注意を払う必要がある事象が存在する特定エリアまたは特定ポイントを通過したことを、上記事象解消メッセージにより確実に知ることができるようになるから、従来のように、事象の存在が報知された後において、当該事象に対して何時まで注意を払い続ければ良いのか判然としなくなる事態を招く恐れがなくなる。
請求項3記載の発明によれば、制御手段は、車両の進行方向に、当該車両の運転者に対し報知すべき事象が同じ特定ポイントが設定距離内に複数存在する場合には、そられ特定ポイントを全て通過したときに始めて前記事象解消メッセージを出力させる構成となっているから、複数の特定ポイントが連続的に存在する場合に、車両運転者に対して特定ポイントの通過に関して早まった認識を与えてしまう恐れがなくなる。
以下、本発明をカーナビゲーション装置に適用した一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、全体の電気的構成が機能ブロックの組み合わせにより概略的に示されている。この図1において、カーナビゲーション装置1(車両用運転支援装置に相当)は、そのナビゲーション動作を制御する機能を有した制御回路2(制御手段に相当)に対して、位置検出器3(位置検出手段に相当)、地図データベース4、表示装置5、操作スイッチ群6、音声出力装置7(報知手段に相当)、リモコンセンサ8、外部メモリ9、送受信機10(情報取得手段、無線通信手段に相当)などを接続して構成されている。
制御回路2は、CPU、ROM、RAM、I/Oインタフェース及びこれらを接続するバスラインなど(何れも図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成されている。これらのうち、ROMには、カーナビゲーション用のプログラム、本発明でいう制御手段の機能を実現するためのプログラムなどが格納され、RAMにはプログラム実行時の処理データの他に地図データベース4から取得した道路地図データや送受信機10による受信したデータなどが一時的に格納される。
位置検出器3は、例えば、GPS用人工衛星からの信号を受信するGPS受信機11、ヨーレートを検出するためのジャイロセンサ12、互いに直交する3軸方向の加速度を検出するための加速度センサ13、車両のピッチング方向の傾斜角を検出するための傾斜センサ14などを含んで構成されており、車両の現在位置情報を算出する部分である。
地図データベース4は、CD−ROMやDVD−ROM或いはハードディスク、不揮発性の半導体メモリなどのような大容量の情報記録媒体を利用して構成されたものであり、地図表示のための地図描画用データ、マップマッチングや経路探索、経路誘導などの種々の処理に必要な道路データ、交差点の詳細データから成る交差点データ、背景レイヤのための背景データ、地名などを表示するための地名データの他に、施設名称を例えば50音順に並べた施設名称データベース、電話番号と施設の対応を示す電話番号データベースなど、多様な地図データが記憶されている。
表示装置5は、地図画面などを表示するための例えばカラー液晶ディスプレイを含んで構成されており、車両の運転席近傍に設置される。この表示装置5の画面には、通常時において縮尺を複数段階に変更可能な道路地図が表示されると共に、その表示に重ね合わせて、車両の現在位置及び進行方向を示すポインタが表示されるようになっている。また、周知のダイクストラ法を用いて行われる目的地までの経路計算結果に基づいた経路案内機能の実行時には、道路地図に重ね合わせた状態で進むべき案内ルート(誘導経路に相当)が表示されるようになっている。さらに、ユーザ(一般的には車両の運転者)による目的地などの検索及び入力のための各種のメニュー画面及び入力画面、並びに各種のメッセージ・インフォメーションやヘルプ画面なども表示されるようになっている。
操作スイッチ群6は、表示装置5の周辺に配置されたメカニカルスイッチや当該表示装置5のディスプレイ上に形成されたタッチパネルスイッチなどから成り、各種のデータや設定事項などの操作に係るコマンドを制御回路2に与えるために設けられている。
音声出力装置7は、音声合成回路、アンプ、スピーカなどを備えたもので、制御回路2からの音声情報に応じた音声出力を発生する構成となっている。
リモコンセンサ8は、リモコン15からの操作信号を受信して制御回路2に与える構成となっている。
外部メモリ9は、フラッシュメモリなどのデータ書き換え可能な不揮発性メモリより構成されたもので、例えば他の規格の情報記録媒体に対応するためのプログラムソフトを記憶したり、特定データ(走行軌跡の履歴やデジタルカメラにより取り込んだ任意の画像データなど)の保存や呼出などを行ったりするために設けられている。
送受信機10は、VICS(登録商標)センサユニット、FM多重放送用チューナー(何れも図示せず)などを備えたもので、それらに対応するVICS局や放送インフラから、車両運転者に対して報知すべき事象(渋滞、混雑、速度規制、車線規制、事故発生地点、故障車停止地点など)が存在する特定エリアまたは特定ポイントの位置を示す情報を含む道路交通情報を事象データとして取得する構成となっている。尚、送受信機10は、RDS−TMC(Radio Data System‐Traffic Massage Channel)チューナーを備えた構成としても良い。また、上記のような事象データは、衛星通信システム、携帯電話回線、無線LAN、無線ネットワーク・サービス(例えばG−BOOK(登録商標))、プローブカー通信システムなどの通信インフラを通じて受信する構成とすることも可能である。
制御回路2は、操作スイッチ群6やリモコンセンサ8を通じて入力されたコマンドに基づいて、周知の地図表示機能、経路計算機能、経路案内機能、電話番号検索機能、郵便番号検索機能、マップコード(登録商標)のような固有コードを利用した検索機能、50音検索機能、ジャンル別検索機能、最寄り施設検索機能、目的地登録機能、地点登録機能など、多種多様な支援機能に係る処理を実行するように構成されている。
特に、地点登録機能には、地図上の任意の地点をユーザ側で音声メモリ地点(特定ポイントに相当)として登録できる機能が含まれており、制御回路2にあっては、例えば、このように登録された音声メモリ地点の位置を示す情報を事象データとして外部メモリ9に記憶すると共に、当該音声メモリ地点を中心した所定のしきい値距離内(例えば所定半径内)のエリアがユーザ定義の特定エリア(危険エリア、注目エリアなど)として設定されたときに、その特定エリアの位置を示す情報を事象データとして外部メモリ9に記憶する構成となっている。尚、制御回路2は、この外部メモリ9に記憶された事象データを必要に応じて取得する構成となっており、従って、制御回路2は、本発明でいう情報取得手段の機能をも備えた形態となっている。
この他、制御回路2には、本発明の要旨に直接的に関係した支援機能として、以下に述べるような報知機能が設定されている。
即ち、制御回路2は、経路案内機能の実行時において、これに伴う案内ルート上に、車両運転者に対し報知すべき事象が存在する場合には、その事象が存在する特定エリアまたは特定ポイントの位置を示す情報を含む事象データを送受信機10から取得すると共に、
このように取得した事象データを、内部のRAMに逐次記憶する構成となっており、このように事象データを記憶した状態、並びに外部メモリ9に記憶された事象データにより示されるユーザ定義の特定エリアが上記案内ルート上に存在する状態では、メインプログラム上において図2及び図3のフローチャートに示すような各処理ルーチン(サブルーチン)を実行する構成となっている。尚、表示装置5で表示中の地図画面上には、上記特定エリアまたは特定ポイントが、それら対応する事象を示す記号やアイコンなどと共に表示されるものである。
この場合、制御回路2は、前記事象データに含まれる位置情報が、特定エリア、つまり、車両運転者に対して報知すべき事象が、渋滞、混雑、速度規制などに対応した特定エリアや、音声メモリ地点に対応したユーザ定義の特定エリアなどのように2次元的な広がりを持ったものであったときに図2の処理ルーチンを実行し、同じく当該位置情報が、特定ポイント、つまり、車両運転者に対して報知すべき事象が、音声メモリ地点や事故発生時点或いは故障車停止地点などのように点として定義されるものであったときに図3に示す処理ルーチンを実行する構成となっている。
即ち、図2の特定エリア用の処理ルーチンでは、まず、未報知フラグが「0」であるか否かを判断する(ステップA1)。この未報知フラグは、初期状態では「0」にリセットされるものであり、従って、図2の処理ルーチンが始めて実行されたときには、ステップA1で「YES」と判断されることになる。未報知フラグが「0」であった場合には、自車両に最も近い報知対象特定エリアが次に近い特定エリアと重複した状態にあるか否かを判断する(ステップA2)。
報知対象特定エリアが重複していない場合には、事象報知済フラグが「0」であるか否かを判断する(ステップA3)。この事象報知済フラグは、後述の説明から明らかとなるように当該ステップA3が始めて実行されるときには「0」にリセットされた状態にあるものであり、従って、図2の処理ルーチンが始めて実行されるときには、ステップA3で「YES」と判断されることになる。事象報知済フラグが「0」であった場合には、自車両の位置が、報知対象の特定エリアの例えば10km手前の地点であるか否かを判断する(ステップA4)。
ここで「YES」と判断した場合には、「10km手前地点用メッセージ」を音声出力装置7から出力させるステップA5を実行した後にステップA6へ移行し、「NO」と判断した場合には、ステップA5をジャンプしてステップA6へ移行する。上記「10km手前地点用メッセージ」は、自車両が報知対象の特定エリアまで10kmの地点に差し掛かったことを、その特定エリアで発生している事象の内容と共に音声により報知するためのものであり、例えば『10キロメートル先、渋滞が発生しています。』、『10キロメートル先、50キロ速度規制が行われています。』というような内容のものである。
上記ステップA6では、自車両の位置が、報知対象の特定エリアの例えば1km手前の地点であるか否かを判断するものであり、ここで「YES」と判断した場合には、「1km手前地点用メッセージ」を音声出力装置7から出力させるステップA7を実行した後にステップA8へ移行し、「NO」と判断した場合には、ステップA7をジャンプしてステップA8へ移行する。上記「1km手前地点用メッセージ」は、自車両が報知対象の特定エリアまで1kmの地点に差し掛かったことを、その特定エリアで発生している事象の内容と共に音声により報知するためのものであり、例えば『1キロメートル先、渋滞が発生しています。』、『1キロメートル先、50キロ速度規制が行われています。』というような内容のものである。
上記ステップA8では、自車両が報知対象の特定エリアへ進入したか否かを判断するものであり、ここで「NO」と判断した場合には、そのままメインプログラムへリターンするが、「YES」と判断した場合には、当該特定エリアに対応した事象の内容を報知する(ステップA9)。具体的には、このステップA9では、例えば『渋滞が発生しています。』、『50キロ速度規制中です。』というようなメッセージを音声出力装置7から出力するものである。
このような事象報知ステップA9の実行後には、前記事象報知済フラグを「1」にセットするステップA10を実行した後に、自車両が、前記特定エリア(進入した旨が報知済みの特定エリア)から抜け出たか否かを判断する(ステップA11)。ここで「NO」と判断した場合には、そのままメインプログラムへリターンする。尚、このように事象報知済フラグが「1」にセットされた状態では、前記テップA3で「NO」と判断されることになり、この場合には、ステップA4〜A10をジャンプしてステップA11を実行するようになる。
これに対して、ステップA11で「YES」と判断した場合には、特定エリアを通過した旨の通過メッセージ(事象解消メッセージに相当)を音声出力装置7から出力する(ステップA12)。具体的には、この通過メッセージは、例えば『渋滞が解消されました。』、『50キロ速度規制が解除されました。』というような内容のものである。
上記通過メッセージ出力ステップA12の実行後には、前記事象報知済フラグを「0」にリセットするステップA13、内部RAMに記憶した状態の事象データのうち、報知済みの事象データ(前記通過メッセージに対応した事象データ)を初期化するステップA14を順次実行した後にメインプログラムへリターンする。尚、このステップA14では、外部メモリ9に記憶されたユーザ定義の特定エリアに対応した事象データを初期化することはない。
一方、前記ステップA2で「YES」と判断した場合(報知対象特定エリアが重複していた場合)には、事象報知済フラグが「0」であるか否かを判断する(ステップA15)。この場合、事象報知済フラグは、後述の説明から明らかとなるように当該ステップA15が始めて実行されるときには「0」にリセットされた状態にあるものであり、従って、図2の処理ルーチンが始めて実行されるとき(ステップA1、A2で順次「YES」と判断されたとき)には、ステップA15で「YES」と判断されることになる。事象報知済フラグが「0」であった場合には、自車両の位置が、報知対象の特定エリアの例えば10km手前の地点であるか否かを判断する(ステップA16)。
ここで「YES」と判断した場合には、前述同様の「10km手前地点用メッセージ」を音声出力装置7から出力させるステップA17を実行した後にステップA18へ移行し、「NO」と判断した場合には、ステップA17をジャンプしてステップA18へ移行する。
上記ステップA18では、自車両の位置が、報知対象の特定エリアの例えば1km手前の地点であるか否かを判断するものであり、ここで「YES」と判断した場合には、前述同様の「1km手前地点用メッセージ」を音声出力装置7から出力させるステップA19を実行した後にステップA20へ移行し、「NO」と判断した場合には、ステップA19をジャンプしてステップA20へ移行する。
上記ステップA20では、自車両が報知対象の特定エリアへ進入したか否かを判断するものであり、「YES」と判断した場合には、当該特定エリアに対応した事象の内容を報知するステップA21、前記事象報知済フラグを「1」にセットするステップA22を順次実行した後にステップA23へ移行し、「NO」と判断した場合には、ステップA21、A22をジャンプしてステップA23へ移行する。この場合、上記ステップA21では、前記ステップA9と同様に、『渋滞が発生しています。』、『50キロ速度規制です。』というようなメッセージを音声出力装置7から出力するものである。
上記ステップS23では、自車両が、前記特定エリア(進入した旨が報知済みの特定エリア)から抜け出たか否かを判断するものであり、ここで「NO」と判断した場合には、そのままメインプログラムへリターンする。尚、上記のように事象報知済フラグが「1」にセットされた状態では、前記テップA15で「NO」と判断されることになり、この場合には、ステップA16〜A22をジャンプしてステップA23を実行するようになる。
これに対して、ステップA23で「YES」と判断した場合には、特定エリアを通過した旨を示す前述同様の通過メッセージを音声出力装置7から出力するステップA24、前記事象報知済フラグを「0」にリセットするステップA25を順次実行した後に、自車両の現在位置が報知対象エリア内か否かを判断する(ステップA26)。
ここで、報知対象特定エリアが重複した状態において、自車両が、一方の報知対象特定エリアを通過したものの、他方の報知対象特定エリア内に留まっていたときには、ステップA26で「YES」と判断され、自車両が重複した報知対象特定エリアを完全に通過したときには、ステップA26で「NO」と判断されることになる。
このステップA26で「YES」と判断したときには、該当する報知対象特定エリアに対応した事象の内容を報知するステップA27、未報知フラグを「1」にセットするステップA28を順次実行した後にメインプログラムへリターンし、また、ステップA26で「NO」と判断したときには、未報知フラグを「0」にリセットするステップA29及び前記事象データ初期化ステップA14を順次実行した後にメインプログラムへリターンする。
尚、上記のように未報知フラグが「1」にセットされた状態では、前記テップA1で「NO」と判断されることになり、この場合には、ステップA2、A15〜A22をジャンプしてステップA23が実行されることになる。
従って、自車両が、重複状態にあった複数の報知対象エリアを完全に通過していない状態では、未報知フラグが「1」にセットされて前記ステップA1で「NO」と判断されることになるため、ステップA23以降の処理が再実行されるものであり、その後に自車両が当該報知対象エリアを通過したときに、出力ステップA24が実行されて通過メッセージが出力されることになる。また、自車両が、重複状態にあった複数の報知対象エリアを完全に通過したとき(ステップA26で「NO」)には、ステップA29が実行されて未報知フラグが「0」にリセットされると共に、ステップA14が実行されて内部RAMに記憶した状態の報知済みの事象データが初期化されるものである。
尚、図2の処理ルーチンは、その後において、経路案内機能による案内ルート上に車両運転者に対し報知すべき特定エリアが出現するまで非実行状態とされることになる。
図3の特定ポイント用の処理ルーチンでは、まず、事象連続フラグが「0」であるか否かを判断する(ステップB1)。この事象連続フラグは、初期状態では「0」にリセットされるものであり、従って、図3の処理ルーチンが始めて実行されたときには、ステップB1で「YES」と判断されることになる。事象連続フラグが「0」であった場合には、自車両の位置が、報知対象の特定ポイントの例えば10km(請求項3記載の発明でいう設定距離に相当)手前の地点であるか否かを判断する(ステップB2)。
ここで「YES」と判断した場合には、「10km手前地点用メッセージ」を音声出力装置7から出力させるステップB3を実行した後にステップB4へ移行し、「NO」と判断した場合には、ステップB3をジャンプしてステップB4へ移行する。尚、前記ステップB1で「YES」と判断した場合(事象報知フラグが「1」であった場合)には、ステップB2、B3をジャンプしてステップB4へ移行する。また、上記「10km手前地点用メッセージ」は、自車両が報知対象の特定ポイントまで10kmの地点に差し掛かったことを、その特定ポイントで発生している事象の内容と共に音声により報知するためのものであり、例えば『メモリ地点まで10キロメートルです。』、『10キロメートル先、事故が発生しています。』、『10キロメートル先、故障車が停車しています。』というような内容のものである。
上記ステップB4では、自車両の位置が、報知対象の特定ポイントの例えば1km手前の地点であるか否かを判断するものであり、ここで「YES」と判断した場合には、「1km手前地点用メッセージ」を音声出力装置7から出力させるステップB5を実行した後にステップB6へ移行し、「NO」と判断した場合には、ステップB5をジャンプしてステップB6へ移行する。上記「1km手前地点用メッセージ」は、自車両が報知対象の特定ポイントまで1kmの地点に差し掛かったことを、その特定ポイントで発生している事象の内容と共に音声により報知するためのものであり、例えば『メモリ地点まで1キロメートルです。』、『1キロメートル先、事故が発生しています。』、『1キロメートル先、故障車が停車しています。』というような内容のものである。
上記ステップB6では、自車両が報知対象の特定ポイントを通過したか否かを判断するものであり、ここで「NO」と判断した場合には、そのままメインプログラムへリターンするが、「YES」と判断した場合には、自車両の進行先の10km内に報知対象の特定ポイントが存在するか否かを、RAM及び外部メモリ9に記憶されている事象データに基づいて判断する(ステップB7)。
このステップB7で「YES」と判断したときには、上記特定ポイントの事象が、既通過の特定ポイントの事象と異なるものであるか否かを判断する(ステップB8)。このステップB8で「YES」と判断した場合(車両の進行方向の10km以内に、他の事象に対応した報知対象特定ポイントが存在した場合に相当)には、特定ポイントを通過した旨の通過メッセージ(事象解消メッセージに相当)を音声出力装置7から出力するステップB9、自車両の進行先に他の報知対象特定ポイントが存在する旨を報知するための他事象存在メッセージを音声出力装置7から出力するステップB10を順次実行した後にステップB11へ移行する。また、上記ステップS8で「NO」と判断した場合(車両の進行方向の10km以内に、同一事象に対応した報知対象特定ポイントが存在した場合に相当)には、自車両の進行先に同一の報知対象特定ポイントが存在する旨を報知するための同一事象存在メッセージを音声出力装置7から出力するステップB12を実行した後にステップB11へ移行する。
具体的には、上記通過メッセージは、例えば『メモリ地点を通過しました。』、『事故発生地点を通過しました。』、『故障車の停車地点を通過しました。』というような内容のものであり、上記他事象存在メッセージは、『○○キロメートル先、故障車が停車しています。』、『○○キロメートル先、事故が発生しています。』、『メモリ地点まで○○キロメートルです。』というような内容のものである(但し、『○○キロメートル』は、車両の現在位置から特定ポイントまでの距離に対応する)。また、上記同一事象存在メッセージは、『○○キロメートル先、他のメモリ地点です。』、『○○キロメートル先、他の事故が発生しています。』、『○○キロメートル先、他の故障車が停車しています。』というような内容のものである。
上記ステップB11では、事象連続フラグが「0」であるか否かを判断するものであり、事象連続フラグが「0」であった場合には、当該フラグを「1」にセットするステップB13を実行した後にメインプログラムへリターンし、事象連続フラグが「1」であった場合には、ステップB13をジャンプしてメインプログラムへリターンする。
一方、前記ステップB7で「NO」と判断した場合、つまり、自車両が報知対象ポイントを通過した時点で、その進行先の10km内に次の報知対象特定ポイントが存在しない場合には、音声出力装置7から前述同様の通過メッセージを出力するステップB14を実行した後に、事象連続フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップB15)。
この場合、事象連続フラグが「1」であった場合には、当該フラグを「0」にセットするステップB16、内部RAMに記憶した状態の事象データのうち、報知済みの事象データ(前記通過メッセージに対応した事象データ)を初期化するステップB17を順次実行した後にメインプログラムへリターンし、事象連続フラグが「0」であった場合には、上記事象データ初期化ステップB17のみを実行してメインプログラムへリターンする。
尚、図3の処理ルーチンは、その後において、経路案内機能による案内ルート上に車両運転者に対し報知すべき特定ポイントが出現するまで非実行状態とされることになる。
要するに、上記した本実施例の構成によれば以下に述べるような作用・効果を奏するものである。
即ち、制御回路2は、自車両の現在位置と、当該車両の運転者に対し報知すべき事象が存在する特定エリア(渋滞、混雑、速度規制などに対応した特定エリアや、音声メモリ地点に対応したユーザ定義の特定エリアなどのように2次元的な広がりを持ったエリア)または特定ポイント(音声メモリ地点や事故発生時点或いは故障車停止地点などのように点として定義されるエリア)との位置関係を、位置検出器3から出力される車両の現在位置情報及び送受信機10が取得した事象データ(上記特定エリアまたは特定ポイントの位置を示す情報を含む道路交通情報)並びに外部メモリ9に記憶した事象データに基づいて把握する。そして、制御回路2は、経路案内機能の実行時において、これに伴う案内ルート上における自車両の進行方向に上記特定エリアまたは特定ポイントが存在する場合に、その特定エリアまたは特定ポイントの存在及び事象データに対応した事象の種類を車両運転者に向けて報知し、その後に自車両が当該特定エリアまたは特定ポイントを通過したときに、所定の通過メッセージを車両運転者に向けて報知するようになる。
この結果、車両運転者側では、運転時に注意を払う必要がある事象が存在する特定エリアまたは特定ポイントを通過したことを、上記通過メッセージにより確実に知ることができるようになるから、従来のように、事象の存在が報知された後において、当該事象に対して何時まで注意を払い続ければ良いのかが判然としなくなる事態を招く恐れがなくなる。
また、制御回路2は、経路案内機能の実行時において、案内ルート上における自車両の進行方向に、報知すべき事象が同じ特定ポイントが設定距離(10km)内に複数存在する場合には、そられ特定ポイントを全て通過したときに始めて通過メッセージを出力させる構成となっているから、複数の特定ポイントが連続的に存在する場合に、車両運転者に対して特定ポイントの通過に関して早まった認識を与えてしまう恐れがなくなる。
(その他の実施の形態)
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のような変形または拡張が可能である。
通過メッセージを出力するタイミングは、車両が特定エリアを離脱したタイミングや特定ポイントを通過したタイミングに限られるものではなく、例えば、特定エリアの離脱時或いは特定ポイントの通過時から走行距離が設定距離に達したタイミングでも良い。
制御回路2は、通過メッセージなどを出力する制御を、経路案内機能が働いているときに行う構成としたが、当該制御を経路案内機能と無関係に行う構成も可能である。
本発明の一実施例の電気的構成を示す機能ブロック図 制御回路による制御内容を示すフローチャート(その1) 制御回路による制御内容を示すフローチャート(その2)
符号の説明
1はカーナビゲーション装置(車両用運転支援装置)、2は制御回路(制御手段)、3は位置検出器(位置検出手段)、7は音声出力装置(報知手段)、10は送受信機(情報取得手段、無線通信手段)を示す。

Claims (4)

  1. 車両の現在位置情報を出力する位置検出手段と、
    前記車両の運転者に対し報知すべき事象が存在する特定エリアまたは特定ポイントの位置を示す情報を含む事象データを取得する情報取得手段と、
    車両運転者に向けて報知動作を行う報知手段と、
    前記位置検出手段からの現在位置情報及び前記情報取得手段からの事象データに基づいて車両の現在位置と前記特定エリアまたは特定ポイントとの位置関係を把握するように構成され、車両の進行方向に前記事象データにより示される特定エリアまたは特定ポイントが存在する場合に、その存在及び当該事象データにより対応した事象の種類を前記報知手段により車両運転者に向けて報知すると共に、車両が当該特定エリアまたは特定ポイントを通過したときに、所定の事象解消メッセージを前記報知手段により車両運転者に向けて報知する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用運転支援装置
  2. 前記位置検出手段及び制御手段は、経路案内機能を備えたカーナビゲーション装置の構成要素として設けられたものであり、
    前記制御手段は、前記経路案内機能による誘導経路に沿って存在する前記特定エリアまたは特定ポイントについて前記報知手段による報知動作を実行することを特徴とする請求項1記載の車両用運転支援装置。
  3. 前記制御手段は、車両の進行方向に、当該車両の運転者に対し報知すべき事象が同じ特定ポイントが設定距離内に複数存在する場合には、それら特定ポイントを全て通過したときに初めて前記報知手段により前記事象解消メッセージを出力させることを特徴とする請求項1または2記載の車両用運転支援装置。
  4. 前記情報取得手段は、外部に設けられたデータ提供手段から前記事象データを無線通信により取得する無線通信手段により構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両用運転支援装置。
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