JPH10268525A - 間隙設定機構を備えたプロキシミティ露光装置 - Google Patents

間隙設定機構を備えたプロキシミティ露光装置

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JPH10268525A
JPH10268525A JP9075564A JP7556497A JPH10268525A JP H10268525 A JPH10268525 A JP H10268525A JP 9075564 A JP9075564 A JP 9075564A JP 7556497 A JP7556497 A JP 7556497A JP H10268525 A JPH10268525 A JP H10268525A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス面のように反射率の低い部分でも充分
な検出感度を得ることができる間隙設定機構を備えたプ
ロキシミティ露光装置を提供すること。 【解決手段】 間隙測定部10には、測定用光源とピン
ホール板と対物レンズと受光器等が設けられており、上
記測定用光源からでた光を上記ピンホール板、対物レン
ズを介してマスク/ワーク面に照射し、その反射光を対
物レンズ、ピンホール板を介して上記受光素子で受光す
る。マスク/ワーク面が対物レンズの対物面側焦点にあ
るとき、受光器には強度の大きな反射光が入射する。マ
スクとワークの間隙を測定するには、間隙測定部10を
Z方向に移動させて、マスクMとワークWの2つの反射
光強度のピークを検出し、そのときの間隙測定部10の
位置からマスクMとワークWの間隙を求める。マスクM
とワークWの間隙を測定したら、マスクMとワークWの
間隙を所望に値に設定し露光を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクとワークの
間隙を設定するための間隙設定機構を備えたプロキシミ
ティ露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プロキシミティ露光とは、マスクとワー
クを近接させて保持し、マスクとワークの間に微小の間
隙を形成させた状態で略平行光をマスク側からワークに
照射することで、マスク上のパターンをワークに転写す
る露光方法である。マスクとワークの間に微小の間隙を
形成させるのは、マスクとワークが接触することによる
マスクまたはワークへの傷の発生や、ワーク上に形成さ
れたフォトレジスト膜等がマスクに付着することになど
によるマスクの汚染等、様々なダメージを回避するため
である。
【0003】マスクとワークの間に微小の間隙を形成さ
せる方法としては、金属や樹脂のテープやボール等をス
ペーサとしてマスクとワークの間に挟み込む方法が従来
から用いられてきた。この方法はスペーサの厚みを予め
選定(測定)しておけば所望の間隙を簡単に設定するこ
とができる。上記方法によれば、マスクとワークが全面
で接触することがないため、マスクやワークに与える上
記のようなダメージを軽減できるが、依然として一部分
ではスペーサを介してマスクとワークが接触するため、
完全に上記したダメージを除去することはできない。
【0004】上記した問題を解決する手段として、例え
ば、特開平3−38024号公報、特開平3−3802
5号公報が提案されている。上記2つの公報に記載され
る技術は、間隙を測定する手段を設け、マスクとワーク
を接触させないで所望の間隙を設定するものであり、マ
スク/ワーク面内の3点で間隙を測定し、3点の間隙を
所望の間隙になるようにワークステージの傾斜を調整
し、非接触で所望の間隙を形成する。上記2つの公報に
記載される間隙の測定の方法は、測定用光学系の中に縞
のパターンを形成したマスクを設置し、そのパターンを
ワークとマスクに投影し、その投影像を観察する。そし
て、投影像がマスク、ワークそれぞれに合焦した位置の
差から間隙の値を測定する。
【0005】同様な目的で間隙を測定する方法として、
特開昭63−138730号公報、特開平5−2262
15号公報、特開平6−5486号公報、特開平6−2
83400号公報等に記載される技術が提案されてい
る。特開昭63−138730号公報に記載される技術
は、アキシコンで輪帯光(リング状の光)を作成し、そ
の輪帯光をマスクとワークに照射し、反射光を2重リン
グ型のフォトディテクタで受光する。マスクとワークの
間に間隙があることによる光路長の違いから、反射して
きたリング光の大きさがマスクとワークとで異なり、こ
の差を2重リング型のフォトディテクタで検出すること
により間隙の値を測定するものである。
【0006】特開平5−226215号公報に記載され
る技術は、マスクの測定したい場所に回折格子やゾーン
プレート、グレーティングレンズ等の物理光学素子を設
け、これを通してワークに光束を斜め入射して反射さ
せ、再び物理光学素子を通過し出射角を変化させられて
きた反射光のスポットの位置をラインセンサで計測して
間隙の値を測定するものである。特開平6−5486号
公報に記載される技術は、ワークの下側から光を斜め入
射させ、同じくワークの下側に設けた受光部でマスク面
とワーク面からの反射光の位置のずれ量を検出すること
により間隙の値を測定するものである。特開平6−28
3400号公報に記載される技術は、マスクとワークの
側方から平行光束をマスク/ワーク側面に対して斜め入
射させ、マスク/ワーク内を屈折・通過してきた光もし
くは間隙を通過してきた光のいずれかの強度を測定す
る。そして、光の強度が間隙の値に依存していることを
利用して間隙の値を測定するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は次
のような問題点を有している。 (1) 特開平3−38024号公報に記載される技術で
は、投影像の観測に充分な反射光強度を得るために、マ
スクおよびワークの測定する場所に光を反射する反射膜
を形成している。したがって、測定可能な場所が反射膜
を形成させた部分に限定されるため、マスク/ワークの
任意の場所で測定ができない。さらに、測定部分には製
造される例えば液晶画面等の素子に不要な反射膜がある
ため、素子を形成する領域とは別に測定用の領域をワー
クに確保する必要があり、ワークの素材の利用効率が悪
いという問題がある。また、後で反射膜を除去する場合
は、製造工程に反射膜除去工程が増えることになり、製
造コストが上昇するという問題がある。
【0008】(2) 特開平3−38025号公報に記載さ
れる技術は、特開平3−38024号公報に記載される
技術を改良し、反射膜を不要としたものであるが、同公
報に記載される通り、マスクとワークの間隙が小さい場
合は、反射光の強度がマスクとワークとでほぼ等しくな
り、干渉を起こして明瞭な縞パターンが得られない。そ
こで、まず、マスクとワークを干渉が起こらない充分な
間隙において測定を行い、その後、実際に露光する間隙
まで間隙を小さくして露光を行うものである。したがっ
て、実際に露光を行う間隙が所望の値であるかを直接確
認することができず、また、露光時の間隙の設定精度
は、測定時の間隙から露光時の間隙に移動させる移動機
構の精度に律速され、移動誤差があってもそれを確認す
ることも修正することもできないという問題がある。
【0009】(3) 特開昭63−138730号公報に記
載される技術は、間隙が小さい場合、反射光の強度がマ
スクとワークでほぼ等しいため干渉を起こして明瞭なリ
ング光を得ることができないため、上記特開平3−38
025号公報と同様な問題がある。 (4) 特開平5−226215号公報に記載される技術
は、マスクの測定したい場所に回折格子やゾーンプレー
ト、グレーティングレンズ等の物理光学素子を設ける必
要があるため、任意の場所での測定が不可能であり、マ
スクが高価であるという問題がある。
【0010】(5) 特開平6−5486号公報に記載され
る技術は、測定用の光源および受光部をワークの下側、
即ち、ワークを保持するワークステージの内部に埋め込
む必要があり、ワークステージの構造に著しく制約があ
るとともに、埋め込んだ場所以外での測定は不可能で、
任意の場所での測定ができないという問題がある。 (6) 特開平6−283400号公報に記載される技術
は、その測定方法の特徴から、マスク/ワークの中央部
の測定時、中央部の間隙による光強度の情報は外周部の
間隙による光強度の情報と重なって得られるため、正確
に中央部の間隙を測定できないという問題がある。これ
は、マスク/ワークが大型になればなる程、顕著になる
ため、特に液晶画面素子等の映像表示画面素子製造時の
ような大型のマスク/ワークを取り扱う場合には、適用
できない。
【0011】本発明は上記した従来技術の問題点を解消
するためになされたものであって、本発明の第1の目的
は、マスク/ワークに反射膜や物理光学素子等を作成す
る必要がなく、マスク/ワーク面の任意の部分での間隙
測定が可能であり、ガラス面のように反射率の低い部分
でも充分な検出感度を得ることができる間隙設定機構を
備えたプロキシミティ露光装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、ワークステージの内部に測定部
等を埋め込むことなく、小さな間隙を測定することがで
き、露光時の間隙の状態で高精度な間隙測定・確認をす
ることができる間隙設定機構を備えたプロキシミティ露
光装置を提供することである。
【0012】本発明の第3の目的は、マスクパターン形
成面における測定用光源からの断面形状を、マスクに形
成された開口部の形状に包含される形状とすることがで
き、光がマスクの金属膜等の反射率の高い部分に被さる
ことがなく、ガラス等で形成された反射率の低いワーク
に対しても、マスクとワークの反射光の強度をほぼ等し
くすることができる間隙設定機構を備えたプロキシミテ
ィ露光装置を提供することである。本発明の第4の目的
は、測定用光源の光強度の変動を補正することができ、
高精度な間隙測定を行うことが可能な間隙設定機構を備
えたプロキシミティ露光装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明においては、次の
ようにして前記課題を解決する。 (1)紫外線を照射する紫外線照射部と、マスクを保持
するマスクステージ部と、ワークを上記マスクに間隙を
設けて近接させた状態で保持するワークステージ部と、
上記ワークステージに接続され上記ワークと上記マスク
との上記間隙を調整する間隙調整機構とを備えたプロキ
シミティ露光装置において、間隙測定部と、該間隙測定
部を上記マスクおよび上記ワークに対して垂直方向に連
続的もしくは逐次的に移動させる間隙測定部移動機構
と、上記間隙測定部の位置を検出する位置検出器と、マ
スクとワークの間隙を演算する演算部とを設け、上記間
隙測定部に、測定用光源と、ビームスプリッタと、ピン
ホール板と、対物レンズおよび受光器とを設ける。そし
て、上記測定用光源を、該光源から放射された光が上記
ビームスプリッタを介して上記ピンホール板に集光され
るように配置し、上記ピンホール板を、上記対物レンズ
の対物面側焦点とは反対側の焦点であって、上記ピンホ
ール板を通過した上記測定用光源からの光が上記対物レ
ンズの対物面側焦点に集光する位置に配置し、また、上
記受光器を、上記対物レンズおよび上記ピンホールを通
過し、前記ビームスプリッタを通ってきた上記マスクお
よび上記ワークからの反射光を受光する位置に配置し、
上記受光器からの出力信号の強度および上記位置検出器
からの出力信号とから上記演算部によりマスクとワーク
の間隙の値を演算する。
【0014】(2)上記(1)において、上記ピンホー
ル板のピンホールを複数のピンホールの集合体とする。 (3)上記(1)(2)において、間隙測定部に第2の
受光器を設けるともに、、上記ビームスプリッタを上記
測定用光源の光を2分割する向きに配置し、分割された
光の一方を上記ピンホール板に照射し、他方を上記第2
の受光器に入射させる。そして、上記演算部において、
上記受光器と上記第2の受光器の出力信号を演算して上
記測定用光源の光強度の変動を補正する。 (4)上記(1)(2)(3)において、上記ビームス
プリッタとして偏光ビームスプリッタを用い、該偏光ビ
ームスプリッタにより、上記測定用光源から放射される
光を第1の偏光方向に偏光するとともに上記第1の偏光
方向の光を透過させ、上記第1の偏光方向とは異なった
第2の偏光方向の光を上記受光器に入射させる。また、
上記ピンホール板と対物面側焦点間の光路中に1/4波
長板を配置し、該1/4波長板により、上記偏光ビーム
スプリッタにより偏光された第1の偏光方向の偏光光を
円偏光に変換するとともに、上記マスクおよび上記ワー
クからの円偏光の反射光を第2の偏光方向の光に変換す
る。
【0015】(5)上記(1)(2)(3)(4)にお
いて、上記間隙測定部に第2の光源と撮像素子を設け、
上記第2の光源を、該光源から放射された光が上記対物
レンズを通して上記マスクおよび上記ワークに照射され
る位置に配置し、上記撮像素子を上記マスクおよびワー
クの像を受像する位置に配置する。 (6)上記(1)(2)(3)(4)(5)において、
上記マスクとして、映像表示画面素子製作用のマスクを
使用し、上記マスクのパターン形成面における測定用光
源からの光束の断面形状を、上記マスクのパターン領域
に形成された開口部に包含可能な形状とする。
【0016】本発明の請求項1の発明においては、上記
(1)のように、マスクとワークの間隙測定に投影像を
使用せず、マスクとワーク面の反射光の強度を使用して
いるので、ガラス面のような反射率の低い部分でも充分
な検出感度を得ることができる。このため、マスクやワ
ークに反射膜や物理光学素子等を形成する必要がなく、
マスクやワーク面の任意の個所での測定が可能となり、
また、マスクが高価になることもない。また、対物レン
ズの対物面側の焦点と反対側の焦点にピンホールを配置
したので、被測定面が対物レンズの対物側焦点から僅か
にずれただけで被測定面からの反射光のほとんどが、ピ
ンホールを通過できず受光器に入射しない。このため、
間隙が小さな場合でも、マスクとワークの反射光を大き
な強度比で分離することが可能となり、マスクとワーク
の反射光が干渉を起こすこともない。したがって、露光
時の間隙の状態で高精度の測定・確認が可能となる。ま
た、測定のために特別なシーケンスを行う必要がなく、
間隙の設定精度が移動機構の精度で律速されることもな
い。さらに、間隙測定部をマスク側に設置することが可
能となり、ワークステージの内部に測定部を埋め込む必
要がない。したがって、ワークステージの構造に制約が
なく、また、任意の部分での測定が可能となる。特に、
マスクやワークの中央部の測定時、外周部の間隙に測定
結果が影響されることがないので、大型のマスク/ワー
クでも任意の部分で高精度な間隙の測定が可能となる。
【0017】本発明の請求項2の発明においては、上記
(2)のようにピンホールを複数のピンホールの集合体
としたので、ガラスワークのような反射率の低いワーク
に対しても、充分な反射光強度を得ることができ、マス
クとワークの反射光を良好に分離することができる。す
なわち、反射光の光強度がある程度強い方がSN比の良
い信号が得られ、高精度な測定が可能となる。ところ
が、例えば、液晶画面素子、プラズマディスプレイパネ
ル(PDP)等の撮像表示画面素子製造時に間隙を測定
する場合、ワークの材質はほとんどの場合透明なガラス
であり、ガラスワークの場合の光の反射率は4%程度も
しくはそれ以下である。従って、間隙を測定する際、場
合によっては充分な反射光強度を得ることができず、測
定精度が低下する恐れがある。また、大きな反射光強度
を得るためピンホールの大きさを大きくすると、マスク
またはワークの被測定面が対物レンズの対物面側焦点か
ら外れた場合でもピンホールを通過できる反射光が増え
るため、マスクとワークの反射光が重なって、受光器に
入射するためマスクとワークの反射光を良好に分離する
ことが難しくなる。これに対し、上記のように、ピンホ
ールを複数のピンホールの集合体とすることにより、ピ
ンホールの大きさを大きくすることなく、受光器に入射
する反射光強度を大きくすることができ、ガラスワーク
のように反射率の比較的低いワークの場合であっても高
精度の測定が可能となる。
【0018】本発明の請求項3の発明においては、上記
(3)のように、間隙測定部に第2の受光器を設け、前
記受光器と上記第2の受光器の出力信号を演算して上記
測定用光源の光強度の変動を補正するようにしたので、
電源等の変動により測定用光源の光強度が変動しても、
その影響を受けることなく高精度な測定を行うことが可
能となる。本発明の請求項4の発明においては、上記
(4)のように、上記ビームスプリッタとして偏光ビー
ムスプリッタを用いるとともに、ピンホール板と対物面
側焦点間の光路中に1/4波長板を配置したので、ピン
ホール板における反射光が上記受光器に入射しないよう
にすることができ、S/N比を向上させることができ、
高精度の測定が可能となる。本発明の請求項5の発明に
おいては、上記(5)のように、第2の光源と撮像素子
を設け、マスクおよびワーク像を受像できるようにした
ので、測定位置の位置合わせを簡単に行うことができ、
ワークが液晶画面素子、プラズマディスプレイパネル等
の映像表示画面素子の場合であっても、測定位置を正し
くマスクの開口部に合わせることができる。
【0019】本発明の請求項6の発明においては、上記
(6)のようにマスクのパターン形成面における測定用
光源からの光束の断面形状を、上記マスクのパターン領
域に形成された開口部に包含可能な形状としたので、光
がマスクの金属膜に被さることがない。このため、マス
クからの反射光の強度が極端に強くなることがなく、ガ
ラスワークのような反射率の低いワークに対してもマス
クとワークの反射光の強度をほぼ等しくすることがで
き、高精度な間隙測定が可能となる。
【0020】すなわち、高精度で間隙を測定するために
は、マスクからの反射光の強度とワークからの反射光の
強度をなるべく等しくすることが必要である。片方が極
端に強い場合には、弱い方の反射光の信号が強い方の信
号に埋もれてしまいマスクとワークの反射光を分離する
ことができなくなる。一般に、マスクのパターン形成に
はクロム等の金属膜が使用される。金属膜の反射率は非
常に高く、クロム膜では50〜70%程度であるが、液
晶画面素子等の製造に使用されるガラスワークの場合の
反射率は4%程度もしくはそれ以下である。したがっ
て、間隙を測定する場合、照射した測定用光源の光束が
マスクを通過する時にクロム膜の部分に被さると、クロ
ム膜からの強力な反射光が生じてマスクからの反射光の
強度がワークからの反射光の強度より極端に強くなり、
高精度な間隙測定が行えなくなる。
【0021】液晶画面素子、プラズマディスプレイパネ
ル(PDP)等の映像表示画面素子等のワークにおいて
は、ワークの大部分を占めるのは画素の部分であり、こ
れらの製造時に間隙を測定する場合、上記画素の部分を
使用する場合が多い。カラーフィルタ等を製造する場
合、マスクには通常、1画素につき1つの開口部があ
る。また、最近、液晶画面素子においては、視野角改善
のために1つの画素を複数に分割し、画素内の特定の部
分の配向膜に紫外線を照射して配向膜の特性を選択的に
改質することが行われている。この場合のマスクには、
1つの画素当たり、1画素が小さく分割された開口部が
1つまたは複数個ある。したがって、上記のように測定
用光源からの光束の断面形状を、マスクのパターン領域
に形成された上記開口部に包含可能な形状とすることに
より、測定用光源からの光がクロム膜の部分に被さるこ
とがなく、このため、マスクとワークの反射光を分離す
ることができなくなるといった問題を回避し高精度な測
定が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例のプロキシ
ミティ露光装置の概略構成を示す図である。同図におい
て、1は紫外線照射部であり、紫外線照射部1は紫外線
を含む光を放出する紫外線ランプ1aと、紫外線ランプ
1aが放出する光を集光する集光鏡1bと第1のミラー
1cと、インテグレータレンズ1dと、シャッタ1e
と、凹面鏡から構成されるコリメータミラー1fと、第
2のミラー1gから構成されている。紫外線ランプ1a
が放出する光は、集光鏡1bで集光され、第1のミラー
1c、インテグレータレンズ1d、シャッタ1e、第2
のミラー1gを介してコリメータミラー1fに入射し、
コリメータミラー1fから出射する光がマスクステージ
2に固定されたマスクMを介して、ワークステージ3上
に載置されたワークWに照射される。なお、照射面積が
比較的小さい場合は、コリメータミラー1fの代わりに
コリメータレンズを使用する構成としてもよい。この場
合は、ミラー1gを下向き(インテグレータレンズ1d
を出た光がマスクMに照射される向き)に配置し、ミラ
ー1gとマスクMとの間にコリメータレンズを配置す
る。ワークステージ3は間隙調整機構4を介してXYθ
Zステージ5に取り付けられており、ワークステージ3
の傾きおよび上下方向(以下Z方向という)の位置(マ
スクMとワークWの間隙)は、間隙調整機構4により微
調整される。
【0023】また、XYθZステージ5はワークステー
ジ移動機構6によりX,Y,θ,Z方向(例えばXは同
図の左右方向、Yは同図紙面に対して垂直方向、θはX
Y平面に垂直な軸を中心とした回転、Zは上記した上下
方向)に駆動され、これによりワークステージ3はXY
θZ方向に移動する。10は間隙測定部であり、間隙測
定部10は図示しないXY方向駆動機構によりマスクM
上を、マスクM面に平行に移動可能に構成されており、
間隙測定部10をマスクM/ワークW面上の任意の間隙
測定点に移動させることで、複数の測定点における間隙
を測定する。なお、間隙測定部10を間隙測定点の数だ
け設けて、複数の測定点で間隙を測定するように構成し
てもよい。
【0024】また、間隙測定部10は間隙測定部Z移動
機構11によりZ方向に移動可能に構成されている。上
記間隙測定部Z移動機構11には、間隙測定部10を移
動させるためのモータおよびボールネジ、直動ガイド
(図示せず)等が設けられており、また、間隙測定部1
0の位置と移動量を検出するための位置検出器としてエ
ンコーダ12が設けられている。7は制御部であり、制
御部7により上記紫外線照射部1、間隙測定部10、間
隙測定部Z移動機構11、ワークステージ移動機構6が
制御される。また、上記間隙測定部Z移動機構11に設
けられたエンコーダの出力が制御部7の演算部7aに送
られる。
【0025】図2は本発明の第1の実施例の間隙測定部
10の構成を示す図であり、同図により本実施例の間隙
測定部10について説明する。同図において、100は
間隙測定用に使用される第1の光源であり、本実施例に
おいては、強い発光強度が得られることからレーザダイ
オードを使用した。このほか、ハロゲンランプ、キセノ
ンランプ、LED等を使用することができる。第1の光
源100から出た光は、レンズ101で略平行光とさ
れ、第1のビームスプリッタ102に入射する。そし
て、第1のビームスプリッタ102で分割され、その一
方の光がレンズ103によりピンホール板108に集光
される。ピンホール板108は後述する対物レンズ11
0の対物面側焦点とは反対側の焦点に配置されている。
【0026】また、第1のビームスプリッタ102で分
割された他方の光はレンズ106を介して第2の受光器
107に入射する。第2の受光器107は、後述するよ
うに、第1の光源100の光強度の変動を検出し、その
変動をキャンセルするために設けられたものであり、第
2の受光器107で検出された信号は基準強度信号とし
て制御部7の演算部7aに送られる。上記ピンホール板
108はガラスにクロム膜を蒸着し、エッチングでクロ
ム膜に開口部を形成させたものであり、例えば図3に示
すようにφ12μmの穴が48μmのピッチでφ125
μmの範囲に並べられている。なお、ピンホール板は単
に数百μm厚の金属箔に穴を開けたものも使用可能であ
るが、ガラスを使ったピンホール板の方が機械的衝撃に
強く、また熱による変形や伸びも少ない。
【0027】ピンホール板108を通過した光は第2の
ビームスプリッタ109で90°曲げられ対物レンズ1
10に入射し、対物面側焦点に集光される。対物面側焦
点における光束の大きさは、〔対物レンズの倍率(呼
び)の逆数〕×〔ピンホールの大きさ〕である。ここ
で、対物レンズの倍率は対物面側から光が入射した場合
の倍率で呼び、この場合は、光が逆行しているので、倍
率は呼びの逆数となる。本実施例では5倍の対物レンズ
110を使用したので、光束の大きさはφ25μmの範
囲にφ2.4μmの大きさの光が9.6μmのピッチで
並んだものとなる。マスクMまたはワークWの表面(以
下、被測定面120という)が対物レンズ110の対物
面側焦点にある場合は、上記形状のφ25μmのスポッ
ト光で被測定面が照明された状態になる。
【0028】被測定面120で反射された反射光は、再
び対物レンズ110、第2のビームスプリッタ109を
経てピンホール板108上に集光される。このとき、ピ
ンホール板108上での反射光の光束の大きさは、〔被
測定面120でのスポット照明光の大きさ〕×〔対物レ
ンズの倍率〕である。本実施例の場合は、φ12μmの
光のスポットを48μmのピッチでφ125μmの範囲
に並べた光となる。すなわち、被測定面120が対物レ
ンズ110の対物面側の焦点にある場合は、反射光の光
束の大きさがピンホールの大きさと同じになるので、反
射光はほぼ全部がピンホール板108を通過できること
になる。ピンホール板108を通過した反射光は、レン
ズ103で略平行光にされた後、第1のビームスプリッ
タ102で90°曲げられ、レンズ104で第1の受光
器105に集光・入射される。
【0029】図4はピンホール板108に設けられた複
数のピンホールを介して反射光が第1の受光器105の
受光面に結像する様子を示す図であり、同図では、第1
のビームスプリッタ102、レンズ103は省略されて
いる。被測定面120が対物レンズ110の対物面側の
焦点にある場合、同図に示すように、第1の受光器10
5の受光面には、ピンホールを通過した光がスポット状
に結像する。第1の受光器105にCCD素子のような
小さな受光素子の集合体を使用した場合は、小さな受光
素子の一つ一つの感度にバラツキがあるので、結像した
スポット光の位置が変わると第1の受光器105の出力
が変動することがある。また、第1の受光器105にフ
ォトダイオードのような比較的大きな受光素子を使用し
た場合でも、受光素子の製作上のバラツキから受光面の
場所により感度にバラツキがある場合が多いのでやはり
第1の受光器105の出力が変動することがある。上記
のように、ピンホール板108に複数のピンホールを設
けることにより、第1の受光器105に入射する光の位
置に対して受光素子の感度のバラツキを平均化すること
ができるとともに、振動あるいはピンホール板108等
の位置ずれ等に対する第1の受光器105の出力値の変
動を小さくすることができる。さらに、ピンホールを複
数にすることにより高感度にすることができる。すなわ
ち、ピンホールが1つの場合、高感度にするには上記受
光器105に到達する光子の数を増やさなければなら
ず、そのためには第1の光源100の発光強度を上げる
必要があるが、発光強度を上げると第1の受光器105
の焼き付きが発生する可能性がある。これに対し、ピン
ホールを複数にすれば、第1の光源100の発光強度を
上げることなく単位時間に第1の受光器105に到達す
る光子の数を増やすことができ、高感度にすることが可
能となる。
【0030】上記のようにして第1の受光器105で受
光された光強度信号は演算部7aに送出される。演算部
7aは、上記第1の受光器105に入射する光強度信号
が大きくなることにより、被測定面120が対物面側焦
点位置にあると判定する。一方、被測定面120が対物
レンズ110の対物面側焦点にない場合には、被測定面
120での測定用光源の光束は、ぼやけるために大きく
広がったスポット光となる。その反射光はピンホール板
108上では同様にぼけるため、さらに大きく広がる。
したがって、反射光のほとんどはピンホール板108を
通過できず、第1の受光器105に入射しない。ピンホ
ールが複数個の場合でも、ピンホールのピッチを48μ
mと十分に取っているため、ぼけた光が隣のピンホール
を通過することはほとんどない。また、ぼけたスポット
が隣のピンホールに被るほど大きくなった場合は、広が
ったスポットの面積に比べてピンホールを通過する光の
面積が十分に小さいため、被測定面が対物レンズの対物
面側焦点にある場合と、ない場合が十分な強度比で分離
することができる。
【0031】上記のように、少しでも被測定面120が
対物レンズ110の対物面側焦点から外れた場合、第1
の受光器105に入射する反射光の強度が極端に減少す
るため、マスクMおよびワークWの反射光を良好に分離
することができる。ここで、上記第1の光源100の出
力光の強度が変動すると、第1の受光器105に入射す
る光の強度も変動する。そこで、本実施例では、前記し
たように、第2の受光器107を設け、第1の光源10
0の出力光の強度を検出し、その変動をキャンセルす
る。すなわち、上記第2の受光器107により、第1の
ビームスプリッタ102で分割された第1の光源100
の出力光を受光し、基準強度信号として演算部7aに送
る。演算部7aは上記第1の受光器105で受光した光
の強度信号を、上記基準強度信号で除して、第1の光源
100の出力光の強度の変動をキャンセルする。
【0032】また、本実施例においては、測定位置を観
察するために、照明用光源である第2の光源111と、
レンズ112と、第3のビームスプリッタ113と、撮
像素子114とが設けられている。上記第2の光源11
1としては、LEDを使用した。なお、第1の光源10
0と同じくレーザダイオードや他の種類の光源を使用し
てもよい。また、撮像素子114としてはCCDカメラ
を用いた。第2の光源111から出た光は、第3のビー
ムスプリッタ113、第2のビームスプリッタ109、
対物レンズ110を経て被測定面120を照明する。そ
して、被測定面の像が、対物レンズ110、第2のビー
ムスプリッタ109、第3のビームスプリッタ113を
経て、レンズ115により撮像素子114上に結像す
る。撮像素子114で受像された画像信号はモニタ12
1に送られ、モニタ121上に被測定面の像が表示され
る。
【0033】なお、上記第2の光源111を測定用の第
1の光源100と別に設けた理由は、第1の光源100
からの光はピンホール板108により小さなスポットの
形状で照射されるため、全体像を観察するには適さない
からである。本実施例では上記のように間隙測定部10
をコンパクトにするため第2の光源111を間隙測定部
10に内蔵させたが外部に照明を設けてもよい。この場
合は、一般的に顕微鏡の照明用に用いられているファイ
バ照明系や対物レンズの先に取り付けるリング照明系等
を使用することができる。上記のように、第2の光源1
11と、レンズ112と、第3のビームスプリッタ11
3と、撮像素子114からなる観察用の光学系を設ける
ことにより、測定位置の位置合わせを簡単に行うことが
できる。
【0034】上記間隙測定部による間隙測定は次のよう
に行われる。モニタ121を観察しながら、間隙測定部
10をマスクM面に平行に移動させ、間隙測定部10を
間隙測定位置まで移動させる。ついで、前記間隙測定部
Z移動機構11のモータを駆動して間隙測定部10をZ
方向に移動させ、間隙測定部Z移動機構11に設けられ
た位置検出器であるエンコーダ12により間隙測定部1
0のZ方向の位置を読み出しながら、第1の受光器10
5に入射した反射光の強度を読み出す。上記のように対
物レンズ110の対物面側焦点がマスクM面とワークW
面の両方を縦断するように間隙測定部Z移動機構11を
駆動すると、前記したように、マスクM面またはワーク
W面が対物レンズ110の対物面側焦点に来たとき強い
反射光が得られるので、移動位置に対して2つの強い反
射光強度のピークが得られる。
【0035】演算部7aは、上記2つの反射光強度のピ
ークを検出し、そのときの上記位置検出器であるエンコ
ーダ12の出力からマスクMとワークWの間隙を計算す
る。なお、間隙測定部Z移動機構11を連続的に駆動せ
ず、ステップ状に逐次駆動させる場合は、移動ステップ
の1ステップの移動量を間隙の値に対して十分小さい量
に設定する。そして、間隙測定部Z移動機構11が停止
しているときに、エンコーダにより検出される位置信号
と、第1の受光器105により受光される反射光の強度
情報を演算部7aに読み込む。
【0036】図5は本発明の間隙測定部10の第2の実
施例を示す図であり、本実施例は、偏光ビームスプリッ
タと1/4波長板を用い、ピンホール板108の反射光
を第1の受光器105に入射しないようにすることによ
りS/N比が低下するのを防止する実施例を示してい
る。同図において、前記図2に示したものと同一のもの
には同一の符号が付されており、本実施例は、前記図2
の第1のビームスプリッタ102に換え、偏光ビームス
プリッタ102’を用いるとともに、ピンホール板10
8と第2のビームスプリッタ109間の光路中に1/4
波長板116を設けたものである。
【0037】本実施例の間隙測定時の動作は基本的には
前記図2に示したものと同様であるが、本実施例におい
ては上記のように偏光ビームスプリッタと1/4波長板
を用いているので、以下に説明するようにピンホール板
108による反射光が第1の受光器105に入射するの
を防止することができる。第1の光源100から出た無
偏光の光は、レンズ101で略平行光とされ、偏光ビー
ムスプリッタ102’に入射する。そして、偏光ビーム
スプリッタ102’において、P偏光の光は偏光ビーム
スプリッタ102’を通過し、レンズ103によりピン
ホール板108に集光される。ここで、ピンホール板1
08において光の一部が反射された場合、その反射光は
偏光方向がP偏光であるので、そのまま偏光ビームビー
ムスプリッタ102’を通過し第1の光源101に戻
る。また、S偏光の光は偏光ビームスプリッタ102’
において90°曲げられレンズ106を介して第2の受
光器107に入射する。第2の受光器107の出力は前
記したように演算部7aに送られ、第1の光源100の
光強度の変動をキャンセルするために使用される。
【0038】ピンホール板108を通過したP偏光の光
は、1/4波長板116において円偏光に変換されたの
ち、第2のビームスプリッタ109で90°曲げられ対
物レンズ110に入射し、対物面側焦点に集光される。
そして、被測定面120で反射された円偏光の反射光
は、再び対物レンズ110、第2のビームスプリッタ1
09を経て1/4波長板116に入射し、偏光方向がS
偏光の光に変換されピンホール板108上に集光され
る。ピンホール板108を通過したS偏光の光はレンズ
103で略平行光にされた後、偏光ビームスプリッタ1
02’に入射する。そして、偏光ビームスプリッタ10
2’に入射した偏光方向がS偏光の反射光は90°曲げ
られ、レンズ104で第1の受光器105に集光・入射
される。
【0039】以上のように本実施例においては、偏光ビ
ームスプリッタ102’と1/4波長板116を用いて
いるので、対物面側焦点にある被測定面120での反射
光のみを第1の受光器105に入射させることができ、
ピンホール板108で反射した光が第1の受光器105
に入射することがない。このため、S/N比を向上させ
ることができ、高感度の測定が可能となる。なお、本実
施例では、1/4波長板116をピンホール板108と
第2のビームスプリッタ109の間に設けているが、1
/4波長板116はピンホール板108と対物面側焦点
の間の任意の個所に設けることができ、どこに設けても
上記と同様の効果を得ることができる。また、本実施例
においては、円偏光で入射した光を第2のビームスプリ
ッタ109でそのまま反射させる必要があるため、第2
のビームスプリッタ109に換えて偏光に変化をもたら
す導電性の金属ミラーを用いることは望ましくない。な
お、図5の第1の受光器105と第1の光源100の位
置を交換した配置においても上記と同様の効果を得るこ
とができる。この場合、第1の光源100から放出され
た無偏光の光は偏光ビームスプリッタ102’において
S偏光の光は偏光ビームスプリッタ102’を通過しレ
ンズ106を介して第2の受光器107に入射する。一
方、P偏光の光は90°曲げられレンズ103によりピ
ンホール板108に集光される。また被測定面120で
反射され1/4波長板116に入射した光はP偏光とな
り、偏光ビームスプリッタ102’を通過して第1の受
光器105に入射する。
【0040】次に、本実施例のプロキシミティ露光装置
による露光処理について説明する。 (a)ワークWをワークステージ3に載置し、図示しな
い真空吸着装置によりワークステージ3に固定する。 (b)XYθZステージ5をZ方向に駆動して、ワーク
WをマスクMに接近させる。このとき、XYθZステー
ジ5に内蔵させた図示しないエンコーダからの位置信号
を読み込みながらZ方向にワークWを駆動し、所望の間
隙値に近い状態まで近接させる。この段階ではマスクM
とワークWは正確に所望の間隙にはなっていない。 (c)上記(b)の状態で、必要に応じてマスクMとワ
ークWの位置合わせを行う。上記位置合わせは、あらか
じめマスクMとワークWにアライメントマークを設けて
おき、このアライメントマークを図示しないアライメン
ト顕微鏡を見ながら行う。これは自動で行っても手動で
行ってもよい。
【0041】(d)次に、間隙を測定するため、前記し
た間隙測定部XY方向移動機構により、間隙測定部10
を間隙測定点まで移動させる。その際、必要に応じて測
定位置の微調を行う。間隙測定部10の測定位置の微調
には、前記した第2の光源111と、レンズ112と、
第3のビームスプリッタ113と、撮像素子114から
なる観察用の光学系を利用し、モニタ121に表示され
た画像を観察して行う。間隙測定部10の微調は、上記
間隙測定部XY方向移動機構を利用してもよいし、別に
微調用のマイクロメータを設けてもよい。液晶画面やP
DP(プラズマディスプレイパネル)の製造の場合に
は、ワークがガラスであるので、測定用の第1の光源1
00の光束を正確にマスクMの開口部に合わせること
で、マスクMとワークWの反射光の強度をほぼ等しくす
ることができ、高精度の測定を行うことができる。
【0042】図6は、カラー液晶パネルにおける1画素
と、ピンホールの投影像の一例を示す図である。同図に
示すように、カラー液晶パネルの1画素は、R,G,B
に対応した透明部分(開口部)を備えており、その幅は
同図に示すように略50μmである。ここで、前記した
ように、φ12μmの穴が48μmのピッチでφ125
μmの範囲に並べられたピンホール板108を使用し、
5倍の対物レンズ110を使用すると、カラー液晶パネ
ル上のピンホールの投影像は、図5に示すように1/5
倍に縮小され、上記透明部分の50μm内に納まる。そ
こで、前記したように、観察用の光学系を利用し、モニ
タ121に表示された画像を観察し、上記カラー液晶パ
ネルの透明部分にピンホール像が投影されるように間隙
測定部10を移動させる。これにより、前記したよう
に、マスクMとワークWの反射光の強度をほぼ等しくす
ることができ、高精度の測定を行うこと可能となる。
【0043】なお、上記図6ではカラー液晶パネルにつ
いて示したが、PDPパネルにおいても、上記と同様の
透明部分を備えているので、該透明部分にピンホール像
が投影されるように間隙測定部10を移動させることに
より、上記したようにマスクMとワークWの反射光の強
度をほぼ等しくすることができ、高精度な測定を行うこ
とが可能となる。また、前記したように画素分割露光を
行うマスクの場合には、ピンホールの投影像が分割され
たパターンの1つの開口部に含まれるように大きさや配
置を考慮したピンホールをピンホール板108に形成し
ておけば、上記と同様に高感度な検出を行うことができ
る。
【0044】(e)間隙測定部10を間隙測定点に移動
させたら、前記したように、対物レンズ110の対物面
側焦点がマスクM面とワークW面の両方を縦断するよう
に間隙測定部10をZ方向に移動させて2つの反射光強
度のピークを検出し、そのときの上記位置検出器である
エンコーダ12の出力からマスクMとワークWの間隙を
求め、間隙の所望値との偏差を計算する。
【0045】(f)上記(d)(e)の操作をマスク/
ワーク面の3点以上について行い、間隙の偏差を求め、
該偏差が小さくなるように間隙調整機構4によりワーク
Wの傾きと、ワークWとマスクMの距離を調整する。そ
して、偏差が許容値以下になるまで上記操作を繰り返
す。なお、偏差の許容値は製造する素子の露光に要求さ
れる精度により適宜定められる。また、偏差の算出方法
やそれに対する間隙調整の方法は、従来技術で例示した
公報等に記載される公知の方法等を利用することができ
る。 (g)マスクMとワークWの間隙調整が完了すると、間
隙測定部10等を露光領域から退避させたのち、紫外線
照射部1から露光光を照射して、所定の露光を行い、ワ
ークWを搬出する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
以下の効果を得ることができる。 (1)測定用光源から放射された光をピンホールと対物
レンズを介してマスクとワークに照射し、対物レンズと
ピンホールを通過してきたマスクとワークからの反射光
を受光器で受光し、その光強度によりマスクとワークの
間隙測定を行っているので、ガラス面のような反射率の
低い部分でも充分な検出感度を得ることができる。この
ため、マスクやワークに反射膜や物理光学素子等を形成
する必要がなく、マスクやワーク面の任意の個所での測
定が可能となり、また、マスクが高価になることもな
い。また、間隙が小さな場合でも、マスクとワークの反
射光を良好に分離することが可能となり、マスクとワー
クの反射光が干渉を起こすこともないので、露光時の間
隙の状態で高精度の測定・確認が可能となる。さらに、
ワークステージの構造に制約がなく、また、任意の部分
での測定が可能となる。
【0047】(2)ピンホール板のピンホールを複数の
ピンホールの集合体としたので、ガラスワークのような
反射率の低いワークに対しても、充分な反射強度を得る
ことができ、マスクとワークの反射光を良好に分離する
ことができる。 (3)間隙測定部に第2の受光器を設け、前記受光器と
上記第2の受光器の出力信号を演算して上記測定用光源
の光強度の変動を補正するようにしたので、電源等の変
動により測定用光源の光強度が変動しても、その影響を
受けることなく高精度な測定を行うことが可能となる。 (4)偏光ビームスプリッタと1/4波長板を設けるこ
とにより、ピンホール板における反射光が上記受光器に
入射しないようにすることができ、S/N比を向上させ
ることができる。
【0048】(5)第2の光源と撮像素子を設け、マス
クおよびワーク像を受像できるようにしたので、測定位
置の位置合わせを簡単に行うことができ、ワークが液晶
画面素子、プラズマディスプレイパネル等の映像表示画
面素子の場合であっても、測定位置を正しくマスクの開
口部に合わせることができる。 (6)マスクのパターン形成面における測定用光源から
の光束の断面形状を、上記マスクのパターン領域に形成
された開口部に包含可能な形状としたので、光がマスク
の金属膜に被さることがなく、ガラスワークのような反
射率の低いワークに対してもマスクとワークの反射光の
強度をほぼ等しくすることができ、高精度な間隙測定が
可能となる。 以上のように、本発明のプロキシミティ露光装置はマス
クとワークとの間隙測定を高精度に行うことができるの
で、この測定データをもとに間隙調整機構を調整するこ
とにより、高精度で所望の間隙を設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプロキシミティ露光装置の概
略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の間隙測定部の構成を示
す図である。
【図3】ピンホール板に設けられたピンホールの配置例
を示す図である。
【図4】複数のピンホールを介して反射光が第1の受光
器の受光面に結像する様子を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の間隙測定部の構成を示
す図である。
【図6】カラー液晶パネルにおける1画素と、ピンホー
ルの投影像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 紫外線照射部 1a 紫外線ランプ 1b 集光鏡 1c 第1のミラー 1d インテグレータレンズ 1e シャッタ 1f コリメータミラー 1g 第2のミラー 2 マスクステージ 3 ワークステージ 4 間隙調整機構 5 XYθZステージ 6 ワークステージ移動機構 7 制御部 7a 演算部 10 間隙測定部 11 間隙測定部Z移動機構 12 位置検出器 100 第1の光源 101 レンズ 102 第1のビームスプリッタ 102’偏光ビームスプリッタ 103 レンズ 104 レンズ 105 第1の受光器 106 レンズ 107 第2の受光器 108 ピンホール板 109 第2のビームスプリッタ 110 対物レンズ 111 第2の光源 112 レンズ 113 第3のビームスプリッタ 114 撮像素子 116 1/4波長板 120 被測定面 121 モニタ M マスク W ワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線を照射する紫外線照射部と、 マスクを保持するマスクステージ部と、 ワークを上記マスクに間隙を設けて近接させた状態で保
    持するワークステージ部と、 上記ワークステージに接続され上記ワークと上記マスク
    との上記間隙を調整する間隙調整機構と、 間隙測定部と、該間隙測定部を上記マスクおよび上記ワ
    ークに対して垂直方向に連続的もしくは逐次的に移動さ
    せる間隙測定部移動機構と、 上記間隙測定部の位置を検出する位置検出器と、 マスクとワークの間隙を演算する演算部とを具備し、 上記間隙測定部は、測定用光源と、ビームスプリッタ
    と、ピンホール板と、対物レンズおよび受光器を具備
    し、 上記測定用光源は、該光源から放射された光が上記ビー
    ムスプリッタを介して上記ピンホール板に集光されるよ
    うに配置され、 上記ピンホール板は、上記対物レンズの対物面側焦点と
    は反対側の焦点であって、上記ピンホール板を通過した
    上記測定用光源からの光が上記対物レンズの対物面側焦
    点に集光する位置に配置され、 上記受光器は、上記対物レンズおよび上記ピンホールを
    通過し、前記ビームスプリッタを通ってきた上記マスク
    および上記ワークからの反射光を受光する位置に配置さ
    れ、 上記演算部は、上記受光器からの出力信号および上記位
    置検出器からの出力信号とから上記間隙の値を演算する
    ことを特徴とする間隙設定機構を備えたプロキシミティ
    露光装置。
  2. 【請求項2】 上記ピンホール板のピンホールが複数の
    ピンホールの集合体であることを特徴とする請求項1の
    間隙設定機構を備えたプロキシミティ露光装置。
  3. 【請求項3】 上記間隙測定部が、第2の受光器を具備
    し、 上記ビームスプリッタは上記測定用光源の光を2分割す
    る向きに配置されており、分割された光の一方を上記ピ
    ンホール板に照射し、他方を上記第2の受光器に入射さ
    せ、 上記演算部は、上記受光器と上記第2の受光器の出力信
    号を演算して上記測定用光源の光強度の変動を補正する
    機能を備えていることを特徴とする請求項1または2の
    間隙設定機構を備えたプロキシミティ露光装置。
  4. 【請求項4】 上記ビームスプリッタが偏光ビームスプ
    リッタであり、該偏光ビームスプリッタは上記測定用光
    源から放射される光を第1の偏光方向に偏光するととも
    に上記第1の偏光方向の光を透過させ、上記第1の偏光
    方向とは異なった第2の偏光方向の光を上記受光器に入
    射させるものであり、 また、上記ピンホール板と対物面側焦点間の光路中に1
    /4波長板が配置され、該1/4波長板は上記偏光ビー
    ムスプリッタにより偏光された第1の偏光方向の偏光光
    を円偏光に変換するとともに、上記マスクおよび上記ワ
    ークからの円偏光の反射光を第2の偏光方向の光に変換
    するものであることを特徴とする請求項1,2または請
    求項3の間隙設定機構を備えたプロキシミティ露光装
    置。
  5. 【請求項5】 上記間隙測定部が、第2の光源と撮像素
    子を具備し、 上記第2の光源は、該光源から放射された光が上記対物
    レンズを通して上記マスクおよび上記ワークに照射され
    る位置に配置され、 上記撮像素子は上記マスクおよびワークの像を受像する
    位置に配置されていることを特徴とする請求項1,2,
    3または請求項4の間隙設定機構を備えたプロキシミテ
    ィ露光装置。
  6. 【請求項6】 上記マスクが映像表示画面素子製作用の
    マスクであって、 上記マスクのパターン形成面における測定用光源からの
    光束の断面形状が、上記マスクのパターン領域に形成さ
    れた開口部に包含可能な形状であることを特徴とする請
    求項1,2,3,4または請求項5の間隙設定機構を備
    えたプロキシミティ露光装置。
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