JPH10267663A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

Info

Publication number
JPH10267663A
JPH10267663A JP9077934A JP7793497A JPH10267663A JP H10267663 A JPH10267663 A JP H10267663A JP 9077934 A JP9077934 A JP 9077934A JP 7793497 A JP7793497 A JP 7793497A JP H10267663 A JPH10267663 A JP H10267663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
electrodes
velocity sensor
vibration
mass body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9077934A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Konno
伸顕 紺野
Masahiro Tsugai
政広 番
Akira Okada
章 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9077934A priority Critical patent/JPH10267663A/ja
Publication of JPH10267663A publication Critical patent/JPH10267663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micromachines (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性に優れ、低価格、高感度、高信頼性
の角速度センサを得る。 【解決手段】 質量体7と梁8とねじれ梁5と接合部6
とアンカー4と櫛型電極10が一体形成されたものから
なる音叉振動体と、固定電極11と櫛形モニター電極
9,10と補助支持部2を備えた構造体を同一ウェハか
ら作り、質量体7と梁8とねじれ梁5と接合部6と櫛形
電極10は基板1と基板3に対し空隙を有して位置し、
かつアンカー4と固定電極11と櫛形モニター電極9,
10と補助支持部2は基板1と基板3に接合することに
より封止し、固定電極11に交流電圧をかけることによ
り質量体7を振動させ、櫛形モニター電極9,10でモ
ニター出来るようにし、音叉軸X−Xを軸中心とする角
速度ωが生じたとき、コリオリ力により駆動方向と音叉
軸方向に対して垂直方向に質量体7が振動し、基板3に
付いている電極12との間の容量を測定することにより
角速度を検出することが出来るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は角速度を検出する
半導体角速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、バルクマイクロマシニング技術を
利用した半導体角速度センサの小型化、低価格化、高精
度化の要望が高まっている。この一例として、特開平7
−301536号公報に示された半導体角速度センサを
説明する。
【0003】図7は従来の半導体角速度センサの斜視図
である。図において、この基板13上に支持枠14を設
け、支持枠14に各支持梁15を介して音叉振動子21
を浮遊状態に設けると共に、基板13の中央部には固定
部17を固着して設ける。また、基板13を施蓋するカ
バー18上にはマグネット19を固着して設けるととも
に、音叉振動子21の各振動板16上には磁気抵抗素子
20を着膜形成する。これにより、音叉振動子21の各
振動板16が矢示の方向に振動している状態で、音叉軸
Y−Yを軸中心とする角速度ωの回転が作用すると、各
振動板16にはコリオリ力による捩れ振動が生じる。こ
の時の各振動板16の変位をマグネット19により形成
された磁界中において、各磁気抵抗素子20が角速度と
して検知する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、温度変化が
生じるとアンカー部が両側にあり閉じた形になってるた
め温度変化により膨張、収縮を起こし梁に圧縮、引張応
力が生じてしまい、感度が悪くなるおそれがあった。
【0005】また、振動がアンカー部を伝わってエネル
ギーが逃げやすく、Q値が低くなるおそれがあった。
【0006】さらに、外部にマグネットを必要とし、小
型化やバッチ処理に不向きであった。
【0007】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、耐環境性が高く、小型、低コスト
で高精度の半導体角速度センサを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成に
よる角速度センサは、梁で一体に支持された複数の質量
体を有する音叉振動体の対称中心または音叉振動の中性
点をアンカー部で基板に1点支持し、前記質量体をY方
向を軸とする角速度を前記質量体のZ方向の捩れ振動と
して検出するものである。
【0009】この発明の第2の構成による角速度センサ
は、前記質量体が2個で構成するものである
【0010】この発明の第3の構成による角速度センサ
は、前記音叉振動体を2板の基板の間に密封封止したも
のである。
【0011】この発明の第4の構成による角速度センサ
は、前記質量体と前記アンカー部との間に梁を介して接
合部を設け、該接合部を前記梁より太くして接合部の捩
れ振動を抑制したものである。
【0012】この発明の第5の構成による角速度センサ
は、前記質量体と前記アンカーとの間に梁を介して第2
の質量体を設け、該質量体により捩れ振動に対する動的
吸振器を構成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明を図面に従って説明す
る。図1はこの発明の実施の形態1である角速度センサ
を示す斜視図、図2は図1の平面図、図3は図2のA−
A断面図である。本実施の形態は静電力駆動による容量
検出型の半導体角速度センサとなっている。この角速度
センサはアンカー部4、捩れ梁5、接合部6、質量体
7、梁8からなり、2個の質量体と梁によって音叉振動
体を構成している。音叉振動体はその対称中心をアンカ
ー部4によって基板1または基板1と基板3に接合さ
れ、全体として1点支持されている。
【0014】また、質量体7には、Y方向の振動のモニ
ターのための電極として、櫛歯10が付いている。
【0015】また、駆動するための固定電極11は質量
体7とアンカー部4の中間に位置している。
【0016】また、モニターするモニター電極9は質量
体7の両側に付いている。
【0017】さらに、基板1、補助支持部2、基板3に
よって、音叉振動体を密封封止している。
【0018】次に、角速度センサの動作を説明する。固
定電極11に交流電圧を印加することにより、音叉振動
体の質量体7、梁8をY方向に振動させ、音叉軸X−X
に角速度ωが生じると、コリオリ力によりZ方向の捩れ
振動が生じ、その質量体7の変位を基板3に着膜した電
極12で検出する。
【0019】モニター電極9,10はY方向の励起振動
をモニタすることに使われ、Z方向の振動を検出するた
めの位相基準信号を得ることができる。
【0020】音叉振動体7は、対称中心をアンカー部4
で1点支持されていて、熱膨張による内部応力が発生し
にくい構造となっている。これにより、温度変化による
特性の変化を少なくし、耐環境性を高めている。また、
音叉振動体7の対称中心は、質量体7が音叉振動した時
に振動の中性点となり、振動しない部分となるので、そ
こにアンカー部4を設けて1点支持すると外部への振動
エネルギーの逃げを防ぐことができ、振動のQ値を高め
ることができる。従って、音叉振動の励振効率を高める
ことができ、角速度の測定感度を高めることができる。
また、音叉振動体を密封封止して内部を真空にすること
により、音叉振動体の振動のQ値を高め、感度を高める
ことができる。
【0021】接合部6を梁8より太くすると、接合部6
の捩れ振動を抑制することができ、振動エネルギーのア
ンカー部4への逃げを小さくすることができ、質量体7
の振動のQ値と線形性を高めることができる。
【0022】実施の形態2.次に、実施の形態2を実施
の形態1との相違点を中心に説明する。実施の形態1の
駆動と検出方向を逆にする。すなわち、電極12に交流
電圧をかけ、Z方向に捩れ振動させておき、音叉軸X−
Xに角速度ωが生じたときコリオリ力によりY方向の音
叉振動が生じ、固定電極11によって、質量体7の変位
を検出し、角速度を測定する。この時、固定電極11と
モニタ電極9を入れ替えて使用してもよい。
【0023】実施の形態3.次に、実施の形態3を実施
の形態1との相違点を中心に説明する。実施の形態の駆
動方法を静電力駆動ではなく磁気力駆動にする。すなわ
ち、基板3上に図4に示すマグネット22を置き、ロー
レンツ力により質量体7をY方向に駆動させる。
【0024】実施の形態4.次に、実施の形態4を実施
の形態1との相違点を中心に説明する。実施の形態1の
駆動方法を静電力駆動ではなく圧電駆動とする。すなわ
ち、基板1、補助支持部2、基板3の側面に図5に示す
圧電素子23を付け、基板全体を音叉振動する共振周波
数で振動させ駆動させる。
【0025】圧電素子23による質量体7の振動の励起
の方向は、2つの振動体7に対して同位相となり、音叉
振動モードとは異なるが、励起振動の周波数を質量対7
の音叉振動の固有周波数に合わせることによって音叉振
動をさせることができる。
【0026】実施の形態5.次に、実施の形態5を実施
の形態1との相違点を中心に説明する。実施の形態1の
捩れ梁5に図6に示す第2の質量体24を設置すること
によって、捩れ方向の感度を高めた構造である。
【0027】質量体24を捩れ振動に対する動的吸振器
として作用させ、その制振作用によりアンカー部4への
振動エネルギーの逃げを小さくすることによって質量体
7の振動のQ値を高め、Z方向の振動の感度を高めるも
のである。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0029】この発明の第1の構成による角速度センサ
によれば、音叉振動体がアンカー部によって1点支持さ
れているので、音叉振動体が温度変化を受けても熱応力
を発生することがなく、特性が安定で耐環境性がすぐれ
ている。また、音叉振動体の対称中心または音叉振動の
中性点をアンカー部で1点支持することにより、アンカ
ー部からの振動エネルギーの逃げを抑制することができ
るので、振動のQ値を高めることができ、感度を高める
ことができる。
【0030】この発明の第2の構成による角速度センサ
によれば、質量体を2個備えていることにより、音叉振
動体を容易に構成できる。
【0031】この発明の第3の構成による角速度センサ
によれば、音叉振動体を密封封止したので、内部を真空
にすることにより、振動のQ値を高め、感度を高めるこ
とができる。
【0032】この発明の第4の構成による角速度センサ
によれば、接合部を梁より太くし、接合部の捩れ振動を
抑制したので、アンカー部からの振動エネルギーの逃げ
を少なくすることができ、振動のQ値を高め、感度を高
めることができる。
【0033】この発明の第5の構成による角速度センサ
によれば、第2の質量体を設け、これにより捩れ振動に
対する動的吸振器を構成したので、アンカー部への捩れ
振動の伝達を抑制することができ、アンカー部からの振
動エネルギーの逃げを抑制し、振動のQ値を高め、感度
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の半導体角速度センサの斜視図
である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 実施例3を説明するための斜視図である。
【図5】 実施例4を説明するための斜視図である。
【図6】 実施例5を説明するための斜視図である。
【図7】 従来技術を説明するための半導体角速度セン
サの斜視図である。
【符号の説明】
1,3 ガラス基板、2 シリコン基板、4 アンカ
ー、5 捩れ梁、6 接合部、7 質量体、8 梁、9
モニター電極、10 櫛歯、11 固定電極、12
電極、13 基板、14 支持枠、15 支持梁、16
振動板、17固定部、18 カバー、19 マグネッ
ト、20 磁気抵抗素子、21 音叉振動子、22 マ
グネット、23 圧電素子、24 質量体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁で一体に支持された複数の質量体を有
    する音叉振動体の対称中心または音叉振動の中性点をア
    ンカー部で基板に1点支持し、前記質量体をY方向を軸
    とする角速度を前記質量体のZ方向の捩れ振動として検
    出する角速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記質量体が2個である請求項1記載の
    角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記音叉振動体を2板の基板の間に密封
    封止した請求項1記載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記質量体と前記アンカー部との間に梁
    を介して接合部を設け、該接合部を前記梁より太くして
    接合部の捩れ振動を抑制した請求項1記載の角速度セン
    サ。
  5. 【請求項5】 前記質量体と前記アンカーとの間に梁を
    介して第2の質量体を設け、該質量体により捩れ振動に
    対する動的吸振器を構成した請求項1記載の角速度セン
    サ。
JP9077934A 1997-03-28 1997-03-28 角速度センサ Pending JPH10267663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9077934A JPH10267663A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 角速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9077934A JPH10267663A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 角速度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10267663A true JPH10267663A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13647921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9077934A Pending JPH10267663A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 角速度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10267663A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002834A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Hitachi Ltd 角速度検出装置
JP2009192400A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Wacoh Corp 角速度センサ
KR101143124B1 (ko) * 2004-05-05 2012-05-08 오엔에에르아(오피스 나씨오날 데뛰드 에 드 흐쉐르쉬 아에로스빠씨알르) 일체형 차동 진동 센서용 역학적 디커플링 장치
CN103185576A (zh) * 2011-12-29 2013-07-03 马克西姆综合产品公司 微机电***
KR101388814B1 (ko) * 2012-09-11 2014-04-23 삼성전기주식회사 각속도 센서
KR101540162B1 (ko) * 2013-12-20 2015-07-28 삼성전기주식회사 각속도 센서
CN104973561A (zh) * 2014-04-09 2015-10-14 立锜科技股份有限公司 微机电元件

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101143124B1 (ko) * 2004-05-05 2012-05-08 오엔에에르아(오피스 나씨오날 데뛰드 에 드 흐쉐르쉬 아에로스빠씨알르) 일체형 차동 진동 센서용 역학적 디커플링 장치
JP2009002834A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Hitachi Ltd 角速度検出装置
US8327706B2 (en) 2007-06-22 2012-12-11 Hitachi, Ltd. Angular velocity detecting device
US8616058B2 (en) 2007-06-22 2013-12-31 Hitachi, Ltd. Angular velocity detecting device
US9366687B2 (en) 2007-06-22 2016-06-14 Hitachi, Ltd. Angular velocity detecting device
JP2009192400A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Wacoh Corp 角速度センサ
CN103185576A (zh) * 2011-12-29 2013-07-03 马克西姆综合产品公司 微机电***
KR101388814B1 (ko) * 2012-09-11 2014-04-23 삼성전기주식회사 각속도 센서
KR101540162B1 (ko) * 2013-12-20 2015-07-28 삼성전기주식회사 각속도 센서
CN104973561A (zh) * 2014-04-09 2015-10-14 立锜科技股份有限公司 微机电元件
TWI614208B (zh) * 2014-04-09 2018-02-11 立錡科技股份有限公司 微機電元件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101641066B1 (ko) 진동 마이크로-기계식 각속도 센서
JP3659160B2 (ja) 角速度センサ
US6346765B1 (en) Vibrator, vibratory gyroscope, and vibrator adjusting method
US8225662B2 (en) Acceleration sensing device
JPH09119942A (ja) 回転角速度センサ
JP2000009472A (ja) 角速度センサ
US5537872A (en) Angular rate sensor
US6125701A (en) Angular velocity detecting apparatus
JPH1172333A (ja) 振動子、振動型ジャイロスコープおよび直線加速度計
JPH112526A (ja) 振動型角速度センサ
JP2000046560A (ja) 角速度センサ
JP4362877B2 (ja) 角速度センサ
JP2000074673A (ja) 複合運動センサ
US6437483B2 (en) Vibrator, vibratory gyroscope, and vibration adjusting method
JP4126826B2 (ja) 角速度センサ
JPH10267663A (ja) 角速度センサ
JP2004085361A (ja) 物理量測定装置
JP2000009470A (ja) 角速度センサ
JP3418904B2 (ja) 振動式角速度検出器
JP2002213962A (ja) 角速度センサ及びその製造方法
JP3329068B2 (ja) 角速度センサ
JP3139205B2 (ja) 加速度センサ
JPH0989569A (ja) 振動ジャイロ
JPH10267658A (ja) 振動型角速度センサ
JP3310029B2 (ja) 振動子