JPH10261832A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH10261832A
JPH10261832A JP6577997A JP6577997A JPH10261832A JP H10261832 A JPH10261832 A JP H10261832A JP 6577997 A JP6577997 A JP 6577997A JP 6577997 A JP6577997 A JP 6577997A JP H10261832 A JPH10261832 A JP H10261832A
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mesa stripe
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film
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、SI−BH構造或いはSI−PBH
構造を有する半導体レーザの製造方法に関し、メサスト
ライプ上及びその周辺部にかけて屈曲のない平坦な電極
領域を形成することができ、また、メサストライプ上で
高抵抗の化合物半導体層が形成されるのを防止する。 【構成】(001)面を有する化合物半導体基板(3
1)上に化合物半導体層(32)〜(35)を複数形成
する工程と、<11(-) 0>方向に長手方向を有するメ
サストライプ(103)を形成する工程と、メサストラ
イプ(103)の側部の化合物半導体基板(31b)上
にメサストライプ(103)の最上面よりも高く、かつ
側壁が露出した第1の化合物半導体層(37)を選択成
長させる工程と、面方位によるエッチングレートの差を
利用して、表面をエッチングし、メサストライプの側部
の第1の化合物半導体層(37)の側壁を後退させる工
程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、より詳しくは、半絶縁性埋込みヘテ
ロ構造(SI−BH構造)、或いは平坦化半絶縁性埋込
みヘテロ構造(SI−PBH構造)を有する半導体レー
ザ及びその製造方法に関する。光ファイバ通信はマルチ
メディア産業の発展とともに市場が拡大し、最近では、
半導体レーザの低価格化と高信頼性が求められている。
【0002】
【従来の技術】図8,図9は、SI−BH構造の半導体
レーザの製造方法について説明する断面図である。ま
ず、図8(a)に示すように、(001)面を有する化
合物半導体基板1上に複数の化合物半導体層2〜5が形
成された後、メサストライプを形成する領域に耐エッチ
ング性膜6を形成する。
【0003】次に、図8(b)に示すように、耐エッチ
ング性膜6をマスクとして、複数の化合物半導体層2〜
5及び化合物半導体基板1をエッチングし、<110>
方向を長手方向とするメサストライプ101を形成す
る。このとき、メサストライプ101は下層からクラッ
ド層2aと、活性層3aと、クラッド層4aと、コンタ
クト層5aとを含む。
【0004】次いで、図8(c)に示すように、耐エッ
チング性膜6をそのまま残して、メサストライプ101
の側部の化合物半導体基板1b上に半絶縁性の化合物半
導体層7を選択成長する。このとき、メサストライプ1
01から遠く離れた部分の化合物半導体層7の膜厚が、
図11に示すように、薄くなると、十分な高抵抗が得ら
れないので、出来るだけ厚くなるようにする。このよう
にすると、化合物半導体層7はメサストライプ101の
側部においてメサストライプ101の最上面から突出す
る。
【0005】次に、図8(d)に示すように、絶縁膜8
を形成した後、図9(a)に示すように、パターニング
し、メサストライプ101を含む開口部9を形成する。
次いで、図9(b)に示すように、コンタクト層5a表
面の劣化層を除去するため、表面をライトエッチングし
た後、図9(c)に示すように、メサストライプ101
の最上層5aに接触する電極10を形成する。このと
き、電極10の主要金属として金膜を用いるが、その金
膜と下層の化合物半導体層5aとが反応しないように、
間に高融点金属膜からなる下地層を挟む。
【0006】以上により、SI−BH構造を有する半導
体レーザが完成する。次に、SI−PBH構造を有する
半導体レーザの製造方法について図12及び図13を参
照しながら説明する。まず、図12(a),(b)に示
すように、耐エッチング性膜15をマスクとして化合物
半導体層14〜12をエッチングし、(001)面を有
する化合物半導体基板11b上に<110>方向を長手
方向とするメサストライプ102を形成する。このと
き、メサストライプ102は下層からクラッド層12a
と、活性層13aと、クラッド層14aとを含む。上記
のSI−BH構造を有する半導体レーザと異なり、コン
タクト層5aは形成されない。
【0007】次いで、図12(c)に示すように、耐エ
ッチング性膜15をそのまま残して、メサストライプ1
02の側部の化合物半導体基板11b上に半絶縁性の化
合物半導体層16及び17を選択成長する。このとき、
化合物半導体層16及び17はメサストライプ102の
側部においてメサストライプ102の最上面から突出す
る。
【0008】次に、図13(a)に示すように、耐エッ
チング性膜15を除去した後、クラッド層18及びコン
タクト層19を形成する。次いで、図13(b)に示す
ように、絶縁膜20を形成した後、パターニングし、コ
ンタクトホール21を形成する。続いて、コンタクトホ
ール21を通してコンタクト層19に接触する電極22
を形成すると、SI−PBH構造を有する半導体レーザ
が完成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SI−
BH構造を有する半導体レーザにおいては、メサストラ
イプ101の角部で、化合物半導体層7の側壁が急角度
で立上っているので、下地層10aの成膜時に、その部
分で下地層10aが形成されないことがある。特に、図
9(b)に示すように、表面をエッチングした場合は、
図10に示すように、化合物半導体層7がメサストライ
プ101上に張りだす(オーバハングする)ため、成膜
異状は一層顕著になる。このため、下地層10aの上に
金膜10bを形成すると、下地層10aの非形成領域を
通して化合物半導体層5aと金膜10bとが直接接触
し、金がメサストライプ101中に侵入して半導体レー
ザの特性を悪化させるという問題がある。
【0010】一方、SI−PBH構造を有する半導体レ
ーザにおいては、メサストライプ102の最上面から突
出する化合物半導体層16の側壁の面方位は(111)
B面となるため、p型不純物として亜鉛(Zn)を含む
クラッド層18を形成した場合、側壁から成長するクラ
ッド層18(図13のB部)中では不純物濃度が低下す
る。このため、高抵抗層がメサストライプ102上を覆
うことになって素子抵抗が高くなり、所望の電流がメサ
ストライプ102内の活性層13aに流入しなくなると
いう問題がある。
【0011】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
創作されたものであり、メサストライプ上及びその周辺
部にかけて屈曲のない平坦な電極領域を形成することが
でき、また、メサストライプ上で高抵抗の化合物半導体
層が形成されるのを防止することができる半導体装置及
びその製造方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1の発明
である、(001)面又はこれと等価な面を有する化合
物半導体基板上に化合物半導体層を複数形成する工程
と、耐エッチング性膜をマスクとして前記化合物半導体
層をエッチングして<110>方向又はこれと等価な方
向に長手方向を有するメサストライプを形成する工程
と、前記耐エッチング性膜を残したまま前記メサストラ
イプの側部の前記化合物半導体基板上に前記メサストラ
イプの最上面よりも高く、かつ側壁が露出した第1の化
合物半導体層を選択成長させる工程と、面方位によるエ
ッチングレートの差を利用して、表面をエッチングし、
前記メサストライプの側部の第1の化合物半導体層の側
壁を後退させる工程とを有することを特徴とする半導体
装置の製造方法によって解決され、第2の発明である、
前記第1の化合物半導体層の側壁を後退させる工程の
後、前記メサストライプ及び前記第1の化合物半導体層
上に電極を形成する工程を有することを特徴とする第1
の発明に記載の半導体装置の製造方法によって解決さ
れ、第3の発明である、前記第1の化合物半導体層の側
壁を後退させる工程の後、不純物が導入された第2の化
合物半導体層を前記メサストライプ及び前記第1の化合
物半導体層上に堆積する工程と、前記第2の化合物半導
体層と接触する電極を形成する工程を有することを特徴
とする第1の発明に記載の半導体装置の製造方法によっ
て解決され、第4の発明である、前記第2の化合物半導
体層の材料はInPであり、前記不純物は亜鉛(Zn)
であることを特徴とする第3の発明に記載の半導体装置
の製造方法によって解決され、第5の発明である、前記
化合物半導体基板及び前記第1の化合物半導体層の材料
はInPであることを特徴とする第1乃至第4の発明の
いずれかに記載の半導体装置の製造方法によって解決さ
れ、第6の発明である、前記第1の化合物半導体層の側
壁の面方位は(111)B面であり、前記面方位による
エッチングレートの差を利用するエッチングに用いるエ
ッチャントは硫酸であることを特徴とする第5の発明に
記載の半導体装置の製造方法によって解決され、第7の
発明である、第1乃至第6の発明のいずれかに記載の半
導体装置の製造方法によって作成されたことを特徴とす
る半導体装置によって解決され、第8の発明である、前
記半導体装置は前記メサストライプ中に活性層を含む半
導体レーザであることを特徴とする第7の発明に記載の
半導体装置の製造方法によって解決される。
【0013】本発明においては、面方位によるエッチン
グレートの差を利用して、表面をエッチングし、メサス
トライプの側部の第1の化合物半導体層の側壁を後退さ
せている。例えば、(001)面を有するInP基板上
であってメサストライプの側部に第1の化合物半導体層
としてInP層をメサストライプの最上面から突出する
ように形成したとき、突出した部分のInP層の側壁は
(111)B面となる。従って、エッチャントとして硫
酸を用いると、(001)面よりも(111)B面のエ
ッチングレートが遙に大きいため、平坦な部分のエッチ
ングを抑制しつつ、側壁のみをエッチングして後退させ
ることができる。
【0014】これにより、少なくとも屈曲部分をメサス
トライプ近辺から遠いところに移動させることができ、
メサストライプ上及びその周辺部を平坦にすることがで
きる。従って、表面に電極を形成した場合、メサストラ
イプ近辺では電極を平坦な面に形成することができる。
このため、最上層に金膜を含む多層の金属膜からなる電
極を形成したとき、均一な膜厚の金属膜が形成されて金
膜と化合物半導体層との間に必ず介在し、金膜が化合物
半導体層と接触して金が化合物半導体層内に侵入するの
を防止することができる。
【0015】また、メサストライプ上及び側部の化合物
半導体層上にわたってZn等の不純物を含む化合物半導
体層を形成した場合、(111)B面の側壁に堆積する
層のドーピング量が面方位に依存して低濃度となって
も、(111)B面の側壁がメサストライプ近辺から遠
いところにあるので、その層はメサストライプ上には達
しない。
【0016】このため、メサストライプ上方の化合物半
導体層内では平坦な(001)面における不純物濃度が
維持されるため、低抵抗となる。これにより、電流の流
路の低抵抗が維持されて、メサストライプ中の活性層に
は所望の大きさの電流が流入することになり、半導体レ
ーザの閾値電流を低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施の形態 図1(a)〜(d),図2(a)〜(c)は、本発明の
第1の実施の形態に係るSI−BH構造の半導体レーザ
の製造方法について説明する断面図である。波長1.55μ
m帯の半導体レーザを対象とし、電流狭窄構造を有す
る。
【0018】まず、図1(a)に示すように、(00
1)面を有するInPからなる化合物半導体基板31上
に、バンドギャップに対応する波長(λg)1.15μm,
膜厚70nmのn型のInGaAsP 層32を堆積する。この
明細書において、バンドギャップに対応する波長(λ
g)とは化合物半導体層の組成比に対応して変化するバ
ンドギャップの大きさを対応する波長の単位で表したも
のである。
【0019】更に、活性層を含む層33を堆積する。即
ち、λg=1.15μm,膜厚30nmのノンドープのInGa
AsP 膜を堆積し、その上にλg=1.57μm,膜厚5.1 n
mのノンドープのInGaAsP 膜とλg=1.3 μmのノンド
ープの膜厚10nmのInGaAsP 膜とを、λg=1.57μm
のInGaAsP 膜が10層で、両端がλg=1.3 μmのInGa
AsP 膜となるように、交互に積層する。さらに、その上
にλg=1.15μm,膜厚30nmのノンドープのInGaAs
P 膜を積層する。なお、活性層を含む層33の積層構造
については半導体レーザの用途により種々の層構成を採
用できることはいうまでもない。
【0020】さらに、活性層を含む層33の上に、膜厚
2000nmのp型のInP 層34を堆積する。以上の化合物
半導体層の堆積はMOVPE法により行う。続いて、液
層成長法(LPE法)により、λg=1.3 μm,膜厚5
00nmのp型のInGaAsP 層35を積層する。次いで、
化学気相成長法(CVD法)により、InGaAsP 層35上
に膜厚300nmのシリコン酸化膜を形成した後、CHF3
ガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE)により
レジスト膜をマスクとしてそのシリコン酸化膜をエッチ
ングする。これにより、活性層を含むメサストライプを
形成すべき領域に、<11(-)0>方向に長手方向を有
する幅1.5 μmの帯状の耐エッチング性膜36を形成す
る。
【0021】次に、図1(b)に示すように、エタン系
のガス、例えばC2 4 +H2 の混合ガスを用いた反応
性イオンエッチング(RIE)により、耐エッチング性
膜36をマスクとして複数の化合物半導体層35〜32
及び化合物半導体基板31をエッチングし、<110>
方向を長手方向とする高さ3μmのメサストライプ10
3を形成する。
【0022】このメサストライプ103は、下層からn
型のInPからなる膜厚100nmのクラッド層32a
と、活性層を含む層33aと、p型のInP からなる膜厚
2000nmのクラッド層34aと、λg=1.3 μmのp型
のInGaAsP からなる膜厚500nmのコンタクト層35
aとを含む。さらに、上記メサストライプ103の積層
構造のうち、活性層を含む層33aは、λg=1.15μm
のノンドープのInGaAsP からなる膜厚30nmのSCH
層と、λg=1.57μmのノンドープのInGaAsP からなる
膜厚5.1 nmの井戸層とλg=1.3 μmのノンドープの
InGaAsP からなる膜厚10nmの障壁層とが交互に積層
されている多重量子井戸構造(MQW構造)の活性層
と、λg=1.15μmのノンドープのInGaAsP からなる膜
厚30nmのSCH層との多層構造である。
【0023】次いで、図1(c)に示すように、耐エッ
チング性膜36をそのまま残して、メサストライプ10
3の側部の化合物半導体基板31b上に鉄(Fe)をドー
プした半絶縁性のInPからなる埋込み層(第1の化合
物半導体層)37を選択成長する。このとき、メサスト
ライプ103から遠くでも十分な膜厚が得られるように
するため、埋込み層37はメサストライプ103の側部
においてメサストライプ103の最上面から突出するよ
うに堆積する。その突出した部分の側壁には(111)
B面が露出している。
【0024】次に、図1(d)に示すように、蒸着によ
り膜厚300nmのシリコン酸化膜38を形成した後、
パターニングし、メサストライプ103の上面を含む開
口幅6〜7μmのコンタクトホール39を形成する。次
いで、図2(a)に示すように、(001)面よりも
(111)B面のエッチングレートの方がはるかに大き
いエッチャント、例えば濃硫酸を用いて、表面をエッチ
ングする。これにより、(001)面が露出した平坦な
部分のエッチングを抑制しつつ、(111)B面が露出
した側壁のみをエッチングして後退させることができ
る。これにより、メサストライプ103の最上面の周囲
に平坦な面が広がる。図1(d)では、C部が広がった
平坦な面である。
【0025】次に、図2(b)に示すように、コンタク
ト層35aの表面の劣化層を除去するため、H2SO4 +H2
O2+H2O の混合液を用いて表面をライトエッチングす
る。次いで、図2(c)に示すように、蒸着により膜厚
300nmのTi膜と、膜厚300nmのPt膜とを形
成した後パターニングする。さらに、メッキ法によりP
t膜上に膜厚2.5μmのAu膜を形成し、コンタクト
ホール39を通してメサストライプ103のコンタクト
層35aに接触するTi膜/Pt膜/Au膜からなる電
極39を形成する。このとき、電極40の主要金属はA
u膜であるが、そのAu膜と下層のコンタクト層35a
とが反応しないように、その間に高融点金属膜、例えば
Ti膜/Pt膜の2層からなる下地層が挟まれる。
【0026】この場合、埋込み層37が突出することに
より生じた屈曲部分がメサストライプ103近辺から遠
いところにあり、メサストライプ103上及びその周辺
部が平坦になっているので、メサストライプ103近辺
では電極40を平坦な面に形成することができる。これ
により、メサストライプ103近辺では均一な膜厚のT
i膜及びPt膜が形成され、Au膜と化合物半導体層が
直接接するのを確実に防止することができる。
【0027】なお、図示していないが、InP基板31
bの背面にも電極を形成する。以上により、SI−BH
構造を有する半導体レーザが完成する。図3はその斜視
図である。この様にして作成された半導体レーザでは表
面の電極40及び裏面の電極を通して電流を流すと、メ
サストライプ103の側部に抵抗の高い化合物半導体層
37が形成されているので、その部分への電流の流れは
抑制され、従って、電流は主として活性層を含むメサス
トライプ103内を流れる。
【0028】この場合、メサストライプ103近辺では
電極40のAu膜は下に必ずTi膜及びPt膜を介在さ
せて形成されているので、電極40の金等がメサストラ
イプ103内に侵入するのを抑制することができ、半導
体レーザの信頼性が向上する。なお、図1(c)の埋込
み層37を堆積するとき、成膜ガスに塩素ガスを添加す
ることにより、突出部をより低くすることができる。こ
れは、塩素ガスによりエッチングしながら、成膜が行わ
れるためであると考えられる。
【0029】また、この場合、メサストライプ103の
側部が塩素ガスに曝されるため、最上層のInGaAsP から
なるコンタクト層35aが塩素ガスによりサイドエッチ
ングを受ける恐れがある。他の実施の形態では、これを
防止するため、コンタクト層35a上に薄い膜厚のキャ
ップ層、例えば膜厚50nm程度のp型InP層を形成
するとよい。これにより、コンタクト層35aのサイド
エッチングを抑制することができる。
【0030】さらに、このような積層構造の場合、メサ
ストライプ103の周囲に拡大した平坦面を形成するに
は、図1(d)のエッチング工程と同様に濃硫酸に曝
す。即ち、濃硫酸により埋込み層37とともにキャップ
層が同時にエッチングされるため、側壁を後退させつつ
拡大した平坦面を形成することができる。更に、化合物
半導体基板31の面方位を(001)面としているが、
これと等価な面、即ち、(100)面又は(010)面
等を用いてもよい。ここで、等価な面とは、表面の原子
の配列状態が同じ面のことである。
【0031】さらに、メサストライプ103の長手方向
を<110>方向としているが、これと等価な方向、即
ち、化合物半導体基板31の面方位が(100)面で<
011>方向、面方位(010)面で<101>方向等
としてもよい。 (2)第2の実施の形態 次に、SI−PBH構造を有する半導体レーザの製造方
法について図4及び図5を参照しながら説明する。第1
の実施の形態と同じように、波長1.55μm帯の半導体レ
ーザを対象とする。又、以下で、第1の実施の形態と対
応する層については、特に示さない限り、エッチング条
件や成膜条件、及び形成膜の膜厚等は第1の実施の形態
と同じか、それに近い値とする。
【0032】まず、図4(a)に示すように、(00
1)面が露出するInPからなる化合物半導体基板41
上に、膜厚100nmのn型のInP層42と、活性層
を含む層43と、膜厚2μmのp型のInP層44と、
膜厚100nmのp型のInGaAsP 層45とを順に積層す
る。なお、活性層を含む層43は、第1の実施の形態の
活性層を含む層33と同じ構造を有する。
【0033】続いて、InGaAs層45上にシリコン酸化膜
を形成した後、パターニングし、耐エッチング性膜46
を形成する。次いで、図4(b)に示すように、耐エッ
チング性膜46をマスクとして化合物半導体層45〜4
2をエッチングし、(001)面を有する化合物半導体
基板41b上に<110>方向を長手方向とするメサス
トライプ104を形成する。
【0034】このとき、メサストライプ104は下層か
らn型のInPからなるクラッド層42aと、活性層4
3aと、p型のInPクラッド層44aと、p型のInGa
AsPからなるキャップ層45aとを含む。第1の実施の
形態で説明したSI−BH構造を有する半導体レーザと
異なり、コンタクト層35aは形成せず、キャップ層4
5aを形成する。このキャップ層45aは、下層のIn
Pクラッド層44aの表面を劣化させないために設けら
れる。
【0035】次に、図4(c)に示すように、耐エッチ
ング性膜46をそのまま残して、メサストライプ104
の側部の化合物半導体基板41b上に、Feドープの半
絶縁性のInPからなる膜厚3μmの埋込み層(第1の
化合物半導体層)47と、n型のInPからなる膜厚5
00nmのブロック層48とを選択成長する。このと
き、埋込み層47及びブロック層48はメサストライプ
104から遠いところでも十分な膜厚が得られるように
形成するので、メサストライプ104の側部においてメ
サストライプ104の最上面から突出する。なお、ブロ
ック層48はZnの拡散を防止するため、及びこの上に
堆積するp型のクラッド層からの正孔の流入を防止する
ために設けられる。
【0036】次に、図4(d)に示すように、耐エッチ
ング性膜46を除去した後、弗酸と硝酸を1:1で混合
したエッチャントによりメサストライプ104の最上層
のキャップ層45aを除去する。続いて、濃硫酸を用い
て、表面をエッチングする。このとき、(001)面よ
りも(111)B面の方が濃硫酸によるエッチングレー
トが遙に大きいため、(001)面の平坦な部分のエッ
チングを抑制しつつ、(111)B面の側壁のみをエッ
チングして後退させることができる。これにより、メサ
ストライプ104の最上面及びその周囲に幅Wiを有す
る平坦な(001)面が形成される。図4(d)におい
て、D部が広がった平坦な(001)面である。
【0037】次に、図5(a)に示すように、p型の不
純物としてZnをドープしながらInPからなる膜厚t
のクラッド層(第2の化合物半導体層)49を形成す
る。このとき、クラッド層49は平坦な(001)面か
ら及び(111)B面から成長するが、(111)B面
から成長した層では濃度が低く、即ち抵抗が高いので、
この層が少なくともメサストライプ104の上に重なら
ないようにする必要がある。即ち、クラッド層49の成
膜後の平坦な(001)面の幅Wfがメサストライプ1
04の幅よりも広くなるようにする。このため、クラッ
ド層49の必要な膜厚tに対して初期の平坦面の幅Wi
を決める必要がある。
【0038】ここで、クラッド層49の膜厚tと、クラ
ッド層49の成膜前のメサストライプ104上の平坦面
の幅Wiと、クラッド層49の成膜後のメサストライプ
104上の平坦な面の幅Wfとの関係は、(111)B
面と(001)面でのInPの成長速度が等しいとする
と、次の式 Wf=Wi−2×t/tanθ で表される。ここで、θは平坦な面と(111)B面か
らの成長方向との角度を表す。図7(b)のモデルに基
づいて上式により計算した結果を図7(a)に示す。こ
れによれば、Wf=1μmが得られるようにするには、
t=1μm,θ=45°の場合、Wiを凡そ3μmとす
る必要がある。
【0039】次いで、クラッド層49上に膜厚200n
mのp型のInGaAsからなるコンタクト層(第2の化合物
半導体層)50を形成する。次いで、図5(b)に示す
ように、膜厚300nmのシリコン酸化膜からなる絶縁
膜51を形成した後、パターニングし、コンタクトホー
ル52を形成する。続いて、Ti膜と、Pt膜とを形成
した後、パターニングし、さらに、Pt膜上にAu膜を
形成して、コンタクトホール52を通してコンタクト層
50に接触するTi膜/Pt膜/Au膜からなる電極5
3を形成する。なお、化合物半導体基板41bの裏面に
も電極を形成する。これにより、SI−PBH構造を有
する半導体レーザが完成する。
【0040】以上のように、本発明の第2の実施の形態
によれば、図4(d)に示すように、面方位によるエッ
チングレートの差を利用して、表面をエッチングし、メ
サストライプ104の側部の埋込み層47,ブロック層
48の側壁を後退させている。これにより、少なくとも
屈曲部分をメサストライプ104近辺から遠いところに
移動させることができ、メサストライプ104上及びそ
の周辺部に十分に拡大した平坦な面を形成することがで
きる。
【0041】従って、図5(a)に示すように、メサス
トライプ104上及び側部の埋込み層47,ブロック層
48上にわたってZn等のp型不純物を含むクラッド層
49を形成した場合、(111)B面の側壁に堆積する
クラッド層49のドーピング量が面方位に依存して低濃
度となっても、(111)B面の側壁がメサストライプ
104近辺から遠いところにあるので、その層49の低
濃度領域はメサストライプ104上には達しない。この
ため、メサストライプ104上方のクラッド層49内で
は平坦な(001)面における不純物濃度が維持される
ため、低抵抗となる。従って、電流の流路の低抵抗が維
持され、メサストライプ104中の活性層には所望の大
きさの電流が流入することになる。これにより、半導体
レーザの閾値電流を低減させることができる。
【0042】なお、上記第2の実施の形態において、埋
込み層47,ブロック層48の代わりに化合物半導体基
板41b上に膜厚2.5μmのp型のInP層と膜厚5
00nmのn型のInP層とを順に堆積してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、面方位
によるエッチングレートの差を利用して、表面をエッチ
ングし、メサストライプの側部の第1の化合物半導体層
の側壁を後退させているので、屈曲部分をメサストライ
プ近辺から遠いところに移動させ、メサストライプの周
辺部に平坦な面を広げることができる。
【0044】従って、表面に最上層に金膜を含む多層の
金属膜からなる電極を形成した場合、平坦な面には均一
な膜厚の金属膜が形成されて金膜と化合物半導体層との
間に必ず介在し、金膜が化合物半導体層と接触して金が
化合物半導体層内に侵入するのを防止することができ
る。これにより、半導体レーザの信頼性の向上を図るこ
とができる。
【0045】また、メサストライプ上及び側部の化合物
半導体層上にわたって不純物を含む化合物半導体層を形
成した場合、(111)B面の側壁に堆積する層のドー
ピング量が面方位に依存して低濃度となっても、(11
1)B面の側壁がメサストライプ近辺から遠いところに
あるので、その層はメサストライプ上には達しない。こ
のため、メサストライプ上方の化合物半導体層内では平
坦な(001)面における不純物濃度が維持されるた
め、低抵抗となる。これにより、電流の流路の低抵抗が
維持されて、メサストライプ中の活性層には所望の大き
さの電流が流入することになり、半導体レーザの閾値電
流を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(d)は、本発明の第1の実施の
形態に係るSI−BH構造の半導体レーザの製造方法に
ついて示す断面図(その1)である。
【図2】図2(a)〜(c)は、本発明の第1の実施の
形態に係るSI−BH構造の半導体レーザの製造方法に
ついて示す断面図(その2)である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態に係る製造
方法により作成されたSI−BH構造の半導体レーザの
斜視図である。
【図4】図4(a)〜(d)は、本発明の第2の実施の
形態に係るSI−PBH構造の半導体レーザの製造方法
について示す断面図(その1)である。
【図5】図5(a),(b)は、本発明の第2の実施の
形態に係るSI−PBH構造の半導体レーザの製造方法
について示す断面図(その2)である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る製造
方法により作成されたSI−PBH構造の半導体レーザ
の斜視図である。
【図7】図7(a)は、本発明の第2の実施の形態に係
るSI−PBH構造の半導体レーザの製造方法における
平坦面の幅とクラッド層の膜厚との関係について示すグ
ラフであり、図7(b)は、上記の関係の導出に用いた
構造のモデルについて示す断面図である。
【図8】図8(a)〜(d)は、従来例に係るSI−B
H構造の半導体レーザの製造方法について示す断面図
(その1)である。
【図9】図9(a)〜(c)は、従来例に係るSI−B
H構造の半導体レーザの製造方法について示す断面図
(その2)である。
【図10】図10は、従来例に係るSI−BH構造の半
導体レーザの製造方法の問題点について示す断面図であ
る。
【図11】図11は、従来例に係るSI−BH構造の半
導体レーザの製造方法について示す断面図である。
【図12】図12(a)〜(c)は、他の従来例に係る
SI−PBH構造の半導体レーザの製造方法について示
す断面図(その1)である。
【図13】図13(a),(b)は、他の従来例に係る
SI−PBH構造の半導体レーザの製造方法について示
す断面図(その2)である。
【符号の説明】
31,31b,41,41b 化合物半導体基板、 32,35 InGaAsP 層(化合物半導体層)、 32a,34a,42a,44a クラッド層、 33,33a,43,43a 活性層を含む層、 34,42,44 InP 層(化合物半導体層)、 35a,50 コンタクト層、 36,46 耐エッチング性膜、 37,47 埋込み層(第1の化合物半導体層)、 38,51 シリコン酸化膜(絶縁膜)、 39,52 コンタクトホール、 40,53 電極、 45 InGaAsP 層(化合物半導体層)、 45a キャップ層、 48 ブロック層、 49 クラッド層(第2の化合物半導体層)、 103,104 メサストライプ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (001)面又はこれと等価な面を有す
    る化合物半導体基板上に化合物半導体層を複数形成する
    工程と、 耐エッチング性膜をマスクとして前記化合物半導体層を
    エッチングして<110>方向又はこれと等価な方向に
    長手方向を有するメサストライプを形成する工程と、 前記耐エッチング性膜を残したまま前記メサストライプ
    の側部の前記化合物半導体基板上に前記メサストライプ
    の最上面よりも高く、かつ側壁が露出した第1の化合物
    半導体層を選択成長させる工程と、 面方位によるエッチングレートの差を利用して、表面を
    エッチングし、前記メサストライプの側部の第1の化合
    物半導体層の側壁を後退させる工程とを有することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の化合物半導体層の側壁を後退
    させる工程の後、前記メサストライプ及び前記第1の化
    合物半導体層上に電極を形成する工程を有することを特
    徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の化合物半導体層の側壁を後退
    させる工程の後、不純物が導入された第2の化合物半導
    体層を前記メサストライプ及び前記第1の化合物半導体
    層上に堆積する工程と、 前記第2の化合物半導体層と接触する電極を形成する工
    程を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の化合物半導体層の材料はIn
    Pであり、前記不純物は亜鉛(Zn)であることを特徴
    とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記化合物半導体基板及び前記第1の化
    合物半導体層の材料はInPであることを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載の半導体装置の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の化合物半導体層の側壁の面方
    位は(111)B面であり、前記面方位によるエッチン
    グレートの差を利用するエッチングに用いるエッチャン
    トは硫酸であることを特徴とする請求項5に記載の半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の半導体装置の製造方法によって作成されたことを特徴
    とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体装置は前記メサストライプ中
    に活性層を含む半導体レーザであることを特徴とする請
    求項7に記載の半導体装置。
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