JPH10261801A - 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法

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JPH10261801A
JPH10261801A JP9065888A JP6588897A JPH10261801A JP H10261801 A JPH10261801 A JP H10261801A JP 9065888 A JP9065888 A JP 9065888A JP 6588897 A JP6588897 A JP 6588897A JP H10261801 A JPH10261801 A JP H10261801A
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phosphorus
ions
silicon oxide
sio
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Takashi Hino
隆 日野
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Toshiba Development and Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 薄膜トランジスタにて、製造過程で混入され
る不純物による特性の劣化を防止し、大画面、高密度、
高精細の液晶表示装置への適用可能な高信頼性の高い薄
膜トランジスタを得る。 【解決手段】 ガラス基板11上にてチャネル領域18
及びゲート電極17との間に介在されるゲート絶縁膜1
7を、低イオン濃度部16a及び高イオン濃度部16b
と成るようリン(P)イオンをドーピングして成る酸化
シリコン(SiO2 )膜にて形成し、混入されたナトリ
ウム(Na)イオン等の不純物を可動しないようトラップ
し、不純物がチャネル領域18に与える影響を低減し、
p−SiTFT10の特性の劣化を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性基板上に薄
膜トランジスタを形成して成る薄膜トランジスタ装置及
び薄膜トランジスタ装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大画面、高密度、高精細化を実現
するアクティブマトリクス型の液晶表示装置の画素部の
スイッチング素子としてあるいは、画素部スイッチング
素子の駆動回路として、多結晶シリコン(以下p−Si
と略称する。)をチャネル領域に使用して成る薄膜トラ
ンジスタ(以下TFTと略称する。)が多用されてい
る。そしてこのようなp−SiTFTにあっては、一般
に不純物を出来るだけ含まない高純度p−Siを用いる
事がTFT特性の向上につながるとされている。しかし
ながらナトリウム(Na)に代表されるアルカリ金属等の
不純物は、大気、ガラス基板、製造装置等様々な汚染源
からTFTに混入し、p−SiTFTの性能を劣化させ
るという問題を有していた。
【0003】そこで従来は、図5に示す様に、ガラス基
板1上にチッ化シリコン(SiNx)膜2及び酸化シリコン
(SiO2 )膜3を積層して成るバリア層4を形成し、
このバリア層4にてガラス基板1から放出されるナトリ
ウム(Na)イオンをブロックし、その上にp−Siから
なるチャネル層6、酸化シリコン(SiO2 )からなる
ゲート絶縁膜7及びゲート電極8を順次形成してp−S
iTFT9を形成したり、あるいは、p−SiTFT9
形成後その表面をボロン(B)及びリン(P)の混合イ
オン、もしくはリン(P)イオンを含有して成る酸化シ
リコン(SiO2 )膜からなる層間絶縁膜にて被覆し、
大気からのナトリウム(Na)イオンの混入を防止する等
し、不純物によるp−SiTFT9の特性の劣化を防止
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
様に、バリア層によりガラス基板からのナトリウム(N
a)イオンの混入を防止したり、層間絶縁膜により大気
からのナトリウム(Na)イオンの混入を防止したとして
も、p−SiTFTの製造過程におけるナトリウム(N
a)の混入を防止出来ず、製造時に酸化シリコン(Si
2 )からなるゲート絶縁膜中にナトリウム(Na)イオ
ンが混入すると、可動イオンとなり、p−SiTFTの
特性に多大な影響を与え、図6の電流−電圧特性に示す
様に、(イ)に示す初期特性に対し、(ロ)に示す様に
特性の著しい劣化を生じてしまうという問題を依然とし
て残していた。
【0005】そこで本発明は上記課題を除去するもの
で、TFTの製造過程において混入される不純物による
影響を低減し、TFTの特性向上を図り、大画面、高密
度、高精細の液晶表示装置の駆動素子としての適用を可
能とする薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装
置の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、絶縁基板上に形成され半導体材料からなるチ
ャネル領域及びゲート電極の間にゲート絶縁膜を介して
成る薄膜トランジスタ装置において、前記ゲート絶縁膜
が、ボロン(B)及びリン(P)の混合イオン、もしく
はリン(P)イオンを含有する酸化シリコン(Si
2 )膜から成るものである。
【0007】又本発明は上記課題を解決するため、絶縁
基板上にてゲート絶縁膜を介しチャネル領域上方にゲー
ト電極を形成する薄膜トランジスタ装置の製造方法にお
いて、前記チャネル領域を形成する工程と、前記チャネ
ル領域上面に酸化シリコン(SiO2 )膜を成膜する工
程と、前記酸化シリコン(SiO2 )膜にボロン(B)
及びリン(P)の混合イオン、もしくはリン(P)イオ
ンをドーピングする工程とを実施するものである。
【0008】又本発明は上記課題を解決するため、絶縁
基板上にてゲート絶縁膜を介しチャネル領域上方にゲー
ト電極を形成する薄膜トランジスタ装置の製造方法にお
いて、前記チャネル領域を形成する工程と、前記チャネ
ル領域上面にボロン(B)及びリン(P)の混合イオ
ン、もしくはリン(P)イオンを含有する酸化シリコン
(SiO2 )膜を成膜する工程と、前記酸化シリコン
(SiO2 )膜上にゲート電極を形成する工程とを実施
するものである。
【0009】又本発明は上記課題を解決するため、絶縁
基板上にてゲート絶縁膜を介しゲート電極上方にチャネ
ル領域を形成する薄膜トランジスタ装置の製造方法にお
いて、前記ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電
極上面にボロン(B)及びリン(P)の混合イオン、も
しくはリン(P)イオンを含有する酸化シリコン(Si
2 )膜を成膜する工程と、前記酸化シリコン(Si)
膜上にチャネル領域を形成する工程とを実施するもので
ある。
【0010】そして本発明は上記構成により、ゲート絶
縁膜として、ボロン(B)及びリン(P)の混合イオ
ン、もしくはリン(P)イオンを含有する酸化シリコン
(SiO2 )膜を用いる事により、TFTの製造過程で
酸化シリコン(SiO2 )膜に不純物が混入しても、可
動イオンと成らず、TFT特性を劣化させる事無く、信
頼性の高いTFTを得られ、大画面、高密度、高精細の
液晶表示装置の駆動素子への適用を可能とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図3を参照して説明する。図1はp−SiT
FT10の製造工程を示し、図1(a)に示す様にガラ
ス基板11上にチッ化シリコン(SiNx)膜12a、酸化
シリコン(SiO2 )膜12bを順次積層成膜し、20
00オングストローム厚のバリア層12を形成した後、
非晶質シリコン(以下a−Siと略称する。)膜を成膜
し、レーザアニーリングによりa−Si膜を結晶化し、
p−Si膜14とした後、パターニング形成する。
【0012】次いで図1(b)に示す様に、常圧Che
mical−Vapor−Deposition(以下
CVDと略称する。)法により酸化シリコン(Si
2 )膜を成膜し、イオンドーピング装置によりホスフ
ィンガス(PH3 )を用いて、酸化シリコン(Si
2 )膜表面から200オングストロームの地点に投影
飛程(Rp)が来るようにして、加速電圧30keV、
ドーズ量5E+15cm-2にてリン(P)イオンをドーピ
ングし、図2に示すリン(P)濃度分布を有する、酸化
シリコン(SiO2 )膜からなるゲート絶縁膜16を形
成する。
【0013】これによりゲート絶縁膜16のp−Si膜
14側の低イオン濃度部16aは、リン(P)の濃度分
布が1E+17atoms /cc以下とされる一方、ゲート絶
縁膜16のゲート電極17が形成される表面側の高イオ
ン濃度部16bは、リン(P)の濃度分布が1E+18
atoms /cc以上とされている。
【0014】次に、ゲート絶縁膜16上にモリブデンタ
ングステン(MoW)膜を2000オングストローム成
膜し、更にパターニングして図1(c)に示す様にゲー
ト電極17を形成する。この後、図1(d)に示す様に
ゲート電極17をマスクにしてホスフィンガス(PH3
)を用い、パターニングされたp−Si膜14にリン
(P)イオンをドーピングし、チャネル領域18を挟み
p−Si膜14両側に不純物高濃度領域20a、20b
を形成する。更に常圧CVD法により、層間絶縁膜21
を成膜した後、コンタクトホールを形成し、図1(e)
に示す様にアルミニウム(Al)成膜後、エッチングによ
り信号線22、23をパターン形成して、p−SiTF
T10を製造する。
【0015】このようにして成るp−SiTFT10の
ゲート絶縁膜16にあっては、酸化シリコン(Si)に
含有されるリン(P)イオンが酸化シリコン(Si
2 )の網目構造に入り、リン(P)と酸素(O)との
親和力差から、負に帯電した酸素(O)原始がクーロン
相互作用でナトリウム(N a +)イオンをトラップす
る。これにより製造過程においてゲート絶縁膜16に入
ったナトリウム(Na)イオンは、可動イオンの動作をし
なくなり、チャネル領域18への影響が低減される。
【0016】尚、本実施の形態にて製造されたp−Si
TFT10にてその電流−電圧特性を測定したところ、
ノンドープの酸化シリコン(SiO2 )膜をゲート絶縁
膜とする従来のTFTにあっては、図6に示す様に実線
(イ)に示す初期特性に対し、ゲート絶縁膜中の可動イ
オンにより特性が著しく劣化されて点線(ロ)に示す様
に低減されたの比し、本実施の形態におけるp−SiT
FT10にあっては、図3に示す様に(イ)に示す初期
特性に対し、ゲート絶縁膜中に可動イオンを生じない事
から、(ロ)に示す様に特性の劣化改善された。
【0017】この様に構成すれば、p−SiTFT10
の製造過程において、ゲート絶縁膜16にナトリウム
(Na)イオンが混入しても、ゲート絶縁膜16が、リン
(P)イオンをドーピングして成る酸化シリコン(Si
2 )膜から形成される事から、ゲート絶縁膜16中で
ナトリウム(Na+)イオンはトラップされ、可動イオン
の動作をしなく成り、p−SiTFT10の特性の劣化
を防止出来、不純物の混入にかかわらず、良好な特性を
有するp−SiTFT10を得られ、大画面、高密度、
高精細の液晶表示装置の駆動素子への適用を可能とする
ものである。
【0018】尚、リン(P)やボロン(B)を大量に含
有した酸化シリコン(SiO2 )膜は、膜中に準位を形
成するため、絶縁性を劣化させると共に、トラップ電荷
によるしきい値電圧の変化を生じてしまうが、ゲート絶
縁膜16中に低イオン濃度部16aを設ける事により、
絶縁性の劣化を低減する一方、ゲート電極17側を高イ
オン濃度部16bとし、チャネル領域18側を低イオン
濃度部16aとすることにより、ゲート絶縁膜16中の
リン(P)イオンがチャネル領域18に影響し、しきい
値電圧に影響を及ぼすのを低減出来る。
【0019】次に本発明を図4に示す第2の実施の形態
を参照して説明する。尚本実施の形態は、第1の実施の
形態における、ゲート絶縁膜の構造及びその製造方法が
異なるものの、他は第1の実施の形態と同一である事か
ら第1の実施の形態と同一部分4(a)に示す様にガラ
ス基板11上にチッ化シリコン(SiNx)膜12a、酸化
シリコン(SiO2 )膜12bからなる2000オング
ストローム厚のバリア層12を形成し、p−Si膜14
をパターン形成する。
【0020】次いで図4(b)に示す様に、常圧CVD
法によりノンドープト酸化シリコン(SiO2 )膜を5
00オングストローム厚に成膜し、大気に晒す事無く連
続して常圧CVD法により濃度1E+21atoms /ccの
リン(P)ドープト酸化シリコン(SiO2 )膜を10
00オングストローム厚に成膜し、ノンドープト部30
a及びドープト部30bから成るゲート絶縁膜30を形
成する。
【0021】次に、図4(c)に示す様に、ゲート絶縁
膜30上にモリブデンタングステン(MoW)からなる
厚さ2000オングストロームのゲート電極17を形成
し、図4(d)に示す様にゲート電極17をマスクにし
てp−Si膜14にリン(P)イオンをドーピングし、
チャネル領域18を挟み不純物高濃度領域20a、20
bを形成する。更に図4(e)に示す様に常圧CVD法
により、層間絶縁膜21を成膜した後信号線22、23
をパターン形成して、p−SiTFT31を製造する。
【0022】この様に構成すれば、第1の実施の形態と
同様、p−SiTFT31の製造過程において、ゲート
絶縁膜30にナトリウム(Na)イオンが混入しても、ゲ
ート絶縁膜30のドープト部30bにてナトリウム(Na
+)イオンがトラップされ、可動イオンの動作をしなく
成ることから、p−SiTFT31の特性の劣化を防止
出来、不純物の混入にかかわらず、良好な特性を有する
p−SiTFT31を得られ、大画面、高密度、高精細
の液晶表示装置の駆動素子への適用を可能とするもので
ある。
【0023】また、ゲート絶縁膜30中にノンドープト
部30aを設ける事により、ゲート絶縁膜30の絶縁性
の劣化を防止する一方、ゲート電極17側をドープト部
30bとし、チャネル領域18側をノンドープト部30
aとしていることから、ゲート絶縁膜30中のリン
(P)イオンがチャネル領域18における影響が小さ
く、しきい値電圧への影響を低減出来る。
【0024】尚本発明は上記実施の形態に限られるもの
でなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、例えば、酸化シリコン(SiO2 )膜中に含有され
る物質はリン(P)イオンに限定されず、ボロン(B)
等あるいはその混合であっても良いし、酸化シリコン
(SiO2 )中に含有される物質の含有濃度も任意であ
るが、ナトリウム(Na)イオン等の不純物をより確実に
トラップするには含有物質の含有濃度が1E+18atom
s /cc以上である事が好ましい。又ゲート絶縁膜の厚さ
等も任意である。
【0025】更にTFTの構造もトップゲート型に限定
されず、ゲート絶縁膜を介しゲート電極上方にチャネル
領域を設けるものであってもよく、第1及び第2の実施
の形態において、ガラス基板に成膜されるバリア層上に
ゲート電極を形成した後ゲート絶縁膜を成膜し、その上
にチャネル領域を形成する等しても良い。また、酸化シ
リコン(SiO2 )膜にボロン(B)及びリン(P)の
混合イオン、もしくはリン(P)イオンをドーピングす
る際の使用ガスも限定されず、ジボラン(B2H6 )等
を用いる等してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ャネル領域及びゲート電極間のゲート絶縁膜として、ボ
ロン(B)及びリン(P)の混合イオン、もしくはリン
(P)イオンが含有される酸化シリコン(SiO2 )膜
を用いる事により、TFTの製造過程にて不純物が混入
されても不純物は、ゲート絶縁膜内でトラップされ、可
動イオンの動作をしなく成ることから、従来の様に可動
イオンによりTFTの特性が損なわれる事が無く、信頼
性の高いTFTを得られ、大画面、高密度、高精細の液
晶表示装置の駆動素子への適用を図れ、大型、高精細な
アクティブマトリクス型の液晶表示装置の実現が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のp−SiTFTの
製造工程を示す概略説明図であり、(a)はそのガラス
基板上にバリア層、p−Si膜を形成した状態を示す説
明図で有り、(b)は、p−Si膜上にゲート絶縁膜を
形成した状態を示す説明図であり、(c)はゲート電極
を形成した状態を示す説明図で有り、(d)は、チャネ
ル領域両側に不純物高濃度領域を形成する状態を示す説
明図であり、(e)は、ガラス基板上にp−SiTFT
を形成した状態を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のゲート絶縁膜のリ
ン(P)濃度分布を示すグラフである。
【図3】本発明の第1の実施の形態のp−SiTFTの
電流−電圧特性の劣化を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態のp−SiTFTの
製造工程を示す概略説明図であり、(a)はそのガラス
基板上にバリア層、p−Si膜を形成した状態を示す説
明図で有り、(b)は、p−Si膜上にゲート絶縁膜を
形成した状態を示す説明図であり、(c)はゲート電極
を形成した状態を示す説明図で有り、(d)は、チャネ
ル領域両側に不純物高濃度領域を形成する状態を示す説
明図であり、(e)は、ガラス基板上にp−SiTFT
を形成した状態を示す説明図である。
【図5】従来のp−SiTFTを示す説明図で有る。
【図6】従来のTFTの電流−電圧特性の劣化を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
10…p−SiTFT 11…ガラス基板 12…バリア層 14…p−Si膜 16…ゲート絶縁膜 16a…低イオン濃度部 16b…高イオン濃度部 17…ゲート電極 18…チャネル領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に形成され半導体材料からな
    るチャネル領域及びゲート電極の間にゲート絶縁膜を介
    して成る薄膜トランジスタ装置において、前記ゲート絶
    縁膜が、ボロン(B)及びリン(P)の混合イオン、も
    しくはリン(P)イオンを含有する酸化シリコン(Si
    2 )膜から成る事を特徴とする薄膜トランジスタ装
    置。
  2. 【請求項2】 酸化シリコン(SiO2 )膜が含有す
    る、ボロン(B)及びリン(P)の混合イオン、もしく
    はリン(P)イオンの濃度分布の少なくとも一部が1E
    +18atoms /cc以上である事を特徴とする請求項1に
    記載の薄膜トランジスタ装置。
  3. 【請求項3】 酸化シリコン(SiO2 )膜が含有する
    ボロン(B)及びリン(P)の混合イオン、もしくはリ
    ン(P)イオンの濃度分布が酸化シリコン(SiO2
    膜の厚さ方向に異なり、前記濃度分布が、チャネル領域
    側に比し、絶縁基板側の方が濃い事を特徴とする請求項
    1又は請求項2のいずれかに記載の薄膜トランジスタ装
    置。
  4. 【請求項4】 酸化シリコン(SiO2 )膜が含有す
    る、ボロン(B)及びリン(P)の混合イオン、もしく
    はリン(P)イオンの濃度分布がチャネル領域側では1
    E+17atoms /cc以下であり、絶縁基板側では1E+
    18atoms /cc以上である事を特徴とする請求項3に記
    載の薄膜トランジスタ装置。
  5. 【請求項5】 絶縁基板上にてゲート絶縁膜を介しチャ
    ネル領域上方にゲート電極を形成する薄膜トランジスタ
    装置の製造方法において、 前記チャネル領域を形成する工程と、前記チャネル領域
    上面に酸化シリコン(SiO2 )膜を成膜する工程と、
    前記酸化シリコン(SiO2 )膜にボロン(B)及びリ
    ン(P)の混合イオン、もしくはリン(P)イオンをド
    ーピングする工程とを実施する事を特徴とする薄膜トラ
    ンジスタ装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 絶縁基板上にてゲート絶縁膜を介しチャ
    ネル領域上方にゲート電極を形成する薄膜トランジスタ
    装置の製造方法において、 前記チャネル領域を形成する工程と、前記チャネル領域
    上面にボロン(B)及びリン(P)の混合イオン、もし
    くはリン(P)イオンを含有する酸化シリコン(SiO
    2 )膜を成膜する工程と、前記酸化シリコン(Si
    2 )膜上にゲート電極を形成する工程とを実施する事
    を特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 絶縁基板上にてゲート絶縁膜を介しゲー
    ト電極上方にチャネル領域を形成する薄膜トランジスタ
    装置の製造方法において、 前記ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極上面
    にボロン(B)及びリン(P)の混合イオン、もしくは
    リン(P)イオンを含有する酸化シリコン(SiO2
    膜を成膜する工程と、前記酸化シリコン(SiO2 )膜
    上にチャネル領域を形成する工程とを実施する事を特徴
    とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
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